JPH0321416B2 - - Google Patents
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- JPH0321416B2 JPH0321416B2 JP29258186A JP29258186A JPH0321416B2 JP H0321416 B2 JPH0321416 B2 JP H0321416B2 JP 29258186 A JP29258186 A JP 29258186A JP 29258186 A JP29258186 A JP 29258186A JP H0321416 B2 JPH0321416 B2 JP H0321416B2
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は食品の無菌充填包装における容器の殺
菌方法に関する。 〔従来の技術〕 飲料等食品の無菌充填包装は、既に種々実用化
されているが、一般には容器を殺菌して、これに
既に別系列で無菌にした飲料等を充填し、これを
無菌雰囲気中でシールする無菌充填包装機を用い
たアセプテイツク充填包装として知られている。
この方式における殺菌方法の殆んどは、過酸化水
素(以下H2O2と称す。)と熱との併用効果を利用
したものである。充填の前に容器の成形が行なわ
れるが、容器の成形に使われる紙、フイルム、ア
ルミ箔等の包材(包装材料)シート又は成形され
た容器の内部に約35%濃度のH2O2をスプレー等
で吹付けた後、270〜320℃程度の高熱の無菌空気
で殺菌が行われる。H2O2は通常25〜35%濃度で
使用されることが多く、その殺菌効果は高温下で
著しく効果が上ることが知られている。 そこで、35%濃度のH2O2を80℃程度まで加熱
して容器に吹きつける方法もある。H2O2は殺菌
後残留がないように包材又は容器から除去される
必要があるが、加熱無菌空気など熱だけの乾燥で
は水分のみ蒸発し、元々H2O2の濃度が高いため
濃度が更に高くなり、残留するおそれがある。一
方、H2O2を使用せず、加熱飽和水蒸気で殺菌す
る試みもあるが、149℃で3.6バール(3.55気圧)
という高圧が必要であり、しかも殺菌時間がかか
るという難点がある。 最近でも80〜140℃の温度および5〜50%の含
水量を有する湿つた水蒸気−空気混合物の流れに
よつて包装材料、包装機械およびその付帯設備の
表面を滅菌する方法の提案(特開昭59−187525
号)があり、また容器等に皿の製造、殺菌、充填
の方法で、皿の成形の後に殺菌作用のある媒体と
して加熱水蒸気を上から導入し、皿の底部から排
出する提案(特開昭60−45124号)も見られる。
また、H2O2の残留を少なくするために、濃度1
%のH2O2と熱との併用も試みられているが、こ
れは殺菌効果が低く、また実際には紫外線
(UV)を利用して不足を補つているのが実状で
ある。この低濃度のH2O2を用いたものとして、
最近も柱状容器内に1〜20%濃度のH2O2のスプ
レーノズルを侵入させ、容器内面にまんべんなく
付着させた後、無菌加熱エアーで殺菌乾燥する提
案(特開昭59−221227号)が見られる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は上述のような無菌充填包装における容
器の殺菌方法において、従来問題になつていた
H2O2の残留を無くし、しかも殺菌時間を大幅に
短縮することができるすぐれた容器の殺菌方法を
提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者は、従来の容器の殺菌方法において、
25〜35%濃度のH2O2と熱を併用した殺菌方法で
は残留の問題があり、1%濃度のH2O2に熱を併
用した方法では殺菌効果が悪く、また高熱の加圧
飽和水蒸気のみでは殺菌時間がかかるという問題
点について鋭意研究を行なつた結果、低濃度の
H2O2で処理し、さらに高圧下の飽和水蒸気を併
用することにより、H2O2の残留がなく、殺菌時
間の大幅な短縮が可能な容器の殺菌方法を見出し
本発明に到達したものである。 即ち、本発明は成形された容器内面を殺菌した
後、無菌雰囲気にて無菌食品を充填する無菌充填
包装における容器の殺菌方法において、容器の内
面に1〜10%の低濃度H2O2を付着させ、次いで
加圧飽和水蒸気雰囲気に導き殺菌させた後、常温
常圧下に曝してH2O2を瞬時に沸騰蒸発させるこ
とを特徴とする容器の殺菌方法である。 本発明に用いられるH2O2は、1〜10%の低濃
度のH2O2水として使用する。 H2O2の濃度1%未満では殺菌効果が劣り、10
%を越えると残留のおそれがある。容器の内部を
H2O2で殺菌する場合、通常容器内部をスプレー
などにより噴霧塗工を行うが、本発明でもこの方
法を採用する。H2O2の塗布量は濃度により幅が
あるが、0.5〜2g/m2で効果が得られる。また、
加圧飽和水蒸気は、加圧水蒸気発生装置を具えた
加圧室で発生させるが、1.5〜3Kg/cm2の圧力で
100〜130℃の加圧飽和水蒸気を用いることが好ま
しい。 ここで本発明の殺菌方法を無菌充填包装に適用
する場合の成形された容器が内部殺菌され、液体
食品である飲料が無菌充填された後、容器がシー
ルされるまでの工程の概略を説明する。 殺菌された包材シートから容器に成形された成
形容器を殺菌装置に導き1〜10%濃度のH2O2水
をスプレーより噴霧し、容器の内部に吹付け充分
に表面塗工した後、加圧室にて加圧飽和水蒸気雰
囲気に曝して100〜130℃の熱でH2O2と共に容器
内部を殺菌し、充填装置で飲料を充填された後、
蓋シールがされ製品となる。 本発明の容器の殺菌方法に使用される容器とし
ては、紙、プラスチツクフイルム、アルミ箔等素
材の単体または複合体から成形された容器はいず
れも使用できる。また、本発明の殺菌方法は容器
のほか、包装材料、充填包装機及び付属設備に適
用してもすぐれた殺菌効果をあげることができ
る。 〔実施例〕 以下実施例により説明する。 (使用した容器) 本州製紙・プラスチツク使用飲料容器 ポリプロピレンをトツプとボトムの円周及びト
ツプとボトムを結ぶ支柱に用い、他の部分は板紙
を用いて、円筒状に成形した250mlの容器 (植付菌) 枯草菌を容器当り平均2×104個塗布 (殺菌処理) 検体容器をレトルトチユーブに入れ、第1表に
示す濃度のH2O2をスプレーで1秒間吹付け、次
いで、第1表に示す温度の飽和水蒸気雰囲気にな
つている加圧室に入れ、H2O2水を加熱飽和水蒸
気温度まで上昇させ、それぞれ殺菌時間1分で殺
菌した後、常温常圧下に取り出す。比較のため第
1表に示すようにH2O2を使用せず、100℃以上の
加圧飽和水蒸気のみにより、同様に殺菌処理を行
なつた。 (殺菌効果) 上記により殺菌処理を行なつた容器について、
滅菌効果を検査した。その結果を第1表に示す。 第1表の結果から本発明の濃度1〜10%の
H2O2水と100℃以上の加熱飽和水蒸気を併用した
実施例1〜4は、H2O2を使用せず、加熱飽和水
蒸気のみを用いたもの(比較例1〜3)より殺菌
効果がすぐれている。
菌方法に関する。 〔従来の技術〕 飲料等食品の無菌充填包装は、既に種々実用化
されているが、一般には容器を殺菌して、これに
既に別系列で無菌にした飲料等を充填し、これを
無菌雰囲気中でシールする無菌充填包装機を用い
たアセプテイツク充填包装として知られている。
この方式における殺菌方法の殆んどは、過酸化水
素(以下H2O2と称す。)と熱との併用効果を利用
したものである。充填の前に容器の成形が行なわ
れるが、容器の成形に使われる紙、フイルム、ア
ルミ箔等の包材(包装材料)シート又は成形され
た容器の内部に約35%濃度のH2O2をスプレー等
で吹付けた後、270〜320℃程度の高熱の無菌空気
で殺菌が行われる。H2O2は通常25〜35%濃度で
使用されることが多く、その殺菌効果は高温下で
著しく効果が上ることが知られている。 そこで、35%濃度のH2O2を80℃程度まで加熱
して容器に吹きつける方法もある。H2O2は殺菌
後残留がないように包材又は容器から除去される
必要があるが、加熱無菌空気など熱だけの乾燥で
は水分のみ蒸発し、元々H2O2の濃度が高いため
濃度が更に高くなり、残留するおそれがある。一
方、H2O2を使用せず、加熱飽和水蒸気で殺菌す
る試みもあるが、149℃で3.6バール(3.55気圧)
という高圧が必要であり、しかも殺菌時間がかか
るという難点がある。 最近でも80〜140℃の温度および5〜50%の含
水量を有する湿つた水蒸気−空気混合物の流れに
よつて包装材料、包装機械およびその付帯設備の
表面を滅菌する方法の提案(特開昭59−187525
号)があり、また容器等に皿の製造、殺菌、充填
の方法で、皿の成形の後に殺菌作用のある媒体と
して加熱水蒸気を上から導入し、皿の底部から排
出する提案(特開昭60−45124号)も見られる。
また、H2O2の残留を少なくするために、濃度1
%のH2O2と熱との併用も試みられているが、こ
れは殺菌効果が低く、また実際には紫外線
(UV)を利用して不足を補つているのが実状で
ある。この低濃度のH2O2を用いたものとして、
最近も柱状容器内に1〜20%濃度のH2O2のスプ
レーノズルを侵入させ、容器内面にまんべんなく
付着させた後、無菌加熱エアーで殺菌乾燥する提
案(特開昭59−221227号)が見られる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は上述のような無菌充填包装における容
器の殺菌方法において、従来問題になつていた
H2O2の残留を無くし、しかも殺菌時間を大幅に
短縮することができるすぐれた容器の殺菌方法を
提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者は、従来の容器の殺菌方法において、
25〜35%濃度のH2O2と熱を併用した殺菌方法で
は残留の問題があり、1%濃度のH2O2に熱を併
用した方法では殺菌効果が悪く、また高熱の加圧
飽和水蒸気のみでは殺菌時間がかかるという問題
点について鋭意研究を行なつた結果、低濃度の
H2O2で処理し、さらに高圧下の飽和水蒸気を併
用することにより、H2O2の残留がなく、殺菌時
間の大幅な短縮が可能な容器の殺菌方法を見出し
本発明に到達したものである。 即ち、本発明は成形された容器内面を殺菌した
後、無菌雰囲気にて無菌食品を充填する無菌充填
包装における容器の殺菌方法において、容器の内
面に1〜10%の低濃度H2O2を付着させ、次いで
加圧飽和水蒸気雰囲気に導き殺菌させた後、常温
常圧下に曝してH2O2を瞬時に沸騰蒸発させるこ
とを特徴とする容器の殺菌方法である。 本発明に用いられるH2O2は、1〜10%の低濃
度のH2O2水として使用する。 H2O2の濃度1%未満では殺菌効果が劣り、10
%を越えると残留のおそれがある。容器の内部を
H2O2で殺菌する場合、通常容器内部をスプレー
などにより噴霧塗工を行うが、本発明でもこの方
法を採用する。H2O2の塗布量は濃度により幅が
あるが、0.5〜2g/m2で効果が得られる。また、
加圧飽和水蒸気は、加圧水蒸気発生装置を具えた
加圧室で発生させるが、1.5〜3Kg/cm2の圧力で
100〜130℃の加圧飽和水蒸気を用いることが好ま
しい。 ここで本発明の殺菌方法を無菌充填包装に適用
する場合の成形された容器が内部殺菌され、液体
食品である飲料が無菌充填された後、容器がシー
ルされるまでの工程の概略を説明する。 殺菌された包材シートから容器に成形された成
形容器を殺菌装置に導き1〜10%濃度のH2O2水
をスプレーより噴霧し、容器の内部に吹付け充分
に表面塗工した後、加圧室にて加圧飽和水蒸気雰
囲気に曝して100〜130℃の熱でH2O2と共に容器
内部を殺菌し、充填装置で飲料を充填された後、
蓋シールがされ製品となる。 本発明の容器の殺菌方法に使用される容器とし
ては、紙、プラスチツクフイルム、アルミ箔等素
材の単体または複合体から成形された容器はいず
れも使用できる。また、本発明の殺菌方法は容器
のほか、包装材料、充填包装機及び付属設備に適
用してもすぐれた殺菌効果をあげることができ
る。 〔実施例〕 以下実施例により説明する。 (使用した容器) 本州製紙・プラスチツク使用飲料容器 ポリプロピレンをトツプとボトムの円周及びト
ツプとボトムを結ぶ支柱に用い、他の部分は板紙
を用いて、円筒状に成形した250mlの容器 (植付菌) 枯草菌を容器当り平均2×104個塗布 (殺菌処理) 検体容器をレトルトチユーブに入れ、第1表に
示す濃度のH2O2をスプレーで1秒間吹付け、次
いで、第1表に示す温度の飽和水蒸気雰囲気にな
つている加圧室に入れ、H2O2水を加熱飽和水蒸
気温度まで上昇させ、それぞれ殺菌時間1分で殺
菌した後、常温常圧下に取り出す。比較のため第
1表に示すようにH2O2を使用せず、100℃以上の
加圧飽和水蒸気のみにより、同様に殺菌処理を行
なつた。 (殺菌効果) 上記により殺菌処理を行なつた容器について、
滅菌効果を検査した。その結果を第1表に示す。 第1表の結果から本発明の濃度1〜10%の
H2O2水と100℃以上の加熱飽和水蒸気を併用した
実施例1〜4は、H2O2を使用せず、加熱飽和水
蒸気のみを用いたもの(比較例1〜3)より殺菌
効果がすぐれている。
本発明の容器の殺菌方法は、従来H2O2と無菌
乾燥加熱空気が主流であつた容器の殺菌を低濃度
H2O2に加圧飽和水蒸気を併用することにより、
従来起つていた高濃度H2O2使用による残留の問
題を解消し、しかも加圧飽和水蒸気と低濃度
H2O2の併用による相乗作用により殺菌効果を向
上させ、殺菌時間を大幅に短縮することができた
ものである。これにより容器の殺菌効率が向上す
るため、飲料等食品の無菌充填包装機に組み込む
ことにより、連続運転を行う無菌充填包装機の運
転効率の向上等に大きく寄与することができる。
また、本発明の殺菌方法は容器のほか、包装材
料、充填包装機及び付属設備に適用してもすぐれ
た殺菌効果をあげることができる。
乾燥加熱空気が主流であつた容器の殺菌を低濃度
H2O2に加圧飽和水蒸気を併用することにより、
従来起つていた高濃度H2O2使用による残留の問
題を解消し、しかも加圧飽和水蒸気と低濃度
H2O2の併用による相乗作用により殺菌効果を向
上させ、殺菌時間を大幅に短縮することができた
ものである。これにより容器の殺菌効率が向上す
るため、飲料等食品の無菌充填包装機に組み込む
ことにより、連続運転を行う無菌充填包装機の運
転効率の向上等に大きく寄与することができる。
また、本発明の殺菌方法は容器のほか、包装材
料、充填包装機及び付属設備に適用してもすぐれ
た殺菌効果をあげることができる。
Claims (1)
- 1 成形された容器内面を殺菌した後、無菌雰囲
気にて無菌食品を充填する無菌充填包装における
容器の殺菌方法において、容器の内面に1〜10%
の低濃度過酸化水素を付着させ、次いで加圧飽和
水蒸気雰囲気に導き殺菌させた後、常温常圧下に
曝して過酸化水素を瞬時に沸騰蒸発させることを
特徴とする容器の殺菌方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29258186A JPS63152525A (ja) | 1986-12-10 | 1986-12-10 | 容器の殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29258186A JPS63152525A (ja) | 1986-12-10 | 1986-12-10 | 容器の殺菌方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63152525A JPS63152525A (ja) | 1988-06-25 |
| JPH0321416B2 true JPH0321416B2 (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=17783627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29258186A Granted JPS63152525A (ja) | 1986-12-10 | 1986-12-10 | 容器の殺菌方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63152525A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3242455B2 (ja) * | 1992-07-17 | 2001-12-25 | 大和製罐株式会社 | 缶蓋殺菌方法 |
-
1986
- 1986-12-10 JP JP29258186A patent/JPS63152525A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63152525A (ja) | 1988-06-25 |
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