Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7809940B2 - コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7809940B2 - コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム - Google Patents

コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム

Info

Publication number
JP7809940B2
JP7809940B2 JP2021162301A JP2021162301A JP7809940B2 JP 7809940 B2 JP7809940 B2 JP 7809940B2 JP 2021162301 A JP2021162301 A JP 2021162301A JP 2021162301 A JP2021162301 A JP 2021162301A JP 7809940 B2 JP7809940 B2 JP 7809940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
coil component
materials
wall portion
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021162301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023051533A (ja
Inventor
将人 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2021162301A priority Critical patent/JP7809940B2/ja
Publication of JP2023051533A publication Critical patent/JP2023051533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7809940B2 publication Critical patent/JP7809940B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Description

本開示は、コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システムに関する。
近年、非接触で電力を伝送するワイヤレス電力伝送システムが普及しつつある。今後、大電力を伝送可能なワイヤレス電力伝送システムの需要が特に高まると予想される。
大電力をワイヤレスで伝送する場合、コイルを含む共振回路に高周波の大電流が流される。この際、コイルの発熱量が大きくなる。コイルの発熱量は、例えば表皮効果により増加する。
表皮効果は、交流抵抗を増大させ、発熱により電力を消費するため、伝送効率を低下させる原因にもなる。
コイルとしてリッツ線を用いた場合、表皮効果が抑制される。ただし、リッツ線は、多数のエナメル線を撚り合わせて形成されるため、製造コストが高く且つ製造に手間がかかる。一方で、渦巻形状且つ板状の平面コイルを採用する技術も知られている(特許文献1参照)。このような平面コイルによれば、コイルのサイズによらず製造効率の向上が図れる。そのため、平面コイルは、コイルのサイズが大きくなり得る大電力のシステムに適している。なお、リッツ線を渦巻形状に巻き回すことでも平面コイルは作成され得るが、製造効率の向上は見込めない。
電気自動車用のワイヤレス電力伝送システムでは、送電装置が駐車場などの路面に設置され、受電装置が電気自動車に設置される。例えば電気自動車の用途で平面コイルを用いた場合には、送電装置及び受電装置のいずれにおいても特に高さ寸法を抑制できる。そのため、平面コイルは、スペースの制約が厳しく課される例えば車両分野において有益に機能する。
特開2021-27112号公報
上述のように平面コイルを送電装置及び受電装置で用いる場合、平面コイルは各装置の内部に組み込まれる。送電装置が路面に設置される場合には、車両が送電装置に乗り上がることが想定される。そのため、平面コイルを保護する上壁部を、上壁部から下方に延びる側壁部や内部に配置する支柱により支持することが望ましい。
上述のような側壁部や支柱の材料は、金属でもよい。この場合、所望の強度を確保しやすくなる。しかしながら、金属製の側壁部や支柱は導電性を有するため、例えば渦導電流の発生により、コイルの伝送特性に不所望な影響を及ぼす虞がある。また、車両に設置される受電装置側では、その周囲に多くの金属製の周辺部品が位置する。これら金属製の周辺部品も、コイルの伝送特性に不所望な影響を及ぼす虞がある。
本開示は上記事情を考慮してなされたものであり、その課題は、コイルの周囲の部材の影響でコイルの性能が低下することを抑制できるコイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システムを提供することである。
一実施の形態に係るコイル部品は、コイルと、前記コイルの外周に位置する側壁部を有するケースと、を備え、前記側壁部が、二種の材料を含み、前記二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が磁性又は絶縁性を有する。
前記一方の材料は、金属であり、前記他方の材料は、磁性を有し、前記他方の材料は、前記一方の材料よりも高い透磁率を有し且つ前記一方の材料よりも高い電気抵抗値を有してもよい。
前記他方の材料は、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上を含んでもよい。
前記他方の材料は、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上からなる粒体と、前記粒体を含有する樹脂とを含んでもよい。
また、前記一方の材料は、金属であり、前記他方の材料は、樹脂でもよい。
前記他方の材料は、前記コイルの軸方向における一方側の前記側壁部の端部を含む部分を形成し、前記一方の材料は、前記側壁部における前記端部を含む部分とは異なる部分を形成してもよい。
また、一実施の形態に係るコイル部品は、コイルと、前記コイルの外周に位置する側壁部を有するケースと、を備え、前記側壁部が、二種の材料を含み、前記二種の材料のうちの一方の材料が樹脂であり、他方の材料が磁性を有する。
前記他方の材料は、前記コイル側を向く前記側壁部の内周面を形成してもよい。
また、一実施の形態に係るコイル部品は、前記コイルの軸方向に延びる支柱をさらに備え、前記支柱は、二種の材料を含み、前記二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が磁性又は絶縁性を有してもよい。
前記第2支柱材料は、前記コイルの軸方向における一方側の前記支柱の端部を含む部分を形成し、前記第1支柱材料は、前記支柱における前記端部を含む部分とは異なる部分を形成してもよい。
前記第2支柱材料は、前記支柱の外周面を形成し、前記支柱における前記第1支柱材料が形成する部分は、少なくとも部分的に前記第2支柱材料により覆われてもよい。
また、一実施の形態に係るコイル部品は、前記コイルの軸方向で見た際に、前記コイルと重なるように配置される磁気シールド部材をさらに備えてもよい。
前記磁気シールド部材は、フェライトを含んでもよい。
また、一実施の形態に係る送電装置は、前記のコイル部品を備える。
また、一実施の形態に係る受電装置は、前記のコイル部品を備える。
また、一実施の形態に係る電力伝送システムは、送電装置と、受電装置とを備え、前記送電装置及び前記受電装置のうちの少なくともいずれかが、前記のコイル部品を備える。
本開示によれば、コイルの周囲の部材の影響でコイルの性能が低下することを抑制できる。
実施の形態に係るコイル部品が適用され得るワイヤレス電力伝送システムを概略的に示す図である。 第1の実施の形態に係るコイル部品の斜視図である。 図2のIII-III線に沿うコイル部品の断面図である。 第1の実施の形態に係るコイル部品が備える支柱周辺の斜視図である。 第2の実施の形態に係るコイル部品の斜視図であり、コイル部品が備える支柱周辺の斜視図である。 第2の実施の形態に係るコイル部品の断面図である。 第3の実施の形態に係るコイル部品の断面図である。 第4の実施の形態に係るコイル部品の斜視図である。 第4の実施の形態に係るコイル部品が備える中央支柱の斜視図である。 図8のX-X線に沿うコイル部品の断面図である。 第5の実施の形態に係るコイル部品の斜視図である。 第6の実施の形態に係るコイル部品の斜視図である。 第7の実施の形態に係るコイル部品の斜視図であり、コイル部品の一部が切断されて示された斜視図である。 第7の実施の形態に係るコイル部品の断面図である。 第7の実施の形態に係るコイル部品が備えるコイル及びケースの斜視図である。 図15に示したコイル及びケースの分解図である。 第7の実施の形態に係るコイル部品の性能評価(インダクタンス)に関するシミュレーション結果を示すグラフを示す図である。 第7の実施の形態に係るコイル部品の性能評価(ケース損失)に関するシミュレーション結果を示すグラフを示す図である。 第7の実施の形態に係るコイル部品の性能評価(コイル損失)に関するシミュレーション結果を示すグラフを示す図である。 第8の実施の形態に係るコイル部品の平面図である。 第8の実施の形態に係るコイル部品の斜視図である。 第8の実施の形態に係るコイル部品の側面図である。
以下、図面を参照しながら各実施の形態について説明する。
なお、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」などの用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば「シート」は、フィルムや板とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。
また、本明細書において「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状の部材を全体的且つ大局的に見た場合において対象となるシート状の部材の平面方向(面方向)と一致する面のことを指す。
<ワイヤレス電力伝送システム>
図1は、後述する実施の形態に係るコイル部品が適用され得るワイヤレス電力伝送システムSを概略的に示す。まず、ワイヤレス電力伝送システムS(以下、電力伝送システムSと略す。)について図1を参照しつつ説明する。
電力伝送システムSは、送電装置1と、受電装置2とを備える。送電装置1は、コイル部品10と、高周波電流供給部1Aとを含む。送電装置1におけるコイル部品10は、送電コイルとして機能する。高周波電流供給部1Aは、送電コイルとしてのコイル部品10に高周波電流を供給する。
受電装置2は、コイル部品10と、変換部2Aとを含む。受電装置2におけるコイル部品10は、受電コイルとして機能する。変換部2Aは、コイル部品10で生じる高周波電流を整形する。変換部2Aは、高周波電流を直流電流に変換する整流回路などを有する。
送電装置1から受電装置2にワイヤレス(非接触)で電力を伝送する際には、送電装置1が、高周波電流供給部1Aから送電コイルとしてのコイル部品10に所定の周波数の高周波電流を供給する。この際、コイル部品10には、電磁誘導により磁界が生じる。そして、この磁界の影響で、受電装置2では、受電コイルとしてのコイル部品10に高周波電流が生じる。変換部2Aは、この高周波電流を直流電流に変換し、変換した直流電流を例えば図示しないバッテリに供給する。
図1に示す電力伝送システムSは、電力伝送方式として、磁界共鳴方式を採用している。ただし、電力伝送システムSは、電磁誘導方式の電力伝送システムとして構成されてもよい。また、電力伝送システムSは、電気自動車にワイヤレスで電力を伝送するシステムとして構成される。この場合、送電装置1は、道路、駐車場などに設置される。受電装置2は、電気自動車に設置される。
ただし、電力伝送システムSの用途は、電気自動車への電力伝送に限られるものではない。例えば、電力伝送システムSは、ドローンなどの飛行体、ロボットへの電力伝送に用いられてもよい。また、電力伝送システムSは、海中における潜水艇や、探査ロボットへの電力伝送に用いられてもよい。なお、実施の形態に係るコイル部品の用途は、ワイヤレス電力伝送システムに限られない。例えば、実施の形態に係るコイル部品は、トランス、DC-DCコンバータ、アンテナなどに用いられてもよい。
電力伝送システムSはそれぞれ、コイル部品10として、後述する各実施の形態に係るコイル部品のいずれかを備える。なお、送電装置1及び受電装置2のそれぞれにおいて、同じ実施の形態のコイル部品が用いられてもよい。また、送電装置1及び受電装置2のそれぞれにおいて、互いに異なる実施の形態のコイル部品が用いられてもよい。また、送電装置1及び受電装置2のうちの一方において実施の形態のコイル部品が用いられ、他方ではその他の形式のコイル部品が用いられてよい。以下、各実施の形態に係るコイル部品について説明する。
<第1の実施の形態>
図2は、第1の実施の形態に係るコイル部品10Aの斜視図である。図3は、図2のIII-III線に沿うコイル部品10Aの断面図である。図4は、コイル部品10Aが備える支柱24周辺の斜視図である。なお、図3は、詳しくは、III-III線から延びる矢印の方向にコイル部品10Aを切断した場合の断面図である。
図2乃至図4に示すように、コイル部品10Aは、コイル11と、ケース20と、磁気シールド部材40と、第1接続端子51と、第2接続端子52と、を有する。ケース20は、底壁部22と、底壁部22から立ち上がる側壁部23と、を有する。磁気シールド部材40及びコイル11は、底壁部22上にこの順に配置されている。また、磁気シールド部材40及びコイル11は、側壁部23によって囲まれている。
コイル11は渦巻形状であり、導電材料から形成される。本実施の形態では、コイル11が銅から形成されるが、コイル11は導電材料であればよく、アルミニウムなどから形成されてもよい。また、コイル11は板状である。図3に示すように、コイル11の渦巻形状の巻回方向に直交する方向での断面形状は、矩形状である。
図2及び図3に示す符号Cは、コイル11の渦巻形状の中心を通るコイル11の中心軸線を示している。以下、コイル11の軸方向と言う場合、その方向は、中心軸線C上を延びる方向又は中心軸線Cに平行な方向を意味する。また、中心軸線Cに直交する方向を径方向と言う。図2に示すように、コイル11は、渦巻形状を構成する径方向に並ぶ複数の巻回部分(周回部分)が矩形状をなすように巻き回される。ただし、コイル11は、各巻回部分(周回部分)が円形をなすように巻き回されてもよい。渦巻形状とは、螺旋状に巻いた平面曲線の形を意味する。ここで言う平面曲線には、図示のような折れ線状に曲がって連なる平面パターンも含む。また、言い換えると、渦巻形状は、コイル11の中心軸線Cの周りを、次第に外側に位置するように周回する形状である。
本実施の形態では、コイル11が銅板から渦巻形状に打ち抜かれて形成される。コイル11の厚さは、例えば0.2mm以上1.0mm以下でもよい。また、コイル11の半径(中心軸線Cから径方向で最も離れた部分までの距離)は200mm以上でもよい。磁界共鳴方式で電気自動車に電力を伝送する場合、10KHzから200KHz、特に79KHzから90KHzの高周波電流の周波数域で、1Kw以上、望ましくは5Kw以上の電力を伝送可能とすることが望ましい。この場合、銅で形成されるコイル11の厚さは、0.4mm以上であることが好ましい。なお、コイル11の厚さが大き過ぎると重量が増加し、車載に望ましくない。そのため、コイル11の厚さは、例えば1.0mm以下でもよい。
一方で、コイル11は、銅箔を渦巻形状にエッチングすることでも形成され得る。この場合、コイル11を複雑な渦巻形状パターンで形成可能となる。ただし、大電力の伝送を実施可能なコイル11の厚さの確保に手間がかかる。そのため、製造効率の観点で打ち抜きが望ましい。
ケース20は、コイル11の軸方向に離れた状態でコイル11及び磁気シールド部材40を底壁部22上に支持している。すなわち、コイル11及び磁気シールド部材40は、コイル11の軸方向でコイル11と離れている。コイル11及び磁気シールド部材40は、底壁部22と磁気シールド部材40との間に設けられる複数のコイル支柱を介して底壁部22に支持されてもよい。また、コイル11及び磁気シールド部材40は、底壁部22と磁気シールド部材40との間に設けられる板材を介して底壁部22に支持されてもよい。
側壁部23は、コイル11の外周に位置し、本例ではコイル11の全周を囲んでいる。側壁部23は、底壁部22側とは反対側の端部が開放している。すなわち、ケース20は、一端が開放した形状である。また、底壁部22及び側壁部23は平面視で矩形であるが、円形などの他の形状でもよい。
本実施の形態におけるケース20は、底壁部22の四隅に支柱24をさらに備え、各支柱24は、コイル11の軸方向に延びる。支柱24は、コイル11の軸方向で底壁部22側から側壁部23を越えるように延びている。図3に示すように、支柱24の底壁部22側とは反対側の端部は、二点鎖線で示す被覆壁部25に接し、これにより、支柱24は被覆壁部25を支持する。支柱24は円柱形状であるが、その形状は特に限られるものではない。
コイル部品10Aは、例えば路面に設置される送電装置に組み込まれてもよい。この場合、被覆壁部25は、コイル11を上方から覆って保護する。路面に設置される送電装置では、車両が送電装置に乗り上がることが想定される。この場合、被覆壁部25が受ける車両の荷重が支柱24に伝わる。なお、支柱24よりも中心軸線C側にコイル11を軸方向に通過する支柱をさらに設けてもよく、このような支柱で追加的に被覆壁部25が支持されてもよい。
被覆壁部25は、高い剛性及び強度を有することが望ましく、非導電性であることが望ましい。このような点を考慮し、被覆壁部25の材料は、繊維強化プラスチックでもよい。ただし、被覆壁部25の材料は特に限られるものではない。
底壁部22は、金属材料で形成され、導電性を有する。具体的には、本実施の形態における底壁部22はアルミニウムで形成されている。上述したように、コイル部品10Aは、路面に設置される送電装置に組み込まれることが想定される。この場合、底壁部22は、高い剛性及び強度を有することが望ましい。そのため、底壁部22の材料として金属が用いられている。底壁部22の材料は特に限られるものではなく、アルミニウム合金、ステンレス鋼などでもよい。
側壁部23は、二種の材料を含み、本実施の形態では、二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が磁性を有する。詳しくは、側壁部23は、金属と、この金属よりも高い透磁率を有し且つ高い電気抵抗値を有する材料と、を含む。具体的には、本実施の形態における側壁部23は、アルミニウムと、フェライトとを含んでいる。
図3及び図4に示すように、側壁部23は、コイル11の軸方向における一方側(図3における上側)の端部を含む先端側部分23Aと、先端側部分23Aと底壁部22との間に位置する残りの部分である基端側部分23Bと、を有している。そして、先端側部分23Aが、フェライトで形成され、基端側部分23Bが、アルミニウムで形成されている。
本実施の形態では先端側部分23Aがフェライトで形成されるが、これに限られものではなく、ケイ素鋼、電磁軟鉄、又はアモルファス金属で形成されてもよい。また、先端側部分23Aは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちの二種以上を含む材料で形成されてもよい。また、先端側部分23Aは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上からなる複数の粒体と、複数の粒体を含有する樹脂とを含む材料で形成されてもよい。
一方で、基端側部分23Bは、アルミニウム合金、ステンレス鋼などでもよい。基端側部分23Bは、底壁部22と一体に形成されてもよい。また、基端側部分23Bと底壁部22とが別々に形成された後、基端側部分23Bが底壁部22に接合されてもよい。
また、支柱24も、側壁部23と同様に、二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が磁性を有する。詳しくは、支柱24も、金属と、この金属よりも高い透磁率を有し且つ高い電気抵抗値を有する材料と、を含む。具体的には、支柱24も、アルミニウムと、フェライトとを含む。
そして、図3及び図4に示すように、支柱24は、コイル11の軸方向における一方側(図3における上側)の端部を含む先端側柱部分24Aと、先端側柱部分24Aと底壁部22との間に位置する残りの部分である基端側柱部分24Bと、を有する。そして、先端側柱部分24Aが、フェライトで形成され、基端側柱部分24Bが、アルミニウムで形成されている。
側壁部23の場合と同様に、先端側柱部分24Aはフェライトで形成されるが、これに限られものではなく、ケイ素鋼、電磁軟鉄、又はアモルファス金属で形成されてもよい。また、先端側柱部分24Aは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちの二種以上を含む材料で形成されてもよい。また、先端側柱部分24Aは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上からなる複数の粒体と、複数の粒体を含有する樹脂とを含む材料で形成されてもよい。
一方で、基端側柱部分24Bは、アルミニウム合金、ステンレス鋼などでもよい。基端側柱部分24Bは、底壁部22と一体に形成されてもよい。また、基端側柱部分24Bと底壁部22とが別々に形成された後、基端側柱部分24Bが底壁部22に接合されてもよい。
磁気シールド部材40は、磁力線の透過及び/又は漏れ磁界の抑制のために設けられている。磁気シールド部材40はシート状であり、平面視でコイル11を包含する大きさに形成されている。磁気シールド部材40は、コイル11の軸方向で見た際に、コイル11と重なるように配置され、本実施の形態ではコイル11の全体と軸方向で接している。本実施の形態における磁気シールド部材40は磁性体を含む。コイル部品10Aで生じる磁界は、コイル11の中心軸線Cに対して全方向に広がるように生じる。この際、磁気シールド部材40は磁性を有することで、広がろうとする磁束線を中心軸線C側に配向できる。また、コイル部品10Aは車両に設置され得るが、この際、コイル部品10Aで生じる磁界が他の車両部品側に流れると、車両部品に悪影響が生じる場合がある。そのため、磁気シールド部材40は、磁力線の透過を抑制するために設けられている。これにより、磁気シールド部材40は電流の発生に寄与しない漏れ磁界を抑制できる。
図2及び図3に示すように、磁気シールド部材40は矩形のシート状であるが、磁気シールド部材40の四隅は面取りされている。この面取りされた箇所を介して、支柱24が磁気シールド部材40をコイル11側に越えるように延びている。また、本実施の形態では側壁部23の先端側部分23Aが、コイル11の径方向で見たとき、コイル11及び磁気シールド部材40とコイル11の径方向で重なるように位置する。同様に、支柱24の先端側柱部分24Aも、コイル11の径方向で見たとき、コイル11及び磁気シールド部材40とコイル11の径方向で重なるように位置する。
磁気シールド部材40は好ましくは軟磁性体を含む。より具体的には、磁気シールド部材40はフェライトを含む、好ましくはソフトフェライトを含む。なお、磁気シールド部材40は、渦電流を積極的に発生させることで磁力線の透過を抑制する部材で構成されもよい。この場合、磁気シールド部材40は非磁性且つ導電性の材料から形成され、例えば銅やアルミニウムなどから形成されてもよい。ただし、渦電流を積極的に発生させる場合には発熱の問題が生じる。そのため、少なくともコイル部品10Aが車両に設置される場合にはフェライトの使用が望ましい。
図2に示すように、第1接続端子51はコイル11の内周側端部11Aに接続されている。第2接続端子52はコイル11の外周側端部11Bに接続されている。第1接続端子51及び第2接続端子52は、例えば高周波電流供給部1A又は変換部2Aとの接続の際に用いられ得る。第1接続端子51と内周側端部11Aとの接続及び第2接続端子52と外周側端部11Bとの接続は、超音波接合で行われる。ただし、その接続手法は限られず、例えば導電性接着剤による接続が採用されてもよい。
(コイル部品の用途)
本実施の形態に係るコイル部品10Aは、例えば上述したワイヤレス電力伝送システムSの送電装置1における送電コイルとして用いることができ、受電装置2における受電コイルとして用いることができる。
送電コイルとしてコイル部品10Aを用いる場合、第1接続端子51及び第2接続端子52が図1で示したような高周波電流供給部1A又は交流電源に接続される。高周波電流がコイル部品10に供給されると、電流を、第1接続端子51からコイル11に流した後、第2接続端子52から高周波電流供給部1A又は交流電源に流すことができる。また、電流を、第2接続端子52からコイル11に流した後、第1接続端子51から高周波電流供給部1A又は交流電源に流すことができる。これにより、コイル11の中心軸線に沿う磁力線を含む磁界を発生させることができる。
一方で、受電コイルとしてコイル部品10Aを用いる場合、コイル11の中心軸線に沿う磁力線を含む磁界を受けることで、コイル11に高周波電流を発生させることができる。そして、この高周波電流を、第1接続端子51又は第2接続端子52から外部の装置に供給できる。
また、コイル部品10Aは、トランス、アンテナなどでも用いることができる。例えばトランスにおける一次側コイルとしてコイル部品10Aが機能する場合には、第1接続端子51及び第2接続端子52が交流電源に接続される。そして、高周波電流を供給されることで、コイル11の中央側から鉄心に磁束を供給できる。
以上のような各種の用途でコイル部品10Aに高周波電流を供給して、コイル部品10Aで磁界を発生させる場合、磁界は周期的に向きを変化させる。このような磁界は、金属に交差しようとする際に渦電流を発生させ得る。このような渦電流が発生し得る箇所としては、例えば、ケース20の金属部分や、コイル部品10Aの周辺に位置する他の金属部材などが挙げられる。
そこで、本実施の形態では、側壁部23が二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が磁性を有する。詳しくは、側壁部23は、金属と、この金属よりも高い透磁率を有し且つ高い電気抵抗値を有する材料と、を含む。具体的には、本実施の形態における側壁部23は、アルミニウムと、フェライトとを含んでいる。この場合、側壁部23における高い透磁率を有し且つ高い電気抵抗値を有する材料、具体的にはフェライトで形成される部分では、渦電流の発生が抑制される。したがって、側壁部23の全てがアルミニウムなどの導電性を有し比較的電気抵抗値が低い材料で形成される場合に比べて、インダクタンスが向上し得るとともに、損失が低減され得る。
また、支柱24も、側壁部23と同様に二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が磁性を有する。詳しくは、支柱24も、金属と、この金属よりも高い透磁率を有し且つ高い電気抵抗値を有する材料と、を含む。具体的には、支柱24も、アルミニウムと、フェライトとを含んでいる。この場合も、支柱24の全てがアルミニウムなどの導電性を有し比較的電気抵抗値が低い材料で形成される場合に比べて、インダクタンスが向上し得るとともに、損失が低減され得る。
したがって、本実施の形態に係るコイル部品10Aによれば、コイル11の周囲の部材の影響でコイル11の性能が低下することを抑制できる。具体的には、コイル11の周囲の側壁部23や、支柱24や、周囲の他の金属部材の影響でインダクタンスが大きく低下し、損失が大きく増加する状況を抑制できるため、コイル11の周囲の部材の影響でコイル11の性能が低下することを抑制できる。
また、本実施の形態では、側壁部23の先端側部分23Aがフェライトで形成され、基端側部分23Bがアルミニウムで形成されている。また、支柱24の先端側柱部分24Aがフェライトで形成され、基端側柱部分24Bがアルミニウムで形成されている。この場合、二種の材料を含む側壁部23及び支柱24を容易に作製できる。
また、本実施の形態では側壁部23の先端側部分23Aが、コイル11の径方向で見たときに、コイル11及び磁気シールド部材40と径方向で重なるように位置する。同様に、支柱24の先端側柱部分24Aも、コイル11の径方向で見たときに、コイル11及び磁気シールド部材40と径方向で重なるように位置する。この場合、導電性を有する側壁部23の基端側部分23B及び支柱24の基端側柱部分24Bと、コイル11との距離が離れる。また、磁界の経路が狭まることで漏れ磁束が抑制される。これにより、コイル11の性能が低下することを効果的に抑制できる。
なお、本実施の形態では、側壁部23及び支柱24がそれぞれ、二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が磁性を有する。この態様に代えて、側壁部23及び支柱24のうちの一方のみが、二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が磁性を有し、側壁部23及び支柱24のうちの他方は、例えば導電性の金属材料のみで形成されてもよい。
また、本実施の形態では、側壁部23の先端側部分23Aがフェライトで形成され、基端側部分23Bがアルミニウムで形成されている。また、支柱24の先端側柱部分24Aがフェライトで形成され、基端側柱部分24Bがアルミニウムで形成されている。
このような態様に代えて、側壁部23の先端側部分23Aが樹脂などの絶縁性材料で形成され、基端側部分23Bがアルミニウムなどの導電性を有する金属で形成されてもよい。また、支柱24の先端側柱部分24Aが樹脂などの絶縁性材料で形成され、基端側柱部分24Bがアルミニウムなどの導電性を有する金属で形成されてもよい。
このような構成においても、側壁部23の先端側部分23A及び支柱24の先端側柱部分24Aでは、渦電流が生じない。これにより、側壁部23及び支柱24の全てがアルミニウムなどの導電性を有し比較的電気抵抗値が低い材料で形成される場合に比べて、損失が低減され得る。したがって、コイル11の性能が低下することを抑制できる。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係るコイル部品10Bについて説明する。図5は、コイル部品10Bの斜視図であり、コイル部品10Bが備える支柱24周辺の斜視図である。図6は、図2のIII-III線に対応するコイル部品10Bの断面図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。
図5及び図6に示すように、本実施の形態における支柱24は、芯部24Cと、外周被覆部24Dとを有する。芯部24Cは、底壁部22から立ち上がる。外周被覆部24Dは、芯部24Cの外周面を被覆し、支柱24の外周面を形成している。支柱24は、第1の実施の形態と同様に、二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が磁性を有する。
そして、磁性を有する第2支柱材料が外周被覆部24Dを形成し、支柱24の外周面を形成している。一方で、導電性を有する第1支柱材料が芯部24Cを形成している。そして、芯部24Cは、外周面の全体を外周被覆部24Dにより覆われている。
本実施の形態では、外周被覆部24Dがフェライトで形成され、芯部24Cがアルミニウムで形成されている。ただし、このような材料は特に限られない。外周被覆部24Dは、ケイ素鋼、電磁軟鉄、又はアモルファス金属で形成されてもよい。また、外周被覆部24Dは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちの二種以上を含む材料で形成されてもよい。また、外周被覆部24Dは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上からなる複数の粒体と、複数の粒体を含有する樹脂とを含む材料で形成されてもよい。
本実施の形態においても、支柱24の全てがアルミニウムなどの導電性を有し比較的電気抵抗値が低い材料で形成される場合に比べて、コイル11のインダクタンスが向上し得るとともに、損失が低減され得る。したがって、コイル11の周囲の部材の影響でコイル11の性能が低下することを抑制できる。また、芯部24Cが被覆壁部25に接し、被覆壁部25から受けた荷重を底壁部22に伝えるため、耐久性に関して有利になる。
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態に係るコイル部品10Cついて説明する。図7は、図2のIII-III線に対応するコイル部品10Cの断面図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1及び第2の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。
本実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、支柱24が芯部24Cと外周被覆部24Dとを有する。ただし、芯部24Cの外周面のうちの先端側の部分のみが外周被覆部24Dにより覆われている。芯部24Cは、基端と先端との中間位置から先端にわたり細くなっている。この芯部24Cの細くなった部分に外周被覆部24Dが設けられている。外周被覆部24Dは、コイル11の径方向で見たとき、コイル11及び磁気シールド部材40とコイル11の径方向で重なるように位置する。
本実施の形態においても、支柱24の全てがアルミニウムなどの導電性を有し比較的電気抵抗値が低い材料で形成される場合に比べて、コイル11のインダクタンスが向上し得るとともに、損失が低減され得る。したがって、コイル11の周囲の部材の影響でコイル11の性能が低下することを抑制できる。また、芯部24Cの断面積を大きく確保できるため、耐久性に関して一層有利になる。
<第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態に係るコイル部品10Dについて説明する。図8は、コイル部品10Dの斜視図である。図9は、コイル部品10Dが備える中央支柱26の斜視図である。図10は、図8のX-X線に沿うコイル部品10Dの断面図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1乃至第3の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。なお、図10は、詳しくは、図8のX-X線を含む位置で厚さ方向にコイル部品10Dを切断した場合の断面図であり、X-X線から延びる矢印の方向に断面を見た場合の断面図である。
本実施の形態におけるケース20は、底壁部22の中央に中央支柱26を備えている。中央支柱26は、コイル11の中央を通過する状態でコイル11の軸方向に延びている。図10に示すように、中央支柱26の底壁部22側とは反対側の端部は、二点鎖線で示す被覆壁部25に接し、これにより、中央支柱26は被覆壁部25を支持する。中央支柱26は横断面が、角が丸みを帯びた矩形状であるが、その形状は特に限られるものではない。また、磁気シールド部材40には、中央支柱26が通過する孔が設けられている。
中央支柱26は、芯部26Cと、外周被覆部26Dとを有する。芯部26Cは、底壁部22から立ち上がる。外周被覆部26Dは、芯部26Cの外周面を被覆し、中央支柱26の外周面を形成している。そして、中央支柱26は、二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方である第1中央支柱材料は導電性を有し、他方である第2中央支柱材料は磁性を有する。そして、磁性を有する第2中央支柱材料が外周被覆部26Dを形成し、中央支柱26の外周面を形成している。一方で、導電性を有する第1中央支柱材料は芯部26Cを形成している。そして、芯部26Cは、外周面の全体を外周被覆部26Dにより覆われている。
本実施の形態では、外周被覆部26Dがフェライトで形成され、芯部26Cがアルミニウムで形成されている。ただし、このような材料は特に限られない。外周被覆部26Dは、ケイ素鋼、電磁軟鉄、又はアモルファス金属で形成されてもよい。また、外周被覆部26Dは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちの二種以上を含む材料で形成されてもよい。また、外周被覆部26Dは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上からなる複数の粒体と、複数の粒体を含有する樹脂とを含む材料で形成されてもよい。
芯部26Cは、底壁部22と一体に形成されてもよい。また、芯部26C及び底壁部22は別々に形成された後、互いに接合されてもよい。
本実施の形態においても、中央支柱26の全てがアルミニウムなどの導電性を有し比較的電気抵抗値が低い材料で形成される場合に比べて、中央支柱26における渦電流の発生を抑制できる。そのため、コイル11のインダクタンスが向上し得るとともに、損失が低減され得る。したがって、コイル11の周囲の部材の影響でコイル11の性能が低下することを抑制できる。
<第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態に係るコイル部品10Eについて説明する。図11は、コイル部品10Eの斜視図であり、詳しくは、コイル部品10Eが備える中央支柱26の斜視図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1乃至第4の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。
図11に示すように、本実施の形態における中央支柱26は、第4の実施の形態と同様に、芯部26Cと外周被覆部26Dとを有する。ただし、芯部26Cの外周面のうちの先端側の部分のみが外周被覆部26Dにより覆われている。芯部26Cは、基端と先端との中間位置から先端にわたり細くなっている。この芯部26Cの細くなった部分に外周被覆部26Dが設けられている。
本実施の形態においても、中央支柱26の全てがアルミニウムなどの導電性を有し比較的電気抵抗値が低い材料で形成される場合に比べて、コイル11のインダクタンスが向上し得るとともに、損失が低減され得る。したがって、コイル11の周囲の部材の影響でコイル11の性能が低下することを抑制できる。また、芯部26Cの断面積を大きく確保できるため、耐久性に関して一層有利になる。
<第6の実施の形態>
次に、第6の実施の形態に係るコイル部品10Fについて説明する。図12は、コイル部品10Fの斜視図であり、詳しくは、コイル部品10Fが備える中央支柱26の斜視図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1乃至第5の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。
図12に示すように、本実施の形態における中央支柱26は、コイル11の軸方向における一方側の端部を含む先端側柱部分26Aと、先端側柱部分26Aと底壁部22との間に位置する残りの部分である基端側柱部分26Bと、を有する。そして、先端側柱部分26Aが、フェライトで形成され、基端側柱部分26Bが、アルミニウムで形成されている。
先端側柱部分26Aはフェライトで形成されるが、これに限られものではなく、樹脂、ケイ素鋼、電磁軟鉄、又はアモルファス金属で形成されてもよい。また、先端側柱部分26Aは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちの二種以上を含む材料で形成されてもよい。また、先端側柱部分26Aは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上からなる複数の粒体と、複数の粒体を含有する樹脂とを含む材料で形成されてもよい。
なお、先端側柱部分26Aが樹脂のみで形成される場合には、繊維強化プラスチックで形成することが望ましい。
本実施の形態においても、中央支柱26の全てがアルミニウムなどの導電性を有し比較的電気抵抗値が低い材料で形成される場合に比べて、中央支柱26における渦電流の発生を抑制できる。そのため、コイル11のインダクタンスが向上し得るとともに、損失が低減され得る。したがって、コイル11の周囲の部材の影響でコイル11の性能が低下することを抑制できる。
<第7の実施の形態>
次に、第7の実施の形態に係るコイル部品10Gについて説明する。図13は、コイル部品10Gの斜視図であり、コイル部品10Gの一部が切断されて示された斜視図である。図14は、コイル部品10Gの断面図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1乃至第6の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。
上述した第1乃至第6の実施の形態に係るコイル部品は、ワイヤレス電力伝送システムSで用いられる場合に、送電装置1に適した構造を有している。一方で、以下に説明する第7の実施の形態に係るコイル部品10Gは、受電装置2に適した構造を有している。ただし、第1乃至第6の実施の形態に係るコイル部品は受電装置2側で用いられてもよいし、本実施の形態に係るコイル部品10Gは送電装置1側で用いられてもよい。
図13に示すように、コイル部品10Gは、コイル11と、ケース120と、第1放熱部材31と、第2放熱部材32と、磁気シールド部材40と、被覆壁部125と、を有する。ケース120は、上述の各実施の形態と同様に、底壁部122と、底壁部122から立ち上がる側壁部123と、を有する。一方で、底壁部122上に配置される部材の態様は、上述の各実施の形態と異なる。すなわち、コイル11、第1放熱部材31、磁気シールド部材40、第2放熱部材32及び被覆壁部125が、底壁部22上にこの順に配置されている。なお、図2に示した第1接続端子51及び第2接続端子52に対応する部材の図示は、省略している。
図14に示すように、本実施の形態ではコイル11が底壁部122に接している。コイル11は底壁部122の平坦な表面に配置されているが、底壁部122に埋め込まれてもよい。側壁部123は、底壁部122上に配置されたコイル11の外周に位置している。
側壁部123は、外周部分123Aと、外周部分123Aの径方向内側に位置する内周部分123Bとを有し、内周部分123Bが側壁部123の内周面を形成する。本実施の形態では、外周部分123Aと底壁部122とが一体に形成されており、同一の材料で形成されている。一方で、内周部分123Bは、外周部分123A及び底壁部122と別体であり、外周部分123A及び底壁部122とは異なる材料で形成されている。すなわち、側壁部123は、二種の材料を含み、このうちの一方の材料が外周部分123Aを形成し、他方の材料が内周部分123Bを形成している。
詳しくは、外周部分123Aを形成する材料は樹脂であり、内周部分123Bを形成する材料は磁性を有する材料である。具体的に本実施の形態では、外周部分123Aを形成する樹脂が繊維強化プラスチックであるが、絶縁性を有するものであれば、特に限られるものではない。
一方で、内周部分123Bを形成する磁性を有する材料はフェライトである。すなわち、側壁部123の内周面は、フェライトで形成される。ただし、内周部分123Bを形成する磁性を有する材料はフェライトに限られず、ケイ素鋼、電磁軟鉄、又はアモルファス金属で形成されてもよい。また、内周部分123Bは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちの二種以上を含む材料で形成されてもよい。また、内周部分123Bは、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上からなる複数の粒体と、複数の粒体を含有する樹脂とを含む材料で形成されてもよい。また、側壁部123の全体が、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上からなる複数の粒体と、複数の粒体を含有する樹脂とを含む材料で形成されてもよい。
図15はコイル11及びケース120の斜視図である。図16は図15に示したコイル11及びケース120の分解図である。本実施の形態では、図16に示すように、ケース120が、底壁部122と、底壁部122の四辺のそれぞれに沿って各辺に接続された側壁形成部123Mとを一体に有するシート基材120Mから形成される。詳しくは、シート基材120Mを金型でプレス成型することにより側壁形成部123Mを立ち上がらせ、隣り合う側壁形成部123Mを接続することで、一端が開放したケース形状が形成される。ここで、このようなプレス成型の前に、側壁形成部123M上にそれぞれ、側壁形成部123Mに沿って延びるフェライトからなる内面形成シート123Nが配置される。これにより、プレス成型後に、図15に示すように、側壁部123の内周部分123Bが内面形成シート123Nによって形成される。なお、ケース120の形成手法は以上に説明した例に限られず、当然ながら他の手法で形成されてもよい。
第1放熱部材31及び第2放熱部材32は、コイル11の熱を放熱するために設けられている。第1放熱部材31及び第2放熱部材32は、セラミックスなどの熱伝導率が比較的高く且つ非磁性の無機材料を樹脂に含有させた材料から形成されてもよい。第1放熱部材31はシート状に形成され、コイル11と磁気シールド部材40との間に配置されている。本実施の形態では、コイル11と磁気シールド部材40とが、第1放熱部材31によりコイル11の軸方向に離れている。第2放熱部材32は、磁気シールド部材40と被覆壁部125との間に配置されている。本実施の形態における第2放熱部材32は柱状であり、複数の第2放熱部材32が磁気シールド部材40と被覆壁部125との間に配置されている。また、コイル11の径方向で見たとき、内周部分123Bは、コイル11及び磁気シールド部材40とコイル11の径方向で重なり、図示の例では、内周部分123Bが、コイル11及び磁気シールド部材40とコイル11の径方向で接している。
被覆壁部125はアルミニウムから形成されるが、その材質は特に限られるものではない。本実施の形態では導電性の金属で被覆壁部125が形成されることで、被覆壁部125が磁気シールド機能を奏するとともに、放熱性にも優れる。コイル11の熱は、第1放熱部材31から磁気シールド部材40を介して第2放熱部材32に伝わり、第2放熱部材32から被覆壁部125に伝わり、外部に放熱される。
以上に説明した本実施の形態では、側壁部123が二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方の材料が樹脂であり、他方の材料が磁性を有する。詳しくは、側壁部123は、繊維強化プラスチックと、フェライトとを含んでいる。この場合、側壁部123では渦電流が発生しない。また、側壁部123の内周面を形成するフェライトによりコイル11で生じた磁界が外部に抜けることが抑制される。これにより、インダクタンスが向上し得るとともに、損失が低減され得る。
したがって、本実施の形態に係るコイル部品10Gによれば、コイル11の周囲の部材の影響でコイル11の性能が低下することを抑制できる。具体的には、コイル11の周囲の側壁部123や、周囲の他の金属部材の影響でインダクタンスが大きく低下し、損失が大きく増加する状況を抑制できるため、コイル11の周囲の部材の影響でコイル11の性能が低下することを抑制できる。
<シミュレーションによる評価>
次に、上記実施の形態のコイル性能をシミュレーションにて評価した結果を説明する。シミュレーションは、コイル部品の各部の寸法、材質、供給する高周波電流の周波数などの諸条件を設定した後、有限要素法により磁場を解析することで行った。そして、シミュレーションした磁場に基づいて、Q値、インダクタンス(L)、インピーダンス(Z)、損失(LOSS)などを導いた。
シミュレーションは、ムラタソフトウェア株式会社製のFemtet(登録商標)で行った。
以下に説明するシミュレーションでは、実施の形態に係るコイル部品について、8パターンの磁場のシミュレーションを行い(シミュレーション例1~8)、比較例1、2と比較した。
シミュレーション例1~8及び比較例1、2に共通する条件として、以下を設定した。
コイル11は、同一の渦巻形状である。
供給する高周波電流は、40Aであり、周波数は、85KHzである。
コイルの材質は銅であり、電気伝導率は、6.45×10[S/m]である。
コイルおよび空気層併せて、30~50万メッシュに分割してシミュレーションを実施した。
そして、シミュレーション例1~8では、ケース20の形状を以下のように種々変更し、Q値、インダクタンス、インピーダンス、及び損失(LOSS)を、シミュレーションした磁場の解析から導いた。なお、損失は、コイルでの損失、ケース形状による損失などのコイル部品で生じ得る損失の総計である。
・シミュレーション例1(SIM-1)
シミュレーション例1は、第6の実施の形態に係るコイル部品10F(図12)についてのシミュレーションである。ケース20は、中央支柱26のみを有し、四隅の支柱24を有さない。図12に示す先端側柱部分26Aは、樹脂で形成され、基端側柱部分26Bは、アルミニウムで形成される。ケース20の底壁部22は、アルミニウムで形成される。また、ケース20の側壁部23は、フェライトとアルミニウムとを含むものであるが、シミュレーションの簡素化のために、取り除いてシミュレーションを行った。
・シミュレーション例2(SIM-2)
シミュレーション例2は、第6の実施の形態に係るコイル部品10Fについてのシミュレーションであるが、シミュレーション例1から材質が変更されている。詳しくは、先端側柱部分26Aは、フェライトで形成され、基端側柱部分26Bは、アルミニウムで形成される。その他の条件は、シミュレーション例1と同じである。
・シミュレーション例3(SIM-3)
シミュレーション例3は、第4の実施の形態に係るコイル部品10D(図8)ついてのシミュレーションである。ケース20は、中央支柱26のみを有し、四隅の支柱24を有さない。図8に示す外周被覆部26Dは、フェライトで形成され、芯部26Cは、アルミニウムで形成される。フェライトの比透磁率は、3000である。その他の条件は、シミュレーション例1と同じである。
・シミュレーション例4(SIM-4)
シミュレーション例4は、第4の実施の形態に係るコイル部品10Dついてのシミュレーションである。シミュレーション例4では、外周被覆部26Dを形成するフェライトの透磁率が、10(H/m)である。その他の条件は、シミュレーション例3と同じである。
・シミュレーション例5(SIM-5)
シミュレーション例5は、第1の実施の形態に係るコイル部品10Aから支柱24を取り除いた変形例についてのシミュレーションである。また、シミュレーション例5では、ケース20の側壁部23における先端側部分23Aが、樹脂で形成され、基端側部分23Bが、アルミニウムで形成されている。ケース20は、支柱を有さない。ケース20の底壁部22は、アルミニウムで形成される。
・シミュレーション例6(SIM-6)
シミュレーション例6は、シミュレーション例5に四隅の支柱24が加えられた形態についてのシミュレーションである。ただし、支柱24は、全体的にアルミニウムで形成されている。その他の条件は、シミュレーション例5と同じである。
・シミュレーション例7(SIM-7)
シミュレーション例7は、四隅の支柱24の材質が、シミュレーション例6の場合と異なり、その他の条件はシミュレーション例6と同じである。シミュレーション例7では、支柱24における先端側柱部分24Aが、樹脂で形成され、基端側柱部分24Bが、アルミニウムで形成されている。
・比較例1
比較例1は、シミュレーション例1において、中央支柱26が全体的にアルミニウムで形成された形態についてのシミュレーションである。
・比較例2
比較例2は、シミュレーション例5において、側壁部23が全体的にアルミニウムで形成された形態についてのシミュレーションである。
シミュレーション例1~8及び比較例1、2それぞれの、Q値、インダクタンスL、インピーダンスZ、損失LOSSのシミュレーション結果を、以下の表1に示す。
基本的なケース形状が同一となる実施の形態に関するシミュレーション例1~4と比較例1とを対比すると、シミュレーション例1~4は、比較例1よりも性能が良いと評価できる。すなわち、シミュレーション例1~4のQ値及びインダクタンスは、比較例1よりも高い。シミュレーション例1~4のインピーダンス及び損失は、比較例1よりも低い。したがって、コイルの周囲の部材の影響でコイルの性能が低下することを抑制できるという、本実施の形態に係る効果を確認できる。
基本的なケース形状が同一となる実施の形態に関するシミュレーション例5~7と比較例2とを対比すると、シミュレーション例5~7は、比較例2よりも性能が良いと評価できる。すなわち、シミュレーション例5~7のQ値及びインダクタンスは、比較例2よりも高い。シミュレーション例5~7のインピーダンス及び損失は、比較例2よりも低いと評価できる。したがって、コイルの周囲の部材の影響でコイルの性能が低下することを抑制できるという、本実施の形態に係る効果を確認できる。
次に、第7の実施の形態に係るコイル部品10Gのコイル性能をシミュレーションにて評価した結果を説明する。シミュレーションは、コイル部品の各部の寸法、材質、供給する高周波電流の周波数などの諸条件を設定した後、有限要素法により磁場を解析することで行った。そして、シミュレーションした磁場に基づいて、インダクタンス(L)、ケース損失、コイル損失を導いた。
シミュレーションは、上述のシミュレーションと同様に、ムラタソフトウェア株式会社製のFemtet(登録商標)で行った。
第7の実施の形態に係るコイル部品10Gについてのシミュレーションでは、ケース120における底壁部122及び側壁部123の外周部分123Aを形成する材料が樹脂である。側壁部123の内周部分123Bを形成する磁性を有する材料は、フェライトである。被覆壁部125を形成する材料はアルミニウムである。本シミュレーションでは、コイルの材質や分割時のメッシュサイズに関する条件は、シミュレーション例1~7の場合と同様である。一方で、供給する高周波電流を、20KHzから200KHzの間で変化させて、インダクタンス、ケース損失、コイル損失を、シミュレーションした磁場の解析から導いた。なお、ケース損失は、ケース120及び被覆壁部125で生じる損失の総計である。そして、コイル部品10Gについてのシミュレーション結果を、側壁部123の全体が樹脂で形成される形態の比較例3と比較した。
図17は、インダクタンスに関するシミュレーション結果を示すグラフである。図18は、ケース損失に関するシミュレーション結果を示すグラフである。図19は、コイル損失に関するシミュレーション結果を示すグラフである。各図の横軸は、周波数(KHz)を示す。図17の縦軸は、インダクタンス(μH)を示す。図18及び図19の縦軸は、損失(W)を示す。コイル部品10Gについてのシミュレーション結果は、各グラフにおいて、「○」で示され、比較例についてのシミュレーション結果は、「×」で示されている。
図17では、周波数範囲の広い範囲(50KHz~200KHz)で、実施の形態についてのインダクタンスが、比較例3に対して高い。図18では、周波数範囲の全域で、実施の形態についての損失(ケース)が、比較例3に対して低い。図19では、実施の形態についての損失(コイル)と比較例3との相違が小さい。以上の結果から、ケースにおける損失の低減により、インダクタンスの低下が抑制されていることが分かる。以上のシミュレーションからも、コイルの周囲の部材の影響でコイルの性能が低下することを抑制できるという、本実施の形態に係る効果を確認できる。
なお、以上のシミュレーションでは、内周部分123Bを形成する磁性を有する材料の比透磁率を、10に設定したが、図17乃至図19で示すような傾向は、比透磁率10~50の範囲で同様に生じた。そのため、比透磁率が比較的小さい値でも、コイルの性能低下を抑制できるという効果が得られると推認される。
<第8の実施の形態>
次に、第8の実施の形態に係るコイル部品10Hについて説明する。図20は、コイル部品10Hの平面図である。図21は、コイル部品10Hの斜視図である。図22は、コイル部品10Hの側面図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1乃至第7の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。
図20乃至図22に示すように、本実施の形態に係るコイル部品10Hは、コイル11における内周部と外周部との間でコイル11を通過する中間支柱240を備える。コイル11は、径方向に並び渦巻形状をなすように連なる複数の巻回部分を有する。コイル11では、径方向中央側の位置で隣り合う巻回部分の間の隙間が、他の隣り合う巻回部分の間の隙間よりも大きくなっている。そして、この隙間が大きくなる隣り合う巻回部分の間を中間支柱240が通過している。磁気シールド部材40には、中間支柱240を通すための孔が形成されている。
コイル11の平面視での形状は矩形状である。中間支柱240は、コイル11の対角線上に設けられており、詳しくは、対角線上におけるコイル11の中心軸線Cから等距離となる4箇所の位置に設けられている。ただし、中間支柱240の位置や数は特に限定されるものではない。中間支柱240は、上述の実施の形態で説明した支柱24や、中央支柱26とともに形成されてもよい。
中間支柱240の構造は、第1乃至第3の実施の形態で説明した支柱24と同様の構造でよい。すなわち、中間支柱240は、二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が磁性を有するものでもよい。中間支柱240は、二種の材料を含み、二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が絶縁性を有するものでもよい。
以上、本開示の実施の形態を説明したが、上述の実施の形態には種々の変更を加えてもよい。このような変形例も、本開示の技術的範囲に含まれ得る。
S…電力伝送システム
1…送電装置
1A…高周波電流供給部
2…受電装置
2A…変換部
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H…コイル部品
11…コイル
11A…内周側端部
11B…外周側端部
20,120…ケース
22,122…底壁部
23,123…側壁部
23A…先端側部分
23B…基端側部分
123A…外周部分
123B…内周部分
123M…側壁形成部
24…支柱
24A…先端側柱部分
24B…基端側柱部分
24C…芯部
24D…外周被覆部
240…中間支柱
25,125…被覆壁部
26…中央支柱
26A…先端側柱部分
26B…基端側柱部分
26C…芯部
26D…外周被覆部
120M…シート基材
123M…側壁形成部
123N…内面形成シート
31…第1放熱部材
32…第2放熱部材
40…磁気シールド部材
51…第1接続端子
52…第2接続端子
C…中心軸線

Claims (19)

  1. コイルと、
    前記コイルの外周に位置する側壁部を有するケースと、を備え、
    前記側壁部が、二種の材料を含み、
    前記二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が磁を有
    前記他方の材料は、前記コイルの軸方向における一方側の前記側壁部の端部を含む部分を形成し、
    前記一方の材料は、前記側壁部における前記端部を含む部分とは異なる部分を形成する、コイル部品。
  2. 前記一方の材料は、金属であり
    前記他方の材料は、前記一方の材料よりも高い透磁率を有し且つ前記一方の材料よりも高い電気抵抗値を有する、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記他方の材料は、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上を含む、請求項2に記載のコイル部品。
  4. 前記他方の材料は、フェライト、ケイ素鋼、電磁軟鉄、及びアモルファス金属のうちのいずれか又は二種以上からなる粒体と、前記粒体を含有する樹脂とを含む、請求項2に記載のコイル部品。
  5. コイルと、
    前記コイルの外周に位置する側壁部を有するケースと、を備え、
    前記側壁部が、二種の材料を含み、
    前記二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が絶縁性を有し、
    前記他方の材料は、前記コイルの軸方向における一方側の前記側壁部の端部を含む部分を形成し、
    前記一方の材料は、前記側壁部における前記端部を含む部分とは異なる部分を形成する、コイル部品。
  6. 前記一方の材料は、金属であり、
    前記他方の材料は、樹脂である、請求項に記載のコイル部品。
  7. コイルと、
    前記コイルの外周に位置する側壁部を有するケースと、
    前記コイルの軸方向に延びる支柱と、を備え、
    前記側壁部が、二種の材料を含み、
    前記側壁部の前記二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が磁性を有し、
    前記支柱は、二種の材料を含み、
    前記支柱の前記二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が磁を有する、イル部品。
  8. コイルと、
    前記コイルの外周に位置する側壁部を有するケースと、
    前記コイルの軸方向に延びる支柱と、を備え、
    前記側壁部が、二種の材料を含み、
    前記側壁部の前記二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が絶縁性を有し、
    前記支柱は、二種の材料を含み、
    前記支柱の前記二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が磁性を有する、コイル部品。
  9. コイルと、
    前記コイルの外周に位置する側壁部を有するケースと、
    前記コイルの軸方向に延びる支柱と、を備え、
    前記側壁部が、二種の材料を含み、
    前記側壁部の前記二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が磁性を有し、
    前記支柱は、二種の材料を含み、
    前記支柱の前記二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が絶縁性を有する、コイル部品。
  10. コイルと、
    前記コイルの外周に位置する側壁部を有するケースと、
    前記コイルの軸方向に延びる支柱と、を備え、
    前記側壁部が、二種の材料を含み、
    前記二種の材料のうちの一方の材料が導電性を有し、他方の材料が絶縁性を有し、
    前記支柱は、二種の材料を含み、
    前記二種の材料のうちの一方である第1支柱材料が導電性を有し、他方である第2支柱材料が絶縁性を有する、コイル部品。
  11. 前記第2支柱材料は、前記コイルの軸方向における一方側の前記支柱の端部を含む部分を形成し、
    前記第1支柱材料は、前記支柱における前記端部を含む部分とは異なる部分を形成する、請求項7乃至10のいずれかに記載のコイル部品。
  12. 前記第2支柱材料は、前記支柱の外周面を形成し、
    前記支柱における前記第1支柱材料が形成する部分は、少なくとも部分的に前記第2支柱材料により覆われる、請求項11に記載のコイル部品。
  13. 前記コイルの軸方向で見た際に、前記コイルと重なるように配置される磁気シールド部材をさらに備える、請求項1乃至12のいずれかに記載のコイル部品。
  14. 前記磁気シールド部材は、フェライトを含む、請求項13に記載のコイル部品。
  15. 前記コイルは、渦巻形状である、請求項1乃至14のいずれかに記載のコイル部品。
  16. 前記コイルは、板状である、請求項1乃至15のいずれかに記載のコイル部品。
  17. 請求項1乃至16のいずれかに記載のコイル部品を備える、送電装置。
  18. 請求項1乃至16のいずれかに記載のコイル部品を備える、受電装置。
  19. 送電装置と、受電装置とを備え、
    前記送電装置及び前記受電装置のうちの少なくともいずれかが、請求項1乃至16のいずれかに記載のコイル部品を備える、電力伝送システム。
JP2021162301A 2021-09-30 2021-09-30 コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム Active JP7809940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021162301A JP7809940B2 (ja) 2021-09-30 2021-09-30 コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021162301A JP7809940B2 (ja) 2021-09-30 2021-09-30 コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023051533A JP2023051533A (ja) 2023-04-11
JP7809940B2 true JP7809940B2 (ja) 2026-02-03

Family

ID=85805872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021162301A Active JP7809940B2 (ja) 2021-09-30 2021-09-30 コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7809940B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7759976B2 (ja) * 2024-02-22 2025-10-24 本田技研工業株式会社 非接触受電装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011074091A1 (ja) 2009-12-17 2011-06-23 トヨタ自動車株式会社 シールドおよびそれを搭載する車両
WO2013132605A1 (ja) 2012-03-07 2013-09-12 三菱電機株式会社 静止誘導機器
JP2014113021A (ja) 2012-11-01 2014-06-19 Yazaki Corp 給電部、受電部及び給電システム
WO2015002128A1 (ja) 2013-07-02 2015-01-08 矢崎総業株式会社 コイルユニット
WO2020174864A1 (ja) 2019-02-28 2020-09-03 富士フイルム株式会社 給電部材、コイル配置用磁性シート、及びコイル配置用磁性シートの製造方法
JP2020167753A (ja) 2019-03-28 2020-10-08 株式会社豊田中央研究所 送電装置、受電装置および非接触給電システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02146706A (ja) * 1988-11-28 1990-06-05 Murata Mfg Co Ltd チップインダクタ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011074091A1 (ja) 2009-12-17 2011-06-23 トヨタ自動車株式会社 シールドおよびそれを搭載する車両
WO2013132605A1 (ja) 2012-03-07 2013-09-12 三菱電機株式会社 静止誘導機器
JP2014113021A (ja) 2012-11-01 2014-06-19 Yazaki Corp 給電部、受電部及び給電システム
CN104769811A (zh) 2012-11-01 2015-07-08 矢崎总业株式会社 供电单元、受电单元和供电系统
WO2015002128A1 (ja) 2013-07-02 2015-01-08 矢崎総業株式会社 コイルユニット
WO2020174864A1 (ja) 2019-02-28 2020-09-03 富士フイルム株式会社 給電部材、コイル配置用磁性シート、及びコイル配置用磁性シートの製造方法
JP2020167753A (ja) 2019-03-28 2020-10-08 株式会社豊田中央研究所 送電装置、受電装置および非接触給電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023051533A (ja) 2023-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3794928B2 (ja) 低騒音・低損失リアクトル
JP6030828B2 (ja) トランス
JP6930177B2 (ja) トランス及びトランスの製造方法
JP7830918B2 (ja) コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム
JP5662255B2 (ja) リアクトル
JP2019165148A (ja) 電力変換装置
JP7232960B1 (ja) コイル部品、送電装置、受電装置、電力伝送システム、及び電力伝送方法
JP7809940B2 (ja) コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム
CN103824674B (zh) 立绕电感器
JP7330348B1 (ja) コイルユニット
JP7809939B2 (ja) コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム
JP2016157891A (ja) インダクタンス部品
JP7318601B2 (ja) コイル、コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム
JP2018148058A (ja) 回路装置および電力変換装置
JP7576242B2 (ja) コイル部品、送電装置、受電装置、電力伝送システム、及び電力伝送方法
JP2025026087A (ja) コイルユニット、送電装置、受電装置、電力伝送システム及び移動体
JP2024097207A (ja) コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム
JP7818190B2 (ja) コイル部品、コイル中間材、送電装置、受電装置及び電力伝送システム
JP2023124707A (ja) コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム
WO2025070582A1 (ja) コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム
JP2023124710A (ja) コイル部品、コイル、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム
WO2024106455A1 (ja) コイル部品及びその製造方法、送電装置、受電装置、並びに電力伝送システム
JP2025008293A (ja) コイル部品、送電装置、受電装置、移動体、及び電力伝送システム
JP2010263078A (ja) リアクトル
WO2025146803A1 (ja) コイル部品の製造方法、コイル部品、コイル部品中間体、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20250424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250520

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20250522

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20250717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20251223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20260105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7809940

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150