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JPH0546082B2 - - Google Patents
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JPH0546082B2 - - Google Patents

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JPH0546082B2
JPH0546082B2 JP58145306A JP14530683A JPH0546082B2 JP H0546082 B2 JPH0546082 B2 JP H0546082B2 JP 58145306 A JP58145306 A JP 58145306A JP 14530683 A JP14530683 A JP 14530683A JP H0546082 B2 JPH0546082 B2 JP H0546082B2
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JP
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weight
conductive
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prepreg
resin
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JP58145306A
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Wataru Tanaka
Taro Yamazaki
Masayoshi Nakamura
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Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
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Publication date
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  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、導電部分と絶縁部分とが同一面上に
ある表面が平滑な電気抵抗体または導電体(以下
両者を併わせて導電体等という)の製造法に関す
る。 各種樹脂をビヒクル又はバインダーとして、こ
れに導電性物質を分散させた導電性樹脂組成物は
知られている。このものは、例えば、可変抵抗
器、半固定抵抗器、ポテンシヨメーター、エンコ
ーダ等の抵抗体用として、また雨降りセンサー、
雪降りセンサーや種々の面状発熱体における導電
体用として使用されている。これら導電体等はい
ずれも導電性樹脂組成物と電気絶縁部分となる絶
縁体とが組合されて構成されている。すなわち、
電気抵抗部分または導電部分(以下両者を併わせ
て導電部分という)は絶縁基材の表面に形成さ
れ、両者は一体となつて導電体等の主要部分をな
している。時には、更に絶縁体からなる膜、フイ
ルム、シート等で導電部分を被覆する場合もあ
る。従つて、導電体等においては、導電部分と絶
縁部分とが完全に一体となつているのが高度の機
械的強度、耐久性および電気特性を得る上で望ま
しい。 従来は、たとえばフエノール樹脂、エポキシ樹
脂その他の熱硬化された樹脂の積層板あるいはセ
ラミツク板上に、導電性インキで印刷し、焼付け
るなどして導電部分を形成させる方法がほとんど
であつた。 しかしながらこれらの方法では表面が平滑でな
いため摺動性に劣り、雑音の発生、高温・高湿下
での電気特性劣化による電子部品としての長期の
信頼性を十分満足しうるものではなかつたし、ま
た電気回路の形成には不向きであつた。 本発明者らは、上記の問題点を考慮し、抵抗値
の温度係数が小さく、温度特性、湿度特性にすぐ
れ、摺動性のよい電気抵抗体用インキ、もしくは
導電性がよく、高温・高湿下での使用に耐える回
路用の導電体用インキと同じく高度の耐熱性、耐
湿性、耐水性、寸法安定性、高温高湿下でのすぐ
れた絶縁性能、機械的強度、上記インキとの強い
接着性を有する電気絶縁性基材とから構成される
導電体等の量産化の可能な製造方法を鋭意研究し
た結果本発明を完成したものである。すなわち、
本発明は、電気絶縁性基材に導電性ジアリルフタ
レート系樹脂組成物よりなるインキで所定の印刷
を施こし、熱圧成形により電気抵抗体または導電
体を製造するに際し、上記基材としてジアリルフ
タレート系樹脂組成物を含むプリプレグを用い、
熱圧成形前に該プリプレグを差動走査熱量計で測
定した反応率が5〜40%となるようにプレキユア
することを特徴とする表面が平滑な電気抵抗体ま
たは導電体の製造法である。本発明によれば、ジ
アリルフタレート系樹脂を抵抗体用または導電体
用のインキのビヒクルとして、また絶縁性基材の
一成分として用いることにより、上記の諸特性を
満足しうる導電体等が得られることが明らかとな
つた。さらに、本発明によれば、基材上に所定の
パターンを精度よく形成させ、これを正確に、し
かも容易に基材と一体成形することが可能とな
り、完全に平滑な鏡面状の面を有する導電体等を
容易に量産することができる。また望むならば、
リード線の接続、導電体等の組立て、装着に便利
なように形状を設計、同時に成形することも可能
であり、あるいはリード線を直接封入して、一体
成形品とすることも可能である。以下本発明によ
る導電体等の製造法の特徴について詳しく説明す
る。 本発明にいうジアリルフタレート系樹脂とは、
オルソ、イソ、テレのジアリルフタレートモノマ
ーから選ばれた少なくとも一種を重合してなる単
独重合体、共重合体、あるいは単独重合体の混合
物であつて後硬化可能なジアリルフタレートプレ
ポリマー、もしくは該ジアリルフタレートプレポ
リマーとアリル基またはビニル基の如き不飽和基
を有する反応性モノマーから選ばれた少なくとも
一種との混合物、あるいは上記各異性体モノマー
から選ばれた少なくとも一種のジアリルフタレー
トモノマーと上記反応性モノマーから選ばれた少
なくとも一種との重合によつてえられる後硬化可
能な共重合プレポリマー、更には上記ジアリルフ
タレートプレポリマー、共重合プレポリマー及び
不飽和ポリエステル類から選ばれた二種以上の混
合物、または該混合物に上記反応性モノマーの少
なくとも一種を混合したもの等を総称していう。 上記不飽和基を有する反応性モノマーとして
は、スチレン、α−クロルスチレン等のスチレン
系モノマー、メチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アク
リレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラ
ウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート等のアクリル系モノマー、
ビニルアセテート、ビニルベンゾエート等のビニ
ルエステル系モノマー、アリルアセテート、アリ
ルベンゾエート、アリル(メタ)アクリレート、
ジアリルオギザレート、ジアリルアジペート、ジ
エチレングリコールビス(アリルカーボネート)、
ジエチレングリコールビス(アリルフタレート)、
ポリエチレングリコールビス(アリルフタレー
ト)、ジアリルマレエート、ジアリルフマレート、
ジアリルサイトレート、ジアリルフタレート等の
アリルエステル系モノマー等を例示することがで
きる。その配合量としては、ジアリルフタレート
系樹脂中約70重量%以下、好ましくは約50重量%
以下のような配合量を例示することができる。 又、上記共重合プレポリマー中の上記反応性モ
ノマーの成分割合は、通常50重量%以下が適当で
あり、この共重合プレポリマーに、更に上記反応
性モノマーを、その配合量範囲から適宜選択して
添加することもできる。 また、不飽和ポリエステルとしては、マレイン
酸、フマール酸等の多塩基性不飽和酸、無水フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の多塩基性
飽和酸とジエチレングリコール、プロピレングリ
コール等の多価アルコールを用いる通常の方法で
製造された酸価5〜100の常温で粘稠液状のもの
から軟化点150℃以上の固体状のものが好ましく
用いられる。その配合量としてはジアリルフタレ
ート系樹脂中約70重量%以下、好ましくは約50重
量%以下のような量を例示することができる。 本発明の導電体等は以下のような構成要素
()〜()より製造される。 () 本発明において用いられる導電性ジアリル
フタレート系樹脂組成物よりなるインキ(以下
単に導電性インキという)とは、前記したジア
リルフタレート系樹脂と導電性物質を主成分と
し、これに硬化剤およびすべり剤を含む溶剤型
または無溶剤型のペースト状及至液体状の組成
物をいう。 上記導電性物質としては、カーボン、グラフ
アイト、銀、金、ニツケル、パラジウム、白金
等の粉末状または繊維状のものが使用され、通
常カーボン、グラフアイト等が多用され、これ
に用途に応じて銀などの良導電性物質が併用さ
れる。 上記カーボン・グラフアイトとしては、チヤ
ンネルブラツク、フアーネスブラツク、サーマ
ルブラツク、アセチレンブラツク、電気アーク
ブラツク等があり、これらより粒子形、大き
さ、導電性、吸油性、すべりやすさ等を考慮し
て選択使用される。例えば、抵抗体として使用
される場合は、その抵抗値に応じ導電性物質の
粒子径0.01〜75μのものを幾何学的に充填密度
が大きくなるように粒度分布を選ぶのが望まし
い。 本発明の導電性インキとしては、導電体等の
用途、製断コストに応じて導電部分とリード線
またはリード線との接続端子部分(以下電極部
分という)との間には、導電部分とは別の適当
な導電性を有するインキを使用するのが接触抵
抗を小さくする上からも有利な場合が多いの
で、目的に応じて導電部分用と電極部分用との
二種を使用するのが望ましい。 上記電極部分には、銀、金などの導電性物質
が多用されるが、所望によりその他の金属を用
いてもよい。これらの導電性物質の粒子の充填
効果をよくするために、フレー状の粒子径2〜
30μの範囲およびコロイド状の、ストラクチヤ
ーのあるもので、粒子径0.05〜1μの範囲に分布
をもつものを、前者の比率が50〜70重量%、後
者の比率が50〜30重量%となるように組合せて
用いるとよい。 本発明の導電性インキの硬化に用いる硬化剤
としては、過酸化ジ−tert−ブチル、過酸化ジ
クミル等の過酸化ジアルキル類や過酸化ジアリ
ール類;メチルエチルケトンペルオキシド、シ
クロヘキサノンペルオキシドの如きケトンペル
オキシド;1,1−ビス(tert−ブチルペルオ
キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ンの如きペルオキシケタール;クメンヒドロペ
ルオキシドの如きヒドロペルオキシド;過酸化
ラウロイル、過酸化ベンゾイル、過酸化2,4
−ジクロルベンゾイルの如き過酸化ジアロイル
や過酸化ジアシル;ジイソプロピルペルオキシ
ジカルボネートの如きペルオキシカルボネー
ト;tert−ブチルペルオキシアセテート、tert
−ブチルペルオキシピバレート、tert−ブチル
ペルオキシオクトエート、tert−ブチルペルオ
キシベンゾエートの如きペルオキシエステルが
例示でき、更に上記有機過酸化物以外のアゾビ
スイソブチロニトリルの如きアゾ化合物も同様
に用いることができる。 また、すべり剤としては、ボロンナイトライ
ト、テフロン粉末、硫化モリブデン、チタン酸
カリウム、マイカ、コロイダルシリカ、コロイ
ダルアルミナ、コロイダルチタン等の粒径5μ
以下のものやシリコンオイル等を用いることが
でき、これらから少くとも一種を選んで用いれ
ばよい。すべり剤は、導電部分、電極部分に添
加することは重要であり、少くとも絶縁性基材
の表面層を形成するプリプレグ、場合によつて
は絶縁性基材と共に成形に供する成形材料にも
添加することにより、導電体等の表面の摩擦係
数を小さくすることができ、本発明の方法をよ
り広い用途に適用できるようになる。たとえ
ば、スライドスイツチ、ロータリースイツチ、
コネクター等においては、基材部分を摺動され
るから、すべり剤の添加は極めて有効である。 本発明における導電性インキの各成分割合
は、導電部分に使用されるものとしては、ジア
リルフタレート系樹脂100重量部に対して、導
電性物質30〜180重量部、好ましくは40〜150重
量部、更に好ましくは40〜100重量部、硬化剤
0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜6重量部、
すべり剤0.1〜60重量部、好ましくは0.3〜50重
量部であり、これらを均一に分散させて無溶剤
型インキとして用いるか、あるいは有機溶剤
400重量部以下、好ましくは200重量部以下に溶
解せしめた溶剤型インキとして用いる。 導電性物質の配有量が上記範囲を越えて多す
ぎる場合には、均一な混練が困難となつたり、
パターン印刷面のレベリング性の低下やひびわ
れの形成、成形時の離型性の悪化、導電部分の
摺動性の悪化、リニアリテイの低下、耐熱性お
よび耐湿性の劣化、基材との接着力の低下等の
弊害がある。逆に配合量が上記範囲より少ない
場合には、抵抗値の調節が困難になつたり、所
望の抵抗体を得ることができない場合がある。
抵抗値の調節方法としては、予め二種以上のマ
スターバツチを調製しておき、混合して所望の
値を得ることが可能である。硬化剤の配合量が
上記範囲を越えて多すぎるときは、実用上不必
要であるばかりでなく、樹脂の硬化が極めて速
くなるため、歪が発生し、所望のパターンの精
度低下、クラツク発生、基材との接着力低下な
どとこれらによる導電体等の性能低下を招くこ
ととなる。逆に配合量が少なすぎると、硬化の
遅延、不完全硬化による製品の性能低下を招く
こととなる。すべり剤の配合量が上記範囲を越
えて多すぎるときは、導電部分、電極部分及び
基材部分の間や端子との接着性の低下、抵抗器
としてのリニアリテイ及び温度特性の低下を招
く。導電性インキが電極部分に使用される場
合、基本的には上記導電部分のインキの調製と
同じであるが、電極部分には抵抗値、化学的安
定性等を考慮して、通常銀等の良導電性物質が
多用される。好適な各成分割合は、ジアリルフ
タレート系樹脂100重量部に対して、銀等の良
導電性物質200〜1000重量部、好ましくは300〜
900重量部、更に好ましくは300〜700重量部、
硬化剤0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜6重
量部、すべり剤0.05〜60重量部、好ましくは
0.3〜50重量部であり、これを上記導電部分の
インキと同様に溶剤型もしくは無溶剤型として
用いる。ここに用いる良導電性物質は粒子径2
〜30μのもの50〜70重量%と粒子径0.05〜1μの
もの50〜30重量%とを組合わせて用いるのがよ
い。 溶剤を用いる場合の溶剤の例としては、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等の脂肪族ケトン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロルベンゼン類等の芳香族炭
化水素、塩化メチレン、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素、ジエチレングリコールモノア
ルキルエーテルの酢酸エステル等があげられ、
これらから一種または二種以上を選んで用いる
ことができる。 本発明の導電性インキには、必要に応じて各
種の添加剤を配合することができる。例えば、
充填剤の例としては、無機及び/又は有機質の
充填剤が利用でき、これらは一種でも複数種併
用してでも利用できる。その使用量としては、
該ジアリルフタレート系樹脂重量に基づいて、
約1〜約300重量%の如き使用量を例示するこ
とができる。これら充填剤の具体例として、無
機質の充填剤の例としては、マイカ、アスベス
ト、ガラス粉末、シリカ、酸化チタン、酸化マ
グネシウム、アスベスト繊維、シリカ繊維、ガ
ラス繊維、シリケートガラス繊維、ボロン繊
維、ウイスカー等;有機質の充填剤の例として
は、セルロース等の天然繊維、パルプ、アクリ
ル繊維、ポリエチレンテレフタレート等のポリ
エステル系繊維、木綿、レーヨン、ビニロン等
を例示することができる。 重合促進剤の例としては、たとえば、ナフテ
ン酸或いはオクトエ酸のコバルト塩、バナジウ
ム塩、マンガン塩等の金属石けん類、ジメチル
アニリン、ジエチルアニリンの如き芳香族第三
級アミン類などを例示できる。その使用量とし
ては、該ジアリルフタレート系樹脂重量に基づ
いて、約0.005〜約6重量%の如き使用量を例
示することができる。 さらに、重合禁止剤の例としては、たとえ
ば、p−ベンゾキノン、ナフトキノンの如きキ
ノン類、ハドロキノン、p−tert−ブチルカテ
コール、ハイドロキノンモノメチルエーテル、
p−クレゾールの如き多価フエノール類、塩化
トリメチルアンモニウムの如き第四級アンモニ
ウム塩類などを例示できる。その使用量として
は、該ジアリルフタレート系樹脂重量に基づい
て約0.001〜約0.1重量%の如き使用量で例示す
ることができる。 内部離型剤の例としては、たとえば、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸マグネシウムの如きステアリン酸の金属
塩などを例示することができる。その使用量と
しては、該ジアリルフタレート系樹脂重量に基
づいて約0.1〜約5重量%の如き使用量を例示
することができる。 さらに又、シランカツプリング剤の例として
は、たとえば、γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、アリルトリメトキシシランなどを例示する
ことができる。その使用量としては、該ジアリ
ルフタレート系樹脂重量に基づいて約0.01〜約
3重量%の如き使用量を例示することができ
る。 顔料の例としては、たとえば、カーボンブラ
ツク、鉄黒、カドミイエロー、ベンジジンイエ
ロー、カドミオレンジ、ベンガラ、カドミレツ
ド、コバルトブルー、アントラキノンブルーの
如き顔料を例示でき、その使用量としては、該
ジアリルフタレート系樹脂重量に基づいて、約
0.01〜約10重量%の如き使用量を例示すること
ができる。 そのほか、シリカ粉末、チタネート系カツプ
リング剤、アルミニウム系カツプリング剤、リ
ン酸エステル系界面活性剤等を粘度調整剤やレ
ベリング剤として添加することができる。導電
性インキの調製には、上記各成分を、例えば攪
拌槽、ボールミル、振動ミル、三本ロール等を
用いて混練することにより均一に分散させるこ
とができる。硬化剤は、混練開始時から添加し
ても差支えないが、ゲル化を防止するために混
練終了前に添加するのが望ましい。 () 本発明において用いられる電気絶縁性基材
としては、ジアリルフタレート系樹脂組成物を
補強材に塗布または含浸させたプリプレグが使
用される。 補強材としては、天然繊維、合成繊維、合成
樹脂等からなる織布、不織布、紙、マツト等が
あり、こられらの素材としては、セルロース、
綿、石綿等の天然繊維、セラミツク、ガラス繊
維の如き無機繊維、ポリアミド、ポリイミド、
ポリイミドアミド、ポリエステル等の合成繊維
が挙げられる。プリプレグの表面の平滑性を得
るために、特に繊維径0.8〜10μ、繊維長1mm以
上、好ましくは3mm以上、更に好ましくは6mm
以上のフイラメントを用いてバインダなしで機
械的接合法で製造された不織布を用いるのが望
ましい。 本発明のプリプレグに担持されるジアリルフ
タレート系樹脂組成物は、前記導電性インキに
用いられた組成物中導電性物質を除いたジアリ
ルフタレート系樹脂、硬化剤およびすべり剤の
各成分から構成され、ジアリルフタレート系樹
脂100重量部に対て、硬化剤0.01〜10重量部、
好ましくは0.1〜6重量部、すべり剤0.1〜50重
量部、好ましくは0.2〜30重量部を含む無溶剤
樹脂液もしくは前記導電性インキに用いられた
如き溶剤に溶解せしめた樹脂液として使用に供
される。上記樹脂液には、必要応じて前記導電
性インキと同様に、充填剤、重合促進剤、重合
禁止剤、内部離型剤、シランカツプリング剤、
顔料、粘度調整剤、レベリング剤等の各種添加
剤を樹脂特性を損わない範囲で加ることができ
る。樹脂液の調製は、これを補強材に担持させ
る方法、すなわち含浸法か塗布法かなどによつ
て、又樹脂を補強材に担持させるべき量によつ
て調節すればよい。溶剤を用いる場合は、通常
樹脂100重量部に対して300重量部以下、好まし
くは200重量部以下である。 プリプレグ中の上記樹脂組成物の担持量には
特に制限はなく、熱圧成形時に導電部分と絶縁
部分とが充分密着し同一面上で平滑な鏡面状の
面を有するように成形できる量であれば充分で
あるが、通常、溶剤の重量を除いたプリプレグ
全重量のうち、溶剤の重量を除いた樹脂組成物
の重量分率(以下樹脂含量という)が、0.20〜
0.95、好ましくは0.40〜0.85となるようにする
のがよい。上記樹脂含量が上記の範囲を越えて
高すぎる場合は、実用上不必要であるばかりで
なく、熱圧成形時に導電部分のパターンのずれ
やにじみ、大きな成形収縮やそりなどにより、
精度のよい成形ができなくなる。また、上記樹
脂含量が低すぎる場合は、導電部分と絶縁部分
の接着不良を起こしたり、平滑な鏡面状が得ら
れなくなつたりする。 プリプレグ用樹脂組成物を補強材に担持させ
る方法は、補強材の種類、樹脂組成物の粘度な
どによつて含浸法またはアプリケーター、コン
マコーター、バーコーター、グラビアコータ
ー、フロコーター、スプレコーター等を用いる
塗布法を適用することができる。 樹脂組成物を塗布または含浸させたプリプレ
グは、乾燥工程で揮発成分を除去する。回分式
で乾燥する場合は、例えば室温で約0.2〜約1
時間、続いて40〜120℃で約3〜約30分間乾燥
すればよい。ただし、たとえば過酸化ベンゾイ
ルのような分解温度の低い硬化剤を用いる場合
には、乾燥条件は高温かつ長時間となるような
組合せは当然避けなければならない。塗布また
は含浸工程と乾燥工程を連続的に行うことは勿
論可能であり、市販の含浸機、塗工機、乾燥機
等を利用することができる。 本発明の実施において、前記()で調製した
導電性インキを用いて、前記()で得られた電
気絶縁性基材であるプリプレグ上に導電部分の所
定のパターンを印刷し、上記プリプレグの乾燥工
程と同様な乾燥条件で指触乾燥させる。必要なら
ば、続いて電極部分に相当する個所に別途調製し
た導電性インキによつて、少なくとも一部分は上
記導電部分と重なるように所定のパターンを印刷
し、上記同様指触乾燥させて印刷プリプレグを作
製する。印刷の方法に特に制限はないが、スクリ
ーン印刷が有利である。導電部分および電極部分
の膜厚は、所簿の抵抗値によつても調節すべきで
あるが、本発明の方法においては5〜100μ好ま
しくは10〜70μとするのがよい。可変抵抗器にお
いては、その特性に応じてさらに抵抗値の異る導
電部分のインキを2回以上印刷したのち、電極部
分のインキを印刷することがしばしば行われ、こ
のようにして得た印刷プリプレグを用いて本発明
の方法により成形すれば、成形中に異なる抵抗値
を有するインキ間の導電物質の拡散によつて、抵
抗値の変化が滑らかになりうるので、表面の平滑
性と相まつて、摺動寿命、雑音、特に摺動雑音及
びジヤンプ雑音の少ないすぐれた導電体等を得る
ことができるのも、重要な特徴の一つである。 次に、上記印刷プリプレグを予めジアリルフタ
レート系樹脂が熱圧成形時に反応性と流動性を失
わない範囲でプレキユアする。このプレキユアが
本発明における最も重要な点である。 本発明においては、このプレキユア工程を上記
のように導電性インキでプリプレグに所定のパタ
ーン印刷を施こした後に行う方法とプリプレグを
予めプレキユアした後、導電性インキでパターン
印刷を施こすという二通りの方法があり、いずれ
の方法でも採用できる。樹脂をプレキユアするこ
とにより、所定のパターンを極めて精度よ導電体
等に組み込むことが可能となるものである。 プレキユアを行わないときは、設計された導電
部分もしくは電極部分のパターンが、ずれ、歪、
にじみ、ひきつれ等によつて変形してしまう。中
でも導電部分や電極部分が絶縁性基材部分内へ侵
出したり、逆に絶縁性基材部分が導電部分や電極
部分内へ侵入したり、あるいはこれらの部分が相
互に入り混じつたりする現象によつて、境界線が
不明瞭になることは絶対に避けなければならな
い。本発明の方法によつてプリプレグをプレキユ
アしておくことにより、これらの部分の硬化反応
速度と流動性を調節することができるので、設計
された寸法で設定された通りの位置に、絶縁部分
との境界が極めて明瞭な導電部分と電極部分をも
つ導電体等を一体成形することが可能となる。プ
レキユアにより成形時の収縮を小さくできること
も大きな利点の一つである。したがつてプレキユ
アの条件は極めて重要である。 本発明のプリプレグのプレキユアの程度は、
DSC反応率で5〜40%、好ましくは10〜30%の
範囲で選ぶことができる。DSC反応率は、ある
操作の前後で、差動走査熱量計(DSC)により、
ジアリルフタレート系樹脂、該樹脂を含む導電性
インキ及びプリプレグの発熱量の差を測定して計
算により求めることができる。本発明において
は、ジアリルフタレート系樹脂の発熱量を基準に
して、この状態をDSC反応率0%とするもので
ある。発熱量は実質的にジアリルフタレート系樹
脂の反応に起因するものであるから、予め該樹脂
のみの発熱量を求めておけば、本発明の導電性イ
ンキ及びプリプレグ等の反応率0%における発熱
量は、該樹脂の含有量がわかつているのであるか
ら、理論的に求めることができる。 すなわち、DSC反応率とは印刷または無印刷
プリプレグのプレキユア後のDSCによる発熱量
と、ジアリルフタレート系樹脂自身の発熱量から
計算で求めた該プリプレグの反応率0%のときの
発熱量との差を求め、これを下記式によつて表わ
したもので、このDSC反応率でもつてプレキユ
アの条件を設定して行うことにより、プレキユア
の程度を調整することができるものである。 DSC反応率(%)=Q−Q′/Q×100 Q:用いたジアリルフタレート系樹脂のみの発熱
量の測定値と該樹脂の含有量から計算で求め
た、プリプレグのDSC反応率0%のときの発
熱量(cal/g) Q′:プレキユア後の発熱量(cal/g) プレキユアしたプリプレグの発熱量は、以下の
ような方法で測定される。導電性インキで印刷が
施されたプリプレグまたは無印刷プリプレグをプ
レキユアしたのち、3枚の試験片を打抜き、
DSCによつてそれぞれ発熱量を測定し、平均値
を求めてQ′とする。得られた値より上記式にて
DSC反応率を算出する。上記範囲のDSC反応率
を得るためのプレキユア条件としては、通常、温
度100〜180℃、好ましくは130〜160℃、時間0.5
〜10分間、好ましくは1〜5分間の範囲で行うの
が望ましい。勿論、DSC反応率が上記範囲内に
あれば、プレキユア条件が上記範囲外で行われて
も差支えはない。 DSC反応率が上記範囲より大きくプレキユア
が過度に行われた場合は、プリプレグと導電性イ
ンキとの接着、導電性等に封入されるリード線と
の接着が弱くなるか、または全く接着しなくな
る。また、必要に応じて用いられる金属板、セラ
ミツク板との接着も悪化する。逆にDSC反応率
が上記範囲より小さくプレキユア不足の場合は、
印刷された導電部分のパターンが熱圧成形時に、
ずれ、にじみ、歪、ひきつれ等によつて変形し、
設設計どおりの導電体等の精度が得られなくな
る。既に説明した、揮発成分を除去した乾燥工程
においては、上で定義したDSC反応率は通常5
%未満であるが、特に分解温度の低い硬化剤を用
いた場合には、5%未満となるように、乾燥条件
を調整すべきである。 プレキユアの方法は、加熱乾燥炉中に置いても
よいし、熱プレスによつて行なつてもよい。ま
た、プリプレグ製造工程に引続いてプレキユアを
連続的に行うことも可能である。 プレキユアされた酌刷プリプレグを熱圧成形す
るに際しては、種々の積層態様がある。 例えば、 (イ) 印刷プリプレグをそのまま熱圧成形する方
法。 (ロ) 印刷プリプレグの非印刷面に印刷の施こされ
ていないプリプレグの所望の枚数を積層して熱
圧成形する方法。 (ハ) 印刷プリプレグの非印刷面に別途調製した成
形材料を重ねて熱圧成形する方法。 (ニ) 印刷プリプレグの非印刷面に印刷されていな
いプリプレグを介して、あるいは介せずして鉄
板、アルミニウム板等の金属板もしくはセラミ
ツク板を重ねて熱圧成形する方法。 等がある。 上記(ハ)の成形材料の調製例としては以下に挙げ
るようなものがある。 すなわち、本発明のジアリルフタレート系樹脂
に前記()で挙げたような導電性インキの添加
剤と同様な添加剤を以下のような配合比で混合し
たものである。 ジアリルフタレート系樹脂100重量部に対して、
充填剤約1〜約300重量部、好ましくは約30〜約
100重量部、硬化剤約0.01〜約10重量部、好まし
くは約0.1〜約6重量部、内部離型剤約0.05〜約
5重量部、好ましくは約0.1〜約3重量部、シラ
ンカツプリング剤約0.005〜約5重量部、好まし
くは約0.01〜約3重量部、重合禁止剤約0.0005〜
約0.3重量部、好しくは約0.001〜約0.1重量部、所
望ならばさらに重合促進剤、すべり剤、顔料等も
配合し、溶剤に溶解して混合したのち蒸発乾固、
粉砕するか、あるいはあらためて溶剤を加えるこ
となく、予めよく混合したのち、ロール混練後冷
却して粉砕し、基板用コンパウンドとする。ロー
ル混練に際しては、前ロール50〜130℃、好まし
くは80〜100℃、後ロール40〜110℃、好ましくは
50〜90℃の温度で1〜10分、好ましくは2〜7分
混練すれば必要かつ十分である。温度が高すぎた
り、混練時間が長すぎたりするとゲル化が起こ
り、成形困難または不可能となるので注意を要す
る。 成形に際して、硬化のための加熱温度として
は、約120℃〜約190℃のような温度範囲を例示で
きる。また加圧条件としては、約5Kg/cm2〜約
1000Kg/cm2のような圧力範囲を例示することがで
きる。成形後、更に100〜200℃で0.1〜4時間エ
ージングすることより、前記(ニ)のような積層態様
の場合には、金属板やセラミツク板とプリプレグ
との接着性を向上せしめたり、導電性インキ中の
導電性物質の粒子とジアリルフタレート系樹脂と
が相互に平衡位置に移動して最小の抵抗値を示し
て落ち着くようになるため、温度特性を向上させ
ることができる。 熱圧成形して得られた導電体等は、これを所定
の形状に切り出して用いてもよいし、また熱圧成
形の際に金型を用いて所定の形状に圧縮成形して
もよい。また、前記したように電極部分に端子類
等を金型を用いて同時成形することもできるし、
例えばリードフレームを使用してリード線を成形
と同時に封入することも可能である。 本発明法は、すぐれたリニアリテイ、すぐれた
摺動性、高温・高湿下における電気特性の高い保
持率を有する導電性インキと同じく高度の耐熱
性、耐湿性、耐水性、寸法安定性、高温・高湿下
でのすぐれた絶縁性能、機械的強度、導電性イン
キとの高度の接着性、すぐれた加工性を有する電
気絶縁性基材とから構成される導電体等を与える
ものであり、特に高精度の量産化に適した製造法
であつて、極めて広範囲の用途に適用することが
可能である。たとえば、可変抵抗器、半固定抵抗
器、ポテンシヨメーター、リニアエンコーダー、
ロータリーエンコーダー、プリント回路基板とし
ての電気回路、雨降りセンサー、雪降りセンサ
ー、面状発熱体等の製造が可能であり、これらの
機器及び部品における導電部分と絶縁部分の形成
に際して、高度の性能と、量産方法を与えうる本
発明の方法は極めて有意義である。 以下の実施例により、本発明による導電体等の
製造法についてさらに詳細に説明するが、これら
はその一態様を示すためであつて、これらによつ
て限定されないのは勿論である。すなわち本発明
の重要な特徴の一つは少なくとも導電部分と電極
部分とが絶縁性基材部分と、その境界線において
段差を持たないことであつて、導電体等の全体の
形状は問題ではなく、所望の形状をとることがで
きる。換言すれば、導電部分と電極部分は絶縁性
基材部分に完全に埋設されていればよい。したが
つて、導電体等の全体の形状としては、平面のみ
ではなく、曲面であるもの、あるいは用途に応じ
たその他の複雑な形状のものもすべて本発明によ
る導電体等に含まれる。 以下において各例で用いたジアリルフタレート
系樹脂を表1に示す。
【表】 DAPP:ジアリルオルソフタレートプレポリマー 「ダイソーダツプ」大阪曹達社製 DAIP:ジアリルイソフタレートプレポリマー 「ダイソーイソダツプ」大阪曹達社製 DATP:ジアリルテレフタレートプレポリマー 数平均分子量8000、ヨウ素価85 DAPM:ジアリルオルソフタレートモノマー DATM:ジアリルテレフタレートモノマー USP:無水フタル酸0.5モルと無水マレイン酸0.5
モルおよびプロピレングリコール1モルを溶融
法により脱水縮合した不飽和ポリエステル。 酸価28、軟化温度80℃ 実施例 1〜2 表1に示したジアリルフタレート系樹脂を用い
て、以下に示すような配合の電気絶縁性基材用ジ
アリルフタレート系樹脂組成物を調製した。 配 合 重量部 ジアリルフタレート系樹脂() 100 ボロンナイトライト(1) 30 チタン酸カリウムウイスカ(2) 40 コロイダルシリカ(3) 20 〃 (4) 10 過酸化ジクミル(5) 2 チタネート系カツプリング剤(6) 1.5 シランカツプリング剤(7) 1.5 メチルエチルケトン 150 上記配合物中 (1):電気化学工業社製「GP」 (2):大塚化学薬品社製「テイスモD」 (3):日本アロエジル社製「アエロジルOX−50」 (4):日本アロエジル社製「アエロジル200」 (5):日本油脂社製「パークミルD」 (6):味の素社製「プレンアクトTTS」 (7):信越化学工業社製「KBM503」 をそれぞれ用いた。 上記配合物中、ジアリルフタレート系樹脂をメ
チルエチルケトンに溶解し、これを磁製ポツトに
入れ、攪拌しながら過酸化ジクミルを除く他の成
分を加えた。仕込量2Kgに対してスチールボール
径6mmのものを3Kg、径8mmのものを12Kg入れ、
毎分40回転で240時間混合分散せしめた。分散終
了後、上記配合に対して、過酸化ジクミルを溶解
させたメチルエチルケトン150重量部を更に追加
して常温での粘度を約120センチポイズに調整し
た。上記樹脂液にポリエステル不織布(繊維径
3μ、繊維長12〜25mmのフイラメントより製造さ
れたもの)を含浸させ、60℃で30分間の指触乾燥
後、樹脂含量が重量分率で0.80の基材用プリプレ
グを作製した。 次に、抵抗器用の面積抵抗が100Ω/cm2の導電
性インキを以下に示す配合で調製した。 配 合 重量部 ジアリルフタレート系樹脂() 45 カーボングラフアイト(1) 35 チタン酸カリウムウイスカ(2) 20 過酸化ジクミル(3) 1.0 ジアミン塩系分散剤(4) 0.5 アミド系添加剤(5) 1.0 アルミニウム系カツプリング剤(6) 1.0 酢酸カルビトール 67.5 上記配合物中 (1):機能被膜研究所製「30CGF40」 (2):大塚化学薬品社製「テイスモBK−7」 (3):日本油脂社製「パークミルD」 (4):ライオン油脂社製「デユオミンTDD」 (5): 〃 「アーマイドOF」 (6):味の素社製「AL−M」 をそれぞれ用いた。 ジアリルフタレート系樹脂を酢酸カルビトール
に溶解させ、これに他の成分を加えて予めよく混
合した後、三本ロールに4回通して導電性インキ
を調製した。 上記導電性インキを用いて、#200、総厚120μ
のポリエステルスクリーンにより、前記作製プリ
プレグに導電部分となる馬蹄形の印刷を施こし、
充分に風を送つた遠赤外ヒーター(波長2.5μ)で
3分間(温度120℃)で指触乾燥させ、印刷プリ
プレグとした。 上記印刷プリプレグを150℃の恒温槽に入れ、
2分間プレキユアしてDSC反応率19%に調整し
た。 実施例1では、このプレキユア印刷プリプレグ
の印刷面を上にして置き、その下に上記基材用無
印刷のプリプレグ6枚を重ねて、温度165℃、圧
力50Kg/cm2で30分間成形した。成形後185℃で2
時間エージングして抵抗体を得た。 また、実施例2では、プレキユア印刷プリプレ
グの下に、端子をセツトした金型に下記の配合の
コンパウンドを充填し、温度180℃、圧力100Kg/
cm2で10分間成形し、更に180℃で2時間エージン
グして図1に示すような抵抗体を得た。 コンパウンドの配合 重量部 ジアリルフタレート系樹脂() 100 過酸化ジクミル「パークミルD」 2 ガラス短繊維(1) 60 炭酸カルシウム(2) 40 メタクリロキシジラン 0.6 ステアリン酸カルシウム 2 ハイドロキノン 0.01 上記配合物中 (1) 旭フアイバーグラス社製「CSO3HB830A」 (2) 日東粉化工業社製「NS−100」 をそれぞれ用いた。 上記配合物を予めよく混合した後、ロール混練
した。前ロール温度90〜100℃、後ロール温度60
〜80℃で5分間混練し、ロールからシート状に取
り出して放冷後、荒く砕いたものをヘンシエルミ
キサーで粉砕した。 得られた各抵抗体は、いずれも導電部分が基材
面と同一面上にあり、平滑な鏡面状の面を有し、
かつ導電部分との境界線がにじむことなく、明瞭
な抵抗パターンを有する電気抵抗体であつた。ま
た、抵抗体としての特徴をJISC6444に準じて測
定し、表2に示した。
【表】 この電気抵抗体は、特にジヤンプ雑音が小で、
抵抗変化特性が滑らかであり、ポテンシヨメータ
ーとして優れていた。 上記実施例1および2の抵抗体の製造工程のう
ち、先にプリプレグを160℃で1分間プレキユア
してDSC反応率24%と調整し、これに導電性イ
ンキで導電部分のパターン印刷を施こした以外は
実施例1および2と同様にして製造した抵抗体
は、いずれもその特性値は、温度係数+170〜+
225ppm/deg、はんだ耐熱性−0.70〜−0.95%の
範囲を示し、その他は表2と同様な特性値を有し
ていた。 実施例 3 実施例1で用いた電気絶縁性基材用のジアリル
フタレート系樹脂組成物の成分中、ジアリルフタ
レート系樹脂()をジアリルフタレート系樹脂
()とした以外は同様な樹脂液を調製し、これ
を芳香族ポリアミド不織布(繊維径5μ、繊維長
25〜31mm、厚さ0.13mm、坪量100g/m2)に含浸
させ、室温で1時間、次いで80℃で30分間乾燥さ
せて樹脂含量が重量分率で0.60の基材用プリプレ
グを作製した。次に抵抗器用の面積抵抗が1M
Ω/cm2の導電部分に使用する導電性インキを以下
に示す配合で実施例1と同様にして調製した。 配合(導電部分) 重量部 ジアリルフタレート系樹脂() 100 カーボングラフアイト(1) 40 チタン酸カリウムウイスカ(2) 25 コロイダルシリカ「アエロジル200」 5 〃 「アエロジルOX−50」 10 マイカ 20 過酸化ジクミル「パークミルD」 2.0 ジアミン塩系分散剤「デユオミンTDD」 0.5 アミド系添加剤「アーマイドOF」 1.0 アルミニウム系カツプリング剤「AL−M」 1.0 チタネート系カツプリング剤「プレンアクト
TTS」 1.0 シランカツプリング剤「KBM503」 1.0 酢酸カルビトール 150 上記配合物中 (1):機能被膜研究所製「60CG」 (2):大塚化学薬品社製「テイスモBK40」 を使用し、他成分は実施例1と同様のものを用い
た。 また、上記導電部分に使用する導電性インキの
配合物中、カーボングラフアイト40重量部の代り
に銀粉(粒子径1.2〜5.7μのフレーク状銀粉60重
量%と粒子径0.05〜0.8μのコロイド状銀粉40重量
%との混合物)660重量部とした以外は同様にし
て電極部分に使用する導電性インキを調製した。 上記作製した基材用プリプレグに上記導電部分
の導電性インキで、実施例1と同様にして導電部
分のパターン印刷を施こし、風乾した後、上記電
極部分のインキで電極部分の印刷を施こし、風乾
により溶剤を除き、次いで145℃で4.5分間プレキ
ユアし、DSC反応率18%のプレキユア印刷プリ
プレグを得た。一方、厚さ1.5mmのアルマイト加
工したアルミニウム板を用意し、この上に上記基
材用プリプレグ1板、上記プレキユア印刷プリプ
レグ1枚を印刷面を上にして順に重ね、温度170
℃、圧力20Kg/cm2で15分間成形した。更に、190
℃で1.5時間エージングして平滑な表面を有し、
良好な耐熱性と、熱伝導性をもつ抵抗体を得た。 6本のロジウムメツキしたワイヤーブラシ(摺
動圧150g)にて上記抵抗体をセツトしたものを
前記JIS6444に準じて測定した結果は表3に示す
通りであつた。
【表】 比較例 印刷プリプレグについてプレキユアを行なわな
かつた以外は実施例1と同様にしてプレス成形を
行なつたところ、導電部分及び電極部分が基材に
放射状ににじみ出て明瞭な境界線を有するパター
ンが得られなかつた。尚、得られた抵抗体の温度
係数は>+500ppm/deg、はんだ耐熱性は約−
5%であつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、図1は
実施例2によつて得られた電気抵抗体の平面図で
あり、図2は図1A−A′断面図である。 1……導電部分、2……電極部分、3……絶縁
基材、4……端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電気絶縁性基材に導電性ジアリルフタレート
    系樹脂組成物よりなるインキで所定の印刷を施こ
    し、熱圧成形により電気抵抗体または導電体を製
    造するに際し、上記基材としてジアリルフタレー
    ト系樹脂組成物を含むプリプレグを用い、熱圧成
    形前に該プリプレグを差動走査熱量計で測定した
    反応率が5〜40%となるようにプレキユアするこ
    とを特徴とする表面が平滑な電気抵抗体または導
    電体の製造法。
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