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JP7829810B2 - ドラムブレーキの組付装置及びドラムブレーキの組付方法 - Google Patents
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JP7829810B2 - ドラムブレーキの組付装置及びドラムブレーキの組付方法 - Google Patents

ドラムブレーキの組付装置及びドラムブレーキの組付方法

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Description

本発明は、ドラムブレーキの組付装置及びドラムブレーキの組付方法に関し、詳しくは、バックプレートにブレーキシューを自動で組み付けるドラムブレーキの組付装置及びドラムブレーキの組付方法に関する。
従来、車両用のドラムブレーキとして、バックプレートに一対のブレーキシューを対向配置し、両ブレーキシューの一端部をホイルシリンダのピストンに、他端部をアンカー部材にそれぞれ当接させたものがあった。一対のブレーキシューの間には、リターンスプリングが張設され、双方のブレーキシューを常時縮径方向へ付勢している。
このようなドラムブレーキの組付方法としては、一対のブレーキシューにリターンスプリングを仮組みしたシュー仮組み体を形成し、該シュー仮組み体を、ブレーキシューの拡開装置を取り付けたバックプレートに自動で組み付けるようにしたものがあった。例えば、バックプレートに自動組付用のバネ材を取り付け、シュー仮組み体のブレーキシューのシューリムを保持し、バネ材とバックプレートのレッジ面との間にシューリムを挿入させて位置決めし、シュー仮組み体をバックプレートに自動で組み付けるものがあった(特許文献1参照。)。
特許第5330481号公報
一般に、ドラムブレーキのブレーキシューは、バックプレートと平行に配置されるシューウェブの外側に、ライニングを貼着したシューリムを、交差方向に溶接にて取り付けていることから、製品にばらつきが生じることがあった。このため、特許文献1のように、仮組みされたブレーキシューのシューリムを保持して組み付けると、製品のばらつきが、組付精度に影響することが懸念される。
そこで本発明は、ドラムブレーキのバックプレートに、自動組み付けによってブレーキシューを精度良く組み付けることができるドラムブレーキの組付装置及びドラムブレーキの組付方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のドラムブレーキの組付装置は、一対のブレーキシューにリターンスプリングを仮組みしたシュー仮組み体の、シューウェブに形成された係合部と係合し、シュー仮組み体を拡開させた状態で保持する保持手段と、シュー仮組み体を保持した保持手段を移動させる移動手段と、を備えていることを特徴としている。
また、本発明のドラムブレーキの組付方法は、一対のブレーキシューにリターンスプリングを仮組みしたシュー仮組み体の、シューウェブに形成した係合部に保持手段を係合させて、シュー仮組み体を拡開させた状態で保持させる保持工程と、シュー仮組み体を保持した保持手段を、移動手段により移動させる移動工程と、を有することを特徴としている。
本発明のドラムブレーキの組付装置及び組付方法によれば、シュー仮組み体のシューウェブに保持手段を係合させ、シュー仮組み体を拡開させた状態で保持手段に保持させることから、製品のばらつきが、組付精度に影響することを抑えることができ、組付精度が向上する。
ドラムブレーキの一例を示す正面図である。 図1のII-II線の概略断面図である。 シュー仮組み体を組み付ける前段階のバックプレートを示す正面図である。 シュー仮組み体の正面図である。 本発明の一形態例を示す組付装置の拡開手段を平面側から見た概略図である。 同じく組付装置の保持手段及び移動手段を側面側から見た概略図である。 同じく組付装置の保持手段を底面側から見た概略図である。
図1及び図2は、ドラムブレーキの一例を示す図である。ドラムブレーキ1は、車体に固設されるバックプレート2の内部側に弓形の一対のブレーキシュー3,3を配置している。
ブレーキシュー3,3は、それぞれバックプレート2と平行に配置されるシューウェブ3a,3aと、該シューウェブ3a,3aの外側に交差方向に固設されるシューリム3b,3bと、このシューリム3b,3bの外周面に貼着されるライニング3c,3cとで形成されている。そして、シューウェブ3a,3aの一端部3d,3dは、ホイルシリンダ4(本発明の拡開装置)のピストン4aに、他端部3e,3eは、パーキングブレーキ用の電動アクチュエータ5(本発明の拡開装置)の作動部5a,5aにそれぞれ当接させている。
両ブレーキシュー3,3の間には、ホイルシリンダ4の内側と電動アクチュエータ5の内側とにシュー戻しばね6a,6b(本発明のリターンスプリング)が張設されていて、双方のブレーキシュー3,3を常時縮径方向へ付勢している。さらに、ホイルシリンダ4側のシュー戻しばね6aのバックプレート中心側には、ブレーキシュー3,3の縮径位置を外側に規制して、制動間隙を自動的に調整する制動間隙自動調整装置7が配置されている。
さらに、各シューウェブ3a,3aの略中間位置のそれぞれ2カ所には、ブレーキシュー3,3をバックプレート2に組み付けるためのホールドダウン機構8がそれぞれ設けられている。各ホールドダウン機構8は、それぞれ同様に構成され、弾性部材10と、該弾性部材10をシューウェブ3aの反バックプレート側面に組み付けるためのホールドダウンピン9とで構成されている。
弾性部材10は、シューウェブ3aの反バックプレート側面に配置されるコイルスプリング11と、コイルスプリング11の反バックプレート側に配置されるリテーナ12と、シューウェブ3aの反バックプレート側面とコイルスプリング11との間に介装され、コイルスプリング11の位置決めをするカップ13とを備えている。
また、バックプレート2には、ホールドダウンピン9を挿通させる4つの挿通孔2aが形成されている。さらに、各シューウェブ3aの略中央部には、ホイルシリンダ側に、ホールドダウンピン9を挿通させる第1貫通孔3f(本発明の係合部)が、電動アクチュエータ側に、同じくホールドダウンピン9を挿通させる第2貫通孔3gがそれぞれ形成されている。
次に、図5乃至図7に基づいて、バックプレート2にブレーキシュー3,3を組み付ける組付装置31について説明する。組付装置31は、ホイルシリンダ4と電動アクチュエータ5を取り付けたバックプレート2(図3)に、ブレーキシュー3,3にシュー戻しばね6a,6bと、制動間隙自動調整装置7とを組み付けたシュー仮組み体21(図4)を自動組み付けするための組付装置である。
組付装置31は、シュー仮組み体21を、シュー戻しばね6a,6bのバネ力に抗して拡開させる拡開手段32と、シュー仮組み体21を拡開した状態で保持する保持手段33と、保持手段33を移動させる移動手段34とを備えている。
拡開手段32は、図5に示されるように、シュー仮組み体21を載置させる載置部32aと、作動部32bと、載置部32aに載置させたシュー仮組み体21のシューウェブ3a,3aの一端部3d,3dにそれぞれ当接させる第1当接部32c,32cと、他端部3e,3eにそれぞれ当接する第2当接部32d,32dとを備えている。
各第1当接部32cには、シューウェブ3aの一端部3dに当接する第1当接面32eを、各第2当接部32dには、シューウェブ3aの他端部3eに当接する第2当接面32fをそれぞれ有している。さらに、第1当接面32eと第2当接面32fとは異なる形状、例えば、一端部3d又は他端部3eに当接する当接面積が異なるような形状に形成されている。
作動部32bは、例えば、シリンダ装置が用いられ、1つの作動部32bの作動で、2つの第1当接部32cと、2つの第2当接部32dを略同時に作動させ、第1当接面32eをシューウェブ3aの一端部3dに、第2当接面32fをシューウェブ3aの他端部3eに当接させる。そして、さらに作動部32bを作動させることで、第1当接部32cと第2当接部32dを、ブレーキシュー3の拡開方向に移動させ、ブレーキシュー3,3をシュー戻しばね6a,6bのバネ力に抗して拡開させる。また、第1当接面32eと第2当接面32fの形状が異なることにより、シューウェブ3aの一端部側の拡開量と、他端部側の拡開量とを異ならせることができるので、1つの作動部32bの作動でも拡開量の調整が可能となる。
保持手段33は、図6及び図7に示されるように、シューウェブ3aの第1貫通孔3fに挿入される内径保持部33aと、第2貫通孔3gに挿入される位置決め部33bとを備えた一対の腕部33c,33cと、一対の腕部33c,33cを拡開可能に取り付ける基台33dと、該基台33dに設けられ、腕部33c,33cの拡開量を調整する調整機構33e,33eと、基台33dの上部に設けられた連結部33fとを備えている。
内径保持部33aは、第1貫通孔3fに挿入される円筒状の挿入部33gと、該挿入部33gの外周から突出する複数のチャック部33hと、該チャック部33hを出没させるチャック駆動機構33iとを備えている。内径保持部33aは、挿入部33gが第1貫通孔3fに挿入されると、チャック駆動機構33iの作動により、チャック部33hが突出し、第1貫通孔3fの内周壁に押し付けられて第1貫通孔3fの内径(内周壁)を保持する。また、位置決め部33bは、第2貫通孔3gに挿入可能なピン部材で形成されている。
移動手段34は、保持手段33の連結部33fに連結されたロボットアームで構成されている。
また、拡開手段32及び保持手段33及び移動手段34の各作動は、組付装置31に設けられた、図示しない制御部によって制御されている。
次に、図3乃至図7に基づいて、組付装置31を用いてバックプレート2にブレーキシュー3,3を組み付ける組付方法について説明する。
まず、人の手組や機械組付により、図3に示されるように、バックプレート2に、ホイルシリンダ4と電動アクチュエータ5とが取り付けられるとともに、図4に示されるように、ブレーキシュー3,3にシュー戻しばね6a,6bと制動間隙自動調整装置7とを組み付けたシュー仮組み体21が形成される。
次に、拡開工程として、図5に示されるように、シュー仮組み体21を、拡開手段32の載置部32aに載置し、作動部32bを作動して、第1当接部32c,32cをシューウェブ3aの一端部3d,3dに当接させるとともに、第2当接部32d,32dをシューウェブ3aの他端部3e,3eに当接させる。作動部32bをさらに作動させ、ブレーキシュー3をシュー戻しばね6a,6bのバネ力に抗して拡開させる。また、これに伴って、制動間隙自動調整装置7は伸長した状態となる。
次に、第1移動工程として、移動手段34を介して保持手段33をシュー仮組み体21の上部に移動させる。
次いで、図6及び図7を用いて、保持工程について説明する。保持手段33の腕部33c,33cを調整機構33eによって拡開させ、シューウェブ3aの第1貫通孔3fの位置と内径保持部33aの位置を合わせ、内径保持部33aを第1貫通孔3fに挿通させる。この際、第2貫通孔3gの位置と位置決め部33bの位置も合わせ、位置決め部33bを第2貫通孔3gに挿通する(本発明の位置決め工程)。
内径保持部33aは、第1貫通孔3fに挿入部33gを挿入させた後、チャック駆動機構33iの作動により、挿入部33gの外周からチャック部33hが突出し、該チャック部33hが第1貫通孔3fの内周壁に押し付けられることにより、第1貫通孔3fの内径を保持する。これにより、シュー仮組み体21は、ブレーキシュー3,3が拡開し、位置決めされた状態で保持手段33に保持される。
次に、拡開手段32の作動部32bを作動して、第1当接部32c,32cと第2当接部32d,32dを初期状態に戻し、次いで、第2移動工程(本発明の移動工程)で、シュー仮組み体21を前述のように保持した保持手段33を、移動手段34を介して、ホイルシリンダ4と電動アクチュエータ5とを取り付けたバックプレート2の上部に移動させる。さらに、シューウェブ3a,3aの一端部3d,3dをホイルシリンダ4のピストン4a,4aの近傍に、シューウェブ3a,3aの他端部3e,3eを電動アクチュエータ5の作動部5a,5aの近傍にそれぞれ配置する。
次に、保持解除工程として、チャック駆動機構33iの作動により、チャック部33hを初期状態に戻し、内径保持部33aを第1貫通孔3fから抜くとともに、位置決め部33bを第2貫通孔3gから抜いて、シュー仮組み体21と保持手段33との連結を解除する。これに伴って、シュー仮組み体21のブレーキシュー3は、シュー戻しばね6a,6bのバネ力により縮径し、一端部3d,3dがホイルシリンダ4のピストン4a,4aに、他端部3e,3eが電動アクチュエータ5の作動部5a,5aにそれぞれ連結し、ブレーキシュー3,3がバックプレート2に組み付けられる。また、制動間隙自動調整装置7は伸長した状態から初期状態に戻る。
このようにブレーキシュー3,3をバックプレート2に組み付けた後に、各ホールドダウン機構8がバックプレート2とブレーキシュー3とに亘って組み付けられる。
上述のように、本形態例の組付装置31及び組付方法によれば、保持手段33がシューウェブ3aに形成した第1貫通孔3fの内径を保持して、シュー仮組み体21を拡開した状態で保持して組み付けることから、製品のばらつきが、組付精度に影響することを抑えることができ、組付精度が向上する。
また、位置決め工程において、位置決め部33bをシューウェブ3aに形成した第2貫通孔3gに挿通して、シュー仮組み体21の位置決めをすることで、第2移動工程の移動時にシュー仮組み体21が位置ずれすることを防止でき、組み付け性をさらに向上させることができる。
なお、本発明は上述の形態例のように、両ブレーキシューの一端をホイルシリンダのピストンに、他端を電動アクチュエータの作動部にそれぞれ当接させるものに限らず、両ブレーキシューの両端をホイルシリンダのピストンに当接させるものや、両ブレーキシューの一端をホイルシリンダのピストンに、他端をアンカー部材に当接させるものでもよい。
また、本発明の拡開手段は、上述の形態例のように、シューウェブの一端部と他端部とにそれぞれ当接させる4つの当接部を設け、各当接部に、第1当接面又は第2当接面のいずれか一方を形成したものに限らず、第1当接面と第2当接面の双方を形成した当接部を2つ設け、これら2つの当接部でブレーキシュー3を拡開させるものでもよい。
1…ドラムブレーキ、2…バックプレート、2a…挿通孔、3…ブレーキシュー、3a…シューウェブ、3b…シューリム、3c…ライニング、3d…一端部、3e…他端部、3f…第1貫通孔(係合部)、3g…第2貫通孔、4…ホイルシリンダ(拡開装置)、4a…ピストン、5…電動アクチュエータ(拡開装置)、5a…作動部、6a,6b…シュー戻しばね(リターンスプリング)、7…制動間隙自動調整装置、8…ホールドダウン機構、9…ホールドダウンピン、10…弾性部材、11…コイルスプリング、12…リテーナ、13…カップ、21…シュー仮組み体、31…組付装置、32…拡開手段、32a…載置部、32b…作動部、32c…第1当接部、32d…第2当接部、32e…第1当接面、32f…第2当接面、33…保持手段、33a…内径保持部、33b…位置決め部、33c…腕部、33d…基台、33e…調整機構、33f…連結部、33g…挿入部、33h…チャック部、33i…チャック駆動装置、34…移動手段

Claims (6)

  1. 一対のブレーキシューにリターンスプリングを仮組みしたシュー仮組み体を、前記ブレーキシューを拡開する拡開装置をあらかじめ取り付けたバックプレートに組み付け、前記ブレーキシューを前記拡開装置に連結させるドラムブレーキの組付装置において、
    前記シュー仮組み体を前記リターンスプリングのバネ力に抗して拡開させた状態で保持する保持手段と、
    前記保持手段を移動させる移動手段と、
    前記シュー仮組み体を拡開させる拡開手段と、を備え、
    前記保持手段は、前記ブレーキシューのシューウェブに形成された係合部と係合して、前記シュー仮組み体を保持し、
    前記拡開手段は、作動部と、該作動部の作動により、前記シューウェブの両端部にそれぞれ当接する当接部と、を備え、
    前記シューウェブの一端部に当接する前記当接部の第1当接面と、前記シューウェブの他端部に当接する前記当接部の第2当接面の形状を異ならせ、
    前記作動部は、1つの作動部の作動で、前記当接部を略同時に作動させることを特徴とするドラムブレーキの組付装置。
  2. 前記係合部は、前記シューウェブに形成される第1貫通孔であり、前記保持手段は、前記第1貫通孔に挿通され、該第1貫通孔の内径を保持する内径保持部を備えていることを特徴とする請求項1記載のドラムブレーキの組付装置。
  3. 前記保持手段は、前記シューウェブに形成される第2貫通孔に挿通され、前記保持手段と前記シュー仮組み体の位置決めをする位置決め部を備えていることを特徴とする請求項2記載のドラムブレーキの組付装置。
  4. 一対のブレーキシューにリターンスプリングを仮組みしたシュー仮組み体を、前記ブレーキシューを拡開する拡開装置をあらかじめ取り付けたバックプレートに組み付け、前記ブレーキシューを前記拡開装置に連結させるドラムブレーキの組付方法において、
    前記シュー仮組み体を拡開させる拡開工程と、
    前記リターンスプリングのバネ力に抗して拡開させた前記シュー仮組み体の、前記ブレーキシューのシューウェブに形成した係合部に保持手段を係合させることにより、該保持手段に前記シュー仮組み体を保持させる保持工程と、
    前記シュー仮組み体を保持した前記保持手段を、移動手段により前記バックプレート上部の所定位置に移動させる移動工程と、
    前記保持手段による保持状態を解除する保持解除工程と、を有し、
    前記拡開工程は、前記シューウェブの両端部にそれぞれ当接するとともに、前記シューウェブの一端部に当接する第1当接面と、前記シューウェブの他端部に当接する第2当接面の形状が異なる当接部を、作動部の作動により前記シューウェブの両端部にそれぞれ当接させ、前記シュー仮組み体を拡開させ、
    前記作動部は、1つの作動部の作動で、前記当接部を略同時に作動させることを特徴とするドラムブレーキの組付方法。
  5. 前記係合部は、前記シューウェブに形成される第1貫通孔であり、
    前記保持工程は、内径保持部を前記第1貫通孔に挿通し、前記第1貫通孔の内径を保持することを特徴とする請求項記載のドラムブレーキの組付方法。
  6. 前記保持工程は、前記シューウェブに形成される第2貫通孔に位置決め部を挿通し、前記保持手段と前記シュー仮組み体の位置決めをする位置決め工程を含むことを特徴とする請求項記載のドラムブレーキの組付方法。
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