JPH0547640B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0547640B2 JPH0547640B2 JP58083716A JP8371683A JPH0547640B2 JP H0547640 B2 JPH0547640 B2 JP H0547640B2 JP 58083716 A JP58083716 A JP 58083716A JP 8371683 A JP8371683 A JP 8371683A JP H0547640 B2 JPH0547640 B2 JP H0547640B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tin
- bath
- nickel
- plating
- acid
- Prior art date
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- Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は錫−ニツケル合金電気メツキ浴組成物
に関するものであり、特にブロンズ調で金属光沢
のあるメツキ層を与えるメツキ浴組成物に関する
ものである。 錫−ニツケル合金メツキ層を与える電気メツキ
浴組成物としては、各種のものが知られている。
一般に錫−ニツケル合金メツキ層は、耐蝕性に優
れ、かつ比較的硬くて耐摩耗性に富んでいる。し
かし、その色調はいずれもローズピンクまたはス
テンレス色といわれる明るく白つぽいものであ
り、建材等に使用する場合には装飾的価値に乏し
い欠点がある。 本発明は、ブロンズ調で金属光沢を有し、特に
装飾的用途に有用なメツキ層を与えるメツキ浴組
成物を提供するものである。 すなわち本発明の要旨は、 (a) 錫およびニツケルの塩化物または硫酸塩 (b) モノヒドロキシカルボン酸またはその塩 (c) 導電性塩及び (d) 水から成り、錫とニツケルとの比率が金属と
して1.5:1〜7:1であり、浴のPHが3.5〜5.5
で、かつ錫が4価の状態にあることを特徴とす
るブロンズ色調の錫−ニツケル合金電気メツキ
浴組成物に存する。 本発明についてさらに詳細に説明すると、本発
明に係る浴組成物は電着金属成分として錫および
ニツケルを含有している。これらの金属としては
塩化物もしくは硫酸塩またはその混合物が用いら
れる。なお2価の錫は浴中で酸化され易く従つて
浴が不安定なので、4価の錫を用いる。これらの
金属の浴中の濃度は、通常、錫が5.0〜40g/、
ニツケルが2.0〜10g/である。また、錫とニ
ツケルの比率(重量比)は1.5:1〜7:1、好
ましくは3:1〜7:1であり、錫の比率がこれ
よりも小さくなると生成するメツキ皮膜がもろく
なりかつ耐蝕性も低下する。逆に錫の比率がこれ
よりも大きくなると皮膜の色調が白つぽくなり、
ブロンズ色の皮膜を生成させるという目的にそぐ
わなくなる。 モノヒドロキシカルボン酸としては、グリコー
ル酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸等のモノカルボ
ン酸またはポリカルボン酸が用いられる。これら
のモヒドロキシカルボン酸はそのままで用いても
よく、またナトリウム塩、カリウム塩、アンモニ
ウム塩等の塩として用いてもよい。モノヒドロキ
シカルボン酸およびその塩の浴中の濃度は、遊離
酸として20〜200g/が適当である。これより
も低濃度ではメツキ皮膜が脆くなり、耐蝕性が低
下する。また、これよりも高濃度では皮膜の色調
が白くなる恐れがある。好ましくはグリコール酸
とクエン酸を併用する、特にグリコール酸6.5〜
60g/とクエン酸7.5〜60g/とを併用する
のが好ましい。導電性塩としては、塩化カリウ
ム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸カ
リウム、硫酸アンモニウムなどメツキ浴に常用さ
れているものが用いられる。その濃度は50〜300
g/が適当であり、これよりも高濃度になると
メツキ皮膜に条痕が発生し易く、逆に低濃度では
浴の電気抵抗が高くて発熱が大きいので、いずれ
も不利である。 本発明に係るメツキ浴組成物を用いてメツキを
行なう際の条件は、浴温30〜60℃、陰極電流密度
0.2〜2.0A/dm2、PH3.5〜5.5が適当である。浴温
が低すぎると金属析出が不均一になり、色むらが
発生し易いと同時に、析出速度も遅くなる。一
方、60℃を越えるような高温では浴の蒸発が激し
く、浴の管理上不利である。陰極電流密度が
0.2A/dm2より小さいと金属析出が遅くて生産
性が良くないし、逆に0.2A/dm2より大きくな
ると部分的に皮膜にこげが発生したり析出状態が
不良になる恐れがある。浴のPHは皮膜の色調に影
響し、PHが3.5より小さいと色むらが発生しやす
くなり、さらにPHが小さくなると色調が白つぽく
なつてブロンズ色の皮膜が得られなくなる。一
方、PHが5.5よりも大きくなると金属の析出状態
が不良になるおそれがあり、また、水酸化錫が沈
殿しやすくなり、浴の安定性が得られ難い。上記
理由のため、浴のPHは3.5〜5.5とする必要があ
る。 陽極としては一般に黒鉛やフエライト等の不溶
性陽極が用いられるが、錫やニツケル金属そのも
のを陽極またはその一部として用い、電着により
消費される金属成分を自動的に補給するようにし
てもよい。 以下に実施例により本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以
下の実施例に限定されるものではない。 実施例 1〜8 第1表のNo.1〜8に示す組成の浴を用い、真鍮
板(No.1〜3)または光沢ニツケルメツキを施し
たアルミニウム板(No.4〜8)上に錫−ニツケル
メツキを施した(電着時間5分間)。いずれの浴
においても、光沢があり、かつブロンズ色を有す
る均一なメツキ皮膜が得られた。この皮膜をオー
ジエ電子分光分析により測定したところ原子%と
して錫10〜40%、ニツケル60〜90%の範囲内の皮
膜であつた。皮膜の組成(錫/ニツケルの原子
比)を第1表最下欄に示した。 このメツキ皮膜に対し、JIS H8502に規定する
中性塩水噴霧試験を24時間行なつたところ、いず
れの皮膜にも何らの変化も認められなかつた。 比較例 1 塩酸を加えて浴のPHを3.0とした以外は、実施
例7と同様にしてメツキを施した。得られた皮膜
は白つぽい色調であり、ブロンズ調の光沢を有さ
ず不良なものであつた。 比較例 2 アンモニア水を加えて浴のPHを6.0とした以外
は、実施例8と同様にしてメツキを施した。浴中
には、水酸化錫の白色沈殿が認められた。得られ
た皮膜はブロンズ調よりも少し黄味を帯びた明る
い色調であつた。 【表】
に関するものであり、特にブロンズ調で金属光沢
のあるメツキ層を与えるメツキ浴組成物に関する
ものである。 錫−ニツケル合金メツキ層を与える電気メツキ
浴組成物としては、各種のものが知られている。
一般に錫−ニツケル合金メツキ層は、耐蝕性に優
れ、かつ比較的硬くて耐摩耗性に富んでいる。し
かし、その色調はいずれもローズピンクまたはス
テンレス色といわれる明るく白つぽいものであ
り、建材等に使用する場合には装飾的価値に乏し
い欠点がある。 本発明は、ブロンズ調で金属光沢を有し、特に
装飾的用途に有用なメツキ層を与えるメツキ浴組
成物を提供するものである。 すなわち本発明の要旨は、 (a) 錫およびニツケルの塩化物または硫酸塩 (b) モノヒドロキシカルボン酸またはその塩 (c) 導電性塩及び (d) 水から成り、錫とニツケルとの比率が金属と
して1.5:1〜7:1であり、浴のPHが3.5〜5.5
で、かつ錫が4価の状態にあることを特徴とす
るブロンズ色調の錫−ニツケル合金電気メツキ
浴組成物に存する。 本発明についてさらに詳細に説明すると、本発
明に係る浴組成物は電着金属成分として錫および
ニツケルを含有している。これらの金属としては
塩化物もしくは硫酸塩またはその混合物が用いら
れる。なお2価の錫は浴中で酸化され易く従つて
浴が不安定なので、4価の錫を用いる。これらの
金属の浴中の濃度は、通常、錫が5.0〜40g/、
ニツケルが2.0〜10g/である。また、錫とニ
ツケルの比率(重量比)は1.5:1〜7:1、好
ましくは3:1〜7:1であり、錫の比率がこれ
よりも小さくなると生成するメツキ皮膜がもろく
なりかつ耐蝕性も低下する。逆に錫の比率がこれ
よりも大きくなると皮膜の色調が白つぽくなり、
ブロンズ色の皮膜を生成させるという目的にそぐ
わなくなる。 モノヒドロキシカルボン酸としては、グリコー
ル酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸等のモノカルボ
ン酸またはポリカルボン酸が用いられる。これら
のモヒドロキシカルボン酸はそのままで用いても
よく、またナトリウム塩、カリウム塩、アンモニ
ウム塩等の塩として用いてもよい。モノヒドロキ
シカルボン酸およびその塩の浴中の濃度は、遊離
酸として20〜200g/が適当である。これより
も低濃度ではメツキ皮膜が脆くなり、耐蝕性が低
下する。また、これよりも高濃度では皮膜の色調
が白くなる恐れがある。好ましくはグリコール酸
とクエン酸を併用する、特にグリコール酸6.5〜
60g/とクエン酸7.5〜60g/とを併用する
のが好ましい。導電性塩としては、塩化カリウ
ム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸カ
リウム、硫酸アンモニウムなどメツキ浴に常用さ
れているものが用いられる。その濃度は50〜300
g/が適当であり、これよりも高濃度になると
メツキ皮膜に条痕が発生し易く、逆に低濃度では
浴の電気抵抗が高くて発熱が大きいので、いずれ
も不利である。 本発明に係るメツキ浴組成物を用いてメツキを
行なう際の条件は、浴温30〜60℃、陰極電流密度
0.2〜2.0A/dm2、PH3.5〜5.5が適当である。浴温
が低すぎると金属析出が不均一になり、色むらが
発生し易いと同時に、析出速度も遅くなる。一
方、60℃を越えるような高温では浴の蒸発が激し
く、浴の管理上不利である。陰極電流密度が
0.2A/dm2より小さいと金属析出が遅くて生産
性が良くないし、逆に0.2A/dm2より大きくな
ると部分的に皮膜にこげが発生したり析出状態が
不良になる恐れがある。浴のPHは皮膜の色調に影
響し、PHが3.5より小さいと色むらが発生しやす
くなり、さらにPHが小さくなると色調が白つぽく
なつてブロンズ色の皮膜が得られなくなる。一
方、PHが5.5よりも大きくなると金属の析出状態
が不良になるおそれがあり、また、水酸化錫が沈
殿しやすくなり、浴の安定性が得られ難い。上記
理由のため、浴のPHは3.5〜5.5とする必要があ
る。 陽極としては一般に黒鉛やフエライト等の不溶
性陽極が用いられるが、錫やニツケル金属そのも
のを陽極またはその一部として用い、電着により
消費される金属成分を自動的に補給するようにし
てもよい。 以下に実施例により本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以
下の実施例に限定されるものではない。 実施例 1〜8 第1表のNo.1〜8に示す組成の浴を用い、真鍮
板(No.1〜3)または光沢ニツケルメツキを施し
たアルミニウム板(No.4〜8)上に錫−ニツケル
メツキを施した(電着時間5分間)。いずれの浴
においても、光沢があり、かつブロンズ色を有す
る均一なメツキ皮膜が得られた。この皮膜をオー
ジエ電子分光分析により測定したところ原子%と
して錫10〜40%、ニツケル60〜90%の範囲内の皮
膜であつた。皮膜の組成(錫/ニツケルの原子
比)を第1表最下欄に示した。 このメツキ皮膜に対し、JIS H8502に規定する
中性塩水噴霧試験を24時間行なつたところ、いず
れの皮膜にも何らの変化も認められなかつた。 比較例 1 塩酸を加えて浴のPHを3.0とした以外は、実施
例7と同様にしてメツキを施した。得られた皮膜
は白つぽい色調であり、ブロンズ調の光沢を有さ
ず不良なものであつた。 比較例 2 アンモニア水を加えて浴のPHを6.0とした以外
は、実施例8と同様にしてメツキを施した。浴中
には、水酸化錫の白色沈殿が認められた。得られ
た皮膜はブロンズ調よりも少し黄味を帯びた明る
い色調であつた。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) 錫およびニツケルの塩化物または硫酸塩 (b) モノヒドロキシカルボン酸またはその塩 (c) 導電性塩及び(d) 水から成り、錫とニツケルとの比率が金属と
して1.5:1〜7:1であり、浴のPHが3.5〜5.5
で、かつ錫が4価の状態にあることを特徴とす
るブロンズ色調の錫−ニツケル合金電気メツキ
浴組成物。 2 モノヒドロキシカルボン酸またはその塩が、
クエン酸およびグリコール酸またはその塩である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8371683A JPS59208091A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 錫−ニツケル合金電気メツキ浴組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8371683A JPS59208091A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 錫−ニツケル合金電気メツキ浴組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59208091A JPS59208091A (ja) | 1984-11-26 |
| JPH0547640B2 true JPH0547640B2 (ja) | 1993-07-19 |
Family
ID=13810229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8371683A Granted JPS59208091A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 錫−ニツケル合金電気メツキ浴組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59208091A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61113781A (ja) * | 1984-11-08 | 1986-05-31 | Tokuyama Soda Co Ltd | 水素発生用陰極 |
| JPS63219596A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-13 | Kosaku:Kk | スズ−鉛合金電気めつき法 |
| CN101570870B (zh) | 2009-05-05 | 2010-12-29 | 天津大学 | 耐蚀性镍-锡合金镀液及其电镀工艺 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50101236A (ja) * | 1974-01-14 | 1975-08-11 |
-
1983
- 1983-05-13 JP JP8371683A patent/JPS59208091A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59208091A (ja) | 1984-11-26 |
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