JPH0459256B2 - - Google Patents
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- JPH0459256B2 JPH0459256B2 JP59203891A JP20389184A JPH0459256B2 JP H0459256 B2 JPH0459256 B2 JP H0459256B2 JP 59203891 A JP59203891 A JP 59203891A JP 20389184 A JP20389184 A JP 20389184A JP H0459256 B2 JPH0459256 B2 JP H0459256B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- weight
- tio
- density
- zro
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は眼科および光学用として用いられる低
密度および高屈折率を有するガラスに関するもの
である。 (従来の技術) 従来のガラスの屈折率(nd=1.523)よりも高
い屈折率を有するガラスによれば、同一のパワー
において、端部(負のパワーの場合)もしくは中
心部(正のパワーの場合)の厚さを薄くすること
が可能である。しかしながら、屈折率の増加は通
常、アツベ数の減少を招く。(すなわち、ガラス
の分散が増大する。)分散が高くなり過ぎると色
収差が有意となり、その結果、レンズ端部の外縁
が着色された外観を呈するようになる。この欠点
を軽減するため、ガラスは高いアツベ数を有する
ものとすることが必要である。 厚さの変化に関連する無視できない他の利点の
1つは重量が軽いことであり、この特徴は極めて
小さな補正を除く全範囲の補正において得られる
べきものである。このため、ガラスの密度は高過
ぎないようにすることが必要であり、好ましくは
2.65g/cm3未満とする。 このような特徴により、レンズの美観は改善さ
れ、またレンズ着用者はより快適にレンズを着用
することができるようになる。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は連続的に製造することが可能な眼科お
よび光学用レンズとして用いるための軽量ガラス
を提供することをその目的とするものである。通
常の成形(プレス成形)による連続製造を可能と
するためにはガラスの液相線温度を1000℃未満と
し、この液相線温度における粘度を数百ポイズと
する必要がある。 (問題点を解決するための手段) 本発明による基礎ガラス系はカリウム、チタ
ン、硼珪酸塩(K2O−TiO2−B2O3−SiO2)であ
る。この系はリチウムもしくはナトリウムの硼珪
酸塩と比較して失透に対する安定性が良好なため
に選択された。屈折率を増加させるための主要成
分はTiO2である。 同様の目的で他の酸化物、例えばMgO,CaO,
BaO,SrO,ZnO,ZrO2およびLa2O3を基礎系に
添加することも可能である。しかしながら、密度
をできる限り低く保つため、これらの酸化物は後
述の特定の条件下においてのみ使用する。 また、ガラスはLi2OおよびNa2O等のアルカ
リ金属酸化物を含むこともできる。これらを基礎
系に添加した場合、密度の増加が小さく、また良
好な物理・化学特性を示す組成を選択する上で適
応性が増すという利点がある。 本発明によるガラスの屈折率は約1.595〜1.607
の範囲にあり、アツベ数は約40〜47、密度は約
2.65g/cm3未満である。10mm厚における可視光
(400nm)透過率は約83%より大である。さらに、
これらのガラスは優れた光学耐性(A.O.試験)
を示す。 上記の特性を有する本発明のガラスを構成する
酸化物は主として、酸化物を基準とする重量%で
表わされる以下の成分、 SiO2 45−55 B2O3 5−13 Al2O3 0−5 Li2O 1−5.4 Na2O 1−9 K2O >10−24 MgOおよび/もしくはBaOおよび/もしくは
SrOおよび/もしくはLa2O3 0−6 CaO 0−12 ZnO 0−8 ZrO2 0−7 TiO2 9.5−17.5 As2O3および/もしくはSb2O3 0−1 からなる。 上記のガラス成分の割合の範囲は本発明に要求
される物理・化学特性を得る上で極めて重要であ
る。特にSiO2含有量は45〜55重量%の範囲とす
る。この範囲は含有量が下記のように限定される
他のガラス成分を選択することによつて規定され
るものである。 B2O3はガラス組成中における必須成分である。
その主要な利点は、SiO2の代りに添加した際に
粘度の減少を伴う密度の増加が小さいことであ
る。粘度に及ぼすB2O3の影響、その結果による
ガラスの溶融および成形の容易さは着色を殆ど示
さないガラスを得る上においても望ましいもので
ある。したがつて、B2O3の含有量は少なくとも
5重量%とする。B2O3が13重量%を超える場合
にはガラスの特性を保つためにSiO2含有量を減
少させねばならないが、このような場合にはガラ
スの失透に対する安定性に悪影響が及ぼされる。 Al2O3はガラスの粘度を増加させ、化学耐性を
改善するが、反面、ガラスの耐失透性を急激に劣
化させる。したがつて、その含有量は5重量%以
下とする。 アルカリ金属酸化物のうち、K2Oは組成物に
失透に対する優れた安定性を付与するものであ
る。K2OはSiO2の代わりに添加されると密度の
みならず屈折率をも減少させる。ガラス中におけ
るその含有量は24重量%以下とする。この限界を
超えると屈折率の増加はアツベ数の有意な減少
(TiO2との相殺)もしくは密度の増大(アルカリ
金属酸化物との相殺)によつて相殺されてしま
う。K2Oの一部はLi2OおよびNa2O等、同様の
酸化物で置き換えることができる。しかしなが
ら、前述のようにLi2OおよびNa2O等の酸化物
含量が増大するとガラスの失透が起こりやすくな
る。したがつて、ガラス中のK2O含有量は10重
量%より大とする。 Li2Oは屈折率を得る上で最も好ましいアルカ
リ金属酸化物である。しかしながら、大量に添加
されるとガラスの粘度が減少し、失透傾向が増大
する。したがつて、Li2O含有量は5.4重量%以下
とする。 Na2OはLi2Oと同様にして使用されるが、密
度および屈折率の点においては後者ほど好ましく
はない。失透の点においては、Li2Oより多量の
Na2Oを用いても許容できる。Na2Oの含有量は
9重量%以下としなければならない。 一般にLi2O,Na2OおよびK2Oからなる3種
の酸化物の組合せが好ましい。この場合、これら
の合計量は下式、 15重量%Li2O+Na2O+K2O24.5重量% を満足するようにする。 TiO2は密度と屈折率との間に最良の妥協点を
成立させる成分である。しかしながら、大量に使
用すると可視透過を減少させ、失透を容易にし、
密度を増大させ、アツベ数を急激に減少させる。
したがつて、TiO2の最小含有量は9.5重量%、最
大許容量は約17.5重量%である。 同様にZrO2はガラスの屈折率および密度を増
大させるが、TiO2ほど急激にアツベ数を減少さ
せることはない。また、ZrO2はガラスの耐アル
カリ性を改善する。したがつて、好ましいガラス
には少なくとも1重量%のZrO2含まれる。しか
しながら、有意な結晶化を防止するため、その含
有量は7重量%以下とする。 他の酸化物のうち、MgO,BaO,SrOおよび
La2O3は6重量%まで導入することができ、一
方、CaOおよびZnOはそれぞれ12重量%および8
重量%まで導入することができる。これらの限界
値はこれらの酸化物のうちの1つのみがガラスに
添加される際の最大値を示すものである。これら
の酸化物は密度および屈折率を増大させる。屈折
率を維持するためには、これらの添加と共に
TiO2含有量を減少させねばならない。こうする
ことによつてアツベ数が急激に増加する。しかし
ながら、これらの酸化物は密度を大幅に増加させ
るため、その使用は制限される。 CaOおよびZnOは失透の点でMgOよりも好ま
しく、密度の点でBaOおよびSrOよりも好まし
い。CaOは高アツベ数のガラスに好ましく使用さ
れる酸化物である。 物理特性(nd,Vd、密度)を所定の範囲内に
保つためには下記の条件を満足させねばならな
い。 13.5TiO2+ZrO2+La2O3+RO23.5(重量
%) (ただし、式中RはMg,Ca,Ba,Znおよび
Srからなる群より選択された元素である。) 同様の理由で、Nb2O5,Gd2O3,Ta2O5、およ
びY2O3等、他の酸化物を組成中に少量添加する
ことができる。しかしながら、これらは極めて高
価なため、ガラスはこれらを含まないことが好ま
しい。 最後に、ガラスをより良く清澄するためにAs2
O3およびSb2O3等、通常の清澄剤を用いることが
できる。ガラスに対する過度の着色を避けるた
め、これらの含有量は1重量%未満とする。 屈折率が約1.595〜1.607の範囲にあり、密度が
約2.65g/cm3以下であり、アツベ数が約40〜47の
範囲にあるガラスのためのガラス成分は好ましく
は酸化物を基準とする重量%で表わされる下記の
範囲、 SiO2 50−55 B2O3 7.5−12 Al2O3 0−2 Li2O 2−5.4 Na2O 1−4 K2O >10−16 Li2O+Na2O+K2O 17−23 CaO 0−8 ZrO2 0−3 TiO2 9.5−17 MgO,BaO,SrO,ZnO,La2O3 0 TiO2+ZnO2+CaO 15−22 As2O3 0−0.6 にある。 (先行技術) 米国特許第2901365号は、密度が2.7g/cm3未
満、好ましくは2.55〜2.6g/cm3であり、屈折率
が1.56〜1.58の範囲にあるガラスを開示してい
る。このガラスは主として重量%で表わされる以
下の成分、 SiO2 58−64 Na2O 0−17.5 K2O 0−15.5 Li2O 0−5 Na2O+K2O+Li2O 12.5−17.5 CaO+MgO 7.5−14 TiO2 5−9 B2O3 0−10 Al2O3 0−3 からなる。詳細に説明はされていないが、実施例
におけるアツベ数は48.4〜53.2の範囲にある。 この組成物におけるSiO2およびTiO2の含有量
は本発明のガラスの範囲外iあり、またLi2Oお
よびNa2Oは必須成分ではなく任意の成分であ
る。 英国特許出願第2115403A号は屈折率>1.56、
アツベ数>40、および密度<2.7g/cm3を有し、
主として重量%で表わされる以下の成分、 SiO2 47−75 B2O3 1−20 Al2O3 0−10 P2O5 0−5 SiO2+B2O3+Al2O3+P2O5 57−85 Li2O 0−15 Na2O 0−10 K2O 0−10 Li2O+Na2O+K2O 5−17 CaO 0−20 MgO 0−15 SrO 0−4 BaO 0−4 ZnO 0−5 TiO2 1−15 ZrO2 0−8 Nb2O5 0−5 F 0−5 からなる眼科および光学用ガラスを開示してい
る。この組成物におけるK2Oの含有量は本発明
のガラスの範囲外にあり、またLi2OおよびNa2
Oは必須成分ではなく任意の成分である。 (実施例) 以下の表に示す非制限的な実施例により、本発
明を説明する。好ましい実施例は実施例3であ
る。 ガラスメルトの例 様々なガラス成分を以下のバツチ原料から得
た。酸化物 バツチ原料 SiO2 SiO2 B2O3 B(OH)3 Al2O3 Al(OH)3 Li2O Li2CO3 Na2O Na2CO3、NaNO3 K2O K2CO3、KNO3 MgO MgCO3 CaO CaCO3 BaO BaCO3 SrO SrCO3 ZnO ZnO La2O3 La2O3 ZrO2 ZrO2 TiO2 TiO2 As2O3 As2O3 Sb2O3 Sb2O3 できるだけ「白い」ガラスを得るためには選択
されるバツチ原料中に極く少量のFe2O3が含まれ
ていることが好ましい。 秤量後、様々なバツチを現行の技術によつて混
合した。次いで、バツチを約1100℃の温度におい
てプラチナるつぼに入れた。完全に溶融した後、
バツチの温度を約1300°〜1400℃とし、均質化お
よび清澄化のために約2〜5時間保持した。その
後、ガラスのバツチは鋼金型中における成形およ
び冷却に適した粘度に対応する温度まで冷却し
た。 ガラスの物理・化学特性の測定 アニールしたサンプルに対し、通常の方法
(ndについてはHeの黄色線を用いた)による屈折
率およびアツベ数の測定を行なつた。密度は浸漬
法によつて測定し、g/cm3で表現した。 化学耐性は雑誌Applied Optics第7巻、第5
号、第847頁、1968年5月、に記載されたA.O.試
験によつて評価した。この試験方法は研磨したサ
ンプルを25℃において10重量%のHCl水溶液に10
分間浸漬した後に該サンプルの減少重量を測定す
ることからなるものである。重量の減少はmg/cm2
で表現した。 液相線温度は熱勾配を有する炉を用いて測定し
た。測定は17時間にわたつて行ない、結晶の存在
は光学顕微鏡を通して観察することにより検出し
た。 高温粘度の測定は回転粘度計を用いて行ない、
測定値はポイズで表わした。 400nmにおけるガラスの透過率は研磨した10mm
厚のサンプルをCARY−14分光光度計で測定す
ることによつて得た。
密度および高屈折率を有するガラスに関するもの
である。 (従来の技術) 従来のガラスの屈折率(nd=1.523)よりも高
い屈折率を有するガラスによれば、同一のパワー
において、端部(負のパワーの場合)もしくは中
心部(正のパワーの場合)の厚さを薄くすること
が可能である。しかしながら、屈折率の増加は通
常、アツベ数の減少を招く。(すなわち、ガラス
の分散が増大する。)分散が高くなり過ぎると色
収差が有意となり、その結果、レンズ端部の外縁
が着色された外観を呈するようになる。この欠点
を軽減するため、ガラスは高いアツベ数を有する
ものとすることが必要である。 厚さの変化に関連する無視できない他の利点の
1つは重量が軽いことであり、この特徴は極めて
小さな補正を除く全範囲の補正において得られる
べきものである。このため、ガラスの密度は高過
ぎないようにすることが必要であり、好ましくは
2.65g/cm3未満とする。 このような特徴により、レンズの美観は改善さ
れ、またレンズ着用者はより快適にレンズを着用
することができるようになる。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は連続的に製造することが可能な眼科お
よび光学用レンズとして用いるための軽量ガラス
を提供することをその目的とするものである。通
常の成形(プレス成形)による連続製造を可能と
するためにはガラスの液相線温度を1000℃未満と
し、この液相線温度における粘度を数百ポイズと
する必要がある。 (問題点を解決するための手段) 本発明による基礎ガラス系はカリウム、チタ
ン、硼珪酸塩(K2O−TiO2−B2O3−SiO2)であ
る。この系はリチウムもしくはナトリウムの硼珪
酸塩と比較して失透に対する安定性が良好なため
に選択された。屈折率を増加させるための主要成
分はTiO2である。 同様の目的で他の酸化物、例えばMgO,CaO,
BaO,SrO,ZnO,ZrO2およびLa2O3を基礎系に
添加することも可能である。しかしながら、密度
をできる限り低く保つため、これらの酸化物は後
述の特定の条件下においてのみ使用する。 また、ガラスはLi2OおよびNa2O等のアルカ
リ金属酸化物を含むこともできる。これらを基礎
系に添加した場合、密度の増加が小さく、また良
好な物理・化学特性を示す組成を選択する上で適
応性が増すという利点がある。 本発明によるガラスの屈折率は約1.595〜1.607
の範囲にあり、アツベ数は約40〜47、密度は約
2.65g/cm3未満である。10mm厚における可視光
(400nm)透過率は約83%より大である。さらに、
これらのガラスは優れた光学耐性(A.O.試験)
を示す。 上記の特性を有する本発明のガラスを構成する
酸化物は主として、酸化物を基準とする重量%で
表わされる以下の成分、 SiO2 45−55 B2O3 5−13 Al2O3 0−5 Li2O 1−5.4 Na2O 1−9 K2O >10−24 MgOおよび/もしくはBaOおよび/もしくは
SrOおよび/もしくはLa2O3 0−6 CaO 0−12 ZnO 0−8 ZrO2 0−7 TiO2 9.5−17.5 As2O3および/もしくはSb2O3 0−1 からなる。 上記のガラス成分の割合の範囲は本発明に要求
される物理・化学特性を得る上で極めて重要であ
る。特にSiO2含有量は45〜55重量%の範囲とす
る。この範囲は含有量が下記のように限定される
他のガラス成分を選択することによつて規定され
るものである。 B2O3はガラス組成中における必須成分である。
その主要な利点は、SiO2の代りに添加した際に
粘度の減少を伴う密度の増加が小さいことであ
る。粘度に及ぼすB2O3の影響、その結果による
ガラスの溶融および成形の容易さは着色を殆ど示
さないガラスを得る上においても望ましいもので
ある。したがつて、B2O3の含有量は少なくとも
5重量%とする。B2O3が13重量%を超える場合
にはガラスの特性を保つためにSiO2含有量を減
少させねばならないが、このような場合にはガラ
スの失透に対する安定性に悪影響が及ぼされる。 Al2O3はガラスの粘度を増加させ、化学耐性を
改善するが、反面、ガラスの耐失透性を急激に劣
化させる。したがつて、その含有量は5重量%以
下とする。 アルカリ金属酸化物のうち、K2Oは組成物に
失透に対する優れた安定性を付与するものであ
る。K2OはSiO2の代わりに添加されると密度の
みならず屈折率をも減少させる。ガラス中におけ
るその含有量は24重量%以下とする。この限界を
超えると屈折率の増加はアツベ数の有意な減少
(TiO2との相殺)もしくは密度の増大(アルカリ
金属酸化物との相殺)によつて相殺されてしま
う。K2Oの一部はLi2OおよびNa2O等、同様の
酸化物で置き換えることができる。しかしなが
ら、前述のようにLi2OおよびNa2O等の酸化物
含量が増大するとガラスの失透が起こりやすくな
る。したがつて、ガラス中のK2O含有量は10重
量%より大とする。 Li2Oは屈折率を得る上で最も好ましいアルカ
リ金属酸化物である。しかしながら、大量に添加
されるとガラスの粘度が減少し、失透傾向が増大
する。したがつて、Li2O含有量は5.4重量%以下
とする。 Na2OはLi2Oと同様にして使用されるが、密
度および屈折率の点においては後者ほど好ましく
はない。失透の点においては、Li2Oより多量の
Na2Oを用いても許容できる。Na2Oの含有量は
9重量%以下としなければならない。 一般にLi2O,Na2OおよびK2Oからなる3種
の酸化物の組合せが好ましい。この場合、これら
の合計量は下式、 15重量%Li2O+Na2O+K2O24.5重量% を満足するようにする。 TiO2は密度と屈折率との間に最良の妥協点を
成立させる成分である。しかしながら、大量に使
用すると可視透過を減少させ、失透を容易にし、
密度を増大させ、アツベ数を急激に減少させる。
したがつて、TiO2の最小含有量は9.5重量%、最
大許容量は約17.5重量%である。 同様にZrO2はガラスの屈折率および密度を増
大させるが、TiO2ほど急激にアツベ数を減少さ
せることはない。また、ZrO2はガラスの耐アル
カリ性を改善する。したがつて、好ましいガラス
には少なくとも1重量%のZrO2含まれる。しか
しながら、有意な結晶化を防止するため、その含
有量は7重量%以下とする。 他の酸化物のうち、MgO,BaO,SrOおよび
La2O3は6重量%まで導入することができ、一
方、CaOおよびZnOはそれぞれ12重量%および8
重量%まで導入することができる。これらの限界
値はこれらの酸化物のうちの1つのみがガラスに
添加される際の最大値を示すものである。これら
の酸化物は密度および屈折率を増大させる。屈折
率を維持するためには、これらの添加と共に
TiO2含有量を減少させねばならない。こうする
ことによつてアツベ数が急激に増加する。しかし
ながら、これらの酸化物は密度を大幅に増加させ
るため、その使用は制限される。 CaOおよびZnOは失透の点でMgOよりも好ま
しく、密度の点でBaOおよびSrOよりも好まし
い。CaOは高アツベ数のガラスに好ましく使用さ
れる酸化物である。 物理特性(nd,Vd、密度)を所定の範囲内に
保つためには下記の条件を満足させねばならな
い。 13.5TiO2+ZrO2+La2O3+RO23.5(重量
%) (ただし、式中RはMg,Ca,Ba,Znおよび
Srからなる群より選択された元素である。) 同様の理由で、Nb2O5,Gd2O3,Ta2O5、およ
びY2O3等、他の酸化物を組成中に少量添加する
ことができる。しかしながら、これらは極めて高
価なため、ガラスはこれらを含まないことが好ま
しい。 最後に、ガラスをより良く清澄するためにAs2
O3およびSb2O3等、通常の清澄剤を用いることが
できる。ガラスに対する過度の着色を避けるた
め、これらの含有量は1重量%未満とする。 屈折率が約1.595〜1.607の範囲にあり、密度が
約2.65g/cm3以下であり、アツベ数が約40〜47の
範囲にあるガラスのためのガラス成分は好ましく
は酸化物を基準とする重量%で表わされる下記の
範囲、 SiO2 50−55 B2O3 7.5−12 Al2O3 0−2 Li2O 2−5.4 Na2O 1−4 K2O >10−16 Li2O+Na2O+K2O 17−23 CaO 0−8 ZrO2 0−3 TiO2 9.5−17 MgO,BaO,SrO,ZnO,La2O3 0 TiO2+ZnO2+CaO 15−22 As2O3 0−0.6 にある。 (先行技術) 米国特許第2901365号は、密度が2.7g/cm3未
満、好ましくは2.55〜2.6g/cm3であり、屈折率
が1.56〜1.58の範囲にあるガラスを開示してい
る。このガラスは主として重量%で表わされる以
下の成分、 SiO2 58−64 Na2O 0−17.5 K2O 0−15.5 Li2O 0−5 Na2O+K2O+Li2O 12.5−17.5 CaO+MgO 7.5−14 TiO2 5−9 B2O3 0−10 Al2O3 0−3 からなる。詳細に説明はされていないが、実施例
におけるアツベ数は48.4〜53.2の範囲にある。 この組成物におけるSiO2およびTiO2の含有量
は本発明のガラスの範囲外iあり、またLi2Oお
よびNa2Oは必須成分ではなく任意の成分であ
る。 英国特許出願第2115403A号は屈折率>1.56、
アツベ数>40、および密度<2.7g/cm3を有し、
主として重量%で表わされる以下の成分、 SiO2 47−75 B2O3 1−20 Al2O3 0−10 P2O5 0−5 SiO2+B2O3+Al2O3+P2O5 57−85 Li2O 0−15 Na2O 0−10 K2O 0−10 Li2O+Na2O+K2O 5−17 CaO 0−20 MgO 0−15 SrO 0−4 BaO 0−4 ZnO 0−5 TiO2 1−15 ZrO2 0−8 Nb2O5 0−5 F 0−5 からなる眼科および光学用ガラスを開示してい
る。この組成物におけるK2Oの含有量は本発明
のガラスの範囲外にあり、またLi2OおよびNa2
Oは必須成分ではなく任意の成分である。 (実施例) 以下の表に示す非制限的な実施例により、本発
明を説明する。好ましい実施例は実施例3であ
る。 ガラスメルトの例 様々なガラス成分を以下のバツチ原料から得
た。酸化物 バツチ原料 SiO2 SiO2 B2O3 B(OH)3 Al2O3 Al(OH)3 Li2O Li2CO3 Na2O Na2CO3、NaNO3 K2O K2CO3、KNO3 MgO MgCO3 CaO CaCO3 BaO BaCO3 SrO SrCO3 ZnO ZnO La2O3 La2O3 ZrO2 ZrO2 TiO2 TiO2 As2O3 As2O3 Sb2O3 Sb2O3 できるだけ「白い」ガラスを得るためには選択
されるバツチ原料中に極く少量のFe2O3が含まれ
ていることが好ましい。 秤量後、様々なバツチを現行の技術によつて混
合した。次いで、バツチを約1100℃の温度におい
てプラチナるつぼに入れた。完全に溶融した後、
バツチの温度を約1300°〜1400℃とし、均質化お
よび清澄化のために約2〜5時間保持した。その
後、ガラスのバツチは鋼金型中における成形およ
び冷却に適した粘度に対応する温度まで冷却し
た。 ガラスの物理・化学特性の測定 アニールしたサンプルに対し、通常の方法
(ndについてはHeの黄色線を用いた)による屈折
率およびアツベ数の測定を行なつた。密度は浸漬
法によつて測定し、g/cm3で表現した。 化学耐性は雑誌Applied Optics第7巻、第5
号、第847頁、1968年5月、に記載されたA.O.試
験によつて評価した。この試験方法は研磨したサ
ンプルを25℃において10重量%のHCl水溶液に10
分間浸漬した後に該サンプルの減少重量を測定す
ることからなるものである。重量の減少はmg/cm2
で表現した。 液相線温度は熱勾配を有する炉を用いて測定し
た。測定は17時間にわたつて行ない、結晶の存在
は光学顕微鏡を通して観察することにより検出し
た。 高温粘度の測定は回転粘度計を用いて行ない、
測定値はポイズで表わした。 400nmにおけるガラスの透過率は研磨した10mm
厚のサンプルをCARY−14分光光度計で測定す
ることによつて得た。
【表】
(発明の効果)
本発明によるガラスは約2.65g/cm3未満の密
度、約1.595〜1.607の範囲の屈折率、約40〜47の
範囲のアツベ数を有する連続製造可能なガラスで
あり、優れた可視透過率および化学耐性を示し、
眼科および光学用レンズとして用いることのでき
るものであり、その利用価値は極めて大きい。
度、約1.595〜1.607の範囲の屈折率、約40〜47の
範囲のアツベ数を有する連続製造可能なガラスで
あり、優れた可視透過率および化学耐性を示し、
眼科および光学用レンズとして用いることのでき
るものであり、その利用価値は極めて大きい。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主として酸化物を基準とする重量%で表わさ
れる以下の成分、 SiO2 45−55 B2O3 5−13 Al2O3 0−5 Li2O 1−5.4 Na2O 1−9 K2O >10−24 TiO2 9.5−17.5 MgO 0−6 BaO 0−6 SrO 0−6 La2O3 0−6 MgO+BaO+SrO+La2O3 0−6 CaO 0−12 ZnO 0−8 ZrO2 0−7 As2O3 0−1 Sb2O3 0−1 As2O3+Sb2O3 0−1 13.5<TiO2+ZrO2+La2O3+MgO+CaO+
BaO+ZnO+SrO<23.5 からなることを特徴とする眼科および光学用ガラ
ス。 2 前記成分において、15重量%Li2O+Na2
O+K2O24.5重量%であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のガラス。 3 前記成分において、ZrO2の含有量が少なく
とも1重量%であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載のガラス。 4 酸化物を基準とする重量%で表わされる以下
の成分、 SiO2 50−55 B2O3 7.5−12 Al2O3 0−2 Li2O 2−5.4 Na2O 1−4 K2O >10−16 Li2O+Na2O+K2O 17−23 CaO 0−8 ZrO2 0−3 TiO2 9.5−17 TiO2+ZrO2+CaO 15−22 As2O3 0−0.6 からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のガラス。 5 酸化物を基準とする重量%で表わされる以下
の成分、 SiO2 54.4 K2O 13.7 B2O3 7.9 ZrO2 1.0 Al2O3 0.5 TiO2 15.5 Li2O 4.2 As2O3 0.3 Na2O 2.5 からなることを特徴とする特許請求の範囲第4項
記載のガラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20389184A JPS6186446A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 低密度および高屈折率を有する眼科および光学用ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20389184A JPS6186446A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 低密度および高屈折率を有する眼科および光学用ガラス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6186446A JPS6186446A (ja) | 1986-05-01 |
| JPH0459256B2 true JPH0459256B2 (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=16481426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20389184A Granted JPS6186446A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 低密度および高屈折率を有する眼科および光学用ガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6186446A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54105119A (en) * | 1978-02-03 | 1979-08-17 | Minolta Camera Kk | Optical glass |
| JPS5918131A (ja) * | 1984-01-27 | 1984-01-30 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | 眼鏡レンズ用軽量ガラス |
-
1984
- 1984-09-28 JP JP20389184A patent/JPS6186446A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6186446A (ja) | 1986-05-01 |
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