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JPH0639107B2 - シートバックパッドの製造方法 - Google Patents
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JPH0639107B2 - シートバックパッドの製造方法 - Google Patents

シートバックパッドの製造方法

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JPH0639107B2
JPH0639107B2 JP1134124A JP13412489A JPH0639107B2 JP H0639107 B2 JPH0639107 B2 JP H0639107B2 JP 1134124 A JP1134124 A JP 1134124A JP 13412489 A JP13412489 A JP 13412489A JP H0639107 B2 JPH0639107 B2 JP H0639107B2
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hard flange
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典男 落合
禎邦 塩谷
良 加藤
武徳 平本
春男 川田
喜久男 関田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車用シートバックパッドの製造方法に
関するもので、特に、着座時に背もたれ部を構成する表
面側バックパッド部と、このバックパッド部の背面側に
おいて上方及び左右両側の三方に位置して一体形成され
るハードフランジ部を有する表裏異硬度の発泡ポリウレ
タン製自動車用シートバックパッドの製造方法に関する
ものである。
[従来の技術] バックパッド部の背面側において全周に渡りフランジ部
を一体成形したクッション体は、例えば特開昭60−2
40414号に開示されている。しかしながら、このク
ッション体はバックパッド部もフランジ部も同一配合の
発泡ポリウレタン原液を使用して一体発泡成形されるも
のであり、バックパッド部をソフトに、背面のフランジ
部をハードに成形したものではない。
すなわち、ソフトなバックパッド部の背面側においてハ
ードフランジ部を形成し、フレームに対する取り付けに
便ならしめるとともに、着座時の背もたれ感覚を良好な
らしめた自動車用シートバックパッドは、従来一体成形
が困難であり、結局バックパッド部とハードフランジ部
を別個に成形し、後工程で接着により一体化する製造方
法が採られていた。
この場合、成形型が別個に必要とするほか、場合によれ
ば、製造ラインも別個に必要とし、また後接着の工程も
要するため、製造コストの増大を招く難点があった。ま
た、後接着する場合、接着部分から剥がれる懸念もあっ
た。
シートバックパッドではなく、着座面を構成するシート
クッションの製造に当たって、着座面と背面側とを異硬
度とした発泡一体成形品は従来からも開示されている。
例えば、特開昭61−182911号においては、上型
のキャビティ内に高硬度樹脂をスプレー吹付けにより発
泡させて裏面部を形成した後、下方のキャビティ内に軟
質の樹脂を注入発泡させて裏面部と一体的に表面部を形
成するようにしたシートバックパッドが開示されてい
る。
また、特開昭62−73919号においては、配合また
は充填量の少なくとも一方を変化させて上型および下型
にウレタンフォーム原液を注入し、発泡反応途中におい
て上型と下型とを閉じる製造方法が開示されている。
また、特開昭48−28059号においては、クッショ
ン体の中央部に比べ両端部分を高硬度とし、横方向にお
いて部分的に異なるクッション特性を有するウレタンフ
ォーム製クッションが開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来例において高硬度樹脂をスプレーによって上型
に吹付ける方式は、表面部に対し全面的に高硬度の裏面
部を一体成形すれば良いシートクッションにおいては実
施可能であるが、この発明の対象とするハードフランジ
部を有する表裏異硬度のシートバックパッドにおいて
は、その形状、機械的強度の問題からスプレー方式では
実施不能である。 また、上型に配合または充填量の異
なるウレタンフォーム原液を注入し、発泡反応途中にお
いて上型と下型を閉じる製造方法は、互いにボリューム
のある原材料を上型および下型に注入し、ある程度反応
が進行して硬度を開始した時点で型を閉じれば、それな
りに実施可能と推測される。すなわち、着座面を構成す
るシートクッションの場合には、この発明の対象とする
シートバックパッドのハードフランジ部に比し、ボリュ
ームが大きくまた形状が簡単である点、さらにまた、接
合面における機械的強度がハードフランジ部を成形する
場合ほど必要としない点などから、上型に注入した比較
的ボリュームを有する原材料が型閉めにおいて上型から
離脱の恐れのない状態まで反応が進行した時点で型閉め
を行い、下型に注入した発泡途中の材料とともに一体的
に最終発泡に至らしめる製造方法を採用することは理論
上可能と考えられる。しかし、シートバックパッドのハ
ードフランジ部を一体成形する場合には成形上、機械的
強度上等の問題からこの手法の適用可能性は乏しいもの
であった。
また、横方向において異硬度部分を有するクッション体
の成形方法を開示する従来例も、単純な形状を有し、か
つ相当ボリュームのある成形品においてその実施可能性
を見得るものであって、この発明の対象とするシートバ
ックパッドのハードフランジ部の成形においては実施不
可能と考えられる。 このような技術水準状態の故に、
ハードフランジ部を裏面に有するシートバックパッドの
製造方法は未だに後接着の手法に拠っていたものである
が、一体発泡成形の手法が成形品の強度上好ましく、ま
た、量産性に富み、かつ製造コストの低減化も可能であ
るなど種々のメリットに富むためその実施化については
強く熱望されているところであった。 そこで、この発
明の目的とするところは、着座時に背もたれ部を構成す
る表面側バックパッド部と、このバックパッド部の背面
側において上方及び左右両側の三方に位置して一体形成
されるハードフランジ部を有する表裏異硬度の発泡ポリ
ウレタン製自動車シートバックパッドの製造において、
一体成形手法の実施化を達成するところにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的達成のため鋭意検討した結果、成形型とキャビ
ティ構成に改良を加えることによって所望とする一体成
形手法の実施化を可能としたものである。
すなわち、まずこの発明においては、使用する成形型と
して上型、中型、下型の3部構成の成形型を採用してい
る。つまり、バックパッド部成形用の下型と、この下型
に対し展開状態に開放可能な上型と、この上型内に設定
され上型内面から開離方向に可能に設けられた中型との
3部構成の成形型を用いている。
しかして、中型と上型内面との間においてハードフラン
ジ部成形用のキャビティを構成し、中型を設定した上型
の開放状態において、下型にバックパッド部を構成する
発泡ポリウレタン原液を注入すると共に、中型と上型内
面との間において構成されるキャビティにハードフラン
ジ部成形用のポリウレタン原液を注入し、両発泡ポリウ
レタン原液の発泡途中において型閉めを行い、中型と下
型および中型と上型によってバックパッド部の成形およ
びハードフランジ部の成形を行うとともに、両者を互い
に一体化する成形手法を採用したものである。
なお、バックパッド部を構成する発泡ポリウレタン原液
と、ハードフランジ部を構成するポリウレタン原液と
は、その配合を異ならしめ、それぞれにおいて所望する
硬度を付与している。
また、下型に対する上型の展開状態は、およそ135゜
から180゜の範囲で使用原料に応じて設定する。
[作用] 上記のようにバックパッド部成形用の下型に対し展開状
態に開放可能な上型を設け、この上型に中型を設定し、
中型と上型内面との間においてハードフランジ部成形用
のキャビティを構成しているため、上型を展開状態に開
放した状態において、このキャビティにハードフランジ
部成形用の発泡ポリウレタン原液を注入して発泡させれ
ば所望とするハードフランジ部を容易に成形することが
できる。
また、このハードフランジ部成形用キャビティに所定発
泡ポリウレタン原液を注入する際、同時に下型にバック
パッド部を構成する発泡ポリウレタン原液を注入して発
泡させることができ、上記ハードフランジ部成形用の発
泡ポリウレタン原液の発泡途中において上型を閉じて最
終発泡成形段階にまで至らしめれば、中型と下型および
中型と上型によって各々バックパッド部の成形およびハ
ードフランジ部の成形が完成されると同時にバックパッ
ド部とハードフランジ部とが完全に一体化され、裏面に
高硬度のハードフランジ部を有する表裏異硬度の発泡ポ
リウレタン製自動車用シートバックパッドの完全一体成
形品を製造することができる。
ハードフランジ部は、上型内面と中型によって構成され
るキャビティにおいて発泡成形されるため、型閉め後の
最終発泡成形段階においてバックパッド部と十分の接合
強度が得られる程度の発泡進行状況で型閉めを行っても
ハードフランジ部を構成する発泡途中のポリウレタン原
液が脱離することなく、容易かつ確実に型閉め可能であ
り、型閉め後の一体成形も好ましい発泡状況下で確実に
達成し得るものである。
[実施例] 以下さらに添付図面に示した実施例について詳細に説明
する。
第1図は、この発明に係るシートバックパッドの製造方
法を実施するために使用する3部構成の成形型の概略構
造並びにその使用状況を示す側面図で、図面において符
号1は移動台車2上に設置された下型で、バックパッド
部3(第3図参照)を成形するための発泡ポリウレタン
原液4が、メインヘッド5から注入されている。6は、
この下型に対し約170゜展開状態に開放可能な上型、
7は、この上型6内に設定され上型内面から開離方向に
可動に設けられた中型であり、上型6の内面との間にお
いてハードフランジ部8(第3図参照)を成形するため
のキャビティを構成しており、このキャビティには第2
の注入ヘッド9からハードフランジ部8を成形するため
の発泡ポリウレタン原液10が注入されている。
なお、この実施例では、上型6と中型7で構成されるキ
ャビティ内にハードフランジ部成形用の発泡ポリウレタ
ン原液10を注入する際、上型6の開口周縁部に形成し
たテーパー面6aを利用して流し込む手法を採用してい
る。すなわち、ハードフランジ部8は、バックパッド部
3の背面側において上方および左右両側の三方に位置し
て一体成形されるわけであるが、この三方に沿って注入
ヘッド9を移動しながら注入することなく、キャビティ
内に均一に素早く発泡ポリウレタン原液10が行き渡る
ように工夫したものである。また、このような構成とし
ておけば、発泡ポリウレタン原液の注入ヘッドは、第2
図において符号(イ)で示す許容範囲にあれば良く、注
入が容易となる利点も有している。
なお、この実施例においては、バックパッド部3の中央
着座部3aと両側隆起部3bとの硬度を異ならしめるた
め、下型1に注入する発泡ポリウレタン原液は下型中央
部に注入する原液と両側部に注入する原液において配合
を変えており、そのため、下型に対する注入は二段ショ
ットとなっている。
この注入操作とともに、成形工程よび型閉めのタイミン
グについて付言すると、例えば次のように実施される。
すなわち、上型6を下型1に対し約170゜展開状態に
開放した状態において、下型1の中央部1aおよび上型
内面と中型7によって形成されるキャビティ内に、それ
ぞれメインヘッド5および注入ヘッド9から対応する発
泡ポリウレタン原液を注入する。このままの状態で例え
ば8秒程度放置し、ついで別ヘッドより下型1の両側部
1bに対応する発泡ポリウレタン原液を注入する。この
状態で10秒程度維持し、型閉めを開始する。型閉め完
了までには10秒程度を要する。型閉め後は加熱炉にお
いて成形を完了する。中型は成形の全工程を通じて上型
に固定しておく。成形完了後、上型を開放すれば、ハー
ドフランジ部において中型に保持されて成形品全体を下
型から取り出すことができるので、その後中型からハー
ドフランジ部を取り外せば、第3図に示す最終製品が得
られる。なお、中型は上型に対し開離方向に可動に設け
られているため、中型から製品を取り外す際には中型を
上型から開離させた状態で取り外せば簡単に取り外すこ
とができる。なお、第1図において示した符号11は中
型の固定手段であり、緊締手段11aを弛めることによ
って上型内面から開離方向に中型を可動に構成してい
る。加熱炉における成形の完了後、この緊締手段11a
を弛めた後に上型を開放すれば、中型に成形品が保持さ
れた状態で自重により開離方向に可動となるため、直ち
に成形品を取り外し得る。
なお、上記発泡ポリウレタン原液の注入のタイミング、
型閉めのタイミングなどは、もちろん使用する発泡ポリ
ウレタン原液の組成によって変更されるもので、上記は
あくまでも代表例を述べたにすぎない。
[発明の効果] この発明は上述の通り、従来どうしても別成形後、後接
着によって製造せざるを得なかったハードフランジ部を
有するシートバックパッドを、一体発泡成形によって製
造可能となし得たものであり、当該技術分野に資すると
ころ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るシートバックパッドの製造方
法を実施するために使用する成形型の概略構造とその使
用状況を示す側面図で、一部断面にて示す。 第2図は、型閉め後における成形型および成形状態を示
す概略横断面図、 第3図は、成形品の一例を示す裏面方向から見た外観斜
視図である。 1……下型、3……バックパッド部 4……発泡ポリウレタン原液 5……メインヘッド、6……上型 7……中型、8……ハードフランジ部 9……注入ヘッド 10……発泡ポリウレタン原液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 31:58 4F (72)発明者 加藤 良 神奈川県厚木市金田982番地 トーヨーソ フラン株式会社内 (72)発明者 平本 武徳 神奈川県厚木市金田982番地 トーヨーソ フラン株式会社内 (72)発明者 川田 春男 神奈川県厚木市金田982番地 トーヨーソ フラン株式会社内 (72)発明者 関田 喜久男 神奈川県厚木市金田982番地 トーヨーソ フラン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座時に背もたれ部を構成する表面側バッ
    クパッド部と、このバックパッド部の背面側において上
    方及び左右両側の三方に位置して一体形成されるハード
    フランジ部を有する表裏異硬度の発泡ポリウレタン製自
    動車シートバックパッドの製造方法において、バックパ
    ッド部成形用の下型と、この下型に対し展開状態に開放
    可能な上型と、この上型内に設定され上型内面から開離
    方向に可動に設けられた中型との3部構成の成形型を用
    い、中型と上型内面との間においてハードフランジ部成
    形用のキャビティを構成し、中型を設定した上型の開放
    状態において、下型にバックパッド部を構成する発泡ポ
    リウレタン原液を注入すると共に、中型と上型内面との
    間において構成されるキャビティにハードフランジ部成
    形用のポリウレタン原液を注入し、両発泡ポリウレタン
    原液の発泡途中において型閉めを行い、中型と下型及び
    中型と上型によってバックパッド部の成形及びハードフ
    ランジ部の成形を行うとともに、両者を互いに一体化す
    ることを特徴とする自動車用シードバックパッドの製造
    方法。
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JPH02117802A (ja) * 1988-06-23 1990-05-02 Bridgestone Corp 発泡成形方法

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