JPH0343027B2 - - Google Patents
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- JPH0343027B2 JPH0343027B2 JP58226411A JP22641183A JPH0343027B2 JP H0343027 B2 JPH0343027 B2 JP H0343027B2 JP 58226411 A JP58226411 A JP 58226411A JP 22641183 A JP22641183 A JP 22641183A JP H0343027 B2 JPH0343027 B2 JP H0343027B2
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- spindle
- polishing
- media
- rotating
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B31/00—Machines or devices designed for polishing or abrading surfaces on work by means of tumbling apparatus or other apparatus in which the work and/or the abrasive material is loose; Accessories therefor
- B24B31/003—Machines or devices designed for polishing or abrading surfaces on work by means of tumbling apparatus or other apparatus in which the work and/or the abrasive material is loose; Accessories therefor whereby the workpieces are mounted on a holder and are immersed in the abrasive material
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はワーク(被研摩物)を均一に乾式高速
流動研摩することができる乾式高速流動研摩装置
に関する。 〔従来の技術〕 従来より、スピンドルに取り付けたワーク(被
研摩物)を研摩砥粒及び油脂を付着させたメデイ
アを充填した研摩槽内に入れ、前記スピンドルを
正逆に公転及び自転させることによりワークをメ
デイア中で高速流動させ、これによりワークを研
摩することが知られている(特公昭37−17646号
公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来のこの種の乾式高速流動研
摩装置はワーク全面を均一に研摩し得ない場合が
生じる。即ち、第1図はスピンドルaに治具bを
介してワークcを取り付け、固定した状態を示す
もので、スピンドルaは図中矢印R方向に又はR
方向と逆方向に回転(公転)すると共い、r方向
又はr方向と逆方向に回転(自転)するものであ
り、これによりスピンドルaに取り付けられたワ
ークcが公転、自転するものであるが、スピンド
ルaに対してワークcが固定されているので、ス
ピンドルaに対するワークcの相対的位置は変化
せず、このためワークcの上部と下部、或いは内
面と外面(スピンドルaとの対向面とその反対
面)とで研摩仕上りに相違が生じる場合が起こ
る。 更に、特公昭37−17646号公報に示された如き
従来の研摩機は、研摩槽内周壁におけるメデイア
の流動方向がワークの小公転方向と逆行し、メデ
イアがワークに対向するものであるが、かかる研
摩機ではワーク表面上でのメデイアの流れがスム
ーズでなく、特に高速回転させる場合は研摩面が
縞状でなく小さな凹凸状になり易く、きれいな研
摩面が得難いものである。 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、スピ
ンドルを公転及び自転させることによりこのスピ
ンドルに取り付けられたワークをスピンドルの公
転及び自転と一体に回転させると共に、更にスピ
ンドルに対するワークと相対的位置を変化可能に
構成することにより、ワークを均一に研摩するこ
とができる乾式高速流動研摩装置を提供すること
を目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記目的を達成するため、乾式メデイ
アが充填される研摩槽と、その上方に設けられた
固定ギアと、これに直接外接噛合する遊星ギア
と、この遊星ギアを前記固定ギアに沿つて50rpm
以上の速度で回転させる回転手段と、前記遊星ギ
アに連結され、下部が前記研摩槽内のメデイアに
挿入される筒状のスピンドルと、このスピンドル
内に回転可能に配設され、かつ下部が該スピンド
ル下端部より突出する回転軸と、この回転軸を自
転させる回転機構と、前記回転軸の下部に互に噛
合する一対のギアを介して取り付けられたワーク
取付治具とを具備してなり、前記固定ギアに噛合
する遊星ギアをこの固定ギアに沿つて50rpm以上
の速度で公転させつつ自転させることにより、前
記遊星ギアと連結したスピンドルを公転かつ自転
させて、研摩槽内の乾式メデイアをこの研摩槽の
内周壁付近の流動方向が前記スピンドルの自転方
向と一致するように高速流動させると共に、前記
ワーク取付治具に固定したワークをスピンドルの
公転及び自転とそれぞれ一体に回転させ、かつ該
ワークを前記回転軸を自転させることによりこれ
と一体にギアを介して回転するワーク取付治具を
中心に自転させて、該ワークを高速流動する乾式
メデイアに付着した研摩剤により研摩するように
したものである。 〔作用〕 本発明の研摩機は、研摩槽内に乾式メデイアを
充填し、このメデイア中にスピンドル及びこれに
支持されたワークを挿入し、スピンドル及びこれ
と一体にワークを高速で公転かつ自転させること
により、メデイア全体を激しく流動させると共
に、この流動するメデイアのワークに対する圧接
作用でワーク表面を研摩するものである。この場
合、メデイア流動槽は周壁側がダウンカツト、中
心側がアツプカツトとなる。 而して、本発明においては、かかる研摩方法に
おいて、スピンドルを筒状に形成し、このスピン
ドル内に回転軸を回転可能に配設すると共に、こ
の回転軸を自転させる回転機構を設け、かつ前記
回転軸の下部にワーク取付治具を固定し、このワ
ーク取付治具にワークを取付けて、ワークをスピ
ンドルの公転及び自転と一体に回転させると共
に、前記回転軸の自転によりギアを介してこれと
一体に回転するワーク取付治具を中心として自転
させるようにしたものである。 即ち、本発明の研摩方法は、上述したようにメ
デイア(砥粒)の流動がスピンドルの高速回転に
より行なわれるもので、この場合メデイアとして
は比較的軽いものが使用され、仕上げ研摩に好適
に用いられるものであるが、この研摩方法におい
てはワークの動きは、スピンドルと一体に固定軸
体を中心に大公転すると共に、スピンドル乃至は
回転軸を中心に小公転し、更にワーク取付軸を中
心に自転するものである。そして、このようにワ
ークがスピンドルの公転及び自転と一体に回転す
る上、ワークがスピンドルの回転とは別途に回転
し、ワークがスピンドルに対してその相対位置を
経時的に変化するため、ワークに対するメデイア
の当たり方が可及的に均等化し、ワークのある部
分にのみメデイアが強く或いは多く当たる、逆に
メデイアが弱く或いは少なく当たるといつた偏向
が可及的に防止されるため、ワーク表面が均一、
均等に研摩される。 従つて、本発明の研摩装置によれば後述する実
験例に示したように、ワーク自身がスピンドルに
対して回転するので、従来法のようにワークの姿
勢変更及び姿勢変更後の再研摩が不要で、研摩時
間を従来法に較べて大幅に(1/3以下に)短縮す
ることができ、しかも、研摩時間を著しく短縮し
ても、ワーク全面を均一に研摩することができ
る。 また、本発明装置によれば、研摩槽内周壁付近
のメデイアの流動方向をワークの小公転方向と一
致させることができるので、ワーク表面上でのメ
デイアの流れがスムーズになり、メデイアを高速
流動させても研摩面が縞状の良好な仕上り面を与
え、ワーク全体を均一に研摩できる上、スピンド
ルの自転、公転に要する力を小さくでき、このた
め装置を小型化し得て、省力化が図れるものであ
る。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例につき第2図を参照し
て説明する。 第2図は本発明の好適な装置例を示し、図中1
は研摩槽であり、この内部にメデイア2が充填さ
れる。3は機体(図示せず)に支持された筒状ボ
ツクスで、この筒状ボツクス3内にギアボツクス
4が収容されている。このギアボツクス4の上壁
4a中央部には円筒状軸体5が突設されていると
共に、この軸体5上端にはリング状の駆動プーリ
ー6が突設されている。前記円筒状軸体5は前記
筒状ボツクス3とその上に載置された架台7とに
それぞれ固定された軸受8,8により回転可能に
支承されており、また前記プーリー6はベルト
9,9を介してモータ等の駆動源Mと連結されて
おり、この駆動源Mの駆動によりプーリー6が回
転し、これと一体に前記円筒状軸体5及びギアボ
ツクス4が回転するようになつている。 前記円筒状軸体5内には、固定軸体10が配設
されている。この固定軸体10の上端部は駆動プ
ーリー6及び機体の天井板11を貫通して上方に
突出し、この突出上端部は天井板11上に固定さ
れた支持体12により固定されていると共に、固
定軸体10の下部はギアボツクス4内に突出して
いる。この固定軸体10の突出下部には、その下
端部に円盤状の第1固定ギア13が固定されてい
ると共に、この第1固定ギア13の上方所定箇所
にリング状の第2固定ギア14が固定されてい
る。なお、前記円筒状軸体5の内壁上下端部には
それぞれ軸受15,15が配設されており、これ
によつて円筒状軸体5が固定軸体10に対しスム
ーズに回転し得るよう構成されている。 また、前記ギアボツクス4には、前記第1及び
第2固定ギア13,14間を仕切る如くリング状
の仕切壁4bが設けられており、この仕切壁4b
及び下壁4cにそれぞれ固定された軸受16,1
6,16′,16′にそれぞれ回転可能に支承され
た2本の円筒状スピンドル17,17′が配設さ
れている。なお、これらスピンドル17,17′
の下部はギアボツクスの下壁4cを貫通してそれ
ぞれ下方に突出している。前記スピンドル17,
17′の上部には前記ギアボツクス4内に存して
前記第1固定ギア13とそれぞれ噛合する第1遊
星ギア18,18′が固定され、これによりギア
ボツクス4が回転すると、この回転と一体にスピ
ンドル17,17′が回転(第1固定ギア13に
沿つて公転)すると共に、この際第1遊星ギア1
8,18′が第1固定ギア13に噛合されつつこ
の第1固定ギア13に沿つて自転し、スピンドル
17,17′がこの自転と一体に回転(自転)す
るようになつている。 前記円筒状スピンドル17,17′内には、回
転軸19,19′がそれぞれ回転可能に配設され
ている。これら回転軸19,19′の上端部はそ
れぞれ仕切壁4b上に固定されたスピンドル1
7,17′の軸受16,16′を貫通して上方に突
出し、その突出上端部に前記第2固定ギア14に
それぞれ噛合された第2遊星ギア20,20′が
固定されている。また、前記回転軸19,19′
の下端部はスピンドル17,17′の下端部に固
定されたギアケース21,21′内に回転可能に
配設され、互に噛合する1組(4個)のベベルギ
ア22,22′の上側ベベルギア22a,22′a
にそれぞれ固定されている。そして、これら上側
ベベルギア22a,22′aと噛合する横側ベベ
ルギア22b,22b,22′b,22′bにはワ
ーク取付治具23,23,23′,23′の一端部
が固定されていると共に、その他端部は前記ギア
ケース21,21′の側壁をそれぞれ貫通して側
方に突出し、この突出他端部に研摩するべきワー
ク24,24,24′,24′がそれぞれ着脱可能
に取り付けられるようになつている。なお、図中
25,25,25′,25′はそれぞれ回転軸1
9,19′を回転可能に支承する軸受である。 従つて、前記回転軸19,19′は、第2遊星
ギア20,20′が第2固定ギア14に噛合され
つつ第2固定ギア14に沿つて回転(公転)する
ことにより自転し、この自転と一体に回転(自
転)し、これら回転軸19,19′にベベルギア
22,22′及びワーク取付治具23,23,2
3′,23′を介して取り付けられたワーク24,
24,24′,24′が回転するようになつてい
る。 なお、前記研摩槽1は、図示していないが例え
ば特公昭37−17646号記載の機構、その他適宜な
機構により上下方向に移動し得るようになつてお
り、第2図に示した研摩槽1の上昇限位置におい
て、ワーク24,24,24′,24′が研摩槽1
内のメデイア2中に埋め込まれるようになると共
に、研摩槽1の下降限位置において、ワーク2
4,24,24′,24′がメデイア2中より取り
出され、ワーク24,24,24′,24′の着脱
が行なわれるようになつている。 次に、上記研摩機を用いてワークを乾式高速流
動研摩する方法につき説明する。 まず、研摩槽1を下降限位置に移動させ、研摩
槽1内に生地のメデイア2を投入する。この場
合、メデイアとしては有機質メデイア、特に木質
メデイア、例えば木クズ、小木片、コーン、木の
実、皮等の粒状及び粉末等が優れており、またメ
デイア投入量は研摩槽容量に対して60〜90%程度
が好適である。次いで、油脂と砥粒とを混合して
なる液状、ペースト状或いは粉粒状形態の研摩剤
をメデイア2に加え、ワーク取付治具23,2
3,23′,23′にワークを取り付けない状態の
まま研摩槽1を上昇限位置に移動させ、プーリー
6に連結された駆動源Mを駆動させて該プーリー
6を回転させることによりスピンドル17,1
7′等を回転(公転及び自転)させる。これによ
つてメデイア2が流動し、メデイア2と前記研摩
剤とが均一と混合されてメデイア2表面に研摩剤
が付着する。この場合、研摩剤の添加量は作業の
最初のメデイア1Kgに対し40〜80gとし、その後
1回の研摩作業毎にメデイア1Kgに対し0.2〜1
gとすることが好ましく、またメデイアと研摩剤
との混合時間は通常3〜5分で十分である。 次に、駆動源Mの駆動を停止し、研摩槽1を下
降限位置まで移動した後、ワーク取付治具23,
23,23′,23′にワーク24,24,24′,
24′を取り付け、研摩槽1を再度上昇限位置ま
で移動する(第1図に示した状態)。この状態で
駆動源Mを駆動させ、プーリー6を回転させる
と、この回転と一体に円筒状軸体5及びギアボツ
クス4が回転し、これによりこのギアボツクス4
に取り付けられたスピンドル17,17′が軸体
5の中心軸線(固定軸体10の軸線)の周りを回
転(公転)すると共に、この回転(公転)に伴つ
てスピンドル17,17′に取り付けられた第1
遊星ギア18,18′が第1固定ギア13に噛合
しつつそれに沿つて回転(公転)することにより
自転し、従つてスピンドル17,17′が自転し、
スピンドル17,17′に回転可能に取り付けら
れた回転軸19,19′、ベベルギア22,2
2′、ワーク取付治具23,23,23′,23′
及びこれら取付治具23,23,23′,23′に
取り付けられたワーク24,24,24′,2
4′がスピンドル17,17′の公転及び自転と一
体に公転及び自転する。更に、上記の回転運動と
共に、前記回転軸19,19′は、これらに固定
された第2遊星ギア20,20′が第2固定ギア
14に噛合しつつそれに沿つて回転(公転)する
ことにより自転するのでこの自転と一体に回転
(自転)し、従つてこれら回転軸19,19′に固
定された上側ベベルギア22a,22′a、これ
ら上側ベベルギア22a,22′aに噛合された
横側ベベルギア22b,22b,22′b,2
2′b、これらに固定されたワーク取付治具23,
23,23′,23′を順次介してワーク24,2
4,24′,24′がワーク取付治具23,23,
23′,23′の中心軸線の周り(回転軸19,1
9′の自転方向に対して直角方向)を回転する。 ここで、前記駆動源Mの駆動は所定時間毎に正
逆に切り換え、これによつて上記の回転を所定時
間毎に正逆に切り換えるものである。 従つて、ワーク24,24,24′,24′は、
円筒状軸体5の中心軸線(固定軸体10の中心軸
線)及びスピンドル17,17′の中心軸線の周
りを正逆回転すると共に、これらスピンドル1
7,17′の軸線方向に対し直角方向に突出する
ワーク取付治具23,23,23′,23′の中心
軸線の周りを正逆回転し、例えば第2図における
ワーク24,24,24′,24′の下端部がワー
ク取付治具23,23,23′,23′の回転につ
れて上端部へとその位置を移し、スピンドル1
7,17′に対するワーク24,24,24′,2
4′の相対位置が漸次変化していくものである。
そしてワーク24,24,24′,24′はこのよ
うな回転の間にこれらの回転により流動状態に撹
拌されたメデイアと混合状態に接触し、メデイア
表面の研摩剤の作用で表面が研摩されるものであ
るが、ワーク24,24,24′,24′は上述し
たように円筒状軸体5の中心軸線及びスピンドル
17,17′の中心軸線の周りをそれぞれ回転す
ることに加えて、ワーク取付治具23,23,2
3′,23′の軸線の周りを回転し、スピンドル1
7,17′に対する相対位置を変化することによ
り、その表面が均一に研摩されるものである。 なお、研摩終了後は、駆動源Mの駆動を停止
し、研摩槽1を下降限位置まで移動し、研摩され
たワークを取り外し、新しい研摩剤をメデイアに
添加した後、上述した操作を繰り返す。 上述した研摩方法において、プーリー6、従つ
て円筒状軸体5及びギアボツクス4の回転数即ち
スピンドル17,17′の公転数は必ずしも制限
されないが、50rpm以上、好適には50〜500rpm、
特に100〜400rpmとすることが好ましい。また、
スピンドル17,17′の自転数も制限されない
が、50〜800rpm、好適には100〜400rpm、更に
好適には150〜300rpm、特に200〜300rpmとする
ことが好ましく、更にワーク取付治具23,2
3,23′,23′の回転数(従つてワーク24,
24,24′,24′の回転数)も制限されない
が、1rpm以上、好適には1〜200rpm、特に1〜
50rpmとすることが好ましく、第1及び第2固定
ギア13,14、第1及び第2遊星ギア18,1
8′,20,20′、ベベルギア22,22′のギ
ア数を適宜選定して上述した回転数とすることが
好適である。ここで、第1固定ギア13と第1遊
星ギア18,18′のギア比は8:1〜1:4、
特に4:1〜1:3とすることが好ましい。 而して、上述した研摩機は、遊星ギアを固定ギ
アに沿つて50rpm以上の速度で公転させつつ自転
させることにより前記遊星ギアと連結したスピン
ドルを公転かつ自転させ、前記スピンドルに取り
付けられたワークを回転せしめて、研摩槽内に充
填した乾式メデイアを前記スピンドル及びワーク
の回転によつて撹拌することにより乾式メデイア
を高速流動させると共に、この高速流動する乾式
メデイアによりワークを研摩するようにしたもの
であるが、ワークの動きは、スピンドルと一体に
固定軸体を中心に大公転すると共に、スピンドル
乃至は回転軸を中心に小公転し、更にワーク取付
軸を中心に自転するものである。そして、このよ
うにワークがスピンドルの公転及び自転と一体に
回転する上、ワークがスピンドルの回転とは別途
に回転し、ワークがスピンドルに対してその相対
位置を経時的に変化するため、ワークに対するメ
デイアの当たり方が可及的に均等化し、ワーク表
面が均一に研摩される。 更に、上述した研摩方式は、研摩槽内周壁付近
のメデイアの流動方向とワークの小公転方向とが
一致しているので、ワーク表面上でのメデイアの
流れがスムーズになり、メデイアを高速流動させ
ても研摩面が縞状の良好な仕上り面を与え、ワー
ク全体を均一に研摩できる上、スピンドルの自
転、公転に要する力を小さくでき、このため装置
を小型化し得て、省力化が図れるものである。 なお、第1固定ギア13よりも第1遊星ギア1
8,18′のギア数を多く形成した場合は、比較
的深い凹面、例えば深さが5〜100mm、特に10〜
50mmあるようなスプーン、杓子等のワークに対
し、その凹面に研摩残しを生じるというような不
都合もなく、凹面を含めた全面を良好に研摩し得
るものである。この場合、このような作用効果を
有効に達成させるためには、第1固定ギア13と
第1遊星ギア18,18′とのギア比を1:1.2〜
1:4、好適には1:1.2〜1:3、特に1:1.5
〜1:2.5とすることが好ましい。 なおまた、上記の研摩方法においては、駆動源
Mの駆動を所定時間毎に正逆に切り換え、これに
よつて上記回転運動を正逆に切り換えたが、これ
に制限されず、一方向のみの回転によつて研摩を
行なうようにしてもよい。しかし、均一な研摩の
点からは正逆回転させることが好ましく、この場
合正逆回転は2〜5分毎に一回切換反転させるこ
とが好適であり、また正逆回転は1回の研摩操作
中1〜2回とすることが好適である。 更に、上述した流動研摩方法においては、研摩
材料として、生地のメデイアに対し研摩運動1サ
イクル毎に少量の油脂と砥粒とを混合した研摩剤
を投入し、予備運動によりメデイア表面を研摩剤
で被覆するようにしたことにより、メデイアに研
摩力が失われたときに研摩剤を添加すればよいの
でメデイア全体を取り換える必要もなく、全体の
操作性が簡略化されるものである。この場合、メ
デイアに対して研摩剤を被覆するに際し、スピン
ドル等が公転、自転することによりメデイアが流
動化してメデイアと研摩剤とが均一にかつ確実に
混合され、このようにスピンドル等が研摩剤をメ
デイアに被覆する作用を促しているため、メデイ
アに対する研摩剤の被覆が簡単にしかも短時間
(通常3〜5分間)で行なわれる。また、このよ
うな研摩方法によれば、1サイクル(1回の研摩
操作)毎にメデイアが新しい研摩剤で被覆される
ので、良好な研摩が達成される。更にこの方法の
採用により、ランニングコストが著しく低減され
る。 しかしながら、このような研摩剤投入方法を採
用せず、油脂と砥粒とで表面を被覆したメデイア
を使用し、その研摩力が低下したらメデイア全体
を交換するようにしてもよく、また、最初に投入
するメデイアとして、予め油脂と砥粒を被覆した
ものを用い、以後研摩剤を投入する方式でもよ
い。 なお、メデイア、油脂、砥粒等としては従来公
知のものが使用できる。例えば、油脂としては動
植鉱物油、各種脂肪酸、ワツクス、金属石けん及
び各種樹脂類等が用いられ、また砥粒としてはア
ルミナ、硅石、酸化鉄、酸化クロム、アランダ
ム、WA、炭酸カルシウム等が使用し得る。 なお、上述した実施例ではスピンドルの数を2
本としたが、スピンドルの数は限定されない。ま
た、上記実施例ではいずれもスピンドル回転軸を
一軸の一体構成にしたが、本発明はこれに限られ
るものではなく、例えば第3図に示すように上側
スピンドル17aと下側スピンドル17b、上側
回転軸19aと下側回転軸19bとの二軸構成と
し、これらを互に接続するようにしてもよい。ま
たこの場合、下側スピンドル17b、下側回転軸
19bをそれぞれ着脱可能に接続することができ
る。 更に、回転軸を回転させる手段も上記実施例に
制限されず、例えば第2固定ギア、第2遊星ギア
を設けず、回転軸19,19′の突出上端部にギ
アモータ等のモータを直接取り付け、駆動源Mの
駆動に基づく回転運動とは別個に回転軸19,1
9′を回転させることにより、これら回転軸19,
19′に取り付けられたワーク24,24,2
4′,24′を回転させ、スピンドル17,17′
に対する相対位置を変化させるようにすることが
できる。なおこの場合、前記モータと連結して減
速装置を設けることもできる。また、筒状ボツク
ス3の内周壁下端部に、周方向に沿つて水平部と
傾斜部とを有する断面三角型のリング状増圧カバ
ー体をボルト等により着脱可能に突設することも
でき、このカバー体の配設により、上述した回転
運動による撹拌流動作用で上昇しようとする研摩
槽1内周壁近傍のメデイア2が該カバー体を超え
て上昇することが妨げられ、これがカバー体の増
圧作用となつてメデイア2をワーク24,24,
24′,24′に確実に圧接させ、これらワークを
より良好に研摩し得る。なおまた、本発明の研摩
機にはエア吹出し管、収塵管を配設することがで
き、必要時にエア吹出し管からエアを導入し、メ
デイアの破損した粉塵物や研摩くずなどを収塵管
から排出し得るようにすることもできる。 以下、上述した装置を用いて乾式高速流動研摩
した場合の効果を下記実験例により示す。 実験例 1 本発明の効果を具体的に示すため、加工物とし
て第4図に示す鉄製シエバーケース(直径d20
mm、厚さt4mm)を用い、第2図に示す装置により
乾式高速流動研摩を行なつた。 ここで装置の概要及び研摩条件は下記の通りで
ある。 スピンドル数 2 第1固定ギアと第1遊星ギアとのギア比 2:1 円筒状軸体の回転数(スピンドル公転数)
200rpm スピンドル自転数 600rpm ワーク取付治具回転数 5rpm なお、ワークは第5図に示したように1本のス
ピンドルに4個取り付けた(従つて全ワーク数8
個)。ここで、図中17がスピンドル、19が回
転軸、21がギアケース、23がワーク取付治
具、24がワーク(シエバーケース)である。 また、メデイアとしてはSMコーン12−20(上
村工業(株)社製)120KgにSMコンパウンド#70(上
村工業(株)社製)5Kgを添加し、空運転してSMコ
ーンにSMコンパウンドを被覆したものを用い
た。 比較のため、スピンドルに第6図に示すように
固定用部材43を介して直接ワークを取り付けて
研摩を行なつた。従つて、この比較試験において
は、スピンドルは公転及び自転し、これと一体に
ワークも回転するが、ワークがスピンドルと別個
に回転することはない。このため、ワークをスピ
ンドルに取り付け、一度研摩した後、ワークをス
ピンドルから取り外し、その取り位置を変更して
再度スピンドルに取り付ける姿勢変更を行なつて
から再び研摩を行なう必要があり、この比較試験
でもワークの姿勢変更を行なつた。 以上の方法で研摩した場合の研摩時間及びワー
クの仕上がり状態の結果を第1表に示す。
流動研摩することができる乾式高速流動研摩装置
に関する。 〔従来の技術〕 従来より、スピンドルに取り付けたワーク(被
研摩物)を研摩砥粒及び油脂を付着させたメデイ
アを充填した研摩槽内に入れ、前記スピンドルを
正逆に公転及び自転させることによりワークをメ
デイア中で高速流動させ、これによりワークを研
摩することが知られている(特公昭37−17646号
公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来のこの種の乾式高速流動研
摩装置はワーク全面を均一に研摩し得ない場合が
生じる。即ち、第1図はスピンドルaに治具bを
介してワークcを取り付け、固定した状態を示す
もので、スピンドルaは図中矢印R方向に又はR
方向と逆方向に回転(公転)すると共い、r方向
又はr方向と逆方向に回転(自転)するものであ
り、これによりスピンドルaに取り付けられたワ
ークcが公転、自転するものであるが、スピンド
ルaに対してワークcが固定されているので、ス
ピンドルaに対するワークcの相対的位置は変化
せず、このためワークcの上部と下部、或いは内
面と外面(スピンドルaとの対向面とその反対
面)とで研摩仕上りに相違が生じる場合が起こ
る。 更に、特公昭37−17646号公報に示された如き
従来の研摩機は、研摩槽内周壁におけるメデイア
の流動方向がワークの小公転方向と逆行し、メデ
イアがワークに対向するものであるが、かかる研
摩機ではワーク表面上でのメデイアの流れがスム
ーズでなく、特に高速回転させる場合は研摩面が
縞状でなく小さな凹凸状になり易く、きれいな研
摩面が得難いものである。 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、スピ
ンドルを公転及び自転させることによりこのスピ
ンドルに取り付けられたワークをスピンドルの公
転及び自転と一体に回転させると共に、更にスピ
ンドルに対するワークと相対的位置を変化可能に
構成することにより、ワークを均一に研摩するこ
とができる乾式高速流動研摩装置を提供すること
を目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記目的を達成するため、乾式メデイ
アが充填される研摩槽と、その上方に設けられた
固定ギアと、これに直接外接噛合する遊星ギア
と、この遊星ギアを前記固定ギアに沿つて50rpm
以上の速度で回転させる回転手段と、前記遊星ギ
アに連結され、下部が前記研摩槽内のメデイアに
挿入される筒状のスピンドルと、このスピンドル
内に回転可能に配設され、かつ下部が該スピンド
ル下端部より突出する回転軸と、この回転軸を自
転させる回転機構と、前記回転軸の下部に互に噛
合する一対のギアを介して取り付けられたワーク
取付治具とを具備してなり、前記固定ギアに噛合
する遊星ギアをこの固定ギアに沿つて50rpm以上
の速度で公転させつつ自転させることにより、前
記遊星ギアと連結したスピンドルを公転かつ自転
させて、研摩槽内の乾式メデイアをこの研摩槽の
内周壁付近の流動方向が前記スピンドルの自転方
向と一致するように高速流動させると共に、前記
ワーク取付治具に固定したワークをスピンドルの
公転及び自転とそれぞれ一体に回転させ、かつ該
ワークを前記回転軸を自転させることによりこれ
と一体にギアを介して回転するワーク取付治具を
中心に自転させて、該ワークを高速流動する乾式
メデイアに付着した研摩剤により研摩するように
したものである。 〔作用〕 本発明の研摩機は、研摩槽内に乾式メデイアを
充填し、このメデイア中にスピンドル及びこれに
支持されたワークを挿入し、スピンドル及びこれ
と一体にワークを高速で公転かつ自転させること
により、メデイア全体を激しく流動させると共
に、この流動するメデイアのワークに対する圧接
作用でワーク表面を研摩するものである。この場
合、メデイア流動槽は周壁側がダウンカツト、中
心側がアツプカツトとなる。 而して、本発明においては、かかる研摩方法に
おいて、スピンドルを筒状に形成し、このスピン
ドル内に回転軸を回転可能に配設すると共に、こ
の回転軸を自転させる回転機構を設け、かつ前記
回転軸の下部にワーク取付治具を固定し、このワ
ーク取付治具にワークを取付けて、ワークをスピ
ンドルの公転及び自転と一体に回転させると共
に、前記回転軸の自転によりギアを介してこれと
一体に回転するワーク取付治具を中心として自転
させるようにしたものである。 即ち、本発明の研摩方法は、上述したようにメ
デイア(砥粒)の流動がスピンドルの高速回転に
より行なわれるもので、この場合メデイアとして
は比較的軽いものが使用され、仕上げ研摩に好適
に用いられるものであるが、この研摩方法におい
てはワークの動きは、スピンドルと一体に固定軸
体を中心に大公転すると共に、スピンドル乃至は
回転軸を中心に小公転し、更にワーク取付軸を中
心に自転するものである。そして、このようにワ
ークがスピンドルの公転及び自転と一体に回転す
る上、ワークがスピンドルの回転とは別途に回転
し、ワークがスピンドルに対してその相対位置を
経時的に変化するため、ワークに対するメデイア
の当たり方が可及的に均等化し、ワークのある部
分にのみメデイアが強く或いは多く当たる、逆に
メデイアが弱く或いは少なく当たるといつた偏向
が可及的に防止されるため、ワーク表面が均一、
均等に研摩される。 従つて、本発明の研摩装置によれば後述する実
験例に示したように、ワーク自身がスピンドルに
対して回転するので、従来法のようにワークの姿
勢変更及び姿勢変更後の再研摩が不要で、研摩時
間を従来法に較べて大幅に(1/3以下に)短縮す
ることができ、しかも、研摩時間を著しく短縮し
ても、ワーク全面を均一に研摩することができ
る。 また、本発明装置によれば、研摩槽内周壁付近
のメデイアの流動方向をワークの小公転方向と一
致させることができるので、ワーク表面上でのメ
デイアの流れがスムーズになり、メデイアを高速
流動させても研摩面が縞状の良好な仕上り面を与
え、ワーク全体を均一に研摩できる上、スピンド
ルの自転、公転に要する力を小さくでき、このた
め装置を小型化し得て、省力化が図れるものであ
る。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例につき第2図を参照し
て説明する。 第2図は本発明の好適な装置例を示し、図中1
は研摩槽であり、この内部にメデイア2が充填さ
れる。3は機体(図示せず)に支持された筒状ボ
ツクスで、この筒状ボツクス3内にギアボツクス
4が収容されている。このギアボツクス4の上壁
4a中央部には円筒状軸体5が突設されていると
共に、この軸体5上端にはリング状の駆動プーリ
ー6が突設されている。前記円筒状軸体5は前記
筒状ボツクス3とその上に載置された架台7とに
それぞれ固定された軸受8,8により回転可能に
支承されており、また前記プーリー6はベルト
9,9を介してモータ等の駆動源Mと連結されて
おり、この駆動源Mの駆動によりプーリー6が回
転し、これと一体に前記円筒状軸体5及びギアボ
ツクス4が回転するようになつている。 前記円筒状軸体5内には、固定軸体10が配設
されている。この固定軸体10の上端部は駆動プ
ーリー6及び機体の天井板11を貫通して上方に
突出し、この突出上端部は天井板11上に固定さ
れた支持体12により固定されていると共に、固
定軸体10の下部はギアボツクス4内に突出して
いる。この固定軸体10の突出下部には、その下
端部に円盤状の第1固定ギア13が固定されてい
ると共に、この第1固定ギア13の上方所定箇所
にリング状の第2固定ギア14が固定されてい
る。なお、前記円筒状軸体5の内壁上下端部には
それぞれ軸受15,15が配設されており、これ
によつて円筒状軸体5が固定軸体10に対しスム
ーズに回転し得るよう構成されている。 また、前記ギアボツクス4には、前記第1及び
第2固定ギア13,14間を仕切る如くリング状
の仕切壁4bが設けられており、この仕切壁4b
及び下壁4cにそれぞれ固定された軸受16,1
6,16′,16′にそれぞれ回転可能に支承され
た2本の円筒状スピンドル17,17′が配設さ
れている。なお、これらスピンドル17,17′
の下部はギアボツクスの下壁4cを貫通してそれ
ぞれ下方に突出している。前記スピンドル17,
17′の上部には前記ギアボツクス4内に存して
前記第1固定ギア13とそれぞれ噛合する第1遊
星ギア18,18′が固定され、これによりギア
ボツクス4が回転すると、この回転と一体にスピ
ンドル17,17′が回転(第1固定ギア13に
沿つて公転)すると共に、この際第1遊星ギア1
8,18′が第1固定ギア13に噛合されつつこ
の第1固定ギア13に沿つて自転し、スピンドル
17,17′がこの自転と一体に回転(自転)す
るようになつている。 前記円筒状スピンドル17,17′内には、回
転軸19,19′がそれぞれ回転可能に配設され
ている。これら回転軸19,19′の上端部はそ
れぞれ仕切壁4b上に固定されたスピンドル1
7,17′の軸受16,16′を貫通して上方に突
出し、その突出上端部に前記第2固定ギア14に
それぞれ噛合された第2遊星ギア20,20′が
固定されている。また、前記回転軸19,19′
の下端部はスピンドル17,17′の下端部に固
定されたギアケース21,21′内に回転可能に
配設され、互に噛合する1組(4個)のベベルギ
ア22,22′の上側ベベルギア22a,22′a
にそれぞれ固定されている。そして、これら上側
ベベルギア22a,22′aと噛合する横側ベベ
ルギア22b,22b,22′b,22′bにはワ
ーク取付治具23,23,23′,23′の一端部
が固定されていると共に、その他端部は前記ギア
ケース21,21′の側壁をそれぞれ貫通して側
方に突出し、この突出他端部に研摩するべきワー
ク24,24,24′,24′がそれぞれ着脱可能
に取り付けられるようになつている。なお、図中
25,25,25′,25′はそれぞれ回転軸1
9,19′を回転可能に支承する軸受である。 従つて、前記回転軸19,19′は、第2遊星
ギア20,20′が第2固定ギア14に噛合され
つつ第2固定ギア14に沿つて回転(公転)する
ことにより自転し、この自転と一体に回転(自
転)し、これら回転軸19,19′にベベルギア
22,22′及びワーク取付治具23,23,2
3′,23′を介して取り付けられたワーク24,
24,24′,24′が回転するようになつてい
る。 なお、前記研摩槽1は、図示していないが例え
ば特公昭37−17646号記載の機構、その他適宜な
機構により上下方向に移動し得るようになつてお
り、第2図に示した研摩槽1の上昇限位置におい
て、ワーク24,24,24′,24′が研摩槽1
内のメデイア2中に埋め込まれるようになると共
に、研摩槽1の下降限位置において、ワーク2
4,24,24′,24′がメデイア2中より取り
出され、ワーク24,24,24′,24′の着脱
が行なわれるようになつている。 次に、上記研摩機を用いてワークを乾式高速流
動研摩する方法につき説明する。 まず、研摩槽1を下降限位置に移動させ、研摩
槽1内に生地のメデイア2を投入する。この場
合、メデイアとしては有機質メデイア、特に木質
メデイア、例えば木クズ、小木片、コーン、木の
実、皮等の粒状及び粉末等が優れており、またメ
デイア投入量は研摩槽容量に対して60〜90%程度
が好適である。次いで、油脂と砥粒とを混合して
なる液状、ペースト状或いは粉粒状形態の研摩剤
をメデイア2に加え、ワーク取付治具23,2
3,23′,23′にワークを取り付けない状態の
まま研摩槽1を上昇限位置に移動させ、プーリー
6に連結された駆動源Mを駆動させて該プーリー
6を回転させることによりスピンドル17,1
7′等を回転(公転及び自転)させる。これによ
つてメデイア2が流動し、メデイア2と前記研摩
剤とが均一と混合されてメデイア2表面に研摩剤
が付着する。この場合、研摩剤の添加量は作業の
最初のメデイア1Kgに対し40〜80gとし、その後
1回の研摩作業毎にメデイア1Kgに対し0.2〜1
gとすることが好ましく、またメデイアと研摩剤
との混合時間は通常3〜5分で十分である。 次に、駆動源Mの駆動を停止し、研摩槽1を下
降限位置まで移動した後、ワーク取付治具23,
23,23′,23′にワーク24,24,24′,
24′を取り付け、研摩槽1を再度上昇限位置ま
で移動する(第1図に示した状態)。この状態で
駆動源Mを駆動させ、プーリー6を回転させる
と、この回転と一体に円筒状軸体5及びギアボツ
クス4が回転し、これによりこのギアボツクス4
に取り付けられたスピンドル17,17′が軸体
5の中心軸線(固定軸体10の軸線)の周りを回
転(公転)すると共に、この回転(公転)に伴つ
てスピンドル17,17′に取り付けられた第1
遊星ギア18,18′が第1固定ギア13に噛合
しつつそれに沿つて回転(公転)することにより
自転し、従つてスピンドル17,17′が自転し、
スピンドル17,17′に回転可能に取り付けら
れた回転軸19,19′、ベベルギア22,2
2′、ワーク取付治具23,23,23′,23′
及びこれら取付治具23,23,23′,23′に
取り付けられたワーク24,24,24′,2
4′がスピンドル17,17′の公転及び自転と一
体に公転及び自転する。更に、上記の回転運動と
共に、前記回転軸19,19′は、これらに固定
された第2遊星ギア20,20′が第2固定ギア
14に噛合しつつそれに沿つて回転(公転)する
ことにより自転するのでこの自転と一体に回転
(自転)し、従つてこれら回転軸19,19′に固
定された上側ベベルギア22a,22′a、これ
ら上側ベベルギア22a,22′aに噛合された
横側ベベルギア22b,22b,22′b,2
2′b、これらに固定されたワーク取付治具23,
23,23′,23′を順次介してワーク24,2
4,24′,24′がワーク取付治具23,23,
23′,23′の中心軸線の周り(回転軸19,1
9′の自転方向に対して直角方向)を回転する。 ここで、前記駆動源Mの駆動は所定時間毎に正
逆に切り換え、これによつて上記の回転を所定時
間毎に正逆に切り換えるものである。 従つて、ワーク24,24,24′,24′は、
円筒状軸体5の中心軸線(固定軸体10の中心軸
線)及びスピンドル17,17′の中心軸線の周
りを正逆回転すると共に、これらスピンドル1
7,17′の軸線方向に対し直角方向に突出する
ワーク取付治具23,23,23′,23′の中心
軸線の周りを正逆回転し、例えば第2図における
ワーク24,24,24′,24′の下端部がワー
ク取付治具23,23,23′,23′の回転につ
れて上端部へとその位置を移し、スピンドル1
7,17′に対するワーク24,24,24′,2
4′の相対位置が漸次変化していくものである。
そしてワーク24,24,24′,24′はこのよ
うな回転の間にこれらの回転により流動状態に撹
拌されたメデイアと混合状態に接触し、メデイア
表面の研摩剤の作用で表面が研摩されるものであ
るが、ワーク24,24,24′,24′は上述し
たように円筒状軸体5の中心軸線及びスピンドル
17,17′の中心軸線の周りをそれぞれ回転す
ることに加えて、ワーク取付治具23,23,2
3′,23′の軸線の周りを回転し、スピンドル1
7,17′に対する相対位置を変化することによ
り、その表面が均一に研摩されるものである。 なお、研摩終了後は、駆動源Mの駆動を停止
し、研摩槽1を下降限位置まで移動し、研摩され
たワークを取り外し、新しい研摩剤をメデイアに
添加した後、上述した操作を繰り返す。 上述した研摩方法において、プーリー6、従つ
て円筒状軸体5及びギアボツクス4の回転数即ち
スピンドル17,17′の公転数は必ずしも制限
されないが、50rpm以上、好適には50〜500rpm、
特に100〜400rpmとすることが好ましい。また、
スピンドル17,17′の自転数も制限されない
が、50〜800rpm、好適には100〜400rpm、更に
好適には150〜300rpm、特に200〜300rpmとする
ことが好ましく、更にワーク取付治具23,2
3,23′,23′の回転数(従つてワーク24,
24,24′,24′の回転数)も制限されない
が、1rpm以上、好適には1〜200rpm、特に1〜
50rpmとすることが好ましく、第1及び第2固定
ギア13,14、第1及び第2遊星ギア18,1
8′,20,20′、ベベルギア22,22′のギ
ア数を適宜選定して上述した回転数とすることが
好適である。ここで、第1固定ギア13と第1遊
星ギア18,18′のギア比は8:1〜1:4、
特に4:1〜1:3とすることが好ましい。 而して、上述した研摩機は、遊星ギアを固定ギ
アに沿つて50rpm以上の速度で公転させつつ自転
させることにより前記遊星ギアと連結したスピン
ドルを公転かつ自転させ、前記スピンドルに取り
付けられたワークを回転せしめて、研摩槽内に充
填した乾式メデイアを前記スピンドル及びワーク
の回転によつて撹拌することにより乾式メデイア
を高速流動させると共に、この高速流動する乾式
メデイアによりワークを研摩するようにしたもの
であるが、ワークの動きは、スピンドルと一体に
固定軸体を中心に大公転すると共に、スピンドル
乃至は回転軸を中心に小公転し、更にワーク取付
軸を中心に自転するものである。そして、このよ
うにワークがスピンドルの公転及び自転と一体に
回転する上、ワークがスピンドルの回転とは別途
に回転し、ワークがスピンドルに対してその相対
位置を経時的に変化するため、ワークに対するメ
デイアの当たり方が可及的に均等化し、ワーク表
面が均一に研摩される。 更に、上述した研摩方式は、研摩槽内周壁付近
のメデイアの流動方向とワークの小公転方向とが
一致しているので、ワーク表面上でのメデイアの
流れがスムーズになり、メデイアを高速流動させ
ても研摩面が縞状の良好な仕上り面を与え、ワー
ク全体を均一に研摩できる上、スピンドルの自
転、公転に要する力を小さくでき、このため装置
を小型化し得て、省力化が図れるものである。 なお、第1固定ギア13よりも第1遊星ギア1
8,18′のギア数を多く形成した場合は、比較
的深い凹面、例えば深さが5〜100mm、特に10〜
50mmあるようなスプーン、杓子等のワークに対
し、その凹面に研摩残しを生じるというような不
都合もなく、凹面を含めた全面を良好に研摩し得
るものである。この場合、このような作用効果を
有効に達成させるためには、第1固定ギア13と
第1遊星ギア18,18′とのギア比を1:1.2〜
1:4、好適には1:1.2〜1:3、特に1:1.5
〜1:2.5とすることが好ましい。 なおまた、上記の研摩方法においては、駆動源
Mの駆動を所定時間毎に正逆に切り換え、これに
よつて上記回転運動を正逆に切り換えたが、これ
に制限されず、一方向のみの回転によつて研摩を
行なうようにしてもよい。しかし、均一な研摩の
点からは正逆回転させることが好ましく、この場
合正逆回転は2〜5分毎に一回切換反転させるこ
とが好適であり、また正逆回転は1回の研摩操作
中1〜2回とすることが好適である。 更に、上述した流動研摩方法においては、研摩
材料として、生地のメデイアに対し研摩運動1サ
イクル毎に少量の油脂と砥粒とを混合した研摩剤
を投入し、予備運動によりメデイア表面を研摩剤
で被覆するようにしたことにより、メデイアに研
摩力が失われたときに研摩剤を添加すればよいの
でメデイア全体を取り換える必要もなく、全体の
操作性が簡略化されるものである。この場合、メ
デイアに対して研摩剤を被覆するに際し、スピン
ドル等が公転、自転することによりメデイアが流
動化してメデイアと研摩剤とが均一にかつ確実に
混合され、このようにスピンドル等が研摩剤をメ
デイアに被覆する作用を促しているため、メデイ
アに対する研摩剤の被覆が簡単にしかも短時間
(通常3〜5分間)で行なわれる。また、このよ
うな研摩方法によれば、1サイクル(1回の研摩
操作)毎にメデイアが新しい研摩剤で被覆される
ので、良好な研摩が達成される。更にこの方法の
採用により、ランニングコストが著しく低減され
る。 しかしながら、このような研摩剤投入方法を採
用せず、油脂と砥粒とで表面を被覆したメデイア
を使用し、その研摩力が低下したらメデイア全体
を交換するようにしてもよく、また、最初に投入
するメデイアとして、予め油脂と砥粒を被覆した
ものを用い、以後研摩剤を投入する方式でもよ
い。 なお、メデイア、油脂、砥粒等としては従来公
知のものが使用できる。例えば、油脂としては動
植鉱物油、各種脂肪酸、ワツクス、金属石けん及
び各種樹脂類等が用いられ、また砥粒としてはア
ルミナ、硅石、酸化鉄、酸化クロム、アランダ
ム、WA、炭酸カルシウム等が使用し得る。 なお、上述した実施例ではスピンドルの数を2
本としたが、スピンドルの数は限定されない。ま
た、上記実施例ではいずれもスピンドル回転軸を
一軸の一体構成にしたが、本発明はこれに限られ
るものではなく、例えば第3図に示すように上側
スピンドル17aと下側スピンドル17b、上側
回転軸19aと下側回転軸19bとの二軸構成と
し、これらを互に接続するようにしてもよい。ま
たこの場合、下側スピンドル17b、下側回転軸
19bをそれぞれ着脱可能に接続することができ
る。 更に、回転軸を回転させる手段も上記実施例に
制限されず、例えば第2固定ギア、第2遊星ギア
を設けず、回転軸19,19′の突出上端部にギ
アモータ等のモータを直接取り付け、駆動源Mの
駆動に基づく回転運動とは別個に回転軸19,1
9′を回転させることにより、これら回転軸19,
19′に取り付けられたワーク24,24,2
4′,24′を回転させ、スピンドル17,17′
に対する相対位置を変化させるようにすることが
できる。なおこの場合、前記モータと連結して減
速装置を設けることもできる。また、筒状ボツク
ス3の内周壁下端部に、周方向に沿つて水平部と
傾斜部とを有する断面三角型のリング状増圧カバ
ー体をボルト等により着脱可能に突設することも
でき、このカバー体の配設により、上述した回転
運動による撹拌流動作用で上昇しようとする研摩
槽1内周壁近傍のメデイア2が該カバー体を超え
て上昇することが妨げられ、これがカバー体の増
圧作用となつてメデイア2をワーク24,24,
24′,24′に確実に圧接させ、これらワークを
より良好に研摩し得る。なおまた、本発明の研摩
機にはエア吹出し管、収塵管を配設することがで
き、必要時にエア吹出し管からエアを導入し、メ
デイアの破損した粉塵物や研摩くずなどを収塵管
から排出し得るようにすることもできる。 以下、上述した装置を用いて乾式高速流動研摩
した場合の効果を下記実験例により示す。 実験例 1 本発明の効果を具体的に示すため、加工物とし
て第4図に示す鉄製シエバーケース(直径d20
mm、厚さt4mm)を用い、第2図に示す装置により
乾式高速流動研摩を行なつた。 ここで装置の概要及び研摩条件は下記の通りで
ある。 スピンドル数 2 第1固定ギアと第1遊星ギアとのギア比 2:1 円筒状軸体の回転数(スピンドル公転数)
200rpm スピンドル自転数 600rpm ワーク取付治具回転数 5rpm なお、ワークは第5図に示したように1本のス
ピンドルに4個取り付けた(従つて全ワーク数8
個)。ここで、図中17がスピンドル、19が回
転軸、21がギアケース、23がワーク取付治
具、24がワーク(シエバーケース)である。 また、メデイアとしてはSMコーン12−20(上
村工業(株)社製)120KgにSMコンパウンド#70(上
村工業(株)社製)5Kgを添加し、空運転してSMコ
ーンにSMコンパウンドを被覆したものを用い
た。 比較のため、スピンドルに第6図に示すように
固定用部材43を介して直接ワークを取り付けて
研摩を行なつた。従つて、この比較試験において
は、スピンドルは公転及び自転し、これと一体に
ワークも回転するが、ワークがスピンドルと別個
に回転することはない。このため、ワークをスピ
ンドルに取り付け、一度研摩した後、ワークをス
ピンドルから取り外し、その取り位置を変更して
再度スピンドルに取り付ける姿勢変更を行なつて
から再び研摩を行なう必要があり、この比較試験
でもワークの姿勢変更を行なつた。 以上の方法で研摩した場合の研摩時間及びワー
クの仕上がり状態の結果を第1表に示す。
【表】
第1表の結果から認められるように、本発明に
よる研摩方法は、ワーク自身がスピンドルに対し
て回転するので、従来法のようにワークの姿勢変
更及び姿勢変更後の再研摩が不要で、研摩時間を
従来法に比べて大幅に(1/3以下に)短縮するこ
とができた。しかも、このように研摩時間を著し
く短縮しても、ワーク全面を均一に研摩すること
ができた。即ち、研摩時間を短縮し、かつワーク
全面を均一研摩し得ることが本発明装置による研
摩方法の特徴である。 従来法の欠点は均一研摩が困難なことであり、
これを第6図により説明すると、スピンドルが図
中矢印A方向に正転する場合、メデイアの流れは
ワーク24に対し図において一方の側面S1から上
下面S2,S3に向かう方向(図中矢印B方向)とな
り、図においてワークの一方の側面S1と上下面
S2,S3及び他方の側面S4に対するメデイアの流動
摩擦が弱いため、これらの面S1,S2,S3,S4に対
する研摩力が弱くなる。また、スピンドルが矢印
C方向に逆転する場合は、メデイアの流れはワー
ク24に対し他方の側面S4から上下面S2,S3に向
かう方向(図中矢印D方向)となり、この場合は
ワーク24の他方の側面S4と上下面S2,S3及び一
方の側面S1に対する研摩力が弱くなる。このた
め、研摩を一時停止し、一方の側面S1が約45°移
相するように(従つて、上下面S2,S3、他の側面
S4も45°移相する)姿勢変更を行なつて再研摩を
するものであるが、このような姿勢変更を行なつ
ても偏研摩が生じるものである。 これに対し、本発明による研摩方法では、ワー
ク24が図中矢印E方向に回転し、スピンドルに
対する相対位置を刻々変化していくため、メデイ
アの当たり方に不均衡さはなく、ワークに対する
メデイアの当たり方が全体に均等化するので、ワ
ーク全体が均一研摩されるものであり、しかもワ
ークの姿勢変更の時間と手間のロスが全くなく、
ワーク全体を均一に研摩し得る時間を短縮化さ
れ、ワークを能率よく研摩し得るもので、本発明
によれば研摩時間の短縮と均一研摩が確実に達成
されるものである。 なお、上述した本発明による研摩方法は、正逆
転合わせて4分の研摩時間としたが、上記ワーク
に対しては正転4分間の研摩でも仕上げ面に変化
は認められず、ワークを均一に研摩し得た。 実験例 2 加工物として第7図に示す水道蛇口(長さl約
120mm、高さh70mm)を用い、実験例1と同様の
装置概要及び研摩条件で研摩を行なつた。但し、
ワークはスピンドル1本に3個取り付けた(全ワ
ーク数6個)。なお、図中44は固定用部材であ
る。 また、比較のため、第8図に示すように固定用
部材45を介してワーク24をスピンドル17に
直接固定し、研摩を行なつた。なお、この比較例
に係る研摩方法においては、最初固定用部材45
をその円弧状長孔46の一端位置46aにおいて
ボルト47で固定して研摩を行ない、次にこの固
定を解除した後、前記長孔46の他端位置46b
をボルト47で再度固定してワークの姿勢変更を
行ない、再び研摩を行なつた。 研摩時間及び研摩仕上り状態の結果を第2表に
示す。
よる研摩方法は、ワーク自身がスピンドルに対し
て回転するので、従来法のようにワークの姿勢変
更及び姿勢変更後の再研摩が不要で、研摩時間を
従来法に比べて大幅に(1/3以下に)短縮するこ
とができた。しかも、このように研摩時間を著し
く短縮しても、ワーク全面を均一に研摩すること
ができた。即ち、研摩時間を短縮し、かつワーク
全面を均一研摩し得ることが本発明装置による研
摩方法の特徴である。 従来法の欠点は均一研摩が困難なことであり、
これを第6図により説明すると、スピンドルが図
中矢印A方向に正転する場合、メデイアの流れは
ワーク24に対し図において一方の側面S1から上
下面S2,S3に向かう方向(図中矢印B方向)とな
り、図においてワークの一方の側面S1と上下面
S2,S3及び他方の側面S4に対するメデイアの流動
摩擦が弱いため、これらの面S1,S2,S3,S4に対
する研摩力が弱くなる。また、スピンドルが矢印
C方向に逆転する場合は、メデイアの流れはワー
ク24に対し他方の側面S4から上下面S2,S3に向
かう方向(図中矢印D方向)となり、この場合は
ワーク24の他方の側面S4と上下面S2,S3及び一
方の側面S1に対する研摩力が弱くなる。このた
め、研摩を一時停止し、一方の側面S1が約45°移
相するように(従つて、上下面S2,S3、他の側面
S4も45°移相する)姿勢変更を行なつて再研摩を
するものであるが、このような姿勢変更を行なつ
ても偏研摩が生じるものである。 これに対し、本発明による研摩方法では、ワー
ク24が図中矢印E方向に回転し、スピンドルに
対する相対位置を刻々変化していくため、メデイ
アの当たり方に不均衡さはなく、ワークに対する
メデイアの当たり方が全体に均等化するので、ワ
ーク全体が均一研摩されるものであり、しかもワ
ークの姿勢変更の時間と手間のロスが全くなく、
ワーク全体を均一に研摩し得る時間を短縮化さ
れ、ワークを能率よく研摩し得るもので、本発明
によれば研摩時間の短縮と均一研摩が確実に達成
されるものである。 なお、上述した本発明による研摩方法は、正逆
転合わせて4分の研摩時間としたが、上記ワーク
に対しては正転4分間の研摩でも仕上げ面に変化
は認められず、ワークを均一に研摩し得た。 実験例 2 加工物として第7図に示す水道蛇口(長さl約
120mm、高さh70mm)を用い、実験例1と同様の
装置概要及び研摩条件で研摩を行なつた。但し、
ワークはスピンドル1本に3個取り付けた(全ワ
ーク数6個)。なお、図中44は固定用部材であ
る。 また、比較のため、第8図に示すように固定用
部材45を介してワーク24をスピンドル17に
直接固定し、研摩を行なつた。なお、この比較例
に係る研摩方法においては、最初固定用部材45
をその円弧状長孔46の一端位置46aにおいて
ボルト47で固定して研摩を行ない、次にこの固
定を解除した後、前記長孔46の他端位置46b
をボルト47で再度固定してワークの姿勢変更を
行ない、再び研摩を行なつた。 研摩時間及び研摩仕上り状態の結果を第2表に
示す。
本発明によれば、ワークがスピンドルの公転及
び自転と一体に回転する上、ワークがスピンドル
の回転とは別に別途回転し、ワークがスピンドル
に対してその相対位置を経時的に変化するため、
ワークに対するメデイアの当たり方が可及的に均
等化し、ワークのある部分にのみメデイアが強く
或いは多く当たる、逆にメデイアが弱く或いは少
なく当たるといつた偏向が可及的に防止されるた
め、ワーク表面が均一、均等に研摩されるもので
ある。 しかも、研摩槽内に充填した乾式メデイアをス
ピンドル及びワークの回転によつて撹拌すること
により乾式メデイアを前記研摩槽の内周壁付近の
流動方向が前記スピンドル及びワークの小公転方
向と一致するように高速流動させることができ、
ワーク表面上でのメデイアの流れがスムーズにな
り、メデイアを高速流動させても研摩面が縞状の
良好な仕上り面を与え、ワーク全体を均一に研摩
できる上、スピンドルの自転、公転に要する力を
小さくでき、このため装置を小型化し得て、省力
化を図ることができる。
び自転と一体に回転する上、ワークがスピンドル
の回転とは別に別途回転し、ワークがスピンドル
に対してその相対位置を経時的に変化するため、
ワークに対するメデイアの当たり方が可及的に均
等化し、ワークのある部分にのみメデイアが強く
或いは多く当たる、逆にメデイアが弱く或いは少
なく当たるといつた偏向が可及的に防止されるた
め、ワーク表面が均一、均等に研摩されるもので
ある。 しかも、研摩槽内に充填した乾式メデイアをス
ピンドル及びワークの回転によつて撹拌すること
により乾式メデイアを前記研摩槽の内周壁付近の
流動方向が前記スピンドル及びワークの小公転方
向と一致するように高速流動させることができ、
ワーク表面上でのメデイアの流れがスムーズにな
り、メデイアを高速流動させても研摩面が縞状の
良好な仕上り面を与え、ワーク全体を均一に研摩
できる上、スピンドルの自転、公転に要する力を
小さくでき、このため装置を小型化し得て、省力
化を図ることができる。
第1図は従来のスピンドルに取り付けたワーク
の回転状態を説明する平面図、第2図及び第3図
はそれぞれ本発明の研摩装置の一実施例を示す概
略断面図、第4図は本発明装置及び従来装置を用
いてそれぞれ研摩を行なつたワークの一例を示
し、Aが正面図、Bが側面図であり、第5図は本
発明に係る装置に対する第4図のワークの取り付
け態様を示し、Aが側面図、Bが−線に沿つ
た断面図であり、第6図は従来装置に対する第4
図のワークの取り付け態様を示し、Aが側面図、
Bが−線に沿つた断面図、第7図は本発明に
係る装置に対する他のワークの取り付け態様を示
す一部省略側面図、第8図は従来装置に対する他
のワーク取り付け態様を示し、Aが側面図、Bが
正面図である。 1……研摩槽、2……メデイア、3……軸体、
10……固定軸体、13……第1固定ギア、14
……第2固定ギア、17,17′,17a,17
b……スピンドル、18,18′……第1遊星ギ
ア、19,19′,19a,19b……回転軸、
20,20′……第2遊星ギア、22,22′……
ギア、23,23′……ワーク取り付け治具、2
4,24′……ワーク。
の回転状態を説明する平面図、第2図及び第3図
はそれぞれ本発明の研摩装置の一実施例を示す概
略断面図、第4図は本発明装置及び従来装置を用
いてそれぞれ研摩を行なつたワークの一例を示
し、Aが正面図、Bが側面図であり、第5図は本
発明に係る装置に対する第4図のワークの取り付
け態様を示し、Aが側面図、Bが−線に沿つ
た断面図であり、第6図は従来装置に対する第4
図のワークの取り付け態様を示し、Aが側面図、
Bが−線に沿つた断面図、第7図は本発明に
係る装置に対する他のワークの取り付け態様を示
す一部省略側面図、第8図は従来装置に対する他
のワーク取り付け態様を示し、Aが側面図、Bが
正面図である。 1……研摩槽、2……メデイア、3……軸体、
10……固定軸体、13……第1固定ギア、14
……第2固定ギア、17,17′,17a,17
b……スピンドル、18,18′……第1遊星ギ
ア、19,19′,19a,19b……回転軸、
20,20′……第2遊星ギア、22,22′……
ギア、23,23′……ワーク取り付け治具、2
4,24′……ワーク。
Claims (1)
- 1 乾式メデイア2が充填される研摩槽1と、そ
の上方に設けられた固定ギア13と、これに直接
外接噛合する遊星ギア18,18′と、この遊星
ギア18,18′を前記固定ギア13に沿つて
50rpm以上の速度で回転させる回転手段と、前記
遊星ギア18,18′に連結され、下部が前記研
摩槽1内のメデイア2に挿入される筒状のスピン
ドル17,17′と、このスピンドル17,1
7′内に回転可能に配設され、かつ下部が該スピ
ンドル17,17′下端部より突出する回転軸1
9,19′と、この回転軸19,19′を自転させ
る回転機構と、前記回転軸19,19′の下部に
互に噛合する一対のギア22,22′を介して取
り付けられたワーク取付治具23,23′とを具
備してなり、前記固定ギア13に噛合する遊星ギ
ア18,18′をこの固定ギア13に沿つて
50rpm以上の速度で公転させつつ自転させること
により、前記遊星ギア18,18′と連結したス
ピンドル17,17′を公転かつ自転させて、研
摩槽1内の乾式メデイア2をこの研摩槽1の内周
壁付近の流動方向が前記スピンドル17,17′
の自転方向と一致するように高速流動させると共
に、前記ワーク取付治具23,23′に固定した
ワーク24,24′をスピンドル17,17′の公
転及び自転とそれぞれ一体に回転させ、かつ該ワ
ーク24,24′を前記回転軸19,19′を自転
させることによりこれと一体にギア22,22′
を介して回転するワーク取付治具23,23′を
中心に自転させて、該ワーク24,24′を高速
流動する乾式メデイア2に付着した研摩剤により
研摩するようにしたことを特徴とする流動研摩装
置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58226411A JPS60118465A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 流動研摩装置 |
| US06/671,216 US4615145A (en) | 1983-11-30 | 1984-11-14 | Apparatus for mechanically finishing workpieces |
| DE8484114356T DE3474787D1 (en) | 1983-11-30 | 1984-11-26 | Apparatus for mechanically finishing workpieces |
| EP84114356A EP0143459B1 (en) | 1983-11-30 | 1984-11-26 | Apparatus for mechanically finishing workpieces |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58226411A JPS60118465A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 流動研摩装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22069587A Division JPS63200962A (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 乾式高速流動研摩装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60118465A JPS60118465A (ja) | 1985-06-25 |
| JPH0343027B2 true JPH0343027B2 (ja) | 1991-07-01 |
Family
ID=16844694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58226411A Granted JPS60118465A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 流動研摩装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4615145A (ja) |
| EP (1) | EP0143459B1 (ja) |
| JP (1) | JPS60118465A (ja) |
| DE (1) | DE3474787D1 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63200962A (ja) * | 1987-09-03 | 1988-08-19 | C Uyemura & Co Ltd | 乾式高速流動研摩装置 |
| JP3664188B2 (ja) * | 1995-12-08 | 2005-06-22 | 株式会社東京精密 | 表面加工方法及びその装置 |
| US6406356B1 (en) | 2001-03-12 | 2002-06-18 | Frederick E. Brooks | Wheel finishing apparatus and method |
| KR100451286B1 (ko) * | 2002-08-06 | 2004-10-06 | (주) 디씨엠 | 알루미늄 휠의 다축연마장치 |
| US6960116B2 (en) * | 2004-02-20 | 2005-11-01 | Roto-Finish Company, Inc. | Wheel polishing device |
| US6962522B1 (en) * | 2004-05-12 | 2005-11-08 | Bbf Yamate Corporation | Barrel polishing device |
| US7063594B1 (en) | 2005-01-31 | 2006-06-20 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Cutting edge honing process |
| US20070238397A1 (en) * | 2006-04-11 | 2007-10-11 | Mickey Dyer | Finishing process |
| CN107511737B (zh) * | 2017-09-18 | 2024-03-19 | 李涛 | 一种集去毛刺、研磨、抛光于一体的超精细加工机器 |
| US11712776B2 (en) * | 2018-02-02 | 2023-08-01 | Terry Sullivan | Rotor polishing device |
| TWI742952B (zh) * | 2020-12-04 | 2021-10-11 | 春錫機械工業股份有限公司 | 迴旋式攪拌研磨機 |
| CN114670069B (zh) * | 2022-04-07 | 2023-05-23 | 深圳市合发齿轮机械有限公司 | 一种齿轮端面磨平抛光装置 |
| CN114941136B (zh) * | 2022-07-21 | 2022-10-11 | 中北大学 | 一种多功能深孔刀具钝化装置及方法 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2589782A (en) * | 1950-12-20 | 1952-03-18 | A V Roe Canada Ltd | Machine for polishing blades |
| US2899777A (en) * | 1957-01-24 | 1959-08-18 | Method | |
| US2915852A (en) * | 1957-12-11 | 1959-12-08 | Wabeke Samuel | Abrading apparatus |
| DE1205417B (de) * | 1958-03-26 | 1965-11-18 | John Ford Harper | Einrichtung zum Polieren loser Werkstuecke in einer Schleifmaterial enthaltenden Trommel |
| JPS5395396A (en) * | 1977-01-29 | 1978-08-21 | Azuma Kyoei | Polishing method |
| US4205487A (en) * | 1978-03-24 | 1980-06-03 | King-Seeley Thermos Co. | Workpiece holding apparatus for spindle finishing machines and the like |
| US4186528A (en) * | 1978-05-23 | 1980-02-05 | Kosobutsky Alexandr A | Machine for treating spherical surfaces of parts with magneto-abrasive powder |
| US4280302A (en) * | 1978-11-06 | 1981-07-28 | Ietatsu Ohno | Grinding method and apparatus |
| DE2851919A1 (de) * | 1978-11-30 | 1980-06-04 | Ietatsu Ohno | Schleifverfahren und -vorrichtung |
| US4240229A (en) * | 1978-11-30 | 1980-12-23 | Ietatsu Ohno | Immersion type grinding apparatus |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP58226411A patent/JPS60118465A/ja active Granted
-
1984
- 1984-11-14 US US06/671,216 patent/US4615145A/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-11-26 DE DE8484114356T patent/DE3474787D1/de not_active Expired
- 1984-11-26 EP EP84114356A patent/EP0143459B1/en not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0143459A2 (en) | 1985-06-05 |
| DE3474787D1 (en) | 1988-12-01 |
| US4615145A (en) | 1986-10-07 |
| EP0143459A3 (en) | 1986-09-17 |
| EP0143459B1 (en) | 1988-10-26 |
| JPS60118465A (ja) | 1985-06-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |