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JPH0380906B2 - - Google Patents
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JPH0380906B2 - - Google Patents

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JPH0380906B2
JPH0380906B2 JP59002035A JP203584A JPH0380906B2 JP H0380906 B2 JPH0380906 B2 JP H0380906B2 JP 59002035 A JP59002035 A JP 59002035A JP 203584 A JP203584 A JP 203584A JP H0380906 B2 JPH0380906 B2 JP H0380906B2
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JP
Japan
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sheet
nozzle
speed
fluid
fiber
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JP59002035A
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Inventor
Yukio Hatano
Katsumi Hasegawa
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高速流体流により繊維交絡シートを
製造する装置に関し、さらに詳しくは、表面平滑
性、表面緻密性および絡合性を向上させる繊維交
絡シート製造装置に関するものである。
従来、繊維シートの絡合処理としてニードルパ
ンチ法が広く用いられ、不織布特に人工皮革分野
で汎用技術化されてきている。
近年に至り、ユニツト技術としては古くから見
出されていた高速流体パンチ法が見直され、一部
の繊維シートの絡合に実用化されている。
この従来の高速流体パンチ法は、一定速度で移
動するコンベアネツト上に繊維シートを載せ、こ
れに高速流体流を衝突させ、絡合処理するもので
ある。高速流体によるパンチングは厚みの薄い繊
維シートの高絡合化、緻密化が可能となり、従来
のニードルパンチでは得られない高密度品が得ら
れる。
しかしながら、これら従来方法によると、シー
ト表面に高速流体流が衝突した部分は、繊維シー
トの内部深く裏面まで表面繊維が移動して交絡が
行なわれるが、繊維シート面における交絡の範囲
は、高速流体流が衝突した部分に限られ、その部
分が溝状に深く、くぼみ凹凸の筋として残るた
め、表面の均一性が極めて劣るものであつた。
また、例えば、シートの幅方向にも強力をもた
せるため、特公昭47−30740号公報に示されてい
る如く、流体噴射ノズルをシートの幅方向に往復
揺動させるようにしたものも公知である。
しかしながら、この方法によつても、表面均一
性の良好な繊維交絡シートは得られない。すなわ
ち、噴射ノズルの直線往復軌跡でシート表面を処
理していく上記方式において、規則性のある正確
な高速流体流衝突軌跡が得られず、ノズルの往復
動作によつて繊維シート全面にトラバース模様が
発生し、さらに、シート面に交絡した部分と未交
絡の部分ができるので、シート表面の凹凸が大き
く、平滑性および均一性の劣るものであつた。
上記の噴射ノズルの軌跡は、噴射ノズルを揺動
する揺動アクチエータの性能に大きく起因する。
すなわち、高耐圧構造のため、必然的に重量物と
なるノズルヘツドの揺動アクチエータには、高出
力である性能が要求され、この種のアクチエータ
としては、 油圧ON−OFF電磁弁により制御される油圧
シリンダー モータと送りネジ機構の組み合せ などの方式を採用することが考えられる。
しかしながら、の方式においては、電磁弁の
ON−OFF切換速度が200〜300回/分と低く、こ
れ以上の高速揺動ができず、また、高切換頻度、
連続運転使用の場合、電磁弁コイルの焼付きなど
機器の耐久性が極めて短かく、さらに電磁弁の切
換に要する時間遅れのため、停止位置決め制度が
悪く、高速流体流による正確な打撃軌跡が得られ
ないという欠点を有する。
また、の方式においては、送りネジ機構にお
けるネジ結合部のバツクラツシユのため、揺動折
り返し点が定まらず、しかもシヤープな立上り
(三角波形)が得られないため、打撃パターンの
設定が極めて困難となり、このことは高速揺動条
件下で折り返し慣性力が大になるに従い顕著にな
るので、の方式と同様、正確な打撃軌跡が得ら
れないという欠点を有する。
本発明の目的は、上記の如き従来技術の欠点を
解消し、表面平滑性に優れ、しかも繊維シートの
表層部分の繊維が極めて高度にフイブリル化さ
れ、交絡された緻密な繊維交絡シートを製造する
装置を提供せんとするものである。
上記の目的を達成する本発明の構成は、 (イ) 連続的に移動せしめられる繊維シートに対向
し、該シートの横断方向に多数列接された流体
噴射孔が前面に設けられ、背面側に高圧流体供
給室を有する流体噴射ノズル本体と、該ノズル
本体に結合された支持軸と、該ノズル本体を前
記繊維シートの横断方向に揺動可能な状態に前
記支持軸を支持する支持要素とからなる流体噴
射装置と、 (ロ) ピストンヘツド、並びにピストンロツドおよ
びサーボ弁機構が内蔵された油圧シリンダ装置
と、 (ハ) 回動方向が反転する駆動軸を有するステツピ
ングモータ装置とからなり、 (ニ) 前記流体噴射装置の支持軸と前記油圧シリン
ダ装置のピストンロツドとが結合され、かつ、
前記油圧シリンダ装置のサーボ弁機構が前記ス
テツピングモータ装置の駆動軸に結合されてな
る繊維交絡シート製造装置である。
本発明を図面に基づき更に詳しく説明する。
第1図は本発明に係る繊維交絡シート製造装置
を用いた繊維交絡シートを製造する全体装置の一
例を示す概略平面図であり、第2図は第1図の右
側面図、さらに第3図は第1図のA−A断面図で
あり、本発明に係る繊維交絡シート製造装置の一
例を示す。
第1図、第2図に示す装置は、繊維交絡シート
製造用装置1およびコンベア装置2、繊維シート
3、繊維シートを搬送するコンベアネツト4から
なり、繊維交絡シート製造装置1の中央部に下向
きに開口した高速流体流噴射ノズルを装着したノ
ズルヘツド8(第2図参照)が位置し、該ノズル
ヘツド8はコンベアネツト4の面と対向してシー
トの幅方向に配置されている。コンベアネツト4
はコンベア駆動モータ5、駆動ローラ6、従動ロ
ーラ7により定速移動され、コンベアネツト4上
の繊維シート3を矢印方向に一定速度で搬送す
る。
さらに第2図に示す如く、コンベアネツト4は
ノズルヘツド8に装着された高速流体流噴射ノズ
ルより噴射される高速流体流の衝突部を頂点とす
る凸形に構成されている。さらに、該コンベア4
の凸形頂点位置には、繊維シート3、コンベアネ
ツト4を突抜けた高速流体流を、繊維シート内又
は繊維シートとコンベアネツト間に滞留させるこ
となく通過、排出させるための開口部28を有す
る流体流を集積、排除する流体排出パイプ27が
配置されている。該流体排出パイプ27は同時に
コンベア4を支持している。
ここで、コンベアネツト4の張り掛け構成を上
方凸形とすることは、高速流体流に水を用いた場
合に好ましいものである。すなわち、繊維シート
面に衝突した高速水流のうち、流体排出パイプ2
7により排水されなかつた反射水等の残水をコン
ベア4の凸形面に沿つて容易に流出させることが
できる。しかしながら、コンベアネツト4の張り
掛けは水平であつてもよい。
第3図に示す繊維交絡シート製造装置1におい
て、ノズルヘツド8は高圧流体入口孔29、上段
流路30、下段流路32、上下段流路連絡孔3
1、さらに整流板9、高速流体流噴射孔がシート
の幅方向に複数個穿設されている高速流体流噴射
ノズル10、該ノズルを高圧流体に抗して支持す
る耐圧板11、該耐圧板取付ボルト21からな
り、加圧ポンプ(図示せず)により加圧された高
圧流体は高圧流体入口孔29よりノズルヘツド8
内に流入し、上段流路30内に充満し、上下段流
路間の軸心方向に複数個穿設された上下流路連絡
孔31にて下段流路32へ軸心方向に流量分散さ
れながら流入される。該高圧流体は下段流路32
の中央部に配置された整流板9により整流された
後、下段流路と連続スリツト状で連なる流路の末
端に配置された高速流体噴射ノズル10の噴射孔
を通過することにより高速流体流となり吐出され
る。
上記高速流体流生成機構を有するノズルヘツド
8は、該ノズルヘツドの両端において支持軸1
5,16で支持され、さらに、該支持軸15,1
6は、往復運動、回転運動および複合運動を、転
がり案内できるベアリング19を内蔵した軸受1
3により支持されている。該軸受13はノズルヘ
ツド8の往復揺動運動を負荷すると共に、高速流
体流噴射ノズル10の交換時における最適作業姿
勢を得るためのノズルヘツド8の反転時の回転運
動を負荷する。
支持軸15の先端には引張り、圧縮荷重が負荷
できる回転自在なジヨイント14を介してノズル
ヘツド8をシート幅方向に直線往復揺動させ得る
アクチエータである電気油圧ステツピングシリン
ダー12が取付けられている。
一方、支持軸16の先端部にはスプライン溝が
加工されており、これとスプライン軸接手17が
直線案内結合されている。該スプライン軸接手1
7はキー22によりハウジング20に回り止め固
定されており、更に、ハウジング20の先端は、
倍力装置として用いたウオーム減速機18の出力
軸に回り止め用キーおよび抜け止め用止めネジ
(共に図示せず)にて固定されている。
上記スプライン軸接手17とウオーム減速機1
8との組み合せにより、ノズルヘツド8の往復揺
動運動時の振動等により生じる軸心回りの回転力
を、スプライン軸接手17を介してウオーム減速
機18の倍力機構で負荷させることができる。ま
た、スプライン軸接手17の案内結合により直線
往復揺動運動を自由に行なわせることができる。
さらに、ウオーム減速機18の入力軸を回転操
作することにより、出力軸に固定されたスプライ
ン軸接手17を介してノズルヘツド8にトルク伝
達が行なわれ、ノズルヘツド8を任意の角度位置
まで反転することが可能なため、高速流体流噴射
ノズル10の交換作業時に必要となるノズルヘツ
ド8の反転作業が容易となり、また、ウオーム減
速機18の倍力機構により該反転位置の保持を行
なわせることができる。
上記の機構をシート幅方向に配置した本発明に
係る装置の特徴は、高耐圧構造のため、必然的に
重量物(百数十Kg)となるノズルヘツド8の揺動
アクチエータに、高出力、高速応答性を有する電
気油圧ステツピングシリンダー12を使用してい
ることにある。
次に、第4図〜第6図を用いて上記電気油圧ス
テツピングシリンダー12の構造、動作原理につ
いて説明する。
第4図〜第6図は電気油圧ステツピングシリン
ダー12の構造を示す断面図であり、第4図は停
止状態(油圧バランス状態)を示し、第5図は引
込み状態を示し、第6図は押出し状態を示す図で
ある。
第4図において、23はパルス発生器(図示せ
ず)により発信されるパルスにより回転制御され
る電気ステツピングモータであり、本発明におい
ては、該モータと噴射ノズルを揺動運動せしめる
ピストンロツド26との間に、シリンダー35に
取囲まれた油圧室を形成する。該モータ23軸の
先端に取付けられたネジ軸24と、該ネジ軸24
にネジ結合されたバルブスプール(3方弁)25
とにより、ステツピングモータ23のステツプ状
の回転変位を、直線変位に変換する変換機構を構
成すると共に、この変換機構を油圧室内に嵌入す
る。更に、上記油圧室内のバルブスプール25に
油圧を作用せしめて、該バルブスプール25に連
結されたピストンロツド26の先端部に固定され
たピストンヘツド33を介してピストンロツドを
力増幅し、電気ステツピングモータ23の回転変
位による駆動力とは別の駆動力をピストンロツド
26に作用させるものである。
作動油圧は、油圧ポンプ(図示せず)よりPs
を経てシリンダー35の油圧室内に導かれ、Pt
よりタンクへ戻るようになつている。
第4図において、シリンダーB部の受圧面積を
B1、供給油圧をPbとし、更にシリンダーC部の
受圧面積をC1、シリンダーC部内油圧をPcとす
ると、Psより圧力PbでシリンダーB部へ供給さ
れた油圧とシリンダーロツド26とは下記の状態
にて押力均衡を保ち、停止している。
すなわち、Pb×B1(B側の押力)=Pc×C1(C
側の押力)となり、停止時バランス圧力Pc=Pb
×B1/C1により、電気油圧ステツピングシリン
ダー12は停止状態を保つ。
第5図において、電気ステツピングモータ23
に直結されたネジ軸24を時計方向に一定角度回
転させた時、ネジ軸24とネジ結合されたバルブ
スプール25はピストンヘツド33に回り止め3
4を施されているため、ネジ軸24の回転角に応
じて直線変位Z1する。この時、ピストンロツド2
6に固定されたピストンヘツド33のP2孔より、
圧油がPtを経てタンクへ導かれ、シリンダーC
部およびB部の圧力PcおよびPbの関係がPc<Pb
となり、ピストンロツド26はバルブスプール2
5が移動しただけ変位Z1すると、油圧バランスが
とれ、ピストンロツド26は停止する。
第6図において、電気ステツピングモータ23
に直結されたネジ軸24を反時計方向に一定角度
回転させた時、ネジ軸24の回転角に応じてバル
ブスプール25は直線変位Z2する。この時、ピス
トンロツド26に固定されたピストンヘツド33
のP1孔より、圧油はシリンダーC部へ導かれ、
Pc>Pbとなり、ピストンロツド26は押し出さ
れる。ピストンロツド26は、バルブスプール2
5が移動しただけ変位Z2すると、油圧バランスが
とれ、シリンダーロツド26は停止する。
上記の如くパルスモータで油圧サーボ弁を直接
駆動させる方式の電気油圧ステツピングシリンダ
ーは、高出力、高速応答性を有し、また精密停止
位置制御ができるのである。
例えば、シリンダー35の内径が30mmφの場
合、 推力:速度100mm/sec、作動油圧70Kg/cm2
押引共140Kg 速度60mm/sec、作動油圧70
Kg/cm2時 押引側共210Kg 分解能:0.1mm/step 最高速度:100mm/sec(1000pps) の性能を有する。
第7図、第8図は本発明装置におけるノズル揺
動パターン(三角波形)の一例を示すものであ
る。
第7図、第8図において、X軸(シート幅方
向)はノズル揺動速度を、Y軸はシート進行速度
を示している。
第7図は、高速流体流噴射孔径dのノズルを配
置ピツチPでシート幅方向に直線状に一列に配置
したノズル装置を、X軸方向にノズルピツチPの
2倍の振動振幅で揺動し、各々のノズル同志の高
速流体流による打撃跡aが重なり合わずかつ隙間
を持たないように、揺動折り返し角度αを設定
し、シート表面を打撃跡aで塗りつぶした場合の
打撃軌跡を示す。
第7図に示す如く、各々のノズル同志の高速流
体流による打撃跡aが重なり合うことなく、また
隙間なくシート表面を塗りつぶす揺動パターンを
打撃密度の基準値として100%打ちと称する。
有効打撃部は、図に示されるノズル揺動パター
ンの中央部Lの部分であり、両端部l(揺動振幅
巾に相当)は耳部として後工程でカツトする。
第8図は第7図と同様、100%打ちの打撃軌跡
であるが、揺動振幅をノズル配置ピツチPの10倍
としたものである。
第9図、第10図は打撃密度100%以上の多重
打ちの場合のノズル揺動パターンを例示するもの
であり、第9図はノズルの1揺動工程でシート表
面を二重打撃を行なわせた場合の揺動パターンを
示し、第10図はノズルの1揺動工程でシート表
面を三重打撃を行なわせた場合の揺動パターンを
示す。
第9図においては、高速流体流噴射孔径dなる
ノズルN1,N2……Noが等間隔ピツチPにてシー
ト幅方向に一列に配置され、X軸方向に一列に配
置され、X軸方向に揺動される。
ここで、ノズルN1の打撃跡面積の50%部がノ
ズルN1に隣接されたノズルN2により打撃され、
該部分は二重打撃部e(斜線部)となる。さらに
ノズルN2の打撃跡部分のうち、ノズルN1に重ね
打ちされなかつた残りの打撃跡面積の50%部をノ
ズルN2に隣接されたノズルN3で打撃され、該部
分も前記と同様二重打撃部e′となる。以後同様に
隣接されたノズルN4,N5……Noにより順次50%
部づつの連続した二重打撃部e,e′……を構成し
ていく。
上記の如く、ノズルの1揺動工程でシート表面
を連続的に二重打撃を行なわしめる揺動パターン
を打撃密度200%と称する。
次に、第10図においては、ノズル配置は上記
第9図の場合と同じであり、ノズルN1の打撃跡
面積の2/3が隣接されたノズルN2により打撃さ
れ、該部分は二重打撃状態になる。さらにノズル
N2に隣接されたノズルN3によりノズルN1の打撃
跡面積のうち、残りの1/3部を打撃し、該打撃部
が三重打撃部f(斜線部)となる。以後同様に
各々隣接されたノズルN4,N5……Noにより順次
1/3部分の三重打撃部f′……を連続して形成して
いく。
上記の如くノズルの1揺動工程でシート表面を
連続的に三重打撃を行なわしめる揺動パターンを
打撃密度300%と称する。
図示しないが、シート進行速度Yに対してノズ
ル揺動速度Xを、第10図に示す例よりさらに速
くするか、又はノズル揺動速度Xに対してシート
進行速度Yを遅くすることの何れかの方法によ
り、ノズル折り返し角度αを図示したものより小
さく設定することにより、1揺動工程における隣
接するノズルによる打撃跡面積の重ね打ち部を増
加し、300%以上の任意の高密度処理が行なえる。
また、折り返し角度を図示より大きく設定するこ
とにより、100%以下の低密度処理も容易に行な
える。
本発明装置の上記実施態様においては、流体圧
力室内にステツピングモータの回転変位を変換す
る変換機構を嵌入した例を示したが、流体圧力室
の外に上記変換機構を設けてたものでもよい。
また、ノズル配置構成はここで例示した一列直
線配置構成に限定されるものでなく、二列以上複
数列の直線配置構成でもよく、さらには千鳥配置
構成としてもよい。
本発明装置によれば、一定速度で移動する繊維
シートに対し、(イ)シートの移動速度、(ロ)ノズル噴
射孔径(繊維シート面における高速流体流の衝突
面積)、(ハ)ノズル配置間隔(高速流体流噴射密度)
の各条件に対し、高速流体流の打撃後の粗密むら
がなく、また必要に応じて繊維シート表面上の打
撃後密度を設定することにより、シート表面を均
一に塗りつぶしていくような振幅、振り速度の設
定により、噴射ノズルをシート幅方向に一定速度
で往復揺動運動させながら、極めて正確な軌跡で
高速流体を衝突させて処理することができる。
これによつて凹凸面が少なく平滑で、粗密むら
がなく、かつ緻密な高絡合性の繊維交絡シートを
得ることが可能となる。
噴射ノズルの揺動波形は、直線三角形状折り返
しが、折り返し点においてより正確な打撃密度が
得られるため好ましいものであるが、折り返し部
の慣性力の緩和のため、正弦波形を用いてもよ
い。
本発明の高速流体流による処理において、高速
流体流に用いられる流体としては、液体あるいは
気体であるが、取扱い易さ、コスト、流体として
の衝突エネルギー量の点から水が最も好ましく用
いられる。更に、目的に応じて有機溶剤やアルカ
リ、酸の水溶液なども用い得る。
かかる流体は高圧ポンプにより圧力をかけ、孔
径の小さい吐出孔から噴射させて、高速の柱状流
として繊維シート面に噴き当てる。
圧力条件は5〜300Kg/cm2程度の範囲が使用で
きる。好ましい範囲は20〜200Kg/cm2であり、更
に好ましくは30〜150Kg/cm2である。
次に、本発明に用いることのできる繊維シート
としては、通常の不織布、織物や編物と不織布と
の積層体、性質の異なる不織布の積層体などが用
いられ、カード、クロスラツパー、ランダムウエ
ツバー、フイラメントウエツブ形成法、抄紙法な
どのシート形成法によりシート化し、さらに必要
に応じて、ニードルパンチ、一次流体パンチなど
の方法による構造物固定を行なうことにより製造
できる。
本発明で用いる繊維シートを構成する繊維は、
天然繊維、化学繊維および合成繊維あるいはこれ
等の組み合せの繊維を用いることができる。
本発明は以上に詳述した構成とすることによ
り、次の如き優れた作用効果を奏する。
すなわち、ノズル揺動アクチエータに用いられ
ているパルスモータで油圧サーボ弁を駆動させる
電気油圧ステツピングシリンダーを使用したた
め、高出力、高速応答性を有しており、非揺動物
が重量物体にかかわらず、精密で高速の位置決め
が可能である。
このため、極めて正確な高速流体流によるシー
ト表面打撃パターンが得られ、任意の打撃密度に
よる粗密むらのない処理が可能であり、また、高
速揺動が可能なことにより、ノズル揺動速度と打
撃密度とにより相対的に決まるシート処理速度の
飛躍的な高速化が可能となる。
さらに、揺動条件の設定は、油圧サーボ弁を駆
動する電気ステツピングモータの回転条件、すな
わち制御パルス数および周波数によるため、揺動
条件の設定が容易で、かつデジタルにコントロー
ルが可能なため、運転条件設定が正確にかつ短時
間に行なわれる。
したがつて、上記高性能揺動アクチエータによ
り構成された高速流体流をシート表面に衝突させ
ることにより、打撃密度の均一な、しかも高絡合
性の、また表面平滑性が優れ、表面緻密度の高い
高品位な繊維交絡シートが得られる。
本発明の高速流体流噴射ノズル装置により処理
されて得られた繊維交絡シートは、そのままでも
高密度で均一な表面を有し、又柔軟性の優れたシ
ートとして産業用途、資材用途へ適用可能である
し、染色して衣料用途に適用することもできる。
また、本発明装置による処理によると、簡単に
極細繊維束から成るシートを得ることができると
共に、容易に極細繊維束のフイブリル化絡合層を
形成させることができるので、上記のような用途
への適用のみならず、従来ポリウレタン膜を積層
して銀面としていた銀付人工皮革の分野におい
て、天然皮革と同様の極細繊維束がフイブリル化
絡合した表面をもつ新規な繊維シートを得ること
が可能である。このため、本発明で得られる処理
シートは、人工皮革の基材として広く使用するこ
とができ、銀付人工皮革、ヌバツク調人工皮革、
スエード調人工皮革など天然皮革の用途への展開
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る繊維交絡シート製造装置
を用いた繊維交絡シートを製造する全体装置の一
例を示す概略平面図である。第2図は第1図の右
側面図、さらに第3図は第1図のA−A断面図で
あり、本発明に係る繊維交絡シート製造装置の一
例を示す。第4図〜第6図は電気油圧ステツピン
グシリンダー12の構造を示す断面図であり、第
4図は停止状態(油圧バランス状態)を示し、第
5図は引込み状態を示し、第6図は押出し状態を
示す図である。第7図、第8図は本発明装置にお
けるノズル揺動パターン(三角波形)の一例を示
すものである。第9図、第10図は本発明装置に
おける打撃密度100%以上の多重打ちの場合のノ
ズル揺動パターンを例示するものである。 図面中の符号の説明、a:打撃跡、P:ノズル
配置ピツチ、d:ノズル高速流体流噴射孔径、
α:揺動折り返し角、l:耳部、L:有効打撃
部、N1〜No:ノズル番号、1:繊維交絡シート
製造用ノズル装置、2:コンベア装置、3:繊維
シート、4:ネツトコンベア、5:ネツトコンベ
ア駆動モータ、6:駆動ローラ、7:従動ロー
ラ、8:ノズルヘツド、9:整流板、10:高速
流体流噴射ノズル、11:耐圧板、12:電気油
圧ステツピングシリンダー、13:軸受、14:
ジヨイント、15,16:支持軸、17:スプラ
イン軸接手、18:ウオーム減速機、19:ベア
リング、20:ハウジング、21:耐圧板取付ボ
ルト、22:キー、23:電気ステツピングモー
タ、24:ネジ軸、25:バルブスプール、2
6:ピストンロツド、27:流体排出パイプ、2
8:開口部、29:高圧流体入口孔、30:上段
流路、31:上下段流路連絡孔、32:下段流
路、33:ピストンヘツド、34:バルブスプー
ル回り止め、35:シリンダー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 連続的に移動せしめられる繊維シートに
    対向し、該シートの横断方向に多数列接された
    流体噴射孔が前面に設けられ、背面側に高圧流
    体供給室を有する流体噴射ノズル本体と、該ノ
    ズル本体に結合された支持軸と、該ノズル本体
    を前記繊維シートの横断方向に揺動可能な状態
    に前記支持軸を支持する支持要素とからなる流
    体噴射装置と、 (ロ) ピストンヘツド、並びにピストンロツドおよ
    びサーボ弁機構が内蔵された油圧シリンダ装置
    と、 (ハ) 回動方向が反転する駆動軸を有するステツピ
    ングモータ装置とからなり、 (ニ) 前記流体噴射装置の支持軸と前記油圧シリン
    ダ装置のピストンロツドとが結合され、かつ、
    前記油圧シリンダ装置のサーボ弁機構が前記ス
    テツピングモータ装置の駆動軸に結合されてな
    る繊維交絡シート製造装置。
JP59002035A 1984-01-11 1984-01-11 繊維交絡シ−ト製造装置 Granted JPS60146064A (ja)

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