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JPH0637366B2 - フラノクマリン系化合物を含有するカイガラムシ防除剤 - Google Patents
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JPH0637366B2 - フラノクマリン系化合物を含有するカイガラムシ防除剤 - Google Patents

フラノクマリン系化合物を含有するカイガラムシ防除剤

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JPH0637366B2
JPH0637366B2 JP61202597A JP20259786A JPH0637366B2 JP H0637366 B2 JPH0637366 B2 JP H0637366B2 JP 61202597 A JP61202597 A JP 61202597A JP 20259786 A JP20259786 A JP 20259786A JP H0637366 B2 JPH0637366 B2 JP H0637366B2
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furanocoumarin
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scale insect
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隆幸 菅
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Kyoritsu Co Ltd
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Kyoritsu Co Ltd
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なフラノクマリン系化合物及びそれを有
効成分とするカイガラムシ防除剤に関する。
〔従来の技術〕
果樹・庭木に寄生し重大な被害をもたらすカイガラムシ
類は、その防除が最も困難な寄生虫の一つであり、従
来、機械油乳剤や有機燐剤(商品名:ジメトエートおよ
びスプラサイド)がその防除に使用されてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの防除剤は一般に毒性及び残留性
が高く、安全の為に濃度を下げて使用すると防除効果が
低く、カイガラム類を充分に防除することができないう
えに、特に有機燐剤は、人畜に対する毒性や自然環境に
対する汚染等の問題がある物質である。
本発明の目的は、カイガラムシ類の防除効果が高く、か
つ安全な新規化合物及び防除剤を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、一般式(I) 〔式中、R、Rは水素原子、水酸基、アルコキシ基
又は置換アルコキシ基を表し、Rは水素原子、アルキ
ル基又はアリール基を表す〕で示されるフラノクマリン
系化合物、及び プソラレン又はオーラプテンを有効成分として含有する
ことを特徴とするカイガラムシ防除剤が提供される。
本発明のフラノクマリン系化合物のうちプソラレン(ps
oralen) 及びオーラプテン(aurapten) は、柑橘“ジヤボン”の果皮、またはイチジク(Ficus
caria L.)の葉から、アルコール、エステル、エーテ
ル、アルデヒド、ケトン、置換又は未置換の炭化水素等
その他一般の各種有機溶剤により抽出して得ることがで
きる。
また、本発明のフラノクマリン系化合物は次の方法によ
り製造することができる。
すなわち、次の構造式(II)または(III) で示される化合物を、アルキル化して水酸基およびカル
ボキシル基を保護した後、不活性溶媒中でフリーデルク
ラフツ反応を行ない、その生成物を酢酸塩、金属水素化
物、続いてマロン酸誘導体と反応させることにより一般
式(I)のフラノクマリン系化合物の一部を製造するこ
とができる。次いで、これをアルカリ処理後、ハロゲン
化合物と反応させて一般式(I)で示される全てのフラ
ノクマリン系化合物を製造することができる。以上の反
応は全て通常の反応条件に従つて好適に行なうことがで
きる。
又、別法として、7−ヒドロキシクマリン誘導体(IV) 〔式中、Rは水素原子、メチル基またはフエニル基を表
す〕をヨウ化ナトリウム、続いて臭化アリルと反応させ
た後、その生成物をN,N−ジメチルアニリンと反応さ
せる。続いで、この反応の生成物を四酸化オスミウムで
酸化した後にさらに過ヨウ素酸ナトリウムで酸化するこ
とにより、一般式(I)のフラノクマリン系化合物を製
造することができる。
本発明のフラノクマリン系化合物が優れた殺虫効果を示
すカイガラムシ類は、ヤノネカイガラムシ(Unaspis ya
nonensis Kuwana)、ツノロウカイガラムシ(Ceroplast
es pseudoceriterus Anderson)、ルビロウカイガラム
シ(Ceroplastes rubens Maskell)、カメノコカイガラ
ムシ(Pulvinaria aurantii Cockelell)、カメノコロ
ウカイガラムシ(Ceroplastes japonicus Anderson)、
ミカンノナガカキカイガラムシ(Lepidosaphes gloveri
i Packard)、ミカンノカキカイガラムシ(Mytilococcu
s beckii Newman)、クロイロクロホシカイガラムシ(P
arlatoria zizyphus Lucas)、コンマカイガラムシ(Pi
nnaspis strachari Cooley)、ミカンマルカイガラムシ
(Pseudaonidia duplex Cockell)、トビイロマルカイ
ガラムシ(Chrysomphalus bifasciculatus Ferris)、
マルクロホシカイガラムシ(Parlatoria pergandii Com
stock)、ヒラタカタカイカイガラムシ(Lecanium hesp
eridum Linne)、ミカンヒメコナカイガラムシ(Psudoc
occus citriculus Green)、ミカンノコナカイガラムシ
(Pseudococcus citri Risso)、サンホーゼカイガラム
シ(Quadraspidiotus perniciosus Comstock)、アカマ
ルカイガラムシ(Aonidiella aurantii Maskell)、イ
セリヤカイガラムシ(Iserya purchasi Maskell)等で
ある。
本発明のフラノマクリン系化合物は他に何らの成分も加
えずにカイガラムシ類に適用することができるが通常
は、固体担体、液体担体、界面活性剤その他の製剤用補
助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁剤、粒剤、粉剤、
液剤等の製剤としてさらに好適に適用することができ
る。これらの製剤には有効成分として本発明の化合物
が、重量比で0.1−99.9%、好ましくは20−5
0%含まれる。
本発明の防除剤は、フラノクマリン系化合物として1m
当り10g以下の量を散布することによりカイガラム
シ防除に有効に適用することができる。
本発明の防除剤は、春、夏、秋に適用しうるが、カイガ
ラムシが孵化する時期、すなわち5月−6月又は9月−
10月に適用するのが最も好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明を製造例及び試験剤によりさらに詳細に説
明する。
製造例1 広島県豊田郡安芸津町周辺に局地的に植裁されている柑
橘“ジヤボン”の果皮約270gを細粉して1のアル
コールにより常温で2週間抽出し、抽出液をヘキサンに
転溶し、ヘキサン抽出液を得た。次に、ヘキサン抽出後
の残留液からメタノールを減圧留去した後、残つた粘性
物質をエーテルにより抽出した。ヘキサン抽出液にエー
テル抽出液を合わせ、この混合液から溶媒を留去し、抽
出物3gを得た。抽出物をカラム(担体はシリカゲル)
に詰め、ヘキサンおよび酢酸エチルの混合溶媒により流
出させることにより、ほぼ純粋の化合物を得た。この化
合物をアルコールから再結晶して融点159−160℃
のプソラレン48mgを得た。高速液体クロマトグラフイ
ーを用いて他の柑橘(ウンシユウミカン、レモン、およ
びナツダイダイ他)の果皮におけるプソラレンの存在を
調べたところ、この化合物は他の柑橘には含有されてい
ないことが判明した。
製造例2 風乾したイチジク(F. carica L.)の葉280gを細粉
して、3のクロロホルムによりソツクスレー抽出し、
溶媒を留去し抽出物17gを得た。抽出物をカラム(担
体はシリカゲル)に詰め、ベンゼンにより流出させるこ
とにより、ほぼ純粋の化合物を得た。この化合物は上記
製造例1と同様にアルコールから再結晶して、融点15
9−160℃の純粋なプソラレン1gを得た。
製造例3 プソラレンを含むフラノクマリン系化合物は次の化学構
成式(II)または(III)で示される化合物 をメチル化して水酸基およびカルボキシル基を保護した
後、1,2−ジクロロエタン中、塩化アルミニウムを触
媒として、クロロアセチルクロライドとフリーデルクラ
フツ反応を行つた。この反応生成物を酢酸ナトリウム、
水素化ホウ素ナトリウム、続いてマロン酸誘導体と反応
させることにより、前述の一般式(I)で示されるフラ
ノクマリン系化合物の一部(R−Rは水素原子、メ
トキシ基、およびメチル基)を得た。次いで、水酸化ナ
トリウムで処理した後、一般式R′−Brで表される表
1に示す化合物と反応させることにより、全てのフラノ
クマリン系化合物を合成した。
その結果を次の表−2に示す。
本発明におけるフラノクマリン系化合物のカイガラムシ
防除剤としての有効性は、カイガラムシに対する成長抑
制活性と致死活性を指標とした生物試験により確立し
た。以下にプソラレンとオーラプテンのヤノネカイガラ
ムシに対する生物試験の結果を試験例として示す。
試験例 寒天粉末0.25gを水50mlに溶かした後、この溶液
に防カビ剤としてストレプトマイシンおよびクリスタル
バイオレツトをそれぞれ10ppmおよび20ppmの濃度に
なるように加え、基本培地液を調製した。次いで、この
基本培地液にプソラレン又はオーラプテンの0.5%ア
セトン溶液を1.0ml加え、プソラレン又はオーラプテ
ン濃度100ppmの生物試験培地液を調製した。この
時、同時に対照実験のため、上記と同容量のアセトンの
みを基本培地液に加え、対照培地液とした。これら2種
の培地液を直結約9cmのガラスシヤーレに別々に注ぎ込
み、次いで高圧滅菌器にて加熱滅菌し、生物試験用並び
に対照試験用寒天培地を調製した。1回の生物試験につ
いて、各3個ずつ計6個の寒天培地を用意した。次に、
1個のシヤーレにつき1枚ずつウンシユウミカンの葉
(両端を水切りしたもの)を寒天培地上に静置し、リー
フデイスクとした。このリーフデイスク上にヤノネカイ
ガラムシの雌の成虫が付着した葉をのせ、光照射下、2
7℃で2日間放置すると、幼虫が孵化しリーフデイスク
上に移動、付着した。幼虫が付着後デイスク上の葉を取
除き、孵化条件と同一条件で、4日間隔で、約5週間に
わたつてカイガラムシの体長の変化と死亡数とを記録し
た。プソラレンを投与した培地上のリーフデイスクに付
着したカイガラムシの雌は、約1ケ月後においても全く
成長せず、プソラレンは雌に対して強い成長阻害活性を
示した。一方、雄に対しては、雌にみらた程の高い活性
発現はみらなかつたが、対照実験の結果と比較すると、
約1週間程度発育が遅れることが分った。表3に、38
日後のカイガラムシの死亡率を示した。
プソラレンを投与した培地上で育成したヤノネカイガラ
ムシの雌は、38日後にその全てが死亡した。また、雄
についてもその死亡率は約4割となり、対照実験のそれ
と比べると約4倍の高い死亡率を示した。
上記と同様な方法により、前述の一般式(I)で示され
る本発明のフラノクマリン系化合物について、様々な濃
度(例えば、10、100、および1000ppm等)で
のヤノネカイガラムシを含む他の17種のカイガラムシ
に対する生物試験を行つた。その結果、フラノクマリン
形化合物はカイガラムシ類に対して高い殺虫活性を示す
ことが分つた。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明のフラノクマリン系化合物を
有効成分とするカイガラムシ防除剤は、あらゆる種類の
カイガラムシに適用でき、しかも従来のカイガラムシ防
除剤に比べてその防除効果が著しく高く、果樹園、庭園
等のカイガラムシ防除に極めて有効である。
又、本発明の化合物は、ジヤボンの果皮等からも回収可
能であるため、経済的でありかつ安全で、その実用的価
値が大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プソラレンを有効成分として含有すること
    を特徴とするカイガラムシ防除剤。
JP61202597A 1986-08-28 1986-08-28 フラノクマリン系化合物を含有するカイガラムシ防除剤 Expired - Lifetime JPH0637366B2 (ja)

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