JPS6228927B2 - - Google Patents
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- JPS6228927B2 JPS6228927B2 JP57054720A JP5472082A JPS6228927B2 JP S6228927 B2 JPS6228927 B2 JP S6228927B2 JP 57054720 A JP57054720 A JP 57054720A JP 5472082 A JP5472082 A JP 5472082A JP S6228927 B2 JPS6228927 B2 JP S6228927B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- hair styling
- hair
- water
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Cosmetics (AREA)
Description
本発明は、毛髪に対する親和性に優れ、セツト
性に富んだ整髪料基材組成物に関し、特に毛髪上
や掌でのべたつきが極めて少なく、手や衣類など
に付着しても水洗により容易に洗い落とすことが
できる実用上望ましい整髪料基材組成物に関す
る。 従来、液体整髪剤は数多く市販されているが、
整髪効果を高めるために、比較的分子量の大きな
ポリオキシアルキレン誘導体を単独で、あるいは
組み合わせて使用したものが多く、この分子量の
大きなポリアルキレン誘導体はべたつきの原因で
あるとともに、一般に水溶性に乏しいため、手に
ついた整髪料基材は水で洗い流すことが困難で、
また衣類に付着した場合にも洗濯性が悪いという
欠点がある。また、水洗性を高めるために、ポリ
オキシアルキレンモノアルキルエーテルなどのよ
うな末端にヒドロキシル基を有するポリオキシア
ルキレン誘導体をリン酸エステル化して水溶性を
与えた基材が知られているが、水溶性が比較的良
好である反面、整髪力に乏しく、しかもべたつき
も大きいという欠点を有する。 一般に、整髪料基材の整髪力と水洗性は相反す
るものであり、事実、本発明者らの研究によれ
ば、整髪力を高めるにはポリオキシアルキレン又
はそのアルキルエーテルの分子量を大きくするこ
とが必要であるが、充分な整髪力が得られるほど
〓〓〓〓
分子量を大きくすると、リン酸の導入率が極端に
低下して満足する水溶性が得られず、また三価以
上の多価アルコールを母核としてポリオキシアル
キレン類を導入してリン酸化した場合には、各種
の複雑な高分子化合物が混生し、上記いずれかの
欠点を有するため、整髪料基材として使用するの
に好適なものは得られない。 このような整髪剤の現状に鑑み、本発明者らは
上記の諸欠点を解消した整髪力の優れた整髪料を
開発すべく、特に基材について研究を重ねた結
果、特定の2種のポリオキシアルキレン誘導体を
組み合わせることにより、極めて望ましい整髪剤
を提供しうることを見い出した。 すなわち、本発明は、 (A) 一般式 式中のRは炭素数1〜18のアルキル基、mは
10〜100の整数、nは0又は30以下の整数であ
る)で表わされるポリオキシアルキレン誘導体
と、 (B) 一般式 式中のX及びX′の中の少なくとも一方は塩
形の硫酸残基及び塩形のカルボキシ基で置換さ
れたメチル基又はエチル基の中から選ばれたイ
オン性残基、残りは水素原子であり、m′は10
〜100の整数、l′とn′はそれぞれ0又は30以下の
整数であつてl′+n′≦30である) で表わされるポリオキシアルキレン誘導体を、成
分(A)と成分(B)の重量比が10:1ないし1:10の範
囲になる割合で配合して成る整髪料基材組成物を
提供するものである。 上記一般式()で表わされる成分(A)におい
て、式中のRは、好ましくは例えばブチル基、2
―エチルヘキシル基、ステアリル基などであり、
特に好ましい成分(A)は式中のn=0すなわち R―O(―CH2CH(CH3)O)―nHで表わされるポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル類であつ
て、この場合、Rはブチル基又は2―エチルヘキ
シル基が好ましく、またmは20〜100が好まし
い。 また、成分(A)と組み合わせて用いられる成分(B)
は、前記1般式()で表わされるイオン性残基
をもつポリオキシアルキレン誘導体であつて、こ
のものは単独で用いてもよいし、2種以上混合し
て用いてもよい。 好ましいものは、X又はX′あるいはその両方
がトリエタノールアミン、トリアルキルアミンと
の塩の形の硫酸残基、炭素数2又は3のアルカノ
ールアミン、アルキルアミン又はアンモニアとの
塩の形のカルボキシメチル又はエチル基であるポ
リオキシアルキレン誘導体である。 本発明の組成物は、上記成分(A)と成分(B)が10:
1ないし1:10の重量比の範囲割合で配合される
ことが重要で、好ましい配合割合は8:1〜1:
8の重量範囲である。 成分(A)/成分(B)の重量比が10/1より大きくな
ると、成分(A)が本来有するべたつき感が生じ、衣
類の汚着じみの洗い落ちが容易でなくなり、また
1/10より小さくなると衣類の汚着じみの洗い落ち
は極めてよいが、本発明の基材組成物に比べてべ
たつきが感じられ、使用した際の感じが悪く、商
品価値を低下させるので好ましくない。 本発明の基材組成物は、べたつき感が実質的に
なく、衣類への汚着じみの洗い落ち性も極めて良
好で、しかも毛髪親和性がよく優れた整髪力を有
する実用性の高い整髪剤を提供することができ
る。 成分(A)と成分(B)とを組み合わせて成る本発明の
基材組成物は、通常1〜50%(重量に基く、以下
同じ)好ましくは10〜25%程度の濃度の溶液整髪
剤に調製される。整髪剤には、成分(A)及び成分(B)
のほかに、整髪剤の基材として知られた物質、例
えば一価又は多価アルコールにアルキレンオキサ
イドを付加重合して得られるポリオキシアルキレ
ン誘導体をリン酸エステル化したものなどを第三
の成分として添加し併用することができる。この
第三成分の添加量は、あまり多すぎると、本発明
の基材組成物の整髪力を保ちながら手にべたつか
ないという優れた性能を低減させるので、そのよ
〓〓〓〓
うな兼備性能をそこなわない範囲内で加えること
ができ、その量は、通常成分(A)と成分(B)の合計重
量の50%以下が好ましい。 本発明の組成物の構成成分である成分(A)と成分
(B)は、相互に混ざり合わず、水媒体中で2層に分
離する組合せのものであることも極めて特徴的で
あり、このような組合せが優れた整髪力とべたつ
かない性能を同時に併有させるのに有効に作用し
ている。成分(A)と成分(B)は、例えばエタノール―
水混合溶剤に溶解して透明な均一溶液となるが、
エタノールを室温で揮発させると、2層に分離
し、さらに水を揮散させても混じり合わない。こ
のような状況は、第三の成分を加える場合にも確
保されることが望ましく、3つ以上の成分から成
る基材において、それらのうち少なくとも1種が
他の成分と相溶性がないことが重要で、そのよう
な相互関係が得られるように第三成分についても
考慮し、選択使用することが好ましい。例えばポ
リ(オキシエチレン・オキシプロピレン)グリコ
ールとその末端を硫酸エステル化し、ナトリウム
で中和したものとを混合すると、これらは任意の
割合で均一に相互溶解するが、この混合基材を整
髪剤に調製したものは、整髪力は良好で、また手
についた基材の水洗いによる洗い落ちも良好であ
るが、べたつき感が大きく整髪剤として満足しう
るものではない。 本発明の基材組成物は、全くべたつき感がな
く、優れた整髪剤を提供することができる。その
好ましい性質は、例えば次のような観察からも容
易に理解できる。例えば成分(A)を7〜30重量%、
成分(B)を成分(A)の10〜70重量%となるようにエタ
ノール・水(2/1〜1/2)で希釈したものを清浄な
ガラス板上に少量滴下すると、エタノール―水が
蒸発した後に成分(B)の均一な膜が生成し、その膜
の上に非常に細かい成分(A)からなる油滴が分散す
る。又、ポリエチレンのような疎水性の強い膜表
面に、上記組成物を滴下すると、エタノール・水
が蒸発した後に、成分(B)の均一な膜が生成し、そ
の膜の上に非常に細かい成分(A)からなる油滴が分
散する。しかし2種以上の基材が相互溶解する系
では、このような現象は認められない。すなわ
ち、掌上でも成分(B)が均一な膜を生成し、さらに
その上で成分(A)が非常に細かい油滴になつて、成
分(B)同上の接触を和らげると共に、成分(B)同士の
接触、即ち粘着性はHearleyの式で示される〔金
山競“接着と粘着性”、p.126(大日本図書)1969
年〕ように、滴の径が小さくなるに連れて減少す
るので、その結果べたつき感が極度に減少する。 本来、成分(A)は油性が強く、水だけで洗い流せ
るものではないが、成分(A)と手の皮膚との間には
水溶性に富む成分(B)が均一に付着しているため、
流水中に手を入れるだけで、成分(B),(A)とも容易
に洗い落とすことが可能である。 このように本発明の基材組成物を用いて調製し
た液体整髪剤は整髪力に優れ、べたつき感もな
く、しかも手についた基材の洗い落ちも極めて良
好で、実用上極めて望ましいものである。 本発明の基材組成物は、水と水和性有機溶剤、
例えばメタノール、エタノール、イソプロパノー
ルのような低級脂肪アルコール、アセトンなどと
の混合溶剤に溶解して所定濃度の溶液とし、必要
に応じて第三基材成分や少量の香料などを加えて
整髪剤に調製される。 このようにして、本発明の基材組成物を用いて
調製された整髪剤は、毛髪に対する親和性及びセ
ツト性がよく、すなわち整髪力に優れ、水洗いに
よつて容易に流れ落ち、従つて洗濯性によく、か
つ実質的にべたつき感のない極めて望ましいもの
で、従来の整髪剤の欠陥を克服した高い実用的価
値を有する。 次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例 本発明の各種基材組成物を用いて、下記処方に
よる液体整髪剤を調製し、その整髪力、べたつ
き、手についた基材の洗い落ち性の3点につい
て、それぞれ評価した。 なお、整髪剤の各成分%は重量による。また、
各成分組成中のEO,POはそれぞれエチレンオキ
シド、プロピレンオキシドの略である。 処方 1 ポリプロピレンオキシドモノブチルエーテル
(PO平均付加モル数40) 20% ポリプロピレンオキシド硫酸エステルトリエタ
ノールアミン塩(PO平均付加モル数35、イオ
ン性残基数1) 5% 香料 1% エチルアルコール 50% 〓〓〓〓
精製水 24% 処方 2 ポリプロピレンオキシドモノラウリルエーテル
(PO平均付加モル数23) 30% ポリプロピレンオキシドポリエチレンオキシド
カルボキシエチルエーテル(EO平均付加モル
数5、PO平均付加モル数35、イオン性残基数
1.5) 3% 香料 1% エタノール 46% 精製水 20% 処方 3 ポリプロピレンオキシドモノブチルエーテル
(PO平均付加モル数50) 10% ポリプロピレンオキシドポリエチレンオキシド
硫酸エステルトリエタノールアミン塩(EO平
均付加モル数10、PO平均付加モル数70、イオ
ン性残基数1.3) 7% 香料 1% エタノール 40% 精製水 42% 処方 4 ポリプロピレンオキシドモノブチルエーテル
(PO平均付加モル数40) 15% ポリプロピレンオキシドポリエチレンオキシド
硫酸エステルカリウム塩(EO平均付加モル数
10、PO平均付加モル数30、イオン性残基数
1.2) 9% 香料 1% エタノール 37.5% 精製水 37.5% 処方 5 ポリプロピレンオキシドモノブチルエーテル
(PO平均付加モル数50) 14% ポリプロピレンオキシドポリエチレンオキシド
硫酸エステルトリエタノールアミン塩(EO平
均付加モル数5、PO平均付加モル数30、イオ
ン性残基数1) 6% 香料 1% エタノール 50% 精製水 29% 上記各処方の整髪剤についての上記3点の評価
方法は、本発明の成分(B)に該当する、イオン性残
基をもつポリオキシアルキレン誘導体を全く含有
しない市販の液体整髪剤との一対比較によつた。
これらの評価結果を第1表にまとめて示す。な
お、表の記号は次のとおりである。 ◎:極めてよい 〇:良い △:普通 ×:劣る
性に富んだ整髪料基材組成物に関し、特に毛髪上
や掌でのべたつきが極めて少なく、手や衣類など
に付着しても水洗により容易に洗い落とすことが
できる実用上望ましい整髪料基材組成物に関す
る。 従来、液体整髪剤は数多く市販されているが、
整髪効果を高めるために、比較的分子量の大きな
ポリオキシアルキレン誘導体を単独で、あるいは
組み合わせて使用したものが多く、この分子量の
大きなポリアルキレン誘導体はべたつきの原因で
あるとともに、一般に水溶性に乏しいため、手に
ついた整髪料基材は水で洗い流すことが困難で、
また衣類に付着した場合にも洗濯性が悪いという
欠点がある。また、水洗性を高めるために、ポリ
オキシアルキレンモノアルキルエーテルなどのよ
うな末端にヒドロキシル基を有するポリオキシア
ルキレン誘導体をリン酸エステル化して水溶性を
与えた基材が知られているが、水溶性が比較的良
好である反面、整髪力に乏しく、しかもべたつき
も大きいという欠点を有する。 一般に、整髪料基材の整髪力と水洗性は相反す
るものであり、事実、本発明者らの研究によれ
ば、整髪力を高めるにはポリオキシアルキレン又
はそのアルキルエーテルの分子量を大きくするこ
とが必要であるが、充分な整髪力が得られるほど
〓〓〓〓
分子量を大きくすると、リン酸の導入率が極端に
低下して満足する水溶性が得られず、また三価以
上の多価アルコールを母核としてポリオキシアル
キレン類を導入してリン酸化した場合には、各種
の複雑な高分子化合物が混生し、上記いずれかの
欠点を有するため、整髪料基材として使用するの
に好適なものは得られない。 このような整髪剤の現状に鑑み、本発明者らは
上記の諸欠点を解消した整髪力の優れた整髪料を
開発すべく、特に基材について研究を重ねた結
果、特定の2種のポリオキシアルキレン誘導体を
組み合わせることにより、極めて望ましい整髪剤
を提供しうることを見い出した。 すなわち、本発明は、 (A) 一般式 式中のRは炭素数1〜18のアルキル基、mは
10〜100の整数、nは0又は30以下の整数であ
る)で表わされるポリオキシアルキレン誘導体
と、 (B) 一般式 式中のX及びX′の中の少なくとも一方は塩
形の硫酸残基及び塩形のカルボキシ基で置換さ
れたメチル基又はエチル基の中から選ばれたイ
オン性残基、残りは水素原子であり、m′は10
〜100の整数、l′とn′はそれぞれ0又は30以下の
整数であつてl′+n′≦30である) で表わされるポリオキシアルキレン誘導体を、成
分(A)と成分(B)の重量比が10:1ないし1:10の範
囲になる割合で配合して成る整髪料基材組成物を
提供するものである。 上記一般式()で表わされる成分(A)におい
て、式中のRは、好ましくは例えばブチル基、2
―エチルヘキシル基、ステアリル基などであり、
特に好ましい成分(A)は式中のn=0すなわち R―O(―CH2CH(CH3)O)―nHで表わされるポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル類であつ
て、この場合、Rはブチル基又は2―エチルヘキ
シル基が好ましく、またmは20〜100が好まし
い。 また、成分(A)と組み合わせて用いられる成分(B)
は、前記1般式()で表わされるイオン性残基
をもつポリオキシアルキレン誘導体であつて、こ
のものは単独で用いてもよいし、2種以上混合し
て用いてもよい。 好ましいものは、X又はX′あるいはその両方
がトリエタノールアミン、トリアルキルアミンと
の塩の形の硫酸残基、炭素数2又は3のアルカノ
ールアミン、アルキルアミン又はアンモニアとの
塩の形のカルボキシメチル又はエチル基であるポ
リオキシアルキレン誘導体である。 本発明の組成物は、上記成分(A)と成分(B)が10:
1ないし1:10の重量比の範囲割合で配合される
ことが重要で、好ましい配合割合は8:1〜1:
8の重量範囲である。 成分(A)/成分(B)の重量比が10/1より大きくな
ると、成分(A)が本来有するべたつき感が生じ、衣
類の汚着じみの洗い落ちが容易でなくなり、また
1/10より小さくなると衣類の汚着じみの洗い落ち
は極めてよいが、本発明の基材組成物に比べてべ
たつきが感じられ、使用した際の感じが悪く、商
品価値を低下させるので好ましくない。 本発明の基材組成物は、べたつき感が実質的に
なく、衣類への汚着じみの洗い落ち性も極めて良
好で、しかも毛髪親和性がよく優れた整髪力を有
する実用性の高い整髪剤を提供することができ
る。 成分(A)と成分(B)とを組み合わせて成る本発明の
基材組成物は、通常1〜50%(重量に基く、以下
同じ)好ましくは10〜25%程度の濃度の溶液整髪
剤に調製される。整髪剤には、成分(A)及び成分(B)
のほかに、整髪剤の基材として知られた物質、例
えば一価又は多価アルコールにアルキレンオキサ
イドを付加重合して得られるポリオキシアルキレ
ン誘導体をリン酸エステル化したものなどを第三
の成分として添加し併用することができる。この
第三成分の添加量は、あまり多すぎると、本発明
の基材組成物の整髪力を保ちながら手にべたつか
ないという優れた性能を低減させるので、そのよ
〓〓〓〓
うな兼備性能をそこなわない範囲内で加えること
ができ、その量は、通常成分(A)と成分(B)の合計重
量の50%以下が好ましい。 本発明の組成物の構成成分である成分(A)と成分
(B)は、相互に混ざり合わず、水媒体中で2層に分
離する組合せのものであることも極めて特徴的で
あり、このような組合せが優れた整髪力とべたつ
かない性能を同時に併有させるのに有効に作用し
ている。成分(A)と成分(B)は、例えばエタノール―
水混合溶剤に溶解して透明な均一溶液となるが、
エタノールを室温で揮発させると、2層に分離
し、さらに水を揮散させても混じり合わない。こ
のような状況は、第三の成分を加える場合にも確
保されることが望ましく、3つ以上の成分から成
る基材において、それらのうち少なくとも1種が
他の成分と相溶性がないことが重要で、そのよう
な相互関係が得られるように第三成分についても
考慮し、選択使用することが好ましい。例えばポ
リ(オキシエチレン・オキシプロピレン)グリコ
ールとその末端を硫酸エステル化し、ナトリウム
で中和したものとを混合すると、これらは任意の
割合で均一に相互溶解するが、この混合基材を整
髪剤に調製したものは、整髪力は良好で、また手
についた基材の水洗いによる洗い落ちも良好であ
るが、べたつき感が大きく整髪剤として満足しう
るものではない。 本発明の基材組成物は、全くべたつき感がな
く、優れた整髪剤を提供することができる。その
好ましい性質は、例えば次のような観察からも容
易に理解できる。例えば成分(A)を7〜30重量%、
成分(B)を成分(A)の10〜70重量%となるようにエタ
ノール・水(2/1〜1/2)で希釈したものを清浄な
ガラス板上に少量滴下すると、エタノール―水が
蒸発した後に成分(B)の均一な膜が生成し、その膜
の上に非常に細かい成分(A)からなる油滴が分散す
る。又、ポリエチレンのような疎水性の強い膜表
面に、上記組成物を滴下すると、エタノール・水
が蒸発した後に、成分(B)の均一な膜が生成し、そ
の膜の上に非常に細かい成分(A)からなる油滴が分
散する。しかし2種以上の基材が相互溶解する系
では、このような現象は認められない。すなわ
ち、掌上でも成分(B)が均一な膜を生成し、さらに
その上で成分(A)が非常に細かい油滴になつて、成
分(B)同上の接触を和らげると共に、成分(B)同士の
接触、即ち粘着性はHearleyの式で示される〔金
山競“接着と粘着性”、p.126(大日本図書)1969
年〕ように、滴の径が小さくなるに連れて減少す
るので、その結果べたつき感が極度に減少する。 本来、成分(A)は油性が強く、水だけで洗い流せ
るものではないが、成分(A)と手の皮膚との間には
水溶性に富む成分(B)が均一に付着しているため、
流水中に手を入れるだけで、成分(B),(A)とも容易
に洗い落とすことが可能である。 このように本発明の基材組成物を用いて調製し
た液体整髪剤は整髪力に優れ、べたつき感もな
く、しかも手についた基材の洗い落ちも極めて良
好で、実用上極めて望ましいものである。 本発明の基材組成物は、水と水和性有機溶剤、
例えばメタノール、エタノール、イソプロパノー
ルのような低級脂肪アルコール、アセトンなどと
の混合溶剤に溶解して所定濃度の溶液とし、必要
に応じて第三基材成分や少量の香料などを加えて
整髪剤に調製される。 このようにして、本発明の基材組成物を用いて
調製された整髪剤は、毛髪に対する親和性及びセ
ツト性がよく、すなわち整髪力に優れ、水洗いに
よつて容易に流れ落ち、従つて洗濯性によく、か
つ実質的にべたつき感のない極めて望ましいもの
で、従来の整髪剤の欠陥を克服した高い実用的価
値を有する。 次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例 本発明の各種基材組成物を用いて、下記処方に
よる液体整髪剤を調製し、その整髪力、べたつ
き、手についた基材の洗い落ち性の3点につい
て、それぞれ評価した。 なお、整髪剤の各成分%は重量による。また、
各成分組成中のEO,POはそれぞれエチレンオキ
シド、プロピレンオキシドの略である。 処方 1 ポリプロピレンオキシドモノブチルエーテル
(PO平均付加モル数40) 20% ポリプロピレンオキシド硫酸エステルトリエタ
ノールアミン塩(PO平均付加モル数35、イオ
ン性残基数1) 5% 香料 1% エチルアルコール 50% 〓〓〓〓
精製水 24% 処方 2 ポリプロピレンオキシドモノラウリルエーテル
(PO平均付加モル数23) 30% ポリプロピレンオキシドポリエチレンオキシド
カルボキシエチルエーテル(EO平均付加モル
数5、PO平均付加モル数35、イオン性残基数
1.5) 3% 香料 1% エタノール 46% 精製水 20% 処方 3 ポリプロピレンオキシドモノブチルエーテル
(PO平均付加モル数50) 10% ポリプロピレンオキシドポリエチレンオキシド
硫酸エステルトリエタノールアミン塩(EO平
均付加モル数10、PO平均付加モル数70、イオ
ン性残基数1.3) 7% 香料 1% エタノール 40% 精製水 42% 処方 4 ポリプロピレンオキシドモノブチルエーテル
(PO平均付加モル数40) 15% ポリプロピレンオキシドポリエチレンオキシド
硫酸エステルカリウム塩(EO平均付加モル数
10、PO平均付加モル数30、イオン性残基数
1.2) 9% 香料 1% エタノール 37.5% 精製水 37.5% 処方 5 ポリプロピレンオキシドモノブチルエーテル
(PO平均付加モル数50) 14% ポリプロピレンオキシドポリエチレンオキシド
硫酸エステルトリエタノールアミン塩(EO平
均付加モル数5、PO平均付加モル数30、イオ
ン性残基数1) 6% 香料 1% エタノール 50% 精製水 29% 上記各処方の整髪剤についての上記3点の評価
方法は、本発明の成分(B)に該当する、イオン性残
基をもつポリオキシアルキレン誘導体を全く含有
しない市販の液体整髪剤との一対比較によつた。
これらの評価結果を第1表にまとめて示す。な
お、表の記号は次のとおりである。 ◎:極めてよい 〇:良い △:普通 ×:劣る
【表】
〓〓〓〓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 一般式 (式中のRは炭素数1〜18のアルキル基、m
は10〜100の整数、nは0又は30以下の整数で
ある)で表わされるポリオキシアルキレン誘導
体と、 (B) 一般式 (式中のX及びX′の中の少なくとも一方は
塩形の硫酸残基及び塩形のカルボキシル基で置
換されたメチル基又はエチル基の中から選ばれ
たイオン性残基、残りは水素原子であり、
m′は10〜100の整数、l′とn′はそれぞれ0又は
30以下の整数であつてl′+n′≦30である) で表わされるポリオキシアルキレン誘導体を、成
分(A)と成分(B)の重量比が10:1ないし1:10の範
囲になる割合で配合して成る整髪料基材組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5472082A JPS58172309A (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 整髪料基材組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5472082A JPS58172309A (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 整髪料基材組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58172309A JPS58172309A (ja) | 1983-10-11 |
| JPS6228927B2 true JPS6228927B2 (ja) | 1987-06-23 |
Family
ID=12978633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5472082A Granted JPS58172309A (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 整髪料基材組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58172309A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63137133U (ja) * | 1987-03-02 | 1988-09-09 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003113023A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-18 | Shiseido Co Ltd | 皮膚外用剤用基剤及びそれを配合してなる化粧品 |
| EP1283031B1 (en) | 2001-09-28 | 2008-01-02 | Shiseido Co., Ltd. | Skin treatment composition comprising a polyoxyethylene polyoxyalkylene dialkyl substituted ether |
| PL2877150T3 (pl) * | 2012-07-27 | 2017-09-29 | Basf Se | Kompozycje do higieny osobistej zawierające siarczanowane poloksamery oraz sposoby ich wytwarzania i zastosowanie |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53124628A (en) * | 1977-04-04 | 1978-10-31 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | Hair stuff composition |
| JPS55160710A (en) * | 1979-05-30 | 1980-12-13 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | Cosmetic |
-
1982
- 1982-04-01 JP JP5472082A patent/JPS58172309A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63137133U (ja) * | 1987-03-02 | 1988-09-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58172309A (ja) | 1983-10-11 |
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