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JPS6157212B2 - - Google Patents
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JPS6157212B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6157212B2
JPS6157212B2 JP53079560A JP7956078A JPS6157212B2 JP S6157212 B2 JPS6157212 B2 JP S6157212B2 JP 53079560 A JP53079560 A JP 53079560A JP 7956078 A JP7956078 A JP 7956078A JP S6157212 B2 JPS6157212 B2 JP S6157212B2
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JP
Japan
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speed
hydraulic
hydraulic clutch
load
type transmission
Prior art date
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Expired
Application number
JP53079560A
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English (en)
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JPS558923A (en
Inventor
Tomoaki Azuma
Koichiro Fujisaki
Hidesuke Nemoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK filed Critical KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP7956078A priority Critical patent/JPS558923A/ja
Publication of JPS558923A publication Critical patent/JPS558923A/ja
Publication of JPS6157212B2 publication Critical patent/JPS6157212B2/ja
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、作業負荷に応じ機体の走行速度を
自動的に制御する機構を備えた、新規な農用トラ
クタに関するものである。
農用トラクタで一般に行なわれている負荷制御
であるドラフトコントロール、つまり農用トラク
タに牽引されるロータリ耕耘機とかプラウ等の作
業機の牽引抵抗ないし負荷が過大となると該作業
機を油圧リフト装置により自動的に適当量上昇さ
せ牽引負荷を一定に保つようにコントロールは、
負荷を一定として作業機を破損から保護するが耕
深等の作業成果の一定化を犠性にした負荷制御方
式である。そこで本願出願人は先に、作業機に過
負荷が及ばないようにしつつ作業成果を一定にす
る負荷制御として、作業機の負荷と車速とをバラ
ンスさせる制御方式を開発して特許出願(特願昭
52―78420号特開昭54―12070号公報参照)を行な
つた。
同制御方式はバルブの変位により変速段を切替
え制御できることから変速制御が容易である油圧
クラツチ式変速装置を設けてある農用トラクタに
おいて、油圧クラツチ式変速装置における複数油
圧クラツチへの作動油給排を制御する人為操作型
のコントロールバルブに加えて油圧クラツチ式変
速装置における前進変速段の複数油圧クラツチへ
の作動油給排を自動的に制御するためのオートコ
ントロールバルブを設け、このオートコントロー
ルバルブを負荷センサーの検出負荷に応じて変位
させ負荷と車速とを互にバランスさせることとし
たものである。人為操作型のコントロールバルブ
にはオートコントロールバルブの一次側に作動油
を導くオートコントロール位置を設けており、ま
たオートコントロールバルブにはその自動制御機
能を解除して人為操作型コントロールバルブによ
る変速制御を可能とする機能解除位置を設けてい
る。
したがつて耕耘作業時等、作業機を過負荷から
保護しつつ作業成果を一定とすることが望ましい
作業を行なうに当たつては人為操作型コントロー
ルバルブをオートコントロール位置に移しておい
てオートコントロールバルブにより車両前進方向
での車速を作業機負荷に見合つた値に自動制御さ
せ、また路上走行時、或は圃場条件如何によつて
頻繁な自動的車速変更が行なわれるよりむしろ操
縦者が適宜、作業状態に応じて車速を変更したい
とき等は、オートコントロールバルブを機能解除
位置に移しておいて人為操作型コントロールバル
ブにより車速の変速を行なうことになる。
以上で説明した先行技術は、車速自動制御用の
オートコントロールバルブを特別に設けている点
と、人為操作型コントロールバルブに前記のオー
トコントロール位置を設けていることから該バル
ブの構造が通常の人為操作型コントロールバルブ
より複雑となつている点とで、製作コスト上での
問題を残している。
そこでこの発明は、前述の先行技術のもの同様
に変速制御が容易である油圧クラツチ式変速装置
を利用して作業機負荷と車速とをバランスさせる
制御を行なう構造において、車速自動制御用のコ
ントロールバルブを別設する必要をなくすと共に
コントロールバルブ自体の構造も複雑としないよ
うに図つてある、新規な農用トラクタを提供しよ
うとするものである。
図示の実施例について、この発明に係る農用ト
ラクタの構成を説明すると、第1―6図に示す第
1の実施例において、先ず図示の農用トラクタは
通例のように、第1図に示されているように、機
体前部にエンジン1を塔載し、機体の走行を、該
エンジン1により左右の後輪2を回転駆動して行
なわせると共に、機体の操向を、乗用座席3に座
乗せる作業者が操縦ハンドル4により左右の前輪
5を旋回操作して行ない、また機体後部に昇降回
動可能な連結装置6により連結される、図示の場
合にはロータリー耕耘機とされている作業機7で
あつてリフトアーム8を備えた油圧リフト装置に
より図示の作業位置と上方の待機位置間で昇降せ
しめられる作業機7の駆動を、エンジン1にて回
転駆動される、本機のPTO軸9をフレキシブル
な伝動軸10を介し作業機7の駆動部に連動連結
することで、行なうように、構成されている。
そして第2図に示すように、図示の農用トラク
ターには、エンジン1に主クラツチ11を介して
連動連結された駆動軸12が設けられており、こ
の駆動軸12と後輪2間が、駆動軸12とそれに
平行せる伝動軸13間に配設された油圧クラツチ
式変速装置14と、駆動軸12の後方延長部12
a上の中空伝動軸15であつて上記伝動軸13か
ら入力される中空伝動軸15と上記伝動軸13の
延長線上に設けられた他の伝動軸16との間に配
設された歯車変速装置17と、上記他の伝動軸1
6から入力される差動装置18であつてデフロツ
ク装置19を附設された差動装置18と、この差
動装置18の左右出力軸18aと左右後輪車軸2
a間に配設された左右の最終歯車減速装置20と
を介し、連動連結されて走行動力伝導径路が完成
されている。また駆動軸12とPTO軸9間が、
上記駆動軸延長部12aに連結された中間軸21
及びこの中間軸21に連結された伝動軸22と、
この伝動軸22とPTO軸9間に配設された作業
機動力変速用のPTO変速装置23とを介し、連
動連結されてPTO軸9に至る作業機動力伝導径
路が完成されている。
走行動力の主変速装置を構成する上記油圧クラ
ツチ式変速装置14は、同様に第2図に示すよう
に、駆動軸12に固定して設けたF1変速歯車2
4、F2変速歯車25、F3変速歯車26及びR変
速歯車27と、伝動軸13に遊嵌して設けられ駆
動軸12上の相当する変速歯車24―27に直接
またはR中間歯車27aを介し噛合されたF1
転歯車28、F2遊転歯車29、F3遊転歯車30
及びR遊転歯車31と、伝動軸13に固定して設
けられたクラツチハウジングに一方の摩擦板を、
また上記の各遊転歯車28―31に他方の摩擦板
を、それぞれクラツチ軸線方向に沿い摺動のみ自
在に支持させて多板式のものに構成されたF1
圧クラツチ32、F2油圧クラツチ33、F3油圧
クラツチ34及びR油圧クラツチ35とを備え
た、通例構造のものとされており、各油圧クラツ
チ32―35の選択的な作動により各遊転歯車2
8―31を選択的に伝動軸13に結合し、前進1
速F1、前進2速F2、前進3速F3或は後進1速R
の変速比を選択的に得ることができるようになつ
ている。そして、この油圧クラツチ式変速装置1
4における油圧クラツチ32―35への作動油の
給排を制御して、各油圧クラツチ32,33,3
4或は35を選択的に作動させ上記の各変速比を
選択的に得るためには、第3図に示すように、油
タンク36から油圧ポンプ37を経て油圧クラツ
チ32―35方向に調圧弁38にて設定される油
圧の作動油を導く給油回路39と、油圧クラツチ
32―35方向から油タンク36へと作動油を排
出するタンク回路40とに、接続して、何れも3
ポジシヨンの2個の電磁弁41,42を設けてい
る。このうち、前段側の電磁弁41は、図示のよ
うに一次側にポンプポートとタンクポートとの2
ポートを備え、二次側に2個のクラツチポートの
他に1個の給油ポートを備えている、5ポートの
切換弁に構成されていて、上記の給油ポートを後
段側の電磁弁42のポンプポートへと接続して、
中立位置Nで該後段側の電磁弁42方向へ給油回
路39を接続する機能を有せしめてある。後段側
の電磁弁42は、一次側にポンプポートをタンク
ポートを、二次側に2個のクラツチポートを、そ
れぞれ備えた4ポートの弁とされている。電磁弁
41の2クラツチポートは、F2油圧クラツチ3
3とF4油圧クラツチ34とに接続されていて、
この電磁弁41は、ソレノイド41aの励磁で変
位せしめられてF2油圧クラツチ33に給油を行
なう前進2速位置F2と、ソレノイド41bの励
磁で変位せしめられてF3油圧クラツチ34に給
油を行なう前進3速位置F3とを、中立位置Nの
他に備えている。また電磁弁42の2クラツチポ
ートは、F1油圧クラツチ32とR油圧クラツチ
35とに接続されていて、この電磁弁42は、ソ
レノイド42aの励磁で変位せしめられてF1
圧クラツチ32に給油する前進1速位置F1と、
ソレノイド42bの励磁で変位せしめられてR油
圧クラツチ35に給油を行なう後進1速位置Rと
を、中立位置Nの他に備えている。なお電磁弁4
1の前記給油ポートは、該電磁弁41の各作用位
置F2,F3ではブロツクされるように、図られて
いる。
以上のように、油圧クラツチ式変速装置14に
おける複数油圧クラツチ32―35への作動油の
給排を制御するコントロールバルブはこれを、該
複数油圧クラツチ32―35への給油方向におい
て互に直列に接続された2個の、3ポジシヨンの
電磁弁41,42にて、構成されているのであ
り、ソレノイド42a,41a,41b,42b
の選択的な励磁で電磁弁41,42を各作用位置
F1,F2,F3もしくはRに選択的に変位させるこ
とで、油圧クラツチ式変速装置14による変速比
変更が行なわれる。
次に、第4図に示すように、前記エンジン1か
らPTO軸9に至る、エンジン1のクランク軸と
PTO軸9とを含めて何れか1本の伝動軸(図示
の場合には前記伝動軸22)の回転数検出で作業
機負荷を検出する負荷検出手段が、設けられてい
る。この負荷検出手段は、伝動軸22に歯車4
3,44伝動により連動連結された中空回転軸4
5を、進退杆46上で設け、中空回転軸45の先
端に形成せる鍔部45aの前面に突設したブラケ
ツト47にピン48まわりで回動自在に支持させ
て、複数個の彎曲アーム49を設け、この彎曲ア
ーム49の一端に重錘50を固定してあるもの
に、構成されている。そして各彎曲アーム49の
他端を、進退杆46中途に形成せる大径鍔部46
aに当て、中空回転軸45の回転に伴ない重錘5
0に作用する遠心力で該重錘50が外周方向に変
位せしめられた彎曲アーム49が矢印A方向に回
動すると、該彎曲アーム49に鍔部46aを押さ
れて進退杆46が、該進退杆46外周のバネ受板
51と鍔部46a間の圧縮バネ52による進退杆
46後退附勢力に抗して、前進せしめられるよう
に、図つてある。したがつて、進退杆46は、重
錘50に作用する遠心力と圧縮バネ52のバネ力
とがバランスする位置をとるもので、上記の遠心
力が伝動軸22の回転数に比例することから、進
退杆46の前後位置で伝動軸22回転数、したが
つて作業機負荷、が検出される。進退杆46の先
端部にはラツク歯53を刻設してあり、このラツ
ク歯53に噛合うピニオン54を嵌着した回転軸
55を備えたロータリスイツチ装置56が、第
4,5図に示すように設けられている。ロータリ
スイツチ装置56は、その回転軸55の回転変位
で変位せしめられる可動接点を有していて、段階
的に一定範囲宛の作業機負荷L1―L2,L2―L3
L3―L4(L1>L2>L3>L4)をオン動作により検出
する3個のセンサースイツチSF′1,SF′2,SF′3
(第6図)を備えている。したがつて、作業機負
荷の一定高範囲L1―L2ではセンサースイツチ
SF′1がオンしており、作業機負荷の中程度の範
囲L2―L3ではセンサースイツチSF′2がオンして
おり、作業機負荷が比較的低い一定範囲ではセン
サースイツチSF′3がオンしている。なお前記歯
車44は、これを中空回転軸46上で摺動変位可
能とされていて、該歯車44の変位で歯車43と
の噛合いを解除し中空回転軸45の回転を停止さ
せると、進退杆46の後退で全センサースイツチ
SF′1,SF′2,SF′3がオフ状態を維持する、負荷
検出手段の非作用状態が得られるように、図つて
ある。
次に、前記ソレノイド42a,41a,41
b,42bを選択的に励磁させて、電磁弁41,
42を選択的に作用位置F1,F2,F3,Rに変位
させるためには、第6図に示すような電気制御回
路が設けられている。この電気制御回路は、電源
Bの両端子に電源スイツチSを介し、ソレノイド
42a,41a,41b,42bをそれぞれ並列
接続した上で、接続してあるものに構成されてお
り、各ソレノイド42a,41a,41b,42
bとそれぞれ直列に接続して、手動スイツチ
SF1,SF2,SF3,SRが設けられている。これら
の手動スイツチSF1,SF2,SF3,SRは、第1図
に示すような主変速レバー57を設けて、該レバ
ー57の回動操作で選択的にオン動作せしめられ
るものとしてもよいし、押釦式のものとしてもよ
い。そして、前記のセンサースイツチSF′1
SF′2,SF′3はそれぞれ、前進1速用の手動スイ
ツチSF1、前進2速用の手動スイツチSF2,前進
3速用の手動スイツチSF3と並列に接続して、第
6図の電気制御回路中に挿入されている。
なお前記歯車変速装置17は、第2図に示すよ
うに、伝動軸13から歯車58,59の噛合せに
より入力される前記中空伝動軸15上に固定され
た変速歯車60,61,62及び中空伝動軸15
から歯車減速機構63を介し入力される、駆動軸
延長部12a上の他の変速歯車64と、伝動軸1
6にスプライン嵌合された複数個のシフト歯車6
5,66,67と、伝動軸13,16間に介在さ
せた噛合クラツチ68とを、備えたものに構成さ
れており、シフト歯車65―67の伝動軸16上
での選択的な摺動変位により、歯車64,65間
の噛合いで1速(超低速)、歯車62,65間の
噛合いで2速、歯車61,66間の噛合いで3
速、歯車60,67間の噛合いで4速、噛合クラ
ツチ68の作動による軸13,16間の直結で5
速の変速比を、それぞれ得ることができるものと
されている。第2図において69は、前記差動装
置出力軸18a端に配して設けた、左右後輪2用
の左右のブレーキである。
また前記のPTO変速装置23は、同様に第2
図に示すように、伝動軸22上に固定された複数
個の変速歯車70,71,72,73と、PTO
軸9にスプライン嵌合された複数個のシフト歯車
74,75,76と、PTO軸9上の遊転歯車7
7であつて伝動軸22上の上記変速歯車70に噛
合された遊転歯車77と上記シフト歯車74との
間に介在させた噛合クラツチ78とを、備えたも
のに構成されており、PTO軸9上でのシフト歯
車74―76の選択的な摺動変位により、噛合ク
ラツチ78の作動で1速、歯車71,74間の噛
合いで2速、歯車72,75間の噛合いで3速、
歯車73,76間の噛合いで4速の変速比を、そ
れぞれ得ることができるものとされている。
第1―6図に図示の走行速度制御装置は、上記
のように構成されているから、圃場内での耕耘作
業時に、走行動力副変速装置である歯車変速装置
17による変速比と作業機7動力変速用のPTO
変速装置23による変速比とを、圃場条件等に合
せて適当にセツトしておき、また前記の歯車4
3,44間の噛合いを行なわせて作業機負荷検出
手段を作用状態におくと共に、主変速レバー57
はこれを中立位置において、手動スイツチSF1
SF2,SF3,SRをオフ状態としておいて、耕耘等
の作業を進めるならば、作業機7に作用する負荷
の大小に応じ自動的に、大負荷L1―L2ではセン
サースイツチSF′1がオン状態をとつてソレノイ
ド42aの励磁で電磁弁42が前進1速位置F1
をとり、中程度の負荷L2―L3ではセンサースイ
ツチSF′2がオン状態をとつてソレノイド41a
の励磁で電磁弁41が前進2速位置F2をとり、
小負荷L3―L4ではソレノイド41bの励磁で電
磁弁41が前進3速位置F3をとる。したがつ
て、作業機7に加わる負荷が大であるほど自動的
に機体走行速度が低められて、一定した作業状態
が得られることとなるのである。また作業中に手
動で機体走行速度を変更調節し度い場合とか機体
を後進させる場合、或は路上走行時には、歯車4
4の変位で該歯車44の歯車43に対する噛合い
を解除し、負荷検出手段を、センサースイツチ
SF′1,SF′2,SF′3がオフ状態を維持する非作用
状態としておくことで、手動スイツチSF1
SF2,SF3,SRの選択的な操作で、油圧クラツチ
式変速装置14による変速伝動状態の変更制御を
行ない得る。
次に第7―10図に示す第2の実施例について
説明すると、この第2の実施例では先ず、PTO
変速装置23′を、次のような油圧クラツチ式式
変速装置に構成している。すなわち、PTO変速
装置23′は、第7図に示すように、伝動軸22
に固定して設けた1速変速歯車79、2速変速歯
車80、3速変速歯車81と、PTO軸9に遊嵌
して設けられ伝動軸22上の相当する変速歯車7
9,80,81に噛合された1速遊転歯車82、
2速遊転歯車83,、3速遊転歯車84と、PTO
軸9に固定して設けられたクラツチハウジングに
一方の摩擦板を、また上記の各遊転歯車82―8
4に他方の摩擦板を、それぞれクラツチ軸線方向
に沿い摺動のみ自在に支持させて多板式のものに
構成された1速油圧クラツチ85、2速油圧クラ
ツチ86、3速油圧クラツチ87とを備えた、も
のとされおり、各油圧クラツチ85―87の選択
的な作動により各遊転歯車82―84を選択的に
PTO軸9に結合し、1速、2速、或は3速
の変速比を選択的に得ることができるようにな
つている。なお伝動軸21と伝動軸22間には、
PTOクラツチ88を設けてあり、以上のように
PTO変速装置23′を構成した点とPTOクラツチ
88を設けた点、及び前記油圧ポンプ37と共に
上記PTO変速装置23′の油圧クラツチ85―8
7への給油用油圧ポンプ89を設けた点を、除い
ては、伝動機構は、先の実施例におけると同様と
されている。
PTO変速装置23′における複数油圧クラツチ
85,86,87への作動油給排制御回路は、第
8図に示すように、前記油圧ポンプ89により調
圧弁90にて設定される油圧の作動油を油圧クラ
ツチ85―87方向に導く給油回路91と、油圧
クラツチ85―87方向から油タンク36へと作
動油を排出するタンク回路92とに、接続して、
2個の電磁弁93,94を設けてあるものに、構
成されている。このうち前段側の電磁弁93は、
前記電磁弁41同様に3位置5ポートの弁とされ
ており、中立位置Nで後段側の電磁弁94方向へ
給油回路91を連らねる機能と、2速油圧クラツ
チ86及び3速油圧クラツチ87へ選択的に作動
油を供給する機能、つまりソレノイド93aの励
磁により変位せしめられる2速位置では2速油
圧クラツチ88に給油し、ソレノイド93bの励
磁により変位せしめられる3速位置では3速油
圧クラツチ87に給油する機能、とを備えたもの
とされている。また後段側の電磁弁94は、2位
置3ポートの弁に構成されており、中立位置Nか
らソレノイド94aの励磁で1速位置に変位せ
しめられると、1速油圧クラツチ85に対し給油
を行なうものとされている。なおこの他の実施例
でも、油圧クラツチ式変速装置14の油圧クラツ
チ32―35に対する作動油給排制御回路は、先
の実施例におけるとほぼ同様とされているが、電
磁弁42は、先の実施例の場合と異なり5ポート
の弁とされ、電磁弁41,42,93として同一
構造の弁を用い得るようになつている。
次に、この実施例における作業機7の負荷検出
手段は、第9図に示すように、作業機7負荷を直
接的に検出するものに構成されている。すなわ
ち、この負荷検出手段は、前記連結装置6におけ
るトツプリンク6aを、支点95aまわりで回動
可能なブラケツト95であつて引張りバネ96に
より図示矢印B反対方向に回動附勢されたブラケ
ツト95に枢支させると共に、作業機7に作用す
る負荷Lの増大によりバネ96附勢力に抗してト
ツプリンク6aを介し矢印B方向に回動変位せし
められる該ブラケツト95を、リンク装置97を
介し前記同様のロータリスイツチ装置56の回転
軸55へと接続して、負荷Lの直接的な検出を行
なうべくなされている。
そして、この実施例では、第10図に示すよう
に、電磁弁41,42,93,94のソレノイド
42a,94a,41a,93a,41b,93
b,42bとそれのための手動スイツチSF1,S
,SF2,S,SF3,S,SRとをそれぞれ直
列に接続した上で、電源スイツチSを介し電源S
の両端子に各組のソレノイドと手動スイツチを接
続している。またこの実施例において前記ロータ
リスイツチ装置56(第9図)に内蔵させてある
3個のセンサースイツチSF′1,SF′2,SF′3は、
第10図に示すように、2重接点を備えたものに
構成されており、高範囲の作業機負荷を検出する
センサースイツチSF′1は前進1速用手動スイツ
チSF1及びPTO1速用手動スイツチSとそれぞ
れ並列に、中程度範囲の作業機負荷を検出するセ
ンサースイツチSF′2は前進2速用手動スイツチ
SF2及びPTO2速用手動スイツチSとそれぞれ
並列に、低範囲の作業機負荷を検出するセンサー
スイツチSF′3は前進3速用手動スイツチSF3及び
PTO3速用手動スイツチSとそれぞれ並列に、
接続して第10図の電気制御回路中に組込まれて
いる。
したがつて、第7―10図に図示の第2の実施
例のもので、手動スイツチSF1,SF2,SF3,SR
及びS,S,Sをオフ状態に維持しておい
て、負荷検出手段による負荷検出下で作業を進め
るときは、作業機負荷の一定高範囲ではセンサー
スイツチSF′1がオン状態となり、ソレノイド4
2a,94aの励磁で電磁弁42が前進1速位置
F1を、また電磁弁94が1速位置Iを、それぞ
れとつて、機体が前進1速の速度で走行せしめら
れると共に、作業機7が1速の回転数で駆動され
る。同様に、作業機負荷の中程度の範囲では、セ
ンサースイツチSF′2がオン状態となり、ソレノ
イド41a,93aの励磁で電磁弁41が前進2
速位置F2を、また電磁弁93が2速位置を、
それぞれとつて、機体が前進2速の速度で走行せ
しめられると共に、作業機7が2速の回転数で駆
動されることとなり、作業機負荷の一定低範囲で
は、センサースイツチSF′3がオン状態をとつ
て、ソレノイド41b,93bの励磁で電磁弁4
1が前進3速位置F3を、また電磁弁93が3速
位置を、それぞれとり、機体が前進3速の速度
で走行せしめられると共に、作業機7が3速の回
転数で駆動されることとなる。このように、作業
機7に加わる負荷が大となるほど、自動的に、機
体走行速度が低下せしめられるのはもとより、作
業機7の駆動回転数が小とされるから、先の実施
例における場合よりもさらに一定した作業状態が
達成されることとなる。そしてこの第2の実施例
のものでも、負荷検出手段は、例えば前記ブラケ
ツト95を特定回動姿勢にロツクするとか、前記
リンク装置97における1リンクをロツクするか
リンク接続を解除する等で、センサースイツチ
SF′1,SF′2,SF′3がオフ状態を維持する非作用
状態をとらしめ得るようにされており、この負荷
検出手段の非作用状態では、手動スイツチSF1
SF2,SF3,SRの操作で機体走行速度を手動的に
コントロールし得、また手動スイツチS,S
,Sの操作で作業機7の駆動回転数を手動的
にコントロールし得ることとなつている。さらに
前記PTOクラツチ88を切つた状態で、機体走
行のみを行なわせその走行速度の手動コントロー
ルが行なわれる。
次に第11図は、以上に述べた第2の実施例の
変形例を示すものであつて、電気制御回路の構成
の簡単化を図つたものを、示している。すなわち
この変形例では、機体前進速度の制御を司どるソ
レノイド42a,41a,41bと作業機駆動回
転数の制御を司どるソレノイド94a,93a,
93bとの1個宛を、図示のようにそれぞれ直列
に接続し、直列に接続された各組の2ソレノイド
に対し、相当する手動スイツチSF1,SF2,或は
SF3と相当するセンサースイツチSF′1,SF′2,或
はSF′3を互に並列に接続した上、直列に接続し
ている。したがつてセンサースイツチSF′1
SF′2,SF′3の選択的な作動で、第2の実施例に
おける場合と同様に、作業機負荷に応じ機体走行
速度と作業機駆動回転数が自動的に変更制御さ
れ、またセンサースイツチSF′1,SF′2,SF′3
オフ状態を維持する、負荷検出手段の非作用状態
では、手動スイツチSF1,SF2,SF3による操作
で機体前進走行速度と作業機駆動回転数とを同時
的に手動的に変更制御できると共に、前記PTO
クラツチ88を切つておけば、機体後進を含めて
の機体走行速度の手動的な変更制御を、手動スイ
ツチSF1,SF2,SF3,SRの操作で行ない得る。
以上の説明から明らかなように、この発明の農
用トラクタは、走行動力変速用の油圧クラツチ式
変速装置14を設けてある農用トラクタであつ
て、前記油圧クラツチ式変速装置14における複
数油圧クラツチ32,33,34,35への作動
油給排を制御するコントロールバルブを、複数個
の手動スイツチSF1,SF2,SF3,SRの択一的な
オン操作により各作用位置F1,F2,F3,Rへ変
位せしめられる電磁弁41,42に構成し、また
作業機負荷を検出する負荷検出手段であつて段階
的に一定範囲宛の負荷をそれぞれオン動作により
検出する複数個のセンサースイツチSF′1
SF′2,SF′3を備えた負荷検出手段を設け、上記
電磁弁41,42の位置切換え制御用の電気制御
回路中において上記手動スイツチのうちの前進方
向変速段用の手動スイツチSF1,SF2,SF3の1
個宛と上記センサースイツチSF′1,SF′2,SF′3
の1個宛とを、低速変速段側の手動スイツチほど
作業機高負荷検出側のセンサースイツチと組合せ
て互に並列に接続してあることを、特徴としてな
るものであつて、油圧クラツチ式変速装置の存在
を巧みに利用し、上記のような電磁弁と2種のス
イツチを設けることで、作業機負荷に応じて機体
走行速度を自動的に制御し安定した一定条件の作
業を進めることを、手動的な機体走行速度制御に
加えて、行ない得ることとするが、前述の特開昭
52―78420号のものと対比して次のように構造を
簡単化されているものとなつている。
すなわちこの発明は1個宛の手動スイツチ
SF1,SF2,SF3とセンサースイツチSF′1
SF′2,SF′3とを互に並列に接続して、油圧クラ
ツチ式変速装置14の変速段を切替えるためのコ
ントロールバルブである電磁弁41,42を、各
手動スイツチSF1,SF2,SF3によつても各セン
サースイツチSF′1,SF2,SF′3によつても車両前
進方向での各作用位置F1,F2,F3へと変位させ
得ることとして、電磁弁41,42を人為操作に
よる車速制御用のコントロールバルブと作業機負
荷に応じた自動的な車速制御用のコントロールバ
ルブとに兼ねさせているから、車速自動制御用の
コントロールバルブを別設する必要を無くし、ま
たしたがつて電磁弁41,42は人為操作によつ
てのみ車速制御を行なうときの電磁弁と全く等し
い構造のものとできることとする。
なおこの発明の一実施例態様に従つて、前記コ
ントロールバルブを、前記複数油圧クラツチ3
2,33,34,35への給油方向において互に
直列に接続された複数個の電磁弁41,42に構
成するときは、実施例にも示したように、電磁弁
をして3位置以下のポジシヨン数の少ないものと
できて、3ポジシヨンまでの電磁弁ではそのソレ
ノイドを、スプールと一体的なコアにコイル捲線
して構成でき、電磁弁構造が簡単化できることよ
りして、上記した構造簡単といつた長所が、ます
ます高められるに至る。
さらに、この発明の他の実施態様に従つて、第
7―10図の第2の実施例におけるように、作業
機動力変速用の第2の油圧クラツチ式変速装置2
3′を設け、この第2の油圧クラツチ式変速装置
23′における複数油圧クラツチ85,86,8
7への作動油給排を制御するコントロールバルブ
を、複数個の手動スイツチS,S,Sの択
一的なオン操作により各作用位置,,へ変
位せしめられる電磁弁93,94に構成し、この
電磁弁93,94用の上記手動スイツチS,S
,Sの1個宛と前記した負荷検出手段のセン
サースイツチSF′1,SF′2,SF′3の1個宛とを、
低速変速段側の手動スイツチほど作業機高負荷検
出側のセンサースイツチと組合せて互に並列に接
続するときは、作業機負荷に応じ機体走行速度の
自動的な制御と同時に作業機駆動回転数の自動的
な制御も行ない得ることとなつて、作業機作業状
態を安定化する自動制御の精度がいつそう高めら
れることとなると共に、機体走行速度と作業機駆
動回転数とを各独立的に手動操作で変更制御でき
て、操作上便利となる。
さらに、この発明の別の実施態様に従つて、第
11図の変形例におけるように、作業機動力変速
用の第2の油圧クラツチ式変速装置23′を設
け、この第2の油圧クラツチ式変速装置23′に
おける複数油圧クラツチ85,86,87への作
動油給排を制御するコントロールバルブを電磁弁
93,94に構成して、択一的な励磁によりこの
電磁弁93,94を各作用位置に変位させる複数
ソレノイド94a,93a,93bのうちの1個
宛と、走行動力変速用の前記油圧クラツチ式変速
装置14用の前記電磁弁41,42を択一的な励
磁により各前進変速作用位置F1,F2,F3に変位
させる複数ソレノイド42a,41a,41bの
うちの1個宛とを、走行速度と作業機回転数とが
対応するように組合せて互に直列に接続するとき
は、作業機負荷に応じ機体走行速度の自動的な制
御と同時に作業機駆動回転数の自動的な制御も行
ない得ることとなつて、作業機作業状態を安定化
する自動制御の精度がいつそう高められることと
なると共に、実施例にも示したように、両油圧ク
ラツチ式変速装置14,23′用の手動スイツチ
を共通のものとできて、電気制御回路の構造を簡
単化できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の側面図、第
2図は同実施例における伝動機構の機構図、第3
図は同実施例における油圧回路の回路図、第4図
は同実施例における負荷検出手段を示す縦断側面
図、第5図は同負荷検出手段の一部材の斜視図、
第6図は同実施例における電気制御回路の回路
図、第7図はこの発明の第2の実施例における伝
動機構を示す機構図、第8図は同第2の実施例に
おける油圧回路の回路図、第9図は同第2の実施
例における負荷検出手段を示す概略側面図、第1
0図は同第2の実施例における電気制御回路の回
路図、第11図は変形例における電気制御回路の
回路図である。 1…エンジン、2…後輪、6…連結装置、6a
…トツプリンク、7…作業機、9…PTO軸、1
2…駆動軸、13…伝動軸、14…油圧クラツチ
式変速装置、15…中空伝動軸、16…伝動軸、
17…歯車変速装置、21…中間軸、22…伝動
軸、23,23′…PTO変速装置、32…F1油圧
クラツチ、33…F2油圧クラツチ、34…F3
圧クラツチ、35…R油圧クラツチ、39…給油
回路、40…タンク回路、41,42…電磁弁、
41a,41b,42a,42b…ソレノイド、
43,44…歯車、45…中空回転軸、45a…
鍔部、46…進退杆、46a…大径鍔部、48…
ピン、49…彎曲アーム、50…重錘、52…圧
縮バネ、53……ラツク歯、54……ピニオン、
55……回転軸、56…ロータリスイツチ装置、
85…1速油圧クラツチ、86…2速油圧クラツ
チ、87…3速油圧クラツチ、88…PTOクラ
ツチ、91…給油回路、92…タンク回路、9
3,94…電磁弁、93a,93b,94a,…
ソレノイド、95…ブラケツト、95a…支点、
96…引張りバネ、97…リンク装置、B…電
源、S…電源スイツチ、SF1,SF2,SF3,SR…
手動スイツチ、SF′1,SF′2,SF′3…センサース
イツチ、S,S,S…手動スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走行動力変速用の油圧クラツチ式変速装置を
    設けてある農用トラクタであつて、前記油圧クラ
    ツチ式変速装置における複数油圧クラツチへの作
    動油給排を制御するコントロールバルブを、複数
    個の手動スイツチの択一的なオン操作により各作
    用位置へ変位せしめられる電磁弁に構成し、また
    作業機負荷を検出する負荷検出手段であつて段階
    的に一定範囲宛の負荷をそれぞれオン動作により
    検出する複数個のセンサースイツチを備えた負荷
    検出手段を設け、上記電磁弁の位置切換え制御用
    の電気制御回路中において上記手動スイツチのう
    ちの前進方向変速段用の手動スイツチの1個宛と
    上記センサースイツチの1個宛とを、低速変速段
    側の手動スイツチほど作業機高負荷検出側のセン
    サースイツチと組合せて互に並列に接続してある
    ことを、特徴としてなる農用トラクタ。 2 前記コントロールバルブを、前記複数油圧ク
    ラツチへの給油方向において互に直列に接続され
    た複数個の電磁弁に構成してあることを特徴とし
    てなる、特許請求の範囲第1項に記載の農用トラ
    クタ。 3 作業機動力変速用の第2の油圧クラツチ式変
    速装置を設け、この第2の油圧クラツチ式変速装
    置における複数油圧クラツチへの作動油給排を制
    御するコントロールバルブを、複数個の手動スイ
    ツチの択一的なオン操作により各作用位置へ変位
    せしめられる電磁弁に構成し、この電磁弁用の上
    記手動スイツチの1個宛と前記した負荷検出手段
    のセンサースイツチの1個宛とを、低速変速段側
    の手動スイツチほど作業機高負荷検出側のセンサ
    ースイツチと組合せて互に並列に接続してあるこ
    とを特徴としてなる、特許請求の範囲第1項また
    は第2項に記載の農用トラクタ。 4 作業機動力変速用の第2の油圧クラツチ式変
    速装置を設け、この第2の油圧クラツチ式変速装
    置における複数油圧クラツチへの作動油給排を制
    御するコントロールバルブを電磁弁に構成して、
    択一的な励磁によりこの電磁弁を各作用位置に変
    位させる複数ソレノイドのうちの1個宛と、走行
    動力変速用の前記油圧クラツチ式変速装置用の前
    記電磁弁を択一的な励磁により各前進変速作用位
    置に変位させる複数ソレノイドのうちの1個宛と
    を、走行変度と作業機回転数とが対応するように
    組合せて互に直列に接続してあることを特徴とし
    てなる、特許請求の範囲第1項または第2項に記
    載の農用トラクタ。
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