JPH0611724B2 - コハク酸の製造法 - Google Patents
コハク酸の製造法Info
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- JPH0611724B2 JPH0611724B2 JP60043003A JP4300385A JPH0611724B2 JP H0611724 B2 JPH0611724 B2 JP H0611724B2 JP 60043003 A JP60043003 A JP 60043003A JP 4300385 A JP4300385 A JP 4300385A JP H0611724 B2 JPH0611724 B2 JP H0611724B2
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- JP
- Japan
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- succinic acid
- catalyst
- exchange resin
- maleic anhydride
- cation exchange
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は無水マレイン酸またはマレイン酸を貴金属触媒
を用いて水素化しコハク酸を製造する方法に関するもの
である。
を用いて水素化しコハク酸を製造する方法に関するもの
である。
[従来の技術] コハク酸を製造する方法として、無水マレイン酸または
マレイン酸を水性媒体中で貴金属触媒を用いて水素化す
る方法は、例えば特公昭44-29246号明細書に記載されて
いる。この方法では、例えばマレイン酸を水素化した
後、熱時に触媒を濾過して回収し、その濾液を冷却して
コハク酸を晶析せしめ、コハク酸結晶を濾別した後、そ
の母液は再度水素化反応の水性媒体として、回収触媒と
共にマレイン酸の水素化反応に循環使用される。
マレイン酸を水性媒体中で貴金属触媒を用いて水素化す
る方法は、例えば特公昭44-29246号明細書に記載されて
いる。この方法では、例えばマレイン酸を水素化した
後、熱時に触媒を濾過して回収し、その濾液を冷却して
コハク酸を晶析せしめ、コハク酸結晶を濾別した後、そ
の母液は再度水素化反応の水性媒体として、回収触媒と
共にマレイン酸の水素化反応に循環使用される。
[発明が解決しようとする問題点] この水素化反応に使用する触媒は白金、ロジウム等の貴
金属が用いられ、極めて高価なものである。従って、で
きる限り長期間触媒として活性を保持していることが好
ましい。しかしながら、上記の方法において触媒の循環
再使用を繰返していくと、触媒は次第にその活性が低下
し(失活)、水素化に要する時間が長くなり、遂には実
用上触媒として再使用できなくなり、新規な触媒と交換
されることとなる。
金属が用いられ、極めて高価なものである。従って、で
きる限り長期間触媒として活性を保持していることが好
ましい。しかしながら、上記の方法において触媒の循環
再使用を繰返していくと、触媒は次第にその活性が低下
し(失活)、水素化に要する時間が長くなり、遂には実
用上触媒として再使用できなくなり、新規な触媒と交換
されることとなる。
本発明の目的は、上記水素化反応において使用される貴
金属触媒の失活を防止し、該触媒の長期間にわたる循環
再使用を可能ならしめるにある。
金属触媒の失活を防止し、該触媒の長期間にわたる循環
再使用を可能ならしめるにある。
本発明者等は、上記水素化反応における触媒の失活につ
いて鋭意検討した結果、その原因は原料の無水マレイン
酸またはマレイン酸に含まれている不純物による被毒で
あり、この不純物を除去することにより触媒の失活を防
止しうることを見出した。
いて鋭意検討した結果、その原因は原料の無水マレイン
酸またはマレイン酸に含まれている不純物による被毒で
あり、この不純物を除去することにより触媒の失活を防
止しうることを見出した。
触媒の失活の原因となる不純物がどのような化合物であ
るかは、必ずしも明らかではないが、例えばマレイン酸
の重縮合物、あるいは無水マレイン酸の着色防止剤とし
て添加されている銅化合物等が考えられる。
るかは、必ずしも明らかではないが、例えばマレイン酸
の重縮合物、あるいは無水マレイン酸の着色防止剤とし
て添加されている銅化合物等が考えられる。
[問題点を解決するための手段] 本発明はこれら原料中に含まれている不純物の処理にイ
オン交換樹脂を用いることによその目的を達成したもの
である。
オン交換樹脂を用いることによその目的を達成したもの
である。
即ち本発明は、無水マレイン酸またはマレイン酸を水性
媒体中で貴金属触媒を用いて水素化してコハク酸を製造
する方法において、無水マレイン酸またはマレイン酸を
予め陽イオン交換樹脂で処理した後、水素化反応に付す
ることを特徴とするコハク酸の製造法である。
媒体中で貴金属触媒を用いて水素化してコハク酸を製造
する方法において、無水マレイン酸またはマレイン酸を
予め陽イオン交換樹脂で処理した後、水素化反応に付す
ることを特徴とするコハク酸の製造法である。
本発明で原料として使用される無水マレイン酸またはマ
レイン酸は、一般にブテンおよびブタジエンなどのC4留
分、ブタン、あるいはベンゼン等の接触気相酸化反応に
よって製造されたもの、もしくは、オルソキシレンの接
触気相酸化反応による無水フタル酸の製造の際の副生無
水マレイン酸やマレイン酸が挙げられる。特に通常市販
されている無水マレイン酸には、製造時の不純物のほか
に、無水マレイン酸の貯蔵時における変質や変色を防止
する目的で、各種の薬剤が添加されており、これが触媒
を被毒せしめると考えられるので、本発明による処理が
必要であり、かつ、有効である。
レイン酸は、一般にブテンおよびブタジエンなどのC4留
分、ブタン、あるいはベンゼン等の接触気相酸化反応に
よって製造されたもの、もしくは、オルソキシレンの接
触気相酸化反応による無水フタル酸の製造の際の副生無
水マレイン酸やマレイン酸が挙げられる。特に通常市販
されている無水マレイン酸には、製造時の不純物のほか
に、無水マレイン酸の貯蔵時における変質や変色を防止
する目的で、各種の薬剤が添加されており、これが触媒
を被毒せしめると考えられるので、本発明による処理が
必要であり、かつ、有効である。
本発明において用いられる陽イオン交換樹脂としては、
スルホン酸系(R-SO3H)の強酸性陽イオン交換樹脂また
はアクリル酸系(R-COOH)、フェノール系(R-OH)、ホ
スホン酸系(R-PO3H2)もしくは亜ホスホン酸(R-PO
2H)系等の中弱酸性陽イオン交換樹脂が挙げられるが、
一般的には広く汎用されている強酸性陽イオン交換樹脂
が用いられる。
スルホン酸系(R-SO3H)の強酸性陽イオン交換樹脂また
はアクリル酸系(R-COOH)、フェノール系(R-OH)、ホ
スホン酸系(R-PO3H2)もしくは亜ホスホン酸(R-PO
2H)系等の中弱酸性陽イオン交換樹脂が挙げられるが、
一般的には広く汎用されている強酸性陽イオン交換樹脂
が用いられる。
陽イオン交換樹脂による無水マレイン酸またはマレイン
酸水溶液の処理の方法としては、一般にイオン交換樹脂
を適用する場合に用いられる公知の方式、例えば、1段
または多段の充填落、流動床等で連続的に処理できる方
式が採用されるが、通常は充填塔が選ばれる。勿論、要
すればバッチ方式(回分式)で処理することもできる。
酸水溶液の処理の方法としては、一般にイオン交換樹脂
を適用する場合に用いられる公知の方式、例えば、1段
または多段の充填落、流動床等で連続的に処理できる方
式が採用されるが、通常は充填塔が選ばれる。勿論、要
すればバッチ方式(回分式)で処理することもできる。
本発明における充填塔による処理条件としては、無水マ
レイン酸を陽イオン交換樹脂で処理する場合には、処理
温度は無水マレイン酸が液状である必要があるので、そ
の融点(52.8℃)以上で、かつ、陽イオン交換樹脂の耐
熱温度以下の温度が採用される。即ち、一般に120℃以
下、通常は60〜100℃で、SV(空間速度)は一般に1〜1
5hr-1、通常2〜10hr-1である。マレイン酸水溶液を陽
イオン交換樹脂で処理する場合にも基本的には同様の処
理条件で実施できるが、液性の相違上から、マレイン酸
の濃度は飽和濃度以下、通常20〜50%濃度で、処理温度
は常温以上、陽イオン交換樹脂の耐熱温度以下、通常は
50〜100℃の温度が採用される。SVは上記とほぼ同様で
よい。処理の際の圧力は特に限定されるものではなく、
常圧でも加圧してもよい。
レイン酸を陽イオン交換樹脂で処理する場合には、処理
温度は無水マレイン酸が液状である必要があるので、そ
の融点(52.8℃)以上で、かつ、陽イオン交換樹脂の耐
熱温度以下の温度が採用される。即ち、一般に120℃以
下、通常は60〜100℃で、SV(空間速度)は一般に1〜1
5hr-1、通常2〜10hr-1である。マレイン酸水溶液を陽
イオン交換樹脂で処理する場合にも基本的には同様の処
理条件で実施できるが、液性の相違上から、マレイン酸
の濃度は飽和濃度以下、通常20〜50%濃度で、処理温度
は常温以上、陽イオン交換樹脂の耐熱温度以下、通常は
50〜100℃の温度が採用される。SVは上記とほぼ同様で
よい。処理の際の圧力は特に限定されるものではなく、
常圧でも加圧してもよい。
無水マレイン酸またはマレイン酸の処理量は、陽イオン
交換樹脂の交換容量および原料中の不純物の種類または
その量に著しく左右されるので明確にはできないが、一
般に採用されているような目安とする陽イオン、例えば
銅イオンの漏出を検出するか、または処理した後の原料
の水素化反応における反応速度(水素吸収速度)の低下
によって容易に判定することができる。
交換樹脂の交換容量および原料中の不純物の種類または
その量に著しく左右されるので明確にはできないが、一
般に採用されているような目安とする陽イオン、例えば
銅イオンの漏出を検出するか、または処理した後の原料
の水素化反応における反応速度(水素吸収速度)の低下
によって容易に判定することができる。
本発明で処理した無水マレイン酸またはマレイン酸原料
を用いた場合、貴金属触媒で水素化しコハク酸を製造す
る方法は、公知の方法で実施される。例えば、濃度約30
〜50%のマレイン酸および/または、無水マレイン酸の
水溶液を温度約80〜100℃、水素加圧下、通常2〜30Kg/
cm2Gで貴金属触媒の存在比で水素化し、反応後、該触
媒を熱時濾過し、その濾液を冷却し、析出したコハク酸
の結晶を濾過等で分離、乾燥し、一方、該触媒および濾
液は水素下反応に循環再使用する。濾液は副生物が蓄積
するので、通常は適宜一部排出するが、本発明において
は、既に原料中の不純物が処理されているので、循環母
液中副生物の蓄積自体が少ないが、さらにこの母液を陽
イオン交換樹脂で処理して循環使用することにより再循
環液中の不純物の蓄積を制御することができる。
を用いた場合、貴金属触媒で水素化しコハク酸を製造す
る方法は、公知の方法で実施される。例えば、濃度約30
〜50%のマレイン酸および/または、無水マレイン酸の
水溶液を温度約80〜100℃、水素加圧下、通常2〜30Kg/
cm2Gで貴金属触媒の存在比で水素化し、反応後、該触
媒を熱時濾過し、その濾液を冷却し、析出したコハク酸
の結晶を濾過等で分離、乾燥し、一方、該触媒および濾
液は水素下反応に循環再使用する。濾液は副生物が蓄積
するので、通常は適宜一部排出するが、本発明において
は、既に原料中の不純物が処理されているので、循環母
液中副生物の蓄積自体が少ないが、さらにこの母液を陽
イオン交換樹脂で処理して循環使用することにより再循
環液中の不純物の蓄積を制御することができる。
本発明で使用される貴金属触媒としては、例えばパラジ
ウム、ルテニウム、ロジウム、白金等の触媒が挙げられ
るが、一般にはこれらの貴金属が活性炭、シリカ、アル
ミナ、シリカ・アルミナ等に担持された触媒、もしくは
その酸化物が用いられ、例えば、担持率2%、5%または10
%のパラジウム−炭素(Pd-C)、5%ルテニウム−炭素(R
u-C)、5%ロジウム−炭素(Rh-C)あるいは酸化白金が
挙げられる。通常は価格的に有利で、かつ、選択性がよ
く被毒にも強いPd-Cが用いられる。
ウム、ルテニウム、ロジウム、白金等の触媒が挙げられ
るが、一般にはこれらの貴金属が活性炭、シリカ、アル
ミナ、シリカ・アルミナ等に担持された触媒、もしくは
その酸化物が用いられ、例えば、担持率2%、5%または10
%のパラジウム−炭素(Pd-C)、5%ルテニウム−炭素(R
u-C)、5%ロジウム−炭素(Rh-C)あるいは酸化白金が
挙げられる。通常は価格的に有利で、かつ、選択性がよ
く被毒にも強いPd-Cが用いられる。
触媒の使用量は、一般的にはマレイン酸に対して0.01〜
2%、通常は0.1〜1%である。
2%、通常は0.1〜1%である。
[作用および発明の効果] 本発明はコハク酸の製造に際して、原料である無水マレ
イン酸またはマレイン酸を予め陽イオン交換樹脂で処理
することにより、水素化反応に使用される貴金属触媒を
被毒せしめる不純物が除去されるので、触媒の失活が防
止され、長期間にわたって触媒活性を保持することがで
きる。また、水素化反応における循環母液を陽イオン交
換樹脂で処理することにより、触媒寿命をさらに延長す
ることができ、コハク酸の製造における触媒コストを大
幅に低減することが可能である。
イン酸またはマレイン酸を予め陽イオン交換樹脂で処理
することにより、水素化反応に使用される貴金属触媒を
被毒せしめる不純物が除去されるので、触媒の失活が防
止され、長期間にわたって触媒活性を保持することがで
きる。また、水素化反応における循環母液を陽イオン交
換樹脂で処理することにより、触媒寿命をさらに延長す
ることができ、コハク酸の製造における触媒コストを大
幅に低減することが可能である。
[実施例] 以下、本発明の方法を実施例により詳細に説明するが、
水素化反応における貴金属触媒の被毒失活は、触媒を反
復使用する為、その確認に長時間を要する。そこで反復
使用による触媒の活性低下を相対的に比較し得る方法と
して、次に述べる強制的被毒処理試験法を採用した。
水素化反応における貴金属触媒の被毒失活は、触媒を反
復使用する為、その確認に長時間を要する。そこで反復
使用による触媒の活性低下を相対的に比較し得る方法と
して、次に述べる強制的被毒処理試験法を採用した。
なお、本明細書中に使用されている「%」および「部」
は、特に指定されない限り「重量%」および「重量部」
を示す。
は、特に指定されない限り「重量%」および「重量部」
を示す。
強制的被毒処理試験法 (1)被毒処理 試験しようとする無水マレイン酸またはマレイン酸200
部(触媒に対し2000倍)を容器にとり、純水300部を加
えて溶解する。触媒として5%Pd-C0.1部を加えて95℃で
3時間、窒素雰囲気下に撹拌し、被毒処理を行なう。熱
時濾過し、20部の温水で5回洗浄した後、得られた触媒
を65℃で乾燥する。
部(触媒に対し2000倍)を容器にとり、純水300部を加
えて溶解する。触媒として5%Pd-C0.1部を加えて95℃で
3時間、窒素雰囲気下に撹拌し、被毒処理を行なう。熱
時濾過し、20部の温水で5回洗浄した後、得られた触媒
を65℃で乾燥する。
(2)水素化反応実験 市販の無水マレイン酸10gを撹拌機および定圧の水素導
入管を備えたオートクレーブに採り、純水100gを入れ、
60℃、10分で撹拌下に溶解する。次いで(1)により被毒
処理された触媒0.045gを加えて撹拌下、80%、8Kg/cm2
Gで水素の吸収速度を測定する。
入管を備えたオートクレーブに採り、純水100gを入れ、
60℃、10分で撹拌下に溶解する。次いで(1)により被毒
処理された触媒0.045gを加えて撹拌下、80%、8Kg/cm2
Gで水素の吸収速度を測定する。
対照として、新規な触媒を用いて同様に水素吸収速度を
測定し、被毒処理による活性低下の判断基準とする。
測定し、被毒処理による活性低下の判断基準とする。
実施例1および比較例1 下部に調節コックおよび上部に無水マレイン酸液を80℃
に保温できる分液漏斗を備え、80℃に加温した内径1
0.2mm、高さ720mmのガラス製の充填塔に、強酸性陽イオ
ン交換樹脂(三菱化成社製ポリスチレン・スルホン酸系
陽イオン交換樹脂、ダイヤイオン−PK-228L)53mlを充
填した。
に保温できる分液漏斗を備え、80℃に加温した内径1
0.2mm、高さ720mmのガラス製の充填塔に、強酸性陽イオ
ン交換樹脂(三菱化成社製ポリスチレン・スルホン酸系
陽イオン交換樹脂、ダイヤイオン−PK-228L)53mlを充
填した。
インジケーターとした銅イオンを選び、原料として用い
る市販の無水マレイン酸を分析したところ、その含有量
は0.11ppmであった。この無水マレイン酸を上記の分液
漏斗に入れ、80℃の無水マレイン酸液をSV1〜10hr-1で
陽イオン交換樹脂の充填層に通液した。合計約3,700gの
無水マレイン酸を処理したが、いずれのSVにおいてもイ
ンジケーターとしての銅の分析値はおよそ0.01ppmまた
はそれ以下であった。
る市販の無水マレイン酸を分析したところ、その含有量
は0.11ppmであった。この無水マレイン酸を上記の分液
漏斗に入れ、80℃の無水マレイン酸液をSV1〜10hr-1で
陽イオン交換樹脂の充填層に通液した。合計約3,700gの
無水マレイン酸を処理したが、いずれのSVにおいてもイ
ンジケーターとしての銅の分析値はおよそ0.01ppmまた
はそれ以下であった。
上記により陽イオン交換樹脂処理された無水マレイン酸
および比較例として未処理の無水マレイン酸を用いて、
前述の強制被毒処理試験法を適用し、被毒処理された触
媒の水素化反応の水素吸収速度を反応率50%、90%およ
び100%の到達時間により測定した。その結果を第1表に
示す。
および比較例として未処理の無水マレイン酸を用いて、
前述の強制被毒処理試験法を適用し、被毒処理された触
媒の水素化反応の水素吸収速度を反応率50%、90%およ
び100%の到達時間により測定した。その結果を第1表に
示す。
その結果、処理した無水マレイン酸により強制被毒され
た触媒による水素化反応時間は、50%反応率の到達時間
が13分、90%で27分、100%では33分であり、対照の新規
触媒と実質的に変りがなく、触媒の被毒による活性低下
は見られなかった。
た触媒による水素化反応時間は、50%反応率の到達時間
が13分、90%で27分、100%では33分であり、対照の新規
触媒と実質的に変りがなく、触媒の被毒による活性低下
は見られなかった。
一方、未処理の無水マレイン酸で被毒処理された触媒
は、水素化反応速度が低下しており、被毒による活性低
下が見られる。
は、水素化反応速度が低下しており、被毒による活性低
下が見られる。
本発明による水素化反応で得られたコハク酸は、常法に
従って触媒を熱時濾過し、濾液からコハク酸を晶析せし
め、濾別、乾燥することにより、高純度のコハク酸が得
られた。
従って触媒を熱時濾過し、濾液からコハク酸を晶析せし
め、濾別、乾燥することにより、高純度のコハク酸が得
られた。
実施例2 実施例1において無水マレイン酸100部の代わりに、市
販の無水マレイン酸を純水に溶解したマレイン酸の40%
溶液250部を用いて同様の方法で陽イオン交換樹脂処理
し、得られたマレイン酸水溶液について、実施例1の方
法と同様な方法で強制被毒処理試験法を実施したとこ
ろ、実施例1と殆ど同様な結果が得られた。
販の無水マレイン酸を純水に溶解したマレイン酸の40%
溶液250部を用いて同様の方法で陽イオン交換樹脂処理
し、得られたマレイン酸水溶液について、実施例1の方
法と同様な方法で強制被毒処理試験法を実施したとこ
ろ、実施例1と殆ど同様な結果が得られた。
実施例3 実施例1と同様な方法で陽イオン交換樹脂で処理した市
販の無水マレイン酸100部を、撹拌機および定圧の水素
導入管を備えたオートクレーブに採り、純水200部を入
れ、撹拌下に溶解した。次いで、5%Pd-C0.5部を加え、
撹拌下に、80℃、8kg/cm2Gで水素化反応を行った。
水素の吸収がなくなったところで反応を停止し、熱時に
触媒を濾過し、その濾液を冷却し、析出したコハク酸を
濾過、乾燥したところ、高純度のコハク酸が得られた。
販の無水マレイン酸100部を、撹拌機および定圧の水素
導入管を備えたオートクレーブに採り、純水200部を入
れ、撹拌下に溶解した。次いで、5%Pd-C0.5部を加え、
撹拌下に、80℃、8kg/cm2Gで水素化反応を行った。
水素の吸収がなくなったところで反応を停止し、熱時に
触媒を濾過し、その濾液を冷却し、析出したコハク酸を
濾過、乾燥したところ、高純度のコハク酸が得られた。
その母液および触媒は再度上記条件で繰返し水素化反応
に使用した。このように該触媒を50回繰返して反応に供
したが、該触媒の活性は殆ど低下せず、実用上支障はな
かった。一方、未処理の市販の無水マレイン酸を原料と
して使用して上記と同様に触媒を循環使用した場合は、
およそ25回目位から水素吸収速度の低下が著しく、マレ
イン酸の反応率100%を達成するには長時間を要するよう
になり、実質的に使用が不可能になった。
に使用した。このように該触媒を50回繰返して反応に供
したが、該触媒の活性は殆ど低下せず、実用上支障はな
かった。一方、未処理の市販の無水マレイン酸を原料と
して使用して上記と同様に触媒を循環使用した場合は、
およそ25回目位から水素吸収速度の低下が著しく、マレ
イン酸の反応率100%を達成するには長時間を要するよう
になり、実質的に使用が不可能になった。
Claims (5)
- 【請求項1】無水マレイン酸またはマレイン酸を水性媒
体中で貴金属触媒を用いて水素化してコハク酸を製造す
る方法において、無水マレイン酸またはマレイン酸を予
め陽イオン交換樹脂で処理した後、水素化反応に付する
ことを特徴とするコハク酸の製造法。 - 【請求項2】無水マレイン酸をその融点以上、陽イオン
交換樹脂の耐熱温度以下の溶融状態で、陽イオン交換樹
脂による処理を行なう、特許請求の範囲第1項に記載の
コハク酸の製造法。 - 【請求項3】マレイン酸水溶液を陽イオン交換樹脂で処
理する、特許請求の範囲第1項に記載のコハク酸の製造
法。 - 【請求項4】水素化反応終了後、晶出コハク酸を分離し
た母液を水性媒体として水素化反応に循環する、特許請
求の範囲第1項から第3項までのいずれかに記載のコハ
ク酸の製造法。 - 【請求項5】循環母液を陽イオン交換樹脂で処理する、
特許請求の範囲第1項から第4項までのいずれかに記載
のコハク酸の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60043003A JPH0611724B2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | コハク酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60043003A JPH0611724B2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | コハク酸の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61204148A JPS61204148A (ja) | 1986-09-10 |
| JPH0611724B2 true JPH0611724B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=12651818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60043003A Expired - Fee Related JPH0611724B2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | コハク酸の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611724B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02121946A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-09 | Kyowa Yuka Kk | コハク酸の連続製造法 |
| GB9815135D0 (en) | 1998-07-14 | 1998-09-09 | Bp Chem Int Ltd | Ester synthesis |
| JP2006321997A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-30 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリエステルの製造方法 |
| JP2006321996A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-30 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリエステルの製造方法 |
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1985
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