JPH0517170B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0517170B2 JPH0517170B2 JP57089045A JP8904582A JPH0517170B2 JP H0517170 B2 JPH0517170 B2 JP H0517170B2 JP 57089045 A JP57089045 A JP 57089045A JP 8904582 A JP8904582 A JP 8904582A JP H0517170 B2 JPH0517170 B2 JP H0517170B2
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- JP
- Japan
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- zinc sulfide
- thin film
- sintered body
- zinc
- sulfide
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Description
本発明は、硫化亜鉛系薄膜の製造方法に関し、
とりわけ、薄膜中に微小粒子や、ピンホールを含
まない均質で高品質な硫化亜鉛系薄膜の製造方法
に関するものである。 従来、硫化亜鉛系薄膜は、硫化亜鉛系焼結体を
電子ビーム蒸着することにより形成されていた。
この際用いる硫化亜鉛系焼結体は、硫化亜鉛粉末
またはMn、Cu、TbF3などの活性物質を含む硫
化亜鉛粉末を、たとえば400Kg/cm2の圧力で成形
し、不活性ガスまたは硫化水素を含む不活性ガス
中で、1000℃〜1200℃の温度で、1〜3時間焼成
することにより形成されていた。このように形成
した硫化亜鉛系焼結体に電子ビームを照射し、加
熱蒸発させ、硫化亜鉛系薄膜を形成した場合、薄
膜中に1〜20ミクロンの粒径の微小粒子やピンホ
ールが生ずるという欠点があつた。またこのよう
な薄膜をEL薄膜として応用した場合、微小粒子
やピンホールが原因となり、絶縁破壊を引き起こ
し、安定なEL素子を形成することができない。 このように薄膜中に微小粒子やピンホールを生
ずる原因は、従来の方法で作成した硫化亜鉛系焼
結体は理論密度の60〜75%程度の密度であり焼結
体を構成する結晶粒径も小さく、また硫化亜鉛系
焼結体は溶融せずに昇華蒸発するため、電子ビー
ムを照射して蒸発させたときに硫化亜鉛焼結体が
帯電し、焼結体中に存在していた微小粒子や、昇
華のため小さくなつた結晶粒からなる微小粒子が
静電的反発力により飛散し、基板表面に付着する
ためと考えられる。 本発明は上記従来技術にもとづき硫化亜鉛を主
成分とする粉末に、Li、Na、K、Rb、Cs、Ba、
Sr、Ca、Mgの塩化物、水酸化物、硝酸塩の1種
類以上を添加して、不活性ガスまたは硫化雰囲気
中で熱処理することにより形成した硫化亜鉛系焼
結体に電子ビームを照射し、加熱蒸発させる、い
わゆる電子ビーム蒸着を行ない薄膜中の微小粒子
やピンホールが皆無に近い高品質で均質な硫化亜
鉛系薄膜を形成するものである。 このような方法で作成した硫化亜鉛系焼結体
は、Li、Na、K、Rb、Cs、Ba、Sr、Ca、Mg
の1種類以上が焼結のためのフラツクスとして作
用し〔J.Amer.Cer.Soc、65(2)C−18頁に記載〕、
密度が高く、粒径が大きいため、電子ビームを照
射した場合、昇華が焼結体表面から一様に起るた
め上記特性を得られると考えられる。また添加す
る金属としては、Li、Na、K、Rb、Csが有効で
あり、添加量としては亜鉛に対する濃度が0.1〜
2原子%が適当であつた。つまり、0.1%以下で
は効果が微弱であり、2%以上では焼成時にボー
トと反応する欠点があつた。また他の金属として
は、Ca、Mg、Sr、Baが有効であり、添加量と
しては、亜鉛に対する濃度が0.02〜2原子%が適
当であつた。つまり0.02原子%以下では効果は微
弱であり、2原子%より上では焼成時にボートと
反応する欠点があつた。Li、Na、K、Rb、Cs、
Ba、Sr、Ca、Mgは塩化物、水酸化物または硝
酸塩などの水溶性化合物を用い、湿式混合するこ
とにより容易に均質に添加することができた。ま
た硫化亜鉛系焼結体中に発光中心として、Mn、
Cu、Ag、Al、Tb、Dy、Er、Pr、Sm、Ho、
Tmまたはこれらのハロゲン化物のうち少なくと
も1種類以上を含む場合においても、Li、Na、
K、Rb、Cs、Ba、Sr、Ca、Mgの1種類以上の
添加が有効である。 以下実施例により説明する。市販の硫化亜鉛粉
末(粒径0.1〜1.5ミクロン)に、Li、Na、K、
Rb、Cs、Ba、Sr、Ca、Mgの1種類以上の化合
物を添加し、乳鉢により混合した後、約10重量%
の水を加え、さらに混合した後造粒した。この粉
末を400Kg/cm2の圧力で成形し、直径15mm、厚さ
10mmの円柱体とし、これを硫化雰囲気中または不
活性ガス雰囲気中で、1000〜1200℃の温度で、1
時間の焼成を行なつた。第1表に、使用したLi、
Na、K、Rb、Cs、Ba、Sr、Ca、Mgの金属化
合物の種類および濃度、焼成雰囲気、焼成温度、
焼成時間、および得られた硫化亜鉛系焼結体の密
度(理論密度に対する割合)を示す。 表から判るように得られた焼結体の密度は、理
論密度の90%以上であつた。この焼結体を用い
て、電子ビーム蒸着により硫化亜鉛系薄膜を形成
したところ、従来の製法の硫化亜鉛系焼結体を用
いて同様に形成した薄膜に比べて、薄膜中の微小
粒子やピンホールの数が激減し、高品質で均質な
硫化亜鉛系薄膜を形成することができた。 また図面に示すようなEL素子のEL発光体層4
を0.03原子%の塩化バリウムを含む硫化亜鉛系焼
結体を電子ビームで蒸着し、同時に抵抗加熱によ
りMnを蒸着し、0.8原子%のMnを含む硫化亜鉛
薄膜で形成し、発光特性を測定した結果、微小な
絶縁破壊も極めて少なく、安定なEL素子である
ことが判明した。
とりわけ、薄膜中に微小粒子や、ピンホールを含
まない均質で高品質な硫化亜鉛系薄膜の製造方法
に関するものである。 従来、硫化亜鉛系薄膜は、硫化亜鉛系焼結体を
電子ビーム蒸着することにより形成されていた。
この際用いる硫化亜鉛系焼結体は、硫化亜鉛粉末
またはMn、Cu、TbF3などの活性物質を含む硫
化亜鉛粉末を、たとえば400Kg/cm2の圧力で成形
し、不活性ガスまたは硫化水素を含む不活性ガス
中で、1000℃〜1200℃の温度で、1〜3時間焼成
することにより形成されていた。このように形成
した硫化亜鉛系焼結体に電子ビームを照射し、加
熱蒸発させ、硫化亜鉛系薄膜を形成した場合、薄
膜中に1〜20ミクロンの粒径の微小粒子やピンホ
ールが生ずるという欠点があつた。またこのよう
な薄膜をEL薄膜として応用した場合、微小粒子
やピンホールが原因となり、絶縁破壊を引き起こ
し、安定なEL素子を形成することができない。 このように薄膜中に微小粒子やピンホールを生
ずる原因は、従来の方法で作成した硫化亜鉛系焼
結体は理論密度の60〜75%程度の密度であり焼結
体を構成する結晶粒径も小さく、また硫化亜鉛系
焼結体は溶融せずに昇華蒸発するため、電子ビー
ムを照射して蒸発させたときに硫化亜鉛焼結体が
帯電し、焼結体中に存在していた微小粒子や、昇
華のため小さくなつた結晶粒からなる微小粒子が
静電的反発力により飛散し、基板表面に付着する
ためと考えられる。 本発明は上記従来技術にもとづき硫化亜鉛を主
成分とする粉末に、Li、Na、K、Rb、Cs、Ba、
Sr、Ca、Mgの塩化物、水酸化物、硝酸塩の1種
類以上を添加して、不活性ガスまたは硫化雰囲気
中で熱処理することにより形成した硫化亜鉛系焼
結体に電子ビームを照射し、加熱蒸発させる、い
わゆる電子ビーム蒸着を行ない薄膜中の微小粒子
やピンホールが皆無に近い高品質で均質な硫化亜
鉛系薄膜を形成するものである。 このような方法で作成した硫化亜鉛系焼結体
は、Li、Na、K、Rb、Cs、Ba、Sr、Ca、Mg
の1種類以上が焼結のためのフラツクスとして作
用し〔J.Amer.Cer.Soc、65(2)C−18頁に記載〕、
密度が高く、粒径が大きいため、電子ビームを照
射した場合、昇華が焼結体表面から一様に起るた
め上記特性を得られると考えられる。また添加す
る金属としては、Li、Na、K、Rb、Csが有効で
あり、添加量としては亜鉛に対する濃度が0.1〜
2原子%が適当であつた。つまり、0.1%以下で
は効果が微弱であり、2%以上では焼成時にボー
トと反応する欠点があつた。また他の金属として
は、Ca、Mg、Sr、Baが有効であり、添加量と
しては、亜鉛に対する濃度が0.02〜2原子%が適
当であつた。つまり0.02原子%以下では効果は微
弱であり、2原子%より上では焼成時にボートと
反応する欠点があつた。Li、Na、K、Rb、Cs、
Ba、Sr、Ca、Mgは塩化物、水酸化物または硝
酸塩などの水溶性化合物を用い、湿式混合するこ
とにより容易に均質に添加することができた。ま
た硫化亜鉛系焼結体中に発光中心として、Mn、
Cu、Ag、Al、Tb、Dy、Er、Pr、Sm、Ho、
Tmまたはこれらのハロゲン化物のうち少なくと
も1種類以上を含む場合においても、Li、Na、
K、Rb、Cs、Ba、Sr、Ca、Mgの1種類以上の
添加が有効である。 以下実施例により説明する。市販の硫化亜鉛粉
末(粒径0.1〜1.5ミクロン)に、Li、Na、K、
Rb、Cs、Ba、Sr、Ca、Mgの1種類以上の化合
物を添加し、乳鉢により混合した後、約10重量%
の水を加え、さらに混合した後造粒した。この粉
末を400Kg/cm2の圧力で成形し、直径15mm、厚さ
10mmの円柱体とし、これを硫化雰囲気中または不
活性ガス雰囲気中で、1000〜1200℃の温度で、1
時間の焼成を行なつた。第1表に、使用したLi、
Na、K、Rb、Cs、Ba、Sr、Ca、Mgの金属化
合物の種類および濃度、焼成雰囲気、焼成温度、
焼成時間、および得られた硫化亜鉛系焼結体の密
度(理論密度に対する割合)を示す。 表から判るように得られた焼結体の密度は、理
論密度の90%以上であつた。この焼結体を用い
て、電子ビーム蒸着により硫化亜鉛系薄膜を形成
したところ、従来の製法の硫化亜鉛系焼結体を用
いて同様に形成した薄膜に比べて、薄膜中の微小
粒子やピンホールの数が激減し、高品質で均質な
硫化亜鉛系薄膜を形成することができた。 また図面に示すようなEL素子のEL発光体層4
を0.03原子%の塩化バリウムを含む硫化亜鉛系焼
結体を電子ビームで蒸着し、同時に抵抗加熱によ
りMnを蒸着し、0.8原子%のMnを含む硫化亜鉛
薄膜で形成し、発光特性を測定した結果、微小な
絶縁破壊も極めて少なく、安定なEL素子である
ことが判明した。
【表】
【表】
以上のように、本発明の製法によれば、ピンホ
ールや微小付着物が極めて少なく良質の硫化亜鉛
系薄膜が再現性よく形成でき、レンズの反射防止
膜などの光学薄膜、高解像度CRT用蛍光面とし
て研究されている蛍光体薄膜、またはEL薄膜な
どとして広く応用できる。
ールや微小付着物が極めて少なく良質の硫化亜鉛
系薄膜が再現性よく形成でき、レンズの反射防止
膜などの光学薄膜、高解像度CRT用蛍光面とし
て研究されている蛍光体薄膜、またはEL薄膜な
どとして広く応用できる。
図面は、本発明の一実施例の製造方法により形
成されたEL素子の構造を示す図である。 1……ガラス基板、2……透明電極、3……酸
化イツトリウム薄膜、4……マンガン付活硫化亜
鉛薄膜、5……酸化イツトリウム薄膜、6……ア
ルミニウム電極。
成されたEL素子の構造を示す図である。 1……ガラス基板、2……透明電極、3……酸
化イツトリウム薄膜、4……マンガン付活硫化亜
鉛薄膜、5……酸化イツトリウム薄膜、6……ア
ルミニウム電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硫化亜鉛を主成分とし、Li、Na、K、Rb、
Cs、Ba、Sr、Ca、Mgの塩化物、水酸化物、硝
酸塩の1種類以上を添加物とする材料を不活性ガ
スまたは硫化雰囲気中で熱処理して硫化亜鉛系焼
結体とし、前記硫化亜鉛系焼結体に電子ビームを
照射し、前記硫化亜鉛系焼結体を加熱蒸発させ、
基板上に硫化亜鉛系薄膜を堆積させることを特徴
とする硫化亜鉛系薄膜の製造方法。 2 硫化亜鉛系焼結体が、Mu、Cu、Ag、Al、
Tb、Dy、Er、Pr、Sm、Ho、Tmのうち少なく
とも1種類を含むことを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の硫化亜鉛系薄膜の製造方法。 3 Li、Na、K、Rb、Csの1種類以上の添加物
の亜鉛に対する濃度が0.1〜2原子%であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の硫化
亜鉛系薄膜の製造方法。 4 Ba、Sr、Ca、Mgの1種類以上の添加物の
亜鉛に対する濃度が0.02〜2原子%であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の硫化亜
鉛系薄膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57089045A JPS58204824A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | 硫化亜鉛系薄膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57089045A JPS58204824A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | 硫化亜鉛系薄膜の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58204824A JPS58204824A (ja) | 1983-11-29 |
| JPH0517170B2 true JPH0517170B2 (ja) | 1993-03-08 |
Family
ID=13959914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57089045A Granted JPS58204824A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | 硫化亜鉛系薄膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58204824A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6771019B1 (en) | 1999-05-14 | 2004-08-03 | Ifire Technology, Inc. | Electroluminescent laminate with patterned phosphor structure and thick film dielectric with improved dielectric properties |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5186088A (en) * | 1975-01-27 | 1976-07-28 | Sharp Kk | Sekishokuhatsukoerekutorominesensuhakumakunoseiseiho |
| JPS53108293A (en) * | 1977-12-12 | 1978-09-20 | Sharp Corp | Electroluminescence thin film element |
-
1982
- 1982-05-25 JP JP57089045A patent/JPS58204824A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58204824A (ja) | 1983-11-29 |
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