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JPH0474361B2 - - Google Patents
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JPH0474361B2 - - Google Patents

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JPH0474361B2
JPH0474361B2 JP62120091A JP12009187A JPH0474361B2 JP H0474361 B2 JPH0474361 B2 JP H0474361B2 JP 62120091 A JP62120091 A JP 62120091A JP 12009187 A JP12009187 A JP 12009187A JP H0474361 B2 JPH0474361 B2 JP H0474361B2
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processed starch
oil
starch
oil absorption
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  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、食品加工分野における調味オイル、
ソース、ジユース等の粉末化基材および医薬品分
野における油状薬効成分等の粉末化基材あるいは
化粧品、香料等の担体に適した吸油性に優れた加
工処理澱粉に関するものである。 (従来の技術) 従来、食品、医薬品、化粧品等に液状ないし半
固形状の油脂類を用いる場合、べとつきや流動性
の悪さ等の不便を解消するため、澱粉、穀粉類を
そのままか、あるいは澱粉類を加工処理したもの
を粉末化基材として用いることが知られている。 また、澱粉類を加工処理する方法としては、例
えば、澱粉類を酸、酵素等を用いて加水分解した
ものをドラムドライヤーで乾燥粉末化する方法
(特公昭60−12399号)、あるいは澱粉、穀粉類を
水分含量15%以上20%未満となるように調湿し、
これを温度180〜250℃、圧力10Kg/cm2以上30Kg/
cm2未満の条件下でダイ孔より急速に押出し、次い
で、乾燥、微粉化する方法(特公昭57−55385号)
などがある。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、澱粉、穀粉類をそのまま用いる
方法は、吸油性能が不充分であり、また、澱粉類
を酸、酵素等を用いて加水分解し、ドラムドライ
ヤーで乾燥粉末化したものは、吸油性能の向上は
見られるが、そのもの自体吸湿性が高く、器壁等
への付着が起こりやすい。また、油状物質を吸着
させた場合、油状物質のにじみが起こりやすく、
さらに、長期保存では油状物質の分離現象が起こ
る。それ故、吸湿性が低く、吸油状態の下で油の
分離やにじみが起こりにくい加工澱粉粉末が、食
品、医薬品添加用基材として改良を求められてい
る。 (問題点を解決するための手段および作用) 本発明は、これらの問題点を一挙に解決したも
ので、32メツシユ以上の留分が実質的に零であ
り、好ましくは200メツシユ以下の留分が35%以
下の粒度分布を有し、表面に長手軸に沿つて延び
るひれ状の突起により画される複数個の湾曲部を
有する粒子からなる粉末であつて、比表面積が
1.0m2/g以上、好ましくは1.2m2/g以上、見掛
比容積が10ml/g以上であることを特徴とする加
工処理澱粉である。この本発明に係る加工処理澱
粉粉末は、従来から市販されている粉末化基材に
は見られない高い吸油性能を有するものであり、
しかも、加水分解澱粉等に見られる吸湿性を改善
し、冷水、熱水への分散性、溶解性が優れた理想
的な粉末化基材である。 ここで、粒度分布における留分とは、加工処理
澱粉粉末をJIS標準篩を用いて篩分けしたもので
あり、全体量に対する重量%で示す。粒子形状は
電子顕微鏡写真によるものであり、日本電子社
製、走査型電子顕微鏡(SEM)、JSM−T100型
を用いた。本発明による加工処理澱粉粉末の電子
顕微鏡写真を第2図に示し、それを解りやすく図
解したものを第7図イ〜ニに示す。第7図におい
て、1,1′,2,2′は粒子、3a,3b,5
a,5bはひれ状突起、4a,4b,6a,6b
は湾曲部を示す。すなわち、本発明による加工処
理澱粉は、表面に長手軸に沿つて延びるひれ状の
突起により画される複数個の湾曲部を有する粒子
からなる粉末である。比表面積はBET一点法に
より、N2ガス分子の吸着量から求めたものであ
り、島津製作所製フローソーブ2300形を用いた。
また、見掛比容積は一定容積の容器に加工処理澱
粉粉末を軽く充填した場合の単位重量当りの容積
で示したものである。 以下、本発明について詳細に説明する。 本発明に使用する澱粉類としては、馬鈴薯澱
粉、トウモロコシ澱粉、コメ澱粉、小麦澱粉等が
挙げられ、これらは1種または2種以上を適宜組
合わせて用いることができる。また、穀粉類とし
ては、小麦粉、米粉、ソバ粉、ライ麦粉等が挙げ
られるが、これらは1種または2種以上を適宜組
合わせて用いることができる。さらに、これら澱
粉、穀粉類は、それぞれ単独で用いてもよく、両
者を適宜混合して用いてもよい。 次に、本発明に用いる澱粉、穀粉類の加工処理
装置としては、澱粉および穀粉類の加熱、加圧、
膨化処理が容易であり、かつ、連続的、経済的に
製造できるという点で押出し機が適している。す
なわち、澱粉、穀粉類を加湿しながら押出し機に
かけ、加熱、加圧条件下で混練、ダイ孔より押出
し膨化させるが、この時、押出し機で得られる膨
化物は、その断面が膜厚1〜15ミクロンの隔壁よ
りなる直径が30〜200ミクロンのほぼ円形状の気
泡を有する膨化発泡体とすることが重要であり、
これを粉砕して得られる加工処理澱粉粉末は、膨
化発泡体の気孔隔壁構造を残した粒子形状、すな
わち、表面に長手軸に沿つて延びるひれ状の突起
により画される複数個の湾曲部を有する粒子形状
となるのである。このための最適な押出し条件
は、水分含量14〜22%、温度120℃以上180℃未
満、圧力15〜20Kg/cm2が適当である。この条件以
外のところでは、押出し機のダイ孔出口において
気泡の生成が不充分な膨化物となつたり、逆に気
泡が大きすぎる膨化物となる。気泡の生成が不充
分な膨化物の場合、気泡が小さすぎて、粉砕した
粒子の内部に気泡が閉じ込められた塊状粉末とな
り、一方、気泡が大きすぎると、粉砕した粒子は
板状、瓦状となり、発泡体の気孔隔壁構造を残す
ことができない。このため、膨化物を粉砕処理し
た粉末の比表面積および見掛比容積が著しく低下
する。 押出し機での加熱、加圧処理を効果的に行な
い、本発明の目的とする加工処理澱粉を安定して
得る方法としては、二軸型の押出し機を用いるこ
とが好ましいが、さらに、原料澱粉、穀粉類に
0.1〜5.0%の潤滑剤を添加することが特に効果的
である。 押出し機で得られた膨化物は、その断面が膜厚
1〜15ミクロンの隔壁よりなる、直径が30〜200
ミクロンのほぼ円形状の気泡を有しており、押出
し方向に細長い無数の気泡を有する非常に軽く、
かつ、緻密な発泡体である。 押出し機で得られた膨化物は、特別な乾燥工程
を要することなく粉砕できるが、この場合、粉砕
品の粒度は、32メツシユ以上の留分がほとんど零
であり、好ましくは200メツシユ以下の留分が35
%以下になるような粉砕条件を選ぶことが必要で
ある。32メツシユ以上の粉末は、膨化物の気泡が
閉じ込められた状態となり、そのため吸油性能が
低下し、また、その粒度の大きさから実用的な粉
体として用いることが不適当である。また、200
メツシユ以下の留分は、発泡体の気孔隔壁構造を
維持できない細片が多くなり、特に200メツシユ
以下の留分が35%を超えると吸油性能が低下し、
本発明の粉末形状による効果を充分に発揮するこ
とができなくなる。 本発明の目的を達成するに適した粉砕機として
は、膨化物の気孔隔壁構造を可能な限り損なうこ
となく粉砕できるという点で、ナイフ型エツジを
有するカツテイングタイプの粉砕機が好適であ
る。 かくして得られた加工処理澱粉粉末は、表面に
長手軸に沿つて延びるひれ状の突起により画され
る複数個の湾曲部を有する粒子からなる粉末で、
その形状によりきわめて高い比表面積を有するも
のであり、しかも、粒の大小によらず粒度の全域
にわたつて一定の高い比表面積を有している。そ
のために、見械比容積が高く、吸油性能が著しく
向上したものとなるのである。 (発明の効果) 本発明に係る加工処理澱粉粉末は、油状物質を
吸着させた場合の流動性、粉末性を維持できる実
用的な吸油倍率が200%以上であり、従来から市
販されている粉末化基材には見られない高い吸油
性能を有するものである。そのため、食品、医薬
品、化粧品および工業用品等における油状物質ま
たは油状物質を多量に含有する素材を吸着させ
て、きわめて容易に粉末化することが可能であ
る。 また、本発明に係る加工処理澱粉粉末は、含水
澱粉類を工夫された加熱、加圧処理による物理的
手段によつて得られるため、食品衛生上きわめて
安全なものであり、医薬品分野に用いる場合も薬
効成分の安定性を損う恐れがない。しかも、比表
面積が増大した粉末であり、α化されているため
に、油状物質の保持力が優れていることはもちろ
んであるが、食感、風味の点でも好ましい性質を
与え、また、冷水、熱水に対する分散性、溶解性
も優れたものになつている。さらに、加工処理澱
粉粉末それ自体に吸湿性が少なく取扱性に優れ、
しかも、油状物質を吸着させた後、長期保存時に
油状物質の分離を起こすことがない。 (実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 コーンスターチ100Kgにステアリン酸モノグリ
セライド0.5Kgを加えてよく混合したものを、パ
レル長さ500mm、スクリユー径55mmの二軸型エク
ストルーダーに投入し、水分含量を17%に調湿し
ながら連続的に押出す。 この場合、ダイ孔の直前において、温度140℃、
圧力25Kg/cm2の条件下でダイ孔より連続的に押出
し、カツターで切断した膨化物を室温まで冷却し
た後、ナイフ型エツジを有するカツテイングタイ
プの粉砕機で粉砕処理し、32メツシユの篩で篩分
けし、200メツシユ以下の留分が35%以下の加工
処理澱粉粉末を得た。また、この加工処理澱粉粉
末の水分含量は9.0%であつた。 実施例 2 水分含量を17.5%に調湿しながら、ダイ孔の直
前において、温度170℃、圧力28Kg/cm2の条件下
でダイ孔より連続的に押出した外は、実施例1と
同じ方法で加工処理澱粉粉末を得た。 比較例 1 水分含量を15%に調湿しながら、ダイ孔の直前
において、温度110℃、圧力35Kg/cm2の条件下で
ダイ孔より連続的に押出した外は、実施例1と同
じ方法で加工処理澱粉粉末を得た。 比較例 2 水分含量を19%に調湿しながら、ダイ孔の直前
において、温度200℃、圧力22Kg/cm2の条件下で
ダイ孔より連続的に押出した外は、実施例1と同
じ方法で加工処理澱粉粉末を得た。 以上、実施例1、2および比較例1、2で得た
加工処理澱粉粉末の物性および性能を表1に示
す。
【表】
【表】 粒度分布:ロータツプ型篩分機による(重量
%)。 粒子形状:電子顕微鏡写真によるものであり、
日本電子社製、走査型電子顕微鏡(SEM)、JSM
−T100型を用いた。試料はイオンスパツタを用
い金−パラジウムを蒸着(1.0KV、10mA、20
分)させた。加速電圧は25KVである。 電子顕微鏡写真による膨化物および粉砕処理品
の形状を、実施例1、比較例1、2について第1
図〜第6図に示すが、実施例1で得た膨化発泡体
の断面粒子構造を第1図、粉砕処理品の粒子構造
を第2図に示す。同様に、比較例1で得た膨化発
泡体の断面粒子構造を第3図、粉砕処理品の粒子
構造を第4図に示し、比較例2で得た膨化発泡体
の断面粒子構造を第5図、粉砕処理品の粒子構造
を第6図に示す。また、第2図を解りやすく図解
したものを第7図イ〜ニに示す。第7図におい
て、1,1′,2,2′は粒子、3a,3b,5
a,5bはひれ状突起、4a,4b,6a,6b
は湾曲部を示す。 これにより、本発明の実施例1においては、断
面が薄い隔壁よりなるほぼ円形状の気泡を有する
膨化発泡体であり、これを粉砕して得られた加工
処理澱粉粉末は、膨化発泡体の気孔隔壁構造を残
した粒子形状、すなわち、表面に長手軸に沿つて
延びるひれ状の突起により画される複数個の湾曲
部を有する粒子形状であることがわかる。 これに比べて比較例1においては、膨化物の気
泡が大きすぎるため、発泡体の気孔隔壁構造を残
さない表面平滑な板状粒子となり、比較例2で
は、膨化物の気泡が小さすぎるため、気泡が閉じ
込められた塊状粉末となり、このために吸油性能
が著しく低下するのである。 吸油性能:ホイツパーを備えた万能撹拌混合機
(三英製作所製、5DMr型)を用いて、実施例
および比較例で得た加工処理澱粉の一定量にコ
ーンサラダ油を滴下し、高速で10分間撹拌した
後の粉末状態を観察し、粉末の表面にオイルが
にじみ始め、サラサラとした粉末性が失なわれ
る点の吸油倍率を加工処理澱粉粉末に対する重
量比(%)で表わした。これは、流動性、粉末
性を維持できる実用的な吸油性能を表わすもの
であり、対照として市販品の粉末化基材「パイ
ンフロー」を同様として評価すると170%であ
つた。 油保持力:吸油性能の測定で用いた万能撹拌混合
機により、同様にして加工処理澱粉に一定量の
コーンサラダ油を吸着させたものを、底面に数
枚の紙を敷いた直径が5.4cmの円筒容器に3
g充填し、プレス機により1Kgの加圧下で30秒
間保持したとき、吸着したオイルの95%を保持
できる(すなわち、5%はにじみ出し紙に吸
着される)吸油倍率を加工処理澱粉粉末に対す
る重量比(%)で表わした。これは、粉末化基
材に油状物質を吸着させたとき問題となる混合
機器、充填機器等での器壁へのオイルの付着
や、包装容器、包装袋へのオイルのにじみ出し
を評価するものであり、対照として、市販品の
粉末化基材「パインフロー」を同様にして評価
すると140%であつた。 吸湿性:実施例、比較例で得られた加工処理澱粉
粉末について、温度40℃、相対湿度75%の条件
下で放置し、状態観察を行なつた。実施例、比
較例共に7日経過しても粉末状態に変化はなか
たが、対照として、市販品の粉末化基材「パイ
ンフロー」を同様にして評価すると、1日目で
吸湿、固化が起こつた。 オイル分離性:実施例1、2、比較例2で得られ
た加工処理澱粉粉末について、吸油性能の測定
で用いた万能撹拌混合機により、同様にして、
加工処理澱粉粉末に対して重量倍率で100%の
コーンサラダ油を吸着させたものについて、温
度40℃、相対湿度75%の条件下で放置し、状態
観察を行なつた。実施例1、2、比較例2共に
7日経過してもオイルの分離は見られなかつた
が、対照として、市販品の粉末化基材「パイン
フロー」を同様にして評価すると、2日目でオ
イルの分離が起こつた。 以上のように、本発明による加工処理澱粉は、
きわめて高い実用的な吸油性能、油保持力を有
し、吸湿性が低く、吸油状態での油状成分の分離
が起こらない理想的な粉末化基材であることがわ
かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得た膨化発泡体の断面粒子
構造を示す走査型電子顕微鏡写真、第2図は同粉
砕処理品の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写
真、第3図は比較例1で得た膨化発泡体の断面粒
子構造を示す走査型電子顕微鏡写真、第4図は同
粉砕処理品の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写
真、第5図は比較例2で得た膨化発泡体の断面粒
子構造を示す走査型電子顕微鏡写真、第6図は同
粉砕処理品の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写
真であり、第7図イ〜ロは第2図を解りやすく図
解したもので、第7図イおよびロは実際に見られ
る形状、第7図ハおよびニはイおよびロの基本的
形状モデル図を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 32メツシユ以上の留分が実質的に零であり、
    表面に長手軸に沿つて延びるひれ状の突起により
    画される複数個の湾曲部を有する粒子からなる粉
    末であつて、比表面積が1.0m2/g以上、見掛比
    容積が10ml/g以上であることを特徴とする加工
    処理澱粉。
JP62120091A 1987-05-19 1987-05-19 加工処理澱粉 Granted JPS63286401A (ja)

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