JPH0116822B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0116822B2 JPH0116822B2 JP8727782A JP8727782A JPH0116822B2 JP H0116822 B2 JPH0116822 B2 JP H0116822B2 JP 8727782 A JP8727782 A JP 8727782A JP 8727782 A JP8727782 A JP 8727782A JP H0116822 B2 JPH0116822 B2 JP H0116822B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- formula
- general formula
- acetate
- phenylacetic acid
- Prior art date
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明はフエニル酢酸とケテンを反応させフエ
ニル酢酸無水物を生成し、ついでアルコールと反
応してフエニル酢酸エステルを製造する方法に関
するものである。 フエニル酢酸エステル類は各種フアインケミカ
ルズの中間原料として有用である。 従来法としては、フエニル酢酸とアルコールを
酸触媒の存在下に還流、ベンゼンとの共沸脱水な
どの方法によつて脱水し、対応するフエニル酢酸
エステルを得る方法が知られている。しかし、こ
の方法は長時間を要することが大きな欠点であ
り、工業的に有利な方法ではなかつた。 また、フエニル酢酸の酸無水物(Ar−
CH2CO)2Oをアルコールと反応させると対応す
るフエニル酢酸エステルが得られる方法も知られ
ている。 (Ar−CH2CO)2O+ROH
→Ar−CH2COOR+Ar−CH2COOH しかし、この方法は酸無水物そのものを調整す
るのが難かしい点やアルコールとの反応でエステ
ルと元のフエニル酢酸とが等モル生成する。すな
わち、酸無水物モル数基準では収率上限が50%で
あるということが欠点であつた。 本発明の方法によれば、フエニル酢酸にケテン
を反応させたのち、生成した酸無水物にアルコー
ルを室温で短時間反応させるという、非常に簡単
な操作により対応するフエニル酢酸エステルがほ
ぼ定量的に製造できる。すなわち、次の反応式で
(A)の経路だけが進み、(B)の経路は全く進まないこ
とを見い出し、本発明に到達した。 Arは置換された、又は置換されないフエニル
基を示す。 本発明は、 一般式() (式中のX及びYはそれぞれ水素原子、低級ア
ルキル基、水酸基、低級アルコキシ基、ハロゲン
原子を示す)で表わされるフエニル酢酸をケテン
と反応して一般式() (式中のX及びYは前記と同じ意味を有する)
で表わされるフエニル酢酸無水物を生成し、つい
でアルコールと反応することを特徴とする一般式
() (式中のRは炭素原子数1〜10個のアルキル基
を示す)で表わされるフエニル酢酸エステルの製
法に関するものである。 本発明の方法に使用する前記一般式()で表
わされるフエニル酢酸として具体的には無置換の
フエニル酢酸、4−ヒドロキシフエニル酢酸、4
−メトキシフエニル酢酸、3−エチルフエニル酢
酸、3,4−ジメトキシフエニル酢酸、3,5−
ジエトキシフエニル酢酸、2−クロロフエニル酢
酸、3,4−ジクロロフエニル酢酸、4−ヒドロ
キシ−3−メトキシフエニル酢酸、2−ヒドロキ
シ−5−クロロフエニル酢酸、4−ヒドロキシ−
3−クロロフエニル酢酸などが挙げられる。 反応はフエニル酢酸の有機溶媒にケテンを導入
することによつて行われる。ケテンの使用量はフ
エニル酢酸1モルに対して0.5〜5モル、特に1
〜3モルが好ましい。 また使用する有機溶媒はケテンに対して安全な
ものであれば特に制限はなく、例えばジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、
キシレン、1,2−ジメトキシエタンなどが挙げ
られる。また有機溶媒の使用量はフエニル酢酸1
gに対して5〜50ml、特に10〜30mlが好ましい。 反応温度は特に制限はなく0〜100℃が適当で
ある。 前述の反応によつて前記一般式()で表わさ
れるフエニル酢酸無水物を得ることができる。 ついで、このようにして得られたフエニル酢酸
無水物を反応系から分離するか、あるいは分離す
ることなくこれにアルコールを加えて反応を行
い、フエニル酢酸エステルを製造する。 この発明の方法に使用するアルコールは炭素原
子数1〜10個を有する脂肪族アルコールが適当で
ある。 アルコールの使用量はフエニル酢酸1モルに対
して1〜100モル、特に10〜50モルが好ましい。 反応温度は5〜35℃であり、室温付近の温度に
おいて十分反応は進行する。 本発明の方法によつて製造される生成物は、前
記一般式()で表わされるフエニル酢酸エステ
ルであり、具体的にはフエニル酢酸メチル、4−
ヒドロキシフエニル酢酸エチル、4−メトキシフ
エニル酢酸エチル、3−エチルフエニル酢酸プロ
ピル、3,4−ジメトキシフエニル酢酸ブチル、
3,5−ジエトキシフエニル酢酸オクチル、2−
クロロフエニル酢酸ヘキシル、3,4−ジクロロ
フエニル酢酸エチル、4−ヒドロキシ−3−メト
キシフエニル酢酸ブチル、2−ヒドロキシ−5−
クロロフエニル酢酸デシル、4−ヒドロキシ−3
−クロロフエニル酢酸ヘキシルなどが挙げられ
る。 本発明の方法を実施することによつて、フエニ
ル酢酸から高収率でフエニル酢酸エステルを製造
することができる。 実施例 1〜7 各種フエニル酢酸0.1モルとジオキサン100mlを
200mlのガラスフイルター吹き込み管付反応器に
仕込み、0.3モルのケテンを吹き込んだのち、系
内を窒素置換し、つぎに各種アルコール50mlを加
えて、20℃で約5分間撹拌した。反応液をGLC
分析し、いずれの場合も原料のフエニル酢酸が全
く残存していないことを確認した。また、生成し
たフエニル酢酸エステルを同様にGLC分析で定
量し、収率を次式で計算した。 フエニル酢酸エステルの収率(%) =生成したフエニル酢酸エステル(モル)/仕込みのフ
エニル酢酸(モル)×100 結果を第1表に示す。
ニル酢酸無水物を生成し、ついでアルコールと反
応してフエニル酢酸エステルを製造する方法に関
するものである。 フエニル酢酸エステル類は各種フアインケミカ
ルズの中間原料として有用である。 従来法としては、フエニル酢酸とアルコールを
酸触媒の存在下に還流、ベンゼンとの共沸脱水な
どの方法によつて脱水し、対応するフエニル酢酸
エステルを得る方法が知られている。しかし、こ
の方法は長時間を要することが大きな欠点であ
り、工業的に有利な方法ではなかつた。 また、フエニル酢酸の酸無水物(Ar−
CH2CO)2Oをアルコールと反応させると対応す
るフエニル酢酸エステルが得られる方法も知られ
ている。 (Ar−CH2CO)2O+ROH
→Ar−CH2COOR+Ar−CH2COOH しかし、この方法は酸無水物そのものを調整す
るのが難かしい点やアルコールとの反応でエステ
ルと元のフエニル酢酸とが等モル生成する。すな
わち、酸無水物モル数基準では収率上限が50%で
あるということが欠点であつた。 本発明の方法によれば、フエニル酢酸にケテン
を反応させたのち、生成した酸無水物にアルコー
ルを室温で短時間反応させるという、非常に簡単
な操作により対応するフエニル酢酸エステルがほ
ぼ定量的に製造できる。すなわち、次の反応式で
(A)の経路だけが進み、(B)の経路は全く進まないこ
とを見い出し、本発明に到達した。 Arは置換された、又は置換されないフエニル
基を示す。 本発明は、 一般式() (式中のX及びYはそれぞれ水素原子、低級ア
ルキル基、水酸基、低級アルコキシ基、ハロゲン
原子を示す)で表わされるフエニル酢酸をケテン
と反応して一般式() (式中のX及びYは前記と同じ意味を有する)
で表わされるフエニル酢酸無水物を生成し、つい
でアルコールと反応することを特徴とする一般式
() (式中のRは炭素原子数1〜10個のアルキル基
を示す)で表わされるフエニル酢酸エステルの製
法に関するものである。 本発明の方法に使用する前記一般式()で表
わされるフエニル酢酸として具体的には無置換の
フエニル酢酸、4−ヒドロキシフエニル酢酸、4
−メトキシフエニル酢酸、3−エチルフエニル酢
酸、3,4−ジメトキシフエニル酢酸、3,5−
ジエトキシフエニル酢酸、2−クロロフエニル酢
酸、3,4−ジクロロフエニル酢酸、4−ヒドロ
キシ−3−メトキシフエニル酢酸、2−ヒドロキ
シ−5−クロロフエニル酢酸、4−ヒドロキシ−
3−クロロフエニル酢酸などが挙げられる。 反応はフエニル酢酸の有機溶媒にケテンを導入
することによつて行われる。ケテンの使用量はフ
エニル酢酸1モルに対して0.5〜5モル、特に1
〜3モルが好ましい。 また使用する有機溶媒はケテンに対して安全な
ものであれば特に制限はなく、例えばジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、
キシレン、1,2−ジメトキシエタンなどが挙げ
られる。また有機溶媒の使用量はフエニル酢酸1
gに対して5〜50ml、特に10〜30mlが好ましい。 反応温度は特に制限はなく0〜100℃が適当で
ある。 前述の反応によつて前記一般式()で表わさ
れるフエニル酢酸無水物を得ることができる。 ついで、このようにして得られたフエニル酢酸
無水物を反応系から分離するか、あるいは分離す
ることなくこれにアルコールを加えて反応を行
い、フエニル酢酸エステルを製造する。 この発明の方法に使用するアルコールは炭素原
子数1〜10個を有する脂肪族アルコールが適当で
ある。 アルコールの使用量はフエニル酢酸1モルに対
して1〜100モル、特に10〜50モルが好ましい。 反応温度は5〜35℃であり、室温付近の温度に
おいて十分反応は進行する。 本発明の方法によつて製造される生成物は、前
記一般式()で表わされるフエニル酢酸エステ
ルであり、具体的にはフエニル酢酸メチル、4−
ヒドロキシフエニル酢酸エチル、4−メトキシフ
エニル酢酸エチル、3−エチルフエニル酢酸プロ
ピル、3,4−ジメトキシフエニル酢酸ブチル、
3,5−ジエトキシフエニル酢酸オクチル、2−
クロロフエニル酢酸ヘキシル、3,4−ジクロロ
フエニル酢酸エチル、4−ヒドロキシ−3−メト
キシフエニル酢酸ブチル、2−ヒドロキシ−5−
クロロフエニル酢酸デシル、4−ヒドロキシ−3
−クロロフエニル酢酸ヘキシルなどが挙げられ
る。 本発明の方法を実施することによつて、フエニ
ル酢酸から高収率でフエニル酢酸エステルを製造
することができる。 実施例 1〜7 各種フエニル酢酸0.1モルとジオキサン100mlを
200mlのガラスフイルター吹き込み管付反応器に
仕込み、0.3モルのケテンを吹き込んだのち、系
内を窒素置換し、つぎに各種アルコール50mlを加
えて、20℃で約5分間撹拌した。反応液をGLC
分析し、いずれの場合も原料のフエニル酢酸が全
く残存していないことを確認した。また、生成し
たフエニル酢酸エステルを同様にGLC分析で定
量し、収率を次式で計算した。 フエニル酢酸エステルの収率(%) =生成したフエニル酢酸エステル(モル)/仕込みのフ
エニル酢酸(モル)×100 結果を第1表に示す。
【表】
【表】
実施例 8〜11
ベンゼン環に水酸基を有する各種フエニル酢酸
0.1モルを用いた他は、実施例1と同様に行なつ
た。結果を第2表に示す。
0.1モルを用いた他は、実施例1と同様に行なつ
た。結果を第2表に示す。
【表】
【表】
なお、これらの場合、得られたフエニル酢酸エ
ステルに2N−H2SO4300mlを添加し、約100℃で
5時間加水分解すると、アセトキシル基がフエノ
ール性水酸基に加水分解されて、対応するヒドロ
キシフエニル酢酸エステルが高収率で得られた
(いずれの場合も収率95%以上)。
ステルに2N−H2SO4300mlを添加し、約100℃で
5時間加水分解すると、アセトキシル基がフエノ
ール性水酸基に加水分解されて、対応するヒドロ
キシフエニル酢酸エステルが高収率で得られた
(いずれの場合も収率95%以上)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中のX及びYはそれぞれ水素原子、低級ア
ルキル基、水酸基、低級アルコキシ基、ハロゲン
原子を示す)で表わされるフエニル酢酸をケテン
と反応して一般式() (式中のX及びYは前記と同じ意味を有する)
で表わされるフエニル酢酸無水物を生成し、つい
でアルコールと反応することを特徴とする一般式
() (式中のRは炭素原子数1〜10個のアルキル基
を示す)で表わされるフエニル酢酸エステルの製
造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8727782A JPS58203939A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | フエニル酢酸エステルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8727782A JPS58203939A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | フエニル酢酸エステルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58203939A JPS58203939A (ja) | 1983-11-28 |
| JPH0116822B2 true JPH0116822B2 (ja) | 1989-03-27 |
Family
ID=13910275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8727782A Granted JPS58203939A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | フエニル酢酸エステルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58203939A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007111276A1 (ja) | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Ajinomoto Co., Inc. | 新規エステル誘導体およびその用途 |
-
1982
- 1982-05-25 JP JP8727782A patent/JPS58203939A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58203939A (ja) | 1983-11-28 |
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