JP7853624B2 - ロータリ圧縮機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents
ロータリ圧縮機及び冷凍サイクル装置Info
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Description
ケーシング(10)と、
上記ケーシング(10)内に設けられ、上下方向に延びる駆動軸(70)と、
上記ケーシング(10)内に設けられ、上記駆動軸(70)を駆動するモータ(20)と、
上記ケーシング(10)内に設けられ、上記駆動軸(70)に連結されて上記モータ(20)によって回転駆動されて冷媒を圧縮する圧縮機構(30)とを備え、
上記圧縮機構(30)は、
円筒状のシリンダ(34)と、
上記シリンダ(34)の上下の開口端面を閉塞する上端板(41)及び下端板(42)と、
上記駆動軸(70)に取り付けられて上記シリンダ(34)内で偏心回転する円筒状のローラ(36)と、
上記シリンダ(34)と上記ローラ(36)との間の空間を吸入側の第1室(51)と吐出側の第2室(52)とに区画するベーン(37)とを有し、
上記ローラ(36)の下端面は、上記下端板(42)の上面に平行な第1面(36a)と、該第1面(36a)の外周側に連続して上記ローラ(36)の外周面(36o)まで延びる第2面(36b)とを有し、
上記第2面(36b)は、径方向の外側に向かう程、上方に位置するように傾斜している
ロータリ圧縮機である。
上記第2面(36b)は、
上記ローラ(36)の重量と上記ベーン(37)の重量の和をm、
上記第2面(36b)の外側端と上記第1面(36a)との上記駆動軸(70)の軸方向に沿った距離をX、
上記シリンダ(34)の高さと上記ローラ(36)の高さの差をΔHとしたときに、
下記の数式(1)を満たすものである。
(ΔH÷2×0.75)÷(0.0055×m-0.893)≦X≦(ΔH÷2×1.25)÷(0.00006m-1.118)…(1)
上記ロータリ圧縮機は、上記ローラ(36)と上記ベーン(37)とが一体に形成されたピストン(35)を備えるスイング式の圧縮機であり、
上記ローラ(36)の周方向における上記ローラ(36)の中心に対する上記ベーン(37)の中心線(M)の角度位置を0°とし、上記ローラ(36)の周方向における角度位置が上記駆動軸(70)の回転方向に進むにつれて増加するとしたときに、
上記第2面(36b)は、上記ローラ(36)の周方向における少なくとも上記ベーン(37)の吸入側の側面の角度位置から180°までの範囲に亘って形成されている
ロータリ圧縮機である。
上記第2面(36b)は、上記ローラ(36)の周方向における上記ベーン(37)の吸入側の側面の角度位置から上記ベーン(37)の吐出側の側面の角度位置までの範囲に亘って形成されている
ものである。
上記第2面(36b)は、上記ローラ(36)の周方向における上記ベーン(37)の吸入側の側面の角度位置から180°以上270°以下の所定の角度位置までの範囲に亘って形成されている
ものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。また、以下に説明する各実施形態、変形例、その他の例等の各構成は、本発明を実施可能な範囲において、組み合わせたり、一部を置換したりできる。なお、「上」及び「下」は、ロータリ圧縮機(1)を正面から見たとき(図2参照)の方向を指す。また、図において、説明の理解を容易にするためにハッチングを省略している場合がある。
図1に示すように、本例のロータリ圧縮機(1)は冷凍サイクル装置(100)に適用される。以下では、ロータリ圧縮機(1)を単に圧縮機(1)と呼ぶ場合がある。冷凍サイクル装置(100)は、例えば室内を空調する空気調和装置である。
図2に示すように、ロータリ圧縮機(1)は、ケーシング(10)、駆動軸(70)、モータ(20)、及び圧縮機構(30)を備える。駆動軸(70)、モータ(20)及び圧縮機構(30)は、ケーシング(10)内に収納されている。ロータリ圧縮機(1)は、圧縮機構(30)において圧縮された冷媒がケーシング(10)の内部空間(60)に吐出され、内部空間(60)が高圧となる所謂高圧ドーム型に構成される。
ケーシング(10)は、縦長に形成される。具体的に、ケーシング(10)は、上下方向に延びる円筒状の胴部(11)と、該胴部(11)の上端を閉塞する上部鏡板(12)と、該胴部(11)の下端を閉塞する下部鏡板(13)とを備えている。上部鏡板(12)及び下部鏡板(13)は、比較的肉厚に形成されている。胴部(11)の下部には、吸入管(14)が設けられ、上部鏡板(12)の上部には吐出管(15)が挿通されている。ケーシング(10)の底部(下部)には、潤滑油が貯留されて油溜まりとなっている。
駆動軸(70)は、ケーシング(10)内において、上下方向に延びるように配置されている。駆動軸(70)の上部は、モータ(20)の後述するロータ(22)に連結されている。駆動軸(70)の下部は、上から下に向かって順に、上側主軸部(71)、偏心部(72)、及び下側主軸部(73)を有している。上側主軸部(71)及び下側主軸部(73)は、互いの軸心が一致している。偏心部(72)は、上側主軸部(71)、及び下側主軸部(73)よりも大径に形成され、上側主軸部(71)及び下側主軸部(73)の軸心に対して偏心している。偏心部(72)には、圧縮機構(30)の後述するピストン(35)が連結されている。駆動軸(70)は、モータ(20)に駆動され、ピストン(35)を偏心回転させる。
モータ(20)は、ケーシング(10)に収容される。モータ(20)は、圧縮機構(30)を駆動する。ケーシング(10)内において、圧縮機構(30)の上側に配置される。モータ(20)は、胴部(11)の内周面に沿った筒状のステータ(21)と、該ステータ(21)の内側に配置されたロータ(22)とを有する。ステータ(21)は、胴部(11)の内面に溶接によって固定されている。なお、ステータ(21)の胴部(11)への固定方法は、溶接に限られず、焼き嵌めや圧入してもよい。
図2~図4に示すように、圧縮機構(30)は、ケーシング(10)内に収容される。圧縮機構(30)は、吸入した冷媒を圧縮してケーシング(10)の内部空間(60)へ吐出する。圧縮機構(30)は、シリンダ(34)、フロントヘッド(41)、リアヘッド(42)及びピストン(35)を備える。圧縮機構(30)は、胴部(11)内面に溶接によって固定されている。
シリンダ(34)は、厚肉円板状の部材である。図3に示すように、シリンダ(34)には、シリンダボア(31)と、ベーン収容孔(32)と、吸入ポート(55)とが形成される。
図2及び図4に示すように、フロントヘッド(41)は、シリンダ(34)の軸方向の上端部(上側の開口端面)を閉塞する上端板である。具体的に、フロントヘッド(41)は、シリンダ(34)のモータ(20)側の軸方向端部(図1におけるシリンダ(34)の上側の開口端面)を閉塞する。フロントヘッド(41)は、本開示の上端板(41)の一例である。フロントヘッド(41)は、第1本体部(41a)と、上側軸受部(41b)とを備えている。第1本体部(41a)と、上側軸受部(41b)とは一体に成形されている。
リアヘッド(42)は、シリンダ(34)の軸方向の下端部(下側の開口端面)を閉塞する下端板である。具体的に、リアヘッド(42)は、シリンダ(34)の軸方向においてモータ(20)とは逆側の端部(図1におけるシリンダ(34)の下側の開口端面)を閉塞する。リアヘッド(42)は、第2本体部(42a)と、下側軸受部(42b)とを備えている。
図3に示すように、ピストン(35)は、シリンダ(34)内(シリンダボア(31))に収容され、シリンダ(34)内で偏心回転する。ピストン(35)は、フロントヘッド(41)とリアヘッド(42)との双方に摺動するように構成されている。ピストン(35)は、ローラ(36)とベーン(37)とを有している。
圧縮機(1)では、モータ(20)を起動してロータ(22)を回転させると、図5に示すように、駆動軸(70)が回転し、偏心部(72)がシリンダ(34)内(シリンダ室(S))において偏心回転する。そして、偏心部(72)の偏心回転に伴って、ピストン(35)のローラ(36)が自転を規制しながらシリンダ(34)の内周面に沿って公転する。
上述のように、ローラ(36)は、シリンダ(34)内で摺動できるように、高さhpがシリンダ(34)の高さhcよりも低くなるように形成されている。そのため、ローラ(36)の上端面とフロントヘッド(41)の下端面との間、及びローラ(36)の下端面とリアヘッド(42)の上端面との間には、隙間が形成される。このローラ(36)の上下に形成される隙間には、給油通路(80)を介してケーシング(10)の底部に貯留された高圧の潤滑油(油溜まりの潤滑油)が供給されてシールされる。具体的には、駆動軸(70)の回転に伴い、駆動軸(70)の下端部に設けられたオイルチューブ(図示省略)によって主通路(81)に汲み上げられた潤滑油が、駆動軸(70)の偏心部(72)の上下方向の中程において開口する分岐通路(82)から流出し、上記隙間に供給される。
図4の拡大図に示すように、ローラ(36)の下端部に、外周角部を面取りすることにより傾斜面(36b)を形成している。この傾斜面(36b)は、径方向の外側に向かう程、上方に位置するように傾斜している。ローラ(36)の下端面の傾斜面(36b)以外の部分は、リアヘッド(42)の上面に平行な水平面(36a)に構成されている。
上記傾斜面(36b)を形成することにより、ローラ(36)の下端面とリアヘッド(42)の上端面との間には、外周側にくさび状(縦断面において三角形状)の隙間(90)が形成される。このような構成により、運転時には、圧縮機構(30)の各摺動部に高圧の潤滑油が供給され、一部はシリンダ(34)とローラ(36)との間のシリンダ室(S)に至るが、このシリンダ室(S)に至った潤滑油が、ローラ(36)の偏心回転によって上記くさび状の隙間(90)の外周側の入口から奥側(ローラ(36)の中心側)に押し込まれる。このようにして奥側へ押し込まれた高圧の潤滑油により、ローラ(36)には上向きの力が作用し、ローラ(36)が浮き上がる。つまり、くさび状の隙間(90)の奥側へ押し込まれた高圧の潤滑油がくさびのように作用することにより、ローラ(36)が浮き上がる(くさび効果)。
本願の発明者等は、大きさの異なる種々のロータリ圧縮機(1)について、運転時にローラ(36)を適切な高さまで浮上させ得る傾斜面(36b)を容易に形成するための手法について検討し、以下の傾斜面形成手法1を導き出した。
(ΔH÷2×0.75)÷(0.0055×m-0.893)≦X≦(ΔH÷2×1.25)÷(0.00006m-1.118)…(1)
まず、大きさの異なる(ピストン(35)の質量mが異なる)下記の5タイプのロータリ圧縮機(1)について、傾斜面(36b)の切り込み角度φを10°、20°、30°、45°としたときの傾斜面(36b)の切り込み高さXとピストン(35)の浮遊量Yとの関係を試算した。図7Aは、ピストン(35)が最も軽いAタイプの試算結果を示し、図7Bは、ピストン(35)が最も重いEタイプの試算結果を示す。なお、5タイプのロータリ圧縮機(1)は、全て上述の構成を備えるもので、大きさ(重量)のみが異なるものである。
A:ピストン(35)の質量mが0.01kgのロータリ圧縮機
B:ピストン(35)の質量mが0.025kgのロータリ圧縮機
C:ピストン(35)の質量mが0.05kgのロータリ圧縮機
D:ピストン(35)の質量mが0.075kgのロータリ圧縮機
E:ピストン(35)の質量mが0.1kgのロータリ圧縮機
x:ローラ(36)の径方向における外周面からの距離(mm)
η:潤滑油の粘度(mPa・s)
r:偏心部(72)の偏心量(mm)
a:ローラ(36)の外周半径(mm)
δ:ピストン(35)の進行方向を0°としたときの傾斜面(36b)の角度(rad)
(-π/2<δ<π/2)
θ:駆動軸(70)の回転角(rad)
h:ローラ(36)の径方向の外周面からの距離xの位置における傾斜面(36b)の水平面(36a)に対する高さ(駆動軸(70)の軸方向の距離)(mm)
X:ローラ(36)の径方向の外周面における傾斜面(36b)の水平面(36a)に対する高さ(駆動軸(70)の軸方向の距離)(mm)
φ:傾斜面(36b)の切り込み角度(°)
(7-1)Aタイプ:m=0.01の場合
φ=10:Y=0.3313X …A10
φ=20:Y=0.0938X …A20
φ=30:Y=0.0366X …A30
φ=45:Y=0.0103X …A45
(7-2)Bタイプ:m=0.025の場合
φ=10:Y=0.1532X …B10
φ=20:Y=0.0395X …B20
φ=30:Y=0.0149X …B30
φ=45:Y=0.0041X …B45
(7-3)Cタイプ:m=0.05の場合
φ=10:Y=0.0817X …C10
φ=20:Y=0.0075X …C20
φ=30:Y=0.0202X …C30
φ=45:Y=0.002X …C45
(7-4)Dタイプ:m=0.075の場合
φ=10:Y=0.0559X …D10
φ=20:Y=0.0135X …D20
φ=30:Y=0.0049X …D30
φ=45:Y=0.0009X …D45
(7-5)Eタイプ:m=0.1の場合
φ=10:Y=0.0424X …E10
φ=20:Y=0.0101X …E20
φ=30:Y=0.0037X …E30
φ=45:Y=0.0009X …E45
さらに、本願の発明者等は、上記傾斜面形成手法1とは異なる手法で、大きさの異なる種々のロータリ圧縮機(1)について、運転時にローラ(36)を適切な高さまで浮上させ得る傾斜面(36b)を容易に形成するための手法について検討し、以下の傾斜面形成手法2を導き出した。
(8-1)Aタイプ:m=0.01の場合
0.00563≦Y≦0.009375
(8-2)Cタイプ:m=0.05の場合
0.00825≦Y≦0.0138
(8-3)Eタイプ:m=0.1の場合
0.0105≦Y≦0.0175
(8-4)m=0.01の場合
10°≦φ≦20°、且つ、0.017≦X≦0.10
20°<φ≦30°、且つ、0.060≦X≦0.26
30°<φ≦45°、且つ、0.15≦X≦0.91
(8-5)m=0.05の場合
10°<φ≦20°、且つ、0.10≦X≦0.68
20°<φ≦30°、且つ、0.41≦X≦1.84
30°<φ≦45°、且つ、1.10≦X≦5.00
(8-6)m=0.1の場合
10°<φ≦20°、且つ、0.25≦X≦1.73
20°<φ≦30°、且つ、1.04≦X≦4.70
30°<φ≦45°、且つ、2.84≦X≦5.00
(8-7)m≦0.03の場合
10°≦φ≦45°、且つ、0.017≦X≦0.91
(8-8)0.03<m≦0.06の場合
10°≦φ≦45°、且つ、0.10≦X≦5.00
(8-9)m>0.06の場合
10°≦φ≦45°、且つ、0.25≦X≦5.00
(8-10)m≦0.03の場合
10°≦φ≦20°、且つ、0.017≦X≦0.10
20°<φ≦30°、且つ、0.060≦X≦0.26
30°<φ≦45°、且つ、0.15≦X≦0.9
(8-11)0.03<m≦0.06の場合
10°<φ≦20°、且つ、0.10≦X≦0.68
20°<φ≦30°、且つ、0.41≦X≦1.84
30°<φ≦45°、且つ、1.1≦X≦5.0
(8-12)m>0.06の場合
10°<φ≦20°、且つ、0.25≦X≦1.73
20°<φ≦30°、且つ、1.04≦X≦4.7
30°<φ≦45°、且つ、2.84≦X≦5.0
本実施形態1のロータリ圧縮機(1)では、ローラ(36)の下端面の外周側の一部を、径方向の外側に向かう程、上方に位置するように傾斜する傾斜面(第2面)(36b)に構成している。このような構成により、ローラ(36)の下端面とリアヘッド(下端板)(42)との間には外周側にくさび状の隙間(90)が形成される。このような隙間(90)を形成することにより、運転時には、圧縮機構(30)の各摺動部にケーシング(10)内の圧力同等の高圧の潤滑油が供給され、一部はシリンダ(34)とローラ(36)との間の空間(シリンダ室(S))に至るが、このシリンダ室(S)に至った潤滑油は、ローラ(36)がシリンダ(34)内で偏心回転することにより、上記くさび状の隙間(90)において外周側の入口から奥側(ローラ(36)の中心側)に押し込まれる。このようにして押し込まれた高圧の潤滑油により、ローラ(36)には上向きの力が作用し、ローラ(36)が浮き上がる(くさび効果)。従って、本実施形態1によれば、運転時にローラ(36)を適切な高さまで浮上させ得るロータリ圧縮機(1)を提供することができる。また、運転時にローラ(36)を適切な高さまで浮上させることができると、ローラ(36)の上下に形成される隙間からシリンダ室(S)への潤滑油の漏れ量を低減することができるため、漏れ損失を低減することができる。
実施形態2は、実施形態1のロータリ圧縮機(1)の傾斜面(36b)の構成を変更したものである。
上記実施形態1,2では、本開示のロータリ圧縮機(1)の一例として、ローラ(36)とベーン(37)とが一体に形成されたピストン(35)を備えるスイング式の圧縮機について説明したが、本開示のロータリ圧縮機(1)は、スイング式の圧縮機に限られない。本開示のロータリ圧縮機(1)は、ローラとは別体のベーンがローラに当接しながらローラが偏心回転する所謂ローリングピストン式のロータリ圧縮機や、ローラの外周面の凹部にベーンの先端が回転可能に嵌合した状態でローラが偏心回転する所謂ヒンジベーン式のロータリ圧縮機であってもよい。
9 冷媒回路
10 ケーシング
20 モータ
30 圧縮機構
34 シリンダ
35 ピストン
36 ローラ
36a 水平面(第1面)
36b 傾斜面(第2面)
36o 外周面
37 ベーン
41 フロントヘッド(上端板)
42 リアヘッド(下端板)
51 第1室
52 第2室
70 駆動軸
100 冷凍サイクル装置
Claims (6)
- ケーシング(10)と、
上記ケーシング(10)内に設けられ、上下方向に延びる駆動軸(70)と、
上記ケーシング(10)内に設けられ、上記駆動軸(70)を駆動するモータ(20)と、
上記ケーシング(10)内に設けられ、上記駆動軸(70)に連結されて上記モータ(20)によって回転駆動されて冷媒を圧縮する圧縮機構(30)とを備え、
上記圧縮機構(30)は、
円筒状のシリンダ(34)と、
上記シリンダ(34)の上下の開口端面を閉塞する上端板(41)及び下端板(42)と、
上記駆動軸(70)に取り付けられて上記シリンダ(34)内で偏心回転する円筒状のローラ(36)と、
上記シリンダ(34)と上記ローラ(36)との間の空間を吸入側の第1室(51)と吐出側の第2室(52)とに区画するベーン(37)とを有し、
上記ローラ(36)の下端面は、上記下端板(42)の上面に平行な第1面(36a)と、該第1面(36a)の外周側に連続して上記ローラ(36)の外周面(36o)まで延びる第2面(36b)とを有し、
上記第2面(36b)は、径方向の外側に向かう程、上方に位置するように傾斜し、
上記第2面(36b)は、
上記ローラ(36)の重量と上記ベーン(37)の重量の和をm、
上記第2面(36b)の外側端と上記第1面(36a)との上記駆動軸(70)の軸方向に沿った距離をX、
上記シリンダ(34)の高さと上記ローラ(36)の高さの差をΔHとしたときに、
下記の数式(1)を満たすものである
(ΔH÷2×0.75)÷(0.0055×m-0.893)≦X≦(ΔH÷2×1.25)÷(0.00006m-1.118)…(1)
ロータリ圧縮機。 - 上記ローラ(36)の上端面と下端面とは、形状が異なる
請求項1に記載のロータリ圧縮機。 - 上記ロータリ圧縮機は、上記ローラ(36)と上記ベーン(37)とが一体に形成されたピストン(35)を備えるスイング式の圧縮機であり、
上記ローラ(36)の周方向における上記ローラ(36)の中心に対する上記ベーン(37)の中心線(M)の角度位置を0°とし、上記ローラ(36)の周方向における角度位置が上記駆動軸(70)の回転方向に進むにつれて増加するとしたときに、
上記第2面(36b)は、上記ローラ(36)の周方向における少なくとも上記ベーン(37)の吸入側の側面の角度位置から180°までの範囲に亘って形成されている
請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機。 - 上記第2面(36b)は、上記ローラ(36)の周方向における上記ベーン(37)の吸入側の側面の角度位置から上記ベーン(37)の吐出側の側面の角度位置までの範囲に亘って形成されている
請求項3に記載のロータリ圧縮機。 - 上記第2面(36b)は、上記ローラ(36)の周方向における上記ベーン(37)の吸入側の側面の角度位置から180°以上270°以下の所定の角度位置までの範囲に亘って形成されている
請求項3に記載のロータリ圧縮機。 - 請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機を備えた冷凍サイクル装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024171293 | 2024-09-30 | ||
| JP2024171293 | 2024-09-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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