JP7825086B2 - 火災検出方法 - Google Patents
火災検出方法Info
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Description
また、請求項2に記載の火災検出方法は、請求項1に記載の火災検出方法において、前記火災検出手段は、前記第1のタイミングよりも後の時間帯に送波されて受波された音波に関する伝搬時間が、第1の幅以上変化した後当該第1の幅よりも小さい第2の幅内で推移している場合に、前記火災検出ステップを行う。
まずは、本実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態は、概略的に、火災感知器に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
まず、本実施の形態に係る感知器の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る感知器の設置例を示す図であり、また、図2は、感知器を示すブロック図である。なお、図1においては、感知器1の一部の構成要素が矩形にて図示されており、感知器1の全体形状が拡大されて図示されている。
音波部11は、音波を送波又は受波するものであり、例えば、送波部111、第1受波部112A、及び第2受波部112Bを備える。なお、本願においては、任意の周波数帯の音波を用いてもよいが、例えば、超音波に対応する周波数帯の音波を用いる場合について説明する。
送波部111は、対象領域に音波を送波する送波手段であり、例えば、図1に示すように、感知器1の筐体における所定位置に設けられるものである。この送波部111としては、例えば圧電セラミック振動子を用いた公知の超音波送波器を用いることができる。
第1受波部112Aは、音波を受波する受波手段であり、例えば、図1に示すように、送波部111の近傍に設けられている第1受波手段である。この第1受波部112Aとしては、例えば圧電セラミック振動子を用いた公知の超音波受波器を用いることができる(第2受波部112Bも同様)。
第2受波部112Bは、音波を受波する受波手段であり、例えば、図1に示すように、送波部111に対して第1受波部112Aよりも遠くの位置に設けられている第2受波手段である。
警報部12は、警報を出力する警報手段である。この警報部12としては、例えば表示灯又はスピーカ(いずれも不図示)等を用いることができる。
記録部13は、感知器1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、フラッシュメモリ等を用いて構成することができる。この記録部13には、距離情報が格納されている。
「距離情報」とは、音波が伝搬する距離(つまり、伝搬距離)を特定するための情報であり、具体的には、図1において一点鎖線で例示されているように、送波部111から送波された音波が、対象領域内の反射対象(つまり、音波が反射される対象物)で反射された後に、第2受波部112Bに至る場合の、当該音波が伝搬する距離を特定するための情報である。
図2の制御部14は、感知器1を制御する制御手段でもあり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。
次に、このように構成される感知器1によって実行される火災検出処理について説明する。図3は、火災検出処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「火災検出処理」とは、駐車スペースの火災を検出する処理である。この火災検出処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、感知器1の電源をオンした場合に、繰り返し実行が開始されることとし、当該火災検出処理の実行が開始したところから説明する。
第1の手法は、温度及び湿度を変数として音速を求める第1式、及び温度及び湿度を変数として減衰係数を求める第2式を用いる手法である。
第2の手法は、温度と音速との関係を示す他の式を用いる手法である。この第2の手法を用いる場合、前述の場合と同様にして、音速を算出し、算出結果を当該他の式に適用することにより、温度を算出し、算出した温度を特定する。
第3の手法は、温度及び湿度と、音速及び減衰係数との関係を示す所定のテーブル情報を用いる手法である。この第3の手法を用いる場合、前述の場合と同様にして、音速及び減衰係数を算出し、テーブル情報を参照して、当該算出した音速及び減衰係数に対応する温度及び湿度を取得し、取得した温度を特定する。
このように本実施の形態によれば、音速情報と減衰係数とに基づいて対象領域で発生する火災を検出することにより、例えば、感知器1内に煙を導入せずに火災を確実に検出することが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。
また、上記実施の形態では、第1受波部112Aを設ける場合について説明したが、この構成要素を省略してもよい。省略する場合、例えば、「伝搬前音波」の振幅の値としては、予め定められている値を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、図3のSA8において、温度に基づいて火災の発生を判定(つまり、火災を検出)する場合について説明したが、これに限らない。例えば、SA7において、温度に加えて、湿度を特定するように構成し、SA8において、温度に加えて、湿度も用いて火災の発生を判定するように構成してもよい。このように構成した場合、対象領域内の温度及び湿度に基づいて、対象領域で発生する火災を検出することにより、例えば、火災を確実に検出することが可能となる。
また、補正部142が行う処理として以下の、第1の補正処理~第3の補正処理を行うように構成してもよい。なお、この各補正処理については、例えば、感知器1の施工時に実行してもよいし、あるいは、他の任意のタイミングに実行してもよい。
第1の補正処理は、ユーザの操作に基づいて補正する処理である。この場合、例えば、感知器1に対して距離情報を入力するための操作手段(例えば、ディップスイッチ等)を設けた上で、当該操作手段の操作を介してユーザが距離情報を入力した場合に、補正部142は、当該入力された距離情報を取得して記録部13に格納することにより補正する。
第2の補正手法は、通信に基づいて補正する手法である。この場合、例えば、感知器1に対して外部機器(ユーザの端末装置又は防災受信機等)から、距離情報が送信された場合に、補正部142が、当該距離情報を受信して記録部13に格納することにより補正する。なお、ここでの距離情報の送信手法は任意であるが、例えば、有線通信での信号、無線通信の電波、あるいは、音波通信等にて送信してもよい。
第3の補正手法は、補正用治具を用いて補正する手法である。図5は、補正用治具を示す図である。補正用治具900は、距離情報を補正するために用いられる機器であり、感知器1からの距離が所定距離となる音波を反射する反射板901を備える。そして、記録部13に対して、補正用治具900を設置した場合の音波の伝搬距離を特定するための補正用伝搬距離情報を、予め格納する。
また、上述の感知器1を差動式として構成してもよい。この場合、例えば、伝搬距離の絶対値が、ずれていたとしても火災検出可能であるので、図3のSA6を省略してもよい。この場合、SA5のYESの後、SA6を実行せずに、SA1に移行してもよい。また、このように構成する場合、SA8においては、SA7で特定したN個の温度について、横軸を時間の経過として、縦軸の温度の値とした場合の温度の変化を示す直線の傾きを算出し、当該算出した傾きと所定の火災判定用の傾きとを比較し、比較結果に基づいて火災が発生したか否かを判定してもよい。
また、上述の感知器1を対向型として構成してもよい。この場合、例えば、少なくとも送波部111及び第1受波部112Aを有する第1機器と、第2受波部112Bを有する第2機器とに分離した上で、これらの各機器を、対象領域を挟んで相互に対向するように設けて、各機器が相互に通信するように構成する。そして、このように構成する場合、図3のSA3のYESの後、SA4~SA6を省略して、SA7~SA10を実行するように構成してもよい。
また、上述の伝搬時間又は振幅の計測結果に基づいて、対象領域における対象物の検出、あるいは、対象物までの距離の検出を行うように構成してもよい。
また、上記実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組み合わせてもよい。
付記1の火災感知器は、対象領域で発生する火災を検出する火災感知器であり、前記対象領域での音速情報と、前記対象領域での音波の減衰の度合いを示す減衰係数と、に基づいて前記対象領域で発生する火災を検出する火災検出手段、を備える。
付記1に記載の火災感知器によれば、音速情報と減衰係数とに基づいて対象領域で発生する火災を検出することにより、例えば、火災感知器内に煙を導入せずに火災を確実に検出することが可能となる。
11 音波部
12 警報部
13 記録部
14 制御部
111 送波部
112A 第1受波部
112B 第2受波部
141 火災検出部
142 補正部
900 補正用治具
901 反射板
L 距離
Claims (5)
- 対象領域で発生する火災を検出する火災検出方法であり、
送波手段が、前記対象領域に対して音波を送波する送波ステップと、
受波手段が、音波を受波する受波ステップと、
火災検出手段が、前記対象領域での音速情報と、前記対象領域での音波の減衰の度合いを示す減衰係数と、に基づいて前記対象領域で発生する火災を検出する火災検出ステップと、を含み、
前記火災検出手段は、前記火災検出ステップにおいて、
前記受波手段が受波した音波に基づいて、前記音速情報及び前記減衰係数を算出する第1処理と、
算出した前記音速情報及び前記減衰係数に基づいて、前記対象領域の温度を特定する第2処理と、
特定した温度に基づいて、前記対象領域で発生する火災を検出する第3処理と、を行い、
前記送波ステップ及び前記受波ステップは繰り返し行われ、
前記火災検出手段は、第1のタイミングに送波されて受波された音波に関する伝搬時間及び振幅が、前記第1のタイミングよりも前のタイミングである第2のタイミングに送波されて受波された音波に関する伝搬時間及び振幅と異なる場合に、前記火災検出ステップを行う、
火災検出方法。 - 前記火災検出手段は、前記第1のタイミングよりも後の時間帯に送波されて受波された音波に関する伝搬時間が、第1の幅以上変化した後当該第1の幅よりも小さい第2の幅内で推移している場合に、前記火災検出ステップを行う、
請求項1に記載の火災検出方法。 - 前記火災検出手段は、
前記第2処理において、前記対象領域の温度及び湿度を特定し、
前記第3処理において、特定した温度及び湿度に基づいて、前記対象領域で発生する火災を検出する、
請求項1又は2に記載の火災検出方法。 - 前記受波手段は、
前記送波手段の近傍に設けられている第1受波手段と、
前記送波手段に対して前記第1受波手段よりも遠くの位置に設けられている第2受波手段と、を備え、
前記火災検出手段は、
前記第1処理において、前記第1受波手段及び前記第2受波手段が受波した音波に基づいて、少なくとも前記減衰係数を算出する、
請求項1から3の何れか一項に記載の火災検出方法。 - 前記火災検出手段は、
前記第1処理において、前記送波手段から送波された音波が前記受波手段に受波されるまでに伝搬される伝搬距離に基づいて、前記音速情報を算出し、
前記火災検出方法は、
補正手段が、前記伝搬距離について補正を行う補正ステップ、を更に含む、
請求項1から4の何れか一項に記載の火災検出方法。
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