JPS635673B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS635673B2 JPS635673B2 JP59202157A JP20215784A JPS635673B2 JP S635673 B2 JPS635673 B2 JP S635673B2 JP 59202157 A JP59202157 A JP 59202157A JP 20215784 A JP20215784 A JP 20215784A JP S635673 B2 JPS635673 B2 JP S635673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- furnace
- electrode
- failure
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の分野
本発明は、亜鉛製錬用竪型電熱蒸留炉の電極異
常を早期検出する方法に関するものであり、特に
はパーソナルコンピユータを使用しての計測制御
を通して上記電極異常を早期検出する方法に関す
る。
常を早期検出する方法に関するものであり、特に
はパーソナルコンピユータを使用しての計測制御
を通して上記電極異常を早期検出する方法に関す
る。
発明の背景
非鉄製錬においては、電熱蒸留炉が亜鉛を代表
とする幾つかの金属を対象として使用されてい
る。亜鉛製錬用竪型電熱蒸留炉を例にとると、酸
化焙焼した硫化亜鉛鉱の焼結塊及びコークスが炉
頂から装入される。炉の高温部においてコークス
と酸化亜鉛とが反応し、酸化亜鉛は還元されて亜
鉛蒸気となる。亜鉛蒸気は炉の中間部から吸引さ
れそしてコンデンサにおいて凝縮される。亜鉛が
揮発した後の残査は炉内を降下し、そして炉底か
ら回転排鉱皿によつて排出される。炉には、6〜
9本の上部電極と同数の下部電極若しくは排鉱皿
中央に設置される単一の下部電極が装備され、装
入物の抵抗熱を利用して所要の熱量が発生せしめ
られる。
とする幾つかの金属を対象として使用されてい
る。亜鉛製錬用竪型電熱蒸留炉を例にとると、酸
化焙焼した硫化亜鉛鉱の焼結塊及びコークスが炉
頂から装入される。炉の高温部においてコークス
と酸化亜鉛とが反応し、酸化亜鉛は還元されて亜
鉛蒸気となる。亜鉛蒸気は炉の中間部から吸引さ
れそしてコンデンサにおいて凝縮される。亜鉛が
揮発した後の残査は炉内を降下し、そして炉底か
ら回転排鉱皿によつて排出される。炉には、6〜
9本の上部電極と同数の下部電極若しくは排鉱皿
中央に設置される単一の下部電極が装備され、装
入物の抵抗熱を利用して所要の熱量が発生せしめ
られる。
上述したような亜鉛製錬用竪型電熱蒸留炉を含
めて多くの製錬用電気炉における問題の一つは上
部電極の異常である。上部電極は、炉周囲に沿つ
て適宜の間隔で炉外部から炉内装入物中に挿入さ
れている。一般にカーボン電極である上部電極の
各々は操業時間経過と共に先端部から消耗する。
また、カーボン電極挿入部には高温で装入物の負
荷がかかるため電極折損事故が起りやすい。
めて多くの製錬用電気炉における問題の一つは上
部電極の異常である。上部電極は、炉周囲に沿つ
て適宜の間隔で炉外部から炉内装入物中に挿入さ
れている。一般にカーボン電極である上部電極の
各々は操業時間経過と共に先端部から消耗する。
また、カーボン電極挿入部には高温で装入物の負
荷がかかるため電極折損事故が起りやすい。
こうした上部電極の消耗、折損等の異常が起る
と、次のような事態が生ずる。
と、次のような事態が生ずる。
(イ) 電極直下レンガが損傷しシール不良となる。
このため電極周囲からフリーエアが侵入しさら
に電極が酸化消耗する。
このため電極周囲からフリーエアが侵入しさら
に電極が酸化消耗する。
(ロ) 電極直下のレンガの損傷により炉内装入物分
布に偏りが生ずる。即ち、コークスが炉壁寄り
に多く分布しこれに電流が集中するため炉壁の
温度が上昇する。このため放散熱が増大し、炉
の熱効率が低下する。
布に偏りが生ずる。即ち、コークスが炉壁寄り
に多く分布しこれに電流が集中するため炉壁の
温度が上昇する。このため放散熱が増大し、炉
の熱効率が低下する。
(ハ) 折損の状態で通電を続けると、ベーパーリン
グレンガが損傷し、著しい場合には脱落に至る
ことがある。脱落すると炉内物(コークス、シ
ンタ)によりベーパーリングが閉塞され、、操
業不可能となる。
グレンガが損傷し、著しい場合には脱落に至る
ことがある。脱落すると炉内物(コークス、シ
ンタ)によりベーパーリングが閉塞され、、操
業不可能となる。
以上の結果、炉寿命が短かくなり、炉修コスト
が増大する。
が増大する。
このため、炉異常を早期に発見し、電極消耗が
許容以上に進行する前に電極押込みを行うことに
より電極位置を調整し、また電極折損事故が発生
したら、ただちに通電を停止して回復処置を講ず
る必要性がある。
許容以上に進行する前に電極押込みを行うことに
より電極位置を調整し、また電極折損事故が発生
したら、ただちに通電を停止して回復処置を講ず
る必要性がある。
従来技術及びその問題点
従来、こうした上部電極異常の発見は、巡回監
視員が巡回(2〜3回/方)時に電極の赤まりま
たは炉ガス吹き出しを発見することに主に頼つて
おり、また計器に頼るとしても電極横の炉壁温度
を連続測定記録し(チヤート)、上限値を越える
と警報を出す程度のことしか行われてなかつた。
視員が巡回(2〜3回/方)時に電極の赤まりま
たは炉ガス吹き出しを発見することに主に頼つて
おり、また計器に頼るとしても電極横の炉壁温度
を連続測定記録し(チヤート)、上限値を越える
と警報を出す程度のことしか行われてなかつた。
こうした従来法では次のような欠点が認められ
る: (イ) 方(8時間)2〜3回の巡回では発見が遅れ
る場合が多い。巡回を増やすには人手を要す
る。
る: (イ) 方(8時間)2〜3回の巡回では発見が遅れ
る場合が多い。巡回を増やすには人手を要す
る。
(ロ) 従来の炉壁温度監視方法では、折損してから
上限値(例えば800℃)を超えるまで警報が出
ない。上限値を下げると、電極によつては異常
がなくても警報が出ることが多くなる。
上限値(例えば800℃)を超えるまで警報が出
ない。上限値を下げると、電極によつては異常
がなくても警報が出ることが多くなる。
(ハ) 折損による炉壁温度の立上がりをより早く発
見するためには、従来方式だと常時チヤートを
監視する必要があるが、制御員の仕事量の問題
で困難である。
見するためには、従来方式だと常時チヤートを
監視する必要があるが、制御員の仕事量の問題
で困難である。
発明の概要
上述したような問題点に鑑み、本発明者は電極
異常の早期検出にパーソナルコンピユータを応用
することに想到し、検討を重ねた結果、新しいシ
ステムの開発に成功した。
異常の早期検出にパーソナルコンピユータを応用
することに想到し、検討を重ねた結果、新しいシ
ステムの開発に成功した。
工場内には多数基のこうした電気炉が存在し、
そして該基当り多数本の上部電極が設けられてい
るので、上部電極の総数は多数に及ぶ。そこで、
各上部電極の下部炉壁の急激な温度上昇を短時間
で正確に検出し、的確な警報を出すシステムの開
発が試みられた。
そして該基当り多数本の上部電極が設けられてい
るので、上部電極の総数は多数に及ぶ。そこで、
各上部電極の下部炉壁の急激な温度上昇を短時間
で正確に検出し、的確な警報を出すシステムの開
発が試みられた。
異常判定を適度にきめ細く行う為に、「軽故障」
及び「重故障」と呼ぶ2種類の異常設定が為さ
れ、これらは絶対比較と経時比較を通して行われ
る。絶対比較は現在温度(T)と許容最大温度
(Tm)との比較である。経時比較は、現在温度
(T)と所定時間前の測定温度(Tn)との比較で
あり、現在温度が或る設定温度(Ts)より上の
場合と下の場合とで重故障と軽故障との判定温度
差に差を設けることにより非常に適切な電極異常
監視を行うことができる。これらは次のようにま
とめることが出来る。
及び「重故障」と呼ぶ2種類の異常設定が為さ
れ、これらは絶対比較と経時比較を通して行われ
る。絶対比較は現在温度(T)と許容最大温度
(Tm)との比較である。経時比較は、現在温度
(T)と所定時間前の測定温度(Tn)との比較で
あり、現在温度が或る設定温度(Ts)より上の
場合と下の場合とで重故障と軽故障との判定温度
差に差を設けることにより非常に適切な電極異常
監視を行うことができる。これらは次のようにま
とめることが出来る。
1 絶対比較
現在温度(T)が最大温度(Tm)を越えた
場合「重故障」表示 2 経時比較 2.1 現在温度(T)が設定温度(Ts)以下の場
合温度差(△T=T−Tn)が A℃越える……「重故障」表示 B℃越えA℃以下……「軽故障」表示 B℃以下……異常なし 2.2 現在温度(T)が設定温度(Ts)を越える
場合温度差(△T=T−Tn)が A′℃を越える……「重故障」表示 B′℃を越えA′℃以下……「軽故障」表示 B′℃以下……異常なし 設定温度Tsは平均操業温度近傍に設定される。
A>A′そしてB>B′とすることにより、現在温
度が設定温度を越えた場合の方が、重故障及び軽
故障の判定温度差の許容限を厳しくし、それだけ
綿密な管理を行うことができる。現在温度は例え
ば10秒〜2分といつたきわめて短い間隔で測定さ
れる。重故障の場合には炉電源の停止、警告の発
生等の適宜の対策がとられる。軽故障の場合には
警告の発生等の適宜の対策がとられる。
場合「重故障」表示 2 経時比較 2.1 現在温度(T)が設定温度(Ts)以下の場
合温度差(△T=T−Tn)が A℃越える……「重故障」表示 B℃越えA℃以下……「軽故障」表示 B℃以下……異常なし 2.2 現在温度(T)が設定温度(Ts)を越える
場合温度差(△T=T−Tn)が A′℃を越える……「重故障」表示 B′℃を越えA′℃以下……「軽故障」表示 B′℃以下……異常なし 設定温度Tsは平均操業温度近傍に設定される。
A>A′そしてB>B′とすることにより、現在温
度が設定温度を越えた場合の方が、重故障及び軽
故障の判定温度差の許容限を厳しくし、それだけ
綿密な管理を行うことができる。現在温度は例え
ば10秒〜2分といつたきわめて短い間隔で測定さ
れる。重故障の場合には炉電源の停止、警告の発
生等の適宜の対策がとられる。軽故障の場合には
警告の発生等の適宜の対策がとられる。
上記判定プロセスはパーソナルコンピユータを
通して実施され、併せて日報用データ記録、任意
の電極の任意の時間の経時温度変化のグラフ表
示、データ検索等を行いうるようになし、それに
より炉管理の一層の適切化を図ることが出来る。
通して実施され、併せて日報用データ記録、任意
の電極の任意の時間の経時温度変化のグラフ表
示、データ検索等を行いうるようになし、それに
より炉管理の一層の適切化を図ることが出来る。
更に、上記は設定温度を1つとしたが、複数の
設定温度(Ts1、Ts2…)を設定することにより
一層綿密な炉管理を行うことが出来る。その場
合、各温度領域における重故障温度限(低温領域
順にA、A′、A″…)及び軽故障温度限(低温領
域順にB、B′、B″…)の選定に際して温度の高
い領域程判定基準を厳しくする。即ちA>A′>
A″…及びB>B′>B″…とする。
設定温度(Ts1、Ts2…)を設定することにより
一層綿密な炉管理を行うことが出来る。その場
合、各温度領域における重故障温度限(低温領域
順にA、A′、A″…)及び軽故障温度限(低温領
域順にB、B′、B″…)の選定に際して温度の高
い領域程判定基準を厳しくする。即ちA>A′>
A″…及びB>B′>B″…とする。
斯くして、本発明は、亜鉛製錬用竪型電熱蒸留
炉において炉内電極異常を早期に検出する方法で
あつて、該炉内に挿入される電極近傍の炉壁温度
を一定の短い間隔で測定する段階と、現在温度
(T)が最大温度(Tm)を越える場合には重故
障の判定を行う段階と、現在温度(T)が最大温
度(Tm)以下の場合少くとも1つの設定温度
(Ts1、Ts2…)により定義される温度領域の該当
する温度領域において現在温度(T)と所定時間
前の測定温度(Tn)と温度差(△T=T−Tn)
の程度に応じて重故障及び軽故障の判定を行う段
階とを包含し、その場合前記温度領域のうち温度
の高い領域程重故障及び軽故障の判定基準を厳し
くすることを特徴とする炉内電極異常早期検出方
法を提供する。
炉において炉内電極異常を早期に検出する方法で
あつて、該炉内に挿入される電極近傍の炉壁温度
を一定の短い間隔で測定する段階と、現在温度
(T)が最大温度(Tm)を越える場合には重故
障の判定を行う段階と、現在温度(T)が最大温
度(Tm)以下の場合少くとも1つの設定温度
(Ts1、Ts2…)により定義される温度領域の該当
する温度領域において現在温度(T)と所定時間
前の測定温度(Tn)と温度差(△T=T−Tn)
の程度に応じて重故障及び軽故障の判定を行う段
階とを包含し、その場合前記温度領域のうち温度
の高い領域程重故障及び軽故障の判定基準を厳し
くすることを特徴とする炉内電極異常早期検出方
法を提供する。
発明の具体的説明
亜鉛製錬用竪型電熱蒸留炉を例にとつて説明す
ると、第2図には該炉の概略断面図が示されてい
る。炉には、上部電極1及び下部電極2がそれぞ
れ6〜9本づつ挿設されている。鉱石及びコーク
スから成る装入物は回転給鉱機3を通して炉内に
装入され、漸時降下しながら反応して亜鉛蒸気を
発生する。発生亜鉛蒸気はベーパリング4を通し
て吸引され、他方残滓は炉内を更に降下し、炉下
機の炉底ジヤケツト5を経て排鉱皿6上に放出さ
れ、そこから炉外に排出される。
ると、第2図には該炉の概略断面図が示されてい
る。炉には、上部電極1及び下部電極2がそれぞ
れ6〜9本づつ挿設されている。鉱石及びコーク
スから成る装入物は回転給鉱機3を通して炉内に
装入され、漸時降下しながら反応して亜鉛蒸気を
発生する。発生亜鉛蒸気はベーパリング4を通し
て吸引され、他方残滓は炉内を更に降下し、炉下
機の炉底ジヤケツト5を経て排鉱皿6上に放出さ
れ、そこから炉外に排出される。
上部電極1は第2a図に示されるように炉周囲
に沿つて等間隔の放射状配列模様をなして斜め下
方に挿設されている。下部電極は上部電極と同数
で、ほぼ水平に挿設される。図示のように上部6
本そして下部6本の電極を保有する場合、それぞ
れ対角に結線されて160〜320Vまでほぼ連続的に
交流電圧を負荷することができ、最高負荷は各極
1000KW、合計6000KWである。電極には例えば
300mmφのカーボン電極が用いられている。
に沿つて等間隔の放射状配列模様をなして斜め下
方に挿設されている。下部電極は上部電極と同数
で、ほぼ水平に挿設される。図示のように上部6
本そして下部6本の電極を保有する場合、それぞ
れ対角に結線されて160〜320Vまでほぼ連続的に
交流電圧を負荷することができ、最高負荷は各極
1000KW、合計6000KWである。電極には例えば
300mmφのカーボン電極が用いられている。
第2b図は一本の上部電極の炉内挿入状況を示
す。上記電極1は、炉壁れんがに形成された適宜
の挿入口7を通して炉内装入物中に突入してい
る。電極はホルダ8により支持されている。この
電極突入部分は先端部が消耗しそしてまた折損し
やすく、こうした電極異常が起ると前記した蔽害
が生ずる。
す。上記電極1は、炉壁れんがに形成された適宜
の挿入口7を通して炉内装入物中に突入してい
る。電極はホルダ8により支持されている。この
電極突入部分は先端部が消耗しそしてまた折損し
やすく、こうした電極異常が起ると前記した蔽害
が生ずる。
本発明は、こうした上部電極異常を早期発見す
ることを目的とする。
ることを目的とする。
本発明に従えば、電極近傍、好ましくは電極下
部炉壁の急激な温度上昇を測定する為の熱電対9
が各上部電極毎に設置される。熱電対は例えば1
分といつた短い時間間隔で炉壁の現在温度(T)
を測定する。測定現在温度は、前述した絶対比較
及び経時比較を通して「重故障」及び「軽故障」
の判別を行う為パーソナルコンピユータへ入力さ
れる。異常判定の流れ図が第1図に示してある。
第1図からわかる通り、この具体例では次の通り
の温度設定を行つた: 現在温度T……1分毎測定 温度差△T……8分前の温度との比較(△T=T
−T8) 最大温度……800℃ 設定温度……550℃(1つ) 重故障温度限 550℃以下温度領域……30℃ 550〜800℃温度領域……20℃ 軽故障温度限 550℃以下温度領域……20℃ 550〜800℃温度領域……10℃ 第1図から、本例では次のような異常判定が行
われることがわかる: 1 絶対比較 現在温度が80℃を越えた場合重故障表示 2 経時比較 2.1 現在温度が550℃以下の場合 温度差が30℃を越える……重故障 温度差が20℃を越え30℃以下……軽故障 温度差が20℃以下……異常なし 2.2 現在温度が550℃を越えた場合 温度差が20℃を越える……重故障 温度差が10℃を越え20℃以下……軽故障 温度差が10℃以下……異常なし 設定温度550℃を越える温度領域においてはそ
れ以下の温度領域より厳しく判定を行つた結果き
わめて良好な温度管理が実施できた。更に設定温
度を例えば550℃及び650℃とし、 (i) 800〜650℃温度領域 温度差 10℃を越える……重故障 〃 5〜10℃……軽故障 (ii) 650〜550℃温度領域 温度差 20℃越える……重故障 〃 10〜20℃……軽故障 (iii) 550℃以下温度領域 温度差 30℃越える……重故障 〃 20〜30℃……軽故障 の3つの温度領域で判定を行うことにより一層き
め細い管理が可能となる。
部炉壁の急激な温度上昇を測定する為の熱電対9
が各上部電極毎に設置される。熱電対は例えば1
分といつた短い時間間隔で炉壁の現在温度(T)
を測定する。測定現在温度は、前述した絶対比較
及び経時比較を通して「重故障」及び「軽故障」
の判別を行う為パーソナルコンピユータへ入力さ
れる。異常判定の流れ図が第1図に示してある。
第1図からわかる通り、この具体例では次の通り
の温度設定を行つた: 現在温度T……1分毎測定 温度差△T……8分前の温度との比較(△T=T
−T8) 最大温度……800℃ 設定温度……550℃(1つ) 重故障温度限 550℃以下温度領域……30℃ 550〜800℃温度領域……20℃ 軽故障温度限 550℃以下温度領域……20℃ 550〜800℃温度領域……10℃ 第1図から、本例では次のような異常判定が行
われることがわかる: 1 絶対比較 現在温度が80℃を越えた場合重故障表示 2 経時比較 2.1 現在温度が550℃以下の場合 温度差が30℃を越える……重故障 温度差が20℃を越え30℃以下……軽故障 温度差が20℃以下……異常なし 2.2 現在温度が550℃を越えた場合 温度差が20℃を越える……重故障 温度差が10℃を越え20℃以下……軽故障 温度差が10℃以下……異常なし 設定温度550℃を越える温度領域においてはそ
れ以下の温度領域より厳しく判定を行つた結果き
わめて良好な温度管理が実施できた。更に設定温
度を例えば550℃及び650℃とし、 (i) 800〜650℃温度領域 温度差 10℃を越える……重故障 〃 5〜10℃……軽故障 (ii) 650〜550℃温度領域 温度差 20℃越える……重故障 〃 10〜20℃……軽故障 (iii) 550℃以下温度領域 温度差 30℃越える……重故障 〃 20〜30℃……軽故障 の3つの温度領域で判定を行うことにより一層き
め細い管理が可能となる。
重故障の場合は炉電源の停止とランプ表示を行
いそして軽故障の場合はランプ表示のみとして異
常解消に作業員が迅やかに対処しうるようにし
た。
いそして軽故障の場合はランプ表示のみとして異
常解消に作業員が迅やかに対処しうるようにし
た。
更に、炉管理を充分に行いうるよう、
1 グラフ作成
任意電炉・任意電極の任意時間分のグラフ作
成(CRT及びPrinter) 2 データ検索 任意時間の全電極の温度データ検索
(Printerへ表出) 3 任意電極の随時測定 任意電極の現在温度測定 4 データの貯蔵・保存 4分置きに採取したデータを1時間置きにフ
ロツピーデイスクに書込む。保存は24時間。24
時間を経過する毎に消去され、新データに書替
える。
成(CRT及びPrinter) 2 データ検索 任意時間の全電極の温度データ検索
(Printerへ表出) 3 任意電極の随時測定 任意電極の現在温度測定 4 データの貯蔵・保存 4分置きに採取したデータを1時間置きにフ
ロツピーデイスクに書込む。保存は24時間。24
時間を経過する毎に消去され、新データに書替
える。
というシステムを付加することにより、電極異常
用判定及び警報システム(CASET)を完成し
た。
用判定及び警報システム(CASET)を完成し
た。
第3図はシステム構成図でありそして第4図は
システム流れ図である。小型炉及び大型炉計8
基、電極総数51本に対して6ケ月の操業を行つた
が、きわめて良好な炉管理を行うことができた。
システム流れ図である。小型炉及び大型炉計8
基、電極総数51本に対して6ケ月の操業を行つた
が、きわめて良好な炉管理を行うことができた。
本システムの大きな特徴は熱電対の起電力測定
用及び、コントロール用として、YHP(横河ヒユ
ーレツトパツカード)製のデータ集録コントロー
ルユニツト(Model3497A)を用いたことと、計
測制御のソフトウエア作成や入出力管理の簡易な
デイスクストツプ型パーソナルコンピユータとし
てYHP製HP20016Sを用いたことである。また、
パソコンとデータ集録コントロールユニツト間の
通信はGP−IB標準を使用している。また、電極
下部炉壁温度上昇時の炉電力カツトは、先ずパソ
コンで判断し、データ集録コントロールユニツト
を通じてシーケンサに伝え、炉電力シーケンス制
御を行なうこととした。
用及び、コントロール用として、YHP(横河ヒユ
ーレツトパツカード)製のデータ集録コントロー
ルユニツト(Model3497A)を用いたことと、計
測制御のソフトウエア作成や入出力管理の簡易な
デイスクストツプ型パーソナルコンピユータとし
てYHP製HP20016Sを用いたことである。また、
パソコンとデータ集録コントロールユニツト間の
通信はGP−IB標準を使用している。また、電極
下部炉壁温度上昇時の炉電力カツトは、先ずパソ
コンで判断し、データ集録コントロールユニツト
を通じてシーケンサに伝え、炉電力シーケンス制
御を行なうこととした。
発明の効果
(1) 異常時のオペレータ員の対応が早くなつた。
(2) 日報作成が簡易になつた。(システム完成前
は記録計のアナログチヤートから51本分を2
回/方拾い読みし、転記していた。) (3) 電極押込みのタイミングが適切にとれるよう
になつたため、警報頻度が減り、炉壁への悪影
響も少なくなつた。
は記録計のアナログチヤートから51本分を2
回/方拾い読みし、転記していた。) (3) 電極押込みのタイミングが適切にとれるよう
になつたため、警報頻度が減り、炉壁への悪影
響も少なくなつた。
(4) 熱電対の異常チエツクがコンピユータ処理に
より正確となつたため、熱電対のメンテナンス
も確実となり、計測への信頼性も向上した。
より正確となつたため、熱電対のメンテナンス
も確実となり、計測への信頼性も向上した。
(5) 温度上昇の一因として、電極の折損・消耗以
外に炉内の荷高の影響が大きく、かつ明確に表
われることが判明したため、炉内解折等への発
展が期待される。
外に炉内の荷高の影響が大きく、かつ明確に表
われることが判明したため、炉内解折等への発
展が期待される。
第1図は電極異常判定方法の一例を示す流れ
図、第2図は亜鉛製錬用竪型電熱蒸留炉の概略断
面図、第2a図は第2図のA−A線方向からの上
部電極配列図、第2b図は上部電極挿入状況の詳
細図、第3図はシステム構成図、そして第4図は
システム流れ図を示す。 1:上部電極、2:下部電極、3:回転給鉱
機、4:ベーパリング、5:炉底ジヤケツト、
6:排鉱皿、7:挿入口、8:ホルダ、9:熱電
対。
図、第2図は亜鉛製錬用竪型電熱蒸留炉の概略断
面図、第2a図は第2図のA−A線方向からの上
部電極配列図、第2b図は上部電極挿入状況の詳
細図、第3図はシステム構成図、そして第4図は
システム流れ図を示す。 1:上部電極、2:下部電極、3:回転給鉱
機、4:ベーパリング、5:炉底ジヤケツト、
6:排鉱皿、7:挿入口、8:ホルダ、9:熱電
対。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 亜鉛製錬用竪型電熱蒸留炉において炉内電極
異常を早期に検出する方法であつて、該炉内に挿
入される電極近傍の炉壁温度を一定の短い間隔で
測定する段階と、 現在温度(T)が最大温度(Tm)を越える場
合には重故障の判定を行なう段階と、 現在温度(T)が最大温度(Tm)以下の場合
少くとも1つの設定温度(Ts1、Ts2…)により
定義される温度領域の該当する温度領域において
現在温度(T)と所定時間前の測定温度(Tn)
との温度差(△T=T−Tn)の程度に応じて重
故障及び軽故障の判定を行う段階とを包含し、そ
の場合前記温度領域のうち温度の高い領域程重故
障及び軽故障の判定基準を厳しくすることを特徴
とする炉内電極異常早期検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20215784A JPS6183879A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 炉内電極異常早期検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20215784A JPS6183879A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 炉内電極異常早期検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6183879A JPS6183879A (ja) | 1986-04-28 |
| JPS635673B2 true JPS635673B2 (ja) | 1988-02-04 |
Family
ID=16452898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20215784A Granted JPS6183879A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 炉内電極異常早期検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6183879A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106524776A (zh) * | 2016-10-19 | 2017-03-22 | 嘉峪关宏电铁合金有限责任公司 | 一种矿热炉长时间停炉保护电极的方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5880303B2 (ja) * | 2012-06-18 | 2016-03-09 | 日本電気硝子株式会社 | 電気熔融炉の制御システム、及び電気熔融炉の制御システムを用いたガラス製造方法 |
| CN110553511B (zh) * | 2019-09-10 | 2021-10-22 | 石横特钢集团有限公司 | 一种用于矿热炉避峰生产锰硅合金中防止电极硬断的方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5258003A (en) * | 1975-11-07 | 1977-05-13 | Nippon Steel Corp | Process for controlling furnace body of metallurgical furnace |
| JPS5395335A (en) * | 1977-01-31 | 1978-08-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | In-electric furnace circumstance detecting method and device |
-
1984
- 1984-09-28 JP JP20215784A patent/JPS6183879A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106524776A (zh) * | 2016-10-19 | 2017-03-22 | 嘉峪关宏电铁合金有限责任公司 | 一种矿热炉长时间停炉保护电极的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6183879A (ja) | 1986-04-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5523957A (en) | Process for controlling rotary calcining kilns, and control system therefor | |
| JP7078176B2 (ja) | 生産設備の監視方法、生産設備の監視装置、及び生産設備の操業方法 | |
| CN1021833C (zh) | 高炉操作管理方法和装置 | |
| JPS635673B2 (ja) | ||
| JP6927461B1 (ja) | 生産設備の操業方法及び操業システム | |
| CN116855662B (zh) | 高炉炉底炭砖温度异常处理方法、装置、设备及介质 | |
| JP4157951B2 (ja) | 高炉炉口部の装入物分布制御方法 | |
| KR100896569B1 (ko) | 소결기의 분할 게이트 제어장치 | |
| JP2696114B2 (ja) | 高炉の操業管理方法 | |
| JPS6039755Y2 (ja) | 製錬炉の荷高測定装置 | |
| CN119828573B (zh) | 一种高炉炉缸铁水存蓄闭环控制及预警方法与系统 | |
| CN215448106U (zh) | 一种热敏料位计 | |
| CN210636012U (zh) | 一种炉顶环形测温装置 | |
| JP2564496B2 (ja) | コークス炉における火落時刻のバラツキ判定方法 | |
| JP2978027B2 (ja) | 電気炉炉況検出方法 | |
| Innvaer et al. | Expert system for Soderberg electrodes | |
| JPS6122234B2 (ja) | ||
| JPS6136049B2 (ja) | ||
| CN119592754A (zh) | 一种高炉炉缸渣铁控制方法、设备、存储介质及产品 | |
| JPS5974209A (ja) | 高炉内ガス流分布検出方法 | |
| JPH0627281B2 (ja) | 高炉の操業方法 | |
| TWI648406B (zh) | 監測高爐固化殘銑去化狀態的方法及電腦程式產品 | |
| JPS6041121B2 (ja) | ベルレス高炉の原料装入方法 | |
| JPS6041682B2 (ja) | 還元溶解炉内における熱レベル測定方法及び装置 | |
| CN117800382A (zh) | 一种药用氧化镧的制备方法 |