JPS5950285B2 - わさび幼苗の増大法 - Google Patents
わさび幼苗の増大法Info
- Publication number
- JPS5950285B2 JPS5950285B2 JP52000565A JP56577A JPS5950285B2 JP S5950285 B2 JPS5950285 B2 JP S5950285B2 JP 52000565 A JP52000565 A JP 52000565A JP 56577 A JP56577 A JP 56577A JP S5950285 B2 JPS5950285 B2 JP S5950285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- callus
- wasabi
- medium
- seedlings
- kinetin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Seasonings (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はわさび幼苗の大量育種法に関する。
従来、わさび裁培法に於ては、わさびの幼苗を大量に育
種することは、わさびの増殖率が低いだめ極めて困難で
あった。
種することは、わさびの増殖率が低いだめ極めて困難で
あった。
本発明者等は、この点を改良するため鋭意研究を進めた
結果、ワサビ植物の組織のカルス化及び再分化を行うこ
とにより、ワサビの幼苗を大量に増大する方法を発明す
るに至った。
結果、ワサビ植物の組織のカルス化及び再分化を行うこ
とにより、ワサビの幼苗を大量に増大する方法を発明す
るに至った。
即ち本発明はワサビア属に属するアブラナ科の植物の組
織を20℃以下の低温でカイネチン、2.4−D及びサ
イアミンを含有するカルス誘導用培地で培養し、カルス
を誘導する第1工程と、誘導カルスを増殖用培地で増殖
しカルスとする第2工程及びカルスをココナツミルクを
含有する再分化用培地で培養し再分化(発根)シ、これ
を育ててワサビ幼苗とする第3工程の3工程からなるワ
サビ幼苗の増大方法である。
織を20℃以下の低温でカイネチン、2.4−D及びサ
イアミンを含有するカルス誘導用培地で培養し、カルス
を誘導する第1工程と、誘導カルスを増殖用培地で増殖
しカルスとする第2工程及びカルスをココナツミルクを
含有する再分化用培地で培養し再分化(発根)シ、これ
を育ててワサビ幼苗とする第3工程の3工程からなるワ
サビ幼苗の増大方法である。
現在様々の植物組織のカルス培養が行われているが、ワ
サビ植物組織のカルス誘導は未だなされていない。
サビ植物組織のカルス誘導は未だなされていない。
本発明者等は、ワサビ植物組織のカルスが出来れば、と
のカルスを再分化させることによりワサビ幼苗を大量に
増大できるとの着想に基づいて種々研究を重ねた結果、
ワサビア属の植物組織を20℃以下の低温、望ましくは
40〜15°Cの低温で、カイネチン、2.4−D及び
サイアミンを含有するカルス誘導用培地で培養すると2
・3ケ月後にカルスが誘導されることを発見した。
のカルスを再分化させることによりワサビ幼苗を大量に
増大できるとの着想に基づいて種々研究を重ねた結果、
ワサビア属の植物組織を20℃以下の低温、望ましくは
40〜15°Cの低温で、カイネチン、2.4−D及び
サイアミンを含有するカルス誘導用培地で培養すると2
・3ケ月後にカルスが誘導されることを発見した。
本発明はこの発見を基にしてなされたものである。
カルス誘導用培地は糖、無機塩及びミョーイノシトール
から成る基本培地に、カイネチン、2゜4D。
から成る基本培地に、カイネチン、2゜4D。
サイアミン及び酵母エキスを加えたものが使用されるが
、この基本培地のみではカルスの誘導は著しく困難であ
る。
、この基本培地のみではカルスの誘導は著しく困難であ
る。
基本培地はグルコース、シュークロース等の糖と次に示
すような無機塩類から成る通常の植物組織培養に用いら
れるものである。
すような無機塩類から成る通常の植物組織培養に用いら
れるものである。
使用される無機塩類:
カルスの誘導に用いられるワサビの組織としてはワサビ
幼苗の組織がすぐれている。
幼苗の組織がすぐれている。
これは通常のワサビ幼苗の無菌組織を用いれば良いが、
安定した品質のものを随意に得るには休眠種子を発芽・
育成したものが望ましい。
安定した品質のものを随意に得るには休眠種子を発芽・
育成したものが望ましい。
この方法を採用すると第1工程は次のようになる。
第1工程:
ワサビ休眠種子をギベレリンを含む水溶液に数日間浸漬
し、休眠覚醒処理を行い次に95%エタノール洗浄、0
.6%アンチホルミンに浸漬し種子の殺菌処理を行う。
し、休眠覚醒処理を行い次に95%エタノール洗浄、0
.6%アンチホルミンに浸漬し種子の殺菌処理を行う。
ついでこれを洗浄後、通常の糖、無機塩類培地上に播種
し、冷暗所で培養し発芽せしめ数ケ月すると幼苗が得ら
れる。
し、冷暗所で培養し発芽せしめ数ケ月すると幼苗が得ら
れる。
次にこの幼苗を前記カルス誘導培地に置床し15℃℃の
低温で暗所で数ケ月培養を続けるとカルスの誘導が始ま
る。
低温で暗所で数ケ月培養を続けるとカルスの誘導が始ま
る。
第1工程のカルスの誘導は20℃以下の温度で行う必要
が有り、10〜15℃で行うことが望ましく30℃では
カルスは誘導されない。
が有り、10〜15℃で行うことが望ましく30℃では
カルスは誘導されない。
第2工程のカルスの増殖工程は、第1工程で得られる誘
導カルスをカルス増殖用培地で好気的に液体培養又は固
体培養することにより増殖カルス(培養細胞)とする工
程である。
導カルスをカルス増殖用培地で好気的に液体培養又は固
体培養することにより増殖カルス(培養細胞)とする工
程である。
この工程で使用されるカルスの増殖用培地は前述のカル
ス誘導用培地と同じものでも良いが、ココナツミルクは
カルスの増殖を促進させるので、これにココナツミルク
を10〜20%添加したものが望ましい。
ス誘導用培地と同じものでも良いが、ココナツミルクは
カルスの増殖を促進させるので、これにココナツミルク
を10〜20%添加したものが望ましい。
カルスの増殖温度は10〜15°Cが望ましく、低温の
場合、カルスは例え凍結しても死滅することはなく単に
増殖が遅れるのみであるが、30°Cで培養するとカル
スは黒変し増殖がとまる。
場合、カルスは例え凍結しても死滅することはなく単に
増殖が遅れるのみであるが、30°Cで培養するとカル
スは黒変し増殖がとまる。
従って第2工程も第1工程同様20℃以下の温度で行わ
ねばならない。
ねばならない。
カルスの増殖培養は好気的条件で行うことが望ましく、
培養法は固体培養法、液体培養法のいずれでも良いが、
工業的見地からは液体培養法が望ましい。
培養法は固体培養法、液体培養法のいずれでも良いが、
工業的見地からは液体培養法が望ましい。
この液体培養法で増殖したカルスは培養細胞と呼ばれ、
わさび様風味を有し、培養液から分離・採取後必要に応
じて乾燥・粉末化することによりわさび様風味料として
使用される。
わさび様風味を有し、培養液から分離・採取後必要に応
じて乾燥・粉末化することによりわさび様風味料として
使用される。
このようにして得られたカルスから実際、農家のワサビ
栽培用のワサビ幼苗とするだめには、カルスを再分化せ
しめる第3工程が必要である。
栽培用のワサビ幼苗とするだめには、カルスを再分化せ
しめる第3工程が必要である。
ワサビカルスは、通常の植物カルスの再分化に用いられ
る培地では再分化は困難である。
る培地では再分化は困難である。
そこで再分化のだめの有効成分を調べたところ、通常の
植分カルス再分化培地にココナツミルクを添加すること
で容易に再分化することができた。
植分カルス再分化培地にココナツミルクを添加すること
で容易に再分化することができた。
即ち第3工程のワサビ再分化工程は、糖・無機塩類から
なる基本培地にカイネチン又はベンジルアデニン等を添
加した通常の植物カルス再分化培地にココナツミルクを
10〜20%添加したワサビカルス再分化培地に、第2
工程で得られる増殖カルス(培養細胞)を置床し20℃
以下の温度で培養し出芽・発根せしめ(置床から約6ケ
月後に芽が形成され同時に発根する)・さらに同条件下
で2〜3ケ月間培養して幼苗を得る工程である。
なる基本培地にカイネチン又はベンジルアデニン等を添
加した通常の植物カルス再分化培地にココナツミルクを
10〜20%添加したワサビカルス再分化培地に、第2
工程で得られる増殖カルス(培養細胞)を置床し20℃
以下の温度で培養し出芽・発根せしめ(置床から約6ケ
月後に芽が形成され同時に発根する)・さらに同条件下
で2〜3ケ月間培養して幼苗を得る工程である。
本発明で得られるワサビ幼苗は、親植物と同様の辛味を
有し、実際に農家の畑地で常法に従い栽培することによ
り全て親植物と同様の辛味を有するワサビ植物が得られ
、農家のワサビ栽培用の幼苗に供せられる。
有し、実際に農家の畑地で常法に従い栽培することによ
り全て親植物と同様の辛味を有するワサビ植物が得られ
、農家のワサビ栽培用の幼苗に供せられる。
実施例 I
Wasabia jap’onica Matsu
muraに属するアブラナ科のワサビ植物でダルマ系株
の市販種子1.Olを20rnlのジベレリンA3溶液
(濃度100p1N+1)に、10℃の冷暗所で4日間
浸漬して種子休眠覚醒処理を行い、この種子を95%エ
タノールで一回洗浄し、さらに0.6%アンチホルミン
溶液50WLlに漬け30分間軽く振盪して殺菌処理を
行った。
muraに属するアブラナ科のワサビ植物でダルマ系株
の市販種子1.Olを20rnlのジベレリンA3溶液
(濃度100p1N+1)に、10℃の冷暗所で4日間
浸漬して種子休眠覚醒処理を行い、この種子を95%エ
タノールで一回洗浄し、さらに0.6%アンチホルミン
溶液50WLlに漬け30分間軽く振盪して殺菌処理を
行った。
殺菌処理後滅菌水で3回洗浄し、この洗浄種子15粒を
表−1に示す基本培地(寒天プレート培地)上に播種し
、10℃の冷暗所に2ケ月間放置した。
表−1に示す基本培地(寒天プレート培地)上に播種し
、10℃の冷暗所に2ケ月間放置した。
その結果約1.0cmの幼苗が10本得られた。
次にこれらをカイネチン、0.2772!il/11ν
2.4−Dl、0■/!2サイアミン・HC/1.0〜
/!2酵母エキス(Difco社製’)4.0?/II
を夫夫表−1の基本培地に添加したカルス誘導用の試験
管寒天培地上に夫夫置床し、10℃の冷暗所で3ケ月間
培養を行うと、カルスの誘導が始まる。
2.4−Dl、0■/!2サイアミン・HC/1.0〜
/!2酵母エキス(Difco社製’)4.0?/II
を夫夫表−1の基本培地に添加したカルス誘導用の試験
管寒天培地上に夫夫置床し、10℃の冷暗所で3ケ月間
培養を行うと、カルスの誘導が始まる。
更にこれらを6ケ月間同条件下で培養をつづけると、一
片が約10朋のカルス片(一次カルスと称スる)が得ら
れた。
片が約10朋のカルス片(一次カルスと称スる)が得ら
れた。
このカルス片6ケを前記カルス誘導用寒天培地上で更に
継代培養し、カルスを増殖せしめ、150?(湿重量)
の増殖カルス(二次カルス)を得た。
継代培養し、カルスを増殖せしめ、150?(湿重量)
の増殖カルス(二次カルス)を得た。
二次カルスを一片約10闘のカルス片に細分した後、こ
れら細分二次カルスを表−1の基本培地にココナツミル
クを150 y/j!lsカイネチン1.0■/!を夫
夫添加した再分化用培地(寒天プレート培地)に移植し
、10℃の冷暗所で再分化培養を行った。
れら細分二次カルスを表−1の基本培地にココナツミル
クを150 y/j!lsカイネチン1.0■/!を夫
夫添加した再分化用培地(寒天プレート培地)に移植し
、10℃の冷暗所で再分化培養を行った。
その結果、約6ケ月後に約110本の芽が形成され同時
に発根が始まった。
に発根が始まった。
更にこのまま2ケ月間培養することにより110本の幼
苗が得られた。
苗が得られた。
これら幼苗を任意選出し、畑地で常法に従い裁培したと
ころ、通常の農家で得られているワサビ植物とほぼ同じ
品質のワサビ親植物が得られた。
ころ、通常の農家で得られているワサビ植物とほぼ同じ
品質のワサビ親植物が得られた。
実施例 2
実施例1と同様の方法で得られた増殖カルス(二次カル
ス)約2.4F−(湿潤重量)を、カルス増殖用液体培
地(組成はカルス誘導用培地と同一)でフラスコ振盪培
養を行った。
ス)約2.4F−(湿潤重量)を、カルス増殖用液体培
地(組成はカルス誘導用培地と同一)でフラスコ振盪培
養を行った。
このフラスコ振盪培養は、フラスコ張込量; 20ml
/ 500yrtl容フラスコ、振巾;7Cffl、1
050s c i 1Fm、の条件の下に10℃の冷暗
所で1ケ月間行つだ。
/ 500yrtl容フラスコ、振巾;7Cffl、1
050s c i 1Fm、の条件の下に10℃の冷暗
所で1ケ月間行つだ。
得られた培養液から培養細胞を分離・採取したところ湿
重量18.07−のワサビ培養細胞が得られた。
重量18.07−のワサビ培養細胞が得られた。
これはワサビ様の風味を有していた。
このようにして得られたワサビ培養細胞101(湿重量
)を前記カルス再分化寒天培地(但し、カイネチンの代
りにベンジルアデニン1.0■/1使用)上に置床し、
実施例1と同様の方法で再分化せしめた結果、9本の幼
苗が得られた。
)を前記カルス再分化寒天培地(但し、カイネチンの代
りにベンジルアデニン1.0■/1使用)上に置床し、
実施例1と同様の方法で再分化せしめた結果、9本の幼
苗が得られた。
Claims (1)
- 1 ワサビア属に属するアブラナ科の植物組織をカイネ
チン、2.4〜D及びサイアミンを含有するカルス誘導
用培地を用いて20℃以下の低温で培養し、カルスを誘
導・増殖せしめ、該増殖カルスをココナツミルク及びカ
イネチンを含有する再分化培地で再分化し幼苗とせしめ
ることを特徴とするわさび幼苗の増大方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52000565A JPS5950285B2 (ja) | 1977-01-07 | 1977-01-07 | わさび幼苗の増大法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52000565A JPS5950285B2 (ja) | 1977-01-07 | 1977-01-07 | わさび幼苗の増大法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59023508A Division JPS603455B2 (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | わさび様風味料の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5386333A JPS5386333A (en) | 1978-07-29 |
| JPS5950285B2 true JPS5950285B2 (ja) | 1984-12-07 |
Family
ID=11477232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52000565A Expired JPS5950285B2 (ja) | 1977-01-07 | 1977-01-07 | わさび幼苗の増大法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5950285B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5716692A (en) * | 1980-07-01 | 1982-01-28 | Nippon Paint Co Ltd | Cultivating method of plant cell |
| CN111280066B (zh) * | 2020-04-10 | 2022-09-13 | 成都大学 | 一种能有效抑制褐变产生的山葵花苔愈伤组织的培养方法 |
-
1977
- 1977-01-07 JP JP52000565A patent/JPS5950285B2/ja not_active Expired
Non-Patent Citations (4)
| Title |
|---|
| EXPERIENTIA=1970 * |
| FETTE SEIFEN ANSTRICHMITTEL=1975 * |
| JOURNAL OFEXPERIMENTAL BOTANY=1975 * |
| PLANT SCIENCE LETTERS=1974 * |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5386333A (en) | 1978-07-29 |
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