JPH0628942B2 - 可とう性金属帯管状体 - Google Patents
可とう性金属帯管状体Info
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- JPH0628942B2 JPH0628942B2 JP60126653A JP12665385A JPH0628942B2 JP H0628942 B2 JPH0628942 B2 JP H0628942B2 JP 60126653 A JP60126653 A JP 60126653A JP 12665385 A JP12665385 A JP 12665385A JP H0628942 B2 JPH0628942 B2 JP H0628942B2
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車、オートバイなどのコントロールケーブ
ルを形成するための可とう性金属帯管状体に関する。
ルを形成するための可とう性金属帯管状体に関する。
コントロールケーブルは、自動車のブレーキケーブルや
クラッチケーブルなどとして使用されているが、そのイ
ンナー撚線が可とう性管状体内を円滑に摺動してその一
端に与えられた力を可及的に小ロスにて他端に伝えるこ
とが必要である。
クラッチケーブルなどとして使用されているが、そのイ
ンナー撚線が可とう性管状体内を円滑に摺動してその一
端に与えられた力を可及的に小ロスにて他端に伝えるこ
とが必要である。
従来、上記の円滑な摺動を行わしめるために、可とう性
管状体内にプラスチックチューブを挿入し、インナー撚
線はこのプラスチックチューブ内に配置されていたが、
このプラスチックチューブの挿入作業に多くの労力を要
してその作製が困難であることから、本発明者らは先に
樹脂で被覆された金属帯をらせん状に巻回してなる可と
う性管状体を提案した。この新しい可とう性管状体は内
部が結果的に上記の樹脂で被覆された状態となるのでプ
ラスチックチューブの挿入が不要となる。
管状体内にプラスチックチューブを挿入し、インナー撚
線はこのプラスチックチューブ内に配置されていたが、
このプラスチックチューブの挿入作業に多くの労力を要
してその作製が困難であることから、本発明者らは先に
樹脂で被覆された金属帯をらせん状に巻回してなる可と
う性管状体を提案した。この新しい可とう性管状体は内
部が結果的に上記の樹脂で被覆された状態となるのでプ
ラスチックチューブの挿入が不要となる。
ところで、樹脂で被覆された金属帯をらせん状に巻回す
るとき樹脂被覆層に比較的大きな力が加わるため樹脂に
よっては加工によって被覆層が剥離破損することがあ
る。
るとき樹脂被覆層に比較的大きな力が加わるため樹脂に
よっては加工によって被覆層が剥離破損することがあ
る。
本発明は、被覆金属帯をらせん状に巻回加工する際に生
じる上記した被覆層の剥離などの問題が解消された、換
言するとコントロールケーブルを形成するための製造容
易な可とう性金属帯管状体(以下、可とう性管状体とい
うときもある。)の開発を目的とする。
じる上記した被覆層の剥離などの問題が解消された、換
言するとコントロールケーブルを形成するための製造容
易な可とう性金属帯管状体(以下、可とう性管状体とい
うときもある。)の開発を目的とする。
すなわち本発明は、ポリビニルホルマール系樹脂の焼付
被覆層からなるポリビニルホルマール層を有する金属帯
をらせん状に巻回してなり、そのポリビニルホルマール
層の少なくとも表面に潤滑剤層を有してなることを特徴
とする、内部にインナー撚線を摺動可能に挿通してコン
トロールケーブルを形成するための可とう性金属帯管状
体を提供するものである。
被覆層からなるポリビニルホルマール層を有する金属帯
をらせん状に巻回してなり、そのポリビニルホルマール
層の少なくとも表面に潤滑剤層を有してなることを特徴
とする、内部にインナー撚線を摺動可能に挿通してコン
トロールケーブルを形成するための可とう性金属帯管状
体を提供するものである。
前記ポリビニルホルマール層は、熱硬化性であるポリビ
ニルホルマール樹脂の焼付により形成されるので耐摩耗
性等の機械的強度が大であり、且つ金属に対する密着性
も良好であり、しかも樹脂層の表面は潤滑性であるの
で、らせん状に巻回加工する際に受ける強度の外力に対
して優れた耐加工劣化性を示す。また、らせん状に巻回
して得られた管状体の内壁面は、潤滑性の樹脂層からな
るので内部に挿通されたインナー撚線は円滑な摺動が可
能となる。
ニルホルマール樹脂の焼付により形成されるので耐摩耗
性等の機械的強度が大であり、且つ金属に対する密着性
も良好であり、しかも樹脂層の表面は潤滑性であるの
で、らせん状に巻回加工する際に受ける強度の外力に対
して優れた耐加工劣化性を示す。また、らせん状に巻回
して得られた管状体の内壁面は、潤滑性の樹脂層からな
るので内部に挿通されたインナー撚線は円滑な摺動が可
能となる。
第1図は本発明の実施例の可とう性管状体の構造例を、
第2、3図は本発明において用いられる被覆金属帯の構
成例を示している。
第2、3図は本発明において用いられる被覆金属帯の構
成例を示している。
第1図の可とう性管状体1は焼付ポリビニルホルマール
層(以下単にポリビニルホルマール層という)3を有す
る金属帯2を図示する通り、らせん状に巻回することに
より形成したものである。4は必ずしも必要ではないが
該管状体1の上に押出方式などにより形成された有機高
分子、たとえば、シリコンゴム、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニルなどからなるシースであり、5は該管状体1中
に挿入されて摺動自在に設置されたインナー撚線であ
る。
層(以下単にポリビニルホルマール層という)3を有す
る金属帯2を図示する通り、らせん状に巻回することに
より形成したものである。4は必ずしも必要ではないが
該管状体1の上に押出方式などにより形成された有機高
分子、たとえば、シリコンゴム、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニルなどからなるシースであり、5は該管状体1中
に挿入されて摺動自在に設置されたインナー撚線であ
る。
ポリビニルホルマール層3は、ディップコーティング
法、電着塗装法などの公知の塗装法により市販のポリビ
ニルホルマール系ワニスを通常の条件で金属帯2上に塗
布焼付して形成することができる。用いうるポリビニル
ホルマール系ワニスとしては、たとえば従来より巻線の
製造に用いられていたもののほか、次の一般式を満足す
るポリビニルホルマールを含むものなどをあげることが
できる。
法、電着塗装法などの公知の塗装法により市販のポリビ
ニルホルマール系ワニスを通常の条件で金属帯2上に塗
布焼付して形成することができる。用いうるポリビニル
ホルマール系ワニスとしては、たとえば従来より巻線の
製造に用いられていたもののほか、次の一般式を満足す
るポリビニルホルマールを含むものなどをあげることが
できる。
上記式中のx、y、zの数値例を示すとたとえばx:7
0重量%以上、y:4〜9重量%、z:0.1重量%以下
などである。この化合物は、たとえばポリ酢酸ビニルを
ケン化してポリビニルアルコールとし、これをホルマー
ル化する方式などにより得ることができる。
0重量%以上、y:4〜9重量%、z:0.1重量%以下
などである。この化合物は、たとえばポリ酢酸ビニルを
ケン化してポリビニルアルコールとし、これをホルマー
ル化する方式などにより得ることができる。
金属帯2としては、鉄、鋼、アルミニウム、銅などから
なる幅2〜5mm程度、厚さ0.5〜2.0mm程度のものが適
当であり、ポリビニルホルマール層3の厚さは20〜1
00μm程度が適当である。
なる幅2〜5mm程度、厚さ0.5〜2.0mm程度のものが適
当であり、ポリビニルホルマール層3の厚さは20〜1
00μm程度が適当である。
本発明に用いる金属帯2は第2図に示すようにポリビニ
ルホルマール層3のみを有するものであってもよく、ま
た、第3図に示すように金属帯2の直上に別種のワニス
を塗布焼付してなるプライマリー層3′を有するもので
あってもよい。プライマリー層3′は、ポリエステル系
ワニス、アクリル系ワニス、ポリエステルイミド系ワニ
スなどの従来から絶縁エナメル線の製造に用いられてき
たワニスをディップコーテング法や電着塗装法などによ
り塗布し焼付けることにより形成してよい。特に電着塗
装による場合には金属帯のコーナー部のワニス塗布が充
分となり被覆金属帯のらせん状巻回加工の際に有利とな
る。ポリビニルホルマール層3の表面には潤滑剤が存在
するので金属帯のらせん状巻回加工における該層3の損
傷が軽減し、かつ得られた可とう性管状体1に挿入され
たインナー撚線5の該管状体内での摺動が一層円滑とな
る。潤滑剤としては、たとえば、シリコン系潤滑剤(市
販品ではダウ コーニング社のFSXB2724、同2725、
東レシリコン社のSH−29PA、同30PAなど)、フッ素
系潤滑剤(市販品ではダイキン工業社のポリフロンD−
1、サトー社のASコートNo.6など)あるいは脂肪族
系潤滑剤(市販品ではヘキスト社のWAXE、石原薬品
社のUNICONなど)などであり、シリコン系潤滑剤やWA
XEなどの一部の潤滑剤は塗布焼付に用いられるポリビ
ニルホルマール系ワニス中に0.1〜1.0重量%程度予め
添加しておいてもよく、また、らせん状に巻回加工され
る前、又は後の金属帯2上のポリビニルホルマール層3
の上に塗布してもよい。
ルホルマール層3のみを有するものであってもよく、ま
た、第3図に示すように金属帯2の直上に別種のワニス
を塗布焼付してなるプライマリー層3′を有するもので
あってもよい。プライマリー層3′は、ポリエステル系
ワニス、アクリル系ワニス、ポリエステルイミド系ワニ
スなどの従来から絶縁エナメル線の製造に用いられてき
たワニスをディップコーテング法や電着塗装法などによ
り塗布し焼付けることにより形成してよい。特に電着塗
装による場合には金属帯のコーナー部のワニス塗布が充
分となり被覆金属帯のらせん状巻回加工の際に有利とな
る。ポリビニルホルマール層3の表面には潤滑剤が存在
するので金属帯のらせん状巻回加工における該層3の損
傷が軽減し、かつ得られた可とう性管状体1に挿入され
たインナー撚線5の該管状体内での摺動が一層円滑とな
る。潤滑剤としては、たとえば、シリコン系潤滑剤(市
販品ではダウ コーニング社のFSXB2724、同2725、
東レシリコン社のSH−29PA、同30PAなど)、フッ素
系潤滑剤(市販品ではダイキン工業社のポリフロンD−
1、サトー社のASコートNo.6など)あるいは脂肪族
系潤滑剤(市販品ではヘキスト社のWAXE、石原薬品
社のUNICONなど)などであり、シリコン系潤滑剤やWA
XEなどの一部の潤滑剤は塗布焼付に用いられるポリビ
ニルホルマール系ワニス中に0.1〜1.0重量%程度予め
添加しておいてもよく、また、らせん状に巻回加工され
る前、又は後の金属帯2上のポリビニルホルマール層3
の上に塗布してもよい。
上記潤滑剤のうちフッ素系シリコン系のものは耐水性、
耐塩水噴霧性に優れているので特に好ましい。
耐塩水噴霧性に優れているので特に好ましい。
本発明の可とう性金属帯管状体は、コントロールケーブ
ルの形成に用いるものであるが、そのコントロールケー
ブルの形成は第1図から明らかなように、可とう性管状
体の内部貫通孔(中空部)にインナー撚線を摺動可能に
挿通することにより行うことができる。
ルの形成に用いるものであるが、そのコントロールケー
ブルの形成は第1図から明らかなように、可とう性管状
体の内部貫通孔(中空部)にインナー撚線を摺動可能に
挿通することにより行うことができる。
製造例 1.0mm×2.6mmの平角鉄線にポリビニルホルマール系ワ
ニス(東芝ケミカル社のTVE5225M)を6回塗布焼付し、
更に、上記ワニスに樹脂比0.5重量%の割合でシリコン
系潤滑剤SH−29PA(東レシリコン社製)を添加したワニ
スを用いて一回塗布焼付けて、皮覆厚0.034mm×0.055mm
の被覆金属帯を得た。次いでかくして得た金属帯を30m
/分のライン速度でらせん状に巻回加工し、内径3.5mm
の可とう性管状体を得た。このらせん状巻回加工によっ
てもポリビニルホルマール層の剥離は生じなかった。
ニス(東芝ケミカル社のTVE5225M)を6回塗布焼付し、
更に、上記ワニスに樹脂比0.5重量%の割合でシリコン
系潤滑剤SH−29PA(東レシリコン社製)を添加したワニ
スを用いて一回塗布焼付けて、皮覆厚0.034mm×0.055mm
の被覆金属帯を得た。次いでかくして得た金属帯を30m
/分のライン速度でらせん状に巻回加工し、内径3.5mm
の可とう性管状体を得た。このらせん状巻回加工によっ
てもポリビニルホルマール層の剥離は生じなかった。
本発明の可とう性金属帯管状体によれば、金属帯をらせ
ん状に巻回する際にそのポリビニルホルマール系樹脂の
焼付被覆層が剥離、破損等を生じ難いので製造例の如き
細径管の製造も容易であり、かつ製造された管状体が高
品質である。また前記焼付被覆層が耐摩耗性等の機械的
強度に優れると共にその表面に潤滑剤層を有するのでイ
ンナー撚線の挿通が容易であり、かつ挿通したインナー
撚線の摺動の円滑性に優れ、しかもかかる特長を長期に
維持して耐食性に優れるコントロールケーブルを形成で
き、加えてその場合にインナー撚線を可とう性金属帯管
状体に直接挿通してそれらの間にプラスチックチユーブ
を介在させる必要がないのでコントロールケーブルの形
成効率にも優れている。
ん状に巻回する際にそのポリビニルホルマール系樹脂の
焼付被覆層が剥離、破損等を生じ難いので製造例の如き
細径管の製造も容易であり、かつ製造された管状体が高
品質である。また前記焼付被覆層が耐摩耗性等の機械的
強度に優れると共にその表面に潤滑剤層を有するのでイ
ンナー撚線の挿通が容易であり、かつ挿通したインナー
撚線の摺動の円滑性に優れ、しかもかかる特長を長期に
維持して耐食性に優れるコントロールケーブルを形成で
き、加えてその場合にインナー撚線を可とう性金属帯管
状体に直接挿通してそれらの間にプラスチックチユーブ
を介在させる必要がないのでコントロールケーブルの形
成効率にも優れている。
第1図は本発明の実施例の部分断面図、第2図及び第3
図はいずれも本発明で用いる被覆金属帯の断面図であ
る。 1:可とう性管状体、2:金属帯、3:ポリビニルホル
マール層、3′:プライマリー層、4:シース、5:イ
ンナー撚線。
図はいずれも本発明で用いる被覆金属帯の断面図であ
る。 1:可とう性管状体、2:金属帯、3:ポリビニルホル
マール層、3′:プライマリー層、4:シース、5:イ
ンナー撚線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 大三 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 大日日本 電線株式会社関西工場(伊丹地区)内 (56)参考文献 特開 昭57−121820(JP,A) 特公 昭36−13839(JP,B1)
Claims (3)
- 【請求項1】ポリビニルホルマール系樹脂の焼付被覆層
からなるポリビニルホルマール層を有する金属帯をらせ
ん状に巻回してなり、そのポリビニルホルマール層の少
なくとも表面に潤滑剤層を有してなることを特徴とす
る、内部にインナー撚線を摺動可能に挿通してコントロ
ールケーブルを形成するための可とう性金属帯管状体。 - 【請求項2】金属帯とポリビニルホルマール層との間に
ワニスの塗布焼付層からなるプライマリー層を有する特
許請求の範囲第1項記載の可とう性金属帯管状体。 - 【請求項3】プライマリー層が電着塗装法で塗布した層
の焼付層からなる特許請求の範囲第2項記載の可とう性
金属帯管状体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60126653A JPH0628942B2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 可とう性金属帯管状体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60126653A JPH0628942B2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 可とう性金属帯管状体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61293843A JPS61293843A (ja) | 1986-12-24 |
| JPH0628942B2 true JPH0628942B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=14940537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60126653A Expired - Lifetime JPH0628942B2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 可とう性金属帯管状体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0628942B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57121820A (en) * | 1981-01-23 | 1982-07-29 | Toyo Plast Seikou Kk | Manufacture of double wound steel pipe |
-
1985
- 1985-06-11 JP JP60126653A patent/JPH0628942B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61293843A (ja) | 1986-12-24 |
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