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JPH0463853B2 - - Google Patents
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JPH0463853B2 - - Google Patents

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JPH0463853B2
JPH0463853B2 JP19331183A JP19331183A JPH0463853B2 JP H0463853 B2 JPH0463853 B2 JP H0463853B2 JP 19331183 A JP19331183 A JP 19331183A JP 19331183 A JP19331183 A JP 19331183A JP H0463853 B2 JPH0463853 B2 JP H0463853B2
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JP
Japan
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blood
immobilized
sustained
anticancer
substance
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JP19331183A
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Izumi Sakamoto
Kunihiko Takagi
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Unitika Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗癌性物質徐放性剤の製造法に関す
るものである。
本出願人は、長期間有効に癌又は腫瘍に作用し
得る抗癌性物質徐放性剤を得るべく検討を重ねた
結果、抗癌性物質と血液凝固剤の両者を構造物に
固定化することにより徐放性と局所滞留性を兼備
させることができることを見いだし、先に提案し
た(特開昭58−140011号)。しかしながら、引続
き行った研究により、使用する抗癌性物質と血液
凝固剤の組合せによつてこれらを共存させて固定
化するときに、凝集が起こる場合があるという問
題点が判明した。
本発明者らは、かかる状況に鑑み、上記のごと
き問題点を解消すべく引続き検討を重ねた結果、
抗癌性物質と血液凝固剤をそれぞれ別々の構造物
に固定化し、そのようにして得られた構造物同志
を重ね合わせて積層物としたり、又は混ぜ合わせ
て混合物とかにすれば製造時の凝集の問題もなく
しかも製剤全体として、優れた徐放性と局所滞留
性は保持されることを見いだし、本発明に到達し
たものである。
すなわち本発明は、下記(イ)、(ロ)及び(ハ)の工程か
らなることを特徴とする繊維集合体、スポンジ、
粉末、モノフイラメント、フイルム、マイクロカ
プセルなどの形状を有する構造物(A)と抗癌性物質
と血液凝固剤とからなる抗癌性物質徐放性剤の製
造法である。
(イ) 構造物(A)に抗癌性物質を固定化して抗癌性物
質が固定された構造物(B)を得る工程。
(ロ) 構造物(A)に血液凝固剤を固定化して血液凝固
剤が固定された構造物(C)を得る工程。
(ハ) 得られた構造物(B)と構造物(C)とを組合せる工
程。
本発明において構造物を構成する素材としては
例えばセルロース、セルロース誘導体、蛋白質、
合成ポリアミノ酸、ポリエステル、ポリアミド、
ポリオレフイン、ジエンのポリマー、塩素化ポリ
オレフイン、N−ビニル化合物の重合体、芳香族
ビニル化合物の重合体、ポリピニルアルコール及
びその誘導体、不飽和アルデヒドの重合体、不飽
和カルボン酸の重合体、不飽和カルボン酸エステ
ルの重合体、不飽和カルボン酸無水物の重合体、
不飽和ニトリルの重合体、不飽和カルボン酸アミ
ドの重合体、ポリエーテル、シリコン樹脂、ポリ
ウレタン、天然ゴムなどを用いることができる。
これらのなかでも適応した後、これを除去する必
要がないという利点から、例えばコラーゲン、ゼ
ラチン、酸化セルローフ、ポリグリコール酸、ポ
リ乳酸、グリコール酸一乳酸共重合体、ポリグル
タミン酸、アミロース、コハク酸アミロースなど
の酸化アミロースなどの生体吸収物質、なかでも
ゼラチン、アミロース、キチン、酸化セルロース
が好ましく用いられる。
本発明にいう抗癌性物質とは、一般に抗癌剤又
は制癌剤又は抗腫瘍剤と呼ばれている物質並びに
一般に免疫製剤又は免疫賦活剤と呼ばれている物
質を意味し、前者の物質としては、例えばニトロ
ゲンマスタード、ニトロミン、クロラムブシル、
サイクロフオスフアミド、メルフアラン、ウラシ
ルマスタード、マンノムスチン、ドーパン、
BCNU、トリエチレンメラミン、チオ−TEPA、
Aza−TEPA、トレニモン、イソプロキユオン、
ブスルフアン、ジメチルミレラン、ピポスルフア
ン、エトグルシド、エポキシプロピジン、エポキ
シピペラジン、ヘキサメチルメラミン、ジブロモ
マンニトール、ピポブロマンなどのアルキル化
剤、葉酸、アミノプテリン、メトトレキセート、
グアニン、8−アザガニン、6−メルカプトプリ
ン、アザチオプリン、ウラシル、5−フルオロウ
ラシル、シタラビン、アザセリン、ジアゾマイシ
ンなどの代謝拮抗剤、アクチノマイシンD、サク
ロマイシン、マイトマイシンC、ダウノマイシ
ン、ブレオマイシン、クロモマイシン、カルジノ
フイリンアドレアマイシンなどの抗生物質、5−
HP、IQ−1などの合成剤、チオテバシクロホス
フアミド、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ネ
オカルチノスタンなどの植物成分、Hg−ヘマト
ポルフイリン、Co−プロトポルフイリン、ステ
イルベストロール、ヒドロキシウレア、プロカル
バジン、メチルグリヨキザル−ビス−グアニルヒ
ドラゾン、L−アスパラギナーゼなどがあげら
れ、これはそれぞれ単独にて用いても2種以上を
用いてもよいが、アルキル化剤から1種、代謝拮
抗剤から1種、抗生物質から1種を選んで組み合
わせて使用する方法などは一般的であり、エンド
キサン、5−フルオロウラシル、マイトマイシン
あるいはブレオマイシンの3者の組み合わせなど
は特に一般的である。後者の物質としては、例え
ばチミツクホルモンとその関連物質、BCG、細
胞壁スケルトン及びそのメタノール不溶分画、コ
リネバクテリウムパルバム、OK−432などの細
菌及び細菌成分、ピシバニール、レエンチナン、
SPG、マンナン、レバン、グルカンなどの多糖
体、ムラミルジペプト及びその誘導体、レバミソ
ール、ベスタチン、イソプリノシン、
NPT15392、アジメクリン、トランスフアーフア
クター、リンホオカイン、イムノPNA、インタ
フエロン及びそのインデユーサー、丸山ワクチン
などのワクチン類などがあげられ、これらはそれ
ぞれ単独にて用いても2種以上用いてもよいが、
前述の抗癌剤又は制癌剤又は抗腫瘍剤と呼ばれて
いる物質と併用するのが一般的である。
本発明に用いられる血液凝固剤としては、例え
ば血液凝固の第因子、第因子、第因子、第
因子、第因子、第因子、第因子、第因
子、第因子、第XI因子、第XII因子及び第因
子、ブレカリクレン、高分子キニノーゲン、トロ
ンビンなどがあげられる。これらは単独で用いる
こともできるし、2種以上組み合わせて用いるこ
ともできる。本発明においては血液凝固第因
子(以降Fと略記する。)、トロンビンが好ま
しく使用され、F、トロンビンの組み合わせ
が特に好ましく使用される。Fはフイブリン
安定化因子と呼ばれ、フイブリン分子間のインペ
プチド結合による安定化フイブリンの生成を促進
する因子である。Fは人、牛などの血液ある
いは胎盤より分離されるが、人に使用する場合に
は人由来のFを用いるのが好ましい。トロン
ビンは、フイブリノーゲンをフイブリンに転化す
ることができるタン白分解酵素である。トロンビ
ンは人、牛、豚などの血液より分離されるが、人
に使用する場合には人トロンビンを用いるのが好
ましい。
本発明に用いる抗癌性物質及び血液凝固剤は、
前記構造物に結合させるか、又は吸着させるか、
又は内包させることにより固定化することができ
る。抗癌性物質又は血液凝固剤を構造物に結合さ
せるには、例えばO.Zaborsky、“Immobilized
Enzymes”CRC Press.1973に記載されているよ
うな従来より公知の共有結合法やイオン結合法を
採用することができるし、また吸着させるには、
同じく物理的吸着法や抱括法を採用することがで
きるし、また内包させるには構造物を構造する素
材を外壁として、公知のマイクロカプセル化法に
てマイクロカプセル化する方法を採用することが
できる。
本発明においては、例えば次のようにして構造
物に抗癌性物質又は血液凝固剤を結合させること
ができる。すなわち抗癌性物質や血液凝固剤が、
アミノ基、カルボキシル基などの共有結合又はイ
オン結合形成能を持つ官能基を有する場合には、
これを含む溶液にて、これらの官能基と共有結合
又はイオン結合し得る官能基を持つ構造物を処理
することにより目的とする結合による固定化を行
うことができる。またこの際、構造物が抗癌性物
質又は血液凝固剤の持つ官能基と共有係合又はイ
オン結合し得る官能基を全く有しないか又は少し
しか有しない場合には、あらかじめ構造物にそれ
らの官能基を化学反応により導入した後、抗癌性
物質又は血液凝固剤をその構造物に結合すること
ができる。抗癌性物質又は血液凝固剤が官能基を
有しない場合には、前述の場合と同様に化学反応
にて官能基を導入して後、使用することも可能で
あるが、多くの場合このような化学反応にては抗
癌性物質又は血液凝固剤の薬剤としての特性が損
なわれることとなるのでこの方法は好ましく採用
されることはない。なお共有結合させる場合は、
ジシクロヘキシルカーボジイミド、1−シクロヘ
キシル−3−(2−モルホリノエチル)−カーボジ
イミド−メト−p−トルエンスルホネートなどの
脱水縮合剤を用いるのが好ましい。
また、本発明においては次のようにして構造物
に抗癌性物質又は血液凝固剤を物理的吸着法や包
括法などにより吸着することができる。すなわち
構造物を湿潤しうる溶媒に抗癌性物質又は血液凝
固剤を別々に溶解又は懸濁し、この溶液により構
造物を処理することにより抗癌性物質又は血液凝
固剤を物理的に吸着することができる。包括法は
抗癌性物質又は血液凝固剤をゲルの微細な格子の
中に包み込んで脱離できないようにする方法であ
る。この吸着法及び包括法はどのような抗癌性物
質、血液凝固剤、構造物の組み合わせにも有効で
あり、簡便でかつ薬剤としての特性を損なうこと
も少ないので本発明においてはこのましく採用さ
れる。
本発明においては、前記のごとく構造物に抗癌
性物質又は血液凝固剤を結合させるか又は吸着さ
せる方法のほかに、まず構造物に加工する前の素
材そのものに抗癌性物質又は血液凝固剤を結合さ
せるか又は吸着させ、しかるのち抗癌性物質又は
血液凝固剤が結合するか又は吸着した素材を構造
物に加工することもできる。
本発明の方法によつて抗癌性物質徐放性剤を製
造するには、次いで上記のいずれかの方法により
得られた抗癌性物質固定化構造物と血液凝固剤固
定化構造物とを組合せればよい。例えば構造物の
形状がスポンジ、フイルムあるいは織物、編物、
不織布、紙など繊維集合体などの場合は、両者を
積層するのが好ましく、また構造物の形状がモノ
フイラメントの場合は混合するのが好ましい。ま
た構造物の形状が綿状の繊維集合体、マイクロカ
プセル、又は粉末の場合は、積層、混合のいずれ
も可能であるが積層の方が好ましい。
本発明による徐放性剤の製造に際しては、抗癌
性物質、血液凝固剤の他にアンチプラスミン、ア
ルブミン、α2−マクログロブリンなどのプロテア
ーゼインヒビター、セルロプラスミン、ハプトグ
ロビン、コールドインソルブルグロブリンなどの
血しようたん白、フアイブロネクチン、抗生物質
などを構造物に固定化することができる。アンチ
プラスミンはフイブリン溶解酵素であるプラスミ
ンの阻害剤であり、従つてプラスミンを阻害する
ことにより効果を発揮するものである。本発明に
おいてはアンチプラスミンとしては、例えばε−
アミノカプロン酸、トラネキサム酸などが好まし
く用いられる。
本発明の方法にて製造された徐放性剤は癌又は
腫瘍の治療に好ましく使用されるが、特に血管閉
塞法、穿刺法などに特に好ましく使用される。
本発明の方法にて製造された徐放性剤の血管閉
塞療法への適用は、例えば血管を通じ血管カテー
テル先端を標的癌又は腫瘍組織への栄養動脈まで
到達させ、他端より塞栓剤を生理食塩水などに懸
濁させたものを注入することによつてなされる。
この際に徐放性剤は、一部は標的組織上及びその
近傍組織にまで達し、到達部位に付着して留ま
り、一部は栄養血管内部に留まり迅速に血管を閉
塞する。また閉塞された血管は再開通を起こさな
い。さらに標的組織上及びその近傍組織及び血管
閉塞部に留まつた徐放性剤からは抗癌性物質が徐
放され、癌又は腫瘍組織に局所的に長時間作用し
ていき壊死を早めかつ確実にする。このことは、
すなわち本発明により製造された徐放性剤を使用
した場合には迅速かつ正確に血管閉塞療法を施行
することが可能であり、また従来は並行して行い
得なかつた化学療法を、並行して行うことが可能
となることを意味する。
本発明の方法により製造された徐放性剤の穿刺
法への適用は、例えば標的とする癌又は腫瘍組織
上へ到達させた穿刺針を通じて徐放性剤を生理食
塩水などに懸濁させたものを必要量注入した後、
さらにこの懸濁液を徐々に注入しながら抜針を行
うことによつてなされる。このことによつて徐放
性剤は標的組織上及び穿刺針の経路付近の組織上
に分散されたその部位に付着して留まる。標的組
織上に留まつた徐放性剤は直ちに出血を停止させ
血管損傷部を修復し、かつ抗癌性物質を徐放して
癌又は腫瘍組織に長時間有効に作用していく。一
方、抜針時に注入され穿刺針の経路付近の組織上
に分散され不着して留まつた徐放性剤は近傍の血
管の損傷部位からの出血を直ちに抑え修復を行
い、かつ針の経路付近に散布された癌又は腫瘍組
織に長時間有効に作用していく。
以上のごとくに、本発明によれば抗癌性物質と
血液凝固剤の固定化の際に、これらの凝集が起こ
ることがないので、活性の高い徐放性剤を容易に
製造することができる。従つて、そのようにして
得られた徐放性剤は血管閉塞療法及び穿刺法など
の施術に際して好ましく使用され、優れた塞栓剤
としての性能と抗癌性物質徐放性剤としての性能
を合わせもつものである。また、この徐放性剤は
直接散布法の用途も有する。すなわち従来の抗癌
性物質徐放性剤を例えば切開手術を行い露出した
癌組織上に散布して局所的に作用するごとくに投
与しても、徐放性剤は血液、体液などのため散布
後直ちに局所から流れさつてしまい効果が期待し
にくいがこの徐放性剤を同様に投与した場合に
は、局所に直ちに粘着し流れさつてしまうことは
ない。
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に
説明する。
実施例 1 粉末ゼルフオーム(吸収性粉末ゼラチン、日本
アツプジヨン製)10mgを、フイブロガミン水溶液
〔人Fの濃縮乾燥製剤(ヘキスト製)1ビン
を水80mlに溶解したもの。〕1ml及びトロンビン
の生理食塩水溶液〔人トロンビンの濃縮乾燥製剤
(ミドリ十字製)1ビンを生理食塩水50mlに溶解
したもの。〕1mlの混合液に0℃下2分間浸漬し
た後、−60℃にて凍結乾燥を15時間行ってF
とトロンビンとが固定化された固定化粉末ゼルフ
オームを得た。
一方、アドリアシン(アドリアマイシン、協和
発酵(株)製)水溶液〔10ml(力価)を水2ml溶解し
たもの〕2mlに、先に用いたのと同じ粉末ゼルフ
オーム10mgを0℃下2分間浸漬した後、上記の場
合と同様にしてアドリアシンが固定化された固定
化粉末ゼルフオームを得た。
得られた2種類の固定化粉末ゼルフオームを重
ね合わせて積層物を得た。
また、上記と同様にして2種類の固定化粉末ゼ
ルフオームを得、両者を均一に混合して混合物を
得た。
一方、内径4mmのシリユン医用チユーブ34cmを
用いてループを造り、2℃の部屋において、これ
に2mlのACD保存血にCaCl2の10重量%水溶液1
mlを添加したものを充填したのち、先に調製した
積層物をチユーブに加えた後、23度の傾斜を持つ
回転板の上で16回転/分にて回転さてあ。回転開
始後1分にて血中に凝血塊の形成が認められた。
この時点において回転を停止させ、停止後1時間
目にペーパーデイスク(東洋製作所製、抗生物質
試験ペーパーデイスク、径8mm)をループ内の血
液又は凝血塊に十分浸漬させ、このものをサンプ
ルとし、試験菌としてBacillus Subtilis
ATCC6633を用い、円筒平板法にて生ずる阻止円
の大きさを求め、この阻止円の大きさより1時間
目のアドリアシンの血中濃度を求めたところ20μ
g/mgであつた。同様にして5時間目、10時間
目、24時間目、1.5日目、2日目、3日目の血中
濃度を求めたところそれぞれ31μg/mg、44μ
g/mg、82μg/mg、168μg/mg、231μg/mg、
401μg/mgであつた。
混合物についても同様の試験を行つたところ、
回転開始後1分にて凝血塊の形成が認められ、ま
たアドリアシンの血中濃度は1時間目19μg/mg
であり、以後それぞれ29μg/mg、39μg/mg、
76μg/mg、154μg/mg、211μg/mg、386μg/
mgであつた。
比較例 1 実施例1で用いたのと同じFの水溶液とト
ロンビンの生理食塩水液とアドリアシンの水溶液
とを混合したところ凝集物が生成したので、この
ものを用いて粉末ゼルフオームへの固定化を試み
たが均一な固定化は困難であつた。
比較例 2、3 実施例1と同様にしてFとトロンビンが固
定化された固定化粉末ゼルフオームを得た。この
ものを実施例1と同一のアドリアシン水溶液に浸
漬したところ比較例1よりは軽度であつたが、凝
集物が生じた、また、実施例1と同様にして得た
アドリアシン固定化粉末ゼルフオームを、実施例
1と同一のFとトロンビンの混合水溶液に浸
漬した場合も同様であつた。
実施例 2 オキシセル綿(吸収製酸化セルロース綿型、三
共株式会社)201mgを0.4規定の酢酸カルシウム水
溶液4mlに室温にて30分浸漬後、取り出して水
洗、風乾した。
粉末ゼルフオームにかえてこのオキシセル綿を
用い、かつトロンビンを用いなかつた他は実施例
2と全く同様にして、Fの固定化されたオキ
シセル綿と、アドリアシンの固定化されたオキシ
セル綿とを得た。この両者を均一に混合して混合
物を得た。
得られた混合物を用いて実施例1と同様に回転
ループによる凝血試験を行つたところ、回転開始
後1分20秒にて凝血塊が形成され管内の血液の流
動性は失われた。また、1時間目、5時間目、10
時間目、24時間目、1.5日目、2日目及び30日目
において血中のアドリアシンの濃度はそれぞれ
24μg/mg、38μg/mg、49μg/mg、89μg/mg、
162μg/mg、220μg/mg、391μg/mg、であつ
た。
実施例 3 スポンゼル(止血用ゼラチンスポンジ、山之内
製薬(株)製、5×2.5cm)を3枚用意し、その1枚
をフイブロガミン水溶液(1ビンを水16mlに溶解
したもの)4mlに、他の1枚をトロンビンの生理
食塩水溶液(1ビンを生理食塩水25mlに溶解した
もの)5mlに、残りの1枚をアドリアシン水溶液
(400mg(力価)を水15mlに溶解したもの)15mlに
それぞれ室温にて3分間浸漬したのち−30℃にて
各々3枚を別々に半凍結状態にしてからフイブロ
ガミンの固定化さてらスポンゼルを最上段に、ア
ドリアシンの固定化されたスポンゼルを中段に、
トロンビンの固定化されたスポンゼルを最下段に
して積層し、このものを−60℃にて凍結乾燥を15
時間行つて積層物を得た。この積層物から、積層
した方向に垂直に0.5cm角のものを切り取り、こ
のものを用いて実施例1と同じ回転ループによる
凝血試験を行つたところ、回転開始後1分にて凝
血塊が形成された。また、1時間目、5時間目、
10時間目、24時間目、1.5日目、2日目及び30日
目において血中のアドリアシンの濃度はそれぞれ
20μg/mg、27μg/mg、40μg/mg、78μg/mg、
154μg/mg、218μg/mg、389μg/mgであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記(イ)、(ロ)及び(ハ)の工程からなることを特徴
    とする繊維集合体、スポンジ、粉末、モノフイラ
    メント、フイルム、マイクロカプセルなどの形状
    を有する構造物(A)と抗癌性物質と血液凝固剤とか
    らなる抗癌性物質徐放性剤の製造法。 (イ) 構造物(A)に抗癌性物質を固定化して抗癌性物
    質が固定された構造物(B)を得る工程。 (ロ) 構造物(A)に血液凝固剤を固定化して血液凝固
    剤が固定化された構造物(C)を得る工程。 (ハ) 得られた構造物(B)と構造物(C)とを組合せる工
    程。
JP19331183A 1983-10-14 1983-10-14 抗癌性物質徐放性剤の製造法 Granted JPS6084214A (ja)

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CN108478864B (zh) * 2017-08-07 2020-10-23 上海交通大学医学院附属第九人民医院 复合纤维支架

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