JPH037658B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH037658B2 JPH037658B2 JP27751088A JP27751088A JPH037658B2 JP H037658 B2 JPH037658 B2 JP H037658B2 JP 27751088 A JP27751088 A JP 27751088A JP 27751088 A JP27751088 A JP 27751088A JP H037658 B2 JPH037658 B2 JP H037658B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- compound
- group
- acid
- lower alkyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は新規なフエノキシアルキルアミン誘導
体に関し、さらに詳しくは下記一般式 式中、 R1及びR2はそれぞれ独立に低級アルキル基を
表わすか、或いはR1及びR2はこれらが結合して
いる窒素原子と一緒になつて、さらに低級アルキ
ル基で置換されていてもよい5〜7員の含窒素複
素環を形成し; R3は水素原子又は低級アルキル基を表わし; mは3又は4であり; nは1〜3の整数であり; Zは下記式 からなる群より選ばれる2価の基を表わし、 ここで Qは低級アルキレン基又はフエニレン基を表わ
す、 の化合物及びその塩に関する。 上記式()の化合物及びその塩は優れた且つ
持続性のある胃酸分泌抑制作用を示し、抗潰瘍剤
の有効成分として有用である。 ところで胃又は十二指腸に潰瘍が生ずる1つの
大きな要因は胃酸の異常に多量の分泌であり、こ
れに対処するための従来の抗潰瘍剤は、胃酸を中
和する作用をもつものと、抗コリン作用をもつも
のとに大別される。ところが胃酸を中和するタイ
プのものは持続性に乏しく効果も弱く、また抗コ
リン作用をもつタイプのものは副作用が強く望ま
しくない。 一方、胃酸の分泌はヒスタミンH2受容体を介
して刺激されることが既に知られており、最近、
このヒスタミンH2受容体拮抗作用を有する新規
なタイプの胃酸分泌抑制剤が開発され、いくつか
提案されている[例えば、特公昭53−24422号公
報、特開昭53−18557号公報、特開昭53−149936
号公報、特開昭54−109963号公報、特開昭55−
115860号公報、特開昭56−8352号公報等参照]。 本発明により提供される上記式()の化合物
は従来の文献に未載の新規な化合物であり、ヒス
タミンH2受容体拮抗作用にもとずく優れた胃酸
分泌抑制作用とその持続作用とを有し、新しいタ
イプの抗潰瘍剤として有用な化合物である。 本明細書において用いる「低級」なる語は、こ
の語が付された化合物又は基が6個以下、好まし
くは4個以下の炭素原子を有していることを意味
する。 しかして、「低級アルキル基」は直鎖状又は分
枝鎖状のいずれかであることができ、例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル基等が包含され、「低級アルキレン基」として
は例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、テ
トラメチレン基等が挙げられる。 前記式()において、R1及びR2がこれらが
結合している窒素原子と一緒になつて形成しうる
「5〜7員の含窒素複素環」は、該窒素原子以外
に異種原子を含まないことが望しく且つ環は飽和
していることが好適である。かかる複素環式基の
具体例としては1−ピロリジニル、1−ピペリジ
ニル、及び1−パーヒドロアゼピニル基が挙げら
れる。これらの含窒素複素環式基はさらに低級ア
ルキル基で置換(好ましくはモノ−置換)されて
いてもよく、かかる置換された含窒素複素環式基
の具体例としては、2−メチル−1−ピペリジニ
ル、3−メチル−1−ピペリジニル及び4−エチ
ル−1−ピペリジニル基等が包含される。 前記式()における基
体に関し、さらに詳しくは下記一般式 式中、 R1及びR2はそれぞれ独立に低級アルキル基を
表わすか、或いはR1及びR2はこれらが結合して
いる窒素原子と一緒になつて、さらに低級アルキ
ル基で置換されていてもよい5〜7員の含窒素複
素環を形成し; R3は水素原子又は低級アルキル基を表わし; mは3又は4であり; nは1〜3の整数であり; Zは下記式 からなる群より選ばれる2価の基を表わし、 ここで Qは低級アルキレン基又はフエニレン基を表わ
す、 の化合物及びその塩に関する。 上記式()の化合物及びその塩は優れた且つ
持続性のある胃酸分泌抑制作用を示し、抗潰瘍剤
の有効成分として有用である。 ところで胃又は十二指腸に潰瘍が生ずる1つの
大きな要因は胃酸の異常に多量の分泌であり、こ
れに対処するための従来の抗潰瘍剤は、胃酸を中
和する作用をもつものと、抗コリン作用をもつも
のとに大別される。ところが胃酸を中和するタイ
プのものは持続性に乏しく効果も弱く、また抗コ
リン作用をもつタイプのものは副作用が強く望ま
しくない。 一方、胃酸の分泌はヒスタミンH2受容体を介
して刺激されることが既に知られており、最近、
このヒスタミンH2受容体拮抗作用を有する新規
なタイプの胃酸分泌抑制剤が開発され、いくつか
提案されている[例えば、特公昭53−24422号公
報、特開昭53−18557号公報、特開昭53−149936
号公報、特開昭54−109963号公報、特開昭55−
115860号公報、特開昭56−8352号公報等参照]。 本発明により提供される上記式()の化合物
は従来の文献に未載の新規な化合物であり、ヒス
タミンH2受容体拮抗作用にもとずく優れた胃酸
分泌抑制作用とその持続作用とを有し、新しいタ
イプの抗潰瘍剤として有用な化合物である。 本明細書において用いる「低級」なる語は、こ
の語が付された化合物又は基が6個以下、好まし
くは4個以下の炭素原子を有していることを意味
する。 しかして、「低級アルキル基」は直鎖状又は分
枝鎖状のいずれかであることができ、例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル基等が包含され、「低級アルキレン基」として
は例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、テ
トラメチレン基等が挙げられる。 前記式()において、R1及びR2がこれらが
結合している窒素原子と一緒になつて形成しうる
「5〜7員の含窒素複素環」は、該窒素原子以外
に異種原子を含まないことが望しく且つ環は飽和
していることが好適である。かかる複素環式基の
具体例としては1−ピロリジニル、1−ピペリジ
ニル、及び1−パーヒドロアゼピニル基が挙げら
れる。これらの含窒素複素環式基はさらに低級ア
ルキル基で置換(好ましくはモノ−置換)されて
いてもよく、かかる置換された含窒素複素環式基
の具体例としては、2−メチル−1−ピペリジニ
ル、3−メチル−1−ピペリジニル及び4−エチ
ル−1−ピペリジニル基等が包含される。 前記式()における基
【式】として好適
な群には、ジメチルアミノ、1−ピロリジニル、
1−ピペリジニル、1−パーヒドロアゼピニル及
び3−メチル−1−ピペリジニル基等が包含さ
れ、この中でも特に1−ピロリジニル、1−ピペ
リジニル及び1−パーヒドロアゼピニル基が好適
である。 また、基R3としては水素原子、メチル基及び
エチル基が好ましい。しかして原子団
1−ピペリジニル、1−パーヒドロアゼピニル及
び3−メチル−1−ピペリジニル基等が包含さ
れ、この中でも特に1−ピロリジニル、1−ピペ
リジニル及び1−パーヒドロアゼピニル基が好適
である。 また、基R3としては水素原子、メチル基及び
エチル基が好ましい。しかして原子団
【式】として特に好適なものとして
は、1−(1−ピロリジニル)エチル、1−(1−
ピロリジニル)プロピル、1−ピペリジニルメチ
ル及び1−パーヒドロアゼピニルメチル基が挙げ
られる。 なお、前記式()において、mとしては3が
好ましく、nとしては1が好適である。 本発明によれば、前記式()の化合物の塩も
また提供される。かかる塩の例としては、塩酸、
臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸、及
び酢酸、プロピオン酸、シユウ酸、乳酸、クエン
酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸
との塩が挙げられ、中でも、薬理学的に許容しう
る塩が適している。 前記式()の化合物は、下記式 式中、R1,R2,R3,m及びnは前記の意味を
有する、 の化合物を下記式 X1−Z−X1 () 式中、X1はハロゲン原子、殊に塩素原子を表
わし、 Zは前記の意味を有する、 の化合物と反応させることにより製造することが
できる。 式()の化合物と式()の化合物との反応
は、溶媒の不在下又は適当な不活性溶媒例えばメ
タノール、エタノールの如きアルコール類;ベン
ゼン、トルエンの如き芳香族炭化水素類;テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンの如きエーテル類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドの如
きアミド類;ジメチルスルホキシド;ピリジン等
の中において、通常−20℃乃至反応混合物の還流
温度、好ましくは0℃乃至100℃間の温度におい
て行なうことができる。 式()の化合物の使用量は臨界的ではなく、
用いる出発原料の種類に応じて広範に変えうる
が、一般には、式()の化合物は式()の化
合物1モル当り少なくとも2モル、好ましくは2
〜4モル、さらに好ましくは2〜2.5モルの範囲
内で使用することができる。 上記の反応においては必要に応じて縮合剤の存
在下に反応を行なつてもよく、使用しうる縮合剤
としては、例えばピリジン、トリエチルアミンの
如き有機塩基;炭酸ナトリウムの如き無機塩基等
が挙げられる。 以上述べた方法により製造される前記式()
の化合物は、対応する塩に変えることができる。
造塩反応はそれ自体公知の方法に従い、式()
の化合物を前記した如き無機酸又は有機酸で処理
することにより容易に行なうことができる。 かくして、本発明の方法に従い製造される前記
式()の化合物又はその塩は、それ自体公知の
手段、例えば再結晶、蒸留、カラムクロマトグラ
フイー、薄層クロマトグラフイー等の方法によ
り、反応混合物から単離し及び/又は精製するこ
とができる。 以上説明した本発明の式()で表わされるフ
エノキシアルキルアミン誘導体及びその塩は、優
れたヒスタミンH2受容体拮抗作用にもとずく持
続性のある胃酸分泌抑制作用を有し、胃酸に起因
する疾病、たとえば胃又は十二指腸潰瘍の治療に
極めて有用な化合物である。 本発明の式()で表わされる化合物が優れた
ヒスタミンH2受容体拮抗作用を有することは以
下の動物実験により立証される。 なお、以下の動物実験に用いた本発明の化合物
は次の記号で代表させる。 化合物 A:アジポイルジオキシジ−[N−[3−[3−(1
−ピペリジニルメチル)フエノキシ]プロピ
ル]アセトアミド]、 B:3,3′−チオジ−[N−[3−[3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ]プロピル]プロ
ピオニルオキシアセトアミド、 (1)モルモツト右心房標本によるヒスタミンH2受
容体拮抗作用の測定 ハートレイ系モルモツト(雄:400〜550g)を
頭部を打撲し放血し、心臓を摘出した。酸素を飽
和したタイロード液内で右心房を剥離し、その両
端に絹糸をつけた。36℃に保つたタイロード液を
含有し、混合ガス(O295%:CO25%)を通気し
ているマグヌス管(25ml)内に、両端につけた絹
糸を用い張力700mgで心房を懸垂した。心房の収
縮運動をフオース・デイスプレイスメント・トラ
ンスジユーサー(Force−displacement−
transducer)により記録し、心摶数を算出した。 ヒスタミン(二燐酸塩の形で用いる、以下同
じ)を、添加量の対数値が1/2の等間隔となる用
量で、心摶数増加の最大反応が得られるまで、1
×10-8M〜1×10-4M濃度で累加的にマグヌス管
内に加え、ヒスタミンの用量反応曲線(Dose−
response curve)を得た。マグヌス管内を数回
洗浄し、心房を1時間安定させた後再び前述の操
作を繰り返し、ヒスタミンの用量反応曲線を得
た。マグヌス管内を数回洗浄後、組織を50分間安
定させた。次いで、試験化合物(1×10-5M)を
マグヌス管内に加え、20分後に試験化合物存在下
におけるヒスタミンの用量反応曲線を得た。 第2回目のヒスタミンの用量反応曲線と第3回
目の試験化合物存在下のヒスタミンの用量反応曲
線からJ.M.Van Rossumの方法(Arch.int.
Pharmacodyn.,143、299、1963)により、各試
験化合物のPA2値(一定反応をおこすのに要する
マグヌス管内のヒスタミン濃度を2倍にするのに
必要な、試験化合物のモル濃度の対数値の負数
(negative logarithm))を算出した。その結果
を下記表−1に示す。 表−1 化合物 PA2 A 6.39 B 6.36 かくして、本発明の式()で表わされる化合
物は、抗潰瘍剤として、人間その他の温血動物に
対する治療、措置のために、経口又は非経口投与
(例えば筋注、静注、皮下投与、直腸投与、経皮
投与など)することができるが、特に経口投与が
好ましい。 本発明の化合物は、薬剤として用いる場合、経
口又は非経口投与に適した種々の形態に製剤する
ことができる。例えば、本発明の化合物は、この
種薬剤に通常使用される無毒性の賦形剤、結合
剤、滑沢剤、崩壊剤、防腐剤、等張化剤、安定化
剤、分散剤、酸化防止剤、着色剤、香味剤、緩衝
剤等の添加物を使用して製剤することができる。 かかる薬剤は、その用途に応じて、固体形態
(例えば錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、顆
粒剤、散剤、細粒剤、丸剤、トローチ錠など)、
半固体形態(例えば坐剤、軟膏など)及び液体形
態(注射剤、乳剤、懸濁液、シロツプ、スプレー
など)のいずれかの製剤形態に調整することがで
きる。しかして、使用し得る無毒性の上記添加物
としては、例えばでん粉、ゼラチン、ブドウ糖、
乳糖、果糖、マルトース、炭酸マグネシウム、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸ア
ルミニウム、無水ケイ酸、タルク、ステアリン酸
マグネシウム、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースまたはその塩、アラビアゴム、ポ
リエチレングリコール、p−ヒドロキシ安息香酸
アルキルエステル、シロツプ、エタノール、プロ
ピレングリコール、ワセリン、カーボワツクス、
グリセリン、塩化ナトリウム、亜硫酸ソーダ、リ
ン酸ナトリウム、クエン酸等が挙げられる。該薬
剤はまた、治療学的に有用な他の薬剤を含有する
こともできる。 該薬剤中における本発明の化合物の含有量はそ
の剤形に応じて異なるが、一般に固体及び半固体
形態の場合には5〜100重量%の濃度で、そして
液体形態の場合には0.1〜10重量%の濃度で該活
性化合物を含有していることが望ましい。 本発明の化合物の投与量は、対象とする人間を
はじめとする温血動物の種類、投与経路、症状の
軽重、医者の診断等により広範に変えることがで
きるが、一般に1日当り、0.2〜80mg/Kg、好適
には、0.5〜50mg/Kgとすることができる。しか
し、上記の如く患者の症状の軽重、医者の診断に
応じて、上記範囲の下限よりも少ない量又は上限
よりも多い量を投与することももちろん可能であ
る。上記投与量は1日1回又は数回に分けて投与
することができる。 以下実施例により本発明をさらに説明する。 実施例 1 N−[3−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]プロピル]ヒドロキシアセトアミド
(300mg)のクロロホルム(2ml)溶液中にテレフ
タロイルクロリド(90mg)を加え、室温で2時間
反応した。水酸化ナトリウム水溶液を加え、生成
物をクロロホルムで抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧で濃
縮した。エーテルを加え、析出した結晶を濾取し
て、テレフタロイルジオキシジ−[N−[3−[3
−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ]プロ
ピル]アセトアミド](300mg)を得た。 融点;140.5〜141.5℃。 IR(液膜,cm-1);1730,1655。 NMR(CDCl3,δ);1.2〜1.8(12H,多重線)、
2.02(4H,五重線、J=6Hz)、2.1〜2.5
(8H,多重線)、3.35(4H,一重線)、3.56
(4H,四重線、J=6Hz)、4.04(4H,三
重線、J=6Hz)、4.80(4H,一重線)、
4.80(4H,一重線)、6.4〜7.4(10H,多重
線)、8.02(4H,一重線)。 実施例 2 実施例1において、テレフタロイルクロリドの
代わりにアジポイルクロリド(80mg)を用い、実
施例1と同様に操作し、シリカゲルを用いた
TLC[展開溶媒;クロロホルム;メタノール
(4:1)]で分離精製して、アジポイルジオキシ
ジ−[N−[3−[3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ]プロピル]アセトアミド](265mg)
を得た。 IR(液膜,cm-1);1745,1665。 NMR(CDCl3,δ);1.2〜1.9(16H,多重線)、
2.01(4H,五重線、J=6Hz)、2.1〜2.7
(12H,多重線)、3.43(4H,一重線)、3.51
(4H,四重線、J=6Hz)、4.02(4H,三
重線、J=6Hz)、4.52(4H,一重線)、6.6
〜7.4(8H,多重線)。 実施例 3 実施例1において、テレフタロイルクロリドの
代わりに3,3′−チオジプロピオニルクロリド
(70mg)を用い、実施例1と同様に操作し、3,
3′−チオジ−[N−[3−[3−(1−ピペリジニル
メチル)フエノキシ]プロピル]プロピオニルオ
キシアセトアミド](170mg)を得た。 IR(液膜,cm-1);1740,1660。 NMR(CDCl3,δ);1.2〜1.9(12H,多重線)、
2.00(4H,五重線、J=6Hz)、2.2〜2.6
(8H,多重線)、2.73(8H,三重線,J=
3Hz)、3.47(4H,一重線)、3.49(4H,四
重線、J=6Hz)、4.02(4H,三重線、J
=6Hz)、4.56(4H,一重線)、6.6〜7.4
(10H,多重線)。
ピロリジニル)プロピル、1−ピペリジニルメチ
ル及び1−パーヒドロアゼピニルメチル基が挙げ
られる。 なお、前記式()において、mとしては3が
好ましく、nとしては1が好適である。 本発明によれば、前記式()の化合物の塩も
また提供される。かかる塩の例としては、塩酸、
臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸、及
び酢酸、プロピオン酸、シユウ酸、乳酸、クエン
酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸
との塩が挙げられ、中でも、薬理学的に許容しう
る塩が適している。 前記式()の化合物は、下記式 式中、R1,R2,R3,m及びnは前記の意味を
有する、 の化合物を下記式 X1−Z−X1 () 式中、X1はハロゲン原子、殊に塩素原子を表
わし、 Zは前記の意味を有する、 の化合物と反応させることにより製造することが
できる。 式()の化合物と式()の化合物との反応
は、溶媒の不在下又は適当な不活性溶媒例えばメ
タノール、エタノールの如きアルコール類;ベン
ゼン、トルエンの如き芳香族炭化水素類;テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンの如きエーテル類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドの如
きアミド類;ジメチルスルホキシド;ピリジン等
の中において、通常−20℃乃至反応混合物の還流
温度、好ましくは0℃乃至100℃間の温度におい
て行なうことができる。 式()の化合物の使用量は臨界的ではなく、
用いる出発原料の種類に応じて広範に変えうる
が、一般には、式()の化合物は式()の化
合物1モル当り少なくとも2モル、好ましくは2
〜4モル、さらに好ましくは2〜2.5モルの範囲
内で使用することができる。 上記の反応においては必要に応じて縮合剤の存
在下に反応を行なつてもよく、使用しうる縮合剤
としては、例えばピリジン、トリエチルアミンの
如き有機塩基;炭酸ナトリウムの如き無機塩基等
が挙げられる。 以上述べた方法により製造される前記式()
の化合物は、対応する塩に変えることができる。
造塩反応はそれ自体公知の方法に従い、式()
の化合物を前記した如き無機酸又は有機酸で処理
することにより容易に行なうことができる。 かくして、本発明の方法に従い製造される前記
式()の化合物又はその塩は、それ自体公知の
手段、例えば再結晶、蒸留、カラムクロマトグラ
フイー、薄層クロマトグラフイー等の方法によ
り、反応混合物から単離し及び/又は精製するこ
とができる。 以上説明した本発明の式()で表わされるフ
エノキシアルキルアミン誘導体及びその塩は、優
れたヒスタミンH2受容体拮抗作用にもとずく持
続性のある胃酸分泌抑制作用を有し、胃酸に起因
する疾病、たとえば胃又は十二指腸潰瘍の治療に
極めて有用な化合物である。 本発明の式()で表わされる化合物が優れた
ヒスタミンH2受容体拮抗作用を有することは以
下の動物実験により立証される。 なお、以下の動物実験に用いた本発明の化合物
は次の記号で代表させる。 化合物 A:アジポイルジオキシジ−[N−[3−[3−(1
−ピペリジニルメチル)フエノキシ]プロピ
ル]アセトアミド]、 B:3,3′−チオジ−[N−[3−[3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ]プロピル]プロ
ピオニルオキシアセトアミド、 (1)モルモツト右心房標本によるヒスタミンH2受
容体拮抗作用の測定 ハートレイ系モルモツト(雄:400〜550g)を
頭部を打撲し放血し、心臓を摘出した。酸素を飽
和したタイロード液内で右心房を剥離し、その両
端に絹糸をつけた。36℃に保つたタイロード液を
含有し、混合ガス(O295%:CO25%)を通気し
ているマグヌス管(25ml)内に、両端につけた絹
糸を用い張力700mgで心房を懸垂した。心房の収
縮運動をフオース・デイスプレイスメント・トラ
ンスジユーサー(Force−displacement−
transducer)により記録し、心摶数を算出した。 ヒスタミン(二燐酸塩の形で用いる、以下同
じ)を、添加量の対数値が1/2の等間隔となる用
量で、心摶数増加の最大反応が得られるまで、1
×10-8M〜1×10-4M濃度で累加的にマグヌス管
内に加え、ヒスタミンの用量反応曲線(Dose−
response curve)を得た。マグヌス管内を数回
洗浄し、心房を1時間安定させた後再び前述の操
作を繰り返し、ヒスタミンの用量反応曲線を得
た。マグヌス管内を数回洗浄後、組織を50分間安
定させた。次いで、試験化合物(1×10-5M)を
マグヌス管内に加え、20分後に試験化合物存在下
におけるヒスタミンの用量反応曲線を得た。 第2回目のヒスタミンの用量反応曲線と第3回
目の試験化合物存在下のヒスタミンの用量反応曲
線からJ.M.Van Rossumの方法(Arch.int.
Pharmacodyn.,143、299、1963)により、各試
験化合物のPA2値(一定反応をおこすのに要する
マグヌス管内のヒスタミン濃度を2倍にするのに
必要な、試験化合物のモル濃度の対数値の負数
(negative logarithm))を算出した。その結果
を下記表−1に示す。 表−1 化合物 PA2 A 6.39 B 6.36 かくして、本発明の式()で表わされる化合
物は、抗潰瘍剤として、人間その他の温血動物に
対する治療、措置のために、経口又は非経口投与
(例えば筋注、静注、皮下投与、直腸投与、経皮
投与など)することができるが、特に経口投与が
好ましい。 本発明の化合物は、薬剤として用いる場合、経
口又は非経口投与に適した種々の形態に製剤する
ことができる。例えば、本発明の化合物は、この
種薬剤に通常使用される無毒性の賦形剤、結合
剤、滑沢剤、崩壊剤、防腐剤、等張化剤、安定化
剤、分散剤、酸化防止剤、着色剤、香味剤、緩衝
剤等の添加物を使用して製剤することができる。 かかる薬剤は、その用途に応じて、固体形態
(例えば錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、顆
粒剤、散剤、細粒剤、丸剤、トローチ錠など)、
半固体形態(例えば坐剤、軟膏など)及び液体形
態(注射剤、乳剤、懸濁液、シロツプ、スプレー
など)のいずれかの製剤形態に調整することがで
きる。しかして、使用し得る無毒性の上記添加物
としては、例えばでん粉、ゼラチン、ブドウ糖、
乳糖、果糖、マルトース、炭酸マグネシウム、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸ア
ルミニウム、無水ケイ酸、タルク、ステアリン酸
マグネシウム、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースまたはその塩、アラビアゴム、ポ
リエチレングリコール、p−ヒドロキシ安息香酸
アルキルエステル、シロツプ、エタノール、プロ
ピレングリコール、ワセリン、カーボワツクス、
グリセリン、塩化ナトリウム、亜硫酸ソーダ、リ
ン酸ナトリウム、クエン酸等が挙げられる。該薬
剤はまた、治療学的に有用な他の薬剤を含有する
こともできる。 該薬剤中における本発明の化合物の含有量はそ
の剤形に応じて異なるが、一般に固体及び半固体
形態の場合には5〜100重量%の濃度で、そして
液体形態の場合には0.1〜10重量%の濃度で該活
性化合物を含有していることが望ましい。 本発明の化合物の投与量は、対象とする人間を
はじめとする温血動物の種類、投与経路、症状の
軽重、医者の診断等により広範に変えることがで
きるが、一般に1日当り、0.2〜80mg/Kg、好適
には、0.5〜50mg/Kgとすることができる。しか
し、上記の如く患者の症状の軽重、医者の診断に
応じて、上記範囲の下限よりも少ない量又は上限
よりも多い量を投与することももちろん可能であ
る。上記投与量は1日1回又は数回に分けて投与
することができる。 以下実施例により本発明をさらに説明する。 実施例 1 N−[3−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]プロピル]ヒドロキシアセトアミド
(300mg)のクロロホルム(2ml)溶液中にテレフ
タロイルクロリド(90mg)を加え、室温で2時間
反応した。水酸化ナトリウム水溶液を加え、生成
物をクロロホルムで抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧で濃
縮した。エーテルを加え、析出した結晶を濾取し
て、テレフタロイルジオキシジ−[N−[3−[3
−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ]プロ
ピル]アセトアミド](300mg)を得た。 融点;140.5〜141.5℃。 IR(液膜,cm-1);1730,1655。 NMR(CDCl3,δ);1.2〜1.8(12H,多重線)、
2.02(4H,五重線、J=6Hz)、2.1〜2.5
(8H,多重線)、3.35(4H,一重線)、3.56
(4H,四重線、J=6Hz)、4.04(4H,三
重線、J=6Hz)、4.80(4H,一重線)、
4.80(4H,一重線)、6.4〜7.4(10H,多重
線)、8.02(4H,一重線)。 実施例 2 実施例1において、テレフタロイルクロリドの
代わりにアジポイルクロリド(80mg)を用い、実
施例1と同様に操作し、シリカゲルを用いた
TLC[展開溶媒;クロロホルム;メタノール
(4:1)]で分離精製して、アジポイルジオキシ
ジ−[N−[3−[3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ]プロピル]アセトアミド](265mg)
を得た。 IR(液膜,cm-1);1745,1665。 NMR(CDCl3,δ);1.2〜1.9(16H,多重線)、
2.01(4H,五重線、J=6Hz)、2.1〜2.7
(12H,多重線)、3.43(4H,一重線)、3.51
(4H,四重線、J=6Hz)、4.02(4H,三
重線、J=6Hz)、4.52(4H,一重線)、6.6
〜7.4(8H,多重線)。 実施例 3 実施例1において、テレフタロイルクロリドの
代わりに3,3′−チオジプロピオニルクロリド
(70mg)を用い、実施例1と同様に操作し、3,
3′−チオジ−[N−[3−[3−(1−ピペリジニル
メチル)フエノキシ]プロピル]プロピオニルオ
キシアセトアミド](170mg)を得た。 IR(液膜,cm-1);1740,1660。 NMR(CDCl3,δ);1.2〜1.9(12H,多重線)、
2.00(4H,五重線、J=6Hz)、2.2〜2.6
(8H,多重線)、2.73(8H,三重線,J=
3Hz)、3.47(4H,一重線)、3.49(4H,四
重線、J=6Hz)、4.02(4H,三重線、J
=6Hz)、4.56(4H,一重線)、6.6〜7.4
(10H,多重線)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 式中、 R1及びR2はそれぞれ独立に低級アルキル基を
表わすか、或いはR1及びR2はこれらが結合して
いる窒素原子と一緒になつて、さらに低級アルキ
ル基で置換されていてもよい5〜7員の含窒素複
素環を形成し; R3は水素原子又は低級アルキル基を表わし; mは3又は4であり; nは1〜3の整数であり; Zは下記式 からなる群より選ばれる2価の基を表わし、 ここで Qは低級アルキレン基又はフエニレン基を表わ
す、 の化合物及びその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27751088A JPH01156947A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 新規なフエノキシアルキルアミン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27751088A JPH01156947A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 新規なフエノキシアルキルアミン誘導体 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11296281A Division JPS5815945A (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 新規なフエノキシアルキルアミン誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01156947A JPH01156947A (ja) | 1989-06-20 |
| JPH037658B2 true JPH037658B2 (ja) | 1991-02-04 |
Family
ID=17584603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27751088A Granted JPH01156947A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 新規なフエノキシアルキルアミン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01156947A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5969635B2 (ja) | 2015-01-15 | 2016-08-17 | 日本ライフライン株式会社 | カテーテル |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP27751088A patent/JPH01156947A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01156947A (ja) | 1989-06-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4293557A (en) | Antiulcer phenoxypropylamine derivatives | |
| JP2722250B2 (ja) | 新規なジアミン化合物及びこれを含有する脳機能障害改善剤 | |
| JP3419009B2 (ja) | 縮合ベンゼンオキシ酢酸誘導体およびそれらを有効成分として含有する薬剤 | |
| WO1992014727A1 (en) | 3-piperidinylmethylcarboxylate substituted indoles | |
| EP0413343B1 (en) | Furan derivatives | |
| JPH037658B2 (ja) | ||
| JPH09328469A (ja) | 新規置換アセトアミド化合物 | |
| JPH037659B2 (ja) | ||
| EP0913393B1 (en) | Arylacetic amide derivative or salt thereof, and pharmaceutical comprising it | |
| EP0305085B1 (en) | Leukotriene antagonists | |
| JPH0380791B2 (ja) | ||
| JPH0140819B2 (ja) | ||
| JPH0148259B2 (ja) | ||
| JPH0140820B2 (ja) | ||
| JPS6148821B2 (ja) | ||
| JPH0250112B2 (ja) | ||
| JPH06211814A (ja) | (チオ)ウレア誘導体 | |
| JPH0428695B2 (ja) | ||
| JPH052675B2 (ja) | ||
| JPS645023B2 (ja) | ||
| KR20060120164A (ko) | 항고혈압제의 니트록시유도체들 | |
| JP2944165B2 (ja) | ピリミドン誘導体の製造方法 | |
| US4005084A (en) | Thienylmethyl phenoxy morpholine compounds | |
| JPH0141615B2 (ja) | ||
| JPS6341902B2 (ja) |