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JPH0453873B2 - - Google Patents
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JPH0453873B2 - - Google Patents

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JPH0453873B2
JPH0453873B2 JP16121885A JP16121885A JPH0453873B2 JP H0453873 B2 JPH0453873 B2 JP H0453873B2 JP 16121885 A JP16121885 A JP 16121885A JP 16121885 A JP16121885 A JP 16121885A JP H0453873 B2 JPH0453873 B2 JP H0453873B2
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JP
Japan
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phosphabicyclononane
nonane
phosphabicyclo
reaction
ethyl
Prior art date
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JP16121885A
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Kennosuke Imamura
Seiji Shimura
Koichi Takahashi
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は9−ホスフアビシクロノナン誘導体及
びその製造方法に関する。 本発明にかかる化合物はプラスチツクの反応型
難燃剤、単量体、高分子架橋剤あるいは農薬中間
体として利用できる。 [従来の技術] 本発明における1つの原料である9−ホスフア
ビシクロノナンまたはそのアルキル化体は公知の
化合物であるが、本発明にかかる9−ホスフアビ
シクロノナン誘導体は文献未知の新規化合物であ
る。 [発明が解決しようとする問題点] 従来、ある種の有機リン化合物、特にホスホン
酸エステル類は各種合成樹脂添加剤例えば樹脂安
定化剤、難燃剤等に用いられているけれども、一
般に
【式】結合は
【式】結合に比べて 弱いため、その機能が必ずしも充分に期待できる
ものではなかつた。 [問題点を解決するための手段] 本発明者らは上記の事実に鑑み、
【式】結 合を有し、多官能型の有機リン化合物を鋭意研究
したところ、本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は一般式(1) [式中、R1及びR2はHまたはC1〜C4のアルキル
基であるが、R1及びR2が共にHであることはな
く、XはOまたはSであり、また2本の……はP
原子と結合するC原子の位置が異なる異性体があ
ることを表す]で示される9−ホスフアビシクロ
ノナン誘導体にかかるものである。 更に、本発明は9−ホスフアビシクロノナンと
一般式(2)R1OOCOH=CHCOOR2[式中、R1及び
R2は上述と同意義をもつ]で示される不飽和脂
肪族ジカルボン酸エステルとを反応させて、 一般式(3) [式中、R1及びR2は上述の同意義をもち、また
2本の……はP原子と結合するC原子の位置が異
なる異性体があることを表す]で示される化合物
を得、次いで該化合物を酸化または硫化反応させ
ることを特徴とする、 一般式(1) [式中、R1及びR2は上述の同意義をもち、Xは
OまたはSであり、また2本の……はP原子と結
合するC原子の位置が異なる異性体があることを
表す]で示される9−ホスフアビシクロノナン誘
導体の製造方法にかかるものである。 [作用] 本発明における出発原料の1つである9−ホス
フアビシクロノナンは構造異性体をとり、9−ホ
スフアビシクロ[3,3,1]ノナンまたは9−
ホス・フアビシクロ[4,2,1]ノナンの2種
がある。 他の出発原料たる前記一般式(2)の不飽和脂肪族
ジカルボン酸エステルもマレイン酸エステルまた
はフマル酸エステルの異性体をとる。 これらのエステル化体はモノアルキルエステル
またはジアルキルエステルのいずれであつてもよ
く、また、そのアルキル基はC1〜C4の範囲内に
ある。 従つて、マレイン酸エステルを代表して、その
具体的を挙げれば、マレイン酸モノエステル、マ
レイン酸ジメチル、マレイン酸モノエチル、マレ
イン酸ジエチル、マレイン酸モノプロピル、マレ
イン酸ジプロピル、マレイン酸モノブチルまたは
マレイン酸ジブチル等である。なお、フマル酸エ
ステルもこれと同様であることを理解されたい。 本発明は上記2種の出発原料を反応させるに当
たり、反応は本反応に不活性な有機溶媒中で行な
われるが、かかる溶媒として例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘ
キサン、n−ヘプタン、n−オクタン、iso−オ
クタンまたはシクロヘキサン等の飽和炭化水素
類、メタノール、エタノール、プロパノール、エ
チルエーテルまたはテトラヒドロフラン等の含酸
素炭化水素類が挙げられる。 本反応における第1工程は9−ホスフアビシク
ロノナンの酸化を防ぐために反応系内を窒素ガス
等の不活性ガスまたは還元性ガスで置換した非酸
素ガス雰囲気にして行なわれる。 反応方式としては撹拌下で9−ホスフアビシク
ロノナン及び不活性溶媒液に不飽和脂肪族ジカル
ボン酸エステルを徐々に添加して行なうことが一
般的であるが、その逆に9−ホスフアビシクロノ
ナンを添加するか、または9−ホスフアビシクロ
ノナン及び不飽和脂肪族ジカルボン酸エステルを
同時に添加することによつて行なうこともでき
る。 本反応は発熱的に進行して目的物を生成する
が、反応を完結させるためには所定の温度で充分
撹拌熟成させることが好ましい。 この場合、反応進行状況を調べるためには例え
ばガスクロマトグラフイーで系を追跡し、原料の
一方が消失した時点を反応完結点とする。 上記の反応における条件は特に限定されるもの
ではないが、反応割合としては9−ホスフアビシ
クロノナン1モルに対し不飽和脂肪族ジカルボン
酸エステル原料0.5〜2モル、好ましくは1〜0.5
の範囲のほぼ化学量輪量ないし少過剰でよく、温
度は常温ないし100℃、好ましくは70〜80℃の範
囲がよい。温度が低すぎると反応速度が極めて遅
くなり、また逆に高いとマレイン酸エステルなど
のエステル原料の重合による副反応が考えられる
ために好ましくない。 また、反応時間は反応温度、その他の条件によ
り変化するが、例えば60℃では15時間程度、80℃
では6〜7時間程度である。 なお、上記の反応処理において、次工程である
酸化処理または硫化処理の第2工程を並行して行
なつてもある程度目的生成物を得ることができる
が、副反応を伴い結果的に目的生成物の収率が低
下するので第1工程では、まず上述の一般式(3)の
中間体を高収率で得ることが必要である。 次に、第2工程は上記の反応により得られた一
般式(3)の中間体に酸化剤または硫化剤を存在させ
て酸化反応または硫化反応を行なうものである。
この反応処理は第1工程とは異なり極めて速やか
に行なわれる。 酸化剤は特に限定されるものではないが、酸素
ガス、過酸化水素、有機過酸化物等が好適であ
り、また空気酸化でもよい。また、硫化剤として
はコロイド硫黄、硫黄粉末等の単体硫黄や各種多
硫化物が挙げられる。 本反応はいずれの場合も激しい発熱を伴うので
撹拌下冷却しながら、徐々に行なうことが好まし
い。 反応終了後は暫時熟成のため撹拌を続け、次い
で常時により溶媒や未反応物を分離し、また要す
れば精製操作を行なつて目的物である9−ホスフ
アビシクロノナン誘導体である白色または黄色の
結晶体を得ることができる。 [実施例] 以下に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 9−(1,2−ジメトコキシカルボニル)エチ
ル−9−オキソ−9−ホスフアビシクロ[3,
3,1]ノナン及び9−(1,2−ジメトキシ
カルボニル)エチル−9−オキソ−9−ホスフ
アビシクロ[4,2,1]ノナン 撹拌機、温度計、冷却器、滴下ロート及び窒素
ガス導入管を備えた四口フラスコに窒素ガスを導
通し、系内を窒素ガスで置換した。次いで9−ホ
スフアビシクロ[3,3,1]ノナン及び9−ホ
スフアビシクロ[4,2,1]ノナンの混合物の
37.7%トルエン溶液377g(1モル)を上記四口
フラスコに仕込んだ。窒素雰囲気を保ち、マレイ
ン酸ジメチル(純度95%の試薬)159g(純度換
算1.05モル)を30分間にわたり滴下して反応させ
た。発熱に伴い、温度は57℃まで上昇した。更
に、反応混合物を80℃に加熱し、5時間熟成し
た。反応の完結はガスクロマト分析により原料の
9−ホスフアビシクロ[3,3,1]ノナン及び
9−ホスフアビシクロ[4,2,1]ノナンとマ
レイン酸ジメチルのピークが消滅し、生成物の9
−(1,2−ジアルコキシカルボニル)エチル−
9−ホスフアビシクロ[3,3,1]ノナン及び
9−(1,2−ジメトキシカルボニル)エチル−
9−ホスフアビシクロ[4,2,1]ノナンのピ
ークが生長することで確認した。 次いで、この溶液に35重量%過酸化水素93.5g
(当モル)を1時間にわたり滴下して酸化した。
この酸化処理は激しい発熱反応であるため水冷に
より温度を70℃以下に保つた。反応の完結は反応
液の一滴を二硫化炭素に滴下し、三価ホスフイン
による赤色の呈色がないことで確認した。反応液
は懸濁状となるが、撹拌を止めることにより水層
とトルエン層に分離した。分液ロートに移し、9
−(1,2−ジメトキシカルボニル)エチル−9
−オキソ−9−ホスフアビシクロ[3,3,1]
ノナン及び9−(1,2−ジメトキシカルボニル)
エチル−9−オキソ−9−ホスフアビシクロ
[4,2,1]ノナンを含有する水層を分液した。 一方、トルエン層にも少量の生成物が含まれる
ので水で抽出して水層に合わせた。この水層より
水を留去することにより9−(1,2−ジメトキ
シカルボニル)エチル−9−オキソ−9−ホスフ
アビシクロ[3,3,1]ノナン及び9−(1,
2−ジメトキシカルボニル)エチル−9−オキソ
−9−ホスフアビシクロノナンの混合物からなる
黄色の粘稠な液体279gを得た。これは出発原料
の9−ホスフアビシクロ[3,3,1]ノナン及
び9−ホスフアビシクロ[4,2,1]ノナンに
対して 92.4重量%の収率に相当する。 この粘稠な液体をメタノールに一度溶解し、し
かる後メタノールを留去すると結晶化し、白色結
晶が得られ、その融点は60〜75℃を示した。但
し、潮解性が強く、乾燥空気中あるいは窒素ガス
中のみで結晶形を保つことができた。GC−MAS
分析の結果、分子量は302であり、理論値と一致
することが確認された。また、元素分析の結果を
以下に記載する。また、赤外吸収スペクトルを第
1図に示した。 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 56.09 55.62 H 7.12 7.67 P 9.80 10.25 (注) 計算値は9−(1,2−ジメトキシカル
ボニル)エチル−9−オキソ−9−ホスフアビ
シクロ[3,3,1]ノナン及び9−(1,2
−ジメトキシカルボニル)エチル−9−オキソ
−9−ホスフアビシクロ[4,2,1]ノナン
としてのものである。 実施例 2 9−(1,2−ジメトキシカルボニル)エチル
−9−チオソ−9−ホスフアビシクロ[3,
3,1]ノナン及び9−(1,2−ジメトキシ
カルボニル)エチル−9−チオ−9−ホスフア
ビシクロ[4,2,1]ノナン 実施例1と同様にして9−(1,2−ジメトキ
シカルボニル)エチル−9−ホスフアビシクロ
[3,3,1]ノナン及び9−(1,2−ジメトキ
シカルボニル)エチル−9−ホスフアビシクロ
[4,2,1]ノナンの混合物275g(0.962モル)
を含有するトルエン溶液を得た。次いでこの溶液
に硫黄粉末30.8g(当モル)を1時間にて添加し
て反応させた。この反応も上述の酸化反応と同様
に発熱を伴うため水冷により反応温度を70℃以下
に保つた。その後、加熱して70℃で1時間反応を
熟成させた。反応の完結は反応液の一滴を二硫化
炭素に滴下し、三価ホスフインによる赤色の呈色
がないことで確認した。得られた反応混合物のト
ルエン及び低沸点物質を減圧にて留去することに
より9−(1,2−ジメトキシカルボニル)エチ
ル−9−チオ−9−ホスフアビシクロ[3,3,
1]ノナン及び9−(1,2−ジメトキシカルボ
ニル)エチル−9−チオ−9−ホスフアビシクロ
[4,2,1]ノナンの混合物からなる黄色の粘
稠な液体30.3gを得た。これは出発原料9−ホス
フアビシクロ[3,3,1]ノナン及び9−ホス
フアビシクロ[4,2,1]ノナンに対して95.3
重量%に相当する。GC−MAS分析の結果、分子
量は318であり、理論値と一致することが確認さ
れた。また、元素分析の結果は下記の如くであつ
た。赤外吸収スペクトルを第2図に示す。 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 53.40 52.83 H 7.01 7.28 P 9.33 9.73 S 9.72 10.07 (注) 計算値は9−(1,2−ジメトキシカル
ボニル)エチル−9−チオ−9−ホスフアビシ
クロ[3,3,1]ノナン及び9−(1,2−
ジメトキシカルボニル)エチル−9−チオ−9
−ホスフアビシクロ[4,2,1]ノナンとし
てのものである。 [発明の効果] 本発明にかかる9−ホスフアビシクロノナン誘
導体は新規化合物であり、これは二官能性である
ため、高分子用モノマー、高分子架橋剤あるいは
農薬中間体として有用なものである。 例えば、高分子化合物に対する反応型難燃剤と
しては本化合物と多価アルコールを重縮合させ、
ポリエステル化合物とし難燃性を付与した繊維や
樹脂とすることができ、また高分子架橋剤として
はポリビニルアルコール等の架橋剤として用いる
ことができ、また本化合物と多価アミン類とを重
縮合させてポリアミドの繊維や樹脂を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1における9−ホスフアビシク
ロノナン誘導体の赤外吸収スペクトルを示すグラ
フ図であり、第2図は実施例2における9−ホス
フアビシクロノナン誘導体の赤外吸収スペクトル
を示すグラフ図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(1) [式中、R1及びR2はHまたはC1〜C4のアルキル
    基であるが、R1及びR2が共にHであることはな
    く、XはOまたはSでり、また2本の……はP原
    子と結合するC原子の位置が異なる異性体がある
    ことを表す]で示される9−ホスフアビシクロノ
    ナン誘導体。 2 一般式(1)で示される化合物が9−(1,2−
    ジアルコキシカルボニル)エチル−9−オキソ−
    9−ホスフアビシクロ[3,3,1]ノナンまた
    は9−(1,2−ジアルコキシカルボニル)エチ
    ル−9−チオ−9−ホスフアビシクロ[3,3,
    1]ノナンである特許請求の範囲第1項記載の9
    −ホスフアビシクロノナン誘導体。 3 一般式(1)で示される化合物が9−(1,2−
    ジアルコキシカルボニル)エチル−9−オキソ−
    9−ホスフアビシクロ[4,2,1]ノナンまた
    は9−(1,2−ジアルコキシカルボニル)エチ
    ル−9−チオ−9−ホスフアビシクロ[4,2,
    1]ノナンである特許請求の範囲第1項記載の9
    −ホスフアビシクロノナン誘導体。 4 9−ホスフアビシクロノナンと一般式(2)
    R1OOCCH=CHCOOR2[式中、R1及びR2はHま
    たはC1〜C4のアルキル基であるが、R1及びR2
    共にHであることはない]で示される不飽和脂肪
    族ジカルボン酸エステルとを反応させて、一般式
    (3) [式中、R1及びR2は上述と同意義をもち、また
    2本の……はP原子と結合するC原子の位置が異
    なる異性体があることを表す]で示される化合物
    を得、次いで該化合物を酸化または硫化反応させ
    ることを特徴とする、 一般式(1) [式中、R1及びR2は上述と同意義をもち、Xは
    OまたはSであり、また2本の……はP原子と結
    合するC原子の位置が異なる異性体があることを
    表す]で示される9−ホスフアビシクロノナン誘
    導体の製造方法。 5 9−ホスフアビシクロノナンが9−ホスフア
    ビシクロ[3,3,1]ノナンである特許請求の
    範囲第4項記載の9−ホスフアビシクロノナン誘
    導体の製造方法。 6 9−ホスフアビシクロノナンが9−ホスフア
    ビシクロ[4,2,1]ノナンである特許請求の
    範囲第4項記載の9−ホスフアビシクロノナン誘
    導体の製造方法。
JP16121885A 1985-07-23 1985-07-23 9−ホスフアビシクロノナン誘導体及びその製造方法 Granted JPS6222792A (ja)

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