JP7839775B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
- Publication number
- JP7839775B2 JP7839775B2 JP2023219308A JP2023219308A JP7839775B2 JP 7839775 B2 JP7839775 B2 JP 7839775B2 JP 2023219308 A JP2023219308 A JP 2023219308A JP 2023219308 A JP2023219308 A JP 2023219308A JP 7839775 B2 JP7839775 B2 JP 7839775B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- state
- time
- pachinko machine
- control board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
このような遊技機においては、遊技者の興趣を高めるべく、有利度の異なる複数の遊技状態を設け、所定の特定図柄が決定された場合には、特別遊技の終了後の遊技状態を有利度の異なる遊技状態(たとえば、時短遊技状態等)に設定するようなことが行われている。
また、近年では、遊技者の興趣を高めるべく、上述の当否抽選において、特別遊技を実行する旨の抽選結果の他、特別遊技の実行と異なる遊技利益として、特別遊技を介することなく有利度の異なる遊技状態(時短遊技状態)を設定する旨の特定抽選結果を導出可能とし、当該特定抽選結果を示す特殊図柄(時短図柄)の停止表示が行われることにより、特別遊技を介することなく所定の遊技状態と有利度の異なる遊技状態を設定するような遊技機も考案されている(特許文献1参照)。
(1)本発明に係る遊技機は、所定の始動領域への遊技球の進入が相対的に容易な第1作動状態、又は、当該所定の始動領域への遊技球の進入が相対的に困難な第2作動状態に変位可能な可変手段と、所定の始動領域への遊技球の進入に基づき、所定の大入賞口が開放される大入賞口開放遊技の実行が対応付けられた第1決定結果、又は、大入賞口開放遊技の非実行が対応付けられた第2決定結果のいずれかを導出可能な決定手段と、第1決定結果の導出に基づき、大入賞口開放遊技を実行する実行手段と、所定の通常状態よりも可変手段が第1作動状態になりやすい入賞容易状態に係る設定を実行可能な設定手段と、を備え、入賞容易状態は、決定手段による導出の回数が当該入賞容易状態ごとに定められた時短回数に到達することで終了し、入賞容易状態は、第1入賞容易状態と、第1入賞容易状態よりも多い時短回数が定められることにより当該第1入賞容易状態よりも有利な第2入賞容易状態と、第2入賞容易状態となるための条件が成立可能な第3入賞容易状態と、第4入賞容易状態とを有し、第4入賞容易状態は、実質的に、決定手段により第1決定結果が導出されるまで継続し得る入賞容易状態であり、設定手段は、第1入賞容易状態において第2決定結果が導出された場合、第3入賞容易状態を設定可能であり、第3入賞容易状態において第2決定結果が導出された場合、第1入賞容易状態を設定可能であり、第3入賞容易状態において第1決定結果が導出された場合、大入賞口開放遊技の実行に基づき第4入賞容易状態を経由して第2入賞容易状態を設定可能であることを特徴とする。
以下、本発明の第1形態を、図面を参照しつつ説明する。
(パチンコ機Pの外部構成)
本形態に係る遊技機は、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機Pである。特に図示していないが、パチンコ機Pが設置される遊技場においては、島と呼ばれる遊技機の設置領域に、複数台のパチンコ機Pが並べて配設されるとともに、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置が各パチンコ機Pに隣接して設置される。また、各パチンコ機Pは対応する遊技球貸出装置Rに接続されている。
遊技球貸出装置Rは、紙幣の投入や遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体(カード)の挿入が可能となっている。そして、遊技球貸出装置Rに紙幣を投入(又は、カードを挿入)した上で、パチンコ機Pに対して所定の操作を行うことにより、遊技球貸出装置Rから遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。
また、図1に示すように、前扉3の外周には、種々の色や発光パターンで発光することにより演出を行う前扉演出ランプDLが設けられており、前扉3の外周における左上部には、種々の色で発光することで、所定の発生条件の成立により生じる種々の状態を報知する状態報知ランプELが設けられている。前扉演出ランプDL及び状態報知ランプELはいずれも、複数色の発光が可能なLEDにより構成されている。
この遊技領域12は、図3Aに示すように、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て左側の領域である第1遊技領域12aと、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て右側の領域である第2遊技領域12bとから構成されている。これら2つの遊技領域12は、発射装置の発射強度により、遊技球の進入可能性が異なるようになっている。具体的には、発射装置の発射強度が所定の強度未満(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達しない程度の強度)の場合には、遊技球は第1遊技領域12aに進入する。これに対して、発射装置の発射強度が所定の強度以上(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達可能な強度)の場合には、遊技球は第2遊技領域12bに進入する。
遊技盤11は、正面視略矩形の板状部材であり(図3A参照)、上述したように、遊技盤11の盤面には、一対のレール13a、13bが設けられている。なお、以下では、レール13a、13bのうち外側に位置するレール13a(遊技盤11の外周に近い方のレール)を外レール13aともいうものとし、内側に位置するレール13b(遊技盤11の外周から遠い方のレール)を内レール13bともいうものとする。
そして、外レール13aと内レール13bとで挟まれた空間部分の前面が透明板4bの背面と対向することにより、発射装置により発射された遊技球が通過可能な誘導通路640が形成されている(図3D~図3G参照)。この誘導通路640は、遊技領域12に連通しており、発射装置により発射された遊技球を遊技領域12に案内する。
また、内レール13bの上端(内レール13bの先端、換言すれば、誘導通路640と遊技領域12との境界部分)には、遊技領域12に進入した遊技球が誘導通路640に戻ることを防止するための逆流防止部700が設けられている。
ベース板731には、その上端(遊技盤11に固定された状態のベース板731の上端)に位置し当該ベース板731から立設する円筒状のボス731aと、ボス731aの下方(ベース板731の中央やや上方)に位置し当該ベース板731から立設する円筒状のベース側軸受部731bと、ベース側軸受部731bの下方(ベース板731の中央やや下方)に位置し当該ベース板731を貫通する略扇状の案内溝731cと、案内溝731cの下方(ベース板731の下端部)に位置し当該ベース板731から立設する細長棒状の係合ピン731dと、が設けられている(図3C参照)。
また、ケース部730に取り付けられた状態の回動基部711における、ベース板731のベース側軸受部731b及びカバー板750のカバー側軸受部750bと対応する位置には、基部天面711cから基部底面711aまで貫通する軸孔711dが設けられており、ベース板731の案内溝731cと対応する位置には、基部底面711aからベース板731の方向へ突設する案内ピン(特に図示しておらず)が設けられている。
また、基部底面711aから基部天面711cまでの長さは、ケース部730のベース板731の表面から側板732の立設端までの長さよりもやや短くなっており、これにより、回動部710がケース部730に取り付けられた際、回動基部711が、ベース板731及びカバー板750に挟まれた状態で空間S内に収納されるようになっている。
基部側面711bから誘導通路側面712aの上端縁までの長さは、基部側面711bから遊技領域側面712bの上端縁までの長さよりも長くなっている。
また、回動基部711がケース部730に取り付けられた際、回動弁712は、ケース部730における誘導通路640の方向の開口を介して空間Sから誘導通路640に突出し、常態では、誘導通路640内を鉛直上方に延び、回動弁712の先端が外レール13aのやや下方に位置するようになっている(図3D参照)。すなわち、回転基部711の基部側面711bから回動弁712の先端までの長さは、回転基部711がケース部730に取り付けられた際に常態で、誘導通路640をほぼ遮蔽できる程度となっている。
ここで、上述したように、回動基部711は略楕円柱状の部材であり、回動基部711から延設された回動弁712は薄板状の部材であり、回動基部711は回動弁712よりも重い部材となっている。
これにより、回動部710がケース部730及びカバー板750に取り付けられた際、常態では、回動基部711は、その自重によって軸ピン760を軸心として反時計回りに回動するように付勢されているものの、ベース板731の案内溝731cに挿通された案内ピンが当該案内溝731cの左端に当接した状態で停留している。このとき、回動弁712は誘導通路640内を鉛直上方に延びた状態となり、誘導通路640は回動弁712によりほぼ遮蔽されるようになっている(図3D参照)。
これに対して、発射装置により発射され誘導通路640内を上昇する遊技球が、回動片712の誘導通路側面712aに接触すると、回動基部711は、その自重に反して、回動片712の遊技領域側面712bがベース板731におけるボス731aの側面に当接するまで、軸ピン760を軸心として時計回りに回動する。また、遊技領域側面712bがボス731aの側面に当接した状態では、回動弁712は右上方(遊技領域12の上端方向)へ向けて延びた状態となり、誘導通路640は開放されるようになっている(図3E参照)。
また、上述したように、回動状態では、回動弁712は右上方へ延びた状態となり、このときの回動弁712の先端から外レール13aまでの距離は、遊技球の直径よりも長くなっており、さらには、非回動状態から回動状態に至るまでの間における、回動弁712の先端から外レール13aまでの距離の中で最も長くなっている。
そして、当該遊技球が遊技領域12に進入した後は、当該遊技球が誘導通路側側面712aに接触したことによる生じた力が解放されることにより、速やかに、回動基部711が自重によって反時計回りに回動し非回動状態となる。この非回動状態では、案内ピンが案内溝731cの左端に当接しているため、回動基部711はこれ以上反時計回りに回動することはできず、また、回動弁712の先端から外レール13aまでの距離は遊技球の直径よりも短くなっており、誘導通路640は回動弁712によりほぼ遮蔽された状態となる。すると、遊技領域12に進入した遊技球は、例えば、風車や釘に接触し遊技領域12から誘導通路640へ向かったとしても回動弁712の遊技領域側面712bに接触することとなり、誘導通路640への進入が妨げられる。このように、非回動状態においては、回動弁712により、遊技領域12に進入した遊技球が誘導通路640へ戻ることが防止されることとなる。
また、この回動中接触状態では、回動弁712の先端から外レール13aまでの距離は、非回動状態における回動弁712の先端から外レール13aまでの距離よりも長く、かつ回動状態における回動弁712の先端から外レール13aまでの距離よりも短くなっており、さらに、回動弁712の先端から外レール13aまでの距離D1は、戻り中遊技球BBの最下点Pから外レール13aまでの距離D2よりも短くなっている(図3G参照)。
さらに、この回動中接触状態では、回動片712の先端は、戻り中遊技球BBの最下点Pの左上側(すなわち、戻り中遊技球BBの最下点Pよりも上側であって、かつ左側)に位置するようになっている(図3G参照)。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の回動中接触状態において、回動弁712の先端から外レール13aまでの距離D1が、戻り中遊技球BBの最下点Pから外レール13aまでの距離D2より短くなっているため、上述のような事態が生じるのを抑止できる。
遊技領域12内には、図2及び図3Aに示すように、遊技球の流下方向を不規則にするための風車及び多数の釘と、遊技球が入球可能な一般入賞口14と、始動領域としての第1始動入賞口15及び第2始動入賞口16と、遊技球が通過可能なゲート20と、所定条件を満たすことで作動するアタッカー装置17と、遊技球を遊技領域12外へ導くアウト口19と、遊技の進行等に伴って各種演出や各種示唆(報知)を行う演出表示装置21、盤面演出ランプGL、右打ち報知ランプRL(特に図示しておらず)及び役物演出装置YSと、が設けられている。なお、図3Aにおいては、一部の釘のみを示しており、他の釘については省略している。
なお、一般入賞口14の設置個数や設置位置は特に限定されるものではない。
遊技球がゲート20を通過すると、後述する普通図柄の抽選が行われる。そして、当該普通図柄の抽選の結果が当たりであった場合、後述する可動片16bが所定時間突出するようになっている。
可動片16bの上面は、遊技盤11から突出した状態において、右端から左端に向けて下り傾斜となるように形成されている。ゲート20の直下には、可動片16bの右端が位置するようになっており、可動片16bの左端の左方に第2始動入賞口16が配置されている。第2始動入賞口16は、上方に向けて開口したコップ形状となっており、開口に到達した遊技球が第2始動入賞口16に入球するようになっている。また、本形態に係るパチンコ機Pでは、可動片16bの上面右端にある遊技球が第2始動入賞口16の開口に到達するまでの時間(以下、開口到達時間ともいう)がおよそ0.3秒となるように構成されている。
そして、可動片16bが遊技盤11から突出している状態(以下、突出状態ともいう)においては、この可動片16bの上面が遊技球を第2始動入賞口16の開口まで案内するガイド部材として機能する(図4(b)参照)。これに対して、可動片16bが遊技盤11に没入している状態(以下、没入状態ともいう)においては、可動片16bが遊技球を第2始動入賞口16の開口まで案内することができないようになっている(図4(a)参照)。
また、第2始動入賞口16へは、第2遊技領域12bを流下する遊技球のみ入球可能となっており、第1遊技領域12aを流下する遊技球は入球できないようになっている。
たとえば、第2始動入賞口16に対し、可動片16bとして、遊技盤11に直交する軸を中心に左右方向に回動して当該第2始動入賞口16を開閉可能な羽根部材を設けるようにしてもよい。具体的には、可動片16b(羽根部材)が閉じているときには第2始動入賞口16が閉状態となり、第2始動入賞口16への遊技球の入球は不可能であるのに対し、可動片16bが開くと第2始動入賞口16が開状態となり、この可動片16bが遊技球を第2始動入賞口16へ向けて案内するガイド部材として機能することにより、第2始動入賞口16への遊技球の入球が可能となるようにしてもよい。
また、可動片16bは、遊技盤11と水平な軸を中心に前後方向に回動して第2始動入賞口16を開閉する蓋部材としてもよいし、上下方向にスライドして第2始動入賞口16を開閉するシャッター部材としてもよい。
なお、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて払い出される賞球は、1個以上であれば特に限定されるものではなく、いかなる個数にしてもよい。また、第1始動入賞口15(可動片16bが併設されていない始動入賞口)と第2始動入賞口16(可動片16bが併設されている始動入賞口)とでは、賞球の数を同一にしてもよいし、異ならせてもよい。本形態に係るパチンコ機Pでは、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づいて払い出される賞球の数は3個、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて払い出される賞球の数は1個となっている。
また、図3Aに示すように、この大入賞口18へは、第2遊技領域12bを流下する遊技球が入球可能となっており、第1遊技領域12aを流下する遊技球は入球できないようになっている。また、特に図示していないが、第2遊技領域12bを流下する遊技球は、第2始動入賞口16へ入球したものを除いてほぼ全て大入賞口18へ到達可能となるように、釘や風車等が配置されている。したがって、大入賞口18が開状態となっている限りにおいて遊技球を打ち出し続けていれば、遊技球は大入賞口18へ入球するようになっている。
そして、本形態に係るパチンコ機Pでは、特定のラウンド遊技中に所定数(本形態では1個)の遊技球が特定領域57へ進入した場合、特別遊技の終了後の遊技状態が、遊技者にとって有利な遊技状態である高確率遊技状態及び後述する時短遊技状態JT2を組み合わせた遊技状態である高確率時短遊技状態に設定されるようになっている。これに対して、特定のラウンド遊技中に所定数の遊技球が特定領域57へ進入しなかった場合(すなわち、大入賞口18へ入球した遊技球が全て一般領域58へ進入した場合)、特別遊技の終了後の遊技状態が、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた遊技状態である低確率時短遊技状態LJT2に設定されるようになっている。
開閉扉18bの開閉パターン、振り分け部材59の作動パターン、遊技状態の設定に関しては、後程詳述する。
なお、上述のように、特別遊技中のラウンド遊技において所定数の遊技球が特定領域57へ進入したか否かより特別遊技の終了後の遊技状態を高確率時短遊技状態又は低確率時短遊技状態LJT2に設定するのではなく、大当たりに当選した場合に決定される特別図柄の種類に応じて、特別遊技の終了後の遊技状態を高確率時短遊技状態や低確率時短遊技状態LJT2に設定するようにしてもよい。たとえば、大当たりに当選した場合において、特定の特別図柄が決定されたときには、特別遊技の終了後の遊技状態が高確率時短遊技状態に設定されるものの、特定の特別図柄以外の特別図柄が決定された場合には、特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2や通常遊技状態に設定されるようにしてもよい。このように、特別遊技の終了後の遊技状態が特別図柄の種類に応じて決定されるようにした場合には、上述の特定領域57を設ける必要はない。
また、特別遊技中は、表示部21aにおいて、特別遊技の開始時に実行されるオープニング演出、後述するラウンド遊技中に実行されるラウンド遊技演出、全てのラウンド遊技が終了した後(特別遊技の終了時)に実行されるエンディング演出(以下、オープニング演出、ラウンド遊技演出、エンディング演出をまとめて特別遊技中演出ともいう)が行われる。オープニング演出ではオープニング画像が表示され、ラウンド遊技演出ではラウンド遊技画像が表示され、エンディング演出ではエンディング画像が表示されるようになっている。
なお、演出表示装置21は、液晶表示装置に限定されるものではなく、たとえば、外周に図柄が付された複数のドラムを用いて各種表示を行うドラム式の表示装置等を用いてもよい。
右打ち報知ランプRLは、特に図示していないが、演出表示装置21の右側に設けられており、点灯及び消灯が可能なLEDにより構成されている。
本形態の役物演出装置YSは、図2に示すように円板形状の構造物となっており、駆動モータM(特に図示しておらず)により、遊技領域12の中央上端に対応する初期位置から、遊技領域12の中央よりも上方に対応する可動位置までの範囲内で上下に変位(移動)可能となっている。また、役物演出装置YSは、可動位置において、回転モータRM(特に図示しておらず)により、時計回り又は反時計回りに回転可能となっている。役物演出装置YSは、常態においては初期位置に停留しており、種々のタイミング(たとえば、後述するリーチ発展演出の実行中等)で可動位置まで変位し、この可動位置において、時計回り又は反時計回りに回転(所定の態様で作動)する役物回転演出が行われるようになっている。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の初期位置は演出表示装置21の中央上端よりも上方の位置となっており、上述の可動位置は演出表示装置21の中央上端の位置となっている。すなわち、役物演出装置YSは、常態において停留する初期位置では演出表示装置21と重ならないようになっているものの、可動位置では演出表示装置21と所定の間隙を挟み、その前面において重なるようになっている。これにより、常態においては、演出表示装置21で実行される変動演出が役物演出装置YSによって妨げられるのを防止し、当該変動演出の視認性を確保することができる。一方、役物回転演出は、役物演出装置YSが可動位置まで変位して行われるため、当該役物回転演出に対し遊技者を注目させることができる。また、役物演出装置YSは、可動位置にあるときには、表示部21aに表示される後述の発動警告文字画像とその前面において重なるようになっており、発動警告文字画像は役物演出装置YSにより視認困難又は視認不可となる。
なお、役物演出装置YSにより実行される演出としては、役物回転演出に限定されるものではない。たとえば、役物演出装置YSにLED等のランプを設け、このランプが所定の態様で点灯するような演出を実行できるようにしてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pは、演出装置として、演出表示装置21のほか、上述の音声出力装置10としてのスピーカや、種々の色や点灯パターンで発光することにより演出を行う演出照明装置23としてのランプ(図1参照)を備えている。
なお、演出装置としては、これらに限定されるものではなく、たとえば、種々のタイミングや態様で可動する演出役物装置等を備えてもよい。
なお、演出操作装置9としては、操作ダイヤル9aや操作ボタン9b等に限定されるものではなく、上下左右方向の入力が可能な十字キー等を設けてもよい。また、操作ダイヤル9aや操作ボタン9b等の演出操作装置9を設けるとともに、上述の十字キーを別途設けてもよい。
電源スイッチ650はオン又はオフに切り替えることが可能となっており、電源スイッチ650がオンになると電源基板600から各基板に電源が供給され、電源スイッチ650がオフになると電源基板600から各基板への電源の供給が停止する。
なお、本明細書においては、電源スイッチ650がオンになり電源が供給されることを「電源がオン」になるともいい、電源スイッチ650がオフになり電源の供給が停止することを「電源がオフ」になるともいうものとする。
次に、パチンコ機Pの作動を制御する制御手段について説明する。
上述の制御手段は、図6に示すように、主制御基板100、発射払出制御基板200、副制御基板300、遊技球貸出制御基板400及び電源基板600により構成されている。
また、図6に示すように、主制御基板100には、発射払出制御基板200及び副制御基板300が接続され、また、発射払出制御基板200には、遊技球貸出制御基板400が接続されている。また、主制御基板100及び発射払出制御基板200には、遊技進行上の種々の外部信号(以下、外部情報ともいう)をパチンコ機Pの外部(たとえば、遊技場のホールコンピュータ等)に送信するための外部情報端子基板500が接続されている。また、各基板には電源基板600が接続されている。
主制御基板100は、上述の如く、設定値やパチンコ機Pの制御状態等を記憶するとともに、パチンコ機Pにおいて行われる遊技を制御するものである。具体的には、遊技球が第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ入球することを契機に開始される特図遊技(当否抽選、特別図柄の決定、特別図柄の変動表示(以下、特別図柄の変動ともいう)等)、遊技球がゲート20を通過することを契機に開始される普図遊技(普通図柄の抽選、普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動ともいう)等)、及び上述の特別遊技等を制御する。
出玉に関する設定としては、1段階のみならず、たとえば、設定値1から設定値6までの6段階のように複数段階を定めるようにしてもよい。出玉に関する設定として複数段階を定めた場合、この設定値の違いにより、当否抽選における大当たりの当選の確率が異なるように設定することができる。たとえば、設定値1よりも設定値6の方が大当たりの当選の確率が大きくなるように設定することができ、大当たりの当選の確率が高ければ賞球を獲得できる可能性も高くなるので、設定値を変更することにより、そのパチンコ機Pにおいて想定される賞球の払い出し量が変化する。当否抽選において用いられる当否乱数判定テーブル110は、設定値1~6のそれぞれに対応して設けられ、設定値が変更されたときには、設定値ごとに設けられた当否乱数判定テーブル110がまるごと変更されることとなる。
主制御基板100には、後述するように、RAMクリアスイッチ109及び設定スイッチ108が設けられている。本形態に係るパチンコ機Pでは、前扉3が開放されており、かつRAMクリアスイッチ109及び設定スイッチ108の両方をオンにした状態で電源を投入すると、設定値を変更可能な設定変更状態へ移行する。そして、この設定変更状態中において、RAMクリアスイッチ109の押下操作を行うことにより設定値を変更できるようになっている。本形態に係るパチンコ機Pでは、上述したように、出玉に関する設定として設定値1の1段階のみ定められているため、設定変更状態中にRAMクリアスイッチ109を押下操作しても設定値1のままとなる(すなわち、設定値は変更されない)。
なお、出玉に関する設定が1段階のみ設けられているパチンコ機、及び出玉に関する設定が複数段階設けられているパチンコ機のいずれであっても、設定値に関して同様の制御や処理が実行され得るように設定されている(すなわち、設定値に関する制御や処理について共通の処理プログラム(モジュール)が設けられている)ものの、たとえば、本形態のように出玉に関する設定が1段階のみ設けられているパチンコ機では、上記のように設定変更状態中にRAMクリアスイッチ109を押下操作しても設定値が変更されない等、設けられている設定の段階数に応じて、一部の制御や処理の実行、不実行が異なるようにしている。本明細書では、出玉に関する設定が複数段階設けられているパチンコ機を前提として設定値に関する各種制御や処理を説明し、必要に応じて、本形態のように出玉に関する設定が1段階のみ設けられている場合の制御や処理の違いを補足的に説明するものとする。
そして、パチンコ機Pの制御状態が設定変更状態であるときに、上述のRAMクリアスイッチ109の押下操作を行うことで、設定されている設定値を変更できる(切り替えることができる)ようになっている。なお、上述したように、本形態に係るパチンコ機Pでは、設定値1の1段階のみが定められているため、設定変更状態中にRAMクリアスイッチ109の押下操作をしても設定値は変更されない。
設定値の記憶や変更、電源がオンとなったときに設定される制御状態等については、後程詳述する。
メインCPU101は、後述する各種センサやタイマからの信号に基づき、メインROM102に格納されている制御プログラムやテーブルを読み出して演算処理を行うとともに、メインCPU101に接続されている各種装置の制御や、演算処理の結果に基づく他の基板(副制御基板300等)へのコマンド送信等の処理を行う。
第1領域には、設定値、滞在中の制御状態(遊技可能状態、設定確認状態、設定変更状態、遊技停止状態)を示す遊技機状態フラグが記憶される。また、第2領域には、電源がオフとなる時点で算定されるメインRAM103のチェックサム、及び電源がオフとなる時点で行われるメインRAM103のバックアップ処理に異常があったかどうかを判定するためのバックアップフラグが記憶される。また、第3領域には、パチンコ機Pに発生したエラーの情報等が記憶される。
また、第4領域には、遊技の進行に係る各種データ(後述する変動中の特別図柄の情報、遊技球の発射位置(遊技球を打ち出す遊技領域12)、第1特図保留数、第2特図保留数、高確回数、時短回数、特図遊技の進行状況を示す実行フェーズデータ、普図保留数、普図遊技の進行状況を示す普図実行フェーズデータ、特別図柄の非変動中である旨の情報等)が記憶されるようになっている。なお、第4領域に記憶されるデータはこれらに限定されるものではなく、たとえば、特別遊技が終了してからの変動回数が特定回数に至ると特殊な変動パターンが決定されるように設定されたパチンコ機Pにおいては、上述の特定回数の情報等が記憶されるようにしてもよい。
そして、この使用外領域においては、上述の発射球数や賞球数等のデータに基づいて、出玉率、特別電動役物比率、役物比率等の遊技に関する情報が算出されるようになっている。
ここで、出玉率は、発射球数に対する総賞球数の割合であり、総賞球数/発射球数により算出される値である。また、特別電動役物比率は、総賞球数に対する特別電動役物総賞球の割合であり、特別電動役物総賞球数/総賞球数により算出される値である。また、役物比率は、総賞球数に対する役物総賞球数の割合であり、役物総賞球数/総賞球数により算出される値である。
また、本明細書においては、上述の使用外領域に記憶される発射球数や払い出された賞球数等のデータを「遊技性能データ」ともいい、また、上述の出玉率等の遊技に関する情報を「遊技性能表示情報」ともいう。
差球作動停止制御については、後程、詳述する。
具体的には、設定確認状態中や設定変更状態中においては、メインRAM103の使用領域(第1領域)に記憶されている設定値が表示される。また、遊技可能状態中においては、メインRAM103の使用外領域に記憶されている遊技性能表示情報が表示される。また、遊技停止状態中やパチンコ機Pにエラーが発生した場合には、その旨を示すコードが表示される。
なお、メイン情報表示装置105は、7セグメント表示器により構成するのではなく、液晶表示器やドットマトリクス表示器等により構成してもよい。また、メイン情報表示装置105は、メインIC104から受信したデータを独自に処理する装置が内蔵されていなければ他の装置を内蔵してもよく、たとえば、メイン情報表示装置105の作動をコントロールするためのドライバ回路等を内蔵してもよい。
また、試験専用出力端子107は、型式試験の際に用いられる試験信号を出力するための端子であり、主制御基板100の表面上に設けられている。ここで、型式試験は、パチンコ機Pが予め定められた規則に適合しているかどうかを判断する試験であり、試験信号は、型式試験の際に用いられる信号である。本形態に係るパチンコ機Pでは、種々のタイミングでメインCPU101により各種試験信号が生成され、生成された試験信号を試験専用出力端子107からパチンコ機Pの外部へ出力可能となっている。具体的には、型式試験には試験用のコンピュータ(特に図示しておらず)が用いられるようになっており、この試験用のコンピュータには試験専用出力端子107と接続可能な専用の受信端子(特に図示しておらず)が設けられている。そして、試験専用出力端子107に上述の受信端子を接続すると、メインCPU101により生成され試験専用出力端子107から出力される試験信号が、この受信端子を介して、パチンコ機Pの外部における試験用のコンピュータに入力される。
試験信号の出力については、後程詳述する。
また、RAMクリアスイッチ109は、メインRAM103に記憶されている各種データのクリア及び設定値の変更に用いられるものである。このRAMクリアスイッチ109には、押下操作が可能な押下ボタン109a(図3I参照)が設けられており、この押下ボタン109aが押下操作されていないときは、RAMクリアスイッチ109はオフになっているが、押下ボタン109aが押下操作されると、RAMクリアスイッチ109がオンになる。
そして、設定変更状態中に押下ボタン109aを操作する(RAMクリアスイッチ109がオンになる)ことで、設定値を変更する(切り替える)ことができるようになっている。上述の如く、設定値はメインRAM103の使用領域に記憶されるようになっており、設定値が変更される場合には、このメインRAM103の使用領域に記憶されている設定値が変更されることとなる。
なお、主制御基板100の表面に設けられる装置や電子部品は、上述のものに限定されるものではなく、たとえば、メイン情報表示装置105への各種情報の表示の実行や表示内容の切り換えを行うためのスイッチ等を設けてもよい。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、メインRAM103に記憶されているデータのクリア及び設定値の変更はいずれも、RAMクリアスイッチ109を操作することで行われるようになっているが、これに限定されるものではない。たとえば、RAMクリアスイッチ109とは別個独立の設定変更スイッチを設け、RAMクリアスイッチ109はメインRAM103に記憶されているデータのクリアに用いるように設定し、設定変更スイッチは設定値の変更に用いるように設定してもよい。
そして、これらの各検出センサから出力される検出信号や各スイッチのオン又はオフを示す信号が、主制御基板100に入力されるようになっている。
なお、主制御基板100に接続されるセンサはこれらに限定されるものではなく、たとえば、一般領域58へ遊技球が進入したことを検出する一般領域検出センサ等を設けてもよい。
また、電波検出センサ71aは、電波を検出するとオンとなり電波検出信号を主制御基板100に出力し、電波の検出中は、電波検出信号が連続して出力される。そして、電波検出センサ71aは、電波を検出しなくなるとオフとなり主制御基板100への電波検出信号の出力を停止する。また、主制御基板100では、電波検出センサ71aから電波検出信号が入力されると主制御電波エラーが発生したものと判定する。
また、振動検出センサ72は、パチンコ機Pが振動していることを検出するとオンとなり振動検出信号を主制御基板100に出力し、振動の検出中は、振動検出信号が連続して出力される。そして、振動検出センサ72は、パチンコ機Pの振動を検出しなくなるとオフとなり主制御基板100への振動検出信号の出力を停止する。また、主制御基板100では、振動検出センサ72から振動検出信号が入力されると主制御振動エラーが発生したものと判定する。
そして、主制御基板100によって、各ソレノイドが駆動されることで第2始動入賞口16に併設された可動片16bの突没制御、大入賞口18の開閉制御や振り分け部材59の変位制御が行われ、また、各表示装置の表示制御が行われるようになっている。
発射払出制御基板200は、主に、各種入賞口への遊技球の入球に基づく賞球や遊技者の所定の操作に基づいて貸し出される遊技球の払い出し、及び、遊技球の発射を制御するものである。
発射払出制御基板200は、図6に示すように、払出CPU201、払出ROM202及び払出RAM203を備えており、主制御基板100と双方向に通信可能となるように接続されている。
また、回転操作信号が発射払出制御基板200に入力されている場合であっても、発射停止スイッチ5cからの制御信号(以下、発射停止制御信号ともいう)が発射払出制御基板200に入力されると、球送りソレノイド60及び発射モータ61の通電を止めて遊技球の発射を停止させる制御が行われる。
なお、パチンコ機Pの制御状態が遊技停止状態のときに、又は、パチンコ機Pの制御状態が遊技可能状態であって、かつ差球作動停止制御に関する状態が発動状態となっているときに、回転操作信号が発射払出制御基板200に入力されても、球送りソレノイド60及び発射モータ61は通電されず、遊技球を発射させる制御は行われない。
また、パチンコ機Pの制御状態が遊技停止状態であるとき、又は、パチンコ機Pの制御状態が遊技可能状態であるときには差球作動停止制御に関する状態にかかわらず(すなわち、差球作動停止制御に関する状態が発動警告前状態、発動警告状態、発動予告状態又は発動状態のいずれであっても)、発射払出制御基板200は、回転操作信号が入力されると、ハンドル操作コマンドを主制御基板100に送信し、回転操作信号の入力が停止すると、主制御基板100へのハンドル操作コマンドの送信を停止する。すなわち、回転操作信号が入力されている間(遊技者が操作ハンドル5に触れて回転操作を行っている間)は、ハンドル操作コマンドが主制御基板100に連続して送信される。
なお、遊技球を発射する装置としては、発射モータ61ではなく、ロータリーソレノイドを用いてもよい。
そして、主制御基板100から送信される賞球指定コマンドを発射払出制御基板200が受信すると、当該発射払出制御基板200は、この賞球指定コマンドに基づいて所定個数の遊技球(賞球)を払い出すように払出モータ62を制御する。このとき、払い出された遊技球の個数が払出計数スイッチ63によって計数され、所定個数の遊技球が払い出されたか否かの判定が可能となっている。
なお、遊技球(賞球)の払い出しに関する外部信号は、払出賞球信号に限定されるものではない。たとえば、遊技球の実際に払い出されたことに基づく信号ではなく、主制御基板100から賞球指定コマンドを受信したことに基づく受信賞球信号を外部情報端子基板500に送信するようにしてもよい。これにより、パチンコ機Pの外部の装置においても、受信した賞球指定コマンドに基づいて払い出される予定の遊技球の数を把握できるようにしてもよい。
これに対して、本体枠開放検出センサ2aは、本体枠2が開放されていることを検出しなくなるとオフとなり、本体枠開放検出信号の出力を停止する。発射払出制御基板200は、本体枠開放検出信号の入力が止まると、本体枠2が閉じられたと判断し、主制御基板100への本体枠開放コマンドの送信を停止する。
これに対して、前扉開放検出センサ3aは、前扉3が開放されていることを検出しなくなるとオフとなり、扉開放検出信号の出力を停止する。発射払出制御基板200は、扉開放検出信号の入力が止まると、前扉3が閉じられたと判断し、主制御基板100への扉開放コマンドの送信を停止する。
受皿満タン検出センサ7aは、遊技球が上述の所定位置に達したことを検出するとオンとなり、受皿検出信号を発射払出制御基板200に出力するようになっており、貯留された遊技球が上述の所定位置に達している間は、受皿検出信号が連続して出力される。そして、発射払出制御基板200は、受皿検出信号が入力されると、受皿満タンコマンドを主制御基板100に送信する。
これに対して、受皿満タン検出センサ7aは、遊技球が上述の所定位置に達したことを検出しなくなるとオフとなり発射払出制御基板200への受皿検出信号の出力を停止する。そして、発射払出制御基板200は、受皿検出信号の入力が止まると、受皿7の満タン状態が解除されたと判断し、主制御基板100への受皿満タンコマンドの送信を停止する。
また、アウト口電波検出センサ71bは、電波を検出するとオンとなり、電波検出信号を発射払出制御基板200に出力するようになっており、電波を検出している間は、電波検出信号が連続して出力される。これに対して、アウト口電波検出センサ71bは、電波を検出しなくなるとオフとなり、発射払出制御基板200への電波検出信号の出力を停止する。
また、払出電波検出センサは、電波を検出するとオンとなり、電波検出信号を発射払出制御基板200に出力するようになっており、電波を検出している間は、電波検出信号が連続して出力される。これに対して、払出電波検出センサは、電波を検出しなくなるとオフとなり、発射払出制御基板200への電波検出信号の出力を停止する。
なお、これらの機器は、遊技球貸出制御基板400を介して発射払出制御基板200と接続するのではなく、発射払出制御基板200に直接接続するようにしてもよい。
上述の検出信号を受信すると、遊技球貸出装置Rは、記憶されている価値情報から所定の価値情報を減算する処理を行い、発射払出制御基板200に減算した価値情報に対応する個数(たとえば、125個)の遊技球を貸球として払い出すための貸球払出コマンドを送信するとともに、発射払出制御基板200及び遊技球貸出制御基板400を介して、価値情報表示装置35に減算した価値情報に対応する減算コマンドを送信する。
そして、貸球払出コマンドを受信すると、発射払出制御基板200においては、減算された価値情報に対応する個数(たとえば、125個)の遊技球を払い出す制御が行われる。また、減算コマンドを受信すると、価値情報表示装置35においては、減算後の価値情報への更新表示が行われる。
そして、発射払出制御基板200では、当該発射払出制御基板200に接続されている上述のスイッチの作動状況、発射払出制御基板200に接続されている上述のセンサから発射払出制御基板200に出力される各種信号等に基づいて、払出関連エラーのうち、球切れエラー、満タンエラー、払出計数スイッチエラー、球詰まりエラー、過剰賞球エラー、払出電波エラー、払出モータエラー、の発生の判定(発生の検出)が行われるようになっている。
なお、本明細書において、エラーの発生の判定とは、スイッチの作動状況、各種センサ(たとえば、払出電波検出センサ、本体枠開放検出センサ2a等)による検出に基づいて具体的にエラーの発生を判定することのみならず、スイッチの作動状況の検出や各種センサによる検出が行われたことも意味するものである。
ここで、上述の如く、本体枠2の開放を検出する本体枠開放検出センサ2a、及び、前扉3の開放を検出する前扉開放検出センサ3aはいずれも、発射払出制御基板200に接続されているが、扉開放エラーの発生の判定は、発射払出制御基板200ではなく、主制御基板100で行われるようになっている。
具体的には、発射払出制御基板200に本体枠開放検出信号が入力されることにより発射払出制御基板200から送信される本体枠開放コマンド、又は、発射払出制御基板200に前扉開放検出信号が入力されることにより発射払出制御基板200から送信される前扉開放コマンドの少なくともいずれか一方を受信すると、主制御基板100において、扉開放エラーが発生したものと判定する。
そして、扉開放エラーが発生したものと判定した場合、主制御基板100は、遊技球の払い出し動作の制御を停止するための払出停止コマンドを発射払出制御基板200に送信する。これにより、扉開放エラーの発生中において、発射払出制御基板200では遊技球の払い出し動作を停止する制御が行われる。
そして、主制御基板100において、扉開放エラーを除く払出関連エラーの発生が把握された場合や、扉開放エラー又は主制御関連エラーが発生したものと判定された場合には、メインCPU101は、発生したエラーを示すエラー示唆コマンドを副制御基板300に送信する。これにより、副制御基板300においても各種エラーの発生を把握することができるとともに、発生したエラーに対応するエラー示唆画像を演出表示装置21に表示したり、発生したエラーに対応する態様で各種ランプ(盤面演出ランプGL、前扉演出ランプDL、状態報知ランプEL)を点灯させたり、発生したエラーに対応するエラー示唆音声を音声出力装置10から出力させたりすることで、発生したエラーが示唆されるようになっている。
また、エラーの発生原因が消滅し発生していたエラーが解除されると、エラーの判定に用いられるコマンドを受信しなくなる等により、主制御基板100において、発生していたエラーの解除の把握又は判定がなされる。そして、発生していたエラーの解除が把握された場合や、発生していたエラーが解除されたものと判定した場合には、メインCPU101は、エラーの解除を示すエラー解除コマンドを副制御基板300に送信する。これにより、副制御基板300においても、発生していたエラーの解除を把握できるとともに、発生していたエラーの示唆を終了することができるようになっている。
副制御基板300は、遊技中や待機中等に実行される演出を制御するものである。
この副制御基板300は、図6に示すように、各種演算処理を行うサブCPU301と、演出を実行するための制御プログラム、演出の実行に必要なデータやテーブル等を格納するサブROM302と、演算処理時の一時記憶領域等として用いられるサブRAM303と、を備えており、主制御基板100から副制御基板300への一方向に通信可能となるように接続されている。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、音声制御基板と電飾制御基板とを別個に設けているが、これらの基板の機能を集約した1枚の基板(音声電飾制御基板)を設け、当該基板により、音声出力及び照明の点灯のいずれをも制御するようにしてもよい。
電源基板600は、主制御基板100、発射払出制御基板200、副制御基板300等の各基板に電力を供給するものである。この電源基板600にはバックアップ電源が設けられている。また、本形態に係るパチンコ機Pには、電源基板600から供給される電力の電圧値を検出するための電断検出回路が設けられている。この電源検出回路は、供給される電力の電圧値が所定値以下になった場合(たとえば、電源スイッチ650がオフとなった場合や不測の電源断が発生した場合)に電断が発生したと判断して、主制御基板100に電断発生信号を送信する。また、電圧値が所定値よりも大きくなった場合(たとえば、電源スイッチ650がオンとなった場合や不測の電源断から復帰した場合)には電断から復帰したと判断して、主制御基板100への電断発生信号の送信を停止する。
具体的には、このイニシャル処理が実行されると、役物演出装置YSが可動位置まで移動した後、初期位置まで移動するようになっている。また、本形態に係るパチンコ機Pでは、イニシャル処理が開始されてから終了するまでの時間が25秒となっている。
次に、本形態のパチンコ機Pにおける遊技について、メインROM102に格納されている各種テーブルに基づいて説明する。
上述の如く、本形態のパチンコ機Pにおいては、特図遊技と普図遊技の遊技が並行して進行する。また、これら両遊技を進行する際の遊技状態としては、低確率遊技状態(いわゆる非確変状態)又は高確率遊技状態(いわゆる確変状態)のいずれかの遊技状態と、非時短遊技状態又は時短遊技状態のいずれかの遊技状態と、が組み合わされたいずれかの遊技状態が設定されるようになっている。また、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、時短遊技状態として、時短遊技状態JT1及び時短遊技状態JT2の2つが設けられており、いずれかの時短遊技状態を設定可能となっている。
具体的には、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた遊技状態である通常遊技状態、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた遊技状態である低確率時短遊技状態LJT1、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた遊技状態である低確率時短遊技状態LJT2、又は、高確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた遊技状態である高確率時短遊技状態のいずれかの遊技状態が設定される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、時短遊技状態JT2は非時短遊技状態及び時短遊技状態JT1よりも、可動片16bが突出状態に維持されやすい(すなわち、第2始動入賞口16へ遊技球が入球しやすい)ように設定されている。また、後述するように若干の差はあるものの、非時短遊技状態及び時短遊技状態JT1はいずれも、可動片16bがほぼ突出状態に維持されない(すなわち、第2始動入賞口16へ遊技球がほぼ入球しない)ように設定されている。
なお、工場出荷直後や、後述する異常時初期化処理や通常初期化処理の実行後の初期状態においては、通常遊技状態が設定されるようになっている。
そして、この当否抽選によって大当たりの当選との判定結果が導出されると(すなわち、大当たりに当選すると)、大入賞口18が開放され当該大入賞口18へ遊技球を入球させることが可能となる特別遊技が実行され、さらに、当該特別遊技の終了後の遊技状態が、低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態のいずれかに設定されるようになっている。すなわち、当該特別遊技の終了後は、低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態のいずれかへ移行するようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態において時短図柄J1が決定されると、低確率遊技状態は変わることなく時短遊技状態JT1が設定されるようになっている。すなわち、通常遊技状態において上述の当否抽選によって時短付与に当選し時短図柄J1が決定されると、低確率遊技状態はそのままに、非時短遊技状態が時短遊技状態JT1に変更され、これにより低確率時短遊技状態LJT1へ移行する。また、通常遊技状態において時短図柄J2が決定されると、低確率遊技状態は変わることなく時短遊技状態JT2が設定されるようになっている。すなわち、通常遊技状態において上述の当否抽選によって時短付与に当選し時短図柄J2が決定されると、低確率遊技状態はそのままに、非時短遊技状態が時短遊技状態JT2に変更され、これにより低確率時短遊技状態LJT2へ移行する。
これに対して、通常遊技状態において上述の当否抽選によってハズレとなる(大当たりに当選せず、かつ時短付与にも当選しない)と、遊技状態は通常遊技状態のままとなる。
このように、本形態に係るパチンコ機では、通常遊技状態においては、大当たりの当選及び特別遊技の実行を経由することなく、時短遊技状態(時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)又は時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2))が設定され得るようになっている。すなわち、大当たりの当選及び特別遊技の実行を経由することなく遊技状態を変更可能となっている。
しかし、本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態以外の遊技状態中に、時短付与に当選し時短図柄J1又はJ2が決定されても、当該決定に基づく新たな時短遊技状態は設定されず、当該決定時に設定されていた遊技状態が維持されるようになっている。すなわち、低確率時短遊技状態LJT1中、低確率時短遊技状態LJT2中又は高確率時短遊技状態中に時短付与に当選しても、当該当選に基づく時短遊技状態が改めて設定されることはなく、設定中の低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が継続する。
このように、本形態に係るパチンコ機では、通常遊技状態以外の遊技状態においては、通常遊技状態と異なり、大当たりの当選及び特別遊技の実行を経由することなく、新たな時短遊技状態が設定されることはないようになっている。
そして、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中は、遊技球が第1始動入賞口15へ入球するように、遊技者に第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出し(いわゆる左打ち)を行わせ、低確率時短遊技状態LJT2中、高確率時短遊技状態中及び特別遊技中は、大入賞口18へ遊技球が入球し、或いは遊技球がゲート20を通過及び第2始動入賞口16へ入球するように、遊技者に第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出し(いわゆる右打ち)を行わせるようになっている。すなわち、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中は、遊技者に主に第1遊技領域12aにおいて遊技を行わせ、低確率時短遊技状態LJT2中及び高確率時短遊技状態中は、遊技者に主に第2遊技領域12bにおいて遊技を行わせるようになっている。
具体的には、低確率時短遊技状態LJT2や高確率時短遊技状態が設定されると、又は特別遊技が開始されると、第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出す旨を促す右打ち示唆(たとえば、演出表示装置21の表示部21aにおける「→→→右打ち」という右打ち示唆画像の表示、第2遊技領域12bへ向けて遊技を打ち出す旨を促す右打ち報知ランプRLの点灯等)が行われる。また、通常遊技状態が設定されると、第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出す旨を促す左打ち示唆(たとえば、演出表示装置21の表示部21aにおける「←←←左打ち」という左打ち示唆画像の表示、上述の右打ち報知ランプRLの消灯等)が行われる。なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態において時短図柄J1が決定されると低確率時短遊技状態LJT1が設定されるが、低確率時短遊技状態LJT1が設定された場合には上述の左打ち示唆は行われない。
ここで、本形態に係るパチンコ機Pは、当否抽選や特別図柄の決定に係る乱数として、当否抽選の結果(大当たりの当選、時短付与の当選又はハズレ)の判定に用いられる当否乱数、特別図柄の種類の決定に用いられる特別図柄乱数、及び、後述する変動パターンコマンドの決定に用いられる変動パターン乱数を有している。
なお、本形態に係るパチンコ機Pにおいて、上述の当否乱数には、主制御基板100に内蔵されたハードウェア乱数を用いている。この当否乱数は、一定の規則に従って更新され、乱数列が一巡するごとに自動的に乱数列が変更されるとともに、システムリセット毎にスタート値が変更されるようになっている。
また、変動パターンコマンドは、当否抽選の結果を報知可能な変動演出のパターン(変動時間、態様)を決定するためのものである。変動パターンコマンドの決定に用いられる乱数は上述のものに限定されず、たとえば、この乱数に加えて他の乱数を用いてもよい。
この保留記憶領域は、第1始動入賞口15への遊技球の入球により取得される、当否抽選や特別図柄の決定に係る乱数の各乱数値(以下、第1特図乱数という)を記憶するための第1保留記憶領域、及び、第2始動入賞口16への遊技球の入球により取得される、当否抽選や特別図柄の決定に係る乱数の各乱数値(以下、第2特図乱数という)を記憶するための第2保留記憶領域から構成されている。そして、これらの保留記憶領域は、それぞれ第1記憶部から第4記憶部までの計4つの記憶部から構成されており、第1特図乱数を計4組、第2特図乱数を計4組記憶可能となっている。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1保留記憶領域に記憶されている第1特図乱数の組数(以下、第1保留数ともいう)は、第1保留数カウンタ(特に図示しておらず)に記憶され、第2保留記憶領域に記憶されている第2特図乱数の組数(以下、第2保留数ともいう)は、第2保留数カウンタ(特に図示しておらず)に記憶されるようになっている。
なお、本明細書においては、上述のように、第1特図乱数や第2特図乱数が保留記憶領域に記憶されることを「保留」や「保留記憶」ともいい、また、第1保留数や第2保留数を単に「保留数」ともいう。
なお、当否抽選等に係るテーブルはこれらに限定されるものではなく、他に、乱数に基づく判定や決定を行う必要がある場合には、適宜、テーブルを設けてもよい。
すなわち、高確率判定テーブル110bは、低確率判定テーブル110aに比べて、大当たりの当選確率がおよそ6倍となるように設定されている。また、低確率判定テーブル110a及び高確率判定テーブル110bのいずれであっても、時短付与の当選の確率は同一となるように設定されている。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述のように、大当たりの当選と判定される当否乱数の数値範囲における下限値が同一であり、かつ上限値が異なるように設定されていたが、これに限定されるものではなく、上限値が同一であり、かつ下限値が異なるように設定してもよい。
同様に、同一の設定値に対応する高確率判定テーブル及び低確率判定テーブルのいずれにおいても、時短付与の当選の確率が同一となるように設定してもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、0~199の数値範囲内で1個の特別図柄乱数が取得される。そして、上述の当否抽選が行われると、遊技球が入球した始動入賞口に応じて、第1始動入賞口判定テーブル111a又は第2始動入賞口判定テーブル111bのいずれかの特別図柄乱数判定テーブル111が選択され、取得された特別図柄乱数と選択された特別図柄乱数判定テーブル111とに基づいて、特別図柄の種類が決定される。
また、時短付与の当選となった場合において、特別図柄乱数が0~169であったときに時短図柄J1が決定され、特別図柄乱数が170~199であったときに時短図柄J2が決定される。すなわち、この第1始動入賞口判定テーブル111aにおいては、時短付与の当選となった場合に、時短図柄J1が決定される確率は85%、時短図柄J2が決定される確率は15%となっている。
また、時短付与の当選となった場合において、特別図柄乱数が0~169であったときに時短図柄J1が決定され、特別図柄乱数が170~199であったときに時短図柄J2が決定される。すなわち、この第2始動入賞口判定テーブル111bにおいては、第1始動入賞口判定テーブル111aと同様に、時短付与の当選となった場合に、時短図柄J1が決定される確率は85%、時短図柄J2が決定される確率は15%となっている。
すなわち、特別図柄乱数判定テーブル111は、大当たりに当選した場合と時短付与に当選した場合とに参照され、ハズレの場合には参照されないようになっている。
さらに、図9(a)に示すように、大当たり図柄X1又はX4が決定された場合には、1ラウンド、3ラウンドの各ラウンド遊技中は、振り分け部材59が第1位置に停留する(位置する)という態様(作動パターン)で作動するようになっており、さらに、2ラウンドのラウンド遊技中も、振り分け部材59が第1位置に停留するという態様で作動するようになっている。
また、図9(b)に示すように、大当たり図柄X2又はX5が決定された場合には、1ラウンド、3ラウンドの各ラウンド遊技中は、大当たり図柄X1又はX4が決定された場合と同様に、振り分け部材59が第1位置に停留するという態様で作動するようになっている。これに対して、2ラウンドのラウンド遊技中は、振り分け部材59が第2位置に停留するという態様で作動するようになっている。
また、図9(c)に示すように、大当たり図柄X3又はX6が決定された場合には、1ラウンド、3ラウンド、4ラウンド~10ラウンドの各ラウンド遊技中は、大当たり図柄X1、X2、X4又はX5が決定された場合と同様に、振り分け部材59が第1位置に停留するという態様で作動するようになっており、さらに、2ラウンドのラウンド遊技中は、大当たり図柄X2又はX5が決定された場合と同様に、振り分け部材59が第2位置に停留するという態様で作動するようになっている。
これに対して、大当たり図柄X1又はX4が決定された場合には、2ラウンドのラウンド遊技において、大入賞口18は29.0秒連続して開放されるものの振り分け部材59が第1位置に停留するため、大入賞口18へ遊技球が入球しても当該遊技球は全て一般領域58へ進入してしまい、遊技球を特定領域57へ進入させることは不可能となっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技が実行された場合には、当該特別遊技中に特定領域57へ所定数の遊技球が進入したか否かに応じて、特別遊技の終了後の遊技状態が設定されるようになっている。また、通常遊技状態において時短付与の当選となり時短図柄J1又はJ2が決定された場合には、決定された時短図柄に応じた遊技状態が設定されるようになっている。また、本形態に係るパチンコ機Pでは、後述するように、決定された大当たり図柄の種類に対応して特定領域57への遊技球の進入の可否が設定されており、実質的に、決定された大当たり図柄によって、当該決定に基づく特別遊技の終了後に高確率時短遊技状態へ移行するか否かが定まっている。
この場合には、特別遊技の終了後、大当たりに当選することなく当否抽選の結果が100回導出されるまで(特別図柄の変動回数が100回に到達するまで)、低確率時短遊技状態LJT2が継続する。そして、低確率時短遊技状態LJT2中に当否抽選の結果が100回全て大当たりの当選以外(すなわち、時短付与の当選又はハズレ)となると、低確率遊技状態はそのままに、時短遊技状態JT2が非時短遊技状態に変更されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率遊技状態における大当たりの当選の確率がおよそ1/300となっているため(図7(a)参照)、低確率時短遊技状態LJT2中には必ずしも大当たりに当選するとは限らない。
この場合には、特別遊技の終了後、大当たりに当選することなく当否抽選の結果が10000回導出されるまで(特別図柄の変動回数が10000回に到達するまで)、高確率時短遊技状態が継続する。そして、高確率時短遊技状態中に当否抽選の結果が10000回全て大当たりの当選以外となると、高確率遊技状態が低確率遊技状態に変更され、かつ時短遊技状態JT2が非時短遊技状態に変更されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、高確率遊技状態における大当たりの当選の確率がおよそ1/50となっており(図7(b)参照)、実質的には、大当たりに再度当選するまで、上述の高確率時短遊技状態が継続することとなる。
ただし、大当たり図柄X2、X3、X5又はX6が決定された場合であっても、たとえば大入賞口18が開放しないといった異常発生等により、当該決定に基づく特別遊技中に特定領域57へ所定数の遊技球が進入しなかったときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される。
ただし、大当たり図柄X1又はX4が決定された場合であっても、たとえば振り分け部材59が第2位置に停留するといった異常発生等により、当該決定に基づく特別遊技中に特定領域57へ所定数の遊技球が進入したときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が高確率時短遊技状態に設定される。
この場合には、大当たりに当選することなく当否抽選の結果が10000回導出されるまで(特別図柄の変動回数が10000回に到達するまで)、低確率時短遊技状態LJT1が継続する。そして、低確率時短遊技状態LJT1中に当否抽選の結果が10000回全て大当たりの当選以外となると、低確率遊技状態はそのままに、時短遊技状態JT1が非時短遊技状態に変更されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述したように、低確率遊技状態における大当たりの当選の確率がおよそ1/300となっており(図7(a)参照)、実質的には、大当たりに再度当選するまで、上述の低確率時短遊技状態LJT1が継続することとなる。
この場合には、大当たりに当選することなく当否抽選の結果が10000回導出されるまで(特別図柄の変動回数が10000回に到達するまで)、低確率時短遊技状態LJT2が継続する。そして、低確率時短遊技状態LJT2中に当否抽選の結果が10000回全て大当たりの当選以外となると、低確率遊技状態はそのままに、時短遊技状態JT2が非時短遊技状態に変更されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述したように、低確率遊技状態における大当たりの当選の確率がおよそ1/300となっており(図7(a)参照)、実質的には、大当たりに再度当選するまで、上述の低確率時短遊技状態LJT2が継続することとなる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述のように特別図柄が決定されると、当該決定の結果に基づいて変動パターンコマンドが決定される。変動パターンコマンドは、上述の如く、変動演出の変動パターンを決定するためのものであり、変動パターンコマンドにより、変動演出の態様及び変動時間(特別図柄の変動表示の変動時間)が決定される。なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、変動演出が前半部分と後半部分に分けられており、変動演出の前半部分の態様及び変動時間、並びに、変動演出の後半部分の態様及び変動時間はいずれも、変動パターンコマンドにより決定されるようになっている。
具体的には、決定された変動パターンコマンドは、主制御基板100から副制御基板300に送信され、副制御基板300は、受信した変動パターンコマンドに基づいて、変動演出の具体的な態様(たとえば、表示部21aに表示する画像等)を決定する。
同様に、低確率時短遊技状態LJT2中や高確率時短遊技状態中においては、遊技者に第2遊技領域12bで遊技を行わせるため、原則として第2始動入賞口16へ遊技球が入球し第1始動入賞口15への遊技球の入球はイレギュラーなものとなるが、第1始動入賞口15及び第2始動入賞口16のいずれへ遊技球が入球した場合であっても、現時点の遊技状態に応じた同一の変動パターンテーブル114を用いて、変動パターンコマンドが決定される。
また、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づいて変動パターンコマンドを決定する場合には、当該時点の第1保留数が参照され、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて変動パターンコマンドを決定する場合には、当該時点の第2保留数が参照される。
また、時短図柄J2が決定されると、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数が0~249であったときに「13秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0FH」が決定される。
また、時短図柄J1又はJ2が決定され、かつ現時点の保留数が2以上の場合において、変動パターン乱数が0~219であったときに「2秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「2DH」が決定され、変動パターン乱数が220~239であったときに「20秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「2EH」が決定され、変動パターン乱数が240~249であったときに「45秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「2FH」が決定される。
また、時短図柄J1又はJ2が決定され、かつ現時点の保留数が2以上の場合において、変動パターン乱数が0~219であったときに「1秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「3DH」が決定され、変動パターン乱数が220~239であったときに「20秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「3EH」が決定され、変動パターン乱数が240~249であったときに「45秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「3FH」が決定される。
たとえば、決定された変動パターンコマンドが「02H」(前半部分の変動時間は13秒、後半部分の変動時間は7秒)であった場合には、前半部分の変動時間及び後半部分の変動時間の合計値20秒(=13秒+7秒)が、変動演出全体(特別図柄の変動表示全体)の変動時間となる。
なお、「00H」、「01H」、「0EH」、「0FH」、「10H」、「11H」、「1CH」、「20H」、「21H」、「2CH」、「2DH」、「30H」、「31H」、「3CH」、「3DH」の変動パターンコマンドには、前半部分の変動時間として「0秒」が定められている。これらの変動パターンコマンドが決定された場合には、対応する後半部分の変動時間の間、当該変動パターンコマンドに応じて定められた態様により、変動演出全体が実行されるようになっている。
具体的には、遊技球が入球した始動入賞口が第1始動入賞口15の場合には、上述の変動時間の間、第1特別図柄表示装置30が点滅表示され、遊技球が入球した始動入賞口が第2始動入賞口16の場合には、上述の変動時間の間、第2特別図柄表示装置31が点滅表示される。そして、変動時間の経過後、後述する停止表示時間が経過するまで、決定された特別図柄が停止表示される。
また、変動演出は、前半部分と後半部分とに分けるのではなく、より多くの部分に分けて、対応するコマンドに基づいてそれぞれの部分の態様を決定するようにしてもよい。
この停止表示時間テーブル115には、現時点の遊技状態(当否抽選の実行時の遊技状態)、及び、上述のように決定された特別図柄の種類に応じて停止表示時間が定められている。メインCPU101は、この停止表示時間テーブル115を参照して、現時点の遊技状態及び決定された特別図柄に応じた停止表示時間を決定する。そして、特別図柄の変動表示が終了(停止)すると、決定された停止表示時間が経過するまで当該特別図柄が停止表示されることとなる。
図13に示すように、停止表示時間テーブル115によれば、現時点の遊技状態が通常遊技状態であった場合において、ハズレ図柄Z1又はZ2が決定されたときには0.5秒の停止表示時間が決定され、大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5又はX6が決定されたときには0.5秒の停止表示時間が決定され、時短図柄J1又はJ2が決定されたときには20秒の停止表示時間が決定される。
また、現時点の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態であった場合において、ハズレ図柄Z1又はZ2が決定されたとき、大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5又はX6が決定されたとき、及び、時短図柄J1又はJ2が決定されたときはいずれも、0.5秒の停止表示時間が決定される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、発射装置(図示しておらず)により発射され遊技領域12を流下する遊技球がゲート20を通過すると、可動片16bを作動させて当該可動片16bを突出させるか否かを決定する普通図柄の抽選が行われる。そして、この普通図柄の抽選によって当たりとなると、所定の作動時間の間、可動片16bが突出状態となるため、可動片16bの上面右端に流下した遊技球が第2始動入賞口16へ案内され、第2始動入賞口16への遊技球の入球が可能となる。
この普通図柄の抽選は、遊技球がゲート20を通過することを契機に取得される当たり決定乱数、及び、メインROM102に格納されており当該乱数を判定するための当たり決定乱数判定テーブル116に基づいて、行われる。
なお、本形態に係るパチンコ機Pにおいて、当たり決定乱数には、主制御基板100に内蔵されたハードウェア乱数を用いている。この当たり決定乱数は、一定の規則に従って更新され、乱数列が一巡するごとに自動的に乱数列が変更されるとともに、システムリセット毎にスタート値が変更されるようになっている。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、普図保留記憶領域に記憶されている当たり決定乱数の数(以下、普図保留数ともいう)は、普図保留数カウンタ(特に図示しておらず)に記憶されるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技球がゲート20を通過すると、0~65535の数値範囲内で1個の当たり決定乱数が取得される。そして、普通図柄の抽選を行う時点の遊技状態が非時短遊技状態であれば、第1判定テーブル116aが選択され、取得された当たり決定乱数と選択された第1判定テーブル116aとに基づいて普通図柄の抽選が行われる。また、普通図柄の抽選を行う時点の遊技状態が時短遊技状態JT1であれば、第2判定テーブル116bが選択され、取得された当たり決定乱数と選択された第2判定テーブル116bとに基づいて普通図柄の抽選が行われる。また、普通図柄の抽選を行う時点の遊技状態が時短遊技状態JT2であれば、第3判定テーブル116cが選択され、取得された当たり決定乱数と選択された第3判定テーブル116cとに基づいて普通図柄の抽選が行われる。
図14(b)に示すように、第2判定テーブル116bによれば、第1判定テーブル116aと同様に、当たり決定乱数が1~65500であった場合に当たりと判定され、これ以外の当たり決定乱数(0、65501~65535)であった場合にハズレと判定される。したがって、この第2判定テーブル116bにおいて当たりとなる確率も、第1判定テーブル116aと同様に、およそ99/100となる。
図14(c)に示すように、第3判定テーブル116cによれば、第1判定テーブル116a及び第2判定テーブル116bと同様に、当たり決定乱数が1~65500であった場合に当たりと判定され、これ以外の当たり決定乱数(0、65501~65535)であった場合にハズレと判定される。したがって、この第3判定テーブル116cにおいて当たりとなる確率も、第1判定テーブル116a及び第2判定テーブル116bと同様に、およそ99/100となる。
以上のように、本形態に係るパチンコ機Pでは、いずれの遊技状態であっても、普通図柄の抽選により当たりとなる確率は同一となるように設定されている。
なお、普通図柄の抽選によって当たりとなった場合には当たり図柄が決定され、ハズレとなった場合にはハズレ図柄が決定される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、図15に示すように、遊技状態が非時短遊技状態の場合には、10秒の変動時間が設定された普通図柄の変動パターンが決定され、遊技状態が時短遊技状態JT1の場合には、非時短遊技状態よりもやや短い9.5秒の変動時間が設定された普通図柄の変動パターンが決定され、遊技状態が時短遊技状態JT2の場合には、非時短遊技状態及び時短遊技状態JT1よりも極めて短い1秒の変動時間が設定された普通図柄の変動パターンが決定される。なお、特に図示していないが、特別遊技中は、非時短遊技状態と同様に、10秒の変動時間が設定された普通図柄の変動パターンが決定される。
そして、普通図柄の変動パターンが決定されると、この普通図柄の変動パターンに設定された変動時間の間、普通図柄表示装置32(図3A参照)が点滅表示される。そして、普通図柄の抽選により当たりとなって当たり図柄が決定された場合には、普通図柄表示装置32が点灯し、ハズレとなってハズレ図柄が決定された場合には、普通図柄表示装置32が消灯する。
なお、本明細書においては、普通図柄表示装置32の点滅表示を「普通図柄の変動」、普通図柄表示装置32の点灯又は消灯を「普通図柄の停止表示」、「普通図柄の変動の停止」、「普通図柄の変動停止」等という。
本形態に係るパチンコ機Pでは、普通図柄表示装置32が点灯すると、可動片16bが、可動片作動制御テーブル118に定められた態様で作動するようになっている。具体的には、遊技状態が非時短遊技状態の場合には、図16に示すように、可動片ソレノイド16cが0.05秒(=0.05秒×1回)通電されるため、当該可動片16bが0.05秒間、突出状態となる。また、遊技状態が時短遊技状態JT1の場合には、図16に示すように、可動片ソレノイド16cが0.08秒(=0.08秒×1回)通電されるため、当該可動片16bが、非時短遊技状態よりもやや長い0.08秒間、突出状態となる。また、遊技状態が時短遊技状態JT2の場合には、図16に示すように、可動片ソレノイド16cが3秒(=3秒×1回)通電されるため、当該可動片16bが、非時短遊技状態及び時短遊技状態JT1よりも長い3秒間、突出状態となる。なお、特に図示していないが、特別遊技中は、非時短遊技状態と同様に、可動片16bが0.05秒間、突出状態となる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、非時短遊技状態中及び時短遊技状態JT1中はいずれも、第2始動入賞口16への遊技球の入球は不可能であるものの、時短遊技状態JT2中は、高い頻度で第2始動入賞口16への遊技球の入球が可能となる。したがって、時短遊技状態JT2中(低確率時短遊技状態LJT2中、高確率時短遊技状態中)は、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく賞球を頻繁に獲得することができるため、非時短遊技状態中(通常遊技状態中)及び時短遊技状態JT1中(低確率時短遊技状態LJT1中)よりも、遊技の進行に伴う遊技球の減少を抑えながら、所定時間あたりの当否抽選の機会を多く獲得できることとなる。
上述したように、パチンコ機Pの電源がオフからオンになると(電断から復帰すると)、主制御基板100のメインCPU101が、電源がオフとなる前(電断発生直前)に滞在していた制御状態、電源がオンとなった時点(電断復帰時)における設定スイッチ108のオン又はオフ、RAMクリアスイッチ109のオン又はオフ、本体枠開放検出センサ2aのオン又はオフ(本体枠2の開放又は閉鎖)、電源がオフとなった時点で行われるメインRAM103のバックアップ処理の異常(以下、バックアップ異常という)の発生の有無、メインRAM103における異常(以下、RAM異常という)の発生の有無に応じて、いずれかの制御状態を設定する。
ここで、主制御基板100におけるバックアップ異常、RAM異常の発生及び解除について説明する。
電断復帰時において、電断発生時のメインRAM103の記憶データと電断復帰時のメインRAM103の記憶データとに不整合が生じていた場合に、バックアップ異常が発生したと判断され、上述の不整合が生じていなかった場合に、バックアップ異常が発生していないと判断される。
このバックアップ異常は、一過性の原因(たとえば、一時的にいずれかの装置に異常が生じたことによりデータの読み込みや保持に失敗した場合等)により発生する可能性が高い。また、新規にメインROM102やメインRAM103等を取り付けてパチンコ機Pの電源をオンにした場合には、これよりも前にバックアップ処理が実行されていないため、必ずバックアップ異常が発生することとなる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、RAM異常の発生の判断対象となるのは当該使用領域内のみであり、使用外領域においてデータの読み書きが不可能となっていた場合には、RAM異常が発生したとは判断されない。なお、使用領域内のみならず、使用領域内及び使用外領域の両方をRAM異常の発生の判断対象としてもよい。そして、このように設定したときには、使用領域内及び使用外領域の少なくともいずれか一方においてデータの読み書きが不可能となっていた場合に、RAM異常が発生したと判断して、後述する処理(異常時初期化処理、遊技停止状態の設定)を行ってもよい。
このRAM異常は、チップの破損等、ハードウェア自体に異常が生じているために発生する可能性が高く、メインRAM103の交換や修理が必要となる。
なお、後述するが、遊技停止状態が設定される場合に実行される異常時初期化処理では、メインRAM103に記憶されている全データ(すなわち、使用領域及び使用外領域に記憶されている全データ、具体的には、設定値、遊技機状態フラグ、試験信号情報、チェックサム、バックアップフラグ、エラーの情報、遊技の進行に係る各種データ、遊技性能データ)がクリアされる。
また、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定された場合には、電断復帰時にRAM異常が解除された状態(メインRAM103の交換や修理が行われRAM異常が無い状態)で設定変更条件を満たすことにより設定変更状態が設定され、その後、設定スイッチ108がオフになることで遊技可能状態が設定される。一方、電断復帰時にRAM異常が解除されていないときや、設定変更条件を満たしていないときには、遊技停止状態に滞在したままとなる。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、バックアップ異常やRAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定された場合には、電源を入れ直しても、直接、遊技可能状態が設定されることはなく、設定変更条件を満たした状態で電源をオンにすることにより設定される設定変更状態を経て、遊技可能状態が設定される(遊技可能状態へ移行する)。
以下、電断復帰時に設定される制御状態について、図17~図18を参照して、具体的に説明する。
(1)電断復帰時に、設定スイッチ108がオフ、RAMクリアスイッチ109がオフ、本体枠開放検出センサ2aがオフ、バックアップ異常の発生無し、RAM異常の発生無しであった場合
この場合には、図17に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、電断発生直前の制御状態が設定される。すなわち、電断復帰時の制御状態は、電断発生直前に滞在していた制御状態のままとなる。
また、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態であって、かつ特別遊技中であったときには、電断復帰時には特別遊技が再開される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、原則として、設定スイッチ108がオンとなっている間のみ、設定変更状態又は設定確認状態に滞在するようになっている。上述の場合には、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であったときには電断復帰時に設定変更状態が設定され、電断発生直前の制御状態が設定確認状態であったときには電断復帰時に設定確認状態が設定されるが、設定スイッチ108はオフであるため、設定変更状態又は設定確認状態が設定された後すぐに遊技可能状態が設定(遊技可能状態に変更)されることとなる。
この場合にも、図17に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、電断発生直前の制御状態が設定される。
また、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態であって、かつ特別遊技中であったときには、電断復帰時には特別遊技が再開される。
また、この場合に、電断復帰時に設定変更状態又は設定確認状態が設定されたときには、その後すぐに遊技可能状態が設定されることはない。
この場合には、図17に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態又は設定確認状態であったときには、電断復帰時に、RAMクリアスイッチ109がオンであることに基づいて実行される通常初期化処理が行われ、遊技可能状態が設定される。また、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であったときには、電断復帰時に、通常初期化処理が行われ、設定変更状態が設定される。また、電断発生直前の制御状態が遊技停止状態であったときには、電断復帰時に遊技停止状態が設定される。
また、後述するが、RAMクリアスイッチ109がオンであることに基づいて実行される通常初期化処理では、メインRAM103の使用領域における第2領域~第4領域に記憶されているデータ(すなわち、チェックサム、バックアップフラグ、エラーの情報、遊技の進行に係る各種データ)がクリアされる。そのため、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態であった場合に、保留が記憶されていたときや特別図柄や普通図柄の変動表示中であったときには、記憶されていた保留はクリアされ、特別図柄や普通図柄の変動表示はリセットされる。特別遊技中であったときには、この特別遊技もリセットされる。
また、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であって、かつ設定値の変更中であったとき、上述の通常初期化処理では設定値はクリアされないため、電断復帰後に設定された設定変更状態においても、電断発生直前に変更中の設定値(メインRAM103に記憶されている設定値)がそのまま維持される。そして、設定変更状態が設定された後すぐに遊技可能状態が設定される。これにより、設定変更状態が終了するため、後述するように変更中の設定値が確定することとなる。
この場合にも、図17に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定確認状態であったときには、電断復帰時に、通常初期化処理が行われ、遊技可能状態が設定される。また、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であったときには、電断復帰時に、通常初期化処理が行われ、設定変更状態が設定される。また、電断発生直前の制御状態が遊技停止状態であったときには、電断復帰時に遊技停止状態が設定される。
また、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態であった場合に、保留が記憶されていたときや特別図柄や普通図柄の変動表示中であったときには、記憶されていた保留はクリアされ、特別図柄や普通図柄の変動表示はリセットされる。特別遊技中であったときには、この特別遊技もリセットされる。
また、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であって、かつ設定値の変更中であったときには、電断復帰後に設定された設定変更状態においても、電断発生直前に変更中の設定値がそのまま維持される。そして、設定変更状態が設定された後すぐに遊技可能状態が設定されることはなく設定変更状態は終了しないため、この時点では変更中の設定値は確定しない。
この場合には、図17に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に電断発生直前の制御状態が設定される。
また、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態であって、かつ特別遊技中であったときには、電断復帰時には特別遊技が再開される。
また、設定変更状態又は設定確認状態が設定された後すぐに遊技可能状態が設定される。
この場合には、図17に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定確認状態であったときには、電断復帰時に設定確認状態が設定される。また、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であったときには、電断復帰時に設定変更状態が設定される。また、電断発生直前の制御状態が遊技停止状態であったときには、電断復帰時に遊技停止状態が設定される。
また、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態であって、かつ特別遊技中であったときには、電断復帰時に設定確認状態が設定され、その後、設定スイッチ108がオフになると特別遊技が再開される。
また、設定変更状態が設定された後すぐに遊技可能状態が設定されることはない。
この場合には、図17に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定確認状態であったときには、電断復帰時に、通常初期化処理が行われ、遊技可能状態が設定される。また、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であったときには、電断復帰時に、通常初期化処理が行われ、設定変更状態が設定される。また、電断発生直前の制御状態が遊技停止状態であったときには、電断復帰時に遊技停止状態が設定される。
また、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態であった場合に、保留が記憶されていたときや特別図柄や普通図柄の変動表示中であったときには、記憶されていた保留はクリアされ、特別図柄や普通図柄の変動表示はリセットされる。特別遊技中であったときには、この特別遊技もリセットされる。
また、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であって、かつ設定値の変更中であったときには、電断復帰後に設定された設定変更状態においても、電断発生直前に変更中の設定値がそのまま維持される。そして、設定変更状態が設定された後すぐに遊技可能状態が設定される。これにより、設定変更状態が終了するため、変更中の設定値が確定することとなる。
この場合には、図17に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであっても、電断復帰時に、通常初期化処理が実行され、設定変更状態が設定される。
また、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態であった場合に、保留が記憶されていたときや特別図柄や普通図柄の変動表示中であったときには、記憶されていた保留はクリアされ、特別図柄や普通図柄の変動表示はリセットされる。特別遊技中であったときには、この特別遊技もリセットされる。
また、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であって、かつ設定値の変更中であったときには、電断復帰後に設定された設定変更状態においても、電断発生直前に変更中の設定値がそのまま維持される。そして、設定変更状態が設定された後すぐに遊技可能状態が設定されることはなく設定変更状態は終了しないため、この時点では変更中の設定値は確定しない。
すなわち、電断復帰時に、設定スイッチ108がオフ、RAMクリアスイッチ109がオフ、本体枠開放検出センサ2aがオフ、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオン、RAMクリアスイッチ109がオフ、本体枠開放検出センサ2aがオフ、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオフ、RAMクリアスイッチ109がオン、本体枠開放検出センサ2aがオフ、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオン、RAMクリアスイッチ109がオン、本体枠開放検出センサ2aがオフ、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオフ、RAMクリアスイッチ109がオフ、本体枠開放検出センサ2aがオン、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオン、RAMクリアスイッチ109がオフ、本体枠開放検出センサ2aがオン、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオフ、RAMクリアスイッチ109がオン、本体枠開放検出センサ2aがオン、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合にはいずれも、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであっても、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、バックアップ異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される(図17参照)。
この場合には、図17に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであっても、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、設定変更状態が設定される。
また、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態であった場合に、保留が記憶されていたときや特別図柄や普通図柄の変動表示中であったときには、記憶されていた保留はクリアされ、特別図柄や普通図柄の変動表示はリセットされる。特別遊技中であったときには、この特別遊技もリセットされる。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、この場合(電断復帰時にバックアップ異常が発生していた場合)には、電断復帰時に実行される異常時初期化処理において、設定値のクリアも行われるようになっている。そのため、電断発生直前の制御状態が設定変更状態であって、かつ設定値の変更中であったときには、電断復帰後に設定された設定変更状態において、電断発生直前に変更中の設定値(メインRAM103に記憶されている設定値)は維持されず、メインRAM103に記憶されている設定値が、初期値として予め定められた設定値(本形態では「1」)に変更される。なお、設定変更状態が設定された後すぐに遊技可能状態が設定されることはなく設定変更状態は終了しないため、この時点では設定値は確定しない。
この場合には、図18に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、バックアップ異常が発生していなかったときには、RAM異常が発生しているにもかかわらず、その旨を発見(検出)できない場合がある。また、RAM異常の発生の判断対象となるのは使用領域内のみであり、使用外領域においてデータの読み書きが不可能となっていた場合には、RAM異常が発生したとは判断されない。このように、RAM異常を発見できなかった場合や、RAM異常が発生したと判断されない場合には、RAM異常が発生していなかったものとして、上述の(1)の場合と同様の電断復帰時の制御状態の設定が行われる。
この場合にも、図18に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される。
また、RAM異常を発見できなかった場合や、RAM異常が発生したと判断されない場合には、RAM異常が発生していなかったものとして、上述の(2)の場合と同様の電断復帰時の制御状態の設定が行われる。
この場合にも、図18に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される。
また、RAM異常を発見できなかった場合や、RAM異常が発生したと判断されない場合には、RAM異常が発生していなかったものとして、上述の(3)の場合と同様の電断復帰時の制御状態の設定が行われる。
この場合にも、図18に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される。
また、RAM異常を発見できなかった場合や、RAM異常が発生したと判断されない場合には、RAM異常が発生していなかったものとして、上述の(4)の場合と同様の電断復帰時の制御状態の設定が行われる。
この場合にも、図18に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される。
また、RAM異常を発見できなかった場合や、RAM異常が発生したと判断されない場合には、RAM異常が発生していなかったものとして、上述の(5)の場合と同様の電断復帰時の制御状態の設定が行われる。
この場合にも、図18に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される。
また、RAM異常を発見できなかった場合や、RAM異常が発生したと判断されない場合には、RAM異常が発生していなかったものとして、上述の(6)の場合と同様の電断復帰時の制御状態の設定が行われる。
この場合にも、図18に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される。
また、RAM異常を発見できなかった場合や、RAM異常が発生したと判断されない場合には、RAM異常が発生していなかったものとして、上述の(7)の場合と同様の電断復帰時の制御状態の設定が行われる。
この場合にも、図18に示すように、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定変更状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであったときにも、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される。
また、RAM異常を発見できなかった場合や、RAM異常が発生したと判断されない場合には、RAM異常が発生していなかったものとして、上述の(8)の場合と同様の電断復帰時の制御状態の設定が行われる。
このように、本形態に係るパチンコ機Pでは、RAM異常が発生した場合には、設定変更条件を満たしたときであっても、設定変更状態に優先して遊技停止状態が設定されることとなる。
すなわち、電断復帰時に、設定スイッチ108がオフ、RAMクリアスイッチ109がオフ、本体枠開放検出センサ2aがオフ、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオン、RAMクリアスイッチ109がオフ、本体枠開放検出センサ2aがオフ、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオフ、RAMクリアスイッチ109がオン、本体枠開放検出センサ2aがオフ、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオン、RAMクリアスイッチ109がオン、本体枠開放検出センサ2aがオフ、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオフ、RAMクリアスイッチ109がオフ、本体枠開放検出センサ2aがオン、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオン、RAMクリアスイッチ109がオフ、本体枠開放検出センサ2aがオン、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオフ、RAMクリアスイッチ109がオン、本体枠開放検出センサ2aがオン、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合、設定スイッチ108がオン、RAMクリアスイッチ109がオン、本体枠開放検出センサ2aがオン、バックアップ異常の発生有り、RAM異常の発生無しであった場合にはいずれも、電断発生直前の制御状態が遊技可能状態、設定確認状態、遊技停止状態のいずれであっても、電断復帰時に、異常時初期化処理が実行され、バックアップ異常の発生に基づく遊技停止状態に優先してRAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される(図18参照)。
なお、設定確認状態又は設定変更状態が設定された後すぐに遊技可能状態が設定された場合には、メイン情報表示装置105に一瞬、設定値が表示された後、遊技可能状態の設定に伴って遊技性能表示情報が表示されることとなる。
たとえば、「1」~「6」の設定値(6段階の設定)が設けられているパチンコ機Pでは、メインRAM103に記憶されている設定値が「2」であった場合において、本体枠2が開放されている状態で押下ボタン109aが押下操作されると、メインRAM103に記憶される設定値が「3」に変更されることとなる。そして、本体枠2が開放されている状態で押下ボタン109aが押下操作されるごとに、メインRAM103に記憶される設定値が「4」→「5」→「6」と変更され、「6」の次には「1」に変更される。なお、メインRAM103に記憶される設定値が変更されるごとに、メイン情報表示装置105における設定値の表示も変更されるようになっている。
そして、設定スイッチ108がオフになると、これ以降はメインRAM103に記憶されている設定値の変更が不可となる。すなわち、この時点でメインRAM103に記憶されている設定値が、新たな設定値として確定することとなる。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、1段階の設定のみ設けられているため、押下ボタン109aが押下操作されても設定値が変更されることはない。また、メイン情報表示装置105における設定値の表示も変更されることはない。
本形態に係るパチンコ機Pにおいてノイズ等が発生した場合には、メインRAM103の使用領域に記憶されている設定値が異常値(たとえば、「1」以外の値等)に書き換えられるような事態が発生し得る。このように、記憶されている設定値が異常値となるような事態(以下、設定値異常ともいう)が発生した場合には、適切な設定値に基づいた大当たりの抽選を行うことができず、遊技の進行に深刻な影響を与えるおそれがある。
そこで、本形態に係るパチンコ機Pでは、メインCPU101が、遊技可能状態中において、上述の大当たりの抽選又は普通図柄の抽選が行われる時点で、設定値異常が発生しているか否かを判定する設定値異常判定処理を行う。そして、この設定値異常判定処理において設定値異常が発生していると判定された場合には、上述の異常時初期化処理が実行され、設定値異常の発生に基づく遊技停止状態が設定される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技の実行中は次の大当たりの抽選及び特別図柄の変動表示は行われないため、大当たりの抽選に基づく設定値異常判定処理は、特別遊技の非実行中にのみ実行可能である。これに対して、普通図柄の抽選は特別遊技の非実行中及び実行中のいずれにおいても行われるため、普通図柄の抽選に基づく設定値異常判定処理は、特別遊技の非実行中及び実行中のいずれにおいても実行可能である。
すなわち、設定値異常の発生に基づく遊技停止状態が設定された場合には、バックアップ異常やRAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定された場合と同様に、電源を入れ直しても、直接、遊技可能状態が設定されることはなく、設定変更条件を満たした状態で電源をオンにすることにより設定される設定変更状態を経て、遊技可能状態が設定される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、バックアップ異常、RAM異常、設定値異常の発生に基づいて遊技停止状態が設定される場合には、異常時初期化処理が実行される。また、電断復帰時にバックアップ異常が発生しているときに、設定変更条件を満たして設定変更状態が設定される場合にも、異常時初期化処理が実行される。
この異常時初期化処理では、上述の如く、メインRAM103に記憶されている全データ(使用領域及び使用外領域に記憶されている全データ、具体的には、設定値、遊技機状態フラグ、試験信号情報、チェックサム、バックアップフラグ、エラーの情報、遊技の進行に係る各種データ、遊技性能データ等)がクリアされる。
なお、バックアップ異常、RAM異常、設定値異常の発生に基づく遊技停止状態が設定された場合には、その後、設定変更状態が設定されたことにより、デフォルトの設定値として「1」がメインRAM103の使用領域に自動的に記憶されるようにしてもよい。
また、電断復帰時に、RAMクリアスイッチ109がオフであって、かつ遊技可能状態又は設定確認状態が設定される場合には、メインRAM103の一部をクリアするクリア処理が実行される。このクリア処理では、メインRAM103の使用領域における第2領域及び第3領域に記憶されているデータ(すなわち、チェックサム、バックアップフラグ、エラーの情報)がクリアされる。
なお、以下では、異常時初期化処理及び通常初期化処理を総称して、単に、RAMクリアという場合がある。
上述の如く、本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技可能状態中であって特図遊技、普図遊技、特別遊技が実行されている際に、ノイズ等が生じることで設定値異常が発生したことにより、設定値異常の発生に基づく遊技停止状態が設定されるような場合がある。また、上述の際に、たとえば、瞬間的な停電(すなわち、瞬断)が発生し、停電が復帰したときに(電断復帰したときに)主制御基板100においてバックアップ異常やRAM異常が発生したことにより、バックアップ異常やRAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定されるような場合もある。
本形態に係るパチンコ機Pでは、設定値異常、バックアップ異常、RAM異常の発生に基づき上述の設定が行われたことにより遊技停止状態に滞在しているときには、当該遊技停止状態が設定される前の遊技可能状態中に実行されていた特図遊技、普図遊技、特別遊技は行われず、遊技が進行しないようになっている。
すなわち、遊技可能状態であって、かつ後述する差球作動停止制御に関する状態が発動警告前状態、発動警告状態、発動予告状態であるときには、操作ハンドル5の回転操作が行われると遊技球が発射されるものの、遊技停止状態においては、操作ハンドル5の回転操作が行われても遊技球は発射されない。
なおここで、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、各制御状態(遊技可能状態、設定確認状態、設定変更状態、遊技停止状態)が設定されると、主制御基板100のメインCPU101は各制御状態が設定された旨を示す状態設定コマンドを発射払出制御基板200や副制御基板300に送信する。これにより、発射払出制御基板200や副制御基板300においても、設定された制御状態を把握できるようになっている。
また、遊技可能状態中に特別図柄の変動表示、普通図柄の変動表示、特別遊技が実行されていた場合には、遊技停止状態が設定されると、主制御基板100のメインCPU101が特別図柄の変動表示、普通図柄の変動表示、特別遊技の実行を停止するようになっている。
このように、遊技停止状態においては、主制御基板100のメインCPU101が上述の制御を行うことにより遊技が進行しないこととなる。
これにより、パチンコ機Pの外部の装置においても、第1始動入賞口15や第2始動入賞口16への入球に基づく特別図柄の変動表示や大当たりの当選等を把握できるようになっている。
たとえば、上述の入賞信号の送信中に遊技停止状態となった場合には、主制御基板100のメインCPU101が特別図柄の変動表示を停止し、メインCPU101は実行中の入賞信号の送信を停止することができなくなり、当該入賞信号は送信されたままの状態となる。また、上述の入賞信号が送信されていないときに遊技停止状態となった場合には、その後に第1始動入賞口15や第2始動入賞口16に遊技球が入球しても、主制御基板100のメインCPU101は当該入球を検出せず、メインCPU101は上述の入賞信号の送信を開始することができなくなる。
また、上述の大当たり信号の送信中に遊技停止状態となった場合には、主制御基板100のメインCPU101が特別遊技の実行を停止し、メインCPU101は実行中の大当たり信号の送信を停止することができなくなり、当該大当たり信号は送信されたままの状態となる。また、上述の大当たり信号が送信されていないときに遊技停止状態となった場合には、その後、主制御基板100のメインCPU101は特別遊技を開始しないため、メインCPU101が上述の大当たり信号の送信を開始することはない。
副制御基板300により遊技停止コマンドが受信されると、演出表示装置21において所定の遊技停止状態設定示唆画像が表示され、音声出力装置10から所定の遊技停止状態示唆音声が出力され、前扉演出ランプDL、状態報知ランプEL、盤面演出ランプGLが所定の点灯パターンにより点灯又は消灯することにより、遊技停止状態が設定された旨が示唆される。また、パチンコ機Pの外部へ出力されたセキュリティ信号は、ホールコンピュータや各種情報を表示するための外部表示装置により受信可能となっており、これにより、遊技停止状態が設定された旨をホールコンピュータにおいて把握することができ、遊技停止状態が設定された旨を外部表示装置において示唆することができるようになっている。
さらに、本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技停止状態において、第2始動入賞口16の可動片16b及び大入賞口18の開閉扉18bの作動が制限されるようになっている。
具体的には、遊技停止状態においては、主制御基板100のメインCPU101が、第2始動入賞口16の可動片16bを突没駆動する可動片ソレノイド16cを作動させないように制御し、また、大入賞口18の開閉扉18bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド18cを作動させないように制御する。
また、たとえば、遊技可能状態中に普通図柄の抽選で当たりとなった後、第2始動入賞口16の可動片16bが突出する前に遊技停止状態が設定された場合には、可動片16bは突出せず、遊技停止状態中は可動片16bが没入したままとなる。また、たとえば、遊技可能状態中に特別遊技が実行されており、所定のラウンド遊技が終了し大入賞口18の開閉扉18bが閉じた後、次のラウンド遊技が開始され開閉扉18bが開く前に遊技停止状態が設定された場合には、開閉扉18bは開放されず、遊技停止状態中は開閉扉18bが閉じたままとなる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技停止状態において、メインCPU101が上述のような制御を行うことにより遊技が進行しないようになっている。
一方、遊技停止状態中には、発射払出制御基板200による遊技球を発射する制御は停止されるものの、発射払出制御基板200による遊技球の払い出しの制御は停止しない。
このように、本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技可能状態中にいずれかの入賞口へ遊技球が入球し、当該入球に基づく賞球の払い出しの最中に遊技停止状態が設定された場合には、主制御基板100による遊技の進行及び発射払出制御基板200による遊技球の発射については停止するものの、発射払出制御基板200による賞球の払い出しは停止することなく遊技停止状態中も継続して行われる。
これにより、球貸ボタン36の押下操作による所定個数の遊技球(貸球)の払い出しが行われているときに、遊技停止状態が設定された場合であっても、所定個数全ての遊技球が払い出されることとなる。すなわち、遊技停止状態が設定される前に球貸ボタン36が押下操作され、遊技球の払い出しが開始されたものの、遊技停止状態が設定された時点では未だ払い出しが完了していない遊技球も全て払い出される。
これにより、本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技停止状態中に球貸ボタン36が押下操作された場合であっても、所定個数全ての遊技球が払い出される。
さらに、遊技停止状態中にカード返却ボタン37が押下操作された場合にも、カード返却スイッチ37aが返却要求信号を遊技球貸出装置Rに送信するため、遊技停止状態中であっても、遊技球貸出装置Rによりカードを排出する制御が行われる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、払出関連エラーのうち、球切れエラー、満タンエラー、払出計数スイッチエラー、球詰まりエラー、過剰賞球エラー、電波エラー、払出モータエラーについては、発射払出制御基板200において発生の判定(発生の検出)が行われる。また、払出関連エラーのうち、扉開放エラーについては、主制御基板100において発生の判定(発生の検出)が行われる。
これに対して、遊技停止状態中は、主制御基板100のメインCPU101は、扉開放エラーの発生の判定のみ行い、主制御基板100において判定するその他のエラー(上述の主制御関連エラー)の発生は判定しないようになっている。
具体的には、遊技停止状態中であっても、本体枠2又は前扉3が開放されると発射払出制御基板200に本体枠開放検出信号又は前扉開放検出信号が入力され、これにより発射払出制御基板200から本体枠開放コマンド又は前扉開放コマンドが主制御基板100に送信される。主制御基板100において、本体枠開放コマンド又は前扉開放コマンドを受信すると、メインCPU101は、扉開放エラーが発生したものと判定する。
一方、遊技停止状態中であっても、たとえば、遊技盤11に磁気が向けられると磁気検出センサ70aが磁気を検出し磁気検出信号を主制御基板100に出力するものの、主制御基板100に磁気検出信号が入力されても、メインCPU101は、主制御磁気エラーが発生したものとは判定しない。したがって、遊技停止状態中においては、遊技盤11に磁気が向けられても主制御磁気エラーは発生しないこととなる。
同様に、たとえば、遊技盤11に電波が照射されると電波検出センサ71aが電波を検出し電波検出信号を主制御基板100に出力するものの、主制御基板100に電波検出信号が入力されても、メインCPU101は、主制御電波エラーが発生したものとは判定しない。したがって、遊技停止状態中においては、遊技盤11に電波が照射されても、主制御電波エラーは発生しない。
すなわち、遊技停止状態中においては、主制御関連エラーの発生原因となる事象が発生したとしても、メインCPU101は主制御関連エラーの発生を判定しないため、主制御関連エラーは発生しないこととなる。
具体的には、遊技停止状態中において、たとえば、払出モータ62が作動しているにもかかわらず、所定期間、払出計数スイッチ63による遊技球の計数による遊技球の計数が行われなかったとしても、払出CPU201は、球切れエラーが発生したものとは判定しない。したがって、遊技停止状態中においては、所定期間、遊技球の計数が行われなくとも球切れエラーは発生しないこととなる。そして、払出CPU201が、球切れエラーが発生したものとは判定しないことから、球切れエラーコマンドが発射払出制御基板200から主制御基板100に送信されることもなく、主制御基板100において、球切れエラーが発生したものと把握されることもない。
同様に、遊技停止状態中において、たとえば、アウト口19へ電波が照射されるとアウト口電波検出センサ71bが電波を検出し電波検出信号を発射払出制御基板200に出力するものの、発射払出制御基板200に電波検出信号が入力されても、払出CPU201は、払出電波エラーが発生したものとは判定しない。したがって、遊技停止状態中においては、アウト口19に電波が照射されても払出電波エラーは発生しないこととなる。そして、払出CPU201が、払出電波エラーが発生したものとは判定しないことから、払出電波エラーコマンドが発射払出制御基板200から主制御基板100に送信されることもなく、主制御基板100において、払出電波エラーが発生したものと把握されることもない。
すなわち、遊技停止状態中においては、球切れエラー、満タンエラー、払出計数スイッチエラー、球詰まりエラー、過剰賞球エラー、払出電波エラー、払出モータエラーの発生原因となる事象が発生したとしても、払出CPU201はこれらのエラーの発生を判定しないため、これらのエラーは発生しないこととなる。また、主制御基板100においても、これらのエラーの発生は把握されないこととなる。
上述のように、本形態に係るパチンコ機Pでは、主制御基板100のメインCPU101によりパチンコ機Pの外部へ入賞信号や大当たり信号等の外部信号を送信する制御が行われ、発射払出制御基板200の払出CPU201によりパチンコ機Pの外部へ払出賞球信号等の外部信号を送信する制御が行われるようになっている。
ここで、遊技可能状態中であって、かつ発動警告前状態、発動警告状態、発動予告状態であるときには、メインCPU101による入賞信号や大当たり信号等の外部信号を送信する制御、及び、払出CPU201による払出賞球信号等の外部信号を送信する制御のいずれもが行われる。
一方、遊技停止状態中は、上述のように、主制御基板100による入賞信号や大当たり信号等の外部信号を送信する制御は制限されるようになっている。
具体的には、たとえば、払出CPU201による払出賞球信号等の外部信号の送信中に遊技停止状態が設定された場合であっても、所定時間が経過すると、払出CPU201による外部信号の送信は終了する。また、たとえば、遊技停止状態が設定された後に遊技球の払い出しが行われ、払い出された遊技球が所定個数に到達した場合には、払出CPU201による払出賞球信号の送信が行われ、所定時間が経過すると、払出CPU201による払出賞球信号の送信は終了する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、設定変更状態又は設定確認状態が設定されると、操作ハンドル5の回転操作が行われても遊技球が発射されず、主制御基板100のメインCPU101は、第1始動入賞口15や第2始動入賞口16への遊技球の入球や遊技球のゲート20の通過を検出せず、特別図柄の変動表示、普通図柄の変動表示、特別遊技の実行を停止する。これにより、遊技停止状態中と同様に、設定変更状態又は設定確認状態においては、遊技が進行しないこととなる。
また、設定変更状態又は設定確認状態においては、主制御基板100のメインCPU101が、第2始動入賞口16の可動片16bを突没駆動する可動片ソレノイド16cを作動させないように制御し、また、大入賞口18の開閉扉18bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド18cを作動させないように制御する。これにより、遊技停止状態と同様に、設定変更状態中又は設定確認状態中は、可動片16bが没入したまま、かつ開閉扉18bが閉じたままとなる。
また、設定変更状態又は設定確認状態においては、遊技停止状態と同様に、主制御基板100のメインCPU101は、扉開放エラーの発生の判定のみ行い、主制御基板100において判定するその他のエラー(上述の主制御関連エラー)の発生は判定しないようになっている。
なお、設定変更状態中又は設定確認状態中には、発射払出制御基板200による遊技球の払い出しを停止するようにしてもよいし、球切れエラー、満タンエラー、払出計数スイッチエラー、球詰まりエラー、過剰賞球エラー、払出電波エラー、払出モータエラーの発生の判定を継続して行うようにしてもよいし、払出賞球信号等の外部信号のパチンコ機Pの外部への送信の制御が制限されるようにしてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技中に遊技者が獲得した遊技球の数が過剰となり射幸性が高くなり過ぎるような事態を防止するために、遊技可能状態中において所定の算出開始時点からの差球数が所定の作動停止個数(本形態では95000個)に到達することに基づき、メインCPU101は、パチンコ機Pの作動を停止する作動停止制御(差球作動停止制御)を実行するようになっている。
この特定の領域に記憶される差球カウント値は、後述する発動予告状態及び発動状態以外の状態(発動警告前状態、発動警告状態)においては、特定のエラーが発生していない状態で電断復帰した場合(電源のオフ・オンが行われた場合)にリセットされ、特定のエラーが発生している状態で電断復帰した場合にはリセットされないようになっている。すなわち、発動警告前状態又は発動警告状態において、特定のエラーが発生している状態で電断復帰した場合には、電断発生時に記憶されていた差球カウント値が維持される。また、上述の差球カウント値は、発動予告状態及び発動状態においては、設定変更状態の設定に伴う初期化処理(通常初期化処理)が行われることによりリセットされる。そして、リセットされると差球カウント値に初期値(本形態では100000)がセットされる。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、特定のエラーとして、遊技の進行に重大な影響を及ぼすエラー(たとえば、メインCPU101の誤動作を誘発する可能性がある主制御電波エラー、大入賞口18の故障の可能性がある不正入賞エラー等)が定められている。特定のエラーはこれに限定されるものではなく、たとえば、発生した場合に遊技停止状態が設定されるようなエラーとしてもよい。
そして、差球カウント値が後述する第2基準値(本形態では195000)に到達すると、差球数が所定の作動停止個数(95000個)に到達したこととなる。
また、上述したように、アウトセンサ19aにより遊技球が検出されるごとに、差球カウント値を1デクリメントするようになっているが、これに限定されるものではなく、発射された遊技球が遊技領域12に到達するごとに、差球カウント値を1デクリメントするようにしてもよい。すなわち、遊技球が遊技に用いられるごとに、差球カウント値を1デクリメントするようにしてもよい。
また、上述したように、発動予告状態及び発動状態においては、差球カウント値は、設定変更状態の設定に伴う初期化処理(通常初期化処理)が行われることによりリセットされるようになっていたが、これに限定されるものではなく、電断復帰時にRAMクリアスイッチ109がオンであって、遊技可能状態が設定される場合に実行される初期化処理(すなわち、設定変更状態の設定を伴わずに実行される通常初期化処理)が行われることによりリセットするようにしてもよいし、異常時初期化処理が行われることによりリセットされるようにしてもよい。
また、上述したように、発動警告前状態や発動警告状態においては、差球カウント値は、電断復帰によりリセットされるようになっていたが、これに限定されるものではなく、発動予告状態や発動状態と同様に、設定変更状態の設定に伴う初期化処理(通常時初期化処理)が行われることによりリセットされるようにしてもよいし、電断復帰時にRAMクリアスイッチ109がオンであって、遊技可能状態が設定される場合に実行される初期化処理(設定変更状態の設定を伴わずに実行される通常初期化処理)が行われることによりリセットするようにしてもよいし、異常時初期化処理が行われることによりリセットされるようにしてもよい。
発動警告前状態は、差球カウント値がリセットされることにより設定され、当該差球カウント値が第1基準値(本形態では190000)に到達していないときに滞在する状態であり、遊技可能状態中は主にこの発動警告前状態に滞在する。そして、差球カウント値が第1基準値に到達すると発動警告前状態が終了し、発動警告状態が設定される。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、差球カウント値がリセットされてから第1基準値に到達するまでの間、発動警告前状態に滞在することとなる。
発動警告状態は、上述のように、差球カウント値が第1基準値に到達することにより設定される。そして、差球カウント値が第2基準値(195000)に到達すると発動警告状態が終了し、この到達の際において、特別遊技が実行されていたときには発動予告状態が設定され、特別遊技が実行されていなかったときには発動状態が設定される。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、差球カウント値が第1基準値に到達してから第2基準値に到達するまでの間、発動警告状態に滞在することとなる。
なお、発動警告音声の出力については、電断が発生するまで継続して行うようにしてもよいし、発動警告状態が終了するまで継続して行うようにしてもよい。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、発動警告状態が設定された後は電断復帰が行われない限り、差球カウント値が第1基準値を下回っても、発動警告状態が終了し発動警告前状態が設定されることはないようになっている。なお、発動警告状態が設定された後に差球カウント値が第1基準値を下回った場合には、発動警告状態を終了させ発動警告前状態を設定するようにしてもよい。
発動予告状態は、上述のように、差球カウント値が第2基準値に到達し、この到達の際に特別遊技が実行されていたときに設定される。そして、この実行中の特別遊技が終了すると発動予告状態が終了し、発動状態が設定される。また、発動予告状態中に上述した設定変更状態の設定に伴う初期化処理(通常初期化処理)が行われると発動予告状態が終了し、発動警告前状態が設定される。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、差球カウント値が第2基準値に到達した際に特別遊技が実行されていた場合において、差球カウント値が第2基準値に到達してから、実行中の特別遊技が終了するか又は設定変更状態の設定に伴う初期化処理が行われるまでの間、発動予告状態に滞在することとなる。
なお、発動予告示唆、各種ランプの所定の点灯パターンによる点灯又は消灯については、所定時間(たとえば60秒)が経過するまでの間に行うようにしてもよい。また、発動予告音声の出力については、電断が発生するまで継続して行うようにしてもよいし、発動予告状態が終了するまで継続して行うようにしてもよい。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、発動予告状態が設定されたものの、当該発動予告状態中に差球カウント値が減少し、実行中の特別遊技が終了した時点で第2基準値を下回っていた場合であっても、発動予告状態が終了し発動状態が設定されるようになっている。なお、特別遊技が終了した時点で差球カウント値が第2基準値を下回っていた場合には、発動状態が設定されないようにしてもよい。
発動状態は、上述のように、差球カウント値が第2基準値に到達した際に特別遊技が実行されていなかった場合に、又は、差球カウント値が第2基準値に到達した際に特別遊技が実行されていたときには当該実行中の特別遊技が終了した場合に設定される。そして、上述した設定変更状態の設定に伴う初期化処理(通常初期化処理)が行われると発動状態が終了し、発動警告前状態が設定される。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、差球カウント値が第2基準値に到達した際に特別遊技が実行されていなかった場合には、差球カウント値が第2基準値に到達してから設定変更状態の設定に伴う初期化処理が行われるまでの間、発動状態に滞在することとなる。また、差球カウント値が第2基準値に到達した際に特別遊技が実行されていた場合には、実行中の特別遊技が終了してから設定変更状態の設定に伴う初期化処理が行われるまでの間、発動状態に滞在することとなる。
換言すれば、発動状態が設定された後は、設定変更状態の設定に伴う初期化処理が行われない限り、当該発動状態は終了することなく当該発動状態が継続する。
そして、発動状態においては、上述の遊技停止状態と同様に、操作ハンドル5の回転操作が行われても遊技球が発射されないようになっている。また、主制御基板100のメインCPU101が第1始動入賞口15や第2始動入賞口16への遊技球の入球や遊技球のゲート20の通過を検出しないようになっており、これにより、遊技球が第1始動入賞口15や第2始動入賞口16へ入球しても当該入球に基づく大当たりの抽選が行われず、遊技球がゲート20を通過しても当該通過に基づく普通図柄の抽選が行われないとともに、新たな賞球、新たな特図乱数の保留記憶、新たな普図乱数の保留記憶が発生しないようになっている。さらに、特別図柄の変動表示や普通図柄の変動表示が実行されていた場合には、発動状態が設定されると、主制御基板100のメインCPU101が特別図柄の変動表示や普通図柄の変動表示を停止するようになっている。
このように、発動状態においては主制御基板100のメインCPU101が上述の制御を行うことにより、遊技停止状態中と同様に、遊技が進行しない(遊技が停止する)こととなる。
なお、上述したように、発動状態において操作ハンドル5の回転操作が行われた場合、遊技球は発射されないものの、ハンドル操作コマンドが発射払出制御基板200から主制御基板100へ送信される。そして、メインCPU101は、ハンドル操作コマンドを受信すると、回転操作コマンドを副制御基板300に送信する。したがって、発動状態中であっても、操作ハンドル5の回転操作が行われた旨を主制御基板100及び副制御基板300において把握できる。
たとえば、入賞信号の送信中に発動状態が設定された場合には、主制御基板100のメインCPU101が特別図柄の変動表示を停止することから、メインCPU101は実行中の入賞信号の送信を停止することができなくなり、当該入賞信号は送信されたままの状態となる。また、入賞信号が送信されていないときに発動状態が設定された場合には、その後に第1始動入賞口15や第2始動入賞口16に遊技球が入球しても、主制御基板100のメインCPU101は当該入球を検出しないため、メインCPU101は入賞信号の送信を開始することができなくなる。
具体的には、発動状態においては、主制御基板100のメインCPU101が、第2始動入賞口16の可動片16bを突没駆動する可動片ソレノイド16cを作動させないように制御し、また、大入賞口18の開閉扉18bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド18cを作動させないように制御する。
これにより、たとえば、第2始動入賞口16の可動片16bが突出していた場合には、発動状態が設定されると可動片16bが没入し、発動状態中は可動片16bが没入した状態が維持される。また、発動状態中は開閉扉18bが閉じた状態が維持される。また、たとえば、普通図柄の抽選で当たりとなった後、第2始動入賞口16の可動片16bが突出する前に発動状態が設定された場合には、可動片16bは突出せず、発動状態中は可動片16bが没入したままとなる。
このように、発動状態が設定される前にいずれかの入賞口へ遊技球が入球し、当該入球に基づく賞球の払い出しの最中に発動状態が設定された場合には、主制御基板100による遊技の進行及び発射払出制御基板200による遊技球の発射については停止するものの、発射払出制御基板200による賞球の払い出しは停止することなく発動状態中も継続して行われる。
これにより、球貸ボタン36の押下操作による所定個数の遊技球(貸球)の払い出しが行われているときに、発動状態が設定された場合であっても、所定個数全ての遊技球が払い出されることとなる。すなわち、発動状態が設定される前に球貸ボタン36が押下操作され、遊技球の払い出しが開始されたものの、発動状態が設定された時点では未だ払い出しが完了していない遊技球も全て払い出される。
これにより、本形態に係るパチンコ機Pでは、発動状態中に球貸ボタン36が押下操作された場合であっても、所定個数全ての遊技球が払い出される。
なお、発動状態中に球貸ボタン36が押下操作された場合には、遊技球の払い出しを行わないようにするとともに、価値情報表示装置35における価値情報の更新表示も行われないようにしてもよい。また、発動状態中にカード返却ボタン37が押下操作された場合には、遊技球貸出装置Rによりカードを排出する制御が行われないようにしてもよい。
さらに、発動状態においては、遊技停止状態と同様に、発射払出制御基板200の払出CPU201は、いずれのエラーの発生の判定も行わないようになっている。したがって、遊技停止状態中は、球切れエラー、満タンエラー、払出計数スイッチエラー、球詰まりエラー、過剰賞球エラー、払出電波エラー、払出モータエラーの発生は判定されない。
なお、発動状態中であっても、主制御基板100のメインCPU101は、主制御基板100において判定する扉開放エラー以外のエラー(主制御関連エラー)の発生も判定するようにしてもよい。これにより、発動状態中も、扉開放エラー以外のエラーについて発生条件を満たした場合には、当該エラーが発生することとなる。
また、発動状態中には、主制御基板100のメインCPU101は、扉開放エラーの発生についても判定しないようにしてもよい。
また、発動状態中であっても、発射払出制御基板200の払出CPU201は継続して、球切れエラー、満タンエラー、払出計数スイッチエラー、球詰まりエラー、過剰賞球エラー、払出電波エラー、払出モータエラーの発生を判定するようにしてもよい。
なお、発動状態においては、発射払出制御基板200による払出賞球信号を送信する制御も制限されるようにしてもよい。
これに対して、発動状態が設定された際に、副制御基板300に接続されている右打ち報知ランプRLが点灯していた場合には、発動状態の設定後も、この右打ち報知ランプRLの点灯は継続して行われるようになっている。
なお、右打ち報知ランプRLの他、たとえば、所定態様で点灯することにより第1特図保留数や第2特図保留数を示唆する保留数ランプ等が副制御基板300に接続されていた場合には、この保留数ランプについても、発動状態の設定後も、第1特図保留数や第2特図保留数を示唆する所定態様での点灯が継続して行われるようにしてもよい。すなわち、副制御基板300に接続されている表示装置であって、遊技の進行に係る示唆を行うものについては、発動状態の設定後も当該示唆を継続して実行するようにしてもよい。
なお、発動示唆、発動音声の出力、各種ランプの点灯又は消灯による発動状態が設定された旨の示唆については、電断が発生するまで行うのではなく、所定時間(発動警告状態が設定された旨の示唆が行われる時間よりも長い時間(たとえば10分)等)が経過するまでの間のみ行うようにしてもよい。
また、発動状態が設定された時点で表示されていた各種演出画像はクリアするのではなく、そのまま表示し続けてもよい。そして、これらの各種演出画像に重ねて上述の発動示唆(発動文字画像の表示)を行ってもよい。
なお、発動状態が設定された場合には、メイン情報表示装置105においてはいかなる表示も行わないようにしてもよい。すなわち、メイン情報表示装置105における表示をクリアするようにしてもよい。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、発動状態中に、当該発動状態が終了することとなる初期化処理(すなわち、設定変更状態の設定に伴う初期化処理)が実行されることなく電断復帰(電源のオフ・オン)が行われた場合には、上述のセキュリティ信号の生成、及び出力を再開するようになっている。これにより、発動状態中に電断が発生したとしても、電断復帰後に、発動状態中である旨をホールコンピュータにおいて再度把握することができ、発動状態中である旨を外部表示装置において再度示唆することができる。
なお、発動予告状態が設定された場合にも、発動状態が設定された場合と同様のセキュリティ信号を生成、及び出力するようにするとともに、発動予告状態中に、当該発動予告状態が終了することとなる初期化処理(すなわち、設定変更状態の設定に伴う初期化処理)が実行されることなく電断復帰が行われた場合には、セキュリティ信号の生成、及び出力を再開するようにしてもよい。
また、副制御基板300には、操作ボタン9bの押下操作を検出する押下操作検出センサ9dが接続されているが、発動状態においても、このセンサによる検出は実行されるようになっている。これにより、発動状態中も、副制御基板300において、操作ボタン9bの押下操作を把握できることとなる。
また、上述したように、本形態に係るパチンコ機Pでは、メインRAM103に設けられた使用外領域における特定の領域に、差球作動停止制御に関する各種状態(発動警告前状態、発動警告状態、発動予告状態、発動状態)を設定するための差球作動停止制御フェーズデータが記憶されるようになっている。この差球作動停止制御フェーズデータに、上述の各種状態に対応する状態値が記憶されることにより、発動警告前状態、発動警告状態、発動予告状態、発動状態のいずれかが設定されることとなる。
すなわち、発動警告前状態又は発動警告状態において電断復帰が行われると、上述したように差球カウント値がリセットされることにより発動警告前状態が設定される。また、発動予告状態又は発動状態において設定変更状態の設定に伴う初期化処理が行われると、これらの状態が終了するとともに差球カウント値がリセットされることにより発動警告前状態が設定される。
また、差球カウント値が第2基準値に到達し、この到達の際に特別遊技が実行されていたときには、メインCPU101は、差球作動停止制御フェーズデータに発動予告状態に対応する状態値を記憶する。すなわち、差球作動停止制御フェーズデータが発動予告状態に対応する状態値に更新される。これにより、発動予告状態が設定される。
また、差球カウント値が第2基準値に到達し、この到達の際に特別遊技が実行されていなかったとき、又は、差球カウント値が第2基準値に到達した際に実行されていた特別遊技が終了したときには、メインCPU101は、差球作動停止制御フェーズデータに発動状態に対応する状態値を記憶する。すなわち、差球作動停止制御フェーズデータが発動状態に対応する状態値に更新される。これにより、発動状態が設定される。
これにより、遊技が進行していないにもかかわらず、可動片ソレノイド16cや大入賞口ソレノイド18cが作動し続けることで、たとえば、これらの構成部品が発熱し故障したり破損したりするような事態を防止できる。また、大入賞口18が開き続けることで、遊技が進行していない間に当該入賞口へ不正部品を挿入して賞球を獲得するような不正行為を防止できる。
これにより、たとえば、遊技停止状態が設定されるよりも前にいずれかの入賞口へ遊技球が入球したにもかかわらず、遊技停止状態が設定されたことにより賞球の払い出しが停止し、上述の入球に基づく賞球の一部を獲得できないといった不利益や、遊技停止状態が設定されるよりも前に遊技者により球貸スイッチ36が押下されたにもかかわらず、遊技停止状態が設定されたことにより貸球の払い出しが停止し、貸球の一部を取得できないといった不利益の発生を防止することができる。また、遊技停止状態が設定されても、メインCPU101は発射払出制御基板200に対して、作動を停止させたり、遊技球の払い出しを停止させたりする信号やコマンドを送信する等といった特段の処理を実行する必要が無いため、メインCPU101等のハードウェア資源にかかる負荷が増加するのを防止することができる。
これにより、遊技停止状態中に本体枠2や前扉3を開放し、主制御基板100に対して不正行為が行われるような事態を防止可能となる。
これにより、発射払出制御基板200による遊技球の払い出しの制御が継続して行われる遊技停止状態中であっても、遊技球の払い出しに関する情報をパチンコ機Pの外部の装置においても確実に把握させることができる。また、遊技停止状態が設定されても、メインCPU101は発射払出制御基板200に対して、パチンコ機Pの外部への信号の送信を停止させるコマンドを送信する等といった特段の処理を実行する必要が無く、また、主制御基板100による入賞信号や大当たり信号等の外部信号の送信の制御は制限されるため、メインCPU101等のハードウェア資源にかかる負荷が増加するのを防止することができる。
これにより、発射払出制御基板200からパチンコ機Pの外部へ送信する外部信号よりも、主制御基板100からパチンコ機Pの外部へ送信する外部信号の方が、確実にパチンコ機Pの外部へ伝達されることとなる。
たとえば、発射払出制御基板200がパチンコ機Pの外部へ外部信号を送信する時間が、主制御基板100がパチンコ機Pの外部へ外部信号を送信する時間よりも長くなるように設定してもよい。
このように設定した場合には、主制御基板100からパチンコ機Pの外部へ送信する外部信号よりも、発射払出制御基板200からパチンコ機Pの外部へ送信する外部信号の方が、確実にパチンコ機Pの外部へ伝達されることとなる。
また、発射払出制御基板200がパチンコ機Pの外部へ外部信号を送信する時間と、主制御基板100がパチンコ機Pの外部へ外部信号を送信する時間とが同じとなるように設定してもよい。
これにより、遊技中に遊技者が獲得した遊技球の数が過剰となり射幸性が高くなり過ぎるような事態を防止することができるとともに、上述の遊技停止状態中と同様の効果が生じることとなる。
これにより、発動状態中に本体枠2や前扉3を開放し、主制御基板100に対して不正行為が行われるような事態を防止可能となる。
上述したように、本形態に係るパチンコ機Pでは、メインCPU101は、種々のタイミングで型式試験の際に用いられる試験信号を生成し、試験専用出力端子107からパチンコ機Pの外部へ出力できるようになっている。
メインCPU101は、原則として、試験信号の生成が開始されてから終了するまで(出力開始条件が成立してから出力終了条件が成立するまで)、この生成中の試験信号を試験専用出力端子107へ出力し続ける。このとき、試験専用出力端子107に専用の受信端子を接続することにより、当該受信端子を備えた試験用のコンピュータに上述の試験信号が入力される。すなわち、生成中の試験信号は、試験専用出力端子107に専用の受信端子が接続されることにより、試験専用出力端子107及び受信端子を介してパチンコ機Pの外部(試験用のコンピュータ)へ出力される。一方、試験専用出力端子107に専用の受信端子が接続されていない場合には、生成中の試験信号は試験専用出力端子107へ出力されるものの、パチンコ機Pの外部へは出力されない。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、各試験信号の生成、及び出力中は、メインRAM103の使用外領域における特定の領域に、生成中、及び出力中の試験信号を示す(各試験信号の生成中、及び出力中である旨を示す)試験信号情報が記憶されるようになっている。
遊技の進行状況に関する試験信号としては、普図変動中試験信号、普図当たり中試験信号、可動片開放中試験信号、第1特図変動中試験信号、第1特図大当たり中試験信号、第2特図変動中試験信号、第2特図大当たり中試験信号、ラウンド遊技中試験信号が設けられている。遊技状態に関する試験信号としては、普図高確率状態試験信号、普図変動短縮状態試験信号、可動片作動延長状態試験信号、特図高確率状態試験信号、特図変動短縮状態試験信号が設けられている。差球作動停止制御に基づく状態に関する試験信号としては、発動設定前状態試験信号が設けられている。
すなわち、メインCPU101は、普通図柄の変動表示の開始(出力開始条件の成立)に基づき普図変動中試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、普通図柄の変動表示の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この普図変動中試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータ(すなわち、パチンコ機Pの外部)では、当該普図変動中試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて普通図柄の変動表示が行われていることを把握可能となる。
すなわち、メインCPU101は、普通図柄の抽選により当たりとなって当該当たりに基づく可動片16bの作動が開始されること(出力開始条件の成立)に基づき普図当たり中試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、可動片16bの作動が全て終了すること(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この普図当たり中試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該普図当たり中試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて普通図柄の抽選による当たりに基づく可動片16bの作動が行われていることを把握可能となる。
すなわち、メインCPU101は、可動片16bの1回の開放が開始されること(出力開始条件の成立)に基づき可動片開放中試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、可動片16bの1回の開放が終了すること(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この可動片開放中試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該可動片開放中試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて可動片16bの1回の開放が行われていることを把握可能となる。
すなわち、メインCPU101は、第1特図乱数に基づく特別図柄の変動表示の開始(出力開始条件の成立)に基づき第1特図変動中試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、当該変動表示の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この第1特図変動中試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該第1特図変動中試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて第1特図乱数に基づく特別図柄の変動表示が行われていることを把握可能となる。
すなわち、メインCPU101は、第1特図乱数による大当たりの当選に基づく特別遊技の開始(出力開始条件の成立)に基づき第1特図大当たり中試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、当該特別遊技の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この第1特図大当たり中試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該第1特図大当たり中試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて第1特図乱数による大当たりの当選に基づく特別遊技が行われていることを把握可能となる。
すなわち、メインCPU101は、第2特図乱数に基づく特別図柄の変動表示の開始(出力開始条件の成立)に基づき第2特図変動中試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、当該変動表示の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この第2特図変動中試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該第2特図変動中試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて第2特図乱数に基づく特別図柄の変動表示が行われていることを把握可能となる。
すなわち、メインCPU101は、第2特図乱数による大当たりの当選に基づく特別遊技の開始(出力開始条件の成立)に基づき第2特図大当たり中試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、当該特別遊技の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この第2特図大当たり中試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該第2特図大当たり中試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて第2特図乱数による大当たりの当選に基づく特別遊技が行われていることを把握可能となる。
すなわち、メインCPU101は、ラウンド遊技の開始(出力開始条件の成立)に基づきラウンド中試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、当該ラウンド遊技の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。このラウンド遊技中試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該ラウンド遊技中試験信号を出力したパチンコ機Pにおいてラウンド遊技が行われていることを把握可能となる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、時短遊技状態中(低確率時短遊技状態LJT1中、低確率時短遊技状態LJT2中、高確率時短遊技状態中)、及び非時短遊技状態中(通常遊技状態中)はいずれも普通図柄の抽選で当たりとなる確率が同一に設定されているため(図14参照)、普図高確率状態試験信号が設けられているものの、生成、及び出力されることはない。
本形態に係るパチンコ機Pでは、時短遊技状態中(低確率時短遊技状態LJT1中、低確率時短遊技状態LJT2中、高確率時短遊技状態中)は非時短遊技状態中(通常遊技状態中)よりも普通図柄の変動時間が短くなるように設定されているため(図15参照)、メインCPU101は、時短遊技状態の設定(出力開始条件の成立)に基づき普図変動短縮状態試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、当該時短遊技状態の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この普図変動短縮状態試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該普図変動短縮状態試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて普通図柄の変動時間が相対的に短い遊技状態が設定されていることを把握可能となる。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1中と通常遊技状態中とは、普通図柄の変動時間はほぼ同一となるように設定されているため、低確率時短遊技状態LJT2中、及び高確率時短遊技状態中にのみ、普図変動短縮状態試験信号の生成、及び出力を行い、低確率時短遊技状態LJT1中は普図変動短縮状態試験信号の生成、及び出力を行わないようにしてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、時短遊技状態中(低確率時短遊技状態LJT1中、低確率時短遊技状態LJT2中、高確率時短遊技状態中)は非時短遊技状態中(通常遊技状態中)よりも可動片16bの作動時間が長くなるように設定されているため(図16参照)、メインCPU101は、時短遊技状態の設定(出力開始条件の成立)に基づき可動片作動延長状態試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、当該時短遊技状態の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この可動片作動延長状態試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該可動片作動延長状態試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて可動片16bの作動時間が相対的に長い遊技状態が設定されていることを把握可能となる。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1中と通常遊技状態中とは、可動片16bの作動時間はほぼ同一となるように設定されているため、低確率時短遊技状態LJT2中、及び高確率時短遊技状態中にのみ、可動片作動延長状態試験信号の生成、及び出力を行い、低確率時短遊技状態LJT1中は可動片作動延長状態試験信号の生成、及び出力を行わないようにしてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、高確率遊技状態中(高確率時短遊技状態中)は低確率遊技状態中(通常遊技状態中)よりも大当たりの当選の確率が高くなるように設定されているため(図7参照)、メインCPU101は、高確率遊技状態の設定(出力開始条件の成立)に基づき特図高確率状態試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、当該高確率遊技状態の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この特図高確率状態試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該特図高確率状態試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて大当たりの当選の確率が相対的に高い遊技状態が設定されていることを把握可能となる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT2中及び高確率時短遊技状態中は、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1よりも特別図柄の変動時間が短くなるように設定されているため(図11~図12参照)、メインCPU101は、低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態の設定(出力開始条件の成立)に基づき特図変動短縮状態試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始し、当該遊技状態の終了(出力終了条件の成立)に基づき当該生成、及び出力を終了する。この特図変動短縮状態試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該特図変動短縮状態試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて特別図柄の変動時間が相対的に短い遊技状態が設定されていることを把握可能となる。
すなわち、メインCPU101は、差球カウント値が発動設定前判定値未満であるときには、発動設定前状態試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を行わないものの、差球カウント値が発動設定前判定値以上となる(出力開始条件の成立)と、発動設定前状態試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を開始する。また、発動設定前状態試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力が開始された後、発動状態又は発動予告状態が設定される前に(差球カウント値が第2基準値(195000)に到達する前に)、再度、差球カウント値が発動設定前判定値未満となる(出力終了条件の成立)と、メインCPU101は、発動設定前状態試験信号の生成、及び試験専用出力端子107への出力を終了する。
この発動設定前状態試験信号が試験専用出力端子107及び受信端子を介して試験用のコンピュータに入力されることにより、当該試験用のコンピュータでは、当該発動設定前状態試験信号を出力したパチンコ機Pにおいて差球カウント値が発動設定前判定値以上となっていることを把握可能となり、ひいては、発動状態の設定間近であることを把握可能となる。
ここで、本形態に係るパチンコ機Pでは、差球カウント値が第2基準値に到達することを条件として発動状態が設定され、遊技が進行しないようになっているが、上述の試験信号の生成中、及び出力中に発動状態が設定された場合、発動状態の設定後も当該試験信号の生成、及び出力が継続して行われるようになっている。
すなわち、発動状態の設定中に生成、及び出力されている遊技の進行状況に関する試験信号、遊技状態に関する試験信号は、当該発動状態(電断の発生中を除く)が終了するまで生成、及び出力されることとなる。
すなわち、発動状態の設定中に生成、及び出力されていた発動設定前状態試験信号は、当該発動状態中に電断が発生しなかったときには、当該発動状態が終了するまで生成、及び出力されるものの、当該発動状態中に電断が発生したときには、この時点で生成、及び出力が終了することとなる。
そして、上記の一旦停止後に、上述の特定のエラー(遊技の進行に重大な影響を及ぼすエラー)が発生している状態で電断復帰して再度、発動警告前状態又は発動警告状態となった場合には、電断発生時に記憶されていた差球カウント値が維持されており、この差球カウント値は発動設定前判定値以上であることから、当該電断復帰後に発動設定前状態試験信号の生成、及び出力が再開されるようになっている。一方、特定のエラーが発生していない状態で電断復帰した場合には、差球カウント値はリセットされ、この差球カウント値は発動設定前判定値未満となるため、当該電断復帰後に発動設定前状態試験信号の生成、及び出力は再開されない。
また、特に図示していないが、本形態に係るパチンコ機Pでは、電断復帰してから所定の起動時間(たとえば、10秒等)が経過するまでの起動準備期間中に、演出表示装置21の表示部21aにおいて、背景画像の表示や変動演出等の各種演出が実行可能となるまでの準備期間である旨を示す準備中画像(たとえば、「画面復帰中 そのまま遊技を続けてください。」という文字画像等)が表示されるようになっており、上記の一旦停止後に発動設定前状態試験信号の生成、及び出力が再開された場合には、上述の起動準備期間中において、発動設定前状態試験信号の生成、及び出力が行われることとなる。
次に、発動状態が設定された場合における試験信号の生成、及び出力の制御について、具体例を挙げて説明する。
たとえば、普図変動中試験信号(遊技の進行状況に関する試験信号)は、普通図柄の変動表示中に生成、及び出力される。普通図柄の変動表示中に発動状態が設定されると、実行中の普通図柄の変動表示は停止する一方で、普図変動中試験信号の生成、及び出力は継続して行われる。また、この発動状態中に電断が発生すると、普図変動中試験信号の生成、及び出力は一旦停止するものの、発動状態が終了することとなる初期化処理が行われることなく当該電断から復帰すると、普図変動中試験信号の生成、及び出力が再開される。そして、設定中の発動状態が終了すると、普図変動中試験信号の生成、及び出力も終了する。
また、たとえば、第1特図変動中試験信号(遊技の進行状況に関する試験信号)は第1特図乱数に基づく特別図柄の変動表示中に生成、及び出力される。当該特別図柄の変動表示中に発動状態が設定されると、実行中の当該特別図柄の変動表示は停止する一方で、第1特図変動中試験信号の生成、及び出力は継続して行われる。また、この発動状態中に電断が発生すると、第1特図変動中試験信号の生成、及び出力は一旦停止するものの、発動状態が終了することとなる初期化処理が行われることなく当該電断から復帰すると、第1特図変動中試験信号の生成、及び出力が再開される。そして、設定中の発動状態が終了すると、第1特図変動中試験信号の生成、及び出力も終了する。
また、たとえば、第2特図大当たり中試験信号(遊技の進行状況に関する試験信号)は、第2特図乱数による大当たりの当選に基づく特別遊技の実行中に生成、及び出力される。当該特別遊技の実行中に発動状態が設定されると、当該特別遊技は停止し、大入賞口18が開放されていたときには当該大入賞口18が閉鎖する一方で、第2特図大当たり中試験信号の生成、及び出力は継続して行われる。また、この発動状態中に電断が発生すると、第2特図大当たり中試験信号の生成、及び出力は一旦停止するものの、発動状態が終了することとなる初期化処理が行われることなく当該電断から復帰すると、第2特図大当たり中試験信号の生成、及び出力が再開される。そして、設定中の発動状態が終了すると、第2特図大当たり中試験信号の生成、及び出力も終了する。
ここで、発動状態が設定されることにより遊技の進行が停止し型式試験が中断してしまうと、最終的な試験結果を得られず、長時間に亘って蓄積された出玉率等のデータが無駄となるといった事態が生じる可能性がある。本形態に係るパチンコ機Pでは、発動設定前状態試験信号を生成、及び出力可能としたことで、当該試験信号により発動状態の設定間近であることを把握可能となるため、事前に差球カウント値のリセットを行う等の措置を採って発動状態の設定を阻止でき、上述のような事態の発生を適切に防止可能となる。
これにより、発動状態の設定に基づいて試験信号の生成、及び出力を停止する処理が不要となるため、メインCPU101等のハードウェア資源に対する処理負荷を軽減可能となる。また、発動状態の設定後も、試験用のコンピュータにおいて、発動状態が設定される前の遊技の進行状況、遊技状態等を把握できるようになり、試験信号の利便性が高まるとともに、効率的に型式試験を実施可能となる。
これにより、発動状態中に電断が発生した場合であっても電断復帰後に、試験用のコンピュータにおいて、発動状態が設定される前の遊技の進行状況や遊技状態を把握できるようになるため、さらに試験信号の利便性が高まるとともに、より効率的に型式試験を実施可能となる。
発動状態が設定された後は、遊技が進行されることなく、また、後述するように演出表示装置21の表示部21aにおいて発動状態の設定中である旨を示唆する発動示唆が行われるため、発動設定前状態試験信号を生成、及び出力せずとも、パチンコ機Pの外観から発動状態の設定中である旨を把握可能となる。そこで、本形態に係るパチンコ機Pでは、発動状態の設定中に電断が発生した場合には当該電断から復帰しても、発動設定前状態試験信号の生成、及び出力が再開されないようにして、発動状態中に電断が発生した場合におけるメインCPU101等のハードウェア資源に対する処理負荷を軽減可能としている。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、発動状態が設定されると、発動状態が設定された旨を示すセキュリティ信号が生成、及び出力され、発動状態の設定中に電断が発生したときには、発動状態が終了することとなる初期化処理が行われることなく当該電断から復帰した後に当該セキュリティ信号の生成、及び出力が再開されるようになっている。
これにより、たとえば、演出表示装置21の故障により発動示唆が実行されず、また、メインCPU101の故障により遊技の進行が停止せず、パチンコ機Pの外観からは発動状態の設定中である旨を把握できなかったような場合であっても、上記セキュリティ信号の生成(出力)の有無を確認することで、発動状態の設定中である旨を把握可能となる。
これにより、起動準備期間中のため、演出表示装置21の表示部21aにおいて準備中画像が表示されている場合であっても、発動設定前状態試験信号の出力の有無を確認することで、発動状態の設定間近である旨を把握可能となる。
メインCPU101が生成、及び出力可能な遊技の進行状況に関する試験信号、遊技状態に関する試験信号は、上記のものに限定されず、遊技仕様等に応じて、上記の試験信号以外の試験信号を生成、及び出力可能としてもよいし、上記の試験信号の一部を生成、及び出力可能としてもよい。そして、このようにした場合にも、試験信号について本形態に係るパチンコ機Pと同様の制御(発動状態が設定された後の制御等)が行われるようにしてもよい。
たとえば、大当たりに当選した場合に決定された特別図柄の種別に応じて異なるラウンド数の特別遊技が実行されるように設定されたパチンコ機Pにおいては、遊技の進行状況に関する試験信号として、特別遊技ごとに異なる特図大当たり中試験信号を設けてもよい。具体的には、たとえば、第1特図乱数により大当たりに当選した場合において、特別図柄Aが決定されたときには3ラウンドのラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、特別図柄Bが決定されたときには8ラウンドのラウンド遊技が行われる特別遊技が実行されるように設定されていた場合には、特別図柄Aの決定に基づく特別遊技中に生成、及び出力可能な第1特図大当たり中信号A、特別図柄Bの決定に基づく特別遊技中に生成、及び出力可能な第1特図大当たり中信号Bを設けてもよい。
また、たとえば、大当たりの抽選により大当たりのみならず、小当たりに当選するように設定されたパチンコ機Pにおいては、遊技の進行状況に関する試験信号として、小当たりに当選してから当該当選に基づく小当たり遊技が終了するまでの間に生成、及び出力可能な試験信号として、小当たり中試験信号を設けてもよい。
また、たとえば、大当たりの当選後に遊技球が所定の通過領域を通過することで特別遊技が開始されるように設定されているパチンコ機Pにおいては、遊技の進行状況に関する試験信号として、大当たりに当選してから遊技球が通過領域を通過するまでの期間中に生成、及び出力可能な遊技球通過待ち試験信号を設けてもよい。
また、たとえば、高確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた高確率非時短遊技状態を有し、この高確率非時短遊技状態中には通常遊技状態よりも特別図柄の変動時間が短くなるように設定されたパチンコ機Pにおいては、この高確率非時短遊技状態中に、遊技状態に関する試験信号として、特図変動短縮試験信号を生成、及び出力するようにしてもよい。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、時短遊技状態において非時短遊技状態よりも普図遊技の性能が高くなるようにするために、普通図柄の抽選による当たりの確率、普通図柄の変動時間、可動片16bの作動時間の3つの要素のうち、普通図柄の変動時間、可動片16bの作動時間を異ならせていたが、これに限定されるものではなく、これらの要素の少なくとも1つを異ならせるようにしてもよいし、全ての要素を異ならせるようにしてもよい。そして、異ならせた要素に応じて、遊技状態に関する試験信号の生成、及び出力を行うようにしてもよい。
たとえば、時短遊技状態では非時短遊技状態よりも普通図柄の抽選による当たりの確率は高くなっているものの、普通図柄の変動時間、及び可動片16bの作動時間はいずれも遊技状態でも同一となるように設定した場合には、時短遊技状態中には、遊技状態に関する試験信号として、普図高確率状態試験信号のみ出力し、普図変動短縮状態試験信号、及び可動片作動延長状態試験信号は出力しないようにしてもよい。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、発動設定前判定値は、第1基準値と同じ値としてもよいし、第1基準値よりも大きく、かつ第2基準値よりも小さい値としてもよい。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、この発動設定前状態試験信号の他、差球カウント値が発動設定前判定値よりも大きく第2基準値よりも小さい発動設定直前判定値(たとえば、第1基準値と同一の190000等)以上であるときにはその旨を示す発動設定直前状態試験信号を生成、及び出力可能としてもよい。また、たとえば、差球カウント値が発動設定前判定値よりも小さい発動設定近接判定値(たとえば、160000等)以上であるときにはその旨を示す発動設定近接試験信号を生成、及び出力可能としてもよい。そして、これらの試験信号について、本形態に係るパチンコ機Pの発動設定前状態試験信号と同様の制御が行われるようにしてもよい。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、試験用のコンピュータにおいて、発動状態が設定されるまでの期間がどの程度であるかをより詳細に把握可能となる。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、上述の試験信号の出力の有無を確認することのみで、試験用のコンピュータにおいて、遊技が進行しない状態である旨を把握可能となる。
なお、遊技停止状態中、設定変更状態中、設定確認状態中、発動状態中のいずれにおいても同一の遊技進行不可試験信号を生成、及び出力可能とすることで、遊技が進行しない状態である旨は把握可能であるものの、設定されている状態の種類は把握不可能としてもよい。また、設定中の状態ごとに異なる遊技進行不可試験信号を生成、及び出力可能とすることで、遊技が進行しない状態である旨、及び設定されている状態の種類の両方を把握可能としてもよい。
たとえば、遊技の進行状況に関する試験信号、遊技状態に関する試験信号のうち、特図遊技や特別遊技に関する試験信号(第1特図変動中試験信号、第1特図大当たり中試験信号、第2特図変動中試験信号、第2特図大当たり中試験信号、ラウンド遊技中試験信号、特図高確率状態試験信号、特図変動短縮状態試験信号)については、上述の制御を行うものの、普図遊技に関する試験信号(普図変動中試験信号、普図当たり中試験信号、可動片開放中試験信号、普図高確率状態試験信号、普図変動短縮状態試験信号、可動片作動延長状態試験信号)については、上述の制御を行わないようにしてもよい。
また、上述の特図遊技や特別遊技に関する試験信号、及び普図遊技に関する試験信号のいずれについても、発動状態の設定後にも継続して生成、及び出力は行うものの、発動状態中に電断が発生した場合、特図遊技や特別遊技に関する試験信号については電断から復帰した後に生成、及び出力を再開するものの、普図遊技に関する試験信号については電断から復帰した後に生成、及び出力は再開しないようにしてもよい。
以上のようにした場合には、パチンコ機Pの遊技仕様等に応じて、試験信号の出力に関する制御を種々実行することができ、試験信号の利便性をさらに高めることが可能となる。
たとえば、発動設定前状態試験信号の生成中、及び出力中に発動状態が設定された場合には、発動状態の設定後には当該試験信号の生成、及び出力が終了するようにしてもよい。また、発動状態の設定後も上述の試験信号の生成、及び出力が継続して行われるように設定した場合において、この発動状態中に電断が発生したときには、発動状態が終了することとなる初期化処理が行われることなく当該電断から復帰すると、上述の試験信号の生成、及び出力が再開されるようにしてもよい。
たとえば、上述の電断復帰のときには常に、発動設定前状態試験信号の生成、及び出力が再開されるようにしてもよい。また、上述の電断復帰のときに、差球カウント値が所定の再開判定値(たとえば、180000)以上であれば発動設定前状態試験信号の生成、及び出力を再開するものの、差球カウント値が再開判定値未満であれば発動設定前状態試験信号の生成、及び出力を再開しないようにしてもよい。また、差球カウント値が再開判定値未満のとき発動設定前状態試験信号の生成、及び出力を再開しないようにした場合には、電断復帰から所定時間の経過後に(たとえば、上述の起動準備期間の経過後に)、発動設定前状態試験信号の生成、及び出力を再開するようにしてもよい。
たとえば、遊技停止状態が設定された場合、及び発動状態が設定された場合のいずれにおいても、同一のセキュリティ信号が生成、及び出力されるようにして、遊技が進行しない状態が設定された旨は把握可能であるものの、遊技停止状態及び発動状態のいずれが設定されたのかは把握できないようにしてもよい。
また、発動状態の設定に基づくセキュリティ信号については、発動状態中に電断が発生し、発動状態が終了することとなる初期化処理が行われることなく当該電断から復帰すると、生成、及び出力が再開されるようになっていたが、生成、及び出力が再開されないようにしてもよい。
次に、上述の特図遊技、普図遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で実行される処理の概要について、フローチャートを用いて説明する。
まず、主制御基板100の電断退避処理を説明する。
本形態に係るパチンコ機Pにおいては、供給される電源の電圧が所定値以下となると、後述する主制御基板100のメイン処理に割り込んで、図19のフローチャートに示す電断退避処理が実行される。
ステップ101において、メインCPU101は、メインRAM103における使用領域及び使用外領域のチェックサムを算定する処理を実行し、算定されたチェックサムを第2領域に記憶する。そして、次のステップ102に進む。
ステップ103において、メインCPU101は、メインRAM103へのアクセスを禁止する。これにより、これ以降、メインRAM103への各種データの記憶やメインRAM103からの各種データの読み出し(ロード)が不可能となる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ105において、メインCPU101は、電断監視時間(3000ms)を、電断監視時間タイマカウンタにセットする。そして、次のステップ106に進む。
ステップ107において、メインCPU101は、上述のステップ105で設定された電断監視時間が経過したか否かを判定する。そして、経過していないと判定した場合、ステップ106に戻る。一方、経過したと判定した場合、電断退避処理を終了し、後述の電断復帰時処理を実行する。なお、電断監視時間タイマカウンタには減算タイマを採用しており、上述の電断発生信号の検出の判定が実行されるごとにタイマカウンタが1ずつ減算され、0となった場合に電断監視時間が経過したと判定されるようになっている。電断が発生した場合には、上述のステップ105からステップ107までをループしている間は、パチンコ機Pの作動が停止している。
電源基板600により電力が供給されると(電断から復帰すると)、メインCPU101にシステムリセットが発生し、メインCPU101は、図20のフローチャートに示すメイン処理を実行する。
ステップ111において、メインCPU101は、特別図柄乱数を更新する際に参照される特別図柄乱数用初期値更新乱数の更新を行う。この特別図柄乱数用初期値更新乱数は、特別図柄乱数の初期値を決定するためのものである。すなわち、特別図柄乱数は、更新を開始する時点の特別図柄乱数用初期値更新乱数を初期値として更新が行われる。そして、この乱数範囲を1周すると、その時点における特別図柄乱数用初期値更新乱数を初期値として、特別図柄乱数の更新が継続されるようになっている。そして、次のステップ112に進む。
ステップ112において、メインCPU101は、変動パターンを決定するための変動パターン乱数を更新する。そして、ステップ112の処理が終了すると、以降は、後述するタイマ割込み処理が行われるまで、ステップ111とステップ112の処理を繰り返し実行する。
ステップ130において、メインCPU101は、メインROM102から起動プログラムを読み込む等、電断復帰時(電源スイッチ650がオンとなった場合、不測の電源断から復帰した場合)における各種処理を実行するために必要な初期設定処理を実行する。また、メインCPU101は、発射払出制御基板200に対する各種信号(発射許可信号、主コマンド許可信号等)の送信を開始する。これにより、操作ハンドル5の回転操作に基づき、発射払出制御基板200によって遊技球を発射させる制御が実行可能となるとともに、発射払出制御基板200から主制御基板100へのコマンドの送信が可能となる。また、特に図示していないが、メインCPU101は、メインRAM103へのアクセスを許可する。これにより、これ以降、メインRAM103への各種データの記憶やメインRAM103からの各種データの読み出し(ロード)が可能となる。さらに、メインCPU101は、特図遊技や普図遊技を実行するために用いられる各種コマンドを解析する。そして、次のステップ131に進む。
ステップ131において、メインCPU101は、この時点におけるメインRAM103のチェックサムを算定するとともに、算定されたチェックサム及びメインRAM103の第2領域に記憶されているチェックサム(ステップ101で電断発生直前に算定されたチェックサム)、並びに、第2領域に記憶されているバックアップフラグに基づいて、バックアップ異常の発生の有無を判定する。そして、バックアップ異常が発生していると判定した場合、ステップ136に進む。一方、バックアップ異常が発生していないと判定した場合、次のステップ132に進む。
ステップ133において、メインCPU101は、滞在中の制御状態(電断発生前の制御状態)が遊技可能状態であって、当該遊技可能状態を終了し設定確認状態が設定されるための条件を満たしているか否か(すなわち、滞在中の制御状態(電断発生前の制御状態)が遊技可能状態、設定スイッチ108がオン、かつ本体枠開放検出センサ2aがオンであるか否か)を判定する。そして、当該条件を満たしていないと判定した場合、ステップ135に進む。一方、当該条件を満たしていると判定した場合、次のステップ134に進む。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、メインRAM103の使用領域における第1領域に、滞在中の制御状態を示す遊技機状態フラグが記憶されるようになっており、この遊技機状態フラグを参照することで、滞在中の制御状態を判断することができる。
ステップ135において、メインCPU101は、上述のステップ134で設定確認状態が設定された場合にはクリア処理を実行する。また、メインCPU101は、RAM異常が発生していた場合には、後述するRAM異常に基づく遊技停止状態の設定、及び遊技停止状態の設定に基づく停止関連処理を実行し、さらに、異常時初期化処理を実行するものの、RAM異常が発生していなかった場合には、電断発生前の制御状態を設定する。そして、ステップ144に進む。
ステップ137において、メインCPU101は、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態を設定し、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定された旨を示す遊技機状態フラグを第1領域に記憶する。また、メインCPU101は、遊技停止状態の設定に基づく停止関連処理を実行する。具体的には、停止関連処理として、発射払出制御基板200への発射許可信号の送信を停止する処理、遊技停止状態の設定前に特別図柄の変動表示、普通図柄の変動表示、特別遊技が実行されていた場合にはこれらを停止する処理、主制御関連エラーの判定を停止する処理、入賞信号及び大当たり信号をパチンコ機Pの外部へ送信する制御を停止(制限)する処理、メイン情報表示装置105においてエラーコードを表示させる処理、遊技停止状態の設定に基づくセキュリティ信号を生成しパチンコ機Pの外部へ出力する処理、生成中、及び出力中であった試験信号について当該生成、及び出力を停止(終了)する処理等が実行される。これにより、操作ハンドル5の回転操作が行われても、発射払出制御基板200による遊技球を発射させる制御が実行不可となり、また、遊技の進行が停止する。さらに、主制御基板100において発生の判定を行うエラーのうち扉開放エラー以外のエラーの判定が行われなくなり、入賞信号及び大当たり信号等の外部信号をパチンコ機Pの外部へ出力する制御が制限される。一方、発射払出制御基板200による、遊技球を払い出す制御、払出賞球信号等の外部信号をパチンコ機Pの外部へ送信する制御は継続して行われるものの、球切れエラー、満タンエラー、払出計数スイッチエラー、球詰まりエラー、過剰賞球エラー、払出電波エラーの判定は行われなくなる。そして、ステップ143に進む。
ステップ139において、メインCPU101は、設定変更状態を設定するとともに、その旨を示す遊技機状態フラグを第1領域に記憶する。そして、ステップ143に進む。
ステップ141において、メインCPU101は、遊技可能状態を設定するとともに、その旨を示す遊技機状態フラグを第1領域に記憶する。そして、ステップ143に進む。
ステップ143において、メインCPU101は、RAM異常又はバックアップ異常に基づく遊技停止状態が設定された場合、或いは、バックアップ異常が発生しているものの設定変更条件を満たし設定変更状態が設定された場合には、異常時初期化処理を実行する。また、メインCPU101は、バックアップ異常が発生しておらず設定変更条件を満たし設定変更状態が設定された場合、又は、RAMクリアスイッチ109がオンであって遊技可能状態が設定された場合には、通常初期化処理を実行する。そして、ステップ144に進む。
ステップ145において、メインCPU101は、電断復帰時に実行された処理に応じた各種コマンド(たとえば、上述の電断復帰コマンド、RAMクリアコマンド、状態設定コマンド等)を発射払出制御基板200へ送信する。これにより、発射払出制御基板200において、主制御基板100が電断復帰した旨を把握可能となる。そして、次のステップ146に進む。
ステップ150において、メインCPU101は、差球作動停止フェーズデータに発動予告状態又は発動状態に対応する状態値が記憶されているか否かを判定する。そして、発動予告状態又は発動状態に対応する状態値が記憶されていない(すなわち、発動警告前状態又は発動警告状態に対応する状態値が記憶されている)と判定した場合、ステップ156に進む。一方、発動予告状態又は発動状態に対応する状態値が記憶されていると判定した場合、次のステップ151に進む。
ステップ151において、メインCPU101は、上述の電断復帰時処理で設定変更状態の設定に伴う初期化処理(通常初期化処理)が実行されたか否かを判定する。そして、設定変更状態の設定に伴う初期化処理が実行されていないと判定した場合、ステップ155に進む。一方、設定変更状態の設定に伴う初期化処理が実行されたと判定した場合、次のステップ152に進む。
ステップ153において、メインCPU101は、差球カウント値をリセットする。そして、次のステップ154に進む。
また、上述のステップ151で設定変更状態の設定に伴う初期化処理が実行されていないと判定した場合に進むステップ155において、メインCPU101は、メインRAM103の特定の領域に発動設定前状態試験信号についての試験信号情報が記憶されていた場合(すなわち、発動設定前状態試験信号の生成中、及び出力中であった場合)には当該試験信号情報をクリアする。これにより、電断発生前に発動設定前状態試験信号が生成、及び出力されていた場合には、当該生成、及び出力が終了する。これに対して、特定の領域に、遊技の進行状況に関する試験信号についての試験信号情報、遊技状態に関する試験信号についての試験信号情報、発動セキュリティ情報が記憶されていた場合、メインCPU101はこれらの試験信号情報及び発動セキュリティ情報をクリアしない。これにより、電断発生前に遊技の進行状況に関する試験信号、遊技状態に関する試験信号が生成、及び出力されていた場合には、当該生成、及び出力が再開される。また、電断発生前に発動状態の設定に基づくセキュリティ信号が生成、及び出力されていた場合には、当該生成、及び出力が再開される。そして、差球制御リセット処理を終了する。
ステップ157において、メインCPU101は、特定のエラーが発生している状態であるか否かを判定する。そして、特定のエラーが発生している状態であると判定した場合、差球制御リセット処理を終了する。一方、特定のエラーが発生している状態でないと判定した場合、次のステップ158に進む。
なお、発動予告状態又は発動状態に対応する状態値が記憶されていない場合(すなわち、発動警告前状態又は発動警告状態が設定されている場合)には、特定のエラーが発生している状態であるか否かにかかわらず、遊技の進行状況に関する試験信号についての試験信号情報、遊技状態に関する試験信号についての試験信号情報、発動設定前状態信号についての試験信号情報が記憶されていたとしても、これらの試験信号情報はクリアされない。これにより、電断発生前に遊技の進行状況に関する試験信号、遊技状態に関する試験信号、発動設定前状態信号が生成、及び出力されていた場合には、当該生成、及び出力が再開される。
主制御基板100に設けられたリセット用クロックパルス発生回路により、所定の周期(本形態に係るパチンコ機Pでは、4ミリ秒)ごとにクロックパルスが発生されることで、図23のフローチャートに示すタイマ割込処理が実行される。
ステップ201において、メインCPU101は、各種タイマカウンタを更新するタイマ更新処理を実行する。そして、次のステップ202に進む。なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、減算タイマを採用しており、主制御基板100のタイマ割込処理が実行されるたびにタイマカウンタが1ずつ減算され、0になると減算を停止するようになっている。
ステップ203において、メインCPU101は、ゲート検出センサ20a、第1始動入賞口検出センサ15a、第2始動入賞口検出センサ16a、大入賞口検出センサ18a、特定領域検出センサ57a、一般入賞口検出センサ14a、アウトセンサ19aに入力があったか否かを判定し、これに基づいて所定の処理を行うセンサ検出時処理を実行する。なお、このセンサ検出時処理は、遊技停止状態中、設定変更状態中、設定確認状態中、発動状態中は実行されない。これにより、これらの状態中は、遊技球が一般入賞口14、第1始動入賞口15、第2始動入賞口16、大入賞口18へ入球しても又は遊技球がゲート20を通過しても、新たな賞球、新たな特図乱数の保留記憶、新たな普図乱数の保留記憶が発生しない。そして、次のステップ204に進む。
ステップ205において、メインCPU101は、普図遊技に関する制御を行うための普図関連制御処理を実行する。なお、この普図関連制御処理は、遊技停止状態中、設定変更状態中、設定確認状態中、発動状態中は実行されない。これにより、これらの状態中においては、普通図柄の抽選が実行されない。そして、次のステップ206に進む。
ステップ207において、メインCPU101は、エラーに関する各種処理を行う状態制御処理を実行する。
具体的には、メインCPU101は、遊技可能状態であって、かつ発動状態以外(発動警告前状態、発動警告状態、発動予告状態)であるときには、扉開放エラー又は主制御関連エラーが発生したか否かを判定し、また、発射払出制御基板200において扉開放エラーを除く払出関連エラーが発生した旨の判定がなされたか否かを判定する。扉開放エラー又は主制御関連エラーが発生したと判定した場合、或いは、発射払出制御基板200において扉開放エラーを除く払出関連エラーが発生した旨の判定がなされたと判定した場合(すなわち、扉開放エラーを除く払出関連エラーの発生を把握した場合)、メインCPU101は、発生したエラーを示すエラー示唆コマンドを副制御基板300や外部情報端子基板500へ送信する。これにより、発生したエラーに対応するエラー示唆画像を演出表示装置21に表示したり、発生したエラーに対応する態様で各種ランプ(盤面演出ランプGL、前扉演出ランプDL、状態報知ランプEL)を点灯させたり、発生したエラーに対応するエラー示唆音声を音声出力装置10から出力させたりすることで、発生したエラーが示唆されるとともに、ホールコンピュータ等に対して上述のエラーが発生した旨が通知されることとなる。
また、遊技停止状態、設定変更状態又は設定確認状態であるとき、或いは、遊技可能状態であって、かつ発動状態であるときには、メインCPU101は、扉開放エラーが発生したか否かについてのみ判定する。扉開放エラーが発生したと判定した場合、上述と同様に、メインCPU101は、扉開放エラーを示すエラー示唆コマンドを副制御基板300や外部情報端子基板500へ送信する。これにより、扉開放エラーに対応するエラー示唆画像を演出表示装置21に表示したり、扉開放エラーに対応する態様で各種ランプ(盤面演出ランプGL、前扉演出ランプDL、状態報知ランプEL)を点灯させたり、扉開放エラーに対応するエラー示唆音声を音声出力装置10から出力させたりすることで、扉開放エラーの発生が示唆されるとともに、ホールコンピュータ等に対して扉開放エラーが発生した旨が通知されることとなる。
また、発生していたエラーの解除が把握された場合や、発生していたエラーが解除されたものと判定した場合、メインCPU101は、エラー解除コマンドを副制御基板300や外部情報端子基板500へ送信する。これにより、実行されていたエラーの示唆を終了させることができ、ホールコンピュータ等に対して発生していたエラーの解除が通知されることとなる。
そして、次のステップ208に進む。
具体的には、一般入賞口検出センサ14a、第1始動入賞口検出センサ15a、第2始動入賞口検出センサ16a、大入賞口検出センサ18aからの検出信号がメインCPU101に入力された場合には、メインCPU101は、それぞれの検出信号に対応して設けられている賞球カウンタを更新するとともに、それぞれの検出信号に対応する賞球指定コマンドを発射払出制御基板200及び副制御基板300に送信する。さらに、メインCPU101は、差球カウント値を、上述の検出信号に対応する賞球の数(各入賞口への遊技球の入球に基づいて払い出される予定の賞球の数)だけインクリメントする。
なお、上述の如く、発射払出制御基板200に賞球指定コマンドが送信された後に遊技停止状態、設定変更状態、設定確認状態、発動状態が設定されても、当該賞球指定コマンドに基づく発射払出制御基板200による賞球の払い出しの制御は継続して行われる。
また、遊技停止状態中、設定変更状態中、設定確認状態中、発動状態中は、上述したように、遊技が進行しないため、一般入賞口検出センサ14a、第1始動入賞口検出センサ15a、第2始動入賞口検出センサ16a、大入賞口検出センサ18aによる遊技球の検出は行われない。したがって、遊技停止状態中、設定変更状態中、設定確認状態中、発動状態中には、新たに払出制御処理が開始されることはない。
そして、次のステップ209に進む。
たとえば、外部信号である入賞信号の出力中に遊技停止状態、設定変更状態、設定確認状態、発動状態となった場合には、当該入賞信号は出力されたままとなる。また、遊技停止状態、設定変更状態、設定確認状態、発動状態となった後に、第1始動入賞口15や第2始動入賞口16に遊技球が入球しても、メインCPU101は当該入球を検出しないため、新たに入賞信号の出力が開始されることはない。
また、外部信号である大当たり信号の出力中に遊技停止状態、設定変更状態、設定確認状態となった場合には、当該大当たり信号は出力されたままとなる。また、遊技停止状態、設定変更状態、設定確認状態、発動状態となった後は、メインCPU101は特別遊技を開始しないため、新たに大当たり信号の出力が開始されることはない。
そして、次のステップ210に進む。
ステップ211において、メインCPU101は、各種表示装置(第1特別図柄表示装置30、第2特別図柄表示装置31、普通図柄表示装置32、第1特図保留表示装置38、第2特図保留表示装置39及び普通図柄保留表示装置33)の表示データを作成する表示データ作成処理を実行する。そして、次のステップ212に進む。
ステップ213において、メインCPU101は、メイン情報表示装置105に遊技性能表示情報を表示する性能表示制御処理を実行する。そして、次のステップ214に進む。
ステップ215において、メインCPU101は、差球判定制御処理を実行する。そして、次のステップ216に進む。
具体的には、各試験信号の生成、及び出力を開始する条件(出力開始条件)が成立すると、メインCPU101は、当該試験信号の生成、及び出力を開始するとともに、メインRAM103の特定の領域に当該試験信号に対応する試験信号情報を記憶する。また、各試験信号が生成、及び出力されている場合において、当該生成、及び出力を終了する条件(出力終了条件)が成立すると、メインCPU101は、当該試験信号の生成、及び出力を終了するとともに、メインRAM103の特定の領域に記憶されている当該試験信号に対応する試験信号情報をクリアする。そして、次のステップ217に進む。
具体的には、メインCPU101は、発射払出制御基板200からハンドル操作コマンドを受信しているか否かを判定し、ハンドル操作コマンドを受信していると判定した場合には、操作ハンドル5の回転操作が行われている旨を示す回転操作コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。これにより、副制御基板300に、操作ハンドル5の回転操作が行われている旨を伝達することができる。一方、ハンドル操作コマンドを受信していないと判定した場合には、メインCPU101は特に処理を行わない。
なお、上述したように、パチンコ機Pの制御状態が遊技停止状態であるとき、又は、差球作動停止制御に関する状態にかかわらずパチンコ機Pの制御状態が遊技可能状態であるときには、操作ハンドル5の回転操作が行われていれば、ハンドル操作コマンドが発射払出制御基板200から主制御基板100へ送信される。したがって、遊技停止状態や発動状態であっても、操作ハンドル5の回転操作が行われていれば回転操作コマンドが副制御基板300に送信され、副制御基板300において操作ハンドル5の回転操作が行われている旨を把握できることとなる。
そして、主制御基板100のタイマ割込処理を終了する。
ステップ218において、メインCPU101は、設定関連処理を実行する。そして、ステップ207に進む。
ステップ300において、メインCPU101は、遊技球がゲート20を通過したことに基づいて普通図柄の抽選を行うためのゲート検出時処理を実行する。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、メインCPU101は、遊技球が第1始動入賞口15へ入球したことに基づいて当否抽選を行うための第1始動入賞口検出時処理を実行する。そして、次のステップ302に進む。
ステップ303において、メインCPU101は、遊技球が大入賞口18へ入球したことに基づいて所定の処理を行うための大入賞口検出時処理を実行する。そして、次のステップ304に進む。
ステップ305において、メインCPU101は、アウトセンサ19aにより遊技球が検出されたことに基づいて所定の処理を行うためのアウト検出時処理を実行する。そして、次のステップ306に進む。
ステップ400において、メインCPU101は、ゲート検出センサ20aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、ゲート検出センサ20aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、ゲート検出時処理を終了する。一方、ゲート検出センサ20aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ401に進む。
ステップ401において、メインCPU101は、普図保留数カウンタの値(すなわち、現時点における普図保留数)が「4」未満であるか否かを判定する。そして、当該値が「4」未満でない(すなわち、「4」)と判定した場合、ゲート検出時処理を終了する。一方、当該値が4未満であると判定した場合、次のステップ402に進む。
ステップ403において、メインCPU101は、当たり決定乱数を取得して普図保留記憶領域に記憶し、ゲート検出時処理を終了する。
ステップ500において、メインCPU101は、第1始動入賞口検出センサ15aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、第1始動入賞口検出センサ15aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、第1始動入賞口検出時処理を終了する。一方、第1始動入賞口検出センサ15aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ501に進む。
ステップ501において、メインCPU101は、第1保留数カウンタの値(すなわち、現時点における第1保留数)が「4」未満であるか否かを判定する。そして、当該値が「4」未満でない(すなわち、「4」)と判定した場合、第1始動入賞口検出時処理を終了する。一方、当該値が「4」未満であると判定した場合、次のステップ502に進む。
ステップ503において、メインCPU101は、当否乱数を取得して第1保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ504に進む。
ステップ505において、メインCPU101は、上述のステップ102で更新された変動パターン乱数を取得して、上述のステップ503で当否乱数を記憶した第1保留記憶領域の記憶部に記憶する。以上より、取得された当否乱数、特別図柄乱数及び変動パターン乱数は全て同じ第1保留記憶領域の記憶部に記憶されることとなる。そして、次のステップ506に進む。
ステップ507において、メインCPU101は、第1特図乱数が記憶されたことを示す始動入賞コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ508に進む。
ステップ509において、メインCPU101は、記憶された第1特図乱数について、当該第1特図乱数に基づく特別図柄の変動開始前に(第1特図乱数が取得された(保留として記憶された)時点で)当否抽選に関する各種判定を行う事前判定処理を実行する。そして、第1始動入賞口検出時処理を終了する。
ステップ600において、メインCPU101は、第2始動入賞口検出センサ16aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、第2始動入賞口検出センサ16aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、第2始動入賞口検出時処理を終了する。一方、第2始動入賞口検出センサ16aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ601に進む。
ステップ601において、メインCPU101は、第2保留数カウンタの値(すなわち、現時点における第2保留数)が「4」未満であるか否かを判定する。そして、当該値が「4」未満でない(すなわち、「4」)と判定した場合、第2始動入賞口検出時処理を終了する。一方、当該値が「4」未満であると判定した場合、次のステップ602に進む。
ステップ603において、メインCPU101は、当否乱数を取得して第2保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ604に進む。
ステップ605において、メインCPU101は、上述のステップ102で更新された変動パターン乱数を取得して、上述のステップ603で当否乱数を記憶した第2保留記憶領域の記憶部に記憶する。以上より、取得された当否乱数、特別図柄乱数及び変動パターン乱数は全て同じ第2保留記憶領域の記憶部に記憶されることとなる。そして、次のステップ606に進む。
ステップ607において、メインCPU101は、第2特図乱数が記憶されたことを示す始動入賞コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ608に進む。
ステップ609において、メインCPU101は、記憶された第2特図乱数について、当該第2特図乱数に基づく特別図柄の変動開始前に(第2特図乱数が取得された(保留として記憶された)時点で)当否抽選に関する各種判定を行う事前判定処理を実行する。そして、第2始動入賞口検出時処理を終了する。
ステップ650において、メインCPU101は、遊技球が入球した始動入賞口の種類(第1始動入賞口15、第2始動入賞口16)、保留数(第1保留数、第2保留数)、及び、遊技状態(通常遊技状態、低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2、高確率時短遊技状態)を確認する。そして、次のステップ651に進む。
ステップ652において、メインCPU101は、特別図柄の種類を判定する特別図柄判定処理を実行する。具体的には、遊技球が入球した始動入賞口が第1始動入賞口15(第1特図乱数)であった場合には、第1始動入賞口判定テーブル111aを取得し、当該テーブルと、上述のステップ651で判定された当否抽選の結果と、記憶された特別図柄乱数とに基づいて、大当たり図柄の種類(大当たり図柄X1、X2、X3)、時短図柄の種類(時短図柄J1、J2)、又は、ハズレ図柄の種類(ハズレ図柄Z1)を判定する。また、遊技球が入球した始動入賞口が第2始動入賞口16(第2特図乱数)であった場合には、第2始動入賞口判定テーブル111bを取得し、当該テーブルと、上述のステップ651で判定された当否抽選の結果と、記憶された特別図柄乱数とに基づいて、大当たり図柄の種類(大当たり図柄X4、X5、X6)、時短図柄の種類(時短図柄J1、J2)、又は、ハズレ図柄の種類(ハズレ図柄Z2)を判定する。メインCPU101は、当該判定の結果(特別図柄の種類)に係るデータを、メインRAM103の所定の処理領域に記憶する。そして、次のステップ653に進む。
ステップ654において、メインCPU101は、上述のステップ652で判定された特別図柄の種類、保留数、上述のステップ653で取得された変動パターンテーブル114及び記憶された変動パターン乱数に基づいて、変動パターンコマンドを判定する変動パターンコマンド判定処理を実行する。そして、次のステップ655に進む。
以上の処理により、保留として記憶された第1特図乱数又は第2特図乱数について、特別図柄の変動開始時に決定される当否抽選の結果、特別図柄の種類及び変動パターンコマンドが、事前判定コマンドによって、当該乱数の取得時点で事前に(すなわち、変動開始前に)副制御基板300に伝達される。
ステップ660において、メインCPU101は、大入賞口検出センサ18aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、大入賞口検出センサ18aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、大入賞口検出時処理を終了する。一方、大入賞口検出センサ18aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ661に進む。
ステップ661において、メインCPU101は、大入賞口18へ入球した遊技球の数をカウントするための大入賞口入球カウンタの値を1インクリメントする。そして、大入賞口検出時処理を終了する。
ステップ663において、メインCPU101は、一般入賞口検出センサ14aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、一般入賞口検出センサ14aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、一般入賞口検出時処理を終了する。一方、一般入賞口検出センサ14aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ664に進む。
ステップ664において、メインCPU101は、一般入賞口14へ入球した遊技球の数をカウントするための一般入賞口入球カウンタの値を1インクリメントする。そして、一般入賞口検出時処理を終了する。
ステップ667において、メインCPU101は、発射払出制御基板200から送信されたアウトコマンド(アウト通路を遊技球が通過するごとに送信されるコマンド)を受信したか否かを判定する。そして、アウトコマンドを受信していないと判定した場合、アウト検出時処理を終了する。一方、アウトコマンドを受信したと判定した場合、次のステップ668に進む。
ステップ668において、メインCPU101は、差球カウント値を1デクリメントする。そして、アウト検出時処理を終了する。
ステップ670において、メインCPU101は、特別遊技中であるか否かを判定する。そして、特別遊技中でないと判定した場合、特定領域検出時処理を終了する。一方、特別遊技中であると判定した場合、次のステップ671に進む。
ステップ671において、メインCPU101は、特定領域検出センサ57aからの検出信号が所定回数(本形態では、1回)入力されたか否かを判定する。そして、特定領域検出センサ57aからの検出信号が所定回数入力されていないと判定した場合、特定領域検出時処理を終了する。一方、特定領域検出センサ57aからの検出信号が所定回数入力されたと判定した場合、次のステップ672に進む。
ステップ672において、メインCPU101は、特定領域57へ所定数の遊技球が進入したことを示す進入フラグをオンにする。そして、特定領域検出時処理を終了する。
ステップ700において、メインCPU101は、実行フェーズデータの値をロードする。この実行フェーズデータは、特図関連制御処理を構成する複数の機能モジュール(サブルーチン)のうちいずれを実行するかを示すものである。具体的には、この実行フェーズデータは、後述する特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ「00」と、後述する特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ「01」と、後述する停止後処理の実行を示すデータ「02」と、後述する特別遊技制御処理の実行を示すデータ「03」と、後述する特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」と、を有している。
そして、メインCPU101は、上述のステップ700でロードした実行フェーズデータの値に基づき、特別図柄変動開始処理(ステップ701)、特別図柄変動停止処理(ステップ702)、停止後処理(ステップ703)、特別遊技制御処理(ステップ704)又は特別遊技終了処理(ステップ705)のいずれかを実行する。そして、特図関連制御処理を終了する。
ステップ800において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ「00」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「00」であると判定した場合、次のステップ801に進む。一方、実行フェーズデータが「00」でないと判定した場合、特別図柄変動開始処理を終了する。
ステップ801において、メインCPU101は、第2保留記憶領域の記憶部に第2特図乱数が記憶されているか否か、すなわち、第2保留数カウンタが「1」以上であるか否かを判定する。そして、第2特図乱数が記憶されていると判定した場合、ステップ804に進む。一方、第2特図乱数が記憶されていないと判定した場合、次のステップ802に進む。
ステップ803において、メインCPU101は、第1保留数カウンタの値を「1」デクリメントするとともに、第1保留記憶領域のシフト処理を実行する。具体的には、第1保留記憶領域の第1記憶部に記憶されている各乱数を、メインRAM103に設けられている所定の処理領域に記憶するとともに、第1保留記憶領域の第2記憶部~第4記憶部に記憶されている各乱数を、1つ番号の小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第1保留記憶領域に記憶された各乱数は、いわゆる先入れ先出し(FIFO)で、後述の当否判定処理に用いられるようになっている。そして、ステップ805に進む。
ステップ805において、メインCPU101は、当否抽選の実行回数(特別図柄の変動回数)をカウントするための変動回数カウンタのカウント値を「1」インクリメントする。また、メインCPU101は、変動回数カウンタのカウント値を含む変動回数コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。これにより、変動回数コマンドが副制御基板300に送信され、副制御基板300は現時点の変動回数カウンタのカウント値を把握できることとなる。そして、次のステップ806に進む。
ステップ807において、メインCPU101は、特別図柄の種類を決定する特別図柄決定処理を実行する。具体的には、遊技球が入球した始動入賞口が第1始動入賞口15(第1特図乱数)であった場合には、第1始動入賞口判定テーブル111aを取得し、当該テーブルと、上述のステップ806で判定された当否抽選の結果(大当たりの当選、時短付与の当選、ハズレ)と、上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶された特別図柄乱数とに基づいて、大当たり図柄の種類(大当たり図柄X1、X2、X3)、時短図柄の種類(時短図柄J1、J2)、又は、ハズレ図柄の種類(ハズレ図柄Z1)を決定する。また、遊技球が入球した始動入賞口が第2始動入賞口16(第2特図乱数)であった場合には、第2始動入賞口判定テーブル111bを取得し、当該テーブルと、上述のステップ806で判定された当否抽選の結果(大当たりの当選、時短付与の当選、ハズレ)と、上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶された特別図柄乱数とに基づいて、大当たり図柄の種類(大当たり図柄X4、X5、X6)、時短図柄の種類(時短図柄J1、J2)、又は、ハズレ図柄の種類(ハズレ図柄Z2)を決定する。そして、決定した特別図柄に対応するデータを、メインRAM103の所定の一時記憶領域に記憶する。また、この特別図柄決定処理においては、現時点の遊技状態、すなわち、特別図柄を決定した時点の遊技状態が遊技状態バッファに記憶される。そして、次のステップ808に進む。
なお、本形態に係るパチンコ機Pの特別図柄変動開始処理では、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、第1特図乱数に優先して第2特図乱数が処理されるようになっているが、これに限定されるものではなく、保留記憶領域に記憶された順に処理してもよい。
ステップ809において、メインCPU101は、上述のステップ803又はステップ804で処理領域に記憶された変動パターン乱数に基づいて、変動パターンを決定する変動パターン決定処理を実行する。そして、次のステップ810に進む。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1特図乱数が第1保留記憶領域に記憶されている場合には、第1保留数を認識できる態様で第1特図保留表示装置38が表示され、第2特図乱数が第2保留記憶領域に記憶されている場合には、第2保留数を認識できる態様で第2特図保留表示装置39が表示されるようになっている。そして、第1特図乱数に基づいて上述の特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第1保留数が1つ減ることを示すように、第1特図保留表示装置38が表示制御され、第2特図乱数に基づいて上述の特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第2保留数が1つ減ることを示すように、第2特図保留表示装置39が表示制御される。
そして、次のステップ811に進む。
また、上述のステップ802で第1保留記憶領域に第1特図乱数が記憶されていないと判定した場合に進むステップ812において、メインCPU101は、変動表示が行われていないことに基づき、演出表示装置21において客待ち表示を行うための客待ち判定処理を実行する。具体的には、メインCPU101は特別図柄の変動表示が行われていない時間を計時するとともに、特別図柄の変動表示が行われることなく所定の客待ち時間(たとえば、30秒)が経過した場合に、客待ち状態となったものとして、演出表示装置21に客待ち画面を表示するための客待ちコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、特別図柄変動開始処理を終了する。
ステップ850において、メインCPU101は、メインRAM103の第1領域に記憶されている設定値をロードし、この設定値が正常値(すなわち、「1」)であるか否かを判定する。そして、この設定値が正常値でない(すなわち、「1」以外)と判定した場合、ステップ858に進む。一方、この設定値が正常値であると判定した場合、次のステップ851に進む。
ステップ851において、メインCPU101は、当否乱数判定テーブル110のうち、現時点の遊技状態(低確率遊技状態、高確率遊技状態)に対応するいずれか(低確率判定テーブル110a、高確率判定テーブル110b)を選択し、選択したテーブルと上述のステップ803又はステップ804の所定の処理領域に記憶された当否乱数とに基づいて、大当たりの当選となるか否かを判定する(すなわち、大当たりの当否の判定を行う)大当たり当否判定処理を実行する。具体的には、メインCPU101は、上述のテーブルから大当たりの当選となる数値範囲の情報を取得し、この取得した数値範囲内に上述の当否乱数が属するか否かを判定する。そして、上述の数値範囲内に上述の当否乱数が属する場合に大当たりの当選と判定され、上述の数値範囲内に上述の当否乱数が属しない場合に大当たりの非当選と判定される。そして、次のステップ852に進む。
ステップ853において、メイン101は、メインRAM103の所定の記憶領域に大当たりの当選である旨を記憶する。そして、当否判定処理を終了する。
ステップ855において、メインCPU101は、上述のステップ854で実行された時短付与当否判定処理の結果が時短付与の当選であったか否か(すなわち、時短付与に当選したか否か)を判定する。そして、時短付与の当選でない(時短付与の非当選)と判定した場合、ステップ857に進む。一方、時短付与の当選と判定した場合、次のステップ856に進む。
また、上述のステップ855で時短付与に当選していないと判定した場合に進むステップ856において、メインCPU101は、メインRAM103の所定の記憶領域にハズレである旨を記憶する。そして、当否判定処理を終了する。
ステップ859において、メインCPU101は、異常時初期化処理を実行する。また、メインCPU101は、RAMクリアコマンドを発射払出制御基板200に送信する。そして、タイマ割込処理のステップ200に進む。
ステップ900において、メインCPU101は、遊技球が入球した始動入賞口の種類(第1始動入賞口15、第2始動入賞口16)、保留数(第1保留数、第2保留数)、遊技状態(通常遊技状態、低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2、高確率時短遊技状態)を確認する。そして、次のステップ901に進む。
ステップ901において、メインCPU101は、上述のステップ900で確認した遊技状態に対応する変動パターンテーブル114を取得する。そして、次のステップ902に進む。
ステップ903において、メインCPU101は、上述のステップ902で決定された変動パターンコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ904に進む。
ステップ1000において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ「01」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「01」でないと判定した場合、特別図柄変動停止処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「01」であると判定した場合、次のステップ1001に進む。
ステップ1002において、メインCPU101は、上述のステップ807で決定された特別図柄を、第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に停止表示するための停止表示データをセットし、特別図柄の停止表示を実行する。そして、次のステップ1003に進む。
ステップ1004において、メインCPU101は、停止表示時間テーブル115を参照して、現時点の遊技状態、及び上述のステップ807で決定された特別図柄の種類に対応する停止表示時間を決定し、この決定された停止表示時間を停止表示時間タイマカウンタにセットする。本形態に係るパチンコ機Pでは、上述したように、現時点の遊技状態が通常遊技状態の場合において、ハズレ図柄Z1又はZ2が決定されたとき、及び大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5又はX6が決定されたときにはいずれも、0.5秒の停止表示時間がセットされ、時短図柄J1又はJ2が決定されたときには20秒の停止表示時間がセットされる(図13参照)。また、現時点の遊技状態が通常遊技状態以外(低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2、高確率時短遊技状態)の場合において、ハズレ図柄Z1又はZ2が決定されたとき、大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5又はX6が決定されたとき、及び時短図柄J1又はJ2が決定されたときにはいずれも、0.5秒の停止表示時間がセットされる(図13参照)。そして、次のステップ1005に進む。
ステップ1100において、メインCPU101は、実行フェーズデータが停止後処理の実行を示すデータ「02」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「02」でないと判定した場合、停止後処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「02」であると判定した場合、次のステップ1101に進む。
ステップ1101において、メインCPU101は、上述のステップ1004で停止表示時間タイマカウンタにセットされた停止表示時間が経過したか否かを判定する。そして、停止表示時間が経過していないと判定した場合、停止後処理を終了する。一方、停止表示時間が経過したと判定した場合、次のステップ1102に進む。
ステップ1103において、メインCPU101は、時短回数更新処理を実行する。具体的には、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態JT1であることを示す第1時短遊技フラグ、又は、現時点の遊技状態が時短遊技状態JT2であることを示す第2時短遊技フラグのいずれかがオンとなっているか否かを判定する。そして、第1時短遊技フラグ又は第2時短遊技フラグがオンとなっていると判定した場合、メインRAM103に設けられた時短回数記憶領域を更新する。この時短回数記憶領域には、設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの変動回数が記憶されている。そして、この記憶されている残りの変動回数を「1」デクリメントする。また、第1時短遊技フラグ及び第2時短遊技フラグがいずれもオンとなっていないと判定した場合、メインCPU101は何も処理を行わない。そして、次のステップ1104に進む。
ステップ1106において、メインCPU101は、大当たり当選時の遊技状態及び停止表示された大当たり図柄の種類(大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5、X6)を副制御基板300に伝達するための大当たり当選時コマンドをセットする。そして、次のステップ1107に進む。
ステップ1108において、メインCPU101は、特別遊技の開始時に設定される待機時間であるオープニング時間をオープニング時間タイマカウンタにセットするとともに、オープニング処理が開始されることを示すオープニングコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1109に進む。
ステップ1110において、メインCPU101は、特図関連制御処理において特別遊技制御処理が実行されるように、実行フェーズデータに「03」をセットする。そして、停止後処理を終了する。
ステップ1112において、メインCPU101は、現時点の遊技状態(すなわち、当否抽選の実行時点の遊技状態、特別図柄の変動開始時点の遊技状態)が通常遊技状態であるか否かを判定する。そして、通常遊技状態でない(すなわち、低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態である)と判定した場合、ステップ1114に進む。一方、通常遊技状態であると判定した場合、次のステップ1113に進む。
また、上述のステップ1112で通常遊技状態でないと判定した場合に進むステップ1114において、メインCPU101は、設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの変動回数、及び、高確率遊技状態が終了するまでの残りの変動回数に基づいて、通常遊技状態を設定する通常遊技状態設定処理を実行する。具体的には、上述のステップ1103で更新された時短回数記憶領域に記憶されている残りの変動回数が「0」となった場合、オンとなっていた第1時短遊技フラグ又は第2時短遊技フラグをオフにする。また、上述のステップ1104で更新された高確回数記憶領域に記憶されている残りの変動回数が「0」となった場合、オンとなっていた高確遊技フラグをオフにする。これにより、通常遊技状態が設定される(設定されていた低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2又は高確時短遊技状態が通常遊技状態に変更される)。なお、更新後の時短回数記憶領域に記憶されている残りの変動回数が「1」以上であった場合、更新後の時短回数記憶領域に記憶されている残りの変動回数が「1」以上であった場合には、メインCPU101は何も処理を行わない。そして、次のステップ1115に進む。
ステップ1116において、メインCPU101は、特図関連制御処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、実行フェーズデータに「00」をセットする。そして、停止後処理を終了する。
ステップ1200において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別遊技制御処理の実行を示すデータ「03」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「03」でないと判定した場合、特別遊技制御処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「03」であると判定した場合、次のステップ1201に進む。
ステップ1201において、メインCPU101は、上述のステップ1108でオープニング時間タイマカウンタにセットされたオープニング時間が経過しているか否かを判定する。そして、オープニング時間が経過していないと判定した場合、特別遊技制御処理を終了する。一方、オープニング時間が経過していると判定した場合、次のステップ1202に進む。
ステップ1203において、メインCPU101は、停止表示された大当たり図柄の種類に応じた特別電動役物作動テーブル112に基づいて、大入賞口18の開閉及び振り分け部材59の作動を行うための制御データをセットする大入賞口開閉制御処理を実行する。これにより、セットされた制御データに基づき、各ラウンド遊技において大入賞口18の開閉及び振り分け部材59の作動に関する制御が行われる。そして、次のステップ1204に進む。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、各ラウンド遊技の開始時点に、停止表示された大当たり図柄の種別に応じた特別電動役物作動テーブル112に基づいて、各ラウンド遊技において大入賞口18が開放される開放時間(29.0秒)が大入賞口開放タイマカウンタにセットされる。メインCPU101は、この大入賞口開放タイマカウンタの値を確認することにより、各ラウンド遊技が開始された時点であるか否かを判定することができるようになっている。
なお、ラウンド遊技開始コマンドは、ラウンド遊技の回数ごとに設けられており、これにより、何回目のラウンド遊技が開始されたかを副制御基板300に伝達できるようになっている。
なお、メインCPU101は、大入賞口開放タイマカウンタにセットされた開放時間が経過するか又は大入賞口18に10個の遊技球が入球したかを確認することにより、ラウンド遊技が終了したか否かを判定することができるようになっている。
ステップ1209において、メインCPU101は、特別遊技の終了時に設定される待機時間であるエンディング時間をエンディング時間タイマカウンタにセットし、エンディング処理が開始されることを示すエンディングコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、特別遊技制御処理を終了する。
ステップ1211において、メインCPU101は、特別遊技が終了したことを示す特別遊技終了コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1212に進む。
ステップ1300において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「04」でないと判定した場合、特別遊技終了処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「04」であると判定した場合、次のステップ1301に進む。
ステップ1301において、メインCPU101は、進入フラグがオンであるか否かを判定する。そして、進入フラグがオンでない(すなわち、オフである)と判定した場合、ステップ1303に進む。一方、進入フラグがオンであると判定した場合、次のステップ1302に進む。
また、上述のステップ1301で進入フラグがオンでないと判定した場合に進むステップ1303において、メインCPU101は、遊技状態を低確率遊技状態に設定する低確率遊技状態設定処理を実行する。具体的には、高確遊技フラグをオフにする。そして、次のステップ1304に進む。
ステップ1305において、メインCPU101は、進入フラグをオフにする。そして、次のステップ1306に進む。
ステップ1307において、メインCPU101は、特図関連制御処理において変動開始処理が実行されるように、実行フェーズデータに「00」をセットする。そして、特別遊技終了処理を終了する。
ステップ1400において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータの値をロードする。この普図実行フェーズデータは、当該普図関連制御処理を構成する複数の機能モジュール(サブルーチン)のうちいずれを実行するかを示すものである。具体的には、この普図実行フェーズデータは、後述する普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ「10」と、後述する普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」と、後述する普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」と、後述する可動片制御処理の実行を示すデータ「13」と、を有している。
そして、メインCPU101は、上述のステップ1400でロードした普図実行フェーズデータの値に基づき、普通図柄変動開始処理(ステップ1401)、普通図柄変動停止処理(ステップ1402)、普通図柄停止後処理(ステップ1403)又は可動片制御処理(ステップ1404)のいずれかを実行する。そして、普図関連制御処理を終了する。
ステップ1500において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが普通図柄変動開始処理の実行を示す「10」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「10」でないと判定した場合、普通図柄変動開始処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「10」と判定した場合、次のステップ1501に進む。
ステップ1501において、メインCPU101は、普図保留記憶領域に当たり決定乱数が記憶されているか否か、すなわち、普図保留数カウンタが「1」以上であるか否かを判定する。そして、普図保留数カウンタが「1」以上でない(すなわち、「0」)と判定した場合、普通図柄変動開始処理を終了する。一方、普図保留数カウンタが「1」以上であると判定した場合、次のステップ1502に進む。
ステップ1503において、メインCPU101は、普図保留記憶領域のシフト処理を実行する。具体的には、第1記憶部に記憶されている当たり決定乱数を、メインRAM103に設けられている所定の処理領域に記憶するとともに、第2記憶部~第4記憶部に記憶されている当たり決定乱数を、1つ番号の小さい記憶部にシフトさせる。これにより、普図保留記憶領域に記憶された当たり決定乱数は、いわゆる先入れ先出し(FIFO)で、後述の当選判定処理に用いられるようになっている。そして、ステップ1504に進む。
ステップ1505において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が非時短遊技状態、時短遊技状態JT1又は時短遊技状態JT2のいずれであるかを確認するとともに、普通図柄変動パターン決定テーブル117を参照して、現時点の遊技状態に応じた普通図柄の変動時間を普図変動時間タイマカウンタにセットする。具体的には、メインCPU101は、非時短遊技状態中である場合には普図変動時間タイマカウンタに「10秒」をセットし、時短遊技状態JT1中である場合には普図変動時間タイマカウンタに「9.5秒」をセットし、時短遊技状態JT2中である場合には普図変動時間タイマカウンタに「1秒」をセットする。そして、次のステップ1506に進む。
ステップ1507において、メインCPU101は、現時点の遊技状態を変動開始時の遊技状態として遊技機状態バッファに記憶する。そして、次のステップ1508に進む。
ステップ1550において、メインCPU101は、メインRAM103の第1領域に記憶されている設定値をロードし、この設定値が正常値(すなわち、「1」)であるか否かを判定する。そして、この設定値が正常値であると判定した場合、ステップ1553に進む。一方、この設定値が正常値でない(すなわち、「1」以外)と判定した場合、次のステップ1551に進む。
ステップ1551において、メインCPU101は、設定値異常の発生に基づく遊技停止状態を設定するとともに、その旨を示す遊技機状態フラグを第1領域に記憶する。また、メインCPU101は、遊技停止状態の設定に基づく停止関連処理を実行する。この停止関連処理は、RAM異常の発生に基づく遊技停止状態が設定された場合に実行される処理内容(上述のステップ137で行われる処理内容)と同様のため、ここでは説明を割愛する。そして、ステップ1552に進む。
また、上述のステップ1550で設定値が正常値であると判定した場合に進むステップ1553において、メインCPU101は、現時点の遊技状態(非時短遊技状態、時短遊技状態JT1、時短遊技状態JT2)に対応する当たり決定乱数判定テーブル116(第1判定テーブル116a、第2判定テーブル116b又は第3判定テーブル116cのいずれか)を選択し、当該選択したテーブルと、上述のステップ1503で所定の処理領域に記憶された当たり決定乱数とに基づいて、普通図柄の抽選の結果を導出する当選判定処理を実行する。具体的には、メインCPU101は、非時短遊技状態中である場合には第1判定テーブル116aを参照し、時短遊技状態JT1中である場合には第2判定テーブル116bを参照し、時短遊技状態JT2中である場合には第3判定テーブル116cを参照し、処理領域に記憶された当たり決定乱数を判定する。そして、次のステップ1554に進む。
ステップ1600において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「11」でないと判定した場合、普通図柄変動停止処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「11」であると判定した場合、次のステップ1601に進む。
ステップ1601において、メインCPU101は、上述のステップ1505で普図変動時間タイマカウンタにセットされた普通図柄の変動時間が経過したか否かを判定する。そして、当該変動時間が経過していないと判定した場合、普通図柄変動停止処理を終了する。一方、当該変動時間が経過したと判定した場合、次のステップ1602に進む。
ステップ1603において、メインCPU101は、普通図柄を停止表示する普図停止表示時間を普図停止表示時間タイマカウンタにセットする。そして、次のステップ1604に進む。
ステップ1700において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「12」でないと判定した場合、普通図柄停止後処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「12」であると判定した場合、次のステップ1701に進む。
ステップ1701において、メインCPU101は、上述のステップ1603で普図停止表示時間タイマカウンタにセットされた普図停止表示時間が経過したか否かを判定する。そして、当該普図停止表示時間が経過していないと判定した場合、普通図柄停止後処理を終了する。一方、当該普図停止表示時間が経過したと判定した場合、次のステップ1702に進む。
ステップ1703において、メインCPU101は、普図関連制御処理において可動片制御処理が実行されるように、普図実行フェーズデータに「13」をセットする。そして、普通図柄停止後処理を終了する。
ステップ1800において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが可動片制御処理の実行を示すデータ「13」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「13」でないと判定した場合、可動片制御処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「13」であると判定した場合、次のステップ1801に進む。
ステップ1801において、メインCPU101は、可動片16bが作動制御中であるか否か、すなわち、可動片ソレノイド16cが通電されているか否かを判定する。そして、可動片16bが作動制御中であると判定した場合、ステップ1804に進む。一方、可動片16bが作動制御中でないと判定した場合、次のステップ1802に進む。
ステップ1803において、メインCPU101は、可動片作動制御テーブル118を参照し、上述のステップ1802で確認した遊技状態に応じて、可動片ソレノイド16cの作動制御データ(通電制御データ)として、作動回数(通電回数)及び作動時間(通電時間)をセットする。これにより、可動片16bが突出状態となる。また、メインCPU101は、可動片16bが突出状態である旨を示す可動片フラグをオンにする。そして、可動片制御処理を終了する。
ステップ1805において、メインCPU101は、可動片16bの作動の停止、すなわち、可動片ソレノイド16cの通電の停止を実行する。これにより、可動片16bが没入状態となる。また、可動片フラグをオフにする。そして、次のステップ1806に進む。
ステップ1850において、メインCPU101は、可動片ソレノイドデータとして、可動片16bを没入させる(可動片ソレノイド16cに通電しない)ための没入データを、所定のソレノイドデータ記憶領域にセットする。そして、次のステップ1851に進む。
ステップ1851において、メインCPU101は、大入賞口ソレノイドデータとして、大入賞口18を閉鎖させる(開閉扉18bを閉じる、大入賞口ソレノイド18cに通電しない)ための閉鎖データを、所定のソレノイドデータ記憶領域にセットする。そして、次のステップ1852に進む。
ステップ1853において、メインCPU101は、可動片フラグがオンであるか否かを判定する。そして、可動片フラグがオンでない(すなわち、オフである)と判定した場合、ソレノイド制御処理を終了する。一方、可動片フラグがオンであると判定した場合、次のステップ1854に進む。
ステップ1855において、メインCPU101は、大入賞口フラグがオンであるか否かを判定する。そして、大入賞口フラグがオンでない(すなわち、オフである)と判定した場合、ソレノイド制御処理を終了する。一方、大入賞口フラグがオンであると判定した場合、次のステップ1856に進む。
以上のような処理が行われることで、没入データがセットされると可動片16bが没入し、閉鎖データがセットされると開閉扉18bが閉じ大入賞口18が閉鎖する。一方、突出データがセットされると可動片16bが突出し、開放データがセットされると開閉扉18bが開き大入賞口18が開放する。また、遊技可能状態でないとき、及び、遊技可能状態であるものの発動状態であるときにはいずれも、没入データ及び閉鎖データがセットされる。したがって、遊技停止状態、設定変更状態、設定確認状態、発動状態においては必ず、可動片16が没入し、大入賞口18が閉鎖することとなる。
なお、このソレノイド制御処理は、所定の周期(4ミリ秒)ごとに実行されるタイマ割込処理において実行されるものである。すなわち、遊技停止状態、設定変更状態、設定確認状態、発動状態において、可動片16b及び開閉扉18bの作動を制限する処理は、所定のタイミングごとに行われるようになっている。
ステップ1870において、メインCPU101は、滞在中の制御状態が遊技可能状態であるか否かを判定する。そして、遊技可能状態でないと判定した場合、差球関連コマンドセット処理を終了する。一方、遊技可能状態であると判定した場合、次のステップ1871に進む。
ステップ1871において、メインCPU101は、差球作動停止制御フェーズデータが変更されたか否かを判定する。そして、差球作動停止制御フェーズデータが変更されていないと判定した場合、差球関連コマンドセット処理を終了する。一方、差球作動停止制御フェーズデータが変更されたと判定した場合、次のステップ1872に進む。
なお、本形態に係るパチンコ機Pは、メインRAM103の所定の記憶領域により構成される管理バッファを有している。差球作動停止制御フェーズデータがクリアされて、この差球作動停止制御フェーズデータに発動警告前状態に対応する状態値が記憶されると、これに伴って管理バッファにも発動警告前状態に対応する状態値が記憶される。その後、差球作動停止制御に関する状態が変更されると、まず、差球作動停止制御フェーズデータにのみ変更後の状態に対応する状態値が記憶される。そして、このステップ1871において、差球作動停止制御フェーズデータに記憶されている状態値と管理バッファに記憶されている状態値とが一致するかどうかが判定され、両者が一致していれば、差球作動停止制御フェーズデータは変更されていないと判定する。一方、両者が一致していなければ、差球作動停止制御フェーズデータは変更されたと判定し、これに伴って差球作動停止制御フェーズデータに記憶されている状態値を管理バッファにも記憶する。
具体的には、差球作動停止制御フェーズデータに発動警告状態に対応する状態値が記憶されていた場合(すなわち、発動警告状態が設定された場合)には、第1差球作動停止制御指定コマンドが演出用伝送データ格納領域に記憶される。これにより、副制御基板300に第1差球作動停止制御指定コマンドが送信され、発動警告状態が設定された旨を副制御基板300においても把握できることとなる。
差球作動停止制御フェーズデータに発動予告状態に対応する状態値が記憶されていた場合(すなわち、発動予告状態が設定された場合)には、第2差球作動停止制御指定コマンドが演出用伝送データ格納領域に記憶される。これにより、副制御基板300に第2差球作動停止制御指定コマンドが送信され、発動予告状態が設定された旨を副制御基板300においても把握できることとなる。
差球作動停止制御フェーズデータに発動状態に対応する状態値が記憶されていた場合(すなわち、発動状態が設定された場合)には、第3差球作動停止制御指定コマンドが演出用伝送データ格納領域に記憶される。これにより、副制御基板300に第3差球作動停止制御指定コマンドが送信され、発動状態が設定された旨を副制御基板300においても把握できることとなる。さらに、メインCPU101は、発動状態が設定された旨を示す発動状態設定コマンドを発射払出制御基板200に送信する。これにより、発射払出制御基板200においても発動状態が設定された旨を把握できることとなる。
そして、差球関連コマンドセット処理を終了する。
ステップ1880において、メインCPU101は、滞在中の制御状態が遊技可能状態であるか否かを判定する。そして、遊技可能状態でないと判定した場合、差球判定制御処理を終了する。一方、遊技可能状態であると判定した場合、次のステップ1881に進む。
ステップ1881において、メインCPU101は、差球カウント値が第1基準値に到達した旨を示す第1基準値到達フラグ(主制御基板100に設けられたフラグ)がオフであるか否かを判定する。そして、第1基準値到達フラグがオフでない(すなわち、オンである)と判定した場合、ステップ1884に進む。一方、第1基準値到達フラグがオフであると判定した場合、次のステップ1882に進む。
なお、第1基準値到達フラグは、差球カウント値がリセットされることに基づきオフとなるように設定されている。
ステップ1883において、メインCPU101は、差球作動停止制御フェーズデータに発動警告状態に対応する状態値を記憶する。これにより、発動警告状態が設定される。また、メインCPU101は、第1基準値到達フラグをオンにする。そして、次のステップ1884に進む。
なお、第2基準値到達フラグは、差球カウント値がリセットされることに基づきオフとなるように設定されている。
ステップ1885において、メインCPU101は、差球カウント値は第2基準値に到達したか否かを判定する。そして、第2基準値に到達していないと判定した場合、ステップ1889に進む。一方、第2基準値に到達したと判定した場合、次のステップ1886に進む。
ステップ1887において、メインCPU101は、差球作動停止制御フェーズデータに発動予告状態に対応する状態値を記憶する。これにより、発動予告状態が設定される。また、メインCPU101は、第2基準値到達フラグをオンにする。そして、ステップ1889に進む。
ステップ1889において、メインCPU101は、差球作動停止制御フェーズデータに発動予告状態に対応する状態値が記憶されているか否か(すなわち、発動予告状態中であるか否か)を判定する。そして、発動予告状態に対応する状態値が記憶されていないと判定した場合、差球判定制御処理を終了する。一方、発動予告状態に対応する状態値が記憶されていると判定した場合、ステップ1890に進む。
ステップ1891において、メインCPU101は、差球作動停止制御フェーズデータに発動状態に対応する状態値を記憶する。これにより、発動状態が設定される。そして、差球判定制御処理を終了する。
ステップ1900において、メインCPU101は、滞在中の制御状態が設定変更状態であるか否かを判定する。そして、設定変更状態でないと判定した場合、ステップ1908に進む。一方、設定変更状態であると判定した場合、次のステップ1901に進む。
ステップ1901において、メインCPU101は、設定スイッチ108がオフであるか否かを判定する。そして、設定スイッチ108がオフであると判定した場合、ステップ1905に進む。一方、設定スイッチ108がオフでない(すなわち、オンである)と判定した場合、次のステップ1902に進む。
ステップ1903において、メインCPU101は、本体枠開放検出センサ2aがオンであるか否か(すなわち、本体枠2が開放している否か)を判定する。具体的には、発射払出制御基板200から送信される本体枠開放コマンドを受信していた場合、メインCPU101は、本体枠開放検出センサ2aがオンであると判定する。そして、本体枠開放検出センサ2aがオンでない(すなわち、オフである)と判定した場合、設定関連処理を終了する。一方、本体枠開放検出センサ2aがオンであると判定した場合、次のステップ1904に進む。
また、上述のステップ1901で設定スイッチ108がオフであると判定した場合に進むステップ1905において、メインCPU101は、設定変更状態が終了し遊技可能状態が設定される旨を示す設定変更状態終了コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。ここで記憶されたコマンドは、上述のステップ114で副制御基板300へ送信される。そして、次のステップ1906に進む。
ステップ1907において、メインCPU101は、遊技可能状態を設定するとともに、その旨を示す遊技機状態フラグを第1領域に記憶する。そして、設定関連処理を終了する。
ステップ1909において、メインCPU101は、設定確認状態が終了し遊技可能状態が設定される旨を示す設定確認状態終了コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、ステップ1906に進む。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述したように、通常遊技状態(低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた遊技状態)、低確率時短遊技状態LJT1(低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた遊技状態)、低確率時短遊技状態LJT2(低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた遊技状態)、又は、高確率時短遊技状態(高確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた遊技状態)のいずれかが設定されて、遊技が進行するようになっている。
通常遊技状態中は、大当たりに当選する確率がおよそ1/300に設定されており、第2遊技領域12bへ向けて遊技球が打ち出されたとしても第2始動入賞口16へ遊技球が入球することはない(図7(a)、図14(a)、図15、図16参照)。
また、通常遊技状態中は、上述したように、遊技者に第1遊技領域12aで遊技を行わせるようになっており、第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出している限りにおいては、遊技球は第1始動入賞口15へ入球する可能性がある。通常遊技状態中に第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合、当該入球に基づく当否抽選においては大当たり又は時短付与に当選可能であり、大当たりに当選したときには大当たり図柄X1、X2又はX3が決定され、時短付与に当選したときには時短図柄J1又はJ2が決定される(図7(a)及び図8(a)参照)。
また、通常遊技状態中に時短付与に当選し時短図柄J1が決定された場合には、当該時短図柄J1の変動表示が終了し停止表示時間が経過した後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1に設定され、時短回数は10000回に設定される(図10(c)参照)。通常遊技状態中に時短付与に当選し時短図柄J2が決定された場合には、当該時短図柄J2の変動表示が終了し停止表示時間が経過した後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定され、時短回数は10000回に設定される(図10(d)参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態中に第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出していれば、大当たり又は時短付与の当選に基づき、低確率時短状態LJT1(時短回数は10000回)、低確率時短遊技状態LJT2(時短回数は10000回)、低確率時短遊技状態LJT2(時短回数は100回)、又は、高確率時短遊技状態(高確回数及び時短回数は10000回)へ移行することとなる(図51参照)。
以上より、本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態には滞在し難く、また、大当たりの当選に基づく特別遊技の実行や時短付与の当選に基づく時短図柄J2の決定を介して他の遊技状態へ移行するよりも、時短付与の当選に基づく時短図柄J1の決定により低確率時短遊技状態LJT1(時短回数は10000回)へ移行する可能性が高くなっている。
また、低確率時短遊技状態LJT1中は、通常遊技状態中と同様に、遊技者に第1遊技領域12aで遊技を行わせるようになっており、第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出している限りにおいては、遊技球は第1始動入賞口15へ入球する可能性がある。低確率時短遊技状態LJT1中に第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合、当該入球に基づく当否抽選においては大当たり又は時短付与に当選可能であり、大当たりに当選したときには大当たり図柄X1、X2又はX3が決定され、時短付与に当選したときには時短図柄J1又はJ2が決定される(図7(a)及び図8(a)参照)。
一方、上述したように、低確率時短遊技状態LJT1中に時短付与に当選し時短図柄J1又はJ2が決定された場合には、当該決定に基づいて新たに時短遊技状態JT1又はJT2が設定されず設定中の低確率時短遊技状態LJT1が継続するため、他の遊技状態へ移行することはない(図10(c)及び(d)参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1中に第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出していれば、大当たりの当選に基づき、低確率時短遊技状態LJT2(時短回数は100回)又は高確率時短遊技状態(高確回数及び時短回数は10000回)へ移行することとなる(図51参照)。
また、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中はいずれも、遊技者に第1遊技領域12aで遊技を行わせるとともに、大当たりの当選確率が同一であり、さらには、普図遊技の性能もほぼ同一である(第2遊技領域12bへ遊技球を打ち出したとしても第2始動入賞口16への遊技球の入球は不可能である)ため、遊技操作の態様(第1遊技領域12aへの遊技球の打ち出し)及び普図遊技の性能から、通常遊技状態中又は低確率時短遊技状態LJT1中であるのかを認識することは不可能である。
なお、上述したように、遊技状態ごとに第2始動入賞口16への遊技球の入球の可能性を変化させるには、普図遊技の性能を決定する要素(普通図柄の抽選において当たりとなる確率、普通図柄の変動時間、可動片16bの作動時間)のいずれか1又は複数が異なる内容となるように設定することができる。
ここで、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中のいずれにおいても第2始動入賞口16への遊技球の入球を不可能とするには、たとえば、低確率時短遊技状態LJT1中及び通常遊技状態中のいずれも可動片16bの作動時間は開口到達時間よりも短い同一の時間とするものの、低確率時短遊技状態LJT1中は通常遊技状態よりも普通図柄の変動時間が短い設定、及び、低確率時短遊技状態LJT1中は通常遊技状態よりも普通図柄の抽選において当たりとなる確率が高い設定の少なくともいずれか一方の設定が行われるようにしてもよい。このようにした場合であっても、第2始動入賞口16及び可動片16bが本形態に係るパチンコ機Pのような構成であれば(図4参照)、可動片16bの作動時間が開口到達時間よりも短い以上、その他の要素(普通図柄の変動時間、普通図柄の抽選において当たりとなる確率)が低確率時短遊技状態LJT1において通常遊技状態よりも有利な設定としても、いずれの遊技状態でも第2始動入賞口16へ遊技球を入球させることができず、普図遊技の性能は本形態に係るパチンコ機と同様となる。
また、低確率時短遊技状態LJT2中は、上述したように、遊技者に第2遊技領域12bで遊技を行わせるようになっており、第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出している限りにおいては、遊技球は高い頻度で第2始動入賞口16へ入球する。低確率時短遊技状態LJT2中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合、当該入球に基づく当否抽選においては大当たり又は時短付与に当選可能であり、大当たりに当選したときには大当たり図柄X4、X5又はX6が決定され、時短付与に当選したときには時短図柄J1又はJ2が決定される(図7(a)及び図8(b)参照)。
一方、上述したように、低確率時短遊技状態LJT2中に時短付与に当選し時短図柄J1又はJ2が決定された場合には、当該決定に基づいて新たに時短遊技状態JT1又はJT2が設定されず設定中の低確率時短遊技状態LJT2が継続するため、他の遊技状態へ移行することはない(図10(c)及び(d)参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT2中に第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出していれば、大当たりの当選に基づき、低確率時短遊技状態LJT2(時短回数は100回)又は高確率時短遊技状態(高確回数及び時短回数は10000回)へ移行することとなる(図51参照)。
また、高低確率時短遊技状態中は、上述したように、遊技者に第2遊技領域12bで遊技を行わせるようになっており、第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出している限りにおいては、遊技球は高い頻度で第2始動入賞口16へ入球する。高確率時短遊技状態中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合、当該入球に基づく当否抽選においては大当たり又は時短付与に当選可能であり、大当たりに当選したときには大当たり図柄X4、X5又はX6が決定され、時短付与に当選したときには時短図柄J1又はJ2が決定される(図7(b)及び図8(b)参照)。
一方、上述したように、高確率時短遊技状態中に時短付与に当選し時短図柄J1又はJ2が決定された場合には、当該決定に基づいて新たに時短遊技状態JT1又はJT2が設定されず設定中の低確率時短遊技状態LJT2が継続するため、他の遊技状態へ移行することはない(図10(c)及び(d)参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、高確率時短遊技状態中に第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出していれば、大当たりの当選に基づき、低確率時短遊技状態LJT2(時短回数は100回)又は高確率時短遊技状態(高確回数及び時短回数は10000回)へ移行することとなる(図51参照)。
そして、通常遊技状態においては、時短付与の当選により時短図柄J2が決定されると、時短回数が10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行する。これに対して、上述のように通常遊技状態から移行する低確率時短遊技状態LJT1においては、時短付与の当選により時短図柄J2が決定されても、上述の時短回数が10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行することはない。すなわち、通常遊技状態から低確率時短遊技状態LJT1へ移行した後は、再度、通常遊技状態が設定されない限りは、時短付与に当選しても、時短回数が10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行することはない。
以上のように、本形態に係るパチンコ機Pでは、RAMクリア後や時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2の終了後に設定される通常遊技状態においては、大当たりに当選するか、又は時短図柄J1が決定されるよりも前に時短図柄J2が決定されると、遊技の進行に伴う遊技球の減少を抑えつつ確実に大当たりの当選を獲得できる、遊技者にとって有利な時短回数が10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行する。一方、通常遊技状態から移行し易く、かつ当該通常遊技状態よりも長く滞在し易い低確率時短遊技状態LJT1においては、上述の時短回数が10000回の低確率時短遊技状態LJT2へは移行しない。そのため、通常遊技状態が、遊技者にとって有利な時短回数が10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行する可能性のあるチャンスゾーンになるという斬新な遊技性を付与することができ、遊技者の興趣を高めることができる。
また、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中はいずれも、遊技者に第1遊技領域12aで遊技を行わせるため、遊技者に遊技操作を変更させることなく、通常遊技状態から、異なる遊技状態である低確率時短遊技状態LJT1への切り替えが可能となるという斬新な遊技性を付与することができる。
以上のように、主制御基板100において各種処理が実行されることにより、特図遊技、普図遊技及び特別遊技が進行することとなる。そして、これら遊技の進行中には、主制御基板100から種々のコマンドを副制御基板300に送信し、このコマンドを副制御基板300が受信することにより、当該副制御基板300が、遊技の進行に伴う演出の制御を実行する。
以下では、特別図柄の変動表示に伴って実行され、当否抽選の結果を報知(示唆)し得る変動演出について説明する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、後述する変動演出を実行するために参照される演出状態が複数種類設けられており、上述の遊技状態(通常遊技状態、低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2、高確率時短遊技状態)への移行、電断の発生、時短付与の当選等に基づいて、サブCPU301がいずれかの演出状態を設定するようになっている。また、演出状態ごとに選択可能な変動演出の実行態様がそれぞれ定められており、設定中の演出状態に応じたいずれかの実行態様により変動演出が実行され得るようになっている。
具体的には、本形態に係るパチンコ機Pでは、演出状態として、通常遊技状態中に滞在する通常演出状態、低確率時短遊技状態LJT1中に滞在する低確率時短演出状態A1及び低確率時短演出状態A2、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中に滞在する低確率時短演出状態B、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中に滞在する低確率時短演出状態C、並びに、高確率時短遊技状態中に滞在する高確率時短演出状態が設けられている。
通常遊技状態の設定に基づく通常演出状態において、時短付与に当選し時短図柄J1が決定されることにより低確率時短遊技状態LJT1へ移行すると、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定され、また、時短付与に当選し時短図柄J2が決定されることにより時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行すると、演出状態が低確率時短演出状態Bに設定され、また、大当たりの当選に基づき時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行すると、演出状態が低確率時短演出状態Cに設定され、また、大当たりの当選に基づき高確率時短遊技状態へ移行すると、演出状態が高確率時短演出状態に設定される(図52参照)。なお、特に図示していないが、通常演出状態(通常遊技状態)の設定中に電断が発生し、RAMクリア(異常時初期化処理、通常時初期化処理)が行われることなく電断から復帰(すなわち、RAMクリアが実行される条件を満たすことなく電断から復帰、以下、通常電断復帰ともいう)した場合には、演出状態は通常演出状態のままとなる。
また、低確率時短遊技状態LJT1において、低確率時短演出状態A1及びA2のいずれの設定中であっても、大当たりの当選に基づき時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行すると、演出状態が低確率時短演出状態Cに設定され、また、大当たりの当選に基づき高確率時短遊技状態へ移行すると、演出状態が高確率時短演出状態に設定され、また、大当たりに当選することなく特別図柄の変動表示が10000回行われることにより通常遊技状態へ移行すると、演出状態が通常演出状態に設定される(図52参照)。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、特別図柄の変動表示に伴って、演出図柄50の表示態様により当否抽選の結果を報知(示唆)し得る変動演出が実行される。この変動演出では、演出表示装置21の表示部21aに表示される背景画像に重ねて、演出図柄50(ダミー図柄)の変動表示が行われる。そして、変動表示した後に停止表示された演出図柄50の組み合わせ(停止表示態様)により、当否抽選の結果を遊技者に報知し得るようになっている。
なお、演出図柄50は数字図柄に限定されるものではなく、停止表示された場合に所定の演出(たとえば、所定の仮停止表示態様による仮停止が所定回数実行される擬似連演出や、所定の保留を対象として実行され当該保留に基づく変動演出よりも前から実行可能な先読み演出等)が実行される旨を示す特殊図柄(たとえば、擬似連演出が実行される旨を示す擬似連図柄や、先読み演出が実行される旨を示す先読み図柄等)を設けてもよい。また、演出図柄50は、数字を表示する数字表示部と、数字以外の他の画像(たとえば、キャラクターの画像等)を表示する非数字表示部とから構成される図柄としてもよい。
その後、左側に位置する演出図柄50(以下、第1停止図柄ともいう)、右側に位置する演出図柄50(以下、第2停止図柄ともいう)、中央に位置する演出図柄50(以下、第3停止図柄ともいう)という順番で停止表示される(図53(c)~(e)参照)。
なお、時短付与に当選した場合には、演出図柄50の停止表示態様が上述の当選態様及び非当選態様とは異なる特殊な態様(たとえば、全ての演出図柄50が時短付与の当選に対応する特殊図柄(たとえば、「J」のアルファベット等)で停止表示される態様等)となるようにしてもよい。このようにした場合には、演出図柄50の停止表示態様により、遊技者に時短付与の当選を把握させることができる。
ノーマル非当選変動パターンは、第1停止図柄と第2停止図柄とが異なる数字図柄で停止表示された後に第3停止図柄がそのまま停止表示され、演出図柄50の停止表示態様が非当選態様となる実行態様である(図53(c)~(e)参照)。
発展ありリーチ変動パターンは、第1停止図柄と第2停止図柄とが同一の数字図柄で停止表示されるリーチ表示が行われた後、第3停止図柄の変動表示と共に、表示部21aにおいて所定の発展演出画像を表示するリーチ発展演出が実行された上で第3停止図柄が停止表示され、演出図柄50の停止表示態様が非当選態様又は当選態様となる実行態様である(図54(c)~(e)参照)。
発展なしリーチ変動パターンは、特に図示していないが、リーチ表示が行われた後に、上述のリーチ発展演出が実行されることなく第3停止図柄が停止表示され、演出図柄50の停止表示態様が非当選態様又は当選態様となる実行態様である。
特殊リーチ変動パターンは、演出図柄50の変動表示の開始後、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄の変動表示と共に、表示部21aにおいて、特殊発展演出画像が表示される特殊リーチ発展演出の実行の有無を煽る特殊煽り演出が実行され、特殊リーチ発展演出を実行する旨の示唆が行われた後にリーチ表示が行われ、上述の特殊リーチ発展演出が実行された上で第3停止図柄が停止表示され、演出図柄50の停止表示態様が非当選態様となる実行態様である(図56(c)~(f)、図57(c)~(f)参照)。
特殊非当選変動パターンは、演出図柄50の変動表示の開始後、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄の変動表示と共に、表示部21aにおいて上述の特殊煽り演出が実行されるものの、特殊リーチ発展演出を実行しない旨の示唆が行われ、リーチ表示が行われることなく、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄が停止表示され、演出図柄50の停止表示態様が非当選態様となる実行態様である(図55(c)~(e)参照)。
たとえば、発展ありリーチ変動パターンのリーチ発展演出において表示される発展演出画像としては、ハズレ、時短付与の当選及び大当たりの当選のいずれの場合にも表示され得るものの、大当たりに当選した場合に表示される可能性が相対的に低く設定された低期待度発展演出画像、ハズレ、時短付与の当選及び大当たりの当選のいずれの場合にも表示され得るものの、大当たりに当選した場合に表示される可能性が相対的に高く設定された高期待度発展演出画像、ハズレ及び時短付与の当選の場合には表示されず大当たりに当選した場合にのみ表示され得る大当たり確定発展演出画像等が設けられている。
これにより、リーチ発展演出において、高期待度発展演出画像が表示された場合には低期待度発展演出画像が表示された場合よりも、大当たりの当選の期待度が高まり、また、大当たり確定発展演出画像が表示された場合には大当たりの当選を認識することができるため、遊技者の興趣を高めることができる。
各演出状態中において実行される変動演出の概要については、後程詳述する。
一方、通常演出状態又は低確率時短演出状態A2において時短付与の当選であった場合には、左側に位置するミニ図柄MDは左側に位置する演出図柄50と同一の数字図柄で停止表示され、右側に位置するミニ図柄MDは右側に位置する演出図柄50と同一の数字図柄で停止表示されるものの、中央に位置するミニ図柄MDは「0」の数字図柄(すなわち、中央に位置する演出図柄50と異なる数字図柄)で停止表示されるようになっている(図56(f)、図57(f)参照)。
本形態に係るパチンコ機Pでは、演出表示装置21の表示部21aに表示される背景画像として、通常遊技状態及び時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT1に対応する第1背景画像(図53(a)~(e)、図54(a)~(c)、図55(a)~(b)及び(e)、図56(a)~(b)、図57(a)~(b)及び(g)参照)、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2に対応する第2背景画像(図58(b)参照)、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2及び高確率時短遊技状態に対応する第3背景画像(図56(g)参照)が設けられており、各遊技状態中には背景画像が表示部21aに表示されるようになっている。
大当たり図柄X1又はX4の決定に基づく特別遊技の終了後(特定領域57へ所定数の遊技球が入球しなかった場合)に設定される時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中には、第2背景画像が表示される。
通常遊技状態中の時短図柄J2の決定に基づき設定される時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中、及び、大当たり図柄X2、X3、X5又はX6の決定に基づく特別遊技の終了後(特定領域57へ所定数の遊技球が入球した場合)に設定される高確率時短遊技状態中にはいずれも、第3背景画像が表示される。すなわち、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中及び高確率時短遊技状態中にはいずれも、同一の背景画像が表示される。これらは大当たりに当選する確率が異なる別個の遊技状態ではあるものの、いずれも大当たりに当選するまで継続し普図遊技の性能も同一であるため、実質的には同様の有利度の遊技状態であるといえる。そのため、同一の背景画像を表示することにより、異なる遊技状態である旨を積極的に示唆せずに、遊技者に対して同一の遊技状態で遊技をしているような印象を与えることができる。
なお、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中、及び、高確率時短遊技状態中はそれぞれ異なる背景画像が表示されるようにしてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、特に図示していないが、第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出し(左打ち)が行われ、主に第1始動入賞口15へ遊技球が入球する通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中には、第1特図乱数の保留を示唆する保留表示が行われる。一方、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出し(右打ち)が行われ、主に第2始動入賞口16へ遊技球が入球する低確率時短遊技状態LJT2中及び高確率時短遊技状態中には、第2特図乱数の保留を示唆する保留表示が行われる。また、特に図示していないが、特別遊技中には、第1特図乱数の保留を示唆する保留表示、及び、第2特図乱数の保留を示唆する保留表示のいずれも行われないようになっている。
以下、各演出状態中に実行され得る各種演出について、具体的に説明する。
(1)通常演出状態中(通常遊技状態中)
上述したように、RAMクリア後や、大当たりに当選することなく100回の特別図柄の変動表示が実行されたことにより時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2が終了した後には、通常遊技状態が設定されるとともに、演出状態が通常演出状態に設定される。
そして、通常演出状態(通常遊技状態)の設定に伴い、表示部21aにおいて、第1背景画像の表示が行われるとともに、チャンスゾーンである通常遊技状態に滞在している可能性がある旨を示唆するチャンスゾーン滞在示唆(たとえば、「キャラ登場でスーパータイム!?」という文字が横方向にスクロールするチャンスゾーン滞在示唆画像の表示等)が行われるようになっている(図53(a)~(e)、図54(a)~(c)、図55(a)~(e)、図56(a)~(f)、図57(a)~(f)参照)。第1背景画像の表示及びチャンスゾーン滞在示唆は、一部の期間を除き、通常演出状態中(通常遊技状態中)において継続して実行される。なお、通常演出状態中(通常遊技状態中)に電断が発生し通常電断復帰が行われた場合には、通常演出状態(通常遊技状態)のままとなるため、電断復帰後も、第1背景画像の表示及びチャンスゾーン滞在示唆が行われる。
また、特に図示していないが、通常遊技状態の設定に伴い、第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出しを示唆する左打ち示唆(たとえば、「←←←左打ち」という左打ち示唆画像の表示、当該打ち出しを示唆する左打ちランプの点灯等)も行われるようになっている。この左打ち示唆は、通常演出状態中(通常遊技状態中)に継続して実行するようにしてもよいし、通常演出状態(通常遊技状態)が設定されてから所定の終了時点(たとえば、最初の変動演出が開始されてから所定時間(たとえば、5秒等)が経過した時点)に至るまで継続して実行するようにしてもよい。
(1-1)当否抽選の結果がハズレであった場合
通常演出状態中(通常遊技状態中)において、当否抽選の結果がハズレであった場合には、ノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン、発展ありリーチ変動パターン又は特殊非当選変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
このノーマル非当選変動パターンによる変動演出では、上述したように、リーチ表示は行われない(図53(c)~(d)参照)。
そして、特別図柄の変動時間が経過し第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31にハズレ図柄が停止表示されると、非当選態様により全ての演出図柄50が停止表示するとともに、各演出図柄50と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示する(図53(c)~(e)参照)。その後、停止表示時間(0.5秒)が経過するまで、これら演出図柄50及びミニ図柄MDの停止表示が行われる。
この発展なしリーチ変動パターンによる変動演出では、上述したように、リーチ表示後にリーチ発展演出は行われない。
そして、上述のノーマル非当選変動パターンによる変動演出と同様に、特別図柄の変動時間が経過し第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31にハズレ図柄が停止表示されると、非当選態様により全ての演出図柄50が停止表示するとともに、各演出図柄50と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示する。その後、停止表示時間(0.5秒)が経過するまで、これら演出図柄50及びミニ図柄MDの停止表示が行われる。
リーチ表示が行われた後はリーチ発展演出が実行される。このリーチ発展演出では、表示部21aの一部や全面において種々の発展演出画像(上述の低期待度発展演出画像、高期待度発展演出画像等)が表示される(図54(d)参照)。
また、リーチ発展演出の実行中は、発展演出画像の視認性の低下を防止するために、演出図柄50の変動表示(第1停止図柄及び第2停止図柄によるリーチ表示、及び、第3停止図柄の変動表示)が表示部21aの中央ではなく右上隅において行われるとともに、チャンスゾーン滞在示唆は行わないようになっている(図54(d)参照)。
なお、リーチ発展演出の実行中は、演出図柄50の変動表示を一切行わないようにしてもよいし、また、リーチ発展演出の実行中であっても、チャンスゾーン滞在示唆を行うようにしてもよい。
そして、このリーチ発展演出においては、当否抽選の結果がハズレである旨を示唆するハズレ示唆(たとえば、発展演出画像により示されていた所定のストーリーの結果が失敗となった旨を示すハズレ示唆画像の表示等)が行われ、リーチ発展演出が終了する。なお、このリーチ発展演出は、特別図柄の変動時間が経過する(第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に特別図柄が停止表示される)直前に終了する。
その後は、上述の発展なしリーチ変動パターンによる変動演出と同様に、特別図柄の変動時間が経過し第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31にハズレ図柄が停止表示されると、表示部21aの中央において非当選態様により全ての演出図柄50が停止表示するとともに、各演出図柄50と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示する。その後、停止表示時間(0.5秒)が経過するまで、これら演出図柄50及びミニ図柄MDの停止表示が行われる。
その後、後述する特殊リーチ発展演出の実行の有無を煽る特殊煽り演出が実行される。この特殊煽り演出では、表示部21aの全面において特殊煽り画像(たとえば、特殊リーチ発展演出において用いられるキャラクターが登場するかどうかを煽る画像等(当該キャラクターの登場に期待感を抱かせる画像))が表示される(図55(c)参照)。
また、特殊煽り演出の実行中は、特殊煽り画像の視認性の低下を防止するために、演出図柄50の変動表示(第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄の変動表示)が表示部21aの中央ではなく右上隅において行われるようになっている(図55(c)参照)。これに対して、チャンスゾーン滞在示唆は、特殊煽り演出の実行中も継続して行われるようになっている(図55(c)~(d)参照)。
なお、特殊煽り演出の実行中は、演出図柄50の変動表示を一切行わないようにしてもよいし、チャンスゾーン滞在示唆も行わないようにしてもよい。
そして、この特殊煽り演出においては、上述したように、特殊リーチ発展演出を実行しない旨の示唆(たとえば、特殊リーチ発展演出において用いられるキャラクターが登場しなかった旨を示唆する非実行示唆画像の表示等)が行われ(図55(d)参照)、特殊煽り演出が終了する。なお、この特殊煽り演出は、特別図柄の変動時間が経過する(第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31にハズレ図柄が停止表示される)直前に終了する。
その後は、上述の発展なしリーチ変動パターンや発展ありリーチ変動パターンによる変動演出と同様に、特別図柄の変動時間が経過し第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31にハズレ図柄が停止表示されると、表示部21aの中央において非当選態様により全ての演出図柄50が停止表示するとともに、各演出図柄50と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示する。その後、停止表示時間(0.5秒)が経過するまで、これら演出図柄50及びミニ図柄MDの停止表示が行われる。
通常演出状態中(通常遊技状態中)において、当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合には、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、特別図柄の変動時間が経過し第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に大当たり図柄が停止表示されると、表示部21aの中央において当選態様により全ての演出図柄50が停止表示するとともに、各演出図柄50と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示する(図54(e)参照)。また、表示部21aにおいて、上述の当選報知画像が表示される(図54(f)参照)。そして、停止表示時間(0.5秒)が経過するまで演出図柄50及びミニ図柄MDの停止表示が行われ、当該停止表示時間が経過すると特別遊技が開始される。
通常演出状態中(通常遊技状態中)において、当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J2が決定された場合には、特殊リーチ変動パターンによる変動演出が実行されるようになっている。
そして、この特殊煽り演出においては、上述したように、特殊リーチ発展演出を実行する旨の示唆(たとえば、特殊リーチ発展演出において用いられるキャラクターの登場を示唆する実行示唆画像の表示等)が行われ(図56(d)参照)、特殊煽り演出が終了する。この特殊煽り演出は、特別図柄の変動時間が経過する(第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に時短図柄J2が停止表示される)直前に終了する。
その後、特別図柄の変動時間が経過し第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に時短図柄J2が停止表示されると、表示部21aの右上隅においてリーチ表示が行われるとともに、表示部21aの全面において特殊リーチ発展演出(たとえば、登場したキャラクターと敵キャラクターにより行われる対決の画像の表示等)が開始される(図56(e)参照)。また、この際、第1停止図柄と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示し、第2停止図柄と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示し、第3停止図柄と対応する位置のミニ図柄MDが「0」の数字図柄により停止表示する(図56(e)参照)。これにより、視認は困難であるものの、ミニ図柄MDの停止表示態様によって時短付与の当選が示唆されることとなる。
そして、この特殊リーチ発展演出においては、当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J2が決定された旨(すなわち、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行する旨)を示唆する高有利結果決定示唆(たとえば、登場したキャラクターが対決に勝利した旨を示す「WIN!」という画像の表示等)が行われるとともに、表示部21aの右上隅において、第3停止図柄が第1停止図柄及び第2停止図柄と異なる数字図柄(たとえば、第1停止図柄及び第2停止図柄と1違いの数字図柄等)が停止表示することにより、非当選態様により全ての演出図柄50が停止表示し、特殊リーチ発展演出が終了する。この特殊リーチ発展演出は、停止表示時間(20秒)が経過する直前に終了する。すなわち、特殊リーチ発展演出は、時短図柄J2が停止表示されてから停止表示時間(20秒)が経過するまでの間において実行されるようになっている。
その後は、停止表示時間(20秒)が経過するまで演出図柄50及びミニ図柄MDの停止表示が行われ、当該停止表示時間が経過すると、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2が設定されるとともに、演出状態が低確率時短演出状態Bに設定される。この際、表示部21aにおいて行われていたチャンスゾーン滞在示唆が終了するとともに、第3背景画像の表示、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2が設定された旨を示唆する高有利状態設定示唆(たとえば、「スーパータイムスタート!」という高有利状態設定示唆画像の表示等)、及び右打ち示唆(たとえば、「→→→右打ち」という右打ち示唆画像の表示、右打ち報知ランプRLの点灯等)も行われる(図46(g)参照)。
なお、この右打ち示唆は、上述の低確率時短遊技状態LJT2中(低確率時短演出状態B中)に継続して実行するようにしてもよいし、低確率時短遊技状態LJT2(低確率時短演出状態B)が設定されてから所定の終了時点(たとえば、最初の変動演出が開始されてから所定時間(たとえば、5秒等)が経過した時点)に至るまで継続して実行するようにしてもよい。
通常演出状態中(通常遊技状態中)において、当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J1が決定された場合には、時短図柄J2が決定された場合と同様に、特殊リーチ変動パターンによる変動演出が実行されるようになっている。
その後、時短図柄J2が決定された場合に実行される特殊リーチ変動パターンによる変動演出と同様に、特別図柄の変動時間が経過し第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に時短図柄J1が停止表示されると、表示部21aの右上隅においてリーチ表示が行われるとともに、表示部21aの全面において特殊リーチ発展演出が開始される(図57(e)参照)。また、この際、第1停止図柄と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示し、第2停止図柄と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示し、第3停止図柄と対応する位置のミニ図柄MDが「0」の数字図柄により停止表示する(図57(e)参照)。これにより、視認は困難であるものの、ミニ図柄MDの停止表示態様によって時短付与の当選が示唆されることとなる。
そして、この特殊リーチ発展演出においては、当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J1が決定された旨(すなわち、低確率時短遊技状態LJT1へ移行する旨)を示唆する低有利結果決定示唆(たとえば、登場したキャラクターが対決に敗北した旨を示す「LOSE・・・」という画像の表示等)が行われるとともに、表示部21aの右上隅において、第3停止図柄が第1停止図柄及び第2停止図柄と異なる数字図柄(たとえば、第1停止図柄及び第2停止図柄と1違いの数字図柄等)が停止表示することにより、非当選態様により全ての演出図柄50が停止表示し、特殊リーチ発展演出が終了する。この特殊リーチ発展演出は、停止表示時間(20秒)が経過する直前に終了する。すなわち、特殊リーチ発展演出は、時短図柄J1が停止表示されてから停止表示時間(20秒)が経過するまでの間において実行されるようになっている。
その後は、停止表示時間(20秒)が経過するまで演出図柄50及びミニ図柄MDの停止表示が行われ、当該停止表示時間が経過すると、低確率時短遊技状態LJT1が設定されるとともに、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定される(図52参照)。この際、表示部21aにおいて行われていたチャンスゾーン滞在示唆は終了するものの、通常演出状態中(通常遊技状態中)に表示されていた第1背景画像は引き続き表示される(図57(g)参照)。
上述したように、通常遊技状態中に時短付与に当選し時短図柄J1が決定されると、低確率時短遊技状態LJT1へ移行するとともに、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定される。また、低確率時短演出状態A2(低確率時短演出遊技状態A1中にRAMクリア(異常時初期化処理、通常初期化処理)が行われることなく電断から復帰した場合に設定される演出状態)中に時短付与に当選し時短図柄J1又はJ2が決定されると、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定される。
そして、通常遊技状態から低確率時短遊技状態LJT1へ移行し、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定されると、上述したように、通常演出状態中(通常遊技状態中)に行われていたチャンスゾーン滞在示唆が終了する一方で、第1背景画像の表示は継続するようになっている(図57(g)参照)。また、後述するように、低確率時短演出状態A2においては、通常演出状態中と同様に第1背景画像の表示及びチャンスゾーン滞在示唆が行われるようになっているものの、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定されると、チャンスゾーン滞在示唆が終了する一方で、第1背景画像の表示は継続するようになっている。
すなわち、低確率時短演出状態A1中は、通常演出状態中や低確率時短演出状態A2中と同様の第1背景画像が表示されるものの、チャンスゾーン滞在示唆は行われない。
また、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定された際には、演出状態が通常演出状態(通常遊技状態)に設定された場合と異なり、上述の左打ち示唆は行われない(図57(g)参照)。
(2-1)当否抽選の結果がハズレであった場合
低確率時短演出状態A1中において、当否抽選の結果がハズレであった場合には、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合と異なり、特殊非当選変動パターンによる変動演出は実行されず、ノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、チャンスゾーン滞在示唆が行われない点を除き、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合のノーマル非当選変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展なし変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
低確率時短演出状態A1中において、当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合には、通常演出状態において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合と同様に、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、チャンスゾーン滞在示唆が行われない点を除き、発展なし変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
低確率時短演出状態A1中において、当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J1又はJ2が決定された場合にはいずれも、通常演出状態において当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J1又はJ2が決定された場合と異なり、特殊リーチ変動パターンによる変動演出は実行されず、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出が実行されるようになっている。
なお、上述したように、低確率時短演出状態A1中は通常演出状態中と異なり、チャンスゾーン滞在示唆が行われず、表示部21aにチャンスゾーン滞在示唆画像が表示されていない状態のまま、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出が実行される。
このノーマル非当選変動パターンによる変動演出では、通常演出状態中と同様に、特別図柄(時短図柄J1又はJ2)の変動表示が開始されると、表示部21aの中央において全ての演出図柄50の変動表示が開始されるとともに、表示部21aの右下隅において全てのミニ図柄MDの変動表示が開始される。このノーマル非当選変動パターンによる変動演出では、リーチ表示は行われない。
そして、特別図柄の変動時間が経過し第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に時短図柄J1又はJ2が停止表示されると、非当選態様により全ての演出図柄50が停止表示するとともに、各演出図柄50と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示する。その後、停止表示時間(0.5秒)が経過するまで、これら演出図柄50及びミニ図柄MDの停止表示が行われる。
なお、設定中の遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1であるため、時短図柄J1又はJ2が決定されたものの、上述の停止表示時間が経過しても遊技状態は変更されず、設定中の低確率時短遊技状態LJT1が継続する。また、演出状態も、低確率時短演出状態A1のまま継続する(図52参照)。
そこで、低確率時短演出状態A1においては、当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合、当否抽選の結果がハズレの場合に実行され得るノーマル非当選変動パターンによる変動演出が行われ、かつ非当選態様による演出図柄50の停止表示及び当該演出図柄50と同一の数字図柄によるミニ図柄MDの停止表示が行われるようにしている。
これにより、低確率時短演出状態A1においては、時短付与に当選しても、変動演出の実行態様、演出図柄50の停止表示態様、ミニ図柄MDの停止表示態様から時短付与の当選を把握することができず、遊技者に対して、当否抽選の結果がハズレであったような印象を与えることができ、ひいては、遊技状態が変更されるような印象を遊技者に与えることを防止可能となる。
上述したように、低確率時短演出状態A1中に電断が発生し、RAMクリアが行われることなく電断から復帰すると(通常電断復帰が行われると)、低確率時短遊技状態LJT1はそのままに、演出状態が低確率時短演出状態A2に設定される。
そして、演出状態が低確率時短演出状態A2に設定されると、通常演出状態中と同様に、表示部21aにおいて、第1背景画像の表示が行われるとともに、チャンスゾーン滞在示唆が行われるようになっている(図53(a)~(e)、図54(a)~(c)、図55(a)~(e)、図56(a)~(f)、図57(a)~(f)参照)。第1背景画像の表示及びチャンスゾーン滞在示唆は、一部の期間を除き、低確率時短演出状態A2中において継続して実行される。なお、低確率時短演出状態A2中(低確率時短遊技状態LJT1中)に電断が発生し通常電断復帰が行われた場合には、低確率時短演出状態A2(低確率時短遊技状態LJT1)のままとなるため、電断復帰後も、第1背景画像の表示及びチャンスゾーン滞在示唆が行われる。
なお、電断から復帰し遊技状態が低確率時短演出状態A2に設定された場合には、左打ち示唆を実行するようにしてもよいし、実行しないようにしてもよい。
(3-1)当否抽選の結果がハズレであった場合
低確率時短演出状態A2中において、当否抽選の結果がハズレであった場合には、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合と同様に、ノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン、発展ありリーチ変動パターン又は特殊非当選変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
これらの実行態様による変動演出は、通常演出状態中と同様に、チャンスゾーン滞在示唆が行われたまま実行される。そして、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合のノーマル非当選変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展なし変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、特殊非当選変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合の特殊非当選変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている(図53、図55等参照)。
低確率時短演出状態A2中において、当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合には、通常演出状態において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合と同様に、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
これらの実行態様による変動演出は、通常演出状態中と同様に、チャンスゾーン滞在示唆が行われたまま実行される。そして、発展なし変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、通常演出状態において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている(図54等参照)。
低確率時短演出状態A2中において、当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J1又はJ2が決定された場合にはいずれも、チャンスゾーン滞在示唆が行われたまま、特殊非当選変動パターンによる変動演出が実行されるようになっている。
この時短図柄J1又はJ2の決定に基づく特殊非当選変動パターンによる変動演出は、通常演出状態においてハズレとなった場合の特殊非当選変動パターンとほぼ同様の態様により実行されるようになっている。
具体的には、特別図柄(時短図柄J1又はJ2)の変動表示が開始されると、演出図柄50及びミニ図柄MDの変動表示が開始され、その後、特殊煽り演出が実行される(図55(a)~(d)参照)。
この特殊煽り演出においては、特殊リーチ発展演出を実行しない旨の示唆が行われ(図55(d)参照)、特殊煽り演出が終了する。なお、この特殊煽り演出は、特別図柄の変動時間が経過する(第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31にハズレ図柄が停止表示される)直前に終了する。
その後は、特別図柄の変動時間が経過し第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に時短図柄J1又はJ2が停止表示されると、表示部21aの中央において非当選態様により全ての演出図柄50が停止表示するとともに、各演出図柄50と対応する位置のミニ図柄MDが当該演出図柄50と同一の数字図柄により停止表示する。その後、停止表示時間(0.5秒)が経過するまで、これら演出図柄50及びミニ図柄MDの停止表示が行われる。
ここで、設定中の遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1であるため、時短図柄J1又はJ2が決定されたものの、上述の停止表示時間が経過しても遊技状態は変更されず、設定中の低確率時短遊技状態LJT1が継続する。これに対して、演出状態は低確率時短演出状態A1に設定される(図52参照)。そして、この際、表示部21aにおいて行われていたチャンスゾーン滞在示唆は終了するものの、低確率時短演出状態A2中(低確率時短遊技状態LJT1中)に表示されていた第1背景画像は引き続き表示される(図57(g)参照)。
上述したように、通常遊技状態中に時短付与に当選し時短図柄J2が決定されると、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行するとともに、演出状態が低確率時短演出状態Bに設定される。
そして、通常遊技状態から時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行し、演出状態が低確率時短演出状態Bに設定されると、上述したように、通常演出状態中(通常遊技状態中)に行われていたチャンスゾーン滞在示唆が終了するとともに、第3背景画像が表示される(図56(g)参照)。
(4-1)当否抽選の結果がハズレであった場合
低確率時短演出状態B中(時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中)において、当否抽選の結果がハズレであった場合には、特に図示していないが、低確率時短演出状態A1において当否抽選の結果がハズレであった場合と同様に、ノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態A1において当否抽選の結果がハズレであった場合のノーマル非当選変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展なし変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態A1において当否抽選の結果がハズレであった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態A1において当否抽選の結果がハズレであった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
低確率時短演出状態B中(時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中)において、当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合には、特に図示していないが、低確率時短演出状態A1において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合と同様に、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、発展なし変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態A1において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態A1において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
低確率時短演出状態B中(時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中)において、当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J1又はJ2が決定された場合には、特に図示していないが、この低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合と同様に、ノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合のノーマル非当選変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展なし変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
なお、設定中の遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2であるため、時短図柄J1又はJ2が決定されても遊技状態は変更されず、設定中の低確率時短遊技状態LJT2が継続する。
これにより、低確率時短演出状態Bにおいては、時短付与に当選しても、変動演出の実行態様、演出図柄50の停止表示態様、ミニ図柄MDの停止表示態様から時短付与の当選を把握することができず、遊技者に対して、当否抽選の結果がハズレであったような印象を与えることができ、ひいては、時短付与の当選により遊技状態が変更されるような印象を遊技者に与えることを防止可能となる。
上述したように、大当たりに当選し大当たり図柄X1又はX4が決定され、当該決定に基づく特別遊技中に特定領域57へ所定数の遊技球が進入しなかった場合には、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行するとともに、演出状態が低確率時短演出状態Cに設定される。
そして、上述の特別遊技が終了すると、特別遊技中に行われていた特別遊技中演出(たとえば、特別遊技を盛り上げる特別遊技中画像の表示等(図58(a)参照))が終了する。そして、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行し、演出状態が低確率時短演出状態Cに設定されると、第2背景画像の表示、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2が設定された旨を示唆する低有利状態設定示唆(たとえば、「リベンジタイムスタート!」という低有利状態設定示唆画像の表示等)、及び右打ち示唆が行われる(図48(b)参照)。さらに、表示部21aの左下隅において、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2が終了するまでの特別図柄の変動表示の回数を示唆する回数示唆も行われるようになっている(図58(b)参照)。
(5-1)当否抽選の結果がハズレであった場合
低確率時短演出状態C中(時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中)において、当否抽選の結果がハズレであった場合には、特に図示していないが、低確率時短演出状態B(時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2)において当否抽選の結果がハズレであった場合と同様に、ノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合のノーマル非当選変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展なし変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
低確率時短演出状態C中(時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中)において、当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合には、特に図示していないが、低確率時短演出状態B(時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2)において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合と同様に、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、発展なし変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
低確率時短演出状態C中(時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中)において、当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J1又はJ2が決定された場合には、特に図示していないが、この低確率時短演出状態Cにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合と同様に、ノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Cにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合のノーマル非当選変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展なし変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Cにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Cにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
なお、設定中の遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2であるため、時短図柄J1又はJ2が決定されても遊技状態は変更されず、設定中の低確率時短遊技状態LJT2が継続する。
これにより、低確率時短演出状態Cにおいては、低確率時短演出状態B等と同様に、時短付与に当選しても、変動演出の実行態様、演出図柄50の停止表示態様、ミニ図柄MDの停止表示態様から時短付与の当選を把握することができず、遊技者に対して、当否抽選の結果がハズレであったような印象を与えることができ、ひいては、時短付与の当選により遊技状態が変更されるような印象を遊技者に与えることを防止可能となる。
上述したように、大当たりに当選し大当たり図柄X2、X3、X5又はX6が決定され、当該決定に基づく特別遊技中に特定領域57へ所定数の遊技球が進入すると、高確率時短遊技状態へ移行するとともに、演出状態が高確率時短演出状態に設定される。
そして、上述の特別遊技が終了すると、特別遊技中に行われていた特別遊技中演出が終了する。そして、高確率時短遊技状態へ移行し、演出状態が高確率時短演出状態に設定されると、低確率時短演出状態B(時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2)が設定された場合と同様に、第3背景画像の表示、高有利状態設定示唆、及び右打ち示唆が行われる(図56(g)参照)。
すなわち、演出状態が高確率時短演出状態に設定されると、演出状態が低確率時短演出状態Bに設定された際と同一の高有利状態設定示唆が行われるとともに、高確率時短演出状態中は、低確率時短演出状態B中と同一の背景画像が表示されるようになっている。これにより、背景画像や上述の遊技状態へ移行した旨の示唆(高有利状態設定示唆)からは、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態のいずれが設定されたのかを把握することができず、同一の遊技状態へ移行したような印象を遊技者に与えることができる。
なお、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2が設定された場合と、高確率時短遊技状態が設定された場合とで、表示される背景画像を異ならせるようにしてもよいし、また、これらの遊技状態へ移行した旨の示唆を異ならせるようにしてもよい。このようにすることで、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態のいずれが設定されたのかを把握させることができる。
(6-1)当否抽選の結果がハズレであった場合
高確率時短演出状態中(高確率時短遊技状態中)において、当否抽選の結果がハズレであった場合には、特に図示していないが、低確率時短演出状態B(時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2)において当否抽選の結果がハズレであった場合と同様に、ノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合のノーマル非当選変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展なし変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果がハズレであった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
高確率時短演出状態中(高確率時短遊技状態中)において、当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合には、特に図示していないが、低確率時短演出状態B(時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2)において当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合と同様に、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、発展なし変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、低確率時短演出状態Bにおいて当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
高確率時短演出状態中(高確率時短遊技状態中)において、当否抽選の結果が時短付与の当選であって時短図柄J1又はJ2が決定された場合には、特に図示していないが、この高確率時短演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合と同様に、ノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンのいずれかによる変動演出を実行し得るようになっている。
そして、ノーマル非当選変動パターンによる変動演出は、高確率時短演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合のノーマル非当選変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展なし変動パターンによる変動演出は、高確率時短演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合の発展なし変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行され、発展あり変動パターンによる変動演出は、高確率時短演出状態において当否抽選の結果がハズレであった場合の発展あり変動パターンによる変動演出と同様の態様で実行されるようになっている。
なお、設定中の遊技状態は高確率時短遊技状態であるため、時短図柄J1又はJ2が決定されても遊技状態は変更されず、設定中の高確率時短遊技状態が継続する。
これにより、高確率時短演出状態においては、低確率時短演出状態Bや低確率時短演出状態C等と同様に、時短付与に当選しても、変動演出の実行態様、演出図柄50の停止表示態様、ミニ図柄MDの停止表示態様から時短付与の当選を把握することができず、遊技者に対して、当否抽選の結果がハズレであったような印象を与えることができ、ひいては、時短付与の当選により遊技状態が変更されるような印象を遊技者に与えることを防止可能となる。
次に、上述の変動演出の実行態様の決定について説明する。
副制御基板300のメインROM302には、変動演出の実行態様を決定するための変動演出決定テーブル119が複数記憶されている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、図59及び図60に示すように、変動演出決定テーブル119として、通常演出状態において参照される第1変動演出決定テーブル119aと、低確率時短演出状態A1において参照される第2変動演出決定テーブル119bと、低確率時短演出状態A2において参照される第3変動演出決定テーブル119cと、低確率時短演出状態B又は低確率時短演出状態Cにおいて参照される第4変動演出決定テーブル119dと、高確率時短演出状態において参照される第5変動演出決定テーブル119eと、が設けられている。
また、副制御基板300のサブROM302には演出データテーブルが設けられており、この演出データテーブルには、各種演出の具体的な実行内容を定めた演出データが記憶されている。そして、サブCPU301が決定された変動演出の実行態様に対応する演出データを取得することにより、当該取得された演出データに基づいて、決定された実行態様による変動演出が実行されることとなる。
また、受信した変動パターンコマンドが「0AH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展なしリーチ変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「0BH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展ありリーチ変動パターンが決定される。
また、受信した変動パターンコマンドが「0EH」又は「0FH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)には特殊非当選変動パターンが決定される。
また、受信した変動パターンコマンドが「1AH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展なしリーチ変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「1BH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展ありリーチ変動パターンが決定される。
また、受信した変動パターンコマンドが「1CH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)にはノーマル非当選変動パターンが決定される。
また、受信した変動パターンコマンドが「1AH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展なしリーチ変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「1BH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展ありリーチ変動パターンが決定される。
また、受信した変動パターンコマンドが「1CH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)には特殊非当選変動パターンが決定される。
また、受信した変動パターンコマンドが「2AH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展なしリーチ変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「2BH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展ありリーチ変動パターンが決定される。
また、受信した変動パターンコマンドが「2CH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)にはノーマル非当選変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「2DH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)にはノーマル非当選変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「2EH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)には発展なしリーチ変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「2FH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)には発展ありリーチ変動パターンが決定される。
また、受信した変動パターンコマンドが「3AH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展なしリーチ変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「3BH」であった場合(当否抽選の結果が大当たりの当選であった場合)には発展ありリーチ変動パターンが決定される。
また、受信した変動パターンコマンドが「3CH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)にはノーマル非当選変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「3DH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)にはノーマル非当選変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「3EH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)には発展なしリーチ変動パターンが決定され、受信した変動パターンコマンドが「3FH」であった場合(当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合)には発展ありリーチ変動パターンが決定される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、変動演出の実行態様について、当否抽選の結果がハズレの場合、大当たりの当選の場合、時短付与の当選の場合における選択割合がそれぞれ別個に設定されている。
具体的には、先読み演出としては、新たな保留の記憶が行われた場合に、通常態様、及び、通常態様よりも大当たりの当選の期待度が高い特殊態様等を含む複数の態様のうちのいずれかで保留表示を行う保留先読み演出、保留の記憶が行われた時点から当該保留に基づく変動演出が終了するまでのいずれかのタイミングで、所定態様で表示中の保留表示を、より大当たりの当選や時短付与の当選の期待度が高い態様に変化させる保留変化先読み演出、新たな保留の記憶が行われた場合に、当該保留に基づく変動演出中、又は、当該保留よりも先に記憶された保留に基づく変動演出から当該保留に基づく変動演出までの複数回の変動演出に跨って、大当たりの当選の期待度が高い旨を示唆する高期待度示唆画像(たとえば、背景画像等)を表示する先読みゾーン演出等を設けてもよい。
特別遊技中には、特別遊技中演出が実行される。この特別遊技中演出では、演出表示装置21の表示部21aにおいて、実行中の特別遊技を盛り上げるための特別遊技中画像が表示されるようになっている(図58(a)、図61(a)、図61(c)~(f)参照)。また、特別遊技中は、演出表示装置21の表示部21aにおいて、実行中のラウンド遊技を示唆するラウンド遊技数の画像も表示されるようになっている(図61(a)、(c)~(f)参照)。このラウンド遊技数の画像の表示により、何ラウンド目のラウンド遊技を実行しているのかを遊技者に示唆することができる。
また、特別遊技中演出においては、特別遊技中画像の表示のみならず、特別遊技中画像の表示に併せて、音声出力装置10(スピーカ)から所定のBGMや音声が出力されるとともに、演出照明装置23(ランプ)が所定の点灯パターンや色で発光するようになっている。
通常遊技状態、低確率時短遊技状態LJT1又は時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2において大当たりに当選し、当該当選に基づく特別遊技が開始されると、当該開始時点からの賞球数の累計値(すなわち、各入賞口(一般入賞口14、第1始動入賞口15、第2始動入賞口16、大入賞口18)への遊技球の入球に基づいて払い出され遊技者により獲得される賞球数の累計値)を示唆する獲得賞球数の表示(たとえば、賞球数の累計値が700個に達した場合には「700pt」の文字画像等の表示(図61(a)~(d)参照))が開始される。
この獲得賞球数の表示は、各入賞口へ遊技球が入球するごとに更新される。すなわち、当該入球に基づいて払い出される予定の賞球の数を加算した値に更新される。なお、各入賞口へ遊技球が入球するごとに、払い出される予定の賞球の数を加算した値に更新するのではなく、各入賞口への遊技球の入球に基づいて実際に賞球が払い出されるごとに、当該払い出された賞球の数を加算した値に更新するようにしてもよい。
そして、獲得賞球数の表示は、特別遊技の終了後に設定される高確率時短遊技状態中又は時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中、及び、高確率時短遊技状態又は時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2における大当たりの当選に基づき実行される特別遊技中も継続して実行され、大当たりに当選することなく高確率時短遊技状態又は時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2が終了すると、終了する。
すなわち、通常遊技状態中、低確率時短遊技状態LJT1中又は時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中の大当たりの当選に基づく特別遊技が開始されると、高確率時短遊技状態又は時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2の設定、及び高確率時短遊技状態中又は時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中の大当たりの当選に基づく特別遊技の実行が繰り返されている間は、継続して獲得賞球数の表示が行われる。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、獲得賞球数が、遊技が停止することとなる差球数に相当する個数に到達しても、獲得賞球数として当該差球数に相当する個数が表示されないようになっている。
特別遊技中、高確率時短遊技状態中、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中に表示されるのは獲得賞球数であるものの、これを見た遊技者やホール関係者が差球数と認識していた場合、遊技が停止することとなる差球数に相当する個数(作動停止個数である95000個)を獲得賞球数として表示してしまうと、発動状態の設定に基づく遊技の停止が正常に機能していないとの誤解を与えるおそれがある。そこで、本形態に係るパチンコ機Pでは、獲得賞球数が、遊技が停止することとなる差球数に相当する個数に到達しても、獲得賞球数として当該差球数に相当する個数が表示されないようにしている。これにより、上述のような誤解の発生を防止することができる。
たとえば、獲得賞球数として、遊技が停止することとなる差球数に相当する個数より1個少ない個数(94999個)までは表示するものの、当該個数まで表示された後は獲得賞球数の更新をストップ(すなわち、カウントストップ)するようにしてもよい。また、差球到達画像としては、上述のような文字情報が表示された画像ではなく、所定のキャラクターが表示された画像等としてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述したように、差球カウント値が第1基準値に到達し発動警告状態が設定されると、電断が発生するか、発動警告状態が終了するか又は所定時間(600秒)が経過するという終了条件を満たすまでの間、発動警告示唆(発動警告文字画像の表示)、及び、各種ランプの点灯又は消灯による発動警告状態が設定された旨の示唆が行われる。また、発動警告状態が設定されてから発動警告音声出力時間(5秒)が経過するまでの間、発動警告音声の出力が行われる。
特別遊技中に発動警告状態が設定された場合には、特別遊技中画像や右打ち示唆画像と共に発動警告文字画像が表示され、特別遊技中以外に発動警告状態が設定された場合には、演出図柄50、表示部21aの下部において表示される保留画像(特に図示しておらず)や右打ち示唆画像と共に発動警告文字画像が表示される。この発動警告文字画像は、特別遊技中画像、演出図柄50、保留画像や右打ち示唆画像の視認の妨げとならないように、演出表示装置21の表示部21aの中央上部において小さいサイズで表示している(図61(c)~(e)参照)。
発動予告状態は特別遊技中に設定されるため、特別遊技中画像や右打ち示唆画像と共に発動予告文字画像が表示される。また、この発動予告文字画像は、発動警告文字画像と同様に、特別遊技中画像や右打ち示唆画像の視認の妨げとならないように、演出表示装置21の表示部21aの中央上部において小さいサイズで表示している(図61(f)参照)。
特別遊技の終了後には、通常であれば、演出図柄50の変動表示、保留画像の表示(特に図示しておらず)、獲得賞球数の表示等が行われるが(図61(b)参照)、特別遊技が終了し発動状態が設定された場合には、これらの表示は行われることなく、発動文字画像が表示される。
また、特別遊技以外(高確率時短遊技状態、低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2、通常遊技状態)においても、通常であれば、演出図柄50の変動表示、保留画像の表示、獲得賞球数の表示、右打ち示唆画像の表示等が行われるが、特別遊技以外のときに発動状態が設定された場合には、これらの表示が全てクリアされて、発動文字画像が表示される。たとえば、特別図柄の変動表示に伴って演出図柄50の変動表示が行われていたような場合であっても、この演出図柄50の変動表示が強制的に終了し当該変動表示がクリアされることとなる。
このように、発動状態が設定された場合には、演出図柄50、保留画像、獲得賞球数、右打ち示唆画像等がクリアされるため、これらの視認を妨げる事態は生じないことから、発動文字画像は、演出表示装置21の表示部21aの全面において、発動警告文字画像や発動予告文字画像よりも大きいサイズで表示している(図61(g)参照)。
まず、副制御基板300のメイン処理について、図62に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップ10000において、電源投入に応じて、サブROM302からメイン処理プログラムを読み込むとともに、サブRAM303に記憶されるフラグなどの初期化、設定処理を実行する。そして、次のステップ10001に進む。
ステップ10001において、サブCPU301は、各演出乱数(変動演出乱数)を更新する処理を行うとともに、以後は、割込処理が行われるまでステップ10001の処理を繰り返し実行する。ここでは、それぞれの演出乱数が非同期的に更新されている。
副制御基板300には、所定の周期(4ミリ秒)でクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路(特に図示しておらず)が設けられている。そして、このリセット用クロックパルス発生回路によるクロックパルスの発生により、サブCPU301はタイマ割込処理プログラムを読み込んで、図63に示すタイマ割込処理を開始する。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、減算タイマを採用しており、副制御基板300のタイマ割込処理が実行されるたびにタイマカウンタが1ずつ減算され、0になると減算を停止するようになっている。
ステップ10101において、サブCPU301は、サブRAM303の受信バッファに格納されているコマンドを解析するとともに、受信したコマンドに応じた種々の処理を実行する。具体的には、副制御基板300においては、主制御基板100からコマンドが送信されると、コマンド受信割込処理が行われ、主制御基板100から送信されたコマンドが受信バッファに格納される。そして、サブCPU301は、コマンド受信割込処理によって受信バッファに格納されたコマンドを解析する。そして、次のステップ10102に進む。
ステップ10103において、サブCPU301は、サブRAM303の送信バッファにセットされているコマンドを、画像制御基板、音声制御基板、電飾制御基板等の各種制御基板へ送信する。そして、副制御基板300のタイマ割込処理を終了する。
ステップ10200において、サブCPU301は、現時点の遊技状態として、主制御基板100から受信した上述のコマンドにより示される遊技状態をサブRAM303の所定の記憶領域に記憶する遊技状態記憶処理を実行する。
具体的には、RAMクリアコマンドを受信したときには、現時点の遊技状態として通常遊技状態が記憶される。また、遊技状態コマンドを受信したときには、所定の記憶領域に記憶されている現時点の遊技状態と遊技状態コマンドにより示される遊技状態とが異なる場合に、現時点の遊技状態として遊技状態コマンドにより示される遊技状態が記憶され、所定の記憶領域に記憶されている現時点の遊技状態と遊技状態コマンドにより示される遊技状態とが同じ場合には、ここでは何も処理は行われない。また、遊技状態指定コマンドを受信したときには、現時点の遊技状態として当該遊技状態指定コマンドにより示される遊技状態が記憶される。
そして、次のステップ10201に進む。
具体的には、現時点の遊技状態として通常遊技状態が記憶された場合には、現時点の演出状態として通常演出状態が記憶され、これにより、演出状態が通常演出状態に設定される。また、現時点の遊技状態として低確率時短遊技状態LJT1が記憶された場合には、現時点の演出状態として低確率時短演出状態A1が記憶され、これにより、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定される。また、現時点の遊技状態として時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2が記憶された場合には、現時点の演出状態として低確率時短演出状態Bが記憶され、これにより、演出状態が低確率時短演出状態Bに設定される。また、現時点の遊技状態として時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2が記憶された場合には、現時点の演出状態として低確率時短演出状態Cが記憶され、これにより、演出状態が低確率時短演出状態Cに設定される。また、現時点の遊技状態として高確率時短遊技状態が記憶された場合には、現時点の演出状態として高確率時短演出状態が記憶され、これにより、演出状態が高確率時短演出状態に設定される。
また、サブCPU301は、上述のように演出状態の設定が行われると、この演出状態の設定に応じた各種演出を実行する制御を行う。具体的には、演出状態が通常遊技演出状態に設定された場合には、表示部21aにおいて第1背景画像を表示するとともに、左打ち示唆及びチャンスゾーン滞在示唆を実行する制御が行われる。また、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定された場合には、チャンスゾーン滞在示唆を終了する制御が行われる。また、演出状態が低確率時短演出状態Bに設定された場合には、表示部21aにおいて第3背景画像を表示するとともに、高有利状態設定示唆及び右打ち示唆を実行する制御が行われる。また、演出状態が低確率時短演出状態Cに設定された場合には、表示部21aにおいて第2背景画像を表示するとともに、低有利状態設定示唆及び右打ち示唆を実行する制御が行われる。また、演出状態が高確率時短演出状態に設定された場合には、表示部21aにおいて第3背景画像を表示するとともに、高有利状態設定示唆及び右打ち示唆を実行する制御が行われる。
そして、遊技状態設定関連コマンド受信処理を終了する。
ステップ10300において、サブCPU301は、設定されている演出状態(所定の記憶領域に記憶されている演出状態)が低確率時短演出状態A1であるか否かを判定する。そして、低確率時短演出状態A1でないと判定した場合、電断復帰コマンド受信処理を終了する。一方、低確率時短演出状態A1であると判定した場合、次のステップ10301に進む。
ステップ10301において、サブCPU301は、現時点の演出状態として低確率時短演出状態A2を所定の記憶領域に記憶することにより、演出状態を低確率時短演出状態A2に設定するとともに、この低確率時短演出状態A2に応じた各種演出を実行する制御を行う。具体的には、表示部21aにおいて第1背景画像を表示するとともに、左打ち示唆を行う場合には当該左打ち示唆、及びチャンスゾーン滞在示唆を実行する制御が行われる。そして、電断復帰コマンド受信処理を終了する。
ステップ10400において、サブCPU301は、設定されている演出状態(所定の記憶領域に記憶されている演出状態)が低確率時短演出状態A2であるか否かを判定する。そして、低確率時短演出状態A2でないと判定した場合、停止表示終了コマンド受信処理を終了する。一方、低確率時短演出状態A2であると判定した場合、次のステップ10401に進む。
ステップ10401において、サブCPU301は、停止表示時間が経過する前に停止表示されていた特別図柄が時短図柄J1又はJ2であったか否かを判定する。そして、時短図柄J1及びJ2のいずれでもないと判定した場合、停止表示終了コマンド受信処理を終了する。一方、時短図柄J1又はJ2であったと判定した場合、次のステップ10402に進む。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、特別図柄変動開始処理のステップ808で記憶され副制御基板300に送信される図柄決定コマンドに、当否抽選の結果に基づいて決定された特別図柄の情報が含まれており、図柄決定コマンドを受信すると、サブRAM303の所定の記憶領域に上述の特別図柄が記憶される。これにより、サブCPU301は、停止表示されていた特別図柄を判定することができるようになっている。
ステップ10500において、サブCPU301は、上述のステップ10001で更新された変動演出乱数を取得する。そして、次のステップ10501に進む。
ステップ10501において、サブCPU301は、設定されている演出状態に対応する変動演出決定テーブル119を選択する。そして、次のステップ10502に進む。
ステップ10503において、サブCPU301は、決定された変動演出の実行態様に応じた変動演出実行コマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた変動演出実行コマンドは、上述のステップ10103において各種制御基板へ送信され、これらの制御基板により、受信した変動演出実行コマンドに基づいて変動演出を実行する制御が行われることとなる。そして、変動パターンコマンド受信処理を終了する。
ステップ10700において、サブCPU301は、第1差球作動停止制御指定コマンドを受信したか否かを判定する。そして、第1差球作動停止制御指定コマンドを受信していないと判定した場合、ステップ10702に進む。一方、第1差球作動停止制御指定コマンドを受信したと判定した場合、次のステップ10701に進む。
ステップ10701において、サブCPU301は、発動警告状態が設定された旨の示唆を実行する実行コマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた実行コマンドは、上述のステップ10110において各種制御基板へ送信され、これらの制御基板により、受信した実行コマンドに基づいて発動警告状態が設定された旨の示唆を実行する制御が行われることとなる。そして、次のステップ10702に進む。
ステップ10703において、サブCPU301は、発動予告状態が設定された旨の示唆を実行する実行コマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた実行コマンドは、上述のステップ10110において各種制御基板へ送信され、これらの制御基板により、受信した実行コマンドに基づいて発動予告状態が設定された旨の示唆を実行する制御が行われることとなる。そして、次のステップ10704に進む。
ステップ10705において、サブCPU301は、発動状態が設定された旨の示唆を実行する実行コマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた実行コマンドは、上述のステップ10110において各種制御基板へ送信され、これらの制御基板により、受信した実行コマンドに基づいて発動状態が設定された旨の示唆を実行する制御が行われることとなる。なお、発動音声については、現在設定されている音量にかかわらず、最大の音量により音声出力装置10から出力されるようになっている。そして、差球関連コマンド受信処理を終了する。
ステップ10900において、サブCPU301は、特別遊技中又は所定の遊技状態中(高確率時短遊技状態中、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中)であるか否かを判定する。そして、特別遊技中及び所定の遊技状態中のいずれでもない(すなわち、通常遊技状態中、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中又は低確率時短遊技状態LJT1中である)と判定した場合、賞球指定コマンド受信処理を終了する。一方、特別遊技中又は所定の遊技状態中であると判定した場合、次のステップ10901に進む。
なお、この獲得賞球表示カウンタの値は、高確率時短遊技状態又は時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2が終了するとリセットされるようになっており、通常遊技状態中、低確率時短遊技状態LJT1中又は時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中の大当たりの当選に基づく特別遊技の開始時においては0となる。
そして、次のステップ10902に進む。
ステップ10903において、サブCPU301は、獲得賞球表示カウンタの値が、遊技が停止することとなる差球数に相当する個数(すなわち、作動停止個数である95000)以上であるか否かを判定する。そして、作動停止個数以上でない(すなわち、作動停止個数未満である)と判定した場合、ステップ10905に進む。一方、作動停止個数以上であると判定した場合、次のステップ10904に進む。
また、上述のステップ10903で作動停止個数以上でないと判定した場合に進むステップ10905において、サブCPU301は、表示中の獲得賞球数を現時点の獲得賞球表示カウンタの値に更新する更新表示の実行コマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた実行コマンドは、上述のステップ10110において各種制御基板へ送信され、これらの制御基板により、受信した実行コマンドに基づいて上述の更新表示を実行する制御が行われることとなる。そして、賞球指定コマンド受信処理を終了する。
なお、特に図示していないが、大当たりに当選することなく高確率時短遊技状態又は時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2が終了すると、サブCPU301は、獲得賞球数の表示のクリアを実行する。
すなわち、RAMクリア(異常時初期化処理、通常初期化処理)が実行されて通常遊技状態が設定された場合(演出状態が通常演出状態に設定された場合)、及び、低確率時短遊技状態LJT1中に通常電断復帰が行われ低確率時短遊技状態LJT1が継続した場合(演出状態が低確率時短演出状態A2に設定された場合)はいずれも、同一の背景画像の表示及びチャンスゾーン滞在示唆が行われるため、これらの演出からは、通常遊技状態又は低確率時短遊技状態LJT1のいずれが設定されているのか把握できないこととなる。これにより、遊技者に対して、RAMクリアが実行されて低確率時短遊技状態LJT1よりも有利度の高い通常遊技状態が設定されているとの期待を抱かせることが可能となり、ひいてはパチンコ機Pの稼働を向上させることができる。
これにより、通常遊技状態中に時短図柄J1又はJ2が決定された場合に、時短図柄J1又はJ2の変動表示が終了した後すぐに遊技状態が切り替わり、遊技者に違和感を与えるような事態を防止することが可能となる。また、停止表示時間は、ハズレ図柄が決定された場合よりも時短図柄J1又はJ2が決定された場合の方が長いことから、停止表示された時短図柄J1又はJ2の確認が容易となるため、その後の遊技状態の変更を把握し易くすることができる。さらには、ハズレ図柄が決定された場合の停止表示時間よりも長い停止表示時間の経過中に、設定される遊技状態を示唆する特殊リーチ発展演出が行われるため、この特殊リーチ発展演出によっても、その後の遊技状態の変更を把握し易くすることができる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態からは時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行可能であるものの、通常遊技状態から移行する可能性が高く当該通常遊技状態よりも長く滞在し易い低確率時短遊技状態LJT1からは上述の時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2へ移行できないようにすることで、低確率時短遊技状態LJT1よりも通常遊技状態の方が、有利度が高くなるように設定されていたが、通常遊技状態を低確率時短遊技状態LJT1よりも有利にする設定は、これに限定されるものではない。
このようにした場合にも、通常遊技状態の方が低確率時短遊技状態LJT1よりも有利となる。
より具体的には、たとえば、通常遊技状態中に大当たりに当選した場合、及び、低確率時短遊技状態LJT1中に大当たりに当選した場合にはいずれも、低確率時短遊技状態LJT2や高確率時短遊技状態へ移行可能となるように設定した上で、通常遊技状態中の大当たりの当選に基づいて設定される低確率時短遊技状態LJT2や高確率時短遊技状態においてハズレとなったときに決定され得る変動時間の平均(たとえば、3.5秒等)が、低確率時短遊技状態LJT1中の大当たりの当選に基づいて設定される低確率時短遊技状態LJT2や高確率時短遊技状態においてハズレとなったときに決定され得る変動時間の平均(たとえば、5.5秒等)よりも短くなるように設定してもよい。また、大当たりとなったときに決定され得る変動時間についても、上述と同様となるように設定してもよい。
このようにした場合には、通常遊技状態中に大当たりに当選した場合に設定される遊技状態では、低確率時短遊技状態LJT1中に大当たりに当選した場合に設定される遊技状態よりも、同一時間内で行われる当否抽選の回数が多くなるため、より早く大当たりに当選する可能性が高くなる。したがって、通常遊技状態の方が低確率時短遊技状態LJT1よりも有利となる。
このようにした場合には、通常遊技状態中に大当たりに当選したときには、低確率時短遊技状態LJT1中に大当たりに当選したときよりも、特別遊技の開始から終了までの時間が短くなり、その分、実行可能な当否抽選の回数を多くすることができるため、より早く大当たりに当選する可能性が高くなる。したがって、通常遊技状態の方が低確率時短遊技状態LJT1よりも有利となる。
また、たとえば、通常演出状態中と低確率時短演出状態A1中とにおいて同一の背景画像を表示するものの、いずれの演出状態中も上述のチャンスゾーン滞在示唆を行わないようにしつつ、低確率時短演出状態A1中よりも通常演出状態中の実行確率が高く設定された特定演出(たとえば、流れ星が流れる画像の表示等)を実行可能としてもよい。このようにすることで、通常遊技状態又は低確率時短遊技状態LJT1のいずれが設定されているのかを、背景画像の表示やチャンスゾーン滞在示唆の実行の有無からは把握できないようにしつつも、特定演出の実行の頻度によって推認できることとなる。
たとえば、低確率時短遊技状態LJT1中に必ずしも大当たりに当選するとは限らない程度の時短回数(たとえば、200回、500回)を設定するようにしてもよい。すなわち、大当たりに当選することなく特別図柄の変動表示の回数が時短回数に到達することにより、低確率時短遊技状態LJT1が終了し通常遊技状態が設定される可能性があるような時短回数を設定するようにしてもよい。
このようにした場合には、大当たりに当選することなく特別図柄の変動表示の回数が時短回数に到達することで低確率時短遊技状態LJT1が終了した後に、再度、チャンスゾーン的な位置づけの通常遊技状態へ移行するため、遊技者の興趣を高めることができる。
なお、上述のようにした場合には、低確率時短遊技状態LJT1が終了するまでの残りの時短回数のカウントダウン表示を実行し、時短回数に到達し通常遊技状態へ移行した場合には、通常遊技状態への復帰を祝福するような演出(たとえば、「Congratulation!! チャンスゾーン復活!!」という祝福画像の表示等)を実行するようにしてもよい。
たとえば、通常遊技状態から低確率時短遊技状態LJT1への移行が対応付けられた時短図柄、通常遊技状態から時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2への移行が対応付けられた時短図柄をそれぞれ複数種類設けるようにしてもよい。そして、各時短図柄に応じて異なる停止表示時間を定めるようにしてもよい。
このようにした場合には、停止表示時間のバリエーションが豊富となるため、この停止表示時間の経過中に実行される特殊リーチ発展演出を種々の態様で行うことが可能となる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、特殊リーチ発展演出の態様をバリエーションに富んだものにすることができる。
また、いずれの遊技状態も普図遊技の性能は同一となっていたが、いずれか一方の普図遊技の性能が、いずれか他方よりも高くなるように設定してもよい。
具体的には、たとえば、第1特図乱数に基づく当否抽選によりハズレとなった場合に決定されるハズレ図柄として、ハズレ図柄ZA1、ハズレ図柄ZA2、ハズレ図柄ZA3等を設け、ハズレ図柄ZA1が決定されたときに時短遊技状態JT1が設定され、ハズレ図柄ZA2が決定されたときに時短遊技状態JT2が設定され、ハズレ図柄ZA3が決定されたときにはいずれの時短遊技状態も設定されないようにしてもよい。
なお、時短遊技状態を設定するタイミングは、ハズレとなった(ハズレ図柄が決定された)時点から当該ハズレに基づく変動の終了までのいずれかのタイミング(たとえば、ハズレの抽選結果が導出された時点、ハズレ図柄の変動開始時、当該ハズレ図柄の変動終了時(次の特別図柄の変動開始時)等)としてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、時短図柄に関するデータが不要となるため、メインROM102等のハードウェア資源に対する負荷を軽減することができる。
また、当否抽選により大当たり以外に小当たりに当選可能となるように設定し、大当たりの当選となった場合のみならず、小当たりの当選に基づく小当たり遊技において大入賞口内に設けられた特別領域へ遊技球が進入した場合にも、特別遊技が実行されるように設定(いわゆる1種2種混合のパチンコ機として構成)し、特別遊技の終了後は、通常遊技状態又は低確率時短遊技状態LJT2が設定され得るようにしてもよい。
そして、以上のようにした場合においても、本形態に係るパチンコ機Pと同様に、通常遊技状態から時短付与の当選に基づき低確率時短遊技状態LJT1へ移行可能とし、通常遊技状態からは相対的に有利度の高い低確率時短遊技状態LJT2(たとえば、時短回数10000回)へ移行可能であるものの、低確率時短遊技状態LJT1からは相対的に有利度の高い低確率時短遊技状態LJT2へは移行できないようにすることで、RAMクリア後等に設定される通常遊技状態がチャンスゾーン的な位置付けになるという遊技性を付与してもよい。
具体的には、差球カウント値が第1基準値に到達すると発動警告状態が設定されるとともに、差球カウント値が第2基準値に到達した際に小当たり遊技が実行されていた場合には発動予告状態が設定され、特別領域へ遊技球が進入することなく実行中の小当たり遊技が終了したときには当該小当たり遊技が終了すると発動状態が設定され、小当たり遊技中に特別領域へ遊技球が進入し小当たり遊技の終了後に特別遊技が実行されたときには当該特別遊技が終了すると発動状態が設定されるようにしてもよい。
このようにした場合には、小当たり遊技中や小当たり遊技を介して実行される特別遊技中に差球カウント値が第2基準値に到達しても、これらの小当たり遊技や特別遊技が終了するまで遊技が進行するため、遊技者の興趣を持続させることができる。
なお、発動予告状態が設定された場合に、実行中の小当たり遊技が終了すると、小当たり遊技中における特別領域への遊技球の進入の有無にかかわらず常に発動状態が設定されるようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、通常遊技状態中、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中、低確率時短遊技状態LTJ1中における大当たりの当選に基づいて特別遊技が開始されてから、大当たりに当選することなく高確率時短遊技状態や時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2が終了し通常遊技状態が設定されるまで継続して出力可能な特定外部信号を設けてもよい。
具体的には、メインCPU101は、通常遊技状態中、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中又は低確率時短遊技状態LJT1中に大当たりに当選し、当該当選に基づく特別遊技が開始されると、パチンコ機Pの外部へ特定外部信号の出力を開始する。その後、特別遊技の終了後における時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態の設定、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中又は高確率時短遊技状態中の大当たりの当選に基づく特別遊技の実行が繰り返し行われている間、メインCPU101は、パチンコ機Pの外部へ特定外部信号を出力し続ける。そして、大当たりに当選することなく時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了すると(大当たりに当選することなく、特別図柄の変動表示の回数が時短回数(高確回数)に到達すると)、メインCPU101は、パチンコ機Pの外部への特定外部信号の出力を終了するようにしてもよい。
このようにすることで、遊技球の消費を抑えつつ遊技が進行する低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態を介して連続して特別遊技が実行されており、遊技者により獲得される賞球の数が増加し易い状態(以下、連チャン継続状態ともいう)である旨を、ホールコンピュータ等においても確実に認識させることができる。また、たとえば、外部表示装置においては、連チャン継続状態である旨を表示することができるため、遊技者の興趣を高めることができる。
上述したように、通常遊技状態は遊技者にとって有利な低確率時短遊技状態LJT2へ移行する可能性のあるチャンスゾーン的な位置付けとなっているところ、上述の如く、大当たりに当選することなく時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了した後に設定される通常遊技状態中も特定外部信号の出力を継続することで、この通常遊技状態中も、連チャン継続状態であるとホールコンピュータ等に認識させることができる。そして、外部表示装置では、上述の通常遊技状態中においても連チャン継続状態である旨を表示することができるため、より遊技者の興趣を高めることができる。
このようにすることで、RAMクリア後であるにもかかわらず、連チャン継続状態であると遊技者に誤解させるような事態を防止することができる。
ここで、大当たりに当選することなく時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了した後に設定される通常遊技状態中も特定外部信号の出力を継続するようにした場合、当該通常遊技状態中には、第1特図乱数の保留を示唆する表示が行われないようにしてもよい。
このようにした場合には、通常遊技状態中であることを遊技者に認識させ難くすることができ、連チャン継続状態である旨を遊技者に強く印象付けることができる。
具体的には、メインCPU101は、通常遊技状態中に時短図柄J2が決定され、当該決定に基づいて時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2が設定されると、特定外部情報の出力を開始する。大当たりに当選することなく、この低確率時短遊技状態LJT2が終了すると(大当たりに当選することなく、特別図柄の変動表示の回数が時短回数に到達すると)、メインCPU101は、特定外部信号の出力を終了する。これに対して、上述の低確率時短遊技状態LJT2中に大当たりに当選し、当該当選に基づく特別遊技が実行された場合には、特別遊技の終了後における時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態の設定、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2中又は高確率時短遊技状態中の大当たりの当選に基づく特別遊技の実行が繰り返し行われている間、メインCPU101は、特定外部信号を出力し続ける。そして、大当たりに当選することなく、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了すると、メインCPU101は、特定外部信号の出力を終了するようにしてもよい。
以下、他の設定例について詳述する。
他の設定例においては、図70に示すように、当否乱数判定テーブル110として、低確率遊技状態中の第1特図乱数(第1始動入賞口15への遊技球の入球により取得される乱数)に基づく当否抽選において参照される第1低確率判定テーブル110a1と、低確率遊技状態中の第2特図乱数(第2始動入賞口16への遊技球の入球により取得される乱数)に基づく当否抽選において参照される第2低確率判定テーブル110a2と、高確率遊技状態中の第1特図乱数に基づく当否抽選において参照される第1高確率判定テーブル110b1と、高確率遊技状態中の第2特図乱数に基づく当否抽選において参照される第2高確率判定テーブル110b2と、が設けられている。そして、第1低確率判定テーブル110a1においては、大当たりの当選と判定される当否乱数以外は全て、時短付与の当選と判定されるように設定されており、第2低確率判定テーブル110a2、第1高確率判定テーブル110b1及び第2高確率判定テーブル110b2においては、大当たりの当選と判定される当否乱数以外は全て、ハズレと判定されるように設定されている。
すなわち、他の設定例では、低確率遊技状態中の第1特図乱数に基づく当否抽選において、大当たりの当選又は時短付与の当選の抽選結果のみ導出される。換言すれば、大当たりに当選しなかった場合には必ず時短付与に当選し、ハズレとはならないようになっている。
また、低確率時短遊技状態中の第2特図乱数に基づく当否抽選、高確率遊技状態中の第1特図乱数又は第2特図乱数に基づく当否抽選においてはいずれも、大当たりの当選又はハズレの抽選結果のみ導出される。換言すれば、大当たりに当選しなかった場合には必ずハズレとなり、時短付与には当選しないようになっている。
そして、図71(a)に示すように、第1始動入賞口判定テーブル111a1においては、上述の形態に係るパチンコ機Pと同様に、大当たりの当選となった場合には大当たり図柄X1、X2又はX3のいずれかが決定され、時短付与の当選となった場合には時短図柄J1又はJ2のいずれかが決定されるように設定されている。
また、図71(b)に示すように、第2始動入賞口判定テーブル111b1においては、上述の形態に係るパチンコ機Pと同様に、大当たりの当選となった場合には大当たり図柄X4、X5又はX6のいずれかが決定されるように設定されている、また、ハズレとなった場合にはハズレ図柄Z2が決定されるように設定されている。
また、上述の各大当たり図柄が決定された場合に実行される特別遊技の仕様、特別遊技の終了後に設定される遊技状態の種類及び仕様、時短図柄の決定に基づいて設定される遊技状態の種類及び仕様等は、上述の形態に係るパチンコ機Pと同様に設定されている。
ここで、上述したように、低確率遊技状態中の第2特図乱数に基づく当否抽選においては時短付与に当選しない。そのため、大当たりに当選することなく低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了し通常遊技状態が設定された際に、低確率時短遊技状態LJT2中や高確率時短遊技状態中に取得された第2特図乱数が記憶されていたとしても、この第2特図乱数に基づいて時短図柄が決定されることはなく、ひいては時短図柄の決定に基づく時短遊技状態の設定が行われることはない。
したがって、RAMクリア後に通常遊技状態が設定されると、この通常遊技状態の設定後における第1特図乱数に基づく1回目の当否抽選によりほぼ時短付与に当選し、時短図柄J1の決定に基づき低確率時短遊技状態LJT1が設定されるか、又は、時短図柄J2の決定に基づき低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
また、低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了し通常遊技状態が設定されると、第2特図乱数が記憶されていなかった場合には、この通常遊技状態の設定後における第1特図乱数に基づく1回目の当否抽選によりほぼ時短付与に当選し、時短図柄J1の決定に基づき低確率時短遊技状態LJT1が設定されるか、又は、時短図柄J2の決定に基づき低確率時短遊技状態LJT2が設定される。一方、第2特図乱数が記憶されていた場合には、大当たりに当選することなくこの第2特図乱数に基づく当否抽選が終了した後における第1特図乱数に基づく1回目の当否抽選によりほぼ時短付与に当選し、時短図柄J1の決定に基づき低確率時短遊技状態LJT1が設定されるか、又は、時短図柄J2の決定に基づき低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
したがって、通常遊技状態の設定後における第1特図乱数による1回目の当否抽選においてのみ、有利な低確率時短遊技状態LJT2の設定が可能となる時短付与の当選という抽選結果が導出される可能性があるため、当該当否抽選に対する遊技者の興趣を高めることができるとともに、遊技性を向上させることができる。
たとえば、この特定外部信号は、通常遊技状態中、時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2中又は低確率時短遊技状態LJT1中における大当たりの当選に基づいて特別遊技が開始されてから、大当たりに当選することなく高確率時短遊技状態や時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2が終了し通常遊技状態が設定され、当該通常遊技状態の設定後の第1特図乱数による1回目の当否抽選が行われることにより低確率時短遊技状態LJT1が設定されるまで、継続して出力されるようにしてもよい。
なお、大当たりに当選することなく時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了し通常遊技状態が設定された際に第2特図乱数が記憶されており、当該第2特図乱数により大当たりに当選した場合には、メインCPU101は、特定外部信号の出力を継続する。また、上述の通常遊技状態の設定後における第1特図乱数による1回目の当否抽選において時短付与に当選し、時短図柄J2が決定されることにより通常遊技状態が終了し時短回数10000回の低確率時短遊技状態LJT2が設定された場合にも、メインCPU101は、特定外部信号の出力を継続する。さらに、上述の通常遊技状態の設定後における第1特図乱数による1回目の当否抽選において大当たりに当選した場合にも、メインCPU101は、特定外部信号の出力を継続する。
このようにすることで、RAMクリア後であるにもかかわらず、連チャン継続状態であると遊技者に誤解させるような事態を防止することができる。
ここで、大当たりに当選することなく時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了した後に設定される通常遊技状態中も特定外部信号の出力を継続するようにした場合、当該通常遊技状態中には、第1特図乱数の保留を示唆する表示が行われないようにするとともに、当該通常遊技状態の設定後における第1特図乱数による1回目の当否抽選において時短付与に当選し、時短図柄J1が決定されることにより通常遊技状態が終了し低確率時短遊技状態LJT1が設定されると、第1特図乱数の保留を示唆する表示が行われるようにしてもよい。
また、RAMクリア後に設定される通常遊技状態中には、第1特図乱数の保留を示唆する表示が行われるようにしてもよい。
このようにした場合には、時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了した後に設定される通常遊技状態中であることを遊技者に認識させ難くすることができ、連チャン継続状態である旨を遊技者に印象付けることができる。
ここで、大当たりに当選することなく時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了した後に設定される通常遊技状態中も特定外部信号の出力を継続するようにした場合において、当該通常遊技状態が設定されると右打ち報知ランプRLの消灯を行うのに対し、当該通常遊技状態が設定された時点で第1特図乱数が記憶されていなかったときには、この時点で左打ち示唆画像の表示を行い、当該通常遊技状態が設定された時点で第1特図乱数が記憶されていたときには、この時点では左打ち示唆画像の表示は行わず、当該第1特図乱数による当否抽選において時短付与に当選し、時短図柄J1が決定されることにより通常遊技状態が終了し低確率時短遊技状態LJT1が設定された時点で左打ち示唆画像の表示を行うようにしてもよい。
また、RAMクリアに基づき通常遊技状態が設定された場合には、この時点で左打ち示唆画像の表示を行うようにしてもよい。
このようにした場合には、大当たりに当選することなく時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了して通常遊技状態が設定されても、第1特図乱数が記憶されていたときには、遊技者が最も注目する演出表示装置21の表示部21aにおいて左打ち示唆画像が表示されないことから、当該通常遊技状態中であることを遊技者に認識させ難くすることができ、連チャン継続状態である旨を遊技者に印象付けることができる。
このようにした場合にも、大当たりに当選することなく時短回数100回の低確率時短遊技状態LJT2又は高確率時短遊技状態が終了した後に設定される通常遊技状態中であることを遊技者に認識させ難くすることができ、連チャン継続状態である旨を遊技者に印象付けることができる。
以下、第2形態を、図面を参照しつつ説明する。この説明にあたっては、上述した第1形態と同様の構成には、同一の符号を付することによって、その説明を省略又は簡略化するものとする。
本形態に係るパチンコ機Pは、いわゆる1種2種混合のパチンコ機であって、大当たりに当選するか、又は、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中に後述する特別領域へ遊技球が進入したことを契機として、特別遊技が実行されるように構成されたものである。
本形態のアタッカー装置17は、第1形態における特定領域57の代わりに、当該特定領域57と構造及び設置位置は同一であるものの機能が異なる特別領域を備えている点で第1形態のアタッカー装置17と異なるものの、これ以外は第1形態のアタッカー装置17と同一の構造(転道路51、上側通路52、下側通路53、一般領域58、振り分け部材59等を具備)となっている。
すなわち、特別領域へは、所定の小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中のみに遊技球が進入可能となっており、これにより、当該小当たり遊技中に所定個数(本形態では1個)の遊技球が特別領域へ進入する。そして、小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき、特別遊技が実行されるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、設定可能な遊技状態として、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた通常遊技状態、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT1、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT2が設けられており、いずれかの遊技状態が設定されて遊技が進行するようになっている。
このように、本形態に係るパチンコ機Pでは、いずれの遊技状態においても常に低確率遊技状態が設定される。したがって、いずれの遊技状態であっても、当否抽選における大当たりの当選の確率は変化することはなく常に同一となる。
また、非時短遊技状態、時短遊技状態JT1及び時短遊技状態JT2における第2始動入賞口16への遊技球の入球の頻度は、第1形態と同様になっている。すなわち、非時短遊技状態、時短遊技状態JT1及び時短遊技状態JT2における、普通図柄の抽選において当たりとなる確率、普通図柄の変動時間及び可動片16bの作動時間はいずれも、第1形態と同様に設定されている(図14~図16参照)。
なお、工場出荷直後や、異常時初期化処理や通常初期化処理の実行後の初期状態においては、通常遊技状態が設定されるようになっている。
第1特図乱数及び第2特図乱数は、各始動入賞口への入球順に、第1記憶部から記憶されるようになっている。たとえば、いずれの記憶部にも乱数が記憶されていない状態において、第1始動入賞口15→第1始動入賞口15→第2始動入賞口16の順に、遊技球が入球した場合には、1番目の第1始動入賞口15への入球に係る第1特図乱数が第1記憶部に記憶され、2番目の第1始動入賞口15への入球に係る第1特図乱数が第2記憶部に記憶され、3番目の第2始動入賞口16への入球に係る第2特図乱数が第3記憶部に記憶されることとなる。既にいくつかの記憶部に上述の乱数が記憶されている場合には、空きの記憶部のうち最も番号の小さい記憶部に上述の乱数が記憶されるようになっている。
ただし、保留記憶領域に記憶可能な第1特図乱数の組数及び第2特図乱数の組数は、それぞれ4組までとなっている。そのため、保留記憶領域に既に4組の第1特図乱数が記憶されている場合に、第1始動入賞口15へ遊技球が入球しても、この入球に係る第1特図乱数は保留記憶領域に記憶されない。同様に、保留記憶領域に既に4組の第2特図乱数が記憶されている場合に、第2始動入賞口16へ遊技球が入球しても、この入球に係る第2特図乱数は保留記憶領域に記憶されない。
本形態に係るパチンコ機Pでは、12種類の大当たり図柄(X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12)、小当たりの当選となった場合に決定される特別図柄(以下、小当たり図柄ともいう)として9種類の小当たり図柄(Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、Y8、Y9)、3種類の時短図柄(J1、J2、J3)が設けられている。また、第1形態と同様に、2種類のハズレ図柄(Z1、Z2)が設けられている。
また、上述の当否抽選により小当たりの当選となった場合において、特別図柄乱数が0~49であったときに小当たり図柄Y1が決定され、特別図柄乱数が50~99であったときに小当たり図柄Y2が決定され、特別図柄乱数が100~149であったときに小当たり図柄Y3が決定され、特別図柄乱数が150~199であったときに小当たり図柄Y4が決定される。この第1始動入賞口判定テーブル111cにおいては、小当たりの当選となった場合に、小当たり図柄Y1又はY2が決定される確率は50%、小当たり図柄Y3又はY4が決定される確率は50%となっている。
また、上述の当否抽選により時短付与の当選となった場合において、特別図柄乱数が0~179であったときに時短図柄J1が決定され、特別図柄乱数が180~199であったときに時短図柄J2が決定される。この第1始動入賞口判定テーブル111cにおいては、時短付与の当選となった場合に、時短図柄J1が決定される確率は90%、時短図柄J2が決定される確率は10%となっている。
さらに、上述の当否抽選によりハズレとなると、ハズレ図柄Z1が決定される。
また、上述の当否抽選により小当たりの当選となった場合において、特別図柄乱数が0~49であったときに小当たり図柄Y5が決定され、特別図柄乱数が50~99であったときに小当たり図柄Y6が決定され、特別図柄乱数が100~149であったときに小当たり図柄Y7が決定され、特別図柄乱数が150~179であったときに小当たり図柄Y8が決定され、特別図柄乱数が180~199であったときに小当たり図柄Y9が決定される。この第2始動入賞口判定テーブル111dにおいては、小当たりの当選となった場合に、小当たり図柄Y5又はY6が決定される確率は50%、小当たり図柄Y7、Y8又はY9が決定される確率は50%となっている。
また、上述の当否抽選により時短付与の当選となった場合において、特別図柄乱数が0~199であったときに時短図柄J3が決定される。この第2始動入賞口判定テーブル111dにおいては、時短付与の当選となった場合に、時短図柄J3が決定される確率は100%となっている。
さらに、上述の当否抽選によりハズレとなると、ハズレ図柄Z2が決定される。
すなわち、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づき小当たりに当選した場合には、いずれの小当たり図柄が決定されたときであっても、小当たり遊技中には大入賞口18が0.05秒しか開放されない。そのため、この小当たり遊技中に、いわゆる右打ちを行ったとしても、遊技球を大入賞口18へ入球させることは極めて困難となっている。また、この小当たり遊技中には、振り分け部材59が第1位置に停留することから、大入賞口18へ遊技球が入球したとしても、この遊技球が特別領域へ進入することはない。
すなわち、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づき小当たりに当選した場合には、いずれの小当たり図柄が決定されたときであっても、小当たり遊技中には大入賞口18が合計1.8秒開放される。そのため、この小当たり遊技中に、いわゆる右打ちを行っていれば遊技球を大入賞口18へ入球させることができる。また、この小当たり遊技中には、振り分け部材59が第2位置に停留することから、大入賞口18へ入球した遊技球は必ず特別領域へ進入する。
したがって、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づき小当たりに当選した場合には、いわゆる右打ちを行っていれば、当該当選に基づく小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域に進入するため、当該進入に基づき上述の特別遊技(図74(b)参照)が実行されることとなる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、大当たり図柄の決定(大当たりの当選)に基づき特別遊技が実行された場合には、決定された大当たり図柄の種類に応じて、当該特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
なお、小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入せず、特別遊技が実行されなかった場合には、上述の処理は行われない。本形態に係るパチンコ機Pでは、小当たり図柄Y1、Y2、Y3又はY4の決定に基づく小当たり遊技中には遊技球が特別領域へ進入不可となっており、これらの小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入せず、特別遊技は実行されない。また、小当たり図柄Y5、Y6、Y7、Y8又はY9の決定に基づく小当たり遊技中に、たとえば右打ちを行わなかったために大入賞口18へ遊技球が入球しなかった場合にも、所定個数の遊技球が特別領域へ進入しないことから、特別遊技は実行されない。これらのときには、上述の処理は行われない。
またここで、本形態に係るパチンコ機Pでは、時短回数として第1時短回数及び第2時短回数の2種類が設定されるようになっており、上述の低確率時短遊技状態LJT2が設定されると、第1時短回数に6回、第2時短回数に11回が設定される。
なお、以下では、上述の特別遊技の終了後に設定される低確率時短遊技状態LJT2(第1時短回数に6回、第2時短回数に11回が設定される低確率時短遊技状態LJT2)を、低確率時短遊技状態LJT2-Aともいうものとする。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、メインRAM103に終了決定回数記憶領域が設けられており、この終了決定回数記憶領域には、上述の終了決定回数が0となるまでの残りの小当たり図柄の決定回数(以下、残小当たり決定回数ともいう)が記憶される。
そして、低確率時短遊技状態LJT2-A中は、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく特別図柄の変動表示が行われると、当該特別図柄の変動表示が終了した時点で、第1時短回数記憶領域に記憶されている第1残変動回数及び第2時短回数記憶領域に記憶されている第1残変動回数の両方が更新され、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づく特別図柄の変動表示が行われると、当該特別図柄の変動表示が終了した時点で、第2時短回数記憶領域に記憶されている第2残変動回数のみ更新される。また、小当たり図柄Y1又はY2が決定されると、当該特別図柄の変動表示が終了した時点で、終了決定回数記憶領域に記憶されている残小当たり決定回数が更新される。
そして、これらの処理が行われた結果、上述のいずれかの時短終了条件が成立すると、低確率遊技状態はそのままに、時短遊技状態JT2が非時短遊技状態に変更されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。
また、上述の低確率時短遊技状態LJT1が設定されると、第1時短回数に300回、第2時短回数に305回が設定される。
そして、これらの処理が行われた結果、上述のいずれかの時短終了条件が成立すると、低確率遊技状態はそのままに、時短遊技状態JT1が非時短遊技状態に変更されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。
また、上述の低確率時短遊技状態LJT2が設定されると、第1時短回数に1回、第2時短回数に6回が設定される。
なお、以下では、上述の時短図柄の停止表示後に設定される低確率時短遊技状態LJT2(第1時短回数に1回、第2時短回数に6回が設定される低確率時短遊技状態LJT2)を、低確率時短遊技状態LJT2-Bともいうものとする。
そして、これらの処理が行われた結果、上述のいずれかの時短終了条件が成立すると、低確率遊技状態はそのままに、時短遊技状態JT2が非時短遊技状態に変更されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。
また、右打ちが行われる低確率時短遊技状態LJT2-Aや低確率時短遊技状態LJT2-Bにおいて、第2特図乱数に基づく当否抽選で時短付与の当選となる場合があり、また、第1特図乱数に基づく当否抽選で時短付与の当選となる場合もある。
このように、通常遊技状態以外の遊技状態(低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2-A、低確率時短遊技状態LJT2-B)においても、第1特図乱数又は第2特図乱数に基づく当否抽選で時短付与の当選となり時短図柄J1、J2又はJ3が決定されこれらの時短図柄が停止表示される場合があるが、この場合には、設定中の遊技状態がそのまま継続する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中はいずれも、大当たりに当選する確率は同一であり、第2遊技状態12bへ向けて遊技球が打ち出されたとしても第2始動入賞口16へ遊技球が入球することはない。これらの遊技状態中は、遊技者に第1遊技領域12aで遊技を行わせるようになっており、遊技球は第1始動入賞口15へ入球する可能性がある。
通常遊技状態中又は低確率時短遊技状態LJT1中に第1特図乱数(第1始動入賞口15への遊技球の入球により取得される乱数)による当否抽選に基づき大当たりに当選した場合には、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、当該特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定され得るようになっている。
また、通常遊技状態中に、第1特図乱数による当否抽選に基づき時短付与に当選し時短図柄が停止表示された場合には、その後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1又は低確率時短遊技状態LJT2-Bのいずれかに設定される。一方、低確率時短遊技状態LTJ1中に、第1特図乱数による当否抽選に基づき時短付与に当選し時短図柄が停止表示されても、遊技状態は変更されることなくその後も低確率時短遊技状態LJT1が継続する。
第2特図乱数(第2始動入賞口16への遊技球の入球により取得される乱数)による当否抽選に基づき大当たりに当選した場合には、10回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、当該特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定され得るようになっている。また、小当たりに当選した場合には、小当たり遊技を介して10回のラウンド遊技が行われる特別遊技を実行可能となり、当該特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定され得るようになっている。
すなわち、低確率時短遊技状態LJT2-A中及び低確率時短遊技状態LJT2-B中は、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく賞球により、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中よりも遊技の進行に伴う遊技球の減少を抑えることができるとともに、大当たりの当選のみならず小当たりの当選に基づき特別遊技が実行可能となり、さらには、当該特別遊技においては、通常遊技状態中や低確率時短遊技状態LJT1中に大当たりの当選となった場合の特別遊技中よりも多い回数のラウンド遊技が行われるため、通常遊技状態及び低確率時短遊技状態LJT1よりも有利な遊技状態となっている。
そして、上述したように、通常遊技状態中に、時短付与に当選し時短図柄が停止表示された場合には、低確率時短遊技状態LJT1又は低確率時短遊技状態LJT2-Bのいずれかが設定されるものの、通常遊技状態から低確率時短遊技状態LJT1へ移行した後は、当該低確率時短遊技状態LJT1中に、時短付与に当選し時短図柄が停止表示されても、低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定されることはない。したがって、時短付与の当選及び時短図柄の停止表示により低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定され得る通常遊技状態の方が、低確率時短遊技状態LJT1中よりも有利な遊技状態となっている。これにより、第1形態と同様に、低確率時短遊技状態LJT1に移行する前の通常遊技状態がチャンスゾーンになるという斬新な遊技性を付与することができ、遊技者の興趣を高めることができるようになっている。
これにより、低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2-A及び低確率時短遊技状態LJT2-Bが終了し、チャンスゾーン的な位置付けの通常遊技状態が設定される契機が増えるため、遊技者の興趣を向上させることができる。
これにより、低確率時短遊技状態LJT1と、低確率時短遊技状態LJT2-A及び低確率時短遊技状態LJT2-Bとで、小当たり図柄Y1又はY2の決定に基づいてこれらの遊技状態が終了する契機を異ならせることができるため、遊技性が向上し、遊技者の興趣を高めることができる。
上述したように、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、保留記憶領域に記憶された順に処理される。そのため、たとえば、左打ちが行われる通常遊技状態中や低確率時短遊技状態LJT1中に大当たりに当選し、当該当選に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定された場合や、通常遊技状態中に時短付与に当選し時短図柄J2が決定され当該時短図柄J2が停止表示されたことに基づいて低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定された場合、これらの遊技状態が設定された際に、当該設定前の通常遊技状態中や低確率時短遊技状態LJT1中に取得された第1特図乱数が記憶されていると、当該記憶されていた第1特図乱数が、低確率時短遊技状態LJT2-A中や低確率時短遊技状態LJT2-B中に新たに取得される第2特図乱数よりも先に処理される。すると、低確率時短遊技状態LJT2-A中や低確率時短遊技状態LJT2-B中に第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し、小当たり図柄Y1又はY2が決定される可能性がある。
そこで、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述したように、低確率時短遊技状態LJT2-A及び低確率時短遊技状態LJT2-Bが終了することとなる小当たり図柄Y1又はY2の決定回数(終了決定回数)を、第1保留数の上限数(4個)よりも多くなるように設定した。これにより、仮に、低確率時短遊技状態LJT2-Aや低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定される前から記憶されていた第1特図乱数が全て、小当たり図柄Y1又はY2の決定を導出するものであったとしても、低確率時短遊技状態LJT2-Aや低確率時短遊技状態LJT2-Bは終了しない。したがって、上述の第1特図乱数に基づく当否抽選が全て終了した後も、低確率時短遊技状態LJT2-Aや低確率時短遊技状態LJT2-Bが継続していることから、第2始動入賞口16へ遊技球を入球させて第2特図乱数に基づく当否抽選を受けることができ、遊技者の興趣の低下を防止することができる。
また、小当たりに関する時短終了条件としては、種々のものを採用することができる。たとえば、複数の小当たり図柄それぞれの決定回数が予め定められた終了決定回数に到達した場合(たとえば、小当たり図柄Y1の決定回数が2回(終了決定回数)に到達し、かつ小当たり図柄Y2の決定回数が3回(終了決定回数)に到達した場合等)に時短遊技状態を終了するようにしてもよい。また、たとえば、予め定められた順番で小当たり図柄が決定された場合(たとえば、小当たり図柄Y1→小当たり図柄Y2→小当たり図柄Y1という順番で小当たり図柄が決定された場合等)に時短遊技状態を終了するようにしてもよい。また、たとえば、所定期間内に予め定められた決定回数だけ小当たり図柄が決定された場合(たとえば、時短遊技状態が設定されてから特別図柄の変動表示が30回行われるまでの間に、小当たり図柄Y1の決定回数が3回(終了決定回数)に到達した場合等)に時短遊技状態を終了するようにしてもよい。
また、小当たりに関する時短終了条件は、全ての時短遊技状態において設定するのではなく、一部の時短遊技状態においてのみ設定するようにしてもよい。たとえば、低確率時短遊技状態LJT1は小当たりの決定に関する条件に基づいて終了するものの、低確率時短遊技状態LJT2-A及び低確率時短遊技状態LJT2-Bは小当たりの決定に関する条件に基づいては終了しないように設定してもよい。
以上のようにした場合にも、時短遊技状態の終了の契機がバリエーションに富んだものとなり、遊技性が向上し、遊技者の興趣を高めることができる。
上述したように、低確率時短遊技状態LJT1は、特別図柄の変動表示が終了した時点で第1残変動回数や第2残変動回数を更新する処理が行われた結果、たとえば第1特図の変動回数が第1時短回数に到達すると終了し、通常遊技状態が設定される。また、低確率時短遊技状態LJT2-A及び低確率時短遊技状態LJT2-Bは、特別図柄の変動表示が終了した時点で第1残変動回数や第2残変動回数を更新処理が行われた結果、たとえば第2特図の変動回数が第1時短回数に到達すると終了し、通常遊技状態が設定される。なお、以下では、第1残変動回数や第2残変動回数を更新する処理を、「残変動回数更新処理」ともいうものとする。
一方、通常遊技状態において、時短付与に当選し時短図柄が決定され当該時短図柄が停止表示された場合には、当該時短図柄が停止表示した時点(当該時短図柄の変動表示が終了した時点)で、決定された時短図柄の種類に応じて低確率時短遊技状態LJT1又は低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定される。
時短図柄の停止表示に基づく低確率時短遊技状態LJT1又は低確率時短遊技状態LJT2-Bの設定に関する処理(時短図柄の停止表示に基づく時短遊技状態の設定に関する処理)、及び、残変動回数更新処理はいずれも、時短図柄の変動表示が終了した時点(時短図柄の停止表示時点)で行われるが、仮に、残変動回数更新処理が行われた後に時短図柄の停止表示に基づく時短遊技状態の設定に関する処理を行うこととする。
すると、上述のケースでは、残変動回数更新処理が行われると通常遊技状態が設定されることから、時短図柄の停止表示に基づく時短遊技状態の設定に関する処理を実行する時点では、通常遊技状態において時短図柄が停止表示されたこととなり、再度、時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT1又は低確率時短遊技状態LJT2-B)が設定されることとなる。すなわち、残変動回数更新処理を行った後に時短図柄の停止表示に基づく時短遊技状態の設定に関する処理を行うと、上述のケースでは、複数の時短遊技状態が連続して設定される状況が発生することとなり、時短遊技状態の区切り及び設定契機が曖昧となり、遊技の違和感が生じるおそれがある。
これにより、上述の場合には、時短図柄の停止表示に基づく時短遊技状態の設定に関する処理を実行する時点において、残変動回数更新処理が行われておらず、時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2-A、低確率時短遊技状態LJT2-B)が設定されたままとなり、時短遊技状態において時短図柄が停止表示されたこととなる。そのため、時短図柄の停止表示に基づく新たな時短遊技状態の設定は行われない。そして、残変動回数更新処理が行われることにより、通常遊技状態が設定されることとなる。したがって、時短遊技状態の区切り及び設定契機が曖昧となるような事態を防止することができ、遊技の違和感が生じるおそれを防止可能となる。
本形態に係るパチンコ機Pは、図76に示すように、変動パターンテーブル114として、通常遊技状態中に参照されるテーブルMP11、低確率時短遊技状態LJT1中に参照されるテーブルMP21、低確率時短遊技状態LJT2中(低確率時短遊技状態LJT2-A中、低確率時短遊技状態LJT2-B中)に参照されるテーブルMP31を備えている。
そして、これらの変動パターンテーブル114には、第1形態と同様に、決定された特別図柄(ハズレ図柄Z1、Z2、大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、小当たり図柄Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、Y8、Y9、時短図柄J1、J2、J3)、現時点の保留数(変動パターンコマンドの決定時点(当否抽選の実行時点)の第1保留数、第2保留数)、変動パターン乱数に応じて、所定の変動時間が設定された変動パターンに対応する変動パターンコマンドが定められている。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選により大当たりの当選となり大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5又はX6が決定された場合には、第1形態で通常遊技状態中に大当たり図柄X1、X2又はX3が決定された場合と同様の変動パターンコマンドが決定されるようになっている。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりの当選となり小当たり図柄Y1、Y2、Y3又はY4が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「13秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「05H」が決定されるようになっている。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与の当選となり時短図柄J1が決定された場合には、第1形態で通常遊技状態中に時短図柄J1が決定された場合と同様の変動パターンコマンドが決定されるようになっており、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与の当選となり時短図柄J2が決定された場合には、第1形態で通常遊技状態中に時短図柄J2が決定された場合と同様の変動パターンコマンドが決定されるようになっている。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選により大当たりの当選となり大当たり図柄X7、X8、X9、X10、X11又はX12が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「09H」が決定されるようになっている。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりの当選となり小当たり図柄Y5、Y6、Y7、Y8又はY9が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「06H」が決定されるようになっている。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選により時短付与の当選となった場合において、時短図柄J3が決定されたときには、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0CH」が決定される。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選により大当たりの当選となり大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5又はX6が決定された場合には、第1形態で低確率時短遊技状態LJT1中に大当たり図柄X1、X2又はX3が決定された場合と同様の変動パターンコマンドが決定されるようになっている。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりの当選となった場合において、小当たり図柄Y1又はY2が決定されたときには、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「15秒変動」という変動パターン(前半部分の変動時間が0秒、後半部分の変動時間が15秒に設定された変動パターン)に対応付けられた変動パターンコマンド「15H」が決定され、小当たり図柄Y3又はY4が決定されたときには、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「15秒変動」の変動パターンに対応付けられた変動パターンコマンド「16H」が決定される。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与の当選となり時短図柄J1が決定された場合には、第1形態で低確率時短遊技状態LJT1中に時短図柄J1が決定された場合と同様の変動パターンコマンドが決定されるようになっており、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与の当選となり時短図柄J2が決定された場合には、第1形態で低確率時短遊技状態LJT1中に時短図柄J2が決定された場合と同様の変動パターンコマンドが決定されるようになっている。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選により大当たりの当選となり大当たり図柄X7、X8、X9、X10、X11又はX12が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「19H」が決定されるようになっている。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりの当選となり小当たり図柄Y5、Y6、Y7、Y8又はY9が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンに対応付けられた変動パターンコマンド「17H」が決定される。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選により時短付与の当選となった場合において、時短図柄J3が決定されたときには、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「1DH」が決定される。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選により大当たりの当選となり大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5又はX6が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「2秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「5AH」が決定される。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりの当選となり小当たり図柄Y1、Y2、Y3又はY4が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「2秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「55H」が決定される。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与の当選となり時短図柄J1又はJ2が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「2秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「5DH」が決定される。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選によりハズレとなりハズレ図柄Z2が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「51H」が決定される。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選により大当たりの当選となり大当たり図柄X7、X8、X9、X10、X11又はX12が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「59H」が決定される。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりの当選となり小当たり図柄Y5、Y6、Y7、Y8又はY9が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「56H」が決定される。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選により時短付与の当選となり時短図柄J3が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても、「10秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「5EH」が決定される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、第1形態と同様に、停止表示時間テーブル115に、現時点の遊技状態(当否抽選の実行時点の遊技状態)、及び、特別図柄の種類に応じて停止表示時間が定められている。
図77に示すように、停止表示時間テーブル115によれば、現時点の遊技状態が通常遊技状態であった場合において、ハズレ図柄Z1又はZ2が決定されたときには0.5秒の停止表示時間が決定され、大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11又はX12が決定されたときには0.5秒の停止表示時間が決定され、小当たり図柄Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、Y8又はY9が決定されたときには0.5秒の停止表示時間が決定され、時短図柄J1又はJ2が決定されたときには20秒の停止表示時間が決定され、時短図柄J3が決定されたときには0.5秒の停止表示時間が決定される。
また、現時点の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1又は低確率時短遊技状態LJT2であった場合において、ハズレ図柄Z1又はZ2が決定されたとき、大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11又はX12が決定されたとき、小当たり図柄Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、Y8又はY9が決定されたとき、及び、時短図柄J1、J2又はJ3が決定されたときはいずれも、0.5秒の停止表示時間が決定される。
特に図示していないが、第1特別図柄表示装置30及び第2特別図柄表示装置31はいずれも、複数のLEDから構成されており、特別図柄の種類ごとに、それぞれ異なる当該LEDによる点灯パターンが定められている。
そして、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づき特別図柄(第1特図)が決定されると、第1特別図柄表示装置30の上述のLEDが点滅表示を開始し(すなわち、特別図柄の変動表示が開始され)、その後変動時間が経過すると、当該LEDの点滅表示が終了し(すなわち、特別図柄の変動表示が終了し)、決定された第1特図に対応する点灯パターンにより上述のLEDが点灯表示される。これにより、第1特図の停止表示が行われる。
また、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づき特別図柄(第2特図)が決定されると、第2特別図柄表示装置31の上述のLEDが点滅表示を開始し、その後変動時間が経過すると、当該LEDの点滅表示が終了し、決定された第2特図に対応する点灯パターンにより上述のLEDが点灯表示される。これにより、第2特図の停止表示が行われる。
このように、当否抽選に基づいて決定された特別図柄の種類により、新たに遊技状態が設定される可能性があり、かつ新たに遊技状態が設定される場合にはこの遊技状態の種類が決定されるため、決定された特別図柄の種類に対する遊技者の関心は高い。そのため、第1特別図柄表示装置30や第2特別図柄表示装置31のLEDの点灯パターンを確認することにより、停止表示された特別図柄の種類を判別するといった事を行う遊技者も多い。
大当たり図柄(X1~X12のいずれか)が決定された場合には、上述の停止表示時間が経過した後に当該決定に基づく特別遊技が実行され、当該特別遊技が終了したときに第1特図乱数又は第2特図乱数が記憶されていると、次の特別図柄の変動表示が開始される。したがって、大当たり図柄は、上述の停止表示時間の経過後も上述の特別遊技が終了するまで、停止表示されることとなる。
同様に、たとえば、小当たり図柄(Y5~Y9のいずれか)が決定された場合には、上述の停止表示時間が経過した後に当該決定に基づく小当たり遊技が実行され、さらに、当該小当たり遊技を介して特別遊技が実行される場合、当該特別遊技が終了したときに第1特図乱数又は第2特図乱数が記憶されていると、次の特別図柄の変動表示が開始される。したがって、小当たり遊技を介して特別遊技が実行される場合には、小当たり図柄は、上述の停止表示時間の経過後も小当たり遊技を介して実行される特別遊技が終了するまで、停止表示されることとなる。
これに対して、通常遊技状態中に時短図柄(J1~J3のいずれか)が決定された場合には、上述の停止表示時間が経過したときに第1特図乱数又は第2特図乱数が記憶されていると、次の特別図柄の変動表示が開始される。ここで、遊技者は、保留数(第1保留数、第2保留数)が上限数に達していない限り、遊技球の打ち出しを継続して行う事が多いため、上述の停止表示時間が経過したときには第1特図乱数又は第2特図乱数が記憶されている可能性が高い。そのため、通常遊技状態中に時短図柄が決定された場合には、当該時短図柄は、上述の停止表示時間が経過するまでの間のみ、停止表示される可能性が高い。
一方、大当たりに当選し大当たり図柄が決定された場合には、当該大当たり図柄は、予め定められた停止表示時間である0.5秒間(図77参照)に加え、特別遊技が開始されてから終了するまでの期間(オープニング時間(本形態では10秒)、全ラウンド遊技の実行時間(4ラウンドの場合には短くても30秒程度、10ラウンドの場合には短くても80秒程度)、エンディング時間(本形態では10秒))、停止表示される。また、小当たりに当選し上述の小当たり図柄(Y5~Y9のいずれか)が決定された場合には、当該小当たり図柄は、予め定められた停止表示時間である0.5秒間(図77参照)に加え、小当たり遊技が開始されてから終了するまでの期間(オープニング時間(本形態では3秒)、小当たり遊技の実行時間(2.5秒程度)、エンディング時間(本形態では0.5秒))、及び、特別遊技が開始されてから終了するまでの期間、停止表示される。
すなわち、通常遊技状態中に時短図柄が決定された場合に当該時短図柄が停止表示される期間は、大当たり図柄や上述の小当たり図柄が決定された場合に当該大当たり図柄や当該小当たり図柄が停止表示される期間よりも短い。そのため、第1特別図柄表示装置30や第2特別図柄表示装置31におけるLEDの点灯パターンを確認することにより、通常遊技状態中に決定された時短図柄の種類を判別するのは、上述の大当たり図柄の種類や小当たり図柄の種類を判別するのに比べて困難であり、遊技者の興趣を低下させるおそれがある。
これにより、時短付与に当選した場合に第1特別図柄表示装置30や第2特別図柄表示装置31において点灯表示されるLEDの点灯パターンの種類が、大当たりや小当たりに当選した場合に第1特別図柄表示装置30や第2特別図柄表示装置31において点灯表示されるLEDの点灯パターンの種類よりも少なくなるため、当該LEDの点灯パターンによって、大当たり図柄の種類や小当たり図柄の種類を判別するよりも時短図柄の種類を判別する方が容易となるため、遊技者の興趣の低下を防止可能となる。
具体的には、第1特別図柄表示装置30においては、大当たりに当選した場合に6種類(X1~X6)の大当たり図柄が停止表示可能となっており、小当たりに当選した場合に4種類(Y1~Y4)の小当たり図柄が停止表示可能となっており、時短付与に当選した場合に2種類(J1、J2)の時短図柄が停止表示可能となっている。また、第2特別図柄表示装置31においては、大当たりに当選した場合に6種類(X7~X12)の大当たり図柄が停止表示可能となっており、小当たりに当選した場合に5種類(Y5~Y9)の小当たり図柄が停止表示可能となっており、時短付与に当選した場合に1種類(J3)の時短図柄が停止表示可能となっている。
これにより、第1特別図柄表示装置30及び第2特別図柄表示装置31のいずれにおいても、時短付与に当選した場合に点灯表示されるLEDの点灯パターンの種類が、大当たりや小当たりに当選した場合に点灯表示されるLEDの点灯パターンの種類よりも少なくなる。したがって、いずれの特別図柄表示装置においても、LEDの点灯パターンによって、大当たり図柄の種類や小当たり図柄の種類を判別するよりも時短図柄の種類を判別する方が容易となるため、遊技者の興趣の低下を防止可能となる。
具体的には、本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技の終了後に通常遊技状態が設定されるように定められた大当たり図柄が6種類(X1~X3、X7~X9)設けられており、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定されるように定められた大当たり図柄が6種類(X4~X6、X10~X12)設けられており、小当たり遊技を介する特別遊技の実行が行われないように定められた小当たり図柄が4種類(Y1~Y4)設けられており、小当たり遊技を介して特別遊技が実行され、当該特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定されるように定められた小当たり図柄が5種類(Y5~Y9)設けられており、通常遊技状態中に決定されることで低確率時短遊技状態LJT1が設定されるように定められた時短図柄が1種類(J1)設けられており、通常遊技状態中に決定されることで低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定されるように定められた時短図柄が2種類(J2、J3)設けられている。
これにより、LEDの点灯パターンによって、大当たり図柄の種類や小当たり図柄の種類を判別するよりも時短図柄の種類を判別する方が容易になるとともに、特別図柄の決定に基づく設定内容の判別についても、大当たり図柄や小当たり図柄に比べて時短図柄の方が容易となるため、遊技者の興趣の低下を防止可能となる。
具体的には、特別遊技中に3回のラウンド遊技を実行する旨が定められた大当たり図柄を複数種類設けるとともに、特別遊技中に10回のラウンド遊技を実行する旨が定められた大当たり図柄を複数種類設けるようにしてもよい。また、小当たり遊技を介する特別遊技中に3回のラウンド遊技を実行する旨が定められた小当たり図柄を複数種類設けるとともに、小当たり遊技を介する特別遊技中に10回のラウンド遊技を実行する旨が定められた小当たり図柄を複数種類設けるようにしてもよい。
そして、上述のように設定した場合にも、大当たりに当選した場合に決定可能な大当たり図柄の種類や、小当たりに当選した場合に決定可能な小当たり図柄の種類よりも、時短付与に当選した場合に決定可能な時短図柄の種類の方が少なくなるように設定してもよい。
なお、特定外部情報の出力に関する他の制御等に関しては、第1形態や上述の他の設定例と同様の内容に設定してもよい。
次に、上述の特図遊技、普図遊技、小当たり遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で実行される処理の概要について、第1形態と異なる点を中心に、フローチャートを用いて説明する。なお、第1形態と同一の処理や、第1形態とほぼ同一の処理であって当業者が本形態での実施方法(本形態への適用方法)を理解し得るものについては、第1形態と同一のステップ番号を付し、原則として説明を省略する。
ステップ670-1において、メインCPU101は、小当たり遊技中であるか否かを判定する。そして、小当たり遊技中でないと判定した場合、特別領域検出時処理を終了する。一方、小たり遊技中であると判定した場合、次のステップ671-1に進む。
ステップ671-1において、メインCPU101は、主制御基板100に接続され特別領域への遊技球の進入を検出する特別領域検出センサ(特に図示しておらず)からの検出信号が所定回数(本形態では、1回)入力されたか否かを判定する。そして、特別領域検出センサからの検出信号が所定回数入力されていないと判定した場合、特別領域検出時処理を終了する。一方、特別領域検出センサからの検出信号が所定回数入力されたと判定した場合、次のステップ672-2に進む。
ステップ672-2において、メインCPU101は、特別領域へ所定個数の遊技球が進入したことを示す進入フラグをオンにする。そして、特別領域検出時処理を終了する。
ステップ801-1において、メインCPU101は、保留記憶領域に第1特図乱数又は第2特図乱数が記憶されているか否か、すなわち、第1保留数カウンタが「1」以上又は第2保留数カウンタが「1」以上であるか否かを判定する。そして、いずれかが記憶されていると判定した場合、ステップ803-1に進む。一方、いずれも記憶されていないと判定した場合、客待ち判定処理を行うステップ812に進む。
ステップ803-1において、メインCPU101は、保留記憶領域のシフト処理を実行する。具体的には、第1記憶部に記憶されている各乱数を、メインRAM103に設けられている所定の処理領域に記憶するとともに、第2記憶部~第8記憶部に記憶されている各乱数を、1つ番号の小さい記憶部にシフトさせる。これにより、保留記憶領域に記憶された各乱数は、いわゆる先入れ先出し(FIFO)で、当否判定処理に用いられるようになっている。そして、変動回数カウンタに関する処理を行うステップ805に進む。
本形態に係るパチンコ機Pでは、大当たりの当選でないと判定した場合に、時短付与の当選となるか否かを判定する時短付与当否判定処理(ステップ853)を実行する前に、小当たりの当選となるか否かを判定する小当たり当否判定処理を実行するようになっている。
ステップ852-1において、メインCPU101は、選択した当否乱数判定テーブル110とステップ803-1で所定の処理領域に記憶された当否乱数(大当たり当否判定処理で判定の対象となった当否乱数と同一の当否乱数)とに基づいて、小当たりの当選となるか否かを判定する(すなわち、小当たりの当否の判定を行う)小当たり当否判定処理を実行する。具体的には、メインCPU101は、上述のテーブルから小当たりの当選となる数値範囲の情報を取得し、この取得した数値範囲内に上述の当否乱数が属するか否かを判定する。そして、上述の数値範囲内に上述の当否乱数が属する場合に小当たりの当選と判定され、上述の数値範囲内に上述の当否乱数が属しない場合に小当たりの非当選と判定される。そして、次のステップ852-2に進む。
ステップ852-2において、メインCPU101は、上述のステップ852-1で実行された小当たり当否判定処理の結果が小当たりの当選であったか否か(すなわち、小当たりに当選したか否か)を判定する。そして、小当たりの当選でない(小当たりの非当選)と判定した場合、時短付与当否判定処理を行うステップ853に進む。一方、小当たりの当選と判定した場合、次のステップ852-3に進む。
ステップ852-3において、メイン101は、メインRAM103の所定の記憶領域に小当たりの当選である旨を記憶する。そして、当否判定処理を終了する。
ステップ1003-1において、メインCPU101は、遊技状態の設定に関する処理を行う停止表示時遊技状態設定処理を実行する。そして、次のステップ1003-2に進む。
ステップ1003-2において、メインCPU101は、上述のステップ1003-1において時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2-B)の設定が行われたか否かを判定する。そして、時短遊技状態の設定が行われたと判定した場合、ステップ1004に進む。一方、時短遊技状態の設定が行われていないと判定した場合、次のステップ1003-3に進む。
具体的には、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)であることを示す第1時短遊技フラグ、又は、現時点の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2-A、低確率時短遊技状態LJT2-B)であることを示す第2時短遊技フラグがオンとなっているか否かを判定する。第1時短遊技フラグがオンとなっていると判定した場合、第1特図が停止表示されたときには第1残変動回数及び第2残変動回数の両方を1デクリメントし、第2特図が停止表示されたときには第2残変動回数のみ1デクリメントする。これに対して、第2時短遊技フラグがオンとなっていると判定した場合、第2特図が停止表示されたときには第1残変動回数及び第2残変動回数の両方を1デクリメントし、第1特図が停止表示されたときには第2残変動回数のみ1デクリメントする。また、上述の第1残変動回数、第2残変動回数の更新によりいずれかが「0」となった場合(すなわち、時短遊技状態が終了となる時短終了条件を満たした場合)には、オンとなっていた第1時短遊技フラグ又は第2時短遊技フラグをオフにする処理を実行する。これにより、設定中の時短遊技状態JT1又は時短遊技状態JT2が終了し、非時短遊技状態(通常遊技状態)が設定される。なお、第1時短遊技フラグ及び第2時短遊技フラグがいずれもオンとなっていなかった場合、メインCPU101はここでは何も処理を行わない。そして、停止表示時間の決定、セットを行うステップ1004に進む。
ステップ1050において、メインCPU101は、停止表示されている特別図柄が時短図柄であるか否かを判定する。そして、停止表示されている特別図柄が時短図柄でない(すなわち、大当たり図柄、小当たり図柄又はハズレ図柄である)と判定した場合、ステップ1053に進む。一方、停止表示されている特別図柄が時短図柄であると判定した場合、次のステップ1051に進む。
ステップ1051において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が通常遊技状態であるか否かを判定する。そして、通常遊技状態でない(すなわち、低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2-A又は低確率時短遊技状態LJT2-Bである)と判定した場合、停止表示時遊技状態設定処理を終了する。一方、現時点の遊技状態が通常遊技状態であると判定した場合、次のステップ1052に進む。
具体的には、停止表示された時短図柄がJ1であった場合には、メインCPU101は、第1時短遊技フラグをオンにするとともに、第1時短回数記憶領域に第1時短回数である「300」をセットし、第2時短回数記憶領域に第2時短回数である「305」をセットし、終了決定回数記憶領域に終了決定回数である「1」をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT1の設定が行われる。
また、停止表示された時短図柄がJ2又はJ3であった場合には、メインCPU101は、第2時短遊技フラグをオンにするとともに、第1時短回数記憶領域に第1時短回数である「1」をセットし、第2時短回数記憶領域に第2時短回数である「6」をセットし、終了決定回数記憶領域に終了決定回数である「5」をセットする。これにより、低確率時遊技状態LJT2-Bの設定が行われる。
そして、停止表示時遊技状態設定処理を終了する。
ステップ1054において、メインCPU101は、残小当たり決定回数を更新する残小当たり決定回数更新処理を実行する。具体的には、メインCPU101は、残小当たり決定回数が1以上であった場合、当該残小当たり決定回数を1デクリメントする。一方、残小当たり決定回数が0であった場合、メインCPU101はここでは何も処理を行わない。そして、次のステップ1055に進む。
ステップ1056において、メインCPU101は、上述のステップ1054で残小当たり決定回数が1デクリメントされたことにより、残小当たり決定回数が0となったか否か(すなわち、小当たり図柄Y1又はY2の決定回数が終了決定回数に到達したか否か)を判定する。そして、残小当たり決定回数が0となっていないと判定した場合、停止表示時遊技状態設定処理を終了する。一方、残小当たり決定回数が0となったと判定した場合、次のステップ1057に進む。
本形態に係るパチンコ機Pでは、停止表示されている特別図柄が大当たり図柄でないと判定した場合に、停止表示されている特別図柄が小当たり図柄であるか否かの判定が行われるようになっている。
ステップ1111-1において、メインCPU101は、停止表示されている特別図柄が小当たり図柄であるか否かを判定する。そして、停止表示されている特別図柄が小当たり図柄でない(すなわち、時短図柄又はハズレ図柄である)と判定した場合、遊技状態コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶するステップ1115に進む。一方、停止表示されている特別図柄が小当たり図柄であると判定した場合、次のステップ1111-2に進む。
ステップ1111-2において、メインCPU101は、小当たり遊技の開始時に設定される待機時間である小当たりオープニング時間を小当たりオープニング時間タイマカウンタにセットするとともに、小当たり遊技におけるオープニング処理が開始されることを示す小当たりオープニングコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1111-3に進む。
ステップ1250において、メインCPU101は、実行フェーズデータが小当たり遊技制御処理の実行を示すデータ「05」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「05」でないと判定した場合、小当たり遊技制御処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「05」であると判定した場合、次のステップ1251に進む。
ステップ1251において、メインCPU101は、上述のステップ1111-2で小当たりオープニング時間タイマカウンタにセットされた小当たりオープニング時間が経過したか否かを判定する。そして、小当たりオープニング時間が経過していないと判定した場合、小当たり遊技制御処理を終了する。一方、小当たりオープニング時間が経過したと判定した場合、次のステップ1252に進む。
ステップ1253において、メインCPU101は、停止表示された小当たり図柄の種類に対応する特別電動役物作動テーブル112(第3作動テーブル112f又は第4作動テーブル112g)に基づいて、大入賞口18の開閉を行う大入賞口開閉制御処理を行う。そして、次のステップ1254に進む。
ステップ1255において、メインCPU101は、小当たり遊技の終了時に設定される待機時間である小当たりエンディング時間を小当たりエンディング時間タイマカウンタにセットし、小当たりエンディング処理が開始されることを示す小当たりエンディングコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、小当たり遊技制御処理を終了する。
ステップ1257において、メインCPU101は、進入フラグがオンであるか否かを判定する。そして、進入フラグがオンでない(すなわち、オフである)と判定した場合、ステップ1264に進む。一方、進入フラグがオンであると判定した場合、次のステップ1259に進む。
ステップ1260において、メインCPU101は、現時点の遊技状態をリセットする。そして、次のステップ1261に進む。
ステップ1262において、メインCPU101は、停止表示されている小当たり図柄の種類に基づいて、メインRAM103にラウンド数をセットする。本形態に係るパチンコ機Pでは、停止表示された小当たり図柄Y5、Y6、Y7、Y8又はY9であった場合に、小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域に進入可能であり、進入フラグがオンになり得る。この場合には、メインCPU101は、ラウンド数として「10」をセットする。そして、次のステップ1263に進む。
ステップ1263において、メインCPU101は、特図関連制御処理において特別遊技制御処理が実行されるように、実行フェーズデータに「03」をセットする。そして、小当たり遊技制御処理を終了する。
ステップ1300で実行フェーズデータが特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」であった場合に進むステップ1301-1において、メインCPU101は、停止表示された特別図柄が所定の大当たり図柄(大当たり図柄X4、X5、X6、X10、X11、X12)又は所定の小当たり図柄(小当たり図柄Y5、Y6、Y7、Y9)であるか否かを判定する。そして、停止表示された特別図柄が所定の大当たり図柄及び所定の小当たり図柄のいずれでもないと判定した場合、ステップ1304-2に進む。一方、停止表示された特別図柄が所定の大当たり図柄又は小当たり図柄であると判定した場合、次のステップ1304-1に進む。
ステップ1304-1において、メインCPU101は、時短遊技状態の設定を行う時短遊技状態設定処理を実行する。具体的には、メインCPU101は、第2時短遊技フラグをオンにするとともに、第1時短回数記憶領域に第1時短回数である「6」をセットし、第2時短回数記憶領域に第2時短回数である「11」をセットし、終了決定回数記憶領域に終了決定回数である「5」をセットする。これにより、低確率時遊技状態LJT2-Aの設定が行われる。そして、遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶するステップ1306に進む。
次に、本形態に係るパチンコ機Pで実行される変動演出について、第1形態と異なる点を中心に説明する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、RAMクリアが実行されるか、大当たりに当選し大当たり図柄X1、X2、X3、X7、X8又はX9が決定され当該決定に基づく特別遊技が終了するか、又は、低確率時短遊技状態LJT1中、低確率時短遊技状態LJT2-A中或いは低確率時短遊技状態LJT2-B中に時短遊技状態が終了となる時短終了条件が成立すると、通常遊技状態が設定されるとともに、演出状態が第1形態と同様の通常演出状態に設定される。
そこで、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT2-A中又は低確率時短遊技状態LJT2-B中に時短終了条件が成立し、当該低確率時短遊技状態LJT2-A又は低確率時短遊技状態LJT2-Bが終了して通常遊技状態が設定された場合、この設定時点で保留記憶されている第2特図乱数(以下、第2特図残保留ともいう)に基づく特別図柄の変動表示が終了するまでは、通常遊技状態が設定される前の低確率時短遊技状態LJT2-A中又は低確率時短遊技状態LJT2-B中と同様の演出制御(第3背景画像の表示等)が行われる。そして、第2特図残保留に基づく特別図柄の変動表示が終了すると、第1形態において通常遊技状態が設定された場合と同様の演出制御(第1背景画像の表示、チャンスゾーン滞在示唆の実行、左打ち示唆の実行等)が行われる。
なお、本形態に係るパチンコ機Pにおいて小当たり図柄が決定された場合の演出図柄50の停止表示態様は、第1形態の非当選態様となるように設定されているが、これに限定されるものではなく、非当選態様及び当選態様と異なる停止表示態様としてもよい。
なお、ボタン押下操作演出においては、当否抽選の結果が大当たり又は小当たりの当選のいずれであっても、同一態様の特殊中当たり示唆が行われるように設定されているが、これに限定されるものではなく、小当たりに当選した場合と大当たりに当選した場合とでは、異なる態様の特殊中当たり示唆を行うようにしてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態中に第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定されると、低確率時短遊技状態LJT1が設定され、演出状態が第1形態と同様の低確率時短演出状態A1に設定される。また、本形態に係るパチンコ機Pでも、低確率時短演出状態A1中にRAMクリアが行われることなく電断から復帰した場合には、演出状態が第1形態と同様の低確率時短演出状態A2に設定される。そして、低確率時短演出状態A2中に第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1又はJ2が決定されるか、第2特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J3が決定されると、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1中は、第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出しても第2始動入賞口16には遊技球が入球しないことから、基本的には、この低確率時短遊技状態LJT1中に第2特図乱数に基づく当否抽選は行われない。しかし、たとえば、低確率時短遊技状態LJT2-A中や低確率時短遊技状態LJT2-B中に、第1始動入賞口15へ遊技球が入球し第1特図乱数が保留記憶され、さらに第2始動入賞口16へ遊技球が入球し第2特図乱数が保留記憶されたような場合において、低確率時短遊技状態LJT2-Aや低確率時短遊技状態LJT2-Bが終了し通常遊技状態が設定された後に、上述の保留記憶されていた第1特図乱数に基づく当否抽選が行われ時短付与に当選し時短図柄J1が決定されたときには、その後、低確率時短遊技状態LJT1が設定されるため、設定された低確率時短遊技状態LJT1中に、低確率時短遊技状態LJT2-A中や低確率時短遊技状態LJT2-B中に保留記憶された第2特図乱数に基づく当否抽選が行われることがある。
上述のように通常遊技状態中に時短図柄J1が決定されることにより、低確率時短遊技状態LJT1が設定され、演出状態が第1形態と同様の低確率時短演出状態A1に設定された場合には、第1形態において低確率時短遊技状態LJT1が設定され、演出状態が低確率時短演出状態A1に設定された場合と同様の演出制御(チャンスゾーン滞在示唆の終了、第1背景画像の表示の継続、左打ち示唆の非実行等)が行われる。
また、通常遊技状態中と同様に、ボタン押下操作演出においては、ハズレとなった場合には特殊中ハズレ示唆が行われ、大当たりの当選又は小当たりの当選となった場合には特殊中当たり示唆が行われる。これに対して、低確率時短演出状態A1中(低確率時短遊技状態LJT1中)に時短付与に当選しても新たな時短遊技状態の設定は行われないため、時短付与の当選となった場合には、特殊中時短付与示唆は行われず、特殊中ハズレ示唆が行われるようになっている。
低確率時短演出状態A1中に電断が発生し、RAMクリア処理が行われることなく電断から復帰し(通常電断復帰が行われ)、低確率時短遊技状態LJT1はそのままに、演出状態が低確率時短演出状態A2に設定された場合には、第1形態において演出状態が低確率時短演出状態A2に設定された場合と同様の演出制御(チャンスゾーン滞在示唆の実行、第1背景画像の表示等)が行われる。
また、通常遊技状態中や低確率時短演出状態A1中と同様に、ボタン押下操作演出においては、ハズレとなった場合には特殊中ハズレ示唆が行われ、大当たりの当選又は小当たりの当選となった場合には特殊中当たり示唆が行われる。これに対して、低確率時短演出状態A2中(低確率時短遊技状態LJT1中)に時短付与に当選しても新たな時短遊技状態の設定は行われないため、時短付与の当選となった場合には、低確率時短演出状態A1中と同様に、特殊中時短付与示唆は行われず、特殊中ハズレ示唆が行われるようになっている。
これにより、たとえば、低確率時短演出状態A2中であったために、通常遊技状態中又は低確率時短遊技状態LJT1中のいずれであるのかを把握できないような場合であっても、低確率時短遊技状態LJT1が終了し通常遊技状態が設定される旨を遊技者に把握させることができる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態中に第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J2が決定されるか、又は、通常遊技状態中に第2特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J3が決定されると、低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定され、演出状態が低確率時短演出状態B-1に設定される。また、大当たりに当選し大当たり図柄X4、X5、X6、X10、X11又はX12が決定され当該決定に基づく特別遊技が終了するか、又は、小当たりに当選し小当たり図柄Y5、Y6、Y7又はY8が決定され当該決定に基づく小当たり遊技を介して実行される特別遊技が終了すると、低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定され、演出状態が、低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定された場合と同様の低確率時短演出状態B-1に設定される。
そして、低確率時短遊技状態LJT2-A中又は低確率時短遊技状態LJT2-B中にハズレ図柄Z1が決定された場合(第1特図乱数に基づく当否抽選によりハズレとなった場合)、低確率時短遊技状態LJT2-A中又は低確率時短遊技状態LJT2-B中に大当たり図柄X1、X2、X3、X4、X5又はX6が決定された場合(第1特図乱数に基づく当否抽選により大当たりの当選となった場合)、低確率時短遊技状態LJT2-A中又は低確率時短遊技状態LJT2-B中に小当たり図柄Y1、Y2、Y3又はY4が決定された場合(第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりの当選となった場合)、及び、低確率時短遊技状態LJT2-A中又は低確率時短遊技状態LJT2-B中に時短図柄J1又はJ2が決定された場合(第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与の当選となった場合)にはいずれも、特殊パターンBによる変動演出が行われる。
また、通常遊技状態中、低確率時短演出状態A1中や低確率時短演出状態A2中と同様に、ボタン押下操作演出においては、ハズレとなった場合には特殊中ハズレ示唆が行われ、大当たりの当選又は小当たりの当選となった場合には特殊中当たり示唆が行われる。これに対して、時短付与の当選となった場合には、低確率時短演出状態A1中や低確率時短演出状態A2中と同様に、特殊中時短付与示唆は行われず、特殊中ハズレ示唆が行われるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、時短遊技状態が終了することとなる時短終了条件として、特別図柄の変動表示の回数(特別図柄の変動回数)、小当たり図柄の決定回数等の特別図柄に関する時短終了条件が定められていたが、これに限定されるものではなく、普通図柄の変動表示の回数(普通図柄の変動回数)等の普通図柄に関する時短終了条件を定めるようにしてもよい。
このようにすることで、遊技者に主に第2遊技領域12bにおいて遊技を行わせる低確率時短遊技状態LJT2-A及び低確率時短遊技状態LJT2-Bでは、主に第2始動入賞口16への遊技球の入球により行われる特別図柄(第2特図)の変動表示の回数に関する時短終了条件が成立することのみならず、主に第2遊技領域12bに設けられたゲート20を遊技球が通過することにより行われる普通図柄の変動表示の回数に関する時短終了条件が成立することによっても、設定中の低確率時短遊技状態LJT2-A及び低確率時短遊技状態LJT2-Bが終了し、通常遊技状態が設定されることとなる。
また、遊技者に主に第1遊技領域12aにおいて遊技を行わせる低確率時短遊技状態LJT1では、主に第1始動入賞口15への遊技球の入球により行われる特別図柄(第1特図)の変動表示の回数に関する時短終了条件が成立することのみならず、主に第1遊技領域12aに設けられたゲートを遊技球が通過することにより(又は普図始動入賞口へ遊技球が入球することにより)行われる普通図柄の変動回数に関する時短終了条件が成立することによっても、設定中の低確率時短遊技状態LJT1が終了し、通常遊技状態が設定されることとなる。
以上のようにしたことにより、時短遊技状態が終了する契機のバリエーションが豊富となるため、遊技性が向上し、遊技者の興趣を高めることができる。
すなわち、特別図柄に関する時短終了条件の成否及び当該時短終了条件に基づく時短遊技状態の終了については秘匿しないものの、普通図柄に関する時短終了条件の成否及び当該時短終了条件に基づく時短遊技状態の終了については秘匿するようにしてもよい。
このようにした場合には、設定中の時短遊技状態がいつ終了となるのか、また、いつ終了したのかを遊技者に把握し難くすることができるため、遊技性が向上し、遊技者の興趣を高めることができる。
すなわち、特別図柄に関する時短終了条件の成否及び当該時短終了条件に基づく時短遊技状態の終了、並びに、普通図柄に関する時短終了条件の成否及び当該時短終了条件に基づく時短遊技状態の終了のいずれについても秘匿するようにしてもよい。
たとえば、低確率時短遊技状態LJT1においては、特別図柄の変動表示の回数に関する時短終了条件及び普通図柄の変動回数に関する時短終了条件の両方を定め、低確率時短遊技状態LJT2-Aや低確率時短遊技状態LJT2-Bにおいては、特別図柄の変動表示の回数に関する時短終了条件のみ定めるようにしてもよい。
また、たとえば、低確率時短遊技状態LJT2-Aや低確率時短遊技状態LJT2-Bにおいては、特別図柄の変動表示の回数に関する時短終了条件及び普通図柄の変動回数に関する時短終了条件の両方を定め、低確率時短遊技状態LJT1においては、特別図柄の変動表示の回数に関する時短終了条件のみ定めるようにしてもよい。
このようにした場合には、時短遊技状態の種類に応じて当該時短遊技状態の終了の契機が異なるため、遊技性が向上し、遊技者の興趣を高めることができる。
たとえば、低確率時短遊技状態LJT1が設定されることとなる時短図柄として、時短図柄J1-1及び時短図柄J1-2が設けられており、通常遊技状態において時短図柄J1-1が決定されたことに基づいて設定される低確率時短遊技状態LJT1は、普通図柄の変動回数が第1の普図時短回数(たとえば、5回)に到達したことで終了し、通常遊技状態において時短図柄J1-2が決定されたことに基づいて設定される低確率時短遊技状態LJT1は、普通図柄の変動回数が第2の普図時短回数(たとえば、10回)に到達したことで終了するように設定してもよい。
このようにした場合には、異なる普通図柄に関する時短終了条件によって同一の時短遊技状態が終了することとなるため、遊技性が向上し、遊技者の興趣を高めることができる。
また、普通図柄に関する時短終了条件としては、普通図柄の変動表示の回数のみならず、普通図柄の抽選により当たりとなった回数が所定回数に到達したこと、普通図柄の抽選によりハズレとなった回数が所定回数に到達したこと、普通図柄の抽選によりハズレとなった場合に複数の普通図柄の中からいずれかの普通図柄を決定するように設定した上で、所定の普通図柄の決定回数が所定回数に到達したこと等を定めてもよい。
たとえば、ハズレの抽選結果は導出されることなく、大当たりの当選、小当たりの当選又は時短付与の当選のいずれかの抽選結果が導出されるようにした上で、大当たりの当選又は小当たりの当選と判定される当否乱数以外は全て、時短付与の当選と判定されるように設定してもよい。すなわち、大当たりの非当選及び小当たりの非当選となった場合には、必ず時短付与の当選となるように設定してもよい。
このようにした場合には、極めて高い確率で時短付与に当選するため、通常遊技状態が設定されると、当該通常遊技状態の設定後における第1特図乱数による1回目の当否抽選によりほぼ時短付与に当選し、時短図柄J1の決定に基づき低確率時短遊技状態LJT1が設定されるか、又は、時短図柄J2の決定に基づき低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定されることとなる。すなわち、通常遊技状態の設定後の1回目の当否抽選においてのみ、有利な低確率時短遊技状態LJT2-Bの設定が可能となる時短付与の当選という抽選結果が導出される期待度が高くなるため、遊技性を向上させることができる。
また、小当たりの当選の抽選結果が導出されず、大当たりの当選及び時短付与の当選の抽選結果のみが導出されるパチンコ機の当否抽選においても、上述と同様に設定するようにしてもよい。具体的には、当否抽選において、ハズレの抽選結果は導出されることなく、大当たりの当選又は時短付与の当選のいずれかの抽選結果が導出されるようにした上で、大当たりの当選と判定される当否乱数以外は全て、時短付与の当選と判定されるように設定してもよい。すなわち、大当たりの非当選となった場合には、必ず時短付与の当選となるように設定してもよい。
なお、上述のように設定した場合であっても、第1形態や上述の形態に係るパチンコ機Pと同様に、特定外部信号を出力するようにしてもよい。たとえば、メインCPU101は、通常遊技状態中又は低確率時短遊技状態LJT1中における第1特図乱数に基づく当否抽選により大当たりに当選すると、特定外部信号の出力を開始し、その後、通常遊技状態が設定され、当該通常遊技状態中に時短図柄J1が決定され低確率時短遊技状態LJT1が設定されると、特定外部信号の出力を終了するようにしてもよい。また、特定外部信号の出力に関する他の制御等に関しては、第1形態や上述の他の設定例と同様の内容に設定してもよい。
たとえば、特別図柄の変動表示の開始時に、当該開始時点において設定されている遊技状態、第1残変動回数、第2残変動回数等の情報を、メインRAM103の所定の予備領域に記憶しておき、特別図柄の変動表示が終了した時点で、この予備領域に記憶されている情報を所定の記憶領域に記憶させる。そして、停止表示された特別図柄が時短図柄であった場合には、この所定の記憶領域に記憶された情報のうち特別図柄の変動表示の開始時点において設定されている遊技状態の情報を参照し、当該遊技状態が時短遊技状態であれば、時短遊技状態において時短図柄が停止表示されたこととなるように処理を行ってもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、特別図柄の変動表示が終了し停止表示時間が経過した時点で、時短図柄の停止表示に基づく時短遊技状態の設定に関する処理、及び、残変動回数更新処理を実行するようにしてもよい。そして、このようにした場合にも、上述の停止表示時間が経過した時点で、時短図柄の停止表示に基づく時短遊技状態の設定に関する処理を行った後に、残変動回数更新処理を実行することで、時短遊技状態において時短図柄が停止表示されたこととなるように処理してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
以下、第3形態を、図面を参照しつつ説明する。この説明にあたっては、上述した第1形態、第2形態と同様の構成には、同一の符号を付することによって、その説明を省略又は簡略化するものとする。
本形態に係るパチンコ機Pは、第2形態と同様に、いわゆる1種2種混合のパチンコ機であって、大当たりに当選するか、又は、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中に特別領域へ遊技球が進入したことを契機として、特別遊技が実行されるように構成されたものである。
また、第2形態と同様に、大当たりの当選に基づく特別遊技中、又は、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中には、大入賞口18が開放し遊技球が当該大入賞口18へ入球可能となる。特別遊技中は、振り分け部材59が第1位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が特別領域へ進入することはなく、全て一般領域58へ進入する。これに対して、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中は、振り分け部材59が第2位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が一般領域58へ進入することはなく、全て特別領域へ進入するようになっている。
すなわち、特別領域へは、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中のみに遊技球が進入可能となっており、これにより、小当たり遊技中に所定個数(本形態では1個)の遊技球が特別領域へ進入する。そして、小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき、特別遊技が実行されるようになっている。
また、第2形態と同様に、設定可能な遊技状態として、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた通常遊技状態、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT1、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT2が設けられており、いずれかの遊技状態が設定されて遊技が進行するようになっている。
このように、第2形態と同様に、いずれの遊技状態においても常に低確率遊技状態が設定される。したがって、いずれの遊技状態であっても、当否抽選における大当たりの当選の確率は変化することはなく常に同一(1/300)となる(図87参照)。
すなわち、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中は、遊技者に主に第1遊技領域12aにおいて遊技を行わせるようになっており、第1遊技領域12aで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、第1始動入賞口15への入球が可能となる。また、低確率時短遊技状態LJT2中は、遊技者に主に第2遊技領域12bにおいて遊技を行わせるようになっており、第2遊技領域12bで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、ゲート20の通過、第2始動入賞口16への入球が可能となる。
そして、第1始動入賞口15への遊技球の入球、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて当否抽選が実行される。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1形態と同様に(第2形態と異なり)、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、第1特図乱数に優先して第2特図乱数が処理されるようになっている。たとえば、特別図柄の変動表示を開始する際に第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されていたときには、まず第2特図乱数に基づく当否抽選及び特別図柄の変動表示が行われ、当該変動表示が終了すると、次に第1特図乱数に基づく当否抽選及び特別図柄の変動表示が行われる。
なお、本形態においても、第2形態と同様の保留記憶領域の構成とし、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、保留記憶領域に記憶された順に処理するようにしてもよい。
また、大当たりの当選の確率はおよそ1/300に設定されており、大当たりに当選した場合における大当たり図柄X1の決定確率は100/100(100%)に設定されている。小当たりの当選の確率はおよそ1/300に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y1、Y2の決定確率はいずれも50/100(50%)に設定されている。時短付与の当選の確率はおよそ298/300に設定されており、時短付与に当選した場合における時短図柄J1の決定確率は90/100(90%)、時短図柄J2の決定確率は10/100(10%)に設定されている。
このように、第1特図乱数に基づく当否抽選では、大当たりの当選、小当たりの当選又は時短付与の当選のいずれかの抽選結果が導出されるようになっている。すなわち、大当たり又は小当たりに当選しなかった場合には必ず時短付与に当選し、ハズレとはならないようになっている。
また、大当たりの当選の確率はおよそ1/300に設定されており、大当たりに当選した場合における大当たり図柄X2の決定確率は100/100(100%)に設定されている。小当たりの当選の確率はおよそ50/300(およそ1/6)に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y3の決定確率は30/100(30%)、小当たり図柄Y4の決定確率は70/100(70%)に設定されている。さらに、上述の当否抽選によりハズレとなるとハズレ図柄Z2が決定されるようになっている。
このように、第2特図乱数に基づく当否抽選では、大当たりの当選、小当たりの当選又はハズレのいずれかの抽選結果が導出されるようになっている。すなわち、大当たり又は小当たりに当選しなかった場合には必ずハズレとなり、時短付与には当選しないようになっている。
さらに、第2形態と同様に、特別図柄が決定されると、当該決定の結果に基づいて、特別図柄の変動時間や変動演出の態様等が定められた変動パターンに対応する変動パターンコマンドが決定される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1形態及び第2形態と異なり、特別図柄の変動表示が終了した後に当該特別図柄が停止表示する時間である停止表示時間(いわゆる図柄確定時間)は、当否抽選時の遊技状態や決定された特別図柄の種類にかかわらず、同一(本形態では0.5秒)となっている。当該停止表示時間は、第1形態や第2形態と同様に、当否抽選時の遊技状態や決定された特別図柄の種類に基づいて決定されるようにしてもよい。
すなわち、小当たりに当選した場合には、いずれの小当たり図柄が決定されたときであっても、小当たり遊技中には大入賞口18が合計1.8秒開放される。そのため、この小当たり遊技中に、右打ちを行っていれば遊技球を大入賞口18へ入球させることができる。また、この小当たり遊技中には、振り分け部材59が第2位置に停留することから、大入賞口18へ入球した遊技球は必ず特別領域へ進入する。
したがって、小当たりに当選した場合には、右打ちを行っていれば、当該当選に基づく小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域に進入するため、当該進入に基づき特別遊技が実行されることとなる。
また、大当たり図柄X2が決定された場合、又は、小当たり図柄Y4が決定され当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、10回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行される。ラウンド遊技中の開閉扉18bの開閉パターン及び振り分け部材59の作動態様、インターバル時間も、上述の大当たり図柄X1の決定、小当たり図柄Y1、Y2又はY3の決定に基づく特別遊技と同一の内容に設定されている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、大当たり図柄の決定(大当たりの当選)に基づき特別遊技が実行された場合には、決定された大当たり図柄の種類及び予め定められた参照時点における遊技状態(以下、参照時遊技状態ともいう)に応じて、当該特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
また、小当たり図柄の決定(小当たりの当選)に基づき小当たり遊技が実行され、当該小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき特別遊技が実行された場合には、決定された小当たり図柄の種類及び参照時遊技状態に応じて、当該特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
なお、小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入しなかった場合(たとえば、小当たり遊技中に右打ちを行わなかったために大入賞口18へ遊技球が入球しなかった場合)には特別遊技が実行されないため、上述の遊技状態の設定は行われない。具体的には、非時短遊技状態中に小当たりに当選し小当たり遊技が実行されたときには、小当たり遊技の終了後は当該小当たり遊技前の非時短遊技状態となる。また、本形態に係るパチンコ機Pでは、後述するように、時短遊技状態中に小当たりに当選すると当該時短遊技状態は終了するため、小当たり遊技の終了後は非時短遊技状態となる。
また、時短遊技状態中は、特別図柄の変動表示の終了の際に実行される特別図柄変動停止処理において、時短回数に到達するまでの残りの特別図柄の変動回数が更新され、小当たりに当選すると、上述の特別図柄変動停止処理において、終了決定回数に到達するまでの残りの小当たりの当選回数が更新される。
そして、メインCPU101は、残りの特別図柄の変動回数の更新により特別図柄の変動回数が時短回数に到達したと判断された場合、又は、残りの小当たりの当選回数の更新により小当たりの当選回数が終了決定回数に到達したと判断された場合には、設定中の時短遊技状態を終了して非時短遊技状態を設定し、いずれも到達していないと判断された場合には、設定中の時短遊技状態を維持する(すなわち、設定中の時短遊技状態に関し何も行わない)処理が行われる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、当該処理が終了した時点を上述の参照時点として定めており、大当たり又は小当たりに当選した場合には、当該時点における遊技状態(参照時遊技状態)を参照して、特別遊技の終了後の遊技状態が設定されるようになっている。
これに対して、当否抽選の実行時点における遊技状態が時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2)であった場合において、時短付与に当選し時短図柄が決定されたときには、当該時短図柄の停止表示後に、当該時短図柄の決定に基づく新たな遊技状態は設定されず、設定中の時短遊技状態が継続する。
なお、当否抽選の実行時点における遊技状態ではなく、時短図柄の停止表示時点における遊技状態や上述の参照時点における遊技状態に応じて、時短遊技状態の設定の有無を決定するようにしてもよい。たとえば、時短付与に当選し時短図柄が決定された場合において、当該時短図柄の停止表示時点における遊技状態が非時短遊技状態であるときには、時短図柄の種類に応じた遊技状態を設定し、当該時短図柄の停止表示時点における遊技状態が時短遊技状態であるときには、設定中の時短遊技状態を継続するようにしてもよい。
(大当たり図柄X1又はX2、或いは、小当たり図柄Y1、Y3又はY4が決定された場合)
図88(a)に示すように、参照時遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)、及び、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2(時短遊技状態)のいずれであっても、第1特図乱数に基づく当否抽選により大当たりに当選し大当たり図柄X1が決定された場合、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合、第2特図乱数に基づく当否抽選により大当たりに当選し大当たり図柄X2が決定された場合、或いは、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y3又はY4が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、これらに基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)に設定される。
参照時遊技状態が非時短遊技状態の場合に設定される低確率時短遊技状態LJT2では、第1時短回数が1回、第2時短回数が6回、終了決定回数が100回に定められている。これに対して、参照時遊技状態が時短遊技状態の場合に設定される低確率時短遊技状態LJT2では、第1時短回数が6回、第2時短回数が11回、終了決定回数が100回に定められている。
なお、以下では、第1時短回数が1回、第2時短回数が6回、終了決定回数が100回に定められた低確率時短遊技状態LJT2を、低確率時短遊技状態LJT2-Cともいうものとし、第1時短回数が6回、第2時短回数が11回、終了決定回数が100回に定められた低確率時短遊技状態LJT2を、低確率時短遊技状態LJT2-Dともいうものとする。
また、第2形態と同様に、メインRAM103に終了決定回数記憶領域を備えており、この終了決定回数記憶領域には、終了決定回数が0となるまでの残りの小当たりの当選回数(以下、残小当たり回数ともいう)が記憶される。
そして、上述の特別図柄変動停止処理において実行される第1残変動回数、第2残変動回数、残小当たり回数の更新の結果、上述の(1)~(3)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1)~(3)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-C又はLJT2-Dのままとなる。
低確率時短遊技状態LJT2-C又はLJT2-Dにおいて小当たりに当選した場合、終了決定回数としては100回が設定されているため、特別図柄変動停止処理において実行される残小当たり回数の更新の結果によっては(3)の時短終了条件は成立しないものの、特別図柄変動停止処理において、上述の更新が行われた後に(4)の時短終了条件が成立したと判断される。
したがって、低確率時短遊技状態LJT2-C又はLJT2-Dにおいて小当たりに当選した場合には、残小当たり回数が更新された時点では遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-C又はLJT2-Dのままであるものの、その後、小当たりに当選したと判断されることによって、当該判断が行われた時点で、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。
図88(a)に示すように、参照時遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)であって、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、これに基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)に設定される。
また、この低確率時短遊技状態LJT1では、第1時短回数が10000回、第2時短回数が10000回、終了決定回数が1回に定められている。
また、この低確率時短遊技状態LJT1中は、上述の低確率時短遊技状態LJT2-CやLJT2-Dと同様に、特別図柄変動停止処理において、第1残変動回数、第2残変動回数、残小当たり回数の更新が実行される。
そして、上述の特別図柄変動停止処理において実行される第1残変動回数、第2残変動回数、残小当たり回数の更新の結果、上述の(1)~(3)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1)~(3)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1のままとなる。
また、上述のように、この低確率時短遊技状態LJT1においては、終了決定回数が1回に定められている。この低確率時短遊技状態LJT1において小当たりに当選した場合には、特別図柄変動停止処理において残小当たり回数が更新されると、この更新の結果によって(3)の時短終了条件(すなわち、小当たりの当選回数が終了決定回数に到達という時短終了条件)が成立することとなる。したがって、この低確率時短遊技状態LJT1において小当たりに当選した場合には、残小当たり回数が更新された時点で小当たりの当選回数が終了決定回数に到達することによって、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定され、遊技状態が通常遊技状態に変更されることとなる。
図88(b)に示すように、当否抽選の実行時点における遊技状態が通常遊技状態であった場合において、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定され当該時短図柄J1が停止表示されたときには、当該停止表示時点で、非時短遊技状態が時短遊技状態JT1に変更されることにより、低確率時短遊技状態LJT1が設定される。
また、この低確率時短遊技状態LJT1でも、第1時短回数が10000回、第2時短回数が10000回、終了決定回数が1回に定められている。
そして、上述の特別図柄変動停止処理において実行される第1残変動回数、第2残変動回数、残小当たり回数の更新の結果、上述の(1)~(3)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1)~(3)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1のままとなる。
また、この低確率時短遊技状態LJT1も、実質的には、(1)及び(2)の時短終了条件が成立することはなく、大当たり又は小当たりに当選するまで低確率時短遊技状態LJT1が継続する。
そして、この低確率時短遊技状態LJT1において小当たりに当選した場合にも、残小当たり回数が更新された時点で小当たりの当選回数が終了決定回数に到達する((3)の時短終了条件が成立)ことによって、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定され、遊技状態が通常遊技状態に変更されることとなる。
図88(b)に示すように、当否抽選の実行時点における遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)であった場合において、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J2が決定され当該時短図柄J2が停止表示されたときには、当該停止表示時点で、非時短遊技状態が時短遊技状態JT2に変更されることにより、低確率時短遊技状態LJT2(低確率時短遊技状態LJT2-C)が設定される。
この低確率時短遊技状態LJT2-Cにおいても、第1時短回数が1回、第2時短回数が6回、終了決定回数が100回に設定される。
そして、上述の特別図柄変動停止処理において実行される第1残変動回数、第2残変動回数、残小当たり回数の更新の結果、上述の(1)~(3)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1)~(3)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-Cのままとなる。
また、この低確率時短遊技状態LJT2-Cにおいて小当たりに当選した場合にも、残小当たり回数が更新された時点では(3)の時短終了条件が成立しておらず、遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-Cのままであるものの、その後、小当たりに当選した((4)の時短終了条件が成立)と判断されることによって、当該判断が行われた時点で、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中はいずれも、大当たりに当選する確率は同一であり、第2遊技状態12bへ向けて遊技球が打ち出されたとしても第2始動入賞口16へ遊技球が入球することはない。これらの遊技状態中は、遊技者に第1遊技領域12aで遊技を行わせるようになっており、遊技球は第1始動入賞口15へ入球する可能性がある。
通常遊技状態中又は低確率時短遊技状態LJT1中において、第1特図乱数による当否抽選に基づき大当たりに当選した場合には、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、当該特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2(LJT2-C)が設定される(図87(a)、図88(a)参照)。また、第1特図乱数による当否抽選に基づき小当たりに当選した場合には、小当たり遊技を介して3回のラウンド遊技が行われる特別遊技を実行可能となり、当該特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2(LJT2-C)又は低確率時短遊技状態LJT1のいずれかに設定される(図87(a)、図88(a)参照)。
また、通常遊技状態中において、第1特図乱数による当否抽選に基づき時短付与に当選し時短図柄が停止表示された場合には、その後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2(LJT2-C)又は低確率時短遊技状態LJT1のいずれかに設定される(図88(b)参照)。一方、低確率時短遊技状態LTJ1中に、第1特図乱数による当否抽選に基づき時短付与に当選し時短図柄が停止表示されても、遊技状態は変更されることなくその後も低確率時短遊技状態LJT1が継続する。
第2特図乱数による当否抽選に基づき大当たりに当選した場合には、10回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、当該特別遊技の終了後に再度、低確率時短遊技状態LJT2(LJT2-D)が設定される(図87(a)、図88(a)参照)。また、第2特図乱数による当否抽選に基づき小当たりに当選した場合には、小当たり遊技を介して3回又は10回のラウンド遊技が行われる特別遊技を実行可能となり、当該特別遊技の終了後に再度、低確率時短遊技状態LJT2(LJT2-D)が設定される(図87(a)、図88(a)参照)。
すなわち、低確率時短遊技状態LJT2中は、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく賞球により、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中よりも遊技の進行に伴う遊技球の減少を抑えることができるとともに、大当たりの当選又は小当たりの当選を介して実行される特別遊技においては、通常遊技状態中や低確率時短遊技状態LJT1中における大当たりの当選又は小当たりの当選を介して実行される特別遊技よりも多い回数のラウンド遊技が行われる可能性があり、さらには、当該特別遊技の終了後は必ず、再度の低確率時短遊技状態LJT2(LJT2-D)が設定されるため、通常遊技状態及び低確率時短遊技状態LJT1よりも有利な遊技状態となっている。
また、上述したように、通常遊技状態中に、第1特図乱数による当否抽選に基づき時短付与に当選し時短図柄が停止表示された場合には、低確率時短遊技状態LJT1又は低確率時短遊技状態LJT2(LJT2-C)のいずれかが設定されるものの、通常遊技状態から低確率時短遊技状態LJT1へ移行した後は、当該低確率時短遊技状態LJT1中に、第1特図乱数による当否抽選に基づき時短付与に当選し時短図柄が停止表示されても、低確率時短遊技状態LJT2が設定されることはない。したがって、時短付与の当選及び時短図柄の停止表示により低確率時短遊技状態LJT2(LJT2-C)が設定され得る通常遊技状態の方が、低確率時短遊技状態LJT1中よりも有利な遊技状態となっている。これにより、第2形態と同様に、低確率時短遊技状態LJT1に移行する前の通常遊技状態がチャンスゾーンになるという斬新な遊技性を付与することができ、遊技者の興趣を高めることができるようになっている。
したがって、本形態における遊技中は概ね、低確率時短遊技状態LJT1に滞在することとなる。
すると、低確率時短遊技状態LJT1中に第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定された場合には、残小当たり回数が更新され0となり、小当たりの当選回数が終了決定回数に到達する。これにより非時短遊技状態が設定される。すなわち、参照時遊技状態が非時短遊技状態となるため、小当たり図柄Y2の決定に基づく特別遊技の終了後の遊技状態は低確率時短遊技状態JT1(時短遊技状態JT1)となる(図88(a)参照)。
これに対して、低確率時短遊技状態LJT2中に第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定された場合には、残小当たり回数が更新され99となり、小当たりの当選回数は終了決定回数に達しない。そのため、遊技状態は変わらず低確率時短遊技状態LJT2のままとなる。すなわち、参照時遊技状態は時短遊技状態となるため、小当たり図柄Y2の決定に基づく特別遊技の終了後の遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となる(図88(a)参照)。
原則として、特別図柄の決定に基づき特別遊技の終了後に時短遊技状態を設定する場合には、決定された特別図柄の種類に応じた内容とする必要があり、同一の特別図柄が決定されたときには同一の時短遊技状態を設定するようにしなければならない。なお、参照時点の遊技状態が異なっていれば(時短遊技状態又は非時短遊技状態のいずれか)、同一の特別図柄が決定されたときであっても、参照時遊技状態に応じて時短遊技状態の設定の有無を異ならせるように設定することは可能である。
ここで、たとえば、小当たり図柄Y2が決定されたときには、当該決定に基づく特別遊技の終了後に時短遊技状態JT1を設定する旨が定められていたものとする。このときには、低確率時短遊技状態LJT1中に小当たり図柄Y2が決定された場合、低確率時短遊技状態LJT2中に小当たり図柄Y2が決定された場合にはいずれも、当該決定に基づく特別遊技の終了後には低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)が設定される。そうすると、上述のケースでは、せっかく有利度の高い低確率時短遊技状態LJT2が設定されたにもかかわらず、特別遊技の終了後に有利度の低い低確率時短遊技状態LJT1が設定され、遊技者に大きな損失感を抱かせてしまうおそれがある。
そこで、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1中に小当たり図柄Y2が決定された場合には、参照時遊技状態が非時短遊技状態となり、当該決定に基づく特別遊技の終了後は再度、低確率時短遊技状態LJT1が設定されるものの、上述のケースのように低確率時短遊技状態LJT2中に小当たり図柄Y2が決定された場合には、参照時遊技状態が時短遊技状態となり、当該決定に基づく特別遊技の終了後は非時短遊技状態が設定されるようにしている。上述したように、非時短遊技状態は、低確率時短遊技状態LJT2が設定され得るチャンスゾーン的な位置付けとなっているため、運悪く上述のケースが発生したとしても、遊技者に与える損失感を軽減することができる。
これらの変動パターンテーブル114には、第2形態と同様に、決定された特別図柄(ハズレ図柄Z2、大当たり図柄X1、X2、小当たり図柄Y1、Y2、Y3、Y4、時短図柄J1、J2)、現時点の保留数(変動パターンコマンドの決定時点(当否抽選の実行時点)の第1保留数、第2保留数)、変動パターン乱数に応じて、所定の変動時間が設定された変動パターンに対応する変動パターンコマンドが定められている。
そして、当否抽選が行われ特別図柄が決定されると、メインCPU101は、当否抽選が実行された時点の遊技状態に対応する変動パターンテーブル114に基づき、決定された特別図柄、現時点の保留数及び変動パターン乱数に応じた変動パターンコマンドを決定する。決定された変動パターンコマンドは副制御基板300に送信され、サブCPU301は、受信した変動パターンコマンドに基づいて変動演出の実行態様を決定する。
次に、上述の特図遊技、普図遊技、小当たり遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で実行される処理の概要について、第1形態や第2形態と異なる点を中心に、フローチャートを用いて説明する。なお、第1形態や第2形態と同一の処理や、第1形態や第2形態とほぼ同一の処理であって当業者が本形態での実施方法(本形態への適用方法)を理解し得るものについては、第1形態や第2形態と同一のステップ番号を付し、原則として説明を省略する。
ステップ1003-11において、メインCPU101は、第1残変動回数、第2残変動回数の更新に係る残変動回数更新処理を実行する。そして、次のステップ1003-12に進む。
ステップ1003-12において、メインCPU101は、残小当たり回数の更新に係る残小当たり回数更新処理を実行する。そして、次のステップ1003-13に進む。
ステップ1010において、メインCPU101は、現時点(当否抽選の実行時点)の遊技状態が時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2)であるか否か、すなわち、時短遊技状態の設定中であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でない(すなわち、非時短遊技状態(通常遊技状態)である)と判定した場合、残変動回数更新処理を終了する。一方、時短遊技状態であると判定した場合、次のステップ1011に進む。
ステップ1011において、メインCPU101は、第1残変動回数や第2残変動回数を更新する。具体的には、メインCPU101は、第2特図が停止表示されたときには第1残変動回数及び第2残変動回数の両方を1デクリメントし、第1特図が停止表示されたときには第2残変動回数のみ1デクリメントする。そして、残変動回数更新処理を終了する。
ステップ1020において、メインCPU101は、停止表示された特別図柄が小当たり図柄であるか否かを判定する。そして、停止表示された特別図柄が小当たり図柄でない(すなわち、大当たり図柄、時短図柄又はハズレ図柄である)と判定した場合、残小当たり回数更新処理を終了する。一方、停止表示された特別図柄が小当たり図柄であると判定した場合、次のステップ1021に進む。
ステップ1021において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でないと判定した場合、残小当たり回数更新処理を終了する。一方、時短遊技状態であると判定した場合、次のステップ1022に進む。
ステップ1030において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でないと判定した場合、ステップ1036に進む。一方、時短遊技状態であると判定した場合、次のステップ1031に進む。
ステップ1031において、メインCPU101は、上述の(1)~(3)のいずれかの時短終了条件(すなわち、時短回数、小当たりの当選回数に関する時短終了条件)が成立したか否かを判定する。そして、いずれも成立していないと判定した場合、ステップ1033に進む。一方、成立したと判定した場合、次のステップ1032に進む。
ステップ1033において、メインCPU101は、当該時点における遊技状態を参照時遊技状態としてメインRAM103の所定の記憶領域に記憶する。具体的には、上述のステップ1031で(1)~(3)のいずれかの時短終了条件が成立したと判定した場合に進む上述のステップ1032で通常遊技状態が設定されたときには、参照時遊技状態として非時短遊技状態が記憶される。また、上述のステップ1031で(1)~(3)のいずれの時短終了条件を成立していないと判定した場合には、参照時遊技状態として時短遊技状態が記憶される。そして、次のステップ1034に進む。
ステップ1035において、メインCPU101は、通常遊技状態設定処理を実行する。当該処理は上述ステップ1032と同様であるため、説明を省略する。なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT2の設定中に小当たりに当選した場合、上述の残小当たり回数更新処理の結果によっては小当たりの当選回数が終了決定回数に到達したという(3)の時短終了条件が成立せず、上述のステップ1032の処理は実行されないものの、上述のステップ1034で(4)の時短終了条件が成立したと判定されるため、ここで通常遊技状態が設定される。すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、時短遊技状態JT1又はJT2(低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2)のいずれにおいても、小当たりに当選した場合には、設定中の時短遊技状態が終了し通常遊技状態が設定される。そして、遊技状態制御処理を終了する。
ステップ1037において、メインCPU101は、停止表示された時短図柄に応じた遊技状態の設定を行う時短遊技状態設定処理を実行する。
具体的には、停止表示された時短図柄がJ1であった場合には、メインCPU101は、第1時短遊技フラグをオンにするとともに、第1時短回数記憶領域に、第1時短回数に対応する「10000」を第1残変動回数としてセットし、第2時短回数記憶領域に、第2時短回数に対応する「10000」を第2残変動回数としてセットし、終了決定回数記憶領域に、終了決定回数に対応する「1」を残小当たり回数としてセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT1の設定が行われる。
また、停止表示された時短図柄がJ2であった場合には、メインCPU101は、第2時短遊技フラグをオンにするとともに、第1時短回数記憶領域に、第1時短回数に対応する「1」を第1残変動回数としてセットし、第2時短回数記憶領域に、第2時短回数に対応する「6」を第2残変動回数としてセットし、終了決定回数記憶領域に、終了決定回数に対応する「100」を残小当たり回数としてセットする。これにより、低確率時遊技状態LJT2(LJT2-C)の設定が行われる。
そして、遊技状態制御処理を終了する。
ステップ1300で実行フェーズデータが特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」であった場合に進むステップ1304-11において、メインCPU101は、メインRAM103に記憶されている参照時遊技状態、及び停止表示された特別図柄の種類に基づいて遊技状態の設定を行う遊技状態設定処理を実行する。
具体的には、参照時遊技状態が非時短遊技状態であり、かつ停止表示された特別図柄が大当たり図柄X1又はX2、小当たり図柄Y1、Y3又はY4であった場合には、メインCPU101は、第2時短遊技フラグをオンにするとともに、第1時短回数記憶領域に、第1時短回数に対応する「1」を第1残変動回数としてセットし、第2時短回数記憶領域に、第2時短回数に対応する「6」を第2残変動回数としてセットし、終了決定回数記憶領域に、終了決定回数に対応する「100」を残小当たり回数としてセットする。これにより、低確率時遊技状態LJT2(LJT2-C)の設定が行われる。
また、参照時遊技状態が時短遊技状態であり、かつ停止表示された特別図柄が大当たり図柄X1又はX2、小当たり図柄Y1、Y3又はY4であった場合には、メインCPU101は、第2時短遊技フラグをオンにするとともに、第1時短回数記憶領域に、第1時短回数に対応する「6」を第1残変動回数としてセットし、第2時短回数記憶領域に、第2時短回数に対応する「11」を第2残変動回数としてセットし、終了決定回数記憶領域に、終了決定回数に対応する「100」を残小当たり回数としてセットする。これにより、低確率時遊技状態LJT2(LJT2-D)の設定が行われる。
また、参照時遊技状態が非時短遊技状態であり、かつ停止表示された特別図柄が小当たり図柄Y2であった場合には、メインCPU101は、第1時短遊技フラグをオンにするとともに、第1時短回数記憶領域に、第1時短回数に対応する「10000」を第1残変動回数としてセットし、第2時短回数記憶領域に、第2時短回数に対応する「10000」を第2残変動回数としてセットし、終了決定回数記憶領域に、終了決定回数に対応する「1」を残小当たり回数としてセットする。これにより、低確率時遊技状態LJT1の設定が行われる。
また、参照時遊技状態が時短遊技状態であり、かつ停止表示された特別図柄が小当たり図柄Y2であった場合には、メインCPU101は、第1時短遊技フラグ及び第2時短遊技フラグの両方をオフにするとともに、第1時短回数記憶領域、第2時短回数記憶領域及び終了決定回数記憶領域をクリアする。これにより、通常遊技状態(非時短遊技状態)の設定が行われる。
そして、遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶するステップ1306に進む。
このような本形態に係るパチンコ機Pによれば、遊技状態の設定のバリエーションが豊富となり遊技者の興趣を高めることが可能となる。
仮に、小当たりに当選した場合に時短遊技状態が終了しないように設定していたとすると、当該小当たりの当選に基づく小当たり遊技中は時短遊技状態となる。すると、小当たり遊技中における大入賞口18への遊技球の入球に基づく賞球の払い出しにより、時短遊技状態中の出玉率が高くなり、時短遊技状態中の射幸性が高まり過ぎるといった事態が生じ得る。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述のように構成したことにより、小当たり遊技中は通常遊技状態(非時短遊技状態)となるため、時短遊技状態中の射幸性が高まり過ぎるといった事態が生じるのを効果的に防止することが可能となる。
次に、本形態に係るパチンコ機Pで実行される各種演出の概要について、遊技状態ごとに説明する。
(1)低確率時短遊技状態LJT1
上述したように、本形態における遊技中は、主に低確率時短遊技状態LJT1に滞在する。低確率時短遊技状態LJT1が設定された場合には、第1形態や第2形態の左打ち示唆が行われ、この低確率時短遊技状態LJT1中は当該遊技状態に対応する背景画像が表示される。この背景画像により低確率時短遊技状態LJT1中である旨を把握可能となる。
また、低確率時短遊技状態LJT1においては、原則として第1特図乱数に基づく当否抽選が実行され、この当否抽選により大当たり又は小当たりに当選した場合の変動演出では、第1形態や第2形態の当選態様(図54(e)等参照)により演出図柄50の停止表示が行われ、この当否抽選により時短付与に当選した場合の変動演出では、第1形態や第2形態の非当選態様(図54(a)等参照)により演出図柄50の停止表示が行われ、この当否抽選によりハズレとなった場合の変動演出では、上述の非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
なお、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中や、小当たりの当選又は大当たりの当選を介して実行される特別遊技中には、第1形態や第2形態の右打ち示唆(図56等参照)が行われる。また、小当たり遊技中には当該遊技に対応する小当たり遊技演出が実行され、特別遊技中には特別遊技中演出(図58(a)等参照)が実行される。
低確率時短遊技状態LJT2が設定された場合には、上述の右打ち示唆が行われ、この低確率時短遊技状態LJT2中は当該遊技状態に対応する背景画像が表示される。この背景画像により低確率時短遊技状態LJT2中である旨を把握可能となる。
また、低確率時短遊技状態LJT2においては、原則として第2特図乱数に基づく当否抽選が実行され、この当否抽選により大当たり又は小当たりに当選した場合の変動演出では、上述の当選態様により演出図柄50の停止表示が行われ、この当否抽選によりハズレとなった場合の変動演出では、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。なお、低確率時短遊技状態LJT2中には、特殊パターンAによる変動演出が行われるようになっている(図86等参照)。
大当たり又は小当たりに当選することなく低確率時短遊技状態LJT2が終了することにより通常遊技状態が設定された場合には、第2特図残保留に基づく第2特図の変動表示が終了するまでは、低確率時短遊技状態LJT2に対応する背景画像の表示が継続する。そして、この第2特図の変動表示が終了すると、上述の左打ち示唆が行われ、通常遊技状態に対応する背景画像が表示される。この背景画像により通常遊技状態中である旨を把握可能となる。
また、通常遊技状態中に第2特図残保留に基づく当否抽選が行われ、この当否抽選により大当たり又は小当たりに当選した場合の変動演出では、上述の当選態様により演出図柄50の停止表示が行われ、この当否抽選によりハズレとなった場合の変動演出では、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
また、通常遊技状態中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われ、この当否抽選により大当たり又は小当たりに当選した場合の変動演出では、上述の当選態様により演出図柄50の停止表示が行われ、この当否抽選により時短付与に当選した場合の変動演出では、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。また、時短付与に当選した場合において、時短図柄J1が決定されたときには、その後に低確率時短遊技状態LJT1が設定される旨の示唆が行われ(図86(f)等参照)、時短図柄J2が決定されたときには、その後に低確率時短遊技状態LJT2が設定される旨の示唆が行われる(図86(e)等参照)。
また、通常遊技状態中も、特殊パターンAによる変動演出が行われるようになっている
本形態に係るパチンコ機Pでは、第1特図乱数に基づく当否抽選、第2特図乱数に基づく当否抽選のいずれにおいても大当たりの当選の抽選結果が導出されるようになっていたが、これに限定されるものではなく、大当たりの当選の抽選結果は導出されないようにしてもよい。
具体的には、たとえば、第1特図乱数に基づく当否抽選では、小当たりの当選又は時短付与の当選のいずれかの抽選結果が導出され、第2特図乱数に基づく当否抽選では、小当たりの当選又はハズレのいずれかの抽選結果が導出されるようにしてもよい。そして、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると、特別遊技が実行されるようにしてもよい。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、時短終了条件として小当たりの当選を定めないようにすることで、時短遊技状態中に小当たりに当選した場合において、残小当たり回数の更新により上述の(3)の時短終了条件が成立しないときには、設定中の時短遊技状態が終了しないようにしてもよい。
たとえば、特別図柄の変動表示中に、残小当たり回数の更新、及び当該更新に基づく遊技状態の処理を実行し、当該処理が実行された時点を参照時点としてもよい。また、特別図柄の停止表示期間中に、残小当たり回数の更新、及び当該更新に基づく遊技状態の処理を実行し、当該処理が実行された時点を参照時点としてもよい。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、時短遊技状態JT1は大当たりの当選回数が1回に到達することで終了し、時短遊技状態JT2は大当たりの当選回数が100回に到達することで終了するように設定する。また、特別図柄変動終了処理において、大当たりの当選回数が更新され、当該更新に基づく遊技状態の処理が実行された時点を参照時点として設定する。そして、大当たり図柄X1が決定された場合において、参照時遊技状態が非時短遊技状態であったときには、当該決定に基づく特別遊技の終了後に時短遊技状態JT1が設定され、参照時遊技状態が時短遊技状態であったときには、当該決定に基づく特別遊技の終了後に非時短遊技状態が設定されるようにしてもよい。
以上のようにした場合には、本形態に係るパチンコ機Pと同様の制御を大当たりの当選に基づいて実行することが可能となる。
以下、第4形態を、図面を参照しつつ説明する。この説明にあたっては、上述した第1形態、第2形態、第3形態と同様の構成には、同一の符号を付することによって、その説明を省略又は簡略化するものとする。
本形態に係るパチンコ機Pは、第2形態や第3形態と同様に、いわゆる1種2種混合のパチンコ機であって、大当たりに当選するか、又は、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中に特別領域へ遊技球が進入したことを契機として、特別遊技が実行されるように構成されたものである。
また、第2形態や第3形態と同様に、大当たりの当選に基づく特別遊技中、又は、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中には、大入賞口18が開放し遊技球が当該大入賞口18へ入球可能となる。特別遊技中は、振り分け部材59が第1位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が特別領域へ進入することはなく、全て一般領域58へ進入する。これに対して、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中は、振り分け部材59が第2位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が一般領域58へ進入することはなく、全て特別領域へ進入するようになっている。
すなわち、特別領域へは、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中のみに遊技球が進入可能となっており、これにより、小当たり遊技中に所定個数(本形態では1個)の遊技球が特別領域へ進入する。そして、小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき、特別遊技が実行されるようになっている。
また、第2形態や第3形態と同様に、設定可能な遊技状態として、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた通常遊技状態、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT1、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT2が設けられており、いずれかの遊技状態が設定されて遊技が進行するようになっている。
そして、第2形態や第3形態と同様に、いずれの遊技状態においても常に低確率遊技状態が設定される。したがって、いずれの遊技状態であっても、当否抽選における大当たりの当選の確率は変化することはなく常に同一(およそ1/200)となる(図94(a)参照)。
すなわち、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中は、遊技者に主に第1遊技領域12aにおいて遊技を行わせるようになっており、第1遊技領域12aで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、第1始動入賞口15への入球が可能となる。また、低確率時短遊技状態LJT2中は、遊技者に主に第2遊技領域12bにおいて遊技を行わせるようになっており、第2遊技領域12bで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、ゲート20の通過、第2始動入賞口16への入球が可能となる。
そして、第1始動入賞口15への遊技球の入球、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて当否抽選が実行される。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1形態や第3形態と同様に、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、第1特図乱数に優先して第2特図乱数が処理されるようになっている。たとえば、特別図柄の変動表示を開始する際に第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されていたときには、まず第2特図乱数に基づく当否抽選及び特別図柄の変動表示が行われ、当該変動表示が終了すると、次に第1特図乱数に基づく当否抽選及び特別図柄の変動表示が行われる。
なお、本形態においても、第2形態と同様に、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、保留記憶領域に記憶された順に処理するようにしてもよい。また、各保留記憶領域に複数の記憶部を設け、第1特図乱数及び第2特図乱数を複数記憶できるようにしてもよい。
また、大当たりの当選の確率はおよそ1/200に設定されており、大当たりに当選した場合における大当たり図柄X1、X2の決定確率はいずれも50/100(50%)に設定されている。時短付与の当選の確率はおよそ1/200に設定されており、時短付与に当選した場合における時短図柄J1の決定確率は100/100(100%)に設定されている。さらに、上述の当否抽選によりハズレとなるとハズレ図柄Z1が決定されるようになっている。
このように、第1特図乱数に基づく当否抽選では、大当たりの当選、時短付与の当選又はハズレのいずれかの抽選結果が導出されるようになっている。すなわち、第1特図乱数に基づく当否抽選では、小当たりに当選することはなく、大当たり又は時短付与に当選しなかった場合にはハズレとなるように設定されている。
また、大当たりの当選の確率はおよそ1/200に設定されており、大当たりに当選した場合における大当たり図柄X3、X4の決定確率はいずれも50/100(50%)に設定されている。小当たりの当選の確率はおよそ20/200(およそ1/10)に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y1、Y2の決定確率はいずれも50/100(50%)に設定されている。さらに、上述の当否抽選によりハズレとなるとハズレ図柄Z2が決定されるようになっている。
このように、第2特図乱数に基づく当否抽選では、大当たりの当選、小当たりの当選又はハズレのいずれかの抽選結果が導出されるようになっている。すなわち、第2特図乱数に基づく当否抽選では、時短付与に当選することはなく、大当たり又は小当たりに当選しなかった場合にはハズレとなるように設定されている。
さらに、特別図柄が決定されると、当該決定の結果に基づいて、特別図柄の変動時間や変動演出の態様等が定められた変動パターンに対応する変動パターンコマンドが決定される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、第3形態と同様に、特別図柄の変動表示が終了した後に当該特別図柄が停止表示する時間である停止表示時間(図柄確定時間)は、当否抽選時の遊技状態や決定された特別図柄の種類にかかわらず、同一(0.5秒)となっている。当該停止表示時間は、第1形態や第2形態と同様に、当否抽選時の遊技状態や決定された特別図柄の種類に基づいて決定されるようにしてもよい。
すなわち、小当たりに当選した場合には、いずれの小当たり図柄が決定されたときであっても、小当たり遊技中には大入賞口18が合計1.8秒開放される。そのため、この小当たり遊技中に、右打ちを行っていれば遊技球を大入賞口18へ入球させることができる。また、この小当たり遊技中には、振り分け部材59が第2位置に停留することから、大入賞口18へ入球した遊技球は必ず特別領域へ進入する。
したがって、小当たりに当選した場合には、右打ちを行っていれば、当該当選に基づく小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域に進入するため、当該進入に基づき特別遊技が実行されることとなる。
また、大当たり図柄X3が決定された場合、又は、小当たり図柄Y1が決定され当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、上述と同態様のラウンド遊技が計10回行われる特別遊技が実行される。ラウンド遊技中の開閉扉18bの開閉パターン及び振り分け部材59の作動態様、インターバル時間も、上述の特別遊技と同一の内容に設定されている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、大当たりの当選に基づいて特別遊技が実行された場合には、決定された大当たり図柄の種類、及び、大当たり当選時の遊技状態(当否抽選実行時の遊技状態)に応じて、当該特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
これに対して、たとえば、右打ちを行わなかった等の理由により、小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入しなかった場合には、特別遊技が実行されず上述の遊技状態の設定も行われない。したがって、小当たり遊技の終了後も、当該小当たり遊技の開始前の遊技状態が継続する。
これに対して、時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)、低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2))において時短付与に当選した場合には、決定された時短図柄の停止表示後に設定中の時短遊技状態が終了し、この決定された時短図柄に応じた時短遊技状態が新たに設定されるようになっている。
具体的には、時短遊技状態が設定されると、当該時短遊技状態が終了するまでの残りの変動回数を示す初期値として、所定の時短回数が時短回数記憶領域に設定(記憶)される。そして、特別図柄の変動表示が実行されるごとに、時短回数記憶領域に記憶されている値が更新される。これにより、時短回数記憶領域に記憶されている値が、設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの変動回数となる。
なお、後述するように、低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)中に大当たり図柄X4や小当たり図柄Y2が決定され、当該決定を介して特別遊技が実行されると、当該特別遊技の終了後に通常遊技状態(非時短遊技状態)が設定される。この通常遊技状態が設定された際に、特別遊技開始前の低確率時短遊技状態LJT2中に取得され保留記憶された第2特図乱数(第2残保留)が存在している場合がある。第2特図乱数に基づく当否抽選は、主に低確率時短遊技状態LJT2中に行われるものの、この場合には、通常遊技状態において第2特図乱数に基づく当否抽選が実行されることとなる。そして、この当否抽選により大当たり図柄X4又は小当たり図柄Y2が決定されると、大当たり当選時又は小当たり当選時の遊技状態は非時短遊技状態であることから、上述のように、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
また、低確率時短遊技状態LJT2中は、指示通りに右打ちを行っている限りにおいて第2特図乱数に基づく当否抽選が行われ、第2特図乱数に基づく当否抽選では大当たり又は小当たりに当選可能であり、大当たりの当選の確率はおよそ1/200、小当たりの当選の確率はおよそ20/200となっている(図94(a)参照)。そのため、実質的には、大当たりに当選するか、又は、小当たりに当選し当該当選を介して特別遊技が実行されるまで、低確率時短遊技状態LJT2が継続することとなる。
また、低確率時短遊技状態LJT1中は、指示通りに左打ちを行っている限りにおいて第1特図乱数に基づく当否抽選が行われ、第1特図乱数に基づく当否抽選では大当たりに当選可能であり、大当たりの当選の確率はおよそ1/200となっている(図94(a)参照)。そのため、低確率時短遊技状態LJT1中には必ずしも大当たりに当選するとは限らない。
これに対して、非時短遊技状態(通常遊技状態)において第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定された場合(すなわち、時短付与に当選し、この時短付与当選時の遊技状態が非時短遊技状態であった場合)には、時短図柄J1の決定に基づく低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)の設定は行われず、時短図柄J1が停止表示された後も通常遊技状態(非時短遊技状態)が継続する。
そして、低確率時短遊技状態LJT1において時短付与に当選した場合には、当該低確率時短遊技状態LJT1が終了し、低確率時短遊技状態LJT2が設定され、時短回数が200回に設定される。一方、低確率時短遊技状態LJT2において時短付与に当選した場合には、当該低確率時短遊技状態LJT2が終了し、新たに低確率時短遊技状態LJT2が設定され、時短回数が200回に再設定される。
本形態に係るパチンコ機Pも、複数種類の変動パターンテーブル114を備えている。ここでは、図96(a)~(d)に示すように、通常遊技状態中(低確率時短遊技状態LJT2中の大当たり又は小当たりの当選を介する特別遊技の終了後に設定された通常遊技状態において、第2残保留に基づく特別図柄の変動表示が終了するまでの期間を除く)であって第1特図乱数に基づく当否抽選が実行された際に参照されるテーブルMP51、低確率時短遊技状態LJT1中であって第1特図乱数に基づく当否抽選が実行された際に参照されるテーブルMP52、低確率時短遊技状態LJT2中であって第2特図乱数に基づく当否抽選が実行された際に参照されるテーブルMP53、低確率時短遊技状態LJT2中の大当たり又は小当たりの当選を介する特別遊技の終了後に設定された通常遊技状態中であって第2特図乱数(第2残保留)に基づく当否抽選が実行された際に参照されるテーブルMP54について説明し、他の変動パターンテーブル114については説明を省略する。
時短図柄J1が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「13秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「05H」(選択割合は100%)が決定される。
大当たり図柄X1が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「20秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0AH」(選択割合は5%)、又は、「60秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0BH」(選択割合は95%)のいずれかが決定される。
大当たり図柄X2が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「20秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0CH」(選択割合は5%)、又は、「60秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0DH」(選択割合は95%)のいずれかが決定される。
時短図柄J1が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「45秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「15H」(選択割合は100%)が決定される。
大当たり図柄X1が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「45秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「1AH」(選択割合は100%)が決定される。
大当たり図柄X2が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「45秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「1CH」(選択割合は100%)が決定される。
大当たり図柄X3が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「8秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「2AH」(選択割合は100%)が決定される。
大当たり図柄X4が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「8秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「2CH」(選択割合は100%)が決定される。
小当たり図柄Y1が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「8秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「2EH」(選択割合は100%)が決定される。
小当たり図柄Y2が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「8秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「2FH」(選択割合は100%)が決定される。
大当たり図柄X3が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「15秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「3AH」(選択割合は100%)が決定される。
大当たり図柄X4が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「15秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「3CH」(選択割合は100%)が決定される。
小当たり図柄Y1が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「15秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「3EH」(選択割合は100%)が決定される。
小当たり図柄Y2が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「15秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「3FH」(選択割合は100%)が決定される。
本形態に係るパチンコ機Pにおいては、上述したように、通常遊技状態(低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた遊技状態)、低確率時短遊技状態LJT1(低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた遊技状態)、又は、低確率時短遊技状態LJT2(低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた遊技状態)のいずれかの遊技状態が設定されて、遊技が進行するようになっている。
通常遊技状態においては、遊技者に第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出しを行わせるようになっており、また、第2遊技領域12bへ向けて遊技球が打ち出されたとしても当該遊技球が第2始動入賞口16へ入球することはない。そのため、通常遊技状態中は、第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出していれば、第1始動入賞口15へ遊技球が入球することにより第1特図乱数に基づく当否抽選が実行されることとなる。
通常遊技状態において、第1特図乱数に基づく当否抽選により大当たりに当選した場合には、大当たり図柄X1又はX2が決定される(図94(a)参照)。そして、大当たり図柄X1が決定されると、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される(図95(a)参照)。また、大当たり図柄X2が決定されると、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1に設定される(図95(a)参照)。
また、通常遊技状態において、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選した(時短図柄J1が決定された)場合には、特別図柄の停止表示後も通常遊技状態が継続する(図95(b)参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、通常遊技状態中に指示に従って左打ちを行っていれば、大当たりに当選することにより、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技の実行を経て低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2のいずれかへ移行することとなる(図97参照)。
低確率時短遊技状態LJT1においても、第1特図乱数に基づく当否抽選により大当たりに当選した場合には、大当たり図柄X1又はX2が決定される(図94(a)参照)。そして、大当たり図柄X1が決定されると、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される(図95(a)参照)。また、大当たり図柄X2が決定されると、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1に設定される(図95(a)参照)。
また、低確率時短遊技状態LJT1において、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選した場合には、特別図柄の停止表示後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される(図95(b)参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、低確率時短遊技状態LJT1中に指示に従って左打ちを行っていれば、大当たりに当選することにより、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技の実行を経て低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2のいずれかへ移行し、時短付与に当選することにより、特別遊技の実行を経ずに低確率時短遊技状態LJT2へ移行することとなる(図97参照)。なお、特別遊技が実行されることなく特別図柄の変動表示が20回行われると、低確率時短遊技状態LJT1は終了し通常遊技状態へ移行する(図97参照)。
低確率時短遊技状態LJT2において、第2特図乱数に基づく当否抽選により大当たりに当選した場合には、大当たり図柄X3又はX4が決定される(図94(a)参照)。そして、大当たり図柄X3が決定されると、10回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される(図95(a)参照)。また、大当たり図柄X4が決定されると、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が通常遊技状態に設定される(図95(a)参照)。
また、低確率時短遊技状態LJT2において、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選した場合には、小当たり図柄Y1又はY2が決定される(図94(a)参照)。そして、小当たり図柄Y1が決定されると、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入することにより、10回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される(図95(a)参照)。また、小当たり図柄Y2が決定されると、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入することにより、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が通常遊技状態に設定される(図95(a)参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、低確率時短遊技状態LJT2中に指示に従って右打ちを行っていれば、大当たり又は小当たりに当選することにより、3回又は10回のラウンド遊技が行われる特別遊技の実行を経て通常遊技状態又は低確率時短遊技状態LJT2のいずれかへ移行することとなる(図97参照)。
通常遊技状態において、第2特図乱数に基づく当否抽選により大当たりに当選した場合には、大当たり図柄X3又はX4が決定される(図94(a)参照)。そして、大当たり図柄X3が決定されると、10回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される(図95(a)参照)。また、大当たり図柄X4が決定されると、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される(図95(a)参照)。
また、通常遊技状態において、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選した場合には、小当たり図柄Y1又はY2が決定される(図94(a)参照)。そして、小当たり図柄Y1が決定されると、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入することにより、10回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される(図95(a)参照)。また、小当たり図柄Y2が決定されると、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入することにより、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され、この特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2に設定される(図95(a)参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、低確率時短遊技状態LJT2中の大当たり図柄X4又は小当たり図柄Y2の決定に基づく特別遊技を経て通常遊技状態が設定された際、第2特図乱数が記憶されていたときには、大当たり又は小当たりに当選することにより、3回又は10回のラウンド遊技が行われる特別遊技の実行を経て、必ず低確率時短遊技状態LJT2へ移行することとなる(図97参照)。
次に、上述の特図遊技、普図遊技、小当たり遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で実行される処理の概要について、第1形態~第3形態と異なる点を中心に、フローチャートを用いて説明する。なお、第1形態~第3形態と同一の処理や、第1形態~第3形態とほぼ同一の処理であって当業者が本形態での実施方法(本形態への適用方法)を理解し得るものについては、第1形態~第3形態と同一のステップ番号を付し、原則として説明を省略する。
ステップ1003-21において、メインCPU101は、残変動回数更新処理を実行する。具体的には、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であるか否か、すなわち、現時点の遊技状態が時短遊技状態JT1であることを示す第1時短遊技フラグ、又は、現時点の遊技状態が時短遊技状態JT2であることを示す第2時短遊技フラグのいずれかがオンであるか否かを判定する。そして、時短遊技状態である(時短遊技状態第1時短遊技フラグ又は第2時短遊技フラグのいずれかがオンである)と判定した場合、時短回数記憶領域に記憶されている値(設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの変動回数)を1デクリメントする。これに対して、時短遊技状態でない(第1時短遊技フラグ及び第2時短遊技フラグがいずれもオンでない)と判定した場合には、メインCPU101は何も処理を行わない。そして、次のステップ1003-22に進む。
ステップ1003-22において、メインCPU101は、メインCPU101は、遊技状態の設定に係る遊技状態制御処理を実行する。そして、停止表示時間をセットする処理を実行するステップ1004に進む。
ステップ1030-1において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でないと判定した場合、遊技状態制御処理を終了する。一方、時短遊技状態であると判定した場合、次のステップ1031-1に進む。
ステップ1031-1において、メインCPU101は、停止表示された特別図柄が時短図柄であるか否かを判定する。そして、停止表示された特別図柄が時短図柄でない(すなわち、大当たり図柄、小当たり図柄又はハズレ図柄である)と判定した場合、ステップ1033-1に進む。一方、停止表示された特別図柄が時短図柄であると判定した場合、次のステップ1032-1に進む。
具体的には、遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)であったときには、第1時短遊技フラグをオフ、かつ第2時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「200」をセットする。これにより、設定中の低確率時短遊技状態LJT1が終了し、新たに低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
一方、遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)であったときには、第1時短遊技フラグをオフ、かつ第2時短遊技フラグをオフにした後に再度オンにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「200」を再セットする。これにより、設定中の低確率時短遊技状態LJT2が終了し、新たに低確率時短遊技状態LJT2が設定される。なお、第2時短遊技フラグはオンのままとして、時短回数の再セットのみ行うようにしてもよい。
そして、遊技状態制御処理を終了する。
ステップ1034-1において、メインCPU101は、設定中の時短遊技状態を終了し通常遊技状態の設定を行う通常遊技状態設定処理を実行する。具体的には、第1時短遊技フラグ及び第2時短遊技フラグの両方をオフにするとともに、時短回数記憶領域をクリアする。これにより、設定中の低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2が終了し、通常遊技状態(非時短遊技状態)が設定される。なお、停止表示された特別図柄が大当たり図柄であった場合、この後に実行される停止後処理(図83参照)のステップ1107において設定中の遊技状態がリセットされるため、ここでは通常遊技状態設定処理を実行しないようにしてもよい。そして、遊技状態制御処理を終了する。
ステップ1300で実行フェーズデータが特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」であった場合に進むステップ1304-21において、メインCPU101は、当否抽選時の遊技状態、及び、停止表示された特別図柄の種類に基づいて遊技状態の設定を行う遊技状態設定処理を実行する。
具体的には、停止表示された特別図柄が大当たり図柄X1又はX3、小当たり図柄Y1であった場合には、当否抽選時の遊技状態が非時短遊技状態又は時短遊技状態のいずれであっても、メインCPU101は、第1時短遊技フラグをオフ、かつ第2時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「200」をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
また、停止表示された特別図柄が大当たり図柄X2であった場合には、当否抽選時の遊技状態が非時短遊技状態又は時短遊技状態のいずれであっても、メインCPU101は、第1時短遊技フラグをオン、かつ第時短遊技フラグをオフにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「20」をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT1が設定される。
また、停止表示された特別図柄が大当たり図柄X4、小当たり図柄Y2であった場合において、当否抽選時の遊技状態が非時短遊技状態であったときには、メインCPU101は、第1時短遊技フラグをオフ、かつ第2時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「200」をセットする。また、当否抽選時の遊技状態が時短遊技状態であったときには、メインCPU101は、第1時短遊技フラグ及び第2時短遊技フラグの両方をオフにするとともに、時短回数記憶領域をクリアする。これにより、停止表示された特別図柄が大当たり図柄X4、小当たり図柄Y2であった場合において、当否抽選時の遊技状態が非時短遊技状態であったときには低確率時短遊技状態LJT2が設定され、当否抽選時の遊技状態が時短遊技状態であったときには通常遊技状態が設定される。
そして、遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶するステップ1306に進む。
次に、本形態に係るパチンコ機Pで実行される各種演出の概要について、図101~図105の図面を参照して説明する。なお、これらの図面では、本形態における演出の説明に必要な構成のみを記載し、その他の構成(保留画像、ミニ図柄等)については記載を省略するものとする。
通常遊技状態中には、第2残保留に係る第2特図の変動表示中を除き、表示部21aにおいて、当該遊技状態に対応する第1背景画像(図101(a)~(e)、図102(a)~(c)等参照)が表示される。
第2残保留に係る第2特図の変動表示中を除く通常遊技状態において、第1特図乱数に基づく当否抽選の結果がハズレであった場合には、第1形態や第2形態と同様のノーマル非当選変動パターン(「00H」(13秒変動)の変動パターンコマンドに対応)、発展なしリーチ変動パターン(「03H」(20秒変動)の変動パターンコマンドに対応)、又は、発展ありリーチ変動パターン(「04H」(60秒変動)の変動パターンコマンドに対応)のいずれかにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる(図101(a)~(e)等参照)。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選の結果が大当たりの当選であって、大当たり図柄X2が決定された場合には、発展なしリーチ変動パターン(「0CH」(20秒変動)の変動パターンコマンドに対応)、又は、発展ありリーチ変動パターン(「0DH」(60秒変動)の変動パターンコマンドに対応)のいずれかにより変動演出が実行され、当該変動演出の最終結果として、当選態様による演出図柄50の停止表示、特別遊技実行示唆が実行される(図102(f)~(g)等参照)。この場合、低確率時短遊技状態LJT2が設定されることはないため、LJT2決定示唆は実行されない。
具体的には、低確率時短遊技状態LJT2の設定の契機となる大当たり図柄X1が決定された場合には全ての演出図柄50(たとえば、「1」~「9」の全ての数字図柄)が停止表示され得るものの、低確率時短遊技状態LJT1の設定の契機となる大当たり図柄X2が決定された場合には特定の演出図柄50(たとえば、「7」の数字図柄)以外の演出図柄50が停止表示され得るようにしてもよい。すなわち、大当たり図柄X1が決定された場合には、大当たり図柄X2が決定された場合には停止表示されない特定の演出図柄50が停止表示され得るようにしてもよい。
このようにした場合には、特定の演出図柄50が停止表示されると、低確率時短遊技状態LJT2の設定の契機となる大当たり図柄X1が決定された旨を把握できるため、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
具体的には、低確率時短遊技状態LJT2の設定の契機となる大当たり図柄X1が決定された場合には、第1の演出図柄50(たとえば、偶数図柄)よりも第2の演出図柄50(たとえば、奇数図柄)の方が選択されやすいものの、低確率時短遊技状態LJT1の設定の契機となる大当たり図柄X2が決定された場合には、第2の演出図柄50よりも第1の演出図柄50の方が選択されやすいように設定してもよい。
このようにした場合には、たとえば、第1の演出図柄50によるリーチ表示が行われると、低確率時短遊技状態LJT2の設定の契機となる大当たり図柄X1の決定に対する期待感が高まるため、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
また、上述のLJT2決定示唆は、変動演出の最終結果として実行するのではなく、特別遊技の開始から終了までのいずれかのタイミングにおいて実行するようにしてもよい。
たとえば、通常遊技状態中における大当たり図柄X2の決定等により、当該決定に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定されると、表示部21aにおいて、当該遊技状態に対応する第2背景画像(図103(b)~(d)、図104(a)~(c)等参照)が表示されるとともに、左打ち示唆、低確率時短遊技状態LJT1が設定された旨を示唆するLJT1設定示唆(たとえば、「高確率ゾーンスタート!」というLJT1設定示唆画像の表示等)、低確率時短遊技状態LJT2へ移行する確率が高いチャンスゾーン中である旨を示唆するチャンスゾーン滞在示唆(たとえば、「RUSH突入確率上昇中!!」という文字が横方向にスクロールするチャンスゾーン滞在示唆画像の表示)が行われるようになっている(図103(b)、図104(a)等参照)。さらに、低確率時短遊技状態LJT1が終了するまでの残りの変動回数を示唆する回数示唆も行われるようになっている(図103(b)~(d)、図104(a)~(c)等参照)。
低確率時短遊技状態LJT1において、第1特図乱数に基づく当否抽選の結果がハズレであった場合には、ノーマル非当選変動パターン(「10H」(10秒変動)の変動パターンコマンドに対応)、又は、発展ありリーチ変動パターン(「14H」(45秒変動)の変動パターンコマンドに対応)のいずれかにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
また、第1特図乱数に基づく当否抽選の結果が大当たりの当選であって、大当たり図柄X2が決定された場合には、発展ありリーチ変動パターン(「1CH」(45秒変動)の変動パターンコマンドに対応)により変動演出が実行され、当該変動演出の最終結果として、当選態様による演出図柄50の停止表示、特別遊技実行示唆が実行される(図103(g)~(h)等参照)。この場合、低確率時短遊技状態LJT2が設定されることはないため、LJT2決定示唆は実行されない。
また、(2)において、時短付与に当選した場合には、演出図柄50の停止表示態様は非当選態様や当選態様となるようにしてもよい。
また、(2)においても、上述した(1)と同様に、大当たりや時短付与に当選した場合には、発展なしリーチ変動パターンによる変動演出を実行可能となるようにしてもよい。
また、(2)において、時短付与に当選した場合における変動演出の最終結果として実行される、LJT2決定示唆、特殊態様による演出図柄50の停止表示の順番も特に限定されるものではなく、たとえば、LJT2決定示唆→特殊態様による演出図柄50の停止表示という順番、特殊態様による演出図柄50の停止表示→LJT2決定示唆という順番で実行してもよい。
また、大当たり図柄X1が決定された場合のLJT2決定示唆は、(1)と同様に、変動演出の最終結果として実行するのではなく、特別遊技の開始から終了までのいずれかのタイミングにおいて実行するようにしてもよい。
なお、前回の変動演出が終了してから次の変動演出が開始されるまでの間においては、前回の変動演出の停止表示態様による演出図柄50の停止表示が継続するようになっているが、上述のように演出図柄50の停止表示を明示しなかったときには、低確率時短遊技状態LJT2の設定に伴って行われる各種演出が実行された後、次の変動演出が開始されるまでの間において、前回の変動演出において停止表示されるはずの停止表示態様により演出図柄50の停止表示を継続するようにしてもよい。
たとえば、通常遊技状態中や低確率時短遊技状態LJT1中における大当たり図柄X1の決定や、低確率時短遊技状態LJT1中における時短付与の当選等により、これらに基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定されると、表示部21aにおいて、当該遊技状態に対応する第3背景画像(図103(j)、図104(g)~(h)等参照)が表示されるとともに、右打ち示唆、低確率時短遊技状態LJT2が設定された旨を示唆するLJT2設定示唆(たとえば、「RUSHスタート!」というLJT2設定示唆画像の表示等)が行われるようになっている(図103(j)、図104(g)等参照)。さらに、低確率時短遊技状態LJT2が終了するまでの残りの変動回数を示唆する回数示唆も行われるようになっている(図103(j)、図104(g)~(h)等参照)。
低確率時短遊技状態LJT2において、第2特図乱数に基づく当否抽選の結果がハズレであった場合には、ノーマル非当選変動パターン(「20H」(3秒変動)の変動パターンコマンドに対応)、又は、特殊変動パターン(「24H」(8秒変動)の変動パターン)のいずれかにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
ここで、特殊変動パターンは、特に図示していないが、全ての演出図柄50の変動表示が開始され、変動時間が経過すると、全ての演出図柄50の変動表示が一斉に終了する(全ての演出図柄50が同時に停止表示される)という態様である。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選の結果が大当たりの当選であって、大当たり図柄X4が決定された場合には、特に図示していないが、特殊変動パターン(「2CH」(8秒変動)の変動パターンコマンドに対応)により変動演出が実行され、当該変動演出の最終結果として、当選態様による演出図柄50の停止表示、特別遊技実行示唆が実行される。この場合、低確率時短遊技状態LJT2が設定されることはないため、LJT2決定示唆は実行されない。
また、第2特図乱数に基づく当否抽選の結果が小当たりの当選であって、小当たり図柄Y4が決定された場合には、特に図示していないが、特殊変動パターン(「2FH」(8秒変動)の変動パターンコマンドに対応)により変動演出が実行され、当該変動演出の最終結果として、当選態様による演出図柄50の停止表示、特別遊技実行示唆が実行される。この場合、低確率時短遊技状態LJT2が設定されることはないため、LJT2決定示唆は実行されない。
また、(3)においても、上述した(1)や(2)と同様に、大当たりや小当たりに当選した場合には、発展なしリーチ変動パターンによる変動演出、発展ありリーチ変動パターンによる変動演出等を実行可能となるようにしてもよい。
また、大当たり図柄X3や小当たり図柄Y1が決定された場合のLJT2決定示唆は、(1)や(2)と同様に、変動演出の最終結果として実行するのではなく、特別遊技の開始から終了までのいずれかのタイミングにおいて実行するようにしてもよい。
また、小当たり図柄Y1やY2が決定された場合の特別遊技実行示唆は、変動演出の最終結果として実行するのではなく、小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した際に実行するようにしてもよい。
低確率時短遊技状態LJT2中における大当たり図柄X4又は小当たり図柄Y2の決定に基づく特別遊技の終了後に通常遊技状態が設定され、この際に第2残保留が存在していた場合には、表示部21aにおいて、第1背景画像、第2背景画像及び第3背景画像と異なる特殊背景画像(図105(d)参照)が表示される。
第2残保留(第2特図乱数)に基づく当否抽選の結果がハズレ、大当たりの当選又は小当たりの当選であった場合にはいずれも、特殊変動パターン(「34H」、「3AH」、「3CH」、「3EH」又は「3FH」(15秒変動)の変動パターンコマンドに対応)による変動演出が行われるとともに、この変動演出中にボタン押下操作演出が実行される。
具体的には、このボタン押下操作演出では、ボタン押下操作演出が実行される旨を示す押下操作演出実行画像(たとえば、「☆☆復活チャンス☆☆」という文字画像等)、及び、ボタン押下操作演出の内容を説明する押下操作演出説明画像(たとえば、「ボタンを押せ!!」という文字画像等)が表示される(図105(d)参照)。その後、操作ボタン9bの押下操作を促す押下操作示唆画像(特に図示しておらず)が表示される。そして、操作ボタン9bの押下操作が有効となる押下操作有効時間(たとえば、5秒)が経過するまでの間に操作ボタン9bが押下されるか、又は、操作ボタン9bが押下されることなく押下操作有効時間が経過すると、第2残保留に基づく当否抽選の結果が大当たり又は小当たりの当選であった場合には、当選態様による演出図柄50の停止表示、及び、大当たり又は小当たりの当選を示唆する第2残保留当選示唆(たとえば、「復活!!」という第2残保留当選示唆画像の表示等)が行われ、ハズレであった場合には、非当選態様による演出図柄50の停止表示、及び、ハズレを示唆する第2残保留ハズレ示唆(たとえば、「復活ならず・・・」という第2残保留当選示唆画像の表示等)が行われる(図105(e)~(f)参照)。
これにより、遊技者は、第2残保留に基づく当否抽選の結果(すなわち、低確率時短遊技状態LJT2が設定されるか否か)を把握可能となる。
これにより、異なる決定結果(大当たり図柄X1の決定、時短付与の当選(時短図柄J1の決定))が導出された場合、設定中の遊技状態によっては、当該決定結果に基づいて実行される処理が同一又は異なる旨を適切に示すことが可能となる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)の設定の契機となる大当たり図柄は、第1特図乱数に基づいて決定可能な大当たり図柄X2のみとなっていたが、これに限定されるものではなく、複数種類の大当たり図柄を設けてもよい。また、大当たり図柄の種類に応じて、設定される低確率時短遊技状態LJT1の時短回数が異なるようにしてもよい。
たとえば、第1特図乱数に基づいて決定可能であって、低確率時短遊技状態LJT1の設定の契機となる大当たり図柄として、大当たり図柄X2A、大当たり図柄X2Bを設け、大当たり図柄X2Aの決定に基づく低確率時短遊技状態LJT1では、時短回数が20回に設定され、大当たり図柄X2Bの決定に基づく低確率時短遊技状態LJT1では、時短回数が35回に設定されるようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、低確率時短遊技状態LJT1において設定される時短回数のバリエーションが豊富になり、遊技者の興趣をより高めることができる。
たとえば、通常遊技状態中に大当たり図柄X2が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT1中に大当たり図柄X2が決定された場合よりも、当該決定に基づく低確率時短遊技状態LJT1において設定される時短回数が多くなるようにしてもよいし、少なくなるようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、より遊技者の興趣を高めることが可能となる。
たとえば、第1特図乱数に基づいて決定可能な時短図柄として、時短図柄J1A、時短図柄J1B、時短図柄J1Cを設けるとともに、低確率時短遊技状態LJ1において、時短図柄J1Aが決定された場合には、時短回数200回の低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)が設定され、時短図柄J1Bが決定された場合には、時短回数50回の低確率時短遊技状態LJT2が設定され、時短図柄J1Cが決定された場合には、時短回数30回の低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)が設定されるようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、時短図柄が決定された場合に設定される時短遊技状態の種類や時短回数のバリエーションが豊富となり、遊技者の興趣をより高めることができる。
また、このようにした場合には、大当たりに当選し大当たり図柄X1又X2のいずれが決定されたときにもLJT2決定示唆が実行されるようにすることで、大当たりに当選したとき及び時短付与に当選したときに、LJT2決定示唆が共通して実行されるようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、遊技者の興趣をより高めることができる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、遊技者の興趣をより高めることができる。
たとえば、上述の決定結果が導出されることとなる第1特図乱数を対象として実行され、当該第1特図乱数に基づく変動演出が開始されるよりも前に開始可能な先読み演出において、所定態様による演出が共通して実行されるようにしてもよい。
具体的には、低確率時短遊技状態LJT1において、取得された第1特図乱数により大当たり図柄X1が決定される場合には、当該第1特図乱数に対応する保留画像を低確率時短遊技状態LJT2の設定を示唆する特定態様により表示する保留先読み演出を実行可能とするとともに、取得された第1特図乱数により時短付与の当選が決定される場合にも、上述の保留先読み演出を実行可能としてもよい。これにより、低確率時短遊技状態LJT1において、大当たり図柄X1が決定された場合と時短付与に当選した場合とで、上述の保留先読み演出が共通して実行される。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏するとともに、遊技者の興趣をより高めることができる。
また、たとえば、通常遊技状態において、所定の大当たり図柄が決定された場合と所定の時短図柄が決定された場合とで、同一の時短遊技状態が設定されるようになっていたときには、これらの場合においても、同一の時短遊技状態が設定される旨を示す所定の演出が共通して実行されるようにしてもよい。
以下、第5形態を、図面を参照しつつ説明する。この説明にあたっては、上述した第1形態、第2形態、第3形態、第4形態と同様の構成には、同一の符号を付することによって、その説明を省略又は簡略化するものとする。
本形態に係るパチンコ機Pは、特別遊技の実行の契機が小当たりの当選のみとなっているパチンコ機(いわゆる2種のパチンコ機)であり、具体的には、当否抽選において、大当たりには当選しないものの小当たりに当選可能となっており、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中に特別領域へ遊技球が進入したことを契機として、特別遊技が実行されるように構成されたものである。
また、第2形態、第3形態、第4形態と同様に、特別遊技中、又は、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中には、大入賞口18が開放し遊技球が当該大入賞口18へ入球可能となる。特別遊技中は、振り分け部材59が第1位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が特別領域へ進入することはなく、全て一般領域58へ進入する。これに対して、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中は、振り分け部材59が第2位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が一般領域58へ進入することはなく、全て特別領域へ進入するようになっている。
すなわち、特別領域へは、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中のみに遊技球が進入可能となっており、これにより、小当たり遊技中に所定個数(本形態では1個)の遊技球が特別領域へ進入する。そして、小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき、特別遊技が実行される。
また、第2形態、第3形態、第4形態と同様に、設定可能な遊技状態として、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた通常遊技状態、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT1、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT2が設けられており、いずれかの遊技状態が設定されて遊技が進行するようになっている。
そして、第2形態、第3形態、第4形態と同様に、いずれの遊技状態においても常に低確率遊技状態が設定される。したがって、いずれの遊技状態であっても、当否抽選における大当たりの当選の確率は変化することはなく常に同一(1/300)となる(図106(a)参照)。
すなわち、通常遊技状態中及び低確率時短遊技状態LJT1中は、遊技者に主に第1遊技領域12aにおいて遊技を行わせるようになっており、第1遊技領域12aで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、第1始動入賞口15への入球が可能となる。また、低確率時短遊技状態LJT2中は、遊技者に主に第2遊技領域12bにおいて遊技を行わせるようになっており、第2遊技領域12bで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、ゲート20の通過、第2始動入賞口16への入球が可能となる。
そして、第1始動入賞口15への遊技球の入球、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて当否抽選が実行される。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1形態、第2形態、第3形態と同様に、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、第1特図乱数に優先して第2特図乱数が処理されるようになっている。たとえば、特別図柄の変動表示を開始する際に第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されていたときには、まず第2特図乱数に基づく当否抽選及び特別図柄の変動表示が行われ、当該変動表示が終了すると、次に第1特図乱数に基づく当否抽選及び特別図柄の変動表示が行われる。
なお、本形態においても、第2形態と同様の保留記憶領域の構成とし、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、保留記憶領域に記憶された順に処理するようにしてもよい。
また、小当たりの当選の確率は1/300に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y1の決定確率は40/100(40%)、小当たり図柄Y2の決定確率は40/100(40%)、小当たり図柄Y3の決定確率は20/100(20%)に設定されている。時短付与の当選の確率は299/300に設定されており、時短付与に当選した場合における時短図柄J1の決定確率は15/100(15%)、時短図柄J2の決定確率は85/100(85%)に設定されている。
また、小当たりの当選の確率は1/300に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y1の決定確率は40/100(40%)、小当たり図柄Y2の決定確率は40/100(40%)、小当たり図柄Y3の決定確率は20/100(20%)に設定されている。
また、小当たりの当選の確率は7/300に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y4、Y5の決定確率はいずれも50/100(50%)に設定されている。
さらに、特別図柄が決定されると、当該決定の結果に基づいて、特別図柄の変動時間や変動演出の態様等が定められた変動パターンに対応する変動パターンコマンドが決定される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、第3形態や第4形態と同様に、特別図柄の変動表示が終了した後に当該特別図柄が停止表示する時間である停止表示時間(図柄確定時間)は、当否抽選時の遊技状態や決定された特別図柄の種類にかかわらず、同一(0.5秒)となっている。当該停止表示時間は、第1形態や第2形態と同様に、当否抽選時の遊技状態や決定された特別図柄の種類に基づいて決定されるようにしてもよい。
すなわち、小当たりに当選した場合には、いずれの小当たり図柄が決定されたときであっても、小当たり遊技中には大入賞口18が合計1.8秒開放される。そのため、この小当たり遊技中に、右打ちを行っていれば遊技球を大入賞口18へ入球させることができる。また、この小当たり遊技中には、振り分け部材59が第2位置に停留することから、大入賞口18へ入球した遊技球は必ず特別領域へ進入する。
したがって、小当たりに当選した場合には、右打ちを行っていれば、当該当選に基づく小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域に進入するため、当該進入に基づき特別遊技が実行されることとなる。
また、小当たり図柄Y4又はY5が決定され当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、上述と同態様のラウンド遊技が計10回行われる特別遊技が実行される。ラウンド遊技中の開閉扉18bの開閉パターン及び振り分け部材59の作動態様、インターバル時間も、上述の特別遊技と同一の内容に設定されている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、小当たり図柄の決定(小当たりの当選)に基づき小当たり遊技が実行され、当該小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域へ進入したことにより特別遊技が実行された場合には、決定された小当たり図柄の種類及び予め定められた参照時点における遊技状態(以下、参照時遊技状態ともいう)に応じて、当該特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
なお、右打ちを行わなかった等の理由により、小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入しなかった場合には、特別遊技が実行されず上述の遊技状態の設定も行われない。たとえば、非時短遊技状態中に小当たりに当選し小当たり遊技が実行されたときには、小当たり遊技の終了後は当該小当たり遊技前の非時短遊技状態となる。
また、時短遊技状態中は、特別図柄の変動表示の終了の際に実行される特別図柄変動停止処理において、時短回数に到達するまでの残りの特別図柄の変動回数が更新され、小当たりに当選すると、上述の特別図柄変動停止処理において、終了決定回数に到達するまでの残りの小当たりの当選回数が更新される。
そして、メインCPU101は、残りの特別図柄の変動回数の更新により特別図柄の変動回数が時短回数に到達したと判断された場合、又は、残りの小当たりの当選回数の更新により小当たりの当選回数が終了決定回数に到達したと判断された場合には、設定中の時短遊技状態を終了して非時短遊技状態を設定し、いずれも到達していないと判断された場合には、設定中の時短遊技状態を維持する(すなわち、設定中の時短遊技状態に関し何も行わない)処理を行う。
本形態に係るパチンコ機Pでは、当該処理が終了した時点を上述の参照時点として定めている。そして、小当たりに当選した場合には、当該時点における遊技状態(参照時遊技状態)を参照して、特別遊技の終了後の遊技状態が設定されるようになっている。
(A)小当たり図柄Y1が決定された場合
図107(a)に示すように、参照時遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)、及び、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2(時短遊技状態)のいずれであっても、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)に設定される。
なお、以下では、時短回数が10000回、終了決定回数が2回に設定される低確率時短遊技状態LJT2を、低確率時短遊技状態LJT2-Aともいうものとする。
そして、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残変動回数、残小当たり回数の更新の結果、上述の(1)~(2)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1)~(2)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-Aのままとなる。
また、低確率時短遊技状態LJT2-Aでは、終了決定回数が2回に設定されているため、この低確率時短遊技状態LJT2-Aにおいて小当たりに当選した場合、特別図柄変動停止処理において実行される残小当たり回数の更新の結果によっては(2)の時短終了条件は成立せず、この残小当たり回数が更新された時点では遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-Aのままとなる。すなわち、参照時遊技状態(特別図柄変動停止処理が終了した時点の遊技状態)は、時短遊技状態となる。
したがって、低確率時短遊技状態LJT2-Aにおいて小当たりに当選した場合、参照時遊技状態が時短遊技状態であるとして、当該小当たりの当選に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
図107(a)に示すように、参照時遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)、及び、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2(時短遊技状態)のいずれであっても、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)に設定される。
なお、以下では、時短回数が30回、終了決定回数が1回に定められた低確率時短遊技状態LJT2を、低確率時短遊技状態LJT2-Cともいうものとする。
これに対して、参照時遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)であって、小当たり図柄Y2が決定された場合に設定される低確率時短遊技状態LJT2では、時短回数が10000回、終了決定回数が2回に設定される。すなわち、この低確率時短遊技状態LJT2は、上述の低確率時短遊技状態LJT2-Aとなる。
低確率時短遊技状態LJT2-Cは、(1)特別遊技が実行されることなく、特別図柄の変動回数が時短回数30回に到達する(第1特図乱数による当否抽選及び第2特図乱数による当否抽選が合計30回実行される)こと、又は、(2)小当たりの当選回数が終了決定回数1回に到達すること、といういずれかの時短終了条件が成立すると終了する。
そして、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残変動回数、残小当たり回数の更新の結果、上述の(1)~(2)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1)~(2)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-Cのままとなる。
また、低確率時短遊技状態LJT2-Cでは、終了決定回数が1回に設定されているため、この低確率時短遊技状態LJT2-Cにおいて小当たりに当選した場合、特別図柄変動停止処理において実行される残小当たり回数の更新の結果により(2)の時短終了条件が成立し、この残小当たり回数が更新された時点で遊技状態が通常遊技状態となる。すなわち、参照時遊技状態(特別図柄変動停止処理が終了した時点の遊技状態)は、非時短遊技状態となる。
したがって、低確率時短遊技状態LJT2-Cにおいて小当たりに当選した場合、参照時遊技状態が非時短遊技状態であるとして、当該小当たりの当選に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
図107(a)に示すように、参照時遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)、及び、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2(時短遊技状態)のいずれであっても、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y3が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)に設定される。
これに対して、参照時遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2(時短遊技状態)であって、小当たり図柄Y3が決定された場合に設定される低確率時短遊技状態LJT1では、時短回数が10000回、終了決定回数が2回に設定される。
なお、以下では、時短回数が10000回、終了決定回数が2回に設定される低確率時短遊技状態LJT1を、低確率時短遊技状態LJT1-Aともいうものとし、時短回数が10000回、終了決定回数が1回に設定される低確率時短遊技状態LJT1を、低確率時短遊技状態LJT1-Bともいうものとする。
一方、低確率時短遊技状態LJT1-Bは、(1)特別遊技が実行されることなく、特別図柄の変動回数が時短回数10000回に到達する(すなわち、第1特図乱数による当否抽選及び第2特図乱数による当否抽選が合計10000回実行される)こと、又は、(2)小当たりの当選回数が終了決定回数1回に到達すること、といういずれかの時短終了条件が成立すると終了する。
そして、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残変動回数、残小当たり回数の更新の結果、上述の(1)~(2)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1)~(2)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1-A又は低確率時短遊技状態LJT1-Bのままとなる。
したがって、低確率時短遊技状態LJT1-Aにおいて小当たりに当選した場合、参照時遊技状態が時短遊技状態であるとして、当該小当たりの当選に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
したがって、低確率時短遊技状態LJT1-Bにおいて小当たりに当選した場合、参照時遊技状態が非時短遊技状態であるとして、当該小当たりの当選に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
図107(a)に示すように、参照時遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)、及び、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2(時短遊技状態)のいずれであっても、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y4が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)に設定される。
これに対して、参照時遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2(時短遊技状態)であって、小当たり図柄Y4が決定された場合に設定される低確率時短遊技状態LJT2では、時短回数が70回、終了決定回数が2回に設定される。
なお、以下では、時短回数が70回、終了決定回数が2回に設定される低確率時短遊技状態LJT2を、低確率時短遊技状態LJT2-Bともいうものとする。
低確率時短遊技状態LJT2-Bは、(1)特別遊技が実行されることなく、特別図柄の変動回数が時短回数70回に到達する(すなわち、第1特図乱数による当否抽選及び第2特図乱数による当否抽選が合計70回実行される)こと、又は、(2)小当たりの当選回数が終了決定回数2回に到達すること、といういずれかの時短終了条件が成立すると終了する。
そして、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残変動回数、残小当たり回数の更新の結果、上述の(1)~(2)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1)~(2)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-Bのままとなる。
また、この低確率時短遊技状態LJT2-Bにおいて小当たりに当選した場合、特別図柄変動停止処理において実行される残小当たり回数の更新の結果によっては(2)の時短終了条件は成立せず、この残小当たり回数が更新された時点では遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-Bのままとなる。すなわち、参照時遊技状態(特別図柄変動停止処理が終了した時点の遊技状態)は、時短遊技状態となる。
したがって、低確率時短遊技状態LJT2-Bにおいて小当たりに当選した場合、参照時遊技状態が時短遊技状態であるとして、当該小当たりの当選に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
図107(a)に示すように、参照時遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)、及び、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2(時短遊技状態)のいずれであっても、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y5が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)に設定される。
低確率時短遊技状態LJT2-Cに関する内容は、上記の(2)と同様であるため、説明を省略する。
図107(b)に示すように、当否抽選の実行時点における遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)であった場合において、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定され当該時短図柄J1が停止表示されたときには、当該停止表示時点で、非時短遊技状態が時短遊技状態JT2に変更されることにより、低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
この低確率時短遊技状態LJT2では、時短回数が10000回、終了決定回数が2回に設定される。すなわち、この低確率時短遊技状態LJT2は、上述の低確率時短遊技状態LJT2-Aとなる。
低確率時短遊技状態LJT2-Aに関する内容は、上記の(A)と同様であるため、説明を省略する。
図107(b)に示すように、当否抽選の実行時点における遊技状態が通常遊技状態(非時短遊技状態)であった場合において、第1特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J2が決定され当該時短図柄J2が停止表示されたときには、当該停止表示時点で、非時短遊技状態が時短遊技状態JT1に変更されることにより、低確率時短遊技状態LJT1が設定される。
この低確率時短遊技状態LJT1では、時短回数が10000回、終了決定回数が1回に設定される。すなわち、この低確率時短遊技状態LJT1は、上述の低確率時短遊技状態LJT1-Bとなる。
低確率時短遊技状態LJT1-Bに関する内容は、上記の(C)と同様であるため、説明を省略する。
本形態に係るパチンコ機Pも、複数種類の変動パターンテーブル114を備えている。ここでは、図108(a)~(c)に示すように、通常遊技状態中であって第1特図乱数に基づく当否抽選が実行された際に参照されるテーブルMP61、低確率時短遊技状態LJT1中であって第1特図乱数に基づく当否抽選が実行された際に参照されるテーブルMP62、低確率時短遊技状態LJT2中であって第2特図乱数に基づく当否抽選が実行された際に参照されるテーブルMP63について説明し、他の変動パターンテーブル114については説明を省略する。
時短図柄J1が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「45秒変動」(変動時間が45秒)の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「07H」(選択割合は100%)が決定され、時短図柄J2が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「45秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「08H」(選択割合は100%)が決定される。
小当たり図柄Y1が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「60秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「14H」(選択割合は100%)が決定され、小当たり図柄Y2が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「60秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「15H」(選択割合は100%)が決定され、小当たり図柄Y3が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「60秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「16H」(選択割合は100%)が決定される。
小当たり図柄Y1が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「30秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「24H」(選択割合は100%)が決定され、小当たり図柄Y2が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「30秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「25H」(選択割合は100%)が決定され、小当たり図柄Y3が決定された場合には、現時点の保留数がいかなる値であっても、「30秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「26H」(選択割合は100%)が決定される。
本形態に係るパチンコ機Pにおいては、上述したように、通常遊技状態(低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた遊技状態)、低確率時短遊技状態LJT1(低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた遊技状態)、又は、低確率時短遊技状態LJT2(低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた遊技状態)のいずれかの遊技状態が設定されて、遊技が進行するようになっている。
また、上述したように、低確率時短遊技状態LJT1としては、時短回数が10000回、終了決定回数が2回に設定される低確率時短遊技状態LJT1-A、又は、時短回数が10000回、終了決定回数が1回に設定される低確率時短遊技状態LJT1-Bのいずれかが設定される。
低確率時短遊技状態LJT2としては、時短回数が10000回、終了決定回数が2回に設定される低確率時短遊技状態LJT2-A、時短回数が70回、終了決定回数が2回に設定される低確率時短遊技状態LJT2-B、又は、時短回数が30回、終了決定回数が1回に設定される低確率時短遊技状態LJT2-Cのいずれかが設定される。
この通常遊技状態においては、遊技者に第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出しを行わせるようになっており、また、第2遊技領域12bへ向けて遊技球が打ち出されたとしても当該遊技球が第2始動入賞口16へ入球することはない。そのため、通常遊技状態中は、第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出すことで第1始動入賞口15へ遊技球が入球することにより、第1特図乱数に基づく当否抽選が実行されることとなる。
上述したように、通常遊技状態における第1特図乱数に基づく当否抽選では、小当たり又は時短付与のいずれかに必ず当選し、ハズレとはならない(図106(a)参照)。そして、小当たりに当選した場合には小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定され、時短付与に当選した場合には時短図柄J1又はJ2が決定される(図106(a)参照)。
小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合にはいずれも、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行される。そして、非時短遊技状態中に当否抽選が実行されたことから参照時遊技状態は非時短遊技状態となるため、小当たり図柄Y1が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定され、小当たり図柄Y2が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Cが設定され、小当たり図柄Y3が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1-Bが設定される(図107(a)、図109参照)。
また、時短図柄J1が決定された場合には、当該特別図柄の停止表示後に低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定され、時短図柄J2が決定された場合には、当該特別図柄の停止表示後に低確率時短遊技状態LJT1-Bが設定される(図107(b)、図109参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、通常遊技状態中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選した場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-A、低確率時短遊技状態LJT2-C又は低確率時短遊技状態LJT1-Bのいずれかへ移行し、時短付与に当選した場合には、当該当選を経て低確率時短遊技状態LJT2-A又は低確率時短遊技状態LJT1-Bへ移行することとなる(図109参照)。
ここで、通常遊技状態中の第1特図乱数に基づく当否抽選では、小当たりよりも時短付与に当選する確率が極めて高く設定されており、また、時短図柄J1よりも時短図柄J2の決定確率が極めて高く設定されているため(図106(a)参照)、当該当否抽選が実行されると低確率時短遊技状態LJT1-Bが設定される可能性が極めて高い。また、上述したように、この低確率時短遊技状態LJT1-Bは、実質的に小当たりに当選するまで継続する。したがって、本形態に係るパチンコ機Pの遊技中は概ね、低確率時短遊技状態LJT1-Bに滞在することとなる。
上述したように、低確率時短遊技状態LJT1-Bにおける第1特図乱数に基づく当否抽選では、時短付与に当選することはなく小当たりに当選する可能性があり、当該小当たりの当選の確率は通常遊技状態中(非時短遊技状態中)と同一となっている(図106(a)参照)。そして、小当たりに当選した場合には小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定される(図106(a)参照)。
通常遊技状態中と同様に、小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合にはいずれも、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると、3回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行される。
ここで、低確率時短遊技状態LJT1-Bでは、終了決定回数が1回に設定されている。そうすると、上記小当たりに当選すると(小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定されると)特別図柄変動停止処理において残小当たり回数の更新が行われ、残小当たり回数が0回となる(終了決定回数に到達する)ことから、上記(2)の時短終了条件が成立し、この残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となる。したがって、参照時遊技状態は非時短遊技状態となるため、通常遊技状態中と同様に、小当たり図柄Y1が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定され、小当たり図柄Y2が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Cが設定され、小当たり図柄Y3が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1-Bが設定される(図107(a)、図109参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、低確率時短遊技状態LJT1-B中に指示に従って左打ちを行っていれば、第1特図乱数に基づく当否抽選において小当たりに当選することにより、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-A、低確率時短遊技状態LJT2-C又は低確率時短遊技状態LJT1-Bのいずれかへ移行することとなる(図109参照)。
上述したように、第2特図乱数に基づく当否抽選では、時短付与に当選することはなく小当たりに当選する可能性があり、第2特図乱数に基づく当否抽選で小当たりに当選する確率は、第1特図乱数に基づく当否抽選で小当たりに当選する確率よりも高く設定されている(図106(a)参照)。そして、小当たりに当選した場合には小当たり図柄Y4又はY5が決定される(図106(a)参照)。
小当たり図柄Y4又はY5が決定された場合にはいずれも、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると、10回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行される。
ここで、低確率時短遊技状態LJT2-Aでは、終了決定回数が2回に設定されている。そうすると、上記小当たりに当選すると(小当たり図柄Y4又はY5が決定されると)特別図柄変動停止処理において残小当たり回数の更新が行われるものの、残小当たり回数は1回となる(終了決定回数に到達しない)ことから、上記(2)の時短終了条件は成立せず、この残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-A(時短遊技状態)のままとなる。したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態となるため、小当たり図柄Y4が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定され、小当たり図柄Y5が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Cが設定される(図107(a)、図109参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、低確率時短遊技状態LJT2-A中に指示に従って右打ちを行っていれば、第2特図乱数に基づく当否抽選において小当たりに当選することにより、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-B又は低確率時短遊技状態LJT2-Cのいずれかへ移行することとなる(図109参照)。
なお、上述したように、低確率時短遊技状態LJT2-Aでは時短回数が10000回に設定されることから、実質的には小当たりに当選するまで低確率時短遊技状態LJT2-Aが継続し、当該小当たりの当選を経て、低確率時短遊技状態LJT2-B又はLJT2-Cへ移行する。すなわち、低確率時短遊技状態LJT2-Aへ移行すると、小当たりの当選を経て再度、低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
ここで、低確率時短遊技状態LJT2-Bも、低確率時短遊技状態LJT2-Aと同様に、終了決定回数が2回に設定されている。そうすると、上記小当たりに当選すると(小当たり図柄Y4又はY5が決定されると)特別図柄変動停止処理において残小当たり回数の更新が行われるものの、残小当たり回数は1回となる(終了決定回数に到達しない)ことから、上記(2)の時短終了条件は成立せず、この残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2-B(時短遊技状態)のままとなる。したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態となるため、小当たり図柄Y4が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定され、小当たり図柄Y2が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定され、小当たり図柄Y5が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Cが設定される(図107(a)、図109参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、低確率時短遊技状態LJT2-B中に指示に従って右打ちを行っていれば、第2特図乱数に基づく当否抽選において小当たりに当選することにより、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-B又は低確率時短遊技状態LJT2-Cのいずれかへ移行することとなる(図109参照)。
なお、上述したように、低確率時短遊技状態LJT2-Bでは時短回数が70回に設定されることから、この低確率時短遊技状態LJT2-B中に必ずしも小当たりに当選するとは限らない。すなわち、低確率時短遊技状態LJT2-Bへ移行すると、特別図柄の変動回数が70回に到達するまでに小当たりに当選した場合に限り、当該小当たりの当選を経て再度、低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
ここで、低確率時短遊技状態LJT2-Cでは、終了決定回数が1回に設定されている。そうすると、上記小当たりに当選すると(小当たり図柄Y4又はY5が決定されると)特別図柄変動停止処理において残小当たり回数の更新が行われ、残小当たり回数が0回となる(終了決定回数に到達する)ことから、上記(2)の時短終了条件が成立し、この残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となる。したがって、参照時遊技状態は非時短遊技状態となるため、小当たり図柄Y4又はY5が決定された場合にはいずれも、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2-Cが設定される(図107(a)、図109参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、低確率時短遊技状態LJT2-C中に指示に従って右打ちを行っていれば、第2特図乱数に基づく当否抽選において小当たりに当選することにより、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て再度、低確率時短遊技状態LJT2-Cが設定されることとなる(図109参照)。
なお、上述したように、低確率時短遊技状態LJT2-Cでは時短回数が30回に設定されることから、この低確率時短遊技状態LJT2-C中に必ずしも小当たりに当選するとは限らない。すなわち、低確率時短遊技状態LJT2-Cへ移行すると、特別図柄の変動回数が30回に到達するまでに小当たりに当選した場合に限り、当該小当たりの当選を経て再度、低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
また、低確率時短遊技状態LJT2-A又はLJT2-Bにおいて小当たり図柄Y4が決定された場合、当該決定に基づく特別遊技の終了後には低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定されるものの、低確率時短遊技状態LJT2-Cにおいて小当たり図柄Y4が決定された場合、当該決定に基づく特別遊技の終了後には低確率時短遊技状態LJT2-Cが設定される。すなわち、低確率時短遊技状態LJT2-A又はLJT2-Bの方が低確率時短遊技状態LJT2-Cよりも、小当たりに当選した場合に、特別図柄の変動回数が時短回数に到達するまでに小当たりに当選する可能性が高い低確率時短遊技状態LJT2-Bが設定され易い。
以上より、低確率時短遊技状態LJT2としては、低確率時短遊技状態LJT2-Aが最も有利な遊技状態であり、低確率時短遊技状態LJT2-B、低確率時短遊技状態LJT2-Cの順に有利度が低くなる。
このように、本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技中に概ね滞在する低確率時短遊技状態LJT1-Bから移行可能な低確率時短遊技状態LJT2-Aと低確率時短遊技状態LJT2-Cとは有利度が大きく異なるため、低確率時短遊技状態LJT1-Bでは、遊技者に対して低確率時短遊技状態LJT2-Aへの移行を期待させながら、遊技を進行させるという遊技性が付与されることとなる。
上述したように、低確率時短遊技状態LJT1-Bでは、終了決定回数が1回に定められており、低確率時短遊技状態LJT2-A又はLJT2-Bでは、終了決定回数が2回に定められている。そして、これらの遊技状態中に小当たりに当選した場合には、特別図柄変動停止処理において、残小当たり回数が更新された後にこの更新の結果に基づく遊技状態の処理が行われ、当該処理が終了した時点における遊技状態を参照して、小当たりの当選を介して実行される特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
すると、低確率時短遊技状態LJT1―B中に第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y3が決定された場合には、残小当たり回数が更新され0となることから(2)の時短終了条件が成立し、この残小当たり回数が更新された時点で遊技状態が通常遊技状態となる。すなわち、参照時遊技状態が非時短遊技状態となるため、小当たり図柄Y3の決定に基づく特別遊技の終了後の遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1-Bとなる(図107(a)参照)。
これに対して、低確率時短遊技状態LJT2-A中又はLJT2-B中に第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y3が決定された場合には、残小当たり回数が更新され1となることから(2)の時短終了条件は成立せず、遊技状態は変わらず低確率時短遊技状態LJT2-A又はLJT2-Bのままとなる。すなわち、参照時遊技状態は時短遊技状態となるため、小当たり図柄Y3の決定に基づく特別遊技の終了後の遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1-A(時短回数10000回、終了決定回数2回)となる(図107(a)参照)。
パチンコ機においては、特別図柄の決定に基づき特別遊技の終了後に時短遊技状態を設定する場合には、決定された特別図柄の種類に応じた内容とする必要があり、同一の特別図柄が決定されたときには同一の時短遊技状態を設定するようにしなければならない。なお、参照時点の遊技状態が異なっていれば(時短遊技状態又は非時短遊技状態のいずれか)、同一の特別図柄が決定されたときであっても、参照時遊技状態に応じて時短回数や終了決定回数を異ならせるように設定することは可能である。
ここで、たとえば、小当たり図柄Y3が決定されたときには、当該決定に基づく特別遊技の終了後に時短遊技状態JT1を設定する旨が定められていたものとする。このときには、低確率時短遊技状態LJT1-B中に小当たり図柄Y3が決定された場合、低確率時短遊技状態LJT2-A中又はLJT2-B中に小当たり図柄Y3が決定された場合にはいずれも、当該決定に基づく特別遊技の終了後には低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)が設定される。そうすると、上述のケースでは、せっかく有利度の高い低確率時短遊技状態LJT2-AやLJT2-Bが設定されたにもかかわらず、特別遊技の終了後に有利度の低い低確率時短遊技状態LJT1が設定され、遊技者に大きな損失感を抱かせてしまうおそれがある。
すなわち、低確率時短遊技状態LJT1-Aでは、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し、当該当選に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定される場合(すなわち、小当たり図柄Y1又はY2が決定された場合)には必ず、最も有利度の高い低確率時短遊技状態LJT2-Aが設定される。これに対して、低確率時短遊技状態LJT1-Bでは、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し、当該当選に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定される場合には、低確率時短遊技状態LJT2-A又はLJT2-Bが設定される。
このように、低確率時短遊技状態LJT1-Aは、低確率時短遊技状態LJT1-Bよりも低確率時短遊技状態LJT2-Aへの移行確率が高く、低確率時短遊技状態LJT1-Bよりも有利な遊技状態となっている。
本形態に係るパチンコ機Pにおいて、上述の特図遊技、普図遊技、小当たり遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で実行される処理については、大当たりの当選に関する処理を除き、第3形態とほぼ同一となっており、当業者であれば第3形態における処理に基づいて当業者が本形態での実施方法(本形態への適用方法)を理解し得るため、説明を省略する。
次に、本形態(第5形態)に係るパチンコ機Pの変形例について説明する。
(変形例1)
本形態に係るパチンコ機Pでは、いわゆる右打ちが行われる所定の遊技状態(低確率時短遊技状態LJT2-B又はLJT2-C)においては必ずしも、特別図柄の変動回数が時短回数に到達するまでに小当たりに当選するとは限らず、小当たりに当選することなく特別図柄の変動回数が時短回数に到達すると通常遊技状態(非時短遊技状態)が設定されるようになっていたが、これに限定されるものではなく、実質的に小当たりに当選するまで上記の遊技状態が継続するようにするとともに、所定の小当たり図柄が決定された場合に、上記の遊技状態が終了するように設定してもよい。
以下、変形例1について具体例を挙げて説明する。なお、以下では、上記第5形態と同様の内容については説明を省略し、異なる点についてのみ詳述する。
(ア)当否抽選の概要
図110に示すように、変形例1では、非時短遊技状態中に第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合の当否抽選においては、小当たりの当選又は時短付与の当選のいずれかの抽選結果が導出され、小当たりに当選すると小当たり図柄Y1(決定確率は25/100)、小当たり図柄Y2(決定確率は50/100)又は小当たり図柄Y3(決定確率は25/100)が決定され、時短付与に当選すると時短図柄J1(決定確率は20/100)又は時短図柄J2(決定確率は80/100)が決定される。
時短遊技状態中に第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合の当否抽選においては、小当たりの当選又はハズレのいずれかの抽選結果が導出され、小当たりに当選すると小当たり図柄Y1(決定確率は25/100)、小当たり図柄Y2(決定確率は50/100)又は小当たり図柄Y3(決定確率は25/100)が決定され、ハズレとなるとハズレ図柄Z1が決定される。
非時短遊技状態中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合の当否抽選、時短遊技状態中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合の当否抽選においてはいずれも、小当たりの当選又はハズレのいずれかの抽選結果が導出され、小当たりに当選すると小当たり図柄Y4(決定確率は10/100)、小当たり図柄Y5(決定確率は71/100)、小当たり図柄Y6(決定確率は9/100)又は小当たり図柄Y7(決定確率は10/100)が決定され、ハズレとなるとハズレ図柄Z2が決定される。
変形例1では、第5形態と同様に、通常遊技状態(低確率非時短遊技状態)、低確率時短遊技状態LJT1、又は、低確率時短遊技状態LJT2のいずれかが設定される。また、低確率時短遊技状態LJT1としては、低確率時短遊技状態LJT1-X(時短回数が30回、終了決定回数が2回に設定)、又は、低確率時短遊技状態LJT1-Y(時短回数が10000回、終了決定回数が1回に設定)のいずれかが設定される。また、低確率時短遊技状態LJT2としては、低確率時短遊技状態LJT2-X(時短回数が10000回、終了決定回数が2回に設定)、又は、低確率時短遊技状態LJT2-Y(時短回数が10000回、終了決定回数が1回に設定)のいずれかが設定される。
図111(a)に示すように、変形例1では、参照時遊技状態が非時短遊技状態であって、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2-Xに設定される。また、参照時遊技状態が時短遊技状態であって、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合にも、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2-Xに設定される。
RAMクリア(異常時初期化処理、通常時初期化処理)後や低確率時短遊技状態LJT1-X中に特別図柄の変動回数が時短回数に到達した後においては、通常遊技状態が設定される。通常遊技状態中は、第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出すことで第1始動入賞口15へ遊技球が入球することにより、第1特図乱数に基づく当否抽選が実行される。
そして、通常遊技状態中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選した場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-X(小当たり図柄Y1が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT2-Y(小当たり図柄Y2が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-Y(小当たり図柄Y3が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))のいずれかへ移行し、時短付与に当選した場合には、当該当選を経て低確率時短遊技状態LJT2-X(時短図柄J1が決定された場合)、又は、低確率時短遊技状態LJT1-Yのいずれかへ移行する(図111(a)~(b)、図112参照)。
ここで、第5形態と同様に、通常遊技状態中の第1特図乱数に基づく当否抽選では、小当たりよりも時短付与に当選する確率が極めて高く設定されており、また、時短図柄J1よりも時短図柄J2の決定確率が極めて高く設定されているため(図110(a)参照)、当該当否抽選が実行されると低確率時短遊技状態LJT1-Yが設定される可能性が極めて高い。また、この低確率時短遊技状態LJT1-Yは、実質的に小当たりに当選するまで継続する。したがって、変形例1の遊技中は概ね、低確率時短遊技状態LJT1-Yに滞在することとなる。
そして、低確率時短遊技状態LJT1-Y中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選した場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-X(小当たり図柄Y1が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT2-Y(小当たり図柄Y2が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-Y(小当たり図柄Y3が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))のいずれかへ移行する(図111(a)、図112参照)。
そして、低確率時短遊技状態LJT2-X中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選した場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-X(小当たり図柄Y4又はY5が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT2-Y(小当たり図柄Y6又はY7が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))のいずれかへ移行する(図111(a)、図112参照)。
そして、低確率時短遊技状態LJT2-Y中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選した場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-X(小当たり図柄Y4が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT2-Y(小当たり図柄Y5又はY6が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-X(小当たり図柄Y7が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))のいずれかへ移行する(図111(a)、図112参照)。
そして、低確率時短遊技状態LJT1-X中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選した場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-X(小当たり図柄Y1又はY2が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-X(小当たり図柄Y3が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))のいずれかへ移行する(図111(a)、図112参照)。
なお、上述したように、低確率時短遊技状態LJT1-Xでは時短回数が30回に設定されることから、この低確率時短遊技状態LJT1-X中に必ずしも小当たりに当選するとは限らない。すなわち、低確率時短遊技状態LJT1-Xへ移行すると、特別図柄の変動回数が30回に到達するまでに小当たりに当選した場合に限り、当該小当たりの当選を経て、低確率時短遊技状態LJT2-X、又は、低確率時短遊技状態LJT1-Xが設定される。そして、特別図柄の変動回数が30回に到達するまでに小当たりに当選しなかった場合には、低確率時短遊技状態LJT1-Xが終了し通常遊技状態が設定される(図112参照)。
また、低確率時短遊技状態LJT2としては、低確率時短遊技状態LJT2-X又はLJT2-Yのいずれかに移行可能であるところ、低確率時短遊技状態LJT2-Xからは、いわゆる左打ちが行われる(第1特図乱数に基づく当否抽選が行われる)低確率時短遊技状態LJT1-Xへ移行せず、いわゆる右打ちが行われる(第2特図乱数に基づく当否抽選が行われる)低確率時短遊技状態LJT2-X又はLJT2-Yへ移行するものの、低確率時短遊技状態LJT2-Yからは低確率時短遊技状態LJT1-Xへ移行する可能性がある。そして、上記したように、低確率時短遊技状態LJT2-X又はLJT2-Y(低確率時短遊技状態LJT2)は、低確率時短遊技状態LJT1-X(低確率時短遊技状態LJT1)よりも有利な遊技状態であることから、低確率時短遊技状態LJT1-Xへ移行しない低確率時短遊技状態LJT2-Xは、低確率時短遊技状態LJT1-Xへ移行する可能性のある低確率時短遊技状態LJT2-Yよりも有利な遊技状態となる。
したがって、低確率時短遊技状態LJT1-Yでは、遊技者に対して、低確率時短遊技状態LJT2-Yよりも低確率時短遊技状態LJT2-Xへの移行を期待させながら、遊技を進行させるという遊技性が付与されることとなる。
したがって、低確率時短遊技状態LJT2-Xでは、遊技者に対して、低確率時短遊技状態LJT2-Yへの移行よりも低確率時短遊技状態LJT2-Xへの滞在を期待させながら、遊技を進行させるという遊技性が付与されることとなる。
したがって、低確率時短遊技状態LJT2-Yでは、遊技者に対して、低確率時短遊技状態LJT1-Xへの移行よりも、低確率時短遊技状態LJT2-Xへの移行又は低確率時短遊技状態LJT2-Yへの滞在を期待させながら、遊技を進行させるという遊技性が付与されることとなる。
これにより、低確率時短遊技状態LJT2-Yから移行した低確率時短遊技状態LJT1-Xが、遊技者にとって有利な低確率時短遊技状態LJT2-Xへの移行確率が高いチャンスゾーンになるという斬新な遊技性が付与されることとなる。
なお、変形例1では、参照時遊技状態が時短遊技状態であって、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y7が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2-Yに設定されるようになっていたが、これに限定されるものではなく、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT1-Xに設定されるようにしてもよい。
このようにした場合には、低確率時短遊技状態LJT2-Xからも低確率時短遊技状態LJT1-Xへ移行する可能性が生じるため、低確率時短遊技状態LJT2-X中においてスリリングな印象を遊技者に抱かせることができる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1として設定され得る低確率時短遊技状態LJT1-AとLJT1-Bとでそれぞれ、時短遊技状態JT1が終了することとなる小当たりの当選回数(終了回数)を異ならせることで、小当たりに当選した場合に参照される遊技状態(参照時遊技状態)が異なるように設定されていたが、参照時遊技状態を異ならせるための方法はこれに限定されるものではなく、所定の小当たり図柄の決定回数が所定回数に到達することで時短遊技状態JT1が終了するように設定した上で、時短遊技状態JT1が終了することとなる小当たり図柄の決定回数を異ならせることで、小当たりに当選した場合に参照される遊技状態が異なるように設定してもよい。
以下、変形例2について具体例を挙げて説明する。なお、以下では、第5形態と同様の内容については説明を省略し、異なる点についてのみ詳述する。
(ア)当否抽選及び小当たり遊技の概要
図113に示すように、変形例2では、非時短遊技状態中に第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合の当否抽選においては、小当たりの当選又は時短付与の当選のいずれかの抽選結果が導出され、小当たりに当選すると小当たり図柄Y1(決定確率は70/100)、小当たり図柄Y2(決定確率は10/100)、小当たり図柄Y3(決定確率は10/100)又は小当たり図柄Y4(決定確率は10/100)が決定され、時短付与に当選すると時短図柄J1(決定確率は20/100)、時短図柄J2(決定確率は40/100)又は時短図柄J3(決定確率は40/100)が決定される。
時短遊技状態中に第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合の当否抽選においては、小当たりの当選又はハズレのいずれかの抽選結果が導出され、小当たりに当選すると小当たり図柄Y1(決定確率は70/100)、小当たり図柄Y2(決定確率は10/100)、小当たり図柄Y3(決定確率は10/100)又は小当たり図柄Y4(決定確率は10/100)が決定され、ハズレとなるとハズレ図柄Z1が決定される。
非時短遊技状態中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合の当否抽選、時短遊技状態中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合の当否抽選においてはいずれも、小当たりの当選又はハズレのいずれかの抽選結果が導出され、小当たりに当選すると小当たり図柄Y5(決定確率は75/100)、小当たり図柄Y6(決定確率は15/100)、小当たり図柄Y7(決定確率は5/100)又は小当たり図柄Y8(決定確率は5/100)が決定され、ハズレとなるとハズレ図柄Z2が決定される。
これに対して、小当たり図柄Y4が決定された場合には、当該小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中は、振り分け部材59が第1位置に停留し、大入賞口18へ入球した遊技球は全て一般領域へ進入するようになっている。そのため、当該小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入することがなく、特別遊技は実行されない。
すなわち、変形例2では、小当たり図柄Y1、Y2、Y3、Y5、Y6、Y7又はY8の決定は特別遊技の実行契機となるものの、小当たり図柄Y4の決定は特別遊技の実行契機とはならない。
変形例2では、第5形態と同様に、通常遊技状態(非時短遊技状態)、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)、又は、低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)のいずれかが設定される。
低確率時短遊技状態LJT1としては、低確率時短遊技状態LJT1-P1、低確率時短遊技状態LJT1-P2、低確率時短遊技状態LJT1-Q1、又は、低確率時短遊技状態LJT1-Q2のいずれかが設定される。
低確率時短遊技状態LJT2としては、低確率時短遊技状態LJT2-P、又は、低確率時短遊技状態LJT2-Qのいずれかが設定される。
また、第5形態と同様に、通常遊技状態、低確率時短遊技状態LJT1(LJT1-P1、LJT1-P2、LJT1-Q1、LJT1-Q2)においては、第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出しが行われるようになっており、低確率時短遊技状態LJT2(LJT2-P、LJT2-Q)においては、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われるようになっている。
図114に示すように、低確率時短遊技状態LJT2-Pでは、時短回数が10000回、第1終了決定回数が1回に設定される。また、低確率時短遊技状態LJT2-Qでは、時短回数が10000回、第1終了決定回数が2回に設定される。
図114に示すように、低確率時短遊技状態LJT1-P1では、時短回数が10000回、第1終了決定回数が1回、第2終了決定回数が1000回に設定される。また、低確率時短遊技状態LJT1-P2では、時短回数が10000回、第1終了決定回数が1回、第2終了決定回数が1回に設定される。また、低確率時短遊技状態LJT1-Q1では、時短回数が10000回、第1終了決定回数が2回、第2終了決定回数が1000回に設定される。また、低確率時短遊技状態LJT1-Q2では、時短回数が10000回、第1終了決定回数が2回、第2終了決定回数が1回に設定される。
第5形態と同様に、時短遊技状態中は、上述の特別図柄変動停止処理において、残変動回数の更新が行われる。さらに、変形例2では、上述の特別図柄変動停止処理において、小当たり図柄Y4以外が決定されると、第1終了決定回数記憶領域に記憶されている第1残小当たり回数が更新され(1デクリメントされ)、小当たり図柄Y4が決定されると、第2終了決定回数記憶領域に記憶されている第2残小当たり回数が更新される(1デクリメントされる)。
そして、低確率時短遊技状態LJT1-P1、LJT1-P2、LJT1-Q1、LJT1-Q2では、上記更新の結果、上記(1)~(3)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態が通常遊技状態に変更される。また、低確率時短遊技状態LJT2-P、LJT2-Qでは、上記更新の結果、上記(1)~(2)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態が通常遊技状態に変更される。
また、第2終了決定回数は1000回であり、小当たりに当選した場合に小当たり図柄Y4が決定される確率は10/100であることから(図113参照)、実質的には(3)の時短終了条件が成立することもない。
一方、第1終了決定回数は1回であるため、小当たりに当選し小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合、特別図柄変動停止処理において第1残第小当たり回数の更新が行われると第1残小当たり回数は0回となる(第1終了決定回数に到達する)ことから、(2)の時短終了条件が成立する。すると、この第1残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となり、参照時遊技状態は非時短遊技状態となる。そして、小当たり図柄Y1、Y2又はY3の決定を介して実行される特別遊技の終了後には、参照時遊技状態が非時短遊技状態、かつ決定された小当たり図柄の種類に応じた遊技状態が設定される(図114(a)参照)。
一方、第1終了決定回数は1回であるため、小当たりに当選し小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合、特別図柄変動停止処理において第1残第小当たり回数の更新が行われると第1残小当たり回数は0回となる(第1終了決定回数に到達する)ことから、(2)の時短終了条件が成立する。すると、この第1残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となり、参照時遊技状態は非時短遊技状態となる。そして、小当たり図柄Y1、Y2又はY3の決定を介して実行される特別遊技の終了後には、参照時遊技状態が非時短遊技状態、かつ決定された小当たり図柄の種類に応じた遊技状態が設定される(図114(a)参照)。
また、第2終了決定回数は1回であるため、小当たりに当選し小当たり図柄Y4が決定された場合、特別図柄変動停止処理において第2残小当たり回数の更新が行われると第2残小当たり回数は0回となる(第2終了決定回数に到達する)ことから、(3)の時短終了条件が成立する。すると、この第2残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となる。なお、上記したように、小当たり図柄Y4の決定を介して特別遊技が実行されることはないため、小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合のように、参照時遊技状態、小当たり図柄の種類に応じた遊技状態の設定は行われない。
また、第2終了決定回数は1000回であり、小当たりに当選した場合に小当たり図柄Y4が決定される確率は10/100であることから(図113参照)、実質的には(3)の時短終了条件が成立することもない。
一方、第1終了決定回数は2回であるため、小当たりに当選し小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合、特別図柄変動停止処理において第2残小当たり回数の更新が行われると第2残小当たり回数は1回となる(第1終了決定回数に到達しない)ことから、(2)の時短終了条件は成立しない。すると、この第2残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1-Q1(時短遊技状態)のままとなり、参照時遊技状態は時短遊技状態となる。そして、小当たり図柄Y1、Y2又はY3の決定を介して実行される特別遊技の終了後には、参照時遊技状態が時短遊技状態、かつ決定された小当たり図柄の種類に応じた遊技状態が設定される(図114(a)参照)。
一方、第1終了決定回数は2回であるため、小当たりに当選し小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合、特別図柄変動停止処理において第1残第小当たり回数の更新が行われると第1残小当たり回数は1回となる(第1終了決定回数に到達しない)ことから、(2)の時短終了条件は成立しない。すると、この第2残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1-Q2(時短遊技状態)のままとなり、参照時遊技状態は時短遊技状態となる。そして、小当たり図柄Y1、Y2又はY3の決定を介して実行される特別遊技の終了後には、参照時遊技状態が時短遊技状態、かつ決定された小当たり図柄の種類に応じた遊技状態が設定される(図114(a)参照)。
また、第2終了決定回数は1回であるため、小当たりに当選し小当たり図柄Y4が決定された場合、特別図柄変動停止処理において第2残小当たり回数の更新が行われると第2残小当たり回数は0回となる(第2終了決定回数に到達する)ことから、(3)の時短終了条件が成立する。すると、この第2残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となる。なお、上記したように、特別遊技は実行されないことから、参照時遊技状態、小当たり図柄の種類に応じた遊技状態の設定は行われない。
一方、第1終了決定回数は1回であるため、小当たりに当選し小当たり図柄Y5、Y6、Y7又はY8が決定された場合、特別図柄変動停止処理において第1残第小当たり回数の更新が行われると第1残小当たり回数は0回となる(第1終了決定回数に到達する)ことから、(2)の時短終了条件が成立する。すると、この第1残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となり、参照時遊技状態は非時短遊技状態となる。そして、小当たり図柄Y5、Y6、Y7又はY8の決定を介して実行される特別遊技の終了後には、参照時遊技状態が非時短遊技状態、かつ決定された小当たり図柄の種類に応じた遊技状態が設定される(図114(a)参照)。
一方、第1終了決定回数は2回であるため、小当たりに当選し小当たり図柄Y5、Y6、Y7又はY8が決定された場合、特別図柄変動停止処理において第1残第小当たり回数の更新が行われると第1残小当たり回数は1回となる(第1終了決定回数に到達しない)ことから、(2)の時短終了条件は成立しない。すると、この第2残小当たり回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT1-Q2(時短遊技状態)のままとなり、参照時遊技状態は時短遊技状態となる。そして、小当たり図柄Y5、Y6、Y7又はY8の決定を介して実行される特別遊技の終了後には、参照時遊技状態が時短遊技状態、かつ決定された小当たり図柄の種類に応じた遊技状態が設定される(図114(a)参照)。
図114(a)に示すように、変形例2では、参照時遊技状態が非時短遊技状態であって、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2-Pに設定される。また、参照時遊技状態が時短遊技状態であって、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定され、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、当該進入に基づく特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2-Qに設定される。
RAMクリア(異常時初期化処理、通常時初期化処理)後、低確率時短遊技状態LJT1-P2中やLJT1-Q2中に小当たり図柄Y4が決定された後、低確率時短遊技状態LJT2-Q中に小当たり図柄Y6が決定され当該決定を介して実行される特別遊技が終了した後においては、通常遊技状態が設定される。通常遊技状態中は、第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出すことで第1始動入賞口15へ遊技球が入球することにより、第1特図乱数に基づく当否抽選が実行される。
そして、通常遊技状態中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選し小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合には、当該決定を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-P(小当たり図柄Y1が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT2-P1(小当たり図柄Y2が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-P2(小当たり図柄Y3が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))のいずれかへ移行し、時短付与に当選した場合には、当該当選を経て低確率時短遊技状態LJT2-Q(時短図柄J1が決定された場合)、低確率時短遊技状態LJT1-Q1(時短図柄J2が決定された場合)、又は、低確率時短遊技状態LJT1-Q2(時短図柄J3が決定された場合)のいずれかへ移行する(図114(a)~(b)、図115参照)。
ここで、第5形態と同様に、通常遊技状態中の第1特図乱数に基づく当否抽選では、小当たりよりも時短付与に当選する確率が極めて高く設定されており、また、時短図柄J1よりも時短図柄J2やJ3の決定確率が高く設定されているため(図113(a)参照)、当該当否抽選が実行されると低確率時短遊技状態LJT1-Q1、LJT1-Q2が設定される可能性が高い。また、低確率時短遊技状態LJT1-Q1は、実質的に小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定されるまで継続し、低確率時短遊技状態LJT1-Q2は、小当たり図柄Y1、Y2、Y3又はY4が決定されるまで継続する。したがって、変形例2の遊技中は、低確率時短遊技状態LJT1-Q1やLJT-Q2に滞在する可能性が高い。
そして、低確率時短遊技状態LJT1-Q1中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選し小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合には、当該決定を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-Q(小当たり図柄Y1が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT1-Q1(小当たり図柄Y2が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-Q2(小当たり図柄Y3が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))のいずれかへ移行する(図114(a)、図115参照)。
そして、低確率時短遊技状態LJT1-Q2中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選し小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-Q(小当たり図柄Y1が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT1-Q1(小当たり図柄Y2が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-Q2(小当たり図柄Y3が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))のいずれかへ移行し、小当たりに当選し小当たり図柄Y4が決定された場合には通常遊技状態へ移行する(図114(a)、図115参照)。
そして、低確率時短遊技状態LJT2-Q中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選した場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-Q(小当たり図柄Y5が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT1-P1(小当たり図柄Y7が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT1-P2(小当たり図柄Y8が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))、又は、通常遊技状態(小当たり図柄Y6が決定された場合(参照時遊技状態は時短遊技状態))のいずれかへ移行する(図114(a)、図115参照)。
低確率時短遊技状態LJT1-P1中は、通常遊技状態や低確率時短遊技状態LJT1-Q1、LJT1-Q2と同様に、第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出すことで第1始動入賞口15へ遊技球が入球することにより、第1特図乱数に基づく当否抽選が実行される。
そして、低確率時短遊技状態LJT1-P1中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選し小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合には、当該決定を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-P(小当たり図柄Y1が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT1-P1(小当たり図柄Y2が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-P2(小当たり図柄Y3が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))のいずれかへ移行する(図114(a)、図115参照)。
そして、低確率時短遊技状態LJT1-P2中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選し小当たり図柄Y1、Y2又はY3が決定された場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-P(小当たり図柄Y1が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT1-P1(小当たり図柄Y2が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-P2(小当たり図柄Y3が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))のいずれかへ移行し、小当たりに当選し小当たり図柄Y4が決定された場合には、通常遊技状態(小当たり図柄Y4が決定された場合)へ移行する(図114(a)、図115参照)。
そして、低確率時短遊技状態LJT2-P中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われると、小当たりに当選した場合には、当該当選を介して行われる特別遊技の実行を経て、低確率時短遊技状態LJT2-P(小当たり図柄Y5が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、低確率時短遊技状態LJT1-P1(小当たり図柄Y7が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))、又は、低確率時短遊技状態LJT1-P2(小当たり図柄Y6又はY8が決定された場合(参照時遊技状態は非時短遊技状態))へ移行する(図114(a)、図115参照)。
また、低確率時短遊技状態LJT2としては、低確率時短遊技状態LJT2-P又はLJT2-Qのいずれかに移行可能であるところ、低確率時短遊技状態LJT2-Pからは通常遊技状態へ移行しないものの、低確率時短遊技状態LJT2-Qからは通常遊技状態へ移行する可能性がある。ここで、上記したように、通常遊技状態においては、小当たりよりも時短付与に当選する確率が極めて高く、時短付与の当選を介して低確率時短遊技状態LJT2-Q(低確率時短遊技状態LJT2)へ移行可能となっていることから、通常遊技状態へ移行する可能性のある低確率時短遊技状態LJT2-Qは、通常遊技状態へ移行しない低確率時短遊技状態LJT2-Pよりも有利な遊技状態となる。
したがって、通常遊技状態へ移行する可能性のある低確率時短遊技状態LJT2-P2は、通常遊技状態へ移行しない低確率時短遊技状態LJT2-P1よりも有利な遊技状態となり、通常遊技状態へ移行する可能性のある低確率時短遊技状態LJT2-Q2は、通常遊技状態へ移行しない低確率時短遊技状態LJT2-Q1よりも有利な遊技状態となる。
そして、遊技中に滞在する可能性の高い低確率時短遊技状態LJT1-Q1やLJT1-Q2においては、小当たりの当選に基づき有利度の高い低確率時短遊技状態LJT2-Qへの移行を目指し、低確率時短遊技状態LJT2-Qへ移行した後は、小当たり図柄Y5の決定に基づき、特別遊技の実行を介して再度の低確率時短遊技状態LJT2-Qへの滞在を目指すか、又は、小当たり図柄Y6の決定に基づき、特別遊技の実行を介して有利度の高い通常遊技状態への移行を目指すという遊技性が付与されることとなる。また、低確率時短遊技状態LJT2-Q中の小当たり図柄Y7又はY8の決定に基づき、低確率時短遊技状態LJT1-P2又はLJT1-P1へ移行した場合には、小当たりの当選に基づき有利の高い低確率時短遊技状態LJT2-Pへの移行を目指しつつも、低確率時短遊技状態LJT1-P2において小当たり図柄Y4の決定に基づき通常遊技状態へ移行させた後、この通常遊技状態から、低確率時短遊技状態LJT1-P1やLJT1-P2よりも有利度の高い、低確率時短遊技状態LJT1-Q1、LJT1-Q2、LJT2-Qへの移行を目指すという遊技性が付与されることとなる。
なお、変形例2では、低確率時短遊技状態LJT1において、時短遊技状態が終了することとなる小当たり図柄Y4の決定回数を異ならせることで、参照時遊技状態が異なるように設定されていたが、低確率時短遊技状態LJT2においても、同様の制御を行ってもよい。
具体的には、たとえば、低確率時短遊技状態LJT2として、低確率時短遊技状態LJT2-P1、LJT2-P2、LJT2-Q1、LJT2-Q2の4種類を設けるとともに、第2特図乱数の当否抽選で小当たりとなった場合に決定される小当たり図柄として、特別図柄の実行契機となる小当たり図柄、及び、特別図柄の実行契機とならない小当たり図柄の両方を設ける。そして、低確率時短遊技状態LJT2-P1においては、第1終了決定回数(特別図柄の実行契機となる小当たり図柄の決定回数)を1回、第2終了決定回数(特別図柄の実行契機とならない小当たり図柄の決定回数)を1000回に設定し、低確率時短遊技状態LJT2-P2においては、第1終了決定回数を1回、第2終了決定回数を1回に設定し、低確率時短遊技状態LJT2-Q1においては、第1終了決定回数を2回、第2終了決定回数を1000回に設定し、低確率時短遊技状態LJT2-Q2においては、第1終了決定回数を2回、第2終了決定回数を1回に設定してもよい。
このようにした場合には、低確率時短遊技状態LJT2として、実質的に有利度の異なる複数の遊技状態を設けることができ、遊技状態の設定のバリエーションが豊富となり遊技者の興趣を高めることが可能となる。
同様に、低確率時短遊技状態LJT2-P、LJT2-Qについても、実行される演出によって、遊技者が識別可又は識別不可となるように設定してもよい。
たとえば、第1特図乱数に基づく特別図柄の変動回数(第1特図乱数に基づく当否抽選の回数)が所定回数に到達すること、第2特図乱数に基づく特別図柄の変動回数(第2特図乱数に基づく当否抽選の回数)が所定回数に到達すること、小当たりに当選すること等の条件を定めてもよい。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、当否抽選により小当たりのみならず大当たりにも当選可能であって、大当たりの当選に基づき特別遊技が実行されるようにしてもよい。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
以下、第6形態を、図面を参照しつつ説明する。この説明にあたっては、上述した第1形態~第5形態と同様の構成には、同一の符号を付することによって、その説明を省略又は簡略化するものとする。
本形態に係るパチンコ機Pは、第5形態と同様に、特別遊技の実行の契機が小当たりの当選となっているパチンコ機であり、具体的には、当否抽選において、大当たりには当選しないものの小当たりに当選可能となっており、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中に特別領域へ遊技球が進入したことを契機として、特別遊技が実行されるように構成されたものである。
また、第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出しが促される遊技状態においては、第1始動入賞口15への遊技球の入球による特別図柄の変動表示に伴って、当該入球に基づく当否抽選の結果を報知する変動演出が実行される。一方、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが促される遊技状態においては、遊技球がゲート20を通過することによる普通図柄の変動表示(以下、普図変動ともいう)に伴って、当該通過による普通図柄の抽選に基づく抽選結果(第2始動入賞口16へ遊技球が入球可能となる抽選結果であるか否か)を報知する変動演出が実行される。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pは、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが促される遊技状態中に実行される変動演出において、普通図柄の抽選に基づく抽選結果が報知される点で、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが促される遊技状態中に実行される変動演出において、第2始動入賞口16への遊技球の入球による当否抽選の結果を報知する第1形態~第5形態に係るパチンコ機Pと相違する。
また、特別遊技中、及び、小当たり図柄の決定(小当たりの当選)に基づく小当たり遊技中には、大入賞口18が開放し遊技球が当該大入賞口18へ入球可能となる。特別遊技中は、振り分け部材59が第1位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が特別領域へ進入することはなく、全て一般領域58へ進入する。これに対して、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中は、振り分け部材59が第2位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が一般領域58へ進入することはなく、全て特別領域へ進入するようになっている。
すなわち、特別領域へは、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中のみに遊技球が進入可能となっており、これにより、小当たり遊技中に所定個数(本形態では1個)の遊技球が特別領域へ進入する。そして、小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき、特別遊技が実行される。
また、設定可能な遊技状態として、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた通常遊技状態、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT1、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT2が設けられており、いずれかの遊技状態が設定されて遊技が進行するようになっている。
そして、第1始動入賞口15への遊技球の入球、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて当否抽選が実行される。
具体的には、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づく特別図柄(以下、第1特図ともいう)の変動表示中に第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合において、保留として記憶されている第1特図乱数が3個以下であったときには、当該入球に基づいて取得された第1特図乱数が保留として記憶されるものの、保留として記憶されている第1特図乱数が上限の4個であったときには、当該入球に基づいて取得された第1特図乱数は保留として記憶されない。そして、第1特図乱数が保留として記憶されている場合には、第1特図の変動表示の終了後に、保留として最先に記憶された第1特図乱数が読み出されて、当該第1特図乱数に基づく当否抽選及び第1特図の変動表示が実行される。
これに対して、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく特別図柄(以下、第2特図ともいう)の変動表示中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合には、当該入球に基づいて取得された第2特図乱数は保留として記憶されない。したがって、第2特図の変動表示が行われていないときに第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合にのみ、当該入球により取得された第2特図乱数に基づく当否抽選及び第2特図の変動表示が実行される。
なお、第2特図乱数も保留として記憶できるようにしてもよい。
また、図116(a)に示すように、上記当否抽選における小当たりの当選の確率は1/200に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y1の決定確率は100/100(100%)に設定されている。さらに、上記当否抽選によりハズレとなるとハズレ図柄Z1が決定される。
このように、第1特図乱数に基づく当否抽選では、小当たりの当選又はハズレのいずれかの抽選結果が導出されるようになっており、小当たりに当選しなかった場合には必ずハズレとなる。
また、図116(a)に示すように、上記当否抽選における小当たりの当選の確率は200/200に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y2の決定確率は60/100(60%)、小当たり図柄Y3の決定確率は40/100(40%)に設定されている。
このように、第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合における小当たりの当選確率は200/200であるため、第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合には、当否抽選において必ず小当たりの当選の抽選結果が導出される。すなわち、第2始動入賞口16へ遊技球が入球すれば必ず小当たりの当選となり、ハズレとはならない。
本形態に係るパチンコ機Pは、上述の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンドを記憶した変動パターンテーブル114を複数備えている。ここでは、通常遊技状態中(非時短遊技状態中)に第1特図乱数に基づいて変動パターンコマンド(変動パターン)を決定する際に参照するテーブルMP71、低確率時短遊技状態LJT1中(時短遊技状態JT1中)に第2特図乱数に基づいて変動パターンコマンドを決定する際に参照するテーブルMP72、及び、低確率時短遊技状態LJT2中(時短遊技状態JT2中)に第2特図乱数に基づいて変動パターンコマンドを決定する際に参照するテーブルMP73について説明し、他の変動パターンテーブル114については説明を省略する。
そして、第1形態~第5形態と同様に、当否抽選及び特別図柄の決定が行われると、当該当否抽選に用いられた特図乱数の種類(第1特図乱数、第2特図乱数)、及び、設定中の遊技状態に応じたいずれかの変動パターンテーブル114を参照して、変動パターンコマンドが決定される。
第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定された場合には、「20秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0AH」(決定確率は10%)、又は、「60秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0BH」(決定確率は90%)のいずれかが決定される。
第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y3が決定された場合には、「60秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0BH」(決定確率は85%)、又は、「120秒変動(特別図柄の変動時間が120秒)」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0CH」(決定確率は15%)のいずれかが決定される。
第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y3が決定された場合には、「1秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「0EH」(決定確率は100%)が決定される。
このように、小当たりに当選した場合には、いずれの小当たり図柄が決定されたときであっても、小当たり遊技中には大入賞口18が合計1.8秒開放されることにより、この小当たり遊技中に、右打ちを行っていれば遊技球を大入賞口18へ入球させることができる。また、この小当たり遊技中には、振り分け部材59が第2位置に停留することから、大入賞口18へ入球した遊技球は必ず特別領域へ進入する。
したがって、小当たりに当選した場合には、右打ちを行っていれば、当該当選に基づく小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域に進入するため、当該進入に基づき特別遊技が実行される。
なお、小当たり遊技中における大入賞口18の開放態様は、上記内容に限定されるものではなく、種々の態様を採用することができる。たとえば、大入賞口18が0.15秒間の開放を12回繰り返す態様としてもよい。このようにすることで、大入賞口18への遊技球の入球が可能となる遊技領域(本形態では第2遊技領域12b)を遊技球が流下した状態で大入賞口18の開放が行われる回数が増えるため、小当たり遊技中に10個以上の遊技球が入球する可能性(いわゆるオーバー入賞の可能性)を高めることができる。
また、小当たり図柄Y2又はY3が決定され当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、上述のラウンド遊技が計9回行われる特別遊技が実行される(図116(a)では、小当たり遊技と9回のラウンド遊技とを合わせて10Rと表記)。ラウンド遊技中の開閉扉18bの開閉パターン及び振り分け部材59の作動態様、インターバル時間はいずれも、上述の小当たり図柄Y1の決定に基づく特別遊技と同一の内容に設定されている。
次に、本形態に係るパチンコ機Pで実行される普図遊技の概要について説明する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技球がゲート20を通過すると、普通図柄の抽選、当該抽選の結果に基づく普通図柄を決定するための普通図柄決定処理、及び、決定された普通図柄の変動パターンを決定するための普通図柄変動パターン決定処理が行われる。そして、普通図柄決定処理により決定された普通図柄の種類に応じて可動片16bの作動態様が定められており、所定の作動態様で可動片16bが作動した場合に第2始動入賞口16への遊技球の入球が可能となる。
普通図柄決定処理は、遊技球がゲート20を通過することを契機に取得される普通図柄決定乱数、並びに、遊技状態ごとに設けられ、当該普通図柄決定乱数及び普通図柄の抽選の結果に普通図柄の種類が対応付けられた普通図柄決定テーブル(特に図示しておらず)に基づいて、メインCPU101により行われる。
普通図柄変動パターン決定処理は、遊技球がゲート20を通過することを契機に取得される普通図柄変動パターン決定乱数、並びに、遊技状態ごとに設けられ、当該普通図柄変動パターン決定乱数、遊技状態及び普通図柄の種類に普通図柄の変動パターン(以下、普図変動パターンともいう)が対応付けられた普通図柄変動パターン決定テーブル(特に図示しておらず)に基づいて、メインCPU101により行われる。
図118に示すように、通常遊技状態中においては、普通図柄の抽選により当たりとなると当たり図柄N1が決定され、当たり図柄N1の決定確率が100/100(100%)に設定されている。また、低確率時短遊技状態LJT1中おいては、普通図柄の抽選により当たりとなると当たり図柄N1又はN2が決定され、当たり図柄N1の決定確率は86/87(およそ98.9%)、当たり図柄N2の決定確率は1/87(およそ1.1%)に設定されている。また、低確率時短遊技状態LJT2中においては、普通図柄の抽選により当たりとなると当たり図柄N1又はN2が決定され、当たり図柄N1の決定確率は82/83(およそ98.8%)、当たり図柄N2の決定確率は1/83(およそ1.2%)に設定されている。
なおここで、本形態における当たり図柄N1、N2とは、普通図柄表示装置32に表示される1の図柄を意味するものではなく、普通図柄表示装置32に表示される1又は複数の図柄のうち、各遊技状態において図118に示す内容の制御が実行される図柄のことを意味する。たとえば、普通図柄表示装置32に表示され得る図柄として、図柄A、B、Cが設けられており、時短遊技状態JT1において図柄A又はBが決定されると、普図停止表示時間0.2秒、オープニング時間0.1秒、可動片16bの作動時間0.02秒、エンディング時間0.2秒という内容により普通図柄及び普図遊技の制御が行われ、時短遊技状態JT1において図柄Cが表示されると、普図停止表示時間0.2秒、オープニング時間6秒、可動片16bの作動時間5.8秒、エンディング時間0.2秒という内容により普通図柄及び普図遊技の制御が行われるように設定されている場合には、図柄A及びBが当たり図柄N1、図柄Cが当たり図柄N2に該当することとなる。
そして、本形態では、所定の遊技状態では当たり図柄N1に該当する図柄であっても、他の遊技状態では当たり図柄N1ではなく当たり図柄N2に該当することもあるようになっており、普通図柄表示装置32の表示され得る各図柄の決定確率は遊技状態に応じて変化しないものの、遊技状態に応じて当たり図柄N1、N2に該当する図柄を異ならせることで、当たり図柄N1、N2の決定確率(図118参照)の違いを生じさせるようにしている。
具体的には、図118に示すように、通常遊技状態中(非時短遊技状態中)において、当たり図柄N1が決定された場合には、「10秒変動(普通図柄の変動時間が10秒)」の普図変動パターンが対応付けられた普図変動パターンコマンド「50H」(決定確率は100%)が決定される。
低確率時短遊技状態LJT1中(時短遊技状態JT1中)において、当たり図柄N1が決定された場合には、「0.2秒変動(普通図柄の変動時間が0.2秒)」の普図変動パターンが対応付けられた普図変動パターンコマンド「51H」(決定確率は85%)、又は、「3秒変動(普通図柄の変動時間が3秒)」の普図変動パターンが対応付けられた普図変動パターンコマンド「52H」(決定確率は15%)のいずれかが決定され、また、当たり図柄N2が決定された場合には、「3秒変動」の普図変動パターンが対応付けられた普図変動パターンコマンド「54H」(決定確率は80%)、又は、「6秒変動」の普図変動パターンが対応付けられた普図変動パターンコマンド「55H」(決定確率は20%)のいずれかが決定される。
低確率時短遊技状態LJT2中(時短遊技状態JT2中)において、当たり図柄N1が決定された場合には、「0.5秒変動(普通図柄の変動時間が0.5秒)」の普図変動パターンが対応付けられた普図変動パターンコマンド「57H」(決定確率は100%)が決定され、また、当たり図柄N2が決定された場合には、「0.5秒変動」の普図変動パターンが対応付けられた普図変動パターンコマンド「58H」(決定確率は100%)が決定される。
たとえば、普図保留数が所定数(たとえば2)以上であった場合には、普通図柄の変動時間が相対的に長い普図変動パターンよりも、普通図柄の変動時間が相対的に短い普図変動パターンが決定され易いようにする一方で、普図保留数が所定数未満であった場合には、普通図柄の変動時間が相対的に短い普図変動パターンよりも、普通図柄の変動時間が相対的に長い普図変動パターンが決定され易いようにしてもよい。
図118に示すように、本形態に係るパチンコ機Pでは、当たり図柄N1が決定された場合、及び、当たり図柄N2が決定された場合のいずれであっても、普図停止表示時間は0.2秒に設定されている。
すなわち、当たり図柄N1が決定された場合には、普図停止表示時間が経過した後にオープニング時間である0.1秒が経過すると可動片16bが作動し(可動片16bが突出し)、この作動時点から0.02秒経過すると可動片16bの作動が終了する(可動片16bが没入する)。そして、この作動の終了時点からエンディング時間である0.2秒が経過すると、次の普通図柄の抽選が実行される。
すなわち、当たり図柄N2が決定された場合には、普図停止表示時間が経過した後にオープニング時間である6秒が経過すると可動片16bが作動し、この作動時点から5.8秒経過すると可動片16bの作動が終了する。そして、この作動の終了時点からエンディング時間である0.2秒が経過すると、次の普通図柄の抽選が実行される。
すなわち、上述したように、通常遊技状態においては、遊技球がゲート20を通過した場合に必ず短作動態様により可動片16bが作動し、低確率時短遊技状態LJT1においては、遊技球がゲート20を通過した場合の1/87の確率で長作動態様により可動片16bが作動し、低確率時短遊技状態LJT2においては、遊技球がゲート20を通過した場合の1/83の確率で長作動態様により可動片16bが作動する。そのため、本形態に係るパチンコ機Pでは、第2始動入賞口16への遊技球の入球の難易度は、通常遊技状態が最も高く(入球し難く)、低確率時短遊技状態LJT1→低確率時短遊技状態LJT2の順に低く(入球し易く)なっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、小当たり図柄の決定(小当たりの当選)に基づき小当たり遊技が実行された場合において、当該小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき特別遊技が実行されたときには、後述する予め定められた参照時点における遊技状態(以下、参照時遊技状態ともいう)、決定された小当たり図柄の種類等に応じて、当該特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
具体的には、後述するように、小当たり図柄Y1が決定された場合において、参照時遊技状態が非時短遊技状態であったときには、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)が設定される。また、小当たり図柄Y2が決定された場合において、参照時遊技状態が時短遊技状態であったときには、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)が設定され、参照時遊技状態が非時短遊技状態であったときには、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)が設定される。また、小当たり図柄Y3が決定された場合において、参照時遊技状態が時短遊技状態であったときには、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)が設定され、参照時遊技状態が非時短遊技状態であったときには、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)が設定される。
これに対して、右打ちを行わず大入賞口18へ遊技球が入球しなかった等の理由により、小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入しなかったときには、特別遊技が実行されないとともに上述の小当たり図柄の種類に応じた遊技状態の設定は行われず、小当たり遊技の終了後は、当該小当たり遊技の終了時に設定されていた遊技状態が継続する。
動回数ともいう)が更新される。メインCPU101は、残特1変動回数の更新により第1特図の変動回数が特1終了回数に到達したか、又は、残特2変動回数の更新により第2特図の変動回数が特2終了回数に到達したと判断した場合には、この時点において、設定中の時短遊技状態を終了する。
また、時短遊技状態が設定されると、残特1変動回数の初期値として、設定された時短遊技状態の種類に対応する特1終了回数(時短遊技状態JT1では7回、時短遊技状態JT2では10000回)が特1終了回数記憶領域に記憶され、残特2変動回数の初期値として、設定された時短遊技状態の種類に対応する特2終了回数(時短遊技状態JT1、JT2いずれでも1回)が特2終了回数記憶領域に記憶される。そして、第1特図の変動表示が実行されるごとに、特1終了回数記憶領域に記憶されている値が更新(1デクリメント)され、第2特図の変動表示が実行されるごとに、特2終了回数記憶領域に記憶されている値が更新(1デクリメント)される。これにより、特1終了回数記憶領域に記憶されている値が残特1変動回数(設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの第1特図の変動回数)となり、特2終了回数記憶領域に記憶されている値が残特2変動回数(設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの第2特図の変動回数)となる。
また、時短遊技状態が設定されると、残作動回数の初期値として、設定された時短遊技状態の種類に対応する長作動終了回数(時短遊技状態JT1では2回、時短遊技状態JT2では1回)が長作動終了回数記憶領域に記憶される。そして、当たり図柄N2が決定され長作動態様により可動片16bが作動するごとに、長作動終了回数記憶領域に記憶されている値が更新(1デクリメント)される。これにより、長作動終了回数記憶領域に記憶されている値が残作動回数(設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの長作動態様による可動片16の作動回数)となる。
また、本形態では、長作動態様により可動片16bが作動した時点で、長作動態様による可動片16bの作動回数が長作動終了回数に到達した場合に時短遊技状態を終了するようになっていたが、これに限定されるものではない。本形態では当たり図柄N2が停止表示されると長作動態様による可動片16bの作動が行われるため、当たり図柄N2が停止表示された時点で、当たり図柄N2の決定回数が上述の長作動終了回数に対応する回数に到達した場合に時短遊技状態を終了するようにしてもよい。
また、本形態では、第2特図の変動回数が特2終了回数(後述するように、時短遊技状態JT1及びJT2いずれも1回)に到達した場合に時短遊技状態を終了するようになっていたが、これに限定されるものではない。本形態では、時短遊技状態中は指示通りに第2遊技領域12bへの遊技球の打ち出しを行っていれば第2始動入賞口16へ遊技球が入球可能となる。また、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選する確率は1/1であるため、第2始動入賞口16へ遊技球が入球し第2特図の変動表示が行われれば必ず小当たり遊技が実行され、実質的に特別遊技も実行されることとなる。したがって、第2特図の変動回数に基づいて時短遊技状態を終了するのではなく、小当たり遊技の実行回数(特別電動役物の作動回数)が特2終了回数に対応する回数に到達した場合に時短遊技状態を終了するようにしてもよい。このようにすることで、時短遊技状態中にもかかわらず第1遊技領域12aへの遊技球の打ち出しが行われ、第1始動入賞口15へ遊技球が入球し、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定されたような場合であっても、実質的に特別遊技の実行に繋がる小当たり遊技の実行を契機として時短遊技状態を終了させることができる。すなわち、第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合と第1特図乱数に基づく当否抽選で小当たりに当選した場合とで、時短遊技状態を終了させる処理を共通化することができ、CPUやRAM等のハードウェア資源に対する処理負荷を軽減させることが可能となる。
(1)非時短遊技状態(通常遊技状態)中の第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定された場合
この場合、小当たり図柄Y1の変動表示が停止された際の遊技状態は非時短遊技状態であることから、参照時遊技状態(特別図柄変動停止処理において残特1変動回数又は残特2変動回数の更新が行われる前の時点の遊技状態)も非時短遊技状態となる。したがって、小当たり図柄Y1が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図119(a)の(1-S1))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)に設定される(図119(b)参照)。
なお、本形態では、後述する時短遊技状態JT1及び時短遊技状態JT2において、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しの指示が行われているにもかかわらず第1遊技領域12aへ向けて遊技球が打ち出され、第1始動入賞口15へ遊技球が入球し、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定されるといったイレギュラーな状況が発生した場合、上述した非時短遊技状態中に小当たり図柄Y1が決定された場合と同様の遊技状態の設定を行うようにしている。
時短遊技状態JT1が設定されると、普図時短回数記憶領域に普図時短回数(100回)が記憶され、特1終了回数記憶領域に特1終了回数(7回)が記憶され、特2終了回数記憶領域に特2終了回数(1回)が記憶され、長作動終了回数記憶領域に長作動終了回数(2回)が記憶される。そして、図119(a)に示すように、時短遊技状態JT1は、(1-F1)普通図柄の変動回数が、上述の普図時短回数(100回)に到達すること、(1-F2)第2特図の変動回数が、上述の特2終了回数(1回)に到達すること、(1-F3)長作動態様による可動片16bの作動回数が、上述の長作動終了回数(2回)に到達すること、又は、(1-F4)第1特図の変動回数が、上述の特1終了回数(7回)に到達することといういずれかの時短終了条件が成立すると、終了する。時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態が通常遊技状態に変更される。
なお、時短遊技状態JT1においては、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが指示されており、当該指示に従って第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出していれば第1始動入賞口15へ遊技球が入球することはないため、基本的には(1-F4)の時短終了条件が成立することは無い。以下では、特に断る場合を除き、時短遊技状態JT1においては(1-F4)の時短終了条件が成立しないことを前提として説明を行う。
しかし、小当たり図柄Y2の変動時間(「0AH」の変動パターン)は0.5秒である一方、可動片16bが長作動態様で作動し、遊技球が第2始動入賞口16へ入球して第2特図の変動表示が開始されるとともに、可動片16bの作動が終了しエンディング時間中となってから、次回の普通図柄の抽選が行われ普図停止表示時間が経過するまでには少なくとも0.6秒かかることから(図118参照)、小当たり図柄Y2の変動表示が停止するまでに、普通図柄に関する時短終了条件の各種回数が更新される契機が新たに発生することはない。さらには、再度、普通図柄の抽選に基づき当たり図柄N2が決定され可動片16bが長作動態様で作動することもほぼ生じ得ない(当たり図柄N2の変動時間は最短で3秒であり、普通図柄の変動表示中に特別図柄の変動回数に関する終了条件が成立し非時短遊技状態となることにより、決定された当たり図柄N2は非時短遊技状態中の当たり図柄N1扱いとなるため)。
そうすると、小当たり図柄Y2の変動表示が停止した時点では、普通図柄の変動回数が普図時短回数(100回)となるタイミングで当たり図柄N2が決定された場合を除き、普通図柄の変動回数が普図時短回数(100回)に到達しないとともに、長作動態様による可動片16bの作動回数は1回となり、長作動態様による可動片16bの作動回数も長作動終了回数(2回)に到達しない。そのため、上述の参照時点(特別図柄変動停止処理において残特1変動回数又は残特2変動回数の更新が行われる前の時点)においては、(1-F1)及び(1-F3)の時短終了条件はいずれも成立しない。
したがって、小当たり図柄Y2が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態(図119(a)の(1-S2))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)に設定される(図119(b)参照)。
なお、上述の場合には、参照時遊技状態は時短遊技状態となるものの、参照時点直後に残特2変動回数の更新が行われることで第2特図の変動回数が特2終了回数(1回)に到達し、(1-F2)の時短終了条件が成立する。これにより、当該時点で遊技状態が非時短遊技状態に設定される。すなわち、残特2変動回数の更新が行われてから小当たり遊技の実行に基づく特別遊技が終了するまでの間は非時短遊技状態となる。
したがって、小当たり図柄Y2が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図119(a)の(2-S1))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される。
したがって、小当たり図柄Y2が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図119(a)の(2-S1))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される。
なお、1回目の当たり図柄N2の決定により可動片16bが長作動態様で作動した際に、意図的に遊技球を第2始動入賞口16へ入球させずに2回目の当たり図柄N2を狙い、特別遊技の終了後の遊技状態を時短遊技状態JT2に設定しようとするような攻略法により遊技が行われることを抑止するために、(1-F3)の時短終了条件である長作動態様による可動片16bの作動回数を3回以上に設定してもよい。このようにすることで、上述の攻略法の実行が困難となる。
上述したように、時短遊技状態JT1中の当たり図柄N2の決定に基づき可動片16bが長作動態様で作動した際には、第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出していれば、必ず第2始動入賞口16へ遊技球が入球し第2特図乱数に基づく当否抽選が行われる。この当否抽選では必ず小当たりに当選し、小当たり図柄Y3が決定され得る(図116(a)参照)。小当たり図柄Y3が決定された場合には、60秒変動又は120秒変動の変動パターンが決定されることから(図117(b)参照)、60秒又は120秒の変動時間の間、当該小当たり図柄Y3(第2特図)の変動表示が行われる。
そうすると、小当たり図柄Y3の変動表示が停止するまでに実行された普通図柄の変動表示及び停止の回数によっては、小当たり図柄Y3の変動表示が停止した時点で、普通図柄の変動回数が普図時短回数(100回)に到達している場合がある。この場合には、(1-F1)の時短終了条件が成立し、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されるため、参照時遊技状態は非時短遊技状態となる。
したがって、小当たり図柄Y3が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図119(a)の(2-S2))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される(図119(b)参照)。
したがって、小当たり図柄Y3が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図119(a)の(2-S2))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される(図119(b)参照)。
したがって、小当たり図柄Y3が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態(図119(a)の(1-S3))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)に設定される(図119(b)参照)。
なお、上述の場合には、参照時遊技状態は時短遊技状態となるものの、参照時点直後に残特2変動回数の更新が行われることで第2特図の変動回数が特2終了回数(1回)に到達し、(1-F2)の時短終了条件が成立する。これにより、当該時点で遊技状態が非時短遊技状態に設定される。すなわち、残特2変動回数の更新が行われてから小当たり遊技の実行に基づく特別遊技が終了するまでの間は非時短遊技状態となる。
したがって、小当たり図柄Y3が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図119(a)の(2-S2))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される。
時短遊技状態JT2が設定されると、普図時短回数記憶領域に普図時短回数(120回)が記憶され、特1終了回数記憶領域に特1終了回数(10000回)が記憶され、特2終了回数記憶領域に特2終了回数(1回)が記憶され、長作動終了回数記憶領域に長作動終了回数(1回)が記憶される。そして、図119(a)に示すように、時短遊技状態JT2は、(2-F1)普通図柄の変動回数が、上述の普図時短回数(120回)に到達すること、(2-F2)第2特図の変動回数が、上述の特2終了回数(1回)に到達すること、(2-F3)長作動態様による可動片16bの作動回数が、上述の長作動終了回数(1回)に到達すること、又は、(2-F4)第1特図の変動回数が、上述の特1終了回数(10000回)に到達することといういずれかの時短終了条件が成立すると、終了する。時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態が通常遊技状態に変更される。
なお、時短遊技状態JT2においても、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが指示されており、当該指示に従って第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出していれば第1始動入賞口15へ遊技球が入球することはないため、基本的には(2-F4)の時短終了条件が成立することは無い。以下では、特に断る場合を除き、時短遊技状態JT2においては(2-F4)の時短終了条件が成立しないことを前提として説明を行う。
したがって、小当たり図柄Y2又はY3が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図119(a)の(2-S1)又は(2-S2))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される(図119(b)参照)。
本形態に係るパチンコ機Pにおいては、上述の如く、通常遊技状態(非時短遊技状態)、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)又は低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)のいずれかが設定されて、遊技が進行するようになっている。
小当たりに当選すると小当たり図柄Y1が決定され(図116(a)参照)、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると特別遊技が実行される。この小当たり図柄Y1の決定に基づく特別遊技では、ラウンド遊技が2回(小当たり遊技と合わせて3回)実行され約450個の賞球を獲得できる。そして、当該特別遊技の終了後には、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)が設定される(図119(b)、図120参照)。
そして、小当たり図柄Y2の決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると特別遊技が実行され、当該特別遊技では、ラウンド遊技が9回(小当たり遊技と合わせて10回)実行され約1500個の賞球を獲得できる。また、参照時遊技状態が時短遊技状態であることから、当該特別遊技の終了後には再度、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)が設定される(図119(b)、図120参照)。
そして、小当たり図柄Y3の決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると特別遊技が実行され、当該特別遊技では、ラウンド遊技が9回(小当たり遊技と合わせて10回)実行され約1500個の賞球を獲得できる。また、参照時遊技状態が時短遊技状態であったときには、当該特別遊技の終了後に再度、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)が設定され、参照時遊技状態が非時短遊技状態であったときには、当該特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)が設定される(図119(b)、図120参照)。
そして、小当たり図柄Y2又はY3の決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると特別遊技が実行され、当該特別遊技では、ラウンド遊技が9回(小当たり遊技と合わせて10回)実行され約1500個の賞球を獲得できる。また、参照時遊技状態が非時短遊技状態であることから、当該特別遊技の終了後に再度、低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)が設定される(図119(b)、図120参照)。
低確率時短遊技状態LJT1においては、普通図柄の変動回数が普図時短回数(100回)に到達するまでに普通図柄の抽選により当たり図柄N2が決定されれば(決定確率:1/87)、長作動態様で可動片16bが作動し、この可動片16bの作動中に確実に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させることができる。第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると第2特図乱数に基づく当否抽選が実行され、必ず小当たりに当選し小当たり図柄Y2又はY3が決定される。小当たり図柄Y2が決定された場合には、約1500個の賞球を獲得可能な特別遊技の実行を介して、再度、低確率時短遊技状態LJT1が設定される。また、小当たり図柄Y3が決定された場合において、当該小当たり図柄Y3の変動表示が停止した時点で、普通図柄の変動回数が普図時短回数に到達しておらず低確率時短遊技状態LJT1が維持されていたときには、約1500個の賞球を獲得可能な特別遊技の実行を介して、再度、低確率時短遊技状態LJT1が設定され、当該小当たり図柄Y3の変動表示が停止した時点で、普通図柄の変動回数が普図時短回数に到達し通常遊技状態が設定されていたときには、約1500個の賞球を獲得可能な特別遊技の実行を介して、低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
低確率時短遊技状態LJT2においては、普通図柄の変動回数が普図時短回数(120回)に到達するまでに普通図柄の抽選により当たり図柄N2が決定されれば(決定確率:1/83)、長作動態様で可動片16bが作動し、この可動片16bの作動中に確実に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させることができる。第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると第2特図乱数に基づく当否抽選が実行され、必ず小当たりに当選し小当たり図柄Y2又はY3が決定される。小当たり図柄Y2、Y3が決定された場合にはいずれも、約1500個の賞球を獲得可能な特別遊技の実行を介して、再度、低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
また、低確率時短遊技状態LJT1において長作動態様による可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球し小当たり図柄Y2又はY3が決定された場合には、特別遊技の実行を介して低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2のいずれかが設定されるものの、低確率時短遊技状態LJT2において長作動態様による可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球し小当たり図柄Y2又はY3が決定された場合にはいずれも、特別遊技の実行を介して低確率時短遊技状態LJT2が必ず設定される。
以上より、低確率時短遊技状態LJT2は、低確率時短遊技状態LJT1よりも有利な遊技状態であるといえる。
また、通常遊技状態中は遊技球がゲート20を通過しても長作動態様により可動片16bが作動することはない。また、通常遊技状態中に行われる第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選した場合には、約450個の賞球を獲得可能な特別遊技を実行可能であるのに対し、低確率時短遊技状態LJT1中に行われる第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選した場合には、約1500個の賞球を獲得可能な特別遊技を実行可能である。そのため、低確率時短遊技状態LJT1は、通常遊技状態よりも有利な遊技状態であるといえる。
したがって、本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態→低確率時短遊技状態LJT1→低確率時短遊技状態LJT2の順に、次第に有利度が高くなるように設定されている。
そして、低確率時短遊技状態LJT2へ移行した後は、当たり図柄N2の決定が繰り返されると、約1500個の賞球を獲得可能な特別遊技の実行と低確率時短遊技状態LJT2の設定とが相俟って、短期間で大量の賞球を獲得できることとなるため、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
すなわち、普通図柄の変動表示の実行回数が増加し、低確率時短遊技状態LJT1が終了に近付けば近付く程、小当たり図柄Y3が決定された際の低確率時短遊技状態LJT2への移行の期待度が高まるため、斬新な遊技感を付与することができ、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
これにより、低確率時短遊技状態LJT1が設定されてから1回目の長作動態様による可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球し、第2特図乱数による当否抽選が実行されて小当たり図柄Y3が決定された場合において、当該小当たり図柄Y3の変動表示中に、普通図柄の抽選が行われることにより再度当たり図柄N2が決定され、2回目の長作動態様による可動片16bの作動が行われると、この時点で(1-F3)の時短終了条件が成立し非時短遊技状態が設定される。したがって、小当たり図柄Y3の変動表示中に普通図柄の変動回数が普図時短回数に到達しなくとも、当該小当たり図柄Y3の決定を介して実行される特別遊技の終了後には、最も有利な低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
すなわち、低確率時短遊技状態LJT2が設定されるための条件が複数種類あることにより、低確率時短遊技状態LJT2への移行の期待感が高まるため、遊技者の興趣を高めることが可能となる。また、小当たり図柄Y3の変動表示中に当たり図柄N2が決定された場合には、普通図柄の変動回数が普図時短回数に到達した場合と異なり、唐突に低確率時短遊技状態LJT2が設定されるための条件が成立したような印象(強制的な当該条件の成立が発生したような印象)を遊技者に抱かせることができ、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
次に、上述の特図遊技、普図遊技、小当たり遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で実行される処理の概要について、第1形態~第5形態と異なる点を中心に、フローチャートを用いて説明する。以下では特に、遊技状態の設定に関する制御、普図遊技に関する制御を詳述する。
なお、第1形態~第5形態と同一の処理や、第1形態~第5形態とほぼ同一の処理であって当業者が本形態での実施方法(本形態への適用方法)を理解し得るものについては、第1形態~第5形態と同一のステップ番号を付し、原則として説明を省略する。
ステップ1000~ステップ1003の処理は、第1形態における特別図柄変動停止処理(図37参照)のステップ1000~ステップ1003の処理と同一であるため、ここでは説明を省略する。
上述のステップ1003の処理が実行された後に進むステップ1003-31において、メインCPU101は、当該時点における遊技状態を参照時遊技状態としてメインRAM103の所定の記憶領域に記憶する。たとえば、当該時点において低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)が設定されていたときには、その旨が所定の記憶領域に記憶され、当該時点において低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)が設定されていたときには、その旨が所定の記憶領域に記憶される。また、普図遊技に関する時短終了条件((1-F1)、(1-F3)、(2-F1)、(2-F3))が成立し当該時点において通常遊技状態(非時短遊技状態)が設定されていたときには、その旨が所定の記憶領域に記憶される。そして、ステップ1003-32に進む。
ステップ1003-33において、遊技状態の設定等に係る遊技状態制御処理を実行する。そして、停止表示時間をセットする処理を実行するステップ1004に進む。
ステップ1010において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2)であるか否か、すなわち、時短遊技状態の設定中であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でない(すなわち、非時短遊技状態(通常遊技状態)である)と判定した場合、残変動回数更新処理を終了する。一方、時短遊技状態であると判定した場合、ステップ1011に進む。
ステップ1010-1において、メインCPU101は、停止表示された特別図柄が第1特図であるか否かを判定する。そして、停止表示された特別図柄が第1特図でなかった場合(すなわち、第2特図であった場合)、ステップ1011-2に進む。一方、停止表示された特別図柄が第1特図であった場合、ステップ1011-1に進む。
また、上述のステップ1010-1で停止表示された特別図柄が第1特図でなかった場合に進むステップ1011-2において、メインCPU101は、残特2変動回数を1デクリメント(更新)する。そして、残変動回数更新処理を終了する。
ステップ1030において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でないと判定した場合、遊技状態制御処理を終了する。一方、時短遊技状態であると判定した場合、ステップ1031-2に進む。
ステップ1031-2において、メインCPU101は、特別図柄に関する時短終了条件が成立したか否かを判定する。具体的には、現時点が低確率時短遊技状態LJT1中であれば、(1-F2)又は(1-F4)の時短終了条件が成立したか否かを判定し、現時点が低確率時短遊技状態LJT2中であれば、(2-F2)又は(2-F4)の時短終了条件が成立したか否かを判定する。そして、特別図柄に関する時短終了条件が成立していないと判定した場合、遊技状態制御処理を終了する。一方、特別図柄に関する時短終了条件が成立したと判定した場合、ステップ1032に進む。
なお、この特別遊技終了処理において、メインCPU101は、参照時遊技状態が非時短遊技状態であり、かつ停止表示された特別図柄が小当たり図柄Y1であった場合、及び、参照時遊技状態が時短遊技状態であり、かつ停止表示された特別図柄が小当たり図柄Y2又はY3であった場合にはいずれも、第1時短遊技フラグをオンにするとともに、普図時短回数記憶領域に普図時短回数「100」(残普図変動回数の初期値)をセットし、特1終了回数記憶領域に特1終了回数「7」(残特1変動回数の初期値)をセットし、特2終了回数記憶領域に特2終了回数「1」(残特2変動回数の初期値)をセットし、長作動終了回数記憶領域に長作動終了回数「2」(残作動回数の初期値)をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT1の設定が行われる。
また、メインCPU101は、参照時遊技状態が非時短遊技状態であり、かつ停止表示された特別図柄が小当たり図柄Y2又はY3であった場合には、第2時短遊技フラグをオンにするとともに、普図時短回数記憶領域に普図時短回数「120」(残普図変動回数の初期値)をセットし、特1終了回数記憶領域に特1終了回数「10000」(残特1変動回数の初期値)をセットし、特2終了回数記憶領域に特2終了回数「1」(残特2変動回数の初期値)をセットし、長作動終了回数記憶領域に長作動終了回数「1」(残作動回数の初期値)をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT2の設定が行われる。
ステップ1500~ステップ1503の処理は、第1形態における普通図柄変動開始処理(図42参照)のステップ1500~ステップ1503の処理と同一であるため、ここでは説明を省略する。
上述のステップ1503の処理が実行された後に進むステップ1504において、メインCPU101は、普通図柄の抽選の結果を導出する当選判定処理を実行する。この処理は、第1形態における普通図柄変動開始処理のステップ1504の処理とほぼ同様であるため、ここでは説明を省略する。なお、上述したように、本形態に係るパチンコ機Pでは、この当選判定処理でハズレの抽選結果が導出されることはなく、必ず、当たりの抽選結果が導出される。そして、次のステップ1504-1に進む。
ステップ1504-2において、メインCPU101は、上述のステップ1504-1で決定された普通図柄の種別を示す普通図柄決定コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。これにより、決定された普通図柄の種別に係る情報が、普通図柄の変動開始時に副制御基板300に送信されることとなる。そして、次のステップ1504-3に進む。
ステップ1505~ステップ1508の処理は、第1形態における普通図柄変動開始処理(図42参照)のステップ1505~ステップ1508の処理と同一であるため、ここでは説明を省略する。
ステップ1700~ステップ1701の処理は、第1形態における普通図柄変動開始処理(図45参照)のステップ1700~ステップ1701の処理と同一であるため、ここでは説明を省略する。
上述のステップ1701の処理が実行された後に進むステップ1701-1において、メインCPU101は、普図時短回数記憶領域に記憶されている残普図変動回数を1デクリメント(更新)する。そして、次のステップ1701-2に進む。
ステップ1701-3において、メインCPU101は、通常遊技状態設定処理を実行する。この通常遊技状態設定処理は、上記したステップ1032と同様であるため、説明を省略する。そして、次のステップ1701-4に進む。
ステップ1701-5において、メインCPU101は、停止表示した普通図柄が当たり図柄N1又はN2であるか否かを判定する。そして、当たり図柄N1及びN2のいずれでもないと判定した場合、普通図柄停止後処理を終了する。一方、当たり図柄N1又はN2であると判定した場合、次のステップ1701-6に進む。なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技球がゲート20を通過した場合には必ず、当たり図柄N1又はN2が決定されるため、ここではステップ1701-6に進むこととなる。
ステップ1701-7において、メインCPU101は、上述のステップ1701-6で取得した制御データに基づいて可動片16bを作動させる可動片制御処理を実行する。そして、次のステップ1701-8に進む。
ステップ1701-9において、メインCPU101は、長作動終了回数記憶領域に記憶されている残作動回数を1デクリメント(更新)する。そして、次のステップ1701-10に進む。
ステップ1701-11において、メインCPU101は、通常遊技状態設定処理を実行する。この通常遊技状態設定処理は、上記したステップ1032と同様であるため、説明を省略する。そして、普通図柄停止後処理を終了する。なお、普通図柄停止後処理が終了すると(可動片16bの作動が終了すると)、上述の普通図柄変動開始処理を実行可能となる。
本形態では、特別遊技中の遊技状態は非時短遊技状態に設定される。ここで、ステップ1507で記憶した遊技状態をステップ1701-4で確認し、確認された遊技状態に基づいて可動片16bの作動を制御する場合には、特別遊技中に開始された普通図柄の変動表示が、当該特別遊技が終了し時短遊技状態が設定された後に停止したとき、ステップ1701-4で確認される遊技状態は非時短遊技状態となるため、当たり図柄N2が決定されていたとしても非時短遊技状態中の当たり図柄N1扱いとなり、可動片16bは短作動態様により作動してしまうこととなる。一方、ステップ1701-4で当該時点の遊技状態を確認し、確認された遊技状態に基づいて可動片16bの作動を制御する場合には、特別遊技中に開始された普通図柄の変動表示が、当該特別遊技が終了し時短遊技状態が設定された後に停止したとき、ステップ1701-4で確認される遊技状態は時短遊技状態となるため、当たり図柄N2が決定されていれば可動片16bは長作動態様により作動する。これにより、せっかく決定された当たり図柄N2が無駄となってしまうような事態を防止することができる。
次に、本形態に係るパチンコ機Pで実行される各種演出について、第1特図乱数に基づく当否抽選の結果又は普通図柄の抽選の結果を報知し得る変動演出、各遊技状態が設定される際に実行される各種演出を中心に説明する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、通常遊技状態においては、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づく当否抽選により小当たりの当選を目指す遊技となっており、第1特図乱数に基づく特別図柄(第1特図)の変動表示中に、演出図柄50の表示態様により上述の当否抽選の結果を報知する変動演出(以下、通常中変動演出ともいう)が実行される。これに対して、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2においては、遊技球がゲート20を通過することに基づき当たり図柄N2(可動片16bが長作動態様で作動し第2始動入賞口16へ遊技球が入球可能となる旨が定められた当たり図柄)の決定を目指す遊技となっており、普通図柄の変動表示中に、演出図柄50の表示態様により上述の当たり図柄の決定の結果を報知する変動演出(以下、時短中変動演出ともいう)が実行される。
なお、上述したように、第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合には必ず、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりの当選となり、小当たり図柄Y2又はY3が決定される。本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1における小当たり図柄Y2の変動表示中、及び、低確率時短遊技状態LJT2における小当たり図柄Y2又はY3の変動表示中には、上述のような変動演出は実行されないようになっている。これに対して、低確率時短遊技状態LJT1における小当たり図柄Y3の変動表示中には、この変動表示中に実行される普通図柄の変動表示に伴って、上述の時短中変動演出と同態様の変動演出(以下、Y3変動中変動演出ともいう)が実行される。
具体的には、通常中変動演出が実行される通常遊技状態においては、第1特図の変動表示の開始に伴って、全ての演出図柄50が停止表示された状態から全ての演出図柄50の変動表示が開始される。また、時短中変動演出が実行される低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2においては、普通図柄の変動表示の開始に伴って、全ての演出図柄50が停止表示された状態から全ての演出図柄50の変動表示が開始される。また、Y3変動中変動演出が実行される低確率時短遊技状態LJT1における小当たり図柄Y3の変動表示中においても、普通図柄の変動表示の開始に伴って、全ての演出図柄50が停止表示された状態から全ての演出図柄50の変動表示が開始される。
その後、左側に位置する演出図柄50(以下、第1停止図柄ともいう)、右側に位置する演出図柄50(以下、第2停止図柄ともいう)、中央に位置する演出図柄50(以下、第3停止図柄ともいう)という順番で停止表示される。
同様に、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2において遊技球がゲート20を通過することに基づき当たり図柄N2が決定された場合にも、当選態様により演出図柄50が停止表示する(図126(d)、図127(a)参照)。これにより、遊技球がゲート20を通過したことに基づき、第2始動入賞口16へ遊技球が入球可能となる当たり図柄N2が決定されたこと(すなわち、第2始動入賞口16へ遊技球を入球させることができる旨)が示唆される。
同様に、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2において遊技球がゲート20を通過することに基づき当たり図柄N1が決定された場合にも、非当選態様により演出図柄50が停止表示する(特に図示しておらず)。これにより、遊技球がゲート20を通過したことに基づき、第2始動入賞口16へ遊技球が入球可能とならない当たり図柄N1が決定されたこと(すなわち、第2始動入賞口16へ遊技球を入球させることができない旨)が示唆される。
したがって、たとえば、通常遊技状態において、演出図柄50が停止表示されているときに遊技球がゲート20を通過し普通図柄の変動表示が開始されても、演出図柄50は停止表示されたままとなる。同様に、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2において、演出図柄50が停止表示されているときに第1始動入賞口15へ遊技球が入球し第1特図の変動表示が開始されても、演出図柄50は停止表示されたままとなる。
たとえば、上述の各演出パターンには、演出図柄50の変動表示に併せて、所定の予告画像を表示する態様(予告演出が実行される態様)、操作ボタン9bが押下操作されることにより所定の示唆や報知を行う態様(ボタン操作演出が実行される態様)、役物演出装置が所定態様で作動する態様(役物作動演出が実行される態様)等が設けられている。
また、たとえば、発展ありリーチ変動パターンや発展なしリーチ変動パターンには、全ての演出図柄50が所定の停止表示態様で仮停止(たとえば、第1停止図柄及び第2停止図柄が1違いの数字の図柄で仮停止、第3停止図柄が仮停止を示唆する仮停止図柄で仮停止)した後に変動表示を再開するという態様の表示が所定回数行われ、その後にリーチ表示が行われる態様(擬似連演出が実行される態様)等が設けられている。
また、たとえば、発展ありリーチ変動パターンには、所定の発展演出画像が表示されるリーチ発展演出を実行した後、所定の発展演出画像よりも当選態様で停止表示される期待度が高い旨を示唆する高期待度発展演出画像が表示されるリーチ発展演出に切り替わる態様(チャンスアップ演出が実行される態様)等が設けられている。
また、上述の予告画像、役物演出装置の作動態様、仮停止の実行回数、高期待度発展演出画像等は、第1特図乱数に基づく当否抽選による小当たりの当選の期待度が異なる複数種類が設けられている。
また、上述の各演出においては、画像の表示や音声の出力のみならず、演出照明装置23(ランプ)を所定の点灯パターンや色で発光させてもよい。
なお、時短中変動演出及びY3変動中変動演出の演出パターンは、上述の特殊変動パターンに限定されるものではなく、通常中変動演出と同様に、複数種類の演出パターンを備えていてもよい。
たとえば、副制御基板300のサブCPU301は、通常遊技状態において第1特図の変動表示の開始時に変動パターンコマンドを受信すると、所定の演出乱数を取得するとともに、取得した演出乱数、受信した変動パターンコマンド及び上述の変動演出決定テーブルに基づいて、通常中変動演出における演出パターンの態様を決定する。そして、決定された演出パターンの態様により通常中変動演出が実行される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、演出表示装置21の表示部21aに表示される背景画像として、通常遊技状態に対応する通常背景画像(特に図示しておらず)、低確率時短遊技状態LJT1に対応する低確時短背景画像A(図126(b)~(h)、図127(a)~(h)、図128(a)~(h)参照)、低確率時短遊技状態LJT2に対応する低確時短背景画像B(図127(j)参照)が設けられており、各遊技状態中には対応する背景画像が表示部21aに表示されるようになっている。
次に、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT2が設定される際の各種演出の概要について説明する。
通常遊技状態において第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定された場合、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると、特別遊技が実行される。当該特別遊技中には、当該特別遊技を盛り上げるための特別遊技中演出が実行される(図126(a)参照)。そして、特別遊技が終了すると低確率時短遊技状態LJT1が設定され、当該設定に基づく各種演出が実行される。
また、低確率時短遊技状態LTJ1中は、残普図変動回数をカウントダウンする残普図変動回数カウントダウン表示が実行されるようになっている。残普図変動回数カウントダウン表示では、低確率時短遊技状態LJT1が設定されるとまず、残普図変動回数の初期値を示す数値の表示(すなわち、低確率時短遊技状態LJT1に対応する普図時短回数100回を示す「100」という表示)が行われ(図126(b)参照)、その後、普通図柄の変動表示が実行されるごとに、上述の数値が1ずつカウントダウンされる表示が行われる。
なお、普図当選示唆演出及び入球指示演出は、オープニング時間の経過前(たとえば、普図停止表示時間が経過した時点や、普図停止表示時間が経過してから所定時間(たとえば、3秒等)経過した時点等)から実行するようにしてもよい。
この当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定されると、上記普図当選示唆演出及び入球指示演出の終了後に、小当たり遊技と合わせて10回のラウンド遊技が行われる特別遊技の実行が決定された旨を示唆する第1特別遊技実行示唆(たとえば、「BONUS!!」という第1特別遊技実行示唆画像の表示等)が実行される(図126(f)参照)。これにより、遊技者は、小当たり遊技と合わせて10回のラウンド遊技が行われる特別遊技の実行が決定された旨を把握可能となる。
その後、小当たり図柄Y2の決定に基づく小当たり遊技に伴って、特別領域への遊技球の進入を促す特別領域進入指示演出(たとえば、「Vを狙え!!」という特別領域進入指示画像の表示等)が実行される(図126(g)参照)。そして、所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると、特別領域進入指示演出が終了し、所定個数の遊技球が特別領域へ進入した旨を示唆する特別領域進入示唆演出(たとえば、「V!!」という特別領域進入示唆画像の表示等)が実行される(図126(h)参照)。その後、小当たり遊技が終了し特別遊技が実行されると、特別領域進入示唆演出が終了し、特別遊技中演出が実行される(図126(i)参照)。
そして、特別遊技が終了すると低確率時短遊技状態LJT1が設定される。低確率時短遊技状態LJT1が設定されると、低確時短背景画像Aの表示、低確時短LJT1設定示唆演出が行われるとともに、右打ち示唆が行われる(図126(j)参照)。また、低確率時短遊技状態LJT1の設定に伴って、残普図変動回数カウントダウン表示も実行される(図126(j)参照)。
また、小当たり図柄Y3の変動表示中は、当該小当たり図柄Y3の残りの変動時間をカウントダウンする残変動時間カウントダウン表示も実行される。この残変動時間カウントダウン表示では、小当たり図柄Y3の変動表示が開始されるとまず、変動時間を示す数値の表示(たとえば、変動時間が60秒であれば、60秒のカウントダウンが行われる旨を示す「60″00」という表示)が行われ(図127(d)、図128(b)参照)、その後、時間の経過に伴って上述の数値がカウントダウンされる表示が行われる。
一方、残普図変動回数が0となる前に、小当たり図柄Y3の変動表示が停止すると、低確率時短遊技状態LJT2が設定される条件が成立せず当該低確率時短遊技状態LJT2の設定が決定されなかった旨を示すLJT2非決定示唆演出(たとえば、「RUSH獲得失敗・・・」というLJT2非決定示唆画像の表示等)が実行され、これに併せて、準備中演出が実行される(図128(c)~(d)参照)。LJT2非決定示唆演出及び準備中演出は、小当たり図柄Y3の変動表示が停止するまで継続する。
一方、残普図変動回数が0となる前に、小当たり図柄Y3の変動表示が停止した場合には、特別遊技が終了し低確率時短遊技状態LJT1が設定される。低確率時短遊技状態LJT1が設定されると、図128(h)に示すように、低確時短背景画像Aの表示、低確時短LJT1設定示唆演出が行われるとともに、右打ち示唆が行われる。また、低確率時短遊技状態LJT1の設定に伴って、残普図変動回数カウントダウン表示も実行される(図128(h)参照)。
特に図示していないが、低確率時短遊技状態LJT2中も、低確率時短遊技状態LJT1中と同様に、遊技球がゲート20を通過すると時短中変動演出が実行される。この通過に基づく普通図柄の抽選により当たり図柄N2が決定されると、当選態様により演出図柄50が停止表示する。普図停止表示時間が経過してからオープニング時間が経過すると、普図当選示唆演出及び入球指示演出が実行される。普図当選示唆演出及び入球指示演出は、第2始動入賞口16へ遊技球が入球するか、又は、可動片16bの作動時間が経過すると、終了する。
可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、当該入球に基づく第2特図乱数による当否抽選が実行される。この当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y2又はY3が決定されると、上記普図当選示唆演出及び入球指示演出の終了後に第1特別遊技実行示唆が実行される。
その後、小当たり図柄Y2又はY3の決定に基づく小当たり遊技に伴って、特別領域進入指示演出が実行される。そして、所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると、特別領域進入指示演出が終了し特別領域進入示唆演出が実行される。その後、小当たり遊技が終了し特別遊技が実行されると、特別領域進入示唆演出が終了し、特別遊技中演出が実行される。
特別遊技が終了すると低確率時短遊技状態LJT2が設定される。低確率時短遊技状態LJT2が設定されると、低確時短背景画像Bの表示、低確時短LJT2設定示唆演出が行われるとともに、右打ち示唆が行われる。また、低確率時短遊技状態LJT2の設定に伴って、残普図変動回数カウントダウン表示も実行される。
(1)本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技球がゲート20を通過すると普通図柄の抽選が行われるようになっていたが、これに限定されるものではない。
たとえば、ゲート20の代わりに、遊技球の入球に基づき所定個数(たとえば、1個)の賞球が払い出される普図始動入賞口を設け、当該普図始動入賞口へ遊技球が入球した場合に、普通図柄の抽選が行われるようにしてもよい。また、ゲート20及び普図始動入賞口の両方を設けてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、小当たりと異なる抽選結果であって、特別遊技の実行契機となる大当たりにも当選可能となるように設定してもよい。そして、大当たりに当選した場合にも、本形態と同様の時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能としてもよい。
具体的には、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく当否抽選では、ハズレが決定されることはなく、小当たりの当選又は大当たりの当選のいずれかが決定されるように設定し、大当たりの当選が決定された場合に大当たり図柄X2又はX3が決定されるように設定する。また、低確率時短遊技状態LJT1中に大当たり図柄X2が決定された場合における当該大当たり図柄X2の変動時間としては1秒が決定され、低確率時短遊技状態LJT1中に大当たり図柄X3が決定された場合における当該大当たり図柄X3の変動時間としては60秒又は120秒が決定されるように設定する。また、参照時点や時短終了条件は本形態と同様に設定し、参照時点遊技状態が非時短遊技状態であり、かつ大当たり図柄X2又はX3が決定されたときには、大当たりの当選に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定され、参照時点遊技状態が時短遊技状態であり、かつ大当たり図柄X2又はX3が決定されたときには、大当たりの当選に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定されるようにする。
以上のように設定した場合には、低確率時短遊技状態LJT1中に当たり図柄N2が決定され、長作動態様による可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球し、当該入球に基づく当否抽選により大当たりに当選し大当たり図柄X3が決定されたときにおいて、大当たり図柄X3の変動表示が停止した際に、普通図柄の変動回数が普図時短回数に到達し非時短遊技状態が設定されていると、大当たりの当選に基づく特別遊技の終了後に最も有利な低確率時短遊技状態LJT2が設定され、大当たり図柄X3の変動表示が停止した際に、普通図柄の変動回数が普図時短回数に到達しておらず非時短遊技状態が設定されていないと(低確率時短遊技状態LJT1が維持されていると)、大当たりの当選に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定される。すなわち、本形態において低確率時短遊技状態LJT1中に小当たり図柄Y3が決定された場合と同様に、大当たり図柄X3の変動表示中が、低確率時短遊技状態LJT2が設定される条件が成立する可能性のあるチャンスゾーンとなる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、普通図柄の抽選において当たり又はハズレの抽選結果が導出されるように設定し、当たりの抽選結果が導出された場合には、可動片16bが長作動態様で作動することにより第2始動入賞口16へ遊技球が入球可能となり、ハズレの抽選結果が導出された場合には、可動片16bが作動しない又は短作動態様で作動することにより第2始動入賞口16へ遊技球が入球不可能となるように設定し、さらに、普通図柄の抽選において当たりの抽選結果が導出される確率を遊技状態ごとに異なるように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、設定される普図時短回数はいずれの時短遊技状態でも同一とし、当たり図柄N2の決定確率が、低確率時短遊技状態LJT1よりも低確率時短遊技状態LJT2の方が高くなるように設定してもよい。また、当たり図柄N2の決定確率はいずれの時短遊技状態でも同一とし、設定される普図時短回数が、低確率時短遊技状態LJT1よりも低確率時短遊技状態LJT2の方が多くなるように設定してもよい。また、設定される普図時短回数は、低確率時短遊技状態LJT2よりも低確率時短遊技状態LJT1の方が多いものの、当たり図柄N2の決定確率が、低確率時短遊技状態LJT1よりも低確率時短遊技状態LJT2の方が極めて高くなるように設定し、普通図柄の変動回数が普図時短回数に到達するまでに当たり図柄N2が決定される可能性が、実質的に低確率時短遊技状態LJT1よりも低確率時短遊技状態LJT2の方が高くなるように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、小当たり図柄Y3の変動時間として、設定される普図時短回数(100回)の普通図柄の変動表示が全て確実に終了するような時間が決定されるようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、可動片16bの作動が終了してから次の普通図柄の抽選を開始可能となるまでの時間であるエンディング時間が設定されていたが、これに限定されるものではなく、エンディング時間は設定しなくてもよい。すなわち、可動片16bの作動が終了した時点で次の普通図柄の抽選を開始可能となるようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、普通図柄の停止表示時間を0.5秒未満(0.2秒)としているため、オープニング時間又はエンディング時間の少なくとも一方を設定しない場合であっても、普通図柄の停止表示時間と可動片16bの作動時間との合計が0.5秒を超えるようにすることが、普通図柄表示装置32における普通図柄の抽選の結果の視認性を担保する上で好適といえる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、残特1変動回数、残特2変動回数の更新が行われた後であって、当該更新に基づく遊技状態の設定の処理(すなわち、時短終了条件の成立により設定中の時短遊技状態を終了し非時短遊技状態を設定する処理)が実行される前の時点を参照時点、及び当該時点の遊技状態を参照時遊技状態とするように設定してもよい。
また、特別図柄の変動表示が開始されてから、当該変動表示が終了し停止表示時間が経過するまでのいずれかの時点(特別図柄の変動表示の開始時点、特別図柄の変動表示中のいずれかの時点、停止表示時間の経過時点等)において残特1変動回数、残特2変動回数の更新を行うようにしてもよい。そして、このようにした場合にも、残特1変動回数、残特2変動回数の更新が行われる前の時点を参照時点、及び当該時点の遊技状態を参照時遊技状態とするように設定してもよいし、残特1変動回数、残特2変動回数の更新が行われた後であって、当該更新に基づく遊技状態の設定の処理が実行される前の時点を参照時点、及び当該時点の遊技状態を参照時遊技状態とするように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、上記抽選により小当たりに当選した場合に複数種類の小当たり図柄が決定され得るように設定し、所定の小当たり図柄が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定され、所定の小当たり図柄と異なる他の小当たり図柄が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定されるようにしてもよい。また、所定の小当たり図柄が決定された場合には、時短遊技状態が設定されるのではなく、非時短遊技状態(通常遊技状態)が設定されるようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選したときに決定される小当たり図柄として、小当たり図柄Y2及びY3の他に、小当たり図柄Y2のように短い変動時間(たとえば、0.5秒、3秒等)が定められた小当たり図柄Y4を設け、低確率時短遊技状態LJT1中に小当たり図柄Y4が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定されるようにしてもよい。すなわち、決定されることで、低確率時短遊技状態LJT2の設定が確定する小当たり図柄を設けてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
したがって、低確率時短遊技状態LJT1が設定されてから1回目の長作動態様による可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球しなかった場合において、その後、普通図柄の抽選に基づき当たり図柄N2が決定され2回目の長作動態様による可動片16bの作動が行われると、(1-F3)の時短終了条件が成立し非時短遊技状態が設定される。そして、この作動中に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させれば、第2特図乱数による当否抽選で必ず小当たりに当選し小当たり図柄Y2又はY3が決定されるため、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後には必ず、最も有利な低確率時短遊技状態LJT2が設定されることとなる。
たとえば、参照時遊技状態が非時短遊技状態であったときに、第2特図乱数による当否抽選に基づき小当たり図柄Y2が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定されるようにしてもよい。
このようにした場合には、低確率時短遊技状態LJT1が設定されてから1回目の長作動態様による可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球しなかったときにおいて、その後、普通図柄の抽選に基づき当たり図柄N2が決定され2回目の長作動態様による可動片16bの作動が行われ、この作動中に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させたとしても、小当たり図柄Y2が決定されると、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後には低確率時短遊技状態LJT1が設定されることとなる。
本形態に係るパチンコ機Pのように、小当たり図柄Y2又はY3のいずれが決定された場合にも低確率時短遊技状態LJT2が設定されるようになっていると、1回目の長作動態様による可動片16bの作動中には意図的に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させず、2回目の長作動態様による可動片16bの作動を目指し、この作動中に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させることで低確率時短遊技状態LJT2の設定を狙うという攻略法が実行される可能性がある。しかし、上記のように設定した場合には、2回目の長作動態様による可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させても、小当たり図柄Y2が決定されたときには低確率時短遊技状態LJT1が設定される。そのため、上記のような攻略法を実行するメリットは低く、当該攻略法の実行を抑止することが可能となる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1において当たり図柄N2が決定され2回目の長作動態様による可動片16bの作動が行われると、当該作動中に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させれば、第2特図乱数による当否抽選で必ず小当たりに当選し小当たり図柄Y2又はY3が決定され、いずれの小当たり図柄が決定された場合にも、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に最も有利な低確率時短遊技状態LJT2が設定される。そこで、特に図示していないが、1回目の長作動態様による可動片16bの作動が行われる際に、今回の可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させるか否かを遊技者に選択させるための選択演出(たとえば、「電チューに入球させるかどうか選択せよ! 今回電チューに入球させず、次の当たりを引けばRUSH獲得!!」という選択画像の表示等)を実行する。
これにより、今回の可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させて、低確率時短遊技状態LJT2が設定される条件が成立する可能性のある小当たり図柄Y3の決定を目指すか、今回の可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させずに、必ず低確率時短遊技状態LJT2が設定されることとなる次の当たり図柄N2の決定を目指すかを、遊技者に選択させるという斬新な遊技性を付与でき、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
たとえば、小当たりに当選した際における小当たり図柄Y2の決定確率が20%、小たり図柄Y3の決定確率が80%に設定されていたときには、2回目の長作動態様による可動片16bの作動中に第2始動入賞口16へ遊技球を入球させた場合に低確率時短遊技状態LJT2が設定される確率は80%となる。このときには、上述の選択演出において、「・・・次の当たりを引けば80%でRUSH獲得!!」というように、低確率時短遊技状態LJT2が設定される確率を表示してもよい。
たとえば、通常遊技状態中の小当たり図柄Y1の決定に基づき最も有利な低確率時短遊技状態LJT2へ移行し、低確率時短遊技状態LJT2中に決定された小当たり図柄の種類及び普図遊技の実行結果に応じて、低確率時短遊技状態LJT2よりも有利度の低い低確率時短遊技状態LJT1へ移行可能となるように設定してもよい。
具体的には、通常遊技状態中に小当たり図柄Y1が決定されると、最も有利な低確率時短遊技状態LJT2へ移行するように設定する。低確率時短遊技状態LJT2中に当たり図柄N2が決定され長作動態様による可動片16bの作動が行われ、当該作動中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると第2特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し、低確率時短遊技状態LJT2中の変動時間として相対的に短い変動時間(0.5秒等)が定められた小当たり図柄Y2、又は、低確率時短遊技状態LJT2中の変動時間として相対的に長い変動時間(60秒、120秒等)が定められた小当たり図柄Y3が決定されるように設定する。また、参照時点は本形態と同様に設定し、低確率時短遊技状態LJT2の時短終了条件は本形態の低確率時短遊技状態LJT1と同様に設定し、低確率時短遊技状態LJT1の時短終了条件は本形態の低確率時短遊技状態LJT2と同様に設定する。また、参照時点遊技状態が非時短遊技状態であり、かつ小当たり図柄Y2又はY3が決定されたときには、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定され、参照時点遊技状態が時短遊技状態であり、かつ小当たり図柄Y2又はY3が決定されたときには、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定されるようにする。
このように設定した場合、低確率時短遊技状態LJT2中に小当たり図柄Y3が決定され、当該小当たり図柄Y3の変動表示が停止した際、普通図柄の変動回数が普図時短回数に到達しており低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)が終了して通常遊技状態(非時短遊技状態)が設定されていたときには、当該小当たり図柄Y3の決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定される。すなわち、このときには、低確率時短遊技状態LJT2よりも有利度の低い低確率時短遊技状態LJT1への移行を免れることとなる。
一方、小当たり図柄Y3の変動表示が停止した際、普通図柄の変動回数が普図時短回数に到達しておらず低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)が設定されていたときには、当該小当たり図柄Y3の決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定される。すなわち、このときには、低確率時短遊技状態LJT2よりも有利度の低い低確率時短遊技状態LJT1へ移行することとなる。
低確率時短遊技状態LJT1中には、当たり図柄N2が決定され長作動態様による可動片16の作動が行われ、この作動中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球すれば小当たりに当選し小当たり図柄Y2又はY3が決定される。また、長作動態様による可動片16bの作動が行われることで、長作動態様による可動片16bの作動回数が終了作動回数に到達し非時短遊技状態が設定されることから、小当たり図柄Y2又はY3のいずれが決定された場合にも、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2が設定される。すなわち、低確率時短遊技状態LJT1中に当たり図柄N2が決定され、第2始動入賞口16へ遊技球が入球したときには必ず、最も有利な低確率時短遊技状態LJT2へ移行することとなる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
パチンコ機Pを、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づく特別図柄の変動及び第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく特別図柄の変動を同時に行う(いわゆる同時回し制御を行う)ように設定する。
第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づく当否抽選では、小当たりの当選(当選確率:1/200)又は時短付与の当選(当選確率:199/200)のいずれかの抽選結果が導出され、ハズレの抽選結果は導出されないように設定するとともに、小当たりに当選した場合には小当たり図柄Y1(決定確率:100%)が決定され、時短付与に当選した場合には時短図柄J1(決定確率:70%)又はJ2(決定確率:30%)が決定されるように設定する。また、本形態に係るパチンコ機Pと同様に、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく当否抽選では、小当たりの当選(当選確率:200/200)の抽選結果が導出され、ハズレの抽選結果は導出されないように設定するとともに、小当たりに当選した場合には小当たり図柄Y2(決定確率:100%)が決定されるように設定する。
このパチンコ機Pでも、参照時遊技状態及び決定された特別図柄(小当たり図柄)の種類に応じて、小当たり図柄の決定を介して実行される特別遊技の終了後の遊技状態が設定されるが、このパチンコ機Pの参照時点は、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球が進入した時点に定められている。したがって、小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球が進入した時点で設定されていた遊技状態が参照時遊技状態となる。
ここで、本変形例では、この小当たり図柄Y2の変動表示中に、遊技者に対して第1始動入賞口15への遊技球の入球を指示するようになっている。上述したように、本変形例に係るパチンコ機Pは同時回し制御を行うように設定されているため、小当たり図柄Y2の変動表示中ではあるものの、第1始動入賞口15へ遊技球が入球すると第1特図乱数による当否抽選が実行される。この当否抽選では極めて高い確率で時短付与に当選し、時短図柄J1が決定された場合には時短遊技状態JT3が設定され、時短図柄J2が決定された場合には時短遊技状態JT4が設定される。
そして、時短遊技状態JT3が設定された場合には、小当たり図柄Y2の変動表示が停止した時点で、小当たり図柄の変動表示の停止回数が1回に到達するという時短遊技状態JT3が終了する条件が成立するため、この時点で時短遊技状態JT3が終了し非時短遊技状態が設定される。したがって、参照時遊技状態は非時短遊技状態となり、小当たり図柄Y2の決定を介して実行される特別遊技の終了後には再度、時短遊技状態JT1が設定される。
これに対して、時短遊技状態JT4が設定された場合には、小当たり図柄Y2の変動表示が停止した時点で、小当たり図柄の変動表示の停止回数が2回に到達しておらず、また、普通図柄の変動回数が普図時短回数(10000回)に到達することはあり得ず、時短遊技状態JT4が終了する条件は成立しないため、この時点で時短遊技状態JT4が設定されたままとなる。したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態となり、小当たり図柄Y2の決定を介して実行される特別遊技の終了後には、時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)が設定される。
小当たり図柄Y2が決定されると、相対的に短い変動時間で当該小当たり図柄の変動表示が行われるが、当該変動表示が停止した時点で、小当たり図柄Y2の変動表示の開始回数が2回に到達しておらず、また、普通図柄の変動回数が普図時短回数(120回)に到達することもほぼあり得ず、時短遊技状態JT2が終了する条件は成立しないため、この時点で時短遊技状態JT2が設定されたままとなる。
したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態となり、小当たり図柄Y2の決定を介して実行される特別遊技の終了後には再度、時短遊技状態JT2が設定される。
したがって、以上のような仕様とすることで、本形態に係るパチンコ機Pと類似する遊技性を付与することができ、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
また、普通図柄の抽選により当たり図柄N2が決定された場合には、当該当たり図柄N2の変動表示中や当該決定に基づく普図遊技のオープニング時間中等から、上述の設定条件示唆演出における条件説明画像及び上述のチャンスゾーン突入示唆演出におけるチャンスゾーン突入示唆画像を表したアイコン画像(小当たり図柄Y3の決定を示唆するアイコン画像)と、特別遊技の実行の決定を示唆する画像(たとえば、「BONUS」という画像等)を表したアイコン画像(小当たり図柄Y2の決定を示唆するアイコン画像)とを表示し、第2始動入賞口16への遊技球の入球を契機として、決定された小当たり図柄に応じたアイコン画像が択一的に選択されるような演出を実行し、決定された小当たり図柄の示唆を実行するようにしてもよい。そして、このようにした場合には、小当たり図柄の変動表示の開始に伴って、上述の設定条件示唆演出(条件説明画像の表示)を実行しないか、又は、上述の時短中変動演出の妨げとならないように、簡易的な設定条件示唆演出の実行(たとえば、極めて短い時間のみ条件説明画像を表示する、時短中変動演出と重複しない位置で小さいサイズの条件説明画像を表示する等)をするようにしてもよい。
以下、第7形態を、図面を参照しつつ説明する。この説明にあたっては、上述した第1形態~第6形態と同様の構成には、同一の符号を付することによって、その説明を省略又は簡略化するものとする。
本形態に係るパチンコ機Pは、第5形態や第6形態と同様に、特別遊技の実行の契機が小当たりの当選となっているパチンコ機であり、具体的には、当否抽選において、大当たりには当選しないものの小当たりに当選可能となっており、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中に特別領域へ遊技球が進入したことを契機として、特別遊技が実行されるように構成されたものである。
また、第5形態や第6形態と同様に、特別遊技中、又は、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中には、大入賞口18が開放し遊技球が当該大入賞口18へ入球可能となる。特別遊技中は、振り分け部材59が第1位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が特別領域へ進入することはなく、全て一般領域58へ進入する。これに対して、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中は、振り分け部材59が第2位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が一般領域58へ進入することはなく、全て特別領域へ進入するようになっている。
すなわち、特別領域へは、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中のみに遊技球が進入可能となっており、これにより、小当たり遊技中に所定個数(本形態では1個)の遊技球が特別領域へ進入する。そして、小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき、特別遊技が実行される。
また、設定可能な遊技状態として、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた通常遊技状態、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT1(特別遊技の終了後に設定される低確率時短遊技状態(時短遊技状態))、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT2(時短図柄の決定(時短付与の当選)により当該時短図柄の停止表示に基づいて設定される低確率時短遊技状態(時短遊技状態))、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT3を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT3(特別遊技の終了後に設定される低確率時短遊技状態(時短遊技状態))、及び、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT4を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT4(特別遊技の終了後に設定される低確率時短遊技状態(時短遊技状態))が設けられており、いずれかの遊技状態が設定された遊技が進行するようになっている。
すなわち、通常遊技状態中は、遊技者に主に第1遊技領域12aにおいて遊技を行わせるようになっており、第1遊技領域12aで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、第1始動入賞口15への入球が可能となる。また、低確率時短遊技状態LJT1中、低確率時短遊技状態LJT2中、低確率時短遊技状態LJT3中及び低確率時短遊技状態LJT4中はいずれも、遊技者に主に第2遊技領域12bにおいて遊技を行わせるようになっており、第2遊技領域12bで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、ゲート20の通過、第2始動入賞口16への入球が可能となる。
そして、第1始動入賞口15への遊技球の入球、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて当否抽選が実行される。
また、小当たりの当選の確率は1/300に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y1の決定確率は100/100(100%)に設定されている。
また、小当たりの当選の確率は2/300に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y2の決定確率は100/100(100%)に設定されている。時短付与の当選の確率は3/300に設定されており、時短付与に当選した場合における時短図柄J1の決定確率は100/100(100%)に設定されている。
特に図示していないが、たとえば、通常遊技状態中に第1特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、ハズレ図柄Z1が決定された(ハズレとなった)ときに決定される変動パターンとしては、変動時間が13秒に定められた13秒変動、変動時間が20秒に定められた20秒変動、変動時間が60秒に定められた60秒変動等が設けられており、小当たり図柄Y1が決定された(小当たりに当選した)ときに決定される変動パターンとしては、上述の20秒変動、60秒変動等が設けられている。
また、低確率時短遊技状態LJT1中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、ハズレ図柄Z2が決定された(ハズレとなった)ときに決定される変動パターンとしては、変動時間が3秒に定められた3秒変動、変動時間が30秒に定められた30秒変動等が設けられており、小当たり図柄Y2が決定された(小当たりに当選した)ときに決定される変動パターンとしては、上述の30秒変動等が設けられており、時短図柄J1が決定された(時短付与に当選した)ときに決定される変動パターンとしては、上述の30秒変動等が設けられている。
また、低確率時短遊技状態LJT2中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、ハズレ図柄Z2が決定されたときに決定される変動パターンとしては、変動時間が1秒に定められた1秒変動、上述の30秒変動等が設けられており、小当たり図柄Y2が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の30秒変動等が設けられており、時短図柄J1が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の30秒変動等が設けられている。
また、低確率時短遊技状態LJT3中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、ハズレ図柄Z2が決定されたときに決定される変動パターンとしては、変動時間が0.5秒に定められた0.5秒変動等が設けられており、小当たり図柄Y2が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の0.5秒変動等が設けられており、時短図柄J1が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の0.5秒変動等が設けられている。
また、低確率時短遊技状態LJT4中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、ハズレ図柄Z2が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の3秒変動、30秒変動等が設けられており、小当たり図柄Y2が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の30秒変動等が設けられており、時短図柄J1が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の3秒変動等が設けられている。
なお、各遊技状態における変動パターンに定められた変動時間は、上記内容に限定されるものではなく、低確率時短遊技状態LJT3以外においても極めて短い変動時間(たとえば、0.5秒等)が定められた変動パターンを設けてもよい。
また、変動パターンを記憶する変動パターンテーブルを複数設け、所定の遊技状態においては、当該遊技状態が開始されてからの変動回数に応じて、変動パターンを決定するために参照する変動パターンテーブルを切り替えるようにしてもよい。たとえば、専用の変動パターンを記憶した変動パターンテーブルを設け、時短遊技状態における特定回数(1回~10回等)の変動が行われる期間や最終の変動では、当該変動パターンテーブルを参照して、当該変動パターンテーブルに記憶された1又は複数の変動パターンのいずれかを選択するようにしてもよい。
また、特に図示していないが、本形態に係るパチンコ機Pでは、当否抽選の結果が遊技者にとって有利である場合(たとえば、小当たりの当選)の方が、遊技者にとって不利である場合(たとえば、ハズレ)よりも、相対的に長い変動時間が定められた変動パターンが選択され易い(変動時間の平均値が長い傾向となるように)ように設定されている。
このように、小当たりに当選した場合には、いずれの小当たり図柄が決定されたときであっても、小当たり遊技中には大入賞口18が合計1.8秒開放されることにより、この小当たり遊技中に、右打ちを行っていれば遊技球を大入賞口18へ入球させることができる。また、この小当たり遊技中には、振り分け部材59が第2位置に停留することから、大入賞口18へ入球した遊技球は必ず特別領域へ進入する。
したがって、小当たりに当選した場合には、右打ちを行っていれば、当該当選に基づく小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域に進入するため、当該進入に基づき特別遊技が実行される。
なお、小当たり遊技中における大入賞口18の開放態様は、上記内容に限定されるものではなく、種々の態様を採用することができる。たとえば、大入賞口18が0.15秒間の開放を12回繰り返す態様としてもよい。このようにすることで、大入賞口18への遊技球の入球が可能となる遊技領域(本形態では第2遊技領域12b)を遊技球が流下した状態で大入賞口18の開放が行われる回数が増えるため、小当たり遊技中に10個以上の遊技球が入球する可能性(いわゆるオーバー入賞の可能性)を高めることができる。
また、小当たり図柄Y2が決定され当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、上述と同態様のラウンド遊技が計9回行われる特別遊技が実行される(図129(a)では、小当たり遊技と9回のラウンド遊技とを合わせて3Rと表記)。ラウンド遊技中の開閉扉18bの開閉パターン及び振り分け部材59の作動態様、インターバル時間も、上述の特別遊技と同一の内容に設定されている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、小当たり図柄の決定(小当たりの当選)に基づき小当たり遊技が実行された場合において、当該小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき特別遊技が実行されたときには、後述する予め定められた参照時点における遊技状態(以下、参照時遊技状態ともいう)、決定された小当たり図柄の種類に応じて、当該特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
具体的には、後述するように、小当たり図柄Y1が決定された場合において、参照時遊技状態が非時短遊技状態であったときには、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)が設定される。また、小当たり図柄Y2が決定された場合において、参照時遊技状態が非時短遊技状態であったときには、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)が設定され、参照時遊技状態が時短遊技状態JT2(特別遊技の終了後に設定される時短遊技状態)であったときには、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT3(低確率時短遊技状態LJT3)が設定され、参照時遊技状態が時短遊技状態JT3又はJT4(いずれも時短図柄の決定(時短付与の当選)により当該時短図柄の停止表示に基づいて設定される時短遊技状態)であったときには、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT4(低確率時短遊技状態LJT4)が設定される。なお、本形態に係るパチンコ機Pでは原則、参照時遊技状態が時短遊技状態JT1になることはない。
これに対して、右打ちを行わず大入賞口18へ遊技球が入球しなかった等の理由により、小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入しなかったときには、特別遊技が実行されないとともに上述の小当たり図柄の種類に応じた遊技状態の設定は行われず、小当たり遊技の終了後は、当該小当たり遊技の終了時に設定されていた遊技状態が継続する。
具体的には、後述するように、時短図柄J1が決定された場合において、参照時遊技状態が時短遊技状態JT2であったときには、当該時短図柄の停止表示後に時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)が設定され、参照時遊技状態が非時短遊技状態であったときには、当該時短図柄の停止表示後に時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)が設定される。またここで、本形態に係るパチンコ機Pでは、時短図柄J1が決定された場合において、参照時遊技状態が時短遊技状態JT3又はJT4であったときには、当該時短図柄の決定に基づく新たな時短遊技状態の設定は行われず(時短図柄の決定に基づく時短遊技状態の設定は無効となり)、時短遊技状態JT3又はJT4が継続するようになっている。
このように、本形態に係るパチンコ機Pでは、時短図柄J1が決定された場合において、遊技状態が非時短遊技状態であるとき、又は、時短図柄J1の停止表示に基づいて設定される時短遊技状態(時短遊技状態JT2)であるときには、決定された時短図柄J1に基づく時短遊技状態の設定が行われるのに対し、遊技状態が特別遊技の終了後に設定される時短遊技状態(時短遊技状態JT1、JT3、JT4)であるときには、決定された時短図柄J1に基づく時短遊技状態の設定は行われない。なお、時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)においては、後述するように、時短付与の当選回数が時短当選終了回数に到達することによって、時短図柄J1が決定された際に非時短遊技状態が設定されるようになっているため、時短遊技状態JT1が設定されている状況下では、時短図柄J1に基づく時短遊技状態を設定するか否かの判断は行われない。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1特図の変動回数や第1特図及び第2特図の変動回数の合計に基づく時短終了条件も設定されるが、当該時短終了条件は、時短遊技状態中にもかかわらず第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出しが行われるといったイレギュラーな状況が発生した場合に成立する可能性があるものであるため、説明を省略する。また、本形態における以下の説明では、「時短回数」は第2特図の変動回数を意味するものとする。
本形態に係るパチンコ機Pでは、当該処理が終了した時点を上述の参照時点として定めている。そして、小当たりに当選した場合には、当該時点における遊技状態(参照時遊技状態)を参照して特別遊技の終了後の遊技状態の設定が行われ、時短付与に当選した場合には、当該時点における遊技状態を参照して時短図柄の停止表示後の遊技状態の設定が行われる。
また、時短遊技状態が設定されると、残小当たり当選回数の初期値として、設定された時短遊技状態の種類に対応する小当たり当選終了回数(時短遊技状態JT1では1回、時短遊技状態JT2、JT3、JT4では2回)が小当たり当選終了回数記憶領域に記憶される。そして、当否抽選により小当たりに当選するごとに、小当たり当選終了回数記憶領域に記憶されている値が更新(1デクリメント)される。これにより、小当たり当選終了回数記憶領域に記憶されている値が残小当たり当選回数(設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの小当たりの当選回数)となる。
また、時短遊技状態が設定されると、残時短当選回数の初期値として、設定された時短遊技状態の種類に対応する時短当選終了回数(時短遊技状態JT1では1回、時短遊技状態JT2では2回、時短遊技状態JT3では10000回、時短遊技状態JT4では200回)が時短当選終了回数記憶領域に記憶される。そして、当否抽選により時短付与に当選するごとに、時短当選終了回数記憶領域に記憶されている値が更新(1デクリメント)される。これにより、時短当選終了回数記憶領域に記憶されている値が残時短当選回数(設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの時短付与の当選回数)となる。
(1)非時短遊技状態(通常遊技状態)中の第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定された場合
この場合、小当たり図柄Y1の変動表示が停止された際の遊技状態は非時短遊技状態であることから、参照時遊技状態(特別図柄変動停止処理において各種回数の更新を行い、当該更新の結果に基づいて設定中の時短遊技状態を終了又は維持する処理が行われた時点の遊技状態)も非時短遊技状態となる。したがって、小当たり図柄Y1が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図130(a)の(1-S1))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)に設定される(図130(b)参照)。
時短遊技状態JT1が設定されると、時短回数記憶領域に残特図変動回数の初期値として時短回数(100回)が記憶され、小当たり当選終了回数記憶領域に残小当たり当選回数の初期値として小当たり当選終了回数(1回)が記憶され、時短当選終了回数記憶領域に残時短当選回数の初期値として時短当選終了回数(1回)が記憶される。そして、図130(a)に示すように、時短遊技状態JT1は、(1-F1)特別図柄の変動回数が、上述の時短回数(100回)に到達すること、(1-F2)小当たりの当選回数が、上述の小当たり当選終了回数(1回)に到達すること、又は、(1-F3)時短付与の当選回数が、上述の時短当選終了回数数(1回)に到達することといういずれかの時短終了条件が成立すると、終了する。そして、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態が通常遊技状態に変更される。
すなわち、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残特図変動回数、残小当たり当選回数、残時短当選回数の更新の結果、上述の(1-F1)~(1-F3)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1-F1)~(1-F3)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は時短遊技状態JT1のままとなる。
なお、上述したように、時短遊技状態JT1中は第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われ、原則として第2特図乱数に基づく当否抽選が実行される。また、時短回数は100回であり、小当たりの当選の確率は2/300、時短付与の当選の確率は3/300であるため(図129(a)参照)、必ずしも特別図柄の変動回数が時短回数(100回)に到達するまでに小当たりや時短付与に当選するとは限らない。すなわち、小当たりや時短付与に当選することなく(1-F1)の時短終了条件が成立する可能性がある。
そうすると、特2残保留に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)に設定される(図130(a)の(1-S2))。また、特2残保留に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定された場合には、時短図柄J1の停止表示後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される(図130(a)の(2-S1))。
時短遊技状態JT1中に第2特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定された場合、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残時短当選回数の更新(1デクリメント)の結果、(1-F3)の時短終了条件が成立する。これにより、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されるため、参照時遊技状態は非時短遊技状態となる。したがって、上述の場合には、時短図柄J1が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図130(a)の(2-S1))となり、当該時短図柄J1の停止表示後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される(図130(c)参照)。
時短遊技状態JT2が設定されると、時短回数記憶領域に残特図変動回数の初期値として時短回数(10000回)が記憶され、小当たり当選終了回数記憶領域に残小当たり当選回数の初期値として小当たり当選終了回数(2回)が記憶され、時短当選終了回数記憶領域に残時短当選回数の初期値として時短当選終了回数(2回)が記憶される。そして、図130(a)に示すように、時短遊技状態JT2は、(2-F1)特別図柄の変動回数が、上述の時短回数(10000回)に到達すること、(2-F2)小当たりの当選回数が、上述の小当たり当選終了回数(2回)に到達すること、又は、(2-F3)時短付与の当選回数が、上述の時短当選終了回数数(2回)に到達することといういずれかの時短終了条件が成立すると、終了する。そして、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態が通常遊技状態に変更される。
すなわち、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残特図変動回数、残小当たり当選回数、残時短当選回数の更新の結果、上述の(2-F1)~(2-F3)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(2-F1)~(2-F3)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は時短遊技状態JT2のままとなる。
なお、上述したように、時短遊技状態JT2中も第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われ、原則として第2特図乱数に基づく当否抽選が実行される。また、時短回数は10000回であり、小当たりの当選の確率は2/300、時短付与の当選の確率は3/300であるため(図129(a)参照)、実質的には(2-F1)の時短終了条件が成立することはない、
時短遊技状態JT2中に第2特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定された場合(時短遊技状態JT2において1回目の時短図柄J1の決定がなされた場合)、時短当選終了回数は2回であることから、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残時短当選回数の更新(1デクリメント)によって(2-F3)の時短終了条件は成立せず、時短遊技状態JT2は終了しない。すなわち、残時短当選回数が更新された時点では遊技状態は時短遊技状態JT2のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT2となる。したがって、上述の場合には、時短図柄J1が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT2(図130(a)の(1-S3))となり、当該時短図柄J1の停止表示後の遊技状態が時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)に設定される(図130(c)参照)。
時短遊技状態JT3が設定されると、時短回数記憶領域に残特図変動回数の初期値として時短回数(10000回)が記憶され、小当たり当選終了回数記憶領域に残小当たり当選回数の初期値として小当たり当選終了回数(2回)が記憶され、時短当選終了回数記憶領域に残時短当選回数の初期値として時短当選終了回数(10000回)が記憶される。そして、図130(a)に示すように、時短遊技状態JT3は、(3-F1)特別図柄の変動回数が、上述の時短回数(10000回)に到達すること、(3-F2)小当たりの当選回数が、上述の小当たり当選終了回数(2回)に到達すること、又は、(3-F3)時短付与の当選回数が、上述の時短当選終了回数数(10000回)に到達することといういずれかの時短終了条件が成立すると、終了する。そして、時短遊技状態JT3が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態が通常遊技状態に変更される。
すなわち、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残特図変動回数、残小当たり当選回数、残時短当選回数の更新の結果、上述の(3-F1)~(3-F3)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT3が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(3-F1)~(3-F3)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は時短遊技状態JT3のままとなる。
なお、上述したように、時短遊技状態JT3中も第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われ、原則として第2特図乱数に基づく当否抽選が実行される。また、時短回数は10000回であり、小当たりの当選の確率は2/300、時短付与の当選の確率は3/300であるため(図129(a)参照)、実質的には(3-F1)の時短終了条件が成立することはない。さらに、時短当選終了回数は10000回であるため、実質的には(3-F3)の時短終了条件が成立することもない。
時短遊技状態JT3における時短当選終了回数は10000回であることから、時短遊技状態JT3中に第2特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定されても、実質的に(3-F3)の時短終了条件が成立することはない。そうすると、上述の特別図柄変動停止処理において残時短当選回数が更新された時点では遊技状態は時短遊技状態JT3のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT3となる。そして、上述したように、時短図柄J1が決定された場合において、参照時遊技状態が時短遊技状態JT3であったときには、当該時短図柄の決定に基づく新たな時短遊技状態の設定は行われない(時短図柄の決定に基づく時短遊技状態の設定は無効となる)ことから、当該時短図柄J1の停止表示後も時短遊技状態JT3(低確率時短遊技状態LJT3)が継続する(図130(c)参照)。
時短遊技状態JT4が設定されると、時短回数記憶領域に残特図変動回数の初期値として時短回数(200回)が記憶され、小当たり当選終了回数記憶領域に残小当たり当選回数の初期値として小当たり当選終了回数(2回)が記憶され、時短当選終了回数記憶領域に残時短当選回数の初期値として時短当選終了回数(200回)が記憶される。そして、図130(a)に示すように、時短遊技状態JT4は、(4-F1)特別図柄の変動回数が、上述の時短回数(200回)に到達すること、(4-F2)小当たりの当選回数が、上述の小当たり当選終了回数(2回)に到達すること、又は、(4-F3)時短付与の当選回数が、上述の時短当選終了回数数(200回)に到達することといういずれかの時短終了条件が成立すると、終了する。そして、時短遊技状態JT4が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態が通常遊技状態に変更される。
すなわち、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残特図変動回数、残小当たり当選回数、残時短当選回数の更新の結果、上述の(4-F1)~(4-F3)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT4が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(4-F1)~(4-F3)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は時短遊技状態JT4のままとなる。
なお、上述したように、時短遊技状態JT4中も第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われ、原則として第2特図乱数に基づく当否抽選が実行される。また、時短回数は200回であり、小当たりの当選の確率は2/300、時短付与の当選の確率は3/300であるため(図129(a)参照)、必ずしも特別図柄の変動回数が時短回数(200回)に到達するまでに小当たりや時短付与に当選するとは限らない。すなわち、小当たりや時短付与に当選することなく(4-F1)の時短終了条件が成立する可能性がある。
時短遊技状態JT4における時短当選終了回数は200回であることから、時短遊技状態JT4中に第2特図乱数に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定されても、実質的に(4-F2)の時短終了条件が成立することはない。そうすると、上述の特別図柄変動停止処理において残時短当選回数が更新された時点では遊技状態は時短遊技状態JT4のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT4となる。そして、上述したように、時短図柄J1が決定された場合において、参照時遊技状態が時短遊技状態JT4であったときには、当該時短図柄の決定に基づく新たな時短遊技状態の設定は行われない(時短図柄の決定に基づく時短遊技状態の設定は無効となる)ことから、当該時短図柄J1の停止表示後も時短遊技状態JT4(低確率時短遊技状態LJT4)が継続する(図130(c)参照)。
そうすると、時短遊技状態JT1が終了した際と同様に、特2残保留に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)に設定される(図130(a)の(1-S2))。また、特2残保留に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1が決定された場合には、時短図柄J1の停止表示後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される(図130(a)の(2-S1))。
本形態に係るパチンコ機Pにおいては、上述の如く、通常遊技状態(非時短遊技状態)、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)、低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)、低確率時短遊技状態LJT3(時短遊技状態JT3)又は低確率時短遊技状態LJT4(時短遊技状態JT4)のいずれかが設定されて、遊技が進行するようになっている。
小当たりに当選すると小当たり図柄Y1が決定され(図129(a)参照)、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると特別遊技が実行される。この小当たり図柄Y1の決定に基づく特別遊技では、ラウンド遊技が2回(小当たり遊技と合わせて3回)実行され約450個の賞球を獲得できる。そして、当該特別遊技の終了後には、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)が設定される(図130(b)、図131参照)。
ここで、低確率時短遊技状態LJT1では、小当たり当選終了回数が1回に設定されている。そうすると、上記小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定されると、特別図柄変動停止処理において残小当たり当選回数の更新が行われ、残小当たり当選回数は0回となる(小当たり当選終了回数に到達する)ことから、上述の(1-F2)の時短終了条件が成立し、この残小当たり当選回数が更新された時点で遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となる。したがって、参照時遊技状態は非時短遊技状態となるため、小当たり図柄Y2が決定された場合には、特別遊技の終了後に再度、低確率時短遊技状態LJT1が設定される(図130(b)、図131参照)。
ここで、低確率時短遊技状態LJT1では、時短当選終了回数が1回に設定されている。そうすると、上記時短付与に当選し時短図柄J1が決定されると、特別図柄変動停止処理において残時短当選回数の更新が行われ、残時短当選回数は0回となる(時短当選終了回数に到達する)ことから、上述の(1-F3)の時短終了条件が成立し、この残時短当選回数が更新された時点で遊技状態は通常遊技状態(非時短遊技状態)となる。したがって、参照時遊技状態は非時短遊技状態となるため、時短図柄J1が決定された場合には、当該時短図柄J1の停止表示後に低確率時短遊技状態LJT2が設定される(図130(c)、図131参照)。
ここで、低確率時短遊技状態LJT2では、小当たり当選終了回数が2回に設定されている。そうすると、上記小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定されると、特別図柄変動停止処理において残小当たり当選回数の更新が行われるものの、残小当たり当選回数は1回となる(小当たり当選終了回数に到達しない)ことから、上述の(2-F2)の時短終了条件は成立せず、この残小当たり当選回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)のままとなる。したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態JT2となるため、小当たり図柄Y2が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT3が設定される(図130(b)、図131参照)。
ここで、低確率時短遊技状態LJT2では、時短当選終了回数が2回に設定されている。そうすると、上記時短付与に当選し時短図柄J1が決定されると、特別図柄変動停止処理において残時短当選回数の更新が行われるものの、残時短当選回数は1回となる(時短当選終了回数に到達しない)ことから、上述の(2-F3)の時短終了条件は成立せず、この残時短当選回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)のままとなる。したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態JT2となるため、時短図柄J1が決定された場合には、当該時短図柄J1の停止表示後に低確率時短遊技状態LJT1が設定される(図130(b)、図131参照)。
ここで、低確率時短遊技状態LJT3では、小当たり当選終了回数が2回に設定されている。そうすると、上記小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定されると、特別図柄変動停止処理において残小当たり当選回数の更新が行われるものの、残小当たり当選回数は1回となる(小当たり当選終了回数に到達しない)ことから、上述の(3-F2)の時短終了条件は成立せず、この残小当たり当選回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT3(時短遊技状態JT3)のままとなる。したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態JT3となるため、小当たり図柄Y2が決定された場合には、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT4が設定される(図130(b)、図131参照)。
ここで、低確率時短遊技状態LJT3では、時短当選終了回数が10000回に設定されているため、実質的には時短付与の当選回数が時短当選終了回数に到達することはない。すなわち、上記時短付与に当選し時短図柄J1が決定された場合、特別図柄変動停止処理において残時短当選回数の更新が行われるものの、残時短当選回数が0回となることはない(時短当選終了回数に到達しない)ことから、上述の(3-F3)の時短終了条件は成立せず、この残時短当選回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT3(時短遊技状態JT3)のままとなる。したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態JT3となるため、時短図柄J1が決定された場合には、当該時短図柄J1の停止表示後に新たな時短遊技状態の設定が行われることはない。
ここで、低確率時短遊技状態LJT4では、小当たり当選終了回数が2回に設定されている。そうすると、上記小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定されると、特別図柄変動停止処理において残小当たり当選回数の更新が行われるものの、残小当たり当選回数は1回となる(小当たり当選終了回数に到達しない)ことから、上述の(4-F2)の時短終了条件は成立せず、この残小当たり当選回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT4(時短遊技状態JT4)のままとなる。したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態JT4となるため、小当たり図柄Y2が決定された場合には、特別遊技の終了後に再度、低確率時短遊技状態LJT4が設定される(図130(b)、図131参照)。
ここで、低確率時短遊技状態LJT4では、時短当選終了回数が200回に設定されているため、実質的には時短付与の当選回数が時短当選終了回数に到達することはない。すなわち、上記時短付与に当選し時短図柄J1が決定された場合、特別図柄変動停止処理において残時短当選回数の更新が行われるものの、残時短当選回数が0回となることはない(時短当選終了回数に到達しない)ことから、上述の(4-F3)の時短終了条件は成立せず、この残時短当選回数が更新された時点で遊技状態は低確率時短遊技状態LJT4(時短遊技状態JT4)のままとなる。したがって、参照時遊技状態は時短遊技状態JT4となるため、時短図柄J1が決定された場合には、当該時短図柄J1の停止表示後に新たな時短遊技状態の設定が行われることはない。
また、低確率時短遊技状態LJT4においては、低確率時短遊技状態LJT1よりも多い時短回数が設定されるため、低確率時短遊技状態LJT4中は低確率時短遊技状態LJT1中よりも小当たりに当選する可能性が高い。すなわち、低確率時短遊技状態LJT4は、低確率時短遊技状態LJT1よりも有利な遊技状態となっている。
次に、上述の特図遊技、小当たり遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で実行される処理の概要について、第1形態~第6形態と異なる点を中心に、フローチャートを用いて説明する。以下では特に、遊技状態の設定に関する制御を詳述する。
なお、第1形態~第6形態と同一の処理や、第1形態~第6形態とほぼ同一の処理であって当業者が本形態での実施方法(本形態への適用方法)を理解し得るものについては、第1形態~第6形態と同一のステップ番号を付し、原則として説明を省略する。
ステップ1000~ステップ1003の処理は、第1形態における特別図柄変動停止処理(図37参照)のステップ1000~ステップ1003の処理と同一であるため、ここでは説明を省略する。
上述のステップ1003の処理が実行された後に進むステップ1003-41において、メインCPU101は、残特図変動回数を更新する残特図変動回数更新処理を実行する。そして、ステップ1003-42に進む。
ステップ1003-43において、メインCPU101は、残時短当選回数を更新する残時短当選回数更新処理を実行する。そして、ステップ1003-44に進む。
ステップ1004~ステップ1005の処理は、第1形態における特別図柄変動停止処理(図37参照)のステップ1004~ステップ1005の処理と同一であるため、ここでは説明を省略する。
ステップ1010-4において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT1、低確率時短遊技状態LJT2、低確率時短遊技状態LJT3、低確率時短遊技状態LJT4)であるか否か、すなわち、時短遊技状態の設定中であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でない(すなわち、非時短遊技状態(通常遊技状態)である)と判定した場合、残特図変動回数更新処理を終了する。一方、時短遊技状態であると判定した場合、ステップ1011-4に進む。
ステップ1011-4において、メインCPU101は、残特図変動回数を1デクリメント(更新)する。ここでは、停止表示されたのが第1特図又は第2特図であるかに応じて、異なる処理(更新の対象となる回数の種類等が異なる)が行われるようになっているが、詳細な説明は省略する。上記したように、当該更新が行われる残特図変動回数は第2特図に係るものである。そして、残特図変動回数更新処理を終了する。
ステップ1020-4において、メインCPU101は、停止表示された図柄が小たり図柄であるか否かを判定する。そして、小当たり図柄でない(時短図柄又はハズレ図柄である)と判定した場合、残小当たり当選回数更新処理を終了する。一方、小当たり図柄であると判定した場合、ステップ1021-4に進む。
ステップ1021-4において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でないと判定した場合、残小当たり当選回数更新処理を終了する。一方、時短遊技状態であると判定した場合、ステップ1022-4に進む。
ステップ1022-4において、メインCPU101は、残小当たり当選回数を1デクリメント(更新)する。そして、残小当たり当選回数更新処理を終了する。
ステップ1026-4において、メインCPU101は、停止表示された図柄が時短図柄であるか否かを判定する。そして、時短図柄でない(小当たり図柄又はハズレ図柄である)と判定した場合、残時短当選回数更新処理を終了する。一方、時短図柄であると判定した場合、ステップ1027-4に進む。
ステップ1027-4において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でないと判定した場合、残時短当選回数更新処理を終了する。一方、時短遊技状態であると判定した場合、ステップ1028-4に進む。
ステップ1028-4において、メインCPU101は、残時短当選回数を1デクリメント(更新)する。そして、残時短当選回数更新処理を終了する。
ステップ1030-4において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であるか否かを判定する。そして、時短遊技状態でないと判定した場合、遊技状態制御処理を終了する。一方、時短遊技状態であると判定した場合、ステップ1031-4に進む。
ステップ1031-4において、メインCPU101は、上述したいずれかの時短終了条件(すなわち、時短回数、小当たり当選終了回数、時短当選終了回数に関する時短終了条件)が成立したか否かを判定する。そして、いずれも成立していないと判定した場合、ステップ1033-4に進む。一方、成立したと判定した場合、次のステップ1032-4に進む。
ステップ1033-4において、メインCPU101は、当該時点における遊技状態を参照時遊技状態としてメインRAM103の所定の記憶領域に記憶する。具体的には、上述のステップ1031-4でいずれかの時短終了条件が成立したと判定した場合に進む上述のステップ1032-4で通常遊技状態(非時短遊技状態)が設定されたときには、参照時遊技状態として非時短遊技状態が記憶される。また、上述のステップ1031-4でいずれの時短終了条件も成立していないと判定した場合には、参照時遊技状態として設定中の時短遊技状態が記憶される。そして、ステップ1034-4に進む。
ステップ1035-4において、メインCPU101は、記憶されている参照時遊技状態に応じて、時短図柄の決定に基づく時短遊技状態の設定又は非設定の処理を実行する。そして、遊技状態制御処理を終了する。
具体的には、参照時遊技状態が時短遊技状態JT2であり、かつ停止表示された特別図柄が時短図柄J1であった場合には、メインCPU101は、第1時短フラグをオンにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「100」(残特図変動回数の初期値)をセットし、小当たり当選終了回数記憶領域に小当たり当選終了回数「1」(残小当たり当選回数の初期値)をセットし、時短当選終了回数記憶領域に時短当選終了回数「1」(残時短当選回数の初期値)をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)の設定が行われる。
また、参照時遊技状態が非時短遊技状態であり、かつ停止表示された特別図柄が時短図柄J1であった場合には、メインCPU101は、第2時短フラグをオンにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「10000」(残特図変動回数の初期値)をセットし、小当たり当選終了回数記憶領域に小当たり当選終了回数「2」(残小当たり当選回数の初期値)をセットし、時短当選終了回数記憶領域に時短当選終了回数「2」(残時短当選回数の初期値)をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)の設定が行われる。
また、参照時遊技状態が時短遊技状態JT3又はJT4であり、かつ停止表示された特別図柄が時短図柄J1であった場合には、メインCPU101は、時短遊技状態の設定に関する処理を行わない。これにより、時短図柄J1の決定に基づく新たな時短遊技状態の設定は行われず、設定中の低確率時短遊技状態LJT3又はLJT4(時短遊技状態JT3又はJT4)が継続する。
なお、この特別遊技終了処理において、メインCPU101は、参照時遊技状態が非時短遊技状態であり、かつ停止表示された特別図柄が小当たり図柄Y1又はY2であった場合には、第1時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「100」(残特図変動回数の初期値)をセットし、小当たり当選終了回数記憶領域に小当たり当選終了回数「1」(残小当たり当選回数の初期値)をセットし、時短当選終了回数記憶領域に時短当選終了回数「1」(残時短当選回数の初期値)をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT1の設定が行われる。
また、メインCPU101は、参照時遊技状態が時短遊技状態JT2であり、かつ停止表示された特別図柄が小当たり図柄Y2であった場合には、第3時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「10000」(残特図変動回数の初期値)をセットし、小当たり当選終了回数記憶領域に小当たり当選終了回数「2」(残小当たり当選回数の初期値)をセットし、時短当選終了回数記憶領域に時短当選終了回数「10000」(残時短当選回数の初期値)をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT3(時短遊技状態JT3)の設定が行われる。
また、メインCPU101は、参照時遊技状態が時短遊技状態JT3又はJT4であり、かつ停止表示された特別図柄が小当たり図柄Y2であった場合には、第4時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数記憶領域に時短回数「200」(残特図変動回数の初期値)をセットし、小当たり当選終了回数記憶領域に小当たり当選終了回数「2」(残小当たり当選回数の初期値)をセットし、時短当選終了回数記憶領域に時短当選終了回数「200」(残時短当選回数の初期値)をセットする。これにより、低確率時短遊技状態LJT4(時短遊技状態JT4)の設定が行われる。
次に、本形態に係るパチンコ機Pで実行される各種演出の概要について、図137~図141を参照して説明する。なお、これらの図面では、本形態における演出の説明に必要な構成のみを記載し、その他の構成(保留画像、ミニ図柄等)については記載を省略するものとする。また、第1形態~第6形態と同様の構成については、原則として説明を省略するものとする。
通常遊技状態中には、特2残保留に係る第2特図の変動表示中を除き、表示部21aにおいて、当該通常遊技状態に対応する通常背景画像(図137(a)~(e)等参照)が表示される。
特に図示していないが、当該当否抽選の結果がハズレであった場合には、第1形態や第6形態と同様のノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
また、当該当否抽選の結果が小当たりの当選であった(小当たり図柄Y1が決定された)場合には、発展なしリーチ変動又は発展ありリーチ変動により変動演出が実行され、当選態様により演出図柄50の停止表示が行われた後、特別遊技の実行が決定された旨を示唆する特別遊技実行示唆(たとえば、「BONUS!!」という特別遊技実行示唆画像の表示等)が実行される(図137(a)~(f)参照)。その後は、第6形態と同様に、小当たり遊技や特別遊技の実行に伴う各種演出(特別領域進入指示演出、特別領域進入示唆演出、特別遊技中演出、右打ち示唆等)が行われる。
低確率時短遊技状態LJT1が設定されると、表示部21aにおいて、当該低確率時短遊技状態LJT1に対応する低確時短背景画像A(図138(a)~(e)等参照)が表示されるとともに、低確率時短遊技状態LJT1の設定を示唆する低確時短LJT1設定示唆演出(たとえば、「チャンスゾーンスタート!」という低確時短LJT1設定示唆画像の表示等)、及び、右打ち示唆が行われる(図138(a)等参照)。さらに、低確率時短遊技状態LJT1の遊技内容を示す遊技説明画像(たとえば、「バトルモードゲットでRUSH獲得チャンス!!」という文字画像等)の表示も行われる(図138(a)等参照)。
また、低確率時短遊技状態LTJ1中は、残特図変動回数をカウントダウンする残特図変動回数カウントダウン表示が実行されるようになっている。残特図変動回数カウントダウン表示では、低確率時短遊技状態LJT1が設定されるとまず、残特図変動回数の初期値を示す数値の表示(すなわち、低確率時短遊技状態LJT1に対応する時短回数100回を示す「100」という表示)が行われ、その後、特別図柄の変動表示が実行されるごとに、上述の数値が1ずつカウントダウンされる表示が行われる(図138(a)~(e)参照)。
特に図示していないが、当該当否抽選の結果がハズレであった場合には、第1形態や第6形態と同様のノーマル非当選変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
また、特に図示していないが、当該当否抽選の結果が小当たりの当選であった(小当たり図柄Y2が決定された)場合には、発展ありリーチ変動により変動演出が実行され、当選態様により数字等で構成された演出図柄50の停止表示が行われた後、特別遊技実行示唆が実行される。その後は、(1)と同様に、小当たり遊技や特別遊技の実行に伴う各種演出(特別領域進入指示演出、特別領域進入示唆演出、特別遊技中演出、右打ち示唆等)が行われる。
また、当該当否抽選の結果が時短付与の当選であった(時短図柄J1が決定された)場合には、発展なしリーチ変動により変動演出が実行され、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄が全て、低確率時短遊技状態LJT2への移行を示唆する特定の演出図柄50(たとえば、小当たりの当選等を示唆しない「B」という文字の演出図柄50等)により停止表示される(図138(c)~(e)参照)。
上述したように、低確率時短遊技状態LJT1中に時短付与に当選し時短図柄J1が停止表示されると、低確率時短遊技状態LJT2が設定される。
低確率時短遊技状態LJT2が設定されると、表示部21aにおいて、当該低確率時短遊技状態LJT2に対応する低確時短背景画像B(図138(f)参照)が表示されるとともに、低確率時短遊技状態LJT2の設定を示唆する低確時短LJT2設定示唆演出(たとえば、「バトルモード!」という低確時短LJT2設定示唆画像の表示等)、及び、右打ち示唆が行われる(図138(f)参照)。さらに、低確率時短遊技状態LJT2の遊技内容を示す遊技説明画像(たとえば、「バトル勝利でRUSH獲得!!」という文字画像等)の表示も行われる(図138(f)参照)。なお、低確率時短遊技状態LJT2中は実質的に特別図柄の変動回数が時短回数に到達することはなく、小当たり又は時短付与に当選するまで当該低確率時短遊技状態LJT2が継続するため、残特図変動回数カウントダウン表示は実行されない。
特に図示していないが、当該当否抽選の結果がハズレであった場合には、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄がほぼ同時に変動表示を終了する特殊変動パターンにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
また、当該当否抽選の結果が小当たりの当選であった(小当たり図柄Y2が決定された)場合には、上述の特殊変動パターンにより変動演出が実行され、当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる(図139(c)~(d)参照)。
また、当該当否抽選の結果が時短付与の当選であった(時短図柄J1が決定された)場合には、上述の特殊変動パターンにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる(図140(c)参照)。
そして、上述の当否抽選の結果が小当たり又は時短付与の当選となると、特殊変動パターンにより変動演出が実行されている間、表示部21aにおいて、バトル演出が実行されるようになっている(図139(b)~(c)、図140(b)~(c)参照)。このバトル演出は、所定の敵キャラクタとの対戦が行われ、対戦結果として敵キャラクタに勝利又は敗北する旨が表現された対戦画像が表示されるものであり、上述の当否抽選の結果が小当たりの当選であった場合に、バトル演出において敵キャラクタに勝利した旨の対戦結果が表示され(図139(b)~(c)参照)、上述の当否抽選の結果が時短付与の当選であった場合に、バトル演出において敵キャラクタに敗北した旨の対戦結果が表示される(図140(b)~(c)参照)。すなわち、敵キャラクタに勝利した旨の対戦結果が表示されることにより小当たりの当選が報知され、敵キャラクタに敗北した旨の対戦結果が表示されることにより時短付与の当選が報知されるようになっている。
一方、上述の当否抽選により時短付与に当選し、バトル演出により時短付与の当選が報知されると、低確率時短遊技状態LJT4への移行しない旨を示唆する有利状態非移行示唆(たとえば、「RUSH獲得失敗」という低確時短LJT4非移行示唆画像の表示等)が実行される(図140(c)参照)。そして、時短図柄J1が停止表示されると低確率時短遊技状態LJT1が設定されるため、その後は(2)と同様の演出が実行される(図140(d)参照)。
上述したように、低確率時短遊技状態LJT2中に小当たりに当選すると、当該当選を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT3が設定される。
この低確率時短遊技状態LJT3中は、小当たりに当選し当該当選に基づく特別遊技が終了するまでの間、低確率時短遊技状態LJT2中の小当たりの当選を介して実行される特別遊技が継続して実行されているような印象を与える特殊特別遊技画像が表示されるようになっている(図139(e)参照)。これにより、低確率時短遊技状態LJT2中の小当たりの当選を介して実行される特別遊技が開始されてから、当該特別遊技の終了後に設定される低確率時短遊技状態LJT3を経由し、当該低確率時短遊技状態LJT3中の小当たりの当選を介して実行される特別遊技が終了するまでの期間が、約3000個の賞球が獲得される一連の賞球増加期間である(すなわち、約3000個の賞球を獲得可能な1の特別遊技が実行されている)ような印象を抱かせることができ、遊技者の興趣を高めることができる。
なお、特に図示していないが、小当たりに当選し当該当選に基づく小当たり遊技が実行されると、上述の特殊特別遊技画像の表示に伴って、小当たり遊技の実行に伴う各種演出(特別領域進入指示演出、特別領域進入示唆演出等)が行われる。
上述したように、低確率時短遊技状態LJT3中に小当たりに当選すると、当該当選を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT4が設定される。
低確率時短遊技状態LJT4が設定されると、表示部21aにおいて、当該低確率時短遊技状態LJT4に対応する低確時短背景画像C(図139(f)参照)が表示されるとともに、低確率時短遊技状態LJT4の設定を示唆する低確時短LJT4設定示唆演出(たとえば、「RUSH突入!」という低確時短LJT4設定示唆画像の表示等)、及び、右打ち示唆が行われる(図139(f)参照)。また、低確率時短遊技状態LTJ4中は、低確率時短遊技状態LJT1中と同様に、残特図変動回数カウントダウン表示が実行される(図139(f)参照)。
そして、低確率時短遊技状態LJT4中も、低確率時短遊技状態LJT1中と同様に、特別図柄の変動表示に伴って、表示部21aにおいて第2特図乱数に基づく当否抽選の結果を報知する変動演出が実行される。なお、当該変動演出については、(2)と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、低確率時短遊技状態LJT1又はLJT4において特別図柄の変動回数が時短回数に到達すると、当該低確率時短遊技状態LJT1又はLJT4は終了し通常遊技状態が設定される。
この際、特2残保留が記憶されていた場合には、第1特図乱数に優先して当該特2残保留に基づく当否抽選及び特別図柄の変動表示が実行され、当該特別図柄の変動表示及び変動演出の実行に伴って、記憶されていた特2残保留の当否抽選の結果を報知するファイナルチャンス演出が実行されるようになっている(図141参照)。
そして、当否抽選により小当たりの当選となる特2残保留が記憶されていたときには、当該特2残保留のうち最先に記憶された特2残保留に基づく特別図柄の変動表示に伴って、キャラクタAが登場する旨を示す登場演出(特に図示しておらず)、及び、小当たりの当選を示唆するFC小当たり当選示唆演出(たとえば、「キャラA登場! BONUS! チャンスゾーン復活」というFC小当たり当選示唆画像の表示等)が実行される(図141(d)参照)。
その後、表示部21aにおいて、通常遊技状態に対応する通常背景画像(図141(g)参照)が表示されるとともに、左打ち示唆が行われる(図141(g)参照)。
なお、通常背景画像が表示される前に、通常遊技状態から低確率時短遊技状態LJT1へ移行した後、再度、通常遊技状態へ移行するまでの間に実行された特別遊技の回数や獲得した賞球の総数等を示唆する結果表示演出を実行するようにしてもよい。
(1)本形態に係るパチンコ機Pでは、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく当否抽選においては小当たりにのみ当選可能となっていたが、これに限定されるものではない。
たとえば、小当たりと異なる抽選結果であって、特別遊技の実行契機となる大当たりにも当選可能となるように設定してもよい。そして、大当たりに当選した場合にも、本形態と同様の時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能としてもよい。
具体的には、たとえば、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づく当否抽選において大当たりにも当選するように設定し、大当たりの当選が決定された場合に大当たり図柄X1が決定されるように設定する。そして、大当たり図柄X1が決定された場合には、本形態における小当たり図柄Y1が決定された場合と同様の時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能としてもよい。また、大当たり図柄X1が決定された場合には、小当たり図柄Y1が決定された場合と異なる時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能としてもよく、たとえば、通常遊技状態中に大当たり図柄X1が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT1、LJT2、LJT3を経由することなく、当該決定に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT4が設定されるようにしてもよい。
また、たとえば、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく当否抽選において大当たりにも当選するように設定し、大当たりの当選が決定された場合に大当たり図柄X2が決定されるように設定する。そして、大当たり図柄X2が決定された場合には、本形態における小当たり図柄Y2が決定された場合と同様の時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能としてもよい。また、大当たり図柄X2が決定された場合には、小当たり図柄Y2が決定された場合と異なる時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能としてもよく、たとえば、低確率時短遊技状態LJT1中に大当たり図柄X2が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT2、LJT3を経由することなく、当該決定に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT4が設定されるようにしてもよい。
また、大当たりが当選した場合に決定される大当たり図柄は複数種類設けてもよく、大当たり図柄の種類ごとに異なる時短遊技状態の設定に関する制御が実行されるようにしてもよい。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選した場合に複数種類の小当たり図柄が決定され得るように設定し、所定の小当たり図柄が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定され、所定の小当たり図柄と異なる他の小当たり図柄が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT4が設定されるようにしてもよい。
たとえば、特別図柄の変動表示が開始されてから、当該変動表示が終了し停止表示時間が経過するまでのいずれかの時点(特別図柄の変動表示の開始時点、特別図柄の変動表示中のいずれかの時点、停止表示時間の経過時点等)において残特図変動回数、残小当たり当選回数、残時短当選回数の更新を行うとともに、当該更新に基づく遊技状態の設定の処理が実行された時点を参照時点、及び、当該時点の遊技状態を参照時遊技状態とするようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、小当たりの当選回数に係る時短終了条件として定められた小当たり当選終了回数、時短付与の当選回数に係る時短終了条件として定められた時短当選終了回数については、イレギュラーな事態の発生により容易にこれらの時短終了条件が成立してしまうのを抑止するために、2回に設定していたが、3回以上に設定してもよい。
また、これらの回数については「0回」等の特殊な値を設定してもよい。そして、特殊な値が設定されていることを条件として、残小当たり当選回数や残時短当選回数の更新処理や時短終了条件の成立の判定処理が行われないようにすることで、小当たりの当選回数や時短付与の当選回数に係る時短終了条件が成立しないように制御してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、低確率時短遊技状態LJT2中に小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT3を経由することなく、低確率時短遊技状態LJT2から直接、低確率時短遊技状態LJT4へ移行するように設定してもよい。
また、低確率時短遊技状態LJT2中に小当たりに当選し小当たり図柄Y2が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT3を経由した後、さらに、他の低確率時短遊技状態(たとえば、低確率時短遊技状態LJT3と同様の時短終了条件が設定されており、必ず小当たりに当選可能となるように設定された低確率時短遊技状態LJT5等)を経由して、低確率時短遊技状態LJT4へ移行するように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、低確率時短遊技状態LJT1よりも有利度が高く、低確率時短遊技状態LJT4よりも有利度が低い(たとえば、低確率時短遊技状態LJT1よりも多く、低確率時短遊技状態LJT4よりも少ない時短回数120回が設定される等)低確率時短遊技状態LJT5を設け、低確率時短遊技状態LJT2中に時短付与に当選し時短図柄J1が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT1へ移行するのではなく、低確率時短遊技状態LJT5へ移行するように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなるとともに、低確率時短遊技状態LJT4への移行の可能性がある低確率時短遊技状態LJT2が終了したことにより遊技者が抱く喪失感を軽減することができる。
たとえば、時短付与に当選した場合に決定される時短図柄として、時短図柄J1の他に時短図柄J2を設け、時短図柄J1が決定されたときには低確率時短遊技状態LJT2へ移行するのではなく、低確率時短遊技状態LJT3へ移行するように設定してもよいし、低確率時短遊技状態LJT4へ移行するように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなるとともに、低確率時短遊技状態LJT4への移行契機が豊富となるため、遊技者の興趣をより高めることが可能となる。
たとえば、参照時遊技状態において時短遊技状態が設定されていた場合には、当該時短遊技状態の種類を参照し、当該遊技状態の種類、及び、当該当選に基づいて決定された小当たり図柄(又は大当たり図柄)に応じた時短遊技状態を、小当たり(又は大当たり)の当選に基づく特別遊技の終了後に設定するような処理を実行するようにしてもよい。
より具体的には、本形態に係るパチンコ機Pに対して上記のような処理の実行を採用する場合、例えば、小当たり図柄Y2の決定に基づく特別遊技の終了後に、低確率時短遊技状態LJT1(低確率時短遊技状態LJT1において小当たり図柄Y2が決定された場合)、低確率時短遊技状態LJT4(低確率時短遊技状態LJT3において小当たり図柄Y2が決定された場合)、低確率時短遊技状態LJT6(低確率時短遊技状態LJT4又はLJT6において小当たり図柄Y2が決定された場合)が設定されるようにしてもよい。ここで、低確率時短遊技状態LJT6は、低確率時短遊技状態LJT4と比較して有利度の異なる時短遊技状態であり、たとえば、低確率時短遊技状態LJT4における時短回数(200回)よりも多い時短回数(220回)が設定される時短遊技状態や、時短回数の他の時短終了条件の内容が異なるように設定される時短遊技状態等とすることができる。
また、本形態に係るパチンコ機Pと異なる仕様のパチンコ機に対して、上記と同様の処理を採用してもよい。たとえば、第6形態のように、普通図柄の変動回数が時短終了条件として定められた時短遊技状態(普通図柄の変動が主体となる時短遊技状態)を採用したパチンコ機にあっては、特別遊技の終了後に設定される時短遊技状態の種類によっては、同一の小当たり図柄や大当たり図柄が決定された場合であっても、普通図柄の変動時間、普通図柄の抽選において当たりとなる確率、可動片16b(普通電動役物)が相対的に有利な態様で作動する旨が定められた図柄が決定される確率等が異なる時短遊技状態や、複数の時短終了条件(普通図柄の抽選回数(普通図柄の変動回数)、可動片16bの作動回数等に関する条件等)のいずれか1又は複数が異なる時短遊技状態が設定されるようにしてもよい。
たとえば、上述の(8)と同様に、決定された時短図柄の種類、及び、当該決定が行われた際の時短遊技状態(参照時遊技状態)の種類(設定内容)に応じて、当該決定に基づいて設定される時短遊技状態の種類(設定内容)を異ならせるようにしてもよい。
より具体的には、本形態に係るパチンコ機Pでは、時短付与に当選した場合に時短図柄J1のみが決定されるようになっていたが、時短図柄J1に加え時短図柄J2が決定されるように設定し、低確率時短遊技状態LJT1において時短図柄J2が決定された場合には、当該決定に基づき低確率時短遊技状態LJT7(時短遊技状態JT7)が設定されるように制御する。ここで、低確率時短遊技状態LJT7は、低確率時短遊技状態LJT2と同様の時短終了条件が設定されるものの(図130(a)参照)、低確率時短遊技状態LJT7において小当たり図柄Y2が決定された場合、時短図柄J1又はJ2が決定された場合の時短遊技状態の設定の制御が異なるようになっており、たとえば、次の(A)~(D)のような制御が行われる。以下、(A)~(D)を説明するが、本形態に係るパチンコ機Pと同様の制御については説明を省略する。
(A)低確率時短遊技状態LJT1において時短図柄J2が決定された場合、本形態に係るパチンコ機Pと同様に、参照時遊技状態が非時短遊技状態となり、時短図柄J2の決定に基づいて低確率時短遊技状態LJT7を設定する。
(B)低確率時短遊技状態LJT2において時短図柄J2が決定された場合、参照時遊技状態が低確率時短遊技状態LJT2となり、時短図柄の決定に基づいて設定された時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT2)では時短図柄の決定が有効となることから、時短図柄J2の決定に基づいて再度、低確率時短遊技状態LJT2を設定する。
(C)低確率時短遊技状態LJT7において小当たり図柄Y2が決定された場合、参照時遊技状態が低確率時短遊技状態LJT7となり、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT3を設定する。
(D)低確率時短遊技状態LJT7において時短図柄J1又はJ2が決定された場合、参照時遊技状態が低確率時短遊技状態LJT7となり、時短図柄の決定に基づいて設定された時短遊技状態(低確率時短遊技状態LJT7)では時短図柄の決定が有効となることから、時短図柄J1又はJ2の決定に基づいて再度、低確率時短遊技状態LJT7を設定する。
このようにすることで、時短図柄J2の決定に基づいて移行する低確率時短遊技状態LJT7では、低確率時短遊技状態LJT2と異なり、時短図柄J1の決定に基づいて相対的に不利な低確率時短遊技状態LJT1へ移行することがなくなり、実質的に小当たり図柄Y2が決定されるまで継続することとなる。すなわち、低確率時短遊技状態LJT2と同様の遊技性であって、低確率時短遊技状態LJT2よりも有利な遊技状態を設けることが可能となる。なお、低確率時短遊技状態LJT7は低確率時短遊技状態LJT2よりも有利であることから、時短図柄J2の決定割合は時短図柄J1の決定割合よりも低く設定するのが好適である。
なお、上記具体例では、時短図柄J1又はJ2の決定に基づいて設定される低確率時短遊技状態LJT2又はLJT7において、小当たり図柄Y2の決定に基づく特別遊技の終了後には同一の低確率時短遊技状態LJT3が設定されることとなるが、低確率時短遊技状態LJT2とLJT7とにおいて、同一の小当たり図柄(又は大当たり図柄)が決定された場合に、異なる時短遊技状態が設定されるようにしてもよい。たとえば、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT3は、実質的に小当たりY2が決定されるまで継続し、小当たり図柄Y2の決定に基づく特別遊技の実行及び有利度の高い低確率時短遊技状態LJT4への移行が確定する遊技状態であることから、低確率時短遊技状態LJT2、LJT7において小当たり図柄Y2が決定された場合にはいずれも、当該決定に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT3を設定するようにしたが、たとえば、低確率時短遊技状態LJT3が低確率時短遊技状態LJT4への移行が確定しないような内容に設定されていたときには、低確率時短遊技状態LJT7において小当たり図柄Y2が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT2において小当たり図柄Y2が決定された場合と異なり、有利度の高い低確率時短遊技状態が設定されるようにしてもよい。
また、小当たり図柄(又は大当たり図柄)の決定に基づく特別遊技の終了後に設定される時短遊技状態に関しても、上記と同様の制御をすることができる。すなわち、複数の小当たり図柄(又は大当たり図柄)を設けることにより、決定された小当たり図柄(又は大当たり図柄)の種類、及び、当該決定が行われた際の時短遊技状態(参照時遊技状態)の種類(時短図柄の決定に基づいて設定される時短遊技状態の種類、特別遊技の終了後に設定される時短遊技状態の種類)に基づいて、小当たり図柄(又は大当たり図柄)の決定に基づく特別遊技の終了後に設定される時短遊技状態を異ならせるようにしてもよい。また、同一の小当たり図柄が決定された場合に、当該決定が行われた際の時短遊技状態(参照時遊技状態)の種類(時短図柄の決定に基づいて設定される時短遊技状態の種類、特別遊技の終了後に設定される時短遊技状態の種類)に応じて異なる時短遊技状態が設定されるようにしてもよい。
また、本形態に係るパチンコ機Pと異なる仕様のパチンコ機に対して、上記と同様の処理を採用してもよい。たとえば、第6形態のように、普通図柄の変動回数が時短終了条件として定められた時短遊技状態(普通図柄の変動が主体となる時短遊技状態)を採用したパチンコ機にあっては、時短図柄の決定に基づいて設定される時短遊技状態の種類によっては、同一の小当たり図柄(又は大当たり図柄)や時短図柄が決定された場合であっても、普通図柄の変動時間、普通図柄の抽選において当たりとなる確率、可動片16b(普通電動役物)が相対的に有利な態様で作動する旨が定められた図柄が決定される確率等が異なる時短遊技状態や、複数の時短終了条件(普通図柄の抽選回数(普通図柄の変動回数)、可動片16bの作動回数等に関する条件等)のいずれか1又は複数が異なる時短遊技状態が設定されるようにしてもよい。
以下、第8形態を、図面を参照しつつ説明する。この説明にあたっては、上述した第1形態~第7形態と同様の構成には、同一の符号を付することによって、その説明を省略又は簡略化するものとする。
本形態に係るパチンコ機Pは、第5形態~第7形態と同様に、特別遊技の実行の契機が小当たりの当選となっているパチンコ機であり、具体的には、当否抽選において、大当たりには当選しないものの小当たりに当選可能となっており、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中に特別領域へ遊技球が進入したことを契機として、特別遊技が実行されるように構成されたものである。
また、第5形態~第7形態と同様に、特別遊技中、又は、小当たりの当選に基づく小当たり遊技中には、大入賞口18が開放し遊技球が当該大入賞口18へ入球可能となる。特別遊技中は、振り分け部材59が第1位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が特別領域へ進入することはなく、全て一般領域58へ進入する。これに対して、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中は、振り分け部材59が第2位置に停留しており、大入賞口18へ入球した遊技球が一般領域58へ進入することはなく、全て特別領域へ進入するようになっている。
すなわち、特別領域へは、小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中のみに遊技球が進入可能となっており、これにより、小当たり遊技中に所定個数(本形態では1個)の遊技球が特別領域へ進入する。そして、小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき、特別遊技が実行される。
また、設定可能な遊技状態として、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた通常遊技状態、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT1を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT1(特別遊技の終了後に設定される低確率時短遊技状態(時短遊技状態))、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT2を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT2(時短図柄の決定(時短付与の当選)により当該時短図柄の停止表示に基づいて設定される低確率時短遊技状態(時短遊技状態))、及び、低確率遊技状態及び時短遊技状態JT3を組み合わせた低確率時短遊技状態LJT3(時短図柄の決定(時短付与の当選)により当該時短図柄の停止表示に基づいて設定される低確率時短遊技状態(時短遊技状態))が設けられており、いずれかの遊技状態が設定された遊技が進行するようになっている。
すなわち、通常遊技状態中は、遊技者に主に第1遊技領域12aにおいて遊技を行わせるようになっており、第1遊技領域12aで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、第1始動入賞口15への入球が可能となる。また、低確率時短遊技状態LJT1中、低確率時短遊技状態LJT2中及び低確率時短遊技状態LJT3中はいずれも、遊技者に主に第2遊技領域12bにおいて遊技を行わせるようになっており、第2遊技領域12bで遊技が行われている限りにおいて、遊技球は、ゲート20の通過、第2始動入賞口16への入球が可能となる。
そして、第1始動入賞口15への遊技球の入球、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて当否抽選が実行される。
また、小当たりの当選の確率は1/200に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y1の決定確率は100/100(100%)に設定されている。
また、小当たりの当選の確率は4/200に設定されており、小当たりに当選した場合における小当たり図柄Y2の決定確率は50/100(50%)、小当たり図柄Y3の決定確率は25/100(25%)、小当たり図柄Y4の決定確率は25/100(25%)に設定されている。時短付与の当選の確率は10/200に設定されており、時短付与に当選した場合における時短図柄J1の決定確率は65/100(65%)、時短図柄J2の決定確率は35/100(35%)に設定されている。
また、低確率時短遊技状態LJT1中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、ハズレ図柄Z2が決定された(ハズレとなった)ときに決定される変動パターンとしては、変動時間が2秒に定められた2秒変動等が設けられており、小当たり図柄Y2、Y3又はY4が決定された(小当たりに当選した)ときに決定される変動パターンとしては、上述の2秒変動等が設けられており、時短図柄J1又はJ2が決定された(時短付与に当選した)ときに決定される変動パターンとしては、上述の2秒変動等が設けられている。
また、低確率時短遊技状態LJT2又はLJT3中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、ハズレ図柄Z2が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の2秒変動、変動時間が30秒に定められた30秒変動等が設けられており、小当たり図柄Y2、Y3又はY4が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の30秒変動等が設けられており、時短図柄J1又はJ2が決定されたときに決定される変動パターンとしては、上述の2秒変動等が設けられている。
このように、小当たりに当選した場合には、いずれの小当たり図柄が決定されたときであっても、小当たり遊技中には大入賞口18が合計1.8秒開放されることにより、この小当たり遊技中に、右打ちを行っていれば遊技球を大入賞口18へ入球させることができる。また、この小当たり遊技中には、振り分け部材59が第2位置に停留することから、大入賞口18へ入球した遊技球は必ず特別領域へ進入する。
したがって、小当たりに当選した場合には、右打ちを行っていれば、当該当選に基づく小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域に進入するため、当該進入に基づき特別遊技が実行される。
また、小当たり図柄Y2、Y3又はY4が決定され当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入した場合には、上述と同態様のラウンド遊技が計9回行われる特別遊技が実行される(図142(a)では、小当たり遊技と9回のラウンド遊技とを合わせて10Rと表記)。ラウンド遊技中の開閉扉18bの開閉パターン及び振り分け部材59の作動態様、インターバル時間も、上述の特別遊技と同一の内容に設定されている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、小当たり図柄の決定(小当たりの当選)に基づき小当たり遊技が実行された場合において、当該小当たり遊技中に所定個数(1個)の遊技球が特別領域へ進入したことに基づき特別遊技が実行されたときには、後述する予め定められた参照時点における遊技状態(以下、参照時遊技状態ともいう)、決定された小当たり図柄の種類に応じて、当該特別遊技の終了後の遊技状態が設定される。
具体的には、図143(a)に示すように、小当たり図柄Y1が決定されかつ参照時遊技状態が非時短遊技状態であった場合((1-S1)の場合)、小当たり図柄Y2が決定されかつ参照時遊技状態が非時短遊技状態、時短遊技状態JT1又はJT2であった場合((1-S2)、(1-S5)、(1-S7)の場合)、小当たり図柄Y3が決定されかつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT1又はJT2であった場合((1-S3)、(1-S6)の場合)、小当たり図柄Y4が決定されかつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT1であった場合((1-S4)の場合)にはいずれも、特別遊技の終了後に時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)が設定される。
また、小当たり図柄Y3が決定されかつ参照時遊技状態が非時短遊技状態であった場合((1-S9)の場合)、小当たり図柄Y4が決定されかつ参照時遊技状態が非時短遊技状態又は時短遊技状態であった場合((1-S8)、(1-S10)の場合)には、特別遊技の終了後に非時短遊技状態が設定される。
具体的には、図143(a)に示すように、時短図柄J1が決定されかつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT1、JT2又はJT3であった場合((2-S1)、(2-S2)、(2-S3)の場合)には、当該時短図柄の停止表示後に時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)が設定される。また、時短図柄J2が決定されかつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT1、JT2又はJT3であった場合((3-S1)、(3-S2)、(3-S3)の場合)には、当該時短図柄の停止表示後に時短遊技状態JT3(低確率時短遊技状態LJT3)が設定される。なお、本形態に係るパチンコ機Pでは原則、時短遊技状態中に時短図柄J1又はJ2が決定された際、参照時遊技状態が非時短遊技状態になることはない。
なお、特に図示していないが、本形態に係るパチンコ機Pでは、非時短遊技状態が設定された後に、非時短遊技状態が設定される前に記憶された第2特図乱数の保留(特2残保留)に基づく当否抽選により時短付与に当選し時短図柄J1又はJ2が決定された場合には、時短遊技状態JT2又はJT3は設定されないようになっている。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、非時短遊技状態において時短図柄(時短図柄J1、J2)が決定された場合には、当該決定は無効(ハズレと同等)となり当該決定に基づく時短遊技状態の設定は行われないのに対し、特別遊技の終了後に設定される時短遊技状態(時短遊技状態JT1)、時短付与の当選により時短図柄の停止表示に基づいて設定される時短遊技状態(時短遊技状態JT2、JT3)において時短図柄が決定された場合には、当該決定は有効となり当該決定に基づく時短遊技状態の設定が行われるように定められている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、当該処理が終了した時点を上述の参照時点として定めている。そして、小当たりに当選した場合には、当該時点における遊技状態(参照時遊技状態)を参照して特別遊技の終了後の遊技状態の設定が行われ、時短付与に当選した場合には、当該時点における遊技状態を参照して時短図柄の停止表示後の遊技状態の設定が行われる。
また、時短遊技状態が設定されると、残小当たり当選回数の初期値として、設定された時短遊技状態の種類に対応する小当たり当選終了回数(時短遊技状態JT1では255回、時短遊技状態JT2では255回、時短遊技状態JT3では1回)が小当たり当選終了回数記憶領域に記憶される。そして、当否抽選により小当たりに当選するごとに、小当たり当選終了回数記憶領域に記憶されている値が更新(1デクリメント)される。これにより、小当たり当選終了回数記憶領域に記憶されている値が残小当たり当選回数(設定中の時短遊技状態が終了するまでの残りの小当たりの当選回数)となる。
(1)非時短遊技状態(通常遊技状態)中の第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選し小当たり図柄Y1が決定された場合
この場合、小当たり図柄Y1の変動表示が停止された際の遊技状態は非時短遊技状態であることから、参照時遊技状態(特別図柄変動停止処理において各種回数の更新を行い、当該更新の結果に基づいて設定中の時短遊技状態を終了又は維持する処理が行われた時点の遊技状態)も非時短遊技状態となる。したがって、小当たり図柄Y1が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図143(a)の(1-S1))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が時短遊技状態JT1(低確率時短遊技状態LJT1)に設定される(図143(b)参照)。
すなわち、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残特図変動回数、残小当たり当選回数の結果、上述の(1-F1-1)~(1-F2-1)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT1が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(1-F1-1)~(1-F2-1)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は時短遊技状態JT1のままとなる。
なお、上述したように、時短遊技状態JT1中は第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われ、原則として第2特図乱数に基づく当否抽選が実行される。また、時短回数は10000回であり、小当たりの当選の確率は4/200、時短付与の当選の確率は10/200であるため(図142(a)参照)、実質的には、小当たり又は時短付与に当選するまでに(1-F1-1)の時短終了条件が成立することはない。
時短遊技状態JT1中に小当たり図柄Y2、Y3又はY4が決定された場合(時短遊技状態JT1において1回目の小当たり図柄Y2、Y3又はY4の決定がなされた場合)、小当たり当選終了回数は255回であることから、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残小当たり当選回数の更新(1デクリメント)によって(1-F2-1)の時短終了条件は成立せず、時短遊技状態JT1は終了しない。すなわち、残小当たり当選回数が更新された時点では遊技状態は時短遊技状態JT1のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT1となる。したがって、上述の場合には、小当たり図柄Y2、Y3又はY4が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT1(図143(a)の(1-S2)、(1-S3)又は(1-S4))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が再度、上述の(1-S1)の成立に基づく時短遊技状態JT1に設定される(図143(b)参照)。
時短遊技状態JT1中に時短図柄J1が決定された場合(時短遊技状態JT1において1回目の時短図柄J1の決定がなされた場合)、上述の特別図柄変動停止処理において残特図変動回数の更新(1デクリメント)が行われるが、上述したように(1-F1-1)の時短終了条件が成立することはない。そうすると、上述の特別図柄変動停止処理において残特図変動回数が更新された時点では遊技状態は時短遊技状態JT1のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT1となる。したがって、上述の場合には、時短図柄J1が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT1(図143(a)の(2-S1))となり、当該時短図柄J1の停止表示後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される(図143(c)参照)。
すなわち、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残特図変動回数、残小当たり当選回数の結果、上述の(2-F1)~(2-F2)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT2が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(2-F1)~(2-F2)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は時短遊技状態JT2のままとなる。
なお、上述したように、時短遊技状態JT2中は第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われ、原則として第2特図乱数に基づく当否抽選が実行される。また、時短回数は10000回であり、小当たりの当選の確率は4/200、時短付与の当選の確率は10/200であるため(図142(a)参照)、実質的には、小当たり又は時短付与に当選するまでに(2-F1)の時短終了条件が成立することはない。
時短遊技状態JT1中に時短図柄J2が決定された場合(時短遊技状態JT1において1回目の時短図柄J2の決定がなされた場合)、(3)の場合と同様に、上述の特別図柄変動停止処理において残特図変動回数が更新された時点で遊技状態は時短遊技状態JT1のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT1となる。したがって、上述の場合には、時短図柄J2が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT1(図143(a)の(3-S1))となり、当該時短図柄J1の停止表示後の遊技状態が時短遊技状態JT3(低確率時短遊技状態LJT3)に設定される(図143(c)参照)。
すなわち、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残特図変動回数、残小当たり当選回数の結果、上述の(3-F1)~(3-F2)のいずれかの時短終了条件が成立すると、時短遊技状態JT3が終了し非時短遊技状態が設定されることにより、遊技状態は通常遊技状態に変更される。一方、(3-F1)~(3-F2)のいずれの時短終了条件も成立していないと、遊技状態は時短遊技状態JT3のままとなる。
なお、上述したように、時短遊技状態JT3中は第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われ、原則として第2特図乱数に基づく当否抽選が実行される。また、時短回数は10000回であり、小当たりの当選の確率は4/200、時短付与の当選の確率は10/200であるため(図142(a)参照)、実質的には、小当たり又は時短付与に当選するまでに(3-F1)の時短終了条件が成立することはない。
時短遊技状態JT2中に小当たり図柄Y2又はY3が決定された場合(時短遊技状態JT1において1回目の小当たり図柄Y2又はY3の決定がなされた場合)、小当たり当選終了回数は255回であることから、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残小当たり当選回数の更新(1デクリメント)によって(2-F2)の時短終了条件は成立せず、時短遊技状態JT2は終了しない。すなわち、残小当たり当選回数が更新された時点では遊技状態は時短遊技状態JT2のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT2となる。したがって、上述の場合には、小当たり図柄Y2又はY3が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT2(図143(a)の(1-S5)又は(1-S6))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が上述の(1-S1)の成立に基づく時短遊技状態JT1に設定される(図143(b)参照)。
時短遊技状態JT2中に小当たり図柄Y4が決定された場合(時短遊技状態JT1において1回目の小当たり図柄Y4の決定がなされた場合)、(5)の場合と同様に、残小当たり当選回数が更新された時点で遊技状態は時短遊技状態JT2のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT2となる。したがって、上述の場合には、小当たり図柄Y4が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT2(図143(a)の(1-S8))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が非時短遊技状態に設定される(図143(b)参照)。
時短遊技状態JT2中に時短図柄J1が決定された場合(時短遊技状態JT2において1回目の時短図柄J1の決定がなされた場合)、上述の特別図柄変動停止処理において残特図変動回数の更新(1デクリメント)が行われるが、上述したように(2-F1)の時短終了条件が成立することはない。そうすると、上述の特別図柄変動停止処理において残特図変動回数が更新された時点では遊技状態は時短遊技状態JT2のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT2となる。したがって、上述の場合には、時短図柄J1が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT2(図143(a)の(2-S2))となり、当該時短図柄J1の停止表示後の遊技状態が再度、時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される(図143(b)参照)。
時短遊技状態JT2中に時短図柄J2が決定された場合(時短遊技状態JT2において1回目の時短図柄J2の決定がなされた場合)、(7)の場合と同様に、上述の特別図柄変動停止処理において残特図変動回数が更新された時点で遊技状態は時短遊技状態JT2のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT2となる。したがって、上述の場合には、時短図柄J2が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT2(図143(a)の(3-S2))となり、当該時短図柄J2の停止表示後の遊技状態が時短遊技状態JT3(低確率時短遊技状態LJT3)に設定される(図143(c)参照)。
時短遊技状態JT3中に小当たり図柄Y2が決定された場合(時短遊技状態JT3において1回目の小当たり図柄Y2の決定がなされた場合)、小当たり当選終了回数は1回であることから、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残小当たり当選回数の更新(1デクリメント)の結果、(3-F2)の時短終了条件が成立する。これにより、時短遊技状態JT3が終了し非時短遊技状態が設定されるため、参照時遊技状態は非時短遊技状態となる。したがって、上述の場合には、小当たり図柄Y2が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図143(a)の(1-S7))となり、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、当該特別遊技の終了後の遊技状態が上述の(1-S1)の成立に基づく時短遊技状態JT1に設定される(図143(b)参照)。
時短遊技状態JT3中に小当たり図柄Y3又はY4が決定された場合(時短遊技状態JT3において1回目の小当たり図柄Y3又はY4の決定がなされた場合)、(9)の場合と同様に、上述の特別図柄変動停止処理において実行される残小当たり当選回数の更新(1デクリメント)の結果、(3-F2)の時短終了条件が成立する。これにより、時短遊技状態JT3が終了し非時短遊技状態が設定されるため、参照時遊技状態は非時短遊技状態となる。したがって、上述の場合には、小当たり図柄Y3又はY4が決定され、かつ参照時遊技状態が非時短遊技状態(図143(a)の(1-S9)、(1-S10))となり、(6)の場合と同様に、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入し特別遊技が実行されたときには、非時短遊技状態が設定されることとなる。
時短遊技状態JT3中に時短図柄J1が決定された場合(時短遊技状態JT3において1回目の時短図柄J1の決定がなされた場合)、上述の特別図柄変動停止処理において残特図変動回数の更新(1デクリメント)が行われるが、上述したように(3-F1)の時短終了条件が成立することはない。そうすると、上述の特別図柄変動停止処理において残特図変動回数が更新された時点では遊技状態は時短遊技状態JT3のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT3となる。したがって、上述の場合には、時短図柄J1が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT3(図143(a)の(2-S3))となり、当該時短図柄J1の停止表示後の遊技状態が時短遊技状態JT2(低確率時短遊技状態LJT2)に設定される(図143(c)参照)。
時短遊技状態JT3中に時短図柄J2が決定された場合(時短遊技状態JT3において1回目の時短図柄J2の決定がなされた場合)、(11)の場合と同様に、上述の特別図柄変動停止処理において残特図変動回数が更新された時点で遊技状態は時短遊技状態JT3のままとなるため、参照時遊技状態は時短遊技状態JT3となる。したがって、上述の場合には、時短図柄J2が決定され、かつ参照時遊技状態が時短遊技状態JT3(図143(a)の(3-S3))となり、当該時短図柄J2の停止表示後の遊技状態が再度、時短遊技状態JT3(低確率時短遊技状態LJT3)に設定される(図143(c)参照)。
本形態に係るパチンコ機Pにおいては、上述の如く、通常遊技状態(非時短遊技状態)、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)、低確率時短遊技状態LJT2(時短遊技状態JT2)又は低確率時短遊技状態LJT3(時短遊技状態JT3)のいずれかが設定されて、遊技が進行するようになっている。
小当たりに当選すると小当たり図柄Y1が決定され(図142(a)参照)、当該決定に基づく小当たり遊技中に所定個数の遊技球が特別領域へ進入すると特別遊技が実行される。この小当たり図柄Y1の決定に基づく特別遊技では、ラウンド遊技が2回(小当たり遊技と合わせて3回)実行され約450個の賞球を獲得できる。そして、当該特別遊技の終了後には、低確率時短遊技状態LJT1(時短遊技状態JT1)が設定される(図143(b)、図144参照)。
ここで、上述したように、低確率時短遊技状態LJT1において小当たり図柄Y2、Y3又はY4が決定された場合にはいずれも、参照時遊技状態は時短遊技状態JT1であるため、特別遊技の終了後に再度、低確率時短遊技状態LJT1が設定される(図143(b)参照)。
なお、時短付与に当選した場合には、時短図柄J1が決定される確率は65%、時短図柄J2が決定される確率は35%であることから(図142(a)参照)、低確率時短遊技状態LJT2へ移行する確率は65%、低確率時短遊技状態LJT3へ移行する確率は35%となり、低確率時短遊技状態LJT3よりも低確率時短遊技状態LJT2へ移行し易い。
ここで、上述したように、低確率時短遊技状態LJT2において小当たり図柄Y2又はY3が決定された場合には、参照時遊技状態は時短遊技状態JT2であるため、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定される(図143(b)参照)。
一方、低確率時短遊技状態LJT2において小当たり図柄Y4が決定された場合には、参照時遊技状態は時短遊技状態JT2であるため、特別遊技の終了後に通常遊技状態(非時短遊技状態)が設定される(図143(b)参照)。
なお、小当たりに当選した場合には、小当たり図柄Y2が決定される確率は50%、小当たり図柄Y3が決定される確率は25%、小当たり図柄Y4が決定される確率は25%であることから(図142(a)参照)、低確率時短遊技状態LJT1へ移行する確率は75%(小当たり図柄Y2又はY3が決定された場合)、非時短遊技状態へ移行する確率は25%(小当たり図柄Y4が決定された場合)となる。
また、時短付与に当選した場合には、低確率時短遊技状態LJT1中と同様に、低確率時短遊技状態LJT2が再設定される確率が65%、低確率時短遊技状態LJT3へ移行する確率が35%となり、低確率時短遊技状態LJT3への移行よりも低確率時短遊技状態LJT2の再設定が行われ易い。
ここで、上述したように、低確率時短遊技状態LJT3において小当たり図柄Y2が決定された場合には、参照時遊技状態は非時短遊技状態であるため、特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定される(図143(b)参照)。
一方、低確率時短遊技状態LJT2において小当たり図柄Y3又はY4が決定された場合には、参照時遊技状態は非時短遊技状態であるため、特別遊技の終了後に通常遊技状態が設定される(図143(b)参照)。
なお、小当たりに当選した場合には、小当たり図柄Y2が決定される確率は50%、小当たり図柄Y3が決定される確率は25%、小当たり図柄Y4が決定される確率は25%であることから(図142(a)参照)、低確率時短遊技状態LJT1へ移行する確率は50%(小当たり図柄Y2)、非時短遊技状態へ移行する確率は50%(小当たり図柄Y3又はY4が決定された場合)となる。
また、時短付与に当選した場合には、低確率時短遊技状態LJT1中及びLJT2中と同様に、低確率時短遊技状態LJT2へ移行する確率が65%、低確率時短遊技状態LJT3が再設定される確率が35%となり、低確率時短遊技状態LJT3の再設定よりも低確率時短遊技状態LJT2への移行が行われ易い。
これに対して、低確率時短遊技状態LJT2又はLJT3において小当たりに当選した場合には、当該当選に基づく特別遊技の終了後に、有利度の高い低確率時短遊技状態LJT1へ移行するのみならず、有利度の低い通常遊技状態へ移行する可能性がある。また、低確率時短遊技状態LJT2においては、小当たりの当選に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1へ移行する確率は75%(通常遊技状態へ移行する確率は25%)となっており、低確率時短遊技状態LJT3においては、小当たりの当選に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1へ移行する確率は50%(通常遊技状態へ移行する確率は50%)となっている。すなわち、低確率時短遊技状態LJT2又はLJT3において小当たりに当選した場合には、必ずしも有利度の高い低確率時短遊技状態LJT1へ移行するとは限らず、有利度の低い通常遊技状態へ移行する可能性があり、この通常遊技状態へ移行する確率は、低確率時短遊技状態LJT2よりも低確率時短遊技状態LJT3の方が高い。このように、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1、LJT2及びLJT3は、小当たりに当選した場合に有利度の低い通常遊技状態へ移行する確率(有利度の高い低確率時短遊技状態LJT1へ移行する確率)がそれぞれ異なるように設定されており、低確率時短遊技状態LJT1、LJT2及びLJT3の中では、低確率時短遊技状態LJT1が最も有利度が高い遊技状態となっており、低確率時短遊技状態LJT3が最も有利度が低い遊技状態となっている。
本形態に係るパチンコ機Pにおいても、上述の特図遊技、小当たり遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で各種処理が実行されるが、本形態では時短付与の当選に関する時短終了条件が設けられておらず、時短付与の当選の回数に関連する処理が行われない点を除き、上述した第6形態と同様の処理(図132~図136等参照)が実行される。したがって、本形態に係るパチンコ機Pにおける処理については説明を省略する。
次に、本形態に係るパチンコ機Pで実行される各種演出の概要について、図145~図149を参照して説明する。なお、これらの図面では、本形態における演出の説明に必要な構成のみを記載し、その他の構成(保留画像、ミニ図柄等)については記載を省略するものとする。また、第1形態~第7形態と同様の構成については、原則として説明を省略するものとする。
通常遊技状態中には、表示部21aにおいて、当該通常遊技状態に対応する通常背景画像(図145(a)~(c)等参照)が表示される。
特に図示していないが、当該当否抽選の結果がハズレであった場合には、第1形態、第6形態、第7形態等と同様のノーマル非当選変動パターン、発展なしリーチ変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
また、当該当否抽選の結果が小当たりの当選であった(小当たり図柄Y1が決定された)場合には、発展なしリーチ変動又は発展ありリーチ変動により変動演出が実行され、当選態様により演出図柄50の停止表示が行われた後、特別遊技の実行が決定された旨を示唆する特別遊技実行示唆(たとえば、「BONUS!!」という特別遊技実行示唆画像の表示等)、及び、低確率時短遊技状態LJT1への移行が決定された旨を示唆する低確時短LJT1移行決定示唆(たとえば、「RUSH獲得」という低確時短LJT1移行決定示唆画像の表示等)が実行される(図145(d)~(f)等参照)。その後は、第6形態や第7形態と同様に、小当たり遊技や特別遊技の実行に伴う各種演出(特別領域進入指示演出、特別領域進入示唆演出、特別遊技中演出、右打ち示唆等)が行われる。
低確率時短遊技状態LJT1が設定されると、表示部21aにおいて、当該低確率時短遊技状態LJT1に対応する低確時短背景画像(図146(a)~(c)等参照)が表示されるとともに、低確率時短遊技状態LJT1の設定を示唆する低確時短LJT1設定示唆演出(たとえば、「RUSHスタート!」という低確時短LJT1設定示唆画像の表示等)、及び、右打ち示唆が行われる(図146(a)等参照)。
さらに、小当たりに当選した場合に当該当選に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1へ移行する可能性の高低を示唆するLJT1移行可能性示唆が行われる。低確率時短遊技状態LJT1においては、このLJT1移行可能性示唆として、低確率時短遊技状態LJT1へ移行する可能性が高い旨を示す高移行示唆画像(たとえば、「安全ゾーン」という文字画像等)の表示が行われる(図146(a)~(c)等参照)。
これにより、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われる遊技状態中は、表示される背景画像によっては、低確率時短遊技状態LJT1、LJT2又はLJT3のいずれに滞在しているのかを把握困難としつつ、各遊技状態における小当たりの当選に基づく低確率時短遊技状態LJT1への移行可能性が報知されるため、1の遊技状態に滞在したまま低確率時短遊技状態LJT1への移行可能性のみ切り替わるような印象を与えることが可能となる。
特に図示していないが、当該当否抽選の結果がハズレであった場合には、第7形態等と同様の特殊変動パターンにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT1へ移行することとなる小当たり図柄が決定された場合には、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄が全て、奇数の演出図柄50により停止表示され(図146(c)等参照)、通常遊技状態へ移行することとなる小当たり図柄が決定された場合には、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄が全て、偶数の演出図柄50により停止表示されるようになっている(図148(g)、図149(g)等参照)。これにより、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄が全て、奇数の演出図柄50により停止表示されることで低確率時短遊技状態LJT1への移行を把握することができ、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄が全て、偶数の演出図柄50により停止表示されることで通常遊技状態への移行を把握することができる。
低確率時短遊技状態LJT1中に小当たりに当選した場合には、小当たり図柄Y2、Y3又はY4のいずれが決定されても、当該決定に基づく特別遊技後に低確率時短遊技状態LJT1が設定されるため、奇数の演出図柄50による停止表示が行われる(図146(c)等参照)。
低確率時短遊技状態LJT2中は、低確率時短遊技状態LJT1中と同様に、表示部21aにおいて低確時短背景画像(図147(c)~(e)等参照)が表示される。また、LJT1移行可能性示唆として、中移行示唆画像の表示が行われる(図147(c)~(e)等参照)。
特に図示していないが、当該当否抽選の結果がハズレであった場合には、第7形態等と同様のノーマル非当選変動パターン又は発展ありリーチ変動パターンにより変動演出が実行され、非当選態様により演出図柄50の停止表示が行われる。
また、当該当否抽選の結果が小当たりの当選であって、小当たり図柄Y4(通常遊技状態へ移行することとなる小当たり図柄)が決定された場合にはいずれも、発展ありリーチ変動パターンにより変動演出が実行され、当選態様により偶数の演出図柄50の停止表示が行われた後(図148(e)~(g)等参照)、特別遊技実行示唆、及び、通常遊技状態への移行が決定された旨を示唆する通常移行決定示唆(たとえば、「RUSH終了」という通常移行決定示唆画像の表示等)が実行される(図148(h)等参照)。その後は、(1)や(2)と同様に、小当たり遊技や特別遊技の実行に伴う各種演出(特別領域進入指示演出、特別領域進入示唆演出、特別遊技中演出、右打ち示唆等)が行われる。また、上述の特別遊技の終了時には、通常遊技状態から低確率時短遊技状態LJT1へ移行した後、再度、通常遊技状態へ移行するまでの間に実行された特別遊技の回数や獲得した賞球の総数等を示唆する結果表示演出(図148(i)等参照)が実行され、特別遊技が終了し通常遊技状態が設定されると、表示部21aにおいて、通常背景画像(図148(j)等参照)が表示されるとともに、左打ち示唆が行われる(図148(j)等参照)。
低確率時短遊技状態LJT3中は、低確率時短遊技状態LJT1中又はLJT2中と同様に、表示部21aにおいて低確時短背景画像(図149(c)~(e)等参照)が表示される。また、LJT1移行可能性示唆として、低移行示唆画像の表示が行われる(図149(c)~(e)等参照)。
当該当否抽選の結果がハズレであった場合の変動演出は、低確率時短遊技状態LJT2中にハズレとなった場合の変動演出と同様であるため、説明を省略する。
(1)本形態に係るパチンコ機Pでは、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく当否抽選においては小当たりにのみ当選可能となっていたが、これに限定されるものではない。
たとえば、小当たりと異なる抽選結果であって、特別遊技の実行契機となる大当たりにも当選可能となるように設定してもよい。そして、大当たりに当選した場合にも、本形態と同様の時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能としてもよい。
具体的には、たとえば、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づく当否抽選において大当たりにも当選するように設定し、大当たりの当選が決定された場合に大当たり図柄X1が決定されるように設定する。そして、大当たり図柄X1が決定された場合には、本形態における小当たり図柄Y1が決定された場合と同様の時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能としてもよい。また、大当たり図柄X1が決定された場合には、小当たり図柄Y1が決定された場合と異なる時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能としてもよく、たとえば、通常遊技状態中に大当たり図柄X1が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT1へ移行するのではなく、当該決定に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT2又はLJT3が設定されるようにしてもよい。
また、たとえば、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく当否抽選において大当たりにも当選するように設定し、大当たりの当選が決定された場合に大当たり図柄X2、X3又はX4が決定されるように設定する。そして、大当たり図柄X2が決定された場合には、本形態における小当たり図柄Y2が決定された場合と同様の時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能であり、大当たり図柄X3が決定された場合には、本形態における小当たり図柄Y3が決定された場合と同様の時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能であり、大当たり図柄X4が決定された場合には、本形態における小当たり図柄Y4が決定された場合と同様の時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能であるようにしてもよい。また、同様の時短遊技状態の設定に関する制御ではなく、異なる時短遊技状態の設定に関する制御を実行可能であるようにしてもよい。たとえば、低確率時短遊技状態LJT2中に大当たり図柄X2又はX3が決定された場合には、当該決定に基づく特別遊技の終了後に通常遊技状態が設定され、低確率時短遊技状態LJT2中に大当たり図柄X4が決定された場合には、当該決定に基づく特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1遊技状態が設定されるようにしてもよい。
また、大当たりが当選した場合に決定される大当たり図柄は複数種類設けてもよく、大当たり図柄の種類ごとに異なる時短遊技状態の設定に関する制御が実行されるようにしてもよい。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、第1特図乱数に基づく当否抽選により小当たりに当選した場合に複数種類の小当たり図柄が決定され得るように設定し、所定の小当たり図柄が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT1が設定され、所定の小当たり図柄と異なる他の小当たり図柄が決定された場合には、当該決定を介して実行される特別遊技の終了後に低確率時短遊技状態LJT3が設定されるようにしてもよい。また、特別遊技の終了後に通常遊技状態(非時短遊技状態)が設定される旨が定められた小当たり図柄を設けてもよい。また、上記した(1)と同様に、大当たり図柄についても同様の図柄種別を採用することも可能である。
以上のようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、特別図柄の変動表示が開始されてから、当該変動表示が終了し停止表示時間が経過するまでのいずれかの時点(特別図柄の変動表示の開始時点、特別図柄の変動表示中のいずれかの時点、停止表示時間の経過時点等)において残特図変動回数、残小当たり当選回数の更新を行うとともに、当該更新に基づく遊技状態の設定の処理が実行された時点を参照時点、及び、当該時点の遊技状態を参照時遊技状態とするようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、小当たり図柄の決定に基づき必ず通常遊技状態へ移行する低確率時短遊技状態LJT4を設けてもよい。具体的には、当該低確率時短遊技状態LJT4において小当たりに当選し小当たり図柄Y2、Y3又はY4が決定された場合にはいずれも、当該決定に基づく特別遊技の終了後に通常遊技状態へ移行するように設定してもよい。また、時短付与に当選した場合に所定の時短図柄(低確率時短遊技状態LJT4へ移行することとなる時短図柄J3等)が決定されるように設定し、当該所定の時短図柄が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT4へ移行するように設定してもよい。
また、小当たり図柄の決定に基づき必ず通常遊技状態へ移行させる制御方法としては、たとえば、いずれの遊技状態(参照時遊技状態)であっても特別遊技の終了後に通常遊技状態へ移行する特殊小当たり図柄(いわゆる転落小当たり)を設けるようにしてもよい。このような特殊小当たり図柄を設ける場合、時短終了条件として、小当たりの当選回数が小当たり当選終了回数(255回)に到達することという条件に加え、特殊小当たり図柄の決定回数が特殊終了回数(1回)に到達することという条件を設けるのが好適である。このようにすることで、特殊小当たり図柄の決定に基づく小当たり遊技中に特別領域へ所定個数の遊技球を進入させないことで、通常遊技状態へ移行させないようにするという攻略法が実行されるのを防止することができる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT2又はLJT3において時短付与に当選した場合(時短図柄J1又はJ2が決定された場合)には、低確率時短遊技状態LJT2又はLJT3へ移行し、低確率時短遊技状態LJT1へは移行しないようになっていたがが、これに限定されるものではない。たとえば、時短付与に当選した場合に所定の時短図柄(低確率時短遊技状態LJT1へ移行することとなる時短図柄J3等)が決定されるように設定し、当該所定の時短図柄が決定された場合には、低確率時短遊技状態LJT1へ移行するように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、特別遊技の終了後に設定される低確率時短遊技状態LJT1においてのみ、時短図柄J1又はJ2のいずれが決定されたときにも低確率時短遊技状態LJT2へ移行するように設定することで、低確率時短遊技状態LJT1において時短付与に当選した場合には、低確率時短遊技状態LJT2よりも有利度の低い低確率時短遊技状態LJT3へは移行しないように設定してもよい。また反対に、時短図柄J1又はJ2のいずれが決定されたときにも低確率時短遊技状態LJT3へ移行するように設定することで、低確率時短遊技状態LJT1において時短付与に当選した場合には、低確率時短遊技状態LJT3よりも有利度の高い低確率時短遊技状態LJT2へは移行しないように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
たとえば、時短図柄の停止表示後に、当該停止表示前に設定されていた時短遊技状態と同一の時短遊技状態が設定されることとなる時短図柄が決定された場合には、ハズレとなったときと同一の変動パターンが決定されるものの、時短図柄の停止表示後に、当該停止表示前に設定されていた時短遊技状態と異なる時短遊技状態が設定されることとなる時短図柄が決定された場合には、ハズレとなったときと異なる変動パターン(たとえば、ハズレのときに決定される変動パターンよりも長い変動時間が定められた変動パターン等)が決定されるように設定してもよい。
具体的には、たとえば、低確率時短遊技状態LJT2中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、ハズレとなったときには2秒変動の変動パターンが決定され、時短付与に当選し時短図柄J1(低確率時短遊技状態LJT2の設定の契機となる時短図柄)が決定されたときには2秒変動の変動パターンが決定され、時短付与に当選し時短図柄J2(低確率時短遊技状態LJT3の設定の契機となる時短図柄)が決定されたときには10秒変動の変動パターンが決定されるように設定してもよい。
また、たとえば、低確率時短遊技状態LJT3中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、ハズレとなったときには2秒変動の変動パターンが決定され、時短付与に当選し時短図柄J1(低確率時短遊技状態LJT2の設定の契機となる時短図柄)が決定されたときには10秒変動の変動パターンが決定され、時短付与に当選し時短図柄J2(低確率時短遊技状態LJT3の設定の契機となる時短図柄)が決定されたときには2秒変動の変動パターンが決定されるように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。また、時短付与の当選に基づき設定中の時短遊技状態と異なる時短遊技状態が設定される場合には、ハズレのときよりも変動時間を長くすることで、当該時短遊技状態が設定される旨の報知を行う際には当該報知を確実に把握させることが可能となる。一方、時短付与の当選に基づき設定中の時短遊技状態と同一の時短遊技状態が設定される場合には、上述の報知は不要となるため、ハズレのときと同一の変動時間とすることで、遊技の進行をスムーズにすることが可能となる。
また、低確率時短遊技状態LJT3中に第2特図乱数に基づく当否抽選が行われた場合において、時短図柄J2が決定されたときには、ハズレとなったときと同様に非当選態様により演出図柄50の停止表示を行い、時短図柄J1が決定されたときには、第1停止図柄、第2停止図柄及び第3停止図柄が全て、時短付与に当選し時短図柄J1が決定された旨を示す特殊な演出図柄50(たとえば、赤色の「J」という文字図柄等)により停止表示されるようにしてもよい。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率時短遊技状態LJT2とLJT3とで遊技者にとっての有利度に差があることから、特殊な演出図柄50として、時短図柄J1又はJ2の当選を識別可能な図柄(たとえば、時短図柄J1の当選(遊技者にとって有利である旨)を示唆する「優勢」、「チャンス」といった文字図柄、時短図柄J2の当選(遊技者にとって不利である旨)を示唆する「危険」、「ピンチ」といった文字図柄等)を設け、当該演出図柄50による停止表示が行われるようにしてもよい。
低確率時短遊技状態LJT1中に小当たりに当選し続ければ、当該当選に基づく特別遊技の実行及び低確率時短遊技状態LJT1の設定が相俟って、獲得された賞球の総数が増加していくことから、たとえば、低確率時短遊技状態LJT1中における小当たりの当選に基づき特別遊技が開始されてから時短付与に当選するまでの期間は、賞球が増加していく一連の賞球増加期間(すなわち、1の特別遊技が継続している期間)ような印象を抱かせるために、低確率時短遊技状態LJT1における特別図柄の変動表示が可能な期間において、特別遊技の実行中である旨を示す特殊な画像を継続して表示したり、1の特別遊技中に獲得された賞球が上乗せされているような印象を抱かせるために、小当たりに当選するごとに獲得された賞球の上乗せ演出を実行したりするようにしてもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなるとともに、低確率時短遊技状態LJT1に対する遊技者の興趣をより高めることが可能となる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなるとともに、低確率時短遊技状態LJT1中の小当たりの当選の可能性が高まるため、遊技者の興趣をより高めることが可能となる。
たとえば、普通図柄の変動回数が所定回数に到達することを時短終了条件として定めてもよい。そして、当該所定回数を、小当たりの当選確率との兼ね合いでほぼ到達することのない回数(たとえば、10000回)に定めることで、実質的に小当たりに当選するまで低確率時短遊技状態LJT1、LJT2又はLJT3が継続するように設定してもよい。
このようにした場合にも、本形態に係るパチンコ機Pと同様の作用効果を奏することとなる。
また、上述の実施の形態における各種制御は、管理遊技機においても採用してもよい。ここで、管理遊技機とは、(A)遊技者は、遊技球を管理遊技機遊技盤の盤面に打ち出すことにより遊技を行う、(B)上皿及び下皿が無く、遊技者が直接遊技球に触れることができない、(C)発射に必要な最小数を遊技機内で循環させる、(D)遊技球数や獲得遊技球を数値データとして、管理遊技機で管理して表示する、(E)遊技終了時は、計数スイッチを押下操作することにより管理遊技機で管理していた遊技球数を専用ユニットに移行して管理することができる、ように構成されたものである。
100 主制御基板
101 メインCPU
102 メインROM
103 メインRAM
300 副制御基板
301 サブCPU
302 サブROM
303 サブRAM
Claims (1)
- 所定の始動領域への遊技球の進入が相対的に容易な第1作動状態、又は、当該所定の始動領域への遊技球の進入が相対的に困難な第2作動状態に変位可能な可変手段と、
所定の始動領域への遊技球の進入に基づき、所定の大入賞口が開放される大入賞口開放遊技の実行が対応付けられた第1決定結果、又は、大入賞口開放遊技の非実行が対応付けられた第2決定結果のいずれかを導出可能な決定手段と、
第1決定結果の導出に基づき、大入賞口開放遊技を実行する実行手段と、
所定の通常状態よりも可変手段が第1作動状態になりやすい入賞容易状態に係る設定を実行可能な設定手段と、を備え、
入賞容易状態は、決定手段による導出の回数が当該入賞容易状態ごとに定められた時短回数に到達することで終了し、
入賞容易状態は、第1入賞容易状態と、第1入賞容易状態よりも多い時短回数が定められることにより当該第1入賞容易状態よりも有利な第2入賞容易状態と、第2入賞容易状態となるための条件が成立可能な第3入賞容易状態と、第4入賞容易状態とを有し、
第4入賞容易状態は、実質的に、決定手段により第1決定結果が導出されるまで継続し得る入賞容易状態であり、
設定手段は、
第1入賞容易状態において第2決定結果が導出された場合、第3入賞容易状態を設定可能であり、
第3入賞容易状態において第2決定結果が導出された場合、第1入賞容易状態を設定可能であり、
第3入賞容易状態において第1決定結果が導出された場合、大入賞口開放遊技の実行に基づき第4入賞容易状態を経由して第2入賞容易状態を設定可能であることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023219308A JP7839775B2 (ja) | 2023-12-26 | 2023-12-26 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023219308A JP7839775B2 (ja) | 2023-12-26 | 2023-12-26 | 遊技機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2025102087A JP2025102087A (ja) | 2025-07-08 |
| JP7839775B2 true JP7839775B2 (ja) | 2026-04-02 |
Family
ID=96304976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2023219308A Active JP7839775B2 (ja) | 2023-12-26 | 2023-12-26 | 遊技機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7839775B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021069778A (ja) | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
| JP2021186296A (ja) | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
| JP2022188376A (ja) | 2021-06-09 | 2022-12-21 | 株式会社高尾 | 遊技機 |
| JP2023071496A (ja) | 2021-11-11 | 2023-05-23 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
-
2023
- 2023-12-26 JP JP2023219308A patent/JP7839775B2/ja active Active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021069778A (ja) | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
| JP2021186296A (ja) | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
| JP2022188376A (ja) | 2021-06-09 | 2022-12-21 | 株式会社高尾 | 遊技機 |
| JP2023071496A (ja) | 2021-11-11 | 2023-05-23 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2025102087A (ja) | 2025-07-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7638248B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP7586874B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP7839775B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP7693734B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP7804622B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP7671793B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP2026052248A (ja) | 遊技機 | |
| JP7681632B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP2026043582A (ja) | 遊技機 | |
| JP2026043585A (ja) | 遊技機 | |
| JP7738029B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP2026043583A (ja) | 遊技機 | |
| JP2026043584A (ja) | 遊技機 | |
| JP7765878B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP7765879B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP7765877B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP2025103962A (ja) | 遊技機 | |
| JP2025103963A (ja) | 遊技機 | |
| JP2025102086A (ja) | 遊技機 | |
| JP2025102088A (ja) | 遊技機 | |
| JP2025103961A (ja) | 遊技機 | |
| JP2025103960A (ja) | 遊技機 | |
| JP2025135468A (ja) | 遊技機 | |
| JP2025135469A (ja) | 遊技機 | |
| JP2025181541A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20250218 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20251210 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20251216 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20260114 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20260127 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20260310 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20260317 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20260323 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7839775 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |