JPS6240668B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6240668B2 JPS6240668B2 JP10884977A JP10884977A JPS6240668B2 JP S6240668 B2 JPS6240668 B2 JP S6240668B2 JP 10884977 A JP10884977 A JP 10884977A JP 10884977 A JP10884977 A JP 10884977A JP S6240668 B2 JPS6240668 B2 JP S6240668B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- route
- pollution
- concentration
- advection
- estimated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003344 environmental pollutant Substances 0.000 claims description 30
- 231100000719 pollutant Toxicity 0.000 claims description 30
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 238000003915 air pollution Methods 0.000 claims description 9
- 238000011109 contamination Methods 0.000 claims description 7
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 230000001364 causal effect Effects 0.000 description 1
- 239000000356 contaminant Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N sulfur monoxide Chemical class S=O XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052815 sulfur oxide Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
(1) 発明の利用分野
本発明は、局地的に生じた高濃度大気汚染の原
因と目される汚染物質の排出源を同定し、かつ同
定された排出源の、当該高濃度地域に対する汚染
物質負荷寄与率を算出することにより、大気汚染
規制を効果的に行わせしめる手段を提供する方法
に関するものである。 (2) 従来技術 大気汚染防止のための排出源規制に関しては、
昭和50年に、環境庁より提示され、現在各地方自
治体がその実施を急いでいる硫黄酸化物に関する
排出総量規制方式が、当面最も有効な規制方策と
して期待される。しかしながら、上記の総量規制
方式は、年間平均予測値をもとに、排出規制値を
決めるという方式を採つているため、地形的条件
や、気象条件によつては、局地的、短期的(1日
又は一時間平均値)には、環境規準を越える地域
が出現する可能性がある。このような局地的、短
期的な高濃度汚染に対してはより簡便で機動性に
富む規制方策の立案が必要となるが、総量規制計
算は計算量が膨大であり、弾力的な規制に対処し
にくいという問題点があつた。 (3) 発明の目的 本発明は、上記問題点を除去し、局地的でかつ
短期的な高濃度汚染に寄与する汚染物質排出源を
同定し、かつ同定された排出源の、高濃度地域に
対する汚染物質負荷の寄与率を計算することによ
り、総量規制計算に比して簡便で、大気汚染規制
をより効果的、弾力的に運用せしめる方法を提供
することを目的とする。 (4) 発明の総括説明 本発明は、上記目的を実現するために、移流径
路推定部、径路上汚染物質排出量推定部、汚染物
質濃度推定部、適合性判定部および、汚染寄与率
算出部の5つの処理部分を設けるものである。 (5) 実施例 以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明す
る。 第1図は、本発明による大気汚染要因推定方法
を、ブロツク図の形で示したもので、気象データ
入力部10、径路推定部11、径路上汚染物質排
出量推定部12、汚染物質濃度推定部13,適合
性判定部14、パラメータ変更部15、汚染寄与
率算出部16から構成される。 気象データ入力部10は、定期的に、対象地域
内に散在する大気汚染データ観測局で測定され
た、風向WD、風速WSデータを入力するための
もので、実装置的には、磁気テープ装置、カー
ド・テープリーダ等が考えられる。この風向
WD、風速WSは、このデータに基づき風速の東
西成分WEW、南北成分WSNが計算しうるものであ
ればよい。径路推定部11は、予め定められた解
析対象時点(高濃度汚染発生地点XA、時刻TA)
に到達する大気塊の移流径路Lを、気象データ入
力部10から得られる観測局測定データを基に計
算する。ここで、XA=(xA,yA)であり、x
A,yAは後述する汚染物質排出源sに関する座標
Xs=(xs,ys)と原点を同じくする直交座標の
座標値である。またLは大気塊の各時刻における
位置のベクトルであり、同じく原点を共有する直
交座標上の座標(移流径路点)をその要素とする
ものである。 移流径路Lは次の方法で求める。 解析対象地点XA=(xA,yA)における時刻
TAの大気塊の移流速度u〓(XA,TA)を大
気汚染データ観測局での風向、風速値(具体的
には上記WEW,WSN)から次式で求める。 WEW(TA),WSN(TA):時刻TAにおける
風速の東西成分,南北成分、ここでM:観測局
個数xobi,yxbi:i番目の観測局座標。 この移流速度でxA上の大気塊が流れてきた
とし、Δt時間前の該大気塊の位置X(TA−
Δt)を次式によつて求める。 X(TA−Δt) =XA−u〓(XA,TA)・Δt (1) 但しX(TA−Δt)=(XA(TA−Δt),yA
(TA−Δt))で時刻TAにXA上にあつた大気塊
のTA−Δt時刻における座標位置を示す。 ついで、地点X(TA−Δt)、 時間TA−Δtにおける移流速度 u〓(X(TA−Δt),TA−Δt)を前記式
(0)と同様の計算によつて求め、これをもとに
2Δt時間前の大気塊の位置を定める。これを順
次繰り返すことにより、解析対象時点(XA,T
A)に到達する大気塊の移流径路を求めることが
できる。すなわち、移流径路点列X(・)は、次
式で求められる。 ここで、Nは移流径路計算点数で、径路点間時
間Δtと、移流径路の全時間TTから次式で与え
られる。 N=TT/Δt (3) 時間TTは任意であるが、汚染濃度変化の日周
期性からみて、最長でも24時間でよい。 径路推定部11で求めた大気塊の移流径路L
は、径路上汚染物質排出量推定部12に与えられ
る。径路上汚染物質排出量推定部12では、上記
の径路Lと、予め調査記録してある排出源(S)
別、時間(T)別の汚染物質排出量Q(S・
T)、および各Sの座標Xsを入力として、径路L
上の汚染物質排出源を同定し、あわせて、汚染物
質排出量Qlを求める。例えば、ある径路点Liに
ついて考えてみる。この径路点Li上の排出源と
は、その径路点座標を中心として、予め定められ
た大気塊の大きさAP内に存在する排出源である
と定義する。そして、この径路点上汚染物質排出
量QLiは、径路上排出源SLiの排出量の和とし
て、次式で計算する。 QLi=ΣQ(SLi,TLi) (4) 以上の手続を各径路点について行うことによ
り、径路点上排出量{Q(XA,TA), Q(X(TA−Δt),TA−Δt),……, Q(X(TA−NΔt),TA−NΔt)}が推定で
きる。 径路上汚染物質排出量推定部12で得られた径
路上汚染物質排出量は、汚染物質濃度推定部13
の入力となる。汚染物質濃度推定部13は、移流
径路終端の汚染物質濃度を再帰的演算により推定
する部分である。Δt時間の間の大気塊内外の拡
散現象が、ある関数fで表わされると仮定する
と、Δt時間後の大気塊濃度C(t+Δt)は、 C(t+Δt)=f(K,C(t),Q(t),
t) (5) で表現できる。ここでKは反応パラメータを意味
し、C(t)は、拡散前の大気塊濃度、Q(t)
は、時刻tにおける径路上汚染物質排出量であ
る。この関数fとしては、例えば f(K,C(t),Q(t),t+Δt) =∂/∂ZKz∂C(t)/∂Z+Q(t)−KHC(t
)(6) が考えられる。ここで、Kz:垂直拡散係数、K
H:水平拡散係数である。このときKz,KHは、
過去の経験値を用いてよい。汚染物質濃度推定部
13は初期値(Iv)(移流径路始点での大気塊濃
度)を与えることにより、前記径路上汚染物質排
出量(Ql)を入力として、式(5)を再帰的に解
き、径路終点での汚染物質濃度推定値CSを求め
るものである。このとき初期値Ivとしては、域
内の各観測点で測定されている実測濃度から空間
的に内挿してもよく、また径路が充分長いか、も
しくは、環境濃度が低い地点から出発するときに
は、零を仮定してもさしつかえはない。この汚染
物質濃度推定部13で推定された径路終点での濃
度推定値CSは、適合性判定部14に入り、実測
された濃度C0と比較される。比較された結果
が、予め定められた誤差範囲Δc内にあれば、式
(5)の各パラメータKが、汚染寄与率算出部16に
送られ、汚染寄与ベクトルDが計算される(具体
例に基づく詳細は後述する)。しかし、Kは過去
の経験から適宜決められているため、汚染濃度の
推定値と実測値が適合しない場合がある。このと
きには、パラメータKがパラメータ変更部15で
変更される。このときは、実測値と推定値の誤差
の程度をみて、最急勾配法等の最適化手法を用い
ればよい。最も簡単には、実測値と推定値の誤差
の符号をみて、Kの変更方向を決め、誤差の程度
に応じて、Kの変更幅を決めることができる。こ
の適合性判定は、誤差が許容範囲以内にはいるま
で続けられるが、二回目以降のパラメータKの変
更には、最急勾配法を用いればよい。この場合、
変更ΔKは次式で得られる。 ΔK=(C0−C2)・(K2−K1)/C2−C1
(7) ここで、C0は実測濃度、C1は1回目の試みの
ときの推定濃度、C2:2回目の試みのときの推
定濃度、K1,K2:1回目、2回目のときのパラ
メータ値である。このようにパラメータ変更を行
つた後、再び汚染物質濃度推定部13で、変更さ
れたパラメータを用いた再帰的計算が行なわれ、
その結果の推定値CSが適合性判定部14で実測
値と比較される。以上の手続は、比較結果が、許
容範囲に入るまで続けられ、その結果、最終的な
パラメータKが決定される。 汚染寄与率算出部16では、以上の手続きで決
定されたパラメータKをもとに、各径路点と径路
終点(高濃度汚染発生地点)との間の汚染寄与ベ
クトルを作成する。 下記のDはこの汚染寄与ベクトルの1例であ
る。
因と目される汚染物質の排出源を同定し、かつ同
定された排出源の、当該高濃度地域に対する汚染
物質負荷寄与率を算出することにより、大気汚染
規制を効果的に行わせしめる手段を提供する方法
に関するものである。 (2) 従来技術 大気汚染防止のための排出源規制に関しては、
昭和50年に、環境庁より提示され、現在各地方自
治体がその実施を急いでいる硫黄酸化物に関する
排出総量規制方式が、当面最も有効な規制方策と
して期待される。しかしながら、上記の総量規制
方式は、年間平均予測値をもとに、排出規制値を
決めるという方式を採つているため、地形的条件
や、気象条件によつては、局地的、短期的(1日
又は一時間平均値)には、環境規準を越える地域
が出現する可能性がある。このような局地的、短
期的な高濃度汚染に対してはより簡便で機動性に
富む規制方策の立案が必要となるが、総量規制計
算は計算量が膨大であり、弾力的な規制に対処し
にくいという問題点があつた。 (3) 発明の目的 本発明は、上記問題点を除去し、局地的でかつ
短期的な高濃度汚染に寄与する汚染物質排出源を
同定し、かつ同定された排出源の、高濃度地域に
対する汚染物質負荷の寄与率を計算することによ
り、総量規制計算に比して簡便で、大気汚染規制
をより効果的、弾力的に運用せしめる方法を提供
することを目的とする。 (4) 発明の総括説明 本発明は、上記目的を実現するために、移流径
路推定部、径路上汚染物質排出量推定部、汚染物
質濃度推定部、適合性判定部および、汚染寄与率
算出部の5つの処理部分を設けるものである。 (5) 実施例 以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明す
る。 第1図は、本発明による大気汚染要因推定方法
を、ブロツク図の形で示したもので、気象データ
入力部10、径路推定部11、径路上汚染物質排
出量推定部12、汚染物質濃度推定部13,適合
性判定部14、パラメータ変更部15、汚染寄与
率算出部16から構成される。 気象データ入力部10は、定期的に、対象地域
内に散在する大気汚染データ観測局で測定され
た、風向WD、風速WSデータを入力するための
もので、実装置的には、磁気テープ装置、カー
ド・テープリーダ等が考えられる。この風向
WD、風速WSは、このデータに基づき風速の東
西成分WEW、南北成分WSNが計算しうるものであ
ればよい。径路推定部11は、予め定められた解
析対象時点(高濃度汚染発生地点XA、時刻TA)
に到達する大気塊の移流径路Lを、気象データ入
力部10から得られる観測局測定データを基に計
算する。ここで、XA=(xA,yA)であり、x
A,yAは後述する汚染物質排出源sに関する座標
Xs=(xs,ys)と原点を同じくする直交座標の
座標値である。またLは大気塊の各時刻における
位置のベクトルであり、同じく原点を共有する直
交座標上の座標(移流径路点)をその要素とする
ものである。 移流径路Lは次の方法で求める。 解析対象地点XA=(xA,yA)における時刻
TAの大気塊の移流速度u〓(XA,TA)を大
気汚染データ観測局での風向、風速値(具体的
には上記WEW,WSN)から次式で求める。 WEW(TA),WSN(TA):時刻TAにおける
風速の東西成分,南北成分、ここでM:観測局
個数xobi,yxbi:i番目の観測局座標。 この移流速度でxA上の大気塊が流れてきた
とし、Δt時間前の該大気塊の位置X(TA−
Δt)を次式によつて求める。 X(TA−Δt) =XA−u〓(XA,TA)・Δt (1) 但しX(TA−Δt)=(XA(TA−Δt),yA
(TA−Δt))で時刻TAにXA上にあつた大気塊
のTA−Δt時刻における座標位置を示す。 ついで、地点X(TA−Δt)、 時間TA−Δtにおける移流速度 u〓(X(TA−Δt),TA−Δt)を前記式
(0)と同様の計算によつて求め、これをもとに
2Δt時間前の大気塊の位置を定める。これを順
次繰り返すことにより、解析対象時点(XA,T
A)に到達する大気塊の移流径路を求めることが
できる。すなわち、移流径路点列X(・)は、次
式で求められる。 ここで、Nは移流径路計算点数で、径路点間時
間Δtと、移流径路の全時間TTから次式で与え
られる。 N=TT/Δt (3) 時間TTは任意であるが、汚染濃度変化の日周
期性からみて、最長でも24時間でよい。 径路推定部11で求めた大気塊の移流径路L
は、径路上汚染物質排出量推定部12に与えられ
る。径路上汚染物質排出量推定部12では、上記
の径路Lと、予め調査記録してある排出源(S)
別、時間(T)別の汚染物質排出量Q(S・
T)、および各Sの座標Xsを入力として、径路L
上の汚染物質排出源を同定し、あわせて、汚染物
質排出量Qlを求める。例えば、ある径路点Liに
ついて考えてみる。この径路点Li上の排出源と
は、その径路点座標を中心として、予め定められ
た大気塊の大きさAP内に存在する排出源である
と定義する。そして、この径路点上汚染物質排出
量QLiは、径路上排出源SLiの排出量の和とし
て、次式で計算する。 QLi=ΣQ(SLi,TLi) (4) 以上の手続を各径路点について行うことによ
り、径路点上排出量{Q(XA,TA), Q(X(TA−Δt),TA−Δt),……, Q(X(TA−NΔt),TA−NΔt)}が推定で
きる。 径路上汚染物質排出量推定部12で得られた径
路上汚染物質排出量は、汚染物質濃度推定部13
の入力となる。汚染物質濃度推定部13は、移流
径路終端の汚染物質濃度を再帰的演算により推定
する部分である。Δt時間の間の大気塊内外の拡
散現象が、ある関数fで表わされると仮定する
と、Δt時間後の大気塊濃度C(t+Δt)は、 C(t+Δt)=f(K,C(t),Q(t),
t) (5) で表現できる。ここでKは反応パラメータを意味
し、C(t)は、拡散前の大気塊濃度、Q(t)
は、時刻tにおける径路上汚染物質排出量であ
る。この関数fとしては、例えば f(K,C(t),Q(t),t+Δt) =∂/∂ZKz∂C(t)/∂Z+Q(t)−KHC(t
)(6) が考えられる。ここで、Kz:垂直拡散係数、K
H:水平拡散係数である。このときKz,KHは、
過去の経験値を用いてよい。汚染物質濃度推定部
13は初期値(Iv)(移流径路始点での大気塊濃
度)を与えることにより、前記径路上汚染物質排
出量(Ql)を入力として、式(5)を再帰的に解
き、径路終点での汚染物質濃度推定値CSを求め
るものである。このとき初期値Ivとしては、域
内の各観測点で測定されている実測濃度から空間
的に内挿してもよく、また径路が充分長いか、も
しくは、環境濃度が低い地点から出発するときに
は、零を仮定してもさしつかえはない。この汚染
物質濃度推定部13で推定された径路終点での濃
度推定値CSは、適合性判定部14に入り、実測
された濃度C0と比較される。比較された結果
が、予め定められた誤差範囲Δc内にあれば、式
(5)の各パラメータKが、汚染寄与率算出部16に
送られ、汚染寄与ベクトルDが計算される(具体
例に基づく詳細は後述する)。しかし、Kは過去
の経験から適宜決められているため、汚染濃度の
推定値と実測値が適合しない場合がある。このと
きには、パラメータKがパラメータ変更部15で
変更される。このときは、実測値と推定値の誤差
の程度をみて、最急勾配法等の最適化手法を用い
ればよい。最も簡単には、実測値と推定値の誤差
の符号をみて、Kの変更方向を決め、誤差の程度
に応じて、Kの変更幅を決めることができる。こ
の適合性判定は、誤差が許容範囲以内にはいるま
で続けられるが、二回目以降のパラメータKの変
更には、最急勾配法を用いればよい。この場合、
変更ΔKは次式で得られる。 ΔK=(C0−C2)・(K2−K1)/C2−C1
(7) ここで、C0は実測濃度、C1は1回目の試みの
ときの推定濃度、C2:2回目の試みのときの推
定濃度、K1,K2:1回目、2回目のときのパラ
メータ値である。このようにパラメータ変更を行
つた後、再び汚染物質濃度推定部13で、変更さ
れたパラメータを用いた再帰的計算が行なわれ、
その結果の推定値CSが適合性判定部14で実測
値と比較される。以上の手続は、比較結果が、許
容範囲に入るまで続けられ、その結果、最終的な
パラメータKが決定される。 汚染寄与率算出部16では、以上の手続きで決
定されたパラメータKをもとに、各径路点と径路
終点(高濃度汚染発生地点)との間の汚染寄与ベ
クトルを作成する。 下記のDはこの汚染寄与ベクトルの1例であ
る。
【表】
【表】
これは、各径路点に単位量の排出があつたとし
て、式(5)を再帰演算することにより容易に求めら
れる。 以下、パラメータKから前記汚染寄与ベクトル
Dを求める処理を具体的に説明する。 前記径路点1〜XAのうち、最終の径路点XAを
高濃度汚染発生地点としたとき、径路点M(M=
1,…,XA−1)に対応したベクトルDの要素
は、径路点Mから汚染濃度0の大気塊に排出され
た単位量(1とする)の汚染物質が移流しながら
前記パラメータKの割合で拡散してうすめられて
いつたとき径路点XAにおいてどの程度残存して
いるかを示す量、すなわち、径路点Mでの汚染発
生が最終の径路点XAの高濃度汚染発生にどの程
度寄与しているかを示す寄与度(以下、CxM Aと
記す)である。 なお、最終の径路点XAにおけるベクトルDの
要素はXA自身の寄与度であり、XAから汚染物質
が排出されていない場合は0になる。 次に、ベクトルDの各要素を式(5)の連続適用に
よる再帰演算を行なつて求める例を述べる。 まず、式(5)は現時刻tにおける大気塊の汚染濃
度C(t)が、排出された汚染物質量Q(t)に
よりΔt時間後にどのように変化するかを表わし
ている。 ここで、Q(t)を単位排出量1,Δtを単位
時間1として径路点MのXAへの寄与度(CxM A)
を求めるシーケンスにおける式(5)の再帰演算はつ
ぎのようになる。 径路点Mで、C(t)=0,Q(t)=1とする
と、CM M=1であるから、 CM M+1=C(t+1) =f(K,C(t),Q(t),t)=f
(K,0,1,t) CM M+2=C(t+2) =f(K,C(t+1),1,t) =f(K,f(K,0,1,t),1,t)
=f(K,CM M+1,1,t) 〓 〓 CxM A=C(t+XA−1) =f(K,f(K,CxM A−2,1,t) =f(K,CxM A−1,1,t) このようにして求められた汚染寄与ベクトルD
を用いて、前記径路上汚染物質推定部12で既に
求められている径路Lの各排出源毎に高濃度汚染
発生地点での負荷量Wおよび寄与率γを次式で計
算する。 W=D・P (8) γ=W/C0 (9) ここで、Wは各排出源毎の汚染負荷量、Dは汚
染寄与ベクトルで、大きさは1×N、PはN次元
ベクトルで、対象地域の排出源のうち、径路点上
の排出源として同定されたもののみの排出量をそ
の要素としたものである。(8),(9)式の計算は、対
象地域内の排出源のうち径路点上排出源として同
定された排出源毎に行うことができ、各排出源が
高濃度地点XAの濃度にどの程度の寄与を与えて
いるかが明らかになる。 以上の結果を、帳表等の形で出力すれば、指定
された解析対象地点の高濃度に対する寄与排出源
が同定でき、かつ各排出源別の寄与率も知ること
ができる。 (6) 発明の効果 以上説明したごとく、本発明によれば、任意の
地点の汚染濃度にどのような排出源が、どの程度
寄与するかという汚染発生の因果関係を定量的に
明確化することが可能となる。また実測濃度によ
るパラメータの変更等により、正確な寄与関係が
与えられる。 寄与率算出所要時間も短く、大気汚染規制を弾
力的かつ効果的に行うことができるほか、高濃度
汚染に大きく寄与する排出源を特定できるため、
規制の平等性を保証することが可能となる。
て、式(5)を再帰演算することにより容易に求めら
れる。 以下、パラメータKから前記汚染寄与ベクトル
Dを求める処理を具体的に説明する。 前記径路点1〜XAのうち、最終の径路点XAを
高濃度汚染発生地点としたとき、径路点M(M=
1,…,XA−1)に対応したベクトルDの要素
は、径路点Mから汚染濃度0の大気塊に排出され
た単位量(1とする)の汚染物質が移流しながら
前記パラメータKの割合で拡散してうすめられて
いつたとき径路点XAにおいてどの程度残存して
いるかを示す量、すなわち、径路点Mでの汚染発
生が最終の径路点XAの高濃度汚染発生にどの程
度寄与しているかを示す寄与度(以下、CxM Aと
記す)である。 なお、最終の径路点XAにおけるベクトルDの
要素はXA自身の寄与度であり、XAから汚染物質
が排出されていない場合は0になる。 次に、ベクトルDの各要素を式(5)の連続適用に
よる再帰演算を行なつて求める例を述べる。 まず、式(5)は現時刻tにおける大気塊の汚染濃
度C(t)が、排出された汚染物質量Q(t)に
よりΔt時間後にどのように変化するかを表わし
ている。 ここで、Q(t)を単位排出量1,Δtを単位
時間1として径路点MのXAへの寄与度(CxM A)
を求めるシーケンスにおける式(5)の再帰演算はつ
ぎのようになる。 径路点Mで、C(t)=0,Q(t)=1とする
と、CM M=1であるから、 CM M+1=C(t+1) =f(K,C(t),Q(t),t)=f
(K,0,1,t) CM M+2=C(t+2) =f(K,C(t+1),1,t) =f(K,f(K,0,1,t),1,t)
=f(K,CM M+1,1,t) 〓 〓 CxM A=C(t+XA−1) =f(K,f(K,CxM A−2,1,t) =f(K,CxM A−1,1,t) このようにして求められた汚染寄与ベクトルD
を用いて、前記径路上汚染物質推定部12で既に
求められている径路Lの各排出源毎に高濃度汚染
発生地点での負荷量Wおよび寄与率γを次式で計
算する。 W=D・P (8) γ=W/C0 (9) ここで、Wは各排出源毎の汚染負荷量、Dは汚
染寄与ベクトルで、大きさは1×N、PはN次元
ベクトルで、対象地域の排出源のうち、径路点上
の排出源として同定されたもののみの排出量をそ
の要素としたものである。(8),(9)式の計算は、対
象地域内の排出源のうち径路点上排出源として同
定された排出源毎に行うことができ、各排出源が
高濃度地点XAの濃度にどの程度の寄与を与えて
いるかが明らかになる。 以上の結果を、帳表等の形で出力すれば、指定
された解析対象地点の高濃度に対する寄与排出源
が同定でき、かつ各排出源別の寄与率も知ること
ができる。 (6) 発明の効果 以上説明したごとく、本発明によれば、任意の
地点の汚染濃度にどのような排出源が、どの程度
寄与するかという汚染発生の因果関係を定量的に
明確化することが可能となる。また実測濃度によ
るパラメータの変更等により、正確な寄与関係が
与えられる。 寄与率算出所要時間も短く、大気汚染規制を弾
力的かつ効果的に行うことができるほか、高濃度
汚染に大きく寄与する排出源を特定できるため、
規制の平等性を保証することが可能となる。
第1図は、本発明の全体構成を示すブロツク図
である。
である。
Claims (1)
- 1 定時的に、対象地域内の複数カ所で測定され
る風向、風速データから、高濃度汚染発生地点に
到達する大気塊の移流径路を推定し、推定した移
流径路と、対象地域内の排出源の位置情報から移
流径路上の複数の径路点における排出源を同定
し、かつ、予め調査し記録してある排出源別の汚
染物質排出量に基づいて、各径路点での汚染物質
排出総量を求め、過去の経験から決めらた汚染物
質拡散パラメータと前記移流径路上の汚染物質排
出総量から、移流径路終点に対応する前記高濃度
汚染発生地点での汚染濃度を推定し、推定された
汚染濃度と、予め実測してある汚染濃度との差分
値を計算し、該差分値が所定の許容値をこえると
きには該差分値に応じて前記パラメータを変更し
て該変更したパラメータにもとづき前記汚染濃度
を推定する処理を繰返し、前記差分値が許容値以
下になつたときの前記パラメータを用いて、前記
移流径路上の排出源毎の移流径路終点における汚
染濃度への汚染寄与率を算出することを特徴とす
る大気汚染要因推定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10884977A JPS5443094A (en) | 1977-09-12 | 1977-09-12 | Estimating system of atomosphere pollution factors |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10884977A JPS5443094A (en) | 1977-09-12 | 1977-09-12 | Estimating system of atomosphere pollution factors |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5443094A JPS5443094A (en) | 1979-04-05 |
| JPS6240668B2 true JPS6240668B2 (ja) | 1987-08-29 |
Family
ID=14495136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10884977A Granted JPS5443094A (en) | 1977-09-12 | 1977-09-12 | Estimating system of atomosphere pollution factors |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5443094A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8972203B2 (en) | 2009-09-09 | 2015-03-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Disaster-affected area estimation device and program |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2267768C1 (ru) * | 2004-08-05 | 2006-01-10 | Виктор Васильевич Потапов | Способ оценки антропогенного воздействия на окружающую среду |
| JP4500340B2 (ja) * | 2007-10-30 | 2010-07-14 | 日本電信電話株式会社 | 粉塵発生シミュレーションシステムおよび粉塵発生シミュレーションプログラム |
-
1977
- 1977-09-12 JP JP10884977A patent/JPS5443094A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8972203B2 (en) | 2009-09-09 | 2015-03-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Disaster-affected area estimation device and program |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5443094A (en) | 1979-04-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Qiu et al. | Atmospheric dispersion prediction and source estimation of hazardous gas using artificial neural network, particle swarm optimization and expectation maximization | |
| US20210080614A1 (en) | Weather Prediction Correction Method and Weather Prediction System | |
| CN116205541B (zh) | 评估本地污染源对环境空气质量影响的方法及装置 | |
| Holešovský et al. | Semiparametric outlier detection in nonstationary times series: Case study for atmospheric pollution in Brno, Czech Republic | |
| Podrez | An update to the ambient ratio method for 1-h NO2 air quality standards dispersion modeling | |
| CN113225391A (zh) | 基于滑动窗口异常检测的大气环境监测质量监控方法及计算设备 | |
| CN115705510A (zh) | 厂区气体污染分布预测方法、系统、电子设备及存储介质 | |
| JP6672996B2 (ja) | 発生源分析装置および発生源分析方法 | |
| Kathirgamanathan et al. | Source release-rate estimation of atmospheric pollution from a non-steady point source at a known location | |
| WO2020105151A1 (ja) | 設備保守点検支援システム及び点検順序決定方法 | |
| JPS6240668B2 (ja) | ||
| CN112712220B (zh) | 地面臭氧浓度的预估方法、装置及计算机设备 | |
| JP2013065208A (ja) | 物質の放出量推定装置及びその方法並びにプログラム | |
| RU2004124096A (ru) | Определение местонахождения точечного источника визуализированной утечки газа | |
| JP6672943B2 (ja) | 物質発生源推定方法及び物質発生源推定装置 | |
| CN112259172A (zh) | 一种存在空气污染物化学反应情况的污染源逆向辨识方法 | |
| JP5433559B2 (ja) | 拡散物質の発生源推定装置および発生源推定方法 | |
| CN118243575B (zh) | 一种基于数字化技术气溶胶扩散模拟方法和装置 | |
| Patel et al. | Cnn based variation and prediction analysis of 2m air temperature for different zones of the indian region | |
| CN116953186A (zh) | 河道污染溯源方法、装置、设备及存储介质 | |
| JP2005339102A (ja) | 環境リスクアセスメント評価を行うための装置、方法及びプログラム | |
| Saxena et al. | The extent of nonlinearity in the atmospheric chemistry of sulfate formation | |
| CN113672691A (zh) | 基于环保巡查的可视化管理监督平台 | |
| TWI877979B (zh) | 異味汙染物溯源方法及其偵測系統 | |
| CN116166924B (zh) | 数据处理方法、装置、存储介质及电子设备 |