JPH0534361B2 - - Google Patents
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- JPH0534361B2 JPH0534361B2 JP61313612A JP31361286A JPH0534361B2 JP H0534361 B2 JPH0534361 B2 JP H0534361B2 JP 61313612 A JP61313612 A JP 61313612A JP 31361286 A JP31361286 A JP 31361286A JP H0534361 B2 JPH0534361 B2 JP H0534361B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- natural rubber
- rubber latex
- latex
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、天然ゴムラテツクスの物性改良に関
し、特に機械的強度の向上した加硫ゴム物性を持
つ強化天然ゴムラテツクスおよびその製造方法に
関する。 従来技術とその問題点 一般に市販されている天然ゴムラテツクスは、
ゴム樹から得られるゴム分を含むコロイドゾルの
白色乳濁液から製造されたフイールドラテツクス
(T.S.C=Total Solid Content(全固型分)=35
%)を遠心分離法によつてT.S.C.を約60%に濃縮
したもので、濃縮天然ゴムラテツクスといわれて
いる。 このような市販天然ゴムラテツクスは、製造時
にスキムラテツクスとともに非ゴム成分が必要以
上に排出除去されてしまう。このため市販ラテツ
クス中には非ゴム成分が2〜3wt%程度しか残存
せず、充分なゴム物性が発現されていない。 一方天然ゴム製造工程で、凝固したゴム分を取
除いた残りの液が、漿液(Serum)と呼ばれる水
溶液で、従来、そのまま廃棄される場合が多く、
その中に含まれる蛋白質、糖質等の非ゴム分の腐
敗により、環境汚染の問題があつた。漿液を浄化
処理槽で処理する方法もあるが、莫大な費用がか
かる割りには、腐敗臭が激しく、公害問題ともな
り、効果があがつていない。 またこの漿液を、工業的有用物質として利用で
きれば、ゴム工業の効率もあがり、省資源に有効
である。 発明の目的 本発明の目的は、市販天然ゴムラテツクスの物
性を改善し、機械的強度の高いラテツクス浸漬製
品を得ることのできる強化天然ゴムラテツクスお
よびその製造方法を提供しようとするにある。 発明の構成 本発明の第1の態様は、天然ゴムラテツクスを
凝固する際に副生する漿液から得られる粉末状非
ゴム物質を、ゴム成分が水溶液中に分散されてな
る濃縮天然ゴムラテツクスのゴム分100重量部に
対し、0.5〜5.0重量部配合してなることを特徴と
する強化天然ゴムラテツクスを提供する。 本発明の第2の態様は、天然ゴムラテツクスを
凝固する際に副生する漿液から得られる粉末状非
ゴム物質を全固形分30〜70%のスラリー状水溶液
でゴム成分が水溶液中に分散されてなる濃縮天然
ゴムラテツクスに混合し、濃縮天然ゴムラテツク
スのゴム分100重量部に対し、粉末状非ゴム物質
を0.5〜5.0重量部とすることを特徴とする強化天
然ゴムラテツクスの製造方法を提供する。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明に用いる天然ゴムラテツクスを凝固する
際副生する漿液から得られる非ゴム物質は、以下
に説明する粉末状非ゴム物質(以下NRSPという
ことがある)である。 天然ゴムラテツクス漿液から得られる粉末状非
ゴム成分は、ほぼ球状の粉末であり、平均粒径は
10〜100μであることが好ましい。成分組成は原
料である天然ゴムラテツクスの成分によつて異な
り厳密に限定することはできないが、α−グロブ
リン、ヘベインなどの粗蛋白質が約50%、糖質が
約30%、K、Mg、Cu、Fe、Na、Ca、P、等の
灰分(無機成分)が約15%、脂質約2%、水分が
約3%、繊維質は0%およびその他の微量成分と
なつていて粗蛋白質含有量が、かなりの高水準に
ある。 天然ゴムラテツクス漿液から得られる粉末状非
ゴム成分の製造方法は、原料の天然ゴムラテツク
スから凝固剤として、蟻酸、酢酸、硫酸等を用い
てゴム分を凝固し取り除いた、残りの漿液
(Serum)を用いる。天然ゴムラテツクスの成分
は1例をあげると第A表に示す組成である。
し、特に機械的強度の向上した加硫ゴム物性を持
つ強化天然ゴムラテツクスおよびその製造方法に
関する。 従来技術とその問題点 一般に市販されている天然ゴムラテツクスは、
ゴム樹から得られるゴム分を含むコロイドゾルの
白色乳濁液から製造されたフイールドラテツクス
(T.S.C=Total Solid Content(全固型分)=35
%)を遠心分離法によつてT.S.C.を約60%に濃縮
したもので、濃縮天然ゴムラテツクスといわれて
いる。 このような市販天然ゴムラテツクスは、製造時
にスキムラテツクスとともに非ゴム成分が必要以
上に排出除去されてしまう。このため市販ラテツ
クス中には非ゴム成分が2〜3wt%程度しか残存
せず、充分なゴム物性が発現されていない。 一方天然ゴム製造工程で、凝固したゴム分を取
除いた残りの液が、漿液(Serum)と呼ばれる水
溶液で、従来、そのまま廃棄される場合が多く、
その中に含まれる蛋白質、糖質等の非ゴム分の腐
敗により、環境汚染の問題があつた。漿液を浄化
処理槽で処理する方法もあるが、莫大な費用がか
かる割りには、腐敗臭が激しく、公害問題ともな
り、効果があがつていない。 またこの漿液を、工業的有用物質として利用で
きれば、ゴム工業の効率もあがり、省資源に有効
である。 発明の目的 本発明の目的は、市販天然ゴムラテツクスの物
性を改善し、機械的強度の高いラテツクス浸漬製
品を得ることのできる強化天然ゴムラテツクスお
よびその製造方法を提供しようとするにある。 発明の構成 本発明の第1の態様は、天然ゴムラテツクスを
凝固する際に副生する漿液から得られる粉末状非
ゴム物質を、ゴム成分が水溶液中に分散されてな
る濃縮天然ゴムラテツクスのゴム分100重量部に
対し、0.5〜5.0重量部配合してなることを特徴と
する強化天然ゴムラテツクスを提供する。 本発明の第2の態様は、天然ゴムラテツクスを
凝固する際に副生する漿液から得られる粉末状非
ゴム物質を全固形分30〜70%のスラリー状水溶液
でゴム成分が水溶液中に分散されてなる濃縮天然
ゴムラテツクスに混合し、濃縮天然ゴムラテツク
スのゴム分100重量部に対し、粉末状非ゴム物質
を0.5〜5.0重量部とすることを特徴とする強化天
然ゴムラテツクスの製造方法を提供する。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明に用いる天然ゴムラテツクスを凝固する
際副生する漿液から得られる非ゴム物質は、以下
に説明する粉末状非ゴム物質(以下NRSPという
ことがある)である。 天然ゴムラテツクス漿液から得られる粉末状非
ゴム成分は、ほぼ球状の粉末であり、平均粒径は
10〜100μであることが好ましい。成分組成は原
料である天然ゴムラテツクスの成分によつて異な
り厳密に限定することはできないが、α−グロブ
リン、ヘベインなどの粗蛋白質が約50%、糖質が
約30%、K、Mg、Cu、Fe、Na、Ca、P、等の
灰分(無機成分)が約15%、脂質約2%、水分が
約3%、繊維質は0%およびその他の微量成分と
なつていて粗蛋白質含有量が、かなりの高水準に
ある。 天然ゴムラテツクス漿液から得られる粉末状非
ゴム成分の製造方法は、原料の天然ゴムラテツク
スから凝固剤として、蟻酸、酢酸、硫酸等を用い
てゴム分を凝固し取り除いた、残りの漿液
(Serum)を用いる。天然ゴムラテツクスの成分
は1例をあげると第A表に示す組成である。
【表】
【表】
この天然ゴムラテツクスからゴム炭化水素を凝
固させそれを除いたものを漿液といい、一般に工
業的には、漿液中にはごく少量のゴム分が含まれ
ているのが普通である。 漿液の成分は天然ゴムラテツクスの成分によつ
て異なり、種々のものを原料とすることができる
が、漿液中には約0.5wt%のゴム分と非ゴム分を
約2〜5wt%を含む。これを遠心分離等によりゴ
ム分を除去して用いてもよい。 非ゴム分(固型分)濃度は、2〜80wt%のも
のを用いることができるが、生産効率、製造コス
トおよび工程管理の点で固型分15〜70wt%の漿
液を原料とすることが好ましい。通常天然ゴム製
造工程で得られる漿液の固型分は、約2〜5wt%
であるので、エバポレーター、遠心分離、濾過等
の方法で固型分濃度を25〜70wt%程度に濃縮す
る前処理をすることが良い。 上記漿液を150〜250℃の高温雰囲気のスプレー
ドライ容器内へ微小滴状にて供給し、瞬時に水分
を蒸発させて粉末状とする。このためクローズド
システムのスプレードライ方式を用いる。クロー
ズドシステムのスプレードライ方式は、液体試料
を微粒化し微粒化された液滴を熱風と瞬間的に接
触させて、水分を蒸発させ乾燥して粉末化するも
のであり、加圧ノズルや二流体ノズルで微粒化す
るノズル式と、拘束回転円板で微粒化するデイス
ク方式がある。いずれを用いてもよいがデイスク
方式が効率良く、好ましい。デイスクの回転数は
10000〜30000rpm、ノズルの圧力は0.5〜2.0Kg/
cm2が良い。回転数や圧力がこの範囲外になると得
られる粉末の大きさが10〜100μの範囲外となり、
10μ未満の粉末であると吸湿して再凝固しやすく
なつたり、スプレードライヤーの内壁に付着した
り凝集したりして回収率が悪くなり、得られる粉
末がダンゴ状のものとなり微粒化しない。100μ
を超えると非ゴム成分を工業的に利用する際に水
や溶剤に溶解しにくく、またカサが大きくなり運
搬に不便となる。 スプレードライ容器内の乾燥温度は150〜250℃
に保ち、特に試料入口乾燥温度を150〜250℃と
し、試料出口温度50〜130℃とすることが好まし
い。 試料乾燥温度がこの温度範囲より高くなると、
得られる非ゴム成分が熱により変質してしまう。
非ゴム成分は蛋白質、糖分、樹脂等でいずれも熱
的影響を受け易い。実際の試料温度は入口温度か
ら約100℃低い温度なのでその点からも乾燥温度
は余り高くはできない。又逆にこの温度範囲より
低い温度であると充分に乾燥ができず、粉末状と
ならずに凝集してダンゴ状となる。 本発明に用いる濃縮天然ゴムラテツクスは、一
般に市販されているもので、約60%(TSC)に
濃縮したもの等であればいかなるものでもよい。 NRSPと濃縮天然ゴムラテツクスの配合割合
は、濃縮天然ゴムラテツクスのゴム分100重量部
に対し、NRSPを0.5〜5.0重量部配合する。0.5重
量部未満であると、十分な機械的物性が得られ
ず、5.0重量部超であると逆に機械的物性が低下
してしまうからである。 本発明の強化天然ゴムラテツクスの製造方法
は、いかなる方法でもよいが、以下に示す本発明
の第2態様を用いるのが好ましい。この製造方法
によれば、濃縮天然ゴムラテツクス中へのNRSP
の分散が良好で機械的物性の良い強化天然ゴムラ
テツクスが得られる。 NRSPをあらかじめ純水と混合し、ボールミ
ル、スーパーミル等の混合機により30〜70%
(T.S.C.)のスラリー状として濃縮天然ゴムラテ
ツクスに配合する。 30%(T.S.C.)未満であると、添加量をコント
ロールするのに不都合であり、70%(T.S.C.)超
であると、分散に難があるからである。 本発明の強化天然ゴムラテツクスは、充填剤、
加硫剤、促進剤等を配合し、加硫してゴム製品と
して用いられる他、手袋やコンドーム等のラテツ
クス浸漬製品を製造する際に用いられ、ラテツク
ス浸漬製品のTB(引張強度)、Eng(抗張積)M(引
張応力)、T max(最大トルク)等の機械的強
度を向上させる。 実施例 以下に実施例により更に具体的に説明する。 (実施例および比較例) 第1表に示す配合により、NRラテツクス(T.
S.C.60%)100重量部(乾燥重量部として、以下
同じ)に対し、 NRSP(T.S.C.50%)を0〜4.0重量部配合し、
加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤、老化防止剤を表
に示す割合で混合し、ゴム組成物1〜5を作成し
た。ゴム組成物1〜5を用いて以下の試験を行い
物性を評価した。結果を第2表に示した。 物性評価はサンプル数(n)=3の平均値とし
た。 また、モンサントレオメーターによりレオグラ
イフを測定し、ゴム組成物1,2,4について結
果を第1図に1,2,4で示し、T maxをゴ
ム組成物1〜5について第2表に示した。 製造条件 (1) NRSPを含めた各配合剤を高速ボールミルに
て1時間処理しスラリー状にしてラテツクスに
配合した。 (2) 加硫条件:130℃×1時間 第1表に示す配合剤 (1) NRLX:NRラテツクス(商品名:
SOCTEX)T.S.C.60% (2) EZ:加硫促進剤 ノクセラ−EZ(大内新興
社製)ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛 (3) MZ:加硫促進剤 ノクセラ−MZ(大内新興
社製)2−メルカプトベンゾチアゾールの亜
鉛塩 (4) S:硫黄(細井化学製) (5) 425:老化防止剤 サンダント425(三新化学
工業製)ビス(2−ヒドロキシ−3−t−ブ
チル−5−エチルフエニル)メタン (6) NRSP:天然ゴム漿液から得られる粉末状非
ゴム物質 原料漿液 非ゴム成分(固型分)濃度 5.8% 見掛粘度(CP) 4.3 粉末状非ゴム成分 平均粒子径 40μ 粒子形状 球 水分率 4.5% 試験法 (1) TB:引張り強さ、JIS K 6301に準拠して
測定した。 (2) EB:伸び、JIS K 6301に準拠して測定し
た。 (3) Eng:抗張積、JIS K 6301に準拠して測定
した。 (4) H:硬度JIS Aにより測定。 (5) M:引張り応力 50〜400%伸びにおける引張り応力を測定
し、M50〜M400で示した。 (6) T max:最大トルク、ASTM100型レオメ
ーター(東洋精機製)を用い140℃にて測定
した。
固させそれを除いたものを漿液といい、一般に工
業的には、漿液中にはごく少量のゴム分が含まれ
ているのが普通である。 漿液の成分は天然ゴムラテツクスの成分によつ
て異なり、種々のものを原料とすることができる
が、漿液中には約0.5wt%のゴム分と非ゴム分を
約2〜5wt%を含む。これを遠心分離等によりゴ
ム分を除去して用いてもよい。 非ゴム分(固型分)濃度は、2〜80wt%のも
のを用いることができるが、生産効率、製造コス
トおよび工程管理の点で固型分15〜70wt%の漿
液を原料とすることが好ましい。通常天然ゴム製
造工程で得られる漿液の固型分は、約2〜5wt%
であるので、エバポレーター、遠心分離、濾過等
の方法で固型分濃度を25〜70wt%程度に濃縮す
る前処理をすることが良い。 上記漿液を150〜250℃の高温雰囲気のスプレー
ドライ容器内へ微小滴状にて供給し、瞬時に水分
を蒸発させて粉末状とする。このためクローズド
システムのスプレードライ方式を用いる。クロー
ズドシステムのスプレードライ方式は、液体試料
を微粒化し微粒化された液滴を熱風と瞬間的に接
触させて、水分を蒸発させ乾燥して粉末化するも
のであり、加圧ノズルや二流体ノズルで微粒化す
るノズル式と、拘束回転円板で微粒化するデイス
ク方式がある。いずれを用いてもよいがデイスク
方式が効率良く、好ましい。デイスクの回転数は
10000〜30000rpm、ノズルの圧力は0.5〜2.0Kg/
cm2が良い。回転数や圧力がこの範囲外になると得
られる粉末の大きさが10〜100μの範囲外となり、
10μ未満の粉末であると吸湿して再凝固しやすく
なつたり、スプレードライヤーの内壁に付着した
り凝集したりして回収率が悪くなり、得られる粉
末がダンゴ状のものとなり微粒化しない。100μ
を超えると非ゴム成分を工業的に利用する際に水
や溶剤に溶解しにくく、またカサが大きくなり運
搬に不便となる。 スプレードライ容器内の乾燥温度は150〜250℃
に保ち、特に試料入口乾燥温度を150〜250℃と
し、試料出口温度50〜130℃とすることが好まし
い。 試料乾燥温度がこの温度範囲より高くなると、
得られる非ゴム成分が熱により変質してしまう。
非ゴム成分は蛋白質、糖分、樹脂等でいずれも熱
的影響を受け易い。実際の試料温度は入口温度か
ら約100℃低い温度なのでその点からも乾燥温度
は余り高くはできない。又逆にこの温度範囲より
低い温度であると充分に乾燥ができず、粉末状と
ならずに凝集してダンゴ状となる。 本発明に用いる濃縮天然ゴムラテツクスは、一
般に市販されているもので、約60%(TSC)に
濃縮したもの等であればいかなるものでもよい。 NRSPと濃縮天然ゴムラテツクスの配合割合
は、濃縮天然ゴムラテツクスのゴム分100重量部
に対し、NRSPを0.5〜5.0重量部配合する。0.5重
量部未満であると、十分な機械的物性が得られ
ず、5.0重量部超であると逆に機械的物性が低下
してしまうからである。 本発明の強化天然ゴムラテツクスの製造方法
は、いかなる方法でもよいが、以下に示す本発明
の第2態様を用いるのが好ましい。この製造方法
によれば、濃縮天然ゴムラテツクス中へのNRSP
の分散が良好で機械的物性の良い強化天然ゴムラ
テツクスが得られる。 NRSPをあらかじめ純水と混合し、ボールミ
ル、スーパーミル等の混合機により30〜70%
(T.S.C.)のスラリー状として濃縮天然ゴムラテ
ツクスに配合する。 30%(T.S.C.)未満であると、添加量をコント
ロールするのに不都合であり、70%(T.S.C.)超
であると、分散に難があるからである。 本発明の強化天然ゴムラテツクスは、充填剤、
加硫剤、促進剤等を配合し、加硫してゴム製品と
して用いられる他、手袋やコンドーム等のラテツ
クス浸漬製品を製造する際に用いられ、ラテツク
ス浸漬製品のTB(引張強度)、Eng(抗張積)M(引
張応力)、T max(最大トルク)等の機械的強
度を向上させる。 実施例 以下に実施例により更に具体的に説明する。 (実施例および比較例) 第1表に示す配合により、NRラテツクス(T.
S.C.60%)100重量部(乾燥重量部として、以下
同じ)に対し、 NRSP(T.S.C.50%)を0〜4.0重量部配合し、
加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤、老化防止剤を表
に示す割合で混合し、ゴム組成物1〜5を作成し
た。ゴム組成物1〜5を用いて以下の試験を行い
物性を評価した。結果を第2表に示した。 物性評価はサンプル数(n)=3の平均値とし
た。 また、モンサントレオメーターによりレオグラ
イフを測定し、ゴム組成物1,2,4について結
果を第1図に1,2,4で示し、T maxをゴ
ム組成物1〜5について第2表に示した。 製造条件 (1) NRSPを含めた各配合剤を高速ボールミルに
て1時間処理しスラリー状にしてラテツクスに
配合した。 (2) 加硫条件:130℃×1時間 第1表に示す配合剤 (1) NRLX:NRラテツクス(商品名:
SOCTEX)T.S.C.60% (2) EZ:加硫促進剤 ノクセラ−EZ(大内新興
社製)ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛 (3) MZ:加硫促進剤 ノクセラ−MZ(大内新興
社製)2−メルカプトベンゾチアゾールの亜
鉛塩 (4) S:硫黄(細井化学製) (5) 425:老化防止剤 サンダント425(三新化学
工業製)ビス(2−ヒドロキシ−3−t−ブ
チル−5−エチルフエニル)メタン (6) NRSP:天然ゴム漿液から得られる粉末状非
ゴム物質 原料漿液 非ゴム成分(固型分)濃度 5.8% 見掛粘度(CP) 4.3 粉末状非ゴム成分 平均粒子径 40μ 粒子形状 球 水分率 4.5% 試験法 (1) TB:引張り強さ、JIS K 6301に準拠して
測定した。 (2) EB:伸び、JIS K 6301に準拠して測定し
た。 (3) Eng:抗張積、JIS K 6301に準拠して測定
した。 (4) H:硬度JIS Aにより測定。 (5) M:引張り応力 50〜400%伸びにおける引張り応力を測定
し、M50〜M400で示した。 (6) T max:最大トルク、ASTM100型レオメ
ーター(東洋精機製)を用い140℃にて測定
した。
【表】
【表】
【表】
発明の効果
本発明の天然ゴムラテツクスを凝固する際に副
生する漿液から得られる非ゴム物質を所定量含有
する強化天然ゴムラテツクスは以下の加硫物性が
向上した。 1 TB(引張り強さ)の向上 2 Eng(抗張積)の向上 3 M(引張り応力)の向上 4 T max(最大トルク)の向上 このため一般ゴム製品、ラテツクス浸漬製品
(手袋、コンドーム等)に広く利用できる。 また、廃液の有効利用がはかれる。 本発明の製造方法によれば、天然ゴムラテツク
ス中への粉末状非ゴム物質の分散状態が良好な強
化天然ゴムラテツクスが製造できる。
生する漿液から得られる非ゴム物質を所定量含有
する強化天然ゴムラテツクスは以下の加硫物性が
向上した。 1 TB(引張り強さ)の向上 2 Eng(抗張積)の向上 3 M(引張り応力)の向上 4 T max(最大トルク)の向上 このため一般ゴム製品、ラテツクス浸漬製品
(手袋、コンドーム等)に広く利用できる。 また、廃液の有効利用がはかれる。 本発明の製造方法によれば、天然ゴムラテツク
ス中への粉末状非ゴム物質の分散状態が良好な強
化天然ゴムラテツクスが製造できる。
第1図は、実施例および比較例に示したゴム組
成物のレオグラフである。
成物のレオグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 天然ゴムラテツクスを凝固する際に副生する
漿液から得られる粉末状非ゴム物質を、ゴム成分
が水溶液中に分散されてなる濃縮天然ゴムラテツ
クスのゴム分100重量部に対し、0.5〜5.0重量部
配合してなることを特徴とする強化天然ゴムラテ
ツクス。 2 天然ゴムラテツクスを凝固する際に副生する
漿液から得られる粉末状非ゴム物質を全固形分30
〜70%のスラリー状水溶液で、ゴム成分が水溶液
中に分散されてなる濃縮天然ゴムラテツクスに混
合し、濃縮天然ゴムラテツクスのゴム分100重量
部に対し、粉末状非ゴム物質を0.5〜5.0重量部と
することを特徴とする強化天然ゴムラテツクスの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31361286A JPS63161002A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 強化天然ゴムラテツクスおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31361286A JPS63161002A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 強化天然ゴムラテツクスおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63161002A JPS63161002A (ja) | 1988-07-04 |
| JPH0534361B2 true JPH0534361B2 (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18043412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31361286A Granted JPS63161002A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 強化天然ゴムラテツクスおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63161002A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2760520B2 (ja) * | 1988-09-29 | 1998-06-04 | 新日鐵化学株式会社 | ポリイミド共重合体及びその製造方法 |
| WO2009032178A1 (en) | 2007-08-30 | 2009-03-12 | Cabot Corporation | An elastomer composite and method for producing it |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59138245A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-08 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | イソプレン重合体組成物 |
| CA2017643C (en) * | 1989-06-14 | 1999-12-21 | Kathleen C. Callahan | Firm textured mozzarella/cheddar product |
| JPH0351737A (ja) * | 1989-07-19 | 1991-03-06 | Erumetsukusu:Kk | 高感度シュリーレン装置 |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP31361286A patent/JPS63161002A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63161002A (ja) | 1988-07-04 |
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