JPH0426914B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0426914B2 JPH0426914B2 JP59097168A JP9716884A JPH0426914B2 JP H0426914 B2 JPH0426914 B2 JP H0426914B2 JP 59097168 A JP59097168 A JP 59097168A JP 9716884 A JP9716884 A JP 9716884A JP H0426914 B2 JPH0426914 B2 JP H0426914B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- coating
- heating
- present
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
(技術分野)
本発明は塗膜の平滑性、緻密性にすぐれ、耐熱
水性の改良されたポリフエニレンサルフアイド樹
脂厚膜塗装体の製造方法に関するものである。 (従来技術とその欠点) 従来上記ポリフエニレンサルフアイド樹脂(以
下本発明においてはPPS樹脂と略す)の塗膜を形
成するには例えば特公昭56−9151号公報に開示さ
れているように、管、継手等の被塗装体にPPS樹
脂粉体を融着させたのち急冷して前記樹脂を凝固
させ、その後再加熱して前記樹脂を架橋させるこ
とにより塗膜を形成する方法が採用されている。 PPS樹脂のすぐれた耐熱性、耐薬品性等を利用
した金属表面の防錆、防触材料としての用途が近
時急に高まつており、該樹脂は金属面に対する塗
料として多用されるに至つている。しかしなが
ら、該樹脂はガラス転移温度が約85℃と低く、又
該樹脂の塗膜は以外にも熱水に対しては透水性が
大きく、高温では比較的柔軟な塗膜となるために
金属面に塗布したもの、例えば200μ以下の厚み
の塗膜は長時間熱水にさらされると金属との密着
性低下を来たし、更には水ぶくれ(プリスター)
現象が起り、塗膜としての機能が損われ耐熱水性
に劣るという欠点があつた。 該樹脂の耐熱水性を改良する手段として鋭意検
討した結果、該樹脂の塗膜厚みを500μ以上に厚
くしたり、あるいは融着後の加熱温度を高くする
ことが有効であることが判明した。 しかしながら、このような改良手段を上記特公
昭56−9151号公報に開示された塗装方法に単に応
用しても、使用するPPS樹脂の加熱条件下におけ
る流動性や被塗装体の形状等により加熱の際タレ
落ちが生じ、均一な厚膜が得られない場合があ
る。例えば、非軸対称の管、継手等に塗装する場
合においては、被塗装体を回転させることができ
ないため、下方へ向かつてタレ落ちが生じる。
又、厚膜化する場合、耐熱物性を確保するために
加熱温度を高くする必要があるが、加熱温度を高
くすると塗膜の表面又は内部で発泡が生じたりあ
るいはタレ落ちが生じて塗膜の平滑性及び緻密性
が損われるという欠点があつた。 (目的) 本発明は叙上の欠点に鑑み、非軸対称の管、継
手等に対しても、塗膜の平滑性、緻密性にすぐ
れ、耐熱水性の改良された厚膜塗装体を得ること
ができる製造方法を提供することを目的とするも
のである。 (構成) 本発明の要旨は、被塗装体にポリフエニレンサ
ルフアイド樹脂を主体とする粉体塗料を複数回に
分けて融着させて厚膜塗装体を製造する方法にお
いて、1回あたりの融着厚みが200μ以下となる
ように複数回の融着を行わせると共に先に融着さ
せた塗膜層を20〜60分の間350〜390℃で加熱して
半硬化させたのち、その上に次に形成すべき塗膜
層を融着させることを特徴とするポリフエニレン
サルフアイド樹脂厚膜塗装体の製造方法に存す
る。 本発明において用いられる粉体塗料はPPS樹脂
を主体とする粉体塗料である。そしてPPS樹脂と
は
水性の改良されたポリフエニレンサルフアイド樹
脂厚膜塗装体の製造方法に関するものである。 (従来技術とその欠点) 従来上記ポリフエニレンサルフアイド樹脂(以
下本発明においてはPPS樹脂と略す)の塗膜を形
成するには例えば特公昭56−9151号公報に開示さ
れているように、管、継手等の被塗装体にPPS樹
脂粉体を融着させたのち急冷して前記樹脂を凝固
させ、その後再加熱して前記樹脂を架橋させるこ
とにより塗膜を形成する方法が採用されている。 PPS樹脂のすぐれた耐熱性、耐薬品性等を利用
した金属表面の防錆、防触材料としての用途が近
時急に高まつており、該樹脂は金属面に対する塗
料として多用されるに至つている。しかしなが
ら、該樹脂はガラス転移温度が約85℃と低く、又
該樹脂の塗膜は以外にも熱水に対しては透水性が
大きく、高温では比較的柔軟な塗膜となるために
金属面に塗布したもの、例えば200μ以下の厚み
の塗膜は長時間熱水にさらされると金属との密着
性低下を来たし、更には水ぶくれ(プリスター)
現象が起り、塗膜としての機能が損われ耐熱水性
に劣るという欠点があつた。 該樹脂の耐熱水性を改良する手段として鋭意検
討した結果、該樹脂の塗膜厚みを500μ以上に厚
くしたり、あるいは融着後の加熱温度を高くする
ことが有効であることが判明した。 しかしながら、このような改良手段を上記特公
昭56−9151号公報に開示された塗装方法に単に応
用しても、使用するPPS樹脂の加熱条件下におけ
る流動性や被塗装体の形状等により加熱の際タレ
落ちが生じ、均一な厚膜が得られない場合があ
る。例えば、非軸対称の管、継手等に塗装する場
合においては、被塗装体を回転させることができ
ないため、下方へ向かつてタレ落ちが生じる。
又、厚膜化する場合、耐熱物性を確保するために
加熱温度を高くする必要があるが、加熱温度を高
くすると塗膜の表面又は内部で発泡が生じたりあ
るいはタレ落ちが生じて塗膜の平滑性及び緻密性
が損われるという欠点があつた。 (目的) 本発明は叙上の欠点に鑑み、非軸対称の管、継
手等に対しても、塗膜の平滑性、緻密性にすぐ
れ、耐熱水性の改良された厚膜塗装体を得ること
ができる製造方法を提供することを目的とするも
のである。 (構成) 本発明の要旨は、被塗装体にポリフエニレンサ
ルフアイド樹脂を主体とする粉体塗料を複数回に
分けて融着させて厚膜塗装体を製造する方法にお
いて、1回あたりの融着厚みが200μ以下となる
ように複数回の融着を行わせると共に先に融着さ
せた塗膜層を20〜60分の間350〜390℃で加熱して
半硬化させたのち、その上に次に形成すべき塗膜
層を融着させることを特徴とするポリフエニレン
サルフアイド樹脂厚膜塗装体の製造方法に存す
る。 本発明において用いられる粉体塗料はPPS樹脂
を主体とする粉体塗料である。そしてPPS樹脂と
は
【式】の反復単位を含み、部分的
に酸化され、或いは分岐または架橋していてもよ
い化合物である。そして本発明に用いられる粉体
塗料中に例えばシリカ粉末、アルミナ粉末等の添
加剤を添加してもよい。 本発明において用いられる被塗装体としては、
金属材料、無機材料等からなるものであれば特に
限定されず、板状体、管状体、継手のいずれであ
つてもよく、さらに軸に対称、非対称を問わな
い。 本発明において、上記被塗装体にPPS樹脂を主
体とする粉体塗料は複数回に分けて融着される
が、粉体樹脂を融着させる方法としては、例えば
被塗装体が金属材料からなるものであれば静電塗
装法により金属表面に樹脂粉末を付着させたのち
加熱溶融させる方法、被塗装体を予め加熱してお
き、樹脂粉末を吹付、吸引、浸漬等により付着溶
融させる方法等があるが、これらの方法に限定さ
れず粉体塗装するものであれば、いずれも適用で
きる。 そして、本発明においては上記粉体樹脂の複数
回の融着は1回あたりの融着厚みが200μ以下と
なるように行われる。これは1回あたりの融着厚
みが200μを越えると加熱溶融時タレ落ちが生じ
て塗膜の平滑性が損われるからである。他方、融
着厚みが薄いと融着回数が多くなり、それだけ生
産効率が低下し経済的でなくなるので、本発明で
は100μ以上にするのが好ましい。 次に、本発明においては先に融着された塗膜層
は、該塗膜層の上に次に形成される塗膜層が融着
される前に、加熱されて半硬化させられるのであ
る。ここで半硬化させるということは、PPS樹脂
に分子間での架橋を部分的に起こさせ、融着させ
たPPS樹脂の流動性を制御することを意味する。 そして、本発明においては350〜390℃で20〜60
分間加熱する。加熱温度が350℃未満の場合、
PPS樹脂への部分的な架橋の導入速度が遅く、こ
のため加熱による塗膜の流動性を制御するまでに
は到らず、塗膜のタレ落ちを防止するには充分で
なく、他方、390℃を越えると短時間の加熱で
PPS樹脂に部分的な架橋は生じ得るが、逆に塗膜
層の表面又は内部で発泡が生じて表面が平滑で緻
密な塗膜が得られにくいからである。また、加熱
時間が20分未満の場合は、架橋が十分でなく、重
ねて塗膜層を融着させていくと、タレ落ちが生じ
るからであり、また、60分以下としたのは、融着
厚みが200μ以下で、加熱温度が350℃以上であれ
ば、60分間の加熱で十分に架橋が生じ、タレ落ち
が生じなくなり、これ以上加熱しても作業能率が
悪くなるだけであるからである。 そして、上記の様に被塗装体にPPS樹脂を主体
とする粉体塗料を1回あたりの融着厚みが200μ
以下となるように複数回に分けて融着・半硬化を
繰り返し行つたのち、350〜450℃で焼成させるこ
とにより厚膜の塗装体が製造される。 尚、本発明においては被塗装体にPPS樹脂用プ
ライマーを塗布したのちPPS樹脂を主体とする粉
体塗料が融着されてもよい。 以上の通り本発明方法は構成されおりPPS樹脂
厚膜塗装体を製造するに際し、先に融着厚みが
200μ以下となるように融着させた塗膜層を20〜
60分の間350〜390℃で加熱して半硬化させたの
ち、その上に次にすべき塗膜層を20〜60分の間を
同様にして複数回繰り返して融着させる方法であ
るので、半硬化させることによりPPS樹脂の流動
性が制御されながら塗膜の一部において架橋が生
じ、このため順次塗膜層を繰り返し融着させて
も、塗膜のタレ落ちやピンホールの発生が防止さ
れ、ピンホールのない表面平滑な塗膜が得られ
る。特に、非軸対称である管、継手等において有
効であり、軸対称である管、継手等であつても回
転させる必要がなく、装置を簡略化することがで
きる。 従つて、本発明方法にて得られるPPS樹脂厚膜
塗装体は熱水等の高温条件下での耐熱水性にすぐ
れている。
い化合物である。そして本発明に用いられる粉体
塗料中に例えばシリカ粉末、アルミナ粉末等の添
加剤を添加してもよい。 本発明において用いられる被塗装体としては、
金属材料、無機材料等からなるものであれば特に
限定されず、板状体、管状体、継手のいずれであ
つてもよく、さらに軸に対称、非対称を問わな
い。 本発明において、上記被塗装体にPPS樹脂を主
体とする粉体塗料は複数回に分けて融着される
が、粉体樹脂を融着させる方法としては、例えば
被塗装体が金属材料からなるものであれば静電塗
装法により金属表面に樹脂粉末を付着させたのち
加熱溶融させる方法、被塗装体を予め加熱してお
き、樹脂粉末を吹付、吸引、浸漬等により付着溶
融させる方法等があるが、これらの方法に限定さ
れず粉体塗装するものであれば、いずれも適用で
きる。 そして、本発明においては上記粉体樹脂の複数
回の融着は1回あたりの融着厚みが200μ以下と
なるように行われる。これは1回あたりの融着厚
みが200μを越えると加熱溶融時タレ落ちが生じ
て塗膜の平滑性が損われるからである。他方、融
着厚みが薄いと融着回数が多くなり、それだけ生
産効率が低下し経済的でなくなるので、本発明で
は100μ以上にするのが好ましい。 次に、本発明においては先に融着された塗膜層
は、該塗膜層の上に次に形成される塗膜層が融着
される前に、加熱されて半硬化させられるのであ
る。ここで半硬化させるということは、PPS樹脂
に分子間での架橋を部分的に起こさせ、融着させ
たPPS樹脂の流動性を制御することを意味する。 そして、本発明においては350〜390℃で20〜60
分間加熱する。加熱温度が350℃未満の場合、
PPS樹脂への部分的な架橋の導入速度が遅く、こ
のため加熱による塗膜の流動性を制御するまでに
は到らず、塗膜のタレ落ちを防止するには充分で
なく、他方、390℃を越えると短時間の加熱で
PPS樹脂に部分的な架橋は生じ得るが、逆に塗膜
層の表面又は内部で発泡が生じて表面が平滑で緻
密な塗膜が得られにくいからである。また、加熱
時間が20分未満の場合は、架橋が十分でなく、重
ねて塗膜層を融着させていくと、タレ落ちが生じ
るからであり、また、60分以下としたのは、融着
厚みが200μ以下で、加熱温度が350℃以上であれ
ば、60分間の加熱で十分に架橋が生じ、タレ落ち
が生じなくなり、これ以上加熱しても作業能率が
悪くなるだけであるからである。 そして、上記の様に被塗装体にPPS樹脂を主体
とする粉体塗料を1回あたりの融着厚みが200μ
以下となるように複数回に分けて融着・半硬化を
繰り返し行つたのち、350〜450℃で焼成させるこ
とにより厚膜の塗装体が製造される。 尚、本発明においては被塗装体にPPS樹脂用プ
ライマーを塗布したのちPPS樹脂を主体とする粉
体塗料が融着されてもよい。 以上の通り本発明方法は構成されおりPPS樹脂
厚膜塗装体を製造するに際し、先に融着厚みが
200μ以下となるように融着させた塗膜層を20〜
60分の間350〜390℃で加熱して半硬化させたの
ち、その上に次にすべき塗膜層を20〜60分の間を
同様にして複数回繰り返して融着させる方法であ
るので、半硬化させることによりPPS樹脂の流動
性が制御されながら塗膜の一部において架橋が生
じ、このため順次塗膜層を繰り返し融着させて
も、塗膜のタレ落ちやピンホールの発生が防止さ
れ、ピンホールのない表面平滑な塗膜が得られ
る。特に、非軸対称である管、継手等において有
効であり、軸対称である管、継手等であつても回
転させる必要がなく、装置を簡略化することがで
きる。 従つて、本発明方法にて得られるPPS樹脂厚膜
塗装体は熱水等の高温条件下での耐熱水性にすぐ
れている。
Claims (1)
- 1 被塗装体にポリフエニレンサルフアイド樹脂
を主体とする粉体塗料を複数回に分けて融着させ
て厚膜塗装体を製造する方法において、1回あた
りの融着厚みが200μ以下となるように複数回の
融着を行わせると共に先に融着させた塗膜層を20
〜60分の間、350〜390℃で加熱して半硬化させた
のち、その上に次に形成すべき塗膜層を融着させ
ることを特徴とするポリフエニレンサルフアイド
樹脂厚膜塗装体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9716884A JPS60241973A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | ポリフエニレンサルフアイド樹脂厚膜塗装体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9716884A JPS60241973A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | ポリフエニレンサルフアイド樹脂厚膜塗装体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60241973A JPS60241973A (ja) | 1985-11-30 |
| JPH0426914B2 true JPH0426914B2 (ja) | 1992-05-08 |
Family
ID=14185044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9716884A Granted JPS60241973A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | ポリフエニレンサルフアイド樹脂厚膜塗装体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60241973A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5653063A (en) * | 1979-10-05 | 1981-05-12 | Sekisui Chemical Co Ltd | Polyphenylene sulfide coating body |
-
1984
- 1984-05-14 JP JP9716884A patent/JPS60241973A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60241973A (ja) | 1985-11-30 |
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