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JP7845321B2 - レーザ加工機 - Google Patents
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JP7845321B2 - レーザ加工機 - Google Patents

レーザ加工機

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JP7845321B2 JP2023148907A JP2023148907A JP7845321B2 JP 7845321 B2 JP7845321 B2 JP 7845321B2 JP 2023148907 A JP2023148907 A JP 2023148907A JP 2023148907 A JP2023148907 A JP 2023148907A JP 7845321 B2 JP7845321 B2 JP 7845321B2
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Description

本開示は、レーザ加工機に関する。
レーザを照射してワークを加工するレーザ加工機において、レーザ照射によって生じた溶融物が飛散し、レンズ等の光学系に付着することがある。
例えば、特許文献1には、ノズル内にガスを供給するとともに、負圧を発生させることによって溶融物の飛散から光学系を保護する技術が開示されている。
特開2018-114542号公報
発明者らは、レーザ加工機に関し、以下の課題を見出した。
溶融物が回収されきれずに残存している場合、光学系及びワークが汚染されることによってレーザ加工効率の悪化を引き起こす虞がある。また、ノズル内部及び周辺設備等が汚染されることによって設備寿命の低下を引き起こす虞がある。そのため、溶融物の飛散をさらに抑制することが求められている。
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、溶融物の飛散をさらに抑制可能なレーザ加工機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一態様は、
レーザ加工機であって、
レーザをワークに照射するレーザ照射部と、
前記レーザ照射部から前記ワークの加工点までを連通する中空部分を有するチャンバと、を備え、
前記チャンバには、
前記チャンバの中空部分を形成する内壁の途中に設けられたエア流入口に連通し、前記エア流入口を介してエアを前記チャンバ内に流入するエア流入路と、
前記エア流入口が設けられた前記内壁の面と対向する前記内壁の面に設けられたエア吸入口に連通し、前記エア吸入口を介してエアを前記チャンバ内から吸入するエア吸入路と、
が設けられており、
前記チャンバの中空部分は、前記レーザの進行方向に直交する方向に切断した際における断面が長方形状であり、
前記エア流入口は、前記チャンバの内壁のうち長辺部分に少なくとも2つ設けられ、
前記エア流入口が設けられた内壁に対向する前記チャンバの内壁において、前記エア流入口に相当する箇所が壁になっており、
前記エア吸入口に対向する前記チャンバの内壁において、前記エア吸入口に相当する箇所が壁になっており、
前記エア吸入路は、前記エア吸入口から外部側の端に向かって上昇する傾きを有する。
本開示によれば、溶融物の飛散をさらに抑制可能なレーザ加工機を提供することができる。
実施形態に係るレーザ加工機が備えるチャンバの平面図である。 実施形態に係るレーザ加工機の構成を示す図である。 チャンバの形状を示す図である。 チャンバの形状と残留粒子数との関係を示すグラフである。
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。また、本明細書において、「略同一」とは、人が見て同じ形状、同じ寸法を有するとみなされる状態を示す。
まず、図1及び図2を参照し、本実施形態に係るレーザ加工機10の構成を説明する。図1に示すように、レーザ加工機10は、少なくとも、チャンバ100及びレーザ照射部200を備える。レーザ加工機10は、周辺部材600,700等の部材をさらに備えてもよい。尚、図1には、レーザ加工機10に加えて、ワーク300,400を図示している。
レーザ加工機10は、レーザを照射することによってワークを加工する装置である。図1に示す例では、レーザ加工機10は、レーザ照射によって2つのワーク300,400を接合する。図1に示す加工点500は、レーザの照射位置である。レーザ照射部200は、加工点500に向かってレーザを照射する。ワーク300,400は、加工点500近傍においてレーザによって溶融接合される。ワーク300,400は、レーザを受光すると、急激に熱せられて融点や沸点を瞬間的に超え、溶融材料や溶融蒸気が周辺に拡散することがある。以下、溶融材料及び溶融蒸気を「溶融物」と称する。尚。レーザ加工機10は、ワーク同士の接合以外の加工を行ってもよい。レーザ加工機10は、例えば、穴あけ加工等を行ってもよい。
周辺部材600,700は、チャンバ100及びワーク300,400等の周囲に配置される部材であり、種々の機能を有する。図1に示す例では、周辺部材600,700は、チャンバ100及びワーク300,400の位置決めをする部材である。
チャンバ100は、レーザ照射部200から加工点500を連通する。図1に示すように、チャンバ100は、中空状の部材であり、チャンバ100に設けられた中空部分をレーザが通過する。図2は、チャンバ100をレーザ照射部200側から見た図である。図2に示すように、チャンバ100は、長方形状の中空を有する。具体的には、チャンバ100は、レーザの進行方向に直交する方向に切断された際における断面が長方形状である中空を有する。すなわち、チャンバ100の内壁150は、対向する2つの長辺部分150a,150bと、当該長辺部分の端を結ぶ2つの短辺部分(図示省略)と、を有する。
チャンバ100には、少なくとも2つのエア流入路130が設けられる。図2に示す例では、チャンバ100には、2つのエア流入路130a,130bが設けられる。エア流入路130は、エア流入口110に連通しており、エア流入口110を介してエアをチャンバ100内に流入する。エア流入口110は、図1に示すように、チャンバ100の内壁150の途中部に設けられる。具体的には、内壁150の長辺部分に、少なくとも2つのエア流入口110が設けられる。図2に示す例では、内壁150の長辺部分150aには、2つのエア流入口110a,110bが設けられる。
チャンバ100には、少なくとも1つのエア吸入路140が設けられる。図2に示す例では、チャンバ100には、1つのエア吸入路140が設けられる。エア吸入路140は、エア吸入口120に連通しており、エア吸入口120を介してチャンバ100内のエアを吸入する。エア吸入口120は、図1に示すように、チャンバ100の内壁150の途中部に設けられる。具体的には、内壁150のエア流入口110が設けられた長辺部分と対向する長辺部分にエア吸入口120が設けられる。図2に示す例では、内壁150の長辺部分150bには、1つのエア吸入口120が設けられる。エア吸入路140は、図1に示すように、エア吸入口120からチャンバ100の外部側の端に向かって上昇する傾きを有する。換言すると、エア吸入路140は、エア吸入口120が加工点500に向くような角度が付けられている。また、エア吸入口120は、図1に示すように、エア流入口110a,110bと略同一の高さに設けられることが好ましい。エア吸入口120をエア流入口110a,110bと略同一の高さに設けることによって、チャンバ100内におけるエア流れの短絡を抑制し、チャンバ100内に縦方向の旋回流を精度良く発生させることができる。
エア流入口110a,110bが設けられた長辺部分150aに対向する長辺部分150bにおいて、エア流入口110a,110bに相当する箇所は、壁になっている。換言すると、長辺部分150bにおいてエア流入口110a,110bに相当する箇所には、エア吸入口120が設けられていない。また、エア吸入口120が設けた長辺部分150bに対向する長辺部分150aにおいて、エア吸入口120に相当する箇所は、壁になっている。換言すると、長辺部分150aにおいてエア吸入口120に相当する箇所には、エア流入口110a,110bが設けられていない。図2に示す例では、エア吸入口120は、長辺部分150bにおいて、2つのエア流入口110a,110b同士の間に相当する箇所に設けられる。
図1及び図2に示す矢印は、チャンバ100内におけるエアの流れを示す。図1及び図2に示すように、エア流入路130a,130bからエア流入口110a,110bを介して流入されたエアは、チャンバ100内において縦方向及び横方向に回転する旋回流を生じる。チャンバ100内で旋回しているエアは、エア吸入口120を介してエア吸入路140から吸入される。縦方向すなわちレーザの進行方向に旋回流が延びているため、加工点500にエア流れが届く。横方向すなわちレーザの進行方向に直交する方向に旋回流が延びているため、加工点500が線形状である場合においても溶融物をチャンバ100内から排出することができる。
レーザを加工点500に照射した際に生じる溶融物は、チャンバ100内に発生した旋回流に乗ってエアと共にエア吸入路140から排出される。そのため、ワーク300,400及びレーザ加工機10を構成する各部材等への溶融物の付着を抑制できる。レーザ加工機10は、エアの流れによって溶融物を排出しているため、不活性ガス等を用いて溶融物を排出する装置に比較して、ランニングコストが抑えられる。また、レーザ加工機10は、不活性ガスを供給する機構が不要であるため、構造が簡素であり、制御が容易である。エアに含まれる溶融物は、質量がエアよりも大きいため、エア吸入路140内等において慣性力によってエア流れから逸脱する虞がある。そのため、エア吸入路140内への溶融物の付着を抑制する観点から、エア吸入路140を直線状に設けることが好ましい。
次に、本発明の実施例について説明する。
実施例1及び比較例1~3に係るチャンバのモデルを図3に示す。図3は、エア流入路130a,130bが延びる方向に沿って切断されたチャンバのモデルを示す模式図である。実施例1及び比較例1~3に係るチャンバのモデルは、いずれも2つのエア流入路130a,130b及び1つのエア吸入路140が設けられる。
実施例1は、チャンバ内壁の長辺部分にエア流入路130a,130b及びエア吸入路140が設けられ、エア吸入路140がエア吸入口120から外部側の端に向かって傾斜を有するモデルである。すなわち、上述の実施形態において説明を行ったチャンバ100に相当するモデルである。比較例1は、チャンバ内壁の長辺部分にエア流入路130a,130b及びエア吸入路140が設けられ、エア吸入路140がエア吸入口120から外部側の端に向かって略水平に延びるモデルである。比較例2は、チャンバ内壁の短辺部分にエア流入路130a,130b及びエア吸入路140が設けられ、エア吸入路140がエア吸入口120から外部側の端に向かって略水平に延びるモデルである。比較例3は、チャンバ内壁の短辺部分にエア流入路130a,130b及びエア吸入路140が設けられ、エア吸入路140がエア吸入口120から外部側の端に向かって傾斜を有するモデルである。
図3に示したモデルを使用して排出性の評価を行った。評価を行う際には、チャンバ内のレーザ加工点付近に溶融材料を模した仮想粒子を配置した後にエアを吸入し、チャンバ内に残留している仮想粒子の数を測定した。尚、初期配置では仮想粒子は浮いており、内壁面等に衝突すると付着するものとした。評価結果を図4に示す。実施例1及び比較例1と、比較例2及び比較例3と、を比較すると、チャンバ内壁の長辺部分にエア流入口110及びエア吸入口120を設けることによって、多くの仮想粒子をエアの流れによって排出できることが分かった。また、実施例1と比較例1とを比較すると、エア吸入路140に傾斜を設けることによって仮想粒子をさらに排出できることが分かった。このように、実施例1は、比較例1~3に比較して、短時間で多くの仮想粒子を排出できており、排出性に優れることが分かった。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 レーザ加工機
100 チャンバ
110(110a,110b) エア流入口
120 エア吸入口
130(130a,130b) エア流入路
140 エア吸入路
150 内壁
150a,150b 長辺部分
200 レーザ照射部
300,400 ワーク
500 加工点
600,700 周辺部材

Claims (2)

  1. レーザをワークに照射するレーザ照射部と、
    前記レーザ照射部から前記ワークの加工点までを連通する中空部分を有するチャンバと、を備え、
    前記チャンバには、
    前記チャンバの中空部分を形成する内壁の途中に設けられたエア流入口に連通し、前記エア流入口を介してエアを前記チャンバ内に流入するエア流入路と、
    前記エア流入口が設けられた前記内壁の面と対向する前記内壁の面に設けられたエア吸入口に連通し、前記エア吸入口を介してエアを前記チャンバ内から吸入するエア吸入路と、
    が設けられており、
    前記チャンバの中空部分は、前記レーザの進行方向に直交する方向に切断した際における断面が長方形状であり、
    前記エア流入口は、前記チャンバの内壁のうち長辺部分に少なくとも2つ設けられ、
    前記エア流入口が設けられた内壁に対向する前記チャンバの内壁において、前記エア流入口に相当する箇所が壁になっており、
    前記エア吸入口に対向する前記チャンバの内壁において、前記エア吸入口に相当する箇所が壁になっており、
    前記エア吸入路は、前記エア吸入口から外部側の端に向かって上昇する傾きを有する、
    レーザ加工機。
  2. 前記エア流入口は、前記エア吸入口と略同一の高さに設けられる、請求項1に記載のレーザ加工機。
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