JP7851811B2 - 学習装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Description
しかし、活性化関数のない隠れ層については効率的なプルーニングを実行できず、所望のプルーニング結果が得られないという問題がある。
本実施形態に係る学習装置10は、取得部101と、適合化部102と、学習部103と、プルーニング部104と、判定部105と、記憶部106とを含む。
適合化部102は、ニューラルネットワークモデルに対する活性化関数の挿入および活性化関数の修正の少なくとも1つを含む適合化処理を実行する。本実施形態に係る適合化処理とは、具体的には、ニューラルネットワークモデルの層間に活性化関数を挿入する、活性化関数を別の活性化関数に置換する、および、活性化関数の位置を別の位置に移動するといった、プルーニングに適した活性化関数をニューラルネットワークモデルにアレンジする処理を示す。
学習部103は、適合化処理を実行したニューラルネットワークモデルを訓練し、学習済みモデルを生成する。
判定部105は、再構築モデルに対して再度の適合化処理が必要か否か、および再構築モデルの再学習が必要か否かを判定する。
記憶部106は、訓練データ、ニューラルネットワークモデル、再構築モデルなどを記憶する。
なお、本実施形態では、学習データを画像とし、犬か猫かのいずれかに分類する2クラスの画像分類タスクを実行するニューラルネットワークモデルを学習する例を用いて説明する。学習データは画像に限らず、映像でもよいし、テキスト、音声、センシングデータなどの時系列データであってもよい。また、ニューラルネットワークモデルにより推論する目的タスクは分類タスクに限らず、物体検出、セマンティックセグメンテーション、回帰、予測といった他の目的タスクであっても同様に適用できる。
ステップSA2では、判定部105が、ニューラルネットワークモデルについて活性化関数の適合化処理が必要か否かを判定する。ここでは、上述した先行技術文献に記載される、不活性チャネルおよび不活性ノードによる群スパース化に基づくチャネル単位のプルーニングが実行できるか否かに基づき判定する。つまり、ニューラルネットワークモデルの全ての隠れ層に含まれるノードおよびチャネルには、微分関数が0となる入力値の区間を含むまたは微分関数が0に漸近する入力値の区間を含む活性化関数が設定される。例えば、活性化関数は、微分関数が、所定の入力値より正側の入力値の区間が0より大きく、所定の入力値より負側の入力値の区間が0または0に漸近する関数であり、例えばRectified Linear Unit(ReLU)である。このような活性化関数が設定されることにより、不活性ノードおよび不活性チャネルが発生する可能性が高くなる。さらに、正則化としてL2正則化、最適化器(Optimizer)としてAdamまたはAdamに類似した最適化器を用いて、ニューラルネットワークモデルを最適化した場合、群スパース化が発生しやすくなり、例えばチャネル単位のプルーニングを実行できる。
このように先行技術文献の最適化条件を満した条件となるか否かにより、適合化処理が必要か否かを判定する。例えば、ある層間に活性化関数が存在しない場合、活性化関数を挿入することでプルーニングが進む可能性があるため、適合化処理が必要であると判定する。また、ニューラルネットワークモデルに活性化関数が存在する場合には、学習時の損失に対するパラメータの勾配の大きさが減少するように活性化関数を修正すればよい。
活性化関数の適合化処理が必要である場合、ステップSA3に進み、活性化関数の適合化処理が不要である場合、ステップSA4に進む。
また、適合化処理において複数種類の手法を採用し、それぞれ別の適合化処理されたニューラルネットワークモデルとして、次のステップSA4の訓練が実行されてもよい。例えば、適合化部102は、活性化関数が存在しない位置に、活性化関数としてReLUを挿入する場合と、異なる活性化関数としてハードシグモイド関数を挿入する場合との2つのパターンを実行し、それぞれのパターンのニューラルネットワークモデルについて、次のステップSA4の訓練が実行されてもよい。
また、教示ラベルt→ iは、教示ラベルに該当する要素が1、それ以外の要素が0となる2次元ベクトルである。具体的には、例えば入力画像x→ iが犬の場合は(1,0)T、猫の場合は(0,1)Tと表せばよい。なお( )Tは、列ベクトルを示す。
y→ i=f(Θ→,x→ i)・・・(1)
ここで、関数f(Θ→, )は、パラメータ集合Θ→を保持するニューラルネットワークモデルの関数であり、2次元のベクトルを出力する。
Li=-t→ i Tln(y→ i)・・・(2)
教示ラベルt→ iと、ニューラルネットワークモデルの出力y→ iとのクロスエントロピーを用いて計算する。本実施形態では、学習誤差Liの加重平均に基づく損失関数Lが最小化されるように、誤差逆伝播法と確率的勾配降下法とによりニューラルネットワークモデルのパラメータ集合Θ→をミニバッチ学習で反復学習する。
学習条件は、本実施形態では、例えば最適化器を「Adam」、L2正則化強度λを「0.001」とし、エポック数を「100」とし、ミニバッチサイズを「64」として設定し、学習部103がニューラルネットワークモデルを訓練する。もちろん、異なる学習率、異なる正則化強度とするなど、他の学習条件で学習してもよいし、複数の学習条件で学習し、性能の良いほうを採用するなどしてもよい。
再適合化処理が必要であると判定された場合、ステップSA7に進み、同様の処理を繰り返す。再適合化処理が不要であると判定された場合、ステップSA8に進む。
また、適合化処理により活性化関数が置換された場合、例えば活性化関数としてハイパボリックタンジェント関数を用いており、ハードハイパボリックタンジェント関数に置換した場合、ハードハイパボリックタンジェント関数は線形な区間が存在する関数であるため、計算コストを下げることができる。よって、最終的に生成された再構築モデルをデプロイする際にデプロイ先の計算コストを軽減できる場合は、当該置換後の活性化関数を維持したままプルーニング処理を継続してもよい。さらに、活性化関数の挿入位置を変更した場合に、ニューラルネットワークの性能がより汎化した性能を獲得できている場合は、当該活性化関数の挿入位置を維持されてもよい。
図3左図では、全結合層31と全結合層32とが接続された、活性化関数のない隠れ層が結合されるニューラルネットワークを示す。当該ニューラルネットワークでは、全結合層31のパラメータと、全結合層32のパラメータとをつなげるノードが非線形関数により変換されないため、プルーニング時にパラメータが削減しにくい。
図4左図では、全結合層31と、第1活性化関数41と、全結合層32とが接続された活性化関数を含むニューラルネットワークを示す。ここで、第1活性化関数41は、ハイパボリックタンジェントである場合を想定する。
第1活性化関数41から第2活性化関数45への置換例として、ハイパボリックタンジェント関数とハードハイパボリックタンジェント関数との比較を図5に示す。図5は、ハイパボリックタンジェント関数51と、ハードハイパボリックタンジェント関数52との入力値(横軸)に対する出力値(縦軸)を示すグラフである。
図6左図は、全結合層31と、活性化関数61と、バッチ正規化層62と、全結合層32とが接続された活性化関数を含むニューラルネットワークを示す。適合化部102は、活性化関数を現行の接続位置とは異なる位置に接続するように移動させる。つまり、図6右図のように、活性化関数61の位置をバッチ正規化層62の後に移動する。
これにより、活性化関数61への入力がバッチ正規化層62の出力となるため、活性化関数61への入力の分布が安定し、より多くのパラメータをプルーニングできる。
図7左図は、全結合層31と、バッチ正規化層62と、活性化関数61と、全結合層32とが接続された活性化関数を含むニューラルネットワークを示す。具体的に、図7左図は、全結合層31と、バッチ正規化層62と、活性化関数61との接続フローに加えて、入力画像がスキップ接続されて、残差ブロック70の出力と入力画像とが加算された値が、全結合層32の入力となる残差ブロック70を想定する。
学習装置10は、CPU(Central Processing Unit)81と、RAM(Random Access Memory)82と、ROM(Read Only Memory)83と、ストレージ84と、表示装置85と、入力装置86と、通信装置87とを含み、それぞれバスにより接続される。
入力装置86は、マウスおよびキーボード等の入力デバイスである。入力装置86は、ユーザから操作入力された情報を指示信号として受け付け、指示信号をCPU81に出力する。
通信装置87は、CPU81からの制御に応じて外部機器とネットワークを介して通信する。
また、記録媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
さらに、本実施形態における記録媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記録媒体も含まれる。
また、記録媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本実施形態における記録媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
また、本実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本実施形態における機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
Claims (10)
- ニューラルネットワークモデルに対する活性化関数の挿入および活性化関数の修正の少なくとも1つを含む適合化処理を実行する適合化部と、
前記適合化処理を実行したニューラルネットワークモデルを訓練し、学習済みモデルを生成する学習部と、
前記学習済みモデルに対してプルーニングを実施し、パラメータが削減された再構築モデルを生成するプルーニング部と、
を具備する学習装置。 - 前記再構築モデルは、所与の条件を満たすまで、前記適合化部、前記学習部および前記プルーニング部の各処理が繰り返し実行される、請求項1に記載の学習装置。
- 前記適合化部は、前記活性化関数の挿入として、前記ニューラルネットワークモデルを形成する複数の隠れ層のうち、プルーニング対象となる隠れ層の後に前記活性化関数を接続する、請求項1に記載の学習装置。
- 前記適合化部は、前記活性化関数の修正として、前記ニューラルネットワークモデルに含まれる第1活性化関数を、前記第1活性化関数とは異なる第2活性化関数に置換する処理を含む、請求項1に記載の学習装置。
- 前記第2活性化関数は、前記第1活性化関数と比較して、モデルの学習時に計算される損失に対するパラメータの勾配の大きさが減少する関数である、請求項4に記載の学習装置。
- 前記適合化部は、前記活性化関数の修正として、前記ニューラルネットワークモデルに含まれる活性化関数を現行の接続位置とは異なる位置に接続させる、請求項1に記載の学習装置。
- 前記適合化部は、前記適合化処理により挿入された活性化関数または修正された活性化関数を、前記適合化処理前の状態に復元する、請求項1に記載の学習装置。
- 前記適合化処理後の再構築モデルの性能が、前記適合化処理前のモデルの性能以上であるか否かを判定する判定部をさらに具備し、
前記適合化部は、前記適合化処理後の再構築モデルの性能が、前記適合化処理前のモデルの性能以上である場合、前記再構築モデルに対する前記適合化処理を維持する、請求項1に記載の学習装置。 - 適合化部が、ニューラルネットワークモデルに対する活性化関数の挿入および活性化関数の修正の少なくとも1つを含む適合化処理を実行し、
学習部が、前記適合化処理を実行したニューラルネットワークモデルを訓練し、学習済みモデルを生成し、
プルーニング部が、前記学習済みモデルに対してプルーニングを実施し、パラメータが削減された再構築モデルを生成する、学習方法。 - コンピュータを、
ニューラルネットワークモデルに対する活性化関数の挿入および活性化関数の修正の少なくとも1つを含む適合化処理を実行する適合化手段と、
前記適合化処理を実行したニューラルネットワークモデルを訓練し、学習済みモデルを生成する学習手段と、
前記学習済みモデルに対してプルーニングを実施し、パラメータが削減された再構築モデルを生成するプルーニング手段として機能させるための学習プログラム。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2022115048A JP7851811B2 (ja) | 2022-07-19 | 2022-07-19 | 学習装置、方法およびプログラム |
| US18/173,005 US20240028901A1 (en) | 2022-07-19 | 2023-02-22 | Learning apparatus and method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022115048A JP7851811B2 (ja) | 2022-07-19 | 2022-07-19 | 学習装置、方法およびプログラム |
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| JP7851811B2 true JP7851811B2 (ja) | 2026-04-27 |
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ID=89576711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2022115048A Active JP7851811B2 (ja) | 2022-07-19 | 2022-07-19 | 学習装置、方法およびプログラム |
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| WO2017154284A1 (ja) | 2016-03-09 | 2017-09-14 | ソニー株式会社 | 情報処理方法および情報処理装置 |
| US20180330235A1 (en) | 2017-05-15 | 2018-11-15 | National Taiwan University | Apparatus and Method of Using Dual Indexing in Input Neurons and Corresponding Weights of Sparse Neural Network |
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| JP2022054660A (ja) | 2020-09-28 | 2022-04-07 | 沖電気工業株式会社 | ニューラルネットワーク軽量化装置、ニューラルネットワーク軽量化方法およびプログラム |
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2022
- 2022-07-19 JP JP2022115048A patent/JP7851811B2/ja active Active
-
2023
- 2023-02-22 US US18/173,005 patent/US20240028901A1/en active Pending
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|---|---|
| JP2024013104A (ja) | 2024-01-31 |
| US20240028901A1 (en) | 2024-01-25 |
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