JPH0368114B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0368114B2 JPH0368114B2 JP13215482A JP13215482A JPH0368114B2 JP H0368114 B2 JPH0368114 B2 JP H0368114B2 JP 13215482 A JP13215482 A JP 13215482A JP 13215482 A JP13215482 A JP 13215482A JP H0368114 B2 JPH0368114 B2 JP H0368114B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- rust resistance
- stainless steel
- annealing
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C2222/00—Aspects relating to chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive medium
- C23C2222/20—Use of solutions containing silanes
Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はステンレス鋼の耐銹性向上に関するも
のであつて、ステンレス鋼または鋼帯をあらかじ
めシランカツプリング剤水溶液に浸漬するか、ま
たは前記鋼または鋼帯にあらかじめ該水溶液をロ
ール塗布し、引き続き水素含有雰囲気中での光輝
焼鈍を行い表面にシリカ(SiO2、SiOXまたはSi
(OH)X)の皮膜を形成させそれによつて耐銹性
の向上をはかることにある。ここにいうシランカ
ツプリング剤とは一般式 YR・SiX3 であらわされるもので、XはSi原子と結合してい
る加水分解性の基であり、アルコキシ基、アセト
キシ基および塩素を示し、Yは有機官能基でビニ
ル、アクリル、エポキシ、アミノ、あるいはメル
カプトなどを示す。 上記シランカツプリング剤は水溶液として使用
すると以下の反応にて加水分解されてシラノール
とHXとを生成する。 YRSiX3+3H2O→YRSi(OH)3+3HX (1) 加水分解の結果生成したシラノール(YRSi
(OH)3)はそのOH基によつて金属表面によく吸
着するという特性を有している。 本発明はステンレス鋼、特にクロム系ステンレ
ス鋼の光輝焼鈍材の耐銹性が同一鋼種(成分系)
であるにもかかわらず、材料によつて大巾に異な
る事実を見い出し、その原因を調らべたところこ
れまでの常識に反して、その表面皮膜にクロムを
多く含む酸化物からなるステンレス鋼よりも、大
部分シリコンの酸化物、就中無定形シリカから成
るステンレス鋼がよりすぐれた耐銹性を示すとい
う新発見に基づいてなされたものである。 現在ステンレス鋼の製造プロセスを最終的な表
面上の面から分類すると、冷間圧延後に経由燃焼
による酸化雰囲気中で焼なましし、引続き硝酸電
解もしくは硝フツ酸浸漬によつて表面の着色酸化
膜を除去すると同時に表面を不働態化するプロセ
スと、水素ガスを含む還元性雰囲気中で表面が酸
化着色しないように焼なまし(光輝焼鈍:ブライ
トアンニーリングという、以下BAと略す)を行
ない、不働態化処理は省略するプロセスとに分け
られる。後者のプロセスでは製品の表面品質(外
観、耐銹性)は当然ながら最終工程である焼なま
し工程に支配される。 本発明は後者のプロセスによるステンレス鋼に
関するものであつて、同一成分系のステンレス鋼
であつても耐銹性が大巾に異なる原因を明らかに
する目的で各種のBA材の表面組成をオージエ電
子分光法および電子回折法で詳細に調査した結
果、たとえばSUS430系(Cr16〜19wt%)では表
面組成が主としてCrとSiの酸化物から成り、そ
のCrの表面濃度(厚さ約20Åの平均組成)は3
〜22原子パーセントで、Siの表面濃度は14〜46原
子パーセントの範囲にあることが分つた。該ステ
ンレス鋼のSi濃度(0.3〜0.7wt%)に比べて異常
に高い表面Si濃度はBA中にSiの優先酸化が起つ
ていることを示している。すなわちBAの雰囲気
は一般にアンモニア分解ガス(75vol%H2+
25vol%N2)が用いられるが、微量の水分を含ん
でおり、その水分量は0.001vol%(露点−60℃)
から0.1vol%(露点約−20℃)である。而してガ
スの還元力は水素ガスの分圧(PH2)と水蒸気の
分圧(PH2O)との比、PH2O/PH2並びに加熱温度
とによつて決まる。すなわち、ここで金属をM、
その酸化物をMXOYとすると、その酸化還元平衡
は次の式で表わされる。 XM+yH2O=MXOY+yH2 (2) ΔG=RTlnPH2O/PH2 (3) ここでΔGは(2)反応のギブスの自由エネルギー
である。Fe、CrおよびSiのそれぞれのΔGを用い
て(2)反応の起りやすさ(酸化されやすさ)を比較
すると、温度1200℃以下ではSiが最も酸化されや
すく、Crがそれにつぎ、Feは最も酸化されにく
い。すなわち75%H2であれば露点−20℃以下で
あればFeは焼なまし中(1000℃〜100℃)に全く
酸化されないが、Siは露点−60℃、1000℃でも酸
化状態にあり、Crは露点によつては酸化される。 鋼中の固溶金属元素が表面で酸化物(イオン)
になると、内部から固溶元素が引続き表面に拡散
し、その結果その元素の酸化濃縮層が表面に形成
される。Siの表面酸化物は以上の原理によつて
BA中に生成するものである。したがつて同一鋼
成分であつても焼なまし雰囲気が異なると表面皮
膜組成(特にSiとCrの酸化物の割合)が変わり、
製品の耐銹性に直接影響を及ぼす。 そこで各種のBA材の耐銹性と表面組成との関
係を調べたところ、表面にSiの酸化物の割合の高
いものほど耐銹性がすぐれていること、更にまた
Siの酸化物がアモルフアスになつているものが耐
銹性のよいことを見い出した。 Siの酸化物を表面に形成せしめるには、上記の
如く、焼なまし雰囲気成分(水素ガス濃度と露
点)を制御することによつて達成できる。しかし
ながらこの方法はすべての熱サイクルで厳密な
PH2O/PH2の管理が必要で、かつ連続焼なましに
おいてはコイル(鋼帯)から持ち込まれる水分に
よる露点上昇などがあつて、制御が難かしい。ま
たアモルフアス酸化物にする露点や温度の管理範
囲が狭いという難点がある。 本発明者らはこのSiの酸化物を簡単に形成させ
る方法として、焼鈍前にSiの化合物を塗布するこ
とが有効であることを見い出し、すでに水溶性無
機珪酸塩、珪酸ゾルの塗布並びにエチルシリケー
トアルコール溶液塗布法についての提案を特許出
願した。 本発明は同じくSi化合物の塗布法に係わるもの
であるが、そのSi化合物として有機官能基をもつ
シランカツプリング剤が用いられる。シランカツ
プリング剤は前記の如く、一般式としてYRSiX3
として示され、加水分解してシラノール(YRSi
(OH)3)を生成し、これが皮膜の主成分となる。
引続き焼なましによつてシラノールは熱分解し、
SiO2もしくはアモルフアス化合物(SiOX(OH)Y)
を形成し、耐銹性のすぐれた表面層を提供する。 無機の珪酸塩塗布の場合と異なるのは、有機官
能基(XとY)が存在するために加熱分解によつ
てアモルフアス化が容易である利点がある。 シランカツプリング剤は、XとYの組合せによ
つて多くの化合物があるが、有効な化合物として
水溶性のビニル・トリス(2−メトキシエトキ
シ)シラン<CH2=CHSi(OCH2CH2OCH3)3>、
γ−グリシドキシプロピル・トリメトキシシラン γ−アミノプロピル・トリエトキシシラン<
H2NCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)3>、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピル・トリメト
キシシラン<H2NCH2CH2NHCH2CH2Si
(OCH3)3>、ビニルトリクロルシラン<CH2=
CHSiCl3>などがあり、また酢酸やギ酸などによ
つて弱酸性(PH3〜5)にして水溶化されるγ−
クロルプロピル・トリメトキシシラン<
ClCH2CH2CH2Si(OCH3)3>、ビニル・トリエト
キシシラン<CH2=CHSi(OCH2CH3)3>、およ
びγメタクリロキシプロピル・トリメトキシシラ
ン などの塗布が有効である。 これらのシランカツプリング剤の1〜5%の水
溶液にステンレス鋼を浸漬し、ロール絞りによつ
て5〜400mg/m2付着せしめ、熱風乾燥した後、
通常の加熱サイクル、たとえば950℃、1分間の
焼なましを行なう。この際特に露点を制御する必
要はないが、表面が着色しないためには−20℃以
下(75%H2において)が望ましい。またシラン
カツプリング剤の種類(分子量)において若干異
なるが塗布量が上記400mg/m2以上になると焼な
まし後の表面に光沢不良を生じやすくなるので、
塗布量は400mg/m2以下が望ましい。また5mg/
m2以下では耐銹性の向上の効果は小さい。 以下に本発明の実施例を述べる。 実施例 1 あらかじめ脱脂された19クロムステンレス鋼
(Cr19.2%、C0.005%、Si0.30%、Mn0.35%、
P0.025%、S0.004%、Ni0.30%、Cu0.4%、
Nb0.50%、N0.009%)の冷延板をビニル・トリ
メトキシエトキシシランの5%水溶液(常温)に
浸漬し、ロール絞り後、熱風乾燥し、ついで75%
H2+25%N2、露点−40℃の雰囲気中で950℃、
1分間の熱処理を行なつた。100℃まで冷却後大
気中に取り出したものはすぐれた光沢と耐銹性を
示した。表面酸化膜組成と耐銹性を表1に示す。 実施例 2 実施例1と同じステンレス鋼(脱脂板)を、γ
−アミノプロピルトリエトキシシランの5%水溶
液に浸漬し、ロール絞り、乾燥を行なつた。同じ
く実施例1と同様の焼なましを行なつた製品は表
1に示すように極めてすぐれた耐銹性を示した。 実施例 3 実施例1と同じステンレス鋼(脱脂板)をあら
かじめ酢酸によつてPHを4に調整したビニルトリ
エトキシシラン3%水溶液を塗布し、ロール絞り
した後乾燥し、実施例1と同様の焼なましを行な
つた。製品の耐銹性は表1に示すように極めてす
ぐれていた。 【表】
のであつて、ステンレス鋼または鋼帯をあらかじ
めシランカツプリング剤水溶液に浸漬するか、ま
たは前記鋼または鋼帯にあらかじめ該水溶液をロ
ール塗布し、引き続き水素含有雰囲気中での光輝
焼鈍を行い表面にシリカ(SiO2、SiOXまたはSi
(OH)X)の皮膜を形成させそれによつて耐銹性
の向上をはかることにある。ここにいうシランカ
ツプリング剤とは一般式 YR・SiX3 であらわされるもので、XはSi原子と結合してい
る加水分解性の基であり、アルコキシ基、アセト
キシ基および塩素を示し、Yは有機官能基でビニ
ル、アクリル、エポキシ、アミノ、あるいはメル
カプトなどを示す。 上記シランカツプリング剤は水溶液として使用
すると以下の反応にて加水分解されてシラノール
とHXとを生成する。 YRSiX3+3H2O→YRSi(OH)3+3HX (1) 加水分解の結果生成したシラノール(YRSi
(OH)3)はそのOH基によつて金属表面によく吸
着するという特性を有している。 本発明はステンレス鋼、特にクロム系ステンレ
ス鋼の光輝焼鈍材の耐銹性が同一鋼種(成分系)
であるにもかかわらず、材料によつて大巾に異な
る事実を見い出し、その原因を調らべたところこ
れまでの常識に反して、その表面皮膜にクロムを
多く含む酸化物からなるステンレス鋼よりも、大
部分シリコンの酸化物、就中無定形シリカから成
るステンレス鋼がよりすぐれた耐銹性を示すとい
う新発見に基づいてなされたものである。 現在ステンレス鋼の製造プロセスを最終的な表
面上の面から分類すると、冷間圧延後に経由燃焼
による酸化雰囲気中で焼なましし、引続き硝酸電
解もしくは硝フツ酸浸漬によつて表面の着色酸化
膜を除去すると同時に表面を不働態化するプロセ
スと、水素ガスを含む還元性雰囲気中で表面が酸
化着色しないように焼なまし(光輝焼鈍:ブライ
トアンニーリングという、以下BAと略す)を行
ない、不働態化処理は省略するプロセスとに分け
られる。後者のプロセスでは製品の表面品質(外
観、耐銹性)は当然ながら最終工程である焼なま
し工程に支配される。 本発明は後者のプロセスによるステンレス鋼に
関するものであつて、同一成分系のステンレス鋼
であつても耐銹性が大巾に異なる原因を明らかに
する目的で各種のBA材の表面組成をオージエ電
子分光法および電子回折法で詳細に調査した結
果、たとえばSUS430系(Cr16〜19wt%)では表
面組成が主としてCrとSiの酸化物から成り、そ
のCrの表面濃度(厚さ約20Åの平均組成)は3
〜22原子パーセントで、Siの表面濃度は14〜46原
子パーセントの範囲にあることが分つた。該ステ
ンレス鋼のSi濃度(0.3〜0.7wt%)に比べて異常
に高い表面Si濃度はBA中にSiの優先酸化が起つ
ていることを示している。すなわちBAの雰囲気
は一般にアンモニア分解ガス(75vol%H2+
25vol%N2)が用いられるが、微量の水分を含ん
でおり、その水分量は0.001vol%(露点−60℃)
から0.1vol%(露点約−20℃)である。而してガ
スの還元力は水素ガスの分圧(PH2)と水蒸気の
分圧(PH2O)との比、PH2O/PH2並びに加熱温度
とによつて決まる。すなわち、ここで金属をM、
その酸化物をMXOYとすると、その酸化還元平衡
は次の式で表わされる。 XM+yH2O=MXOY+yH2 (2) ΔG=RTlnPH2O/PH2 (3) ここでΔGは(2)反応のギブスの自由エネルギー
である。Fe、CrおよびSiのそれぞれのΔGを用い
て(2)反応の起りやすさ(酸化されやすさ)を比較
すると、温度1200℃以下ではSiが最も酸化されや
すく、Crがそれにつぎ、Feは最も酸化されにく
い。すなわち75%H2であれば露点−20℃以下で
あればFeは焼なまし中(1000℃〜100℃)に全く
酸化されないが、Siは露点−60℃、1000℃でも酸
化状態にあり、Crは露点によつては酸化される。 鋼中の固溶金属元素が表面で酸化物(イオン)
になると、内部から固溶元素が引続き表面に拡散
し、その結果その元素の酸化濃縮層が表面に形成
される。Siの表面酸化物は以上の原理によつて
BA中に生成するものである。したがつて同一鋼
成分であつても焼なまし雰囲気が異なると表面皮
膜組成(特にSiとCrの酸化物の割合)が変わり、
製品の耐銹性に直接影響を及ぼす。 そこで各種のBA材の耐銹性と表面組成との関
係を調べたところ、表面にSiの酸化物の割合の高
いものほど耐銹性がすぐれていること、更にまた
Siの酸化物がアモルフアスになつているものが耐
銹性のよいことを見い出した。 Siの酸化物を表面に形成せしめるには、上記の
如く、焼なまし雰囲気成分(水素ガス濃度と露
点)を制御することによつて達成できる。しかし
ながらこの方法はすべての熱サイクルで厳密な
PH2O/PH2の管理が必要で、かつ連続焼なましに
おいてはコイル(鋼帯)から持ち込まれる水分に
よる露点上昇などがあつて、制御が難かしい。ま
たアモルフアス酸化物にする露点や温度の管理範
囲が狭いという難点がある。 本発明者らはこのSiの酸化物を簡単に形成させ
る方法として、焼鈍前にSiの化合物を塗布するこ
とが有効であることを見い出し、すでに水溶性無
機珪酸塩、珪酸ゾルの塗布並びにエチルシリケー
トアルコール溶液塗布法についての提案を特許出
願した。 本発明は同じくSi化合物の塗布法に係わるもの
であるが、そのSi化合物として有機官能基をもつ
シランカツプリング剤が用いられる。シランカツ
プリング剤は前記の如く、一般式としてYRSiX3
として示され、加水分解してシラノール(YRSi
(OH)3)を生成し、これが皮膜の主成分となる。
引続き焼なましによつてシラノールは熱分解し、
SiO2もしくはアモルフアス化合物(SiOX(OH)Y)
を形成し、耐銹性のすぐれた表面層を提供する。 無機の珪酸塩塗布の場合と異なるのは、有機官
能基(XとY)が存在するために加熱分解によつ
てアモルフアス化が容易である利点がある。 シランカツプリング剤は、XとYの組合せによ
つて多くの化合物があるが、有効な化合物として
水溶性のビニル・トリス(2−メトキシエトキ
シ)シラン<CH2=CHSi(OCH2CH2OCH3)3>、
γ−グリシドキシプロピル・トリメトキシシラン γ−アミノプロピル・トリエトキシシラン<
H2NCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)3>、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピル・トリメト
キシシラン<H2NCH2CH2NHCH2CH2Si
(OCH3)3>、ビニルトリクロルシラン<CH2=
CHSiCl3>などがあり、また酢酸やギ酸などによ
つて弱酸性(PH3〜5)にして水溶化されるγ−
クロルプロピル・トリメトキシシラン<
ClCH2CH2CH2Si(OCH3)3>、ビニル・トリエト
キシシラン<CH2=CHSi(OCH2CH3)3>、およ
びγメタクリロキシプロピル・トリメトキシシラ
ン などの塗布が有効である。 これらのシランカツプリング剤の1〜5%の水
溶液にステンレス鋼を浸漬し、ロール絞りによつ
て5〜400mg/m2付着せしめ、熱風乾燥した後、
通常の加熱サイクル、たとえば950℃、1分間の
焼なましを行なう。この際特に露点を制御する必
要はないが、表面が着色しないためには−20℃以
下(75%H2において)が望ましい。またシラン
カツプリング剤の種類(分子量)において若干異
なるが塗布量が上記400mg/m2以上になると焼な
まし後の表面に光沢不良を生じやすくなるので、
塗布量は400mg/m2以下が望ましい。また5mg/
m2以下では耐銹性の向上の効果は小さい。 以下に本発明の実施例を述べる。 実施例 1 あらかじめ脱脂された19クロムステンレス鋼
(Cr19.2%、C0.005%、Si0.30%、Mn0.35%、
P0.025%、S0.004%、Ni0.30%、Cu0.4%、
Nb0.50%、N0.009%)の冷延板をビニル・トリ
メトキシエトキシシランの5%水溶液(常温)に
浸漬し、ロール絞り後、熱風乾燥し、ついで75%
H2+25%N2、露点−40℃の雰囲気中で950℃、
1分間の熱処理を行なつた。100℃まで冷却後大
気中に取り出したものはすぐれた光沢と耐銹性を
示した。表面酸化膜組成と耐銹性を表1に示す。 実施例 2 実施例1と同じステンレス鋼(脱脂板)を、γ
−アミノプロピルトリエトキシシランの5%水溶
液に浸漬し、ロール絞り、乾燥を行なつた。同じ
く実施例1と同様の焼なましを行なつた製品は表
1に示すように極めてすぐれた耐銹性を示した。 実施例 3 実施例1と同じステンレス鋼(脱脂板)をあら
かじめ酢酸によつてPHを4に調整したビニルトリ
エトキシシラン3%水溶液を塗布し、ロール絞り
した後乾燥し、実施例1と同様の焼なましを行な
つた。製品の耐銹性は表1に示すように極めてす
ぐれていた。 【表】
Claims (1)
- 1 ステンレス鋼または鋼帯をあらかじめシラン
カツプリング剤水溶液に浸漬するか、または前記
鋼または鋼帯にあらかじめ該水溶液をロール塗布
し、引き続き水素含有雰囲気中での光輝焼鈍を行
うことを特徴とするステンレス鋼の耐銹性向上
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13215482A JPS5923881A (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | ステンレス鋼の耐銹性向上法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13215482A JPS5923881A (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | ステンレス鋼の耐銹性向上法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5923881A JPS5923881A (ja) | 1984-02-07 |
| JPH0368114B2 true JPH0368114B2 (ja) | 1991-10-25 |
Family
ID=15074618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13215482A Granted JPS5923881A (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | ステンレス鋼の耐銹性向上法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5923881A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2775296B1 (fr) * | 1998-02-25 | 2000-04-28 | Lorraine Laminage | Procede pour prevenir le collage de toles metalliques lors d'un traitement thermique |
-
1982
- 1982-07-30 JP JP13215482A patent/JPS5923881A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5923881A (ja) | 1984-02-07 |
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