JPH0516647B2 - - Google Patents
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- JPH0516647B2 JPH0516647B2 JP61096356A JP9635686A JPH0516647B2 JP H0516647 B2 JPH0516647 B2 JP H0516647B2 JP 61096356 A JP61096356 A JP 61096356A JP 9635686 A JP9635686 A JP 9635686A JP H0516647 B2 JPH0516647 B2 JP H0516647B2
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- Electromagnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、リレーなどに好適に用いられる有極
電磁石に関する。
電磁石に関する。
背景技術
第7図は従来技術による有極電磁石の構造を示
す斜視図である。有極電磁石51、は対向して配
設される一対のU字状のヨーク52,53と、上
記ヨーク52,53間に狭持され固定されている
永久磁石片54と、上記ヨーク52,53の端部
58a,58b;59a,59b間に亘つて延在
するアマチヤ55とにより構成されており、永久
磁石片54の中心部には枢軸56が立設され、ア
マチヤ55は枢軸56の軸線まわりに角変位自在
に取付けられている。また上記永久磁石片54の
磁極N、Sにより、ヨーク52,53の各端部5
8a,58bおよび59a,59bには、N、S
の磁極がたとえばそれぞれ図示するように形成さ
れ、アマチヤ55にはコイル57が、アマチヤ5
5の長手方向と直交して巻回されている。
す斜視図である。有極電磁石51、は対向して配
設される一対のU字状のヨーク52,53と、上
記ヨーク52,53間に狭持され固定されている
永久磁石片54と、上記ヨーク52,53の端部
58a,58b;59a,59b間に亘つて延在
するアマチヤ55とにより構成されており、永久
磁石片54の中心部には枢軸56が立設され、ア
マチヤ55は枢軸56の軸線まわりに角変位自在
に取付けられている。また上記永久磁石片54の
磁極N、Sにより、ヨーク52,53の各端部5
8a,58bおよび59a,59bには、N、S
の磁極がたとえばそれぞれ図示するように形成さ
れ、アマチヤ55にはコイル57が、アマチヤ5
5の長手方向と直交して巻回されている。
第8図1および第8図2は従来技術の有極電磁
石51の動作を説明するための図である。第8図
1およひ第8図2は、ともに第7図示の有極電磁
石51を平面図的に示したものであり、対応する
部分には同一の参照符を付す。ヨーク52,53
の各端部58a,58b;59a,59bには、
それぞれ第5図示と同一の磁極N、Sが形成さて
おり、上記各端部58a,58b;59a,59
bとアマチヤ55の両端部60,61との間に、
4個の空隙部62,63,64,65が形成され
ている。
石51の動作を説明するための図である。第8図
1およひ第8図2は、ともに第7図示の有極電磁
石51を平面図的に示したものであり、対応する
部分には同一の参照符を付す。ヨーク52,53
の各端部58a,58b;59a,59bには、
それぞれ第5図示と同一の磁極N、Sが形成さて
おり、上記各端部58a,58b;59a,59
bとアマチヤ55の両端部60,61との間に、
4個の空隙部62,63,64,65が形成され
ている。
第8図1においてコイル57に矢符a,bで示
される方向に電流iを通じると、アマチヤ55は
磁化され、その両端部60,61には、それぞれ
図示するごとく磁極N、Sが現れ、これにより上
記4箇所の空隙部62〜65のうち空隙部62,
65では反発力が、また空隙部63,64では吸
引力がそれぞれ生じる。その結果、アマチヤ55
の一方の端部60(第8図1の右方)は矢符Fa
で示される力を受け、他方の端部61(第8図1
の左方)は矢符Fbで示される力を受ける。力Fa,
Fbは大きさが等しくその向きは反対であるから、
枢軸56で支持されたアマチヤ55に対しては偶
力として作用する。このためアマチヤ55は枢軸
56を中心として角変位し、その一端部60は一
方のヨーク53の端部59aと、また他端部61
は他方のヨーク52の端部58bとそれぞれ圧接
する。
される方向に電流iを通じると、アマチヤ55は
磁化され、その両端部60,61には、それぞれ
図示するごとく磁極N、Sが現れ、これにより上
記4箇所の空隙部62〜65のうち空隙部62,
65では反発力が、また空隙部63,64では吸
引力がそれぞれ生じる。その結果、アマチヤ55
の一方の端部60(第8図1の右方)は矢符Fa
で示される力を受け、他方の端部61(第8図1
の左方)は矢符Fbで示される力を受ける。力Fa,
Fbは大きさが等しくその向きは反対であるから、
枢軸56で支持されたアマチヤ55に対しては偶
力として作用する。このためアマチヤ55は枢軸
56を中心として角変位し、その一端部60は一
方のヨーク53の端部59aと、また他端部61
は他方のヨーク52の端部58bとそれぞれ圧接
する。
第8図2は前述の第8図1の場合とは逆方向の
電流iをコイル57に通じた場合の動作を説明す
るための図である。電流iが第8図1とは逆方向
に流れるため、アマチヤ55は第8図1とは逆
に、矢符Fc,Fdで示される方向の力を受ける。
したがつてアマチヤ55は第8図1とは反対に、
その一端部60はヨーク52の一端部58aに、
他端部61はヨーク53の一端部59bと圧接す
る。このように角変位自在のアマチヤ55にて可
動接点を有する板バネ(図示せず)を可動させ、
可動接点に対応する固定接点(図示せず)を設け
れば、コイル57への通電により動作するリレー
が実現される。
電流iをコイル57に通じた場合の動作を説明す
るための図である。電流iが第8図1とは逆方向
に流れるため、アマチヤ55は第8図1とは逆
に、矢符Fc,Fdで示される方向の力を受ける。
したがつてアマチヤ55は第8図1とは反対に、
その一端部60はヨーク52の一端部58aに、
他端部61はヨーク53の一端部59bと圧接す
る。このように角変位自在のアマチヤ55にて可
動接点を有する板バネ(図示せず)を可動させ、
可動接点に対応する固定接点(図示せず)を設け
れば、コイル57への通電により動作するリレー
が実現される。
このように従来技術による有極電磁石51は、
アマチヤ55に巻回されたコイル57に電流を通
じてアマチヤ55を磁化し、これと磁極を有する
ヨーク52,53との間に生じる反発力と吸引力
とを利用して所望の動作を行わせている。
アマチヤ55に巻回されたコイル57に電流を通
じてアマチヤ55を磁化し、これと磁極を有する
ヨーク52,53との間に生じる反発力と吸引力
とを利用して所望の動作を行わせている。
しかしながら、このような有極電磁石には、ア
マチヤ55とヨーク52,53との間に生じる吸
引力あるいは反発力のみを利用して動作を行なわ
せていた。そのため、動作速度を上げようとすれ
ば吸引力を増大させねばならず、吸引力Fは、 F=1/2・φ2/P2・dP/dx ……(1) で与えられる。ここにφは磁束、Pはパーミアン
スで磁気抵抗の逆数である。第1式から吸引力F
を増やすためには、磁束φを増やす、あるいは対
向する磁極の面積を大きくすればよい。一方、磁
束φを増やすために強磁性の磁石(希土類、アル
コン類)を用いるのはコスト高となる。磁極の面
積を大きくして磁束数の増大を図る構成は大形化
し、コストも増大するという問題があつた。
マチヤ55とヨーク52,53との間に生じる吸
引力あるいは反発力のみを利用して動作を行なわ
せていた。そのため、動作速度を上げようとすれ
ば吸引力を増大させねばならず、吸引力Fは、 F=1/2・φ2/P2・dP/dx ……(1) で与えられる。ここにφは磁束、Pはパーミアン
スで磁気抵抗の逆数である。第1式から吸引力F
を増やすためには、磁束φを増やす、あるいは対
向する磁極の面積を大きくすればよい。一方、磁
束φを増やすために強磁性の磁石(希土類、アル
コン類)を用いるのはコスト高となる。磁極の面
積を大きくして磁束数の増大を図る構成は大形化
し、コストも増大するという問題があつた。
第9図は従来技術による有極電磁石51のアマ
チヤ55の変位量(ストローク)と吸引力との関
係を示すグラフである。第9図において、アマチ
ヤ55に作用する反発力は負方向の吸引力として
示す。動作速度を上げるために吸引力を増すべ
く、面積を大きくしたり磁束φを増加させたりし
た場合、その吸引力特性はそれまでの参照符l1
1で示される実線のグラフから、参照符l12で
示される点鎖線のグラフに変位し、アマチヤ55
が変位し端部AまたはBに近づくにつれて、吸引
力特性の立上りあるいは立下りが急峻となり、そ
れまでの吸引力との差gが大きくなる。
チヤ55の変位量(ストローク)と吸引力との関
係を示すグラフである。第9図において、アマチ
ヤ55に作用する反発力は負方向の吸引力として
示す。動作速度を上げるために吸引力を増すべ
く、面積を大きくしたり磁束φを増加させたりし
た場合、その吸引力特性はそれまでの参照符l1
1で示される実線のグラフから、参照符l12で
示される点鎖線のグラフに変位し、アマチヤ55
が変位し端部AまたはBに近づくにつれて、吸引
力特性の立上りあるいは立下りが急峻となり、そ
れまでの吸引力との差gが大きくなる。
このような特性の有極電磁石をリレーなどに用
いた場合には、アマチヤの変位量(ストローク)
の変化に対する吸引力の変化の割合が大きくなり
すぎ、板ばね負荷との整合が困難となる。そそで
接触面にレジヤルプレートを貼付し、端部におけ
る吸引力変化の割合を抑える方法が用いられてい
るけれども、使用頻度の高い有極電磁石などの場
合、該プレートの摩耗という問題が生じ、特性の
変化が大きくなつてしまう。したがつてアマチヤ
の変位量(ストローク)の変化に対する吸引力の
変化が大きくなく、しかも高速動作可能な有極電
磁石が所望されていた。
いた場合には、アマチヤの変位量(ストローク)
の変化に対する吸引力の変化の割合が大きくなり
すぎ、板ばね負荷との整合が困難となる。そそで
接触面にレジヤルプレートを貼付し、端部におけ
る吸引力変化の割合を抑える方法が用いられてい
るけれども、使用頻度の高い有極電磁石などの場
合、該プレートの摩耗という問題が生じ、特性の
変化が大きくなつてしまう。したがつてアマチヤ
の変位量(ストローク)の変化に対する吸引力の
変化が大きくなく、しかも高速動作可能な有極電
磁石が所望されていた。
目 的
本発明の目的は、上述の技術的問題点を解決
し、高速動作を行なわせるために吸引力を増加さ
せしかもアマチヤの変位量(ストローク)に対す
る吸引力変化がゆるやかな有極電磁石を提供する
ことである。
し、高速動作を行なわせるために吸引力を増加さ
せしかもアマチヤの変位量(ストローク)に対す
る吸引力変化がゆるやかな有極電磁石を提供する
ことである。
実施例
第1図は本発明の一実施例の有極電磁石の構造
を示す斜視図である。有極電磁石1は、L字状を
なす一対のヨーク部材2,3と、ヨーク部材2,
3に狭持され固定される永久磁石片4と、永久磁
石片4の中心に立設された枢軸6の第1図の上下
方向の軸線まわりに角位可能に取付けられたアマ
チヤ5とから構成されている。
を示す斜視図である。有極電磁石1は、L字状を
なす一対のヨーク部材2,3と、ヨーク部材2,
3に狭持され固定される永久磁石片4と、永久磁
石片4の中心に立設された枢軸6の第1図の上下
方向の軸線まわりに角位可能に取付けられたアマ
チヤ5とから構成されている。
ヨーク部材2,3各一端は永久磁石片4のそれ
ぞれ一方の磁極に連接し、永久磁石片4と一体的
に形成され、全体としてU字状をなす。ヨーク部
材2,3の磁極端部としての各他端部7,8には
前記永久磁石片4の磁極N、Sにしたがい、第1
図示のごとくに磁極N、Sが形成されている。
ぞれ一方の磁極に連接し、永久磁石片4と一体的
に形成され、全体としてU字状をなす。ヨーク部
材2,3の磁極端部としての各他端部7,8には
前記永久磁石片4の磁極N、Sにしたがい、第1
図示のごとくに磁極N、Sが形成されている。
アマチヤ5はアマチヤ本体部9と、アマチヤ本
体部9の長手方向に連なり、一体的に形成される
接極部としての各一対の脚部10,11;12,
13とから成り、対向する脚部10,11;1
2,13間には凹所14,15が形成されてい
る。凹所14,15間をアマチヤ本体部9の長手
方向に沿つて第1コイル20が巻回され、アマチ
ヤ本体部9の中心部には第1コイル20の直交し
て第2コイル22が巻回され、その両端は短絡さ
れている。さらに前述のヨーク部材2,3の端部
7,8が、上記凹所14,15に介在している。
これによつて上記端部7,8および脚部10〜1
3間に、4箇所の空隙部16,17,18,19
が形成される。本実施例において注目すべきは、
上記第1コイル20と、これに直交して第2コイ
ル22が巻回されていることである。その作用に
ついては後述する。
体部9の長手方向に連なり、一体的に形成される
接極部としての各一対の脚部10,11;12,
13とから成り、対向する脚部10,11;1
2,13間には凹所14,15が形成されてい
る。凹所14,15間をアマチヤ本体部9の長手
方向に沿つて第1コイル20が巻回され、アマチ
ヤ本体部9の中心部には第1コイル20の直交し
て第2コイル22が巻回され、その両端は短絡さ
れている。さらに前述のヨーク部材2,3の端部
7,8が、上記凹所14,15に介在している。
これによつて上記端部7,8および脚部10〜1
3間に、4箇所の空隙部16,17,18,19
が形成される。本実施例において注目すべきは、
上記第1コイル20と、これに直交して第2コイ
ル22が巻回されていることである。その作用に
ついては後述する。
第2図1および第2図2は本実施例による有極
電磁石1の動作を説明するための図である。第2
図1は第1図に示された有極電磁石1を平面図面
に示したものであり、同図2はアマチヤ5の一方
の脚部10,11の近傍を拡大して示したもので
あり、ともに第1図と対応する部分には同一の参
照符を付す。ただし説明の便宜上、第1図示の第
1コイル20は第2図1および第2図2では省略
してこれを図示せず、第1コイル20を形成する
素線としての導線の凹所14,15における断面
を参照符21a,21bとして示し、第2コイル
22についてもその断面を23a,23bとして
示してある。またヨーク部材2,3の端部7,8
には第1図と同一の磁極N、Sが形成されている
ものとする。次に、第2図1および第2図2を参
照しつつ、動作について説明する。
電磁石1の動作を説明するための図である。第2
図1は第1図に示された有極電磁石1を平面図面
に示したものであり、同図2はアマチヤ5の一方
の脚部10,11の近傍を拡大して示したもので
あり、ともに第1図と対応する部分には同一の参
照符を付す。ただし説明の便宜上、第1図示の第
1コイル20は第2図1および第2図2では省略
してこれを図示せず、第1コイル20を形成する
素線としての導線の凹所14,15における断面
を参照符21a,21bとして示し、第2コイル
22についてもその断面を23a,23bとして
示してある。またヨーク部材2,3の端部7,8
には第1図と同一の磁極N、Sが形成されている
ものとする。次に、第2図1および第2図2を参
照しつつ、動作について説明する。
第2図1において、アマチヤ本体部9の長手方
向(第2図の左右方向)に沿つて巻回されたコイ
ル(図示せず)に矢符Rで示される方向に電流i
を通ずると、アマチヤ5は磁化されてアマチヤ本
体部9および脚部10,11,12,13にはそ
れぞれ図示するような磁極N、Sが現れる。した
がつて空隙部16,19には反発力、空隙部1
7,18には吸引力が働き、端部7,8は固定さ
れているからアマチヤ5は矢符f1,f2で示さ
れる方向の力を受け、この結果として枢軸6を中
心として角変位する。このときまず注目すべき
は、凹所14,15内の磁界と導線21a,21
bを流れる電流iとにより生じる電磁力である。
向(第2図の左右方向)に沿つて巻回されたコイ
ル(図示せず)に矢符Rで示される方向に電流i
を通ずると、アマチヤ5は磁化されてアマチヤ本
体部9および脚部10,11,12,13にはそ
れぞれ図示するような磁極N、Sが現れる。した
がつて空隙部16,19には反発力、空隙部1
7,18には吸引力が働き、端部7,8は固定さ
れているからアマチヤ5は矢符f1,f2で示さ
れる方向の力を受け、この結果として枢軸6を中
心として角変位する。このときまず注目すべき
は、凹所14,15内の磁界と導線21a,21
bを流れる電流iとにより生じる電磁力である。
第2図2は、アマチヤ5の一方の脚部10,1
1近傍を拡大して示す図である。凹所14には導
線21aが紙面に対し垂直方向に複数列配列され
ており、動作時の電流iの方向は紙面裏から表へ
向かうものとする。
1近傍を拡大して示す図である。凹所14には導
線21aが紙面に対し垂直方向に複数列配列され
ており、動作時の電流iの方向は紙面裏から表へ
向かうものとする。
ヨーク部材2の一方の端部7は図示しない永久
磁石4により磁化され、磁極Nを形成しているも
のとする。したがつて端部7からはもう一方の端
部8(図示せず)に向かう磁束φが発生し、この
磁束φは導線21aと直交している。
磁石4により磁化され、磁極Nを形成しているも
のとする。したがつて端部7からはもう一方の端
部8(図示せず)に向かう磁束φが発生し、この
磁束φは導線21aと直交している。
いま導線21aに電流iを図示の方向(紙面裏
面より表面に向かう方向)に通ずると、導線21
aは上述の磁束φと電流iにより、フレミング左
手の法則にしたがう電磁力 F1=Bil ……(2) を受ける。ただしlは導線21aの凹所14の部
分の長さ、すなわちアマチヤ5の厚さに相当する
長さに巻数を乗じた数値である。上の表2式で示
される電磁力F1の方向は、矢符f1と同一の向
き、すなわち第2図2の上方に向かい、これは前
掲第2図1に示された力f1と同一の方向であ
る。図示しないもう一方の凹所15に生じる電磁
力F2も同様にして発生し、その向きは上述の電
磁力F1とは反対方向で第2図1で示される矢符
f2と同一の方向となる。
面より表面に向かう方向)に通ずると、導線21
aは上述の磁束φと電流iにより、フレミング左
手の法則にしたがう電磁力 F1=Bil ……(2) を受ける。ただしlは導線21aの凹所14の部
分の長さ、すなわちアマチヤ5の厚さに相当する
長さに巻数を乗じた数値である。上の表2式で示
される電磁力F1の方向は、矢符f1と同一の向
き、すなわち第2図2の上方に向かい、これは前
掲第2図1に示された力f1と同一の方向であ
る。図示しないもう一方の凹所15に生じる電磁
力F2も同様にして発生し、その向きは上述の電
磁力F1とは反対方向で第2図1で示される矢符
f2と同一の方向となる。
第3図はアマチヤ5に巻回されたコイル20
(図示せず)に流れる電流iを第2図示とは反対
の矢符Lで示す方向(第3図右方から左方)とし
た場合の動作の示す図である。電流iが逆方向で
あるからアマチヤ5に生じる磁極も反対となり、
空隙部16,19には吸引力が、17,18には
反発力が作用する。また凹所14における導線2
1aには第3図下方に向かい、凹所15における
導線21dには第3図上方に向かうフレミング左
手の法則に従う電磁力F3,F4が作用する。
(図示せず)に流れる電流iを第2図示とは反対
の矢符Lで示す方向(第3図右方から左方)とし
た場合の動作の示す図である。電流iが逆方向で
あるからアマチヤ5に生じる磁極も反対となり、
空隙部16,19には吸引力が、17,18には
反発力が作用する。また凹所14における導線2
1aには第3図下方に向かい、凹所15における
導線21dには第3図上方に向かうフレミング左
手の法則に従う電磁力F3,F4が作用する。
このようにしてアマチヤ5には、空隙部16〜
19に生じる吸引力以外にフレミング左手の法則
に従う電磁力F1,F2あるいはF3,F4が加
わるので、アマチヤ5に作用する吸引力が増加す
る。
19に生じる吸引力以外にフレミング左手の法則
に従う電磁力F1,F2あるいはF3,F4が加
わるので、アマチヤ5に作用する吸引力が増加す
る。
本実施例においてさらに注目すべきは、アマチ
ヤ5に第1コイル20と、これに直交する第2コ
イル22が巻回されて相互誘導回路が形成され
て、かつ第2コイル22はその両端が短絡されて
いることである。
ヤ5に第1コイル20と、これに直交する第2コ
イル22が巻回されて相互誘導回路が形成され
て、かつ第2コイル22はその両端が短絡されて
いることである。
第4図は第1コイル20と第2コイル22との
関係を示す等価回路図である。L1は第1コイル
20のインダクタンス、R1はその内部抵抗、L
2は第2コイル22のインダクタンス、R2はそ
の内部抵抗、Mは相互誘導回路における結合定数
をそれぞれ示す。またi1は第1コイル20に流
れる電流(以下、コイル電流と記す)、i2は第
2コイル22に誘起される第2コイル電流、Eは
電源電圧である。結合定数Mは、 M=√12 ……(3) で表わされ、本実施例においては、たとえばM=
1である。いまスイツチSWを閉じれば第4図示
の回路において、 L1di1/dt+Mdi2/dt+R1i1=E ……(4) L2di2/dt+Mdi1/dt+R2i2=0 ……(5) の関係が成立つ。上記第3式〜第5式より、 it(t)=E/R1[1−(1−L2/L2+R2L1/R1)exp(− αt) ……(6) ここに、 α=R1R2/R1L2+R2L1 ……(7) 第2コイル22が短絡され、第4図において
R2=0とすると、第6式は、 i1(t)=E/R1 ……(8) となり、回路のインダクタンス分の影響を受けな
くなる。一方、第2コイル22を設けない従来技
術の場合には、インダクタンスL1を含む回路と
なり、 L1di1/dt+R1i1=E ……(9) i1(t)=E/R1[1−exp(−R1/L1t)] ……(10) すなわち第2コイル22が巻回されかつその両
端を短絡することにより励磁電流iは、第1コイ
ル20のインダクタンス分の影響を受けなくな
り、立ち上がりが早くなる。
関係を示す等価回路図である。L1は第1コイル
20のインダクタンス、R1はその内部抵抗、L
2は第2コイル22のインダクタンス、R2はそ
の内部抵抗、Mは相互誘導回路における結合定数
をそれぞれ示す。またi1は第1コイル20に流
れる電流(以下、コイル電流と記す)、i2は第
2コイル22に誘起される第2コイル電流、Eは
電源電圧である。結合定数Mは、 M=√12 ……(3) で表わされ、本実施例においては、たとえばM=
1である。いまスイツチSWを閉じれば第4図示
の回路において、 L1di1/dt+Mdi2/dt+R1i1=E ……(4) L2di2/dt+Mdi1/dt+R2i2=0 ……(5) の関係が成立つ。上記第3式〜第5式より、 it(t)=E/R1[1−(1−L2/L2+R2L1/R1)exp(− αt) ……(6) ここに、 α=R1R2/R1L2+R2L1 ……(7) 第2コイル22が短絡され、第4図において
R2=0とすると、第6式は、 i1(t)=E/R1 ……(8) となり、回路のインダクタンス分の影響を受けな
くなる。一方、第2コイル22を設けない従来技
術の場合には、インダクタンスL1を含む回路と
なり、 L1di1/dt+R1i1=E ……(9) i1(t)=E/R1[1−exp(−R1/L1t)] ……(10) すなわち第2コイル22が巻回されかつその両
端を短絡することにより励磁電流iは、第1コイ
ル20のインダクタンス分の影響を受けなくな
り、立ち上がりが早くなる。
第5図は本実施例と従来技術とのコイル電流と
の比較を示すグラフである。参照符i1で示され
る実線は、本実施例によるコイル電流を示し、参
照符i2で示される2点鎖線は、従来技術による
コイル電流を示す。また参照符i3で示される2
点鎖線は、第2コイル22中を流れる誘導電流を
示す。本実施例に従い第2コイル22を設け、か
つその両端を短絡した場合、コイル電流iは速や
かに定常電流値に達するけれども、従来技術では
アマチヤに巻回されたコイルのインダクタンスの
影響によつて、定常電流値に達するまでに時間を
要し、かつその過程でアマチヤの変位による影響
を受け、コイル電流が変動していることが分か
る。
の比較を示すグラフである。参照符i1で示され
る実線は、本実施例によるコイル電流を示し、参
照符i2で示される2点鎖線は、従来技術による
コイル電流を示す。また参照符i3で示される2
点鎖線は、第2コイル22中を流れる誘導電流を
示す。本実施例に従い第2コイル22を設け、か
つその両端を短絡した場合、コイル電流iは速や
かに定常電流値に達するけれども、従来技術では
アマチヤに巻回されたコイルのインダクタンスの
影響によつて、定常電流値に達するまでに時間を
要し、かつその過程でアマチヤの変位による影響
を受け、コイル電流が変動していることが分か
る。
第6図は本実施例による有電磁石1のアマチヤ
5の変位量(ストローク)と吸引力との関係を示
すグラフである。第6図においてアマチヤ5に作
用する反発力は負方向の吸引力として示す。
5の変位量(ストローク)と吸引力との関係を示
すグラフである。第6図においてアマチヤ5に作
用する反発力は負方向の吸引力として示す。
参照符l1で示される実線は、アマチヤ5に通
ずる電流i(以下コイル電流iと記す)が0の場
合、参照符l2,l4で示される2点鎖線は同一
値のコイル電流iをたがいに反対方向に流したと
きの吸引力のみの場合を示し、従来技術の項で述
べた第9図示の参照符l11で示されたのと同じ
傾向である。これに対し、本実施例では前述のよ
うに従来の吸引力の他にフレミング左手の法則に
従う電磁力Fが加わるため全体の吸引力はΔf増
加し、参照符l3,l5で示される実線のように
なり、吸引力の増加傾向が示されている。しかも
この傾向は端部A,Bにおいても従来技術のごと
き急峻な立上り、立下りとはならず、ほぼ平行移
動をたどるので、リレーなどに応対した場合の板
ばね負荷の整合が容易である。端部A,Bでの吸
引力の変動やばらつきが少なくなり、しかも吸引
力の増加による高速動作が実現される。
ずる電流i(以下コイル電流iと記す)が0の場
合、参照符l2,l4で示される2点鎖線は同一
値のコイル電流iをたがいに反対方向に流したと
きの吸引力のみの場合を示し、従来技術の項で述
べた第9図示の参照符l11で示されたのと同じ
傾向である。これに対し、本実施例では前述のよ
うに従来の吸引力の他にフレミング左手の法則に
従う電磁力Fが加わるため全体の吸引力はΔf増
加し、参照符l3,l5で示される実線のように
なり、吸引力の増加傾向が示されている。しかも
この傾向は端部A,Bにおいても従来技術のごと
き急峻な立上り、立下りとはならず、ほぼ平行移
動をたどるので、リレーなどに応対した場合の板
ばね負荷の整合が容易である。端部A,Bでの吸
引力の変動やばらつきが少なくなり、しかも吸引
力の増加による高速動作が実現される。
効 果
以上のように本発明に従えば、アマチヤに巻回
されたコイルに通電することによつて、アマチヤ
はその接極端部を連ねる配列方向に磁化される。
この磁化によつてアマチヤに生じる磁極と、この
磁極に臨むヨークの磁極端部との間に磁気反発力
および磁気吸引力がそれぞれ発生する。前記コイ
ルへの通電方向を切換えることによりアマチヤは
前記配列方向に垂直な軸線まわりに角変位する。
前記コイルにおけるヨークの両磁極端部を連ねる
方向と垂直方向の部分には、前記通電および永久
磁石片の磁束に起因し、フレミング左手の法則に
従う力が作用する。この力によつても前記角変位
を実現するようにした。すなわちこのアマチヤの
動作を格段に高速化することができた。
されたコイルに通電することによつて、アマチヤ
はその接極端部を連ねる配列方向に磁化される。
この磁化によつてアマチヤに生じる磁極と、この
磁極に臨むヨークの磁極端部との間に磁気反発力
および磁気吸引力がそれぞれ発生する。前記コイ
ルへの通電方向を切換えることによりアマチヤは
前記配列方向に垂直な軸線まわりに角変位する。
前記コイルにおけるヨークの両磁極端部を連ねる
方向と垂直方向の部分には、前記通電および永久
磁石片の磁束に起因し、フレミング左手の法則に
従う力が作用する。この力によつても前記角変位
を実現するようにした。すなわちこのアマチヤの
動作を格段に高速化することができた。
またさらに第1コイルと交差して巻回される第
2コイルが短絡されていることによつて、第1コ
イルのインダクタンス分を減少させ、コイル電流
を即応化させることによつて、アマチヤの動作の
さらなる高速化が実現される。
2コイルが短絡されていることによつて、第1コ
イルのインダクタンス分を減少させ、コイル電流
を即応化させることによつて、アマチヤの動作の
さらなる高速化が実現される。
第1図は本発明の一実施例の有極電磁石の構造
を示す斜視図、第2図および第3図は本実施例の
動作を説明するための図、第4図は本実施例の等
価回路図、第5図は本実施例と従来技術とのコイ
ル電流を比較するグラフ、第6図は本実施例のア
マチヤ5の変位量(ストローク)と吸引力との関
係を示すグラフ、第7図は従来技術を示す図、第
8図は従来技術の動作を説明するための図、第9
図は従来技術のアマチヤ55の変位量(ストロー
ク)と吸引力との関係を示すグラフである。 1,51……有極電磁石、2,3……ヨーク部
材、4,54……永久磁石片、5,55……アマ
チヤ、6,56……枢軸、20,57……第1コ
イル、22……第2コイル、57……コイル。
を示す斜視図、第2図および第3図は本実施例の
動作を説明するための図、第4図は本実施例の等
価回路図、第5図は本実施例と従来技術とのコイ
ル電流を比較するグラフ、第6図は本実施例のア
マチヤ5の変位量(ストローク)と吸引力との関
係を示すグラフ、第7図は従来技術を示す図、第
8図は従来技術の動作を説明するための図、第9
図は従来技術のアマチヤ55の変位量(ストロー
ク)と吸引力との関係を示すグラフである。 1,51……有極電磁石、2,3……ヨーク部
材、4,54……永久磁石片、5,55……アマ
チヤ、6,56……枢軸、20,57……第1コ
イル、22……第2コイル、57……コイル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 永久磁石を有し、相互に逆極性の一対の磁極
端部を有するヨークと、 前記磁極端部間に亘つて延びる各磁極端部の両
側部に延びる接極部を有し、前記一対の接極端部
を連ねる配列方向に垂直な軸線まわりに角変位可
能に支持されたアマチヤと、 アマチヤ本体に前記配列方向に沿つて延びるよ
うに素線が巻回される第1コイルと、 上記第1コイルと交差して巻回される第2コイ
ルとを含むことを特徴とする有極電磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61096356A JPS62252109A (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 有極電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61096356A JPS62252109A (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 有極電磁石 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62252109A JPS62252109A (ja) | 1987-11-02 |
| JPH0516647B2 true JPH0516647B2 (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=14162714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61096356A Granted JPS62252109A (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 有極電磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62252109A (ja) |
-
1986
- 1986-04-24 JP JP61096356A patent/JPS62252109A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62252109A (ja) | 1987-11-02 |
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