JPH0543707B2 - - Google Patents
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- JPH0543707B2 JPH0543707B2 JP837494A JP749483A JPH0543707B2 JP H0543707 B2 JPH0543707 B2 JP H0543707B2 JP 837494 A JP837494 A JP 837494A JP 749483 A JP749483 A JP 749483A JP H0543707 B2 JPH0543707 B2 JP H0543707B2
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- pharmaceutical composition
- active substance
- nitroprusside
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D495/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D495/12—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains three hetero rings
- C07D495/14—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/08—Vasodilators for multiple indications
-
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/12—Antihypertensives
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Description
本発明は錯塩に関する。とくに、本発明は式
のビス−(トリメタフアン)−ニトロプルシツドに
関する。この化合物は新規であり、興味ある薬効
的性質をもつ。 本発明の目的は、式のビス−(トリメタフア
ン)−ニトロプルシツド、とくに(+)−ビス−
(トリメタフアン)−ニトロプルシツド、ならびに
その溶媒和物、とくに水和物およびアルコラート
それら自体および製薬学的活性物質としての該化
合物、さらにこのような化合物を含有する製薬学
的組成物およびこのような組成物の製造ならびに
病気の抑制または予防、ことに血圧の制御された
低下、末梢血管拡張の達成、動脈の痙縮の排除お
よび/また心筋の酸素の消費の減少および心臓発
作後の心臓の仕事量の減少における、このような
化合物およびこのような製薬学的組成物の使用で
ある。 ニトロプルシツドナトリウム(SNP)は、手
術や高血圧の発症の場合における血圧の急速かつ
制御された低下および、たとえば、心臓発作の場
合における、心臓の仕事量の減少に使用される既
知の注入製剤である。しかしながら、それはこの
価値ある、例外的にすぐれた制御可能な薬物の使
用を制限する欠点を有する。すなわち、それは体
内で非常に急速に分解して、1分子当り5モルの
シアン化物を生成する。シアン化物は呼吸系路を
遮断しかつ呼吸中枢を麻痺する急性毒性剤である
ので、SNPは指示された最高の投与量を厳格に
維持してのみ、かつ短時間でのみ、血清中の毒性
シアン化物濃度の蓄積を避けるために使用しなく
てはならない。 他の血管拡張剤と共通に、SNPは血圧の所望
の急速かつ強力な低下はいわゆる反調整
(counter−regulation)をしばしば活性化し、そ
の結果、血圧を増加する循環ホルモン(アドレナ
リン、ノルアドレナリンおよびアンギオテンシン
)およびレニンの量が大きく増加するという欠
点を有する。これは、ことに若い患者において、
増大する血圧の強い傾向を生じ、これは注入すべ
きSNAの投与量を連続的に投与することによつ
てのみ補償されうる(過耐性)。このような場合
において、SNPの投与を中断しないと、血清中
のシアン化物のレベルの危険な増加は、SNPの
短期間の使用でさえ、その時起こる過度の投与の
ため、非常に急速に生じうる。この場合、血漿の
100ml当り約0.8μgのCNの許容限界を超えると、
きびしいシアン化物の中毒が起こり、また死さえ
も起こりうる(Anesthesiology 47、441−448
(1977);Bull.Med.Legale Toxicol.21、215−
224(1978);Amer.J.obstet.Gynecol.139、708−
711(1981)参照)。 SNPのそれ以上の欠点は、SNP注入停止後の
絶え間ない反調整による、いわゆる「反撥」高血
圧の出現である。(New England J.Med.302、
1029−1030(1980);Anesthesiology 44、345−
348(1976))。この「反撥」高血圧は初期の血圧よ
りかなり上である血圧レベルを時々発生させ、二
次出血が新らしく手術した患者において起こり、
そして浮腫の形成による脳内の危険な血液環流の
障害が起こりうる。 他方において、SNPは、たとえば、手術の間
血圧を制御して低下する最も活性な薬剤であるの
で、前述の欠点を排除するための試みがなされて
きた。 最近、MacRae(Anaesthesia 36、312−315
(1981))は、SNPを神経節遮断剤のトリメタフ
アンカムシレート(trimethaphan camsylate)
(TMC)と一緒に1:10の重量比で注入すること
を提案した。彼の報告によると、これにより同じ
程度に血圧を低下するために要するSNPの量は
かなり低下した。 TMCおよびその血圧低下活性は既知であり、
それゆえTMCはSNPと同様に、すなわち、血圧
の制御された短期間の低下のための注入製剤とし
て治療的に使用される(その活性が低いにもかか
わらず)。しかしながら、TMCは一連の副作用を
示し、その使用が制限される。 すなわち、副交感神経の神経節の遮断により起
こる、頻搏、散瞳、毛様筋麻痺、尿保持、口内乾
燥症および便秘のような副作用に加えて、悪心ま
たは嘔吐が感受性の患者、ことに子供および老齢
の患者において起こることがあり、そしてアレル
ギーがヒスタミン遊離のために起こりうる。 そのうえ、トリメタフアンカムシレートは胃腸
管の区域における手術の場合に単独で使用しては
ならない。 血圧を制御して低下するために要するSNPの
投与量は、平均約3μg/Kg体重/分であり、
TMCのそれは約3μg/Kg体重/分である。薬理
学的活性のこの比に相当して、通常使用する注入
溶液の濃度はこうしてそれぞれ0.01%および0.1
%である。したがつて、MacRae(loc.cit.)が提
案する1:10の比は、2種の薬物の相対強度に相
当する。 MacRaeによれば、1:10注入混合物中の単位
成分の臨床活性は累加的であるかあるいは増強す
るようにさえ見え、一方対応する副作用(それら
の量的差のため)は相対的に減少する。こうし
て、臨床時のこの混合物のその場限りでの調製は
複雑であり、実際に起こりうる誤り、さらには危
険のため、適当な組み合わせた製品を開発するこ
とが好ましい。 しかしながら、このような組み合わせた製品の
開発に対する障害は、2種類の単一薬物が濃厚な
形態で相溶しないという事実である。この混合物
を調製するとき、両者の薬物をまず注入強度に希
釈し、次いでこれらの溶液を注入短時間前に混合
することができるであろう。TMCおよびSNPの
希溶液は貯蔵安定性が制限され、そして既知のよ
うにSNP溶液は光感受性であるために、このよ
うな高度に希釈した組み合わせた製品は、いずれ
の場合においても、商業的製品として不適当であ
る。 2種類の活性イオンの付加物、すなわち従来知
られていないビス−(トリメタフアン)−ニトロプ
ルシツド()は純粋な形態でかつ高い収率で単
離することができ、そして処理して貯蔵可能な製
薬学的組成物にすることができるという観察は、
それゆえ驚ろくべきことであつた。化合物()
は薬理学的に不活性な物質(ナトリウムおよびカ
ムシレートのイオン)を含まないので、単位重量
当り、かなり高い活性物質の含量を有するという
利点を有する。本発明による化合物()の1000
mgは、2モルのTMCと1モルのSNPとの混合物
の1575mgと同じ量の活性物質を含有する。このよ
うな製薬学的に不活性な物質の含量の減少は、注
入製剤の許容度をかなり改良することができる。 さらに、MacRaeが使用した等しい効力の量の
混合物(1:10)ではなくて、むしろ式()の
化合物中に存在するモル比(1:2)は最大の相
剰活性を与えるという、驚ろくべきかつ予測しえ
ない薬理学的発見がなされた。これは、たとえ
ば、次の実験から明らかである: 下に記載する種々の注入溶液を、ネブタル・ナ
ルコシス(Nembutal narcosis)のもとに体重
3.7Kgの雄の自発的に呼吸するネコに、適当な回
復の間隔で、連続的に静脈内に注入し、そして所
定の血圧の低下を達成するために要する投与量を
測定した。 試験した物質および物質の混合物 A (+)−ビス−(トリメタフアン)−ニトロプ
ルシツド B SNP(商用製品NIPRIDE) C TMC(商用製品ARFONAD) D SNPとTMCとの混合物(MacRaeに従い
1:10の重量比) E SNPとTMCとの組み合わせ(重量比1:
4)。 注入溶液の調製のため、前記物質またはそれら
の濃厚原液を0.9%の塩化ナトリウム溶液で9
mg/100ml(90μg/ml)の均一な注入強度に希
釈した。すべての溶液を新らしく調製し、下記の
投与量に相当する量で光を排除して(アルミニウ
ムはく)注入した。 下記に記載する値を、グラフから決定した。
関する。この化合物は新規であり、興味ある薬効
的性質をもつ。 本発明の目的は、式のビス−(トリメタフア
ン)−ニトロプルシツド、とくに(+)−ビス−
(トリメタフアン)−ニトロプルシツド、ならびに
その溶媒和物、とくに水和物およびアルコラート
それら自体および製薬学的活性物質としての該化
合物、さらにこのような化合物を含有する製薬学
的組成物およびこのような組成物の製造ならびに
病気の抑制または予防、ことに血圧の制御された
低下、末梢血管拡張の達成、動脈の痙縮の排除お
よび/また心筋の酸素の消費の減少および心臓発
作後の心臓の仕事量の減少における、このような
化合物およびこのような製薬学的組成物の使用で
ある。 ニトロプルシツドナトリウム(SNP)は、手
術や高血圧の発症の場合における血圧の急速かつ
制御された低下および、たとえば、心臓発作の場
合における、心臓の仕事量の減少に使用される既
知の注入製剤である。しかしながら、それはこの
価値ある、例外的にすぐれた制御可能な薬物の使
用を制限する欠点を有する。すなわち、それは体
内で非常に急速に分解して、1分子当り5モルの
シアン化物を生成する。シアン化物は呼吸系路を
遮断しかつ呼吸中枢を麻痺する急性毒性剤である
ので、SNPは指示された最高の投与量を厳格に
維持してのみ、かつ短時間でのみ、血清中の毒性
シアン化物濃度の蓄積を避けるために使用しなく
てはならない。 他の血管拡張剤と共通に、SNPは血圧の所望
の急速かつ強力な低下はいわゆる反調整
(counter−regulation)をしばしば活性化し、そ
の結果、血圧を増加する循環ホルモン(アドレナ
リン、ノルアドレナリンおよびアンギオテンシン
)およびレニンの量が大きく増加するという欠
点を有する。これは、ことに若い患者において、
増大する血圧の強い傾向を生じ、これは注入すべ
きSNAの投与量を連続的に投与することによつ
てのみ補償されうる(過耐性)。このような場合
において、SNPの投与を中断しないと、血清中
のシアン化物のレベルの危険な増加は、SNPの
短期間の使用でさえ、その時起こる過度の投与の
ため、非常に急速に生じうる。この場合、血漿の
100ml当り約0.8μgのCNの許容限界を超えると、
きびしいシアン化物の中毒が起こり、また死さえ
も起こりうる(Anesthesiology 47、441−448
(1977);Bull.Med.Legale Toxicol.21、215−
224(1978);Amer.J.obstet.Gynecol.139、708−
711(1981)参照)。 SNPのそれ以上の欠点は、SNP注入停止後の
絶え間ない反調整による、いわゆる「反撥」高血
圧の出現である。(New England J.Med.302、
1029−1030(1980);Anesthesiology 44、345−
348(1976))。この「反撥」高血圧は初期の血圧よ
りかなり上である血圧レベルを時々発生させ、二
次出血が新らしく手術した患者において起こり、
そして浮腫の形成による脳内の危険な血液環流の
障害が起こりうる。 他方において、SNPは、たとえば、手術の間
血圧を制御して低下する最も活性な薬剤であるの
で、前述の欠点を排除するための試みがなされて
きた。 最近、MacRae(Anaesthesia 36、312−315
(1981))は、SNPを神経節遮断剤のトリメタフ
アンカムシレート(trimethaphan camsylate)
(TMC)と一緒に1:10の重量比で注入すること
を提案した。彼の報告によると、これにより同じ
程度に血圧を低下するために要するSNPの量は
かなり低下した。 TMCおよびその血圧低下活性は既知であり、
それゆえTMCはSNPと同様に、すなわち、血圧
の制御された短期間の低下のための注入製剤とし
て治療的に使用される(その活性が低いにもかか
わらず)。しかしながら、TMCは一連の副作用を
示し、その使用が制限される。 すなわち、副交感神経の神経節の遮断により起
こる、頻搏、散瞳、毛様筋麻痺、尿保持、口内乾
燥症および便秘のような副作用に加えて、悪心ま
たは嘔吐が感受性の患者、ことに子供および老齢
の患者において起こることがあり、そしてアレル
ギーがヒスタミン遊離のために起こりうる。 そのうえ、トリメタフアンカムシレートは胃腸
管の区域における手術の場合に単独で使用しては
ならない。 血圧を制御して低下するために要するSNPの
投与量は、平均約3μg/Kg体重/分であり、
TMCのそれは約3μg/Kg体重/分である。薬理
学的活性のこの比に相当して、通常使用する注入
溶液の濃度はこうしてそれぞれ0.01%および0.1
%である。したがつて、MacRae(loc.cit.)が提
案する1:10の比は、2種の薬物の相対強度に相
当する。 MacRaeによれば、1:10注入混合物中の単位
成分の臨床活性は累加的であるかあるいは増強す
るようにさえ見え、一方対応する副作用(それら
の量的差のため)は相対的に減少する。こうし
て、臨床時のこの混合物のその場限りでの調製は
複雑であり、実際に起こりうる誤り、さらには危
険のため、適当な組み合わせた製品を開発するこ
とが好ましい。 しかしながら、このような組み合わせた製品の
開発に対する障害は、2種類の単一薬物が濃厚な
形態で相溶しないという事実である。この混合物
を調製するとき、両者の薬物をまず注入強度に希
釈し、次いでこれらの溶液を注入短時間前に混合
することができるであろう。TMCおよびSNPの
希溶液は貯蔵安定性が制限され、そして既知のよ
うにSNP溶液は光感受性であるために、このよ
うな高度に希釈した組み合わせた製品は、いずれ
の場合においても、商業的製品として不適当であ
る。 2種類の活性イオンの付加物、すなわち従来知
られていないビス−(トリメタフアン)−ニトロプ
ルシツド()は純粋な形態でかつ高い収率で単
離することができ、そして処理して貯蔵可能な製
薬学的組成物にすることができるという観察は、
それゆえ驚ろくべきことであつた。化合物()
は薬理学的に不活性な物質(ナトリウムおよびカ
ムシレートのイオン)を含まないので、単位重量
当り、かなり高い活性物質の含量を有するという
利点を有する。本発明による化合物()の1000
mgは、2モルのTMCと1モルのSNPとの混合物
の1575mgと同じ量の活性物質を含有する。このよ
うな製薬学的に不活性な物質の含量の減少は、注
入製剤の許容度をかなり改良することができる。 さらに、MacRaeが使用した等しい効力の量の
混合物(1:10)ではなくて、むしろ式()の
化合物中に存在するモル比(1:2)は最大の相
剰活性を与えるという、驚ろくべきかつ予測しえ
ない薬理学的発見がなされた。これは、たとえ
ば、次の実験から明らかである: 下に記載する種々の注入溶液を、ネブタル・ナ
ルコシス(Nembutal narcosis)のもとに体重
3.7Kgの雄の自発的に呼吸するネコに、適当な回
復の間隔で、連続的に静脈内に注入し、そして所
定の血圧の低下を達成するために要する投与量を
測定した。 試験した物質および物質の混合物 A (+)−ビス−(トリメタフアン)−ニトロプ
ルシツド B SNP(商用製品NIPRIDE) C TMC(商用製品ARFONAD) D SNPとTMCとの混合物(MacRaeに従い
1:10の重量比) E SNPとTMCとの組み合わせ(重量比1:
4)。 注入溶液の調製のため、前記物質またはそれら
の濃厚原液を0.9%の塩化ナトリウム溶液で9
mg/100ml(90μg/ml)の均一な注入強度に希
釈した。すべての溶液を新らしく調製し、下記の
投与量に相当する量で光を排除して(アルミニウ
ムはく)注入した。 下記に記載する値を、グラフから決定した。
【表】
*=活性および/または毒性作用の優勢の限
界
表から、次の結論を導びき出すことができ
る:血圧のわずかの低下(−30mmHgまで)の場
合において、A、BおよびEはほぼ匹敵する強度
の活性をなお有するが、この範囲においてさえA
は驚ろくべきほどには最良な効果を示す。血液の
より低い低下(同時に反調整のより大きい増加)
の場合において、BのみならずまたEは明確に低
下が大きくなる。 約−55mmHgにおいて、BのみならずEはそれ
らの活性の限界に到達した。すなわち、投与量を
それ以上増加すると、それらの毒性作用が増加す
るだけであつた。 C(TMC)は、予測されるように、活性がかな
り低く、すでに−40mmHgにおいて活性の限界に
到達する。D.すなわち、MacRae(loc.cit.)が推
漿するSNPとTMCとの(1:10)混合物もSNP
(B)単独よりも明確に活性が劣つた。活性の限
界はDの場合において−50mmHgであるが、Dは
C(TMC単独)よりも明確に活性がすぐれた。 Aがすべての他の物質または混合物よりも有意
に高い活性の限界をもつということは、また驚ろ
くべきことであつた。 本発明によれば、ビス−(トリメタフアン)−ニ
トロプルシツドおよびその溶媒和物は、アルカリ
ニトロプルシツドの溶液を可溶性トリメタフアン
塩と反応させ、可溶性に劣る生成物をより易溶性
の付随する塩から分離し、次いで前記生成物を単
離することによつて、製造できる。 この反応は好適には所望の溶媒和剤を含有する
溶媒中で、とくに水溶液中であるいは水および/
またはアルコールを含有する溶液中で実施する。
本発明の方法の好ましい実施態様において、ニト
ロプルシツドナトリウムおよびトリメタフアンカ
ンフアースルホネートを水溶液中で一緒にする。 また、本発明は、新規な活性物質のビス−(ト
リメタフアン)−ニトロプルシツド()を濃厚
な形態であるいは注入の目的に適当な希薄の形態
で含有する製薬学的組成物、前記組成物の製造法
ならびに製薬学的使用に関する。 本発明は、組成物の面の好ましい実施態様にお
いて、少なくとも40%のアルコール中のの濃厚
原溶液に関し、これはまたその場で適当な量の
(たとえば、小びんまたは乾燥アンプル中に含有
される)および少量の少なくとも40%のエタノー
ル(たとえば、無菌アンプル中に含有される)か
ら調製することができ、ここでエタノールは好ま
しくは50〜95%、ことに約60%である。原溶液の
調製に用いる溶媒の量は好ましくは最高20ml、こ
とに2〜5mlである。 希(約0.01%)注入溶液は、濃厚原溶液から、
使用場所において、無菌の常用の注入液、たとえ
ば0.9%の塩化ナトリウム溶液または5%のグル
コース溶液を用いて調製できる。活性物質の希
注入溶液も、本発明の一部分である。 本発明の組成物のそれ以上の好ましい実施態様
は、と水または水性エタノール中に可溶性の生
理学的に許容されうるチオ硫酸塩、好ましくはチ
オ硫酸アルカリ、ことにチオ硫酸ナトリウムまた
はその五水和物との混合物に関する。また、前記
混合物はすでに少なくとも40%のエタノール中の
濃厚溶液(たとえば、溶媒エタノール中)中に、
あるいは固体混合物として、好ましくはできるだ
け細かく粉砕されているかあるいは微小化された
固体混合物として、存在することができる。後者
の場合において、組成物は濃厚原溶液の調製に要
する量の溶媒を含有する溶媒と一緒に供給できる
が、注入溶液中に直接溶解することも適当であ
る。 混合物の濃厚溶液の調製に好ましい溶媒とし
て、少なくとも40%、好ましくは45〜60%、こと
に50〜55%のエタノールが適する。 とチオ硫酸塩との混合物は、好ましくは少な
くとも1:1、好ましくは最大1:40(固体混合
物の場合において)または1:20(濃厚アンプル
溶液の場合において)の重量比で存在すべきであ
る。 上記の濃厚物または固体混合物から後述する方
法で得られる製薬学的注入溶液は、たとえば、血
圧の急速なかつ制御された低下、末梢血管の拡
張、動脈の痙縮の排除および、心臓発作後の心筋
の酸素の消費および心臓の仕事量の減少に役立
つ。 化合物は、ニトロプルシツドナトリウム中に
も存在するニトロプルシツドの陰イオンを含有す
る。 新規な化合物の治療的投与の場合において、
シアン化物の中毒はかなり低下する。なぜなら、
はSNP(43.6%)よりも少ない重量のシアン化
物(13.7%)を含有し、その上、SNPよりも低い
投与量で投与できるからである。しかしながら、
血漿中危険な量のシアン化物が蓄積するという潜
在的危険は、特定の場合において(たとえば、内
生のチオ硫酸塩のレベルが大きく減少した患者に
おいて、あるいは長期間の適用、高い投与量また
は誤まつた過度の投与の場合における内生のチオ
硫酸塩の消耗のため)なお存在する。また、シア
ン化物のより高い血漿濃度(>105μg/ml)は
SNPの血管拡張活性を大きく損傷しうる
(Amer.J.Physiol.239、H185−H190(1979))。し
たがつて、血漿中の高いシアン化物の濃度は、
SNPの治療的投与の間の頻摶の発生の主要な因
子として考えられる(Anesthesiology 51、563
−564(1979))。 また、SNPの毒性は、たとえば、マウスおよ
びウサギにおいて、チオ硫酸ナトリウムの同時の
注入により、減少させることができるも知られて
いる(J.Pill,P.Engeser,M.Ho¨bel,V.AW.
Kreye,Toxicology Letters,Suppl.1,156,
p.61(1981))。これらの著者は、また、SNPおよ
びチオ硫酸ナトリウムを理論量(1:5モル)で
使用すること、すなわち、これらの薬物を1:
4.16の重量比で使用することを提案しており、こ
こでSNPは二水和物(分子量298)として使用
し、そしてチオ硫酸ナトリウムを五水和物(分子
量248.1)として使用する。 シアン化物の解毒剤としてチオ硫酸塩を使用す
ることは、長い間知られており、そしてチオ硫酸
塩がシアン化物を非常には毒性ではないチオシア
ネートに転化する酵素のローダネーゼの基質であ
るという事実に基づく。 したがつて、化合物をシアン化物の生物学的
に遊離された量に等しい量の水溶性チオ硫酸塩と
一緒に投与することも有利である。 医者の正しい投与量の調整を促進するために、
この目的に、とチオ硫酸塩の均一な製薬学的組
成物(混合物)のみが考えられ、これは、必要に
応じて、簡単な方法で、すでに溶解されているか
あるいは溶液にすることができる。 適当なチオ硫酸塩は原理的にすべての生理学的
に許容されうる、水および水性エタノール中に可
溶性の、チオ硫酸塩であり、たとえば、アルカリ
チオサルフエート、たとえば、チオ硫酸カリウム
またはチオ硫酸ナトリウムまたはその五水和物で
ある。しかしながら、チオ硫酸ナトリウムは、薬
理学的にかつ臨床的に試験されるので、実際的理
由で優越性を与えなくてはならず、非常に低い毒
性(ラツトにおけるLD50=2500mg/Kg、静脈内)
をもち、さらに入手容易である。 ニトロプルシツドの陰イオンの量に相当して、
1モルの(分子量=947)から5モルのシアン
化物が生成することができ、その無毒化のために
5モルのチオ硫酸塩は理論的に十分である。こう
して、およびチオ硫酸ナトリウム五水和物の理
論的比率(重量)は1:1.31であり、そして50mg
のからのシアン化物に等しいチオ硫酸ナトリウ
ム五水和物の重量はわずかに65.5mgである。こう
して、この量は50mgSNPに理論的に要するチオ
硫酸ナトリウム五水和物の量(208mg)よりも有
意に低い。 しかしながら、チオ硫酸塩はシアン化物の解毒
剤として(すなわち、急性シアン化物中毒の処置
に)かなりの過剰量で、すなわち、1gから12.5
gの投与量で使用し、水溶液で非常にゆつくり注
入しなくてはならない。 この過剰量は急性シアン化物中毒の緊急の場合
において必要である。なぜなら、チオ硫酸塩は生
物学的膜を非常にゆつくり通過し、それゆえ急速
にかつ大量に存在しなくてはならない。しかしな
がら、投与量は予防的使用の場合においてかなり
減少することができる。他方において、チオ硫酸
塩は腎臓を経て比較的急速に分泌されるので、あ
る過剰量を必要とする。したがつて、チオ硫酸塩
の投与量の多数倍、たとえば、の50mg当り2000
mg(重量比1:40)を使用することが推奨され
る。 貯蔵安定性の理由で、注入に意図する薬物はし
ばしば溶液としてではなく、固体の形態で市販さ
れる。不都合でない溶液を得るためには、このよ
うな場合において、使用直前に供給された溶媒ア
ンプルにより少量の濃厚溶液を調製し、そしてこ
れを直ちに注入強度に希釈することが通常行われ
ている。 チオ硫酸塩は事実純粋な濃厚原溶液の調製に適
するが、活性物質またはそれとチオ硫酸塩の調
製に適さないことが、示された。 第1図は、室温(22℃)における種々の濃度の
エタノール−水混合物中の50mgのについての溶
液の体積を示す。 第1図から明らかなように、少なくとも40%の
エタノールはの濃厚原溶液の調製に必要であ
る。他方において、チオ硫酸ナトリウムは40%以
上のエタノール中で、ことに<50℃の温度におい
て、非常に制限された溶解度を示しただけであつ
た。しかしながら、とチオ硫酸塩との混合物
は、トリメタフアンの陽イオンが分解しうるの
で、50℃以上に溶液中で加熱してはならない。 したがつて、実際的理由で約15℃〜約35℃の範
囲を包含する温度範囲において、約1:1〜約
1:40の重量比のとチオ硫酸塩との混合物が少
なくとも5〜10%に溶解しうる、生理学的に許容
されうる溶媒を見い出すという問題が生じた。そ
の上、濃厚溶液は、問題なく、最終の希釈に要す
る量(250〜1000ml)の生理的食塩水または等張
(5%)グルコース溶液中溶解すべきである。 あるいは、とチオ硫酸塩との混合物を、原溶
液を回避して、大きい体積の前記注入液中に直接
に、急速にかつ信頼性をもつて溶解させることが
できる方法を探求した。 40〜60%のエタノールは、重量比1:20までの
とチオ硫酸ナトリウムとの混合物の濃厚原溶液
の調製の溶媒として適することが今回発見され
た。 たとえば、50mgのと1000mgのチオ硫酸ナトリ
ウム五水和物との混合物は、 37℃において 10ml、 25℃において 12ml、 20℃において 13mlおよび 15℃において 15ml の55%のエタノール中に溶解した。 前述の温度より低い温度において、2相への分
離が直ちに起こり、チオ硫酸塩は短時間後結晶化
した。 第2図は、55%のエタノール中の50mgのと
1000mgのチオ硫酸ナトリウム五水和物の溶液の相
分離温度を濃度の関数として示す。 50%のエタノール中において、同じ混合物は25
℃において8ml中にすでに溶解した。しかしなが
ら、それは22℃以下の温度に冷却されたとき、相
分離が起こつた。 チオ硫酸塩は事実より弱いエタノール中により
高い溶解度を示すが、はもはや完全に溶解しな
い。 他方において、この混合物中のチオ硫酸塩の量
が減少すると、より低いあるいはより高い濃度の
エタノール(40〜70%)も濃厚原溶液の調製に使
用できるであろう。 第3図は、50%のエタノール中の50mgのと
500mgのチオ硫酸ナトリウム五水和物との溶液の
相分離温度を濃度の関数として示す。 第3図が示すように、1:10の重量比(50+
500mg)の混合物は50%のエタノール中の非常に
すぐれた溶解度をすでに有する。後者の混合物
は、第3図に従うと、15℃以上においてすでに5
mlの50%のエタノール中に溶解した。 このようにして得られた濃厚水性アルコール溶
液は、220mlの0.9%の食塩溶液または5%のグル
コース溶液中に注ぐとき、濁りを発生することな
く、溶解し、こうして前記溶液の実際の適用性が
証明される。 少量のエタノールは注入を妨害せず、むしろ追
加のわずかの血管拡張効果を生ずるので、これは
前述の問題に対して許容されうる解決法である。 チオ硫酸塩の量を1000mg/50mgのより多く増
加すると、40%以上のエタノール−水混合物中の
濃厚原溶液は15℃においてもはや調製できない。 しかしながら、この場合において、所定量の
0.9%の塩化ナトリウム溶液または5%のグルコ
ース溶液中のこの混合物の直接的溶解は、この混
合物を微細な粉砕した形で、最良には微小化した
形態(micronized form)で使用するとき、可能
であることが驚ろくべきことにはわかつた。50mg
のと2000mgのチオ硫酸ナトリウム五水和物との
微小化混合物は250mlの5%のグルコース溶液中
に数秒以内に溶解し、一方荒く粉砕した混合物は
10分間より長い時間振盪した後にのみに溶解する
ことが、わかつた。 こうして、前述の本発明の方法は、水に難溶性
の化合物ばかりでなく、とチオ硫酸ナトリウ
ムとの混合物をも、信頼性ある方法で、対応する
注入溶液に転化することを可能とする。 前述の混合物または溶液は、添加剤をそれ以上
加えないで、室温で光を排除して貯蔵することが
でき、必要に応じて、注入溶液の調製に使用する
ことができる。他方において、この組成物に少量
の緩衝剤(弱酸の塩、たとえば、第一リン酸ナト
リウム、クエン酸塩、アスコルビン酸塩またはp
−ヒドロキシ安息香酸塩)(これらは同時に酸化
防止剤および/または殺菌剤として機能しうる)
を加えることができる。充てんもN2のもとで実
施できる。しかしながら、ニトロプルシツド類そ
れら自体は弱い静菌作用を有し、より高い濃度
で、殺菌活性をも示すことが知られている。した
がつて、前述の薬剤の添加は、絶対に必要である
というわけではない。 次の実施例により本発明をさらに説明する。こ
れらの実施例において、すべての温度はセ氏であ
る。 実施例 1 29,8g(0.1モル)のニトロプルシツドナト
リウム二水和物を、室温において500mlの水中に
溶かす。得られた赤味かつ色溶液(溶液A)は、
光から保護すべきである。 119.4g(0.2モル)の(+)−トリメタフアンカ
ムシレートを2000mlの水中に溶かし、この溶液を
アルミニウム箔で光から保護された3容の広口
容器に入れる。この溶液Aを室温においてかきま
ぜながら、時々種結晶を加えながら(あるいは
時々引つかきながら)滴下する。滴下の速度およ
びかきまぜの速度は、分離する白色ないしわずか
に黄味色の結晶の大きさに影響を及ぼす。結晶を
吸引過し、水で数回洗浄し、そして光を排除し
て50℃以下で真空乾燥する。 このようにして得られた化合物の(+)−ビス
−(トリメタフアン)−ニトロプルシツドは水、無
水エタノールおよびシクロヘキサン中に非常にわ
ずかにのみ可溶性であるが、水性エタノール中に
容易に溶ける。 必要に応じて、この化合物は水性エタノールま
たはメタノールから、ジエチルエーテルを必要に
応じて添加して、再結晶化することができる。70
%のエタノールから再結晶化すると、微細な、黄
味ないし白色の針状集団、融点200〜203℃(分
解)、が得られる。この化合物は使用する溶媒に
依存して溶媒和される。 元素分析〔室温/10-3トルでシツカペント
(siccapent)により18時間乾燥後〕 C49H50O3N10S2Fe 分子量947.0 計算値 C62.15 H5.32 N14.79 S6.77 H2O0(%) 実測値 C61.75 H5.48 N14.83 S6.89 H2O0.65(%) 分類学的名称:(+)−ビス−/(3aS,8aR,
8bR)−1,3−ジベンジル−デカヒドロ−2−
オキソイミダゾ〔4,5−c〕チエノ〔1,2−
a〕トリウム/−ニトロシルペンタシアノフエレ
ート。 実施例 2 50gの(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニト
ロプルシツドを25℃において2.8の60%のエタ
ノール中に溶かす。この溶液の体積を3にす
る。ミリポア(Millipore)フイルターで過後、
この溶液の3mlの部分をかつ色の発感性物質不含
ガラスから製作した無菌溶媒アンプルに充填す
る。 アンプルは光を排除して室温において貯蔵する
ことさえ可能である。注入溶液を調製するため
に、アンプルの内容物を少なくとも220ml、最高
900mlの無菌の0.9%の塩化ナトリウム溶液または
5%のグルコース溶液に短時間振盪することによ
り溶かし、次いで体積を250ml、500mlまたは100
mlにする。注入用容器および管はアルミニウムは
くでおおうか、あるいは光に対して不透明である
材料から構成しなくてはならない。 通常の使用量は、使用する濃度に依存して、
0.1〜5μg/Kg・分、すなわち、0.5〜100μ/
Kg・分である。 実施例 3 50mgの微粉砕された(+)−ビス−(トリメタフ
アン)−ニトロプルシツドを、合成の栓で閉じる
ことができる、無菌のかつ色の5ml容フラスコに
入れる。3mlの60%のエタノールを溶媒アンプル
中に密閉し滅菌する。両者の物質は、室温におい
て光を排除して、非常に長い時間貯蔵することが
できる。使用直前、この固体の物質を溶媒中に溶
解し、このようにして得られた原溶液を注入溶液
の調製に使用する。 実施例 4 50mgの(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニト
ロプルシツドと2000mgのチオ硫酸ナトリウム五水
和物との微小化混合物を、かつ色の乾燥アンプル
または蓋を有するかつ色のびんに入れ、室温にお
いて光を排除して貯蔵する。 使用直前、この混合物を激しくかきまぜあるい
は振盪しながら少なくとも220ml、最高900mlの
0.9%の塩化ナトリウム溶液または5%のグルコ
ース溶液を含む測定用フラスコに加え、次いで体
積を250ml、500mlまたは1000mlにする。 実施例 5 50mgの(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニト
ロプルシツドと250mgのチオ硫酸ナトリウム五水
和物との微細に粉砕した混合物をかつ色の5mlの
アンプルに入れ、5mlの55%のエタノールをそれ
に加える。閉じた後、アンプルを光を排除して貯
蔵する。 実施例 6 25gの(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニト
ロプルシツドと125gのチオ硫酸ナトリウム五水
和物との微小化混合物を、2.5の50%エタノー
ル中に溶かす。この溶液の体積を3にする。滅
菌過後、この溶液の3mlの部分を滅菌した発熱
性物質不含かつ色溶媒アンプルに充填する。アン
プルを密封し、光を排除して貯蔵する。 使用直前、1つのアンプルの内容物を少なくと
も220mlの0.9%の塩化ナトリウム溶液または5%
のグルコース溶液中に溶かし、そして体積を250
ml、500mlまたは1000mlにする。注入溶液を光の
作用から保護する。 中程度の濃度を選択したとき(すなわち、体積
を500mlにしたとき)、注入投与量は一般に2〜
100μ/Kg・分であろう。 実施例 7 60%のエタノール中に溶けた50mgの(+)−ビ
ス−(トリメタフアン)−ニトロプルシツドを含有
するかつ色の溶媒アンプルを、3mlの水中に溶け
た250mgのチオ硫酸ナトリウムを含有する無色の
溶媒アンプルと一緒に包装する。アンプルは光を
排除して貯蔵する。 使用直前、2本のアンプルの内容物を注入液体
で250ml、500mlまたは1000mlの体積まで希釈す
る。 実施例 8 25mgの微粉砕した(+)−ビス−(トリメタフア
ン)−ニトロプルシツドを、12.5gの乾燥グルコ
ースと混合する。この混合物を、必要に応じて、
再び粉砕し、次いで無菌のPVC注入袋または大
きい乾燥ツンプルに充填する。乾燥アンプルから
注入溶液を調製するため、乾燥アンプルの内容物
を220mlの水中に溶かし、次いで体積を250mlにす
る。注入袋中の注入溶液を調製するため、注入袋
の内容物を240mlの水の添加により溶解する。 両者の場合において、注入溶液は0.1mg/ml
(すなわち0.1μg/μ)の濃度の(+)−ビス−
(トリメタフアン)−ニトロプルシツドおよび5%
のグルコースの濃度で含有する。 実施例 9 13.8mg(52.8μモル)の無水ニトロプルシツド
ナトリウム、42.3mg(105.6μモル)の無水(+)
−トリメタフアンクロライドおよび4.50gの乾燥
塩化ナトリウムを混合し、光を排除して微細に粉
砕する。この混合物を乾燥アンプルまたはPVC
注入袋に入れる。乾燥アンプルから注入溶液を調
製するため、乾燥アンプルの内容物を、使用直
前、450mlの水、「注入のための
(proinjectionem)」、に激しくかきまぜあるいは
振盪して、その場で微細な形態で形成する難溶性
の(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニトロプル
シツドがより大きい粒子の形態で沈殿するのを防
ぐ。次いで、体積を500mlにする。 注入袋中の注入溶液を調製するため、適当量
(496ml)の水をこの袋に入れ、袋の内容物を振盪
により溶解する。 両者の場合において、注入溶液は0.9%の塩化
ナトリウムおよび50mg/(すなわち50μg/ml
または0.05μg/μ)の濃度の(+)−ビス−
(トリメタフアン)−ニトロプルシツドを含有す
る。
界
表から、次の結論を導びき出すことができ
る:血圧のわずかの低下(−30mmHgまで)の場
合において、A、BおよびEはほぼ匹敵する強度
の活性をなお有するが、この範囲においてさえA
は驚ろくべきほどには最良な効果を示す。血液の
より低い低下(同時に反調整のより大きい増加)
の場合において、BのみならずまたEは明確に低
下が大きくなる。 約−55mmHgにおいて、BのみならずEはそれ
らの活性の限界に到達した。すなわち、投与量を
それ以上増加すると、それらの毒性作用が増加す
るだけであつた。 C(TMC)は、予測されるように、活性がかな
り低く、すでに−40mmHgにおいて活性の限界に
到達する。D.すなわち、MacRae(loc.cit.)が推
漿するSNPとTMCとの(1:10)混合物もSNP
(B)単独よりも明確に活性が劣つた。活性の限
界はDの場合において−50mmHgであるが、Dは
C(TMC単独)よりも明確に活性がすぐれた。 Aがすべての他の物質または混合物よりも有意
に高い活性の限界をもつということは、また驚ろ
くべきことであつた。 本発明によれば、ビス−(トリメタフアン)−ニ
トロプルシツドおよびその溶媒和物は、アルカリ
ニトロプルシツドの溶液を可溶性トリメタフアン
塩と反応させ、可溶性に劣る生成物をより易溶性
の付随する塩から分離し、次いで前記生成物を単
離することによつて、製造できる。 この反応は好適には所望の溶媒和剤を含有する
溶媒中で、とくに水溶液中であるいは水および/
またはアルコールを含有する溶液中で実施する。
本発明の方法の好ましい実施態様において、ニト
ロプルシツドナトリウムおよびトリメタフアンカ
ンフアースルホネートを水溶液中で一緒にする。 また、本発明は、新規な活性物質のビス−(ト
リメタフアン)−ニトロプルシツド()を濃厚
な形態であるいは注入の目的に適当な希薄の形態
で含有する製薬学的組成物、前記組成物の製造法
ならびに製薬学的使用に関する。 本発明は、組成物の面の好ましい実施態様にお
いて、少なくとも40%のアルコール中のの濃厚
原溶液に関し、これはまたその場で適当な量の
(たとえば、小びんまたは乾燥アンプル中に含有
される)および少量の少なくとも40%のエタノー
ル(たとえば、無菌アンプル中に含有される)か
ら調製することができ、ここでエタノールは好ま
しくは50〜95%、ことに約60%である。原溶液の
調製に用いる溶媒の量は好ましくは最高20ml、こ
とに2〜5mlである。 希(約0.01%)注入溶液は、濃厚原溶液から、
使用場所において、無菌の常用の注入液、たとえ
ば0.9%の塩化ナトリウム溶液または5%のグル
コース溶液を用いて調製できる。活性物質の希
注入溶液も、本発明の一部分である。 本発明の組成物のそれ以上の好ましい実施態様
は、と水または水性エタノール中に可溶性の生
理学的に許容されうるチオ硫酸塩、好ましくはチ
オ硫酸アルカリ、ことにチオ硫酸ナトリウムまた
はその五水和物との混合物に関する。また、前記
混合物はすでに少なくとも40%のエタノール中の
濃厚溶液(たとえば、溶媒エタノール中)中に、
あるいは固体混合物として、好ましくはできるだ
け細かく粉砕されているかあるいは微小化された
固体混合物として、存在することができる。後者
の場合において、組成物は濃厚原溶液の調製に要
する量の溶媒を含有する溶媒と一緒に供給できる
が、注入溶液中に直接溶解することも適当であ
る。 混合物の濃厚溶液の調製に好ましい溶媒とし
て、少なくとも40%、好ましくは45〜60%、こと
に50〜55%のエタノールが適する。 とチオ硫酸塩との混合物は、好ましくは少な
くとも1:1、好ましくは最大1:40(固体混合
物の場合において)または1:20(濃厚アンプル
溶液の場合において)の重量比で存在すべきであ
る。 上記の濃厚物または固体混合物から後述する方
法で得られる製薬学的注入溶液は、たとえば、血
圧の急速なかつ制御された低下、末梢血管の拡
張、動脈の痙縮の排除および、心臓発作後の心筋
の酸素の消費および心臓の仕事量の減少に役立
つ。 化合物は、ニトロプルシツドナトリウム中に
も存在するニトロプルシツドの陰イオンを含有す
る。 新規な化合物の治療的投与の場合において、
シアン化物の中毒はかなり低下する。なぜなら、
はSNP(43.6%)よりも少ない重量のシアン化
物(13.7%)を含有し、その上、SNPよりも低い
投与量で投与できるからである。しかしながら、
血漿中危険な量のシアン化物が蓄積するという潜
在的危険は、特定の場合において(たとえば、内
生のチオ硫酸塩のレベルが大きく減少した患者に
おいて、あるいは長期間の適用、高い投与量また
は誤まつた過度の投与の場合における内生のチオ
硫酸塩の消耗のため)なお存在する。また、シア
ン化物のより高い血漿濃度(>105μg/ml)は
SNPの血管拡張活性を大きく損傷しうる
(Amer.J.Physiol.239、H185−H190(1979))。し
たがつて、血漿中の高いシアン化物の濃度は、
SNPの治療的投与の間の頻摶の発生の主要な因
子として考えられる(Anesthesiology 51、563
−564(1979))。 また、SNPの毒性は、たとえば、マウスおよ
びウサギにおいて、チオ硫酸ナトリウムの同時の
注入により、減少させることができるも知られて
いる(J.Pill,P.Engeser,M.Ho¨bel,V.AW.
Kreye,Toxicology Letters,Suppl.1,156,
p.61(1981))。これらの著者は、また、SNPおよ
びチオ硫酸ナトリウムを理論量(1:5モル)で
使用すること、すなわち、これらの薬物を1:
4.16の重量比で使用することを提案しており、こ
こでSNPは二水和物(分子量298)として使用
し、そしてチオ硫酸ナトリウムを五水和物(分子
量248.1)として使用する。 シアン化物の解毒剤としてチオ硫酸塩を使用す
ることは、長い間知られており、そしてチオ硫酸
塩がシアン化物を非常には毒性ではないチオシア
ネートに転化する酵素のローダネーゼの基質であ
るという事実に基づく。 したがつて、化合物をシアン化物の生物学的
に遊離された量に等しい量の水溶性チオ硫酸塩と
一緒に投与することも有利である。 医者の正しい投与量の調整を促進するために、
この目的に、とチオ硫酸塩の均一な製薬学的組
成物(混合物)のみが考えられ、これは、必要に
応じて、簡単な方法で、すでに溶解されているか
あるいは溶液にすることができる。 適当なチオ硫酸塩は原理的にすべての生理学的
に許容されうる、水および水性エタノール中に可
溶性の、チオ硫酸塩であり、たとえば、アルカリ
チオサルフエート、たとえば、チオ硫酸カリウム
またはチオ硫酸ナトリウムまたはその五水和物で
ある。しかしながら、チオ硫酸ナトリウムは、薬
理学的にかつ臨床的に試験されるので、実際的理
由で優越性を与えなくてはならず、非常に低い毒
性(ラツトにおけるLD50=2500mg/Kg、静脈内)
をもち、さらに入手容易である。 ニトロプルシツドの陰イオンの量に相当して、
1モルの(分子量=947)から5モルのシアン
化物が生成することができ、その無毒化のために
5モルのチオ硫酸塩は理論的に十分である。こう
して、およびチオ硫酸ナトリウム五水和物の理
論的比率(重量)は1:1.31であり、そして50mg
のからのシアン化物に等しいチオ硫酸ナトリウ
ム五水和物の重量はわずかに65.5mgである。こう
して、この量は50mgSNPに理論的に要するチオ
硫酸ナトリウム五水和物の量(208mg)よりも有
意に低い。 しかしながら、チオ硫酸塩はシアン化物の解毒
剤として(すなわち、急性シアン化物中毒の処置
に)かなりの過剰量で、すなわち、1gから12.5
gの投与量で使用し、水溶液で非常にゆつくり注
入しなくてはならない。 この過剰量は急性シアン化物中毒の緊急の場合
において必要である。なぜなら、チオ硫酸塩は生
物学的膜を非常にゆつくり通過し、それゆえ急速
にかつ大量に存在しなくてはならない。しかしな
がら、投与量は予防的使用の場合においてかなり
減少することができる。他方において、チオ硫酸
塩は腎臓を経て比較的急速に分泌されるので、あ
る過剰量を必要とする。したがつて、チオ硫酸塩
の投与量の多数倍、たとえば、の50mg当り2000
mg(重量比1:40)を使用することが推奨され
る。 貯蔵安定性の理由で、注入に意図する薬物はし
ばしば溶液としてではなく、固体の形態で市販さ
れる。不都合でない溶液を得るためには、このよ
うな場合において、使用直前に供給された溶媒ア
ンプルにより少量の濃厚溶液を調製し、そしてこ
れを直ちに注入強度に希釈することが通常行われ
ている。 チオ硫酸塩は事実純粋な濃厚原溶液の調製に適
するが、活性物質またはそれとチオ硫酸塩の調
製に適さないことが、示された。 第1図は、室温(22℃)における種々の濃度の
エタノール−水混合物中の50mgのについての溶
液の体積を示す。 第1図から明らかなように、少なくとも40%の
エタノールはの濃厚原溶液の調製に必要であ
る。他方において、チオ硫酸ナトリウムは40%以
上のエタノール中で、ことに<50℃の温度におい
て、非常に制限された溶解度を示しただけであつ
た。しかしながら、とチオ硫酸塩との混合物
は、トリメタフアンの陽イオンが分解しうるの
で、50℃以上に溶液中で加熱してはならない。 したがつて、実際的理由で約15℃〜約35℃の範
囲を包含する温度範囲において、約1:1〜約
1:40の重量比のとチオ硫酸塩との混合物が少
なくとも5〜10%に溶解しうる、生理学的に許容
されうる溶媒を見い出すという問題が生じた。そ
の上、濃厚溶液は、問題なく、最終の希釈に要す
る量(250〜1000ml)の生理的食塩水または等張
(5%)グルコース溶液中溶解すべきである。 あるいは、とチオ硫酸塩との混合物を、原溶
液を回避して、大きい体積の前記注入液中に直接
に、急速にかつ信頼性をもつて溶解させることが
できる方法を探求した。 40〜60%のエタノールは、重量比1:20までの
とチオ硫酸ナトリウムとの混合物の濃厚原溶液
の調製の溶媒として適することが今回発見され
た。 たとえば、50mgのと1000mgのチオ硫酸ナトリ
ウム五水和物との混合物は、 37℃において 10ml、 25℃において 12ml、 20℃において 13mlおよび 15℃において 15ml の55%のエタノール中に溶解した。 前述の温度より低い温度において、2相への分
離が直ちに起こり、チオ硫酸塩は短時間後結晶化
した。 第2図は、55%のエタノール中の50mgのと
1000mgのチオ硫酸ナトリウム五水和物の溶液の相
分離温度を濃度の関数として示す。 50%のエタノール中において、同じ混合物は25
℃において8ml中にすでに溶解した。しかしなが
ら、それは22℃以下の温度に冷却されたとき、相
分離が起こつた。 チオ硫酸塩は事実より弱いエタノール中により
高い溶解度を示すが、はもはや完全に溶解しな
い。 他方において、この混合物中のチオ硫酸塩の量
が減少すると、より低いあるいはより高い濃度の
エタノール(40〜70%)も濃厚原溶液の調製に使
用できるであろう。 第3図は、50%のエタノール中の50mgのと
500mgのチオ硫酸ナトリウム五水和物との溶液の
相分離温度を濃度の関数として示す。 第3図が示すように、1:10の重量比(50+
500mg)の混合物は50%のエタノール中の非常に
すぐれた溶解度をすでに有する。後者の混合物
は、第3図に従うと、15℃以上においてすでに5
mlの50%のエタノール中に溶解した。 このようにして得られた濃厚水性アルコール溶
液は、220mlの0.9%の食塩溶液または5%のグル
コース溶液中に注ぐとき、濁りを発生することな
く、溶解し、こうして前記溶液の実際の適用性が
証明される。 少量のエタノールは注入を妨害せず、むしろ追
加のわずかの血管拡張効果を生ずるので、これは
前述の問題に対して許容されうる解決法である。 チオ硫酸塩の量を1000mg/50mgのより多く増
加すると、40%以上のエタノール−水混合物中の
濃厚原溶液は15℃においてもはや調製できない。 しかしながら、この場合において、所定量の
0.9%の塩化ナトリウム溶液または5%のグルコ
ース溶液中のこの混合物の直接的溶解は、この混
合物を微細な粉砕した形で、最良には微小化した
形態(micronized form)で使用するとき、可能
であることが驚ろくべきことにはわかつた。50mg
のと2000mgのチオ硫酸ナトリウム五水和物との
微小化混合物は250mlの5%のグルコース溶液中
に数秒以内に溶解し、一方荒く粉砕した混合物は
10分間より長い時間振盪した後にのみに溶解する
ことが、わかつた。 こうして、前述の本発明の方法は、水に難溶性
の化合物ばかりでなく、とチオ硫酸ナトリウ
ムとの混合物をも、信頼性ある方法で、対応する
注入溶液に転化することを可能とする。 前述の混合物または溶液は、添加剤をそれ以上
加えないで、室温で光を排除して貯蔵することが
でき、必要に応じて、注入溶液の調製に使用する
ことができる。他方において、この組成物に少量
の緩衝剤(弱酸の塩、たとえば、第一リン酸ナト
リウム、クエン酸塩、アスコルビン酸塩またはp
−ヒドロキシ安息香酸塩)(これらは同時に酸化
防止剤および/または殺菌剤として機能しうる)
を加えることができる。充てんもN2のもとで実
施できる。しかしながら、ニトロプルシツド類そ
れら自体は弱い静菌作用を有し、より高い濃度
で、殺菌活性をも示すことが知られている。した
がつて、前述の薬剤の添加は、絶対に必要である
というわけではない。 次の実施例により本発明をさらに説明する。こ
れらの実施例において、すべての温度はセ氏であ
る。 実施例 1 29,8g(0.1モル)のニトロプルシツドナト
リウム二水和物を、室温において500mlの水中に
溶かす。得られた赤味かつ色溶液(溶液A)は、
光から保護すべきである。 119.4g(0.2モル)の(+)−トリメタフアンカ
ムシレートを2000mlの水中に溶かし、この溶液を
アルミニウム箔で光から保護された3容の広口
容器に入れる。この溶液Aを室温においてかきま
ぜながら、時々種結晶を加えながら(あるいは
時々引つかきながら)滴下する。滴下の速度およ
びかきまぜの速度は、分離する白色ないしわずか
に黄味色の結晶の大きさに影響を及ぼす。結晶を
吸引過し、水で数回洗浄し、そして光を排除し
て50℃以下で真空乾燥する。 このようにして得られた化合物の(+)−ビス
−(トリメタフアン)−ニトロプルシツドは水、無
水エタノールおよびシクロヘキサン中に非常にわ
ずかにのみ可溶性であるが、水性エタノール中に
容易に溶ける。 必要に応じて、この化合物は水性エタノールま
たはメタノールから、ジエチルエーテルを必要に
応じて添加して、再結晶化することができる。70
%のエタノールから再結晶化すると、微細な、黄
味ないし白色の針状集団、融点200〜203℃(分
解)、が得られる。この化合物は使用する溶媒に
依存して溶媒和される。 元素分析〔室温/10-3トルでシツカペント
(siccapent)により18時間乾燥後〕 C49H50O3N10S2Fe 分子量947.0 計算値 C62.15 H5.32 N14.79 S6.77 H2O0(%) 実測値 C61.75 H5.48 N14.83 S6.89 H2O0.65(%) 分類学的名称:(+)−ビス−/(3aS,8aR,
8bR)−1,3−ジベンジル−デカヒドロ−2−
オキソイミダゾ〔4,5−c〕チエノ〔1,2−
a〕トリウム/−ニトロシルペンタシアノフエレ
ート。 実施例 2 50gの(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニト
ロプルシツドを25℃において2.8の60%のエタ
ノール中に溶かす。この溶液の体積を3にす
る。ミリポア(Millipore)フイルターで過後、
この溶液の3mlの部分をかつ色の発感性物質不含
ガラスから製作した無菌溶媒アンプルに充填す
る。 アンプルは光を排除して室温において貯蔵する
ことさえ可能である。注入溶液を調製するため
に、アンプルの内容物を少なくとも220ml、最高
900mlの無菌の0.9%の塩化ナトリウム溶液または
5%のグルコース溶液に短時間振盪することによ
り溶かし、次いで体積を250ml、500mlまたは100
mlにする。注入用容器および管はアルミニウムは
くでおおうか、あるいは光に対して不透明である
材料から構成しなくてはならない。 通常の使用量は、使用する濃度に依存して、
0.1〜5μg/Kg・分、すなわち、0.5〜100μ/
Kg・分である。 実施例 3 50mgの微粉砕された(+)−ビス−(トリメタフ
アン)−ニトロプルシツドを、合成の栓で閉じる
ことができる、無菌のかつ色の5ml容フラスコに
入れる。3mlの60%のエタノールを溶媒アンプル
中に密閉し滅菌する。両者の物質は、室温におい
て光を排除して、非常に長い時間貯蔵することが
できる。使用直前、この固体の物質を溶媒中に溶
解し、このようにして得られた原溶液を注入溶液
の調製に使用する。 実施例 4 50mgの(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニト
ロプルシツドと2000mgのチオ硫酸ナトリウム五水
和物との微小化混合物を、かつ色の乾燥アンプル
または蓋を有するかつ色のびんに入れ、室温にお
いて光を排除して貯蔵する。 使用直前、この混合物を激しくかきまぜあるい
は振盪しながら少なくとも220ml、最高900mlの
0.9%の塩化ナトリウム溶液または5%のグルコ
ース溶液を含む測定用フラスコに加え、次いで体
積を250ml、500mlまたは1000mlにする。 実施例 5 50mgの(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニト
ロプルシツドと250mgのチオ硫酸ナトリウム五水
和物との微細に粉砕した混合物をかつ色の5mlの
アンプルに入れ、5mlの55%のエタノールをそれ
に加える。閉じた後、アンプルを光を排除して貯
蔵する。 実施例 6 25gの(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニト
ロプルシツドと125gのチオ硫酸ナトリウム五水
和物との微小化混合物を、2.5の50%エタノー
ル中に溶かす。この溶液の体積を3にする。滅
菌過後、この溶液の3mlの部分を滅菌した発熱
性物質不含かつ色溶媒アンプルに充填する。アン
プルを密封し、光を排除して貯蔵する。 使用直前、1つのアンプルの内容物を少なくと
も220mlの0.9%の塩化ナトリウム溶液または5%
のグルコース溶液中に溶かし、そして体積を250
ml、500mlまたは1000mlにする。注入溶液を光の
作用から保護する。 中程度の濃度を選択したとき(すなわち、体積
を500mlにしたとき)、注入投与量は一般に2〜
100μ/Kg・分であろう。 実施例 7 60%のエタノール中に溶けた50mgの(+)−ビ
ス−(トリメタフアン)−ニトロプルシツドを含有
するかつ色の溶媒アンプルを、3mlの水中に溶け
た250mgのチオ硫酸ナトリウムを含有する無色の
溶媒アンプルと一緒に包装する。アンプルは光を
排除して貯蔵する。 使用直前、2本のアンプルの内容物を注入液体
で250ml、500mlまたは1000mlの体積まで希釈す
る。 実施例 8 25mgの微粉砕した(+)−ビス−(トリメタフア
ン)−ニトロプルシツドを、12.5gの乾燥グルコ
ースと混合する。この混合物を、必要に応じて、
再び粉砕し、次いで無菌のPVC注入袋または大
きい乾燥ツンプルに充填する。乾燥アンプルから
注入溶液を調製するため、乾燥アンプルの内容物
を220mlの水中に溶かし、次いで体積を250mlにす
る。注入袋中の注入溶液を調製するため、注入袋
の内容物を240mlの水の添加により溶解する。 両者の場合において、注入溶液は0.1mg/ml
(すなわち0.1μg/μ)の濃度の(+)−ビス−
(トリメタフアン)−ニトロプルシツドおよび5%
のグルコースの濃度で含有する。 実施例 9 13.8mg(52.8μモル)の無水ニトロプルシツド
ナトリウム、42.3mg(105.6μモル)の無水(+)
−トリメタフアンクロライドおよび4.50gの乾燥
塩化ナトリウムを混合し、光を排除して微細に粉
砕する。この混合物を乾燥アンプルまたはPVC
注入袋に入れる。乾燥アンプルから注入溶液を調
製するため、乾燥アンプルの内容物を、使用直
前、450mlの水、「注入のための
(proinjectionem)」、に激しくかきまぜあるいは
振盪して、その場で微細な形態で形成する難溶性
の(+)−ビス−(トリメタフアン)−ニトロプル
シツドがより大きい粒子の形態で沈殿するのを防
ぐ。次いで、体積を500mlにする。 注入袋中の注入溶液を調製するため、適当量
(496ml)の水をこの袋に入れ、袋の内容物を振盪
により溶解する。 両者の場合において、注入溶液は0.9%の塩化
ナトリウムおよび50mg/(すなわち50μg/ml
または0.05μg/μ)の濃度の(+)−ビス−
(トリメタフアン)−ニトロプルシツドを含有す
る。
第1図は、室温(22℃)における種々の濃度の
エタノール−水混合物中の50mgのについての溶
液の体積を示す。第2図は、55%のエタノール中
の50mgのと1000mgのチオ硫酸ナトリウム五水和
物の溶液の相分離温度を濃度の関数として示す。
第3図は、50%のエタノール中の50mgのと500
mgのチオ硫酸ナトリウム五水和物との溶液の相分
離温度を濃度の関数として示す。
エタノール−水混合物中の50mgのについての溶
液の体積を示す。第2図は、55%のエタノール中
の50mgのと1000mgのチオ硫酸ナトリウム五水和
物の溶液の相分離温度を濃度の関数として示す。
第3図は、50%のエタノール中の50mgのと500
mgのチオ硫酸ナトリウム五水和物との溶液の相分
離温度を濃度の関数として示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 のビス−(トリメタフアン)−ニトロプルシツド。 2 (+)−ビス−(トリメタフアン)−ニトロプ
ルシツドである特許請求の範囲第1項記載の化合
物。 3 特許請求の範囲第1または2項記載の化合物
の溶媒和物。 4 特許請求の範囲第1または2項記載の化合物
の水和物およびアルコラート。 5 アルカリニトロプルシツドの溶液を可溶性の
トリメタフアン塩と反応させ、溶解性に劣る生成
物をより易溶性の付随する塩から分離し、そして
前記生成物を単離することを特徴とする式 のビス−(トリメタフアン)−ニトロプルシツドの
製造方法。 6 反応を所望の溶媒和剤を含有する溶媒中で実
施する特許請求の範囲第5項記載の方法。 7 反応を水溶液中で実施する特許請求の範囲第
5または6項記載の方法。 8 水および/またはアルコールを含有する溶液
を使用する特許請求の範囲第5または6項記載の
方法。 9 ニトロプルシツドナトリウムとトリメタフア
ンカンフアースルホネートを水溶液中で一緒にす
る特許請求の範囲第5項記載の方法。 10 式 のビス−(トリメタフアン)−ニトロプルシツドを
活性成分として含有することを特徴とする製薬学
的組成物。 11 活性物質を濃厚な形であるいは注入の目的
に適する希薄溶液の形で含有する特許請求の範囲
第10項記載の製薬学的組成物。 12 活性物質が少なくとも40%のエタノール中
の濃厚溶液中に存在する特許請求の範囲第11項
記載の製薬学的組成物。 13 活性物質に加えて、水または水性メタノー
ル中に可溶性である生理学的に許容されうるチオ
硫酸塩を含有する特許請求の範囲第10〜12項
のいずれかに記載に製薬学的組成物。 14 活性物質に加えて、チオ硫酸ナトリウム
(またはその五水和物)を含有する特許請求の範
囲第13項記載の製薬学的組成物。 15 活性物質およびチオ硫酸ナトリウム五水和
物を1:1〜1:40の重量比で含有する特許請求
の範囲第14項記載の製薬学的組成物。 16 活性物質および硫酸ナトリウム五水和物を
1:1〜1:20の重量比で45〜60%のエタノール
中の濃厚溶液として含有する特許請求の範囲第1
5項記載の製薬学的組成物。 17 2つの分離した容器から成り、該容器の一
方は活性物質または活性物質とチオ硫酸ナトリウ
ム(またはその五水和物)との1:1〜1:20の
重量比の混合物を、好ましくは微粉砕された形で
含有し、そして該容器の他方は濃厚溶液の調製に
要する量の少なくとも40%のエタノールを含有す
る特許請求の範囲第10,13,14および15
項のいずれかに記載の製薬学的組成物。 18 活性物質とチオ硫酸塩を微細に粉砕され
た、好ましくは微小化された混合物として含有す
る特許請求の範囲第13項記載の製薬学的組成
物。 19 活性物質とチオ硫酸ナトリウム(またはそ
の五水和物)を1:1〜1:40の重量比で微細に
粉砕されたないし微小な形で含有する特許請求の
範囲第10,13,14,15および18項のい
ずれかに記載の製薬学的組成物。 20 使用直前に、注入液体で希釈するか、ある
いは注入液体中に溶解することにより調製され
た、注入溶液の形態の特許請求の範囲第10〜1
9項のいずれかに記載の製薬学的組成物。 21 注入液体が生理的食塩水または等浸透圧の
グルコース溶液である特許請求の範囲第20項記
載の製薬学的組成物。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH388/82-5 | 1982-01-22 | ||
| CH38882 | 1982-01-22 | ||
| CH389/82-7 | 1982-01-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58180489A JPS58180489A (ja) | 1983-10-21 |
| JPH0543707B2 true JPH0543707B2 (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=4185862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58007494A Granted JPS58180489A (ja) | 1982-01-22 | 1983-01-21 | ビス−(トリメタフアン)ニトロプルシツド |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58180489A (ja) |
| BE (1) | BE895669A (ja) |
| ZA (1) | ZA83271B (ja) |
-
1983
- 1983-01-14 ZA ZA83271A patent/ZA83271B/xx unknown
- 1983-01-21 BE BE0/209943A patent/BE895669A/fr not_active IP Right Cessation
- 1983-01-21 JP JP58007494A patent/JPS58180489A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ZA83271B (en) | 1983-11-30 |
| JPS58180489A (ja) | 1983-10-21 |
| BE895669A (fr) | 1983-07-22 |
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