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JPH0438737B2 - - Google Patents
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JPH0438737B2 - - Google Patents

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JPH0438737B2
JPH0438737B2 JP5416287A JP5416287A JPH0438737B2 JP H0438737 B2 JPH0438737 B2 JP H0438737B2 JP 5416287 A JP5416287 A JP 5416287A JP 5416287 A JP5416287 A JP 5416287A JP H0438737 B2 JPH0438737 B2 JP H0438737B2
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フエノールまたは/およびオルソク
レゾールとメタノールを金属酸化物の存在下に、
流動層反応により気相接触させてオルト位メチル
化フエノール化合物を製造する方法において、反
応生成物から主生成物を経済的に分離する方法に
関するものである。
本発明の方法により製造されるオルト位メチル
化フエノール化合物、例えば、2,6−キシレノ
ールはポリフエニレンオキサイドの原料、および
農薬原体の原料である2,6−キシリジンの原料
であり、一方、オルソクレゾールは医農薬品等の
原料であり、いずれも工業原料として有用であ
る。
(従来の技術) フエノールまたは/およびオルトクレゾールと
メタノールとを気相で接触させてオルト位メチル
化フエノール化合物を製造する方法は公知であ
り、固定床反応器を用いて実施されている。
一般に、発熱を伴なう反応を固定床反応装置を
用いて行なうと、局部加熱を生じ易く、反応面で
きわめて不利となるところから、流動床反応装置
を用いた方法が提案されている(特公昭52−
46930)。
流動床方式の実用化例としては、流動接触分解
(FCC)プロセス、アクリロニトリル製造プロセ
ス等が有名であり、使用される触媒は、44μ以下
の流動性を円滑にする粒子の混在が必須であり、
20〜40%の混在率が適当とされている。
したがつて、流動床方式の欠点の一つとして
は、微粉粒子の定常的触媒ロスであり、プロセス
的にいかに飛散触媒を有利に処理するかが流動層
プロセスでは極めて重要である。
飛散触媒を除去する方法としては、反応生成物
の凝縮液からプレコートフイルター等で除去する
方法が常識的に考えられるが、操作が繁雑であ
り、工業的に有利なプロセスとはいえない。アク
リロニトリル製造プロセス例では、硫酸洗浄の前
工程として温水による予備洗浄を行ない、ガス中
の高沸点物質や触媒粒子を捕集する方式が提案さ
れているが、オルト位メチル化フエノール化合物
を製造する方法へ適用しようとすると、分離プロ
セスが違うため、適用がむつかしい。すなわち、
流動層反応における飛散触媒処理に関しての経済
的な処理は、分離プロセスにより確立される必要
がある。
オルト位メチル化フエノール化合物を製造する
プロセスにおいて、流動層反応器からの飛散触媒
を途中で系外へ排出することなく、未処理のまま
分離塔へ導入した場合は、最終製品塔である2,
6−キシレノール塔の塔底より微粉触媒が系外へ
排出されることとなるが、分離塔内に触媒が堆積
し、分離性能を著しく低下させると同時に、蒸留
分離の際は、加熱源の熱交換器の汚れ等により伝
熱能力の低下をきたし、実質上連続運転を継続さ
せることは不可能となる。
(発明が解決しようとする問題点) 前記のように、オルト位メチル化フエノール化
合物を流動床方式で製造する際、飛散触媒の処理
に関しては、工業的なプロセスが確立されていな
いのが実情である。このような実情に鑑み、本発
明者らは、種々検討の結果、フエノールまたは/
およびオルソクレゾールとメタノールを金属酸化
物の存在下に反応させて、生成するオルト位メチ
ル化フエノール化合物、高沸副生成物および未反
応のメタノール、フエノールを含む反応混合から
ガス状副生成物を分離し、得られた混合から未反
応のメタノールおよび生成水を分離し、さらにフ
エノールを蒸留分離した後、オルソクレゾールと
2,6−キシレノールを分離し、その後、2,6
−キシレノールを蒸留分離するオルト位メチル化
フエノール化合物の製造方法において、反応を流
動層反応により行ない、さらにフエノールを蒸留
分離する以前に、高沸点物質を蒸留分離すること
により、流動層反応器から飛散する微粉触媒を高
沸点物質と共に系外に排出することを特徴とする
オルト位メチル化フエノール化合物の製造方法を
すでに発明し、特許出願した。この先願発明によ
れば、流動層反応器からの飛散触媒の処理方法と
しては全く問題がないが、系外へ排出された微粉
触媒を含む高沸点物質は、焼却処理されるのが通
例であつて、この焼却処理に伴なう欠点が生じ、
これを解決する必要がある。
(問題点を解決するための手段) 前記先願発明のプロセスを2,6−キシレノー
ルおよびオルソクレゾールの製造例により、第1
図に示すフローシートにしたがつて具体的に説明
する。
反応器1内で触媒の存在下、フエノールおよび
メタノールが気相で反応し、2,6−キシレノー
ルおよびオルソクレゾールの主生成物以外に、少
量の2,4−キシレノール、2,5−キシレノー
ルおよび2,4,6−トリメチルフエノール等、
および高沸点生成物が生成し、未反応メタノー
ル、フエノールおよび生成水と共に混合物とな
る。
この高温ガス状の混合物を熱交換器2で冷却し
た後、ガス分離塔3に送り込み、ガス状副生物と
前記混合物を分離する。ここでガス状副生成物と
しては、水素ガス、一酸化炭素、炭酸ガス、メタ
ンガス等である。ガス分離塔3の塔底からライン
4を通り、脱水塔5で水分が蒸留分離される。脱
水塔5の塔頂より留出したメタノールおよび水
は、ライン6を通りメタノール塔7で蒸留分離す
る。
メタノール塔塔頂のライン8より留出した回収
メタノールは、反応系で循環再利用される。
一方、脱水塔5の塔底液は、ライン9を通り高
沸点物質分離塔19へ導入され、微粉触媒を含有
する高沸物を、ライン20を通して系外へ排出さ
せる。塔頂液はライン21を通りフエノール塔1
0へ導入される。フエノール塔では未反応のフエ
ノールが蒸留分離され、塔頂のライン11より留
出した回収フエノールは、前記の回収メタノール
と共に反応系で循環再利用される。
フエノール塔10の塔底液は、ライン12を通
りオルソクレゾール塔13でオルソクレゾールが
製品として蒸留分離される。オルソクレゾール塔
13の塔底液は、ライン15を通り2,6−キシ
レノール塔16で2,6−キシレノールが製品と
して蒸留分離される。2,6−キシレノール塔1
6の塔底からは、ライン18を通して2,4,6
−トリメチルフエノール、2,4−キシレノー
ル、2,5−キシレノール等を含む高沸点生成物
が排出される。
蒸留塔は通常、泡鐘塔、段塔および充填塔が使
用される。また、脱水塔、メタノール塔は通常は
常圧、フエノール塔、オルソクレゾール塔、2,
6−キシレノール塔は減圧で運転されることが多
い。
先願発明の2,6−キシレノールの製法は、上
記のごとくであり、場合によつては、オルソクレ
ゾールと2,6−キシレノールの分離の際、脂肪
族系飽和炭化水素等で抽出分離を採用することも
可能である。
先願発明においては、系外へ排出された微粉触
媒を含む高沸点物質は、焼却処理されるのが通例
であるが、この高沸点物質の中には、若干のオル
ト位メチル化フエノール化合物が含まれているこ
と、および焼却処理する際、含有する金属触媒が
悪影響を及ぼすような炉の燃料としては不適当で
あり、焼却処理時に炉の形式および使用条件が制
限される欠点があつた。すなわち、前記メチル化
反応において使用される触媒は、酸化鉄、酸化バ
ナジウム、酸化マグネシウム、酸化マンガン、酸
化クロム、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化
カリウム、酸化ルビジウム、酸化セシウム等を二
種以上含む場合が多いが、これらの酸化物を含む
高沸物をボイラーの燃料として使用すると、ボイ
ラー伝面およびその他の熱回収のための熱交換器
等の汚れが急速に加速し、熱回収率が低下し経済
的ではない。
また、高沸点物質系の中には、蒸留分離で完全
に回収できない若干のフエノール、オルソクレゾ
ールおよび2,6−キシレノール等の有用成分を
含んでいる。これらの有用成分を蒸留分離により
完全に回収するには、膨大な蒸気量を必要とし経
済的でない。
そこで、本発明者らは、上記課題を解決するた
め鋭意検討を重ねた結果、工業的にきわめて有効
な分離方法を確立するに至つた。
すなわち、流動層反応器から飛散する微粉触媒
を高沸点物質と共に、蒸留分離した後、その塔底
液から薄膜蒸発により該液に残存するオルト位メ
チル化フエノール化合物および微粉触媒を含まな
い高沸物を回収する方法であり、本発明の要旨
は、フエノールまたは/およびオルソクレゾール
とメタノールを金属酸化物の存在下に反応させ
て、生成するオルト位メチル化フエノール化合物
および高沸副生成物および未反応のメタノール、
フエノールを含む反応混合物からガス状副生成物
を分離し、得られた混合物から未反応のメタノー
ルおよび生成水を分離し、さらにフエノールを蒸
留分離した後、オルソクレゾールと2,6−キシ
レノールを分離し、その後、2,6−キシレノー
ルを蒸留分離するオルト位メチル化フエノール化
合物の製造方法において、反応を流動層反応によ
り行ない、さらに、フエノールを蒸留分離する以
前に、反応器から飛散する微粉触媒を高沸点物質
と共に蒸留分離し、その塔底液から薄膜蒸発によ
り、該液に残存するオルト位メチル化フエノール
化合物および微粉触媒を含まない高沸物を回収す
ることを特徴とするオルト位メチル化フエノール
化合物の製造方法である。
本発明に適用される触媒は特定されるべきもの
ではなく、オルト位メチル化フエノール化合物の
合成に使用される触媒のすべてが対象となる。例
えば、金属成分として、酸化鉄、酸化バナジウ
ム、酸化マグネシウム、酸化マンガン、酸化クロ
ム、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カリウ
ム、酸化ルビジウム、酸化セシウム等を二種以上
含む場合が多い。
本発明の場合、供給原料中のフエノールまた
は/およびオルトクレゾールに対するメタノール
のモル比は、触媒種により異なるが、1:1〜20
である。また、水蒸気または不活性ガスは必要に
応じて導入できるが、水蒸気の場合、フエノール
または/およびオルトクレゾールに対するモル比
は、1:0〜15が好ましい。
反応温度は触媒種により異なるが、250〜600℃
の範囲が好ましい。
反応の圧力は常圧でも減圧または加圧下でも実
施可能である。
本発明における反応では、アニソール、2,4
−キシレノール、2,5−キシレノール、メタク
レゾール、パラクレゾール、2,4,6−トリメ
チルフエノールおよび2,4,6−トリメチルフ
エノール以上の沸点を持つ高沸物等が副生する。
また、流動層反応器より飛散する微粉は、反応器
内のサイクロン性能に左右されるが、30μ以下の
触媒が多い。
本発明における分離プロセスとしては、脱水塔
で水分を蒸留分離した後、微粉触媒を含有するフ
エノール系混合物を高沸点物質分離塔で、微粉触
媒を含有する高沸物を系外へ排出する方式、およ
びガス分離塔の塔底からの微粉触媒を含有するメ
タノール、フエノール系混合物を高沸点物質分離
塔で、微粉触媒を含有する高沸物を系例へ排出す
る方式の二通りが、フエノールを蒸留分離する以
前の分離プロセスとして存在するが、いずれを採
用しても効果は同等である。
本発明において、第2図のフローシートに示す
高沸分離塔19で分離される高沸物は、2,6−
ミシレノールとほぼ同等および2,6−キシレノ
ール以上の沸点を有する物質が多く、粘性も高
い。
このようなフエノール系高沸物から残存するフ
エノール、オルソクレゾールおよび2,6−キシ
レノールを回収する際は、280℃以上の温度が有
効であることが判明した。回収方式として蒸留方
式もあるが、抜き出し成分の粘性が非常に高く、
2〜10重量%濃度の微粉触媒を含む系を取り扱う
には、加熱用の熱交換器の汚れ等が発生し、実用
的ではない。特に高温での滞留時間が長くなる
と、高沸点物椎が変質するので、さらに粘性が高
くなり、残渣の取り扱いが非常に繁雑となる。
そこで、上記の問題点を一挙に解決できること
から、滞留時間の短かい薄膜蒸発機が選択され
る。
使用される薄膜蒸発機のタイプは限定されるべ
きものではなく、横型および堅型どちらも採用さ
れる。薄膜蒸発機を使用することにより、含有す
るオルト位メチル化フエノール化合物の回収、お
よび微粉触媒を含有しない高沸点物の回収が可能
となり、燃料として使用可能な範囲が拡大するた
め、省資源の立場から非常に有利となる。
(発明の効果) 先願発明では、高沸分離塔がポトム液は微粉触
媒を含んでいるため、含有するオルト位メチル化
フエノール化合物および高沸物の活用が制限され
たが、本発明により、オルト位メチル化フエノー
ル化合物が容易に回収され、かつ微粉触媒を全く
含まない高沸物の大半が回収され、燃料としての
活用範囲を大巾に拡大した。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。
第2図に示すフローシートにしたがい、反応器
1内で触媒の存在下、フエノールおよびメタノー
ルルを気相で反応させると、2,6−キシレノー
ルおよびオルソクレゾールの主生成物以外に、少
量の2,4−キシレノール、2,5−キシレノー
ルおよび2,4,6−トリメチルフエノール等、
および高沸点生成物が生成し、未反応メタノー
ル、フエノールおよび生成水と共に混合物とな
る。
この高温ガス状の混合物を熱交換器2で冷却し
た後、ガス分離塔3に送り込み、ガス状副生物と
前記混合物を分離する。ここでガス状副生成物と
しては、水素ガス、一酸化炭素、炭酸ガス、メタ
ンガス等である。ガス分離塔3の塔底からライン
4を通して、脱水塔5で水分を蒸留分離する。脱
水塔5の塔頂より留集したメタノールおよび水
は、ライン6を通してメタノール塔7で蒸留分離
する。
メタノール塔7塔頂のライン8より留出した回
収メタノールは、反応系で循環再利用される。
一方、脱水塔5塔底液の微粉触媒を含有するフ
エノール系混合は、ライン9を通して高沸分離塔
19へ導入し、塔頂液はライン21を通してフエ
ノール塔10へ導入し、次にライン12を通して
オクソクレゾール塔13、さらにライン15を通
して2,6−キシレノール塔16へ導入し、ライ
ン14よりオルソクレゾール製品、ライン17よ
り2,6−キシレノール製品を得た。フエノール
塔10塔頂のライン11より留出した回収フエノ
ールは、前記の回収メタノールと共に反応系で循
環再利用する。
高沸分離塔19の塔底液は、ライン20を通し
て薄膜蒸発機22へ導入し、ガス側は熱交換器2
4で一部凝縮し、ライン25を通して微粉触媒を
全く含まない高沸点物質を主体とした燃料を得
た。さらに、熱交換器26を通してオルト位メチ
ル化フエノール化合物を主体とした有効成分をラ
イン27から回収した。
薄膜蒸発機22の底部液側は、微粉触媒を含
む、より高沸点物としてライン23から系外へ少
量排出した。薄膜蒸発機は横型方式を用い、圧力
は20Torr.、温度は290℃であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は先願発明のオルト位メチル化フエノー
ル化合物製造プロセスを示すフローシート、第2
図は本発明実施例のプロセスを示すフローシート
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フエノールまたは/およびオルソクレゾール
    とメタノールを金属酸化物の存在下に反応させ
    て、生成するオルト位メチル化フエノール化合物
    および高沸副生成物および未反応のメタノール、
    フエノールを含む反応混合物からガス状副生成物
    を分離し、得られた混合物から未反応のメタノー
    ルおよび生成水を分離し、さらにフエノールを蒸
    留分離した後、オルソグレゾールと2,6−キシ
    レノールを分離し、その後、2,6−キシレノー
    ルを蒸留分離するオルト位メチル化フエノール化
    合物の製造方法において、反応を流動層反応によ
    り行ない、さらに、フエノールを蒸留分離する以
    前に、反応器から飛散する微粉触媒を高沸点物質
    と共に蒸留分離し、その塔底液から薄膜蒸発によ
    り、該液に残存するオルト位メチル化フエノール
    化合物および微粉触媒を含まない高沸物を回収す
    ることを特徴とするオルト位メチル化フエノール
    化合物の製造方法。
JP5416287A 1987-03-11 1987-03-11 オルト位メチル化フエノ−ル化合物の製造方法 Granted JPS63222136A (ja)

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