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JPH046688B2 - - Google Patents
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JPH046688B2 - - Google Patents

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JPH046688B2
JPH046688B2 JP59089265A JP8926584A JPH046688B2 JP H046688 B2 JPH046688 B2 JP H046688B2 JP 59089265 A JP59089265 A JP 59089265A JP 8926584 A JP8926584 A JP 8926584A JP H046688 B2 JPH046688 B2 JP H046688B2
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JP
Japan
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fatty acid
licorice
acid ester
licorice extract
water
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JP59089265A
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JPS60233015A (ja
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Ryuzo Ueno
Toshio Matsuda
Koichi Tago
Juji Kunimi
Tatsuo Kanayama
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Ueno Pharmaceutical Co Ltd
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Ueno Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、甘草あるいは甘草より甘味成分を抽
出した残渣から有機溶媒を使用して抽出した抗菌
性物質の改善された製剤に関する。 甘草は生薬として古くから知られ、現在は主に
食品用甘味料、タバコ用香味料、医薬品等の原料
として使用されており、特に水溶性の甘味成分で
あるグリチルリチンは多方面に利用されている。
また甘草中にはグリチルリチン以外に抗菌性物質
が含まれていることも知られている。この抗菌性
物質は水に難溶性であるため、食品や化粧品の保
存料として用いる際に、食品中や化粧品中に均一
に分散もしくは溶解させることが困難である。従
つて、食品などの製造時にこの抗菌性物質を添加
する場合、上記の点に十分に注意しておかなけれ
ば、保存効果の発現にはバラツキを生じてしま
う。この抗菌性物質はメタノール、エタノール、
アセトン、ジクロルメタン等の有機溶媒には比較
的良く溶けるので、これらの有機溶媒に溶解して
添加する方法が考えられるが、これらの有機溶媒
は食品や化粧品の品質に影響を与えるおそれがあ
り、また食品には大部分の有機溶媒は使用できな
いので実用的ではない。 本発明者らは、上記の点に鑑み、甘草から抽出
された抗菌性物質の実用性の向上のため、研究を
進めた結果、親水性−疎水性バランス(以下
HLBと称する)が5以上のしよ糖脂肪酸エステ
ルを併用することにより、溶解性の改善された抗
菌性製剤が得られることを見い出した。 本発明は、甘草あるいは甘草から水性溶媒を用
いて甘味成分を抽出した残査より有機溶媒を使用
して抽出した抗菌性物質と、HLBが5以上のし
よ糖脂肪酸エステルとから成る溶解性の改善され
た抗菌性製剤である。 本発明に用いられる抗菌性物質は、甘草あるい
は甘草から水性溶媒を用いて甘味成分を抽出した
残査より、有機溶媒を使用して抽出される。 有機溶媒としては例えばメタノール、エタノー
ル、アセトン、ジクロルメタン、1,2−ジクロ
ルエタン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、
キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、酢酸エチルなどがあげられる。また有
機溶媒で抽出した抗菌性物質をさらに塩基性陰イ
オン交換樹脂あるいは多孔質樹脂に吸着、溶出さ
せた精製物も本発明に用いることができる。 非イオン系の界面活性剤が親水性であるか、親
油性であるのかを表わすために一般にHLB値が
用いられるが、本発明に用いられる界面活性剤
は、このHLBが5以上のしよ糖脂肪酸エステル
である。しよ糖脂肪酸エステルとしては、例えば
しよ糖ステアリン酸エステル、しよ糖パルミチン
酸エステル、しよ糖ラウリン酸エステル、しよ糖
オレイン酸エステル等のモノエステル、ジエステ
ル又はトリエステルが単独で又は混合物として用
いられる。 HLBが5より低いしよ糖脂肪酸エステルを用
いた場合は、得られた製剤の溶解性が非常に低く
なつてしまう。食品への添加が認められている界
面活性剤としては、しよ糖脂肪酸エステル以外に
ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エ
ステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、
大豆リン脂質等があげられる。しかしこれらの界
面活性剤を用いた製剤では溶解性の向上はほとん
ど認められない。また、グリセリン脂肪酸エステ
ルの中でポリグリセロールエステルでHLBの高
いものは、僅かに溶解性改善効果を示したが、そ
れ自体常温ではペースト状であり、甘草抽出物の
処理に際して、十分な溶解性改善効果を得るため
やや多量に使用すると、得られる製剤は固形化せ
ず粘稠な油状のままであるため取扱いに不便であ
り、水にも全く分散しない。前記の界面活性剤以
外に、我国では食品への使用が認められていない
が、外国において広く使用が認められており、ま
た我国でも医薬品への使用が認められている非イ
オン系の親水性界面活性剤であるポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステルは、HLBがかな
り高いが、溶解性改善効果を示さず、このものも
常温では液状であるので多量に使用すると製剤は
固形化せず、水にもほとんど分散しない。 抗菌性物質としての甘草抽出物の溶解性が、し
よ糖脂肪酸エステルの処理によつて著しく改善さ
れる理由についてはまだ解明されていない。スラ
イドグラス上に置いた水滴上に、しよ糖脂肪酸エ
ステルで処理した甘草抽出物もしくは未処理の甘
草抽出物を落して顕微鏡で比較観察すると、しよ
糖脂肪酸エステルで処理した甘草抽出物では結晶
が微細粒子に壊れて行くのが認められるのに対
し、未処理の甘草抽出物では結晶同士が凝集し、
水と馴染んでない様子である。このことからおそ
らく甘草抽出物の疎水性の表面が、親水性の高い
しよ糖脂肪酸エステルの処理により水と馴染み易
くなり、そのほかに甘草抽出物の一部はしよ糖脂
肪酸エステルのミセルの中に溶け込んで溶解性が
改善されたものと考えられる。 本発明の製剤は甘草から抽出された抗菌性物質
とHLBが5以上のしよ糖脂肪酸エステルを混合
することにより得られる。混合方法は特に限定さ
れるものではないが、甘草抽出物としよ糖脂肪酸
エステルをできるだけ均質に混合することが好ま
しい。例えば、あらかじめ別々に微細化した両物
質を混合機で混合する方法、ボールミル等を用い
て両物質を同時に磨砕しながら混合する方法、ア
ルコール、アセトンなどの溶媒に両物質を溶解さ
せ、溶媒を留去して両物質を析出させ、これを粉
砕又は磨砕する方法、甘草抽出物の微細粉末を流
動化させ、これにしよ糖脂肪酸エステル溶液を噴
霧して付着させ、乾燥する方法等があげられる。
操作が簡便で、特に両物質の均質な製剤が得られ
るという点から、溶媒に両物質を溶解させ、溶媒
を留去して両物質を析出させ、これを粉砕又は磨
砕する方法が好ましい。甘草の有機溶媒抽出液に
しよ糖脂肪酸エステルを溶解したのち、溶媒を留
去してもよい。 しよ糖脂肪酸エステルの使用量は、甘草抽出物
(抗菌性物質)1重量部に対し0.1〜4重量部、好
ましくは0.25〜2重量部である。しよ糖脂肪酸エ
ステルの量が0.1重量部より少ない場合は、未処
理の甘草抽出物よりは溶解性は良くなつているの
ものの十分ではない。しよ糖脂肪酸エステルの量
が増えるに従つて、溶解性が良くなる傾向を示す
が、調製した製剤の吸湿性が増大し、その上、甘
草抽出物の抗菌活性が減少する傾向を示す。特に
5重量部以上では抗菌活性の減少が著しい。 本発明の製剤は、単独であるいは他の添加物と
の配合製剤の形で食品に添加される。一般の食品
には本製剤は粉末のまま直接添加混合されるが、
中華麺のようにかん水を用いる場合などは、本製
剤をかん水に添加し、分散溶解させて小麦粉に添
加してもよい。このようにして添加された製剤
は、きわめて高い溶解性を示し、食品中に速やか
に溶解し、甘草から抽出された抗菌性物質の防腐
効果を有効に発現させる。 実験例 1 甘草の水抽出残査よりジクロルメタンを用いて
抽出し調製した粉末状の甘草抽出物10g及び第1
表に示す界面活性剤1gをエタノール又はジクロ
ルメタン200mlに加温して溶解し、ロータリーエ
バポレーターで溶媒をゆつくりと留去した。減圧
デシケーター中で十分溶媒を除去したのち残留物
をかき取り、メノウ乳鉢中でよく磨砕し、100メ
ツシユの篩を通して微粉末状の製剤を得た。この
製剤33mgを秤取し、一定速度で撹拌している30℃
の水300mlに添加し(甘草抽出物として100ppm)、
10分間撹拌を続けたのち孔径0.2μのミリポアーフ
イルターを用いて吸引過した。液50mlを採
り、1N−HClで液のPHを3前後に調整したの
ち分液ロートに移し、ジクロルメタン80mlで2回
抽出した。抽出液を集め、ジクロルメタンを加え
て全量200mlにしたのち適宜希釈して270nmにお
ける吸光度を測定し、検量線を用いて甘草抽出物
の溶解度を求めた。また製剤を水に添加した時の
水への分散状態も併せて観察した。その結果を第
1表に示す。 ソルビタン脂肪酸エステルは溶解性改善効果が
認められず、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステルでは若干の改善効果が認められるが、
しよ糖脂肪酸エステルに比べると小さい。ポリグ
リセロール脂肪酸エステルでも改善効果が認めら
れる。界面活性剤の使用量を増加して製剤の調製
を試みたが、ソルビタンモノラウレート、ソルビ
タンモノオーレート、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオーレート及びポリグリセロールモノオ
ーレートではいずれも甘草抽出物1重量部に対し
て0.5重量部では固形化しなかつた。
【表】 実験例 2 甘草より直接ベンゼンを用いて抽出し調製した
粉末状の甘草抽出物10g及び第2表に示すHLB
のしよ糖脂肪酸エステル(三菱化成食品社製)5
gをエタノール200mlに加温して溶解し、ロータ
リーエバポレーターで溶媒をゆつくり留去した。
以後、実験例1と同様に操作して製剤を調製し
た。次に同じ甘草抽出物10gを第2表に示す
HLBのしよ糖脂肪酸エステル5gと共にボール
ミルに入れ、1時間混合したのち、100メツシユ
のふるいを通して微粉末状の混合物を得た。これ
らの製剤について30℃の水への溶解性を試験し
た。また製剤を水に添加した時の水への分散状態
も併せて観察した。その結果を第2表に示す。
【表】 実験例 3 甘草の水抽出残査よりアセトンを用いて抽出し
調製した粉末状の甘草抽出物及びHLB14〜15の
しよ糖脂肪酸エステルP−1570(三菱化成食品社
製)を第3表に示す添加量でエタノール200mlに
添加して溶解し、ロータリーエバポレーターでエ
タノールをゆつくり留去させた。以後、実施例1
と同様に操作して製剤を調製し、30℃の水への溶
解性を試験した。また水への分散状態も併せて観
察した。なお、製剤は甘草抽出物として100ppm
になるように水に添加した。その結果を第3表に
示す。 しよ糖脂肪酸エステルの使用量が多くなるに従
つて溶解性が増大している。甘草抽出物1重量部
に対して、しよ糖脂肪酸エステル005重量部では
溶解性は改善されているものの十分ではない。
【表】
【表】 実験例 4 バチルス・ズブチリスの芽胞を被検菌として、
実験例3で得た製剤の抗菌活性を測定した。未処
理の甘草抽出物又は製剤をエタノールに溶解し
て、甘草抽出物として5000ppmの溶液を調製す
る。この液をエタノールで希釈して500〜
5000ppmの甘草抽出物の溶液とする。普通寒天培
地(PH7.0)98ml分を常法により滅菌したのち、
50〜60℃まで冷却し、甘草抽出物のエタノール溶
液1ml及び2×106個/mlのバチルス・ズブチリ
スの芽胞液1mlを加えてよく混合し、滅菌したシ
ヤーレに15〜20mlずつ分注して固化させた。これ
を37℃で2日間培養して菌の発育の有無を観察
し、最少発育阻止濃度を求めた。その結果を第4
表に示す。 しよ糖脂肪酸エステルの使用量が多くなるに従
つて、甘草抽出物の抗菌活性が低下する。特に甘
草抽出物1重量部に対して、しよ糖脂肪酸エステ
ル5重量部以上では低下が著しい。
【表】 以上の比較実験の結果、本発明の条件が選択さ
れた。 実施例 1 スケソウダラ冷凍すりみ8Kgに、食塩2.5%、
化学調味料0.8%、殿粉5%及び氷水10%を添加
し、サイレントカツターで10分間カツテイングし
てねり肉を調製した。このねり肉1Kgに、未処理
の甘草抽出物、甘草抽出物のエタノール溶液又は
実験例3で調製した製剤を甘草抽出物として0.02
%となるように加え、小型らいかい機で5分間混
合したのち、塩化ビニリデンフイルム(折径45
mm)に約100gずつ充填し、90℃で30分間ボイル
した。冷却後、30℃で1試験区当り10本ずつ保存
し、保存性を肉眼で観察して防腐効果を判定し
た。判定基準として下記の5段階評点法を用い、
平均点として1点に達するまでの時間を有効保存
日数とした。また、製造直後に製品を輪切りに
し、断面の状態を観察して、甘草抽出物が斑点と
なつて残つているかどうかを判定した。その結果
を第5表に示す。
【表】
【表】 実施例 2 ボーメ3度の打ち水160ml(ボーメ35度のかん
すい12.3mlと水147.7mlを混合)に天然色素(ク
ロシン)4g及び第6表に示す薬剤を加えて分散
溶解せしめ、これを強力粉500gに添加し、ニー
ダーで5分間混練後製麺し(4寸圧延、10番切り
出し)、100℃で3分間蒸煮したのち水洗し、再度
3分間蒸煮してから無菌のポリ袋に約40gずつ封
入した。さらにこれに85℃で30分間の二次加熱を
行い、冷却後、10袋を選び出し、30℃で保存して
防腐効果を調べた。防腐効果の判定基準は下記の
5段階評点法を用い、平均点として1点に達する
までの時間を有効保存日数とした。その結果を第
6表に示す。なお甘草抽出物としては甘草の水抽
出残査をアセトンで抽出したものを用いた。
【表】
【表】
【表】
【表】 添加量:小麦粉に対する%
SE:しよ糖脂肪酸エステル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 甘草あるいは甘草から水性溶媒を用いて甘味
    成分を抽出した残査より有機溶媒を使用して抽出
    した抗菌性物質と、HLBが5以上のしよ糖脂肪
    酸エステルとから成る溶解性の改善された抗菌性
    製剤。
JP59089265A 1984-05-07 1984-05-07 溶解性の改善された抗菌性製剤 Granted JPS60233015A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59089265A JPS60233015A (ja) 1984-05-07 1984-05-07 溶解性の改善された抗菌性製剤

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JP59089265A JPS60233015A (ja) 1984-05-07 1984-05-07 溶解性の改善された抗菌性製剤

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JPS60233015A JPS60233015A (ja) 1985-11-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2794433B2 (ja) * 1989-02-02 1998-09-03 丸善製薬株式会社 甘草疎水性フラボノイド製剤

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JPS60233015A (ja) 1985-11-19

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