JPH0444384B2 - - Google Patents
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- JPH0444384B2 JPH0444384B2 JP59048090A JP4809084A JPH0444384B2 JP H0444384 B2 JPH0444384 B2 JP H0444384B2 JP 59048090 A JP59048090 A JP 59048090A JP 4809084 A JP4809084 A JP 4809084A JP H0444384 B2 JPH0444384 B2 JP H0444384B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum nitride
- sintered body
- weight
- nitride sintered
- hollow tube
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/30—Vessels; Containers
- H01J61/302—Vessels; Containers characterised by the material of the vessel
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な発光管を提供する。詳しくは機
械的な破断面が明瞭な輪郭によつて互に区別され
る微細な結晶粒の緊密な充填状態によつて形成さ
れており、該微細な結晶粒の該破断面における該
明瞭な輪郭は多角形状であり、該微細な結晶は該
明瞭な輪郭によつて規定される該破断面における
平均粒子径をD(μm)で定義するとき0.3D〜
1.8Dの範囲の粒子径を持つ結晶粒の個数が少な
くとも70%を占めることによつて構成されている
窒化アルミニウム焼結体よりなる中空管で、該中
空管はその中空部に発光源を内臓して密閉され且
つその両端に電極端子を設けてなる発光管であ
る。 従来発光管例えば高圧ナトリウムランプは広く
使用されている。これら公知の発光管素材は透光
性にすぐれた性状を要求されることから一般に透
光性アルミナが使用されている。透光性アルミナ
はすぐれた透光性を有する点ですぐれた発光管素
材であるが熱膨張率が小さいため電源を切つたと
き高温例えば高圧ナトリウムランプにあつては
1000℃前後の温度から急激に室温まで冷却される
ような熱シヨツク性に弱い欠陥がある。従つて熱
シヨツク性に強く、すぐれた透光性を有する素材
の開発が望まれて来た。 本発明者等は透光性セラミツクの開発を鋭意続
けて来た結果、新規な特定の窒化アルミニウム粉
末を焼結させた焼結体がすぐれた透光性を有する
ことを見出し既に提案した。更に研究を続けた結
果、上記新規な窒化アルミニウム粉末を使用した
発光管がすぐれた透光性を有するだけでなく、す
ぐれた熱シヨツク性を発揮することを見出し本発
明を完成しここに提案するに至つた。 即ち、本発明は機械的な破断面が明瞭な輪郭に
よつて互に区別される微細な結晶粒の緊密な充填
状態によつて形成されており、該微細な結晶粒の
該破断面における該明瞭な輪郭は多角形状であ
り、該微細な結晶は該明瞭な輪郭によつて規定さ
れる該破断面における平均粒子径をD(μm)で
定義するとき0.3D〜1.8Dの範囲の粒子径を持つ
結晶粒の個数が少なくとも70%を占めることによ
つて構成されている窒化アルミニウム焼結体より
なる中空管で、該中空管はその中空部に発光源を
内臓して密閉され且つその両端に電極端子を設け
てなる発光管である。 本発明の発光管を構成する中空管の素材は次ぎ
のような特徴を有している。 添付図面第1図は後述する実施例1で得られた
窒化アルミニウム焼結体よりなる中空管の素材と
なつた同じ窒化アルミニウム粉末を実施例1と同
様に焼結させた窒化アルミニウム焼結体を機械的
に破断した破断面の顕微鏡写真である。該第1図
から明らかなように機械的な破断面は明瞭な輪郭
によつて互に区別される微細な結晶粒の緊密な充
填状態によつて形成されている。そして該微細な
結晶粒の該破断面における該明瞭な輪郭は多角形
状である。また該微細な結晶は該明瞭な輪郭によ
つて規定される該破断面における平均粒子径をD
(μm)で定義するとき、0.3D〜1.8D好ましくは
0.5D〜1.5Dの範囲の粒子径を持つ結晶粒が少な
くとも70%を占める必要がある。このように非常
に粒度分布が揃つている窒化アルミニウム焼結体
(例えば第1図では平均粒子径(D)が5.3μmで
あり0.3D〜1.8D即ち1.6μm〜9.5μmの粒子径の粒
子は98%を占める。)は従来提案されていた窒化
アルミニウム焼結体に比べると非常に特徴なもの
である。また該窒化アルミニウム焼結体は純度が
99.5%以上好ましくは99.9%以上で且つ陽イオン
不純物の含有量が0.3重量%以下好ましくは0.1重
量%以下のものを使用すると好適である。尚上記
窒化アルミニウム中の陽イオン不純物とは焼結前
の窒化アルミニウム粉末中に混入された来る金属
成分例えば珪素、マンガン、鉄、クロム、ニツケ
ル、コバルト、銅、亜鉛、チタン等を陽イオン成
分とする化合物を云い、該陽イオン不純物の含有
量は該陽イオン成分の化合物を金属として算出し
た含有量で算出するものである。 前記新規な窒化アルミニウム焼結体は非常に高
密度のものであり、一般には密度が2.9g/cm2以
上、好ましくは3.0g/cm2、更に好ましくは3.2
g/cm2の性状を有するものである。 前記窒化アルミニウム焼結体のうち窒化アルミ
ニウム純度が99.5%以上好ましくは99.9%以上で
且つ陽イオン不純物の含有量が0.3重量%以下好
ましくは0.1重量%以下特に不純物成分の金属の
うち、鉄、クロム、ニツケル、コバルト、銅、亜
鉛又はチタン成分が金属として全含有量で0.1重
量%以下の窒化アルミニウム焼結体は特にすぐれ
た透明性を有する焼結体となる。この意味では上
記性状を有する窒化アルミニウム焼結体は本発明
の中空管の素材として特に好適である。 前記新規な窒化アルミニウム焼結体はX−線回
析によれば回折角(2θ)30°〜70°間に六方晶形窒
化アルミニウム結晶に由来する6本の明瞭な回析
線すなわち、33.3°±0.5°、36.2°±0.5°、38.1°±
0.5°、49.8°±0.5°、59.6°±0.5および66.3°±0.5
°の回
析角を有する回析線を示す。これらの回析線はブ
ラツグの式で面間隔(d、A)に換算すると、そ
れぞれ、2.69±0.04A、2.48±0.03A、2.36±
0.03A、1.83±0.02A、1.55±0.01Aおよび1.41±
0.01Aに相当する。 従来の窒化アルミニウム焼結体は焼結性を向上
させるために加える多量の焼結助剤(例えば、
CoO、Y2O3等)および原料窒化アルミニウム自
体の高い酸素含有量に基因して、窒化アルミニウ
ムの六方晶に由来する回析線の他に、例えば、
CaO・6Al2O3、CaO・2Al2O3あるいはY3Al5O12
等の結晶に由来する回析線を与えることが報告さ
れている。前記窒化アルミニウム焼結体によれ
ば、このような焼結助剤を焼結に用いた時でさえ
焼結助剤に由来する上記のごとき結晶の回析線を
実質的に示さない高純度且つ高密度窒化アルミニ
ウム焼結体である。 前記窒化アルミニウム焼結体よりなる中空体の
製法は特に限定されず如何なる方法を採用しても
よいが、通常は焼結に供される窒化アルミニウム
粉末によつてその性状及び焼結性が左右される。
前記性状を与える代表的な窒化アルミニウム粉末
及びその製法の代表的なものを例示すれば次ぎの
通りである。 先ず窒化アルミニウム粉末としては平均粒子径
が2μm以下で、3μ以下の粒子径を有する粒子の
占める割合が全窒化アルミニウム粉末の70重量%
以上であり、且つ酸素含有量が3.0重量%以下好
ましくは1.5重量%以下で、窒化アルミニウム純
度が95%以上好ましくは97%以上の性状を有する
窒化アルミニウム粉末である。このような窒化ア
ルミニウム粉末は例えば次ぎのようにして得るこ
とが出来る。 即ち、 (1) 平均粒子径が2μm以下のアルミニウム微粒
子と灰分含量0.2重量%で平均粒子径が1μm以
下のカーボン微粉末とを水、アルコール類、炭
化水素類等の液体分散媒体中で緊密に混合し、
そのさい該アルミニウム微粉末対該カーボン微
粉末の重量比は1:0.36〜1:1であり; (2) 得られた緊密混合物を、適宜乾燥し、窒素又
はアンモニアの雰囲気下で1400〜1700℃の温度
で焼成し; (3) 次いで得られた微粉末を酸素を含む雰囲気下
で600〜900℃の温度で加熱して未反応のカーボ
ンを加熱除去し、窒化アルミニウム含量が少く
とも95重量%であり、結合酸素の含量が最大
3.0重量%好ましくは1.5重量%であり、且つ不
純物としての金属化合物の含量が金属として最
大0.3重量%である平均粒子径が2μm以下で、
3μm以下の粒子径を有する粒子が70重量%以
上の割合を占める窒化アルミニウム粉末を生成
せしめる、 ことによつて製造することができる。 上記によつて得られた窒化アルミニウム粉末
は、その焼結体に透明性を与えるために、前記窒
化アルミニウム焼結体について記述したように、
陽イオン不純物の含有量が0.3重量%以下好まし
くは0.1重量%以下特に不純物成分として鉄、ク
ロム、ニツケル、コバルト、銅、亜鉛又はチタン
成分が金属として全含有量で0.1重量%以下のも
のを使用するのが特に好適である。窒化アルミニ
ウム粉末は必要に応じて焼結助剤、結合剤、等を
混合して成形加工、焼結に供するとしばしば好適
である。 前記窒化アルミニウム焼結体よりなる中空管の
製法は特に限定されず如何なる手段を採用して実
施してもよい。一般に好適に採用される中空管の
製法の代表的な方法を例示すれば次ぎの方法があ
る。 即ち金属芯例えば鉄芯の周囲が一定の間隙とな
るように外側を弾性物質で囲つて固定する。この
間隙に前記窒化アルミニウム粉末を必要に応じて
周期律第a族又は第a族の金属化合物からな
る焼結助剤を混合して充填する。その後外側から
例えば300〜3000Kg/cm2の圧をかけ所謂ラバープ
レス法によつて加圧成形する。この成形物から前
記弾性物質即ちラバー及び金属芯を取り除くこと
によつて中空管の原形が得られる。次いで該中空
管は不活性ガス例えば窒素ガスの存在下に高温下
例えば1600〜2100℃の温度下で焼結することによ
り高密度、高強度、高透光性の中空管が得られ
る。 このように常圧焼結によつて中空管を製造出来
ることは従来の窒化アルミニウム粉末から考える
と全く予想外で、まして透光性の中空管が窒化ア
ルミニウム素材で製造出来ることは全く予想さえ
出来なかつたことである。これらの効果は専ら前
記窒化アルミニウム粉末の特性に基因するものが
大きいものと考えられる。 前記中空管にはその内部に発光源を内臓して密
閉し且つその中空管の両端に電極端子を設けるこ
とによつて本発明の発光管となる。上記発光源は
特に限定されず電極端子に電気を導通することに
よつて発光するようなものを使用するとよい。ま
た該発光源を上記中空管に内臓し密閉する方法は
特に限定されず公知の透光性アルミナを素材とす
る中空管を用いる発光管と同様に実施すればよ
い。一般には該発光源及び不活性ガス例えばネオ
ンガス、キヤノンガス等を内存させ、該中空管の
両端を導電性のリード部を有すし且つ窒化アルミ
ニウム焼結体を素材としたキヤツプをガラスで封
着することによつて実施すればよい。 添付図面第2図は本発明の発光管をナトリウム
ランプに使用した場合の使用例を示す説明図であ
る。第2図は、窒化アルミニウム焼結体よりなる
中空管1の内部2にNa−Hgアマルガムとキヤノ
ンガスを入れ、該中空管の両端部3,3′をリー
ド部5を有し、窒化アルミニウム焼結体よりなる
キヤツプ4,4′を用い低熱膨張ガラス(図示せ
ず)で融着したものである。このリード部には電
源から導電性を連結し、中空管両端のリード部に
導通する。この導通により中空管内でナトリウム
が発光しナトリウムランプとなる。 本発明の発光管を使用するときは窒化アルミニ
ウム焼結体がすぐれた熱伝導性を有するため温度
差による影響が小さく、熱シヨツクによつて破砕
されることはない。しかも後述する実施例で明ら
かなように該発光管はすぐれた透光性を示すので
発光管として好適に使用される。 本発明を更に具体的に説明するため以下実施例
を挙げて説明するが本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。 実施例 1 純度99.99%(不純物分析値を表1に示す)で
平均粒子径が0.52μmで3μm以下の粒子の割合が
95vol%のアルミナ100重量部と、灰分0.08wt%で
平均粒子径が0.45μmのカーボンブラツク50重量
部とを、ナイロン製ポツトとナイロンコーテイン
グしたボールを用いエタノールを分散媒体として
均一にボールミル混合した。得られた混合物を乾
燥後、高純度黒鉛製平皿に入れ電気炉内に窒素ガ
スを3/minで連続的に供給しながら1600℃の
温度で6時間加熱した。得られた反応混合物を空
気中で750℃の温度で4時間加熱し、未反応のカ
ーボンを酸化除去した。得られた白色の粉末はX
線回折分析(Xray diffraction analysis)の結
果、単相(single phase)のAlNであり、Al2O3
の回折ピークは無かつた。また該粉末の平均粒子
径を粒度分布測定器(堀場製作所製(APA−
500)を用いて測定したところ1.31μmであり、3μ
m以下が90容量%を占めた。走査型電子顕微鏡に
よる観察ではこの粉末は平均0.7μm程度の均一な
粒子であつた。また比表面積の測定値は4.0m2/
gであつた。この粉末の分析値を表2に示す。 表1 Al2O3粉末分析値 Al2O3含有量 99.99% 元素 含有量(PPM) Mg <5 Cr <10 Si 30 Zn <5 Fe 22 Cu <5 Ca <20 Ni 15 Ti <5 表2 AlN粉末分析値 AlN含有量 97.8% 元素 含有量 Mg <5(PPM) Cr 21(〃) Si 125(〃) Zn 9(〃) Fe 20(〃) Cu <5(〃) Mn 5(〃) Ni 27(〃) Ti <5(〃) Co <5(〃) Al 64.8(wt%) N 33.4(〃) O 1.1(〃) C 0.11(〃) このようにして得られた窒化アルミニウム粉末
に硝酸カルシウム、Ca(NO3)2・4H2OをCaO換
算で1.0重量%となるよう添加し、エタノールを
分散媒として均一に混合した。混合後撹拌しなが
ら徐々にエタノールを飛ばして乾燥した。この混
合粉末を1500Kg/cm2の圧力で管状にラバープレス
し、加工した後1気圧の窒素雰囲気下、1900℃の
温度で4時間焼成した。得られた密度3.25g/cm3
の管状の焼結体を研磨して外径10mm、内径8mm、
長さ100mmの管とした。この管について、0.55〜
0.65μmの光の直線透過率及び全透過率を求めた
ところ各々35%、84%であつた。この管にNa−
Hgアマルガム及びキヤノンガスを封入して両端
を電極およびニオブのリード部を有するAlN製
キヤツプを低熱膨張ガラスで封着して発光管を作
製した。電極先端長11mmの場合、100Vの電圧に
よるくり返し発光テストにおいて機械的破損はな
くまた発光効率の低下は見られなかつた。 また前記窒化アルミニウム焼結体の機械的破断
面の電子顕微鏡写真(倍率1200倍)を第1図に示
す。この写真によると焼結体は明瞭な輪郭をもつ
多角形状の均一な粒子から構成されている。結晶
粒子の大きさを長径と短径の平均値で求めると図
1の写真における平均粒子径(D)は5.0μmであ
り0.3D〜1.8D(1.5μm〜9.0μm)の範囲に入る粒
子の個数の割合は97%である。 実施例 2 実施例1と同じ窒化アルミニウム粉末を用い、
焼結助剤および焼結条件を変化させて作成した透
光管の平均粒子径とその分布が透光性に与える影
響について調べた結果を表1に示す。表1の中の
No.3、4は比較例である。 【表】
械的な破断面が明瞭な輪郭によつて互に区別され
る微細な結晶粒の緊密な充填状態によつて形成さ
れており、該微細な結晶粒の該破断面における該
明瞭な輪郭は多角形状であり、該微細な結晶は該
明瞭な輪郭によつて規定される該破断面における
平均粒子径をD(μm)で定義するとき0.3D〜
1.8Dの範囲の粒子径を持つ結晶粒の個数が少な
くとも70%を占めることによつて構成されている
窒化アルミニウム焼結体よりなる中空管で、該中
空管はその中空部に発光源を内臓して密閉され且
つその両端に電極端子を設けてなる発光管であ
る。 従来発光管例えば高圧ナトリウムランプは広く
使用されている。これら公知の発光管素材は透光
性にすぐれた性状を要求されることから一般に透
光性アルミナが使用されている。透光性アルミナ
はすぐれた透光性を有する点ですぐれた発光管素
材であるが熱膨張率が小さいため電源を切つたと
き高温例えば高圧ナトリウムランプにあつては
1000℃前後の温度から急激に室温まで冷却される
ような熱シヨツク性に弱い欠陥がある。従つて熱
シヨツク性に強く、すぐれた透光性を有する素材
の開発が望まれて来た。 本発明者等は透光性セラミツクの開発を鋭意続
けて来た結果、新規な特定の窒化アルミニウム粉
末を焼結させた焼結体がすぐれた透光性を有する
ことを見出し既に提案した。更に研究を続けた結
果、上記新規な窒化アルミニウム粉末を使用した
発光管がすぐれた透光性を有するだけでなく、す
ぐれた熱シヨツク性を発揮することを見出し本発
明を完成しここに提案するに至つた。 即ち、本発明は機械的な破断面が明瞭な輪郭に
よつて互に区別される微細な結晶粒の緊密な充填
状態によつて形成されており、該微細な結晶粒の
該破断面における該明瞭な輪郭は多角形状であ
り、該微細な結晶は該明瞭な輪郭によつて規定さ
れる該破断面における平均粒子径をD(μm)で
定義するとき0.3D〜1.8Dの範囲の粒子径を持つ
結晶粒の個数が少なくとも70%を占めることによ
つて構成されている窒化アルミニウム焼結体より
なる中空管で、該中空管はその中空部に発光源を
内臓して密閉され且つその両端に電極端子を設け
てなる発光管である。 本発明の発光管を構成する中空管の素材は次ぎ
のような特徴を有している。 添付図面第1図は後述する実施例1で得られた
窒化アルミニウム焼結体よりなる中空管の素材と
なつた同じ窒化アルミニウム粉末を実施例1と同
様に焼結させた窒化アルミニウム焼結体を機械的
に破断した破断面の顕微鏡写真である。該第1図
から明らかなように機械的な破断面は明瞭な輪郭
によつて互に区別される微細な結晶粒の緊密な充
填状態によつて形成されている。そして該微細な
結晶粒の該破断面における該明瞭な輪郭は多角形
状である。また該微細な結晶は該明瞭な輪郭によ
つて規定される該破断面における平均粒子径をD
(μm)で定義するとき、0.3D〜1.8D好ましくは
0.5D〜1.5Dの範囲の粒子径を持つ結晶粒が少な
くとも70%を占める必要がある。このように非常
に粒度分布が揃つている窒化アルミニウム焼結体
(例えば第1図では平均粒子径(D)が5.3μmで
あり0.3D〜1.8D即ち1.6μm〜9.5μmの粒子径の粒
子は98%を占める。)は従来提案されていた窒化
アルミニウム焼結体に比べると非常に特徴なもの
である。また該窒化アルミニウム焼結体は純度が
99.5%以上好ましくは99.9%以上で且つ陽イオン
不純物の含有量が0.3重量%以下好ましくは0.1重
量%以下のものを使用すると好適である。尚上記
窒化アルミニウム中の陽イオン不純物とは焼結前
の窒化アルミニウム粉末中に混入された来る金属
成分例えば珪素、マンガン、鉄、クロム、ニツケ
ル、コバルト、銅、亜鉛、チタン等を陽イオン成
分とする化合物を云い、該陽イオン不純物の含有
量は該陽イオン成分の化合物を金属として算出し
た含有量で算出するものである。 前記新規な窒化アルミニウム焼結体は非常に高
密度のものであり、一般には密度が2.9g/cm2以
上、好ましくは3.0g/cm2、更に好ましくは3.2
g/cm2の性状を有するものである。 前記窒化アルミニウム焼結体のうち窒化アルミ
ニウム純度が99.5%以上好ましくは99.9%以上で
且つ陽イオン不純物の含有量が0.3重量%以下好
ましくは0.1重量%以下特に不純物成分の金属の
うち、鉄、クロム、ニツケル、コバルト、銅、亜
鉛又はチタン成分が金属として全含有量で0.1重
量%以下の窒化アルミニウム焼結体は特にすぐれ
た透明性を有する焼結体となる。この意味では上
記性状を有する窒化アルミニウム焼結体は本発明
の中空管の素材として特に好適である。 前記新規な窒化アルミニウム焼結体はX−線回
析によれば回折角(2θ)30°〜70°間に六方晶形窒
化アルミニウム結晶に由来する6本の明瞭な回析
線すなわち、33.3°±0.5°、36.2°±0.5°、38.1°±
0.5°、49.8°±0.5°、59.6°±0.5および66.3°±0.5
°の回
析角を有する回析線を示す。これらの回析線はブ
ラツグの式で面間隔(d、A)に換算すると、そ
れぞれ、2.69±0.04A、2.48±0.03A、2.36±
0.03A、1.83±0.02A、1.55±0.01Aおよび1.41±
0.01Aに相当する。 従来の窒化アルミニウム焼結体は焼結性を向上
させるために加える多量の焼結助剤(例えば、
CoO、Y2O3等)および原料窒化アルミニウム自
体の高い酸素含有量に基因して、窒化アルミニウ
ムの六方晶に由来する回析線の他に、例えば、
CaO・6Al2O3、CaO・2Al2O3あるいはY3Al5O12
等の結晶に由来する回析線を与えることが報告さ
れている。前記窒化アルミニウム焼結体によれ
ば、このような焼結助剤を焼結に用いた時でさえ
焼結助剤に由来する上記のごとき結晶の回析線を
実質的に示さない高純度且つ高密度窒化アルミニ
ウム焼結体である。 前記窒化アルミニウム焼結体よりなる中空体の
製法は特に限定されず如何なる方法を採用しても
よいが、通常は焼結に供される窒化アルミニウム
粉末によつてその性状及び焼結性が左右される。
前記性状を与える代表的な窒化アルミニウム粉末
及びその製法の代表的なものを例示すれば次ぎの
通りである。 先ず窒化アルミニウム粉末としては平均粒子径
が2μm以下で、3μ以下の粒子径を有する粒子の
占める割合が全窒化アルミニウム粉末の70重量%
以上であり、且つ酸素含有量が3.0重量%以下好
ましくは1.5重量%以下で、窒化アルミニウム純
度が95%以上好ましくは97%以上の性状を有する
窒化アルミニウム粉末である。このような窒化ア
ルミニウム粉末は例えば次ぎのようにして得るこ
とが出来る。 即ち、 (1) 平均粒子径が2μm以下のアルミニウム微粒
子と灰分含量0.2重量%で平均粒子径が1μm以
下のカーボン微粉末とを水、アルコール類、炭
化水素類等の液体分散媒体中で緊密に混合し、
そのさい該アルミニウム微粉末対該カーボン微
粉末の重量比は1:0.36〜1:1であり; (2) 得られた緊密混合物を、適宜乾燥し、窒素又
はアンモニアの雰囲気下で1400〜1700℃の温度
で焼成し; (3) 次いで得られた微粉末を酸素を含む雰囲気下
で600〜900℃の温度で加熱して未反応のカーボ
ンを加熱除去し、窒化アルミニウム含量が少く
とも95重量%であり、結合酸素の含量が最大
3.0重量%好ましくは1.5重量%であり、且つ不
純物としての金属化合物の含量が金属として最
大0.3重量%である平均粒子径が2μm以下で、
3μm以下の粒子径を有する粒子が70重量%以
上の割合を占める窒化アルミニウム粉末を生成
せしめる、 ことによつて製造することができる。 上記によつて得られた窒化アルミニウム粉末
は、その焼結体に透明性を与えるために、前記窒
化アルミニウム焼結体について記述したように、
陽イオン不純物の含有量が0.3重量%以下好まし
くは0.1重量%以下特に不純物成分として鉄、ク
ロム、ニツケル、コバルト、銅、亜鉛又はチタン
成分が金属として全含有量で0.1重量%以下のも
のを使用するのが特に好適である。窒化アルミニ
ウム粉末は必要に応じて焼結助剤、結合剤、等を
混合して成形加工、焼結に供するとしばしば好適
である。 前記窒化アルミニウム焼結体よりなる中空管の
製法は特に限定されず如何なる手段を採用して実
施してもよい。一般に好適に採用される中空管の
製法の代表的な方法を例示すれば次ぎの方法があ
る。 即ち金属芯例えば鉄芯の周囲が一定の間隙とな
るように外側を弾性物質で囲つて固定する。この
間隙に前記窒化アルミニウム粉末を必要に応じて
周期律第a族又は第a族の金属化合物からな
る焼結助剤を混合して充填する。その後外側から
例えば300〜3000Kg/cm2の圧をかけ所謂ラバープ
レス法によつて加圧成形する。この成形物から前
記弾性物質即ちラバー及び金属芯を取り除くこと
によつて中空管の原形が得られる。次いで該中空
管は不活性ガス例えば窒素ガスの存在下に高温下
例えば1600〜2100℃の温度下で焼結することによ
り高密度、高強度、高透光性の中空管が得られ
る。 このように常圧焼結によつて中空管を製造出来
ることは従来の窒化アルミニウム粉末から考える
と全く予想外で、まして透光性の中空管が窒化ア
ルミニウム素材で製造出来ることは全く予想さえ
出来なかつたことである。これらの効果は専ら前
記窒化アルミニウム粉末の特性に基因するものが
大きいものと考えられる。 前記中空管にはその内部に発光源を内臓して密
閉し且つその中空管の両端に電極端子を設けるこ
とによつて本発明の発光管となる。上記発光源は
特に限定されず電極端子に電気を導通することに
よつて発光するようなものを使用するとよい。ま
た該発光源を上記中空管に内臓し密閉する方法は
特に限定されず公知の透光性アルミナを素材とす
る中空管を用いる発光管と同様に実施すればよ
い。一般には該発光源及び不活性ガス例えばネオ
ンガス、キヤノンガス等を内存させ、該中空管の
両端を導電性のリード部を有すし且つ窒化アルミ
ニウム焼結体を素材としたキヤツプをガラスで封
着することによつて実施すればよい。 添付図面第2図は本発明の発光管をナトリウム
ランプに使用した場合の使用例を示す説明図であ
る。第2図は、窒化アルミニウム焼結体よりなる
中空管1の内部2にNa−Hgアマルガムとキヤノ
ンガスを入れ、該中空管の両端部3,3′をリー
ド部5を有し、窒化アルミニウム焼結体よりなる
キヤツプ4,4′を用い低熱膨張ガラス(図示せ
ず)で融着したものである。このリード部には電
源から導電性を連結し、中空管両端のリード部に
導通する。この導通により中空管内でナトリウム
が発光しナトリウムランプとなる。 本発明の発光管を使用するときは窒化アルミニ
ウム焼結体がすぐれた熱伝導性を有するため温度
差による影響が小さく、熱シヨツクによつて破砕
されることはない。しかも後述する実施例で明ら
かなように該発光管はすぐれた透光性を示すので
発光管として好適に使用される。 本発明を更に具体的に説明するため以下実施例
を挙げて説明するが本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。 実施例 1 純度99.99%(不純物分析値を表1に示す)で
平均粒子径が0.52μmで3μm以下の粒子の割合が
95vol%のアルミナ100重量部と、灰分0.08wt%で
平均粒子径が0.45μmのカーボンブラツク50重量
部とを、ナイロン製ポツトとナイロンコーテイン
グしたボールを用いエタノールを分散媒体として
均一にボールミル混合した。得られた混合物を乾
燥後、高純度黒鉛製平皿に入れ電気炉内に窒素ガ
スを3/minで連続的に供給しながら1600℃の
温度で6時間加熱した。得られた反応混合物を空
気中で750℃の温度で4時間加熱し、未反応のカ
ーボンを酸化除去した。得られた白色の粉末はX
線回折分析(Xray diffraction analysis)の結
果、単相(single phase)のAlNであり、Al2O3
の回折ピークは無かつた。また該粉末の平均粒子
径を粒度分布測定器(堀場製作所製(APA−
500)を用いて測定したところ1.31μmであり、3μ
m以下が90容量%を占めた。走査型電子顕微鏡に
よる観察ではこの粉末は平均0.7μm程度の均一な
粒子であつた。また比表面積の測定値は4.0m2/
gであつた。この粉末の分析値を表2に示す。 表1 Al2O3粉末分析値 Al2O3含有量 99.99% 元素 含有量(PPM) Mg <5 Cr <10 Si 30 Zn <5 Fe 22 Cu <5 Ca <20 Ni 15 Ti <5 表2 AlN粉末分析値 AlN含有量 97.8% 元素 含有量 Mg <5(PPM) Cr 21(〃) Si 125(〃) Zn 9(〃) Fe 20(〃) Cu <5(〃) Mn 5(〃) Ni 27(〃) Ti <5(〃) Co <5(〃) Al 64.8(wt%) N 33.4(〃) O 1.1(〃) C 0.11(〃) このようにして得られた窒化アルミニウム粉末
に硝酸カルシウム、Ca(NO3)2・4H2OをCaO換
算で1.0重量%となるよう添加し、エタノールを
分散媒として均一に混合した。混合後撹拌しなが
ら徐々にエタノールを飛ばして乾燥した。この混
合粉末を1500Kg/cm2の圧力で管状にラバープレス
し、加工した後1気圧の窒素雰囲気下、1900℃の
温度で4時間焼成した。得られた密度3.25g/cm3
の管状の焼結体を研磨して外径10mm、内径8mm、
長さ100mmの管とした。この管について、0.55〜
0.65μmの光の直線透過率及び全透過率を求めた
ところ各々35%、84%であつた。この管にNa−
Hgアマルガム及びキヤノンガスを封入して両端
を電極およびニオブのリード部を有するAlN製
キヤツプを低熱膨張ガラスで封着して発光管を作
製した。電極先端長11mmの場合、100Vの電圧に
よるくり返し発光テストにおいて機械的破損はな
くまた発光効率の低下は見られなかつた。 また前記窒化アルミニウム焼結体の機械的破断
面の電子顕微鏡写真(倍率1200倍)を第1図に示
す。この写真によると焼結体は明瞭な輪郭をもつ
多角形状の均一な粒子から構成されている。結晶
粒子の大きさを長径と短径の平均値で求めると図
1の写真における平均粒子径(D)は5.0μmであ
り0.3D〜1.8D(1.5μm〜9.0μm)の範囲に入る粒
子の個数の割合は97%である。 実施例 2 実施例1と同じ窒化アルミニウム粉末を用い、
焼結助剤および焼結条件を変化させて作成した透
光管の平均粒子径とその分布が透光性に与える影
響について調べた結果を表1に示す。表1の中の
No.3、4は比較例である。 【表】
第1図は実施例1の窒化アルミニウム焼結体の
機械的破断面の焼結体の粒子構造を示す顕微鏡写
真であり、第2図は本発明の発光管の実施態様の
説明図である。第2図中、各数値は次ぎの内容を
示す。 1……中空管、2……中空管の内部、3,3′
……中空管の端部、4,4′……キヤツプ、5…
…リード部。
機械的破断面の焼結体の粒子構造を示す顕微鏡写
真であり、第2図は本発明の発光管の実施態様の
説明図である。第2図中、各数値は次ぎの内容を
示す。 1……中空管、2……中空管の内部、3,3′
……中空管の端部、4,4′……キヤツプ、5…
…リード部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 機械的な破断面が明瞭な輪郭によつて互に区
別される微細な結晶粒の緊密な充填状態によつて
形成されており、該微細な結晶粒の該破断面にお
ける該明瞭な輪郭は多角形状であり、該微細な結
晶は該明瞭な輪郭によつて規定される該破断面に
おける平均粒子径をD(μm)で定義するとき
0.3D〜1.8Dの範囲の粒子径を持つ結晶粒の個数
が少なくとも70%を占めることによつて構成され
ている窒化アルミニウム焼結体よりなる中空管
で、該中空管はその中空部に発光源を内臓して密
閉され且つその両端に電極端子を設けてなる発光
管。 2 窒化アルミニウム焼結体が不純物成分を金属
として0.3重量%以下好ましくは0.1重量%以下含
有するものである特許請求の範囲1記載の発光
管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59048090A JPS60193254A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 発光管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59048090A JPS60193254A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 発光管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60193254A JPS60193254A (ja) | 1985-10-01 |
| JPH0444384B2 true JPH0444384B2 (ja) | 1992-07-21 |
Family
ID=12793618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59048090A Granted JPS60193254A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 発光管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60193254A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3840577A1 (de) * | 1988-12-01 | 1990-06-07 | Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh | Entladungsgefaess fuer eine hochdruckentladungslampe und verfahren zu dessen herstellung |
| CN1055257A (zh) * | 1990-03-23 | 1991-10-09 | 菲利浦光灯制造公司 | 高压放电灯 |
| JP2005175039A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Kenichiro Miyahara | 発光素子搭載用基板及び発光素子 |
| US8597743B2 (en) | 2005-08-11 | 2013-12-03 | Tokuyama Corporation | Aluminum nitride sintered body |
| EP1903598A3 (en) * | 2006-09-22 | 2010-01-06 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | High-pressure discharge lamp, high-pressure discharge lamp operating apparatus, and illuminating apparatus. |
| US20080076658A1 (en) | 2006-09-26 | 2008-03-27 | Tokuyama Corporation | Aluminum nitride sintered body |
| JP2009054333A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 高圧放電ランプ及び照明装置 |
| WO2010001804A1 (ja) | 2008-07-01 | 2010-01-07 | 住友電気工業株式会社 | AlxGa(1-x)N単結晶の製造方法、AlxGa(1-x)N単結晶および光学部品 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5477481A (en) * | 1977-12-02 | 1979-06-20 | Ngk Insulators Ltd | Polycrystal transparent alumina light emitting tube and high voltage vapor discharge lamp using same |
| JPS5679847A (en) * | 1979-12-04 | 1981-06-30 | Toshiba Ceramics Co Ltd | Light transmittable alumina tube and high pressure sodium vapor discharge lamp |
| FR2512012B1 (fr) * | 1981-08-31 | 1986-09-05 | Raytheon Co | Oxynitrure d'aluminium transparent et son procede de fabrication |
-
1984
- 1984-03-15 JP JP59048090A patent/JPS60193254A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60193254A (ja) | 1985-10-01 |
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