JPS644472B2 - - Google Patents
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- JPS644472B2 JPS644472B2 JP57052143A JP5214382A JPS644472B2 JP S644472 B2 JPS644472 B2 JP S644472B2 JP 57052143 A JP57052143 A JP 57052143A JP 5214382 A JP5214382 A JP 5214382A JP S644472 B2 JPS644472 B2 JP S644472B2
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Description
[発明の目的]
[産業上の利用分野]
本発明は人工心臓の駆動装置に関し、特に空気
等の流体で人工心臓に陽圧と陰圧を交互に与えて
駆動を行なう人工心臓駆動装置に関する。 [従来の技術] 人工心臓は、生体の心臓の脈動によく似た脈動
流を血液に与えるように駆動することが安全性の
面で重要である。人工心臓はダイアフラム型、サ
ツク型、ピストン型等種々のものが知られている
が、これらは一般に空気等の流体から所定の圧力
を受けて駆動される。生体の状態に応じた最良の
条件で人工心臓を駆動するためには、その条件に
応じた正確な圧力を所定のタイミングで出力する
駆動装置が必要である。すなわち、心拍数、陽
圧、陰圧、陽圧及び陰圧を人工心臓に印加する継
続時間(Duration)又はデユーテイ比等を全て
正確にしかもすばやく所定値にセツトしうる駆動
装置がよい。 [発明が解決しようとする課題] 従来の人工心臓駆動装置では、正確な圧力を得
るための手段として機械式減圧弁等が陽圧系と陰
圧系にそれぞれ用いられている。しかし、機械式
減圧弁は負荷の大きさ、即ち流速に応じて出力圧
に変動が生じる。人工心臓駆動装置においては、
陽圧系の出力端と陰圧系の出力端とが互いに接続
されており、陰圧は陽圧系の負荷となり陽圧は陰
圧系の負荷となるので、例えば、陰圧を調整する
とそれに応じて陽圧系の負荷が変化して陽圧も変
化し、陽圧を調整すると、陰圧系の負荷が変化し
て陰圧も変化するという正負圧系間の干渉が生じ
る。 このため従来、圧力の調整を行なう場合には、
一方の圧力調整をする場合であつても、2つの圧
力表示を確認しながら2つの減圧調整弁を同時に
操作して、一方の圧力を更新しながら他方の圧力
が所定値を維持するように注意深く行なわざるを
得ず、圧力調整に熟練を要し時間もかかるという
難点があつた。人工心臓を使用する患者の容態は
急激に変化することがあるので、そのような場合
には、人工心臓の駆動圧力なども生体の状態に合
わせてすばやく更新できる方が生命の維持上効果
がある。 ところで、この種の人工心臓駆動装置において
は、コンプレツサ、真空ポンプ、タンク(アキユ
ームレータ)、電磁弁、制御装置等多くの機器を
備えなければならないために、装置がかなり大型
になる。 人工心臓は、たとえば手術中の生体の心臓の補
助等に使用されるが、手術中等は手術台の周辺に
は多数の医師や手段用器具が存在するため、手術
中には大型の人工心臓駆動装置を手術台の近くに
配置することはできない。しかし、患者の体の状
態に応じて、人工心臓の心拍数等はいつでも変え
うるようにしなければならない。このため従来よ
り、人工心臓駆動装置は手術台から離れた位置に
置いて、人工心臓駆動装置の操作は専属の操作医
師が執刀医の指示のもとに行なつている。しか
し、最適な条件で人工心臓を駆動するには執刀医
が直接、人工心臓駆動装置を操作するのが望まし
い。従来の人工心臓駆動装置は機械式減圧弁等を
用いているので、操作が難かしく、また、遠隔操
作等は不可能であつた。 本発明は、人工心臓を駆動する圧力の陽圧と陰
圧とをそれぞれ互いに影響を与えることなくすば
やく正確に調整しうる人工心臓駆動装置を提供す
ることを目的とする。 [発明の構成] [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明においては、
必要とする圧力を得るための手段として、電磁弁
を陽圧系と陰圧系にそれぞれ設け、それらを開閉
制御して圧力を調整する。この圧力調整は、電磁
弁の開時間と閉時間との比率を変えて、目標圧力
と圧力検出手段の検出圧力が等しくなるように制
御するか、もしくは圧力が目標値を越えて変化し
た場合に開閉状態を切換えるように制御して行な
う。 [作用] これによれば、陽圧系と陰圧系はそれぞれ独立
してフイードバツク制御されるので、一方の系の
圧力を変更調整した場合でも他方の圧力は調整前
と同一に維持される。また、圧力を電磁弁で制御
することにより、人工心臓の駆動パラメータの全
てを電気的に変更することが可能になる。なお、
リモコン装置を設ければ、駆動装置本体から離れ
た位置から駆動パラメータを遠隔操作することが
できる。人工心臓駆動装置はかなり大きなもので
あるため、手術中などはそれを手術台の近くに置
くことができないが、遠隔操作ができれば、医師
が患者の容態を見ながら、常に、人工心臓の駆動
条件を生体の状態に適した最適な状態に維持する
ことができる。 遠隔操作装置は、操作面を可撓材で覆つたケー
スの内部にスイツチ手段を設けた構成とする。こ
れによればスイツチ手段が露出しないので、血
液、薬品等が遠隔操作装置内部に侵入して接触不
良等を生ずるのを防止でき、また、洗浄による遠
隔操作装置の反覆使用が可能になる。また、スイ
ツチ手段の操作時には、所定の音を発して、スイ
ツチの操作が行なわれていることを報知する。こ
れによれば、誤つてスイツチが操作されるのを防
止しうる。さらに、圧力調整用の電磁弁として
は、電気コイルの軸心に固定磁性体コアと可動磁
性体コアを配置し、固定磁性体コアに対して可動
磁性体コアを軸心に沿う方向に可動とした電磁制
御弁を用いる。この種の電磁弁は、応答性が良い
ため、高精度の圧力制御を行ないうる。 本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を
参照した実施例説明により明らかになろう。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 第1図は本発明を実施する一形式の人工心臓駆
動装置の外観斜視図である。第1図を参照して説
明する。1が人工心臓駆動装置本体であり、1a
が操作パネル、1bが表示パネル、1cが接続パ
ネルである。表示パネル1bの内側には、右側心
臓用の陽圧、陰圧および陽圧と陰圧のデユーテイ
比、左側心臓用の陽圧、陰圧、および陽圧と陰圧
のデユーテイ比、心拍数および右側と左側の圧力
(陰・陽)が表示される。接続パネル1cには、
コネクタで着脱可能なリモート操作ユニツト(遠
隔操作手段)REMのケーブルと、右側および左
側の人工心臓に圧力を印加するチユーブ2a,2
bが接続されている。人工心臓駆動装置本体1は
4つのキヤスター3で移動可能に支持されてい
る。第2a図はリモート操作ユニツトREMを示
す正面図、第2b図は第2a図の−線拡大断
面図である。第2a図および第2b図を参照して
説明する。リモート操作ユニツトREMは、人工
心臓駆動装置本体の全てのパラメータの遠隔制御
が可能になつており、14の操作部S1〜S14
を有している。操作部S1〜S4はそれぞれ左側
の陽圧上げ、陽圧下げ、陰圧上げおよび陰圧下
げ、操作部S5〜S8はそれぞれ右側の陽圧上
げ、陽圧下げ、陰圧上げおよび陰圧下げ、操作部
S9,S10はそれぞれ左側の陽圧又は陰圧の継
続時間(又は陽圧と陰圧のデユーテイ)の上げ、
下げ、操作部S11およびS12は右側の陽圧又
は陰圧の継続時間の上げ、下げ、操作部S13お
よび14はそれぞれ心拍数の上げ、下げ、を操作
する部分である。PLは人工心臓駆動装置の電源
オンおよびREMが本体と接続されていることを
表示する発光ダイオード、SPはスイツチが押さ
れたときにそれを知らせるための音を出力するた
めのスピーカである。リモート操作ボードREM
のケーシング4は、合成樹脂でできている。ケー
シング4の内部には、各操作部に対応する位置に
比較的ストロークの短かいキースイツチSW9,
SW11を装着したプリント基板5が固着されて
いる。ケーシング4の各操作部の位置には穴をあ
けてあり、その表面をおおうように可撓性のフイ
ルム6が貼着され、内部のスイツチ等が防水され
ている。7および8は、リモート操作ボード
REMを所定の位置に引つかけるために設けた穴
である。 第3図はキヤスター3の斜視図、第4a図、第
4b図、第4c図および第4d図はそれぞれキヤ
スター3を構成するケーシング31の正面図、左
側面図、右側面図および縦断面図、第5図はキヤ
スター3を固定するためのボルト32の正面図、
第6a図および第6b図はキヤスター3を支持す
るスタンド33の正面図および左側面図、第7図
は人工心臓駆動装置本体1とキヤスター3の接続
を示す一部切欠正面図である。第3図、第4a
図、第4b図、第4c図、第4d図、第5図、第
6a図、第6b図および第7図を参照して説明す
る。ケーシング31には3つの穴31a,31b
および31cを設けてある。1つの穴31aはキ
ヤスター本体3aとケーシング31を結合するた
めのもので、もう1つの穴31bはスタンド33
の突起34を挿入するためのもので、もう1つの
穴31cはボルト32を挿入するためのものであ
る。ボルト32は第5図に示すように、頭部をテ
ーパ状にして握り易くするとともに滑りにくいよ
うに加工してあり、またねじ山は頭部付近の一部
のみに形成してある。スタンド33は板状の部分
と突起34で構成されている。突起34には、ケ
ーシング31の穴と連通する穴34aが設けてあ
る。33aはスタンド33を人工心臓駆動装置本
体1に固着するためのボルト用の穴である。通常
は人工心臓駆動装置本体1とキヤスター3は第7
図に示すように結合されて一体となつている。す
なわち、人工心臓駆動装置本体1に固着したスタ
ンド33の突起34をキヤスター3の穴31bに
挿入し、穴31cと34aを合わせてその穴にボ
ルト32を挿入して固着してある。35は滅菌処
理済のシーリングビニール、36はパツキンであ
る。 このようにキヤスターを着脱可能にするのは、
汚れたキヤスターと滅菌済のキヤスターを交換で
きるようにするためである。人工心臓駆動装置を
クリーンルーム、手術室等に搬入する場合、第7
図に示すような状態にある人工心臓駆動装置か
ら、クリーンルーム等の入口で次のようにしてキ
ヤスターを交換する。まずボルト32をねじつて
抜き取り、穴31bと突起34との係合は比較的
きつくしてあるのでキヤスター3を突起34に対
して回転させながら抜き取る。パツキン36およ
びシーリングビニール35を除去した後、滅菌処
理済のキヤスターを突起34に差し込んで滅菌処
理済のボルトを装着する。 第8a図、第8b図、第8c図、第8d図およ
び第8e図を参照して説明する。第8a図、第8
b図、第8c図、第8d図および第8e図はそれ
ぞれ人工心臓駆動装置本体1の内部に設けられて
いるタンクユニツト40の斜視図、横断面図(第
8c図のb−b線断面)、第8b図のc−
c線断面図、端子とタンクの接続を示す部分拡
大断面図および圧力センサ41とタンクの接続を
示す部分拡大断面図である。このタンクユニツト
40は4つのタンク(アキユームレータ)を有し
ており、1つのタンクユニツトで一対(左右)の
人工心臓用の陽圧系と陰圧系の一部を構成するよ
うになつている。4つのタンクのそれぞれには、
2つの電磁弁42,43と圧力センサ41が設け
てある。電磁弁43は一般的な開閉制御型のもの
であり、電磁弁42は後で述べるように付勢レベ
ルに応じた開度に制御される電磁制御弁である。
各ブロツク(タンク)の電磁弁42は、それぞれ
入力ポート42a又は出力ポート42bをパネル
44a,44b,44c又は44dの穴45a,
45b,45c又は45dに差し込んで固着して
あり、それらの他のポート(出力ポート又は入力
ポート)は各ブロツク内の空間に開放してある。
各ブロツクの電磁弁43は1つのポート43aを
各ブロツク内の空間に開放し、もう1つのポート
43bをパネル46の穴46a,46b又はパネ
ル47の穴47a,47bに差し込んで固着して
ある。各パネル44a,44b,44c,44d
にはそれらの穴45a,45b,45c,45d
と連通するようにチユーブ48a,48b,48
c,48dが接続されている。チユーブ48aお
よび48dは陰圧源である真空ポンプにそれぞれ
接続され、チユーブ48bおよび48cは陽圧源
であるコンプレツサにそれぞれ接続される。パネ
ル46の穴46aと46bは互いに連通してお
り、その流路にチユーブ49が接続されている。
また、パネル47の穴47aと47bが互いに連
通しており、その流路にチユーブ50が接続され
ている。チユーブ49および50はそれぞれ左お
よび右の人工心臓に接続される。パネル44a,
44b,44cおよび44dにはそれぞれ4つの
端子51と圧力センサ41が固着されている。端
子51および圧力センサ41は第8d図および第
8e図に示すように取り着けられている。端子5
1は棒状の導体51aとそれを保持する絶縁ニツ
プル51bで構成されている。絶縁ニツプル51
bはテフロンでできている。パネル44にはねじ
山を形成したテーパ状の穴があけてあり、絶縁ニ
ツプル51bはそれと対応する形状にしてある。
導体51aと絶縁ニツプル51bもテーパ状のね
じで固着されている。これらのテーパ状のねじが
シールの機能を果たすので特別なシール部材は不
要である。各端子51には電磁弁42および43
のソレノイドからのリード線54がコネクタ52
および53を介して接続されている。圧力センサ
41は端子51と同様なテーパ状のねじでパネル
44に固着されている。 第9a図、第9b図、第9c図および第9d図
を参照して説明する。第9a図、第9b図、第9
c図および第9d図はそれぞれこの実施例で用い
ている電磁弁(電磁制御弁)42の平面図、右側
面図、左側面図および拡大縦断面図である。電磁
制御弁42の弁ハウジング11に第1のポート1
2と第2のポート13が形成されている。ハウジ
ング11の内空間は弁座14で、第1のポート1
2に連通する第1の内室15と第2のポート13
に連通する第2の内室16に区分されている。弁
ハウジング11にはシール材17を介して磁性体
コイルケース18が固着されている。ケース18
内にはコイル19を巻回したコイルボビン20が
挿入されており、これを磁性体ベース21,22
が支持している。ベース21には固定磁性体コア
23が固着されている。コア23は中空であり、
それを非磁性体ガイドロツド24が貫通してい
る。ロツド24には可動磁性体コア25が固着さ
れている。ロツド24の一端はコイルスプリング
26で左方に押されている。ロツド24の他端は
軸受27およびベローズ28を貫通し、その端部
に弁体29が固着されている。ベローズ28の内
空間は、小孔30および37を通して第1の内室
15(図示状態)又は第2の内室16(ロツド2
4が右方に駆動されたとき)に連通する。 コイル19が付勢されると、コア23−コア2
5−ベース22−ケース18−ベース21−コア
23と循環する磁束を生じ、コア25にコア23
に向けての吸引力が作用し、ロツド24が、この
吸引力とコイルスプリング26の反発力とがバラ
ンスする点まで右方に移動し、弁体29が弁座1
4より、吸引力に応じた距離離れる。コア23の
端面23aは山の字形であり、コア25の端面2
5aはその中央空部を受ける凹形であり、しかも
山の字形の両端突部内側面23bにはテーパが付
されている。このテーパの存在により、通電レベ
ル対ロツド24移動量(23a−25a間のギア
ツプ)が広い範囲で比例関係になつている。ま
た、この種の電磁弁は可動部の応答性が良く高速
で開閉制御を行ないうる。 第10図に第1図に示す人工心臓駆動装置の構
成概要を人工心臓と共に示す。第10図を参照し
て説明する。60Rおよび60Lが人工心臓であ
り人工心臓駆動装置とチユーブ2aおよび2bで
接続されている。チユーブ2aおよび2bはそれ
ぞれタンクユニツト40の出力端と接続されてい
る。61Rおよび61Lがコンプレツサであり、
62Rおよび62Lが真空ポンプである。4つの
電磁弁42のソレノイドおよび圧力センサ41は
制御装置CON1に接続されており、4つの電磁
弁43は制御装置CON2に接続されている。制
御装置CON1およびCON2にはそれぞれ演算装
置CPU1およびCPU2が接続されている。演算
装置CPU1およびCPU2の入力ポートには、陽
圧、陰圧、心拍数およびデユーテイの変更を指示
するための操作端が接続されている。操作端は、
人工心臓駆動装置本体1の操作パネル1aに設け
られた本体操作ボードSWUと遠隔操作用のリモ
ート操作ボードREMでなつている。本体操作ボ
ードSWUとリモート操作ボードREMは後述する
ように並列に接続されている。リモート操作ボー
ドREMには音発生装置SGUからの所定の信号が
供給される。音発生装置SGUは演算装置CPU1
およびCPU2で制御される。表示装置DSUは、
数字表示用の7セグメントの発光ダイオード表示
器等で構成されており、制御装置CON1および
CON2からの桁駆動信号およびセグメント駆動
信号でダイナミツク駆動される。 第11図に第10図に示す演算装置CPU1お
よびCPU2の1つの構成を示す。このマイクロ
コンピユータユニツトには日立製のシングルボー
ドマイクロコンピユータユニツトH62SC01を用
いている。H62SC01は6802系のマイクロプロセ
ツサを用いたものであり、I/Oポート、タイ
マ、RAM、ROM等を備えている。RAMはこの
実施例ではCMOSタイプのHM6116を用いてい
る。 第12図はリモート操作ユニツトREMの回路
構成を示す回路図である。SW1〜SW14はそ
れぞれ第2a図に示す操作部S1〜S14に対応
して設けられたキースイツチ、SPはスペーカ、
PLは発光ダイオードである。 第13a図および第13b図は制御装置CON
1に含まれる回路の構成を示す回路図である。制
御装置CON1に使用されている集積回路(IC)
の一覧表を第1表に示す。
等の流体で人工心臓に陽圧と陰圧を交互に与えて
駆動を行なう人工心臓駆動装置に関する。 [従来の技術] 人工心臓は、生体の心臓の脈動によく似た脈動
流を血液に与えるように駆動することが安全性の
面で重要である。人工心臓はダイアフラム型、サ
ツク型、ピストン型等種々のものが知られている
が、これらは一般に空気等の流体から所定の圧力
を受けて駆動される。生体の状態に応じた最良の
条件で人工心臓を駆動するためには、その条件に
応じた正確な圧力を所定のタイミングで出力する
駆動装置が必要である。すなわち、心拍数、陽
圧、陰圧、陽圧及び陰圧を人工心臓に印加する継
続時間(Duration)又はデユーテイ比等を全て
正確にしかもすばやく所定値にセツトしうる駆動
装置がよい。 [発明が解決しようとする課題] 従来の人工心臓駆動装置では、正確な圧力を得
るための手段として機械式減圧弁等が陽圧系と陰
圧系にそれぞれ用いられている。しかし、機械式
減圧弁は負荷の大きさ、即ち流速に応じて出力圧
に変動が生じる。人工心臓駆動装置においては、
陽圧系の出力端と陰圧系の出力端とが互いに接続
されており、陰圧は陽圧系の負荷となり陽圧は陰
圧系の負荷となるので、例えば、陰圧を調整する
とそれに応じて陽圧系の負荷が変化して陽圧も変
化し、陽圧を調整すると、陰圧系の負荷が変化し
て陰圧も変化するという正負圧系間の干渉が生じ
る。 このため従来、圧力の調整を行なう場合には、
一方の圧力調整をする場合であつても、2つの圧
力表示を確認しながら2つの減圧調整弁を同時に
操作して、一方の圧力を更新しながら他方の圧力
が所定値を維持するように注意深く行なわざるを
得ず、圧力調整に熟練を要し時間もかかるという
難点があつた。人工心臓を使用する患者の容態は
急激に変化することがあるので、そのような場合
には、人工心臓の駆動圧力なども生体の状態に合
わせてすばやく更新できる方が生命の維持上効果
がある。 ところで、この種の人工心臓駆動装置において
は、コンプレツサ、真空ポンプ、タンク(アキユ
ームレータ)、電磁弁、制御装置等多くの機器を
備えなければならないために、装置がかなり大型
になる。 人工心臓は、たとえば手術中の生体の心臓の補
助等に使用されるが、手術中等は手術台の周辺に
は多数の医師や手段用器具が存在するため、手術
中には大型の人工心臓駆動装置を手術台の近くに
配置することはできない。しかし、患者の体の状
態に応じて、人工心臓の心拍数等はいつでも変え
うるようにしなければならない。このため従来よ
り、人工心臓駆動装置は手術台から離れた位置に
置いて、人工心臓駆動装置の操作は専属の操作医
師が執刀医の指示のもとに行なつている。しか
し、最適な条件で人工心臓を駆動するには執刀医
が直接、人工心臓駆動装置を操作するのが望まし
い。従来の人工心臓駆動装置は機械式減圧弁等を
用いているので、操作が難かしく、また、遠隔操
作等は不可能であつた。 本発明は、人工心臓を駆動する圧力の陽圧と陰
圧とをそれぞれ互いに影響を与えることなくすば
やく正確に調整しうる人工心臓駆動装置を提供す
ることを目的とする。 [発明の構成] [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明においては、
必要とする圧力を得るための手段として、電磁弁
を陽圧系と陰圧系にそれぞれ設け、それらを開閉
制御して圧力を調整する。この圧力調整は、電磁
弁の開時間と閉時間との比率を変えて、目標圧力
と圧力検出手段の検出圧力が等しくなるように制
御するか、もしくは圧力が目標値を越えて変化し
た場合に開閉状態を切換えるように制御して行な
う。 [作用] これによれば、陽圧系と陰圧系はそれぞれ独立
してフイードバツク制御されるので、一方の系の
圧力を変更調整した場合でも他方の圧力は調整前
と同一に維持される。また、圧力を電磁弁で制御
することにより、人工心臓の駆動パラメータの全
てを電気的に変更することが可能になる。なお、
リモコン装置を設ければ、駆動装置本体から離れ
た位置から駆動パラメータを遠隔操作することが
できる。人工心臓駆動装置はかなり大きなもので
あるため、手術中などはそれを手術台の近くに置
くことができないが、遠隔操作ができれば、医師
が患者の容態を見ながら、常に、人工心臓の駆動
条件を生体の状態に適した最適な状態に維持する
ことができる。 遠隔操作装置は、操作面を可撓材で覆つたケー
スの内部にスイツチ手段を設けた構成とする。こ
れによればスイツチ手段が露出しないので、血
液、薬品等が遠隔操作装置内部に侵入して接触不
良等を生ずるのを防止でき、また、洗浄による遠
隔操作装置の反覆使用が可能になる。また、スイ
ツチ手段の操作時には、所定の音を発して、スイ
ツチの操作が行なわれていることを報知する。こ
れによれば、誤つてスイツチが操作されるのを防
止しうる。さらに、圧力調整用の電磁弁として
は、電気コイルの軸心に固定磁性体コアと可動磁
性体コアを配置し、固定磁性体コアに対して可動
磁性体コアを軸心に沿う方向に可動とした電磁制
御弁を用いる。この種の電磁弁は、応答性が良い
ため、高精度の圧力制御を行ないうる。 本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を
参照した実施例説明により明らかになろう。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 第1図は本発明を実施する一形式の人工心臓駆
動装置の外観斜視図である。第1図を参照して説
明する。1が人工心臓駆動装置本体であり、1a
が操作パネル、1bが表示パネル、1cが接続パ
ネルである。表示パネル1bの内側には、右側心
臓用の陽圧、陰圧および陽圧と陰圧のデユーテイ
比、左側心臓用の陽圧、陰圧、および陽圧と陰圧
のデユーテイ比、心拍数および右側と左側の圧力
(陰・陽)が表示される。接続パネル1cには、
コネクタで着脱可能なリモート操作ユニツト(遠
隔操作手段)REMのケーブルと、右側および左
側の人工心臓に圧力を印加するチユーブ2a,2
bが接続されている。人工心臓駆動装置本体1は
4つのキヤスター3で移動可能に支持されてい
る。第2a図はリモート操作ユニツトREMを示
す正面図、第2b図は第2a図の−線拡大断
面図である。第2a図および第2b図を参照して
説明する。リモート操作ユニツトREMは、人工
心臓駆動装置本体の全てのパラメータの遠隔制御
が可能になつており、14の操作部S1〜S14
を有している。操作部S1〜S4はそれぞれ左側
の陽圧上げ、陽圧下げ、陰圧上げおよび陰圧下
げ、操作部S5〜S8はそれぞれ右側の陽圧上
げ、陽圧下げ、陰圧上げおよび陰圧下げ、操作部
S9,S10はそれぞれ左側の陽圧又は陰圧の継
続時間(又は陽圧と陰圧のデユーテイ)の上げ、
下げ、操作部S11およびS12は右側の陽圧又
は陰圧の継続時間の上げ、下げ、操作部S13お
よび14はそれぞれ心拍数の上げ、下げ、を操作
する部分である。PLは人工心臓駆動装置の電源
オンおよびREMが本体と接続されていることを
表示する発光ダイオード、SPはスイツチが押さ
れたときにそれを知らせるための音を出力するた
めのスピーカである。リモート操作ボードREM
のケーシング4は、合成樹脂でできている。ケー
シング4の内部には、各操作部に対応する位置に
比較的ストロークの短かいキースイツチSW9,
SW11を装着したプリント基板5が固着されて
いる。ケーシング4の各操作部の位置には穴をあ
けてあり、その表面をおおうように可撓性のフイ
ルム6が貼着され、内部のスイツチ等が防水され
ている。7および8は、リモート操作ボード
REMを所定の位置に引つかけるために設けた穴
である。 第3図はキヤスター3の斜視図、第4a図、第
4b図、第4c図および第4d図はそれぞれキヤ
スター3を構成するケーシング31の正面図、左
側面図、右側面図および縦断面図、第5図はキヤ
スター3を固定するためのボルト32の正面図、
第6a図および第6b図はキヤスター3を支持す
るスタンド33の正面図および左側面図、第7図
は人工心臓駆動装置本体1とキヤスター3の接続
を示す一部切欠正面図である。第3図、第4a
図、第4b図、第4c図、第4d図、第5図、第
6a図、第6b図および第7図を参照して説明す
る。ケーシング31には3つの穴31a,31b
および31cを設けてある。1つの穴31aはキ
ヤスター本体3aとケーシング31を結合するた
めのもので、もう1つの穴31bはスタンド33
の突起34を挿入するためのもので、もう1つの
穴31cはボルト32を挿入するためのものであ
る。ボルト32は第5図に示すように、頭部をテ
ーパ状にして握り易くするとともに滑りにくいよ
うに加工してあり、またねじ山は頭部付近の一部
のみに形成してある。スタンド33は板状の部分
と突起34で構成されている。突起34には、ケ
ーシング31の穴と連通する穴34aが設けてあ
る。33aはスタンド33を人工心臓駆動装置本
体1に固着するためのボルト用の穴である。通常
は人工心臓駆動装置本体1とキヤスター3は第7
図に示すように結合されて一体となつている。す
なわち、人工心臓駆動装置本体1に固着したスタ
ンド33の突起34をキヤスター3の穴31bに
挿入し、穴31cと34aを合わせてその穴にボ
ルト32を挿入して固着してある。35は滅菌処
理済のシーリングビニール、36はパツキンであ
る。 このようにキヤスターを着脱可能にするのは、
汚れたキヤスターと滅菌済のキヤスターを交換で
きるようにするためである。人工心臓駆動装置を
クリーンルーム、手術室等に搬入する場合、第7
図に示すような状態にある人工心臓駆動装置か
ら、クリーンルーム等の入口で次のようにしてキ
ヤスターを交換する。まずボルト32をねじつて
抜き取り、穴31bと突起34との係合は比較的
きつくしてあるのでキヤスター3を突起34に対
して回転させながら抜き取る。パツキン36およ
びシーリングビニール35を除去した後、滅菌処
理済のキヤスターを突起34に差し込んで滅菌処
理済のボルトを装着する。 第8a図、第8b図、第8c図、第8d図およ
び第8e図を参照して説明する。第8a図、第8
b図、第8c図、第8d図および第8e図はそれ
ぞれ人工心臓駆動装置本体1の内部に設けられて
いるタンクユニツト40の斜視図、横断面図(第
8c図のb−b線断面)、第8b図のc−
c線断面図、端子とタンクの接続を示す部分拡
大断面図および圧力センサ41とタンクの接続を
示す部分拡大断面図である。このタンクユニツト
40は4つのタンク(アキユームレータ)を有し
ており、1つのタンクユニツトで一対(左右)の
人工心臓用の陽圧系と陰圧系の一部を構成するよ
うになつている。4つのタンクのそれぞれには、
2つの電磁弁42,43と圧力センサ41が設け
てある。電磁弁43は一般的な開閉制御型のもの
であり、電磁弁42は後で述べるように付勢レベ
ルに応じた開度に制御される電磁制御弁である。
各ブロツク(タンク)の電磁弁42は、それぞれ
入力ポート42a又は出力ポート42bをパネル
44a,44b,44c又は44dの穴45a,
45b,45c又は45dに差し込んで固着して
あり、それらの他のポート(出力ポート又は入力
ポート)は各ブロツク内の空間に開放してある。
各ブロツクの電磁弁43は1つのポート43aを
各ブロツク内の空間に開放し、もう1つのポート
43bをパネル46の穴46a,46b又はパネ
ル47の穴47a,47bに差し込んで固着して
ある。各パネル44a,44b,44c,44d
にはそれらの穴45a,45b,45c,45d
と連通するようにチユーブ48a,48b,48
c,48dが接続されている。チユーブ48aお
よび48dは陰圧源である真空ポンプにそれぞれ
接続され、チユーブ48bおよび48cは陽圧源
であるコンプレツサにそれぞれ接続される。パネ
ル46の穴46aと46bは互いに連通してお
り、その流路にチユーブ49が接続されている。
また、パネル47の穴47aと47bが互いに連
通しており、その流路にチユーブ50が接続され
ている。チユーブ49および50はそれぞれ左お
よび右の人工心臓に接続される。パネル44a,
44b,44cおよび44dにはそれぞれ4つの
端子51と圧力センサ41が固着されている。端
子51および圧力センサ41は第8d図および第
8e図に示すように取り着けられている。端子5
1は棒状の導体51aとそれを保持する絶縁ニツ
プル51bで構成されている。絶縁ニツプル51
bはテフロンでできている。パネル44にはねじ
山を形成したテーパ状の穴があけてあり、絶縁ニ
ツプル51bはそれと対応する形状にしてある。
導体51aと絶縁ニツプル51bもテーパ状のね
じで固着されている。これらのテーパ状のねじが
シールの機能を果たすので特別なシール部材は不
要である。各端子51には電磁弁42および43
のソレノイドからのリード線54がコネクタ52
および53を介して接続されている。圧力センサ
41は端子51と同様なテーパ状のねじでパネル
44に固着されている。 第9a図、第9b図、第9c図および第9d図
を参照して説明する。第9a図、第9b図、第9
c図および第9d図はそれぞれこの実施例で用い
ている電磁弁(電磁制御弁)42の平面図、右側
面図、左側面図および拡大縦断面図である。電磁
制御弁42の弁ハウジング11に第1のポート1
2と第2のポート13が形成されている。ハウジ
ング11の内空間は弁座14で、第1のポート1
2に連通する第1の内室15と第2のポート13
に連通する第2の内室16に区分されている。弁
ハウジング11にはシール材17を介して磁性体
コイルケース18が固着されている。ケース18
内にはコイル19を巻回したコイルボビン20が
挿入されており、これを磁性体ベース21,22
が支持している。ベース21には固定磁性体コア
23が固着されている。コア23は中空であり、
それを非磁性体ガイドロツド24が貫通してい
る。ロツド24には可動磁性体コア25が固着さ
れている。ロツド24の一端はコイルスプリング
26で左方に押されている。ロツド24の他端は
軸受27およびベローズ28を貫通し、その端部
に弁体29が固着されている。ベローズ28の内
空間は、小孔30および37を通して第1の内室
15(図示状態)又は第2の内室16(ロツド2
4が右方に駆動されたとき)に連通する。 コイル19が付勢されると、コア23−コア2
5−ベース22−ケース18−ベース21−コア
23と循環する磁束を生じ、コア25にコア23
に向けての吸引力が作用し、ロツド24が、この
吸引力とコイルスプリング26の反発力とがバラ
ンスする点まで右方に移動し、弁体29が弁座1
4より、吸引力に応じた距離離れる。コア23の
端面23aは山の字形であり、コア25の端面2
5aはその中央空部を受ける凹形であり、しかも
山の字形の両端突部内側面23bにはテーパが付
されている。このテーパの存在により、通電レベ
ル対ロツド24移動量(23a−25a間のギア
ツプ)が広い範囲で比例関係になつている。ま
た、この種の電磁弁は可動部の応答性が良く高速
で開閉制御を行ないうる。 第10図に第1図に示す人工心臓駆動装置の構
成概要を人工心臓と共に示す。第10図を参照し
て説明する。60Rおよび60Lが人工心臓であ
り人工心臓駆動装置とチユーブ2aおよび2bで
接続されている。チユーブ2aおよび2bはそれ
ぞれタンクユニツト40の出力端と接続されてい
る。61Rおよび61Lがコンプレツサであり、
62Rおよび62Lが真空ポンプである。4つの
電磁弁42のソレノイドおよび圧力センサ41は
制御装置CON1に接続されており、4つの電磁
弁43は制御装置CON2に接続されている。制
御装置CON1およびCON2にはそれぞれ演算装
置CPU1およびCPU2が接続されている。演算
装置CPU1およびCPU2の入力ポートには、陽
圧、陰圧、心拍数およびデユーテイの変更を指示
するための操作端が接続されている。操作端は、
人工心臓駆動装置本体1の操作パネル1aに設け
られた本体操作ボードSWUと遠隔操作用のリモ
ート操作ボードREMでなつている。本体操作ボ
ードSWUとリモート操作ボードREMは後述する
ように並列に接続されている。リモート操作ボー
ドREMには音発生装置SGUからの所定の信号が
供給される。音発生装置SGUは演算装置CPU1
およびCPU2で制御される。表示装置DSUは、
数字表示用の7セグメントの発光ダイオード表示
器等で構成されており、制御装置CON1および
CON2からの桁駆動信号およびセグメント駆動
信号でダイナミツク駆動される。 第11図に第10図に示す演算装置CPU1お
よびCPU2の1つの構成を示す。このマイクロ
コンピユータユニツトには日立製のシングルボー
ドマイクロコンピユータユニツトH62SC01を用
いている。H62SC01は6802系のマイクロプロセ
ツサを用いたものであり、I/Oポート、タイ
マ、RAM、ROM等を備えている。RAMはこの
実施例ではCMOSタイプのHM6116を用いてい
る。 第12図はリモート操作ユニツトREMの回路
構成を示す回路図である。SW1〜SW14はそ
れぞれ第2a図に示す操作部S1〜S14に対応
して設けられたキースイツチ、SPはスペーカ、
PLは発光ダイオードである。 第13a図および第13b図は制御装置CON
1に含まれる回路の構成を示す回路図である。制
御装置CON1に使用されている集積回路(IC)
の一覧表を第1表に示す。
【表】
まず、第13a図を参照して説明する。コネク
タJ1は演算装置CPU1の出力ポートP3と接
続されており、ダイナミツク表示を行なうため
に、CPU1からの表示データは表示桁データと
表示数値データの2つのBCD信号に分けて入力
される。CPU1が出力する表示データは、左右
各系の陽圧および陰圧のデータを含んでいる。集
積回路Z1は表示桁データのBCD信号をデコー
ドしてトランジスタTr1〜Tr6およびインバー
タZ14に印加する。トランジスタTr1〜Tr6
は発光ダイオード表示器のアノード(桁電極)に
接続される。集積回路Z2〜Z5はそれぞれ表示
数値データのBCD信号を7セグメントの信号に
変換し、7セグメントの信号はドライバZ6〜Z
9を通つて発光ダイオード表示器の各カソード
(セグメント電極)に印加されている。本体操作
ボードSWUのキースイツチ接点とリモート操作
ボードREMのキースイツチ接点はコネクタJ2
の近傍で並列に接続され、それらは集積回路Z1
2およびZ13に接続されている。集積回路Z1
2およびZ13は機械接点のチヤタリングを除去
する回路を有しており、チヤタリングを除去した
信号をインバータZ11を介して集積回路Z10
に印加する。集積回路Z10は予じめ定めた優先
順位で押されたキースイツチに対応する2進コー
ドをマイクロコンピユータCPU1に出力する。
SSR1〜SSR4はソリツドステートリレーであ
り、それらはバツフアZ15を介してマイクロコ
ンピユータCPU1の出力ポートでオン・オフ制
御される。ソリツドステートリレーSSR1〜SSR
4の出力端はコネクタJ4を介して各々の電磁弁
42に接続されている。 第13b図を参照して説明する。Z16はデイ
テル社の16チヤンネル12ビツトA/Dコンバータ
HDAS−16MCである。Z16の端子BIT1〜
BIT12は信号出力端であり、BIT1〜BIT4と
BIT9〜BIT12は互いに接続してある。マイク
ロコンピユータCPU1の入力ポートには12ビツ
トの信号が8ビツトづつ2回に分けて印加され
る。BIT1〜4とBIT5〜12の切換はCPU1
がZ16のEN1,EN2およびEN3の各端子を
制御して行なう。端子A1,A2,A4およびA
8は入力チヤンネルを選択するためのものであ
る。HDAS−16は16チヤンネルの入力ポート
を有しているが、この実施例においてはそのうち
の8チヤンネルをコネクタJ5に接続し、そのう
ちの4チヤンネルに各圧力センサ41からの信
号、すなわち右陽圧信号RPP、右陰圧信号RNP、
左陽圧信号LPPおよび左陰圧信号LNPを入力す
る。 第14図は制御装置CON2の回路構成を示す
回路図、第15図は音発生装置SGUの回路構成
を示すブロツク図である。第14図および第15
図を参照して説明する。制御装置CON2および
音発生装置VSUで使用されている集積回路の一
覧表を次の第2表に示す。
タJ1は演算装置CPU1の出力ポートP3と接
続されており、ダイナミツク表示を行なうため
に、CPU1からの表示データは表示桁データと
表示数値データの2つのBCD信号に分けて入力
される。CPU1が出力する表示データは、左右
各系の陽圧および陰圧のデータを含んでいる。集
積回路Z1は表示桁データのBCD信号をデコー
ドしてトランジスタTr1〜Tr6およびインバー
タZ14に印加する。トランジスタTr1〜Tr6
は発光ダイオード表示器のアノード(桁電極)に
接続される。集積回路Z2〜Z5はそれぞれ表示
数値データのBCD信号を7セグメントの信号に
変換し、7セグメントの信号はドライバZ6〜Z
9を通つて発光ダイオード表示器の各カソード
(セグメント電極)に印加されている。本体操作
ボードSWUのキースイツチ接点とリモート操作
ボードREMのキースイツチ接点はコネクタJ2
の近傍で並列に接続され、それらは集積回路Z1
2およびZ13に接続されている。集積回路Z1
2およびZ13は機械接点のチヤタリングを除去
する回路を有しており、チヤタリングを除去した
信号をインバータZ11を介して集積回路Z10
に印加する。集積回路Z10は予じめ定めた優先
順位で押されたキースイツチに対応する2進コー
ドをマイクロコンピユータCPU1に出力する。
SSR1〜SSR4はソリツドステートリレーであ
り、それらはバツフアZ15を介してマイクロコ
ンピユータCPU1の出力ポートでオン・オフ制
御される。ソリツドステートリレーSSR1〜SSR
4の出力端はコネクタJ4を介して各々の電磁弁
42に接続されている。 第13b図を参照して説明する。Z16はデイ
テル社の16チヤンネル12ビツトA/Dコンバータ
HDAS−16MCである。Z16の端子BIT1〜
BIT12は信号出力端であり、BIT1〜BIT4と
BIT9〜BIT12は互いに接続してある。マイク
ロコンピユータCPU1の入力ポートには12ビツ
トの信号が8ビツトづつ2回に分けて印加され
る。BIT1〜4とBIT5〜12の切換はCPU1
がZ16のEN1,EN2およびEN3の各端子を
制御して行なう。端子A1,A2,A4およびA
8は入力チヤンネルを選択するためのものであ
る。HDAS−16は16チヤンネルの入力ポート
を有しているが、この実施例においてはそのうち
の8チヤンネルをコネクタJ5に接続し、そのう
ちの4チヤンネルに各圧力センサ41からの信
号、すなわち右陽圧信号RPP、右陰圧信号RNP、
左陽圧信号LPPおよび左陰圧信号LNPを入力す
る。 第14図は制御装置CON2の回路構成を示す
回路図、第15図は音発生装置SGUの回路構成
を示すブロツク図である。第14図および第15
図を参照して説明する。制御装置CON2および
音発生装置VSUで使用されている集積回路の一
覧表を次の第2表に示す。
【表】
【表】
制御装置CON2は前記の制御装置CON1と似
た構成になつているが、制御装置CON2は圧力
の検出は行なわないのでA/Dコンバータは設け
てない。コネクタJ6およびJ7はそれぞれ演算
装置CPU2のポートP3およびP2と接続され
ている。コネクタJ10は電磁弁43のソレノイ
ドに接続されている。集積回路Z30およびZ3
1には、コネクタJ8を介して、本体操作ボード
SWUとリモート操作ボードREMの心拍数の上
げ、下げ、左右の、陽圧を印加する期間と陰圧を
印加する期間の比の上げ、下げを指示する各キー
スイツチ接点が接続されている。音発生装置
SGUは3つの集積回路Z36〜Z38を中心に
構成されている。これらの集積回路Z36〜Z3
8はそれぞれ6つの入力ポートの状態に応じた周
波数の信号を出力端OUTに生ずる。コネクタJ
11には、キーが操作されたかどうかを示す信号
「開/閉」と、操作されたキーが上げ、下げいず
れを指示するものかを示す信号「UP/DOWN」
がCPU1およびCPU2からそれぞれ入力されて
いる。集積回路Z36〜Z38のリセツト入力端
RESにはキーを押さない状態では高レベルHが
印加されており、Z36〜Z38はリセツトされ
ている。リセツト入力端RESに低レベルLが印
加されている状態では、Z36の出力端には、オ
アゲートOR1の出力端の論理レベルに応じて、
3.2KHz又は1.6KHzのパルス信号が現われる。Z
37はRES端がLのときには常時2Hzのパルス
信号を出力し、その信号をZ38の入力ポートに
印加する。Z38は、Z37の出力端がHのとき
には、Z36からの3.2KHz又は1.6KHzのパルス
信号をそのまま出力端に出力し、Z37の出力端
がLのときには、Z36からのパルス信号を1/2
分周した信号を出力端に出力する。したがつて、
たとえばリモート操作ボードREMの左側圧力上
げ操作部S1を押した場合、CPU1からのUP/
DOWN信号がH、CPU1からの閉開信号がHに
なり、Z36の出力端には3.2KHzのパルス信号
が現われ、Z38の出力端には0.5秒おきに周波
数が3.2KHz又は1.6KHzに変化する、パルス信号
が現われる。また、左側圧力下げ操作部S2を押
下すると、Z36の出力端に1.6KHzのパルス信
号が現われ、Z38の出力端には0.5秒おきに周
波数が1.6KHz又は0.8KHzに変化するパルス信号
が現われる。この信号がリモート操作ボード
REMのスペーカに印加される。第16a図、第
16b図および第16c図は演算装置CPU1の
概略の動作フローを示すものであり、それぞれ、
メインプログラム、割込処理プログラムおよびタ
ンク圧入力サブルーチンのフローチヤートであ
る。第10図、第13a図、第13b図、第16
a図、第16b図および第16c図を参照して
CPU1の動作を説明する。まず概略を説明する
と、演算装置CPU1は、本体操作ボードSWU又
はリモート操作ボードREMのキー入力読み取り、
各タンク圧(圧力センサ41)の読み取り、各タ
ンク圧の定圧制御(電磁弁42のデユーテイ制
御)、キー入力に応じた圧力パラメータの変更、
表示データの出力および音発生指示を行なう。 電源がオンになると、各パラメータに初期値を
セツトして割込可能にセツトする。この実施例に
おいては初期値はRPP,RNP,LPPおよびLNP
をそれぞれ+30、−30、+100および−50〔mmHg〕
に定めてあり、各圧力の上限/下限は、それぞれ
0/+150、−100/0、0/+300および−150/
0〔mmHg)に定めてある。割込はCPU1内のタ
イマにより、4msごとに定期的に発生する。割
込がかかると、マイクロプロセツサは第16b図
に示す割込処理ルーチンを実行する。割込処理ル
ーチンでは、まずA/DコンバータZ16を選択
し、入力チヤンネルをCH0,CH1,CH3およ
びCH4に順に切換えて各タンクの圧力RPP,
RNP,LPPおよびLNPを順にA/D変換させ、
それらの変換したデジタルデータを読み取る。ま
た、P3の所定のポートに「1」又は「0」を出
力してソリツドステートリレーSSR1〜SSR4を
制御し、4つの電磁弁42をオン又はオフする。
このオン/オフの切換は、CPU1のメモリ中に
設定したデユーテイのパラメータに応じて、n1
回の割合に1度オンからオフに反転させ、n2回
の割込に1度オフからオンに反転させることによ
り行なう。したがつて、そのパラメータを変える
ことによつて、電磁弁42のオン時間とオフ時間
のデユーテイ比が変わる。このデユーテイ比を、
各々のタンクの検出圧力と目標圧力の比較結果に
応じて制御することにより、タンクの圧力が所定
の圧力に保たれる。タンク圧入力サブルーチンで
は、A/DコンバータZ16から読み取つた各タ
ンクの圧力データを平均化し、そのデータを表示
用の4桁の10進数データに変換する。圧力データ
を平均化するのは、弁の開閉による圧力の短時間
の微小変動を除くためである。キー入力があつた
場合、どのキーが押されたのかを判別し、そのキ
ーに対応づけられたパラメータを、少しづつ大き
く(又は小さく)する。また、押されたキーが上
げ、下げいずれを指示するものかを判別して、コ
ネクタJ11に開閉信号とUP/DOWN信号を印
加して、所定の音をリモート操作ボードREMの
スピーカから発生させる。なお、第16b図に示
すニーモニツクコードRTIは、リターン命令
(return from interrupt)を示し、RTSは、リタ
ーン命令(return from subroutine)を示す。 第17図は演算装置CPU2の概略の動作を示
すフローチヤートである。第17図を参照して動
作を説明する。電源がオンになるとマイクロプロ
セツサはまず各I/Oポートを初期状態にセツト
して、心拍数、左右それぞれの陽圧と陰圧を印加
する時間の比率(デユーテイ又は陽圧、陰圧の継
続時間)の各パラメータを初期値にセツトする。
この実施例においては、各パラメータの初期値
は、心拍数を100rpm、左側の人工心臓のデユー
テイを45%(継続時間270ms)、右側の人工心臓
のデユーテイを55%(継続時間330ms)にそれ
ぞれ定めてある。割込処理においては、所定のパ
ラメータ(心拍数)に応じたあるタイミングで所
定の出力ポートの論理レベルを「1」から「0」、
又は「0」から「1」に更新し、ソリツドステー
トリレーSSR5〜SSR8を制御して、電磁弁43
を開閉する。また、表示データ(桁データおよび
セグメントデータ)の出力を行なう。キー入力が
あると、どのキーが押されたのかを判別し、その
キーに対応づけられたパラメータの値を、それが
上限値又は下限値を越えないかどうか確認しなが
ら、キー操作が継続している間インクリメント又
はデクリメントする。そのパラメータと関連する
各種のパラメータを演算処理する。この処理は、
各サブルーチンにジヤンプして行なう。サブルー
チン群は、心拍数に関連する一拍の時間を演算す
るサブルーチン、左側人工心臓の持続時間を演算
するサブルーチン、右側人工心臓の持続時間を演
算するサブルーチン、左側人工心臓のデユーテイ
を演算するサブルーチン、右側人工心臓のデユー
テイを演算するサブルーチン、割算を行なうサブ
ルーチン、掛算を行なうサブルーチン等でなつて
いる。この演算が終了したら、更新された各パラ
メータを表示用のメモリーに記録して、所定時間
の後に割込待ちの処理に戻る。次の割込がかかる
と、更新されたデータが表示される。 以上の実施例においては、電磁弁42を常時開
閉付勢して開時間と閉時間のデユーテイを変えて
圧力制御をしているが、圧力センサ41の出力信
号が所定値を越える時にのみ電磁弁42を付勢し
てもよい。また実施例では、リモート操作ボード
REMのスペーカから所定の周波数の音を発生さ
せるようにしたが、押されたキーに対応したパラ
メータを音声で出力するようにしてもよい。その
場合には、たとえば第18図に示すような回路構
成とすればよい。第18図においてZ39,Z4
0およびZ41はそれぞれテキサスインスツルメ
ント社製のTMS1000、TMS5100および
TMS6100である。TMS1000はマイクロプロセツ
サ、TMS5100は音声合成チツプ、TMS6100は
128KbitのマスクROMである。コネクタJ11
は演算装置CPU1およびCPU2と接続し、各演
算装置CPU1,CPU2からマイクロプロセツサ
Z36に所定の音声発生指令を出力して、Z37
の出力する音声信号をリモート操作ボードREM
のスペーカに供給する。 [効果] 以上のとおり本発明によれば、電磁弁、圧力検
出手段及び蓄圧タンクを用いて人工心臓に印加す
る駆動圧力を生成するので、実際に人工心臓ポン
プに印加される駆動圧力は、正圧、負圧それぞれ
についてオペレータが設定した目標圧力に常時正
確に維持されることになり、オペレータの操作と
しては、圧力変動の監視や設定圧力の補正が不要
であり、一回の目標圧力の設定だけで、生体の拍
動リズム及び生体の必要とする送血量に最も適合
するようなポンプ動作が得られるように圧力調整
を行ないうる。 しかも、圧力調整時でも正圧系と負圧系との間
の圧力変化の干渉がないので、オペレータは正圧
系と負圧系の圧力を完全に独立して調整すること
ができ、生体の条件が変わつた場合でも、直ち
に、駆動圧をその時に生体が必要とする値に更新
することができ、生体の変化に対する圧力調整の
追従が容易であり、生命の維持において顕著な効
果が得られる。
た構成になつているが、制御装置CON2は圧力
の検出は行なわないのでA/Dコンバータは設け
てない。コネクタJ6およびJ7はそれぞれ演算
装置CPU2のポートP3およびP2と接続され
ている。コネクタJ10は電磁弁43のソレノイ
ドに接続されている。集積回路Z30およびZ3
1には、コネクタJ8を介して、本体操作ボード
SWUとリモート操作ボードREMの心拍数の上
げ、下げ、左右の、陽圧を印加する期間と陰圧を
印加する期間の比の上げ、下げを指示する各キー
スイツチ接点が接続されている。音発生装置
SGUは3つの集積回路Z36〜Z38を中心に
構成されている。これらの集積回路Z36〜Z3
8はそれぞれ6つの入力ポートの状態に応じた周
波数の信号を出力端OUTに生ずる。コネクタJ
11には、キーが操作されたかどうかを示す信号
「開/閉」と、操作されたキーが上げ、下げいず
れを指示するものかを示す信号「UP/DOWN」
がCPU1およびCPU2からそれぞれ入力されて
いる。集積回路Z36〜Z38のリセツト入力端
RESにはキーを押さない状態では高レベルHが
印加されており、Z36〜Z38はリセツトされ
ている。リセツト入力端RESに低レベルLが印
加されている状態では、Z36の出力端には、オ
アゲートOR1の出力端の論理レベルに応じて、
3.2KHz又は1.6KHzのパルス信号が現われる。Z
37はRES端がLのときには常時2Hzのパルス
信号を出力し、その信号をZ38の入力ポートに
印加する。Z38は、Z37の出力端がHのとき
には、Z36からの3.2KHz又は1.6KHzのパルス
信号をそのまま出力端に出力し、Z37の出力端
がLのときには、Z36からのパルス信号を1/2
分周した信号を出力端に出力する。したがつて、
たとえばリモート操作ボードREMの左側圧力上
げ操作部S1を押した場合、CPU1からのUP/
DOWN信号がH、CPU1からの閉開信号がHに
なり、Z36の出力端には3.2KHzのパルス信号
が現われ、Z38の出力端には0.5秒おきに周波
数が3.2KHz又は1.6KHzに変化する、パルス信号
が現われる。また、左側圧力下げ操作部S2を押
下すると、Z36の出力端に1.6KHzのパルス信
号が現われ、Z38の出力端には0.5秒おきに周
波数が1.6KHz又は0.8KHzに変化するパルス信号
が現われる。この信号がリモート操作ボード
REMのスペーカに印加される。第16a図、第
16b図および第16c図は演算装置CPU1の
概略の動作フローを示すものであり、それぞれ、
メインプログラム、割込処理プログラムおよびタ
ンク圧入力サブルーチンのフローチヤートであ
る。第10図、第13a図、第13b図、第16
a図、第16b図および第16c図を参照して
CPU1の動作を説明する。まず概略を説明する
と、演算装置CPU1は、本体操作ボードSWU又
はリモート操作ボードREMのキー入力読み取り、
各タンク圧(圧力センサ41)の読み取り、各タ
ンク圧の定圧制御(電磁弁42のデユーテイ制
御)、キー入力に応じた圧力パラメータの変更、
表示データの出力および音発生指示を行なう。 電源がオンになると、各パラメータに初期値を
セツトして割込可能にセツトする。この実施例に
おいては初期値はRPP,RNP,LPPおよびLNP
をそれぞれ+30、−30、+100および−50〔mmHg〕
に定めてあり、各圧力の上限/下限は、それぞれ
0/+150、−100/0、0/+300および−150/
0〔mmHg)に定めてある。割込はCPU1内のタ
イマにより、4msごとに定期的に発生する。割
込がかかると、マイクロプロセツサは第16b図
に示す割込処理ルーチンを実行する。割込処理ル
ーチンでは、まずA/DコンバータZ16を選択
し、入力チヤンネルをCH0,CH1,CH3およ
びCH4に順に切換えて各タンクの圧力RPP,
RNP,LPPおよびLNPを順にA/D変換させ、
それらの変換したデジタルデータを読み取る。ま
た、P3の所定のポートに「1」又は「0」を出
力してソリツドステートリレーSSR1〜SSR4を
制御し、4つの電磁弁42をオン又はオフする。
このオン/オフの切換は、CPU1のメモリ中に
設定したデユーテイのパラメータに応じて、n1
回の割合に1度オンからオフに反転させ、n2回
の割込に1度オフからオンに反転させることによ
り行なう。したがつて、そのパラメータを変える
ことによつて、電磁弁42のオン時間とオフ時間
のデユーテイ比が変わる。このデユーテイ比を、
各々のタンクの検出圧力と目標圧力の比較結果に
応じて制御することにより、タンクの圧力が所定
の圧力に保たれる。タンク圧入力サブルーチンで
は、A/DコンバータZ16から読み取つた各タ
ンクの圧力データを平均化し、そのデータを表示
用の4桁の10進数データに変換する。圧力データ
を平均化するのは、弁の開閉による圧力の短時間
の微小変動を除くためである。キー入力があつた
場合、どのキーが押されたのかを判別し、そのキ
ーに対応づけられたパラメータを、少しづつ大き
く(又は小さく)する。また、押されたキーが上
げ、下げいずれを指示するものかを判別して、コ
ネクタJ11に開閉信号とUP/DOWN信号を印
加して、所定の音をリモート操作ボードREMの
スピーカから発生させる。なお、第16b図に示
すニーモニツクコードRTIは、リターン命令
(return from interrupt)を示し、RTSは、リタ
ーン命令(return from subroutine)を示す。 第17図は演算装置CPU2の概略の動作を示
すフローチヤートである。第17図を参照して動
作を説明する。電源がオンになるとマイクロプロ
セツサはまず各I/Oポートを初期状態にセツト
して、心拍数、左右それぞれの陽圧と陰圧を印加
する時間の比率(デユーテイ又は陽圧、陰圧の継
続時間)の各パラメータを初期値にセツトする。
この実施例においては、各パラメータの初期値
は、心拍数を100rpm、左側の人工心臓のデユー
テイを45%(継続時間270ms)、右側の人工心臓
のデユーテイを55%(継続時間330ms)にそれ
ぞれ定めてある。割込処理においては、所定のパ
ラメータ(心拍数)に応じたあるタイミングで所
定の出力ポートの論理レベルを「1」から「0」、
又は「0」から「1」に更新し、ソリツドステー
トリレーSSR5〜SSR8を制御して、電磁弁43
を開閉する。また、表示データ(桁データおよび
セグメントデータ)の出力を行なう。キー入力が
あると、どのキーが押されたのかを判別し、その
キーに対応づけられたパラメータの値を、それが
上限値又は下限値を越えないかどうか確認しなが
ら、キー操作が継続している間インクリメント又
はデクリメントする。そのパラメータと関連する
各種のパラメータを演算処理する。この処理は、
各サブルーチンにジヤンプして行なう。サブルー
チン群は、心拍数に関連する一拍の時間を演算す
るサブルーチン、左側人工心臓の持続時間を演算
するサブルーチン、右側人工心臓の持続時間を演
算するサブルーチン、左側人工心臓のデユーテイ
を演算するサブルーチン、右側人工心臓のデユー
テイを演算するサブルーチン、割算を行なうサブ
ルーチン、掛算を行なうサブルーチン等でなつて
いる。この演算が終了したら、更新された各パラ
メータを表示用のメモリーに記録して、所定時間
の後に割込待ちの処理に戻る。次の割込がかかる
と、更新されたデータが表示される。 以上の実施例においては、電磁弁42を常時開
閉付勢して開時間と閉時間のデユーテイを変えて
圧力制御をしているが、圧力センサ41の出力信
号が所定値を越える時にのみ電磁弁42を付勢し
てもよい。また実施例では、リモート操作ボード
REMのスペーカから所定の周波数の音を発生さ
せるようにしたが、押されたキーに対応したパラ
メータを音声で出力するようにしてもよい。その
場合には、たとえば第18図に示すような回路構
成とすればよい。第18図においてZ39,Z4
0およびZ41はそれぞれテキサスインスツルメ
ント社製のTMS1000、TMS5100および
TMS6100である。TMS1000はマイクロプロセツ
サ、TMS5100は音声合成チツプ、TMS6100は
128KbitのマスクROMである。コネクタJ11
は演算装置CPU1およびCPU2と接続し、各演
算装置CPU1,CPU2からマイクロプロセツサ
Z36に所定の音声発生指令を出力して、Z37
の出力する音声信号をリモート操作ボードREM
のスペーカに供給する。 [効果] 以上のとおり本発明によれば、電磁弁、圧力検
出手段及び蓄圧タンクを用いて人工心臓に印加す
る駆動圧力を生成するので、実際に人工心臓ポン
プに印加される駆動圧力は、正圧、負圧それぞれ
についてオペレータが設定した目標圧力に常時正
確に維持されることになり、オペレータの操作と
しては、圧力変動の監視や設定圧力の補正が不要
であり、一回の目標圧力の設定だけで、生体の拍
動リズム及び生体の必要とする送血量に最も適合
するようなポンプ動作が得られるように圧力調整
を行ないうる。 しかも、圧力調整時でも正圧系と負圧系との間
の圧力変化の干渉がないので、オペレータは正圧
系と負圧系の圧力を完全に独立して調整すること
ができ、生体の条件が変わつた場合でも、直ち
に、駆動圧をその時に生体が必要とする値に更新
することができ、生体の変化に対する圧力調整の
追従が容易であり、生命の維持において顕著な効
果が得られる。
第1図は一実施例を示す人工心臓駆動装置の外
観斜視図、第2a図はリモート操作ユニツト
REMの正面図、第2b図は第2a図の−線
拡大断面図、第3図はキヤスターの斜視図、第4
a図、第4b図、第4c図および第4d図はそれ
ぞれキヤスターを構成するケーシングの正面図、
左側面図、右側面図および縦断面図、第5図はキ
ヤスターを固定するボルトの正面図、第6a図お
よび第6b図はそれぞれキヤスターを支持するス
タンドの正面図および左側面図、第7図は人工心
臓駆動装置本体とキヤスターの接続を示す一部切
欠正面図、第8a図、第8b図、第8c図、第8
d図および第8e図は、それぞれ人工心臓駆動装
置内のタンクユニツトを示す斜視図、横断面図、
第8b図のc−c線断面図、端子とタンクの
接続を示す部分拡大断面図、および圧力センサと
タンクの接続を示す部分拡大断面図、第9a図、
第9b図、第9c図および第9d図は、それぞれ
電磁弁42の平面図、右側面図、左側面図および
拡大縦断面図、第10図は第1図に示す人工心臓
駆動装置の構成概要を示すブロツク図、第11図
は第10図に示す演算装置CPU1,2の構成を
示すブロツク図、第12図はリモート操作ユニツ
トの構成を示す回路図、第13a図および13b
図は第10図に示す制御装置CON1の回路構成
を示す回路図、第14図は第10図に示す制御装
置CON2の回路構成を示す回路図、第15図は
音発生装置SGUの回路構成を示すブロツク図、
第16a図、第16b図および第16c図はそれ
ぞれ演算装置CPU1の動作フローを示すメイン
ルーチン、割込処理ルーチンおよびサブルーチン
のフローチヤート、第17図は演算装置CPU2
の動作フローを示すフローチヤート、第18図は
本発明の他の実施例の音声発生装置のブロツク図
である。 1:人工心臓駆動装置本体、2a,2b:チユ
ーブ、3:キヤスター、4:ケーシング、5:プ
リント基板、6:フイルム、7,8:穴、11:
弁ハウジング、12,13:ポート、14:弁
座、15,16:内室、17:シール材、18:
コイルケース、19:コイル、20:ボビン、2
1,22:磁性体ベース、23:固定磁性体コ
ア、24:ガイドロツド、25:可動磁性体コ
ア、26:コイルスプリング、27:軸受、2
8:ベローズ、29:弁体、30,37:小孔、
31:ケーシング、32:ボルト、33:スタン
ド、34:突起、35:シーリングビニール、3
6:パツキン、40:タンクユニツト(正、負圧
蓄圧タンク)、41:圧力センサ(正、負圧検出
手段)、42:電磁弁(正、負圧調整電磁弁)、4
3:電磁弁(正、負圧切換電磁弁)、44,46,
47:パネル、45:穴、48,49,50:チ
ユーブ、51:端子、52,53:コネクタ、6
1R,61L:コンプレツサ(正圧発生手段)、
62R,62L:真空ポンプ(負圧発生手段)、
CPU1,CPU2:演算装置(制御手段)、S1〜
S8:操作部(圧力設定手段)、S9〜S14:
操作部(正負圧切換時期設定手段)。
観斜視図、第2a図はリモート操作ユニツト
REMの正面図、第2b図は第2a図の−線
拡大断面図、第3図はキヤスターの斜視図、第4
a図、第4b図、第4c図および第4d図はそれ
ぞれキヤスターを構成するケーシングの正面図、
左側面図、右側面図および縦断面図、第5図はキ
ヤスターを固定するボルトの正面図、第6a図お
よび第6b図はそれぞれキヤスターを支持するス
タンドの正面図および左側面図、第7図は人工心
臓駆動装置本体とキヤスターの接続を示す一部切
欠正面図、第8a図、第8b図、第8c図、第8
d図および第8e図は、それぞれ人工心臓駆動装
置内のタンクユニツトを示す斜視図、横断面図、
第8b図のc−c線断面図、端子とタンクの
接続を示す部分拡大断面図、および圧力センサと
タンクの接続を示す部分拡大断面図、第9a図、
第9b図、第9c図および第9d図は、それぞれ
電磁弁42の平面図、右側面図、左側面図および
拡大縦断面図、第10図は第1図に示す人工心臓
駆動装置の構成概要を示すブロツク図、第11図
は第10図に示す演算装置CPU1,2の構成を
示すブロツク図、第12図はリモート操作ユニツ
トの構成を示す回路図、第13a図および13b
図は第10図に示す制御装置CON1の回路構成
を示す回路図、第14図は第10図に示す制御装
置CON2の回路構成を示す回路図、第15図は
音発生装置SGUの回路構成を示すブロツク図、
第16a図、第16b図および第16c図はそれ
ぞれ演算装置CPU1の動作フローを示すメイン
ルーチン、割込処理ルーチンおよびサブルーチン
のフローチヤート、第17図は演算装置CPU2
の動作フローを示すフローチヤート、第18図は
本発明の他の実施例の音声発生装置のブロツク図
である。 1:人工心臓駆動装置本体、2a,2b:チユ
ーブ、3:キヤスター、4:ケーシング、5:プ
リント基板、6:フイルム、7,8:穴、11:
弁ハウジング、12,13:ポート、14:弁
座、15,16:内室、17:シール材、18:
コイルケース、19:コイル、20:ボビン、2
1,22:磁性体ベース、23:固定磁性体コ
ア、24:ガイドロツド、25:可動磁性体コ
ア、26:コイルスプリング、27:軸受、2
8:ベローズ、29:弁体、30,37:小孔、
31:ケーシング、32:ボルト、33:スタン
ド、34:突起、35:シーリングビニール、3
6:パツキン、40:タンクユニツト(正、負圧
蓄圧タンク)、41:圧力センサ(正、負圧検出
手段)、42:電磁弁(正、負圧調整電磁弁)、4
3:電磁弁(正、負圧切換電磁弁)、44,46,
47:パネル、45:穴、48,49,50:チ
ユーブ、51:端子、52,53:コネクタ、6
1R,61L:コンプレツサ(正圧発生手段)、
62R,62L:真空ポンプ(負圧発生手段)、
CPU1,CPU2:演算装置(制御手段)、S1〜
S8:操作部(圧力設定手段)、S9〜S14:
操作部(正負圧切換時期設定手段)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 正圧発生手段; 正圧蓄圧タンク; 入力端が正圧発生手段の出力端に接続され出力
端が正圧蓄圧タンク内に開放された正圧調整電磁
弁; 入力端が正圧蓄圧タンク内に開放された正圧切
換電磁弁; 正圧調整電磁弁と正圧切換電磁弁との間に設け
た正圧検出手段; 負圧発生手段; 負圧蓄圧タンク; 入力端が負圧発生手段の出力端に接続され出力
端が負圧蓄圧タンク内に開放された負圧調整電磁
弁; 入力端が負圧蓄圧タンク内に開放された負圧切
換電磁弁; 負圧調整電磁弁と負圧切換電磁弁との間に設け
た負圧検出手段; 前記正圧切換電磁弁の出力端と負圧切換電磁弁
の出力端を人工心臓ポンプの駆動流体室に接続す
るチユーブ; 圧力設定手段; 正負圧切換時期設定手段;および 正圧調整電磁弁および負圧調整電磁弁を、それ
ぞれ正圧検出手段および負圧検出手段の検出圧力
と前記圧力設定手段により設定した圧力とを等し
くするように開閉制御し、正圧切換電磁弁および
負圧切換電磁弁を、前記正負圧切換時期設定手段
により設定したタイミングで開閉制御する制御手
段; を備える人工心臓駆動装置。 2 正圧調整電磁弁および負圧調整電磁弁を、電
気コイルの軸心に固定磁性体コアと可動磁性体コ
アを配置し、固定磁性体コアに対して可動磁性体
コアを軸心に沿う方向に可動とした電磁制御弁と
した、前記特許請求の範囲第1項記載の人工心臓
駆動装置。 3 電磁制御弁は、固定磁性体コアと可動磁性体
コアの互いに対向する面を、それらの縦断面にお
いて、一方を山の字形とし他方をその中央突部を
受ける凹形とし、山の字形の両端突部内側面もし
くは凹形の両端突部外側面にテーパを付した構成
とした、前記特許請求の範囲第2項記載の人工心
臓駆動装置。 4 前記制御手段は、少なくとも制御目標圧力を
設定するスイツチ手段を備えた操作ボードと、線
状の可撓性の接続手段を介して互いに接続され
た、前記特許請求の範囲第1項記載の人工心臓駆
動装置。 5 前記接続手段は、電気導体ケーブルである、
前記特許請求の範囲第4項記載の人工心臓駆動装
置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57052143A JPS58169462A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | 人工心臓駆動装置 |
| FR8304952A FR2524318B1 (fr) | 1982-03-30 | 1983-03-25 | Appareil pour commander un coeur artificiel |
| US06/480,181 US4546760A (en) | 1982-03-30 | 1983-03-28 | Artificial heart driving apparatus |
| DE19833348036 DE3348036A1 (ja) | 1982-03-30 | 1983-03-29 | |
| DE19833311430 DE3311430A1 (de) | 1982-03-30 | 1983-03-29 | Antriebsvorrichtung fuer ein kuenstliches herz |
| US06/749,067 US4583525A (en) | 1982-03-30 | 1985-06-26 | Artificial heart driving apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57052143A JPS58169462A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | 人工心臓駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58169462A JPS58169462A (ja) | 1983-10-05 |
| JPS644472B2 true JPS644472B2 (ja) | 1989-01-25 |
Family
ID=12906647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57052143A Granted JPS58169462A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | 人工心臓駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58169462A (ja) |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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