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JPS6133873B2 - - Google Patents
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JPS6133873B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6133873B2
JPS6133873B2 JP57201034A JP20103482A JPS6133873B2 JP S6133873 B2 JPS6133873 B2 JP S6133873B2 JP 57201034 A JP57201034 A JP 57201034A JP 20103482 A JP20103482 A JP 20103482A JP S6133873 B2 JPS6133873 B2 JP S6133873B2
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JP
Japan
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adhesive
mol
frequency
component
copolymer
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Application number
JP57201034A
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JPS5991168A (ja
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Tadanori Nomura
Kenji Sugimoto
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は塩化ビニリデン共重合体からなる粉末
状の高周波接着剤に関するものである。更に詳し
くは、特定のモノマー組成からなり、金属、ガラ
ス、木材、繊維状物等に濡れやすく実用的な高周
波接着力を有する塩化ビニリデン共重合体からな
る粉末状の高周波接着剤に関するものである。 従来は、高周波接着剤として軟質ポリ塩化ビニ
ルフイルムや低融点ポリアミドフイルムのフイル
ム状の高周波接着剤;ポリ塩化ビニルラテツクス
やポリ塩化ビニリデン共重合体ラテツクスから形
成されたフイルム状の高周波接着剤があつた。最
近はポリ塩化ビニル粉末や低融点ポリアミド粉末
の高周波接着剤は開発されているが、誘電体損失
が小さすぎたり、総濡れ特性値が小さすぎて、充
分実用的に耐えられる高周波接着力を有する粉末
状の高周波接着剤はない。 高周波接着剤は以下の3つの大きな利点がある
ため特に近年注目をあびている。 接着前はフイルム又は粉末で保存、取扱いが
容易である。 接着時は高周波電圧を短時間印加するだけで
接着でき、接着力は原理的には高周波電圧の印
加時間及び接圧と接圧温度により任意にコント
ロールが容易である。 高周波接着工程は自動化しやすく、各種の連
続組立工程へのインライン化又はロボツト化が
容易である。 最近の高周波発生器及びその電子制御機構の小
型化、精密化、信頼性の向上により、高周波接着
機は小型で、安価になり、各種の連続接着プロセ
スへのインラインに組み込まれてきている。 例えば少品種で多量に高速で生産される接着構
成体又は多品種で少量でも高速で生産される接着
構成体を連続的に製造する工程には、高周波接着
機は極めて威力を発揮する。 この様な高周波接着機が威力を発揮する具体的
製品の一例を掲げると、 工業的繊維資材(テント及びシートの縫製) 合板・集成材 ユニツト家具 インテリヤ(自動車内装材、船舶内装材、航
空機内装材)例えば天井材、壁材、カーペツ
ト、座席、ドアなどの複雑な曲線縫製 がある。 高周波接着機に適性のある材料としては、本質
的に印加された高周波電場に誘電されて発熱し、
融解又は軟化 架橋硬化する材料でなければ
ならない。この誘電発熱するためには誘電体損失
が印加高周波数に対応して重要である。一方被接
着材との濡れが充分でないと接着界面での剥離が
生じて所定の接着力が得られない事は接着剤を使
用する上で常識である。 高周波誘電発熱する材料として、前者の例と
して、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂があり、後者の例
としては、フエノール、尿素、レゾルシノール、
メラミン樹脂が公知である。 前者の高周波誘電発熱材料はいずれもフイル
ム状又はラテツクスを成膜したフイルム状で使用
されることが一般的であり、後者の高周波誘電
発熱材料は、水溶液又はアルコール溶液又は水又
はアルコール媒体の懸濁液で使用されるのが一般
的である。 の熱硬化型の高周波接着剤には、接着力はす
ぐれているものの、本質的に以下の4つの欠点が
あつた。 (1) 水又はアルコールを多量に含むウエツト系で
あり取扱い、保存に難がある。 (2) 水又はアルコールを蒸発させなければならず
乾燥工程が必要であり、乾燥エネルギーが多量
に必要である。又乾燥速度が遅く、生産性に欠
ける。 (3) アルコールを用いる系では、乾燥速度は水系
より早いが、火災、環境汚染、安全衛生面で難
点がある。 (4) ウエツト系であるのでインラインシステムと
して組み込む事に難がある。 の熱可塑型の高周波接着剤は、本質的にドラ
イであるため、の接着剤よりすぐれているが、
以下の4つの難点がある。 フイルム状の接着剤と被接着材との位置ぎめ
が困難であり、わずかの外力で位置合せがずれ
てしまう難点がある。 被接着材の大きさにより、フイルムを裁断し
なければならず、端切れフイルムが生じても再
使用できなくロスとなる欠点がある。 フイルム挿入工程は自動化することが困難で
あり、インラインシステムとして組み込むのに
難がある。 ナイロンフイルムは濡れ特性が低く、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデンは成膜工程で変
質しやすく、可塑剤等を用いなければならない
ので、被接着材との濡れ改良に限度があり、接
着界面剥離が生ずる場合もある。 の熱可塑型高周波接着剤の位置決め、ロスの
発生、被接着材との濡れに関する欠点、難点をな
くし、の熱硬化型高周波接着剤のウエツト系で
あることに起因する欠点のない新しい高周波接着
剤が要求せられていた。その基本的要求性能とし
ては、以下の4つがある。 ドライである。 ロスはなく再使用できる。 インラインシステムに容易に組み込む接着剤
である。 被接着材との濡れが容易にコントロールでき
る。 本発明者達は以上の要求に対して、鋭意研究の
結果、4つの基本的要求性能を満足する塩化ビニ
リデン共重合体からなる粉末状の高周波接着剤を
提供することができた。 すなわち、本発明によれば、20モル%以上、93
モル%以下の塩化ビニリデン成分(A)と(A)成分と共
重合可能なモノマーから選ばれた1種以上の7モ
ル%以上、80モル%以下のモノマー(B)と(A)成分お
よび/あるいは(B)成分と共重合可能な官能性モノ
マーから選ばれた0モル%以上、10モル%以下の
モノマー成分(C)からなる塩化ビニリデン共重合体
であり、該共重合体末端が官能性基からなる塩化
ビニリデン共重合体の粉末状高周波接着剤が提供
される。 以下に具体的な発明の要件とそれを実施例で示
すがその内容のみに限定されない。 本発明の接着剤はエマルジヨン重合法により製
造される。水溶性のラジカル開始剤を用いるエマ
ルジヨン重合法は共重合体末端から硫酸基、亜硫
酸基、水酸基等が導入でき共重合体末端に官能基
を付与できる利点がある。 エマルジヨン重合法では、例えばアクリル酸、
メタクリル酸、グリシジルメタクリル酸、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート等の官能性モノマー
成分をコントロールよく共重合体に導入できる利
点がある。 共重合体末端に官能基を付与することができれ
ば接着剤として被着体への濡れ性が向上し、接着
界面での接着力を大きくし、接着界面での剥離を
防止することができる。また、官能性モノマー成
分をコントロールよく共重合体に導入することが
できれば上記の場合と同様に界面接着力を増大さ
せることができる。 繊維を高周波接着する時には、分子量の大きい
粉末と分子量の小さい粉末の混合物も好ましい。 分子量の小さい粒子は、繊維間に融解又は軟化
してしみ込み易く、分子量の大きい粒子は、接着
力に寄与する。 エマルジヨン重合法による粉末の製法として、
例えば慣用のラジカル開始剤の存在下でのエマル
ジヨン重合法、塩析剤存在下での化学塩析法や機
械的剪断力下や温度変化での物理塩析法と熱風乾
燥法、赤外線乾燥法、マイクロ波乾燥法など公知
の方法を組合せて製造することができる。 重合には衆知のエマルジヨン重合に適したラジ
カル開始剤を採用することができる。その例とし
て、過硫酸ソーダ、過硫酸カリ、過硫酸アンモニ
ウム、過酸化水素等が慣用される。 上記のラジカル開始剤は水溶性の還元剤と併用
してRedoxラジカル開始剤としても慣用される。
水溶性の還元剤として例えばメルカプタン、亜硫
酸、亜硫酸ソーダ、亜硫酸水素ナトリウム、スル
ホキシル酸水素ナトリウム、ホルムアルデヒド付
加体がある。 これらの開始剤として代表的には、モノマーに
対して0.01重量%以上、1.5重量%以下用いら
れ、好ましくは0.05重量%以上、0.75重量%以
下、更に好ましくは0.1重量%以上、0.5重量%以
下用いられる。重合温度としては、一般には20℃
から80℃の範囲の温度域で重合させられ、好まし
くは40℃から70℃の温度域で重合させられる。エ
マルジヨン重合の水相のPHは1から6の範囲の
PH、好ましくはPHは1.5〜4の範囲である。 乳化剤として慣用の乳化剤が使用される。例え
ばアニオン乳化剤および/あるいはノニオン乳化
剤が用いられる。前者の例としては、ドデシル硫
酸カリ、イソオクチルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ジフエニルエー
テルジスルホン酸またはそのナトリウム塩が慣用
され、後者としてポリエチレングリコールのノニ
ルフエニルエーテルが慣用される。 使用される乳化剤量として、通常0.1重量%以
上、5重量%以下使用して重合させられる。 エマルジヨン重合法として、常用のバツチ重合
法、モノマー連添重合法、モノマー/ラジカル開
始剤および/あるいは乳化剤連添重合法、シード
バツチ重合法が採用できる。 化学塩析剤として、塩化カルシウム、塩化アル
ミニウム、硫酸アルミニウム等が慣用される。塩
析剤の量としてはポリマー当り1重量%〜10重量
%使用される。塩析温度として40℃〜80℃が採用
される。物理塩析法として、1mm以下の狭いクリ
アランスの塩析槽に圧入し、1000rpm以上の高速
度で撹拌子を回転させ、ラテツクスを機械的に凝
析させる方法が常用せられる。 化学的および/あるいは物理的に塩析させられ
た湿つたケークは慣用の流動乾燥で乾燥させられ
る。熱源として、熱風、赤外線、マイクロ波等が
使用できる。 この後、粒子径をそろえる為に慣用の粉砕機を
使用し、篩分機を使用することもできる。 塩化ビニリデンに共重合可能なモノマー(B)とし
て、α−モノ置換不飽和エチレン系モノマー、不
飽和カルボン酸エステル系モノマーが使用でき
る。好ましくは塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニル
メチルエーテル、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、ブチルメタク
リレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル等の中から選ばれた1種以上の混合物が使用で
きる。更に好ましくは、塩化ビニル、酢酸ビニ
ル、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、アクリロニトリルが安価で
良い。 塩化ビニリデン(A)および/あるいはモノマー(B)
と共重合可能な官能性モノマー(C)として、不飽和
モノカルボン酸、ジカルボン酸、α−アルキル不
飽和カルボン酸、これらの酸アミドあるいはヒド
ロキシアルキルエステル、グリシジルエステルか
ら選ばれたモノマーあるいは、その混合物等が使
用される。好ましくはアクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、、無水マレイン
酸、フマール酸、アクリル酸アミド、メタクリル
酸アミド、ヒドロキシエチルアクリレート、グリ
シジルメタアクリレートが使用される。更に好ま
しくは、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸
アミド、メタクリル酸アミド、イタコン酸、ヒド
ロキシエチルアクリレート、グリシジルメタアク
リレートが工業的に入手しやすく良い。 塩化ビニリデン(A)成分と(B)成分モノマーと官能
性モノマー(C)成分との組成として、塩化ビニリデ
ン20モル%以上、93モル%以下、(B)成分モノマー
7モル%以上、80モル%以下、(C)成分モノマー0
モル%以上、10モル%以下が良い。好ましくは塩
化ビニリデン35モル%以上、90モル%以下、(B)成
分モノマー10モル%以上、65モル%以下、(C)成分
モノマー0.05モル%以上、8モル%以下である。 更に好ましくは、塩化ビニリデン40モル%以
上、85モル%以下、(B)成分モノマー20モル%以
上、60モル%以下、(C)成分モノマー0.5モル%以
上、5モル%以下である。 塩化ビニリデンが20モル%未満であると、高周
波発熱が少なく充分に接着剤が融解あるいは軟化
せず、実用的接着力が得られず好ましくない。塩
化ビニリデンが93モル%を越えると、高周波発熱
が少なくなり、共重合体の結晶化度が高くなりす
ぎ、充分に接着剤が融解あるいは軟化せず実用的
接着力が得られず好ましくない。 官能性モノマー成分(C)の導入はより接着力を改
良するために好ましい。例えば合板、集成材の接
着、金属同志あるいは金属と他の材料、例えば合
板、ペーパーボード、ハードボード等の接着のよ
うな構造材接着用には、官能性モノマー成分およ
び/あるいは官能性共重合体末端がある方が好ま
しい。不織布、布芯地等の非構造材接着用には、
官能性モノマーは少なくても良い。官能性モノマ
ー成分の導入量としては、0.05モル%以上の導入
により官能性モノマー導入の効果(濡れ性、界面
接着力の向上)が発現する。 官能性モノマー成分が10モル%を越えると、エ
マルジヨン重合時に水溶性ポリマー又は親水性ポ
リマーを生成したりして、これを接着剤に用いた
場合、耐水性が低下して好ましくない。 (C)成分の導入は、接着力を導入量と共に増大さ
せて、極大を通り再び低下する。10モル%を越え
て導入しても接着力は未導入の共重合体に対し低
下しても増大しないので好ましくない。 (C)成分の分析法として、熱分解ガスクロマトグ
ラフイー、電導度測定が簡便であり、その分析精
度も好ましい。これらによる分析精度は共重合体
に対し、1×10-4モル/gまでの分解能がある。 一方、エマルジヨン重合法による該接着剤のポ
リマー末端の官能基の数は、平均重合度から算出
するのが簡便である。共重合体に対し5×10-5
ル/gまで再現性よく算出できる。 粉末接着剤の粒子径の範囲としては0.5μ以
上、1mm以下が取扱い上良い。好ましくは10μ以
上、500μ以下、更に好ましくは100μ以上、300
μ以下である。 以上の粒子径の範囲をJIS標準フルイにて表示
すると、16メツシユパスであり、好ましくは32メ
ツシユパスであり、更に好ましくは42メツシユパ
ス170メツシユオンの範囲である。0.5μ未満の粒
子は粉末として取扱いにくく、塩析中あるいは乾
燥中に二次凝集を起したり、粉末を取扱うのが難
しい傾向がある。1mm以上の粒子は、接着剤が被
接着材の上で不均一に広がり、不均一な接着を引
き起したり、粉末を回収するのが難しい傾向があ
る。 粉末接着剤を使用する方法として、被接着材表
面に塗布したりパイルしたり、焼付けたりし、静
電付着したりして固定又は固着し、別の被接着材
を重ね合せたり、貼りたしたり、接着剤のある部
分に高周波電圧を印加させ、接着剤を融解およ
び/あるいは軟化せしめ、しかる後接着部を冷却
することにより所定の接着構成体を得る。 高周波接着機の周波数は電波法に定められた周
波数のみが許されているが、10MHz以上、
100MHz以下が好ましい。10MHz以下であると接
着剤の耐電圧に制限があり、100MHz以上では、
高出力の真空管が工業的に製造されてなく、接着
剤の局部加熱が起り好ましくない。 現在、電波法で許されている高周波接着機の周
波数は13.66、27.12、40.46MHzが使用でき、本
発明の接着剤にもすべての周波数の高周波電源が
使用できる。 高周波発熱量が接着剤の融解および/あるいは
軟化に充分な量であるためには、27.12MHz、20
℃での誘電体損失が0.02以上が良い。好ましくは
0.04以上、更に好ましくは0.05以上である。誘電
体損失が0.02未満であると高周波発熱量が不足し
て、接着剤が充分に融解および/あるいは軟化せ
ず、実用的接着力が得られず好ましくない。 構造用接着剤では、被接着材表面への該接着剤
の濡れが重要な役割をする。濡れが悪いと接着剤
と被接着材の界面から剥離を起し、接着剤自身の
強度を大巾に下廻る接着強度しか得られない。 界面の濡れ特性値を正確に得ることは非常に難
しい。本発明者達は実用的に濡れを数量化するた
めに次の評価方法を採用した。 総濡れ特性値 官能性モノマー成分を含まない粉末接着剤をア
ルミニウム板に均一に150g/m2塗布し、その上に
アルミニウム板を置いて40MHz、1KW(パール
工業製)の高周波接着機で30秒間、5Kg/cm2の圧
力下で高周波接着した接着面として2.5cm×2.5cm
のサンプルのズリ接着力をインストロン
(Instron)引張り試験機で10cm/minの引張速度に
て、20℃で測定する。その接着力をRKg/cm2とす
る。 官能性モノマー成分を量を変化させて作つた粉
末接着剤を使つて、上と同一条件にて接着したア
ルミニウム板サンプルを作り、上と同一条件にて
接着力を測定する。その接着力をSKg/cm2とす
る。各種の官能性モノマー成分について、横軸に
27MHzの誘電体損失をプロツトし、縦軸に接着
力をプロツトする。 総濡れ特性値=△S/△L/△R/△L △S:官能性モノマーの入つた接着剤の接着力の
差 △LS:官能性モノマーの入つた接着剤の誘電体
損失の差 △R:官能性モノマーの入らない接着剤の接着力
の差 △LR:官能性モノマーの入らない接着剤の誘電
体損失の差 総濡れ特性値が1.0未満であると、実質的に官
能性モノマー成分の作用効果はなくなり、界面剥
離が生じて好ましくない。従つて上で定義した総
濡れ特性値は1.0以上でなければならない。 総濡れ特性値は大きければ大きい方が良いが、
その値は200を越えることは分子量、結晶化度を
上げたり、あるいは被接着材の表面を理想的にま
で非汚染にしなければならず実用的でない。 実用的な総濡れ特性値が1.0未満であると、実
質的に官能性モノマー成分の作用効果はなくな
り、界面剥離が生じて好ましくない。 以下、具体的実施例にて詳細に述べるが、本発
明は、実施例のみに制限されない。 実施例 1 塩化ビニリデン60モル%、塩化ビニル40モル%
の500gモノマー混合物をラウリル硫酸ナトリウ
ム15gと過硫酸カリ1.5gを溶解した500gの水の
入つたオートクレーブに圧入した。オートクレー
ブを50℃に保つて20時間撹拌してエマルジヨン重
合を進行させた。重合率はほぼ98%であつた。こ
のラテツクスに水を10加えて、20%塩化カルシ
ウム50gを加え、撹拌しながら70℃に昇温し、30
分間更に撹拌し、塩析を完了させた。 布にて塩析物をわけとり、50℃の熱風乾燥機
で2日間乾燥させた。この共重合体の粒子径、誘
電体損失と、この粉末をペーパーボード(十条製
紙製ジユピーライト)に塗布し、40MHz、1KW
の高周波接着機(パール工業製)にて15秒、10
Kg/cm2圧力下で高周波接着させた時の接着力を表
−1に示す。
【表】 実施例 2 塩化ビニリデン60モル%、塩化ビニル40モル
%、グリシジルメタアクリレート0.73モル%の
505gモノマー混合物を実施例1と同一条件で重
合し、塩析し、乾燥して共重合粉末接着剤を得
た。この重合率は99%であつた。この共重合体の
収率は99.0%であつた。この共重合体の粒子径、
誘電体損失、総濡れ特性値は表−2に示す。 この粉末を3mm厚のアルミニウム同志、3mm厚
の合板同志、3mm厚のガラス板同志を実施例1と
同一条件で高周波接着させた時の接着力を表−2
に示す。 表から明らかなように、総濡れ特性値が1.0よ
り大きいと接着力は高い。
【表】 実施例 3 塩化ビニリデン89モル%、アクリル酸メチル11
モル%の500gモノマー混合物をイタコン酸5g
を溶解した実施例1と同じ水相に減圧導入し、実
施例1と同一条件で重合、塩析、乾燥して粉末を
得た。重合率は96%であつた。比較のためイタコ
ン酸を全く含まないで実施例と同一条件で重合、
塩析、乾燥した粉末も得て、それぞれの粒子径、
誘電体損失、総濡れ特性値を表−3に示す。 この粉末をNo.5の化学紙に塗布し、同じ
紙をその上に置いて実施例1と同一条件で高周波
接着を試み、その接着力を対比して表−3に示
す。
【表】 実施例 4 塩化ビニリデン66,3モル%、アクリル酸エチ
ル31.4モル%、アクリル酸メチル2.7モル%、ア
クリル酸ヒドロキシエチル0.9モル%のモノマー
混合物505gのうち50.5gを以下に示す水相に減
圧入して、シード重合を50℃で2時間進め、残り
の454.5gを12時間モノマー連添して50℃で重合
を完了せしめた。 ここで用いた水相は500gの水にジフエニルエ
ーテルジスルホン酸ソーダ(Dow Chem.
Dowfox2A1)を全モノマー量に対し0.1重量%、
過硫酸ソーダを全モノマー量に対し0.12重量%か
ら成立つている。このラテツクスを実施例1と同
一条件で塩析、乾燥し、粉砕機で粉砕した後100
メツシユと200メツシユの篩に入る粉末を集め粉
末接着剤とした。この粉末の誘電体損失と接着力
を表−4に示す。 比較のために、アクリル酸ヒドロキシエチルを
含まないモノマー混合物を上と同一条件で重合さ
せ、塩析させ、乾燥させ、粉砕させ、篩分けさせ
て、比較の粉末接着剤を得た。この粉末の誘電体
損失と接着力を表−4に示す。 表−4から明らかなようにアクリル酸ヒドロキ
シエチルを含む粉末の方が接着力はすぐれている
ことが判る。
【表】 実施例 5 塩化ビニリデン90モル%、アクリル酸メチル10
モル%、アクリル酸5モル%を混合したモノマー
を比較例1と同一条件で重合、塩析、乾燥させて
粉末を得た。この粉末を実施例1と同一条件にて
ウレタンフオームに焼付けて、ペーパーボードと
高周波接着させた。このときの接着力とこの粉末
の誘電体損失を表−5に示す。比較のためアクリ
ル酸13モル%を混合したモノマーを上記と同様に
エマルジヨン重合し、塩析し、乾燥した粉末の誘
電体損失と上記と同様にして測つた接着力をも表
−5に示す。 表から明らかなように、アクリル酸が多すぎる
と誘電体損失は大きいが、接着力は低下する。
【表】 比較例 1 塩化ビニリデン(VDC)93.5モル%、塩化ビニ
ル(VC)6.5モル%の100gを水150g過硫酸カリ
0.2g、ラウリル硫酸カリ3gの混合物に圧入
し、50℃、20時間重合させた後、水2、20%塩
化カルシウム10gを加えて、70℃、30分間熱処理
し塩析を完了させた。乾燥を50℃、2日間し、粉
末を得た。収率は99%であつた。別の組成として
塩化ビニリデン18モル%、塩化ビニル82モル%の
100gを上記と同じ条件で重合、塩析、乾燥で粉
末を得た。これらの粉末を3mm厚のペーパーボー
ド(日本ハードボード製)に塗布し、実施例1に
示す高周波接着条件で接着させた。このときの接
着力とこの粉末の誘電体損失を表−6に示す。
【表】 比較例 2 懸濁重合によつて得られたフツ化ビニリデン75
モル%、テトラクロロエチレン10モル%、ヘキサ
フロロプロピレン15モル%の組成を有する融点85
℃の3元共重合体を使用し、実施例1と同様にし
てペーパーバード(十条製紙製ジユピーライト)
の高周波接着を試みた。圧力と高周波の印加後、
手で簡単に剥離してしまい、接着力の測定は不可
能であつた。 以上から本発明の工業的利点を要約する。 金属、ガラス、木材、繊維状物等に濡れやす
く、実用的接着力を有するドライで、粉末での
高周波接着剤である。 保存、取扱いが容易である。 塗布、含浸して、過剰の粉末はリサイクル使
用ができ、ロスがない。 接着工程が自動化しやすく、オンライン化が
容易である。 高周波接着力は高周波電圧の印加時間、印加
温度、印加圧力によりコントロールできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 20モル%以上、93モル%以下の塩化ビニリデ
    ン成分(A)と(A)成分と共重合可能なモノマーから選
    ばれた1種以上の7モル%以上、80%以下のモノ
    マー(B)と(A)成分および/あるいは(B)成分と共重合
    可能な官能性モノマーから選ばれた0モル%以
    上、10モル%以下のモノマー成分(C)からなる塩化
    ビニリデン共重合体であり、該共重合体末端が官
    能性基からなる塩化ビニリデン共重合体の粉末状
    高周波接着剤。 2 (B)成分が、α−モノ置換不飽和エチレン系モ
    ノマー、不飽和カルボン酸エステル系モノマーか
    ら選ばれたモノマーユニツトからなる特許請求の
    範囲第1項記載の粉末状高周波接着剤。 3 (C)成分が不飽和カルボン酸、ジカルボン酸、
    α−アルキル置換不飽和カルボン酸、これらの酸
    アミド、あるいはヒドロキシアルキルエステル、
    グリシジルアルキルエステルから選ばれた1種ま
    たは2種以上のモノマーユニツトからなる特許請
    求の範囲第1項または第2項に記載の粉末状高周
    波接着剤。 4 該接着剤の粒子径の範囲が0.5μ以上、1mm
    以下の粒子である特許請求の範囲第1項〜第3項
    のいずれか1項に記載の粉末状高周波接着剤。 5 該接着剤が高周波電圧印加で融解または軟化
    および/あるいは架橋する共重合体である特許請
    求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載の
    粉末状高周波接着剤。 6 該接着剤が誘電体損失0.02以上の共重合体で
    ある特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1
    項に記載の粉末状高周波接着剤。 7 該接着剤が総濡れ特性値1.0以上、200以下で
    ある共重合体である特許請求の範囲第1項〜第6
    項のいずれか1項に記載の粉末状高周波接着剤。
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