JPH0651235B2 - 抵抗溶接制御装置 - Google Patents
抵抗溶接制御装置Info
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- JPH0651235B2 JPH0651235B2 JP27919390A JP27919390A JPH0651235B2 JP H0651235 B2 JPH0651235 B2 JP H0651235B2 JP 27919390 A JP27919390 A JP 27919390A JP 27919390 A JP27919390 A JP 27919390A JP H0651235 B2 JPH0651235 B2 JP H0651235B2
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- welding
- splash
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Description
本発明は抵抗溶接制御装置に関し、詳しくは多条件抵抗
溶接を制御するための抵抗溶接制御装置に関する。
溶接を制御するための抵抗溶接制御装置に関する。
【従来の技術】 素材の厚みや熱伝導度等、溶接すべき箇所の性状が場所
に依って異なる被加工物(ワーク)、例えば自動車の車
体について抵抗溶接を実施する場合、多条件抵抗溶接が
行なわれる。 多条件抵抗溶接では、例えば厚さth1で2枚重ねの溶
接箇所は識別符号ID1、厚さth2で3枚重ねの溶接
箇所については識別符号ID2というように、溶接すべ
き夫々の箇所についてその性状を区別する識別符号が与
えられる。この識別符号に対しては、例えばID1であ
れば溶接電流はI1、通電時間はT1、又ID2であれ
ば溶接電流はI2、通電時間はT2というように、その
溶接箇所の性状に応じた大きさの制御目標値が定められ
る。 そして溶接実行の際、これらの複数個の制御目標値の中
からその溶接箇所の識別符号に適合するものが選択さ
れ、これに一致するように夫々の溶接条件が制御され
る。 また抵抗溶接では所定数の溶接打点ごとに所定の割合で
電流を増加させる、所謂ステップアップ制御が行なわれ
る。この制御は、溶接の都度チップの先端が摩耗しその
径が段々大きくなって行く事による溶接点の電流密度の
低下を補正するために行なわれる。そしてこのステップ
アップ制御は前述の多条件抵抗溶接にも組合せて用いら
れる。
に依って異なる被加工物(ワーク)、例えば自動車の車
体について抵抗溶接を実施する場合、多条件抵抗溶接が
行なわれる。 多条件抵抗溶接では、例えば厚さth1で2枚重ねの溶
接箇所は識別符号ID1、厚さth2で3枚重ねの溶接
箇所については識別符号ID2というように、溶接すべ
き夫々の箇所についてその性状を区別する識別符号が与
えられる。この識別符号に対しては、例えばID1であ
れば溶接電流はI1、通電時間はT1、又ID2であれ
ば溶接電流はI2、通電時間はT2というように、その
溶接箇所の性状に応じた大きさの制御目標値が定められ
る。 そして溶接実行の際、これらの複数個の制御目標値の中
からその溶接箇所の識別符号に適合するものが選択さ
れ、これに一致するように夫々の溶接条件が制御され
る。 また抵抗溶接では所定数の溶接打点ごとに所定の割合で
電流を増加させる、所謂ステップアップ制御が行なわれ
る。この制御は、溶接の都度チップの先端が摩耗しその
径が段々大きくなって行く事による溶接点の電流密度の
低下を補正するために行なわれる。そしてこのステップ
アップ制御は前述の多条件抵抗溶接にも組合せて用いら
れる。
溶接箇所の性状に対応する各制御目標値の大きさ及びこ
のステップアップ制御に於ける電流の増加率は、実験
的、論理的にある程度定めることができる。しかし実際
には、溶接箇所の性状、例えば厚板や表面状態、或は溶
接機の特性等に種々バラつきが有る為、多くは熟練者の
所謂勘と経験に基いて現場でこれらの値が設定される。 制御目標値等の設定が適切か否か、言い換えればその値
で為された溶接が良好であるか否か、特に溶接強度が十
分有るか否かを実製品について生産の現場で確認するこ
とは難しい。このため多くの現場ではスプラッシュの有
無を制御目標値等の設定の目安にする。 ところでスプラッシュが無い状態は外見上無通電や溶融
不足の場合と区別がつかない。又、制御目標値やステッ
プアップ率の設定の不的確、溶接箇所の性状のバラつき
などにより、途中からスプラッシュが発生しなくなる場
合も有ることが経験的に知られている。 この為作業者はスプラッシュが各溶接点でほぼ確実に出
るように、通電電流や通電時間等の制御目標値やステッ
プアップ率をどうしても大きめに設定してしまう。 このような傾向は、制御目標値やステップアップ率の設
定の不適切さと相俟ってともすると強いスプラッシュの
発生をもたらす。 強いスプラッシュは溶接強度の低下を招く。又チップの
寿命も縮める。更に作業者に対する危険度をも増大させ
る。そして又、ケーブル、ホース、溶接機本体、制御機
器等の劣化や絶縁低下をも促進する。
のステップアップ制御に於ける電流の増加率は、実験
的、論理的にある程度定めることができる。しかし実際
には、溶接箇所の性状、例えば厚板や表面状態、或は溶
接機の特性等に種々バラつきが有る為、多くは熟練者の
所謂勘と経験に基いて現場でこれらの値が設定される。 制御目標値等の設定が適切か否か、言い換えればその値
で為された溶接が良好であるか否か、特に溶接強度が十
分有るか否かを実製品について生産の現場で確認するこ
とは難しい。このため多くの現場ではスプラッシュの有
無を制御目標値等の設定の目安にする。 ところでスプラッシュが無い状態は外見上無通電や溶融
不足の場合と区別がつかない。又、制御目標値やステッ
プアップ率の設定の不的確、溶接箇所の性状のバラつき
などにより、途中からスプラッシュが発生しなくなる場
合も有ることが経験的に知られている。 この為作業者はスプラッシュが各溶接点でほぼ確実に出
るように、通電電流や通電時間等の制御目標値やステッ
プアップ率をどうしても大きめに設定してしまう。 このような傾向は、制御目標値やステップアップ率の設
定の不適切さと相俟ってともすると強いスプラッシュの
発生をもたらす。 強いスプラッシュは溶接強度の低下を招く。又チップの
寿命も縮める。更に作業者に対する危険度をも増大させ
る。そして又、ケーブル、ホース、溶接機本体、制御機
器等の劣化や絶縁低下をも促進する。
そこで本発明では、溶接すべき箇所ごとに与えられる識
別符号に基いて複数個の制御目標値の中から一を選択
し、該目標値に従って通電を実施する通電制御手段と、
スプラッシュ発生を検知する検知手段と、同一の識別符
号の溶接箇所についての所定の溶接実行打点数に対する
スプラッシュ発生打点数の比率を算出する算出手段と、
該比率が所定の範囲に収まるよう夫々の識別符号に対応
する制御目標値を調整する調整手段を用い上記課題の解
決を図る。
別符号に基いて複数個の制御目標値の中から一を選択
し、該目標値に従って通電を実施する通電制御手段と、
スプラッシュ発生を検知する検知手段と、同一の識別符
号の溶接箇所についての所定の溶接実行打点数に対する
スプラッシュ発生打点数の比率を算出する算出手段と、
該比率が所定の範囲に収まるよう夫々の識別符号に対応
する制御目標値を調整する調整手段を用い上記課題の解
決を図る。
即ち本発明では、溶接すべき箇所ごとに与えられる識別
符号に従って複数個の制御目標値の中からその一つが選
択され、この制御目標値に一致するように通電制御手段
により溶接条件が制御され通電が行なわれる。この通電
の期間中に、スプラッシュが発生したか否かは検知手段
で検知される。その結果を基に算出手段により同一の識
別符号の溶接箇所についての所定の溶接実行打点数に対
するスプラッシュ発生打点数の比率が算出される。そし
てその比率が所定の範囲に収まらないときは調整手段に
よりその識別符号に対応する制御目標値が調整される。
符号に従って複数個の制御目標値の中からその一つが選
択され、この制御目標値に一致するように通電制御手段
により溶接条件が制御され通電が行なわれる。この通電
の期間中に、スプラッシュが発生したか否かは検知手段
で検知される。その結果を基に算出手段により同一の識
別符号の溶接箇所についての所定の溶接実行打点数に対
するスプラッシュ発生打点数の比率が算出される。そし
てその比率が所定の範囲に収まらないときは調整手段に
よりその識別符号に対応する制御目標値が調整される。
以下本発明の詳細を図示実施例に基いて説明する。第1
図に於いて、1は整流回路で、三相交流3φを整流し直
流電圧DCを発生する。2はチョークコイル、3は電解
コンデンサで、これらは前記直流電圧DCを平滑する。
4はインバータで、制御信号CSに従いこのデューティ
比が変化する1000Hz前後の交流AFを発生する。 5は変圧器で、インバータ4から供給される交流AFを
ステップダウンし低圧LVを発生する。6,7はダイオ
ードで、低圧LVを全波整流する。8,9は溶接チップ
で、抵抗溶接機本体(不図示)に支承されており、加圧
力によってワーク10に密着し、これに溶接電流Iを供
給する。11は電流検出コイルで、溶接電流Iの変化分
(微分値)に対応した微小電流iを発生する。12は積
分回路で、前記微小電流iを積分し、デジタル値DIを
発生する。この値DIは溶接電流Iに対応する。 13は微分回路で、チップ間電圧VCの立ち下がりに応
動してパルスDPを発生する。14はゲート回路で、ゲ
ート信号Gが供給されている間、入力端子INと出力端
子OUTが導通する。15はフリップフロップで、ゲー
ト回路14の出力でセットされ、信号Rでリセットされ
る。セットされたときその出力Qは「1」となる。16
は集積回路からなる中央処理装置(CPU)所謂マイク
ロコンピュータで、ランダムアクセスメモリ(RAM)
17を使用しながらリードオンリメモリ(ROM)18
のプログラムに従い後述の処理を実行する。19は所謂
RAMカードで、データやプログラムの格納に用いられ
る。 20は印字装置、21は表示装置であり、夫々CPU1
6から供給される制御データ(識別符号IDx、そのと
きの打点番号、装置動作状況など)を印字出力し、或い
は表示する。22はキーボードで、CPU16へのデー
タ入力に用いられる。そして23は入出力ポートで、前
述の各回路等とCPU16との間、抵抗溶接機本体制御
回路(不図示)とCPU16との間、及び外部コンピュ
ータ等(不図示)とCPU16との間のデータの受渡し
を行なう。 次に第2図を引用して本実施例に於けるスプラッシュ検
出の手法を説明する。第2図に於て図(A)は溶接電流
Iの一例を示し、ここでは通電開始時点t0から終了時
間t1まで定電流制御を行なっている。なお電流Iの大
きさはCPU16により増減される(後述)。 同図(B),(C)はこのときのチップ間電圧VCの変
化例を示す。同図(B)VC1はスプラッシュが発生す
ることなく通電が終った例、同図(C)VC2は通電中
にスプラッシュが発生した例を示し、この例では途中の
時点t2に於いてスプラッシュが発生した為にチップ間
電圧VC2が急激に低下している。 本実施例ではこのような特性を利用してスプラッシュの
発生を検知する。具体的には微分回路13、ゲート回路
14及びフリップフロップ15を用いる。即ち微分回路
13は前述のようにチップ間電圧VCが立ち下がったと
きパルスDPを発生する(第2図(D))。 そこで通電開始時t0にフリップフロップ15にリセッ
ト信号Rを供給しこれをリセットすると共に、チップ間
電圧VCが安定する適宜の時間t3から通電終了の直前
の時点t4まで、ゲート回路14にゲート信号Gを供給
する(第2図(E))。このようにすれば、通電終了時
t1に於て発生するパルスDP2はゲート回路14で阻
止され、その間に生ずるパルス、例えばパルスDP1の
みがフリップフロップ15に供給される(第2図
(F))。 これにより、フリップフロップ15の出力Qはスプラッ
シュ無しのとき「0」、スプラッシュ有りのとき「1」
となり(2回以上のときも同じ)、これでスプラッシュ
の有無が検知できる。 第3図を引用して第1の実施例の動作を説明する。先ず
ロボット等によりワーク10が溶接機本体に位置決めさ
れると、溶接機本体制御回路はCPU16に作業開始命
令JSを供給する。これに応動してCPU16はこの処
理ルーチンを開始する。 始めに通電電流の各制御目標値MI0〜MInを各初期
値MS0〜MSnに設定する(ステップS1)。初期値
MS0〜MSnは識別符号ID0〜IDnで区別される
夫々の溶接箇所の性状に合わせスプラッシュが出るか出
ないかの値に大まかに設定する。 次に各識別符号ID0〜IDnが付された溶接箇所毎の
スプラッシュの発生回数Y0〜Ynと、夫々の打点数積
算値P0〜Pnを「0」にする(ステップS2)。次い
で溶接機本体制御回路からそのとき溶接すべき箇所に対
し付されている識別符号IDxと通電命令STが供給さ
れるのを待つ(ステップS3)。 識別符号IDxは溶接箇所の位置情報と共に溶接機本体
制御回路のメモリに格納されている。該制御回路は溶接
チップ駆動プログラムに従い、所定の溶接点に溶接チッ
プ8,9を当接した後その溶接点に付されたこの識別情
報を前記メモリから読み出してCPU16に供給する。 CPU16は受信した識別符号IDxをRAM17に格
納する。ここでは識別符号はID0〜IDn迄のn+1
種類定められているものとする。前記IDxはこのとき
溶接機本体制御回路で選択されCPU16に供給された
ものを指す。なお以下の説明に於て添字「x」が付され
た変数或いは定数はこの選択された識別情報IDxに対
応する夫々の変数或いは定数を指すものとする。 また通電命令STは溶接チップ8,9が所定の溶接点に
当接されて所定の時間(スクイズ時間)が経過したと
き、溶接機本体制御回路からCPU16に供給される。 通電命令STが到来すると、CPU16はフリップフロ
ップ15にリセット信号Rを供給する(ステップS
4)。これによりフリップフロップ15の出力Qは
「0」になる。次いでインバータ4にスイッチ信号SW
を供給し、このときの識別符号IDxに対応する制御目
標値MIxで溶接電流Iの通電を開始する(ステップS
5,第2図t0)。ワークを流れる溶接電流Iの大きさ
はデジタル値DIで表わされる。CPU16はこのデジ
タル値DIを基に溶接電流Iが制御目標値MIxになる
ように、制御信号CSで交流AFのデューティ比を制御
する。 次にステップS6に進み通電開始時点t0から所定時間
T1が経過するのを待つ。一般にチップ間電圧VC1,
VC2は通電開始後第2図(B),(C)に示すように
変化する。そこで本実施例では通電開始後すぐにはゲー
ト回路14を導通させず、時間T1だけ遅らせてゲート
回路14を導通させる。この様にすると通電当初の電圧
降下で仮にパルスDPが発生したとしてもこれをスプラ
ッシュとして誤って検出するようなことが無い。 なおこの時間T1は識別符号ID0〜IDnが付された溶
接箇所の各性状に対応しうるよう変更可能にしておくと
良い。 時間T1が経過したらゲート回路14にゲート信号Gを
供給する(ステップS7)。次いでS8に進み所定時間
T2が経過するのを待つ(第2図(E))。 この時間T2は所定通電時間T3(第2図(A))と時
間T1の差より稍短い時間とする。この時間T2内にス
プラッシュが発生すると、ゲート回路14の出力(OU
T)にパルスDP1が現れ(第2図(F))フリップフ
ロップ15がセットされる。 所定時間T2が経過したらゲート信号Gの供給を停止す
る(ステップS9)。次いでステップS10に進みイン
バータ4へのスイッチ信号SWの供給を停止し通電を終
了する。そして溶接機本体制御回路に通電完了信号Eを
送出する(ステップS11)。溶接機本体制御回路はこ
の信号Eに応動して溶接チップ8,9を次の溶接点に移
動する。 次いでステップS12に進みCPU16はこのときのQ
の値が「1」か否かを検査する。その答が「はい」であ
るときはそのときの識別符号IDxに対応したスプラッ
シュ発生回数Yxに「1」を加える(ステップS1
3)。また、答が「いいえ」のときはこのステップS1
3をバイパスしてステップS14に進む。ここでこのと
きの識別符号IDxに対応する打点数積算値Pxに1を
加える。 そして次のステップS15でこの打点数積算値Pxが2
0になったか否かを検査する。この第1の実施例では識
別符号ID0〜IDn夫々についての溶接実行打点数を
これらに対応する変数P0〜Pnで別々に積算する。そ
してこの値が20に達する迄にスプラッシュを発生した
溶接打点数を識別符号ID0〜IDn夫々に対応する変
数Y0〜Ynで積算し、これを基にスプラッシュの比率
を求める。 このステップS14で溶接実行打点数Pxが20に達し
ていないときここでの答は「いいえ」となる。この場合
CPU16はステップS3に戻り同様の処理、即ちその
とき供給された識別符号IDxに対応した電流値I=M
Ixを通電し、スプラッシュが出れば対応するYxに
「1」を加算し、そして対応する打点数積算値Pxに
「1」を加算する、という処理を繰返す。 而して各溶接箇所の識別符号ID0〜IDnに従って制
御目標値MI0〜MInが選択され溶接が実行される
と、やがて打点数積算値P0〜Pnの何れかが「20」
に達する。これによりこのステップS15での答は「は
い」となり、CPU16はステップS16に進む。 本実施例では同じ識別符号IDxに属する溶接打点20
打点に対するスプラッシュ発生打点数を管理するに際
し、「6」を中心値、「7」を管理上限、「5」を管理
下限とする。ステップS16,S17はこれらを判断す
るもので、管理上限を超えたときはこのステップS17
での答が「はい」となり、CPU16はそのときの識別
符号IDxに対応する制御目標値MIxから所定の調整
値MAを減算する(ステップS18)。そしてステップ
S2に戻る。 又、管理限界内にあるときはステップS16,S17で
の答が「いいえ」となり、CPU16はそのときの制御
目標値MIxを変更することなくステップS2に戻る。 又、管理下限を下回ったときは、ステップS16での答
が「いいえ」、ステップS17での答が「はい」とな
り、ステップS19に進んでCPU16はそのときの制
御目標値MIxに所定の調整値MAを加算する。 なお溶接電流Iは大き過ぎるとナゲットに欠陥が生ずる
虞れが有る。又、電流供給能力にも自ずから限界が有
る。そこで本実施例では、ステップS19でそのときの
制御目標値MIxを増加させた場合、次のステップS2
0に於いてそれが上限値MMを超えているかいないかを
検査する。そしてそのときの制御目標値MIxが上限値
MMを超えていた場合はステップS21に進み、溶接機
本体制御回路に対し最大電流到達信号MXを供給しこの
ルーチンを一旦終了する。又、増加後のMIxが上限値
MMを超えていないときはステップS2に戻る。 このステップS16〜S21の処理は打点数積算値P0
〜Pnの何れかが「20」に達する都度、それに対応す
る制御目標値MI0〜MInに対して実行される。 調整値MAは識別符号ID0〜IDnに属する夫々の溶
接箇所の性状、ワーク、溶接機の特性に照し、手動で調
整していた従来の例に倣って定める。 次に第2の実施例の動作を説明する。この実施例では溶
接実行打点数に対するスプラッシュ発生打点数の比率を
移動平均で求める。第5図にこの為の記録手段たるRA
M17のメモリ割付けを示す。この実施例では識別符号
ID0〜IDnに関し夫々20個の溶接打点についてス
プラッシュの有無を記録することとしており、アドレス
AS0〜ASnを夫々の先頭アドレスとする各20個の
アドレスをこの記録の為に用いる。(第5図にはAS0
〜AS1を先頭アドレスとする各20個のアドレスのみ
を示す。なお各アドレスの中に表示されている数字は記
録されているデータの一例を示し、「0」はスプラッシ
ュ無し、「1」はスプラッシュ有りを示す。 第4図を引用してこの第2の実施例の動作を説明する。
CPU16は始めに識別符号ID0〜IDnの夫々に対
して設定された変数A1〜An(メモリアドレス指示
用)の値を夫々の先頭アドレスAS0〜ASnに設定す
る(ステップS30)。次いで第1の実施例と同じ内容
のステップS1を実行する。次に識別符号ID0〜ID
nの夫々に対するスプラッシュの発生回数Y0〜Yn
と、同じ識別符号IDxに属する溶接打点の数が最初の
20打点に達したか否かを示す夫々のフラグR0〜Rn
を「0」にする(ステップS31)。この後第1の実施
例と同じ内容のステップS3〜S11を実行する。 つぎにCPU16はそのときの識別符号IDxに対応す
るフラグRxが「1」か否かを認識する(ステップS3
2)。本実施例では同じ識別符号IDxに属する溶接箇
所について最初の20打点目迄まではアドレスAxの値
をASxからASx+19までインクリメントしつつ当
該アドレスにそのときの各溶接打点のスプラッシュの有
無を記録する。またこのときスプラッシュが有ればその
ときのスプラッシュ発生回数Yxに「1」を加算する。
一方、同じ識別符号ID0〜IDnに属する溶接打点で
も21打点目以降に就いては、20打点ごとにアドレス
Aの値をASxに戻すことによりこのアドレスの範囲に
当該溶接打点から20打点前迄のスプラッシュ発生状況
が循環的に記録されるようにする。そしてこの21打点
目以降についてはその溶接打点が1つ増す毎にその前の
20打点についてのスプラッシュ発生比率を確認し溶接
電流制御目標値MIxの調整を行なう。この為夫々の識
別符号ID0〜IDn毎にその最初の20打点を境に流
れを変更する必要が有り、フラグR0〜Rnはこの判断
の為に使用される。 而してステップS31でRxは当初「0」に設定されて
いる。従ってこのステップS32の答は「いいえ」とな
る。CPU16は前述の通りAxが示すアドレスにフリ
ップフロップ15の出力Q、即ちスプラッシュの有無を
表すデータを格納する(ステップS33)。そして第1
の実施例と同じ内容のステップS12,S13を実行す
る。 次のステップS34でCPU16はアドレスAxがAS
x+19になったか否か、即ち最初の20打点の記録が
終ったか否かを検査する。20打点に達していないとき
ここでの答は「いいえ」であり、CPU16はAxの値
をインクリメント(ステップS35)した後ステップS
3に戻りそのとき供給された識別符号IDxに関し同様
の処理を繰返す。 同一の識別符号IDxについての最初の20打点の結果
を記録するとこのステップS34での答は「はい」とな
る。これによりCPU16はステップS36に進みフラ
グRxを「1」にした後Axの値を「ASx」に戻す
(ステップ37)。そして又ステップS3に戻る。 Rxが「1」となった後はステップS32からステップ
S38へと進む。ここでCPU16はAxが示すアドレ
スに格納されている値をBとして読出す。次いでこのB
からそのときのフリップフロップ15の出力Qを減算す
る(ステップS39)。 このステップS39は、同じ識別番号についてそこから
20打点前のフリップフロップ15の出力Qの値(変数
としてはB)とそのときの溶接点に於けるフリップフロ
ップ15の出力Qの値とを比較する為のもので、その結
果によりそのときの識別符号IDxに対応したスプラッ
シュ発生回数Yxの値を増減する。ここで先ずその差D
が「0」を示すときはそのときのスプラッシュの有無と
20打点前のスプラッシュの有無が一致している状態で
ある。従ってこの場合スプラッシュ発生数たるYxの値
を変更する必要はなく、CPU16はステップS40,
S41から第1の実施例と同じ内容のS16へと進む。 また差Dが「1」を示すときは今回スプラッシュ無し、
20打点前スプラッシュ有りの状態である。そこでステ
ップS43でそのときの識別符号IDxに対応したスプ
ラッシュ発生回数Yxの値を「1」だけ減算し、次のス
テップS44でAxが示しているアドレスに新たなQ
(=0)を記録する。 また差Dが「−1」を示すときはその逆の状態にある。
従ってCPU16はステップS45に進みそのときの識
別符号IDxに対応したスプラッシュ発生回数Yxに
「1」を加算すると共に、次のステップS44でAxが
示すアドレスに新たなQの値(=1)を記録する。 そしてCPU16は第1の実施例と同じ内容のステップ
S16〜S21を実行する。なおステップS18を実行
した後、並びにステップS17及びS20に於て答が
「いいえ」のときは、夫々ステップS34に進む。又、
同じ識別番号IDxに属する最初の20打点を終了した
ときフラグRxを「1」にしているので、それ以後の溶
接打点についてステップS36で再度フラグRxを
「1」にする必要は無い。ここでは同じルーチンを利用
しプログラムの量を少なくする為このステップS36を
再度実行している。
図に於いて、1は整流回路で、三相交流3φを整流し直
流電圧DCを発生する。2はチョークコイル、3は電解
コンデンサで、これらは前記直流電圧DCを平滑する。
4はインバータで、制御信号CSに従いこのデューティ
比が変化する1000Hz前後の交流AFを発生する。 5は変圧器で、インバータ4から供給される交流AFを
ステップダウンし低圧LVを発生する。6,7はダイオ
ードで、低圧LVを全波整流する。8,9は溶接チップ
で、抵抗溶接機本体(不図示)に支承されており、加圧
力によってワーク10に密着し、これに溶接電流Iを供
給する。11は電流検出コイルで、溶接電流Iの変化分
(微分値)に対応した微小電流iを発生する。12は積
分回路で、前記微小電流iを積分し、デジタル値DIを
発生する。この値DIは溶接電流Iに対応する。 13は微分回路で、チップ間電圧VCの立ち下がりに応
動してパルスDPを発生する。14はゲート回路で、ゲ
ート信号Gが供給されている間、入力端子INと出力端
子OUTが導通する。15はフリップフロップで、ゲー
ト回路14の出力でセットされ、信号Rでリセットされ
る。セットされたときその出力Qは「1」となる。16
は集積回路からなる中央処理装置(CPU)所謂マイク
ロコンピュータで、ランダムアクセスメモリ(RAM)
17を使用しながらリードオンリメモリ(ROM)18
のプログラムに従い後述の処理を実行する。19は所謂
RAMカードで、データやプログラムの格納に用いられ
る。 20は印字装置、21は表示装置であり、夫々CPU1
6から供給される制御データ(識別符号IDx、そのと
きの打点番号、装置動作状況など)を印字出力し、或い
は表示する。22はキーボードで、CPU16へのデー
タ入力に用いられる。そして23は入出力ポートで、前
述の各回路等とCPU16との間、抵抗溶接機本体制御
回路(不図示)とCPU16との間、及び外部コンピュ
ータ等(不図示)とCPU16との間のデータの受渡し
を行なう。 次に第2図を引用して本実施例に於けるスプラッシュ検
出の手法を説明する。第2図に於て図(A)は溶接電流
Iの一例を示し、ここでは通電開始時点t0から終了時
間t1まで定電流制御を行なっている。なお電流Iの大
きさはCPU16により増減される(後述)。 同図(B),(C)はこのときのチップ間電圧VCの変
化例を示す。同図(B)VC1はスプラッシュが発生す
ることなく通電が終った例、同図(C)VC2は通電中
にスプラッシュが発生した例を示し、この例では途中の
時点t2に於いてスプラッシュが発生した為にチップ間
電圧VC2が急激に低下している。 本実施例ではこのような特性を利用してスプラッシュの
発生を検知する。具体的には微分回路13、ゲート回路
14及びフリップフロップ15を用いる。即ち微分回路
13は前述のようにチップ間電圧VCが立ち下がったと
きパルスDPを発生する(第2図(D))。 そこで通電開始時t0にフリップフロップ15にリセッ
ト信号Rを供給しこれをリセットすると共に、チップ間
電圧VCが安定する適宜の時間t3から通電終了の直前
の時点t4まで、ゲート回路14にゲート信号Gを供給
する(第2図(E))。このようにすれば、通電終了時
t1に於て発生するパルスDP2はゲート回路14で阻
止され、その間に生ずるパルス、例えばパルスDP1の
みがフリップフロップ15に供給される(第2図
(F))。 これにより、フリップフロップ15の出力Qはスプラッ
シュ無しのとき「0」、スプラッシュ有りのとき「1」
となり(2回以上のときも同じ)、これでスプラッシュ
の有無が検知できる。 第3図を引用して第1の実施例の動作を説明する。先ず
ロボット等によりワーク10が溶接機本体に位置決めさ
れると、溶接機本体制御回路はCPU16に作業開始命
令JSを供給する。これに応動してCPU16はこの処
理ルーチンを開始する。 始めに通電電流の各制御目標値MI0〜MInを各初期
値MS0〜MSnに設定する(ステップS1)。初期値
MS0〜MSnは識別符号ID0〜IDnで区別される
夫々の溶接箇所の性状に合わせスプラッシュが出るか出
ないかの値に大まかに設定する。 次に各識別符号ID0〜IDnが付された溶接箇所毎の
スプラッシュの発生回数Y0〜Ynと、夫々の打点数積
算値P0〜Pnを「0」にする(ステップS2)。次い
で溶接機本体制御回路からそのとき溶接すべき箇所に対
し付されている識別符号IDxと通電命令STが供給さ
れるのを待つ(ステップS3)。 識別符号IDxは溶接箇所の位置情報と共に溶接機本体
制御回路のメモリに格納されている。該制御回路は溶接
チップ駆動プログラムに従い、所定の溶接点に溶接チッ
プ8,9を当接した後その溶接点に付されたこの識別情
報を前記メモリから読み出してCPU16に供給する。 CPU16は受信した識別符号IDxをRAM17に格
納する。ここでは識別符号はID0〜IDn迄のn+1
種類定められているものとする。前記IDxはこのとき
溶接機本体制御回路で選択されCPU16に供給された
ものを指す。なお以下の説明に於て添字「x」が付され
た変数或いは定数はこの選択された識別情報IDxに対
応する夫々の変数或いは定数を指すものとする。 また通電命令STは溶接チップ8,9が所定の溶接点に
当接されて所定の時間(スクイズ時間)が経過したと
き、溶接機本体制御回路からCPU16に供給される。 通電命令STが到来すると、CPU16はフリップフロ
ップ15にリセット信号Rを供給する(ステップS
4)。これによりフリップフロップ15の出力Qは
「0」になる。次いでインバータ4にスイッチ信号SW
を供給し、このときの識別符号IDxに対応する制御目
標値MIxで溶接電流Iの通電を開始する(ステップS
5,第2図t0)。ワークを流れる溶接電流Iの大きさ
はデジタル値DIで表わされる。CPU16はこのデジ
タル値DIを基に溶接電流Iが制御目標値MIxになる
ように、制御信号CSで交流AFのデューティ比を制御
する。 次にステップS6に進み通電開始時点t0から所定時間
T1が経過するのを待つ。一般にチップ間電圧VC1,
VC2は通電開始後第2図(B),(C)に示すように
変化する。そこで本実施例では通電開始後すぐにはゲー
ト回路14を導通させず、時間T1だけ遅らせてゲート
回路14を導通させる。この様にすると通電当初の電圧
降下で仮にパルスDPが発生したとしてもこれをスプラ
ッシュとして誤って検出するようなことが無い。 なおこの時間T1は識別符号ID0〜IDnが付された溶
接箇所の各性状に対応しうるよう変更可能にしておくと
良い。 時間T1が経過したらゲート回路14にゲート信号Gを
供給する(ステップS7)。次いでS8に進み所定時間
T2が経過するのを待つ(第2図(E))。 この時間T2は所定通電時間T3(第2図(A))と時
間T1の差より稍短い時間とする。この時間T2内にス
プラッシュが発生すると、ゲート回路14の出力(OU
T)にパルスDP1が現れ(第2図(F))フリップフ
ロップ15がセットされる。 所定時間T2が経過したらゲート信号Gの供給を停止す
る(ステップS9)。次いでステップS10に進みイン
バータ4へのスイッチ信号SWの供給を停止し通電を終
了する。そして溶接機本体制御回路に通電完了信号Eを
送出する(ステップS11)。溶接機本体制御回路はこ
の信号Eに応動して溶接チップ8,9を次の溶接点に移
動する。 次いでステップS12に進みCPU16はこのときのQ
の値が「1」か否かを検査する。その答が「はい」であ
るときはそのときの識別符号IDxに対応したスプラッ
シュ発生回数Yxに「1」を加える(ステップS1
3)。また、答が「いいえ」のときはこのステップS1
3をバイパスしてステップS14に進む。ここでこのと
きの識別符号IDxに対応する打点数積算値Pxに1を
加える。 そして次のステップS15でこの打点数積算値Pxが2
0になったか否かを検査する。この第1の実施例では識
別符号ID0〜IDn夫々についての溶接実行打点数を
これらに対応する変数P0〜Pnで別々に積算する。そ
してこの値が20に達する迄にスプラッシュを発生した
溶接打点数を識別符号ID0〜IDn夫々に対応する変
数Y0〜Ynで積算し、これを基にスプラッシュの比率
を求める。 このステップS14で溶接実行打点数Pxが20に達し
ていないときここでの答は「いいえ」となる。この場合
CPU16はステップS3に戻り同様の処理、即ちその
とき供給された識別符号IDxに対応した電流値I=M
Ixを通電し、スプラッシュが出れば対応するYxに
「1」を加算し、そして対応する打点数積算値Pxに
「1」を加算する、という処理を繰返す。 而して各溶接箇所の識別符号ID0〜IDnに従って制
御目標値MI0〜MInが選択され溶接が実行される
と、やがて打点数積算値P0〜Pnの何れかが「20」
に達する。これによりこのステップS15での答は「は
い」となり、CPU16はステップS16に進む。 本実施例では同じ識別符号IDxに属する溶接打点20
打点に対するスプラッシュ発生打点数を管理するに際
し、「6」を中心値、「7」を管理上限、「5」を管理
下限とする。ステップS16,S17はこれらを判断す
るもので、管理上限を超えたときはこのステップS17
での答が「はい」となり、CPU16はそのときの識別
符号IDxに対応する制御目標値MIxから所定の調整
値MAを減算する(ステップS18)。そしてステップ
S2に戻る。 又、管理限界内にあるときはステップS16,S17で
の答が「いいえ」となり、CPU16はそのときの制御
目標値MIxを変更することなくステップS2に戻る。 又、管理下限を下回ったときは、ステップS16での答
が「いいえ」、ステップS17での答が「はい」とな
り、ステップS19に進んでCPU16はそのときの制
御目標値MIxに所定の調整値MAを加算する。 なお溶接電流Iは大き過ぎるとナゲットに欠陥が生ずる
虞れが有る。又、電流供給能力にも自ずから限界が有
る。そこで本実施例では、ステップS19でそのときの
制御目標値MIxを増加させた場合、次のステップS2
0に於いてそれが上限値MMを超えているかいないかを
検査する。そしてそのときの制御目標値MIxが上限値
MMを超えていた場合はステップS21に進み、溶接機
本体制御回路に対し最大電流到達信号MXを供給しこの
ルーチンを一旦終了する。又、増加後のMIxが上限値
MMを超えていないときはステップS2に戻る。 このステップS16〜S21の処理は打点数積算値P0
〜Pnの何れかが「20」に達する都度、それに対応す
る制御目標値MI0〜MInに対して実行される。 調整値MAは識別符号ID0〜IDnに属する夫々の溶
接箇所の性状、ワーク、溶接機の特性に照し、手動で調
整していた従来の例に倣って定める。 次に第2の実施例の動作を説明する。この実施例では溶
接実行打点数に対するスプラッシュ発生打点数の比率を
移動平均で求める。第5図にこの為の記録手段たるRA
M17のメモリ割付けを示す。この実施例では識別符号
ID0〜IDnに関し夫々20個の溶接打点についてス
プラッシュの有無を記録することとしており、アドレス
AS0〜ASnを夫々の先頭アドレスとする各20個の
アドレスをこの記録の為に用いる。(第5図にはAS0
〜AS1を先頭アドレスとする各20個のアドレスのみ
を示す。なお各アドレスの中に表示されている数字は記
録されているデータの一例を示し、「0」はスプラッシ
ュ無し、「1」はスプラッシュ有りを示す。 第4図を引用してこの第2の実施例の動作を説明する。
CPU16は始めに識別符号ID0〜IDnの夫々に対
して設定された変数A1〜An(メモリアドレス指示
用)の値を夫々の先頭アドレスAS0〜ASnに設定す
る(ステップS30)。次いで第1の実施例と同じ内容
のステップS1を実行する。次に識別符号ID0〜ID
nの夫々に対するスプラッシュの発生回数Y0〜Yn
と、同じ識別符号IDxに属する溶接打点の数が最初の
20打点に達したか否かを示す夫々のフラグR0〜Rn
を「0」にする(ステップS31)。この後第1の実施
例と同じ内容のステップS3〜S11を実行する。 つぎにCPU16はそのときの識別符号IDxに対応す
るフラグRxが「1」か否かを認識する(ステップS3
2)。本実施例では同じ識別符号IDxに属する溶接箇
所について最初の20打点目迄まではアドレスAxの値
をASxからASx+19までインクリメントしつつ当
該アドレスにそのときの各溶接打点のスプラッシュの有
無を記録する。またこのときスプラッシュが有ればその
ときのスプラッシュ発生回数Yxに「1」を加算する。
一方、同じ識別符号ID0〜IDnに属する溶接打点で
も21打点目以降に就いては、20打点ごとにアドレス
Aの値をASxに戻すことによりこのアドレスの範囲に
当該溶接打点から20打点前迄のスプラッシュ発生状況
が循環的に記録されるようにする。そしてこの21打点
目以降についてはその溶接打点が1つ増す毎にその前の
20打点についてのスプラッシュ発生比率を確認し溶接
電流制御目標値MIxの調整を行なう。この為夫々の識
別符号ID0〜IDn毎にその最初の20打点を境に流
れを変更する必要が有り、フラグR0〜Rnはこの判断
の為に使用される。 而してステップS31でRxは当初「0」に設定されて
いる。従ってこのステップS32の答は「いいえ」とな
る。CPU16は前述の通りAxが示すアドレスにフリ
ップフロップ15の出力Q、即ちスプラッシュの有無を
表すデータを格納する(ステップS33)。そして第1
の実施例と同じ内容のステップS12,S13を実行す
る。 次のステップS34でCPU16はアドレスAxがAS
x+19になったか否か、即ち最初の20打点の記録が
終ったか否かを検査する。20打点に達していないとき
ここでの答は「いいえ」であり、CPU16はAxの値
をインクリメント(ステップS35)した後ステップS
3に戻りそのとき供給された識別符号IDxに関し同様
の処理を繰返す。 同一の識別符号IDxについての最初の20打点の結果
を記録するとこのステップS34での答は「はい」とな
る。これによりCPU16はステップS36に進みフラ
グRxを「1」にした後Axの値を「ASx」に戻す
(ステップ37)。そして又ステップS3に戻る。 Rxが「1」となった後はステップS32からステップ
S38へと進む。ここでCPU16はAxが示すアドレ
スに格納されている値をBとして読出す。次いでこのB
からそのときのフリップフロップ15の出力Qを減算す
る(ステップS39)。 このステップS39は、同じ識別番号についてそこから
20打点前のフリップフロップ15の出力Qの値(変数
としてはB)とそのときの溶接点に於けるフリップフロ
ップ15の出力Qの値とを比較する為のもので、その結
果によりそのときの識別符号IDxに対応したスプラッ
シュ発生回数Yxの値を増減する。ここで先ずその差D
が「0」を示すときはそのときのスプラッシュの有無と
20打点前のスプラッシュの有無が一致している状態で
ある。従ってこの場合スプラッシュ発生数たるYxの値
を変更する必要はなく、CPU16はステップS40,
S41から第1の実施例と同じ内容のS16へと進む。 また差Dが「1」を示すときは今回スプラッシュ無し、
20打点前スプラッシュ有りの状態である。そこでステ
ップS43でそのときの識別符号IDxに対応したスプ
ラッシュ発生回数Yxの値を「1」だけ減算し、次のス
テップS44でAxが示しているアドレスに新たなQ
(=0)を記録する。 また差Dが「−1」を示すときはその逆の状態にある。
従ってCPU16はステップS45に進みそのときの識
別符号IDxに対応したスプラッシュ発生回数Yxに
「1」を加算すると共に、次のステップS44でAxが
示すアドレスに新たなQの値(=1)を記録する。 そしてCPU16は第1の実施例と同じ内容のステップ
S16〜S21を実行する。なおステップS18を実行
した後、並びにステップS17及びS20に於て答が
「いいえ」のときは、夫々ステップS34に進む。又、
同じ識別番号IDxに属する最初の20打点を終了した
ときフラグRxを「1」にしているので、それ以後の溶
接打点についてステップS36で再度フラグRxを
「1」にする必要は無い。ここでは同じルーチンを利用
しプログラムの量を少なくする為このステップS36を
再度実行している。
【他の実施例】 本実施例では溶接電流について各制御目標値を調整した
が、溶接時間等、他の溶接条件について各制御目標値を
調整するようにしてもよい。また二つ以上の溶接条件に
ついて夫々の各制御目標値を同時に調整するようにして
も良い。 又、サンプルの採り方、その数、比率の求め方はワー
ク、溶接機の特性などに合せて工夫をすると良い。 更にスプラッシュの検知についても、例えば受光素子で
その発生を検知する、圧力センサで加圧力の変動を検知
する、位置センサで溶接チップ移動を検出する、A−D
変換器とCPUを用いて、或いは交流1サイクルのチッ
プ間電圧VCの積分値で溶接電流Iの積分値を除して抵
抗変化を検出するなど、実施例以外の手法を用いて構わ
ない。 更に本実施例はインバータ方式についてのものである
が、交流方式、コンデンサ方式等、他の方式のものにも
本発明を適用し得る。
が、溶接時間等、他の溶接条件について各制御目標値を
調整するようにしてもよい。また二つ以上の溶接条件に
ついて夫々の各制御目標値を同時に調整するようにして
も良い。 又、サンプルの採り方、その数、比率の求め方はワー
ク、溶接機の特性などに合せて工夫をすると良い。 更にスプラッシュの検知についても、例えば受光素子で
その発生を検知する、圧力センサで加圧力の変動を検知
する、位置センサで溶接チップ移動を検出する、A−D
変換器とCPUを用いて、或いは交流1サイクルのチッ
プ間電圧VCの積分値で溶接電流Iの積分値を除して抵
抗変化を検出するなど、実施例以外の手法を用いて構わ
ない。 更に本実施例はインバータ方式についてのものである
が、交流方式、コンデンサ方式等、他の方式のものにも
本発明を適用し得る。
以上説明したように本発明ではスプラッシュが所定の比
率で発生するように1又は2以上の溶接条件に関しその
各制御目標値を調整するようにした。従ってワーク夫々
の間に或いは同じ識別符号に属する溶接箇所夫々の間に
その性状のバラつきが有ったとしてもこれに柔軟に対応
することが出来、各制御目標値を的確な値に維持するこ
とが出来る。 また溶接チップ先端が徐々に太くなっていく現象に対し
ても、その変化がスプラッシュの発生状況に反映される
ので、本発明で各制御目標値を調整するようにすれば溶
接チップ径の増加にも自然に対応し、従来のステップア
ップ制御は不用になる。 そして又この様に程々にスプラッシュが発生するような
溶接条件下では、スプラッシュは従来のものに比べ遥か
に弱いものとなる。従って作業者に対する危険度、機器
の損耗度、チップの摩耗度を一段と小さくすることが出
来る。 更に又スプラッシュが程々に出ているので、スプラッシ
ュが毎回出るような過度の値に各制御目標値を設定する
ようなことも無くなって溶接品質の向上、均一化が図れ
る。
率で発生するように1又は2以上の溶接条件に関しその
各制御目標値を調整するようにした。従ってワーク夫々
の間に或いは同じ識別符号に属する溶接箇所夫々の間に
その性状のバラつきが有ったとしてもこれに柔軟に対応
することが出来、各制御目標値を的確な値に維持するこ
とが出来る。 また溶接チップ先端が徐々に太くなっていく現象に対し
ても、その変化がスプラッシュの発生状況に反映される
ので、本発明で各制御目標値を調整するようにすれば溶
接チップ径の増加にも自然に対応し、従来のステップア
ップ制御は不用になる。 そして又この様に程々にスプラッシュが発生するような
溶接条件下では、スプラッシュは従来のものに比べ遥か
に弱いものとなる。従って作業者に対する危険度、機器
の損耗度、チップの摩耗度を一段と小さくすることが出
来る。 更に又スプラッシュが程々に出ているので、スプラッシ
ュが毎回出るような過度の値に各制御目標値を設定する
ようなことも無くなって溶接品質の向上、均一化が図れ
る。
図は本発明の一実施例を示し、第1図は回路構成を示す
ブロック図、第2図は各信号を示す波形図、第3図は第
1の実施例の処理手順を示す流れ図、第4図は第2の実
施例の処理手順を示す流れ図、第5図はメモリ割付を示
す線図である。 4,11,12,16〜19,23……通電制御手段、
13〜15……検知手段、 16〜19,23……算出手段,調整手段、 ID0〜IDn,IDx……識別符号、 MI0〜MIn……制御目標値。
ブロック図、第2図は各信号を示す波形図、第3図は第
1の実施例の処理手順を示す流れ図、第4図は第2の実
施例の処理手順を示す流れ図、第5図はメモリ割付を示
す線図である。 4,11,12,16〜19,23……通電制御手段、
13〜15……検知手段、 16〜19,23……算出手段,調整手段、 ID0〜IDn,IDx……識別符号、 MI0〜MIn……制御目標値。
Claims (1)
- 【請求項1】溶接箇所ごとに与えられる識別符号に基い
て複数個の制御目標値の中から一を選択し、該目標値に
従って通電を実施する通電制御手段と、スプラッシュ発
生を検知する検知手段と、同一の識別符号の溶接箇所に
ついての所定の溶接実行打点数に対するスプラッシュ発
生打点数の比率を算出する算出手段と、該比率が所定の
範囲に収まるよう夫々の識別符号に対応する制御目標値
を調整する調整手段を備えたことを特徴とする抵抗溶接
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27919390A JPH0651235B2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 抵抗溶接制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27919390A JPH0651235B2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 抵抗溶接制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04158988A JPH04158988A (ja) | 1992-06-02 |
| JPH0651235B2 true JPH0651235B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=17607733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27919390A Expired - Lifetime JPH0651235B2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 抵抗溶接制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651235B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-19 JP JP27919390A patent/JPH0651235B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04158988A (ja) | 1992-06-02 |
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