JPS6153474B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6153474B2 JPS6153474B2 JP58057844A JP5784483A JPS6153474B2 JP S6153474 B2 JPS6153474 B2 JP S6153474B2 JP 58057844 A JP58057844 A JP 58057844A JP 5784483 A JP5784483 A JP 5784483A JP S6153474 B2 JPS6153474 B2 JP S6153474B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip
- fibers
- artificial leather
- suede
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D19/00—Gloves
- A41D19/015—Protective gloves
- A41D19/01547—Protective gloves with grip improving means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Gloves (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
本発明は柔軟な風合いと同時に表面が滑りにく
い手袋用およびグリツプ用スエード調人工皮革に
関するものである。 極細繊維をパイル糸とし高分子弾性重合体を含
有する人工皮革の開発が進められているが、これ
らの用途は衣料用だけでなく非衣料用にも向けら
れている。非衣料用素材の中で従来天然皮革が用
いられていたスポーツ用手袋やゴルフクラブ、野
球バツト、テニスラケツトなどのグリツプにも用
途展開されつつある。天然皮革は柔軟性に富んで
いるがひとたび水や汗でぬれて乾くと硬くなる
が、人工皮革はこの様な欠点はなく洗たく可能で
ある。しかし、スポーツ用の手袋やグリツプは単
に柔軟で物性にすぐれているだけでは満足できな
い。 手袋、グリツプは人間の手からゴルフクラブ、
野球バツト、ラケツトなどへ力および動きを確実
に伝達しなければならない。すなわち、手と手袋
とグリツプの間にすべりがあつてはならない。い
わゆるすべり止めの機能が要求されるのである。
しかし、人工皮革は表面が極細繊維であるため、
ヌメリ感があり、かつ柔軟性を持たすために薬剤
を付与されて一層すべりやすいという欠点を抱え
ている。 すべり止め剤としては一般に松やになどの樹脂
系化合物が用いられているが、充分なすべり止め
効果を発揮するには付着量を上げなければなら
ず、そのためすべり止め効果というより粘着性が
アツプし、手にすべり止め剤が付着して不快感を
与えるという問題がある。また付着量のアツプに
より、すべり止め剤がブリードしやすいなどの欠
点も生じる。 そして、すべり止め剤を付与すると一般的に柔
軟な風合いが失なわれるという欠点がある。 本発明者らは、かかる欠点を解消するために鋭
意研究した結果、特殊な柔軟剤と二酸化ケイ素ま
たは/および酸化アルミニウム粒子の組み合せに
より、すべり止め効果と柔軟な風合いをかねそな
えたスエード調人工皮革を造り出したのである。 すなわち本発明は、単糸繊度が1デニール以下
の極細繊維と高分子弾性重合体からなる表面に立
毛を有する不織布の、少なくとも表面部に、
HLB10以下の非イオン界面活性剤および酸化ケ
イ素粒子または/および酸化アルミニウム粒子を
含有し、かつ該粒子は該立毛部に偏つて存在して
いることを特徴とするスエード調人工皮革に関す
るものである。 次で本発明の内容について詳細に説明する。 本発明に係る人工皮革とは、単糸繊度1デニー
ル以下の極細繊維と高分子弾性重合体と表面が該
極細繊維の立毛で構成された不織布構造のもので
ある。 極細繊維とは、ポリエチレンテレフタレート,
同共重合体(イソフタル酸,イソフタル酸ソジウ
ムスルホネートなど),ポリオキシエチレンベン
ゾエート,ポリブチレンテレフタレート,ナイロ
ン6,ナイロン66,ナイロン610,ナイロン12,
ポリアクリロニトリル系共重合ポリマー,ポリプ
ロピレン,ポリエチレン,ポリビニールアルコー
ル系,ポリウレタン系,ポリスチレン系などの合
成繊維の他に半合成繊維,再生繊維および天然繊
維である。極細繊維としては前記の繊維が2種以
上混つたものでも良い。極細繊維は海島型繊維、
ポリマーブレンドによるブレンド紡糸繊維、物理
的または化学的手段により多数本のより細い繊維
に分割し得る剥離型複合繊維、スーパードロー紡
糸延伸糸、空気などによる強い吹き出し紡糸によ
る繊維、星雲型繊維などから得ることができる。
以上の様な極細繊維を不織布構造にし、高分子弾
性重合体を含浸させ、表面を立毛化したものがス
エード調人工皮革である。高分子弾性重合体は主
としてポリウレタンであるが、ポリウレタン以外
に天然ゴム,クロロプレンゴム,SBR,NBR,
アクリル系ゴム状物,フツ素系ゴム状物,シリコ
ン系ゴム状物などの各種のいわゆるゴム状物が併
用されてもよい。 以上のようなスエード調人工皮革にHLB10以
下の非イオン界面活性剤と酸化ケイ素または/お
よび酸化アルミニウム微粒子を含有せしめる。 前者はスエード調人工皮革の柔軟性付与成分で
あり、後者はすべり止め付与成分である。 HLBとは米国のアトラス社のグリフイン氏が
界面活性剤の親水性を表わす数値として提唱した
もので、Hydrophile Lipophie Balance の略で
ある。 そしてHLB 10以下の非イオン界面活性剤とは
オレイン酸,セチルアルコール、あるいは多価ア
ルコールエステルのモノグリセライド,ソルビタ
ンラウリン酸モノエステル,ソルビタンパルミチ
ン酸モノエステル,ソルビタンステアリン酸モノ
エステル,ソルビタンオレイン酸モノエステル,
ソルビタンオレイン酸トリエステルなど,あるい
は多価アルコールエステルEOAのソルビタンス
テアリン酸モノエステルEOA(4モル),ソルビ
タンオレイン酸モノエステルEOA(5モル)な
どあるいはポリエチレングリコールモノエステル
のポリエチレングリコール(200)ラウリン酸モ
ノエステル。ポリエチレングリコール(200)ラ
ウリン酸モノエステル。ポリエチレングリコール
(200)ステアリン酸モノエステル。ポリエチレン
グリコール(200)オレイン酸モノエステルな
ど。あるいはポリエチレングリコールジエステル
のポリエチレングリコール(200)ラウリン酸ジ
エステル。ポリエチレングリコール(400)ラウ
リン酸ジエステル。ポリエチレングリコール
(200)ステアリン酸ジエステル。ポリエチレング
リコール(400)ステアリン酸ジエステル。ポリ
エチレングリコール(200)オレイン酸ジエステ
ル。ポリエチレングリコール(400)オレイン酸
ジエステルなど。あるいは高級アルコールEOA
のオレイルアルコールEOA(2モル),マツコー
アルコールEOA(5モル)など、あるいはアル
キルフエノールEOAのノニルフエノールEOA
(4モル)ドデシルフエノールEOA(3モル)な
どである。 これらの界面活性剤は単独、あるいは2種以上
組み合せることもできる。また場合によつては
HLB10以上の非イオン界面活性剤でも混合後の
HLBが10以下であれば差し支えないが、好まし
くはかかる非イオン界面活性剤は全量の10%以下
更に1%以下にとどめるのが望ましい。 前記のHLB10以下の非イオン界面活性剤のう
ち柔軟効果が特に優れているのはソルビタンラウ
リン酸モノエステル,ソルビタンオレイン酸モノ
エステル,ノニルフエノールEOA(4モル)ド
デシルフエノールEOA(3モル)である。 本発明でいう酸化ケイ素粒子とは一般にコロイ
ド溶液として取扱れているものでコロイダルシリ
カと呼ばれている。 本発明でいう酸化アルミニウム粒子とは一般に
コロイド溶液として取り扱われているもので、通
常アルミナゾルと呼ばれるものである。 かかる粒子の大きさは1〜100mμのものであ
る。本発明においてはスエード調人工皮革の表面
のみにすべり止め機能が必要なため粒子の大きさ
があまり小さいと内部に浸透しやすくなつて風合
いを損う。 これらHLB10以下の非イオン界面活性剤と酸
化ケイ素粒子の付与手段は別々に付与する。好ま
しくは前者は液流タイプの処理機で揉みながら付
与し、後者はパデイング方式で付与するのが最も
良い。その理由は柔軟性付与成分であるHLB10
以下の非イオン界面活性剤を揉みながら付与する
ことにより、液中からスエード調人工皮革へ選択
的にその断面方向に均一にかつ繊維―繊維間にあ
るいは繊維―高分子弾性重合体間により多く含浸
せしめ、また酸化ケイ素粒子(または/および酸
化アルミニウム)をパデイング法によりスエード
調人工皮革の表面部のみ特に立毛部に偏つてに付
着せしめる。これにより柔軟性を損なうことな
く、すべり止め効果を発揮するのである。したが
つて酸化ケイ素(酸化アルミニウム)粒子の含有
量もわずかで良く、非イオン界面活性剤に対し
て、その少なくとも1重量%あればすべり止め効
果がある。しかし、余り多すぎても風合が硬くな
る傾向があるので、多くとも該界面活性剤に対し
て、20重量%以下にするのが好ましい。この2成
分を付与後は乾燥し、タンブラ加工機などの揉み
処理などを施し、さらに柔軟性を高めてもよい。 以上の様に本発明法は、すぐれたすべり止めお
よび柔軟性のある、特に手袋用、グリツプ用とし
て好適なスエード調人工皮革を提供するものであ
る。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例 単糸繊度0.2デニールのポリアミド繊維からな
る不織布にポリウレタン溶液を含浸してポリアミ
ド繊維対ポリウレタンの含有比率が70対30(重量
比)なるスエード調人工皮革をサーキユラ染色機
を用い、酸性染料で100℃×40分処理し、黒色に
染め上げた。そして同染色機で次に示す条件下で
処理し柔軟剤を含有せしめた。 ソルビタンモノオレエート(HLB4.3)とポリ
オキシエチレンモノオレエート(HLB7.9)の
配合品(10対1):付着量8%owf処理温度と
時間 40℃×20分 さらに該処理物を染色機から取り出し、脱水
後、次に示す条件のパツド浴を通し、すべり止め
剤と制電剤を付着せしめた。 すべり止め剤:コロイダルシリカ(粒子径10〜
15mμ) 0.1%owf 制電剤:アルキルフオスフエートのカリウム塩
0.1%owf その後、乾燥し、タンブラ加工を施した。 得られた製品でゴルフ手袋を作り着用したとこ
ろ、手に良くフイツトし、ソフトで、ゴルフクラ
ブでスイングしても、手と手袋の間のすべりもな
く良好なものであつた。 〔比較例〕 実施例の黒色に染め上げたものをサーキユラ染
色機から取り出し脱水後、第1表に示す条件でパ
ツド処理して各種柔軟剤およびすべり止め剤を付
与した。比較例1はすべり止め剤のみ本発明以外
のものを使用した例、比較例2は柔軟剤もすべり
止め剤も本発明以外のものを使用した例、比較例
3は柔軟剤のみを本発明以外のものを使用した例
である。 その後乾燥し、90℃で仕上げセツトした。 評価結果は第1表の通りである。 比較例 4 実施例1において、界面活性剤組成物のみを付
与した場合、ケイ素粒子組成物のみを付与した場
合について検討した。結果は下記の通りであつ
た。 界面活性剤のみの場合:付着量8%owf 風合は〇であつたが、その他の性能は×であ
つた。 ケイ素粒子のみの場合:付着量0.1%owf すべり止めは〇で、ヌメリ感は△だが、その
他は×である。 すなわち、それぞれ単独ではすべての性能を満
足することはできず、両者が結合して初めて相乗
効果が発揮されることがわかる。
い手袋用およびグリツプ用スエード調人工皮革に
関するものである。 極細繊維をパイル糸とし高分子弾性重合体を含
有する人工皮革の開発が進められているが、これ
らの用途は衣料用だけでなく非衣料用にも向けら
れている。非衣料用素材の中で従来天然皮革が用
いられていたスポーツ用手袋やゴルフクラブ、野
球バツト、テニスラケツトなどのグリツプにも用
途展開されつつある。天然皮革は柔軟性に富んで
いるがひとたび水や汗でぬれて乾くと硬くなる
が、人工皮革はこの様な欠点はなく洗たく可能で
ある。しかし、スポーツ用の手袋やグリツプは単
に柔軟で物性にすぐれているだけでは満足できな
い。 手袋、グリツプは人間の手からゴルフクラブ、
野球バツト、ラケツトなどへ力および動きを確実
に伝達しなければならない。すなわち、手と手袋
とグリツプの間にすべりがあつてはならない。い
わゆるすべり止めの機能が要求されるのである。
しかし、人工皮革は表面が極細繊維であるため、
ヌメリ感があり、かつ柔軟性を持たすために薬剤
を付与されて一層すべりやすいという欠点を抱え
ている。 すべり止め剤としては一般に松やになどの樹脂
系化合物が用いられているが、充分なすべり止め
効果を発揮するには付着量を上げなければなら
ず、そのためすべり止め効果というより粘着性が
アツプし、手にすべり止め剤が付着して不快感を
与えるという問題がある。また付着量のアツプに
より、すべり止め剤がブリードしやすいなどの欠
点も生じる。 そして、すべり止め剤を付与すると一般的に柔
軟な風合いが失なわれるという欠点がある。 本発明者らは、かかる欠点を解消するために鋭
意研究した結果、特殊な柔軟剤と二酸化ケイ素ま
たは/および酸化アルミニウム粒子の組み合せに
より、すべり止め効果と柔軟な風合いをかねそな
えたスエード調人工皮革を造り出したのである。 すなわち本発明は、単糸繊度が1デニール以下
の極細繊維と高分子弾性重合体からなる表面に立
毛を有する不織布の、少なくとも表面部に、
HLB10以下の非イオン界面活性剤および酸化ケ
イ素粒子または/および酸化アルミニウム粒子を
含有し、かつ該粒子は該立毛部に偏つて存在して
いることを特徴とするスエード調人工皮革に関す
るものである。 次で本発明の内容について詳細に説明する。 本発明に係る人工皮革とは、単糸繊度1デニー
ル以下の極細繊維と高分子弾性重合体と表面が該
極細繊維の立毛で構成された不織布構造のもので
ある。 極細繊維とは、ポリエチレンテレフタレート,
同共重合体(イソフタル酸,イソフタル酸ソジウ
ムスルホネートなど),ポリオキシエチレンベン
ゾエート,ポリブチレンテレフタレート,ナイロ
ン6,ナイロン66,ナイロン610,ナイロン12,
ポリアクリロニトリル系共重合ポリマー,ポリプ
ロピレン,ポリエチレン,ポリビニールアルコー
ル系,ポリウレタン系,ポリスチレン系などの合
成繊維の他に半合成繊維,再生繊維および天然繊
維である。極細繊維としては前記の繊維が2種以
上混つたものでも良い。極細繊維は海島型繊維、
ポリマーブレンドによるブレンド紡糸繊維、物理
的または化学的手段により多数本のより細い繊維
に分割し得る剥離型複合繊維、スーパードロー紡
糸延伸糸、空気などによる強い吹き出し紡糸によ
る繊維、星雲型繊維などから得ることができる。
以上の様な極細繊維を不織布構造にし、高分子弾
性重合体を含浸させ、表面を立毛化したものがス
エード調人工皮革である。高分子弾性重合体は主
としてポリウレタンであるが、ポリウレタン以外
に天然ゴム,クロロプレンゴム,SBR,NBR,
アクリル系ゴム状物,フツ素系ゴム状物,シリコ
ン系ゴム状物などの各種のいわゆるゴム状物が併
用されてもよい。 以上のようなスエード調人工皮革にHLB10以
下の非イオン界面活性剤と酸化ケイ素または/お
よび酸化アルミニウム微粒子を含有せしめる。 前者はスエード調人工皮革の柔軟性付与成分で
あり、後者はすべり止め付与成分である。 HLBとは米国のアトラス社のグリフイン氏が
界面活性剤の親水性を表わす数値として提唱した
もので、Hydrophile Lipophie Balance の略で
ある。 そしてHLB 10以下の非イオン界面活性剤とは
オレイン酸,セチルアルコール、あるいは多価ア
ルコールエステルのモノグリセライド,ソルビタ
ンラウリン酸モノエステル,ソルビタンパルミチ
ン酸モノエステル,ソルビタンステアリン酸モノ
エステル,ソルビタンオレイン酸モノエステル,
ソルビタンオレイン酸トリエステルなど,あるい
は多価アルコールエステルEOAのソルビタンス
テアリン酸モノエステルEOA(4モル),ソルビ
タンオレイン酸モノエステルEOA(5モル)な
どあるいはポリエチレングリコールモノエステル
のポリエチレングリコール(200)ラウリン酸モ
ノエステル。ポリエチレングリコール(200)ラ
ウリン酸モノエステル。ポリエチレングリコール
(200)ステアリン酸モノエステル。ポリエチレン
グリコール(200)オレイン酸モノエステルな
ど。あるいはポリエチレングリコールジエステル
のポリエチレングリコール(200)ラウリン酸ジ
エステル。ポリエチレングリコール(400)ラウ
リン酸ジエステル。ポリエチレングリコール
(200)ステアリン酸ジエステル。ポリエチレング
リコール(400)ステアリン酸ジエステル。ポリ
エチレングリコール(200)オレイン酸ジエステ
ル。ポリエチレングリコール(400)オレイン酸
ジエステルなど。あるいは高級アルコールEOA
のオレイルアルコールEOA(2モル),マツコー
アルコールEOA(5モル)など、あるいはアル
キルフエノールEOAのノニルフエノールEOA
(4モル)ドデシルフエノールEOA(3モル)な
どである。 これらの界面活性剤は単独、あるいは2種以上
組み合せることもできる。また場合によつては
HLB10以上の非イオン界面活性剤でも混合後の
HLBが10以下であれば差し支えないが、好まし
くはかかる非イオン界面活性剤は全量の10%以下
更に1%以下にとどめるのが望ましい。 前記のHLB10以下の非イオン界面活性剤のう
ち柔軟効果が特に優れているのはソルビタンラウ
リン酸モノエステル,ソルビタンオレイン酸モノ
エステル,ノニルフエノールEOA(4モル)ド
デシルフエノールEOA(3モル)である。 本発明でいう酸化ケイ素粒子とは一般にコロイ
ド溶液として取扱れているものでコロイダルシリ
カと呼ばれている。 本発明でいう酸化アルミニウム粒子とは一般に
コロイド溶液として取り扱われているもので、通
常アルミナゾルと呼ばれるものである。 かかる粒子の大きさは1〜100mμのものであ
る。本発明においてはスエード調人工皮革の表面
のみにすべり止め機能が必要なため粒子の大きさ
があまり小さいと内部に浸透しやすくなつて風合
いを損う。 これらHLB10以下の非イオン界面活性剤と酸
化ケイ素粒子の付与手段は別々に付与する。好ま
しくは前者は液流タイプの処理機で揉みながら付
与し、後者はパデイング方式で付与するのが最も
良い。その理由は柔軟性付与成分であるHLB10
以下の非イオン界面活性剤を揉みながら付与する
ことにより、液中からスエード調人工皮革へ選択
的にその断面方向に均一にかつ繊維―繊維間にあ
るいは繊維―高分子弾性重合体間により多く含浸
せしめ、また酸化ケイ素粒子(または/および酸
化アルミニウム)をパデイング法によりスエード
調人工皮革の表面部のみ特に立毛部に偏つてに付
着せしめる。これにより柔軟性を損なうことな
く、すべり止め効果を発揮するのである。したが
つて酸化ケイ素(酸化アルミニウム)粒子の含有
量もわずかで良く、非イオン界面活性剤に対し
て、その少なくとも1重量%あればすべり止め効
果がある。しかし、余り多すぎても風合が硬くな
る傾向があるので、多くとも該界面活性剤に対し
て、20重量%以下にするのが好ましい。この2成
分を付与後は乾燥し、タンブラ加工機などの揉み
処理などを施し、さらに柔軟性を高めてもよい。 以上の様に本発明法は、すぐれたすべり止めお
よび柔軟性のある、特に手袋用、グリツプ用とし
て好適なスエード調人工皮革を提供するものであ
る。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例 単糸繊度0.2デニールのポリアミド繊維からな
る不織布にポリウレタン溶液を含浸してポリアミ
ド繊維対ポリウレタンの含有比率が70対30(重量
比)なるスエード調人工皮革をサーキユラ染色機
を用い、酸性染料で100℃×40分処理し、黒色に
染め上げた。そして同染色機で次に示す条件下で
処理し柔軟剤を含有せしめた。 ソルビタンモノオレエート(HLB4.3)とポリ
オキシエチレンモノオレエート(HLB7.9)の
配合品(10対1):付着量8%owf処理温度と
時間 40℃×20分 さらに該処理物を染色機から取り出し、脱水
後、次に示す条件のパツド浴を通し、すべり止め
剤と制電剤を付着せしめた。 すべり止め剤:コロイダルシリカ(粒子径10〜
15mμ) 0.1%owf 制電剤:アルキルフオスフエートのカリウム塩
0.1%owf その後、乾燥し、タンブラ加工を施した。 得られた製品でゴルフ手袋を作り着用したとこ
ろ、手に良くフイツトし、ソフトで、ゴルフクラ
ブでスイングしても、手と手袋の間のすべりもな
く良好なものであつた。 〔比較例〕 実施例の黒色に染め上げたものをサーキユラ染
色機から取り出し脱水後、第1表に示す条件でパ
ツド処理して各種柔軟剤およびすべり止め剤を付
与した。比較例1はすべり止め剤のみ本発明以外
のものを使用した例、比較例2は柔軟剤もすべり
止め剤も本発明以外のものを使用した例、比較例
3は柔軟剤のみを本発明以外のものを使用した例
である。 その後乾燥し、90℃で仕上げセツトした。 評価結果は第1表の通りである。 比較例 4 実施例1において、界面活性剤組成物のみを付
与した場合、ケイ素粒子組成物のみを付与した場
合について検討した。結果は下記の通りであつ
た。 界面活性剤のみの場合:付着量8%owf 風合は〇であつたが、その他の性能は×であ
つた。 ケイ素粒子のみの場合:付着量0.1%owf すべり止めは〇で、ヌメリ感は△だが、その
他は×である。 すなわち、それぞれ単独ではすべての性能を満
足することはできず、両者が結合して初めて相乗
効果が発揮されることがわかる。
【表】
以上の様に従来の柔軟剤とすべり止め剤だけで
は柔軟性とすべり止めの両者の機能を満足するこ
とができず、本発明の実施例は両者の機能を充分
に発揮している。樹脂酸系統の化合物は付着量を
アツプすればすべり止めは向上するがヌメリ感が
発生し、手に粘着する様な不快感を与える。また
コロイダルシリカはすべり止め効果にすぐれてい
るが、従来の柔軟剤やHLB10以上の非イオン界
面活性剤との組み合せでは柔軟性を低下させてし
まうのである。 第1表における判定基準は以下の通りである。 風合い ◎ 非常に柔軟性に富んでいる。 〇 柔かい、△ やや硬い、× 硬い すべり止め (処理物を手でつかんだ時の処理
物と手とのすべり止め状態) 〇 すべりにくい △ ややすべりやすい × 非常にすべりやすい ヌメリ感 〇 ヌメリ感がない △ ややヌメリ感がある。 × ヌメリ感があり、処理物をつか
んだ後、手に薬剤が付着したよ
うな不快感がある。
は柔軟性とすべり止めの両者の機能を満足するこ
とができず、本発明の実施例は両者の機能を充分
に発揮している。樹脂酸系統の化合物は付着量を
アツプすればすべり止めは向上するがヌメリ感が
発生し、手に粘着する様な不快感を与える。また
コロイダルシリカはすべり止め効果にすぐれてい
るが、従来の柔軟剤やHLB10以上の非イオン界
面活性剤との組み合せでは柔軟性を低下させてし
まうのである。 第1表における判定基準は以下の通りである。 風合い ◎ 非常に柔軟性に富んでいる。 〇 柔かい、△ やや硬い、× 硬い すべり止め (処理物を手でつかんだ時の処理
物と手とのすべり止め状態) 〇 すべりにくい △ ややすべりやすい × 非常にすべりやすい ヌメリ感 〇 ヌメリ感がない △ ややヌメリ感がある。 × ヌメリ感があり、処理物をつか
んだ後、手に薬剤が付着したよ
うな不快感がある。
Claims (1)
- 1 単糸繊度が1デニール以下の極細繊維と高分
子弾性重合体からなる表面に立毛を有する不織布
の、少なくとも表面部に、HLB10以下の非イオ
ン界面活性剤および酸化ケイ素粒子または/およ
び酸化アルミニウム粒子を含有し、かつ該粒子は
該立毛部に偏つて存在していることを特徴とする
スエード調人工皮革。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58057844A JPS59187682A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | スエ−ド調人工皮革 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58057844A JPS59187682A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | スエ−ド調人工皮革 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59187682A JPS59187682A (ja) | 1984-10-24 |
| JPS6153474B2 true JPS6153474B2 (ja) | 1986-11-18 |
Family
ID=13067281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58057844A Granted JPS59187682A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | スエ−ド調人工皮革 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59187682A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01235785A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-20 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 車輌用ロツク装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5443067B2 (ja) * | 2009-06-11 | 2014-03-19 | 帝人コードレ株式会社 | ボール用表皮材 |
| JP5202466B2 (ja) * | 2009-07-27 | 2013-06-05 | 帝人コードレ株式会社 | 野球ボール用表皮材 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS599672B2 (ja) * | 1976-02-24 | 1984-03-03 | 第一工業製薬株式会社 | 人造皮革表面被覆改質剤 |
| JPS5557075A (en) * | 1978-10-16 | 1980-04-26 | Asics Corp | Production of nonnslip leather for reinforced shoe molding |
-
1983
- 1983-04-04 JP JP58057844A patent/JPS59187682A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01235785A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-20 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 車輌用ロツク装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59187682A (ja) | 1984-10-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0751719B1 (en) | Low friction apparel | |
| CA1170123A (en) | Shock absorbing sheet material | |
| EP0107197B2 (en) | Work glove or work boot with slip resistant surface | |
| EP0134484B1 (en) | Slip resistant surfaces | |
| JPS58197381A (ja) | 低滑り特性を有する皮革様シ−ト物 | |
| JP3197487B2 (ja) | シューズ | |
| JP2005029934A (ja) | 滑り止め性をもつ編地構造及び該編地による靴下並びに手袋 | |
| US20110041236A1 (en) | Gloves | |
| JPS6153474B2 (ja) | ||
| KR102624134B1 (ko) | 보온성을 강화한 기능성 태권도복 | |
| JP2005042250A (ja) | 皮革様シートおよびその製造方法 | |
| JP7049121B2 (ja) | 立毛調人工皮革及び手袋 | |
| JPH0610268A (ja) | 繊維処理剤組成物および処理された繊維 | |
| CN1467336A (zh) | 海岛超细纤维针刺pu基布非硫硫化含浸液及基布加工方法 | |
| JPH0621363B2 (ja) | 人工皮革製手袋 | |
| JPS6336380B2 (ja) | ||
| JPS6118913Y2 (ja) | ||
| JPS61115585A (ja) | ゴルフ用手袋 | |
| JPH05247848A (ja) | 起毛布帛の加工方法 | |
| KR200320592Y1 (ko) | 속건성 목욕가운 | |
| JPS63264943A (ja) | 特殊密着性テ−プ | |
| JPH08284073A (ja) | 摩擦溶融防止性及び抗スナッギング性に優れる布帛とその製造方法 | |
| KR0145192B1 (ko) | 복합 재료 및 그의 제조 방법 | |
| HK1017229B (en) | Low friction apparel | |
| JP2006144193A (ja) | エプロン |