JPH0466549B2 - - Google Patents
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- JPH0466549B2 JPH0466549B2 JP59191063A JP19106384A JPH0466549B2 JP H0466549 B2 JPH0466549 B2 JP H0466549B2 JP 59191063 A JP59191063 A JP 59191063A JP 19106384 A JP19106384 A JP 19106384A JP H0466549 B2 JPH0466549 B2 JP H0466549B2
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- cavity
- water
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- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、水中に投入すると固形飲料本体の
空洞部から発泡成分が気泡とともに勢いよく噴き
出しながら溶解し、火山の噴火態様等を模型的に
水中においてつくりだす固形飲料に関するもので
ある。 〔従来の技術〕 従来から固形飲料として酸味料と炭酸ナトリウ
ムを主原料とし、これらに香味料と糊料等の添加
剤を加え、顆粒状に成形したものがある。この顆
粒状の固形飲料は、インスタントに飲料を得るこ
とだけを目的としてつくられているものであり、
それ自身の形状による面白さや溶解時の溶解態様
の面白さについては何ら配慮がなされていない。 〔発明が解決しようとする課題〕 そこでこれらの面白さを加味するために、上記
の顆粒状固形飲料を、種々の形状に成形された
飴,スナツク菓子と一体化したものが考え出され
た。しかしながら、これらは形状の面白さは有し
ているものの水中における溶解態様の面白さを実
現することはできなかつた。 この発明は、それ自体の形状による面白さのみ
ならず、水中における溶解態様の面白さをも発現
しうる固形飲料の提供をその目的とするものであ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、この発明の固形飲
料は、糖類を主成分とし緻密な状態での任意の形
状に形成された固形飲料本体と、この固形飲料本
体に形成され入口が固形飲料本体の表面に開口す
る空洞部を備え、上記空洞部内に、水と会つて発
泡する粒状発泡剤が充填され、空洞部の入口が、
易水溶性成分からなる蓋体で閉塞されているとい
う構成をとる。 〔作用〕 すなわち、この固形飲料は、固形飲料本体が任
意の形状に形成されており形状自体の面白さを備
えている。そして、発泡剤および蓋体を有する上
記固形飲料本体を水中に投入すると、固形飲料本
体の空洞部入口を塞ぐ蓋体の一部が速やかに溶解
し発泡剤が水と会つて発泡し、その発泡圧力で蓋
体の残部とともに、空洞部の入口から激しく水中
に噴き出す。蓋体の残部は、殆どの場合水中に噴
き出すときに溶解消失する。したがつて、固形飲
料本体の形状を火山の形状もしくはロケツト本体
の形状に形成し、これと発泡剤とを組み合わせる
ことにより、火山の噴火態様、ロケツトの噴射態
様等極めて興趣に富んだ溶解態様を実現しうるよ
うになる。なお、上記固形飲料本体は糖類を主成
分とするため、徐々に水に溶解して水に甘味等の
味を付与し、発泡剤がそれにソーダ味を付与す
る。したがつて、固形飲料全体が水に溶解したあ
とはその水がソーダ水調の味となり、飲料自体の
味をも楽しむことができるようになる。 次にこの発明を詳しく説明する。 上記の固形飲料本体,発泡剤,蓋体はいずれも
水溶性のものであることは当然であるが、上記の
ように火山の噴火態様やロケツトの噴射態様の実
現には固形飲料本体の緻密性や空洞部の大きさ,
発泡剤の形状,組成等が大きな影響を与える。 すなわち、発泡剤が水中に噴出する前に固形飲
料本体が水に溶解して崩形してしまうことのない
ように固形飲料本体は緻密に構成され、水にすぐ
溶けないように配慮される。通常この固形飲料本
体の見掛比重は0.8〜1.2g/cm3に設定される。最
も好ましいのは0.9〜1.1g/cm3である。見掛比重
が0.8g/cm3未満になると、固形飲料を水中に投
入したとき固形飲料本体が速やかに溶解崩形する
ようになり、所望の溶解態様が得られにくくな
る。逆に1.2g/cm3以上になると固形飲料本体の
水中における溶解崩形に時間が掛りすぎインスタ
ント性にかけるようになる。このような固形飲料
本体は、蔗糖のような糖類単独もしくは蔗糖を主
体とし、後記の可食性高分子を含むもの、または
これに香味料,着色料を添加したもの、さらには
甘味料,水混和性有機溶剤を添加したものにより
構成される。 空洞部の寸法も上記固形飲料本体の溶解性に影
響を与えるとともに、発泡剤の発泡状態にも影響
を与えるため、適正に設定される。すなわち、空
洞部の寸法は、固形飲料本体の体積に対して空洞
部の内容積が5〜40%(V/V)になるように設
定することが望ましい。最も好ましいのは10〜30
%(V/V)である。空洞部の内容積が固形飲料
本体に対して5%(V/V)未満になると空洞部
に充填する発泡剤の量が少なくなり、発泡剤の噴
出による所望の溶解態様が得られにくくなる。逆
に40%(V/V)を超えると固形飲料本体の固形
性,緻密性が悪くなり、水に投入したときにすぐ
溶解して崩形するということが多くなる。 そして、火山の噴火態様,ロケツトの噴射態様
を溶解時にクリアに実現するためには上記のよう
な2つの要素に加えてさらに発泡剤の形状や組成
等を適正に調整することが求められる。すなわ
ち、発泡剤が水と接触して速やかに発泡し、気泡
とともに水中に噴き出さなければ火山の噴火態様
やロケツトの噴射態様を実現することができな
い。このためには発泡剤は顆粒状であることが望
ましい。そして、この顆粒状のものは、発泡剤の
うち、通常、酸成分(A)と他方の成分(B)のいずれか
一方であつてもよい。この発明における粒状発泡
剤は、このようなものを全て含むものである。そ
して、この発明に用いる発泡剤は、上記のよう
に、通常、酸成分(A)と、酸と接触して炭酸ガスを
発生する発泡生成(B)とから構成されているのであ
るのが、その両成分の割合を、A:B=1:0.5
ないし1:1.5に設定することが好ましい。最も
好ましいのは1:0.7ないし1:1.2である。酸成
分(A)に対して、酸と接触して炭酸ガスを発生する
発泡成分(B)の割合が0.5未満になつたり、逆に発
泡成分(B)の割合が1.5を超えたりすると、炭酸ガ
スの発生反応が緩慢になつて炭酸ガスによる噴出
圧力が不充分になり、また味覚においても酸味が
強すぎたり、逆にアルカリ味が強すぎたりするよ
うになる。上記の発泡成分(B)としては、炭酸水素
ナトリウム,炭酸水素アンモニウム等の炭酸塩が
あげられる。また、酸成分(A)としては、酒石酸,
クエン酸,フマル酸,リンゴ酸等があげられ、単
独でもしくは併せて用いられる。 上記固形飲料本体の空洞部を閉塞する蓋体は、
易水溶性成分から構成されており、固形飲料が水
中に投入されると溶解して消失し、水分を空洞内
に導入しうるようなものがよい。蓋体を構成する
易水溶性成分としては、例えば糖類と可食性高分
子との混合物を水蒸気で蒸煮処理し、ついで乾燥
処理して強度を発現させる物等があげられる。こ
の場合の糖類としては、例えばグルコース,フラ
クトース,キシロース,蔗糖,マルトース等があ
げられ、可食性高分子としては、水または熱水に
溶解もしくは膨潤し、前記の糖類等を結着しうる
能力のあるものが用いられる。例えば、ポテトス
ターチ,小麦粉澱粉,コーンスターチ,白玉粉,
米粉末,小麦粉,穀類粉末,デキストリン,ソル
ブルスターチ,カルボキシメチルスターチ,ロー
カストビーンガム,アラビアガム,プルラン,カ
ルボキシメチルセルロース,メチルセルロース,
フアーセレラン,カラギナン,ペクチン,ゼラチ
ン等があげられる。 つぎに、この固形飲料の製造の一例について説
明する。 まず、固形飲料本体を製造する。すなわち、糖
類を主成分とする固形飲料本体の原料に、その原
料の結着性を高めるため、水,水混和性有機溶剤
を添加し、これを、例えば火山の形状やロケツト
本体の形状に圧縮成形し、ついで乾燥して所定の
緻密度をもつ固形飲料本体をつくる。つぎに、こ
の固形飲料本体に形成された空洞部内に発泡剤を
充填する。そして、この空洞部の入口を易水溶性
成分からなる蓋体で閉塞する。この閉塞はつぎの
ようにして行われる。すなわち、糖類と可食性高
分子の混合物を上記空洞部の入口に充填して空洞
部の入口をふさぎ、蒸気を用いて蒸煮して飴状化
し、ついで乾燥処理するということにより行われ
る。このようにして得られた固形飲料を第1図な
いし第3図に示す。第1図のものは、固形飲料本
体1を火山の形状に形成しており、その火山の噴
火口に相当する空洞部内に発泡剤2を充填し、空
洞部の入口を易水溶性成分からなる蓋体3で閉塞
して構成されている。このものを水中に投入する
と、蓋体3の一部が直ちに溶解して消失し、発泡
剤2が水と接触して反応し炭酸ガスを発生する。
そして、発泡剤2が、発生する炭酸ガスの圧力に
より泡とともに空洞部から勢いよく吹き出し、火
山が噴火しているような状態を実現する。第2図
のものは、固形飲料本体1をロケツト(UFO)
本体の形状に設定している。それ以外の部分は第
1図のものと同じである。このものは、上下を逆
にして水中に投入すると、発泡剤2が下向きに発
泡し、ロケツトが火炎を噴射しながら浮遊してい
るような状態を実現する。第3図のものは、固形
飲料本体1を玉手箱の箱の形状に設定している。
それ以外の部分は第1図のものと同じである。こ
のものを水中に投入すると、蓋体3が溶解して発
泡剤2が勢いよく噴出し、玉手箱から煙を飛び出
しているような状態が実現される。 〔発明の効果〕 この発明の固形飲料は、固形飲料本体を、糖類
を主成分とし緻密な状態で形成し、水に溶けにく
い状態にし、これに空洞部を設け、その空洞部に
粒状発泡剤を充填し、空洞部の入口を易水容性成
分からなる蓋体で閉塞している。その結果、この
発明の固形飲料は、激しく発泡剤を噴出する。す
なわち、この発明の固形飲料では、上記空洞部
に、粒状発泡剤が単独で充填され、空洞部の入口
が易水容性成分からなる蓋体で閉塞されている。
したがつて、この固形飲料を水中に投入すると、
まず上記蓋体が溶解し、水が空洞部内に浸入しは
じめ、ついで粒状発泡剤の発泡がはじまる。そし
て、この粒状発泡剤の発泡圧力が所定の圧力より
も高くなると、その発泡圧力によつて、蓋体が空
洞部の入口からはねとぶと同時に、発泡剤が空洞
部の入口から上方に激しく噴出する。この場合、
発泡剤は、粒状であり、しかも糖類等の成分を帯
同しないため、激しく噴出する。したがつて、そ
の噴出はあたかも火山の噴火をあらわすかのよう
になる。そして、この発明の固形飲料は、固形飲
料本体自体が徐々に溶解するのであり、その溶解
後は通常のインスタントのソーダ系飲料と同様の
味覚をも楽しむことが可能となる。 つぎに、実施例について説明する。 〔実施例 1〕 グラニユウ糖80部(重量基準、以下同じ),加
工澱粉18部,フレーバー1部および食用色素0.2
部からなる配合物に水を3部添加混合したのち、
この生成湿潤混合物をテフロン樹脂製の成形枠
(下面の直径28mm,上面の直径38mm,高さ28mmの
逆円錐台状有底円筒状の底面中央部に直径15mm,
高さ18mmの円柱が植設されたもの)に入れ、見掛
密度が1.0g/cm3になるように圧縮した。ついで、
これを60℃の熱風乾燥機に入れて80分間乾燥し、
重量20gの空洞部付き固形飲料本体を得た。この
固形飲料本体の空洞部に、顆粒状炭酸水素ナトリ
ウム50部,顆粒状酒石酸50部の割合の混合物2g
を充填し、さらに蓋体を構成するため、グラニユ
ウ糖60部およびコーンスターチをα化した加工澱
粉40部の混合物を1.0g充填し、約10秒間蒸煮処
理した。ついで、これを60℃の熱風乾燥機に入れ
20分間乾燥し目的とする火山調の固形飲料(第1
図参照)を得た。 〔参考例 1〕 固形飲料本体の空洞部の蓋体を、溶解にかなり
長時間を要する材料を用い、つぎのようにして構
成した。すなわち、ゼラチン50部と、コーンスタ
ーチをα化した加工工澱粉50部とからなる配合物
2.0gを空洞部入口に充填し、約40秒間蒸煮処理
し、ついで60℃の熱風乾燥機に入れ20分間乾燥し
て蓋体を構成した。それ以外は実施例1と同様に
して固形飲料を得た。 以上の実施例1および参考例1で得られた固形
飲料を水中に投入し、噴出度および風味を調べ
た。その結果は第1表のとおりであり、参考例1
のものは実施例1のものに比べ噴出までの時間が
長く、しかも噴出時間が短くなつていることがわ
かる。
空洞部から発泡成分が気泡とともに勢いよく噴き
出しながら溶解し、火山の噴火態様等を模型的に
水中においてつくりだす固形飲料に関するもので
ある。 〔従来の技術〕 従来から固形飲料として酸味料と炭酸ナトリウ
ムを主原料とし、これらに香味料と糊料等の添加
剤を加え、顆粒状に成形したものがある。この顆
粒状の固形飲料は、インスタントに飲料を得るこ
とだけを目的としてつくられているものであり、
それ自身の形状による面白さや溶解時の溶解態様
の面白さについては何ら配慮がなされていない。 〔発明が解決しようとする課題〕 そこでこれらの面白さを加味するために、上記
の顆粒状固形飲料を、種々の形状に成形された
飴,スナツク菓子と一体化したものが考え出され
た。しかしながら、これらは形状の面白さは有し
ているものの水中における溶解態様の面白さを実
現することはできなかつた。 この発明は、それ自体の形状による面白さのみ
ならず、水中における溶解態様の面白さをも発現
しうる固形飲料の提供をその目的とするものであ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、この発明の固形飲
料は、糖類を主成分とし緻密な状態での任意の形
状に形成された固形飲料本体と、この固形飲料本
体に形成され入口が固形飲料本体の表面に開口す
る空洞部を備え、上記空洞部内に、水と会つて発
泡する粒状発泡剤が充填され、空洞部の入口が、
易水溶性成分からなる蓋体で閉塞されているとい
う構成をとる。 〔作用〕 すなわち、この固形飲料は、固形飲料本体が任
意の形状に形成されており形状自体の面白さを備
えている。そして、発泡剤および蓋体を有する上
記固形飲料本体を水中に投入すると、固形飲料本
体の空洞部入口を塞ぐ蓋体の一部が速やかに溶解
し発泡剤が水と会つて発泡し、その発泡圧力で蓋
体の残部とともに、空洞部の入口から激しく水中
に噴き出す。蓋体の残部は、殆どの場合水中に噴
き出すときに溶解消失する。したがつて、固形飲
料本体の形状を火山の形状もしくはロケツト本体
の形状に形成し、これと発泡剤とを組み合わせる
ことにより、火山の噴火態様、ロケツトの噴射態
様等極めて興趣に富んだ溶解態様を実現しうるよ
うになる。なお、上記固形飲料本体は糖類を主成
分とするため、徐々に水に溶解して水に甘味等の
味を付与し、発泡剤がそれにソーダ味を付与す
る。したがつて、固形飲料全体が水に溶解したあ
とはその水がソーダ水調の味となり、飲料自体の
味をも楽しむことができるようになる。 次にこの発明を詳しく説明する。 上記の固形飲料本体,発泡剤,蓋体はいずれも
水溶性のものであることは当然であるが、上記の
ように火山の噴火態様やロケツトの噴射態様の実
現には固形飲料本体の緻密性や空洞部の大きさ,
発泡剤の形状,組成等が大きな影響を与える。 すなわち、発泡剤が水中に噴出する前に固形飲
料本体が水に溶解して崩形してしまうことのない
ように固形飲料本体は緻密に構成され、水にすぐ
溶けないように配慮される。通常この固形飲料本
体の見掛比重は0.8〜1.2g/cm3に設定される。最
も好ましいのは0.9〜1.1g/cm3である。見掛比重
が0.8g/cm3未満になると、固形飲料を水中に投
入したとき固形飲料本体が速やかに溶解崩形する
ようになり、所望の溶解態様が得られにくくな
る。逆に1.2g/cm3以上になると固形飲料本体の
水中における溶解崩形に時間が掛りすぎインスタ
ント性にかけるようになる。このような固形飲料
本体は、蔗糖のような糖類単独もしくは蔗糖を主
体とし、後記の可食性高分子を含むもの、または
これに香味料,着色料を添加したもの、さらには
甘味料,水混和性有機溶剤を添加したものにより
構成される。 空洞部の寸法も上記固形飲料本体の溶解性に影
響を与えるとともに、発泡剤の発泡状態にも影響
を与えるため、適正に設定される。すなわち、空
洞部の寸法は、固形飲料本体の体積に対して空洞
部の内容積が5〜40%(V/V)になるように設
定することが望ましい。最も好ましいのは10〜30
%(V/V)である。空洞部の内容積が固形飲料
本体に対して5%(V/V)未満になると空洞部
に充填する発泡剤の量が少なくなり、発泡剤の噴
出による所望の溶解態様が得られにくくなる。逆
に40%(V/V)を超えると固形飲料本体の固形
性,緻密性が悪くなり、水に投入したときにすぐ
溶解して崩形するということが多くなる。 そして、火山の噴火態様,ロケツトの噴射態様
を溶解時にクリアに実現するためには上記のよう
な2つの要素に加えてさらに発泡剤の形状や組成
等を適正に調整することが求められる。すなわ
ち、発泡剤が水と接触して速やかに発泡し、気泡
とともに水中に噴き出さなければ火山の噴火態様
やロケツトの噴射態様を実現することができな
い。このためには発泡剤は顆粒状であることが望
ましい。そして、この顆粒状のものは、発泡剤の
うち、通常、酸成分(A)と他方の成分(B)のいずれか
一方であつてもよい。この発明における粒状発泡
剤は、このようなものを全て含むものである。そ
して、この発明に用いる発泡剤は、上記のよう
に、通常、酸成分(A)と、酸と接触して炭酸ガスを
発生する発泡生成(B)とから構成されているのであ
るのが、その両成分の割合を、A:B=1:0.5
ないし1:1.5に設定することが好ましい。最も
好ましいのは1:0.7ないし1:1.2である。酸成
分(A)に対して、酸と接触して炭酸ガスを発生する
発泡成分(B)の割合が0.5未満になつたり、逆に発
泡成分(B)の割合が1.5を超えたりすると、炭酸ガ
スの発生反応が緩慢になつて炭酸ガスによる噴出
圧力が不充分になり、また味覚においても酸味が
強すぎたり、逆にアルカリ味が強すぎたりするよ
うになる。上記の発泡成分(B)としては、炭酸水素
ナトリウム,炭酸水素アンモニウム等の炭酸塩が
あげられる。また、酸成分(A)としては、酒石酸,
クエン酸,フマル酸,リンゴ酸等があげられ、単
独でもしくは併せて用いられる。 上記固形飲料本体の空洞部を閉塞する蓋体は、
易水溶性成分から構成されており、固形飲料が水
中に投入されると溶解して消失し、水分を空洞内
に導入しうるようなものがよい。蓋体を構成する
易水溶性成分としては、例えば糖類と可食性高分
子との混合物を水蒸気で蒸煮処理し、ついで乾燥
処理して強度を発現させる物等があげられる。こ
の場合の糖類としては、例えばグルコース,フラ
クトース,キシロース,蔗糖,マルトース等があ
げられ、可食性高分子としては、水または熱水に
溶解もしくは膨潤し、前記の糖類等を結着しうる
能力のあるものが用いられる。例えば、ポテトス
ターチ,小麦粉澱粉,コーンスターチ,白玉粉,
米粉末,小麦粉,穀類粉末,デキストリン,ソル
ブルスターチ,カルボキシメチルスターチ,ロー
カストビーンガム,アラビアガム,プルラン,カ
ルボキシメチルセルロース,メチルセルロース,
フアーセレラン,カラギナン,ペクチン,ゼラチ
ン等があげられる。 つぎに、この固形飲料の製造の一例について説
明する。 まず、固形飲料本体を製造する。すなわち、糖
類を主成分とする固形飲料本体の原料に、その原
料の結着性を高めるため、水,水混和性有機溶剤
を添加し、これを、例えば火山の形状やロケツト
本体の形状に圧縮成形し、ついで乾燥して所定の
緻密度をもつ固形飲料本体をつくる。つぎに、こ
の固形飲料本体に形成された空洞部内に発泡剤を
充填する。そして、この空洞部の入口を易水溶性
成分からなる蓋体で閉塞する。この閉塞はつぎの
ようにして行われる。すなわち、糖類と可食性高
分子の混合物を上記空洞部の入口に充填して空洞
部の入口をふさぎ、蒸気を用いて蒸煮して飴状化
し、ついで乾燥処理するということにより行われ
る。このようにして得られた固形飲料を第1図な
いし第3図に示す。第1図のものは、固形飲料本
体1を火山の形状に形成しており、その火山の噴
火口に相当する空洞部内に発泡剤2を充填し、空
洞部の入口を易水溶性成分からなる蓋体3で閉塞
して構成されている。このものを水中に投入する
と、蓋体3の一部が直ちに溶解して消失し、発泡
剤2が水と接触して反応し炭酸ガスを発生する。
そして、発泡剤2が、発生する炭酸ガスの圧力に
より泡とともに空洞部から勢いよく吹き出し、火
山が噴火しているような状態を実現する。第2図
のものは、固形飲料本体1をロケツト(UFO)
本体の形状に設定している。それ以外の部分は第
1図のものと同じである。このものは、上下を逆
にして水中に投入すると、発泡剤2が下向きに発
泡し、ロケツトが火炎を噴射しながら浮遊してい
るような状態を実現する。第3図のものは、固形
飲料本体1を玉手箱の箱の形状に設定している。
それ以外の部分は第1図のものと同じである。こ
のものを水中に投入すると、蓋体3が溶解して発
泡剤2が勢いよく噴出し、玉手箱から煙を飛び出
しているような状態が実現される。 〔発明の効果〕 この発明の固形飲料は、固形飲料本体を、糖類
を主成分とし緻密な状態で形成し、水に溶けにく
い状態にし、これに空洞部を設け、その空洞部に
粒状発泡剤を充填し、空洞部の入口を易水容性成
分からなる蓋体で閉塞している。その結果、この
発明の固形飲料は、激しく発泡剤を噴出する。す
なわち、この発明の固形飲料では、上記空洞部
に、粒状発泡剤が単独で充填され、空洞部の入口
が易水容性成分からなる蓋体で閉塞されている。
したがつて、この固形飲料を水中に投入すると、
まず上記蓋体が溶解し、水が空洞部内に浸入しは
じめ、ついで粒状発泡剤の発泡がはじまる。そし
て、この粒状発泡剤の発泡圧力が所定の圧力より
も高くなると、その発泡圧力によつて、蓋体が空
洞部の入口からはねとぶと同時に、発泡剤が空洞
部の入口から上方に激しく噴出する。この場合、
発泡剤は、粒状であり、しかも糖類等の成分を帯
同しないため、激しく噴出する。したがつて、そ
の噴出はあたかも火山の噴火をあらわすかのよう
になる。そして、この発明の固形飲料は、固形飲
料本体自体が徐々に溶解するのであり、その溶解
後は通常のインスタントのソーダ系飲料と同様の
味覚をも楽しむことが可能となる。 つぎに、実施例について説明する。 〔実施例 1〕 グラニユウ糖80部(重量基準、以下同じ),加
工澱粉18部,フレーバー1部および食用色素0.2
部からなる配合物に水を3部添加混合したのち、
この生成湿潤混合物をテフロン樹脂製の成形枠
(下面の直径28mm,上面の直径38mm,高さ28mmの
逆円錐台状有底円筒状の底面中央部に直径15mm,
高さ18mmの円柱が植設されたもの)に入れ、見掛
密度が1.0g/cm3になるように圧縮した。ついで、
これを60℃の熱風乾燥機に入れて80分間乾燥し、
重量20gの空洞部付き固形飲料本体を得た。この
固形飲料本体の空洞部に、顆粒状炭酸水素ナトリ
ウム50部,顆粒状酒石酸50部の割合の混合物2g
を充填し、さらに蓋体を構成するため、グラニユ
ウ糖60部およびコーンスターチをα化した加工澱
粉40部の混合物を1.0g充填し、約10秒間蒸煮処
理した。ついで、これを60℃の熱風乾燥機に入れ
20分間乾燥し目的とする火山調の固形飲料(第1
図参照)を得た。 〔参考例 1〕 固形飲料本体の空洞部の蓋体を、溶解にかなり
長時間を要する材料を用い、つぎのようにして構
成した。すなわち、ゼラチン50部と、コーンスタ
ーチをα化した加工工澱粉50部とからなる配合物
2.0gを空洞部入口に充填し、約40秒間蒸煮処理
し、ついで60℃の熱風乾燥機に入れ20分間乾燥し
て蓋体を構成した。それ以外は実施例1と同様に
して固形飲料を得た。 以上の実施例1および参考例1で得られた固形
飲料を水中に投入し、噴出度および風味を調べ
た。その結果は第1表のとおりであり、参考例1
のものは実施例1のものに比べ噴出までの時間が
長く、しかも噴出時間が短くなつていることがわ
かる。
固形飲料本体の原料配合およびその見掛密度を
下記の第2表のように変えた。それ以外は実施例
1と同様にして固形飲料を得た。表中No.4は参考
例2を示し、それ以外のNo.のものは実施例を示し
ている。このようにして得られた固形飲料につい
て噴出度,風味を測定し、その結果を第2表に示
した。参考例2(No.4)は固形飲料本体が緻密に
構成されていないため、水中投入より短時間で消
失してしまい発泡剤の噴出も短時間しかみられな
い。これに対して実施例(No.4以外のもの)で
は、固形飲料本体が水中でかなり長時間形を保つ
ため、発泡剤の噴出もかなり長時間行われ、火山
の噴火態様が長時間持続される。
下記の第2表のように変えた。それ以外は実施例
1と同様にして固形飲料を得た。表中No.4は参考
例2を示し、それ以外のNo.のものは実施例を示し
ている。このようにして得られた固形飲料につい
て噴出度,風味を測定し、その結果を第2表に示
した。参考例2(No.4)は固形飲料本体が緻密に
構成されていないため、水中投入より短時間で消
失してしまい発泡剤の噴出も短時間しかみられな
い。これに対して実施例(No.4以外のもの)で
は、固形飲料本体が水中でかなり長時間形を保つ
ため、発泡剤の噴出もかなり長時間行われ、火山
の噴火態様が長時間持続される。
【表】
第2表より明らかなように、噴出度の観点から
固形飲料本体の見掛比重は0.8〜1.2g/cm3に設定
することが好ましく、最も好ましいのは0.9〜1.1
g/cm3であることがわかる。
固形飲料本体の見掛比重は0.8〜1.2g/cm3に設定
することが好ましく、最も好ましいのは0.9〜1.1
g/cm3であることがわかる。
第1図はこの発明の一実施例の構成図、第2図
は他の実施例の構成図、第3図はさらに他の実施
例の構成図である。 1…固形飲料本体、2…発泡剤、3…蓋体。
は他の実施例の構成図、第3図はさらに他の実施
例の構成図である。 1…固形飲料本体、2…発泡剤、3…蓋体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 糖類を主成分とし緻密な状態で任意の形状に
形成された固形飲料本体と、この固形飲料本体に
形成され入口が固形飲料本体の表面に開口する空
洞部を備え、上記空洞部内に、水と会つて発泡す
る粒状発泡剤が充填され、空洞部の入口が、易水
溶性成分からなる蓋体で閉塞されていることを特
徴とする固形飲料。 2 固形飲料本体が、見掛密度0.8〜1.2g/cm2に
設定されている特許請求の範囲第1項記載の固形
飲料。 3 空洞部の寸法が、固形飲料本体の体積に対す
る空洞部の内容積が5〜40%(V/V)になるよ
うに設定されている特許請求の範囲第1項または
第2項記載の固形飲料。 4 発泡剤が、酸と接触して炭酸ガスを発生する
発泡成分と酸成分とから構成されている特許請求
の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の固
形飲料。 5、酸と接触して炭酸ガスを発生する発泡成分
が、炭酸水素ナトリウムである特許請求の範囲第
4項記載の固形飲料。 6 酸成分が、酒石酸,クエン酸等の有機酸であ
る特許請求の範囲第4項記載の固形飲料。 7 蓋体が、糖類と可食性高分子物との混合物を
水蒸気で蒸煮処理して飴状化したのち乾燥処理し
て構成されたものである特許請求の範囲第1項な
いし第6項のいずれかに記載の固形飲料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59191063A JPS6167467A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 固形飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59191063A JPS6167467A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 固形飲料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6167467A JPS6167467A (ja) | 1986-04-07 |
| JPH0466549B2 true JPH0466549B2 (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=16268260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59191063A Granted JPS6167467A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 固形飲料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6167467A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS602035B2 (ja) * | 1982-05-29 | 1985-01-18 | カネボウ食品株式会社 | 固形飲料およびその製法 |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP59191063A patent/JPS6167467A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6167467A (ja) | 1986-04-07 |
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