JPH0141174B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0141174B2 JPH0141174B2 JP22540383A JP22540383A JPH0141174B2 JP H0141174 B2 JPH0141174 B2 JP H0141174B2 JP 22540383 A JP22540383 A JP 22540383A JP 22540383 A JP22540383 A JP 22540383A JP H0141174 B2 JPH0141174 B2 JP H0141174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cmc
- aqueous solution
- stabilizing
- present
- mercaptobenzimidazole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は水溶液状態におけるカルボキシメチル
セルロース(以下CMCと略す)の分解を防ぎ、
これを安定化する方法に関するものである。 CMCは繊維、窯業および石油鉱工業において、
副原料あるいは補助剤として使用されており、重
要な役割を果たしている。 しかしながら、その性能は室温下でもしばしば
低下を起し、特に高温下においてはその傾向が著
しく甚しい場合には、目的とする用途への使用が
不可能となる場合もある。 例えば、石油ボーリングの泥水工法における堀
削泥水としてベントナイト−水系の懸濁液が一般
に使用されているが、このベントナイト−水系懸
濁液の性状を調整する、いわゆる泥水調整剤とし
てCMCは広く用いられている。そして、近年、
石油採堀のための堀削深度はますます深くなり、
地層温度が90℃以上に達するため、CMCが劣化
さらには徐々に分解を起し、CMCの泥水調整剤
としての機能を失うため、堀削作業に重大な支障
を生ずる。従つて上述の温度領域におけるCMC
品質の経時変化をできるだけ小さくすることが、
CMCの使用目的を十分満足させるために必要で
ある。 本発明者らは、CMC水溶液の安定化法ないし
安定化のための添加剤に関して種々の研究を重ね
た結果、2−メルカプトベンズイミダゾールおよ
びその誘導体等を添加ないし配合することによ
り、実質的にCMCの劣化ないしは分解を防き得
ることを見い出し本発明に到達した。 すなわち、本発明はCMC水溶液に2−メルカ
プトベンズイミダゾールおよびその誘導体の中か
ら選ばれた少なくとも1種を添加することを特徴
とするCMC水溶液の安定化法に関するものであ
る。 本発明でCMCを安定化するために使用する2
−メルカプトベンズイミダゾールおよびその誘導
体は、下記一般式で表わされるものである。 式中R1〜R4は水素、メチルまたはエチル、X
は水素、アルカリ金属またはアンモニウムを示
す。) なお、チオ尿素、2−メルカプトベンズイミダ
ゾールおよびその誘導体等がアクリルアミド系重
合体水溶液の安定化に有効であることは公知であ
る(USP3235523、特公昭58−47414号および特
公昭58−48583号公報参照)。しかしながら、チオ
尿素はCMC水溶液の安定化にはほとんど効果を
示さない。このように同じ安定化剤であつてもあ
る物質の安定化に有効であるからと云つて、直ち
に他の物質の安定化に有効であるとは限らないこ
とはよく知られていることであり、これは安定化
剤と安定化対象物質との組合せによつて、安定化
の作用機構が種々異なることによるものであると
推察される。 このような状況の中で、本発明は特に2−メル
カプトベンズイミダゾール等とカルボキシルメチ
ルセルロースとの組合せがカルボキシメチルセル
ロース水溶液の安定化に極めて有効であることを
見出しなされたものである。 本発明で安定化されるCMCは、通常置換度0.5
〜1.5、重合度約100〜約1500のものである。 本発明が対象としている安定化を意図する
CMC水溶液の濃度は約0.005〜30重量%であり、
特に約0.01〜15重量%の水溶液に対して本発明を
適用することが好ましい。 前記の安定化剤は一種または必要に応じて2種
以上を混合してCMCに添加することができ、ま
た、従来から知られている安定化剤と併用するこ
ともできる。本発明における安定化剤の使用量は
CMC100重量部に対して0.05〜20重量部が望まし
い。0.05重量部以下では安定化効果が少なく、ま
た一方20重量部をこえて添加しても、20重量部の
場合とその効果は殆ど変らず従つて経済的にも好
ましくない。 本発明におけるCMCに安定化剤を添加する方
法としては、粉末状CMCに粉末状安定剤をミキ
サー、ブレンダー等を用いて混合する方法のほか
CMC水溶液に安定化剤の粉末ないし、その水溶
液を添加して撹拌する方法を採用しても良い。 本発明によつて得た安定化されたCMC水溶液
の安定化効果は、室温の場合であつても、また、
90℃という高温であつても得られるが、特に高温
時における安定化効果は有用なものである。 CMC水溶液を作る水の種類は、使用される用
途に応じて異なるが、特に限定されず、海水、地
下水、河川水、市水および工業用水等の中から任
意に選択することができる。 以下実施例によつて本発明の効果を具体的に説
明する。 実施例 1 置換度1.05のCMC10gをイオン交換水1000g
に溶解し1%水溶液にしたものの溶液粘度は
2400cp(ブルツクフイールド粘度計ローターNo.
2,6rpm、25℃)であつた。 一方、上記CMCを3%塩化ナトリウム水溶液
に溶解させて、0.3%のCMC水溶液を作りPH9に
調整後、この粘度を測定し初期粘度(Ao)とし、
次いで2−メルカプトベンズイミダゾールナトリ
ウム塩(MBI−Na)を添加し、ガラスアルプル
中で120℃で3時間および20時間加熱処理して、
それぞれの粘度(At)を測定し、経時変化を粘
度損分百分率(At/Ao×100)で第1表に示し
た。
セルロース(以下CMCと略す)の分解を防ぎ、
これを安定化する方法に関するものである。 CMCは繊維、窯業および石油鉱工業において、
副原料あるいは補助剤として使用されており、重
要な役割を果たしている。 しかしながら、その性能は室温下でもしばしば
低下を起し、特に高温下においてはその傾向が著
しく甚しい場合には、目的とする用途への使用が
不可能となる場合もある。 例えば、石油ボーリングの泥水工法における堀
削泥水としてベントナイト−水系の懸濁液が一般
に使用されているが、このベントナイト−水系懸
濁液の性状を調整する、いわゆる泥水調整剤とし
てCMCは広く用いられている。そして、近年、
石油採堀のための堀削深度はますます深くなり、
地層温度が90℃以上に達するため、CMCが劣化
さらには徐々に分解を起し、CMCの泥水調整剤
としての機能を失うため、堀削作業に重大な支障
を生ずる。従つて上述の温度領域におけるCMC
品質の経時変化をできるだけ小さくすることが、
CMCの使用目的を十分満足させるために必要で
ある。 本発明者らは、CMC水溶液の安定化法ないし
安定化のための添加剤に関して種々の研究を重ね
た結果、2−メルカプトベンズイミダゾールおよ
びその誘導体等を添加ないし配合することによ
り、実質的にCMCの劣化ないしは分解を防き得
ることを見い出し本発明に到達した。 すなわち、本発明はCMC水溶液に2−メルカ
プトベンズイミダゾールおよびその誘導体の中か
ら選ばれた少なくとも1種を添加することを特徴
とするCMC水溶液の安定化法に関するものであ
る。 本発明でCMCを安定化するために使用する2
−メルカプトベンズイミダゾールおよびその誘導
体は、下記一般式で表わされるものである。 式中R1〜R4は水素、メチルまたはエチル、X
は水素、アルカリ金属またはアンモニウムを示
す。) なお、チオ尿素、2−メルカプトベンズイミダ
ゾールおよびその誘導体等がアクリルアミド系重
合体水溶液の安定化に有効であることは公知であ
る(USP3235523、特公昭58−47414号および特
公昭58−48583号公報参照)。しかしながら、チオ
尿素はCMC水溶液の安定化にはほとんど効果を
示さない。このように同じ安定化剤であつてもあ
る物質の安定化に有効であるからと云つて、直ち
に他の物質の安定化に有効であるとは限らないこ
とはよく知られていることであり、これは安定化
剤と安定化対象物質との組合せによつて、安定化
の作用機構が種々異なることによるものであると
推察される。 このような状況の中で、本発明は特に2−メル
カプトベンズイミダゾール等とカルボキシルメチ
ルセルロースとの組合せがカルボキシメチルセル
ロース水溶液の安定化に極めて有効であることを
見出しなされたものである。 本発明で安定化されるCMCは、通常置換度0.5
〜1.5、重合度約100〜約1500のものである。 本発明が対象としている安定化を意図する
CMC水溶液の濃度は約0.005〜30重量%であり、
特に約0.01〜15重量%の水溶液に対して本発明を
適用することが好ましい。 前記の安定化剤は一種または必要に応じて2種
以上を混合してCMCに添加することができ、ま
た、従来から知られている安定化剤と併用するこ
ともできる。本発明における安定化剤の使用量は
CMC100重量部に対して0.05〜20重量部が望まし
い。0.05重量部以下では安定化効果が少なく、ま
た一方20重量部をこえて添加しても、20重量部の
場合とその効果は殆ど変らず従つて経済的にも好
ましくない。 本発明におけるCMCに安定化剤を添加する方
法としては、粉末状CMCに粉末状安定剤をミキ
サー、ブレンダー等を用いて混合する方法のほか
CMC水溶液に安定化剤の粉末ないし、その水溶
液を添加して撹拌する方法を採用しても良い。 本発明によつて得た安定化されたCMC水溶液
の安定化効果は、室温の場合であつても、また、
90℃という高温であつても得られるが、特に高温
時における安定化効果は有用なものである。 CMC水溶液を作る水の種類は、使用される用
途に応じて異なるが、特に限定されず、海水、地
下水、河川水、市水および工業用水等の中から任
意に選択することができる。 以下実施例によつて本発明の効果を具体的に説
明する。 実施例 1 置換度1.05のCMC10gをイオン交換水1000g
に溶解し1%水溶液にしたものの溶液粘度は
2400cp(ブルツクフイールド粘度計ローターNo.
2,6rpm、25℃)であつた。 一方、上記CMCを3%塩化ナトリウム水溶液
に溶解させて、0.3%のCMC水溶液を作りPH9に
調整後、この粘度を測定し初期粘度(Ao)とし、
次いで2−メルカプトベンズイミダゾールナトリ
ウム塩(MBI−Na)を添加し、ガラスアルプル
中で120℃で3時間および20時間加熱処理して、
それぞれの粘度(At)を測定し、経時変化を粘
度損分百分率(At/Ao×100)で第1表に示し
た。
【表】
実施例 2
置換度0.75のCMC10gをイオン交換水1000g
に溶解し1%水溶液にしたものの溶液粘度は
1170cpであつた。 次いで、上記CMCを3%塩化ナトリウムに溶
解させて0.3%CMC水溶液を作りPH9に調整し、
実施例1と同様にして粘度変化挙動を測定し第2
表の結果を得た。
に溶解し1%水溶液にしたものの溶液粘度は
1170cpであつた。 次いで、上記CMCを3%塩化ナトリウムに溶
解させて0.3%CMC水溶液を作りPH9に調整し、
実施例1と同様にして粘度変化挙動を測定し第2
表の結果を得た。
【表】
実施例 3
実施例1においてMBI−Naの代りに2−メル
カプトベンズイミダゾールベンゼン該メチル置換
体のナトリウム塩(MMBI−Na)を用いたほか
は実施例1と同様な操作を繰り返した。その結果
を第3表に示した。
カプトベンズイミダゾールベンゼン該メチル置換
体のナトリウム塩(MMBI−Na)を用いたほか
は実施例1と同様な操作を繰り返した。その結果
を第3表に示した。
【表】
実施例 4
実施例1において3%塩化ナトリウム水溶液の
代りに3%塩ナトリウムおよび0.3%塩化カルシ
ウムを含む水溶液、およびMBI−Naの代りに2
−メルカプトベンズイミダゾール(MBI)を用
いたほかは実施例1と同様な装作を繰返した。結
果を第4表に示した。
代りに3%塩ナトリウムおよび0.3%塩化カルシ
ウムを含む水溶液、およびMBI−Naの代りに2
−メルカプトベンズイミダゾール(MBI)を用
いたほかは実施例1と同様な装作を繰返した。結
果を第4表に示した。
【表】
比較例 1
実施例1においてMBI−Naの代りにチオ尿素
を用いたほかは実施例1と同様な装作を繰返し
た。その結果を第5表に示した。
を用いたほかは実施例1と同様な装作を繰返し
た。その結果を第5表に示した。
Claims (1)
- 1 カルボキシメチルセルロース水溶液に2−メ
ルカプトベンズイミダゾールおよびその誘導体の
中から選ばれた少なくとも1種を添加することを
特徴とするカルボキシメチルセルロース水溶液の
安定化法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22540383A JPS60118721A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | カルボキシメチルセルロ−ス水溶液の安定化法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22540383A JPS60118721A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | カルボキシメチルセルロ−ス水溶液の安定化法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60118721A JPS60118721A (ja) | 1985-06-26 |
| JPH0141174B2 true JPH0141174B2 (ja) | 1989-09-04 |
Family
ID=16828814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22540383A Granted JPS60118721A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | カルボキシメチルセルロ−ス水溶液の安定化法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60118721A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7712834B2 (ja) * | 2020-09-24 | 2025-07-24 | 花王株式会社 | チオール化合物含有組成物 |
-
1983
- 1983-12-01 JP JP22540383A patent/JPS60118721A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60118721A (ja) | 1985-06-26 |
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