JPH0380819B2 - - Google Patents
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- JPH0380819B2 JPH0380819B2 JP4473487A JP4473487A JPH0380819B2 JP H0380819 B2 JPH0380819 B2 JP H0380819B2 JP 4473487 A JP4473487 A JP 4473487A JP 4473487 A JP4473487 A JP 4473487A JP H0380819 B2 JPH0380819 B2 JP H0380819B2
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- Japan
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- polyoxymethylene
- carbon black
- conductive carbon
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、新規なポリオキシメチレン組成物、
さらに詳しくいえば優れた帯電防止性とともに、
優れた熱安定性、機械的強度及び潤滑性を有する
ポリオキシメチレン組成物に関するものである。 従来の技術 ポリオキシメチレンはその優れた機械的強度、
クリープ特性、潤滑特性、電気特性を有するた
め、例えば自動車部品、電子・電気機器部品、音
響機器部品などに広く使用されている。しかしな
がら、これをしゆう動部材として使用する場合な
ど、摩擦に伴う静電気の発生により、種々の使用
上の障害が認められるため、これを抑制する目的
でしばしばカーボンブラツクを配合することが必
要となる。ところが、ポリオキシメチレンにカー
ボンブラツクを添加すると、熱安定性の低下、流
動性の低下、機械的強度の低下など望ましくない
問題を生じる。 このような物性の低下を避けるために、導電性
カーボンブラツクとともに低密度ポリエチレン
(特開昭53−111348号公報)や、アミド化合物の
エチレンオキシド付加物(特公昭61−31736号公
報)を添加することが提案されているが、低密度
ポリエチレンは多量に添加しないと十分な効果が
得られないので、ポリオキシメチレン本来の好ま
しい物性がそこなわれるのを免れないし、アミド
化合物のエチレンオキシド付加物を併用しても、
満足しうるほどの物性の向上は認められない。 他方、ポリオキシメチレンの熱安定剤として、
リン酸塩、ポリリン酸塩、有機リン酸エステル、
有機亜リン酸エステルなどを用いることが知られ
ているが(特公昭39−14519号公報)、これらのリ
ン化合物は、単独で配合した場合には効果を発揮
するが、導電性カーボンブラツクとともに配合し
た場合にはほとんど効果が発揮されない。 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、優れた帯電防止性を有すると
ともに、従来のものよりも優れた熱安定性、機械
的強度を有する新規なポリオキシメチレン組成物
を提供することである。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、前記の目的を達成するために、
鋭意研究を重ねた結果、導電性カーボンブラツク
とともに、ある種のエポキシ化合物及び有機リン
化合物を所定の割合でポリオキシメチレンに配合
することにより、意外にも、帯電防止性が改善さ
れるだけでなく、熱安定性、機械的強度なども向
上することを見出し、この知見に基づいて本発明
をなすに至つた。 すなわち、本発明は、 (A)ポリオキシメチレン樹脂、(B)フタル酸ジブチ
ル吸油量200ml/100g以上の導電性カーボンブラ
ツク、(C)エポキシ化合物及び(D)一般式 (式中のR,R′及びR″は、それぞれ水素原子、
メチル基又はメトキシ基である) で示される有機リン化合物から成り、組成物全重
量に基づく含有量が、(B)成分0.5〜30重量%、(C)
成分0.05〜10重量%、(D)成分0.1〜10重量%の範
囲にある帯電防止性ポリオキシメチレン組成物を
提供するものである。 本発明組成物のベース成分として使用するポリ
オキシメチレンは、通常使用されているポリオキ
シメチレンの中から任意に選ぶことができ、特に
制限はない。 次に、本発明組成物において、(B)成分として配
合される導電性カーボンブラツクは、粒子径が小
さいか、又は表面積が大きく鎖状構造の発達した
ものが好ましいが、フタル酸ジブチル(以下、
DBPと略記する)吸油量が200ml/100g以上の
ものであることが必要である。このDBP吸油量
はカーボンブラツクのストラクチヤーの発達の度
合を示す尺度となるもので、ストラクチヤーの発
達に伴いDBP吸油量は高くなり導電性が高くな
る。該DBP吸油量(ml/100g)はニーダーミキ
サーでかきまぜている一定量のカーボンブラツク
を自動ビユレツトを用い、DBPにより滴定する
ことによつて求めることができる。この滴定にお
いて、カーボンブラツクのDBP最大吸収(空隙
の充填)時に自由に流動していた粉体が半塑性物
性に転換し、ニーダーのトルクが急激に増大する
が、この際のカーボンブラツク100g当りの所要
DBP量(ml)がDBP吸油量であり、ASTM
D2415−65Tのストラクチヤー指数として認めら
れている。このようなDBP吸油量が200ml/100
g未満のカーボンブラツクでは、導電性が低すぎ
て、所望の帯電防止性能を付与するためには大量
に添加しなければならず、その結果得られる組成
物は、ポリオキシメチレン樹脂が本来有する機械
的物性の著しい低下を免れない。 本発明組成物において、使用しうる導電性カー
ボンブラツクとしては、例えば、トーカブラツク
#4500〔吸油量;230ml/100g、東海カーボン(株)
製〕、#3750〔吸油量;245ml/100g、三菱化成(株)
製〕、ケツチエンブラツクEC〔吸油量;350ml/
100g、ライオンアクゾー社製〕、ケツチエンブラ
ツクECDJ−600〔吸油量;480ml/100g、ライオ
ンアクゾー社製〕、プリンテツクスXE2〔吸油量;
370ml/100g、デグツサ社製〕などが挙げられる
が、特にこれらに限定されることはない。 これらの導電性カーボンブラツクの配合量は、
組成物の重量に基づき、0.5〜30重量%の範囲で
選ぶ必要がある。この量が0.5重量%未満では帯
電防止能が十分に発揮されないし、また30重量%
を超えると耐衝撃性が著しく低下する。好ましい
配合量は2〜20重量%の範囲である。 本発明組成物において、(C)成分として配合され
るエポキシ化合物はモノ又は多官能グリシジル誘
導体が好ましい。このようなものとしては、例え
ば2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、2−
メチルオクチルグリシジルエーテル、ラウリルグ
リシジルエーテル、ステアリルグリシジルエーテ
ル、ベヘニルグリシジルエーテル、エチレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテル(エチレンオキシド
のユニツト;2〜30)、プロピレングリコールジ
グリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール
ジグリシジルエーテル(プロピレンオキシドのユ
ニツト;2〜30)、ネオペンチルグリコールジグ
リシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジ
グリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエ
ーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパンジグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテル、
ビスフエノールAジグリシジルエーテル、水素添
加ビスフエノールAジグリシジルエーテル、ソル
ビタンモノエステルジグリシジルエーテル、ソル
ビタンモノエステルトリグリシジルエーテル、ペ
ンタエリスリトールトリグリシジルエーテル、ペ
ンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル、
ジグリセントリグリシジルエーテル、ジグリセリ
ンテトラグリシジルエーテル、クレゾールノボラ
ツクとエピクロルヒドリンとの縮合物(エポキシ
当量;100〜400、軟化点;20〜150℃)などが挙
げられるが特にこれらに限定されることはない。 これらのエポキシ化合物はそれぞれ単独で用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
く、また、その配合量は、組成物の重量に基づき
0.05〜10重量%、好ましくは0.5〜7重量%の範
囲で選ばれる。この量が0.05重量%未満では熱安
定剤としての効果がほとんど発揮されず、また、
10重量%を超えると機械的物性が大きく低下す
る。最適配合量は使用する導電性カーボンブラツ
クの種類や添加量に応じて適宜選ばれる。 本発明組成物における(D)成分の有機リン化合物
は、前記一般式()で表わされるトリフエニル
ホスフイン、メチル置換トリフエニルホスフイン
及びメトキシ置換トリフエニルホスフインの中か
ら選ばれる。このようなものとしては、例えばト
リフエニルホスフイン、トリ−m−トリルホスフ
イン、トリ−p−トリルホスフイン、ジ−m−ト
リルフエニルホスフイン、ジ−p−トリルフエニ
ルホスフイン、m−トリルジフエニルホスフイ
ン、p−トリルジフエニルホスフイン、トリ−p
−メトキシフエニルホスフイン、ジ(p−メトキ
シフエニル)フエニルホスフイン、(p−メトキ
シフエニル)ジフエニルホスフインなどが挙げら
れる。 これらの有機リン化合物はそれぞれ単独で用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
く、その配合量は、組成物の重量に基づき、0.1
〜10重量%、好ましくは0.5〜7重量%の範囲で
選ばれる。この量が0.1重量%未満では熱安定剤
としての効果がほとんど発揮されないし、また10
重量%を超えると機械的強度が著しく低下する。
この有機リン化合物の最適配合量は、使用する導
電性カーボンブラツク及びエポキシ化合物の種類
や添加量に応じ適宜選ばれる。 本発明組成物におけるベース成分のポリオキシ
メチレンは、通常ポリオキシメチレンホモポリマ
ーや大部分がオキシメチレン鎖より成るポリオキ
シメチレンコポリマー又はターポリマーであつ
て、ホルムアルデヒド若しくはホルムアルデヒド
の環状オリゴマーであるトリオキサン、テトラキ
サンなどを単独に、あるいはこれらと共重合可能
なコモノマーとを重合又は共重合して得られたも
のを末端からの分解に対して安定化したものであ
り、通常、安定剤や酸化防止剤を添加した状態で
用いられる。 本発明組成物は、各成分を、例えばニーダー、
ロールミル、押出機などの通常樹脂溶融体の混練
に用いられる公知の装置を用いて、溶融混練する
ことにより調整することができる。 溶融混練装置としては、酸素の遮断や、作業環
境などの点から押出機が最適である。この押出機
の種類としては1軸、2軸、ベント付、ノーベン
トなどがあるが、いずれの押出機によつても、本
発明組成物を調製することができる。混合の温度
は使用するポリオキシメチレン樹脂の融点以上で
あり、通常使われる180〜230℃の範囲の温度で十
分押出し可能である。混練に要する時間は、ポリ
オキシメチレン樹脂を単独で押出しするに要する
時間とほぼ同等で十分である。 以上、本発明組成物を調製するための混練り条
件を示したが、混練り方法や条件については、前
記のみに限定されず、ポリオキシメチレン組成物
を調製するのに用いられる公知の方法や条件の中
から任意のものを用いることができる。 本発明組成物には、所望に応じ、通常のポリオ
キシメチレン組成物に慣用されている各種添加
剤、例えば顔料、充てん材、潤滑剤などを添加す
ることができる。 発明の効果 本発明のポリオキシメチレン樹脂組成物は、ポ
リオキシメチレン樹脂に、導電性カーボンブラツ
クと共にエポキシ化合物及びある種の有機リン化
合物を配合することによつて、導電性カーボンブ
ラツクのもつ帯電防止性をそのまま残し、導電性
カーボンブラツクによるポリオキシメチレン樹脂
の熱安定性の低下を大きく改良し、ポリオキシメ
チレン樹脂の機械的物性を保持した組成物であ
る。 なお、本発明組成物において用いられる有機リ
ン化合物は、エポキシ化合物と導電性カーボンブ
ラツク表面の主としてカルボン酸基との反応を促
進する触媒としての作用を有しており、導電性カ
ーボンブラツクとエポキシ化合物のみの組合せで
は本発明の効果は十分に発揮されず、また導電性
カーボンブラツクと有機リン化合物のみの組合せ
では、該効果はほとんど発揮されない。 実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらの例によつてなんら限定さ
れるものではない。 なお、組成物の各特性は次のようにして求め
た。 (1) ST値 シリンダー温度230℃の射出成形機〔Arburg
Allrounder 100;ウエスターン・トレーデイ
ング(株)製〕に樹脂組成物を滞留させて12×3×
120mmの成形片を成形した際に、成形片の表面
の2/3にシルバーストリークが発生する限界滞
留時間(分)をST値とした。 (2) Ra値 組成物を空気中において230℃で120分間加熱
した際の重量残存率(%)をRa値とした。 (3) 表面電気抵抗 組成物を前記射出成形機で130×110×3mmの
成形片に成形し、その成形片と絶縁抵抗測定試
料箱TR−42(タケダ理研製)を用いて測定し
た。 実施例 1〜12 ポリオキシメチレン樹脂コポリマー〔テナツク
−C7510(メルトインデツクス30g/10分);旭化
成(株)登録商標〕粉砕品、導電性カーボンブラツ
ク、エポキシ化合物及び有機リン化合物を、第1
〜3表に示す配合割合でヘンシエルミキサーを用
い混合したのち、シリンダー温度を190℃に設定
した30mmφ2軸押し出し機でスクリユウ回転数
150rpmで混練してペレツト化した。このペレツ
トのST値、Ra値(前記)を測定し、また成形機
で試験片を成形し曲げ弾性率、表面電気抵抗を測
定した。その結果を第1〜3表に示す。
さらに詳しくいえば優れた帯電防止性とともに、
優れた熱安定性、機械的強度及び潤滑性を有する
ポリオキシメチレン組成物に関するものである。 従来の技術 ポリオキシメチレンはその優れた機械的強度、
クリープ特性、潤滑特性、電気特性を有するた
め、例えば自動車部品、電子・電気機器部品、音
響機器部品などに広く使用されている。しかしな
がら、これをしゆう動部材として使用する場合な
ど、摩擦に伴う静電気の発生により、種々の使用
上の障害が認められるため、これを抑制する目的
でしばしばカーボンブラツクを配合することが必
要となる。ところが、ポリオキシメチレンにカー
ボンブラツクを添加すると、熱安定性の低下、流
動性の低下、機械的強度の低下など望ましくない
問題を生じる。 このような物性の低下を避けるために、導電性
カーボンブラツクとともに低密度ポリエチレン
(特開昭53−111348号公報)や、アミド化合物の
エチレンオキシド付加物(特公昭61−31736号公
報)を添加することが提案されているが、低密度
ポリエチレンは多量に添加しないと十分な効果が
得られないので、ポリオキシメチレン本来の好ま
しい物性がそこなわれるのを免れないし、アミド
化合物のエチレンオキシド付加物を併用しても、
満足しうるほどの物性の向上は認められない。 他方、ポリオキシメチレンの熱安定剤として、
リン酸塩、ポリリン酸塩、有機リン酸エステル、
有機亜リン酸エステルなどを用いることが知られ
ているが(特公昭39−14519号公報)、これらのリ
ン化合物は、単独で配合した場合には効果を発揮
するが、導電性カーボンブラツクとともに配合し
た場合にはほとんど効果が発揮されない。 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、優れた帯電防止性を有すると
ともに、従来のものよりも優れた熱安定性、機械
的強度を有する新規なポリオキシメチレン組成物
を提供することである。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、前記の目的を達成するために、
鋭意研究を重ねた結果、導電性カーボンブラツク
とともに、ある種のエポキシ化合物及び有機リン
化合物を所定の割合でポリオキシメチレンに配合
することにより、意外にも、帯電防止性が改善さ
れるだけでなく、熱安定性、機械的強度なども向
上することを見出し、この知見に基づいて本発明
をなすに至つた。 すなわち、本発明は、 (A)ポリオキシメチレン樹脂、(B)フタル酸ジブチ
ル吸油量200ml/100g以上の導電性カーボンブラ
ツク、(C)エポキシ化合物及び(D)一般式 (式中のR,R′及びR″は、それぞれ水素原子、
メチル基又はメトキシ基である) で示される有機リン化合物から成り、組成物全重
量に基づく含有量が、(B)成分0.5〜30重量%、(C)
成分0.05〜10重量%、(D)成分0.1〜10重量%の範
囲にある帯電防止性ポリオキシメチレン組成物を
提供するものである。 本発明組成物のベース成分として使用するポリ
オキシメチレンは、通常使用されているポリオキ
シメチレンの中から任意に選ぶことができ、特に
制限はない。 次に、本発明組成物において、(B)成分として配
合される導電性カーボンブラツクは、粒子径が小
さいか、又は表面積が大きく鎖状構造の発達した
ものが好ましいが、フタル酸ジブチル(以下、
DBPと略記する)吸油量が200ml/100g以上の
ものであることが必要である。このDBP吸油量
はカーボンブラツクのストラクチヤーの発達の度
合を示す尺度となるもので、ストラクチヤーの発
達に伴いDBP吸油量は高くなり導電性が高くな
る。該DBP吸油量(ml/100g)はニーダーミキ
サーでかきまぜている一定量のカーボンブラツク
を自動ビユレツトを用い、DBPにより滴定する
ことによつて求めることができる。この滴定にお
いて、カーボンブラツクのDBP最大吸収(空隙
の充填)時に自由に流動していた粉体が半塑性物
性に転換し、ニーダーのトルクが急激に増大する
が、この際のカーボンブラツク100g当りの所要
DBP量(ml)がDBP吸油量であり、ASTM
D2415−65Tのストラクチヤー指数として認めら
れている。このようなDBP吸油量が200ml/100
g未満のカーボンブラツクでは、導電性が低すぎ
て、所望の帯電防止性能を付与するためには大量
に添加しなければならず、その結果得られる組成
物は、ポリオキシメチレン樹脂が本来有する機械
的物性の著しい低下を免れない。 本発明組成物において、使用しうる導電性カー
ボンブラツクとしては、例えば、トーカブラツク
#4500〔吸油量;230ml/100g、東海カーボン(株)
製〕、#3750〔吸油量;245ml/100g、三菱化成(株)
製〕、ケツチエンブラツクEC〔吸油量;350ml/
100g、ライオンアクゾー社製〕、ケツチエンブラ
ツクECDJ−600〔吸油量;480ml/100g、ライオ
ンアクゾー社製〕、プリンテツクスXE2〔吸油量;
370ml/100g、デグツサ社製〕などが挙げられる
が、特にこれらに限定されることはない。 これらの導電性カーボンブラツクの配合量は、
組成物の重量に基づき、0.5〜30重量%の範囲で
選ぶ必要がある。この量が0.5重量%未満では帯
電防止能が十分に発揮されないし、また30重量%
を超えると耐衝撃性が著しく低下する。好ましい
配合量は2〜20重量%の範囲である。 本発明組成物において、(C)成分として配合され
るエポキシ化合物はモノ又は多官能グリシジル誘
導体が好ましい。このようなものとしては、例え
ば2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、2−
メチルオクチルグリシジルエーテル、ラウリルグ
リシジルエーテル、ステアリルグリシジルエーテ
ル、ベヘニルグリシジルエーテル、エチレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテル(エチレンオキシド
のユニツト;2〜30)、プロピレングリコールジ
グリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール
ジグリシジルエーテル(プロピレンオキシドのユ
ニツト;2〜30)、ネオペンチルグリコールジグ
リシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジ
グリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエ
ーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパンジグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテル、
ビスフエノールAジグリシジルエーテル、水素添
加ビスフエノールAジグリシジルエーテル、ソル
ビタンモノエステルジグリシジルエーテル、ソル
ビタンモノエステルトリグリシジルエーテル、ペ
ンタエリスリトールトリグリシジルエーテル、ペ
ンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル、
ジグリセントリグリシジルエーテル、ジグリセリ
ンテトラグリシジルエーテル、クレゾールノボラ
ツクとエピクロルヒドリンとの縮合物(エポキシ
当量;100〜400、軟化点;20〜150℃)などが挙
げられるが特にこれらに限定されることはない。 これらのエポキシ化合物はそれぞれ単独で用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
く、また、その配合量は、組成物の重量に基づき
0.05〜10重量%、好ましくは0.5〜7重量%の範
囲で選ばれる。この量が0.05重量%未満では熱安
定剤としての効果がほとんど発揮されず、また、
10重量%を超えると機械的物性が大きく低下す
る。最適配合量は使用する導電性カーボンブラツ
クの種類や添加量に応じて適宜選ばれる。 本発明組成物における(D)成分の有機リン化合物
は、前記一般式()で表わされるトリフエニル
ホスフイン、メチル置換トリフエニルホスフイン
及びメトキシ置換トリフエニルホスフインの中か
ら選ばれる。このようなものとしては、例えばト
リフエニルホスフイン、トリ−m−トリルホスフ
イン、トリ−p−トリルホスフイン、ジ−m−ト
リルフエニルホスフイン、ジ−p−トリルフエニ
ルホスフイン、m−トリルジフエニルホスフイ
ン、p−トリルジフエニルホスフイン、トリ−p
−メトキシフエニルホスフイン、ジ(p−メトキ
シフエニル)フエニルホスフイン、(p−メトキ
シフエニル)ジフエニルホスフインなどが挙げら
れる。 これらの有機リン化合物はそれぞれ単独で用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
く、その配合量は、組成物の重量に基づき、0.1
〜10重量%、好ましくは0.5〜7重量%の範囲で
選ばれる。この量が0.1重量%未満では熱安定剤
としての効果がほとんど発揮されないし、また10
重量%を超えると機械的強度が著しく低下する。
この有機リン化合物の最適配合量は、使用する導
電性カーボンブラツク及びエポキシ化合物の種類
や添加量に応じ適宜選ばれる。 本発明組成物におけるベース成分のポリオキシ
メチレンは、通常ポリオキシメチレンホモポリマ
ーや大部分がオキシメチレン鎖より成るポリオキ
シメチレンコポリマー又はターポリマーであつ
て、ホルムアルデヒド若しくはホルムアルデヒド
の環状オリゴマーであるトリオキサン、テトラキ
サンなどを単独に、あるいはこれらと共重合可能
なコモノマーとを重合又は共重合して得られたも
のを末端からの分解に対して安定化したものであ
り、通常、安定剤や酸化防止剤を添加した状態で
用いられる。 本発明組成物は、各成分を、例えばニーダー、
ロールミル、押出機などの通常樹脂溶融体の混練
に用いられる公知の装置を用いて、溶融混練する
ことにより調整することができる。 溶融混練装置としては、酸素の遮断や、作業環
境などの点から押出機が最適である。この押出機
の種類としては1軸、2軸、ベント付、ノーベン
トなどがあるが、いずれの押出機によつても、本
発明組成物を調製することができる。混合の温度
は使用するポリオキシメチレン樹脂の融点以上で
あり、通常使われる180〜230℃の範囲の温度で十
分押出し可能である。混練に要する時間は、ポリ
オキシメチレン樹脂を単独で押出しするに要する
時間とほぼ同等で十分である。 以上、本発明組成物を調製するための混練り条
件を示したが、混練り方法や条件については、前
記のみに限定されず、ポリオキシメチレン組成物
を調製するのに用いられる公知の方法や条件の中
から任意のものを用いることができる。 本発明組成物には、所望に応じ、通常のポリオ
キシメチレン組成物に慣用されている各種添加
剤、例えば顔料、充てん材、潤滑剤などを添加す
ることができる。 発明の効果 本発明のポリオキシメチレン樹脂組成物は、ポ
リオキシメチレン樹脂に、導電性カーボンブラツ
クと共にエポキシ化合物及びある種の有機リン化
合物を配合することによつて、導電性カーボンブ
ラツクのもつ帯電防止性をそのまま残し、導電性
カーボンブラツクによるポリオキシメチレン樹脂
の熱安定性の低下を大きく改良し、ポリオキシメ
チレン樹脂の機械的物性を保持した組成物であ
る。 なお、本発明組成物において用いられる有機リ
ン化合物は、エポキシ化合物と導電性カーボンブ
ラツク表面の主としてカルボン酸基との反応を促
進する触媒としての作用を有しており、導電性カ
ーボンブラツクとエポキシ化合物のみの組合せで
は本発明の効果は十分に発揮されず、また導電性
カーボンブラツクと有機リン化合物のみの組合せ
では、該効果はほとんど発揮されない。 実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらの例によつてなんら限定さ
れるものではない。 なお、組成物の各特性は次のようにして求め
た。 (1) ST値 シリンダー温度230℃の射出成形機〔Arburg
Allrounder 100;ウエスターン・トレーデイ
ング(株)製〕に樹脂組成物を滞留させて12×3×
120mmの成形片を成形した際に、成形片の表面
の2/3にシルバーストリークが発生する限界滞
留時間(分)をST値とした。 (2) Ra値 組成物を空気中において230℃で120分間加熱
した際の重量残存率(%)をRa値とした。 (3) 表面電気抵抗 組成物を前記射出成形機で130×110×3mmの
成形片に成形し、その成形片と絶縁抵抗測定試
料箱TR−42(タケダ理研製)を用いて測定し
た。 実施例 1〜12 ポリオキシメチレン樹脂コポリマー〔テナツク
−C7510(メルトインデツクス30g/10分);旭化
成(株)登録商標〕粉砕品、導電性カーボンブラツ
ク、エポキシ化合物及び有機リン化合物を、第1
〜3表に示す配合割合でヘンシエルミキサーを用
い混合したのち、シリンダー温度を190℃に設定
した30mmφ2軸押し出し機でスクリユウ回転数
150rpmで混練してペレツト化した。このペレツ
トのST値、Ra値(前記)を測定し、また成形機
で試験片を成形し曲げ弾性率、表面電気抵抗を測
定した。その結果を第1〜3表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
比較例 1〜9
ポリオキシメチレン樹脂〔テナツク−C7510
(コポリマー、メルトインデツクス30g/10分)
又はテナツク7010(ホモポリマー、メルトインデ
ツクス30g/10分);旭化成(株)登録商標〕粉砕品、
導電性カーボンブラツク、ステアリン酸ジエタノ
ールアミド、低密度ポリエチレン、エポキシ化合
物、有機リン化合物を、第4表及び第5表に示す
配合割合でヘンシエルミキサーを用い混合したの
ち、シリンダー温度を190℃に設定した30mmφ2軸
押し出し機でスクリユウ回転数150rpmで混練し
てペレツト化した。このペレツトのST値、Ra値
(前記)を測定し、また成形機で試験片を成形し
曲げ弾性率、表面電気抵抗を測定した。その結果
を第4表及び第5表に示す。
(コポリマー、メルトインデツクス30g/10分)
又はテナツク7010(ホモポリマー、メルトインデ
ツクス30g/10分);旭化成(株)登録商標〕粉砕品、
導電性カーボンブラツク、ステアリン酸ジエタノ
ールアミド、低密度ポリエチレン、エポキシ化合
物、有機リン化合物を、第4表及び第5表に示す
配合割合でヘンシエルミキサーを用い混合したの
ち、シリンダー温度を190℃に設定した30mmφ2軸
押し出し機でスクリユウ回転数150rpmで混練し
てペレツト化した。このペレツトのST値、Ra値
(前記)を測定し、また成形機で試験片を成形し
曲げ弾性率、表面電気抵抗を測定した。その結果
を第4表及び第5表に示す。
【表】
【表】
【表】
実施例 13〜16
ポリオキシメチレン樹脂ホモポリマー〔テナツ
ク7010(メルトインデツクス30g/10分);旭化成
(株)登録商品〕粉砕品、導電性カーボンブラツク、
エポキシ化合物及び有機リン化合物を、第6表に
示す配合割合でヘンシエルミキサーを用い混合し
たのち、シリンダー温度を190℃に設定30mmφ2軸
押し出し機でスクリユウ回転数150rpmで混練し
てペレツト化した。このペレツトのST値、Ra値
(前記)を測定し、また成形機で試験片を成形し
曲げ弾性率、表面電気抵抗を測定した。その結果
を第6表に示す。
ク7010(メルトインデツクス30g/10分);旭化成
(株)登録商品〕粉砕品、導電性カーボンブラツク、
エポキシ化合物及び有機リン化合物を、第6表に
示す配合割合でヘンシエルミキサーを用い混合し
たのち、シリンダー温度を190℃に設定30mmφ2軸
押し出し機でスクリユウ回転数150rpmで混練し
てペレツト化した。このペレツトのST値、Ra値
(前記)を測定し、また成形機で試験片を成形し
曲げ弾性率、表面電気抵抗を測定した。その結果
を第6表に示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A)ポリオキシメチレン樹脂、(B)フタル酸ジブ
チル吸油量200ml/100g以上の導電性カーボンブ
ラツク、(C)エポキシ化合物及び(D)一般式 (式中のR,R′及びR″は、それぞれ水素原子、
メチル基又はメトキシ基である) で示される有機リン化合物から成り、組成物全重
量に基づく含有量が、(B)成分0.5〜30重量%、(C)
成分0.05〜10重量%、(D)成分0.1〜10重量%の範
囲にある帯電防止性ポリオキシメチレン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4473487A JPS63210162A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 帯電防止性ポリオキシメチレン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4473487A JPS63210162A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 帯電防止性ポリオキシメチレン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63210162A JPS63210162A (ja) | 1988-08-31 |
| JPH0380819B2 true JPH0380819B2 (ja) | 1991-12-26 |
Family
ID=12699676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4473487A Granted JPS63210162A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 帯電防止性ポリオキシメチレン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63210162A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3029204B2 (ja) * | 1990-04-16 | 2000-04-04 | 旭化成工業株式会社 | 高導電性ポリオキシメチレン系樹脂成形体 |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP4473487A patent/JPS63210162A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63210162A (ja) | 1988-08-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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