JPS6160082B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6160082B2 JPS6160082B2 JP53069044A JP6904478A JPS6160082B2 JP S6160082 B2 JPS6160082 B2 JP S6160082B2 JP 53069044 A JP53069044 A JP 53069044A JP 6904478 A JP6904478 A JP 6904478A JP S6160082 B2 JPS6160082 B2 JP S6160082B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peroxide
- polymerization
- polymerization catalyst
- present
- catalyst composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Polymerization Catalysts (AREA)
Description
本発明は有機過酸化物を含む重合触媒組成物に
関する。 有機過酸化物は分子中−O−O−結合を持ち、
比較的低い温度で熱分解し、容易に遊離ラジカル
を発生するので、ラジカル重合におけるラジカル
源、即ち重合開始剤として使用されていることは
周知である。一般にこの化合物は常温で安定であ
り、オレフインやビニル系モノマーの重合及び共
重合の他、不飽和ポリエステルの硬化にも利用さ
れているが、火花、加熱、摩擦、衝撃、不純物
(酸又はアルカリ)の混入等により分解又は爆発
するという欠点があり、しかもこの爆発に対する
感度はピクリン酸、TNT火薬等よりはるかに鋭
敏である。このように有機過酸化物は取扱いが危
険なため、ジオクチルフタレート、ジブチルフタ
レート等で希釈し、硫酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム、第2リン酸カルシウム、水等の純品で希釈
して使用されている。しかしこうして得られる重
合触媒組成物においては経時と共に過酸化物が次
第に分解するし、良好な重合効率が得られないば
かりでなく、希釈剤が重合製品に残存するため、
高純度の製品を得る場合は更に重合製品の精製又
は乾燥を必要としていた。 本発明の目的は保存安定性及び重合効率を向上
すると共に重合製品の精製や乾燥を必要としない
重合触媒組成物を提供することである。 即ち本発明の組成物は有機過酸化物とカウリブ
タノール価30以下の脂肪族炭化水素とを主成分と
するものである。 本発明で使用されるカウリブタノール価30以下
の脂肪族炭化水素とは一般式CnH2o+2(但しn=
8〜15)で示されるもので、その具体例としては
イソオクタン、イソノナン、イソデカン、イソド
デカン、イソウンデカン、n−オクタン、n−ノ
ナン、n−デカン、n−ドデカン、n−ウンデカ
ン又はそれらの混合物が挙げられる。市販品では
エクソン社製のアイソパーG、アイソパーH、ア
イソパーL、アイソパーM、アイソパーK、シエ
ル石油社製のシエルゾール71、シエルゾールT等
がある。これらの脂肪族炭化水素は高沸点、高引
火点を有する無臭の不活性液体で酸、アルカリ等
の不純物を全く含まない。従つてこれらの脂肪族
炭化水素によつて過酸化物が分解したり、爆発す
る恐れはない。またこのため過酸化物の保存安定
性を著しく向上することができる。また各種重合
法、例えば塊状重合のような発熱反応においても
過酸化物と良く混和し、且つラジカルの分解速度
を適正に制御するため、高重合効率で重合体を製
造することができる。更にこの脂肪族炭化水素は
重合製品中に残存しないので、精製又は乾燥を省
略することができる等の利点を有している。な
お、カウリブタノール価が30を越える脂肪族炭化
水素では樹脂の電気抵抗値を下げたり、樹脂の溶
解性をあげる等の欠点が出てくる。 一方、有機過酸化物としては従来使用されてい
るものが全て使用でき、例えばメチルエチルケト
ンパーオキサイド、シクロヘキサンパーオキサイ
ド等のケトンパーオキサイド;1・1−ビス(t
−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、n−ブチ
ル−4・4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バリ
レート等のパーオキシケタール;ジアルキシパー
オキサイド;ベンゾイルパーオキサイド、コハク
酸パーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、
2・4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド等の
ジアシルパーオキサイド;2・5−ジメチル−
2・5−ジ(ベンゾイルパーオキサイド)ヘキサ
ン、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−ブチ
ルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジ−t
−ブチルジパーオキシフタレート等のパーオキシ
エステル等が挙げられる。 本発明の組成物においては前述のような目的か
ら有機過酸化物/脂肪族炭化水素の重量比は一般
に30〜90/70〜10、好ましくは50〜75/50〜25程
度が適当である。また本発明の組成物は乳化重
合、塊状重合、溶液重合等の重合反応に適用でき
る。この場合、通常モノマーに対し0.05〜2.0wt
%使用される。 以下に実施例を示す。 実施例 1 2・4−ジクロロベンゾイルクロライド500g
及びイソオクタン200gを4つ口フラスコに採り
混合する。ついでモノエタノールアミン4gを加
え80℃で2時間反応させた後、過酸化水素100g
を5時間に亘つて滴下し、更に80℃で10時間反応
させ、2・4−ジクロロベンゾイルクロライドを
過酸化水素で酸化した。これを分液ロート中で水
洗後、水を分離して、2・4−ジクロロベンゾイ
ルパーオキサイド及びイソオクタンよりなる重合
触媒組成物(過酸化物濃度70.53%)を得た。 また比較例1として本実施例でイオオクタンを
除いて合成し、且つ水洗後減圧乾燥した他は同じ
方法で重合触媒組成物を得た。 次にこれら組成物について調製直後及び6カ月
間常温保存後の過酸化物含有量及び活性酸素量を
測定した結果を表−1に示す。
関する。 有機過酸化物は分子中−O−O−結合を持ち、
比較的低い温度で熱分解し、容易に遊離ラジカル
を発生するので、ラジカル重合におけるラジカル
源、即ち重合開始剤として使用されていることは
周知である。一般にこの化合物は常温で安定であ
り、オレフインやビニル系モノマーの重合及び共
重合の他、不飽和ポリエステルの硬化にも利用さ
れているが、火花、加熱、摩擦、衝撃、不純物
(酸又はアルカリ)の混入等により分解又は爆発
するという欠点があり、しかもこの爆発に対する
感度はピクリン酸、TNT火薬等よりはるかに鋭
敏である。このように有機過酸化物は取扱いが危
険なため、ジオクチルフタレート、ジブチルフタ
レート等で希釈し、硫酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム、第2リン酸カルシウム、水等の純品で希釈
して使用されている。しかしこうして得られる重
合触媒組成物においては経時と共に過酸化物が次
第に分解するし、良好な重合効率が得られないば
かりでなく、希釈剤が重合製品に残存するため、
高純度の製品を得る場合は更に重合製品の精製又
は乾燥を必要としていた。 本発明の目的は保存安定性及び重合効率を向上
すると共に重合製品の精製や乾燥を必要としない
重合触媒組成物を提供することである。 即ち本発明の組成物は有機過酸化物とカウリブ
タノール価30以下の脂肪族炭化水素とを主成分と
するものである。 本発明で使用されるカウリブタノール価30以下
の脂肪族炭化水素とは一般式CnH2o+2(但しn=
8〜15)で示されるもので、その具体例としては
イソオクタン、イソノナン、イソデカン、イソド
デカン、イソウンデカン、n−オクタン、n−ノ
ナン、n−デカン、n−ドデカン、n−ウンデカ
ン又はそれらの混合物が挙げられる。市販品では
エクソン社製のアイソパーG、アイソパーH、ア
イソパーL、アイソパーM、アイソパーK、シエ
ル石油社製のシエルゾール71、シエルゾールT等
がある。これらの脂肪族炭化水素は高沸点、高引
火点を有する無臭の不活性液体で酸、アルカリ等
の不純物を全く含まない。従つてこれらの脂肪族
炭化水素によつて過酸化物が分解したり、爆発す
る恐れはない。またこのため過酸化物の保存安定
性を著しく向上することができる。また各種重合
法、例えば塊状重合のような発熱反応においても
過酸化物と良く混和し、且つラジカルの分解速度
を適正に制御するため、高重合効率で重合体を製
造することができる。更にこの脂肪族炭化水素は
重合製品中に残存しないので、精製又は乾燥を省
略することができる等の利点を有している。な
お、カウリブタノール価が30を越える脂肪族炭化
水素では樹脂の電気抵抗値を下げたり、樹脂の溶
解性をあげる等の欠点が出てくる。 一方、有機過酸化物としては従来使用されてい
るものが全て使用でき、例えばメチルエチルケト
ンパーオキサイド、シクロヘキサンパーオキサイ
ド等のケトンパーオキサイド;1・1−ビス(t
−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、n−ブチ
ル−4・4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バリ
レート等のパーオキシケタール;ジアルキシパー
オキサイド;ベンゾイルパーオキサイド、コハク
酸パーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、
2・4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド等の
ジアシルパーオキサイド;2・5−ジメチル−
2・5−ジ(ベンゾイルパーオキサイド)ヘキサ
ン、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−ブチ
ルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジ−t
−ブチルジパーオキシフタレート等のパーオキシ
エステル等が挙げられる。 本発明の組成物においては前述のような目的か
ら有機過酸化物/脂肪族炭化水素の重量比は一般
に30〜90/70〜10、好ましくは50〜75/50〜25程
度が適当である。また本発明の組成物は乳化重
合、塊状重合、溶液重合等の重合反応に適用でき
る。この場合、通常モノマーに対し0.05〜2.0wt
%使用される。 以下に実施例を示す。 実施例 1 2・4−ジクロロベンゾイルクロライド500g
及びイソオクタン200gを4つ口フラスコに採り
混合する。ついでモノエタノールアミン4gを加
え80℃で2時間反応させた後、過酸化水素100g
を5時間に亘つて滴下し、更に80℃で10時間反応
させ、2・4−ジクロロベンゾイルクロライドを
過酸化水素で酸化した。これを分液ロート中で水
洗後、水を分離して、2・4−ジクロロベンゾイ
ルパーオキサイド及びイソオクタンよりなる重合
触媒組成物(過酸化物濃度70.53%)を得た。 また比較例1として本実施例でイオオクタンを
除いて合成し、且つ水洗後減圧乾燥した他は同じ
方法で重合触媒組成物を得た。 次にこれら組成物について調製直後及び6カ月
間常温保存後の過酸化物含有量及び活性酸素量を
測定した結果を表−1に示す。
【表】
表−1から判るように本発明品は比較品に比べ
て過酸化物含有量及び活性酸素量の経時変化が少
なく、従つて保存安定性に優れている。なお本発
明品は爆発の恐れは全く認められなかつた。 実施例 2 塩化ベンゾイル500g及びイソデカン200gを4
つ口フラスコに採り混合する。これにピリジン1
gを加え、85℃で4時間反応させた後、過酸化水
素200gを3時間に亘つて滴下し、更に5時間反
応させ、塩化ベンゾイルを過酸化水素で酸化し
た。これを分液ロート中で水洗後、水を分離して
過酸化ベンゾイル及びイソドデカンよりなる重合
触媒組成物(過酸化物濃度30%)を得た。 一方、比較例2として98%純度の過酸化ベンゾ
イルを用意した。 次にこれらの組成物について爆発性をテストし
た。まず本発明品500gを入れたビーカー(5
容量)及び比較品350gを入れたビーカー(5
容量)を夫々3個用意し、各ビーカーに、700℃
に加熱した遠赤外ヒーターを近付けると、比較品
はいずれも瞬時に爆発したのに対し、本発明品は
いずれも爆発しなかつた。 実施例 3〜8 実施例1において過酸化物及び脂肪族炭化水素
又は希釈剤として夫々表−2記載のものを使用
し、同表に示す過酸化物濃度の重合触媒組成物を
得た。これらの活性酸素量を表−3に示した。
て過酸化物含有量及び活性酸素量の経時変化が少
なく、従つて保存安定性に優れている。なお本発
明品は爆発の恐れは全く認められなかつた。 実施例 2 塩化ベンゾイル500g及びイソデカン200gを4
つ口フラスコに採り混合する。これにピリジン1
gを加え、85℃で4時間反応させた後、過酸化水
素200gを3時間に亘つて滴下し、更に5時間反
応させ、塩化ベンゾイルを過酸化水素で酸化し
た。これを分液ロート中で水洗後、水を分離して
過酸化ベンゾイル及びイソドデカンよりなる重合
触媒組成物(過酸化物濃度30%)を得た。 一方、比較例2として98%純度の過酸化ベンゾ
イルを用意した。 次にこれらの組成物について爆発性をテストし
た。まず本発明品500gを入れたビーカー(5
容量)及び比較品350gを入れたビーカー(5
容量)を夫々3個用意し、各ビーカーに、700℃
に加熱した遠赤外ヒーターを近付けると、比較品
はいずれも瞬時に爆発したのに対し、本発明品は
いずれも爆発しなかつた。 実施例 3〜8 実施例1において過酸化物及び脂肪族炭化水素
又は希釈剤として夫々表−2記載のものを使用
し、同表に示す過酸化物濃度の重合触媒組成物を
得た。これらの活性酸素量を表−3に示した。
【表】
【表】
表−3から判るように、実施例3〜8の組成物
も保存安定性が優れている。 更に以上のようにして得られた各重合触媒組成
物を用いて重合反応を行なつた。まず撹拌機、温
度計、冷却装置を備えた3つ口フラスコ(2容
量)にイソオクタン300gを採り、90℃に加熱し
た。次にメチルメタアクリレート150gメタクリ
ル酸20g、及び過酸化物3gを含む各組成物を混
合し、前記フラスコ中に1時間に亘つて滴下重合
させた。重合結果を表−に示す。
も保存安定性が優れている。 更に以上のようにして得られた各重合触媒組成
物を用いて重合反応を行なつた。まず撹拌機、温
度計、冷却装置を備えた3つ口フラスコ(2容
量)にイソオクタン300gを採り、90℃に加熱し
た。次にメチルメタアクリレート150gメタクリ
ル酸20g、及び過酸化物3gを含む各組成物を混
合し、前記フラスコ中に1時間に亘つて滴下重合
させた。重合結果を表−に示す。
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 有機過酸化物と、カウリブタノール価が30以
下の、一般式CnH2o+2(但しn=8〜15)で示さ
れる脂肪族炭化水素の少くとも1種とからなる重
合触媒組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6904478A JPS54160487A (en) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | Polymerization catalyst composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6904478A JPS54160487A (en) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | Polymerization catalyst composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54160487A JPS54160487A (en) | 1979-12-19 |
| JPS6160082B2 true JPS6160082B2 (ja) | 1986-12-19 |
Family
ID=13391182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6904478A Granted JPS54160487A (en) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | Polymerization catalyst composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54160487A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020117441A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | 東ソー株式会社 | 重合開始剤組成物及びその製造方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FI73386C (fi) * | 1985-09-25 | 1987-10-09 | Wihuri Oy | En stark aongsteriliserbar maongskiktsfolie och daerav framstaellda foerpackningar foer fysiologiska loesningar. |
| DE3700535A1 (de) * | 1987-01-10 | 1988-07-21 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von wasserloeslichen copoylmerisaten der maleinsaeure und deren verwendung als wasserbehandlungsmittel |
| WO2017033689A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 旭硝子株式会社 | 含フッ素重合体用開始剤組成物および含フッ素重合体の製造法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5141610A (en) * | 1974-10-07 | 1976-04-08 | Daido Steel Co Ltd | Kinnetsurono baanaseigyosochi |
-
1978
- 1978-06-08 JP JP6904478A patent/JPS54160487A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020117441A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | 東ソー株式会社 | 重合開始剤組成物及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54160487A (en) | 1979-12-19 |
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