JPH064655B2 - リン酸エステル塩の製造方法 - Google Patents
リン酸エステル塩の製造方法Info
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- JPH064655B2 JPH064655B2 JP4111186A JP4111186A JPH064655B2 JP H064655 B2 JPH064655 B2 JP H064655B2 JP 4111186 A JP4111186 A JP 4111186A JP 4111186 A JP4111186 A JP 4111186A JP H064655 B2 JPH064655 B2 JP H064655B2
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- phosphoric acid
- acid ester
- ester salt
- phosphate ester
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は臭いの劣化がなく、容易に均一な中和反応物を
得ることのできるリン酸エステル塩の製造方法に関する
ものである。更に詳しくは、酸性リン酸エステルと分子
内に水酸基を有する水溶性物質の混合溶解物を苛性アル
カリ又は炭素数2もしくは3のヒドロキシアルキル基を
有するアルカノールアミンの一種又は二種以上と混合し
て中和反応物をえることにより、製造時において臭いの
劣化が極めて少ない製品を得ることができるとともに、
容易に均一な中和反応物を得ることができるリン酸エス
テルの製造方法に関するものである。
得ることのできるリン酸エステル塩の製造方法に関する
ものである。更に詳しくは、酸性リン酸エステルと分子
内に水酸基を有する水溶性物質の混合溶解物を苛性アル
カリ又は炭素数2もしくは3のヒドロキシアルキル基を
有するアルカノールアミンの一種又は二種以上と混合し
て中和反応物をえることにより、製造時において臭いの
劣化が極めて少ない製品を得ることができるとともに、
容易に均一な中和反応物を得ることができるリン酸エス
テルの製造方法に関するものである。
一般式(I)又は(II) (式中、R1、R2及びR3は炭素数8〜18の飽和又は不
飽和の炭化水素基を示す。) で表わされる酸性リン酸エステルの一種又は二種以上を
苛性アルカリ又は炭素数2もしくは3のヒドロキシアル
キル基を有するアルカノールアミンの一種又は二種以上
で一部又は全部中和させることによって得られるリン酸
エステル系界面活性剤は、皮膚に対する刺激性が低く、
極めて温和な陰イオン性界面活性剤であることが認めら
れており、洗浄剤組成物の一成分として広く用いられて
いるよになってきている。従来、酸性リン酸エステルの
中和は、酸性リン酸エステル固体を加熱溶解した後、希
薄なアルカル水溶液中に混合することによって行われ、
一旦リン酸エステル塩水溶液として製造され、必要に応
じて噴霧乾燥、真空乾燥などにより粉末品を得ている。
しかしながら、このように酸性リン酸エステル固体を高
温で加熱融解させる方法では得られた製品の臭いの劣化
を生じ易い。一方、臭いの劣化を防ぐため、酸性リン酸
エステル固体を直接希薄なアルカリ水溶液と混合する
と、不均一な中和反応物しか得られない。
飽和の炭化水素基を示す。) で表わされる酸性リン酸エステルの一種又は二種以上を
苛性アルカリ又は炭素数2もしくは3のヒドロキシアル
キル基を有するアルカノールアミンの一種又は二種以上
で一部又は全部中和させることによって得られるリン酸
エステル系界面活性剤は、皮膚に対する刺激性が低く、
極めて温和な陰イオン性界面活性剤であることが認めら
れており、洗浄剤組成物の一成分として広く用いられて
いるよになってきている。従来、酸性リン酸エステルの
中和は、酸性リン酸エステル固体を加熱溶解した後、希
薄なアルカル水溶液中に混合することによって行われ、
一旦リン酸エステル塩水溶液として製造され、必要に応
じて噴霧乾燥、真空乾燥などにより粉末品を得ている。
しかしながら、このように酸性リン酸エステル固体を高
温で加熱融解させる方法では得られた製品の臭いの劣化
を生じ易い。一方、臭いの劣化を防ぐため、酸性リン酸
エステル固体を直接希薄なアルカリ水溶液と混合する
と、不均一な中和反応物しか得られない。
未中和の酸性リン酸エステルは熱的に不安定なものであ
り、高温で長時間保存されると熱分解、加水分解をおこ
し、アルコール、オレフィン等の有臭成分を生じ、色の
劣化もおこる。特に、香粧品用原料として用いられる場
合には、この臭いは使用者に不快感を与えることが多
い。又、色相劣化は商品価値を著しく低下させる。然る
に、従来行われている未中和の酸性リン酸エステルを一
旦加熱溶解してから中和する方法においては、これを工
業的に行う場合、貯蔵時の熱分解や中和時の熱分解等が
おこり、香粧品用原料の基剤として用いる場合には色及
び臭いの点で不充分であり満足できるものではない。し
かもリン酸エステルの界面活性剤としての性能は、上記
一般式(I)で表わされるモノ体の比率が多い程良い
が、特にモン体は液状化する温度も高く、取り扱いが困
難であった。
り、高温で長時間保存されると熱分解、加水分解をおこ
し、アルコール、オレフィン等の有臭成分を生じ、色の
劣化もおこる。特に、香粧品用原料として用いられる場
合には、この臭いは使用者に不快感を与えることが多
い。又、色相劣化は商品価値を著しく低下させる。然る
に、従来行われている未中和の酸性リン酸エステルを一
旦加熱溶解してから中和する方法においては、これを工
業的に行う場合、貯蔵時の熱分解や中和時の熱分解等が
おこり、香粧品用原料の基剤として用いる場合には色及
び臭いの点で不充分であり満足できるものではない。し
かもリン酸エステルの界面活性剤としての性能は、上記
一般式(I)で表わされるモノ体の比率が多い程良い
が、特にモン体は液状化する温度も高く、取り扱いが困
難であった。
本発明者等は、上記問題点を解決すべく鋭意研究を重ね
た結果、前記(I)又は(II)で表わされる酸性リン酸エ
ステルを(B)苛性アルカリ又は炭素数2もしくは3のヒ
ドロキシアルキル基を有するアルカノールアミンの一種
又は二種以上で一部又は全部中和してリン酸エステル塩
を製造する際に、あらかじめ特定の水溶性物質と酸性リ
ン酸エステルを混合溶解することにより、酸性リン酸エ
ステルのみをあらかじめ加熱溶解する場合よりも低温で
溶解することが可能となるため、酸性リン酸エステル特
有の熱分解に伴う臭いの劣化及び色相の劣化の少ないリ
ン酸エステル塩を製造することができることを見出し、
本発明を完成した。
た結果、前記(I)又は(II)で表わされる酸性リン酸エ
ステルを(B)苛性アルカリ又は炭素数2もしくは3のヒ
ドロキシアルキル基を有するアルカノールアミンの一種
又は二種以上で一部又は全部中和してリン酸エステル塩
を製造する際に、あらかじめ特定の水溶性物質と酸性リ
ン酸エステルを混合溶解することにより、酸性リン酸エ
ステルのみをあらかじめ加熱溶解する場合よりも低温で
溶解することが可能となるため、酸性リン酸エステル特
有の熱分解に伴う臭いの劣化及び色相の劣化の少ないリ
ン酸エステル塩を製造することができることを見出し、
本発明を完成した。
即ち、本発明は、 (A)一般式(I)又は(II) (式中、R1、R2及びR3は炭素数8〜18の飽和又は不
飽和の炭化水素基を示す。) で表わされる酸性リン酸エステルの一種又は二種以上
を、(B)苛性アルカリ又は炭素数2もしくは3のヒドロ
キシアルキル基を有するアルカノールアミンの一種又は
二種以上で一部又は全部中和してリン酸エステル塩を製
造する際に、(C)分子内に水酸基を有する水溶性物質の
一種又は二種以上と(A)をあらかじめ混合溶解して液状
としたものに上記(B)を加え、中和反応物を得ることを
特徴とするリン酸エステル塩の製造方法に関するもので
ある。
飽和の炭化水素基を示す。) で表わされる酸性リン酸エステルの一種又は二種以上
を、(B)苛性アルカリ又は炭素数2もしくは3のヒドロ
キシアルキル基を有するアルカノールアミンの一種又は
二種以上で一部又は全部中和してリン酸エステル塩を製
造する際に、(C)分子内に水酸基を有する水溶性物質の
一種又は二種以上と(A)をあらかじめ混合溶解して液状
としたものに上記(B)を加え、中和反応物を得ることを
特徴とするリン酸エステル塩の製造方法に関するもので
ある。
本発明の(A)成分である酸性リン酸エステルとしては、
炭素数12〜16の飽和炭化水素基を有するものが好まし
い。(A)成分の好ましい具体例としては、モノ又はジラ
ウリルリン酸、モノ又はジミリスチルリン酸、モノ又は
ジセチルリン酸等が挙げられる。この(A)成分は使用に
当たり上記式(I)で表わされるモノエステルと式(II)
で表わされるジエステルをその重量比で10:0〜3:
7、特に10:0〜6:4の割合で混合することが好ま
しい。
炭素数12〜16の飽和炭化水素基を有するものが好まし
い。(A)成分の好ましい具体例としては、モノ又はジラ
ウリルリン酸、モノ又はジミリスチルリン酸、モノ又は
ジセチルリン酸等が挙げられる。この(A)成分は使用に
当たり上記式(I)で表わされるモノエステルと式(II)
で表わされるジエステルをその重量比で10:0〜3:
7、特に10:0〜6:4の割合で混合することが好ま
しい。
本発明で使用される(B)成分としては、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、トリエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン等が挙げられる。更
に(C)成分としては、例えばプロピレングリコール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、1,3−ブタンジオール、ジプロピレング
リコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、エリスリトール、ペンタ
エリスリトール、メタノール、タノールなどが挙げら
れ、就中プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、1,3−ブタンジオール、エタノールが好ましい。こ
れらは一種又は二種以上を組み合わせて使用される。
(A)と(C)の混合比は重量比で(A):(B)=100:1〜3
0:70、特に100:1〜50:50とするのが好ま
しく、中和後のリン酸エステル塩濃度、中和時の温度、
中和物の粘度等は、(A)と(B)の混合比及び(A)と(C)の混
合比により異なる。(A)と(B)の混合比は(A)である酸性
リン酸エステル1モルに対して(B)成分であるアルカリ
を0.5〜2.5モル、好ましくは1〜2モルとするの
が良い。
ム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、トリエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン等が挙げられる。更
に(C)成分としては、例えばプロピレングリコール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、1,3−ブタンジオール、ジプロピレング
リコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、エリスリトール、ペンタ
エリスリトール、メタノール、タノールなどが挙げら
れ、就中プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、1,3−ブタンジオール、エタノールが好ましい。こ
れらは一種又は二種以上を組み合わせて使用される。
(A)と(C)の混合比は重量比で(A):(B)=100:1〜3
0:70、特に100:1〜50:50とするのが好ま
しく、中和後のリン酸エステル塩濃度、中和時の温度、
中和物の粘度等は、(A)と(B)の混合比及び(A)と(C)の混
合比により異なる。(A)と(B)の混合比は(A)である酸性
リン酸エステル1モルに対して(B)成分であるアルカリ
を0.5〜2.5モル、好ましくは1〜2モルとするの
が良い。
本発明の方法の実施に当たって、上記(A)成分と(C)成分
をあらかじめ混合溶解するにあたっては、必要に応じ5
0℃以下の比較的温度に加温すれば容易に液状化が行わ
れる。これに対して(C)成分として水を使用した場合は
80℃以上の高温に加熱しても乳濁状物しか得られな
い。
をあらかじめ混合溶解するにあたっては、必要に応じ5
0℃以下の比較的温度に加温すれば容易に液状化が行わ
れる。これに対して(C)成分として水を使用した場合は
80℃以上の高温に加熱しても乳濁状物しか得られな
い。
〔実施例〕 次に、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に制約されるものではな
い。
が、本発明はこれらの実施例に制約されるものではな
い。
実施例1〜7及び比較例1〜4 酸性リン酸エステルとしてモノラウリルリン酸、ジラウ
リルリン酸、モノセチルリン酸、ジセチルリン酸を、分
子内を水酸基を有する水溶性物質としてプロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール(平均分子量300)、
1,3−ブタンジオール、エタノールを、アルカルとして
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールア
ミンを使用して本発明の方法でリン酸エステル塩を製造
した。
リルリン酸、モノセチルリン酸、ジセチルリン酸を、分
子内を水酸基を有する水溶性物質としてプロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール(平均分子量300)、
1,3−ブタンジオール、エタノールを、アルカルとして
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールア
ミンを使用して本発明の方法でリン酸エステル塩を製造
した。
表1に酸性リン酸エステルと分子内に水酸基を有する水
溶性物質の混合の例を示し、表2に混合中和後の状態及
びこれら混合物にアルカルを加えた場合に生成するリン
酸エステル塩についての専用パネラーによる臭いの官能
評価結果を示した。
溶性物質の混合の例を示し、表2に混合中和後の状態及
びこれら混合物にアルカルを加えた場合に生成するリン
酸エステル塩についての専用パネラーによる臭いの官能
評価結果を示した。
表1の実施例に示した様に、リン酸エステルは分子内に
水酸基を有する物質を混合することにより、低温で液状
化することが可能となった。
水酸基を有する物質を混合することにより、低温で液状
化することが可能となった。
臭いの評価基準 ○ 全く臭わない × 非常に臭う 表2から明らかな如く、酸性リン酸エステルを一旦分子
内に水酸基を有する水溶性物質に混合溶解した後にアル
カルを加えてリン酸エステル塩を製造することにより、
均一な中和物を得ることが可能になるとともに特有の臭
いのない中和物が得られた。ここで得られたリン酸エス
テル塩は、固形、ペースト状、液体等種々の形態の身体
洗浄剤の主成分あるいは補助成分として処方することが
可能である。
内に水酸基を有する水溶性物質に混合溶解した後にアル
カルを加えてリン酸エステル塩を製造することにより、
均一な中和物を得ることが可能になるとともに特有の臭
いのない中和物が得られた。ここで得られたリン酸エス
テル塩は、固形、ペースト状、液体等種々の形態の身体
洗浄剤の主成分あるいは補助成分として処方することが
可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)一般式(I)又は(II) (式中、R1、R2及びR3は炭素数8〜18の飽和又は不
飽和の炭化水素基を示す。) で表わされる酸性リン酸エステルの一種又は二種以上
を、(B)苛性アルカリ又は炭素数2もしくは3のヒドロ
キシアルキル基を有するアルカノールアミンの一種又は
二種以上で一部又は全部中和してリン酸エステル塩を製
造する際に、(C)分子内に水酸基を有する水溶性物質の
一種又は二種以上と(A)あらかじめ混合溶解して液状と
したものに上記(B)を加え、中和反応物を得ることを特
徴とするリン酸エステル塩の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4111186A JPH064655B2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | リン酸エステル塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4111186A JPH064655B2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | リン酸エステル塩の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62198690A JPS62198690A (ja) | 1987-09-02 |
| JPH064655B2 true JPH064655B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=12599366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4111186A Expired - Fee Related JPH064655B2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | リン酸エステル塩の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064655B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10163316A1 (de) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | Clariant Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Alk(en)ylphosphorsäureestersalzen |
| DE102004046356A1 (de) | 2004-09-24 | 2006-03-30 | Clariant Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Alk(en)ylphosphorsäureestersalzen |
-
1986
- 1986-02-26 JP JP4111186A patent/JPH064655B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62198690A (ja) | 1987-09-02 |
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Legal Events
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