JPS6130011B2 - - Google Patents
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- JPS6130011B2 JPS6130011B2 JP21674683A JP21674683A JPS6130011B2 JP S6130011 B2 JPS6130011 B2 JP S6130011B2 JP 21674683 A JP21674683 A JP 21674683A JP 21674683 A JP21674683 A JP 21674683A JP S6130011 B2 JPS6130011 B2 JP S6130011B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- cooling water
- temperature sensor
- furnace body
- water temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
この発明は、連続製銅炉における炉体の監視装
置に関するものである。 連続製銅炉は、第1図に示すように熔錬炉1
と、錬〓炉2と、粗銅製造炉3とからなり、一連
の溶錬工程、分離工程および製錬工程によつて、
銅精鉱から粗銅までを連続一貫して生産するもの
である。こうした連続製銅炉は、設備が単純で建
設費が安く、高SO2濃度の排ガスが得られ、また
環境面でも漏煙が少ない低公害省エネルギー製銅
炉として注目されている。 そこで、まず連続製銅炉の一例を第1図に基づ
いて簡単に説明する。 第1の溶錬工程では、鉱石および溶剤を主成分
とした溶解原料に燃料空気を適宜配合して予め設
定された反応条件に適合する割合としたものを、
熔錬炉1の反応生成物である溶体中に単位時間当
り所定の供給量をもつてランス4から直接かつ連
続的に装入し、溶解させてカワと〓とを生成さ
せ、またその際、後工程での粗銅製造炉3で生成
する繰返し〓を固化粉砕して、これを溶錬炉1の
溶体中に実質的に連続的に吹送して(第1図中矢
印Aで示す)その繰返し〓中に含まれた銅の大部
分を前記カワに吸収させる。ついで、第2の分離
工程では、溶錬工程における生成物の全量を錬〓
炉2に送り、そこで、電極5を用いてカワと〓を
加熱、保温し、比重差によりそれらを分離する。
さらに、第3の製錬工程では、分離工程からのカ
ワを連続的に粗銅製造炉3に送り、そこで、空
気、溶剤および冷剤を適宜配合してランス6から
装入し、カワ中の鉄および硫黄分の酸化反応によ
り銅と前記繰返し〓とを連続的に生成する。 ところで、連続製銅炉の特徴の1つであるラン
シング機構は、熔解炉1においては炉の天井面よ
り垂直に炉内に挿入されたランス4を通して鉱
石、熔剤、燃料等を酸素富化空気とともに約
150m/sの高速で熔体中に吹き込むことにより
瞬間熔解させ、高い反応効率、低燃料消費、炉の
小型化、高SO2濃度排ガス等の利点が得らる。 近年、こうした連続製銅炉は、水冷ジヤケツト
の設備によつて炉体の耐久性が大幅に向上し、ま
た炉体材料の温度、膨張等を監視することによ
り、耐火物やジヤケツト等の状況を速やかにキヤ
ツチして、異常により生ずるトラブルを未然に防
ぐことができるようになり、また、炉修後の昇温
やボイラー定検時等の保温に対しても、炉体の収
縮や膨張が正常な動きをしているか、また火災に
よる局部的な加熱が生じていないかなどの重要な
ポインを把握できるようにもなつた。 従来、このような炉体の監視は、多点温度記録
計あるいは指示計等によつて行なわれており、そ
れら温度記録計および指示計は、熔解炉と、錬〓
炉と、粗銅製造炉のそれぞれの炉体の多数箇所に
ついての測定結果を単に記録および表示するもの
であつた。そのため、それらの測定結果から3つ
の炉体の状況の関連性をうかがい知ることはなか
なか難しかつた。ところで、連続製銅炉は3つの
炉の協働によつて一連の機能を果すため、それら
3つの炉体については、寿命の短いものを寿命の
長いものに合わせるようにそれらの寿命のバラン
スをとることが必要である。また、それら3つの
炉体がトラブルなく順調に作動し、トラブルが起
こりそうなときには速やかにこれに対処してトラ
ブルを未然に防ぐことが必要である。この点、前
記測定結果は必ずしも有効に利用されているとは
いえなかつた。 この発明は上記事情を考慮してなされたもので
あり、熔解炉と錬〓炉と粗銅製造炉のそれぞれの
炉体の多数箇所についての温度の測定信号を1箇
所に伝送してそこに記憶し、そしてそのデータが
異常な値を示したときに、そのデータに対応する
センサの配置箇所を炉の図中に分かりやすく表示
できるように成し、また冷却水温度から炉体の放
散熱量を求めることができるとともに、炉体の膨
張量から炉壁に加わる応力を算出することができ
るように成すことにより、3つの炉体における多
数の温度センサの配置箇所を選択的に素早く知ら
しめ、また炉体の放散熱量から炉壁の損耗状態を
より詳しく知ることができるとともに、炉壁に加
わる応力から直接的に炉壁の状態を知ることがで
き、異常時における安全対策を迅速に行なわせる
ことができて、3つの炉体の内の寿命の短いもの
を寿命の長いものに合わせてそれらの寿命のバラ
ンスをとるように稼動させることができるととも
に、各炉にトラブルが起こりそうな時には速やか
にこれに対処し、トラブルを未然に防ぐことによ
つて、3つの炉をバランス良く順調に稼動させる
ことができる連続製銅炉における炉体の監視装置
を提供するものである。 以下、この発明の実施例を第2図乃至第9図に
基づいて説明する。 第2図は本装置のシステム構成図であり、同図
7はC―C熱電対、8はC―A熱電対、9は変位
センサーである。変位センサー9は、機械的変位
量を電気的信号に変換するものであり、本実施例
ではその変位センサー9として第3図に示すよう
なポテンシヨメータを採用した。このポテンシヨ
メータは、可変抵抗と同様の原理で、測定子10
の移動により抵抗線11との接点が移動してその
抵抗が変化するものである。なお、こうした変位
ンサ9としては、例えば第4図に示すような差動
トランスを採用することも可能である。この差動
トランスは1次コイル12と2次コイル13が配
置された円筒状コイルと、これら1次コイル12
と2次コイル13を磁気的に結合させる可動鉄心
(コア)14とから構成され、測定子と共に可動
鉄心14が移動した際の2次コイル13の誘導起
電力から変位を求めるものである。 これらの熱電対7,8および変位センサー9
は、前述した熔錬炉1、錬〓炉2および粗銅製造
炉3のそれぞれの炉体の適所に多数取り付けられ
ている本実施例では、それらの取り付け箇所、つ
まり温度と変位の測定点を下表のように定めた。
置に関するものである。 連続製銅炉は、第1図に示すように熔錬炉1
と、錬〓炉2と、粗銅製造炉3とからなり、一連
の溶錬工程、分離工程および製錬工程によつて、
銅精鉱から粗銅までを連続一貫して生産するもの
である。こうした連続製銅炉は、設備が単純で建
設費が安く、高SO2濃度の排ガスが得られ、また
環境面でも漏煙が少ない低公害省エネルギー製銅
炉として注目されている。 そこで、まず連続製銅炉の一例を第1図に基づ
いて簡単に説明する。 第1の溶錬工程では、鉱石および溶剤を主成分
とした溶解原料に燃料空気を適宜配合して予め設
定された反応条件に適合する割合としたものを、
熔錬炉1の反応生成物である溶体中に単位時間当
り所定の供給量をもつてランス4から直接かつ連
続的に装入し、溶解させてカワと〓とを生成さ
せ、またその際、後工程での粗銅製造炉3で生成
する繰返し〓を固化粉砕して、これを溶錬炉1の
溶体中に実質的に連続的に吹送して(第1図中矢
印Aで示す)その繰返し〓中に含まれた銅の大部
分を前記カワに吸収させる。ついで、第2の分離
工程では、溶錬工程における生成物の全量を錬〓
炉2に送り、そこで、電極5を用いてカワと〓を
加熱、保温し、比重差によりそれらを分離する。
さらに、第3の製錬工程では、分離工程からのカ
ワを連続的に粗銅製造炉3に送り、そこで、空
気、溶剤および冷剤を適宜配合してランス6から
装入し、カワ中の鉄および硫黄分の酸化反応によ
り銅と前記繰返し〓とを連続的に生成する。 ところで、連続製銅炉の特徴の1つであるラン
シング機構は、熔解炉1においては炉の天井面よ
り垂直に炉内に挿入されたランス4を通して鉱
石、熔剤、燃料等を酸素富化空気とともに約
150m/sの高速で熔体中に吹き込むことにより
瞬間熔解させ、高い反応効率、低燃料消費、炉の
小型化、高SO2濃度排ガス等の利点が得らる。 近年、こうした連続製銅炉は、水冷ジヤケツト
の設備によつて炉体の耐久性が大幅に向上し、ま
た炉体材料の温度、膨張等を監視することによ
り、耐火物やジヤケツト等の状況を速やかにキヤ
ツチして、異常により生ずるトラブルを未然に防
ぐことができるようになり、また、炉修後の昇温
やボイラー定検時等の保温に対しても、炉体の収
縮や膨張が正常な動きをしているか、また火災に
よる局部的な加熱が生じていないかなどの重要な
ポインを把握できるようにもなつた。 従来、このような炉体の監視は、多点温度記録
計あるいは指示計等によつて行なわれており、そ
れら温度記録計および指示計は、熔解炉と、錬〓
炉と、粗銅製造炉のそれぞれの炉体の多数箇所に
ついての測定結果を単に記録および表示するもの
であつた。そのため、それらの測定結果から3つ
の炉体の状況の関連性をうかがい知ることはなか
なか難しかつた。ところで、連続製銅炉は3つの
炉の協働によつて一連の機能を果すため、それら
3つの炉体については、寿命の短いものを寿命の
長いものに合わせるようにそれらの寿命のバラン
スをとることが必要である。また、それら3つの
炉体がトラブルなく順調に作動し、トラブルが起
こりそうなときには速やかにこれに対処してトラ
ブルを未然に防ぐことが必要である。この点、前
記測定結果は必ずしも有効に利用されているとは
いえなかつた。 この発明は上記事情を考慮してなされたもので
あり、熔解炉と錬〓炉と粗銅製造炉のそれぞれの
炉体の多数箇所についての温度の測定信号を1箇
所に伝送してそこに記憶し、そしてそのデータが
異常な値を示したときに、そのデータに対応する
センサの配置箇所を炉の図中に分かりやすく表示
できるように成し、また冷却水温度から炉体の放
散熱量を求めることができるとともに、炉体の膨
張量から炉壁に加わる応力を算出することができ
るように成すことにより、3つの炉体における多
数の温度センサの配置箇所を選択的に素早く知ら
しめ、また炉体の放散熱量から炉壁の損耗状態を
より詳しく知ることができるとともに、炉壁に加
わる応力から直接的に炉壁の状態を知ることがで
き、異常時における安全対策を迅速に行なわせる
ことができて、3つの炉体の内の寿命の短いもの
を寿命の長いものに合わせてそれらの寿命のバラ
ンスをとるように稼動させることができるととも
に、各炉にトラブルが起こりそうな時には速やか
にこれに対処し、トラブルを未然に防ぐことによ
つて、3つの炉をバランス良く順調に稼動させる
ことができる連続製銅炉における炉体の監視装置
を提供するものである。 以下、この発明の実施例を第2図乃至第9図に
基づいて説明する。 第2図は本装置のシステム構成図であり、同図
7はC―C熱電対、8はC―A熱電対、9は変位
センサーである。変位センサー9は、機械的変位
量を電気的信号に変換するものであり、本実施例
ではその変位センサー9として第3図に示すよう
なポテンシヨメータを採用した。このポテンシヨ
メータは、可変抵抗と同様の原理で、測定子10
の移動により抵抗線11との接点が移動してその
抵抗が変化するものである。なお、こうした変位
ンサ9としては、例えば第4図に示すような差動
トランスを採用することも可能である。この差動
トランスは1次コイル12と2次コイル13が配
置された円筒状コイルと、これら1次コイル12
と2次コイル13を磁気的に結合させる可動鉄心
(コア)14とから構成され、測定子と共に可動
鉄心14が移動した際の2次コイル13の誘導起
電力から変位を求めるものである。 これらの熱電対7,8および変位センサー9
は、前述した熔錬炉1、錬〓炉2および粗銅製造
炉3のそれぞれの炉体の適所に多数取り付けられ
ている本実施例では、それらの取り付け箇所、つ
まり温度と変位の測定点を下表のように定めた。
【表】
上表中の測定箇所について、以下簡単に説明す
る。 炉床温度の欄において、スタンプ上とは、第5
図に示すような炉床15の下のスタンプ層16の
上面の点P1、スタンプ下とは、そのスタンプ層1
6の下面の点P2である。ダキ煉瓦温度とは、炉床
15と側壁17との間に位置するダキ煉瓦18の
温度、B,Lジヤケツト温度とは、炉内の湯面
(バスライン)に位置する水冷ジヤケツトの温度
である。天井温度の欄において、ジヤケツト下と
は、炉の天井に位置する水冷ジヤケツトの下面、
ジヤケツト上とは、その水冷ジヤケツトの上面で
ある。側壁ジヤケツト冷却水排水温度とは、炉の
側壁に備えられた水冷ジヤケツトから排出される
吸熱後の冷却水温度、天井ジヤケツト冷却水排出
温度とは、炉の天井に備えられた水冷ジヤケツト
から排出される吸熱後の冷却水温度である。その
他ジヤケツトの冷却水排水温度とは、炉の側壁と
天井以外の場所、例えば炉同士間を結ぶ樋などに
備えられた水冷ジヤケツトから排出される吸熱後
の冷却水温度である。炉床冷却エアーの欄におけ
る入口温度とは、炉床を冷却するエアーの入口の
温度、出口温度とは、炉床を冷却した後のエアー
の出口の温度である。膨張量の欄において、ダキ
煉瓦とあるのは、第5図に示すようにダキ煉瓦1
8とその外側のシエル鉄皮19との間隔1の変
化量、つまりダキ煉瓦18の膨張量であり、ま
た、シエル鉄皮とあるのは、シエル鉄皮19とそ
の外部の定位置P3との間隔2の変化量、つまり
シエル鉄皮19の膨張量である。これらの膨張量
の測定は、変位センサ9によつて行なわれる。ま
た、ジヤケツト冷却水給水温度とは、各炉1,
2,3の水冷ジヤケツトに供給される冷却水の温
度であつて、本例では各炉1,2,3の水冷ジヤ
ケツトへの冷却水を同じものとして、その温度の
測定点を1箇所に定めている。 このようにして、本例では温度および変位量の
測定点を合計283箇所としている。 これらの測定点における多数の熱電対7,8、
および変位センサー9は、各炉1,2,3毎に第
1、第2、第3のセンサー群として備えられてい
る。これらの各センサー群において、熱電対7,
8、および変位センサー9のそれぞれは、所定数
ずつマルチプレクサ20に接続され、そしてこれ
ら各マルチプレクサ20は共通の2線伝送路21
によつて後記する計器室R内の中央制御器22に
接続されている。 中央制御器22は、各マルチプレクサ20に接
続されているセンサの検出信号を共通の2線伝送
路21から順次所定の順序で入力する。そのた
め、マルチプレクサ20が、そこに接続されてい
るセンサーを所定の順序でスキヤンする入力切換
機能を有していて、中央制御器22が所定の順序
で各マルチプレクサ20を呼び出すことにより、
その呼び出されたマルチプレクサ20が、そこに
接続されているセンサーを一順してそれらの検出
信号を順次デジタル化し、通信コードの形態で2
線伝送路21から中央制御器22に送信するよう
になつている。 したがつて、本例の場合は、3つの炉1,2,
3における計283箇所からの温度および変位量の
検出信号が共通の2線伝送路21を通して所定の
順序で中央制御器22に供給され、これが繰り返
される。 このように、わずか2線の伝送路21によつ
て、計283箇所ものきわめて多数の測定点からの
検出信号を計器室R内の中央制御器22に送信す
る。このことは、伝送路21のための配線、およ
びそのメイテナンス上きわめて有利であり、また
測定点の増設も容易である。 中央制御器22は、上述したように各マルチプ
レクサ20の送信を要求すると共に、受信したデ
ータを警報表示器23に送る。この警報表示器2
3は、マルチプレクサ20毎の警報判定表示を行
なう。 また、中央制御器22が受信したデータは、コ
ンピユータ結合器24からコンピユータ本体25
に送られる。このコンピユータ本体25は、入力
ポート26から入力したデータを中央制御部27
によつてデータ用メモリ28に記憶する。その
際、入力データは、熱電対7,8、および変位セ
ンサー9のそれぞれのセンサ毎に対応して割り当
てられた記憶エリアに記憶される。中央制御部2
7は、CPUと、このCPUで用いられるプログラ
ムが記憶されたプログラムメモリとからなつてい
る。そして、この中央制御部27は、各炉1,
2,3のそれぞれのセンサから入力したデータを
種々解析し、その結果をポート29を介して
CRTデイスプレイ30、およびプリンタ31に
供給する。また、こうしたコンピユータ本体25
は、その記憶データを適宜外部の磁気デイスク3
2に記憶させる。なお、第2図中33はバツテリ
ーユニツトである。 次に、中央制御部27の具体的な機能について
説明する。 第1に、中央制御部27は、デイスプレイ30
に測定値監視用の表示をさせる機能と、プリンタ
31に日報をプリントさせる機能を有する。前者
の表示機能は、各炉1,2,3のそれぞれのセン
サによる測定値を、各炉1,2,3毎にデイスプ
レイ30の画面に数値表示させるものである。そ
れらの数値は、所定時間毎(例えば6分毎)に更
新される。そして、それらの数値が注意設定値に
達するとその数値を赤字で識別表示させ、更に高
い警報設定値に達するとブザーを鳴らす。一方、
後者のプリント機能は、デイスプレイ30の表示
画面を定期的に日報として自動的にプリンタ31
へハードコピーさせるものである。 第2に、中央制御部27は、操業オペレータの
監視用として、リクエストにより任意のセンサの
測定値の過去の経時変化のグラフをデイスプレイ
30に表示させる機能を有する。第6図に粗銅製
造炉3における炉床温度の経時変化の表示例を示
す。同図中横軸に時間、縦軸に温度がとられてい
る。その時間軸は過去38時間分とされ、そして過
去2時間までは6分毎のデータが細かくとられ、
それ以前は1時間毎のデータが粗くとられてい
て、この時間軸の単位目盛りの表わす時間は、過
去2時間までは短かく、それ以前については長く
設定されている。このように、本例では、時間軸
の単位目盛りの表わす時間が2段階的に異なつて
いる。また、必要時間のデータを必要な間隔でグ
ラフに示すことも可能である。一例として、第7
図に本監視システムスタートアツプ後の熔解炉1
における炉床温度の経時変化の表示例を示す。こ
の図では、最近20日間が1日毎に、それ以前が4
日毎にデータがとられていて、グラフ中の縦線L
の右側の時間軸が1目盛り1日と短かく、その左
側の時間軸が1目盛4日と長く設定されている。 ところで、連続製銅炉においては、通常、各セ
ンサによる検出温度は比較的緩慢に変化し、一方
異常が生じたときには比較的急激に変化するた
め、検出温度の異常変化の有無を監視するに当つ
ては、現時点に近い時間領域では細かい時間間隔
でデータをとる方がよく、ある程度よりも以前の
過去の分については特に細かい温度変化を監視す
る必要はない。こうした点において、上述したよ
うに、グラフの時間軸を、最近の時点の分につい
ては単位目盛りの表わす時間を短かくして細かい
データをとり、一方、それ以前の分については単
位目盛りの表わす時間を長くして粗いデータをと
るということは、グラフの限られた長さの時間軸
の範囲内にて、長期に亘つての連続的な温度変化
を表わすこになり、かつ現時点に近い時間領域で
は特に細かい温度変化を表わすことになる。この
ため、炉体の温度変化をきわめて適正に監視でき
るといつた利点を生む。 中央制御部27は、こうした第2の表示機能を
実現するために次のような手段を備えている。 すなわち、中央制御部27は、時間軸設定部と
グラフ変換部を有していて、その時間軸設定部
は、表示すべきグラフの時間軸を所定の範囲に分
割して、その各分割範囲の単位目盛りの表わす時
間を異ならせて設定するものである。グラフ変換
部は、そうして設定された時間軸に基づいて、メ
モリ28内の記憶データ、および外部の磁気デイ
スク32内の記憶データをデイスプレイ30にグ
ラフ表示させるものである。 なお、上述したグラフの表示例は、時間軸の単
位目盛りの表わす時間が2段階的に異なつている
が、それを3段階以上に異ならせてもよい。ま
た、その時間軸の単位目盛りの表わす時間を過去
にさかのぼるにしたがつて次第に無段階的に長く
設定することも可能である。こうした時間軸の設
定は、上述した時間軸設定部に負わせる。 次に、中央制御部27の第3の機能について説
明する。この第3の機能は、各炉1,2,3にお
けるセンサの設置箇所をデイスプレイ30に選択
的に図示させる機能である。第8図に、錬〓炉2
における水冷ジヤケツトの排水温度の測定箇所に
ついての図示例を示す。本例では錬〓炉2の図柄
を表わす画面中に、水冷ジヤケツトの排水温度測
定箇所のそれぞれに対応する冷却水の流路を選択
的にカラー表示させるようになつている。図示す
る状態においては、多数の給水口B中の斜線部分
に相当する箇所から、錬〓炉2の図柄中の斜線部
分に相当する水冷ジヤケツトを経て、多数の排水
口C中の斜線部分に相当する箇所に至る一連の冷
却水の流路が選択表示されている。その表示内容
の選択は、前述した中央制御部27の第1の表示
機能によるデイスプレイ30の表示内容から水冷
ジヤケツトの冷却水排水温度に異常が認められた
ときに、オペレータがその異常箇所におけるセン
サを例えば各センサ毎に符した番号をキーボード
などで指定することにより行なう。 ところで、水冷ジヤケツトの冷却水排水温度の
管理は、水冷ジヤケツトあるいはその周辺煉瓦の
熔損を早期に察知するほか、適正な冷却水量が確
保さているかどうかを知る上できわめて重要であ
り、この点において、それらの測定値に異常が生
じた場合に、オペレーターが直ちに水却ジヤケツ
トの場所、給排水配管やバルブの位置を知ること
ができるということは、迅速な安全対策を抗じる
上できわめて有利である。 中央制御部27は、こうした第3の表示機能を
実現するために次のような手段を備えている。 すなわち、中央制御部27は、選択部と表示制
御部を有していて、その選択部は、前述したキー
ボードなどによる指示に基づいて、表示すべきセ
ンサの配置箇所に対応する図を選択するものであ
る。表示制御部は、選択部にて選択されたセンサ
の配置箇所に対応する図を検索してデイスプレイ
30に識別表示させるものである。選択部にて選
択されるセンサは、前述した中央制御部27の第
1の表示機能によるデイスプレイ30の表示内容
から異常が認められたものである。したがつて、
その中央制御部27の第1の表示機能は、センサ
の検出信号の異常を検知する検知手段として機能
するといえる。 なお、上述した図示例は錬〓炉2についてであ
るが、熔錬炉1、および粗銅製造炉3についても
同様に図示することができる。また、水冷ジヤケ
ツトの排水温度に関する表示のみならず、その他
の測定箇所に関する図をその測定箇所のセンサに
対応させて選択的に表わすようにすることも可能
である。また、中央制御部27における前記選択
部は、センサの検出信号の異常を検知する前記検
知手段からの信号を受けて、その異常が検知され
たセンサを自動的に選択する選択部とすることも
可能である。 次に、中央制御部27の第4の機能について説
明する。この第4の機能は、水冷ジヤケツトへの
冷却水の水量と、連続測定している各水冷ジヤケ
ツトの排水温度とから吸熱量を算出して、炉体
1,2,3の各部位毎の放散熱量をデイスプレイ
30に表示、およびプリンタ31にプリントアウ
トさせる機能である。第9図に、熔錬炉1におけ
る水冷ジヤケトの吸熱変化の表示例を示す。本表
示例中曲線Dは側壁ジヤケツトの吸熱量変化、曲
線Eは天井ジヤケツトの吸熱量変化、曲線Fは、
側壁ジヤケツトと天井ジヤケツトとの合計の吸熱
量変化、曲線Gは、熔錬炉1の樋などに備えられ
たその他の水冷ジヤケツトを含めた熔錬炉1にお
ける全ジヤケツトの吸熱量変化をそれぞれ表わ
す。 ところで、炉体の放散熱量の変化は煉瓦の損耗
状況を良く反映する。したがつて、炉体の放散熱
量を連続測定することにより、炉内の煉瓦の状況
を知ることができる。 次に、中央制御部27の第5の機能について説
明する。この第5の機能は、変位センサ9によつ
て連続的に検出されたダキ煉瓦18およびシエル
鉄皮19の膨張量を種々解析して、例えば炉体の
ダキ部膨張吸収材の残厚変化、およびその変化曲
線のグラフと膨張吸収材圧縮特性曲線からシエル
に加わる応力変化などを求め、そしてこれらの結
果をグラフなどによつてデイスプレス30に画面
表示、およびプリンタ31にプリントアウトする
機能である。 上述したように、本例における中央制御部27
は第1〜第5の機能を有する。 その他、中央制御部27に、次に挙げるような
機能をもたせることも可能である。 水冷ジヤケツトの冷却水給排水温度から、熱
交換器の掃除時期を決定する。 炉床温度からランス直下の煉瓦の損耗状況を
推察し、ランス配置の変更およびその時期を決
定する。 水冷ジヤケツトの冷却水の熱交換器における
冷却用海水が何らかのトラブルでストツプした
場合に、水冷ジヤケツトの排水温度から、冷却
用の工業用水のニユーチヤージ量を調節する。 各煉瓦温度、放散熱量等から炉内煉瓦の残存
状況を判断し、次期炉修時期の判断の資料をつ
くる。 膨張測定結果から、膨張吸収材の交換時期を
推定する。 その他、炉の操業解析用の種々のデータを採
集する。 また、本監視装置を更に発展させ、測定データ
の製銅プロセスへの直接的なフイードバツクによ
り、積極的なコントロールを行なつて、より具体
的なかたちで操業管理情報を現場オペレータに提
供するシステムとすることも可能である。 このように、この連続製銅炉における炉体の監
視装置にあつては、炉解炉1と錬かん炉2と粗銅
製造炉3のそれぞれの炉体の多数箇所についての
温度の測定信号を1箇所に伝送してそこに記憶
し、そしてそのデータが異常な値を示したとき
に、そのデータに対応するセンサの配置箇所を炉
の図中に分かりやすく表示できるように成してい
るから、炉体の異常箇所を一目で容易に把握する
ことができる。また、この監視装置にあつては、
冷却水温度センサで測定されたデータをもとに炉
体の放散熱量を容易に知ることができるから、単
に炉壁の温度を測定している場合に比べ、炉壁煉
瓦の損耗をより正確に把握することができる。さ
らに、この監視装置にあつては、変位センサによ
つて炉体の膨張量を測定し、この値から炉壁に加
る応力を知ることができるから、単に炉壁の温度
から炉壁の状態を推測する場合に比較して、直接
的に炉壁の状態を知ることができる。したがつ
て、炉体の状態を迅速かつ正確に知ることによつ
て、各炉の異常に対して速やかに調整、補修等の
対策を実施することができる。その結果、連続製
銅炉のように3つの炉の協働によつて初めて一連
の機能を成しうるものにおいて、3つの炉体の内
の寿命の短いものを寿命の長いものに合わせて寿
命のバランスをとることによつて、全体としての
寿命を向上さることができ、また、各炉にトラブ
ルが起こりそうな時には速やかにこれに対処し、
トラブルを未然に防ぐことによつて、3つの炉を
バランスよく順調に稼動さることができる。 以上説明したように、この発明に係る炉体の監
視装置は、熔解炉と錬〓炉と粗銅製造炉のそれぞ
れの炉体の多数箇所についの温度の測定信号を1
箇所に伝送してそこに記憶し、そしてそのデータ
が異常な値を示したときに、そのデータに対応す
るセンサの配置箇所を炉の図中に分かりやすく表
示できるように成し、また冷却水温度から炉体の
放散熱量を求めることができるとともに、炉体の
膨張量から炉壁に加る応力を算出することできる
から、3つの炉体における多数の温度センサの配
置箇所を選択的に素早く知らしめ、また炉体の放
散熱量から炉壁の損耗状態をより詳しく知ること
ができるとともに、炉壁に加わる応力から直接的
に炉壁の状態を知ることができ、異常時における
安全対策を迅速に行なわることができて、3つの
炉体の内の寿命の短いものを寿命の長いものに合
わせてそれらの寿命のバランスをとるように稼動
させることができるとともに、各炉にトラブルが
起こりそうな時には速やかに対処し、トラブルを
未然に防ぐことによつて、3つの炉をバランス良
く順調に稼動させることができるという効果を奏
する。
る。 炉床温度の欄において、スタンプ上とは、第5
図に示すような炉床15の下のスタンプ層16の
上面の点P1、スタンプ下とは、そのスタンプ層1
6の下面の点P2である。ダキ煉瓦温度とは、炉床
15と側壁17との間に位置するダキ煉瓦18の
温度、B,Lジヤケツト温度とは、炉内の湯面
(バスライン)に位置する水冷ジヤケツトの温度
である。天井温度の欄において、ジヤケツト下と
は、炉の天井に位置する水冷ジヤケツトの下面、
ジヤケツト上とは、その水冷ジヤケツトの上面で
ある。側壁ジヤケツト冷却水排水温度とは、炉の
側壁に備えられた水冷ジヤケツトから排出される
吸熱後の冷却水温度、天井ジヤケツト冷却水排出
温度とは、炉の天井に備えられた水冷ジヤケツト
から排出される吸熱後の冷却水温度である。その
他ジヤケツトの冷却水排水温度とは、炉の側壁と
天井以外の場所、例えば炉同士間を結ぶ樋などに
備えられた水冷ジヤケツトから排出される吸熱後
の冷却水温度である。炉床冷却エアーの欄におけ
る入口温度とは、炉床を冷却するエアーの入口の
温度、出口温度とは、炉床を冷却した後のエアー
の出口の温度である。膨張量の欄において、ダキ
煉瓦とあるのは、第5図に示すようにダキ煉瓦1
8とその外側のシエル鉄皮19との間隔1の変
化量、つまりダキ煉瓦18の膨張量であり、ま
た、シエル鉄皮とあるのは、シエル鉄皮19とそ
の外部の定位置P3との間隔2の変化量、つまり
シエル鉄皮19の膨張量である。これらの膨張量
の測定は、変位センサ9によつて行なわれる。ま
た、ジヤケツト冷却水給水温度とは、各炉1,
2,3の水冷ジヤケツトに供給される冷却水の温
度であつて、本例では各炉1,2,3の水冷ジヤ
ケツトへの冷却水を同じものとして、その温度の
測定点を1箇所に定めている。 このようにして、本例では温度および変位量の
測定点を合計283箇所としている。 これらの測定点における多数の熱電対7,8、
および変位センサー9は、各炉1,2,3毎に第
1、第2、第3のセンサー群として備えられてい
る。これらの各センサー群において、熱電対7,
8、および変位センサー9のそれぞれは、所定数
ずつマルチプレクサ20に接続され、そしてこれ
ら各マルチプレクサ20は共通の2線伝送路21
によつて後記する計器室R内の中央制御器22に
接続されている。 中央制御器22は、各マルチプレクサ20に接
続されているセンサの検出信号を共通の2線伝送
路21から順次所定の順序で入力する。そのた
め、マルチプレクサ20が、そこに接続されてい
るセンサーを所定の順序でスキヤンする入力切換
機能を有していて、中央制御器22が所定の順序
で各マルチプレクサ20を呼び出すことにより、
その呼び出されたマルチプレクサ20が、そこに
接続されているセンサーを一順してそれらの検出
信号を順次デジタル化し、通信コードの形態で2
線伝送路21から中央制御器22に送信するよう
になつている。 したがつて、本例の場合は、3つの炉1,2,
3における計283箇所からの温度および変位量の
検出信号が共通の2線伝送路21を通して所定の
順序で中央制御器22に供給され、これが繰り返
される。 このように、わずか2線の伝送路21によつ
て、計283箇所ものきわめて多数の測定点からの
検出信号を計器室R内の中央制御器22に送信す
る。このことは、伝送路21のための配線、およ
びそのメイテナンス上きわめて有利であり、また
測定点の増設も容易である。 中央制御器22は、上述したように各マルチプ
レクサ20の送信を要求すると共に、受信したデ
ータを警報表示器23に送る。この警報表示器2
3は、マルチプレクサ20毎の警報判定表示を行
なう。 また、中央制御器22が受信したデータは、コ
ンピユータ結合器24からコンピユータ本体25
に送られる。このコンピユータ本体25は、入力
ポート26から入力したデータを中央制御部27
によつてデータ用メモリ28に記憶する。その
際、入力データは、熱電対7,8、および変位セ
ンサー9のそれぞれのセンサ毎に対応して割り当
てられた記憶エリアに記憶される。中央制御部2
7は、CPUと、このCPUで用いられるプログラ
ムが記憶されたプログラムメモリとからなつてい
る。そして、この中央制御部27は、各炉1,
2,3のそれぞれのセンサから入力したデータを
種々解析し、その結果をポート29を介して
CRTデイスプレイ30、およびプリンタ31に
供給する。また、こうしたコンピユータ本体25
は、その記憶データを適宜外部の磁気デイスク3
2に記憶させる。なお、第2図中33はバツテリ
ーユニツトである。 次に、中央制御部27の具体的な機能について
説明する。 第1に、中央制御部27は、デイスプレイ30
に測定値監視用の表示をさせる機能と、プリンタ
31に日報をプリントさせる機能を有する。前者
の表示機能は、各炉1,2,3のそれぞれのセン
サによる測定値を、各炉1,2,3毎にデイスプ
レイ30の画面に数値表示させるものである。そ
れらの数値は、所定時間毎(例えば6分毎)に更
新される。そして、それらの数値が注意設定値に
達するとその数値を赤字で識別表示させ、更に高
い警報設定値に達するとブザーを鳴らす。一方、
後者のプリント機能は、デイスプレイ30の表示
画面を定期的に日報として自動的にプリンタ31
へハードコピーさせるものである。 第2に、中央制御部27は、操業オペレータの
監視用として、リクエストにより任意のセンサの
測定値の過去の経時変化のグラフをデイスプレイ
30に表示させる機能を有する。第6図に粗銅製
造炉3における炉床温度の経時変化の表示例を示
す。同図中横軸に時間、縦軸に温度がとられてい
る。その時間軸は過去38時間分とされ、そして過
去2時間までは6分毎のデータが細かくとられ、
それ以前は1時間毎のデータが粗くとられてい
て、この時間軸の単位目盛りの表わす時間は、過
去2時間までは短かく、それ以前については長く
設定されている。このように、本例では、時間軸
の単位目盛りの表わす時間が2段階的に異なつて
いる。また、必要時間のデータを必要な間隔でグ
ラフに示すことも可能である。一例として、第7
図に本監視システムスタートアツプ後の熔解炉1
における炉床温度の経時変化の表示例を示す。こ
の図では、最近20日間が1日毎に、それ以前が4
日毎にデータがとられていて、グラフ中の縦線L
の右側の時間軸が1目盛り1日と短かく、その左
側の時間軸が1目盛4日と長く設定されている。 ところで、連続製銅炉においては、通常、各セ
ンサによる検出温度は比較的緩慢に変化し、一方
異常が生じたときには比較的急激に変化するた
め、検出温度の異常変化の有無を監視するに当つ
ては、現時点に近い時間領域では細かい時間間隔
でデータをとる方がよく、ある程度よりも以前の
過去の分については特に細かい温度変化を監視す
る必要はない。こうした点において、上述したよ
うに、グラフの時間軸を、最近の時点の分につい
ては単位目盛りの表わす時間を短かくして細かい
データをとり、一方、それ以前の分については単
位目盛りの表わす時間を長くして粗いデータをと
るということは、グラフの限られた長さの時間軸
の範囲内にて、長期に亘つての連続的な温度変化
を表わすこになり、かつ現時点に近い時間領域で
は特に細かい温度変化を表わすことになる。この
ため、炉体の温度変化をきわめて適正に監視でき
るといつた利点を生む。 中央制御部27は、こうした第2の表示機能を
実現するために次のような手段を備えている。 すなわち、中央制御部27は、時間軸設定部と
グラフ変換部を有していて、その時間軸設定部
は、表示すべきグラフの時間軸を所定の範囲に分
割して、その各分割範囲の単位目盛りの表わす時
間を異ならせて設定するものである。グラフ変換
部は、そうして設定された時間軸に基づいて、メ
モリ28内の記憶データ、および外部の磁気デイ
スク32内の記憶データをデイスプレイ30にグ
ラフ表示させるものである。 なお、上述したグラフの表示例は、時間軸の単
位目盛りの表わす時間が2段階的に異なつている
が、それを3段階以上に異ならせてもよい。ま
た、その時間軸の単位目盛りの表わす時間を過去
にさかのぼるにしたがつて次第に無段階的に長く
設定することも可能である。こうした時間軸の設
定は、上述した時間軸設定部に負わせる。 次に、中央制御部27の第3の機能について説
明する。この第3の機能は、各炉1,2,3にお
けるセンサの設置箇所をデイスプレイ30に選択
的に図示させる機能である。第8図に、錬〓炉2
における水冷ジヤケツトの排水温度の測定箇所に
ついての図示例を示す。本例では錬〓炉2の図柄
を表わす画面中に、水冷ジヤケツトの排水温度測
定箇所のそれぞれに対応する冷却水の流路を選択
的にカラー表示させるようになつている。図示す
る状態においては、多数の給水口B中の斜線部分
に相当する箇所から、錬〓炉2の図柄中の斜線部
分に相当する水冷ジヤケツトを経て、多数の排水
口C中の斜線部分に相当する箇所に至る一連の冷
却水の流路が選択表示されている。その表示内容
の選択は、前述した中央制御部27の第1の表示
機能によるデイスプレイ30の表示内容から水冷
ジヤケツトの冷却水排水温度に異常が認められた
ときに、オペレータがその異常箇所におけるセン
サを例えば各センサ毎に符した番号をキーボード
などで指定することにより行なう。 ところで、水冷ジヤケツトの冷却水排水温度の
管理は、水冷ジヤケツトあるいはその周辺煉瓦の
熔損を早期に察知するほか、適正な冷却水量が確
保さているかどうかを知る上できわめて重要であ
り、この点において、それらの測定値に異常が生
じた場合に、オペレーターが直ちに水却ジヤケツ
トの場所、給排水配管やバルブの位置を知ること
ができるということは、迅速な安全対策を抗じる
上できわめて有利である。 中央制御部27は、こうした第3の表示機能を
実現するために次のような手段を備えている。 すなわち、中央制御部27は、選択部と表示制
御部を有していて、その選択部は、前述したキー
ボードなどによる指示に基づいて、表示すべきセ
ンサの配置箇所に対応する図を選択するものであ
る。表示制御部は、選択部にて選択されたセンサ
の配置箇所に対応する図を検索してデイスプレイ
30に識別表示させるものである。選択部にて選
択されるセンサは、前述した中央制御部27の第
1の表示機能によるデイスプレイ30の表示内容
から異常が認められたものである。したがつて、
その中央制御部27の第1の表示機能は、センサ
の検出信号の異常を検知する検知手段として機能
するといえる。 なお、上述した図示例は錬〓炉2についてであ
るが、熔錬炉1、および粗銅製造炉3についても
同様に図示することができる。また、水冷ジヤケ
ツトの排水温度に関する表示のみならず、その他
の測定箇所に関する図をその測定箇所のセンサに
対応させて選択的に表わすようにすることも可能
である。また、中央制御部27における前記選択
部は、センサの検出信号の異常を検知する前記検
知手段からの信号を受けて、その異常が検知され
たセンサを自動的に選択する選択部とすることも
可能である。 次に、中央制御部27の第4の機能について説
明する。この第4の機能は、水冷ジヤケツトへの
冷却水の水量と、連続測定している各水冷ジヤケ
ツトの排水温度とから吸熱量を算出して、炉体
1,2,3の各部位毎の放散熱量をデイスプレイ
30に表示、およびプリンタ31にプリントアウ
トさせる機能である。第9図に、熔錬炉1におけ
る水冷ジヤケトの吸熱変化の表示例を示す。本表
示例中曲線Dは側壁ジヤケツトの吸熱量変化、曲
線Eは天井ジヤケツトの吸熱量変化、曲線Fは、
側壁ジヤケツトと天井ジヤケツトとの合計の吸熱
量変化、曲線Gは、熔錬炉1の樋などに備えられ
たその他の水冷ジヤケツトを含めた熔錬炉1にお
ける全ジヤケツトの吸熱量変化をそれぞれ表わ
す。 ところで、炉体の放散熱量の変化は煉瓦の損耗
状況を良く反映する。したがつて、炉体の放散熱
量を連続測定することにより、炉内の煉瓦の状況
を知ることができる。 次に、中央制御部27の第5の機能について説
明する。この第5の機能は、変位センサ9によつ
て連続的に検出されたダキ煉瓦18およびシエル
鉄皮19の膨張量を種々解析して、例えば炉体の
ダキ部膨張吸収材の残厚変化、およびその変化曲
線のグラフと膨張吸収材圧縮特性曲線からシエル
に加わる応力変化などを求め、そしてこれらの結
果をグラフなどによつてデイスプレス30に画面
表示、およびプリンタ31にプリントアウトする
機能である。 上述したように、本例における中央制御部27
は第1〜第5の機能を有する。 その他、中央制御部27に、次に挙げるような
機能をもたせることも可能である。 水冷ジヤケツトの冷却水給排水温度から、熱
交換器の掃除時期を決定する。 炉床温度からランス直下の煉瓦の損耗状況を
推察し、ランス配置の変更およびその時期を決
定する。 水冷ジヤケツトの冷却水の熱交換器における
冷却用海水が何らかのトラブルでストツプした
場合に、水冷ジヤケツトの排水温度から、冷却
用の工業用水のニユーチヤージ量を調節する。 各煉瓦温度、放散熱量等から炉内煉瓦の残存
状況を判断し、次期炉修時期の判断の資料をつ
くる。 膨張測定結果から、膨張吸収材の交換時期を
推定する。 その他、炉の操業解析用の種々のデータを採
集する。 また、本監視装置を更に発展させ、測定データ
の製銅プロセスへの直接的なフイードバツクによ
り、積極的なコントロールを行なつて、より具体
的なかたちで操業管理情報を現場オペレータに提
供するシステムとすることも可能である。 このように、この連続製銅炉における炉体の監
視装置にあつては、炉解炉1と錬かん炉2と粗銅
製造炉3のそれぞれの炉体の多数箇所についての
温度の測定信号を1箇所に伝送してそこに記憶
し、そしてそのデータが異常な値を示したとき
に、そのデータに対応するセンサの配置箇所を炉
の図中に分かりやすく表示できるように成してい
るから、炉体の異常箇所を一目で容易に把握する
ことができる。また、この監視装置にあつては、
冷却水温度センサで測定されたデータをもとに炉
体の放散熱量を容易に知ることができるから、単
に炉壁の温度を測定している場合に比べ、炉壁煉
瓦の損耗をより正確に把握することができる。さ
らに、この監視装置にあつては、変位センサによ
つて炉体の膨張量を測定し、この値から炉壁に加
る応力を知ることができるから、単に炉壁の温度
から炉壁の状態を推測する場合に比較して、直接
的に炉壁の状態を知ることができる。したがつ
て、炉体の状態を迅速かつ正確に知ることによつ
て、各炉の異常に対して速やかに調整、補修等の
対策を実施することができる。その結果、連続製
銅炉のように3つの炉の協働によつて初めて一連
の機能を成しうるものにおいて、3つの炉体の内
の寿命の短いものを寿命の長いものに合わせて寿
命のバランスをとることによつて、全体としての
寿命を向上さることができ、また、各炉にトラブ
ルが起こりそうな時には速やかにこれに対処し、
トラブルを未然に防ぐことによつて、3つの炉を
バランスよく順調に稼動さることができる。 以上説明したように、この発明に係る炉体の監
視装置は、熔解炉と錬〓炉と粗銅製造炉のそれぞ
れの炉体の多数箇所についの温度の測定信号を1
箇所に伝送してそこに記憶し、そしてそのデータ
が異常な値を示したときに、そのデータに対応す
るセンサの配置箇所を炉の図中に分かりやすく表
示できるように成し、また冷却水温度から炉体の
放散熱量を求めることができるとともに、炉体の
膨張量から炉壁に加る応力を算出することできる
から、3つの炉体における多数の温度センサの配
置箇所を選択的に素早く知らしめ、また炉体の放
散熱量から炉壁の損耗状態をより詳しく知ること
ができるとともに、炉壁に加わる応力から直接的
に炉壁の状態を知ることができ、異常時における
安全対策を迅速に行なわることができて、3つの
炉体の内の寿命の短いものを寿命の長いものに合
わせてそれらの寿命のバランスをとるように稼動
させることができるとともに、各炉にトラブルが
起こりそうな時には速やかに対処し、トラブルを
未然に防ぐことによつて、3つの炉をバランス良
く順調に稼動させることができるという効果を奏
する。
第1図は連続製銅炉の概略説明図、第2図乃至
第9図はこの発明の一実施例を示し、第2図は本
監視の構成概要図、第3図および第4図はそれぞ
れ変位センサの異なる例を説明するための原理
図、第5図はセンサの配置箇所を説明するための
炉の一部分の断面図、第6図、第7図、第8図、
および第9図はそれぞれ炉体監視用の異なる表示
例を説明するための図である。 1……熔錬炉、2……錬〓炉、3……粗銅製造
炉、7……C―C熱伝対、8……C―A熱伝対、
20……マルチプレクサ、21……2線伝送路、
22……中央制御器、25……コンピユータ本
体、26……入力ポート、27……中央制御部、
28……メモリ、29……ポート、30……デイ
スプレイ。
第9図はこの発明の一実施例を示し、第2図は本
監視の構成概要図、第3図および第4図はそれぞ
れ変位センサの異なる例を説明するための原理
図、第5図はセンサの配置箇所を説明するための
炉の一部分の断面図、第6図、第7図、第8図、
および第9図はそれぞれ炉体監視用の異なる表示
例を説明するための図である。 1……熔錬炉、2……錬〓炉、3……粗銅製造
炉、7……C―C熱伝対、8……C―A熱伝対、
20……マルチプレクサ、21……2線伝送路、
22……中央制御器、25……コンピユータ本
体、26……入力ポート、27……中央制御部、
28……メモリ、29……ポート、30……デイ
スプレイ。
Claims (1)
- 1 熔解炉と錬かん炉と粗銅製造炉とを連ねた連
続製銅炉において、それら3つの炉体のそれぞれ
の適所に取付けられた第1、第2、第3の炉体温
度センサ群と、それら3つの炉の冷却水の給水温
度と排水温度とを測定する第1、第2、第3の冷
却水温度センサ群と、それら3つの炉壁の膨張量
を測定する第1、第2、第3の変位量センサ群
と、これら各炉体温度センサ群、冷却水温度セン
サ群、変位量センサ群の個々のセンサの検出信号
を順切換えて2線伝送路に供給するセンサ切換手
段と、その2線伝送路から供給される各センサの
検出信号を各センサ群に割り当てられた記憶エリ
アに記憶する記憶部と、前記2線伝送路から各炉
体温度センサおよび冷却水温度センサについての
検出信号の異常を検知する検知手段と、前記各炉
の図と共にその図中に各炉体温度センサおよび冷
却水温度センサの配置箇所を表示可能な表示部
と、この表示部に各炉体温度センサおよび冷却水
温度センサの配置箇所を選択的に識別表示させる
表示制御部と、前記検知手段にて検知された炉体
温度センサおよび冷却水温度センサを前記表示部
に表示されるべきものとして選択可能な選択部
と、前記冷却水温度センサによつて測定された温
度から炉体の放散熱量を算出し前記表示部に表示
する放散熱量算出表示部と、前記変位量センサに
よつて測定された膨張量から炉体に加わる応力を
算出し前記表示部に表示する応力算出表示部とを
有してなることを特徴とする連続製銅炉における
炉体の監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21674683A JPS60110819A (ja) | 1983-11-17 | 1983-11-17 | 連続製銅炉における炉体の監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21674683A JPS60110819A (ja) | 1983-11-17 | 1983-11-17 | 連続製銅炉における炉体の監視装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60110819A JPS60110819A (ja) | 1985-06-17 |
| JPS6130011B2 true JPS6130011B2 (ja) | 1986-07-10 |
Family
ID=16693273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21674683A Granted JPS60110819A (ja) | 1983-11-17 | 1983-11-17 | 連続製銅炉における炉体の監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60110819A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6913043B2 (ja) * | 2018-02-22 | 2021-08-04 | パンパシフィック・カッパー株式会社 | 金属精錬炉の操業方法 |
-
1983
- 1983-11-17 JP JP21674683A patent/JPS60110819A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60110819A (ja) | 1985-06-17 |
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