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JPH0555486B2 - - Google Patents
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JPH0555486B2 - - Google Patents

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JPH0555486B2
JPH0555486B2 JP56144094A JP14409481A JPH0555486B2 JP H0555486 B2 JPH0555486 B2 JP H0555486B2 JP 56144094 A JP56144094 A JP 56144094A JP 14409481 A JP14409481 A JP 14409481A JP H0555486 B2 JPH0555486 B2 JP H0555486B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
エスケリキア・コリは臨床的にも経済的にも重
大な多種多様の疾病をヒトや動物にもたらすどこ
にでもいる病原菌である。全世界を通じて死亡原
因の主たるものは乳児の死亡であり、衛生状態の
劣悪な地域でのE.コリによる下痢は重大死亡の一
つである。E.コリは旅行者の下痢の約50%の原因
であると推定されている。E.コリはしばしば院内
感染や衰弱性、外傷性全身衰弱のの患者に感染を
おこす原因となる。菌血症や火傷性外傷の感染症
は徐々にしてE.コリによりひきおこされる。E.コ
リは急性、慢性の膀胱炎や腎盂腎炎をひきおこす
尿路感染症の主要原因である。大腸菌による疾病
を予防する方法を開発することにより人間の不幸
を軽減し、ぼう大な経済的損失を防げることは明
らかである。 本出願人はいくつかのヒトの病原菌から採取し
たE.コリ株を多数調べ、その大部分が「E.コリタ
イプ1(大腸菌タイプ1)」腺毛という免疫学上単
一の群に属する腺毛を有していることを立証し
た。 免疫学的に交差反応が可能な腺毛を有する菌の
グループの構成員の間に、定義づけが容易な上
位、下位関係分類を行うことが出来る旨が発見さ
れている。即ち菌が腺毛を有しており、その腺毛
を分離、精製、利用して該腺毛に対する抗体を含
む抗血清を産出できる場合は、かゝる菌を上位下
位関係を有するものとして分類出来るという事で
ある。本研究においてかゝる免疫学上交差反応を
生じるグループ内では、第一の株の抗血清と第二
の株の腺毛との間の交差反応の度合は、該第二の
株の腺毛に対する抗血清と該第一の株に対する抗
体を生じる腺毛との間の交差反応の度合とは同じ
ではないという驚くべき事実を見出した。 この驚くべき相違により明確な順位をつけるこ
との出来る免疫学的グループの構成の仕方が発見
された。 この方法の実施にあたつては腺毛を有する菌グ
ループの腺毛から細胞材料と細胞屑を除去して製
生する。腺毛を次に、例えばマウスや兎の如き免
疫応答生体に与え、該腺毛に対する抗体を含む該
腺毛に対する抗血清を通常のやり方で分離する。 公知の交差反応実験、例えばELISAテストを
腺毛と抗血清について実施する。適当にはこれら
の結果をマトリツクスの形式で表にするが、縦に
は抗血清を、横には対応する腺毛を記入する。
かゝる分類によつて特定の腺毛とこれに対応する
抗血清との同種反応を対角線上に読み取ることが
出来る。対角線上の数字は同じ所定の値に標準化
し、これに従つて各抗血清に対する非対応腺毛全
てについて対応する力価を調整する。その結果を
示す表は段階的関係を示す。 この標準化表を上位から順に書き直すと、抗血
清と腺毛の力価の間に著しく且つ首尾一貫した非
対称が存在することが明らかとなる。より上位の
株の腺毛とより下位の株の腺毛の間に得られる力
価は該上位株のの腺毛と該下位株の腺毛に対する
抗血清の間に得られた力価より常に大きい。この
関係は免疫学的に関連する腺毛の科内でも存在す
る。 この驚くべき結果から得た結論は、かゝるグル
ープ内では上位の菌が分類中同位又は下位にある
全ての微生物に対して免疫応答与える免疫因子を
含み、従つてこれから発生する感染症に対する予
防ワクチンを提供出来るというものである。逆に
言えば、最下位の菌は分類上それより上位にある
全ての菌に共通の要因を含むものであり、従つて
最下位の菌をこれより上位の科に属する抗体を検
出する目的で使用することができる。該方法論は
E.コリタイプ1腺毛科の菌は最も上位のものから
下位のものへと分類可能であることを示した。最
上位の腺毛タイプに対する抗血清は、科の中の他
のメンバーの全てと広範囲にわたつて交差反応を
生じることが出来る。従つて、単一タイプの精製
E.コリタイプ1腺毛から成るワクチンにより、ヒ
トのE.コリによる感染症、即ちタイプ1科の腺毛
を有する株、特にワクチン内の腺毛より下位にあ
る腺毛を有する株によりひきおこされる感染症の
大部分を予防することが出来る。ヒトの病原菌と
なるE.コリ株には他にも免疫学的に関連のある腺
毛の科が存在している。これらの科はタイプ1の
腺毛とは免疫学上無関係であるがNMS腺毛と称
される。NMS由来のワクチンも、E.コリ感染症
の予防に有用である。 本発明は、腺毛を有するE.コリ株の第1のグル
ープの菌によりおこる感染症予防のレベルに迄ヒ
トの抗体レベルを増加させることの出来る a) 第2のグループの株と同じか又は異なる、
又は適宜に下位である株から成る第1のグルー
プの菌の細胞を第2のグループの腺毛に対する
抗体を有する血清と交差反応させる腺毛形成E.
コリ菌の第2のグループ株から得た腺毛と、 b) 薬学的に使用可能な担体 とから成るワクチン組成物を提供するもである。 本出願において単一の所定の株の菌によりおこ
る感染症に対して有効な同一株より得た腺毛を含
有するワクチンの例を示す。タイプ1とNSR腺
毛の両方含むワクチンも本発明の範ちゆう内にあ
るが、但し該腺毛が感染症病原菌の少くとも一つ
と免疫学的に交差反応することを条件とするのは
当然である。 免疫を有しないヒトに接種した時自然発生的疾
病を発現せしめることが立証された重要な腸管毒
性を有するE.コリ株をヒトの下痢患者から分離し
た。このビルレント(発病性)株は腺毛が疎らで
あつたが、これを増殖して、腺毛形成の良好なク
ローンとして選択した。これらのクローンは最少
グルコースベースの寒天培地上で増殖、維持し、
その腺毛を細胞から分離し、水溶性塩化マグネシ
ウム中で結晶化をくりかえした後、低イオン強
度、中性緩衝剤中で再可溶した。 被験者に腺毛を注射した。その後で、免疫力の
ない患者に感染症をを発症せしめる事が知られて
いる量のE.コリを腸内投与した。 免疫効果を得たグループでは下痢の発症はみら
れたが、免疫を有しない同じ投与をうけたグルー
プと比較してこのグループの回復は早やかつた。 E.コリH10407の培養 バングラデツシユの重症下痢患者からE.コリ
H10407(078:H11)の親株の試料を分離した。
試料はスチルブロス(still broth)を通し、そこ
からコロニーを選び、腺毛形成の良いクローンを
得て、E.コリH10407(ATCC31705)と命名した。
それからクローンを最少グルコース寒天培地で培
養した。燐酸緩衝剤等の低イオン強度中性バツフ
アとPH7.0の食塩水中で混合し、遠心分離にかけ
て細胞から腺毛を分離した。緩衝剤へ濃縮塩化マ
グネシウム(水溶性)を添加して、緩衝液の強度
を0.10M迄上げて腺毛を結晶化した。結晶化した
腺毛は0.04M燐酸バツフアPH7.0(食塩水)等の低
イオン強度中性バツフアに投入され、同様に塩化
マグネシウムで再沈降させられる。腺毛の結晶化
サイクルを1回から5回くり返す事が好ましい。
ここで使用した方法はブリントン、Trans.N.Y.
Acad.Sci.27,103(1965年)に記載のものとほぼ
同じである。 腺毛ワクチンの最終精製は再結晶化腺毛を混合
し、マーシオレートの如き適当な殺菌防腐剤と一
緒に滅菌フイルタを通すことにより成る。上記の
様に処理した腺毛の品質は米国連邦食品・薬品局
の応用生物学部の制定した一般安全性、無菌性発
熱原性基準に十分合格する水準のものである。 腺毛は経口投与―例えばカプセルにより―又は
注射―例えば皮下注射、内皮注射、又は筋肉注射
により投与してもよい。注射により投与する場合
は、腺毛が固体であるので、薬学上使用可能の懸
濁剤を使用することが出来る。マーシオレートを
適当に含む燐酸緩衝剤を賦形剤又は懸濁剤として
使用するのが特に有用であることが見出されてい
る。0.005〜0.1%、最適には0.01%のマーシオレ
ートを含むイオン強度が0.005〜0.1、最適には
0.04である燐酸緩衝剤を使用することが好まし
い。賦形剤中の腺毛の濃度は重要でない。腺毛に
ついて唯一の条件は懸濁液が注射器内に注入可能
であるという一般的基準に合格する程度に細かい
ものであること、というだけである。懸濁液10ml
につき濃度が1〜30、好ましくは20gである約20
mgの腺毛蛋白が特に好ましい。 ワクチン組成物は一定時間毎に分服させるのが
一般にはよいとされる。この時間は注射をうけた
被験者内に腺毛に対する適当な抗体価を形成させ
る様に選択する。注射の前に少くとも1回、好ま
しくは60日前と再び30日間にワクチン組成物を投
与することが適当であることが判明した。 ワクチン注射をしても局所性又は全身性の毒性
効果を生じないので、投与量については上限はな
いようである。しかしながら、体重1Kg当り腺毛
1〜100マイクログラム、最適には注射1回当り
体重1Kg当り約20ミログラムを投与するのが適当
であることを見出した。 E.コリ感染症は、株の種類により違う種の哺乳
動物に発現する。タイプ1腺毛を有するE.コリ種
が人間に感染症をおこすことを発見した。従つて
該種のグループの関連株から得た腺毛を投与する
と、そ生体内に感染防御抗体が得られる。 実施例 E.コリ腺毛(タイプ1)の製造 2ブイヨン(バクトトリプトン1%、NaCl0.8
%、酵母抽出物0.1%、グルコース0.1%)液体培
地内の最小グルコース寒天ベース培地上に増殖さ
せた腺毛形成相コロニーを再懸濁させて製造した
培養菌を使用して、寒天で固めた同じ増殖培地を
入れたトレイに接種した。37℃で一晩培養した
後、交会(confluent)細菌増殖を0.01モル燐酸
で緩衝した食塩水PH7.0内に懸濁した。約30cm×
40cmの寸法のトレイの増殖菌を懸濁するのに約20
ミリリツトルの緩衝液を使用した。再懸濁した増
殖菌を一回200ミリリツトルずつ、ソルヴール社
製オムニミキサーの400ミリリツトル入りカツプ
に入れて14000r.p.m.の速度で5分間かく拌し、
細胞から腺毛を分離した。それから細胞を20分間
10000回G遠心分離にかけて除去し、上澄み液を
得た。腺毛は塩化マグネシウム(MgCl2)を添加
して0.1モルの結晶とする。結晶化完了後、60分
にわたつて20000回Gで遠心分離にかけ懸濁液か
ら分離し、ペレツトを得た。結晶状腺毛を含むペ
レツトはPH7.02の0.04燐酸モル緩衝液(食塩水含
有せず)内で再溶解した。懸濁液を60分間20000
回Gの遠心分離にかけ、上澄み液を得た。結晶
化、遠心分離、再溶解、遠心分離のサイクルを2
回から4回繰返して精製腺毛懸濁液を得た。 実施例 ワクチン製造 a) 200ml入カツプ内に100mlアリコオート(部
分標本)を入れ、ソルバオール社製オムニミキ
サーで10分間14000r.p.m.で高速混合し腺毛集
合体をほぐし、杆状体を分割して0.01%マーシ
オレートを添加し、 b) 濃度をUVで測定し、1800mcg/10ml投
与に調整した。 鞭毛の除去 くり返し溶解した腺毛製剤に1水酸ナトリウム
を添加してPHを12.3に調整し、室温で時々かく拌
して30分放置した後、10%(u/v)飽和硫酸ア
ンモニウムを添加して腺毛を沈降させ、30分間に
わたり20000G遠心分離にかけて、上澄み液に分
離した鞭毛サブユニツトを得た。 沈降腺毛を燐酸緩衝液(0.04M)内で再溶解し
た。 実施例 免疫化 3人から6人のボルンテイアのグループ(合計
21人)に順次、精製腺毛ワクチン45,90,900又
は1800mcgを三頭筋に注射して投与した。その
後28日目に21人の内15人に対し腺毛ワクチン
1800mcgを筋肉注射により追加接種した。
1800mcgの初回又は追加接種をうけたボランテ
イアに対し筋注接種自体というよりも腺毛による
局所反応をみるように指示した。ボランテイア
も、診察にあたつた医者も、だれにワクチンを投
与し、だれに食塩水を投与したかは知らされてな
かつた。 ワクチンテストのための攻撃研究 18mcg(マイクログラム)追加接種後約1ケ
月目(第一次接種から2ケ月目)に、タイプ接種
被験者6名、コントロール被験者7名について攻
撃研究を行いワクチンの有効性を評価した。 実施例 接種材料の製造 過去において行つた攻撃研究で使用したE.コリ
H10407親株をZブロス(CAYEおよび無菌水か
らなる水溶液)に接種し、30℃で振とうして4時
間培養し、ジメチルスルホキシド(DMSO)で
−70℃で凍結した。冷凍株を後刻解凍し、カサミ
ノ−イースト抽出物(CAYE)寒天板上に画線培
養した。 接種材料とワクチンテスト 30℃で15時間培養して後、実体顕微鏡で識別し
た腺毛コロニイ16個をCAYE寒天上で画線培養し
た。37℃で12時間培養して後、腺毛コロニイ30個
をCAYE寒天板6枚に載置し、37℃で培養した。
12時間後に、CAYE基天培養物を食塩水(0.85
%)で採取し、食塩水で稀釈した。 実施例 接種材料の投与 NaHCO32gm蒸留水150mlに溶解し、120mlを
ボランテイアに飲ませた。1分後に大腸菌接種材
料(5×108菌)を懸濁した残り30mlを飲ませた。
接種材料の大きさはワクチン投与の前後にレプリ
ケート混釈平板法により定量した。投与菌上のタ
イプ1菌体ならびにNMS腺毛の存在を特定の抗
血清凝集により認めた。 臨床上の観察 免疫化 腺毛ワクチン接種をうけたボランテイアを接種
後2日間にわたつて隔離病棟で観察した。6時間
毎に口腔内体温を検温し、注射個所の紅斑、熱、
硬化、圧痛の有無を調べた。 挑 戦 ビルレント菌摂取に先立つ3日前からボランテ
イアを毎日診察した。6時間毎に口腔内の体温を
はかり、37℃又はそれ以上の場合には5分以内に
もう一度検温した。プラスチツク製のコレラシー
トに大便、吐物を集めて、看護婦又は医者が観察
の上、量を測定した。大便は5段階に分けて評価
した。1度(普通便)と2度(軟便)は正常とみ
なした。3度は濃縮液状便、4度は混濁液状便、
5度は米のとぎ汁様便である。下痢の定義は24時
間以内に3回又はそれ以上の下痢便(第3〜5
度)があつた場合又は24時間以内に250mlを超え
る下痢便が少くとも2度以上あつた場合とした。
退院に先立つてボランテイア全員に対しビルレン
トETEC株の便性保菌を根絶するためネオマイシ
ン(6時間毎に500mg)を5日間にわたつて口腔
投与した。 結 果 臨床上の結果 精製腺毛ワクチン各量(第2表)の第一次接種
をうけたボランテイア21名中紅斑、硬化、熱、圧
痛、発熱、僊怠感を呈したものはなかつた。
1800mcgの追加接種をうけた15名中、全身状態
が悪くなつたものはなかつたが、6名が硬化、熱
又は紅斑等他覚的局所反応をみせた。(第2表)
追加接種の後で局所反応を呈した被験者はワクチ
ンの第一次接種量が45(2)、900(2)、1800(2)mcgで
あつたものであつた。局所反応は接種後24時間目
に明らかとなつたが、1例を除いて48時間後に消
失した。ボランテイアによれば反応は軽いから中
程度とされた。どの場合にも、悪心、嘔吐、下
痢、高熱はみられなかつた。 ワクチンの有効性 臨床上の有効性 1ケ月前に腺毛ワクチン1800mcgを筋肉注射
で追加接種をうけた被験者6名と免疫力のないコ
ントロール7名とが挑戦研究に参加した。5×
108ビルレントE.コリH10407菌を摂取後コントロ
ール7名全員が下痢症状をひきおこした(第1
表)。コントロール3名はおびただしい量の米の
とぎ汁状大便を排便し、コレラ状下痢便の総量は
3.8リツトル、7.5リツトル、9.9リツトルとなつ
た。コントロール2名は脱水状態となるのを防ぐ
ため、静脈内への液体注入を必要とした。これに
くらべて、ワクチン接種被験者6名の内2名だけ
が下痢症状を呈した。(p=0.04フイツシヤー精
密テスト)。コントロール被験者が全身僊怠感
(7人中7人)、嘔吐(7人中6人)経験したのに
対して、ワクチン接種被験者は症状の有無に拘ら
ず、これらの症状を訴えなかつた(第1表)。2
名のワクチン接種被験者の呈した下痢症状は、コ
ントロール群の示した培養、下痢便の総量、下痢
便の続いた期間について同じであつた。
【表】 * 陽性数/投与数
+ リツトル
** 〓範囲〓
【表】 * 反応を示した数/免疫を受けた数
実施例 本出願人の係属中の出願(米国特許出願第
187049号)は、免疫学的に関連のある腺毛を有す
る菌のグループ内の株の段階的分類概念を開示し
ている。該出願においてグループ中の上位菌の識
別の仕方を示し、又該上位菌が下位菌による感染
症の防御を行うのを示す。該出願の開示はここに
言及して包含する。従つてE.コリワクチンについ
ては上位株から得た組成により下位株による感染
症の防御を行うものである。 第3表において該共願の原理にもとずいて標準
化した交差反応表を示す。即ちE25
(ATCC31706)腺毛から得たワクチンがH10407
(ATCC31705)を含むこれより下位にある株のひ
きおこす感染症を予防する事になる。 タイプ1の腺毛について下記の通り原理を示し
たが、NMS腺毛についても同じ様に適用可能で
あり、これから得たワクチンも本発明の範疇に明
らかに含まれる。
【表】 実施例 a) 腺毛形成相E.コリ(NMS腺毛)の分離と
特性 原初のH10407親培養をカサミノ酸−酵母エキ
ス(CAYE)寒天に移し、その結果得たコロニー
を、D−マンノース(NMS=マンノース非感性)
の抑制に対して感性を有しないヒトの赤血球の血
球凝集反応をみるため、スクリーニングを行つ
た。かゝるクローンを検出すると、引続きCAYE
寒天に移した。腺毛形成を電子顕微鏡検査により
確認し、同じ親から分離したH10407のタイプ1
腺毛形成クローンとは形態学上区別されうる事が
みられた。NMS腺毛はタイプ1腺毛と同様に直
径50−60Aの杆状であるが、より柔軟性に富み、
ばらばらになつて細いせんいを形成する(10−
20A直径)。 NMSコロニイ・タイプは該条件で増殖させる
とタイプ1の腺毛形成又は非形成コロニイよりも
小型で色素もうすい。NMSクローンをCAYE板
に継続して通過させると37℃で10〜14時間放置し
た後では復帰変更はわずかであつた。 H10407は2種の異なる血球凝集反応呈する。
1つはタイプ1腺毛であるが、モルモツトと人間
の赤血球を使つたマノース非感性血球凝集反応に
加わり、タイプ1腺毛であることが立証された。
他の血球凝集素は人間の赤血球とのマノース非感
性血球凝集反応をおこすが、モルモツトの赤血球
ではおこさない。後者の要素を有するクローンは
NMSP+と称する。 b) 増殖 NMSコロニイの形態学上のわずかな相違が一
番よく見られるのは10時間〜14時間培養基なの
で、クローンをCAYE寒天上に12時間ずゝ連続継
代培養して維持した。非定型変異株を選択するの
を避けるために5個から6個のコロニイをえらん
だ。更に液体培地内での増殖がNMS−腺毛形成
細胞の培養基をひどく枯渇させた。従つて大型の
増殖トレイ(10−1/2×15 1/2×1インチ)の接
種用の培養基はCAYE寒天を使用した固体培地で
調製しなければならなかつた。接種用の増殖はペ
トリ皿に0.7%カサミノ酸を使用し、曲つたガラ
ス棒で寒天表面をかきおとして採取した。懸濁増
殖物を皿からピペツトでとり、トレイ当り2〜3
mlずつ大型の増殖用トレイに接種するのに使用し
た。接種後トレイにきつちりとしたアルミニウム
製のふたをし、37℃で19〜21時間、隣室においた
床置タイプ加湿式恒温器内で70%相対湿度内で培
養した。 接種後、増殖用トレイを菌採取のためワクチン
装置に戻し、トレイの汚染の有無を目視で調べ
た。培養基に5〜8ml集菌用緩衝液を加え、清潔
なガラス板を使つて寒天表面から増殖菌をかきお
とした。懸濁培養基を滅菌フラスコに吸引し、一
日分の集菌が済む迄氷上に保持した。プールした
菌を以下の通りに処理した。 c) NMS腺毛の分離 細胞から腺毛を除去するために、採取した懸濁
物ソルボール型オムニミキサーを使用して、氷で
冷したコツプの中で200mlずつ混合した。各200ml
をタコメーターで3度から4度読み取りを行い
11700〜13000r.p.m.の速度で5′混合した。80トレ
イ採集物の内約半分を混合し、残りの半分を混合
する前に遠心分離した。混合した採取菌を25分間
にわたつて15380gで遠心分離にかけ細胞を除去
した。細胞ペレツトは廃棄した。 混合培養基の上澄み液をプールして容積を測つ
た。結晶性硫酸アンモニウムをかく拌し続けなが
ら徐々に添加して20%飽和状態に到達させた。
(タイプ1腺毛とは違つて、NMS腺毛はMg++
によつては結晶化出来なかつた。)流動複屈折が
直ちに目に見える様になつた。精製品は冷気下で
一晩放置し結晶化させた。NMS腺毛結晶を60分
間にわたつて30050gでペレツト化し、上澄み液
を廃棄した。結晶腺毛のペレツトを約1時間にわ
たり磁気かく拌を行つて溶解し、その後溶解化緩
衝液内に入れて一晩冷気下で放置した。80トレイ
採集物1バツチ当り1リツトルの溶解化緩衝液を
使用した。溶解した調剤を60分間30000gでの遠
心分離にかけ、清澄液を得た。 結晶化/溶解化のサイクルを、清澄した上澄液
の正確な量を計量し、結晶硫酸アンモニウムを徐
徐に、かく拌しながら20%飽和化する迄添加して
もう一度くりかえした。調剤を冷気下に一晩放置
しておき、30050gで遠心分離にかけ腺毛結晶を
ペレツト化した。前と同じ様に溶解化、清澄化を
くりかえした。 精製の第三のサイクルは第二のサイクルと同じ
であつたが、結晶を溶解するのに緩衝液をわずか
500mlしか使用しなかつた。調剤は全て暗視野顕
微鏡とSDS−PAGEで精製工程中にモニターし
た。 腺毛調剤は約20分間にわたつて室温に達する迄
平衡させた。0.2N HClを使つて急速かく拌しな
がらPHを2.5に調整した。PHを調整した溶液を5
〜8分間室温で放置した後、直ちに30050gで60
分間遠心分離にかけた。腺毛を含む上澄み液を傾
瀉し、直ちに0.2N NaOHでPHを7.0〜7.2に再調
整した。ペレツト内の茶色の鞭毛は廃棄した。硫
酸アンモニウム結晶を上澄み液に添加して20%飽
和となし、冷気下で一晩結晶化を行わせた。この
時点で、精製度合が同じ調剤をプールし、取扱い
を容易にするためNMS腺毛のプールを2個形成
した。鞭毛除去工程をSDS−PAGEにより測定し
た鞭毛の量が1%以下になる迄これら2個のプー
ルについてくりかえした。 実施例 ワクチン製造 調製試料を0.5mg/m/迄膨張させ、2リツト
ル容量のシリンダー付142mmミリポアデイスク−
過ユニツトを使用して45μゲルマン・フイルタ
ーで一度過した。最終濃度は0.01%ヘマーシオ
レートを添加し、最終ワクチン材料を滅菌ユニツ
トに正圧を通して一度に充てんし、過滅菌を行
い、滅菌びんに採取した。 腺毛ワクチンは体重1Kgにつき約1μgの割合
で投与すると兎に適正な抗原を与えることが示さ
れている。体重150lbの平均的成人男子では濃度
0.5mg/mlのワクチン約1.0mlの注射を必要とす
る。
【表】 実施例 乳児における新生児E.コリ感染症の予防 妊娠した母親に上述したE.コリ腺毛ワクチンを
適当には分べん前60日前、好ましくは30日前にも
う一度接種する。新生児は分べん後直ちに母親か
ら授乳をうけさせるか、又は初乳を母親から採集
して新生児に与えて防御を得る。初乳内に抗体が
存在しているので授乳をしている免疫力のある母
親から他人の新生児へも防御を与えることが出来
る旨を留意すべきである。 比較例 1 抗原と抗血清の生成 抗血清の生成にまじりけのない腺毛を使用する
ため、精製メニンゴコツカス腺毛をCsCl密度勾
配遠心法の最終精製工程にかけた。この高品質精
製品を体重3ポンドから5ポンドのニユージーラ
ンドホワイトラビツトを前もつて採血した上で、
首の背後に皮下注射で投与した。兎には腺毛とフ
ロインド不全アジユバント(デイフイコ社)1:
1の懸濁液中に約300〜500μgの腺毛蛋白質を入
れたものを投与した。注射は約10日間の間隔をお
いて3度繰返した。最後の注射の後で耳から採血
した。 兎には麻酔をかけずに耳の中心動脈から採血し
た。耳の後ろの毛をそり、皮膚をキシレンでこす
り動脈を一時的に拡張させた。血液を25ゲージ針
を装着した消毒済注射器にとつたが、このやり方
では10〜20mlの血液の採取が可能であつた。 それから血液を滅菌遠心分離用管に移し、30分
間室温で凝集させた。凝塊を崩して容器の壁面か
ら除去し、全試料を4℃で一晩冷蔵した。それか
らチユーブを4000gで30分スピンし、血清を除去
した。 この抗血清製剤を少量ずつに分け、液体窒素で
凍結し、−20℃で貯蔵した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 腺毛を有するE.コリの第1の株グループ構成
    員による感染症を防ぐめに十分なレベルに迄人間
    の抗体レベルを増加させることができる、 (a) タイプ1腺毛である菌のグループとNMS腺
    毛のグループとから選んだ腺毛を有するE.コリ
    株の第2のグループの少なくとも一つの構成員
    から得た、該第1のグループの菌の細胞が該第
    2のグループの腺毛に対する抗体を含む血清に
    より凝集可能であり、該第1のグループが該第
    2のグループの株と同じか又は異なる株からな
    る腺毛と、 (b) 薬学的に使用可能の担体と から成るワクチン組成物。 2 該第2のグループの該構成員の各々がその存
    在下に該第1のグループの少なくとも一つの構成
    員の細胞を凝集させる抗体を生成することが可能
    である第2の株のグループの一つ以上の構成要素
    から得た腺毛から成る特許請求の範囲第1項に記
    載の組成物。 3 第2のグループの株がE.コリH10407
    (ATCC31705)又はE−25(ATCC31706)である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    組成物。 4 注射可能の賦形剤が10ml当たり第2のグルー
    プの腺毛1〜30mgからなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか一つに
    記載の組成物。 5 賦形剤が生理学的に受容可能な食塩水である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の
    組成物。 6 該第1のグループの株が該第2のグループの
    株と同位又は下位にある特許請求の範囲第1項に
    記載のワクチン組成物。
JP56144094A 1980-09-15 1981-09-14 Human immunity effect imparting vaccine against escherichia coli infectious desease Granted JPS5781417A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/187,051 US4454116A (en) 1977-11-23 1980-09-15 Immunization of humans against enterotoxogenic infection by Escherichia coli

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JPS5781417A JPS5781417A (en) 1982-05-21
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NZ205392A (en) * 1982-09-02 1987-03-06 Unilever Plc Preparation of immunoglobulins against e.coli pili

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JPS5781417A (en) 1982-05-21

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