JPH0143763B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0143763B2 JPH0143763B2 JP56175790A JP17579081A JPH0143763B2 JP H0143763 B2 JPH0143763 B2 JP H0143763B2 JP 56175790 A JP56175790 A JP 56175790A JP 17579081 A JP17579081 A JP 17579081A JP H0143763 B2 JPH0143763 B2 JP H0143763B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- atactic polypropylene
- ammonia water
- polypropylene
- catalyst
- ppm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、比較的多量の触媒残査を含有する粗
アタクチツクポリプロピレンから、触媒残査を除
去する方法に関する。 立体規則性ポリプロピレン又は他のα−オレフ
インとプロピレンの共重合体を製造する際に副生
する、いわゆるアタクチツクポリプロピレンは、
立体規則性ポリプロピレン又は他のα−オレフイ
ンとプロピレンの共重合体の物性を損ねるため製
品ポリプロピレンから除去される。 該副生アタクチツクポリプロピレンの除去は、
例えば重合媒体を用いる溶媒重合法では、立体規
則性ポリマーを重合媒体不溶部とし、副生アタク
チツクポリプロピレンを重合媒体可溶部とするこ
とで行われ、その場合、まず重合反応の後に触媒
残査をアルコール等に可溶化し、次いで水で抽出
して触媒残査を除去しておくことが多い。この場
合の操作方法をさらに詳細に記述すると、上記水
で抽出されたスラリーからは、濾過などの方法で
立体規則性ポリマーが不溶部として取り出され、
一方、アタクチツクポリプロピレンを溶解した重
合媒体の方は重合媒体が蒸発などの方法で除去さ
れ、アタクチツクポリプロピレンが単離される。
この場合、副生アタクチツクポリプロピレンは触
媒残査が比較的少なく、通常ハロゲン分としては
100〜300ppmとなつている。 一方、近来の触媒性能の向上により、触媒残査
を可溶化或いは水による抽出などを行うことなく
立体規則性ポリマーを濾過などにより媒体及び媒
体に可溶なアタクチツクポリプロピレンを除くだ
けで、一般的な用途には使用可能な立体規則性ポ
リマーを与えることが可能になりつつある。又、
不活性な媒体を用いないプロピレン自身を媒体と
する塊状重合法に於いては、前述の不活性な媒体
を用いる場合に比較して触媒当たりのポリマーの
取れ高が大きいため、アルコールなどにより触媒
残査を可溶化した後、濾過などにより立体規則性
ポリマーを固体部として回収することによつて触
媒残査の少ない製品が得られることが知られてい
る。 これらの方法では立体規則性ポリマー中の触媒
残査を少ない量にすることは可能であるが、可溶
性のアタクチツクポリプロピレンは、通常は媒体
(不活性媒体又はプロピレン)を蒸発除去して回
収されるため、アタクチツクポリプロピレン中に
は触媒残査が濃縮されて存在することになる。 立体規則性ポリプロピレン又はプロピレンと他
のα−オレフイン又はエチレンとの共重合体の製
造の際に副生するアタクチツクポリプロピレン
は、通常燃料として焼却したり、或いは他の不飽
和結合を含有するポリマーとブレンドし、次いで
架橋するなどして各種の用途に用いられている。 燃料として焼却する場合には、特別の装置を用
いない場合には、触媒残査のうち特にハロゲン分
を極めて少ない量、例えば5ppm以下にしないと
焼却炉が破損する場合があり、又、他の樹脂とブ
レンドして用いられる場合でもハロゲン分は少な
いことが好ましく、100ppm以下、好ましくは
50ppm以下であることが望まれる。 本発明者らは、比較的多く触媒残査を含有する
アタクチツクポリプロピレンから、効率よく触媒
残査を除去する方法について検討した結果、特定
の処理をすることにより極めて容易に触媒残査を
除去できることを見出し、本発明を完成した。 本発明の目的は、アタクチツクポリプロピレン
から、触媒残査を除去する方法を提供することに
ある。そして本発明の方法は、又、比較的融点の
低い触媒残査を多量に含有するポリマーにも適用
可能である。 すなわち、本発明は、アタクチツクポリプロピ
レン1gに対して0.1〜100gのアンモニア水を、
アタクチツクポリプロピレンとアタクチツクポリ
プロピレンの溶融状態で接触させ、次いで冷却後
濾過してアンモニア水を分離するか、或いは溶融
状態でアンモニア水層を分離することを特徴とす
るアタクチツクポリプロピレンの精製法である。 本発明の方法は、特に触媒残査の多いアタクチ
ツクポリプロピレンを精製する際に好ましく適用
できる。触媒残査が灰分として30〜20000ppm、
ハロゲン分として30〜20000ppm程度に含有する
アタクチツクポリプロピレンに適用され、特に塩
素分を50ppm以上含有するものに適用すると効果
的である。 本発明の方法が適用できるアタクチツクポリプ
ロピレンについては特に制限はないが、135℃テ
トラリン溶液で測定した極限粘度数が0.05〜5.0、
普通には0.1〜3.0であり、プロピレンの他にエチ
レン、ブテン、ブタジエン、イソプテン等のコモ
ノマーを含有していても良い。 接触処理に用いられるアンモニア水としては、
被処理アタクチツクポリプロピレン中の塩素分1
グラム原子に対して、NH4OHとして1モル以上
含有するものが用いられ、大過剰、例えば10000
モル以上に多くても無駄にアンモニア水が使用さ
れるのみでその効果は大差ない。アタクチツクポ
リプロピレン1gに対して、0.1〜100gのアンモ
ニア水を用いるのが好ましく、その使用割合とし
てはアタクチツクポリプロピレン中の塩素分が多
ければ多量のアンモニア水で処理し、少なければ
少量のアンモニア水を用いれば無駄なアンモニア
水を用いることなくアタクチツクポリプロピレン
が精製できる。 接触処理温度としてはアタクチツクポリプロピ
レンの溶融温度以上であれば良く、通常80〜200
℃が適当である。 接触処理時間について10分から10時間あればよ
く、撹拌機、容器の形状によつて適当に時間は設
定される。 接触処理の際に、ヘキサン、ヘプタン、灯油、
トルエン、キシレン等を存在させても良いが、接
触処理の後は除去する必要があり、これらの溶媒
を格別存在させる必要はない。 又、接触処理の際にアタクチツクポリプロピレ
ンとアンモニア水との接触を良くするために適当
な界面活性剤を存在させることも可能である。 接触処理後のアタクチツクポリプロピレンとア
ンモニア水の分離方法については、特別な方法は
要しないが、アンモニア水と液状のアンモニア水
として分離することが肝要であり、冷却後濾過す
るか或いは溶融状態でアンモニア水層を分離する
ことが好ましい。 上記の操作により触媒残査、特に塩素分が除去
でき、アタクチツクポリプロピレンを各種の用途
に提供することが可能となり工業的意義が大であ
る。 以下に実施例を示し、本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例1〜2、比較例1〜2 塩素8000ppm、全灰分3.1wt%(MgO1.0wt%、
Al2O31.3wt%、TiO2300ppm)を含有するアタク
チツクポリプロピレン〔極限粘度数0.6(135℃テ
トラリン溶液で測定)〕を用い、内部をグラスラ
イニングした2のオートクレーブ(撹拌機付)
中で表1に示したそれぞれの条件で処理した。結
果も表1に示した。 実施例3、比較例3 塩素200ppm、全灰分420ppn(MgO80ppm、
Al2O3210ppm)を含有するエチレンとプロピレ
ンの共重合体(エチレン含量62wt%、極限粘度
数1.4)を用い、実施例1と同様に表1の条件で
処理した。その結果も表1に示した。 【表】
アタクチツクポリプロピレンから、触媒残査を除
去する方法に関する。 立体規則性ポリプロピレン又は他のα−オレフ
インとプロピレンの共重合体を製造する際に副生
する、いわゆるアタクチツクポリプロピレンは、
立体規則性ポリプロピレン又は他のα−オレフイ
ンとプロピレンの共重合体の物性を損ねるため製
品ポリプロピレンから除去される。 該副生アタクチツクポリプロピレンの除去は、
例えば重合媒体を用いる溶媒重合法では、立体規
則性ポリマーを重合媒体不溶部とし、副生アタク
チツクポリプロピレンを重合媒体可溶部とするこ
とで行われ、その場合、まず重合反応の後に触媒
残査をアルコール等に可溶化し、次いで水で抽出
して触媒残査を除去しておくことが多い。この場
合の操作方法をさらに詳細に記述すると、上記水
で抽出されたスラリーからは、濾過などの方法で
立体規則性ポリマーが不溶部として取り出され、
一方、アタクチツクポリプロピレンを溶解した重
合媒体の方は重合媒体が蒸発などの方法で除去さ
れ、アタクチツクポリプロピレンが単離される。
この場合、副生アタクチツクポリプロピレンは触
媒残査が比較的少なく、通常ハロゲン分としては
100〜300ppmとなつている。 一方、近来の触媒性能の向上により、触媒残査
を可溶化或いは水による抽出などを行うことなく
立体規則性ポリマーを濾過などにより媒体及び媒
体に可溶なアタクチツクポリプロピレンを除くだ
けで、一般的な用途には使用可能な立体規則性ポ
リマーを与えることが可能になりつつある。又、
不活性な媒体を用いないプロピレン自身を媒体と
する塊状重合法に於いては、前述の不活性な媒体
を用いる場合に比較して触媒当たりのポリマーの
取れ高が大きいため、アルコールなどにより触媒
残査を可溶化した後、濾過などにより立体規則性
ポリマーを固体部として回収することによつて触
媒残査の少ない製品が得られることが知られてい
る。 これらの方法では立体規則性ポリマー中の触媒
残査を少ない量にすることは可能であるが、可溶
性のアタクチツクポリプロピレンは、通常は媒体
(不活性媒体又はプロピレン)を蒸発除去して回
収されるため、アタクチツクポリプロピレン中に
は触媒残査が濃縮されて存在することになる。 立体規則性ポリプロピレン又はプロピレンと他
のα−オレフイン又はエチレンとの共重合体の製
造の際に副生するアタクチツクポリプロピレン
は、通常燃料として焼却したり、或いは他の不飽
和結合を含有するポリマーとブレンドし、次いで
架橋するなどして各種の用途に用いられている。 燃料として焼却する場合には、特別の装置を用
いない場合には、触媒残査のうち特にハロゲン分
を極めて少ない量、例えば5ppm以下にしないと
焼却炉が破損する場合があり、又、他の樹脂とブ
レンドして用いられる場合でもハロゲン分は少な
いことが好ましく、100ppm以下、好ましくは
50ppm以下であることが望まれる。 本発明者らは、比較的多く触媒残査を含有する
アタクチツクポリプロピレンから、効率よく触媒
残査を除去する方法について検討した結果、特定
の処理をすることにより極めて容易に触媒残査を
除去できることを見出し、本発明を完成した。 本発明の目的は、アタクチツクポリプロピレン
から、触媒残査を除去する方法を提供することに
ある。そして本発明の方法は、又、比較的融点の
低い触媒残査を多量に含有するポリマーにも適用
可能である。 すなわち、本発明は、アタクチツクポリプロピ
レン1gに対して0.1〜100gのアンモニア水を、
アタクチツクポリプロピレンとアタクチツクポリ
プロピレンの溶融状態で接触させ、次いで冷却後
濾過してアンモニア水を分離するか、或いは溶融
状態でアンモニア水層を分離することを特徴とす
るアタクチツクポリプロピレンの精製法である。 本発明の方法は、特に触媒残査の多いアタクチ
ツクポリプロピレンを精製する際に好ましく適用
できる。触媒残査が灰分として30〜20000ppm、
ハロゲン分として30〜20000ppm程度に含有する
アタクチツクポリプロピレンに適用され、特に塩
素分を50ppm以上含有するものに適用すると効果
的である。 本発明の方法が適用できるアタクチツクポリプ
ロピレンについては特に制限はないが、135℃テ
トラリン溶液で測定した極限粘度数が0.05〜5.0、
普通には0.1〜3.0であり、プロピレンの他にエチ
レン、ブテン、ブタジエン、イソプテン等のコモ
ノマーを含有していても良い。 接触処理に用いられるアンモニア水としては、
被処理アタクチツクポリプロピレン中の塩素分1
グラム原子に対して、NH4OHとして1モル以上
含有するものが用いられ、大過剰、例えば10000
モル以上に多くても無駄にアンモニア水が使用さ
れるのみでその効果は大差ない。アタクチツクポ
リプロピレン1gに対して、0.1〜100gのアンモ
ニア水を用いるのが好ましく、その使用割合とし
てはアタクチツクポリプロピレン中の塩素分が多
ければ多量のアンモニア水で処理し、少なければ
少量のアンモニア水を用いれば無駄なアンモニア
水を用いることなくアタクチツクポリプロピレン
が精製できる。 接触処理温度としてはアタクチツクポリプロピ
レンの溶融温度以上であれば良く、通常80〜200
℃が適当である。 接触処理時間について10分から10時間あればよ
く、撹拌機、容器の形状によつて適当に時間は設
定される。 接触処理の際に、ヘキサン、ヘプタン、灯油、
トルエン、キシレン等を存在させても良いが、接
触処理の後は除去する必要があり、これらの溶媒
を格別存在させる必要はない。 又、接触処理の際にアタクチツクポリプロピレ
ンとアンモニア水との接触を良くするために適当
な界面活性剤を存在させることも可能である。 接触処理後のアタクチツクポリプロピレンとア
ンモニア水の分離方法については、特別な方法は
要しないが、アンモニア水と液状のアンモニア水
として分離することが肝要であり、冷却後濾過す
るか或いは溶融状態でアンモニア水層を分離する
ことが好ましい。 上記の操作により触媒残査、特に塩素分が除去
でき、アタクチツクポリプロピレンを各種の用途
に提供することが可能となり工業的意義が大であ
る。 以下に実施例を示し、本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例1〜2、比較例1〜2 塩素8000ppm、全灰分3.1wt%(MgO1.0wt%、
Al2O31.3wt%、TiO2300ppm)を含有するアタク
チツクポリプロピレン〔極限粘度数0.6(135℃テ
トラリン溶液で測定)〕を用い、内部をグラスラ
イニングした2のオートクレーブ(撹拌機付)
中で表1に示したそれぞれの条件で処理した。結
果も表1に示した。 実施例3、比較例3 塩素200ppm、全灰分420ppn(MgO80ppm、
Al2O3210ppm)を含有するエチレンとプロピレ
ンの共重合体(エチレン含量62wt%、極限粘度
数1.4)を用い、実施例1と同様に表1の条件で
処理した。その結果も表1に示した。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アタクチツクポリプロピレン1gに対して
0.1〜100gのアンモニア水を、アタクチツクポリ
プロピレンとアタクチツクポリプロピレンの溶融
状態で接触させ、次いで冷却後濾過してアンモニ
ア水を分離するか、或いは溶融状態でアンモニア
水層を分離することを特徴とするアタクチツクポ
リプロピレンの精製法。 2 アタクチツクポリプロピレンが塩素を50ppm
以上含有するものである特許請求の範囲第1項記
載のアタクチツクポリプロピレンの精製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17579081A JPS5879005A (ja) | 1981-11-04 | 1981-11-04 | アタクチツクポリプロピレンの精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17579081A JPS5879005A (ja) | 1981-11-04 | 1981-11-04 | アタクチツクポリプロピレンの精製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5879005A JPS5879005A (ja) | 1983-05-12 |
| JPH0143763B2 true JPH0143763B2 (ja) | 1989-09-22 |
Family
ID=16002291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17579081A Granted JPS5879005A (ja) | 1981-11-04 | 1981-11-04 | アタクチツクポリプロピレンの精製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5879005A (ja) |
-
1981
- 1981-11-04 JP JP17579081A patent/JPS5879005A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5879005A (ja) | 1983-05-12 |
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