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JPH0636697B2 - 植物栽培用ガラス状物質 - Google Patents
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JPH0636697B2 - 植物栽培用ガラス状物質 - Google Patents

植物栽培用ガラス状物質

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JPH0636697B2
JPH0636697B2 JP61229949A JP22994986A JPH0636697B2 JP H0636697 B2 JPH0636697 B2 JP H0636697B2 JP 61229949 A JP61229949 A JP 61229949A JP 22994986 A JP22994986 A JP 22994986A JP H0636697 B2 JPH0636697 B2 JP H0636697B2
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mol
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    • Y02P60/216

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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、例えば水耕栽培などにおいて肥料あるいは農
薬などとして用いられる植物栽培用ガラス状物質に関す
る。
「従来技術およびその問題点」 近年、特にハウス内における野菜栽培などにおいて、水
耕栽培が広く行なわれるようになってきた。水耕栽培
は、土壌を用いずに、必要な養分を水に溶かして植物を
栽培する方法で、連作障害がなく、植物の栄養条件を人
為的に調整できる利点がある。この場合、培養液中に
は、種々の化学肥料や農薬が添加される。これらの化学
肥料や農薬は、培養液中に添加されたとき、直ちに溶か
されて使用されている。
しかしながら、水耕栽培においては、培養液を仲立ちと
してカビ等の病原菌が繁殖しやすく、一旦病原菌に冒さ
れると、植物が壊滅的な打撃を受ける虞れがあった。こ
のため、培養液は、常に清澄な状態に保つことが望まし
い。しかし、従来の方法では、培養液を定期的に取換え
て清澄な状態を維持しようとすると、そのつど化学肥料
や農薬を水に溶かさなければならず、化学肥料や農薬を
多大に消費するという問題点があった。
また、培養液の作成に際しては、化学肥料や農薬を適度
な濃度になるように水に溶かす必要があり、濃度が高す
ぎると生育障害を起し、濃度か低すぎると栄養不良にな
りやすい。このため、それらの濃度を調整する作業も面
倒であった。
さらに、植物は、培養液中の栄養分を吸収して成長する
ため、培養液中の栄養分は次第に欠乏してくることにな
る。そのために、化学肥料や農薬を補充しようとして
も、どの成分がどの程度減少したかは皆目わからないの
で、濃度調整が極めて難しく、培養液を取換えるしか方
法がないのが現状であった。
「発明の目的」 本発明の目的は、水耕栽培などにおける培養液の調製や
取換えを容易にし、しかも肥料や農薬の消費量を節減す
ることができるようにした植物栽培用ガラス状物質を提
供することにある。
「発明の構成」 本発明は、肥料や農薬をガラス化して、水中において徐
々に解離する物質とすることにより、上記従来技術の問
題点が解決できることに着眼してなされたものである。
すなわち、本発明による植物栽培用ガラス状物質は、P2
O54〜47mol%、R2O(ただし、RはNa、Kより選ばれた
少なくとも一種)4〜47mol%を含有し、蒸留水中にお
ける解離量が2〜300mg/Dcm2の範囲にあることを特徴と
する。
本発明のガラス状物質を水に添加すれば、その成分が徐
々に水中に溶解し、植物の生育に必要な養分を徐々に供
給することができる。このように、成分が徐々に溶解す
るので、高濃度による生育障害を起こしたり、栄養不良
になったりすることが防止される。また、適当量のガラ
ス状物質を水に添加するだけでよいので、培養液の調製
が極めて簡単となる。さらに、ガラス状物質を残したま
ま水だけを取換えれば新たな培養液を調製することがで
き、培養液の取換えが容易となると共に、肥料や農薬の
節減にもなる。
本発明のガラス状物質は、P2O54〜47mol%、R2O(ただ
し、RはNa、Kより選ばれた少なくとも一種)4〜47mo
l%を含有する。P2O5は、植物の生育に必要な栄養素の
一つであり、かつ、これを含むガラス状物質は水中にお
いて徐々に溶解する性質が付与される。P2O5が4mol%
未満では、実用的に植物生育の補助とはなり難いという
問題が生じ、P2O5が47mol%を超えると、他の成分を効
果的に入れる余地がなくなるという問題が生じる。ま
た、Na2O、K2Oも、植物の生育に必要な栄養素の一つで
あり、これらは上記P2O5と共にガラス状物質を形成しや
すい成分となる。Na2Oおよび/またはK2Oが4mol%未満
では、実用的に必要な溶解度が得られないという問題が
生じ、Na2Oおよび/またはK2Oが47mol%を超えると、他
の成分を入れる余地がなくなり、又溶解度が大きくなり
過ぎ、本発明の目的に合致しないという問題が生じる。
本発明においては、Na2OおよびK2Oを両方含有すること
がさらに好ましい。また、P2O5:R2Oのmol比は、2:1
〜1:2の範囲にあることが好ましい。上記の範囲より
経済的に硝子バッチを形成し、かつ肥料としての必要元
素、構成にも近く、かつ適切な溶解度を持つ硝子状物質
が得られやすい。
本発明の好ましい態様においては、上記成分以外にCa、
Mgより選ばれた少なくとも一種を含有する。この場合、
Ca、Mgは単体として添加することもできるが、CaCO3、C
aO、MgCO3、MgOなどの化合物として添加することもでき
る。Ca、Mgは、いずれも植物に必要な栄養素の一つであ
る。これらの成分の添加量は8〜35mol%が好ましく、3
5mol%以上では硝子に失透が生じ易く、8mol%以下で
はP2O5:R2Oは1:1が望ましい故、溶解度が大きくな
り過ぎ実際的ではない。
本発明のさらに好ましい態様においては、S、Fe、Mn、
Cu、Zn、B、Mo、Cl、N、Alより選ばれた少なくとも一
種を含有する。これらの成分は、それぞれ単体で添加す
ることもできるが、Na2S2O3、Fe2O3、MnO、CuSO4、Zn
O、B2O3、MoO3、NaCl、KNO3、Al2O3などの化合物として
添加することもできる。これらの成分も、植物の生育に
必要な栄養素の一つである。これらの物質の添加量は、
0.05〜0.5重量%が好ましい。
なお、本発明のガラス状物質は、上記以外の成分を含有
してもよい。
本発明のガラス状物質は、上記各成分を所望の配合割合
で混合し、1000℃以上の温度で溶融し、ガラス固化させ
ることにより、製造することができる。そして、得られ
た製品は、粉体、塊状体、板状体、管状体などの各種形
態とすることができる。
本発明のガラス状物質は、蒸留水中における解離量が2
〜300mg/Dcm2の範囲にあることが必要である。解離量が
2mg/Dcm2未満では、本発明の目的が達成しえないとい
う問題が生じ、解離量が300mg/Dcm2を超えると、溶解度
が大き過ぎ、硝子化肥料として使用できなくなるという
問題が生じる。なお、解離量の調整は、例えばR2Oの添
加量を変えることによって行なうことができる。すなわ
ち、P2O5が多いほど解離量は多くなる。また、水中にお
ける解離量は、製品の形状、粒度、凹凸面、多孔質化な
ど表面積によって調整することもできる。R2Oは通常60
%以上がK2Oであることが望ましい。
また、本発明のガラス状物質は、水に溶解したとき、pH
が5〜9になるようにされていることが好ましい。水に
溶解したときのpHが上記範囲を外れると、植物の良好な
生育を期待することができなくなるからである。
本発明のガラス状物質を水中に添加して培養液を調製す
るに際しては、水の量と、ガラス状物質の添加量と、ガ
ラス状物質の水中における解離量と、植物の栄養分吸収
量とをそれぞれ調整することにより、植物の生育により
適した培養組成とすることができる。これらの関係は、
予め測定しておき、水の量に対するガラス状物質の好ま
しい添加量を求めておけば、ユーザーは単に適当量のガ
ラス状物質を水に添加するだけで培養液を調製すること
ができる。この場合、ガラス状物質は、徐々に水を溶解
するので、その添加量の許容範囲は広いものとなり、添
加量の調整はそれほど厳密でなくてもよい。
なお、培養液の調製に際しては、本発明のガラス状物質
の他に、補助肥料や農薬等を添加してもよい。
「発明の実施例」 実施例1 下記配合組成で各成分を混合し、1000〜1100℃に加熱溶
融してガラス固化することにより、ガラス状物質を得
た。このガラス状物質を平均粒径5mm程度の塊状体にな
るように粉砕して製品化した。このガラス状物質の蒸留
水中における解離度は2.5mg/Dcm2であった。
P2O5 38mol% Na2O 38mol% MgO 4mol% CaO 12mol% CuO 7.9mol% MnO 0.1mol% このガラス状物質1000gを1000の水に添加すると共
に、補助肥料としてカリ肥料を添加溶解して培養液を調
製し、この培養液を用いてトマトをハウス栽培したとこ
ろ、良好な生育を示した。なお、10日ごとに水を取換
え、硝子状物質を洗浄し、適宜肥料、カリ肥料及び石灰
を添加して、培養液を新しくしたところ、病害の発生も
皆無であった。
実施例2 下記配合組成で各成分を混合し、1000〜1100℃に加熱溶
融してガラス固化することにより、ガラス状物質を得
た。このガラス状物質を平均粒径5mm程度の粉体になる
ように粉砕して製品化した。このガラス状物質の蒸留水
中における解離度は4.8mg/Dcm2であった。
P2O5 32mol% Na2O 32mol% MgO 9mol% CaO 12mol% CuO 15mol% 実施例3 下記配合組成で各成分を混合し、1000〜1100℃に加熱溶
融して型中に流し込み、ガラス固化することにより、2
cm×2cm×4cmの板状体をなすガラス状物質を得た。こ
のガラス状物質の蒸留水中における解離度は10mg/Dcm2
であった。
P2O5 40mol% K2O 40mol% CuO 16mol% CoO 1.2mol% CaO 12mol% 「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、P2O54〜47mol
%、R2O(ただし、RはNa、Kより選ばれた少なくとも
一種)4〜47mol%を含有し、蒸留水中における解離量
が2〜300mg/Dcm2の範囲にあるガラス状物質からなるの
で、水に添加することにより成分が徐々に溶解して良好
な培養液を形成することができる。また、成分が徐々に
溶解するので、高濃度による生育障害を起したり、栄養
不良になったりすることが防止される。また、適当量の
ガラス状物質を水に添加するだけでよいので、培養液の
調製が極めて簡単となる。さらに、ガラス状物質を残し
たまま水だけを取換えれば新たな培養液を調製すること
ができ、培養液の取換えが容易となると共に、肥料や農
薬の節減にもなる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】P2O54〜47mol%、R2O(ただし、RはNa、
    Kより選ばれた少なくとも一種)4〜47mol%を含有
    し、蒸留水中における解離量が2〜300mg/Dcm2の範囲に
    あることを特徴とする植物栽培用ガラス状物質。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、上記成分
    以外にCa、Mgより選ばれた少なくとも一種を含有する植
    物栽培用ガラス状物質。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、上記成分以外にS、Fe、Mn、Cu、Zn、B、Mo、Cl、
    Nより選ばれた少なくとも一種を含有する植物栽培用ガ
    ラス状物質。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れか一において、P2O5:R2Oのmol比が2:1〜1:2の
    範囲にある植物栽培用ガラス状物質。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
    れか一において、粉体、塊状体、板状体、管状体のいず
    れかをなす植物栽培用ガラス状物質。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項ないし第5項のいず
    れか一において、水に溶解したとき、pHが5〜9となる
    ようにされた植物栽培用ガラス状物質。
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