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JPH0614982B2 - パチンコ式遊技機 - Google Patents
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JPH0614982B2 - パチンコ式遊技機 - Google Patents

パチンコ式遊技機

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Publication number
JPH0614982B2
JPH0614982B2 JP63177674A JP17767488A JPH0614982B2 JP H0614982 B2 JPH0614982 B2 JP H0614982B2 JP 63177674 A JP63177674 A JP 63177674A JP 17767488 A JP17767488 A JP 17767488A JP H0614982 B2 JPH0614982 B2 JP H0614982B2
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JP
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prize
ball
discharge
prize ball
winning
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裕豊 永野
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、遊技用のパチンコ球(遊技球ともいう)を
使用して遊技をなし、そして入賞成立時の獲得褒賞とし
て、規定数単位の賞品用パチンコ球(賞球ともいう)
が、機体前面の球皿に排出されるパチンコ式遊技機に関
する。
〔技術背景〕
この種遊技機の代表例の一つであるパチンコ機では、周
知のように発射装置及び球送り装置の協動に基いて、上
球皿内の遊技球を1個ずつ機内の発射レール基端部に送
込んで遊技盤内に打出し、以降アウト口に入った遊技機
(アウト球)は機構盤のアウト経路から排出され、一方
何れかの入賞部に入った遊技球(セーフ球)は機構盤の
入賞処理装置で1個ずつ処理排出され、そして同装置の
処理作動毎に従い機構盤の賞球給出装置が1回ずつ作動
されて規定数単位の賞球が給出される。そして上述の賞
球は、機構盤に形成された賞球用排出経路の排出本路か
ら第1排出路に優先的に通出して以降上球皿側へ排出さ
れ、次いで上球皿から第1排出路の上部内に亘り賞球が
充満状態になった以降は、排出本路の途上から第1排出
路とは分岐連通された第2排出路に溢出して下球皿に排
出されて順次貯留される。
〔従来技術及びその問題点〕
従来のパチンコ機では、前述のように賞球給出装置から
給出された賞球について、下球皿側への排出規制をなし
て常時上球皿へ優先的に排出制御することはできない。
このため賞球が下球皿から第2排出路内に亘り相当量の
充満状態にあるとしても、遊技継続において上球皿内の
遊技球の使用に伴い第1排出路内の賞球が減少し、遊技
に専念している遊技者が気付いた時は、上球皿内の残存
分だけが遊技用手持ち分となって比較的短時間内に無く
なってしまう。従って引続き遊技をする場合には、下球
皿内の貯留球を上球皿内に入換えなければならない。
上述した球の入換えは遊技者自身が行うことになり、遊
技継続中では通常遊技操作の反対側つまり左手で下球皿
内の貯留球を直接掴み取って上球皿内に入ることになる
が、この球入換えのために随分気忙した思いをして遊技
に専念しにくくなる。特に遊技中において遊技者にとっ
て有利な「特別遊技条件」、例えば俗に「大当り状態あ
るいは連続開成状態」とも呼ばれて所定短時間内に限っ
て、遊技面に打出された遊技球の多くを容易に入賞し得
る状態が発生した場合では、その遊技条件に気を取られ
ている一方で、球の入換えをしなければならない時があ
り、その際球の掴み損ないにより球が零れ落ちてしまっ
たり、あるいは球の掴み取りに気を取られて折角の「特
別遊技条件」を疎かにしてしまうことがある。
また従来のパチンコ機では、前述のように給出された賞
球が賞球用排出経路内に相応量充満する毎に、遊技が一
旦中断されるようになっている。つまり一般的に賞球充
満検知手段とも呼ばれているように、前記第2排出路内
の所定部位において、賞球群の圧力を直接感知した際に
変動し得る感知部材と、この部材の感知変動時に作動さ
れて賞球の充満状態を検出する検出スイッチ等が設置さ
れており、遊技に専念している遊技者の意に拘わらず、
賞球充満状態となれば上記のスイッチからの検知信号に
基いて、前記発射装置が一旦停止制御されて遊技球の打
止め状態とされる。そして斯る状態にあって、下球皿側
での球抜き操作により第2排出路内の充満賞球が下球皿
から排出されると、上記賞球充満検知手段が再び検知前
状態に復帰されることに関連して、発射装置が停止解除
されて本来の可動状態に復帰され、遊技球の発射により
遊技が再開継続されるものの、下球皿から賞球を排出し
ない限り、上述した遊技中断状態は解除されない。
このため遊技機において運良く前述の「特別遊技条件」
が発生した状態にあっても、その遊技中に上述した賞球
充満検知作動により、発射装置の停止及び遊技の中断と
された場合には、下球皿から賞球を排出したとしても、
その間遊技球が打出せないため遊技者にとっては折角の
「特別遊技条件」を充分満足に受けることができなくな
り、大きな不満が残るばかりでなく遊技店側と遊技者と
の双方間でトラブルを生ずる問題があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、入賞成立に対し給出される賞球につい
て、専ら第1の球皿へ排出して常には遊技球として充当
し、賞球用排出経路内の賞球充満時点で、以降の賞球給
出作動を一旦停止保留して遊技は依然継続可能としたま
ま入賞成立条件を記憶する一方、充満賞球及び記憶保留
分の入賞成立条件にかかる賞球を第2の球皿側へ排出可
能とし、そして排出経路内の賞球充満解除時には賞球給
出作動を再開して賞球を第1の球皿に排出するようにな
したパチンコ式遊技機を提供し、遊技中第2の球皿内の
貯留球を第1の球皿へ入換える煩わしさ等を解消すると
ともに、賞球充満検知時毎にかかる遊技の中断をなく
し、これに起因するトラブル等を未然に解消することに
ある。
[問題を解決するための手段] 本発明は、 上皿内の遊技球を遊技面部に送出して入賞成立のセーフ
球に対応して動作する入賞処理装置の作動に従って規程
数の賞球給出及び次期分の賞球収容を行う賞球給出装置
を備え、該賞球給出装置からの賞球を上球皿に導く排出
本路と第1排出路を形成し、該排出本路の途上から下球
皿に連通する第2排出路を設置すると共に、該第2排出
路の開閉をなす賞球排出切換え手段を設置し、該賞球排
出切換え手段を開状態とする手動操作手段を設け、前記
セーフ球を検出する入賞検出手段に配設し、前記排出本
路と第1排出路の何れかに賞球量の満杯状態を検出する
賞球検知手段を設け、制御手段を介して、セーフ球数を
入賞検出手段からの信号で加算し、前記入賞処理装置を
作動する毎に減算し、且つ前記賞球検知手段で賞球量が
満杯のとき前記入賞処理装置を停止するもので構成す
る。
〔作用〕
本発明のパチンコ式遊技機は、遊技面部で発生した入賞
成立のセーフ球に対応して入賞処理装置を動作させて賞
球給出装置で規程数の賞球給出及び次期分の賞球収容を
行う。そして、第2排出路の開閉をなす賞球排出切換え
手段は常には閉状態を保持しているため、賞球給出装置
から排出された賞球は排出本路及び第1排出路を落下し
て上球皿に導かれる。一方、制御手段は、セーフ球数
を、入賞検出手段からの信号で加算し、前記賞球給出装
置を作動する毎に減算処理を行う。かかる状態におい
て、賞球が順次排出路内に充満して、賞球検知手段が検
知したとき、賞処理装置を停止するように制御する。こ
の結果、賞球の排出は停止されるが、セーフ球は入賞記
憶制御手段を介して順次加算されて、ゲームの続行を可
能にする。又、遊技者は、手動操作手段を介して賞球排
出切換え手段を開状態とすることによって、賞球を第2
排出路を通って下球皿に排出することができると共に、
賞球検知手段が満杯でない状態となって、記憶されてい
たセーフ球数に対応する規程数の賞球を入賞処理装置の
作動によって排出する。この結果、賞球は上球皿に優先
して排出することができると共に、ゲームの続行を可能
にする。
〔実施例〕
本発明にかかるパチンコ式遊技機の好適な実施例とし
て、本例では、遊技盤における各入賞部で発生した夫々
の入賞成立条件に対し、予め設定した多数個及び少数個
の賞球が的確に区分給出される賞球数変更給出型式例の
パチンコ機について示す。斯るパチンコ機Pでは、第1
図のように外枠1に組立てられた前枠2前面に、ガラス
扉3及び支盤4が開閉自在に装着されており、そしてこ
の支盤4の前面と、前枠2の下部に固定された支盤7の
前面に、球抜き装置を内蔵した上下の球皿6.9が当該の
賞球用の通口5.8に合せて設置されている。また前枠2
の下部に発射装置Aの操作部A1及び打球駆動部A2が設置
される一方、上記支盤4の内側には発射装置Aと協動し
て上球皿6内の遊技球を1個ずつ発射レール10へ送出
する球送り装置Bが着脱自在にセットされている。
そして前記前枠2の裏側に固定された保持枠11に着脱
交換自在にセットされた遊技盤Cでは、前述の各入賞部
として、多数個(例えば13個)の賞球獲得条件が付与さ
れたセーフ球(以下、通常セーフ球という。)を発生し
得る第1入賞具12と、少数個(例えば7個)の賞球獲得
条件が付与されたセーフ球(以下、特定セーフ球とい
う。)を発生し得る第2入賞具13がともに図示3個ずつ
配置されている。14は図柄可変表示装置で、各第2入賞
具13に入賞した特定セーフ球が、入賞検出手段として
の、後述の第2検出スイッチ49で検出される毎に得られ
る始動入力信号を受けて、各表示窓に図柄(数字)をデ
ジタル方式で連続的に可変して固定表示し得る。15は大
入賞装置で、上記表示装置14で固定表示された夫々の図
柄同士の予め設定された「組合せ」と一致した際に、
「特別遊技条件」が付与されて大入賞口16が設定条件で
開成されて通常セーフ球を発生し得るとする。なお双方
の装置14.15の技術的趣旨は、従来公知であり本発明の
要件としないからその説明を省略する。17はアウト口を
示す。そして同遊技盤Cの裏面には、第2図のように第
1、第2入賞具12.13で発生した各セーフ球を通出する
通路18.19が形成され、特定セーフ球の通路19とアウト
口17裏側に連通された集合路20に上記第2検出スイッチ
49が設置されている。なお同盤の上方には入賞表示具50
が設置されている。
一方前枠2裏側の保持枠11に着脱及び開閉自在に装備さ
れた機構盤Mでは、第2.3図のように盤本体21におい
て、通常セーフ球を受入れて処理室Rに送出する集合室
22と、アウト口17からのアウト球を排出する排出路23
と、賞球を各球皿に排出する排出経路24が形成されてお
り、そして処理室Rに内に後述する制御手段Nで制御さ
れる入賞処理装置Dが装備される一方、盤本体21の上方
に賞球用貯留送出経路Eと、賞球給出装置F及び賞球数
制御装置Gが、また賞球排出経路24内の所定部位に第
1.第2賞球検知手段H1.H2が、そして同排出経路24の
分岐部に手動操作手段Jで操作される賞球排出切換え手
段Iが夫々装備されている。
上記賞球用排出経路24では、第3.16図のように賞球給出
装置Fの下方に形成された排出本路25の下部に、処理室
Rの上部に形成された第1排出路26が直通して連設さ
れ、また処理室Rの左側にくの字状に区画形成された第
2排出路28が第1排出路26の上部から分岐して連設され
ている。そして第1排出路26は、第4図のように盤本体
21の排出口27、前記保持枠11の連通口11Aそして前記通
口5の順で上球皿6に連通されており、一方第2排出路
28は、斜状路28A及び垂下路28Bを一連に形成して、第5
図のように前枠2の裏面下部に固定された排出容器29そ
して前記通口8の順で下球皿9に連通されている。一方
上記処理室Rでは、集合室22からの通常セーフ球を入路
30から出路31を介し排出路23と連通された球抜き路32に
排出処理し得、そして入路30の途上に通常セーフ球用
の、入賞検出手段としての、第1検出スイッチ48が設置
されている。なお入路30及び出路31は支板33で覆蓋され
ている。
前記入賞処理装置Dは、後述する制御手段Nからの制御
信号に基いて作動して後述の賞球給出装置Fを開閉操作
するもので、第6.12図のように処理室R内にベース34単
位で着脱自在に設置されたロータリーソレノイド形式の
電磁操作具35と、記支板33に枢着されて操作具35の回動
盤36に連杆37を介し連繋された連動レバー38と、処理室
R内に枢着されて連動レバー38で操作されるロックレバ
ー39及び制御レバー41とを有しており、そして上記操作
具35が1回毎に通電励磁されると、回動盤36の往動時に
連杆37を介し連動レバー38が傾動され、これに従いロッ
クレバー39及び制御レバー41が当該ピン40.42を介し傾
動される。なお回動盤36はバネで一方向に付勢されてお
り、また各レバー38.39.41はともにL形をなしその中央
部が枢着されており、連動レバー38と連杆37とは適宜遊
びを以て連繋され、また各レバーの各連繋ピン41.42は
支板33の孔から外向きに延出されている。43は処理室R
全体を覆蓋するカバーを示す。
一方前記賞球用貯留送出経路Eでは、第3図のように定
時的に補充される相当量の賞球を貯留する貯留容器44
と、この容器44から通出される賞球を順次整列化して2
列整流する整流樋45と、そして整流樋45からの賞球を2
列状態のまま送出変向及び球圧の軽減をなして賞球給出
装置F側へ送出する送出樋46が設置されている。
そして前記賞球給出装置Fでは、前記入賞処理装置Dの
処理作動毎に調時して1回ずつ作動されて通常及び特定
のセーフ球毎に対する規定数の賞球を区分して給出し得
るもので、第7.12図のように賞球用貯留送出経路Eの送
出樋46に整合された合成樹脂製の縦型球ケース51に、上
下の第1及び第2制御弁54.58と、この両弁を開閉制御
する制御具63等が一つに組付けられてカセット形式に構
成されている。角筒形に成形された球ケース51は、送出
樋46の下部に縦向きで着脱交換自在に定置されており、
そして内部に区画形成された2列の収容器52の入口52a
を送出樋46の各通路46aの出口と連通する一方、その出
口52bを前記賞球用排出経路24の排出本路25に向けて開
口している。なお球ケース51の側蓋中段部には各収容器
52に対して口53が形成されている。
上記第1制御弁54は、球ケース51の上端側外の支軸55に
傾動自在に支持されており、その一端には各入口52aに
対する開閉片56が、また他端には連繋片57が夫々形成さ
れている。なお同弁54は、薄肉金属製とされて自己のバ
ランスで常には入口52aの閉鎖方向に付勢されている。
これに対し第2制御弁58は、球ケース51のほぼ中央部側
外の支軸59に傾動自在に支持されており、その下部には
両収容器52の出口52bに対し出没自在とされる開閉弁60
が形成され、また上端に連繋子61が枢着されている。な
おこの弁58は、合成樹脂製とされて自己のバランスで常
には出口52bの閉鎖方向に付勢されており、そして奇数
個の賞球に合せて双方の開閉片60が互いに球1個分の高
低差で突設されて賞球との当接面を斜状にしている。
また上記制御具63は、球ケース51の上部側外に取着され
た案内保持具62に対し昇降自在に縦挿支持されており、
その上部には第1制御弁54の連繋片57に対し適宜遊び
(時間差)を以て係合し得るほぼコの字形の係合片64
が、また下部には第2制御弁58の連繋子61に対する規制
片65が夫々形成されている。なお規制具63は、合成樹脂
製とされて自己のバランスで常には下向きに付勢されて
おり、そして操作レバー66の傾動に従い昇降操作され
る。この操作レバー66は、盤本体21の側縁に片持ち状態
で枢着されてその一部が、前記入賞処理装置Dの制御レ
バー41の他端に連杆67を介し連結されており、そしてそ
の自由端部が上記制御具63に対し非連結で連繋されてい
る。
ちなみに賞球給出装置Fでは、球ケース51が両収容路52
に最大8個の賞球を収容するものにあって、その一方に
7個、他方に6個の賞球が夫々収容される。そしてこの
球ケース51を共通とした場合にあって、第2制御弁58が
2個の開閉弁60の位置を変更した他種のものと交換され
ることにより15個用及び14個用ともし得る。勿論12個
用、11個用、10個用の球ケースとも交換自在である。47
は賞球給出装置F全体を覆蓋するカバーを示す。
上述の賞球給出装置Fに対設された前記賞球数制御装置
Gは、制御手段Nからの制御信号に基いて作動されて賞
球給出数を変更制御するもので、第7.12図のように前記
球ケース51の図示左側に設置されたベース68に、ロータ
リーソレノイド形式の電磁操作具69と、球ケース内の賞
球を上下2分するための規制弁72が夫々配置されてユニ
ット化されており、上記制御信号に基いて電磁操作具69
が通電励磁されることにより、その回動盤70の往復回動
変化に従い連杆71を介し規制弁72が傾動されて当該収容
器52を開閉する。この規制弁72は薄肉金属製とされてそ
の下端がベース68に枢支73されて起立保持されており、
そして上端に形成された開閉片74を、球ケース51の当該
口53から収容器52に出没し得る。ちなみに同弁72は両開
閉片74を同一高さにして各収容器52内の中央(上段計6
個の位置)を開閉する。
前記第1賞球検知手段H1は、前記賞球用排出経路E24の
排出本路25内の賞球充満状態を検知するもので、第8.16
図のように本路25内の中央側部にビス着されたベース75
に、賞球用の感知レバー76が枢着77されてバネ78で付勢
されるとともに、リミット形式の検出スイッチ79が取着
されており、そしてレバー79が賞球群で押動されて図示
右方に変化した際に、スイッチ79はその検出片79aがレ
バー76の操作片76aで押動されて検知作動(ON)し、その
検出信号を制御手段N側に発する。また前記第2賞球検
知手段H2は、賞球用排出経路24の第2排出路28内の賞球
充満状態を検知するもので、第9.16図のように垂下路28
B内の下部に、賞球用の感知レバー80が枢着81されてバ
ネ82で付勢されるとともに、路外にリミット形式の検出
スイッチ83が取着されており、そしてレバー80が賞球群
で押動されて図示右方に変化した際に、スイッチ83はそ
の検出片83aがレバー80の操作片80aで押動されて検知作
動(ON)し、その検出信号を制御手段N側に発する。なお
双方の手段H1.H2において、各スイッチ79.83はともに2
個ずつ配置されるが、その一方が本例に使用され、他方
は別途に利用可能とされている。
前記賞球排出切換え手段Iは、制御手段Nからの制御信
号に基いて第2排出路28を開開制御して賞球の排出方向
を変更し得るもので、第10.16図のように斜状路28A外に
ビス着されたベース91において、入口28aを開閉する開
閉弁92と、同弁92を閉鎖位置に拘束して開放し得るロッ
ク部材95と、同部材95を拘束位置に保持して開放位置へ
操作し得る第1電磁操作具98と開閉弁92を開放位置に常
時付勢して閉鎖位置に操作し得る第2電磁操作具103等
が配置されるとともに、カバー109で覆蓋されて全体が
ユニット化されている。
すなわち上記開閉弁92は端が枢着94されたレバー形式で
あって、その支点部周囲に円弧形の係止盤93が一体形成
されており、またロック部材95は、上端が枢着97された
垂下レバー形式であって、その下部に係止部96が突設さ
れている。そして第1電磁操作具98は、直動式ソレノイ
ドが使用されており、そしてバネ100で伸出方向に付勢
されたロッド99が連杆101を介しロック部材95に連繋さ
れている。一方第2電磁操作具103は、ロータリーソレ
ノイドが使用されてベース91の左方にビス着されたブラ
ケット102に取着されており、そしてバネで一方向に付
勢された回動盤104が、第1リンク105、ベース91の中央
部に枢着107されたクランクレバー106及び第2リンク10
8を介し開閉弁92に連繋されている。
従って同手段Iでは、作動前において双方の電磁操作具
98.103がともに消磁休止状態にあり、開閉弁92が、ロッ
ク部材95により閉鎖位置に拘束保持された状態にあっ
て、第2電磁操作具103の回動盤104を作動端(牽引端)
に変化させたまま開放位置側に付勢されている。このも
とで第1電磁操作具98の通電励磁によりロック部材95が
解放位置に変化されると、同部材95から解放された開閉
弁92が、第2電磁操作具103側の付勢力を利用して速や
かに開放位置へ変化される。
そして前述の賞球排出切換え手段Iに対する前記手動操
作手段Jでは、第1.11図のように前記支盤7に装着され
て前部を露出した押ボタン111と、前枠2裏側に取着さ
れたホルダー112内のリミット形式の検出スイッチ113等
を有し、遊技者によりボタン111が操作されると、スイ
ッチ113はその検出片113aが可動杆114で押動されて作動
状態(ON)とされてその信号を制御手段N側に発する。た
だし同手段Jからの操作信号は、前記第1賞球検知手段
H1の検知作動時以後に発生(入力)可能とされ、前記第
2賞球検知手段H2の検知作動時には発生(入力)不能と
される。
なおその余の構成として、第3図中Kは前記賞球用貯留
送出経路Eの整流樋45の先端部に敷設された球流れ検出
手段で、同樋45内の賞球の減少又は整流不良等に伴い感
知レバー115が傾動変化した際に、検出スイッチ116が作
動されてその検出信号が制御手段Nに入力される。
そして前記制御手段Nは、前述した各検出信号の入力に
基いて、前記入賞処理装置D及び賞球数変更装置Gの作
動制御と入賞表示具50の表示制御、そして前述した各賞
球充満検出信号及び手動操作信号に基く前記賞球排出切
換え手段Iの開閉制御をなすためのもので、必要な回路
を構成した制御基盤に1チップマイコンを利用したソフ
トプログラムが組込まれた形式例にあって、第19図のよ
うに前述の各スイッチ48.49.79.83.113.116にかかる入
力部121、各スイッチ48.49からの入賞検出信号の入力
と、入賞処理装置D及び賞球数変更装置Gに対する作動
用制御出力の送出を加減演算して入賞成立条件を記憶保
留する入賞記憶保留部122、この記憶保留部122から送出
される通常用及び特定用の各入賞検出信号を比較して通
常入賞側を優先する比較優先部123が具備される一方、
第1、第2賞球検知手段H1.H2からの信号入力時に対し
手動操作手段Jからの操作信号入力の可否を制御する手
動操作制御部124、第2賞球検知手段H2からの信号と入
賞記憶保留部122からの復帰信号及び手動操作手段Jか
らの操作信号とを互い比較して演算処理する論理演算部
125、そして各出力保持部126.127.128からの出力に基い
て各電磁操作具35.69.98.103及び入賞表示具50そして遊
技盤Cの両側に配置された各ランプ117.118等を駆動す
る出力駆動部129等が具備されている。
ただし上記入賞記憶保留部122では、通常及び特定の入
賞検出信号について無限大までが記憶可能とされてお
り、このもとで現状のパチンコ機において、最小短時間
内で最大個数のセーフ球が発生する状況等を鑑みて相当
数が記憶保留される。そして記憶保留分が「0」になっ
た時点で上述した復帰信号が論理演算部125側に送出さ
れる。なお前記第1及び第2検出スイッチ48.49は、と
もに当該検出部でセーフ球を通過検出し得る磁気センサ
ー形式が使用される。また上記表示具50は、第18図のよ
うに通常入賞用と特定入賞用の各表示部50A.50Bにおい
て、上記入賞記憶保留部122で記憶保留された入賞条件
をデジタル方式で表示し得る。
前述のように構成された本例のパチンコ機では、上球皿
6内に投入された遊技球が支盤4裏側の球送り装置B内
に挿入されて一旦待機され、このもとで発射装置Aの操
作部A1が操作されることによって、打球駆動部A2と球送
り装置Bとの協動に従って、球送り装置Bから遊技球が
1球ずつ発射レール17に送込まれて遊技盤C内に打出さ
れる。そして盤内の各入賞具に入った通常セーフ球及び
特定セーフ球の検出時に入賞が成立され、この入賞検出
信号に基いて入賞成立状況が表示される一方で、入賞処
理装置D及び賞球数変更装置Gの協動に従って、夫々の
賞球が区分して給出される。
先ず遊技盤Cの第1入賞具12に入った通常セーフ球S1の
場合について説明すると、同球は、盤裏側の当該通路18
を通出して機構盤Mの集合室22から処理室Rの入路30、
出路31及び球抜き路32を通出して機外に排出される。そ
して上記入路30内の第1検出スイッチ48が、同球を通過
時に検出作動(ON)すると、その検出信号が第19図の制御
手段Nの入力部121入力されて入賞記憶保留部122の通常
用記憶部に一旦記憶される。そして比較優先部123で優
先されて出力保持部126から出力駆動部129を介し一定時
間単位毎に送出される入賞用制御出力に基いて、賞球数
変更装置Gに次いで入賞処理装置Dが設定タイミングで
作動される。
すなわち上記変更装置Gでは、第12図(a)に示す作動前
状態において上述の制御出力により電磁操作具69が通電
励磁されると、その回動盤70の回動とともに連杆71を介
し規制弁72が一旦図中左方へ牽引されて両開閉弁74を賞
球給出装置Fの球ケース51外に退避した開放位置に保持
される(第12図(b)参照)。そして同装置Gの直後に作
動される入賞処理装置Dでは、電磁操作具35が通電励磁
されると、その回動盤36の回動及び連動レバー38の傾動
により、ロックレバー39がピン40を介し始動されて制御
レバー41を解放し、次いで制御レバー41がピン42を介し
始動され、以降は連動レバー38の傾動に従いロックレバ
ー39で制御レバー41が所定位置まで押動されることに従
い、連杆67を介し賞球給出装置F側の操作レバー66が操
作される(第12図(b)参照)。
これにより賞球給出装置Fでは、上記操作レバー66の上
傾変化に従い制御具63が上昇され、その係合片64で第1
制御弁54を、次いでその規制片65で第2制御弁58を夫々
瞬時に解放する。これにより第1弁54は自己のバランス
で即座に球ケース51の両入口52aの閉鎖位置に傾動変化
して送出樋46からの賞球を通入制止する一方、第2弁58
はフリー状態とされる。この結果球ケース51内の全賞球
(13個)が、その球圧を以て上記第2弁58を図示右方へ
押開き、両開閉片60を路外へ退避させたまま当該の出口
52bから給出されて賞球排出経路24の排出本路25に排出
される(第12図(b)参照)。なお上記第2弁58は、賞球
の給出終了と同期的に自己のバランスで元の閉鎖位置に
復帰される。
そして上記入賞処理装置Dでは、電磁操作具35の消磁及
び回動盤36の復動に従い、ロック及び制御レバー39.41
が解放されて元位置に復帰保持される。これに対し上記
賞球給出装置Fでは、操作レバー66の自重復帰に伴い制
御具63が元位置に下降されてその規制片65で第2制御弁
58を閉鎖位置に拘束し、次いでその係合片64で第1制御
弁54を元の開閉位置に拘束する。この結果送出樋46から
の賞球が両収容路52内に通入して次回分用の規定数単位
で再び収容保持される。そうして上記入賞処理装置Dの
復帰時にタイミングを合せて前記賞球数変更装置Gで
は、その電磁操作具69の消磁及び回動盤70の復動に従
い、規制弁72が復帰されてその開閉片74を球ケース51の
両収容路52内の中段位置に突入した元の閉鎖位置に保持
される(第12図(a)参照)。
一方遊技盤Cの第2入賞具13に入った特定セーフ球S1の
場合について説明すると、同球は、盤裏側の当該通路19
を通出して集合路20から排出路23を通出して機外に排出
される。このセーフ球通出過程において、第2検出スイ
ッチ49が同球の通過時に検出作動(ON)すると、その検出
信号が図柄可変表示装置14に対する始動信号として別の
制御手段側に送出される一方、制御手段Nの入力部121
に入力されて入賞記憶保留部122の特定用記憶部に一旦
記憶され、そして比較優先部123で比較されて出力保持
部126から出力駆動部129を介し一定時間単位毎に送出さ
れる入賞用制御出力に基いて、入賞処理装置Dに次いで
賞球数変更装置Gが設定タイミングで作動される。
すなわち上記変更装置Gの第12図(a)に示す作動前状態
において、入賞処理装置Dが先行作動されて前述と同様
に電磁操作具35の通電励磁に従い、回動盤36の回動及び
連動レバー38の傾動に対しロックレバー39に次いで制御
レバー41が所定位置まで押動されて連杆67を介し前記操
作レバー66が操作される。これにより賞球給出装置Fで
は、操作レバー66の上傾変化に従い制御具63が上昇され
て第1制御弁54に次いで第2制御弁58を夫々瞬時的に解
放することにより、第1弁54が球ケース51の両入口52a
の閉鎖して送出樋46からの賞球を制止する一方、第2弁
58がフリー状態とされ、このもとで球ケース51内の下段
賞球(計7個)が、その球圧を以て第2弁58を押開いて
当該の出口52bから給出されて賞球用排出経路24の排出
本路25内に排出される(第13図参照)。なお上記第2弁
58は、賞球の給出終了と同期的に自己のバランスで元の
閉鎖位置に復帰される。
そして上記入賞処理装置Dでは、電磁操作具35の消磁及
び回動盤36の復動に従い、ロック及び制御レバー39.41
が元位置に復帰保持される。これに対し上記賞球給出装
置Fでは、操作レバー66及び制御具63の復帰に従い、第
2制御弁58が閉鎖位置に拘束され、次いで第1制御弁54
が元の開放位置に拘束される。そうして上記入賞処理装
置Dの復動時にタイミングを合せて前記賞球数変更装置
Gが一旦作動され、その電磁操作具69の通電励磁に従い
回動盤70及び連杆71を介し規制弁72が開放位置に保持さ
れる。
この結果上記賞球給出装置Fでは、球ケース51内の上記
賞球が規制弁72から解放されるや当該収容路52の下段に
落入して上記第2制御弁58で制止される一方、送出樋46
からの新たな賞球が入口52aから通入して再び当該収容
路52内に規定数単位で収容保持される。そしてこのタイ
ミングに合せて上記賞球数変更装置Gでは、電磁操作具
69の消磁及び回動盤70の復動に従い、規制弁72が元の閉
鎖位置に復帰保持されて開閉弁74で両収容器52内の上段
賞球を制止する(第12図(a)参照)。
以降は前述と同様に通常入賞成立条件に対し規定多数個
の賞球が給出され、一方特定入賞成立条件に対し規定少
数個の賞球が給出される。ただし何れの入賞作動及び賞
球給出作動についても、制御手段Nの制御信号に基いて
設定時間単位(例えば約1秒位)毎に行われ、そして双
方の入賞記憶保留時にあって、通常入賞成立条件に対す
る作動が常に優先して行われ、斯る作動終了以後に特定
入賞成立条件に対する作動が行われる。このような作動
設定において、制御手段Nの入賞記憶保留部122の各記
憶部において、夫々の入賞検出信号の入力時毎に1個分
ずつ加算カウントされる一方、前記入賞処理装置D及び
賞球数変更装置Gの作動にかかる制御出力の送出時毎に
1個分ずつ減算カウントされ、双方の加減演算に基いて
遊技中の入賞成立状況が的確に記憶保留されるととも
に、出力保持部127及び出力駆動部129を介し入賞表示具
50の各表示部50A.50Bに当該の入賞成立条件が常時表示
される。
さて前述のように賞球給出装置Fから給出された賞球
は、常時排出経路24の排出本路25から優先して第1排出
路26に排出され、以降第4図のように各口27.11A.5を介
し上球皿6に排出されて遊技球用として貯留される。そ
して遊技の継続に伴い1個ずつ連続使用される上球皿6
内の遊技球の減少量に比較して給出される賞球の貯留量
が多い前提にあって、賞球は、上球皿6側の満杯以降第
1排出路26内に順次貯留され、そして通常作動前状態に
ある賞球排出切換え手段Iの開閉弁92で閉鎖された第2
排出路28には通入し得ないまま、排出本路25内に貯留さ
れる。なお本路25内の充満賞球は、上球皿6での球抜き
操作により下球皿6へ排出可能である(第4図参照)。
そうして排出本路25内の賞球が所定部位(第16図(a)中
2点鎖線L1参照)まで充満すると、第1賞球検知手段H1
が充満状態を検知作動する。すなわち上述した賞球充満
状態において、感知レバー76が賞球群で押動変化された
際に、検出スイッチ79が検出作動(ON)されて検出信号を
制御手段Nの入力部121に入力することにより、同手段
Nでは、この検出信号を以降出力保持部126と手動操作
制御部124に送出する。この結果保持部126からの出力停
止に従い前記入賞処理装置D及び賞球数変更装置Gが一
旦停止されて賞球給出作動が停留される一方、前記手動
操作手段Jの操作信号が入力可能とされて賞球排出切換
え手段Iが開放可能とされる。なおこの時点ではランプ
117が点灯されて遊技者に「賞球の充満状態及び切換え
排出可能状態」の旨が表示されるとする。また遊技は依
然継続可能とされており、夫々の入賞成立時には前述の
ように記憶表示される。
上述した賞球充満状態にあって、遊技者が一切の球抜き
操作をしないまま遊技を継続した場合において、入賞が
成立すれば賞球は給出されないがそのまま記憶表示され
る。一方上球皿6内の遊技球の使用に伴い排出本路25内
の貯留賞球が減少すれば、前記第1賞球検知手段H1の感
知レバー76が賞球から解放されて元位置に復帰した際
に、検出スイッチ79が検出前状態となり検出信号が消去
される。この結果ランプ117は消灯され、また制御手段
Nの手動操作制御部124への信号が消去されることによ
り、手動操作手段Jの操作信号が入力不能とされる一
方、出力保持部126からの出力停止が解除されることに
より、入賞処理装置D及び賞球数変更装置Gが、本来の
可能状態に復帰されて入賞記憶保留部122内の入賞記憶
分、また新たに発生した入賞分にかかる入賞用制御出力
に基いて設定条件で作動されることになり、そして賞球
給出装置Fから給出された賞球が第1排出路26に優先し
て排出されて遊技球として補充される。以降は第1賞球
検知手段H1の検知、検知前の状態変化に対応して双方の
装置D.Gが停止、可動の条件に制御される。
ちなみに遊技盤C側において「特別遊技状態」つまり第
1図中の図柄可変表示装置14の図柄組合せ条件により大
入賞装置15の開放条件が付与された場合では、その遊技
時間内に発射される遊技球の多くが、大入賞口16内に入
って通常セーフ球とされることから、第1賞球検知手段
H1が検知前状態にあるとしても、賞球給出装置Fから賞
球が給出される過程で賞球充満状態を検知作動すると、
入賞処理作動及び賞球給出作動が停留されて遊技が継続
可能とされる一方で、それ以後の残り分の通常入賞成立
条件がそのまま記憶保留されて入賞表示具50に加算表示
される。
一方前記第1賞球検知手段H1の検知作動以後において、
遊技者が賞球の排出を希望してランプ117の点灯を目安
にして前記手動操作手段Jを操作すると、制御手段N内
の制御作動に従って賞球排出切換え手段Iが自動的に開
放される。すなわち押しボタン111の操作により検出ス
イッチ113が検出作動(ON)されて検出信号を第19図の制
御手段Nの入力部121に入力することにより、同手段N
では、この検出信号を上記第1賞球検知手段H1からの賞
球充満検出信号が入力されている前記手動操作制御部12
4に送出して制御した以降、論理演算部125で演算処理す
ることになり、この結果出力保持部128から出力駆動部1
29を介し賞球排出切換え手段Iに対する開放用制御出力
が送出される。
これにより通常第16図(a)の作動前状態に静止されてい
る上記切換え手段Iでは、上記制御出力を受けた第1電
磁操作具98が、1回通電励磁されてそのロッド99を牽引
した後に消磁休止されてロッド99をバネ100で伸出復帰
する。これに従いロック部材95が一旦解放方向に傾動さ
れてその係止部96を開閉弁92から離隔した後に再び元の
ロック位置に復帰される。これにより開閉弁92は、ロッ
ク解除されるや作動前の第2電磁操作具103側の付勢力
を以て、回動盤104の復動に従い各リンク105.108及びク
ランクレバー106を介し傾動して第2排出路28の入口28a
の開放位置に切換えられてそのまま保持される。なおこ
の状態以後において双方の操作具98.103は、ともに休止
状態とされている。
この結果第16図(b)及び第5図から理解できるように排
出本路25内の充満賞球は、入口28aから斜状路28A内に通
入し得、以降垂下路28Bから排出容器29及び通口8の順
に通出して下球皿9内に排出されて順次貯留される。ち
なみに排出される賞球は、第1排出路26の上部レベルま
での分とされるが、排出直後において本路25内が空状態
となったとしても、第1排出路26から上球皿6に亘り貯
留されている相当数の賞球が遊技用球として依然充当維
持し得ることから、上球皿6内の遊技球を相当時間にお
いて1個ずつ連続使用して遊技が継続できる。
そして上述した排出本路25内の賞球排出に伴い、前記第
1賞球検知手段H1が検知前状態に復帰されることにより
検出信号が消去される。この結果前述と同様に制御手段
N内の制御作動において、ランプ117が消灯される一
方、双方の装置D.Gが停止解除されて以降入賞記憶保留
部にかかる制御出力に基いて設定タイミング作動再開さ
れる。そして賞球給出装置Fから給出された賞球は、第
1排出路26へ優先して排出され、そして同排出路26内の
充満以降では前記賞球排出切換え手段Iの開閉弁92が依
然開放位置に保持されていることから、溢れ分として第
2排出路28の入口28aから斜状路28A及び垂下路28B側へ
さらには下球皿9側へ排出される(第16図(b)参照)。
そうして上述した賞球給出状態にあって、制御手段N側
の入賞記憶保留条件が復帰した時点で、前記賞球排出切
換え手段Iが閉鎖位置に自動復帰される。すなわち第19
図の制御手段Nにおいて、入賞記憶保留部122内の入賞
記憶保留条件が全て使用されて記憶保留値が「0」に復
帰されると、その時点で発信された復帰信号が、論理演
算部125に入力されて演算処理されることになり、その
結果出力保持部128か出力駆動部129を介し賞球排出切換
え手段Iに対する閉鎖用制御出力が送出される。なおこ
の時点で入賞表示具50の各表示部はともに「0」が表示
されている。
これにより上記切換え手段Iでは、上述の制御出力を受
けた第2電磁操作具103が、通電励磁されてその回動盤1
04を一旦回動した後消磁休止される。これに従い開放位
置にある開閉弁92が、各リンク105.108及びクランクレ
バー106を介し自動復帰され、その係止盤93を前記ロッ
ク部材95の係止部96に係止さたまま再び第2排出路28の
入口28aの閉鎖位置に保持される(第16図(a)参照)。な
お開閉弁92は、上記第2電磁操作具103側の付勢力を受
けて常には開放位置に牽引された状態にある。従って同
手段Iの閉鎖復帰以降では、新たに給出された賞球が第
1排出路26に排出される。
前述のように賞球排出切換え手段Iが、開放状態に切換
え制御された結果において、充満分ずつ排出された賞球
が第2排出路28の垂下路28B内の所定部位(第16図(b)中
2点鎖線L2参照)まで充満すると、第2賞球検知手段H2
が充満状態を検知作動する。すなわち上述した賞球充満
状態において、感知レバー80が賞球群で押動変化された
際に、検出スイッチ84が検出作動(ON)されて検出信号を
制御手段Nを入力部121に入力することにより、同手段
Nでは、この検出信号を手動操作制御部124に送出して
前記手動操作手段Jからの操作信号を入力不能に制御す
る一方、論理演算部125に送出することになり、この結
果出力保持部128から出力駆動部129を介し前記賞球排出
切換え手段Iに対する閉鎖用制御出力が送出される。な
おこの時点では別のランプ118が点滅されて遊技者に
「賞球の満杯状態及び切換え排出不能状態」の旨が表示
される。一方双方の装置D.Gは、依然可動状態に保持さ
れて賞球の給出が可能とされ、また遊技も継続可能であ
り夫々の入賞成立時には表示される。
これにより上記切換え手段Iでは、上記制御出力に対し
て第2電磁操作具103のみが通電励磁されるため、前記
開放位置にある開閉弁92は、前述と同様に回動盤104の
回動に従い各リンク105.108及びクランクレバー106を介
し閉鎖位置に自動復帰されてロック部材95で保持され
る。ただし前述した入賞記憶保留条件「0」値の復帰信
号に基いて、賞球排出切換え手段Iが閉鎖復帰された直
後に、上記第2賞球検知手段H2が検知作動した場合で
は、上述の制御信号を受けて第2電磁操作具103が通電
励磁されたとしても、開閉弁92は、既にロック部材95に
より閉鎖位置に拘束保持されたままの状態にあって開放
されない。
従って記第2賞球検知手段H1の検知作動以後にあって
は、上記賞球排出切換え手段Iが以降手動操作手段Jの
操作による開放制御が不能とされていることから、ラン
プ118の点滅を目安にして遊技者が、下球皿9での球抜
き操作により第2排出路28内の貯留賞球を排出すれば、
第2手段H2の感知レバー80が元位置に復帰された際に、
検出スイッチ83が検知前状態となり検出信号が消去され
る。この結果前述と同様に制御手段N内の制御作動にお
いて、ランプ118が消灯される一方、手動操作手段Jか
らの操作信号が入力可能状態とされることに伴い、賞球
排出切換え手段Iが開放可能とされる。
以降は前述のように入賞成立毎に対する入賞処理作動及
び賞球給出作動が行われて賞球が上球皿6へ遊技球とし
て常時排出され、第1賞球検知手段H1の検知作動後にお
いて手動操作により充満賞球が排出可能とされる。
なお前述した本例パチンコ機にあって、遊技の継続中に
おいて賞球用貯留送出経路Eの整流樋45で賞球の整流不
良又は賞球不足状態等が発生したことに起因して、前記
球流れ検知手段Kの感知レバー115の感知作動に対し検
出スイッチ116が検知作動(ON)された場合には、その検
知信号が制御手段Nの入力部121に入力されて出力保持
部116で出力停止されることに基いて、入賞処理装置D
及び賞球数変更装置Gがともに停止保留される。そして
上記賞球の整流不良等の原因が解消されて球流れ検知手
段Kが再び元の検知前状態に復帰された時点で、双方の
装置D.Gが停止解除されて本来の可動状態に復帰され
る。
このように本例のパチンコ機では、入賞に対し給出され
た賞球の充満状態時点において、その以後の入賞成立に
対する賞球の給出を一旦停止してその分を記憶保留する
ことにより、発射装置Aの停止及びそれに従う遊技の中
断を回避し得るものである。しかも通常及び特定にかか
る入賞成立条件について、制御手段Nにおいて記憶満杯
となることや満杯以後無効となるようなことは一切回避
されており、入賞表示具50においてその入賞成立状況を
的確に表示し得るので、遊技者の誤認さらにはトラブル
等が未然に解消し得、遊技者からの信頼が得られる。
しかも賞球排出制御において、下球皿9に連通される第
2排出路28に排出された賞球の充満状態を第2賞球検知
手段H2で検知した際に、賞球排出切換え手段Iを元の閉
鎖状態に復帰するようにしたことにより、第2排出路28
内の充満賞球により開閉弁92が本来の開閉動作を阻害さ
れることが未然に回避される。
〔変更例〕
本発明の対象とするパチンコ式遊技機では、前述した実
施例とは別の技術条件を採用することも可能である。例
えば賞球を第1の球皿(図示上球皿6)と第2の球皿
(図示した球皿9)とに排出切換えする賞球排出切換え
手段Iの閉鎖復帰条件は、タイマー等を利用した時間設
定例としてもよく、一方第2賞球検知手段H2の検知作動
時には、入賞処理装置D及び賞球数変更装置Gをともに
停止保留する例としてもよい。他の手段及び装置につい
ても適宜変更設定してもよい。そして実施例で開示した
賞球排出制御技術は、図示のパチンコ機以外の、例えば
入賞記憶保留に基いて規定多数個の賞球を給出する型式
の遊技機にも勿論実施可能である。
〔発明の効果〕
前述した実施例説明から理解できるように本発明のパチ
ンコ式遊技機では、上球皿内の遊技球を遊技面部に送出
して遊技をなし、遊技面部で発生した入賞を検出して記
憶保留することができる一方、入賞処理作動に従って規
定数単位の賞球が給出される。そして賞球排出経路の他
方の排出路を閉鎖したもとで、賞球を一方の排出路から
優先して上球皿に排出して遊技球用として充当する。そ
うして排出経路内の所定部位において賞球の充満状態が
検知された都度、上記入賞処理作動及び賞球給出作動を
一時的に停止保留する一方、遊技は継続可能として入賞
成立条件を記憶する。そして遊技継続において上球皿の
遊技球の使用減少に伴い、上記賞球充満検知状態が消去
された時点で、入賞記憶保留分にかかる入賞処理作動及
び賞球給出作動を再開して賞球を給出し得る。
従って本発明の遊技機によれば、賞球を常には上球皿側
へ排出して遊技球用として充当し得るから、遊技者は球
の詰替えを一切不要として専ら上球皿内の遊技球を使用
して遊技に専念できるとともに、賞球充満時毎における
発射装置の停止を不要として遊技の中断が解消されるの
で、遊技中に発生された「特別遊技状態」時において、
遊技球の発射停止状態が事前に解消されて折角の「特別
遊技状態」を損なわずに遊技を継続して楽しむことがで
きる。
また上述のように給出された賞球を専ら上球皿側に排出
する前提にあって、賞球充満検知状態時毎において当該
遊技者による賞球の排出切換えを可能とし、遊技機前側
において手動操作することにより、賞球用排出経路にお
ける他方の排出路を開放して充満分の賞球を第1の球皿
とは別の第2の球皿に排出することができるので、第2
の球皿側での賞球貯留量による満足感を味わうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すもので、第1図は本例パチン
コ機を略示する正面図、第2図は主として遊技盤裏側の
各セーフ球用通路を略示する背面図、第3図は本例パチ
ンコ機の裏側を略示する背面図、第4図は上球皿側に至
る賞球排出経路を示す平断面図、第5図は下球皿側に至
る賞球排出経路を示す側断面図、第6図はセーフ球用の
処理室及び入賞処理装置を示す分解斜視図、第7図は賞
球給出装置及び賞球数変更装置を示す分解斜視図、第8
図は第1賞球検知手段を示す分解斜視図、第9図は第2
賞球検知手段を示す分解斜視図、第10図は賞球切換え手
段を示す分解斜視図、第11図は手動操作手段を示す分解
斜視図、第12図(a.b)は通常入賞成立条件に対する処理
作動及び賞球給出作動を段階的に示す一部破断した背面
図、第13図は特定入賞成立条件に対する処理作動及び賞
球給出作動を示す一部破断した背面図、第14図及び第15
図は夫々第12図(a)中のX1-X1線及びX2-X2線に基く平断
面図、第16図(a.b)は賞球の排出及充満検知状態を段階
的に示す背面図、第17図は第16図(a)中のX3-X3線に基く
平断面図、第18図は入賞表示手段を示す斜視図、第19図
は入賞記憶制御系統を略示すブロック図である。 P……パチンコ機、6……上球皿 9……下球皿、A……発射装置 B……球送り装置、C……遊技盤 12……第1入賞具、13……第2入賞具 17……アウト口、18.19……通路 M……機構盤、22……集合室 23……排出路、24……排出経路 25……排出本路、26……第1排出路 28……第2排出路、R……処理室 D……入賞処理装置、35……電磁操作具 41……制御レバー、E……貯留送出経路 46……送出樋、48……第1検出スイッチ 49……第2検出スイッチ、50……入賞表示具 F……賞球給出装置、51……球ケース 52……収容路、54……第1制御弁 58……第2制御弁、63……制御具 66……操作レバー、G……賞球数変更装置 69……電磁操作具、72……規制弁 H1……第1賞球検知手段、76……感知レバー 79……検出スイッチ、H2……第1賞球検知手段 80……感知レバー、83……検出スイッチ I……賞球排出切換え手段、92……開閉弁 95……ロック部材、98……第1電磁操作具 103……第2電磁操作具、106……クランクレバー J……手動操作手段、111……押しボタン 113……検出スイッチ、N……制御手段 121……入力部、122……入賞記憶保留部 123……比較優先部、124……手動操作制御部 125……論理演算部、126……出力保持部 127……出力保持部、128……出力保持部 129……出力駆動部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上皿内の遊技球を遊技面部に送出して入賞
    成立のセーフ球に対応して動作する入賞処理装置の作動
    に従って規程数の賞球給出及び次期分の賞球収容を行う
    賞球給出装置を備え、該賞球給出装置からの賞球を上球
    皿に導く排出本路と第1排出路を形成し、該排出本路の
    途上から下球皿に連通する第2排出路を設置すると共
    に、該第2排出路の開閉をなす賞球排出切換え手段を設
    置し、該賞球排出切換え手段を開状態とする手動操作手
    段を設け、前記セーフ球を検出する入賞検出手段を配設
    し、前記排出本路と第1排出路の何れかに賞球量の満杯
    状態を検出する賞球検知手段を設け、制御手段を介し
    て、セーフ球数を入賞検出手段からの信号で加算し、前
    記入賞処理装置を作動する毎に減算し、且つ前記賞球検
    知手段で賞球量が満杯のとき前記入賞処理装置を停止す
    ることを特徴とすることをパチンコ式遊技機。
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